JP2009207971A - 空気揚水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】底泥を上層に撒き散らすおそれが少なくなり、水質浄化を充分に果たせるようにした空気揚水装置を提供する。
【解決手段】水底1にシンカー2を着地させ、揚水筒5から空気aを放出することで、下層水bを上層に揚水する空気揚水装置であって、シンカー2は、揚水筒5のほぼ真下で上向き錐形状に形成されているとともに、揚水筒5の下端部に、シンカー2の外面と一定の隙間Sを隔てて対向するスカート部5bが形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】水底1にシンカー2を着地させ、揚水筒5から空気aを放出することで、下層水bを上層に揚水する空気揚水装置であって、シンカー2は、揚水筒5のほぼ真下で上向き錐形状に形成されているとともに、揚水筒5の下端部に、シンカー2の外面と一定の隙間Sを隔てて対向するスカート部5bが形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気揚水装置に関する。
従来、水底にシンカーを着地させ、揚水筒から圧縮空気を放出することで、下層水を上層に揚水することで、ダム湖等の水質浄化を行うようにした空気揚水装置がある(特許文献1参照)。
また、揚水筒内に気泡を連続的に噴出する散気管を設けて、下層水を浮体式濾過槽に揚水する水域浄化装置がある(特許文献2参照)。
特開平10−165988号公報
特開平6−296996号公報
しかしながら、各特許文献では、下層水を揚水筒の下部開口から揚水する際に、揚水筒のほほ真下の底泥を巻き込んで上層に撒き散らすことがあるから、水質浄化を充分に果たしていないという問題があった。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、底泥を上層に撒き散らすおそれが少なくなり、水質浄化を充分に果たせるようにした空気揚水装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、水底にシンカーを着地させ、揚水筒から空気を放出することで、下層水を上層に揚水する空気揚水装置であって、前記シンカーは、揚水筒のほぼ真下で上向き錐形状に形成されているとともに、前記揚水筒の下端部に、前記シンカーの外面と一定の隙間を隔てて対向するスカート部が形成されていることを特徴とする空気揚水装置を提供するものである。
請求項2のように、前記揚水筒内の中心位置に、気泡を連続的に噴出する散気管が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、揚水筒のほぼ真下のシンカーを上向き錐形状に形成するとともに、揚水筒の下端部にスカート部を形成したから、下層水を揚水筒の下部開口から揚水する際に、シンカーの外面とスカート部の内面との間の隙間に下層水がスムーズにガイドされるので、揚水筒のほほ真下の底泥が巻き込まれにくくなって、底泥を上層に撒き散らすおそれが少なくなり、水質浄化を充分に果たせるようになる。
請求項2によれば、揚水筒内の中心位置に散気管を設けて、気泡を連続的に噴出するようにしたから、揚水筒から空気塊を一気に放出することで下層水を上層に揚水する間欠式の空気揚水装置と比べて、揚水効果が格段に向上するようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、空気揚水装置は、水底1に着地するシンカー2の係留ワイヤー3が下部に係止されるとともに、自立用フロート4が上部に取付けられた円筒状の揚水筒5を備えている。
前記揚水筒5内の中心位置には、気泡aを連続的に噴出する散気管6が設けられている。この散気管6は、図2に平面図を示すように、円板状に形成されて、その上面には、円周上等角度間隔で複数個(本例では4個)の散気用穴6aが形成されている。
この散気管6の側部の入口6bに送気パイプ7が接続されて、送気パイプ7から散気管6に送気された空気を気泡aとして、各散気用穴6aから連続的に噴出するようになる。
この気泡aの上昇流によって、例えば水深40m程度の下層水bを水深20m程度の上層に揚水するようになる。
シンカー2は、揚水筒5のほぼ真下で、図3に斜視図を示すように、揚水筒5の下部開口5aの内径よりも底部が大径で、上向き円錐形状に形成されている。
また、揚水筒5の下端部には、シンカー2の外面(円錐面)と一定の隙間Sを隔てて対向するスカート部5bが形成されている。
前記のように空気揚水装置を構成すれば、揚水筒5のほぼ真下のシンカー2を上向き円錐形状に形成するとともに、揚水筒5の下端部にスカート部5bを形成したから、下層水bを揚水筒5の下部開口5aから揚水する際に、シンカー2の外面とスカート部5bの内面との間の隙間Sに下層水がスムーズにガイドされるので、揚水筒5のほほ真下の底泥が巻き込まれにくくなって、底泥を上層に撒き散らすおそれが少なくなり、水質浄化を充分に果たせるようになる。
また、揚水筒5内の中心位置に散気管6を設けて、気泡を連続的に噴出するようにしたから、揚水筒5から空気塊を一気に放出することで下層水を上層に揚水する間欠式の空気揚水装置と比べて、本実施形態の散気式の空気揚水装置の方が揚水効果が格段に向上するようになる。
ここで、間欠式空気揚水装置と散気式空気揚水装置との揚水流量を比較したデータを説明する。図4(a)は、ダム湖に設置した揚水筒5の略画図である。
揚水筒高さ: 14m
揚水筒直径: 0.5m
吐出間隔: 60秒(間欠式)
連行率: 7.25
揚水効率: 0.8
空気流量: 780L/min
重量加速度: 9.8m/sec
水深: 33m
これらの条件で揚水流量を比較したデータを図4(b)に示す。間欠式では、実揚水流量と連行流量との合計が約26,000(m3/日)であったが、散気(連続)式では、実揚水流量と連行流量との合計が約290,000(m3/日)であった。このことから、従来の間欠式よりも本実施形態の散気式の方が11倍程度も揚水効果が高くなることが分かる。
揚水筒直径: 0.5m
吐出間隔: 60秒(間欠式)
連行率: 7.25
揚水効率: 0.8
空気流量: 780L/min
重量加速度: 9.8m/sec
水深: 33m
これらの条件で揚水流量を比較したデータを図4(b)に示す。間欠式では、実揚水流量と連行流量との合計が約26,000(m3/日)であったが、散気(連続)式では、実揚水流量と連行流量との合計が約290,000(m3/日)であった。このことから、従来の間欠式よりも本実施形態の散気式の方が11倍程度も揚水効果が高くなることが分かる。
1 水底
2 シンカー
3 係留ワイヤー
4 フロート
5 揚水筒
5a 下部開口
5b スカート部
6 散気管
a 空気(気泡)
b 下層水
S 隙間
2 シンカー
3 係留ワイヤー
4 フロート
5 揚水筒
5a 下部開口
5b スカート部
6 散気管
a 空気(気泡)
b 下層水
S 隙間
Claims (2)
- 水底にシンカーを着地させ、揚水筒から空気を放出することで、下層水を上層に揚水する空気揚水装置であって、
前記シンカーは、揚水筒のほぼ真下で上向き錐形状に形成されているとともに、前記揚水筒の下端部に、前記シンカーの外面と一定の隙間を隔てて対向するスカート部が形成されていることを特徴とする空気揚水装置。 - 前記揚水筒内の中心位置に、気泡を連続的に噴出する散気管が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気揚水装置。
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JP2008052150A JP2009207971A (ja) | 2008-03-03 | 2008-03-03 | 空気揚水装置 |
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-
2008
- 2008-03-03 JP JP2008052150A patent/JP2009207971A/ja active Pending
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