JP2020510145A - 浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部 - Google Patents

浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部 Download PDF

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Abstract

【解決手段】本発明は、電気エネルギーへの風力エネルギーまたは太陽エネルギーの変換のための浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部1に関し、この高重量基礎部が、コンクリート、鉄筋コンクリート、コンクリートとの複合体、または、これらの組み合わせから成る、1つの中実プレート2と、少なくとも1つの充填可能なチャンバー3と、および、風力発電装置の塔11、または、ソーラー設備を有する少なくとも1つの担持体との結合状態における、担持構造10の結合のための、固定手段5とを有し、浮遊する前記高重量基礎部1が、空のチャンバー3を、および、降下された前記高重量基礎部1が、充填されたチャンバー3を有する。この高重量基礎部1は、特に、前記沖合設備が、容易に位置固定式にアンカーリング可能であることによって特徴付けられている。この目的のために、前記中実プレート2は、少なくとも1つの張架手段13との結合のための、それぞれに1つの固定手段5を有するアンカープレート4を、前記担持構造10との結合のために備えている。前記アンカープレート4は、前記固定手段5を有する、垂直方向に整向された、または、基本的に垂直方向に整向された少なくとも1つの第1のプレート6、および、水平方向に、または、基本的に水平方向に整向された少なくとも1つの第2のプレート7を有している。前記第1のプレート6は、少なくとも部分的に、前記中実プレート2内において位置し、従って、前記第2のプレート7が、前記中実プレート2の1つの領域によって覆われている。従って、前記アンカープレート4の前記第1のプレート6は、前記担持構造10の引張力を転送する第1のプレート6であり、且つ、前記アンカープレート4の前記第2のプレート7が、前記引張力から結果として生じる押圧力を、前記中実プレート2に対して作用する第2のプレート7である。

Description

本発明は、電気エネルギーへの風力エネルギーまたは太陽エネルギーの変換のための浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部に関し、
この高重量基礎部が、
コンクリート、鉄筋コンクリート、コンクリートとの複合体、または、これらの組み合わせから成る、1つの中実プレートと、
少なくとも1つの充填可能なチャンバーと、および、
風力発電装置の塔、または、ソーラー設備を有する少なくとも1つの担持体との結合状態における、担持構造の結合のための、固定手段とを有し、
浮遊する前記高重量基礎部が、空のチャンバーを、および、降下された前記高重量基礎部が、充填されたチャンバーを有する。
外海において浮遊する、風力発電装置、サービスステーション、または、コンバーターステーションを有する担持構造のアンカーリングのために、海の底に装入される杭は公知である。この目的のために、海底内へと突き刺される鋼製管体としての穿孔杭は使用され得る。土壌は、管体の内側から除去され、且つ、コンクリートが、この管体によって形成された中空室内へと装入される。この様式の解決策は、特に、特許文献1によって、コンクリート穿孔杭の製造のための方法として公知である。
他の可能性は、例えば特許文献2によって鋼製打込み杭として公知であるような、いわゆる打込み杭である。杭の使用は、海の底内における、これら杭の配置の際に、強度な騒音形成を誘起する。
特許文献3によって、改善された張架を有する浮遊基礎部が公知である。この浮遊基礎部は、アンカーを有し、これらアンカーが、垂直方向に、浮遊担持構造の接続部位の下方に配置されている。
この目的のために、これらアンカーは、位置固定式に、互いに水平方向の間隔において海底において配置されている。これらアンカーは、有利には高重量台座の様式のバラスト体であり、これらバラスト体が浮遊性ではない。
外海における風力発電装置のためのアンカーとの結合状態における浮遊する浮力体は、特許文献4によって公知である。
この目的のために実現された浮遊基礎部は、複数の浮力体から成り、これら浮力体が、半径方向の鋼製支柱を介して風力発電装置の塔と結合されている。これら鋼製支柱は、平面図内において十字形に配置されており、且つ、相互間で結合されていない。構造物の半径方向の鋼製支柱に湾曲力が生じた場合、この鋼製支柱は、過度に高い曲げモーメントを誘起する。
沖合設備のための高重量アンカーは、特許文献5によって公知である。
この高重量アンカーは、充填可能な容器を備えており、この容器が、水でもっての注水による降下のために充填可能である。この水は、バラストによって置換され、従って、この高重量アンカーが、海底の上で実現されている。この高重量アンカーに、更に別の複数の容器が配置されていることは可能であり、従って、新しい場所への輸送が、容易に可能である。
沖合設備のための張架手段、および、この沖合設備の固定部は、詳細には説明されていない。
特許文献6は、外海において浮遊する、風力発電装置、サービスステーション、またはコンバーターステーションを有する担持構造のアンカーリングのための、浮遊性の高重量アンカーを開示している。
この高重量アンカーは、1つの中実プレートと、複数の注水可能なチャンバーと、この担持構造の浮力体のための固定手段とを有しており、その際、浮遊する高重量アンカーが、注水されないチャンバー、降下する高重量アンカーが部分注水されるチャンバー、および、降下された高重量アンカーが注水されるチャンバーを有している。この浮遊性の高重量アンカーは、一体式に形成された高重量アンカーである。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第196 41 422 A1号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第28 23 269 A1号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2009 044 278 A1号明細書 英国特許出願公開第2 378 679 A号明細書 米国特許出願公開第4 296 706 A号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2015 208 162 A1号明細書
請求項1内において提示された本発明の根底にある課題は、沖合設備を容易に位置固定式にアンカーリングすることである。
この課題は、請求項1内においてに記載された特徴によって解決される。
電気エネルギーへの風力エネルギーまたは太陽エネルギーの変換のための浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部であって、
この高重量基礎部が、
コンクリート、鉄筋コンクリート、コンクリートとの複合体、または、これらの組み合わせから成る、1つの中実プレートと、
少なくとも1つの充填可能なチャンバーと、および、
風力発電装置の塔、または、ソーラー設備を有する少なくとも1つの担持体との結合状態における、担持構造の結合のための、固定手段とを有し、
その際、浮遊する前記高重量基礎部が、空のチャンバーを、および、降下された前記高重量基礎部が、充填されたチャンバーを有する様式の上記高重量基礎部は、
特に、前記沖合設備が、容易に位置固定式にアンカーリング可能であることによって特徴付けられている。
この目的のために、前記中実プレートは、少なくとも1つの張架手段との結合のための、それぞれに1つの固定手段を有するアンカープレートを、前記担持構造との結合のために備えている。
前記アンカープレートは、前記固定手段を有する、垂直方向に整向された、または、基本的に垂直方向に整向された少なくとも1つの第1のプレート、および、水平方向に、または、基本的に水平方向に整向された少なくとも1つの第2のプレートを有している。
更に、前記第1のプレートは、少なくとも部分的に、前記中実プレート内において位置し、従って、前記第2のプレートが、前記中実プレートの1つの領域によって覆われている。
従って、前記アンカープレートの前記第1のプレートは、前記担持構造の引張力を転送する第1のプレートであり、且つ、前記アンカープレートの前記第2のプレートが、前記引張力から結果として生じる押圧力を、前記中実プレートに対して作用する第2のプレートである。
自立的に浮遊性の高重量基礎部は、これに伴って、現場で浮遊性であり、且つ、チャンバーの注水によって、自体、降下される。
場合によっては存在する潮流の際に、ただ定位置だけにおいて保持されるべきである。降下は、その際、有利には、注水によって、合目的に制御されて行われ得る。注水されたチャンバーは、言うまでも無く、海の底の上での高重量基礎部の重量を増大する。
製造は、完全に、陸地において行われ得る。それに基づいて、この高重量基礎部は、自体、容易に牽引によって、または、輸送船を用いて、または、乾ドック内において、沖合設備の配置の場所へと輸送可能である。
高重量基礎部は、障害または不要の際、容易に、再び海の底から除去され得る。チャンバーは、この目的のために、容易に空気によって充填され得、従って、高重量アンカーが容易に浮かび上がる。
基本的に水中に位置し且つ浮力体を有する担持構造の固定のために、アンカープレートの第1のプレートは、少なくとも1つの張架手段との結合のためのそれぞれに1つの固定手段を、担持構造との結合のために備えている。
浮力体によって、張架手段、およびこれに伴って、アンカープレートの第1のプレートは、張力を加えられる。中実プレート内におけるまたは中実プレートに沿っての、水平方向または基本的に水平方向に整向された第2のプレートは、このことによって、この中実プレートに対して押圧する。張架手段の引張力は、アンカープレートによって、いわば、コンクリート体としてのこの中実プレートに対して作用する押圧力へと変化される。
本発明の有利な構成は、請求項2〜12内において提示されている。
第1のプレートと第2のプレートとは、請求項2の更なる構成により、直接的に、及び/または、少なくとも1つの結合プレートを介して、互いに結合されている。
第1のプレートに、請求項3の更なる構成により、この第1のプレートに対して横方向に、且つ、第2のプレートに対して角度をもって配置されている、少なくとも1つの第3のプレートが位置している。
この第3のプレートは、中実プレートに関して、0°より大きく、90°より小さな角度を有して配置されている張架手段の引張力を、割り当て分に応じて、中実プレートの中央への押圧力として導く。
アンカープレートを有する中実プレートと、チャンバーとは、請求項4の更なる構成により、一体式に形成されている。
チャンバーは、請求項5の更なる構成により、中間壁を備えている。高重量基礎部は、合目的に、確実に降下され得る。
高重量基礎部は、請求項6の更なる構成により、中央の1つのチャンバーと、中実プレートの上でこの中央のチャンバーを中心として対称的に配置され且つ同じに構成された複数のチャンバーとを有している。従って、張架手段は、これらチャンバーの間で案内され得る。
チャンバーは、請求項7の更なる構成により、このチャンバーの充填のための、少なくとも1つの流入口と少なくとも1つの流出口とを備えており、その際、この流入口が、チャンバーの底部において、および、流出口が、このチャンバーの天井に沿ってまたは天井内において配置されている。
充填の際、基本的に、チャンバーの全室が、充填体を装備され得る。降下の際、例えば水が、チャンバー内へと導入され、この水が、この降下の後、砂と置換される。流入口と流出口との配置は、さもなければ生じるばら積み堆積錐を防止する。
高重量基礎部は、請求項8の更なる構成により、接地スパイク(Erdspiesse)を有している。これら接地スパイクは、海底に食い込み、且つ、この海底の上での高重量基礎部の滑動の危険を減少する。
アンカープレートは、請求項9の更なる構成により、横断面内において、倒立するT字形状を備えており、脚部が第1のプレートであり、且つ、横方向ビームが第2のプレートである。
高重量基礎部の中実プレートは、請求項10の更なる構成により、多角形、例えば正方形の基礎面を備えている。角領域内において、および、少なくとも側面の中間の領域内において、アンカープレートが位置しており、従って、垂直方向にまたは傾斜して延びる張架手段は、これらアンカープレートと結合可能である。
浮遊する高重量基礎部は、請求項11の更なる構成により、浮遊するおよび注水可能な浮力体を有する担持構造と、張架手段を介して結合されており、この高重量基礎部と、この担持構造とが、現場で順々にチャンバーの注水によって降下可能な高重量基礎部と、並びに、浮力体の、少なくとも部分的な注水によって降下可能なおよび浮力体内への圧入された空気によって浮遊する担持構造とである。
高重量基礎部と、沖合設備の構成要素としての、風力発電装置の塔を有するまたは塔無しの、または、ソーラー設備を有する少なくとも1つの担持体を有する担持構造とは、容易に、協働移動され得る。現場で、次いで、高重量基礎部および担持構造は、チャンバーおよび浮力体の注水によって位置決めされ得る。これは、担持構造、特に水中担持構造であり、その際、ただ1つの担持スタンドだけが水面と交差する。
チャンバー及び/または浮力体の充填によって、沖合設備は、再び容易に新しい場所へと位置決めされ得る。
高重量基礎部と担持構造との基礎面は、請求項12の更なる構成により、同じ幾何学的形状と同じ寸法とを備えている。
本発明の実施例を、図内において、それぞれに原理的に図示し、且つ、以下で詳しく説明する。
電気エネルギーへの風力エネルギーまたは太陽エネルギーの変換のための、沖合設備の構成要素としての、自立的に浮遊性の高重量基礎部の図である。 電気エネルギーへの風力エネルギーまたは太陽エネルギーの変換のための、沖合設備の構成要素としての、自立的に浮遊性の高重量基礎部の図である。 固定手段を有するアンカープレートの図である。 固定手段を有するアンカープレートの図である。 固定手段を有するアンカープレートの図である。 固定手段を有するアンカープレートの図である。 輸送における、高重量基礎部の降下における、および、現場で降下された高重量基礎部でもっての、風力発電装置を有する担持構造との結合状態における、自立的に浮遊性の高重量基礎部の図である。
電気エネルギーへの風力エネルギーの変換のための浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部1は、基本的に、
中実プレート2と、
充填可能なチャンバー3と、
風力発電装置の塔11、または、ソーラー設備を有する少なくとも1つの担持体との結合状態における、担持構造10の結合のための固定手段と、および、
この中実プレート2内におけるアンカープレート4と、
から成っている。
図1は、電気エネルギーへの風力エネルギーまたは太陽エネルギーの変換のための、沖合設備の構成要素としての、自立的に浮遊性の高重量基礎部1を、原理的な図示において示している。
中実プレート2とチャンバー3とは一体式に形成されており、且つ、コンクリート、鉄筋コンクリート、コンクリートとの複合体、または、これらの組み合わせから成っている。チャンバー3が、中間壁及び/または支持体を有していることは可能であり、これらが、同様に、コンクリート、鉄筋コンクリート、コンクリートとの複合体、または、これらの組み合わせから成っていることは可能である。中実プレート2は、正方形の基礎面を有しており、且つ、この中実プレート内において、少なくとも、角領域内において、アンカープレート4が配置されている。
この目的のために、それぞれに、図1aは、1つの自立的な浮遊性の高重量基礎部1の原理的な平面図を、および、図1bが、1つの自立的な浮遊性の高重量基礎部1の原理的な断面図を示している。
図2は、固定手段5を有するアンカープレート4を、原理的な図示において示している。
担持構造との結合のために、少なくとも1つの張架手段13との結合のための、固定手段5を有するアンカープレート4は、固定手段5を有する垂直方向に整向された第1のプレート6と、この第1のプレート6と結合された、水平方向に整向された第2のプレート7とを有している。第1のプレート6と第2のプレート7とは、直接的に、及び/または、少なくとも1つの結合プレート8を介して、互いに結合されている。結合プレート8は、同様に第2のプレート7に対して離間されて配置されている第1のプレート6も結合可能である。第1のプレート6と第2のプレート7とは、横断面内において、倒立するT字形状を備えている。
第1のプレート6は、少なくとも部分的に、中実プレート2内において位置し、従って、第2のプレート7が、この中実プレート2の1つの領域によって覆われている。これに伴って、アンカープレート4の第1のプレート6は、担持構造の引張力を転送する第1のプレート6であり、アンカープレート4の第2のプレート7が、これら引張力から結果として生じる押圧力を、中実プレートに対して作用する第2のプレート7である。第1のプレート6の固定手段5は、穿孔である。
この目的のために、図2aは、アンカープレート4の原理的な前面図を、および、図2bが、アンカープレート4の原理的な平面図を示している。
図3は、固定手段5を有するアンカープレート4を、原理的な図示において示している。
アンカープレート4の1つの実施形態において、第1のプレート6は、互いに離間されて配置されている穿孔の様式の、複数の固定手段5を備えている。第1のプレート6は、横方向に配置されている結合プレート8を介して、第2のプレート7と結合されている。第1のプレート6は、その際、第2のプレート7に対して離間されて配置されている。言うまでも無く、同様に第1のプレート6が第2のプレート7と結合されていることも可能である。
第1のプレート6に、この第1のプレート6に対して横方向に、且つ、第2のプレート7に対して角度をもって配置されている、第3のプレート9が位置している。これら第3のプレート9は、中実プレート2に関して、0°より大きく、90°より小さな角度を有して配置されている張架手段13の引張力を、割り当て分に応じて、中実プレート2の中央への押圧力として導く。
この目的のために、図3aは、アンカープレート4の原理的な前面図を、および、図3bが、アンカープレート4の原理的な平面図を示している。
第1のプレート6は、これまた同様に、少なくとも部分的に、中実プレート2内において位置しており、従って、第2のプレート7が、この中実プレート2の1つの領域によって覆われている。これに伴って、アンカープレート4の第1のプレート6は、担持構造の引張力を転送する第1のプレート6であり、アンカープレート4の第2のプレート7が、これら引張力から結果として生じる押圧力を、中実プレートに対して作用する第2のプレート7である。
図4は、輸送における、高重量基礎部の降下における、および、現場で降下された高重量基礎部でもっての、風力発電装置12を有する担持構造10との結合状態における、自立的に浮遊性の高重量基礎部1を示している。
担持構造10は、外海において浮遊し且つ張架手段13を介して高重量基礎部1と結合する、風力発電装置12のための担持構造10である。
担持構造10は、自体、水中に配置されている、浮力体14を有する第1の構成要素と、水面15と交差する第2の構成要素とを有している。水面15の下に配置されている第1の構成要素は、四角形の角の頂点において配置され且つ平面に対して垂直に延在する、浮力体14を備えている。これら浮力体に、水面15と交差する、担持構造10の第2の構成要素が連結されている。これら浮力体14は、互いに結合されている。
この結合部が管体であることは可能であり、これら管体が、自体、同時に浮力に利用される。浮力体14の内側室と管体は、この目的のために、有利には、1つの中空室を区画する。浮力体14が、ベースプレートとカバープレートとを有する中空シリンダーであることは可能である。担持構造10の第2の構成要素は、風力発電装置12の塔11のための、水面15と交差する担持要素および担持手段を備えている。
浮遊する高重量基礎部1は、部分的に注水されるチャンバー3を、降下する高重量基礎部1が、更に部分注水されたチャンバー3を、および、降下された高重量基礎部1が、注水されたチャンバー3を備えている。
浮遊する高重量基礎部1と、浮遊する注水可能な浮力体14を有する担持構造10とは、この目的のために、互いに結合されており、その際、この高重量基礎部1とこの担持構造10とが、現場で順々にチャンバー3の注水によって降下可能な高重量基礎部1と、その後に浮力体14の注水によって降下可能な担持構造10とである。水面15の下に降下された、担持構造10の浮力体14は、高重量基礎部1に対するこれら浮力体の位置において、空気で充填され、従って、担持構造10が浮遊する担持構造10であり、且つ、第2の構成要素が水面15の下で位置する。
浮力体14は、この目的のために、1つの中空室を有し、この中空室が、水中担持構造としての位置決めのために、海水でもって注水可能な、および、空気としてのガス状の媒体でもって充填可能な、浮力体14の中空室である。
高重量基礎部1は、海の底16に位置し、且つ、張架手段13を介して、担持構造10と結合されている。これら張架手段が、垂直方向に整向されていること、及び/または、傾斜して延びて配置されていることは可能である。担持構造10の浮力体14が、同様に注水可能ではなく形成されていることも可能であり、その際、担持構造10が、現場で、張架手段13において、引きずり下ろされ得る。有利には、高重量基礎部1と担持構造10との基礎面が、同じに形成されていることは可能であり、その際、これら基礎面が、同じ寸法を有していることは可能である。
電気エネルギーへの太陽エネルギーの変換のための浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部1は、風力発電装置12の塔11の代わりに、ソーラーモジュールの担持体を有している。
1 高重量基礎部
2 中実プレート
3 チャンバー
4 アンカープレート
5 固定手段
6 第1のプレート
7 第2のプレート
8 結合プレート
9 第3のプレート
10 担持構造
11 塔
12 風力発電装置
13 張架手段
14 浮力体
15 水面
16 海の底

Claims (12)

  1. 電気エネルギーへの風力エネルギーまたは太陽エネルギーの変換のための浮遊性の沖合設備との結合のための、自立的に浮遊性の高重量基礎部(1)であって、
    この高重量基礎部が、
    コンクリート、鉄筋コンクリート、コンクリートとの複合体、または、これらの組み合わせから成る、1つの中実プレート(2)と、
    少なくとも1つの充填可能なチャンバー(3)と、および、
    風力発電装置の塔(11)、または、ソーラー設備を有する少なくとも1つの担持体との結合状態における、担持構造(10)の結合のための、固定手段(5)とを有し、
    浮遊する前記高重量基礎部(1)が、空のチャンバー(3)を、および、降下された前記高重量基礎部(1)が、充填されたチャンバー(3)を有する様式の上記高重量基礎部において、
    前記中実プレート(2)が、少なくとも1つの張架手段(13)との結合のための、それぞれに1つの固定手段(5)を有するアンカープレート(4)を、前記担持構造(10)との結合のために備えていること、
    前記アンカープレート(4)が、前記固定手段(5)を有する、垂直方向に整向された、または、基本的に垂直方向に整向された少なくとも1つの第1のプレート(6)、および、水平方向に、または、基本的に水平方向に整向された少なくとも1つの第2のプレート(7)を有していること、
    前記第1のプレート(6)が、少なくとも部分的に、前記中実プレート(2)内において位置すること、従って、前記第2のプレート(7)が、前記中実プレート(2)の1つの領域によって覆われており、
    従って、前記アンカープレート(4)の前記第1のプレート(6)が、前記担持構造(10)の引張力を転送する第1のプレート(6)であり、且つ、前記アンカープレート(4)の前記第2のプレート(7)が、前記引張力から結果として生じる押圧力を、前記中実プレート(2)に対して作用する第2のプレート(7)である、
    ことを特徴とする高重量基礎部。
  2. 前記第1のプレート(6) と前記第2のプレート(7)とは、直接的に、及び/または、少なくとも1つの結合プレート(8)を介して、互いに結合されていることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  3. 前記第1のプレート(6)に、この第1のプレート(6)に対して横方向に、且つ、前記第2のプレート(7)に対して角度をもって配置されている、少なくとも1つの第3のプレート(9)が位置していることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  4. 前記アンカープレート(4)を有する前記中実プレート(2)と、前記チャンバー(3)とは、一体式に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  5. 前記チャンバー(3)は、中間壁を備えていることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  6. 前記高重量基礎部(1)は、中央の1つのチャンバーと、
    前記中実プレート(2)の上でこの中央のチャンバーを中心として対称的に配置され且つ同じに構成された複数のチャンバーとを有していることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  7. 前記チャンバー(3)は、このチャンバーの充填のための、少なくとも1つの流入口と少なくとも1つの流出口とを備えていること、および、
    この流入口が、前記チャンバー(3)の底部において、および、前記流出口が、このチャンバー(3)の天井においてまたは天井内において配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  8. 前記高重量基礎部(1)は、接地スパイクを有していることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  9. 前記アンカープレート(4)は、横断面内において、倒立するT字形状を備えており、脚部が前記第1のプレート(6)であり、且つ、横方向ビームが前記第2のプレート(7)であることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  10. 前記高重量基礎部(1)の前記中実プレート(2)は、多角形の基礎面を備えていること、
    角領域内において、および、少なくとも、側面の中間の領域内において、アンカープレート(4)が位置していること、従って、垂直方向にまたは傾斜して延びる張架手段(13)が、これらアンカープレート(4)と結合可能であること、
    を特徴とする請求項1または9に記載の高重量基礎部。
  11. 浮遊する前記高重量基礎部(1)は、浮遊するおよび注水可能な前記浮力体(14)を有する前記担持構造(10)と、張架手段(13)を介して結合されており、
    この高重量基礎部(1)と、この担持構造(10)とが、現場で順々に前記チャンバー(3)の注水によって降下可能な高重量基礎部と、並びに、前記浮力体(14)の、少なくとも部分的な注水によって降下可能なおよび前記浮力体(14)内への圧入された空気によって浮遊する担持構造(10)とであることを特徴とする請求項1に記載の高重量基礎部。
  12. 前記高重量基礎部(1)と前記担持構造(10)との基礎面は、同じ幾何学的形状と同じ寸法とを備えていることを特徴とする請求項1または10に記載の高重量基礎部。
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