JP2005246272A - 揚砂装置および揚砂装置を用いた揚砂方法 - Google Patents

揚砂装置および揚砂装置を用いた揚砂方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 沈砂ピット内に発生した沈砂のブリッジを確実に破壊し、容易に揚砂効率を向上させることが可能な揚砂装置を提供する。
【解決手段】 沈砂池1に沈砂ピット2が形成され、沈砂ピット2内の沈砂Sを吸い込んで揚砂するジェットポンプ3が設けられた揚砂装置であって、ジェットポンプ3は沈砂ピット2に臨む吸込口3bを有し、複数の噴射ノズル7a,7cから沈砂ピット2内に噴射水Wを噴射して吸込口3bの周囲を旋回する旋回流Fを発生させる噴射装置5が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下水処理施設等の沈砂池に沈殿した沈砂を外部へ排出するための揚砂装置および揚砂装置を用いた揚砂方法に関する。
従来、この種の揚砂装置としては、例えば図12に示すように、沈砂池31の底部に沈砂ピット32が形成され、沈砂ピット32内の沈砂Sを吸込んで揚砂する揚砂機としてジェットポンプ33が設けられている。ジェットポンプ33の下端には、沈砂ピット32内の沈砂Sに臨んで開口する受管34と、この受管34の吸込口35に対応するジェットノズル36とが設けられている(特許文献1参照)。
これによると、駆動水をジェットノズル36から受管34の吸込口35に向けて噴射することにより、噴射された駆動水は、ジェット噴流となって、受管34の吸込口35の近傍に滞留した沈砂Sと共に吸込口35から受管34内に吸込まれる。このようにして受管34内に吸込まれた沈砂Sは、上記ジェット噴流と共に、受管34内から揚砂管(図示省略)内を移送されて揚砂され、沈砂池31の外部へ排出される。
しかしながら上記の従来形式では、受管34の吸込口35の近傍に滞留した沈砂Sが受管34内に吸い込まれた際、沈砂ピット32内の上層部分に沈砂Sが残った状態で沈砂ピット32内の下層部分に空洞部37が形成され、沈砂ピット32内に沈砂Sのブリッジが発生してしまい、揚砂効率が低下するといった問題がある。
また、別の揚砂装置として、図13に示すように、揚砂ポンプ41の吸込口42を集砂ピット43内に臨ませ、上記集砂ピット43の幅方向の両側部に、水噴射用のノズル44a,44bを設けたものがある(特許文献2参照)。すなわち、上記揚砂ポンプ41の吸込口42は集砂ピット43の幅方向において対向する一側方のノズル44aと他側方のノズル44bとの間の中央部に配置され、上記各ノズル44a,44bは揚砂ポンプ41の吸込口42に向いている。
これによると、各ノズル44a,44bから水Wを噴出させることにより、集砂ピット43内の沈砂Sを揚砂ポンプ41の吸込口42に移送することができる。
しかしながら上記の従来形式では、一側方のノズル44aから噴出された水Wと他側方のノズル44bから噴出された水Wとが互いに反対方向からぶつかるため、一側方のノズル44aから噴出される水Wの勢いが他側方のノズル44bから噴出される水Wの勢いよりも強い場合、一側方のノズル44aから噴出される水Wの勢いが抵抗となって、他側方のノズル44bから噴出される水Wの流れが妨害され、他側方のノズル44bから噴出される水Wによって揚砂ポンプ41の吸込口42に移送される沈砂Sの量が減少するとともに、集砂ピット43内の沈砂が一側方のノズル44aから噴出される水Wの勢いによって集砂ピット43の他側方まで飛散するといった問題があった。また、他側方のノズル44bから噴出される水Wの勢いが一側方のノズル44aから噴出される水Wの勢いよりも強い場合も同様に、他側方のノズル44bから噴出される水Wの勢いが抵抗となって、一側方のノズル44aから噴出される水Wの流れが妨害され、一側方のノズル44aから噴出される水Wによって揚砂ポンプ41の吸込口42に移送される沈砂Sの量が減少するとともに、集砂ピット43内の沈砂Sが他側方のノズル44bから噴出される水Wの勢いによって集砂ピット43の一側方まで飛散するといった問題があった。このように、一側方のノズル44aから噴出される水Wの勢いと他側方のノズル44bから噴出される水Wの勢いとが不釣合い(アンバランス)になると、集砂ピット43内の沈砂Sが飛散してしまうため、揚砂効率の向上はあまり望めなかった。
特開昭63−71600号公報 特開2002−282610号公報
本発明は、沈砂ピット内に発生した沈砂のブリッジを確実に破壊し、容易に揚砂効率を向上させることが可能な揚砂装置および揚砂装置を用いた揚砂方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、沈砂池に沈砂ピットが形成され、上記沈砂ピット内の沈砂を吸い込んで揚砂する揚砂機が設けられた揚砂装置であって、上記揚砂機は沈砂ピットに臨む吸込口を有し、上記沈砂ピット内に流体を噴射して吸込口の周囲を旋回する旋回流を発生させる噴射装置が設けられているものである。
これによると、揚砂機を作動させることにより、沈砂ピット内に沈殿している沈砂が吸込口から吸い込まれて揚砂される。この際、吸込口の近傍に滞留した沈砂が吸い込まれることにより、吸込口の近傍に空洞部が形成されるが、上記揚砂機の作動と同期させて、流体を噴射装置から沈砂ピット内へ噴射させることによって旋回流が発生し、上記空洞部の周辺の沈砂が上記旋回流により空洞部内に流れ落ちて中心部分(すなわち吸込口に臨む部分)に寄せ集められる。これにより、上記空洞部の周辺の沈砂は上記旋回流により吸込口に臨む部分に寄せ集められて吸込口から確実に吸い込まれ、上記空洞部の上方に残った沈砂は支えを失って自重により崩壊し、沈砂のブリッジが破壊され、引き続き、沈砂が上記旋回流により中心部分に寄せ集められ吸込口から確実に吸い込まれて排出される。
上記のように、吸込口の周囲に旋回流を発生させることによって、沈砂のブリッジを確実に破壊することができるとともに、沈砂を中心部分に寄せ集めることができるため、沈砂が噴射される流体の勢いで飛散するのを防止でき、したがって、容易に揚砂効率を向上させることが可能となる。
また、本第2発明は、噴射装置は沈砂ピット内に流体を噴射する噴射ノズルを有し、上記噴射ノズルは、沈砂ピットの上端開口部よりも低く且つ吸込口よりも高い位置に設置され、斜め下に向いているものである。
これによると、下向きの旋回流が発生し、空洞部の周辺の沈砂は、上記旋回流により空洞部内に流れ落ちて下降し、確実に中心部分(すなわち吸込口に臨む部分)に寄せ集められる。
また、本第3発明は、上記本第1発明に記載された揚砂装置を用いた揚砂方法であって、沈砂の吸込みによって吸込口の近傍に空洞部を形成するとともに、流体を噴射装置から噴射して旋回流を発生させ、この旋回流によって上記空洞部の周辺の沈砂を吸込口に臨む部分に寄せ集めて吸込口から吸込み、上記空洞部の上方に残った沈砂を自重によって崩壊させるものである。
本発明によると、吸込口の周囲に旋回流を発生させることによって、沈砂のブリッジを確実に破壊することができるとともに、沈砂を中心部分に寄せ集めることができるため、沈砂が噴射される流体の勢いで飛散するのを防止でき、したがって、容易に揚砂効率を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
1は下水処理施設等に設置された沈砂池であり、その底部には、沈砂ピット2が形成されている。また、沈砂池1には、沈砂ピット2内に沈殿した沈砂Sを吸い込んで揚砂するジェットポンプ3(揚砂機の一例)が設けられている。
上記沈砂ピット2は、上面が開放され且つ下位ほど狭くなる四角錘形状をしており、下水の流れ方向Aにおいて対向する一対の傾斜面2a,2bと、上記流れ方向Aに直交する幅方向Bにおいて対向する一対の傾斜面2c,2dと、四角形の底面2eとで構成されている。
上記ジェットポンプ3は、下端部に、沈砂ピット2内に挿入された受管3aと、この受管3aの先端に形成された吸込口3bの下方に対向するジェットノズル3cとを備えている。尚、上記受管3aには揚砂管(図示省略)が接続され、ジェットノズル3cには駆動水管(図示省略)が接続され、駆動水管の上流側には、駆動水を駆動水管からジェットノズル3cへ圧送する駆動水ポンプ(図示省略)が接続されている。
上記沈砂池1には、沈砂ピット2内に噴射水W(流体の一例)を噴射して吸込口3bの周囲を旋回する旋回流Fを発生させる噴射装置5が設置されている。この噴射装置5は、沈砂ピット2内の各傾斜面2a〜2dに沿って周方向に配設された四角形の環状の噴射管6と、噴射管6に設けられた複数個(図2では4個)の噴射ノズル7a〜7dと、上記噴射管6に噴射水Wを供給する供給管8と、供給管8の上流側に設けられて噴射水Wを送るポンプ(図示省略)等で構成されている。
上記各噴射ノズル7a〜7dは、互いに隣接する各傾斜面2a〜2dのコーナー部に位置しており、斜め下に向いている。さらに、第1の噴射ノズル7aは傾斜面2bに向き、第2の噴射ノズル7bは傾斜面2dに向き、第3の噴射ノズル7cは傾斜面2aに向き、第4の噴射ノズル7dは傾斜面2cに向いている。また、各噴射ノズル7a〜7dは、沈砂ピット2の上端開口部よりも低く且つ吸込口3bよりも高い位置に設置されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
ジェットポンプ3の駆動水ポンプを作動することにより、駆動水が、駆動水管を通ってジェットノズル3cへ圧送され、ジェットノズル3cから受管3aの吸込口3bに向けて噴射される。噴射された駆動水は、ジェット噴流となって、沈砂ピット2内の沈砂Sと共に吸込口3bから受管3a内に吸込まれる。このようにして受管3a内に吸込まれた沈砂Sは、ジェット噴流と共に、受管3a内から揚砂管(図示省略)内を移送されて揚砂され、沈砂池1の外部へ排出される。この際、図3(a)に示すように、吸込口3bの近傍に滞留した沈砂Sが吸込まれることにより、沈砂ピット2内の下層部分における吸込口3bの近傍に空洞部10が形成される。
また、上記ジェットポンプ3の作動と同期させて、噴射装置5のポンプ(図示省略)を作動させることにより、噴射水Wが、供給管8を通って噴射管6へ供給され、各噴射ノズル7a〜7dから沈砂ピット2内へ噴射される。これにより、上記各噴射ノズル7a〜7dからの噴射によって下向きの旋回流Fが発生し、上記空洞部10の周辺の沈砂Sが、旋回流Fにより空洞部10内に流れ落ちて下降し、確実に中心部分(すなわち吸込口3bに臨む部分)に寄せ集められる。尚、沈砂ピット2の互いに隣接する各傾斜面2a〜2dのコーナー部の沈砂Sも上記旋回流Fにより中心部分に寄せ集められる。これにより、空洞部10の周辺の沈砂Sは上記旋回流Fにより吸込口3bに臨む部分に寄せ集められて吸込口3bから確実に吸込まれ、図3(b)に示すように、沈砂ピット2内の中層部分の沈砂Sが減少する。
これにより、空洞部10の上方(すなわち沈砂ピット2内の上層部分)に残った沈砂Sは、図3(c)に示すように、中層部分の沈砂Sによる支えを失って自重により崩壊し、沈砂Sのブリッジが破壊され、引き続き、沈砂Sが旋回流Fにより中心部分に寄せ集められ吸込口3bから確実に吸い込まれて排出される。
上記のように、吸込口3bの周囲に旋回流Fを発生させることによって、沈砂Sのブリッジを確実に破壊することができ、さらに、各噴射ノズル7a〜7dから噴射される噴射水Wの勢いが多少不釣合いであっても、沈砂Sを中心部分に寄せ集めることができるため、沈砂Sが噴射水Wの勢いで飛散するのを防止でき、したがって、容易に揚砂効率を向上させることが可能となる。
上記第1の実施の形態では、沈砂ピット2の形状を四角錘形状に形成したが、第2の実施の形態として、図4,図5に示すように、沈砂ピット2の形状を、各噴射ノズル7a〜7dから上の範囲において、各傾斜面2a〜2dで形成される四角錘形状とし、各噴射ノズル7a〜7dから下の範囲において、傾斜面2fと円形の底面2gとで形成される円錐形状としている。
これによると、沈砂ピット2の形状を、各噴射ノズル7a〜7dから下の範囲において、円錐形状にすることで、よりスムーズに旋回流Fを発生させることができる。
上記第1の実施の形態では、沈砂ピット2の形状を四角錘形状に形成したが、第3の実施の形態として、図6に示すように、沈砂ピット2の形状を、傾斜面2hと円形の底面2iとで形成される円錐形状としている。また、噴射装置5の噴射管6は八角形の環状に形成されており、径方向で相対向する4組の辺のうち、2組の辺に噴射ノズル7a〜7dが設けられている。尚、各噴射ノズル7a〜7dの向きを、中央部に位置する吸込口3bに対して、一側方に振っており、これによって、吸込口3bの周囲に旋回流Fが発生する。
尚、上記第3の実施の形態では、噴射管6を平面視において八角形の環状に形成しているが、八角形に限定されるものではなく、八角形以外の多角形又は円形に形成してもよい。
上記第1〜第3の実施の形態では、噴射管6に4個の噴射ノズル7a〜7dを設けているが、4個に限定されるものではなく、1個又は4個以外の複数個設けてもよいが、2〜4個が最適な個数である。また、各噴射ノズル7a〜7dから噴出される噴射水Wの水圧は0.3MPa以上が効果的であり、各噴射ノズル7a〜7dから噴出される噴射水Wの量は総量で約200〜300リットルが適切である。
また、沈砂ピット2が浅い場合、沈砂ピット2内の容量を面積で賄うため、沈砂ピット2の面積が拡大する。このように、浅く且つ面積の大きな沈砂ピット2に対しては、次に説明する第4の実施の形態の揚砂装置が適している。
すなわち、図7,図8に示すように、噴射管6に、多数の噴射ノズル16a〜16dが管軸心方向に一列に並べられて設けられている。このうち、流れ方向Aにおいて対向する噴射ノズル16aと噴射ノズル16bとを、幅方向Bに沿って、互いに反対向きに傾斜させている。また、幅方向Bにおいて対向する噴射ノズル16cと噴射ノズル16dとを、流れ方向Aに沿って、互いに反対向きに傾斜させている。これによって、各噴射ノズル16a〜16dの向きは吸込口3bから見て左右いずれか一方に傾斜し、噴射水Wを各噴射ノズル16a〜16dから沈砂ピット2内に噴射した際、吸込口3bの周囲には、左右いずれか一方回りの旋回流Fが発生する。
上記第4の実施の形態では、各噴射ノズル16a〜16dの向きを傾斜させているが、第5の実施の形態として、図9に示すように、各噴射ノズル16a,16bの向きを、傾斜させずに、流れ方向Aに沿って真直ぐにし、各噴射ノズル16c,16dの向きを、傾斜させずに、幅方向Bに沿って真直ぐにしてもよい。
これによると、噴射水Wを各噴射ノズル16a〜16dから沈砂ピット2内に噴射することにより、旋回流Fは発生しないが、沈砂ピット2内の沈砂Sが噴射水Wによって中心部分(すなわち吸込口3bに臨む部分)に寄せ集められる。
尚、上記第4および第5の実施の形態においては、各噴射ノズル16a〜16d間のピッチは300〜500mmが適しており、噴射水Wの水圧は0.3MPa以上が効果的であり、噴射水Wの量は総量で約200〜300リットルが適切である。
上記第4および第5の実施の形態では、噴射管6に多数の噴射ノズル16a〜16dを設けたが、噴射ノズル16a〜16dの代わりに、図10,図11に示すように、噴射管6に多数の噴射孔18a〜18dを形成してもよい。すなわち、第6の実施の形態として、図10に示すように、噴射管6に、多数の噴射孔18a〜18dが管軸心方向に一列に並べられて設けられている。このうち、流れ方向Aにおいて対向する噴射孔18aの向きと噴射孔18bの向きとを、幅方向Bに沿って、互いに反対に傾斜させている。また、幅方向Bにおいて対向する噴射孔18cの向きと噴射孔18dの向きとを、流れ方向Aに沿って、互いに反対に傾斜させている。これによって、各噴射孔18a〜18dの向きは吸込口3bから見て左右いずれか一方に傾斜し、噴射水Wを各噴射孔18a〜18dから沈砂ピット2内に噴射した際、吸込口3bの周囲には、左右いずれか一方回りの旋回流Fが発生する。
また、第7の実施の形態として、図11に示すように、各噴射孔18a,18bの向きを、傾斜させずに、流れ方向Aに沿って真直ぐにし、各噴射孔18c,18dの向きを、傾斜させずに、幅方向Bに沿って真直ぐにしてもよい。
これによると、噴射水Wを各噴射孔18a〜18dから沈砂ピット2内に噴射することにより、旋回流Fは発生しないが、沈砂ピット2内の沈砂Sが噴射水Wによって中心部分(すなわち吸込口3bに臨む部分)に寄せ集められる。
尚、上記第6および第7の実施の形態においては、各噴射孔18a〜18d間のピッチは300〜500mmが適しており、噴射水Wの水圧は0.3MPa以上が効果的であり、噴射水Wの量は総量で約200〜300リットルが適切である。
上記第1,第2および第4〜第7の実施の形態では、噴射管6を平面視において四角形の環状に形成しているが、四角形に限定されるものではなく、四角形以外の多角形又は円形に形成してもよい。
上記各実施の形態では、噴射ノズル7a〜7d,16a〜16d又は噴射孔18a〜18dから流体の一例である噴射水Wを噴射して旋回流Fを発生させているが、上記水W以外の液体又は空気等の気体を噴射してもよい。
本発明の第1の実施の形態における揚砂装置の側面図である。 図1におけるX−X矢視図である。 同、揚砂装置による沈砂ピット内のブリッジの破壊を説明する図であり、(a)は沈砂の吸込みによって沈砂ピット内の下層部分に空洞部が形成された状態を示し、(b)は旋回流によって沈砂ピット内の中層部分の沈砂が流れ落ちて吸込まれた状態を示し、(c)は沈砂ピット内に残された上層部分の沈砂が自重によって崩壊した状態を示している。 本発明の第2の実施の形態における揚砂装置の側面図である。 図4におけるX−X矢視図である。 本発明の第3の実施の形態における揚砂装置の平面図である。 本発明の第4の実施の形態における揚砂装置の側面図である。 図7におけるX−X矢視図である。 本発明の第5の実施の形態における揚砂装置の平面図である。 本発明の第6の実施の形態における揚砂装置の平面図である。 本発明の第7の実施の形態における揚砂装置の平面図である。 従来の揚砂装置の側面図であり、沈砂ピット内にブリッジが発生した状態を示す。 従来の揚砂装置の平面図であり、水の噴出によって、沈砂ピット内の沈砂を揚砂ポンプに向けて移送する機能を有しているものである。
符号の説明
1 沈砂池
2 沈砂ピット
3 ジェットポンプ(揚砂機)
3b 吸込口
5 噴射装置
7a〜7d 噴射ノズル
10 空洞部
F 旋回流
S 沈砂
W 噴射水(流体)

Claims (3)

  1. 沈砂池に沈砂ピットが形成され、上記沈砂ピット内の沈砂を吸い込んで揚砂する揚砂機が設けられた揚砂装置であって、
    上記揚砂機は沈砂ピットに臨む吸込口を有し、上記沈砂ピット内に流体を噴射して吸込口の周囲を旋回する旋回流を発生させる噴射装置が設けられていることを特徴とする揚砂装置。
  2. 噴射装置は沈砂ピット内に流体を噴射する噴射ノズルを有し、上記噴射ノズルは、沈砂ピットの上端開口部よりも低く且つ吸込口よりも高い位置に設置され、斜め下に向いていることを特徴とする請求項1記載の揚砂装置。
  3. 上記請求項1に記載された揚砂装置を用いた揚砂方法であって、
    沈砂の吸込みによって吸込口の近傍に空洞部を形成するとともに、流体を噴射装置から噴射して旋回流を発生させ、この旋回流によって上記空洞部の周辺の沈砂を吸込口に臨む部分に寄せ集めて吸込口から吸込み、上記空洞部の上方に残った沈砂を自重によって崩壊させることを特徴とする揚砂方法。
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