JP2002322781A - 指標体付き手すり - Google Patents

指標体付き手すり

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JP2002322781A
JP2002322781A JP2001125117A JP2001125117A JP2002322781A JP 2002322781 A JP2002322781 A JP 2002322781A JP 2001125117 A JP2001125117 A JP 2001125117A JP 2001125117 A JP2001125117 A JP 2001125117A JP 2002322781 A JP2002322781 A JP 2002322781A
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JP
Japan
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handrail
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handrail body
person
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JP2001125117A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Okajima
伸明 岡島
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OKAJIMA KOGYO KK
Original Assignee
OKAJIMA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目の不自由な人達でも安全に使いこなせるよ
うにした指標体付き手すりを提供する。 【解決手段】 人がつかまるために設けられる手すり
で、その長尺の手すり本体11の長手方向に複数の指標
体10が凸状に形成され、且つ該指標体10が、手すり
本体11の中央領域では定間隔に配設される一方、手す
り本体11の端に近づくにしたがって隣り合う該指標体
10間の間隔を徐々に狭めて配設されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段やスロープの
上り下り、さらに平坦な所でも安全性を高めるためのガ
イドサポート用として役立つ指標体付き手すりに関し、
特に目の不自由な人に役立つ指標体付き手すりに関す
る。
【0002】
【従来の技術】駅などの階段にはこれに沿って長尺の手
すりがある。スロープや平坦な所、例えば病院などの建
物内でも、老弱者等に負担をかけずに楽に行き来ができ
るよう適宜、手すりが設けられている。さらにバリアフ
リー等の社会的環境整備が進むなかで、手すりが必要と
される多くの箇所に設置されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、手すりがあ
るといっても、盲人,弱視者等にとって使いづらいもの
があった。目の不自由な人達には、手すりがどこから始
まって特にどこで終わるのかといったことが重要である
が、従来の手すりはそれを知るすべがなかった。突然、
手すりが終わってしまって、少なからずびっくりするこ
とがあった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、目
の不自由な人達でも安全に使いこなせるようにした指標
体付き手すりを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の発明の要旨は、人がつかまるために設
けられる手すりで、その長尺の手すり本体の長手方向に
複数の指標体が凸状に形成され、且つ該指標体が、手す
り本体の中央領域では定間隔に配設される一方、手すり
本体の端部域では前記中央領域の間隔より狭めて配設さ
れるようにしたことを特徴とする指標体付き手すりにあ
る。請求項2に記載の発明の要旨は、人がつかまるため
に設けられる手すりで、その長尺の手すり本体の長手方
向に複数の指標体が凸状に形成され、且つ該指標体が、
手すり本体の中央領域では定間隔に配設される一方、手
すり本体の端に近づくにしたがって隣り合う該指標体間
の間隔を徐々に狭めて配設されるようにしたことを特徴
とする指標体付き手すりにある。
【0006】請求項1の発明のごとく、指標体が手すり
本体の中央領域で定間隔に配設される一方、手すり本体
の端部域では前記中央領域の間隔より狭めて配設される
よう設置されると、手すり本体をつかんで前へ進むとき
に、定間隔で指標体を触ってきた人が手すり本体の端に
近づけば指標体間隔が狭くなったと容易に認識できるの
で、手すり本体を掴んでいる手からの信号だけで事前に
手すりが端にきたことを察知できる。さらに、請求項2
の発明のごとく、手すり本体の端に近づくにしたがって
隣り合う該指標体間の間隔が徐々に狭めて配設される
と、手すりの端に近づく度合をより具体的に察知でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の指標体付き手すり
について詳述する。図1〜図6は本発明に係る指標体付
き手すりの一形態で、図1は階段に適用した斜視図、図
2は指標体のピッチ配列を示した説明図、図3は図1の
指標体付き手すり端部の部分拡大斜視図、図4は指標体
付き手すりの端部の拡大正面図、図5は指標体の他態様
図、図6は図1の指標体付き手すりの横断面図である。
【0008】指標体手すり1は手すり本体11と指標体
10とを具備する。手すり本体11は、例えば図1のよ
うな階段上り下りがある所ではそれに沿って直線状の長
い傾斜部分1aが形成され、階段の下に位置するフラッ
トな床面6及び階段を上りきったフラットな床面7のと
ころには傾斜部分1aから延設する水平部分1b,1c
が設けられた長尺形状とする。人が階段を上りきっても
安全に階段から離れることができるようにするためであ
る。手すり本体11は、人がつかまっても大丈夫なよう
に所定の剛性,機械的強度を有する金属製或いは木製等
の長尺部材からなる。ここでの手すり本体11は図示の
ごとく手すりの意匠面側の上面を含んでさらに両側面の
一部をカバーした横断面半割りパイプ形状の長尺材より
なっている。
【0009】指標体10は手すり本体11から凸状に形
成される突起体である。該指標体10は手すり本体11
の長手方向に複数設けられる。指標体10は手すり本体
11の製作時に一体的に造ってもよいし、また手すり本
体11に後から固着する方法でもよい。ここでの指標体
10は図3,図4に示すような正面視三日月タイプのも
のを採用し、これを手すり本体11の上面から左右にま
たがるように設けられる。手すり本体11の上面から指
標体10の頂点までの高さhは数ミリ(3mm〜7mm
程度が好ましい。)のオーダである。目の不自由な人が
手すりをつかまりながら進んでいくときに、高さhが数
ミリあれば指標体10の認識が十分可能だからである
(図6)。高さhが数センチオーダになると、指標体1
0にぶつかったところで手すりから手を一旦離さなけれ
ばならないはめになる。かといって、高さhが低くなり
すぎると、手の触感による指標体10の認識が困難にな
る。各指標体10は側面視で手すり本体11から側面視
半円形の山状に盛り上がっている(図4)。さらに指標
体10と手すり本体11の接合点もアールをつけて手触
りを良好にする。
【0010】長尺の手すり本体11にあって、前記指標
体10は手すり本体11の中央領域では定間隔に配設す
る一方、手すり本体11の端部域では前記中央領域の間
隔より狭めて配設する。より好ましくは、指標体10の
中央領域では定間隔に配設する一方、手すり本体11の
端に近づくにしたがって隣り合う該指標体10間の間隔
を徐々に狭めて配設する。
【0011】例えば手すり本体11の中央領域では50
cmほどの定間隔Lに設定する。手すり本体11の中央
領域は、隣り合う指標体10の間隔が等しい等間隔ゾー
ンとする(図2)。そして、手すり本体11の端に近づ
くにつれ指標体10間の間隔が徐々に狭まっていく間隔
減少ゾーンとする。図4のごとく間隔が…L,L
,L,L,Lとなる。ここで、L>L
>L>L>L である。これにより、目の不自
由な人が本指標体手すり1をつたって前へ進む場合、指
標体10の配設ピッチが等しいところはまだしばらく手
すりが続くことを知る。そして、指標体10の配設ピッ
チが狭くなってきたら、手すりが終わりに近づきつつあ
るのを察知する。
【0012】さらに図1,図2のように、階段が終わり
に近づいた領域を手すり本体11の端部域と設定し、そ
の段階から指標体10の配設ピッチを縮めることもでき
る。これにより階段がもう少しで終わるのを手すり使用
者に教示できるようになる。
【0013】本実施形態は、手すり本体11の片端だけ
でなく両端でその端に近づくにつれ指標体10間の間隔
を徐々に狭めている(図1)。目の不自由な人が手すり
を握った最初は指標体10間の間隔が狭く、そして狭い
所から広い間隔になるのを認識して、手すりのスタート
部分であることを確認できる。駅の階段などで、手すり
を使って上がりだけでなく下りの逆使いした場合にも対
応可能になる。
【0014】前記指標体10は、目の不自由な人が手す
り本体11を手でなぞりながら前へ進む際のしるしとし
て確認できる突起体であれば満足し、図1〜図4に描い
た三日月形に限らない。例えば平面視で図5(イ)〜
(ホ)のような指標体10とすることができる。図示を
省略するが、リング状の指標体10を手すり本体11に
嵌め込んでいってもよい。指標体10の形状は図1〜図
4のごとく同形状のものが設置されるのを原則とする
が、異なる形状の指標体10を組み合わせてもよい。
【0015】本実施形態の指標体付き手すり1は、さら
に手すり本体11の裏面側にゴム製の弾性部材12を装
着する。該弾性部材12は前記手すり本体11の裏面側
で長手方向に向け一体的に取着される。弾性部材12は
図6のごとく横断面略円形にして上半部が手すり本体1
1の下面壁に当接し、下半部がその外表面を手すり本体
11の外側へ出て手すりの下面、さらに手すりの両側面
の一部をカバーする。弾性部材12は接着剤等によって
手すり本体11の裏面側に結合一体化される。
【0016】弾性部材を構成するゴムは、軟らかくて
粘り強く、よく伸びる物質であること、弾性変形が可
能なこと等の特性がある。ゴム製弾性部材が手すり下面
部分に組み付けられると、手すりを握る指TH,Fの箇
所がこのゴム製弾性部材に当たる。軟らかく粘りのある
ゴム質が指になじみ、お年寄りの握力低下した手でも、
金属製等からなる手すりに比べしっかり保持できるよう
になる。そして、ゴムの弾性変形の特性により、手すり
を握る人の握力に応じて手すりがつかまりやすい形に多
少ながら変形を起こす。弾性部材12に用いられるゴム
には、天然ゴムやブタジエンゴム,イソプレンゴム等の
合成ゴム、さらに熱可塑性エラストマー等がある。弾性
変形をさらに大きくできるゴム製発泡体でもよい。該弾
性部材12に抗菌性ゴムを使えば不特定多数の人がつか
まる手すりの特にこの弾性部材12の部分の菌発生を抑
え、衛生向上を図ることもできる。
【0017】図中、符号5は階段の両側にある立壁、符
号2は基端部を立壁に固着して、本弾性部材組付け手す
り1を支持するサポート部材、符号3は当て具を示す。
【0018】このように構成した指標体手すり1は、手
すり本体11をつかまえる手で指標体10に同時に触れ
ていくことができる。そして、手すり本体11の中央領
域の指標体10の配列ピッチより端部域の指標体10の
配列ピッチを狭めれば、目の不自由な人でも指標体10
が定間隔で当たっている限りまだまだ手すりが先に続く
と認識し余裕をもって対処できる。その後、指標体10
の間隔が狭くなれば、手すりがもうすぐ終わるのを事前
にキャッチできる。手すり本体11をつかんでいるその
手だけを使って察知できる。従来のごとく、突然手すり
が終わってしまってビックリするようなことはない。手
すり本体の両端部にピッチを狭める指標体が設けられれ
ば、手すりを最初につかんで前へ進む際、指標体ピッチ
の広がりで手すり本体11の中央領域に入っていくこと
を容易に確認できる。さらに手すり本体11の端に近づ
くにしたがって隣り合う該指標体10間の間隔が徐々に
狭めて配設されるようになっていると、指標体10の間
隔が狭くなる度合でもって利用者は手すりがそろそろ終
わりに近づいているのをより具体的に察知出来る。
【0019】尚、本発明においては、前記実施形態に示
すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。指標体10,手すり本体11等の形
状,大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
【0020】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の指標体付き手す
りは、手すり本体が終わりに近づくと指標体ピッチが狭
まっているので、目の不自由な人達でも手すりが終わる
のを前もって容易にキャッチでき、手すりを安全に使い
こなせるようになり優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る指標体付き手すりの一形態で、階
段に適用したその斜視図である。
【図2】指標体のピッチ配列を示した説明図である。
【図3】図1の指標体付き手すり端部の部分拡大斜視図
である。
【図4】指標体付き手すりの端部の拡大正面図である。
【図5】指標体の他態様図である。
【図6】図1の指標体付き手すりの横断面図である。
【符号の説明】
1 指標体付き手すり 10 指標体 11 手すり本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人がつかまるために設けられる手すり
    で、その長尺の手すり本体の長手方向に複数の指標体が
    凸状に形成され、且つ該指標体が、手すり本体の中央領
    域では定間隔に配設される一方、手すり本体の端部域で
    は前記中央領域の間隔より狭めて配設されるようにした
    ことを特徴とする指標体付き手すり。
  2. 【請求項2】 人がつかまるために設けられる手すり
    で、その長尺の手すり本体の長手方向に複数の指標体が
    凸状に形成され、且つ該指標体が、手すり本体の中央領
    域では定間隔に配設される一方、手すり本体の端に近づ
    くにしたがって隣り合う該指標体間の間隔を徐々に狭め
    て配設されるようにしたことを特徴とする指標体付き手
    すり。
JP2001125117A 2001-04-23 2001-04-23 指標体付き手すり Pending JP2002322781A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075360A1 (ja) * 2005-01-11 2006-07-20 Showa Kasei Company, Ltd. 波型手摺付天板
JP2008045356A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Toyo Exterior Co Ltd 2段ビーム手摺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006075360A1 (ja) * 2005-01-11 2006-07-20 Showa Kasei Company, Ltd. 波型手摺付天板
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