JP5217965B2 - ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は人体の局部の広範囲を選択的に洗浄または乾燥可能なノズル装置に関するものである。
従来、この種のノズル装置としては、進退可能な一本の棒状のノズルを進出位置において、ノズルの進退方向と直交する方向に揺動させる揺動手段を設けて構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図17は特許文献1に記載された従来のノズル装置を示すものである。図17に示すように、ノズル装置50は先端に噴出口51を備えた棒状のノズル52と、ノズル52を進退駆動する進退駆動手段53と、ノズル52揺動させる揺動手段54から構成されており、非使用時はノズル52後退させておき、使用時はノズル52を進退駆動手段53により人体局部に近い使用位置まで進出させ、使用位置において遥動手段54を駆動することにより、噴出口51の噴出方向を変化させることで人体局部の広い範囲に向けて噴出することが可能なノズル装置である。
特開平6−146377号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、主に人体局部の背面側に対してはノズルを進退方向に駆動させることで噴射することができるが、特に人体局部の前方に向けて効果的に噴射することが困難である。すなわち、特許文献1に記載の構成では、ノズルは1本の棒状であるため、進出距離が限られており、局部全体特に前面側に向けて噴射するためには、噴射角度を水平面に近い角度にする必要があり、その場合、局部に対して噴射角度が浅くなるため、局部を舐めるようにしか噴射されず、十分な効果が期待できない。
一方、局部から前面側まで効果的に噴射できるようにノズルを長手方向に長く構成しようとしても、便器の上には使用者が座る便座の他に使用後に便を洗い流す水を溜めておくロータンクやフラッシュバルブがあったり、そもそもトイレ空間自体が狭かったりして、便器後方にはスペース的に余裕がなく、一般的に奥行き180〜200mmの空間内に収納する必要があり、単純にノズルを長くするのは困難である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、省スペースで広範囲を洗浄または乾燥できるノズル装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のノズル装置は、少なくとも1個以上の噴出口と、噴出口に個別に連通する流路を備えた第1ノズルと、第1ノズルを進退可能に支持し、第1ノズルの少なくとも一部を収容可能な第2ノズルと、第2ノズルを進退可能に支持し、第2ノズルを収容可能なノズルマウントと、第1ノズルを進退駆動させる駆動手段と、第1ノズルを回動駆動させる回動手段と、第1ノズルと第2ノズルとを連結し、一体となって進退駆動させる進退連結手段を備えたノズル装置としたものである。
これによって、ノズル装置の使用時は、第1ノズルと第2ノズルは継合伸長した状態でノズルマウントより突出し、非使用時の収納状態では第1ノズルの一部を収納した第2ノズルがノズルマウントに収容されるという構成のため、1本のノズルを進退駆動させるよりも、非使用時は伸縮方向の長さを短くできるのでノズル装置全体およびそれを使用する衛生洗浄装置全体を小型にすることが可能となり省スペースの効果を得ることができる。
この場合、第1ノズルと第2ノズルとを連結し、一体となって進退駆動させる進退連結手段を備えたことで、第1ノズルと第2ノズルをひとつの駆動手段で駆動することができ、小型軽量を図ることができ、より省スペースの効果を図ることができる。
また、使用時はノズルを長く突出ができるため、人体局部の前方まで突出することができ、局部に対して垂直に近い角度で洗浄水や乾燥温風を吹き付けることができ、洗浄および乾燥の効果を向上することができる。
しかも駆動手段と回動手段により、噴出位置および噴出方向を前後左右に変化させることが可能であるため、それぞれの洗浄または乾燥に最適な位置および範囲を選択することができ、洗浄および乾燥の効率を向上することができる。
以上のように本発明によれば、省スペースで局部を効果的に洗浄または乾燥できるノズル装置を提供できる。
第1の発明は、少なくとも1個以上の噴出口と、前記噴出口に個別に連通する流路を備えた第1ノズルと、前記第1ノズルを進退可能に支持し、前記第1ノズルの少なくとも一部を収容可能な第2ノズルと、前記第2ノズルを進退可能に支持し、前記第2ノズルを収容可能なノズルマウントと、前記第1ノズルを進退駆動させる駆動手段と、前記第1ノズルを回動駆動させる回動手段と、前記第1ノズルと前記第2ノズルとを連結し、一体となって進退駆動させる進退連結手段を備えたことにより、ノズル装置の使用時は、第1ノズルと第2ノズルは連接伸長した状態でノズルマウントより突出し、非使用時の収納状態では第1ノズルの一部を収納した第2ノズルがノズルマウントに収容されるという構成のため、1本のノズルを進退駆動させるよりも、非使用時は伸縮方向の長さを短くできるのでノズル装置全体およびそれを使用する衛生洗浄装置全体を小型にすることが可能となり省スペースの効果を得ることができる。
この場合、第1ノズルと第2ノズルとを連結し、一体となって進退駆動させる進退連結手段を備えたことで、第1ノズルと第2ノズルをひとつの駆動手段で駆動することができ、小型軽量を図ることができ、より省スペースの効果を図ることができる。
また、使用時はノズルを長く突出ができるため、人体局部の前方まで突出することができ、局部に対して垂直に近い角度で洗浄水や乾燥温風を吹き付けることができ、洗浄および乾燥の効果を向上することができる。
しかも駆動手段と回動手段により、噴出位置および噴出方向を前後左右に変化させることが可能であるため、それぞれの洗浄または乾燥に最適な位置および範囲を選択することができ、洗浄および乾燥の効率を向上することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、駆動手段と回動手段とは互いに独立して駆動することにより、進退駆動をしながら、それとは独立して回動駆動をさせることができ、より自由度の高い洗浄もしくは乾燥が実現できる。
の発明は、特に、第1または第2の発明において、進退連結手段は前記第1ノズルが前記第2ノズルに対して最も縮退した状態で連結し、前記第2ノズルが前記ノズルマウントに対して最も伸長した状態で、前記第2ノズルは進出を規制され、前記第1ノズルのみが進出を継続することにより、前記連結手段の連結が解除されることで、ノズルの伸長動作の途中から第1ノズルは第2ノズルと連結が解除され第1ノズルのみを摺動させるので、広範囲洗浄もしくは乾燥時に駆動手段に対しての負荷が減り、より長寿命のノズル装置が実現できる。
の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記進退連結手段は前記第1ノズルが前記第2ノズルに対して最も伸長した状態で連結し、前記第2ノズルが前記ノズルマウントに対して最も縮退した状態で、前記第2ノズルは後退を規制され、前記第1ノズルのみが後退を継続することにより、前記進退連結手段の連結が解除されることで、第1ノズルと第2ノズルとの相対位置が変わるのは第2ノズルがノズルマウント内に収納されるときに限られるため、第1ノズルと第2ノズルとの継合部からティッシュ屑等のゴミをまき込みながら第1ノズルが第2ノズル内に収納されるのを予防することができる。また、前後摺動を繰り返す洗浄もしくは乾燥モードの際は第1ノズルと第2ノズルとが一体で動くので、両者の継合部での摺動音がせず、より快適なノズル装置が実現できる。
の発明は、特に第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記回動手段は前記第1ノズルを回動することにより、噴出口の噴出方向を変更するために回動動作が必要な第1ノズルを直接回動することにで、回動動作を確実に実施できるとともに、回動手段に対しての負荷が減り、より長寿命のノズル装置が実現できる。
の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記噴出口は、お尻洗浄用、ビデ洗浄用、乾燥用のいずれか1個以上を備えたことにより、使用目的に合わせてノズルの機能を選択することが可能となり、広い範囲の衛生洗浄装置への対応が可能となる。
の発明は、特に第1〜第6のいずれか1つの発明において、前記噴出口の1個は洗浄用と乾燥用に兼用することにより、ノズル装置の構成をシンプルかつ小型にすることができる。
の発明は、第1〜第5のいずれか1つのノズル装置と、着座面を備えた便座と、前記ノズル装置に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、前記流路に洗浄水の流入を選択的に切り替える流路切替手段とを備えたことにより、高機能な洗浄機能を備えた衛生洗浄装置の省スペース化を図ることができる。
の発明は、特に第または第7のノズル装置と、着座面を備えた便座と、前記ノズルに洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、前記ノズルに空気を供給する空気供給手段と、前記流路に流入する空気および洗浄水を選択的に切り替える流路切替手段とを備えたことにより、高機能な洗浄機能と乾燥機能を備えた衛生洗浄装置の省スペース化を図ることが
できる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照にしながら説明する。なお、本実施の形態によって発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるノズル装置を使用した衛生洗浄装置を便器に設置した状態の斜視図を示すものであり、図2はノズルが収納位置にある収納状態のノズル装置全体の外観を示す斜視図を、図3は第2ノズルが最も突出位置にあるノズル装置全体の外観の斜視図を、図4ノズルが最も伸長した状態にあるノズル装置全体の外観を示す斜視図である。
図1に示すように便器(図示せず)の上面に設置した衛生洗浄装置の後部に配設した本体10には便座11と便蓋12が回動自在に枢支してあり、本体12の前部には本発明のノズル装置13が設置してあり、本体10の内部にはノズル装置13に洗浄水を供給する洗浄水供給手段(図示せず)やノズル装置13と洗浄水供給手段を制御する制御手段(図示せず)等が配設してある。また、トイレルーム内には、使用者の入室を検知する人体検知リモコン14や衛生洗浄装置を操作する操作リモコン15が設置されてある。
図2に示すように、樹脂材料で成型したノズルマウント16は左右に分離可能な右ケース17と左ケース18を組み合わせた構成であり、ノズルマウント16の中央部には略円筒形のノズルガイド19が形成してある。ノズルガイド19内には略円筒形のノズルブロック20が摺動自在に設置してあり、図2に示す収納状態と図3に示す突出状態との間を進退可能となっている。
ノズルブロック20は、略円筒形の第1ノズル21と、第1ノズル21の一部を収容可能な略円筒形の第2ノズル22と、第2ノズル22の後端に構成された回動手段23とで構成されている。第1ノズル21は第2ノズル22に対して、第2ノズル22はノズルガイド19に対して僅かに小さい外径であり、第1ノズル21と第2ノズル22、第2ノズル22とノズルガイド19、の互いがスムーズに摺動可能な寸法となっている。
図5はノズルブロック20の上面図、図6は図5のA−A断面図、図7は図5のB−B断面を、図8は図5のC−C断面を示すものである。
図7に示すように、第1ノズル21の内部にはお尻直墳洗浄流路24とお尻旋回洗浄流路25とビデ洗浄流路26の3本の流路が形成してある。それぞれの流路内径は3.0〜3.4mm程度である。お尻直墳洗浄流路24は先端部において略同内径のまま第1ノズル21上面方向へ流路を屈曲させ、お尻洗浄噴出口27に連通している。お尻旋回洗浄流路25は先端部において第1ノズル21上面方向へ屈曲したお尻直墳洗浄流路24の軸心に対して偏心させ、接線方向から洗浄水に軸心周りの旋回成分を付与するように連通させている。ビデ洗浄流路26はビデ洗浄噴出口28の下方に配置された水室にビデへの吐出方向の軸心に対して偏心させ連通し、洗浄水に軸心周りの旋回成分を付与する構成となっている。
お尻直墳洗浄流路24と、お尻旋回洗浄流路25と、ビデ洗浄流路26の後端の部分には、いずれも洗浄水を供給する洗浄水供給口29(お尻旋回洗浄流路25とビデ洗浄流路26のための洗浄水供給口は図示せず)が設置してあり、洗浄水供給手段から流路切替弁(図示せず)を経由しシリコンホース(図示せず)を介して連通してある。また、お尻直墳洗浄流路24に関しては、流路切替弁と洗浄水供給口29との間に三方弁(図示せず)を設け、お尻乾燥用の空気を供給するための空気ポンプ(図示せず)を間に併設してある
。つまりお尻直墳洗浄流路24はお尻乾燥空気流路も兼ね、お尻洗浄噴出口27は乾燥用空気噴出口も兼ねる。
また、ノズルガイド19の先端開口19aの上部に枢支し上下に回動自在なノズルシャタ(図示せず)が設けてあり、ノズルブロック20をノズルガイド19に収納した状態で先端開口19aを閉塞することができる。ノズルシャタはノズルブロック20が洗浄位置に進出するときは、ノズルブロック20の先端で押進することにより上方に回動し、ノズルブロック20が収納位置に収納したときはノズルシャタの自重で下方に回動し閉塞する構成である。
図9〜11はノズル装置の駆動の状態を示す図であり、図9(a)は収納状態の上面図を示し、図9(b)は(a)のDD断面図を示し、図10(a)は第2ノズルの最大突出状態の上面図を示し、図10(b)は(a)のEE縦断面図を示し、図11(a)は最大突出した状態の上面図を示し、図11(b)は(a)のFF縦断面図を示す。
ノズルマウント16の側面部には前後駆動アクチュエータ30が構成してある。前後駆動アクチュエータ30は駆動モータ35とウォームギア(図示せず)と変速ギアA31と変速ギアB32を備え、変速ギアB32とフレキラック33が嵌合する。フレキラック33の一端は、第1ノズル21後端と回動リンク34を介して連結してある。駆動モータ35の回転はウォームギアと変速ギアA31、B32を介して減速されてフレキラック33に伝達され、回動リンク34は第1ノズル21に対して回転方向は自由だが、進退方向は拘束されているため、フレキラック33の前後駆動に応じて第1ノズル21は前後駆動する構成となっている。駆動モータ35は制御手段(図示せず)に接続してあり、制御手段により運転が制御される。また、駆動モータ35の後部には駆動モータ35の回転数を検知する回転検知センサが設置してある。
ノズルブロック20後端の回動手段23は、第2ノズル22後端に設置された回動ギア36と回動アクチュエータ37とシャフト38で構成されている。回動アクチュエータ37は回動モータ39と変速ギアC40と変速ギアD41を備え、変速ギアD41はウォムギア(図示せず)を介して回動ギア36と噛合する。回動ギア36の中心には四角形断面のシャフト38が圧入されている。第1ノズル21が縮退時、シャフト38は第1ノズル21内部の略同形断面の孔の中に収納され、第1ノズル21の進退駆動のガイドは第2ノズル22だけでなくシャフト38によっても行う。回動モータ39の回転は変速ギアC40と変速ギアD41とウォムギア(図示せず)を介して回動ギア36に伝達され回転運動をし、その回転運動がシャフト38を経由して第1ノズル21を回動駆動させる構成となっている。回動モータ39は制御手段(図示せず)に接続してあり、制御手段により運転が制御される。また、回動モータ39の後部には駆動モータ35の回転数を検知する回転検知センサが設置してある。回動リンク34が回転方向に対しては非拘束のため、回動駆動と進退駆動は互いに独立であり、前後駆動しながら、回動駆動することもできる。
また第1ノズル21および第2ノズル22には、第1ノズル21が第2ノズル22に対して相対的に最も縮退した状態で連結する進退連結手段42が設置されている。本実施の形態においては、第1ノズル21、第2ノズル22双方の連結部に磁石を配設し、磁力によって第1ノズル21と第2ノズル22とを連結させる。他には、弾性を有するツメによる嵌合や連結部における第1ノズル21と第2ノズル22とのクリアランスを調整し摩擦力を大きくすることで連結する構成でもよい。
また、ノズルガイド19先端部の上部横向き接線方向へノズル洗浄噴出口(図示せず)を開口させ、ノズルブロック20が収納時にノズル洗浄噴出口より洗浄水を排出することで、第1ノズル21の先端部の洗浄を行うことができる。ノズルガイド19の内径は第1
ノズル21の先端部の外面と略全周に亘り僅かな隙間を形成する寸法となっており、前記隙間にノズル洗浄用の洗浄水が流通可能な構成となっており、また、ノズルガイド19先端部の下部には洗浄水を排出する排水口19bが設置してある。
また、ビデ洗浄流路26は、全体の内径が3.0〜3.4mm程度で形成し、流路の途中に流路径をφ1.0〜1.5mm程度まで絞り、その下流側の近傍にはφ1.0mm程度の空気混入孔を開けたイジェクタを経由して噴出させてより柔らかな洗浄とすることもできる。イジェクタを経由した直後の洗浄水は流速が高いため、イジェクタ近傍が負圧となり、空気混入孔から微細な空気を巻き込んだ洗浄水となり、より柔らかな洗浄感を提供できる。なお、この孔がない場合、空気は混入されないが、流路断面積を一部狭めることにより、洗浄水供給手段の脈動感を低減させることができ、デリケートなビデに過度の負荷をかけることのない快適な洗浄が実現できる。
以上のように構成されたノズル装置について、以下その動作、作用を説明する。まず、図9にて示すノズル未使用時である収納状態においては、第1ノズル21は第2ノズル22の中に収納され、第2ノズル22はノズルマウント16のノズルガイド19内に収納されている。このとき、第1ノズル21と第2ノズル22とは進退連結手段42により連結されている。
収納状態から洗浄を開始する際には、まず、使用者が操作リモコン15を操作することにより、制御手段が制御を開始し、駆動モータ35の回転が変速ギアA31、変速ギアB32を介して減速されてフレキラック33に伝達され、変速ギアB32と噛み合ったフレキラック33は回動リンク34と一体で伸縮する。回動リンク34は第1ノズル21に対して進退方向は拘束されているため、フレキラック33の前後駆動に応じて第1ノズル21と第2ノズル22は一体で前後駆動する。まずは第1ノズル21と一体で駆動する第2ノズル22の後端がノズルガイド19の後端に設けられた後ストッパと当接し、これ以上後方に移動できないところまで後退させる。この位置を原点として、これ以降の第1ノズル21の位置は駆動モータ35の回転数を回転数検知センサで検知することで、移動量を推定しながら位置制御することが可能となる。
なお、洗浄時に毎回原点位置を確認せずに、本体に電源投入時に一度原点位置を確認し、その位置を制御手段のマイコンに記憶させる方法をとってもよい。また、一日のうち、あらかじめ設定してある時間に自動的に原点位置確認をさせ、その位置を制御手段のマイコンに記憶させる方法をとってもよい。どちらの手段にしても、毎回原点位置を確認する手間が省け、使用者が操作リモコンを操作してから実際に洗浄ノズルが突出するまでの時間が短縮される。
次に駆動モータ35を逆回転させて第1ノズル21を前方に移動させる。このとき第2ノズル22は進退連結手段42の連結が保たれているため第1ノズル21に牽引され一体化した状態で前方に移動する。第2ノズル22が摺動可能範囲内における最先端においてノズルマウント16の前端に設けられた前ストッパと当接し、さらに第1ノズル21を前方に移動させることで、進退連結手段42の連結が解除される。解除に要する荷重値よりもノズルを前後方向に移動させる駆動モータ35の駆動トルクが大きいことが条件となる。
使用者の選択したモードに応じた、あらかじめ設定しておいた制御シーケンスに従い、原点状態からの駆動モータ35の回転数が設定値に達すると停止する。図12(a)はお尻洗浄標準位置を示し、図12(b)はビデ洗浄標準位置示し、図12(c)はお尻乾燥標準位置のノズル突出状態を示す。
使用者がお尻洗浄を選択していた場合は、第1ノズル21がお尻洗浄標準位置に到達した状態で制御手段は洗浄水供給手段を制御し、お尻直墳洗浄流路24もしくはお尻旋回洗浄流路25に通水を開始することでお尻洗浄が開始され、お尻洗浄噴出口27から噴射される。流量の調節は洗浄水供給手段によってなされ、通水流路の切替は流路切替弁によって行われる。
お尻直墳洗浄流路24とお尻旋回洗浄流路25へ流れる流量比は流路切替弁の開度で調節することができ、お尻直墳洗浄流路24にのみ洗浄水を供給すると、お尻洗浄噴出口27の径と略同等の集中した洗浄水流となって噴出し、ピンポイントで強い洗浄水で洗浄し、お尻旋回洗浄流路25にのみ洗浄水を供給すると、洗浄水に軸心周りの旋回成分が付与されるため、お尻洗浄噴出口27から拡散した洗浄水流となって噴出し、広範囲を柔らかな洗浄水で洗浄し、お尻直墳洗浄流路24とお尻旋回洗浄流路25ともに所定の流量比で洗浄水を供給すると、お尻洗浄水流形状を上記集中状態から拡散状態にまで流量比に応じたかたちで制御することができる。
また、使用者がビデ洗浄を選択していた場合は、第1ノズル21がビデ洗浄標準位置に到達した状態で制御手段は洗浄水供給手段を制御し、ビデ洗浄流路26に通水することでビデ洗浄が開始され、ビデ洗浄噴出口28から噴射される。流量の調節は洗浄水供給手段によってなされ、通水流路の切替は流路切替弁によって行われる。
さらに、使用者が乾燥を選択していた場合は、第1ノズルがお尻乾燥標準位置に到達した状態で制御手段は空気流路切替弁を切替え、空気供給手段とお尻直噴洗浄流路を連通するように制御し、圧搾空気を供給することで、お尻洗浄噴出口27より乾燥用空気が噴射される。
洗浄・乾燥を行っている状態で駆動モータ35を正転、逆転を交互に繰り返すように駆動させると、第1ノズル21は標準位置に対して前後に揺動した状態となり、洗浄水や乾燥風を人体の局所のより広い範囲に噴射できる。
さらに回動モータ39を正転、逆転を交互に繰り返すように駆動させ、お尻洗浄噴出口27およびビデ洗浄噴出口28が鉛直上方向位置にある状態を基準とし、第1ノズル21を左右円周方向に回動させる。噴出した洗浄水は振動し、広い範囲を洗浄できるとともに、噴流がばらけるため、ボリュームを感じる洗浄となる。
また、乾燥の場合は、噴出口の孔方向を中央から徐々に外側に駆動させながら圧搾空気を噴出することで、肛門近傍に付着した水滴を外側へ飛散させたり、逆に噴出口の孔方向を外側から徐々に中央へ駆動させながら圧搾空気を噴出することで、臀部近傍に付着した水滴を肛門近傍に集めることもできる。また、左右円周方向に往復回動駆動させながら、噴出させることで横に広く圧搾空気を噴出させることもでき、集めた水滴をまとめて吹き飛ばすこともできる。
前後駆動と左右駆動は互いに独立しており、これらの駆動速度や駆動範囲を制御することで、洗浄範囲やボリューム感を調節することができる。
本実施の形態のノズル装置は第1ノズル21と第2ノズル22とを継合連結させ伸長させるため、遠くの方にまで洗浄水および乾燥風を噴出することができ、特に乾燥においては、今まで困難であった肛門より前方側へ付着した水滴に対しても十分に乾燥風が届く構成となり、より効果的な局部乾燥を実現することができる。またビデ洗浄についても水平面に対してより大きな洗浄角度で洗浄できるので、洗浄水が目的箇所に当たらない股抜けにより衣服を濡らすこともない。
洗浄および乾燥の運転停止の操作をすると、駆動モータ35は逆回転し、第1ノズル21は後方へ移動を開始する。第1ノズル21が第2ノズル22に対して相対的に最も縮退してからは、第1ノズル21と第2ノズル22は共にノズルガイド19内を後退していき、第2ノズル22後端がノズルガイド19後部に設けた後ストッパに当接し、収納状態となる。なお第2ノズル22が後ストッパに当接することで、ノズル後退終了とみなして駆動モータ35の回転を停止させてもよいし、あらかじめ設定された制御シーケンスに基づき、駆動モータ35の回転数による位置制御によって停止させてもよい。前者の場合、常にノズル駆動動作終了後、確実に原点位置に戻るので、以降の駆動の際もノズル突出位置ズレが最小限で抑えられる。後者の場合、後ろストッパに当接させないので、駆動モータ35にかかる負荷を最小限にすることができ、モータの寿命が延びる。
上記お尻洗浄が終了し、第2ノズル22後端が後ストッパに当接し停止した時点で、制御手段はノズル洗浄の制御を開始する。制御手段は洗浄水供給手段を制御し、洗浄水供給口へ通水を開始することでノズル洗浄が開始される。流量の調節は洗浄水供給手段によってなされ、通水流路の切替は流路切替弁によって行われる。ノズル洗浄噴出口から噴出した洗浄水は、ノズルガイド19の上部横向き接線方向へノズル洗浄噴出口が開口しているため、噴出した洗浄水はノズルガイド19の内壁に沿って、第1ノズル21との隙間を円周方向に旋回循環する旋回流となり、第1ノズル21の外周壁およびお尻洗浄噴出口27およびビデ洗浄噴出口28の汚れを効果的に除去することができる。なお、ノズル洗浄水噴出口はお尻洗浄噴出口27およびビデ洗浄噴出口28と略対向する位置に複数個開けるような構成としてもよい。こうすることで、洗浄水が吐出するお尻洗浄噴出口27およびビデ洗浄噴出口28近傍を集中的に洗浄することができ、より清潔な局部洗浄を実現できる。また、ノズル洗浄水噴出口の孔径を小さくすることでより高水圧の水流が噴出することとなり、洗浄力が向上する。また、孔数を増やすことで、効果的に広範囲を洗浄することもできる。
以上のように、本実施の形態においては、お尻洗浄噴出口27およびビデ洗浄噴出口28と、それぞれの噴出口に個別に連通する流路を備えた第1ノズル21と、第1ノズル21を進退可能に支持し、第1ノズル21の一部を収容可能な第2ノズル22と、第2ノズル22を進退可能に支持し、第2ノズル22を収容可能なノズルマウント16と、第1ノズル21を進退駆動させる駆動手段と、第1ノズル21を回動駆動させる回動手段23とを備えた構成とすることにより、第1ノズル21と第2ノズル22は継合した状態で突出し、伸縮時は第1ノズル21の一部を収納した第2ノズル22がノズルマウント16に収容されるという構成のため、1本のノズルを進退駆動させるよりも、伸縮方向に対して省スペースなノズルユニットでありながら、より長く突出ができるため、人体局部より正面側へも、ある程度の角度を持たせた洗浄水および乾燥温風を吹き付けることができ、洗浄効果および乾燥効果の向上が図ることができる。また、上記収納構成のため、長手方向に省スペースなノズル装置となり、便器後方に構成することができる。
なお、本実施の形態においては前後駆動アクチュエータ30としては駆動モータ35とウォームギアと変速ギアA31と変速ギアB32を備え、変速ギアB32と嵌合したフレキラック33が第1ノズル21を前後駆動させる伝達機構を、回動アクチュエータ37としては回動モータ39と変速ギアC40と変速ギアD41を備え、変速ギアD41と嵌合した回動ギア36の回転がシャフト38を介して第1ノズル21を回動駆動させる伝達機構を採用したが、これに限るものではなく、ベルトやチェーン、ゼンマイバネ等の伝達機構を使用してもより。また、動力源としてはDCモータやステッピングモータ、サーボモータなどが考えられる。
また、本実施の形態においての回動駆動用シャフト38の断面は四角形断面を用いたが
、他の断面形状、例えば三角形、六角形、一部Dカットした円形断面などでもよい。
また、本実施の形態においての第1ノズル21と第2ノズル22との間に構成される進退連結手段42としては、双方に磁石を配設し磁力で連結させたが、どちらか一方に設けた弾性を有するツメ形状と他方に設けた嵌合部でもよいし、進退連結箇所において第1ノズル21と第2ノズル22とのクリアランスを小さくしたり材料を変えたりすることで摩擦を大きくし摩擦力で連結させる方法でもよい。ツメ形状で連結する場合はノズルとツメを簡単に一体で成型することが可能となり、安価に作ることができる。2部品間の摩擦力で連結させる場合はツメの嵌合する凹部を作る必要がなくなり、より単純な形状となり成型しやすいし部品の強度も向上する。磁石を用いた場合、2部品間の連結力の設定が容易であり、ホースの引き回し等が変わり第1ノズル21、第2ノズル22それぞれに加わる力が変わった場合においても、磁石を交換することで他の部品を共用したまま2部品間の連結力の最適化を計れる。
また、本実施の形態においては、お尻直墳洗浄流路24はお尻乾燥空気流路も兼ね、お尻洗浄噴出口27は乾燥用空気噴出口も兼ねる構成としたが、お尻乾燥空気流路および乾燥用空気噴出口をそれぞれ独立した専用の流路および噴出口として構成してもよい。
流路を共用している場合は、乾燥用空気を噴出する前に残水を除去する必要があるが、乾燥用空気用流路および乾燥用空気噴出口を独立に構成することで、残水除去の時間が必要なくなり、洗浄後よりスムーズに乾燥モードに移行することができて快適である。また、お尻旋回洗浄流路25中に逆弁を設けることで、乾燥モード時に圧搾空気がお尻旋回洗浄流路25側へ逆流するのを防ぎ、圧搾空気圧が低下するのを防止できる。
(実施の形態2)
図13〜15は第2の実施の形態におけるノズル装置の駆動の状態を示す縦断面図であり、図13(a)は収納状態の上面図、図13(b)は図13(a)に示すGG断面図を示し、図14(a)は第2ノズル22縮退時において第1ノズル21の進退駆動範囲内において最大突出状態の上面図、図14(b)は図14(a)に示すHH断面図を示し、図15(a)は進退連結手段A43によって連結され、第1ノズル21と第2ノズル22とが一体で駆動し、最大突出した状態の上面図、図15(b)は図15(a)に示すII断面図を示す。
本実施の形態が、実施の形態1と異なるのは進退連結手段の構成であり、 他の構成については実施の形態1と同様であり、同作用をする構成については同一の符号を付し、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
本実施の形態のノズル装置は、第1ノズル21が第2ノズル22に対して相対的に最も伸長した状態で第1ノズル21と第2ノズル22を連結する進退連結手段A43と、第2ノズル22がノズルマウント16に対して相対的に最も縮退した状態で第2ノズル22とノズルマウント16連結する進退連結手段B44の2個の進退連結手段を備えている。
以上のように構成されたノズル装置について、以下ノズル駆動の動作を説明する。
まず、図13(a)および(b)にて示すノズル未使用時である収納状態においては、第1ノズル21は第2ノズル22の中に収納され、第2ノズル22はノズルマウント16のノズルガイド19内に収納されている。このとき、第1ノズル21は回動リンク34により保持され、第2ノズル22とノズルマウント16とは進退連結手段B44により連結されている。
制御手段によりノズルが突出する場合、まず駆動モータ35が回転し、第1ノズル21
が前方に移動する。このとき第2ノズル22はノズルマウント16との進退連結手段B44の連結が保たれているため、第1ノズル21のみが進出する。第1ノズル21が摺動可能範囲内における最先端において第2ノズル22との進退連結手段A43と連結し、さらに第1ノズル21を前方に移動させることで、進退連結手段B44の連結が解除され、以降第1ノズル21と第2ノズル22は一体で駆動する。解除に要する荷重値よりもノズルを前後方向に移動させる駆動モータ35の駆動トルクが大きいことが条件となる。
使用者の選択したモードに応じた、あらかじめ設定しておいた制御シーケンスに従い、原点状態からの駆動モータ35の回転数が設定値に達すると停止する。図16(a)はお尻洗浄標準位置を示し、図16(b)はビデ洗浄標準位置示し、図16(c)はお尻乾燥標準位置のノズル突出状態を示す。
広範囲に洗浄もしくは乾燥を行うためにノズルを前後に駆動する際は、第1ノズル21と第2ノズル22が進退連結手段A43により一体となって駆動する。
洗浄および乾燥の運転停止の操作をすると、駆動モータ35は逆回転し、第1ノズル21は第2ノズル22と一体になって後方へ移動を開始する。第2ノズル22がノズルマウント16に対して相対的に最も縮退する位置で、第2ノズル22とノズルマウント16とが進退連結手段B44により連結する。以降、さらに第1ノズル21を後方に移動させることで、進退連結手段A43の連結が解除され、第1ノズル21が第2ノズル22内に収納される。解除に要する荷重値よりもノズルを前後方向に移動させる駆動モータ35の駆動トルクが大きいことが条件となる。
以上のように、本実施の形態においては、 第1ノズル21と第2ノズル22と相対位置が変わるのは第2ノズル22がノズルマウント16内に収納され製品本体内部にあるときに限られるため、第1ノズル21と第2ノズル22との嵌合部からティッシュ屑等のゴミをまき込みながら第1ノズル21が第2ノズル22内に収納されるのを予防することができる。また、前後摺動を繰り返す洗浄もしくは乾燥モードの際は第1ノズル21と第2ノズル22とが一体で動くので、両者の継合部での摺動音がせず、より快適なノズル装置が実現できる。
以上のように、本発明にかかるノズル装置は、長手方向に省スペースなノズル装置の構成が可能となるため、局部洗浄以外のあらゆる洗浄装置などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるノズル装置を使用した衛生洗浄装置の斜視図 同実施の形態1におけるノズル装置の収納状態を示す斜視図 同実施の形態1におけるノズル装置の第2ノズルの最突出状態を示す斜視図 同実施の形態1におけるノズル装置のノズルの最突出状態を示す斜視図 同実施の形態1における収納状態のノズルブロックの上面図 図5に示すAA断面図 図5に示すBB断面図 図6に示すCC断面図 (a)は同実施の形態1におけるノズル装置の収納状態を示す上面図、(b)は(a)に示すDD断面図 (a)は同実施の形態1におけるノズル装置の第2ノズルの最突出状態を示す上面図、(b)は(a)に示すEE断面図 (a)同実施の形態1におけるノズル装置のノズルの最突出状態を示す上面図、(b)は(a)に示すFF断面図 (a)は同実施の形態1におけるお尻洗浄標準位置におけるノズル装置の側面図、(b)はビデ洗浄標準位置におけるノズル装置の側面図、(c)はお尻乾燥最突出位置におけるノズル装置の側面図 (a)は同実施の形態2におけるノズル装置の収納状態を示す上面図、(b)は(a)に示すGG断面図 (a)は同実施の形態2におけるノズル装置の第1ノズルの最突出状態を示す上面図、(b)は(a)に示すHH断面図 (a)同実施の形態2におけるノズル装置のノズルの最突出状態を示す上面図、(b)は(a)に示すII断面図 (a)は同実施の形態1におけるお尻洗浄標準位置におけるノズル装置の側面図、(b)はビデ洗浄標準位置におけるノズル装置の側面図、(c)はお尻乾燥最突出位置におけるノズル装置の側面図 従来のノズル装置の斜視図
11 便座
13 ノズル装置
16 ノズルマウント
21 第1ノズル
22 第2ノズル
23 回動手段
24 お尻直墳洗浄流路(流路)
25 お尻旋回洗浄流路(流路)
26 ビデ洗浄流路(流路)
27 お尻洗浄噴出口(噴出口)
28 ビデ洗浄噴出口(噴出口)
30 前後駆動アクチュエータ(駆動手段)
42 進退連結手段
43 進退連結手段A(進退連結手段)
44 進退連結手段B(進退連結手段)

Claims (9)

  1. 少なくとも1個以上の噴出口と、
    前記噴出口に個別に連通する流路を備えた第1ノズルと、
    前記第1ノズルを進退可能に支持し、前記第1ノズルの少なくとも一部を収容可能な第2ノズルと、
    前記第2ノズルを進退可能に支持し、前記第2ノズルを収容可能なノズルマウントと、
    前記第1ノズルを進退駆動させる駆動手段と、
    前記第1ノズルを回動駆動させる回動手段と
    前記第1ノズルと前記第2ノズルとを連結し、一体となって進退駆動させる進退連結手段を備えたノズル装置。
  2. 前記駆動手段と前記回動手段とは互いに独立して駆動することを特徴とする請求項1に記載のノズル装置。
  3. 前記進退連結手段は前記第1ノズルが前記第2ノズルに対して最も縮退した状態で連結し、前記第2ノズルが前記ノズルマウントに対して最も伸長した状態で、前記第2ノズルは進出を規制され、前記第1ノズルのみが進出を継続することにより、前記進退連結手段の連結が解除されることを特徴とする請求項1または2に記載のノズル装置。
  4. 前記進退連結手段は前記第1ノズルが前記第2ノズルに対して最も伸長した状態で連結し、前記第2ノズルが前記ノズルマウントに対して最も縮退した状態で、前記第2ノズルは後退を規制され、前記第1ノズルのみが後退を継続することにより、前記進退連結手段の連結が解除されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のノズル装置。
  5. 前記回動手段は前記第1ノズルを回動する請求項1〜のいずれか1項に記載のノズル装置。
  6. 前記噴出口は、お尻洗浄用、ビデ洗浄用、乾燥用のいずれか1個以上を備えた請求項1〜のいずれか1項に記載のノズル装置。
  7. 前記噴出口の1個は洗浄用と乾燥用に兼用することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のノズル装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項記載のノズル装置と、着座面を備えた便座と、前記ノズル装置に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、前記流路に洗浄水の流入を選択的に切り替える流路切替手段とを備えた衛生洗浄装置。
  9. 請求項またはのノズル装置と、着座面を備えた便座と、前記ノズルに洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、前記ノズルに空気を供給する空気供給手段と、前記流路に流入する空気および洗浄水を選択的に切り替える流路切替手段とを備えた衛生洗浄装置。
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