JP2002322636A - 海底に設置するアンカー - Google Patents
海底に設置するアンカーInfo
- Publication number
- JP2002322636A JP2002322636A JP2001127601A JP2001127601A JP2002322636A JP 2002322636 A JP2002322636 A JP 2002322636A JP 2001127601 A JP2001127601 A JP 2001127601A JP 2001127601 A JP2001127601 A JP 2001127601A JP 2002322636 A JP2002322636 A JP 2002322636A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- plate
- seabed
- buried
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンカーの耐久性を向上して、波浪の衝撃で
移動し難く、海底に安定して設置できるようにする。 【解決手段】 アンカーは、コンクリートＣの表面を、
閉鎖構造である金属板で被覆している。コンクリートＣ
を被覆する底プレート１は、下方に突出して複数の埋設
凸部６を設けている。埋設凸部６は係止部６Ａを有し、
埋設凸部６を海底に錨のように埋設して、アンカーをし
っかりと海底に固定する。
移動し難く、海底に安定して設置できるようにする。 【解決手段】 アンカーは、コンクリートＣの表面を、
閉鎖構造である金属板で被覆している。コンクリートＣ
を被覆する底プレート１は、下方に突出して複数の埋設
凸部６を設けている。埋設凸部６は係止部６Ａを有し、
埋設凸部６を海底に錨のように埋設して、アンカーをし
っかりと海底に固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底に設置され
て、海の浮設物を固定するのに使用されるアンカーに関
する。
て、海の浮設物を固定するのに使用されるアンカーに関
する。
【０００２】
【従来の技術】海に浮設される全ての装置は、アンカー
に連結する必要がある。海流や潮流、あるい波浪で移動
して定位置に設置できなくなるからである。たとえば、
水中工事のときに、濁りや汚濁が拡散しないフェンスが
使用される。このフェンスは、上端をフロートに連結し
てカーテンのように海に垂直に浮設される。下端にはア
ンカーを連結して移動しないように海に設置される。さ
らに、海中に浮設させる漁礁もアンカーに連結される。
漁礁を定位置に浮設するためである。
に連結する必要がある。海流や潮流、あるい波浪で移動
して定位置に設置できなくなるからである。たとえば、
水中工事のときに、濁りや汚濁が拡散しないフェンスが
使用される。このフェンスは、上端をフロートに連結し
てカーテンのように海に垂直に浮設される。下端にはア
ンカーを連結して移動しないように海に設置される。さ
らに、海中に浮設させる漁礁もアンカーに連結される。
漁礁を定位置に浮設するためである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この用途に使用される
アンカーはコンクリートで製作される。コンクリート製
のアンカーは、表面が破損されやすくて充分な耐久性が
ない。海中工事の汚濁が拡散するのを防止するために浮
設されるフェンスは、工事が完了するまでの間、たとえ
ば数年間に設置されることが多い。この設置期間に破損
されたアンカーは、海底から引き揚げた後、再使用はで
きないので廃棄する必要がある。アンカーは重くて大き
いので、廃棄に相当な手間と費用がかかる欠点がある。
アンカーはコンクリートで製作される。コンクリート製
のアンカーは、表面が破損されやすくて充分な耐久性が
ない。海中工事の汚濁が拡散するのを防止するために浮
設されるフェンスは、工事が完了するまでの間、たとえ
ば数年間に設置されることが多い。この設置期間に破損
されたアンカーは、海底から引き揚げた後、再使用はで
きないので廃棄する必要がある。アンカーは重くて大き
いので、廃棄に相当な手間と費用がかかる欠点がある。
【０００４】さらに、コンクリート製のアンカーは、激
しい潮流や波浪の衝撃を受けると移動しやすい。とく
に、台風等のときに大きな衝撃を受けて移動しやすくな
る。移動するアンカーは、フェンス等の浮設物を定位置
に固定できなくなる。この弊害は、フェンスのように複
数の浮設物を所定の間隔で固定するアンカーに大きな問
題となる。それは、隣接して浮設しているフェンスの相
対位置がずれると、フェンスの間に海水が漏れる隙間が
できるからである。フェンスは、区画された海域の海水
が移動しないように設置されるので、フェンスを越えて
海水が移動するようになると、その役目を果たさなくな
る。この弊害は、アンカーを大きく重くして防止でき
る。ただ、大きくて重いアンカーは、製造コストか高く
なるばかりでなく、運搬コストや設置コストも高くな
る。
しい潮流や波浪の衝撃を受けると移動しやすい。とく
に、台風等のときに大きな衝撃を受けて移動しやすくな
る。移動するアンカーは、フェンス等の浮設物を定位置
に固定できなくなる。この弊害は、フェンスのように複
数の浮設物を所定の間隔で固定するアンカーに大きな問
題となる。それは、隣接して浮設しているフェンスの相
対位置がずれると、フェンスの間に海水が漏れる隙間が
できるからである。フェンスは、区画された海域の海水
が移動しないように設置されるので、フェンスを越えて
海水が移動するようになると、その役目を果たさなくな
る。この弊害は、アンカーを大きく重くして防止でき
る。ただ、大きくて重いアンカーは、製造コストか高く
なるばかりでなく、運搬コストや設置コストも高くな
る。
【０００５】本発明は、従来のアンカーが有するこのよ
うな欠点を解決することを目的に開発されたもので、本
発明の重要な目的は、優れた耐久性を実現しながら、波
浪の衝撃で移動し難く、海底に安定して設置できるアン
カーを提供することにある。
うな欠点を解決することを目的に開発されたもので、本
発明の重要な目的は、優れた耐久性を実現しながら、波
浪の衝撃で移動し難く、海底に安定して設置できるアン
カーを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート製
の海底に設置するアンカーは、コンクリートＣの表面
を、閉鎖構造である金属板の底プレート１と周囲プレー
ト２と上プレート３で被覆している。底プレート１は下
方に突出する複数の埋設凸部６を有する。この埋設凸部
６は係止部６Ａを有し、アンカーが海底に設置される状
態で、埋設凸部６は海底に埋設される。
の海底に設置するアンカーは、コンクリートＣの表面
を、閉鎖構造である金属板の底プレート１と周囲プレー
ト２と上プレート３で被覆している。底プレート１は下
方に突出する複数の埋設凸部６を有する。この埋設凸部
６は係止部６Ａを有し、アンカーが海底に設置される状
態で、埋設凸部６は海底に埋設される。
【０００７】埋設凸部６の係止部６Ａは、好ましくは角
錐状とする。この埋設凸部６は溶接して能率よく製造で
きる。全体の平面形状を四角形とするアンカーも、溶接
して能率よく製作できる。この形状のアンカーは、埋設
凸部６を四角形の底プレート１の周縁部であって各辺の
中央に固定することができる。さらに、アンカーは、上
プレート３の上面に埋設凸部６を載せる載部９を設け
て、複数のアンカーを安定して積層できる。底プレート
１を四角形とするアンカーは、上プレート３を角錐状と
する。さらに、アンカーは、底プレート１に補強リブを
固定して、強靭な構造とすることができる。
錐状とする。この埋設凸部６は溶接して能率よく製造で
きる。全体の平面形状を四角形とするアンカーも、溶接
して能率よく製作できる。この形状のアンカーは、埋設
凸部６を四角形の底プレート１の周縁部であって各辺の
中央に固定することができる。さらに、アンカーは、上
プレート３の上面に埋設凸部６を載せる載部９を設け
て、複数のアンカーを安定して積層できる。底プレート
１を四角形とするアンカーは、上プレート３を角錐状と
する。さらに、アンカーは、底プレート１に補強リブを
固定して、強靭な構造とすることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための海底に設置するアンカー
を例示するものであって、本発明はアンカーを下記のも
のに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための海底に設置するアンカー
を例示するものであって、本発明はアンカーを下記のも
のに特定しない。
【０００９】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【００１０】図１と図２に示す海底に設置されるアンカ
ーは、コンクリートＣの表面を、閉鎖構造である金属板
の底プレート１と、４枚の周囲プレート２と上プレート
３で被覆している。上プレート３は４枚の台形プレート
４と１枚の天板プレート５で構成される。このアンカー
は、金属プレートである底プレート１に、周囲プレート
２と上プレート３を溶接して閉鎖構造としている。図の
アンカーは、底プレート１を正方形または長方形の四角
形として、全体の平面形状を形状を四角形としている。
ただ、アンカーは、平面形状を多角形、円形、楕円形と
することもできる。
ーは、コンクリートＣの表面を、閉鎖構造である金属板
の底プレート１と、４枚の周囲プレート２と上プレート
３で被覆している。上プレート３は４枚の台形プレート
４と１枚の天板プレート５で構成される。このアンカー
は、金属プレートである底プレート１に、周囲プレート
２と上プレート３を溶接して閉鎖構造としている。図の
アンカーは、底プレート１を正方形または長方形の四角
形として、全体の平面形状を形状を四角形としている。
ただ、アンカーは、平面形状を多角形、円形、楕円形と
することもできる。
【００１１】図のアンカーは、台形プレート４と周囲プ
レート２を１枚の金属板で構成することができる。この
アンカーは、台形プレート４と周囲プレート２を溶接し
ないで連結できるので、溶接ラインの全長を短くして製
造できる。ただ、台形プレートと周囲プレートを分離し
た金属板として、その境界で溶接して連結することもで
きる。
レート２を１枚の金属板で構成することができる。この
アンカーは、台形プレート４と周囲プレート２を溶接し
ないで連結できるので、溶接ラインの全長を短くして製
造できる。ただ、台形プレートと周囲プレートを分離し
た金属板として、その境界で溶接して連結することもで
きる。
【００１２】台形プレート４を連結している４枚の周囲
プレート２は、下端縁を底プレート１の外周縁に溶接
し、両側縁を互いに隣接する周囲プレート２に直角に溶
接している。台形プレート４も、両側縁を互いに直角に
溶接して連結している。
プレート２は、下端縁を底プレート１の外周縁に溶接
し、両側縁を互いに隣接する周囲プレート２に直角に溶
接している。台形プレート４も、両側縁を互いに直角に
溶接して連結している。
【００１３】底プレート１と周囲プレート２と上プレー
ト３が溶接されて、閉鎖容器が製作される。上プレート
３の天板プレート５は、閉鎖容器内に生コンクリートＣ
を充填するための開口部５Ａを開口している。この開口
部５Ａは、内部に生コンクリートＣを充填した後、別の
閉塞プレートを溶接して閉塞される。
ト３が溶接されて、閉鎖容器が製作される。上プレート
３の天板プレート５は、閉鎖容器内に生コンクリートＣ
を充填するための開口部５Ａを開口している。この開口
部５Ａは、内部に生コンクリートＣを充填した後、別の
閉塞プレートを溶接して閉塞される。
【００１４】底プレート１は、下方に突出する複数の埋
設凸部６を固定している。埋設凸部６は係止部６Ａを下
端に有する。アンカーは、埋設凸部６を海底に埋設する
状態で海底に設置される。埋設凸部６は、係止部６Ａと
支柱部６Ｂとからなる。この図のアンカーは、埋設凸部
６の係止部６Ａを角錐状として、支柱部６Ｂを角柱状と
している。支柱部６Ｂの外形は、角錐状の係止部６Ａの
最大外形よりも小さくしている。埋設凸部６を海底に埋
設する状態で、係止部６Ａがアンカーのように海底に引
っかけられて、アンカーの移動を効果的に阻止するため
である。係止部６Ａを角錐状とする埋設凸部６は、海底
に設置するときに、係止部６Ａをスムーズに海底に挿入
して埋設できる。ただ、係止部は、埋設凸部６の下端に
水平に溶接した支柱部の外周に突出する金属板とするこ
ともできる。
設凸部６を固定している。埋設凸部６は係止部６Ａを下
端に有する。アンカーは、埋設凸部６を海底に埋設する
状態で海底に設置される。埋設凸部６は、係止部６Ａと
支柱部６Ｂとからなる。この図のアンカーは、埋設凸部
６の係止部６Ａを角錐状として、支柱部６Ｂを角柱状と
している。支柱部６Ｂの外形は、角錐状の係止部６Ａの
最大外形よりも小さくしている。埋設凸部６を海底に埋
設する状態で、係止部６Ａがアンカーのように海底に引
っかけられて、アンカーの移動を効果的に阻止するため
である。係止部６Ａを角錐状とする埋設凸部６は、海底
に設置するときに、係止部６Ａをスムーズに海底に挿入
して埋設できる。ただ、係止部は、埋設凸部６の下端に
水平に溶接した支柱部の外周に突出する金属板とするこ
ともできる。
【００１５】係止部６Ａと支柱部６Ｂの水平断面を四角
形とする埋設凸部６は、金属プレートを溶接して簡単に
製造できる。ただ、本発明のアンカーは、埋設凸部の水
平断面を必ずしも四角形とする必要はなく、四角形でな
い多角形、円形、楕円形とすることもできる。埋設凸部
６は、所定の形状に裁断した金属板を溶接して中空状に
製作される。中空状の埋設凸部６にはコンクリートＣが
充填される。この埋設凸部６は、コンクリートＣで補強
される。さらに、埋設凸部６に充填されるコンクリート
Ｃは、底プレート１の上に充填されるコンクリートＣに
連通される。この構造は、コンクリートＣで埋設凸部を
さらに補強できる。また、埋設凸部６の内部に簡単に生
コンクリートＣを充填できる。底プレート１の上に充填
する生コンクリートＣを埋設凸部６に充填できるからで
ある。この構造のアンカーは、底プレート１の埋設凸部
６を連結する部分に貫通孔７を設け、貫通孔７の周囲に
中空の埋設凸部６を溶接して固定している。埋設凸部６
の支柱部６Ｂは、底プレート１の貫通孔７に挿入され
る。支柱部６Ｂは底プレート１の内面に突出する状態で
挿入される。底プレート１の内面に突出する支柱部６Ｂ
は、底プレート１との境界を溶接して固定され、さら
に、鉄筋８を介して底プレート１に溶接して連結され
る。この構造は、埋設凸部６を底プレート１にしっかり
と固定できる。
形とする埋設凸部６は、金属プレートを溶接して簡単に
製造できる。ただ、本発明のアンカーは、埋設凸部の水
平断面を必ずしも四角形とする必要はなく、四角形でな
い多角形、円形、楕円形とすることもできる。埋設凸部
６は、所定の形状に裁断した金属板を溶接して中空状に
製作される。中空状の埋設凸部６にはコンクリートＣが
充填される。この埋設凸部６は、コンクリートＣで補強
される。さらに、埋設凸部６に充填されるコンクリート
Ｃは、底プレート１の上に充填されるコンクリートＣに
連通される。この構造は、コンクリートＣで埋設凸部を
さらに補強できる。また、埋設凸部６の内部に簡単に生
コンクリートＣを充填できる。底プレート１の上に充填
する生コンクリートＣを埋設凸部６に充填できるからで
ある。この構造のアンカーは、底プレート１の埋設凸部
６を連結する部分に貫通孔７を設け、貫通孔７の周囲に
中空の埋設凸部６を溶接して固定している。埋設凸部６
の支柱部６Ｂは、底プレート１の貫通孔７に挿入され
る。支柱部６Ｂは底プレート１の内面に突出する状態で
挿入される。底プレート１の内面に突出する支柱部６Ｂ
は、底プレート１との境界を溶接して固定され、さら
に、鉄筋８を介して底プレート１に溶接して連結され
る。この構造は、埋設凸部６を底プレート１にしっかり
と固定できる。
【００１６】図のアンカーは、四角形である底プレート
１の周縁部であって各辺の中央に埋設凸部６を固定して
いる。この構造のアンカーは、図３に示すように、複数
を安定して積み重ねるのに好都合である。それは、上段
に積層されるアンカーの埋設凸部６が、下段のアンカー
の台形プレート４の中央に載せられるからである。さら
に、図のアンカーは、台形プレート４の上面に、埋設凸
部６を載せる載部９を設けているので、より安定してア
ンカーを積み重ねできる。載部９は、上面が水平面とな
るように金属板を台形プレート４に溶接して固定してい
る。
１の周縁部であって各辺の中央に埋設凸部６を固定して
いる。この構造のアンカーは、図３に示すように、複数
を安定して積み重ねるのに好都合である。それは、上段
に積層されるアンカーの埋設凸部６が、下段のアンカー
の台形プレート４の中央に載せられるからである。さら
に、図のアンカーは、台形プレート４の上面に、埋設凸
部６を載せる載部９を設けているので、より安定してア
ンカーを積み重ねできる。載部９は、上面が水平面とな
るように金属板を台形プレート４に溶接して固定してい
る。
【００１７】さらに図のアンカーは、底プレート１に補
強リブ（図示せず）を固定している。補強リブは金属板
で、底プレート１の内面に直角に溶接している。図のア
ンカーは、底プレートの内面に補強リブを溶接している
が、底プレートの外側面に補強リブを固定することもで
きる。補強リブは底プレート１の縦横の曲げ強度を補強
する。したがって、補強リブは、底プレート１の底面に
互いに交差するように固定される。底プレート１の外側
面に突出して補強リブを固定するアンカーは、補強リブ
でもって、底プレート１を補強しながら、これを海底に
埋設して、アンカーの移動を阻止する効果もある。
強リブ（図示せず）を固定している。補強リブは金属板
で、底プレート１の内面に直角に溶接している。図のア
ンカーは、底プレートの内面に補強リブを溶接している
が、底プレートの外側面に補強リブを固定することもで
きる。補強リブは底プレート１の縦横の曲げ強度を補強
する。したがって、補強リブは、底プレート１の底面に
互いに交差するように固定される。底プレート１の外側
面に突出して補強リブを固定するアンカーは、補強リブ
でもって、底プレート１を補強しながら、これを海底に
埋設して、アンカーの移動を阻止する効果もある。
【００１８】さらに、図のアンカーは、ワイヤーやロー
プ等の紐状体を連結する吊環１０を上プレート３に溶接
して固定している。吊環１０は、金属ロッドをＵ曲した
ものである。この吊環１０は、Ｕ曲された金属ロッドを
上プレート３に貫通させる状態で、上プレート３に溶着
して固定して、下端部をコンクリートＣに埋設してい
る。吊環１０は、コンクリートＣに埋設される両下端に
鉄筋を溶接している。この吊環１０は鉄筋で抜けないよ
うにコンクリートＣに埋設される。上プレート３である
天板プレート５は、吊環１０を貫通するために貫通孔を
開口している。天板プレート５の貫通孔に入れられた吊
環１０は、溶接して天板プレート５に固定される。
プ等の紐状体を連結する吊環１０を上プレート３に溶接
して固定している。吊環１０は、金属ロッドをＵ曲した
ものである。この吊環１０は、Ｕ曲された金属ロッドを
上プレート３に貫通させる状態で、上プレート３に溶着
して固定して、下端部をコンクリートＣに埋設してい
る。吊環１０は、コンクリートＣに埋設される両下端に
鉄筋を溶接している。この吊環１０は鉄筋で抜けないよ
うにコンクリートＣに埋設される。上プレート３である
天板プレート５は、吊環１０を貫通するために貫通孔を
開口している。天板プレート５の貫通孔に入れられた吊
環１０は、溶接して天板プレート５に固定される。
【００１９】さらに、図のアンカーは、吊環１０に加え
て、ワイヤーやロープ等の紐状体を連結する吊プレート
１１を溶接して固定している。吊プレート１１は、台形
プレート４の境界に溶接して固定している。図のアンカ
ーは、四隅に位置して、吊プレート１１を固定してい
る。吊プレート１１は、周囲プレート２から上方に突出
する状態で固定されている。吊プレート１１は、貫通孔
１１Ａを有し、この貫通孔１１Ａにワイヤーやロープ等
の紐状体を連結できるようにしている。このように、吊
プレート１１を有するアンカーは、吊環１０に加えて、
吊プレート１１でアンカーを吊り下げて、アンカーが回
転するのを有効に防止できる特長がある。
て、ワイヤーやロープ等の紐状体を連結する吊プレート
１１を溶接して固定している。吊プレート１１は、台形
プレート４の境界に溶接して固定している。図のアンカ
ーは、四隅に位置して、吊プレート１１を固定してい
る。吊プレート１１は、周囲プレート２から上方に突出
する状態で固定されている。吊プレート１１は、貫通孔
１１Ａを有し、この貫通孔１１Ａにワイヤーやロープ等
の紐状体を連結できるようにしている。このように、吊
プレート１１を有するアンカーは、吊環１０に加えて、
吊プレート１１でアンカーを吊り下げて、アンカーが回
転するのを有効に防止できる特長がある。
【００２０】
【発明の効果】本発明のアンカーは、優れた耐久性を実
現しながら、波浪の衝撃で移動し難く、海底に安定して
設置できる特長がある。それは、本発明のアンカーが、
コンクリートの表面を、閉鎖構造である金属板で被覆す
ると共に、底プレートから下方に突出して複数の埋設凸
部を設け、この埋設凸部には係止部を設けているからで
ある。このアンカーが海底に設置されると、底に突出し
ている埋設凸部が海底に埋設される。海底に埋設される
埋設凸部は、係止部が錨の働きをして、波浪等でアンカ
ーが移動するのをしっかりと固定する。
現しながら、波浪の衝撃で移動し難く、海底に安定して
設置できる特長がある。それは、本発明のアンカーが、
コンクリートの表面を、閉鎖構造である金属板で被覆す
ると共に、底プレートから下方に突出して複数の埋設凸
部を設け、この埋設凸部には係止部を設けているからで
ある。このアンカーが海底に設置されると、底に突出し
ている埋設凸部が海底に埋設される。海底に埋設される
埋設凸部は、係止部が錨の働きをして、波浪等でアンカ
ーが移動するのをしっかりと固定する。
【図１】本発明の実施例のアンカーの一部拡大正面図
【図２】図１に示すアンカーの平面図
【図３】複数のアンカーを積層する状態を示す正面図
１…底プレート ２…周囲プレート ３…上プレート ４…台形プレート ５…天板プレート ５Ａ…開口部 ６…埋設凸部 ６Ａ…係止部 ６Ｂ
…支柱部 ７…貫通孔 ８…鉄筋 ９…載部 １０…吊環 １１…吊プレート １１Ａ…貫通孔 Ｃ…コンクリート
…支柱部 ７…貫通孔 ８…鉄筋 ９…載部 １０…吊環 １１…吊プレート １１Ａ…貫通孔 Ｃ…コンクリート
Claims (7)
- 【請求項１】 コンクリート製の海底に設置するアンカ
ーにおいて、コンクリート(C)の表面を、閉鎖構造であ
る金属板の底プレート(1)と周囲プレート(2)と上プレー
ト(3)で被覆しており、底プレート(1)は下方に突出する
複数の埋設凸部(6)を有し、この埋設凸部(6)は係止部(6
A)を有し、埋設凸部(6)を海底に埋設して海底に設置す
るアンカー。 - 【請求項２】 埋設凸部(6)の係止部(6A)が角錐状であ
る請求項１に記載される海底に設置されるアンカー。 - 【請求項３】 全体の平面形状が四角形である請求項１
に記載される海底に設置されるアンカー。 - 【請求項４】 埋設凸部(6)が四角形である底プレート
(1)の周縁部であって各辺の中央に固定されている請求
項１に記載される海底に設置されるアンカー。 - 【請求項５】 上プレート(3)の上面に埋設凸部(6)を載
せる載部(9)を設けている請求項４に記載される海底に
設置されるアンカー。 - 【請求項６】 上プレート(3)が角錐状である請求項３
に記載される海底に設置されるアンカー。 - 【請求項７】 底プレート(1)の内面に補強リブを固定
している請求項１に記載される海底に設置されるアンカ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001127601A JP2002322636A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 海底に設置するアンカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001127601A JP2002322636A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 海底に設置するアンカー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002322636A true JP2002322636A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18976444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001127601A Pending JP2002322636A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 海底に設置するアンカー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002322636A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100501808B1 (ko) * | 2004-06-16 | 2005-07-20 | 주식회사 건일엔지니어링 | 오탁방지막 앵커 |
| JP2009207971A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Marsima Aqua System Corp | 空気揚水装置 |
| CN102204518A (zh) * | 2011-06-10 | 2011-10-05 | 浙江海洋学院 | 自沉吸力锚 |
| JP2020510145A (ja) * | 2017-03-06 | 2020-04-02 | ギーコン ウィンドパワー アイピー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＧＩＣＯＮ ｗｉｎｄｐｏｗｅｒ ＩＰ ＧｍｂＨ | 浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部 |
| KR102158612B1 (ko) * | 2020-06-03 | 2020-09-22 | 한산콘크리트(주) | 수중지반 신속자중매립용 팽이형 콘크리트 파일블럭 일체형 인공어초 및 그 시공방법 |
| KR102465952B1 (ko) * | 2021-06-02 | 2022-11-11 | 해주이엔씨 (주) | 침선어초 지지용 스프레더 |
-
2001
- 2001-04-25 JP JP2001127601A patent/JP2002322636A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100501808B1 (ko) * | 2004-06-16 | 2005-07-20 | 주식회사 건일엔지니어링 | 오탁방지막 앵커 |
| JP2009207971A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Marsima Aqua System Corp | 空気揚水装置 |
| CN102204518A (zh) * | 2011-06-10 | 2011-10-05 | 浙江海洋学院 | 自沉吸力锚 |
| JP2020510145A (ja) * | 2017-03-06 | 2020-04-02 | ギーコン ウィンドパワー アイピー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＧＩＣＯＮ ｗｉｎｄｐｏｗｅｒ ＩＰ ＧｍｂＨ | 浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部 |
| KR102158612B1 (ko) * | 2020-06-03 | 2020-09-22 | 한산콘크리트(주) | 수중지반 신속자중매립용 팽이형 콘크리트 파일블럭 일체형 인공어초 및 그 시공방법 |
| KR102465952B1 (ko) * | 2021-06-02 | 2022-11-11 | 해주이엔씨 (주) | 침선어초 지지용 스프레더 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2002322636A (ja) | 海底に設置するアンカー | |
| JP3713263B2 (ja) | パイル基礎を用いる防波堤構造物 | |
| KR101341176B1 (ko) | 해상 지지구조물 및 이의 시공 방법 | |
| KR20110006386A (ko) | 해상교량의 충돌방지 구조물 및 그 시공방법 | |
| KR102447163B1 (ko) | 해안침식방지용 유실모래 포집장치의 고정설비 | |
| KR101021466B1 (ko) | 기초공사용 파일캡 | |
| KR101289821B1 (ko) | 해양 구조물 및 그 시공방법 | |
| JPH0656149U (ja) | 水中アンカー構造物 | |
| KR101237983B1 (ko) | 해양 구조물 및 그 시공방법 | |
| KR101747235B1 (ko) | 해상 풍력발전 지지구조물 및 그 시공방법 | |
| KR101237986B1 (ko) | 해양 구조물 및 그 시공방법 | |
| KR102380601B1 (ko) | 해상 안전표지시설 및 그 설치방법 | |
| JPH05132913A (ja) | 大波に対する防護装置の設置方法 | |
| KR101082412B1 (ko) | 인공어초 형성 또는 침식과 모래 유실의 원인인 파랑 에너지 저감을 위한 해양 구조물 조립체 | |
| KR20130143224A (ko) | 항만부두의 프리캐스트 구조물 및 이를 이용한 항만부두의 시공방법 | |
| US5118222A (en) | Method and apparatus for constructing seawalls and docks | |
| JPH0860635A (ja) | 港湾等の消波構造体 | |
| KR100562064B1 (ko) | 부유식 방파제 | |
| JP3328084B2 (ja) | マット部材の取り付け構造 | |
| KR100386973B1 (ko) | 해상 기초 콘크리트 구조물 및 이의 시공방법 | |
| JPH0533543Y2 (ja) | ||
| JP2827092B2 (ja) | 人工漁礁 | |
| JP2003119751A (ja) | 組立式仕切装置および組立式防潮堤 | |
| JPH0579022A (ja) | 海洋構造物の構築方法 | |
| KR100648525B1 (ko) | 해양 연안의 수중에 시공되는 수중 방파제 |