JP2002321709A - 上包み包装機の包材供給装置 - Google Patents

上包み包装機の包材供給装置

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JP2002321709A
JP2002321709A JP2001123423A JP2001123423A JP2002321709A JP 2002321709 A JP2002321709 A JP 2002321709A JP 2001123423 A JP2001123423 A JP 2001123423A JP 2001123423 A JP2001123423 A JP 2001123423A JP 2002321709 A JP2002321709 A JP 2002321709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄手のプラスチックフィルム等の包装材にお
いても、シート移送途中での位置ずれやシート縁部の折
れ曲がりを生ずることなく後続する処理手段に向けて確
実に移送する。 【解決手段】 包材引出し手段13は、包材ロール16
から引出した連続フィルムFの前端縁を支持するフィル
ム支持体17を備える。フィルム支持体17からフィル
ム引出し方向前側に離間する位置に、連続フィルムFを
切断するカッター22と、切断されたフィルムシートの
後部を挟持する後部保持手段23が配設される。後部保
持手段23の配設位置よりフィルム引出し方向前側に、
フィルム支持体17に対して水平に近接・離間移動可能
な前部保持手段27が配設される。包材引出し手段13
の下方に、引出し手段13から受け渡されたフィルムシ
ートを上面に吸着保持して搬送する搬送体33が走行可
能に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムその他各
種包装材によって被包装物を上包み包装する上包み包装
機の包材供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上包み包装機において、連続する
フィルムや紙等の包装材を引出して所定寸法の方形の包
装シートに切断し、得られた包装シートを順次包装位置
等の処理位置に給送する手段としては、切断後の包装シ
ートを1枚づつ吸着カップ等によって吸着保持して移送
する方式が一般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した給送方式によ
れば、包装シートが、例えば20μ前後の薄手のプラス
チックフィルム等である場合には、包装シートの移送途
中での位置ずれやシート縁部の折れ曲がり等が発生し
て、良好に移送できない場合があった。また、複数品種
のサイズの異なる被包装物を包装するのに対応して、シ
ートの切断寸法が変更になった際には、各種機構をサイ
ズチェンジする等の複雑な構成が必要になる難点が指摘
される。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、薄手のプラスチックフィルム等
の包装材においても、シート移送途中での位置ずれやシ
ート縁部の折れ曲がりを生ずることなく後続する処理手
段に向けて確実に移送することができ、併せて包装シー
トのサイズチェンジに簡単に対応し得ると共に省スペー
ス化が達成される上包み包装機の包材供給装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る上包み
包装機の包材供給装置は、所定の経路を連続走行し、包
装シートを上面に吸引保持する吸引部を備えた搬送手段
と、前記搬送手段の走路より上方に配設され、連続包装
材を包材ロールから引出すと共に所定の長さ毎に切断す
る包材引出し手段と、前記連続包装材の切断前または切
断後において、前記搬送手段における搬送方向の前後に
対応した何れか一方の包材端縁を搬送手段上に垂れ下が
り状に支持する支持手段とからなり、前記搬送手段は、
吸引部によって前記垂れ下がり状の包装材の下端部を吸
引しつつ走行し、前記支持手段は、連続包装材から切断
されて得られた包装シートの支持を、前記搬送手段の走
行に合わせた所定のタイミングで解除するよう構成した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】包材引出し手段により包材ロールから引出され
た連続包装材の切断前または切断後において、包材引出
し手段の下方を走行する搬送手段上に、支持手段によっ
て搬送手段の走行方向の前後に対応する何れか一方の包
材端縁が垂れ下がり状に支持される。搬送手段は、その
上面に垂れ下がり状となっている前記包装材の下端部を
吸引部で吸引しつつ走行する。そして、連続包装材を切
断することで得られた包装シートの支持手段による支持
を、所定のタイミングで解除することで、該包装シート
は搬送手段上に移載される。この包装シートは、搬送手
段の上面に吸引部で吸引保持された状態で、位置ずれす
ることなく下流側に搬送される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る上包み包装機
の包材供給装置につき、好適な実施例を挙げて以下説明
する。
【0008】図1は、実施例に係る上包み包装機の包材
供給装置の概略構成を示すものであって、該供給装置1
0は、包材ロール16から連続フィルムFを引出すと共
に所定の長さ毎に切断する包材引出し手段13と、該包
材引出し手段13から受け渡された所定寸法のフィルム
シートfを饅頭等の被包装物11と共に下流側に搬送す
る搬送手段32とから基本的に構成される。
【0009】前記包材引出し手段13は、搬送手段32
による被包装物11の搬送方向上流側の機枠12に配設
されている。すなわち、図2に示す如く、搬送方向と交
差する幅方向に離間する一対のフレーム14,14が機
枠12に配設され、該フレーム14,14間に配設され
たフィルム保持部15に、連続包装材としての帯状の連
続フィルムFが所要径で巻回された包材ロール16が回
動可能に保持されている。そして、この包材ロール16
から引出された連続フィルムFは、フィルム給出部に配
設されたフィルム支持体(支持体)17に向けて給送され
るようになっている。このフィルム支持体17は、フィ
ルム(包材)引出し方向と交差する幅方向に延在するよう
フレーム14,14間に配設された上下一対の支持部材
17a,17bからなり(図3参照)、両支持部材17a,
17bの間に、連続フィルムFの前端縁を引出し可能な
状態で支持するよう構成される。なお、前記フィルムと
しては、例えば20μ前後のポリエチレン素材のものが
使用されるが、材質はこれに限定されない。また包装材
としては、プラスチックフィルムに限らず、紙等他の材
質のものを使用し得る。
【0010】前記両支持部材17a,17bは、平面視
において櫛歯状に形成され、両支持部材17a,17b
で支持している連続フィルムFの前端縁を、後述する前
部保持手段27で支障なく挟持し得るよう構成される。
また実施例では、上側に位置する上支持部材17aは、
フレーム14,14に対して回動可能に枢支され、該支
持部材17aに連結するレバー18を介して正逆方向に
回動することで、下支持部材17bに対して開閉し、そ
の開放状態で連続フィルムFを両支持部材17a,17
b間にセットし得るようになっている。
【0011】前記フィルム支持体17の上方に臨むフレ
ーム14,14間に架設したステー19に、図3に示す
如く、第1シリンダ20が倒立状態で配設され、そのピ
ストンロッド20aに連結された取付部材21に、フィ
ルム支持体17からフィルム引出し方向前側に離間する
位置を該シリンダ20の正逆付勢により上下動するカッ
ター22が、フィルム引出し方向と交差する幅方向に延
在して配設される。そして、このカッター22が、フィ
ルム引出し経路の上方に臨む待機位置から下方の作動位
置に移動することで、連続フィルムFをフィルム支持体
17の前側で幅方向の全長に亘って切断し、これによっ
て所定寸法の方形の包装シートとしてのフィルムシート
fを得るよう構成してある。
【0012】前記カッター22の配設位置よりフィルム
引出し方向前側に、フィルムを上下方向から挟持する支
持手段としての後部保持手段(保持手段)23が配設され
ている。この後部保持手段23は、フィルム引出し経路
の上方において前記取付部材21に配設されてカッター
22と一体的に上下動する上側の後部挟持部材23a
と、フィルム引出し経路の下方においてフレーム14,
14間に揺動可能に配設されて上側の後部挟持部材23
aに対して近接・離間可能な下側の後部挟持部材23b
とを備え、両挟持部材23a,23bは幅方向に所定長
さで延在している。下側の後部挟持部材23bは、一方
のフレーム14に配設された第2シリンダ24に連結さ
れて、該シリンダ24の正逆付勢によって、上側の後部
挟持部材23aから離間する待機位置と該上側の後部挟
持部材23aとの間でフィルムを挟持する作動位置との
間を揺動するよう構成される。すなわち、第2シリンダ
24の付勢によって下側の後部挟持部材23bを待機位
置から作動位置に揺動すると共に、前記カッター22を
第1シリンダ20の付勢により待機位置から作動位置に
下動することで、上側の後部挟持部材23aも一体的に
下動し、これによって両挟持部材23a,23bの間で
連続フィルムFの所定位置、すなわちフィルム引出し方
向の後方においてフィルムシート(包装材)fを挟持する
よう構成される。また上下の挟持部材23a,23bが
待機位置に臨む状態で、後述する前部保持手段27が両
挟持部材23a,23bの間を通過してフィルム支持体
17に近接し得るよう設定されている。
【0013】なお上側の後部挟持部材23aは、前記取
付部材21に配設されたガイド25に対して上下動可能
に支持されると共に、常にはバネ26により下方に向け
て付勢されており、下側の後部挟持部材23bとにより
連続フィルムFを挟持する際には上方に弾力的に退避し
得るよう構成されている。また、バネ26で付勢されて
いる上側の後部挟持部材23aは、常にはカッター22
の下端より下方に臨むよう設定され、該上側の後部挟持
部材23aが下側の後部挟持部材23bとの間で連続フ
ィルムFを挟持した後に、該後部保持手段23の挟持位
置より引出し方向後側で該連続フィルムFがカッター2
2により切断されるようになっている。
【0014】前記後部保持手段23の配設位置よりフィ
ルム引出し方向前側に、フィルム支持体17に対して水
平に近接・離間移動可能な包材引出し体としての前部保
持手段(保持手段)27が配設されている。この前部保持
手段27は、図3に示す如く、フィルム引出し経路を挟
んで上側に位置する上側の前部挟持部材27aと、該上
側の前部挟持部材27aに回動可能に配設されて下側に
位置する下側の前部挟持部材27bとを備え、上側の前
部挟持部材27aに配設した第3シリンダ28に下側の
前部挟持部材27bが連結されて、該シリンダ28の正
逆付勢によって下側の前部挟持部材27bが上側の前部
挟持部材27aに対して開閉し、その閉成時(近接時)に
両挟持部材27a,27b間に連続フィルムF(フィルム
シートf)の前端縁を挟持するよう構成される。また上
下の前部挟持部材27a,27bの対向面には、フィル
ム支持体17における前記支持部材17a,17bの櫛
歯と干渉しない複数の突部が形成され、支持部材17
a,17bで支持されている連続フィルムFの前端縁を
上下の前部挟持部材27a,27bの突部で挟持し得る
よう構成されている。
【0015】前記両フレーム14,14の内側には、図
2に示す如く、フィルム引出し経路を挟んで幅方向に離
間してフィルム引出し方向と平行な一対の案内軸29,
29が配設され、両軸29,29間に前部保持手段27
の上側の前部挟持部材27aが摺動可能に架設されてい
る。また、フィルム引出し方向の前後に離間して各フレ
ーム14に回動可能に枢支したプーリ30,30間に巻
掛けられた無端ベルト31が、対応する案内軸29に近
接する位置を夫々走行可能に臨み、各無端ベルト31の
適宜位置に前記上側の前部挟持部材27aの対応する端
部が固定されている。一方のプーリ30は、サーボモー
タMにより回転駆動され、前部保持手段27をフィルム
支持体17に近接する挟持位置と離間する作動位置との
間を水平移動させるよう構成される。すなわち、前部保
持手段27が挟持位置に到来してフィルム支持体17で
支持されている連続フィルムFの前端縁を挟持した後、
該前部保持手段27を作動位置に移動することで、該フ
ィルムFを所定長さだけ包材ロール16から引出すよう
になっている。
【0016】前記サーボモータMにはエンコーダが付設
され、該モータMの回転がエンコーダにより電気的パル
スとして発信されて、図示しないサーボアンプでそのパ
ルス数が検出されるようになっている。また、被包装物
11のサイズ(フィルム引出し方向の長さ)に基づき設定
されたフィルム引出し寸法に対応する所定のフィルム引
出し停止用設定パルス数が制御装置で設定され、前記エ
ンコーダからの検出パルス数がこの設定パルス数に到達
したタイミングで、サーボモータMに対して信号を送っ
て駆動停止するよう構成されている。そして、このフィ
ルム引出し寸法に対応したデータを入力手段により任意
値で入力することで、被包装物11のサイズによって前
部保持手段27の作動位置を変更し得る。
【0017】ここで、作動位置まで移動した前記前部保
持手段27は、前記カッター22によるフィルム切断後
のタイミングで、前記下側の前部挟持部材27bが上側
の前部挟持部材27aから離間してフィルムシートfを
解放し、これによって前記後部保持手段23で引出し方
向の後端部が挟持されているフィルムシートfは、その
引出し方向前側のフィルム端縁が搬送手段上に垂れ下が
り状に支持されるようになっている(図6(c)参照)。そ
して、走行状態の後述する搬送体33の物品収容部41
とフィルムシートfとが位置合わせされた関係となる所
定のタイミングで、後部保持手段23によるフィルム保
持(挟持)を解除してフィルムシートfを解放し、これに
よって該フィルムシートfが搬送体上に受け渡されるよ
うにしてある(図6(d)参照)。すなわち実施例では、フ
ィルム支持体17、カッター22、後部保持手段23お
よび前部保持手段27から包材引出し手段13が構成さ
れる。
【0018】図1に示す如く、前記包材引出し手段13
の下方には、該引出し手段13から受け渡されたフィル
ムシートfを載置保持すると共に、該フィルム上に供給
された被包装物11をフィルムシートfと共に下流側に
搬送する搬送手段32が配設される。なお、包材引出し
手段13による連続フィルムFの引出し方向と、搬送手
段32の搬送方向とは同一に設定されている。この搬送
手段32は、物品搬送方向に所定間隔毎に配設された複
数の搬送体33から構成され、該搬送体33はチェン−
スプロケットからなる駆動機構によって所定速度で走行
駆動されるよう構成される。すなわち、前記機枠12に
おける幅方向に離間する一対の側板12a,12a間の
物品搬送方向上流端および下流端に、回動軸34,34
(図1に一方のみ図示)が回転可能に枢支されている。ま
た各回動軸34に、軸方向に離間して2つのスプロケッ
ト36,36が夫々一体回転可能に配設され、搬送方向
で対をなすスプロケット36,36に無端チェン37か
らなる索体が夫々巻掛けてある。そして、一対の無端チ
ェン37,37間に、搬送方向に複数の搬送体33が所
定間隔で架設され、図示しない駆動モータによって無端
チェン37,37を走行駆動することで、搬送体33が
所定速度で連続走行するよう構成される。なお、チェン
−スプロケットからなる動力伝達手段に代えて、ベルト
−プーリ等、その他の動力伝達手段を適宜に採用するこ
とが可能である。
【0019】前記搬送体33は、図4に示す如く、平板
状の本体33aにおける幅方向に離間する位置に、該搬
送体33の搬送方向に所定間隔で離間して包材保持用の
通気孔(吸引部)38が夫々上下に貫通するよう形成され
る。また、搬送体33における物品搬送路の下面側に
は、走行方向に並ぶ各通気孔列に対応して、吸引源とし
ての吸引ブロワ39に接続する吸引チャンバー40が、
包材引出し手段13から引出し方向前側(搬送方向下流
側)のフィルム端縁が垂れ下がり状で受け渡されるフィ
ルムシートfを保持可能な位置から下流側に設定される
物品供給領域に亘って延在するよう夫々配設される。そ
して、包材引出し手段13から受け渡されたフィルムシ
ートfを、搬送体33の通気孔38,38を介して作用
する吸引力によって本体33aの上面に密着保持した状
態で下流側に搬送するよう構成される。
【0020】前記搬送体33の本体33aにおける前記
幅方向に離間する通気孔列の間で各孔列から所定間隔離
間する略中央に、被包装物11を収容する物品収容部4
1が設けられている。すなわち、図4および図5に示す
如く、本体33aの略中央に通孔33bが形成されると
共に、上方に開口する受け部材42が、該本体33aの
底面に通孔33bを囲繞するように配設されている。ま
た通孔33bおよび受け部材42内には、収容部材43
が上方から着脱可能に装着され、該収容部材43の内部
に、フィルムシートfと共に被包装物11が表裏反転状
態で収容される物品収容部41が上方に開口するよう形
成される。
【0021】
【実施例の作用】次に、実施例に係る上包み包装機の包
材供給装置の作用につき説明する。なお、前記包材引出
し手段13におけるフィルム支持体17に連続フィルム
Fが供給されて、その前端縁が上下の支持部材17a,
17b間に引出し可能に支持されているものとする。ま
た、前記後部保持手段23における上下の後部挟持部材
23a,23bは離間する待機位置に保持されると共
に、前記前部保持手段27は作動位置において上下の前
部挟持部材27a,27bを開放している。
【0022】この状態で包材供給装置10の運転を開始
すると、前部保持手段27は、後部保持手段23におけ
る上下の後部挟持部材23a,23bの間を通過してフ
ィルム支持体17に接近する。前部保持手段27が挟持
位置に至ると、下側の前部挟持部材27bが上側の前部
挟持部材27aに対し閉じ、両者の間で連続フィルムF
の前端縁が挟持される。そして、前部保持手段27がフ
ィルム支持体17から離間することで、連続フィルムF
が包材ロール16から引出される。
【0023】前記前部保持手段27を前後方向へ往復移
動させるサーボモータMは、前記挟持位置から予め設定
されたフィルム引出し寸法に応じた所定パルス数分の回
転駆動後停止され、該前部保持手段27は連続フィルム
Fを引出して作動位置で停止する(図6(a)参照)。な
お、この連続フィルムFの引出し量は、被包装物11の
前後方向寸法に応じて入力手段により設定入力されたデ
ータに応じてサーボモータMの回転量が変更されること
で設定される。
【0024】前記前部保持手段27が予め設定された量
だけ引出し方向前側に移動して停止すると、図6(b)に
示す如く、前記第1シリンダ20が付勢されてカッター
22および後部保持手段23の上側の後部挟持部材23
aが一体的に下降すると共に、第2シリンダ24が付勢
されて待機位置の下側の後部挟持部材23bが作動位置
に向けて揺動される。すなわち、後部保持手段23の両
後部挟持部材23a,23bが閉じて、カッター22よ
り引出し方向前側で連続フィルムFの後部(切断後の後
端縁)が両後部挟持部材23a,23b間に挟持される。
そして、後部保持手段23により連続フィルムFが挟持
された後において、上側の後部挟持部材23aと一体的
に下降するカッター22により該フィルムFの後部を切
断することでフィルムシートfが得られる。
【0025】次に、前記前部保持手段27によるフィル
ムシートfの前端縁(搬送方向下流側の端縁)の挟持が解
除され、該フィルムシートfは、図6(c)に示す如く、
その引出し方向の後端縁が後部保持手段23で挟持され
た状態で、前端縁が包材引出し手段13の下方を走行し
ている前記搬送体33の上面に対して垂れ下がり状に支
持される。この垂れ下がり状となっているフィルム下端
部には、搬送体33における通気孔38,38を介して
作用する吸引力によって搬送体33による引張作用が働
く。そして、走行している搬送体33の物品収容部41
とフィルムシートfとが位置合わせされるタイミングに
おいて、後部保持手段23における上下の後部挟持部材
23a,23bが離間し、フィルムシートfの後端縁が
解放されて、該フィルムシートfは搬送体33上に物品
収容部41の上部開口を覆うように受け渡されて搬送体
33に密着した状態で載置保持される(図6(d)参照)。
【0026】すなわち、搬送体33は包材引出し手段1
3から垂れ下がっているフィルムシートfの下端部を吸
引しつつ引張力を付与する状態で走行するから、フィル
ム受け渡しに際してフィルム縁部が折り曲がったりする
ことことなく、搬送体33の物品収容部41に対してフ
ィルムシートfは正確な位置に位置ずれすることなく移
載される。
【0027】前記フィルムシートfが載置保持された搬
送体33の物品収容部41に対し、前記物品供給領域に
おいて該フィルムシートfの上方から被包装物11を挿
入することで、物品収容部41に挿入された被包装物1
1は上面を除く物品収容部41に沿う面がフィルムシー
トfで包まれた状態で、後工程に向け搬送される。この
場合に、搬送体33に移載されたフィルムシートfは、
物品収容部41に被包装物11が挿入されるまで、該物
品収容部41を挟む両側で通気孔38,38を介して作
用する吸引力によって位置ずれすることなく搬送体33
の上面に保持されるから、該フィルムシートfに対して
被包装物11は適正な位置に供給され、フィルムシート
fによる被包装物11の包装不良が生ずるのは防止され
る。
【0028】
【変更例】実施例では、連続包装材の引出し方向と搬送
手段の搬送方向とを同一向きとした場合で説明したが、
逆向きであってもよい。そしてこの場合に、包材引出し
手段から垂れ下がる包装シート端部が受け渡された搬送
手段が、該引出し手段により支持されている他方の包装
シート端部側に向けて走行することで、包材引出し部と
搬送手段上での包装シートの表裏が逆となる構成であっ
てもよい。また搬送手段の上方に供給される包装シート
は、搬送手段の搬送方向と交差する方向から供給する構
成を採用し得る。更に実施例では、搬送手段として無端
チェンに複数の搬送体を配設した構成で説明したが、無
端ベルトに所定間隔で物品収容部を設けたものを採用し
得る。
【0029】包材引出し手段による包材引出しに関して
は、連続包装材の前端縁を挟持して引出す方式に限ら
ず、引出し方向と交差する幅方向の両側縁を挟持して引
出す方式等、その他各種方式を採用し得る。また実施例
では前部保持手段が包材引出し体を兼用する場合で説明
したが、包装シートの端縁を挟持する保持手段と連続包
装材を引出す包材引出し体とを別体で構成してもよい。
そしてこの場合に、包材引出し体による包材引出し方向
と交差する位置関係で2組の保持手段を配設し、両保持
手段で包装材の引出し方向に沿う両側縁を挟持するもの
であっもよい。
【0030】実施例では、包材ロールから引出した連続
包装材を切断して得られた包装シート(切断後の包装材)
を、支持手段により一方の端縁を搬送手段上に垂れ下が
り状に支持するよう構成したが、本願はこの構成に限定
されるものでない。例えば、包材ロールから引出した連
続包装材(切断前の包装材)を、支持手段により一方の端
縁を搬送手段上に垂れ下がり状に支持した状態で、該支
持手段による支持解除までの間で切断して包装シートを
得る構成を採用し得る。あるいは、包材ロールから引出
した連続包装材を切断して得られた包装シートを、引続
き搬送手段の上方まで移送して支持手段により垂れ下が
り状に支持するようにしてもよい。すなわち、支持手段
での支持解除により搬送手段上に受け渡される包装シー
トは、包材ロールから引出されたときから支持手段の支
持解除までの間の何れかの時点で連続包装材から切断さ
れるものであればよい。なお、連続包装材の先端を包材
引出し手段が垂れ下がり状に支持した状態で、該包装材
をカッターで切断して包装シートを得る構成も採用し得
る。更に、包材ロールの保持位置については、搬送手段
に対する位置関係は限定されず、実施例とは逆に搬送手
段の下方に保持位置を設定してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の請求項1
に係る上包み包装機の包材供給装置によれば、包材引出
し手段から一方の端縁を垂れ下がらせた包装シートを、
その下方で走行する搬送手段に吸引保持させつつ受け渡
すので、移載時に包装シートの位置ずれや縁部の折れ曲
がりを好適に防止できる。また、包材引出し手段を搬送
手段の上方に設けたので、包材引出し手段を配設するこ
とで上包み包装機の設置スペースが拡大することはな
い。更に、包材引出し手段で引出した連続包装材を切断
し、得られた包装シートを搬送手段に落とすだけである
から、包材引出し手段での連続包装材の引出し量を変更
することで、被包装物の品種変更等に伴う包装材の切断
サイズの変更に容易に対応できる。
【0032】請求項2に係る包材供給装置によれば、連
続包装材の前端縁を挟持して包材ロールから引出すよう
にしたので、包装材が薄手のプラスチックフィルム等で
あっても、シワ等が発生することなく確実に引出すこと
ができ、また包材引出し時の蛇行やスリップ等による引
出し量のバラツキを解消して、常に一定寸法の包装シー
トを得ることができる。また請求項3に係る包材供給装
置では、搬送手段に設けた被包装物の物品収容部を挟む
両側で包装シートを吸引保持して下流側に搬送するか
ら、その搬送中に包装シートが位置ずれすることはな
く、該包装シートに対する被包装物の供給位置がずれて
包装が良好に行なわれなくなるのは防止される。更に、
請求項4に係る包材供給装置では、包材引出し手段から
包装シートを、搬送手段上に搬送方向下流側の端縁を垂
れ下がらせて受け渡すので、移載時における包装シート
の位置ずれや縁部の折れ曲がりを良り好適に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る包材供給装置を示す概略側面図で
ある。
【図2】実施例に係る包材引出し手段を示す概略平面図
である。
【図3】実施例に係る包材引出し手段を示す概略側面図
である。
【図4】実施例に係る搬送体を示す概略平面図である。
【図5】実施例に係る搬送体の概略縦断側面図である。
【図6】実施例に係る包材引出し手段から搬送体へのフ
ィルムシートの受け渡し工程を示す説明図である。
【符号の説明】
11 被包装物 13 包材引出し手段 16 包材ロール 17 フィルム支持体(支持体) 23 後部保持手段(支持手段,保持手段) 23a 上側の後部保持部材 23b 下側の後部保持部材 22 カッター 27 前部保持手段(包材引出し体,保持手段) 27a 上側の前部保持部材 27b 下側の前部保持部材 32 搬送手段 38 通気孔(吸引部) 41 物品収容部 F 連続フィルム(連続包装材) f フィルムシート(包装シート)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の経路を連続走行し、包装シート
    (f)を上面に吸引保持する吸引部(38)を備えた搬送手段
    (32)と、 前記搬送手段(32)の走路より上方に配設され、連続包装
    材(F)を包材ロール(16)から引出すと共に所定の長さ毎
    に切断する包材引出し手段(13)と、 前記連続包装材(F)の切断前または切断後において、前
    記搬送手段(32)における搬送方向の前後に対応した何れ
    か一方の包材端縁を搬送手段上に垂れ下がり状に支持す
    る支持手段(23)とからなり、 前記搬送手段(32)は、吸引部(38)によって前記垂れ下が
    り状の包装材(F,f)の下端部を吸引しつつ走行し、前記
    支持手段(23)は、連続包装材(F)から切断されて得られ
    た包装シート(f)の支持を、前記搬送手段(32)の走行に
    合わせた所定のタイミングで解除するよう構成したこと
    を特徴とする上包み包装機の包材供給装置。
  2. 【請求項2】 前記包材引出し手段(13)は、 前記包材ロール(16)から引出された連続包装材(F)の前
    端縁を支持する支持体(17)と、 前記支持体(17)に対して近接・離間移動可能で、該支持
    体(17)による支持状態の連続包装材(F)の前端縁を挟持
    して所定長さ分を引出す包材引出し体(27)と、 包材引出し方向後側において連続包装材(F)を所定長さ
    に切断するカッター(22)と、 得られた包装シート(f)を、前記搬送手段(32)の搬送方
    向前後に対応する各縁部で挟持する2組の保持手段(23)
    とからなり、 前記2組の保持手段(23,27)の何れか一方による包装シ
    ート(f)の挟持を解除して一方の端縁が前記搬送手段上
    に垂れ下がり状で包装シート(f)を支持し得るよう設定
    されている請求項1記載の上包み包装機の包材供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段(32)には搬送方向に所定間
    隔毎に物品収容部(41)が設けられる搬送体(33)を備え、
    前記吸引部は物品収容部(41)を挟んで両側に所定間隔で
    設けられる包材保持用の通気孔(38,38)から構成され、
    前記包装シート(f)は物品収容部(41)を上方から覆うよ
    うに該通気孔(38,38)により搬送体(33)に密着保持され
    て下流側に搬送される請求項1または2記載の上包み包
    装機の包材供給装置。
  4. 【請求項4】 前記包材引出し手段(13)による連続包装
    材(F)の引出し方向と前記搬送手段(32)の搬送方向とは
    同一に設定され、前記2組の保持手段(23,27)は、包材
    引出し体(27)に設けられる前部挟持部材(27a,27b)と、
    前記カッター(22)の配設位置より連続包装材(F)の引出
    し方向後方に設けられる後部挟持部材(23a,23b)とから
    構成され、該前部挟持部材(27a,27b)の挟持を解除して
    包装シート前側の端縁を前記搬送手段上に垂れ下がり状
    に支持するよう設定されている請求項2または3記載の
    上包み包装機の包材供給装置。
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