JP2002322712A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2002322712A
JP2002322712A JP2001127421A JP2001127421A JP2002322712A JP 2002322712 A JP2002322712 A JP 2002322712A JP 2001127421 A JP2001127421 A JP 2001127421A JP 2001127421 A JP2001127421 A JP 2001127421A JP 2002322712 A JP2002322712 A JP 2002322712A
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washing
nozzle
cleaning
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JP2001127421A
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English (en)
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Sanenori Ueda
実紀 上田
Tomohide Matsumoto
朋秀 松本
Hajime Miyata
肇 宮田
Akihiko Nakajima
昭彦 中島
Utayoshi Akutsu
詠美 阿久津
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水が股間から便座の外に飛び出してしま
うような不具合がなく、楽な姿勢で前局部を広範囲に洗
浄できる衛生洗浄装置を提供する。 【解決手段】 便座5に着座した人体6の略前方から人
体局部7を洗浄する洗浄ノズル9と、洗浄ノズル9を片
方端部で支持し他端部を回転の軸として揺動する支持部
10と、支持部10を回転駆動する駆動手段11と、駆
動手段11を制御して洗浄ノズル9の位置を移動させる
位置制御手段12とを備え、便座5に着座した人体局部
7の略前方から人体局部7に洗浄水8が当たり、位置制
御手段12が駆動手段11を制御して洗浄ノズル9の位
置を移動させ、洗浄水8が人体局部7に広範囲にわたっ
て確実に当たるように制御するので、洗浄水8が股間か
ら便座5の外に飛び出してしまうような不具合がなく、
楽な姿勢で前局部7を広範囲に洗浄できる衛生洗浄装置
を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水をノズルから
噴出して人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体の局部を衛生的に洗浄する衛生洗浄
装置が普及してきている。以下、従来の衛生洗浄装置に
ついて図面を参照しながら説明する。この種の衛生洗浄
装置は図6に示すように、便座1に座った人体2の局部
に対して、便器後方に設置された本体3より洗浄ノズル
4を繰り出し、人体2の後方から洗浄水を噴出し、局部
の洗浄を行なうものである。
【0003】一方、人体の局部を広く洗浄するものとし
て特開昭62−242030号公報に記載されている衛
生洗浄装置がある。これは洗浄ノズルにラックを設け、
繰り出したノズルをさらにピニオンギアによって前後に
動かし、広い範囲を洗浄するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の衛生洗浄装置は、より広い範囲を洗浄するために洗
浄ノズルを大きく繰出していくと、やがて洗浄水は股間
から外れ、便座の外に飛び出してしまうという課題を有
していた。また、女性の局部は前を向いているため、洗
浄水が股間から外れる寸前まで洗浄ノズルを伸ばしても
なお、洗浄できない部分が残り、特に小用後に女性が局
部を洗浄するには姿勢を前方に傾けたり体を移動させる
必要があり、楽な姿勢で洗浄できないという課題も有し
ていた。また、人体の後方から洗浄水を噴出するため、
肛門に当たった洗浄水がさらに前に流れることもあり、
特に女性の前局部に対して、肛門を通った洗浄水が当た
ることは女性の衛生意識として違和感があるなどの課題
を有していた。
【0005】本発明は上記の課題を解決するもので、洗
浄水が股間から便座の外に飛び出してしまうような不具
合がなく確実に局部に洗浄水が当たり、前局部を楽な姿
勢で広範囲に洗浄できる衛生洗浄装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、便座に着座した人体局部の略前方から人体
前局部を洗浄する洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記
洗浄ノズルを片方端部で支持し他端部を回転の軸として
揺動する支持部と、前記支持部を回転駆動する駆動手段
と、前記駆動手段を制御して前記洗浄ノズルの位置を移
動させる位置制御手段とを備えたものである。
【0007】本発明によれば、便座に着座した人体局部
の略前方から人体局部に洗浄水が当たり、位置制御手段
が駆動手段を制御して、支持部に支持された洗浄ノズル
の位置を移動させ、洗浄水が人体局部に当たる位置を制
御するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、便座に
着座した人体局部の略前方から人体局部を洗浄する洗浄
水を噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを片方端部
で支持し他端部を回転の軸として揺動する支持部と、前
記支持部を回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制
御して前記洗浄ノズルの位置を移動させる位置制御手段
とを備えたものである。この構成により、便座に着座し
た人体局部の略前方から人体局部に洗浄水が当たり、位
置制御手段が支持部を回転駆動する駆動手段を制御し
て、支持部に支持された洗浄ノズルの位置を移動させ、
洗浄水が人体局部に広範囲にわたって確実に当たるよう
に制御するので、洗浄水が股間から便座の外に飛び出し
てしまうような不具合がなく、楽な姿勢で前局部を広範
囲に洗浄できる衛生洗浄装置を提供することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、特に請求項1に
記載の位置制御手段が洗浄ノズルの原点合わせを行なう
原点制御手段と、原点からの駆動パルス数をカウントす
るカウンタとを備えたものである。この構成により、原
点制御手段が洗浄ノズルの原点合わせを行い、カウンタ
が原点からの駆動パルス数をカウントして洗浄ノズルの
位置を管理し、ノズル位置を制御するので、洗浄水が人
体局部に当たる位置を正確に制御することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、便座の略前方に
洗浄ノズル及び支持部を収納する収納部と、前記洗浄ノ
ズルを収納した時に前記洗浄ノズルが対向する位置に原
点合わせ手段を設け、原点制御手段は前記洗浄ノズルを
前記原点合わせ手段に衝突させて原点合わせを行なうも
のである。この構成により、洗浄を行なわない時は洗浄
ノズル及び支持部を便座の略前方に設けた収納部に収納
することができるので、使い勝手がよくなり、また、原
点制御手段は、洗浄ノズルを収納した時に前記洗浄ノズ
ルが対向する位置に設けた原点合わせ手段に洗浄ノズル
を衝突させて原点合わせを行なうので、簡単な構成で洗
浄ノズルの原点位置を決定することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、便座の略前方に
洗浄ノズル及び支持部を収納する収納部と、前記洗浄ノ
ズルを収納した時に前記支持部が対向する位置に原点合
わせ手段を設け、原点制御手段は前記支持部を前記原点
合わせ手段に衝突させて原点合わせを行なうものであ
る。この構成により、洗浄を行なわない時は洗浄ノズル
及び支持部を便座の略前方に設けた収納部に収納するこ
とができるので、使い勝手がよくなり、また、原点制御
手段は、洗浄ノズルを収納した時に前記支持部が対向す
る位置に設けた原点合わせ手段に支持部を衝突させて原
点合わせを行なうので、簡単な構成で洗浄ノズルの原点
位置を決定することができ、原点合わせを行なう時に洗
浄ノズルに直接力がかからないため、洗浄ノズルを強固
な構成にする必要がなくなる。
【0012】請求項5に記載の発明は、便座の略前方に
洗浄ノズル及び支持部を収納する収納部と、前記洗浄ノ
ズルを収納した時に前記洗浄ノズルが対向する位置と前
記支持部が対向する位置の少なくとも2箇所に原点合わ
せ手段を設け、原点制御手段は前記洗浄ノズルを前記原
点合わせ手段に衝突させて原点合わせを行なうものであ
る。この構成により、最初に支持部を支持部が対向する
位置に設けた原点合わせ手段に衝突させて衝突時の衝撃
を吸収させておき、次に洗浄ノズルを洗浄ノズルが対向
する位置に設けた原点合わせ手段に衝突させて原点位置
を決定することができるので、洗浄ノズルと原点合わせ
手段の衝突時の衝撃は少なく洗浄ノズルを強固な構成に
する必要がなくなり、2ヶ所で原点合わせを行なうので
より正確に原点位置を決定することができる。
【0013】請求項6に記載の発明の原点制御手段は位
置制御手段に電源が投入された時に洗浄ノズルの原点合
わせを行なうものである。この構成により、位置制御手
段に電源が投入されるまでの間に洗浄ノズルが移動して
原点がずれていた場合であっても、電源投入時に原点制
御手段が洗浄ノズルの原点合わせを行なうので、使用時
には常に正確な位置制御を行なうことができる。
【0014】請求項7に記載の発明の原点制御手段は人
体局部の洗浄を開始する前に洗浄ノズルの原点合わせを
行なうものである。この構成により、使用者が便座に着
座する時の振動などで洗浄ノズルが原点からずれた場合
であっても、原点制御手段が洗浄ノズルの原点合わせを
行なった後、洗浄を開始するので、常に正確な位置制御
を行なうことができる。
【0015】請求項8に記載の発明の原点制御手段は人
体局部の洗浄を終了後、洗浄ノズルを収納部に収納する
時に洗浄ノズルの原点合わせを行なうものである。この
構成により、人体局部の洗浄を終了後、洗浄ノズルを収
納部に収納する時に、原点制御手段が洗浄ノズルの原点
合わせを行なって洗浄ノズルを停止させるので、次に洗
浄を開始する時には洗浄ノズルの原点合わせを行なわな
くても、正確な位置制御を行なうことができ、洗浄ノズ
ルを洗浄位置まで移動させて洗浄を開始するまでの時間
を短縮することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜5を
参照しながら説明する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける衛生洗浄装置を示した構成図である。図1におい
て、5は洋式便器において使用する便座で、6は便座5
に着座した人体、7は人体6の局部、8は局部7を洗浄
する洗浄水、9は局部7の略前方から洗浄水8を噴出す
る洗浄ノズル、10は片方端部で洗浄ノズル9を支持し
他端部を回転の軸として揺動する支持部、11は支持部
10を回転駆動する駆動手段であるステッピングモー
タ、12はステッピングモータ11を制御して洗浄ノズ
ル9の位置を移動させる位置制御手段である。
【0018】図2、図3にノズル構成の詳細図を示す。
図2は便座要部の平面断面図であり、図3は便座要部の
側面断面図である。図2、図3において、13は便座裏
蓋であり、便座裏蓋上に洗浄ノズルユニット14が固定
されている。洗浄ノズルユニット14は、基台15上に
設置された、駆動用のステッピングモーター11とステ
ッピングモーター11に直結され駆動される支持部10
からなる。支持部10は中空構造となっており、ステッ
ピングモーター11側に洗浄水流入部16を持ち、一方
の他端に取り付けられている洗浄ノズル9に洗浄水8を
導くようになっている。支持部10の洗浄水流入部16
は便座内部を経由して洗浄便座本体内部に設けられてい
る給水部(図示せず)に接続配管されている。また、1
7は便座5に下に凹状に設け、洗浄ノズル9及び支持部
10を収納するための収納部である。18は洗浄ノズル
9を便座5の収納部17に収納した時に洗浄ノズル9が
対向する位置に設け、洗浄ノズル9の原点を位置決めす
る原点合わせ手段であるストッパである。
【0019】図3において、洗浄ノズル9及び支持部1
0が収納部17に収納された状態を実線で示し、洗浄位
置に移動した状態を破線で示している。また、位置制御
手段12は洗浄ノズル9の原点位置を合わせる原点制御
手段19と、原点からの駆動パルスをカウントするカウ
ンタ20を備えている。
【0020】図4に使用者が操作するリモコン21の一
例を示す。22は洗浄を開始する洗浄開始スイッチで、
膣を中心に洗浄するモードを指定する膣洗浄スイッチ2
3、尿道口を中心に洗浄するモードを指定する尿道洗浄
スイッチ24、尿道口から肛門近くまでの広範囲を洗浄
するモードを指定する広範囲洗浄スイッチ25からな
る。26は洗浄を停止する洗浄停止スイッチである。
【0021】上記構成において洗浄ノズル9の動作を説
明する。
【0022】まず、衛生洗浄装置の電源が投入されて位
置制御手段12に電源が投入されると、原点制御手段1
9がステッピングモータ11に所定のパルスを出力して
支持部10を便座上方に向けて回転駆動させ、洗浄ノズ
ル9をストッパ18に衝突させて停止させ、洗浄ノズル
9の原点合わせを行なう。これは、位置制御手段12に
電源が投入されるまでの間に洗浄ノズルが原点位置から
大きく移動している可能性があるためである。従って、
原点制御手段19がステッピングモータ11に出力する
パルス数は十分大きい値であり、例えば支持部10を9
0°以上回転させるのに必要なパルス数が好ましい。ま
た、ストッパ18は洗浄ノズル9を受け止めて、原点の
位置決めを正確にする必要があるため、硬度の高い樹脂
材料で構成する。そして洗浄ノズル9はストッパ18に
衝突する時に力がかかっても変形しないように、支持部
10と一体成形するなど、強固な構成とする。
【0023】次に、リモコン21の洗浄開始スイッチ2
2が操作されると、洗浄を開始する前に、再び、原点制
御手段19がステッピングモータ11に所定のパルスを
出力して支持部10を便座上方に向けて回転駆動させ、
洗浄ノズル9をストッパ18に衝突させ、洗浄ノズル9
の原点合わせを行なう。これは、使用者が便座に着座す
る時に便座が振動して洗浄ノズルが原点からずれる可能
性があるために行なう。従ってこのとき出力するパルス
数は電源投入時に原点合わせのために出力するパルス数
より少なくて良い。原点合わせが終了後、カウンタ20
が原点からの駆動パルス数を所定の数までカウントし、
位置制御手段12が駆動パルスをステッピングモータ1
1に出力し、洗浄ノズル9を便座下方の洗浄位置に回転
移動させる。そして洗浄位置において、本体給水部(図
示せず)が作動して、洗浄水8が支持部10内に送られ
て洗浄ノズル9から噴出され、図1に示すように便座5
に着座した人体6の前方から局部7を洗浄する。
【0024】ここで、カウンタ20によりカウントされ
る数字は洗浄ノズル9の現在位置を表わし、支持部10
の原点位置からの回転角度と対応している。ステッピン
グモータの仕様により異なるが、例えば64パルスで回
転角度が11.25°回転するステッピングモータを用
いた場合を例にとって各洗浄モードの動きを具体的に説
明する。
【0025】膣洗浄スイッチ23が操作されると、原点
制御手段19が洗浄ノズル9の原点合わせを行なった
後、カウンタ20は379パルスをカウントして、位置
制御手段12は支持部10を66.8°回転させて停止
させる。そして洗浄ノズル9から洗浄水8が噴出し、人
体局部7の膣位置を中心に洗浄するものである。
【0026】また、尿道洗浄スイッチ24が操作される
と、原点制御手段19が洗浄ノズル9の原点合わせを行
なった後、カウンタ20は410パルスをカウントし
て、位置制御手段12は支持部10を72°回転させて
停止させる。そして洗浄ノズル9から洗浄水8が噴出
し、人体局部7の尿道口を中心に洗浄するものである。
【0027】また、広範囲洗浄スイッチ25が操作され
ると、原点制御手段19が洗浄ノズル9の原点合わせを
行なった後、まず、カウンタ20は379パルスをカウ
ントして、位置制御手段12は支持部10を66.8°
回転させ、洗浄ノズル9から洗浄水8を噴出させて膣位
置から洗浄を開始する。そして、カウンタ20は引き続
いて410パルスまでカウントし、支持部10は回転角
度72°まで回転して尿道口まで洗浄しながら移動す
る。次に、カウンタ20は342パルスまでカウントダ
ウンして、支持部10を原点からの回転角度が60.1
°になるまで逆回転させる。このとき洗浄水8は尿道口
から膣を通って肛門近くまで移動しながら洗浄する。そ
して、カウンタ20が342パルスと410パルスの間
でカウントし続け、支持部10は回転角度が60.1°
と72°の間を往復回転移動することにより、尿道口か
ら肛門近くまでを何回も往復洗浄することができる。
【0028】以上ように位置制御手段12は洗浄モード
によってカウンタ20がカウウントする駆動パルス数を
管理することにより、洗浄ノズルの位置を細かく制御し
ている。
【0029】洗浄停止スイッチ26が押されると、まず
洗浄水の供給が停止する。そして、カウンタ20はカウ
ント数が0になるまでカウントダウンし、位置制御手段
12は支持部10を回転角度が0°の原点位置になるま
で逆回転させて、洗浄ノズル9及び支持部10が便座5
の収納部17に収納された状態で停止させる。
【0030】以上、本発明の実施例の衛生洗浄装置は、
洗浄ノズル9を支持部10の片方端部に支持し、支持部
10の他端部を回転の軸としてステッピングモータ11
により駆動し、洗浄ノズル9を人体6の略前方で回転移
動させる構成とし、位置制御手段12の原点制御手段1
9が洗浄ノズル9の原点位置を合わせて、カウンタ20
がステッピングモータ11の駆動パルスをカウントする
ことにより洗浄ノズル9の位置を正確に制御するもので
ある。
【0031】従って、便座5に着座した人体局部7の略
前方から人体局部7に洗浄水8が確実に当たり、洗浄水
が股間から便座の外に飛び出してしまうような不具合を
改善することができる。また、女性の局部に対して肛門
に当った洗浄水が流れる心配がなく非常に衛生的であ
る。さらに、姿勢を前方に傾けたり身体を移動させるこ
となく、楽な姿勢で尿道口周辺から肛門近くにかけて広
範囲に洗浄することができる。
【0032】また、洗浄ノズル9を使用しない時は便座
5の略前方に設けた収納部17に洗浄ノズル9及び支持
部10を収納する構成としたので、使い勝手が良く、外
観的にも良好である。
【0033】また、洗浄ノズル9を収納部17に収納し
た時に洗浄ノズル9が対向する位置にストッパ18を設
け、原点制御手段19は、ストッパ18に洗浄ノズル9
を衝突させて原点合わせを行なうので、簡単な構成で洗
浄ノズルの原点位置を決定することができる。
【0034】また、位置制御手段12に電源が投入され
るまでの間に洗浄ノズルが移動して原点がずれていた場
合であっても、原点制御手段19が位置制御手段12に
電源が投入された時に洗浄ノズル9の原点合わせを行な
うので、使用時には常に正確な位置制御を行なうことが
できる。
【0035】また、使用者が便座5に着座する時の振動
などで洗浄ノズル9が原点からずれた場合であっても、
原点制御手段19が洗浄ノズル9の原点合わせを行なっ
た後、洗浄を開始するので、常に正確な位置制御を行な
うことができる。
【0036】なお、本実施例では、洗浄ノズル9を収納
部17に収納した時に洗浄ノズル9が対向する位置にス
トッパ18を設け、原点制御手段19がストッパ18に
洗浄ノズル9を衝突させて原点合わせを行なう構成とし
たが、洗浄ノズル9を収納部17に収納した時に支持部
10が対向する位置にストッパ18を設け、原点制御手
段19がストッパ18に支持部10を衝突させて原点合
わせを行なう構成としても良い。この場合、簡単な構成
で洗浄ノズルの原点位置を決定することができ、原点合
わせを行なう時に洗浄ノズル9に直接力がかからないた
め、洗浄ノズルを強固な構成にする必要がなくなる。
【0037】また、本実施例では洗浄を開始する前に原
点制御手段19が原点合わせを行う構成としたが、洗浄
終了後に洗浄ノズル9を便座5の収納部17に収納する
時に原点制御手段19が洗浄ノズル9をストッパ18に
衝突させて原点合わせを行う構成としても良い。この構
成により、次に洗浄を開始する時には洗浄ノズル9の原
点合わせを行なわなくても、正確な位置制御を行なうこ
とができ、洗浄ノズルを洗浄位置まで移動させて洗浄を
開始するまでの時間を短縮することができる。
【0038】(実施例2)図5は本発明の実施例2にお
ける衛生洗浄装置の便座要部の側面断面図である。図5
において実施例1の構成と異なるところは、洗浄ノズル
9の原点を位置決めする原点合わせ手段として、洗浄ノ
ズル9及び支持部10を便座5の収納部17に収納した
時に支持部10が対向する位置に、柔らかい発砲性の樹
脂材料で構成した第2のストッパ27を設けた点であ
る。
【0039】上記構成において、原点制御手段19はス
テッピングモータ11に所定のパルスを出力して支持部
10を便座上方に向けて回転駆動させて原点あわせを行
う。このとき、まず、支持部10が柔らかい発砲性の樹
脂材料で構成した第2のストッパ27に衝突し、次に洗
浄ノズル9が硬度の高い樹脂材料で構成したストッパ1
8に衝突して洗浄ノズル9の原点位置が決定されるもの
である。従って、最初に支持部10を第2のストッパ2
7に衝突させて衝突時の衝撃を吸収させておき、次に洗
浄ノズル9をストッパ18に衝突させて原点位置を決定
することができるので、洗浄ノズル9とストッパ18の
衝突時の衝撃は少なくなり、洗浄ノズル9を強固な構成
にする必要がなくなる。そして、2ヶ所で原点合わせを
行なうのでより正確に原点位置を決定することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、便座に
着座した人体局部の略前方から人体局部に洗浄水が当た
り、肛門を通った洗浄水が当たることがなく非常に衛生
的である。そして、位置制御手段が、洗浄水が人体局部
に広範囲にわたって確実に当たるように、洗浄ノズルの
位置を制御するので、洗浄水が股間から便座の外に飛び
出してしまうような不具合がなく、楽な姿勢で前局部を
広範囲に洗浄できる衛生洗浄装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における衛生洗浄装置の側面
から見た構成図
【図2】本発明の実施例1における衛生洗浄装置の便座
要部の上から見た構成図
【図3】本発明の実施例1における衛生洗浄装置の便座
要部の構成図
【図4】本発明の実施例1における衛生洗浄装置のリモ
コンの平面図
【図5】本発明の実施例2における衛生洗浄装置の便座
要部の側面から見た構成図
【図6】従来の衛生洗浄装置の側面断面図
【符号の説明】
5 便座 6 人体 7 局部 8 洗浄水 9 洗浄ノズル 10 支持部 11 ステッピングモータ(駆動手段) 12 位置制御手段 17 収納部 18 ストッパ(原点合わせ手段) 19 原点制御手段 20 カウンタ 27 第2のストッパ(原点合わせ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 肇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中島 昭彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿久津 詠美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座に着座した人体局部の略前方から人
    体局部を洗浄する洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記
    洗浄ノズルを片方端部で支持し他端部を回転の軸として
    揺動する支持部と、前記支持部を回転駆動する駆動手段
    と、前記駆動手段を制御して前記洗浄ノズルの位置を移
    動させる位置制御手段とを備えた衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 位置制御手段は洗浄ノズルの原点合わせ
    を行なう原点制御手段と、原点からの駆動パルス数をカ
    ウントするカウンタとを有する請求項1記載の衛生洗浄
    装置。
  3. 【請求項3】 便座の略前方に洗浄ノズル及び支持部を
    収納する収納部と、前記洗浄ノズルを収納した時に前記
    洗浄ノズルが対向する位置に原点合わせ手段を設け、原
    点制御手段は前記洗浄ノズルを前記原点合わせ手段に衝
    突させて原点合わせを行なう請求項2記載の衛生洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 便座の略前方に洗浄ノズル及び支持部を
    収納する収納部と、前記洗浄ノズルを収納した時に前記
    支持部が対向する位置に原点合わせ手段を設け、原点制
    御手段は前記支持部を前記原点合わせ手段に衝突させて
    原点合わせを行なう請求項2記載の衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 便座の略前方に洗浄ノズル及び支持部を
    収納する収納部と、前記洗浄ノズルを収納した時に前記
    洗浄ノズルが対向する位置と前記支持部が対向する位置
    の少なくとも2箇所に原点合わせ手段を設け、原点制御
    手段は前記洗浄ノズルを前記原点合わせ手段に衝突させ
    て原点合わせを行なう請求項2記載の衛生洗浄装置。
  6. 【請求項6】 原点制御手段は位置制御手段に電源が投
    入された時に洗浄ノズルの原点合わせを行なう請求項2
    〜5のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】 原点制御手段は人体局部の洗浄を開始す
    る前に洗浄ノズルの原点合わせを行なう請求項2〜5の
    いずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
  8. 【請求項8】 原点制御手段は人体局部の洗浄を終了
    後、洗浄ノズルを収納部に収納する時に洗浄ノズルの原
    点合わせを行なう請求項2〜5のいずれか1項に記載の
    衛生洗浄装置。
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JP2018119360A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 Toto株式会社 衛生洗浄装置

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