JP4213143B2 - 自動袋掛け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡スチロールコンテナ、プラスチックコンテナ、ダンボール箱等の容器に収納する食品を容器内面に直接接しないようにする目的等のために、上方に開口する(箱状の)容器にフィルム状の内袋を自動的に装着する〈袋掛けする〉ための自動袋掛け装置に関する。
例えば、生活協同組合(以下、生協という)等の集配センターでは、発泡スチロール製の箱(容器)に出願人が開発したこの種の袋掛け装置(下記特許文献1)でフィルムを袋状にして掛けてその中に食品を詰めて配送している。
この種の従来技術(下記特許文献1)の構成は、図11に示すように、偏平に畳まれた筒状の帯状フィルム2を捲回したフィルムロール1を支承機構3で支持し、フィルムロール1から引き出された帯状のフィルム2を、クランプ爪4aを備えたチェーンコンベア式第1搬送機構4により搬送し、フィルム搬送路の途中でシールカット機構5により帯状フィルム2をシールカットして、搬送方向前方が開口するフィルム袋2aを形成し、吸着パット6aを備えた袋拡開機構6によりフィルム袋2aの開口側を拡開(図12(a)参照)し、クランプ爪7aを備えたチェーンコンベア式第2搬送機構7によりフィルム袋2aの開口側をさらに拡開しながら容器9の外周に被せる(図12(b),(c)参照)とともに、フィルム袋2aの後端側をエアブロー8により容器9内に押し込むことで、フィルム袋2aはその開口側外周縁部を容器9の外側に折り返した状態で容器9内に収納される(図12(d)参照)ように構成されている。
特開昭62-251324
上記袋掛け装置においては、ランニングコストを抑えるべくフィルムの材質を変更したり、袋掛け時間を短縮して生産性を上げるべく機械の駆動速度を速める傾向にあるため、吸着によりフィルムを開口する機構、フィルムを搬送する機構等で不具合が発生する回数が増加している。
また、上記袋掛け装置の導入先である生協では、コストを削減するべく専属のメンテナンス要員をおかない傾向にあるため、装置の管理が不充分で、それだけラインの停止頻度が多く、ライン停止時間も長くなるといった種々の問題が発生している。
具体的には、上下に大きく延在する第1搬送機構4と、上下に延在する第2搬送機構7とをそれぞれ別々に構成するとともに、両搬送機構4,7の間に、第1搬送機構4で搬送されてきたフィルム袋2aを第2搬送機構7に受け渡すための袋拡開機構6を介装するため、装置全体の構造が非常に複雑となるという第1の問題がある。
また、フィルム袋2aが容器9に全く掛からない場合や、フィルム袋2aの一部だけが容器9に掛かった、いわゆる袋掛けが不完全な場合が頻繁に発生し、その都度、装置の稼働を停止し、作業者が手作業でフィルム袋2aを容器に掛けてやらねばならず、面倒な上に袋掛けの効率が非常に悪いといった第2の問題がある。
これは、袋拡開機構6により拡開したフィルム袋2aの開口側を第2搬送機構7により容器9の外周に被せる際に、吸着パット6a等により拡げたフィルム袋2aの開口側を第2搬送機構7の爪7aで掴んで容器9に被せるものであるが、フィルム袋2aが静電気の影響で上手く拡がらず、第2搬送機構7の爪7aがフィルム袋開口縁部を的確に掴めないことが原因であると知られており、フィルム袋2aにおける静電気の影響を排除するための様々な工夫がされてきたが、現在までのところ、抜本的な解決策は見つかっていない。
また、シールカット機構5により帯状フィルム2をシールカットする際には帯状フィルム2の搬送を一旦中止しなければならず、即ち、帯状フィルム2の搬送は連続搬送ではなく間欠搬送に限られるため、自ずと袋掛けの効率が悪いという第3の問題もある。
そこで、発明者は、一旦、二つ折りした帯状のフィルムのロールから引き出したフィルムの開口側の縁部をフィルム搬送機構(チェーンコンベア)のチャックで掴んだ後は、略水平方向真っ直ぐにフィルムを搬送するとともに、フィルム袋を容器内に収納するまで、チャックによるフィルムの開口側の縁部の把持を保持し続ける構成とすることで、容器にフィルム袋を掛ける(装着する)に際して袋の開口側を拡げるための吸着パット等の袋拡開手段を一切必要としない新たな方法を考え出した。
即ち、袋材として従来使用されている偏平に畳まれた筒状の帯状フィルムに代えて、二つ折りした帯状フィルムを使用し、フィルムロールから引き出された帯状フィルムをフィルム搬送機構(チェーンコンベア)によって横断面V字型にして搬送し、フィルム搬送路の途中で、帯状フィルムと同速度でシールカット機構を移動させつつ帯状フィルムをシールカットして上方に開口するフィルム袋を順次作成し、フィルム袋の下方から容器を上昇させて容器内にフィルム袋を収納するようにすれば、前記した第1〜第3の問題を解決できると考えた。
そして、試作機を作ってその効果のほどを確認したところ、非常に有効であることが確認されたので、この度の出願に至ったものである。
本発明は、前記した従来技術の問題点および前記した発明者の知見に基づいてなされたもので、その目的は、構造が簡潔で、袋掛け効率に優れた従来にはない新規な自動袋掛け装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1においては、上方に開口する箱型容器内にフィルム状の袋を自動的に装着する袋掛け装置において、
二つ折りした帯状のフィルムを捲回したフィルムロールをフィルムの折り返し部が下側となるように縦置き状態に支承するロール支承機構と、
前記フィルムロールから引き出された帯状のフィルム開口側の左右の側縁部およびフィルム折り返し部をそれぞれ掴む左右一対の上部チャックおよび下部チャックが走行方向に等ピッチで設けられたコンベアで構成されて、前記フィルムロールから引き出された帯状のフィルムを上方に開口する横断面V字型に保持して搬送するフィルム搬送機構と、
前記フィルム搬送機構により搬送されるフィルムを挟んで対向配置され、フィルムと同速度で移動しつつ帯状のフィルムを所定ピッチでシール・カットして上方が開口するフィルム袋を作成するシール・カット機構と、
前記フィルム搬送機構の下部チャックが解除された後、上部チャックが解除される所定位置まで搬送されるフィルム袋に対し下方から前記容器を上昇させるコンベア式容器昇降機構と、
前記所定位置に搬送されるフィルム袋に対し上方から空気を吹き込むエアブロー機構と、を備えるように構成した。
(作用)ロール支承機構に支承されているフィルムロールから引き出された帯状のフィルムは、その開口側縁部が左右一対の上部チャックに掴まれ、その折り返し部が下部チャックに掴まれて、フィルム搬送機構(コンベア)によって横断面V字型を保持したまま略水平方向前方に搬送され、搬送途中でシール・カット機構によるフィルムのシールカット工程が行われることで、帯状のフィルムは上方に開口するフィルム袋に順次成形される。そして、下部チャックによる把持のみ解除されて所定位置まで搬送されるフィルム袋に対し、下方から容器が上昇し上方からフィルム袋内にエアブローされることで、所定位置においてフィルム袋は容器内に収納されると同時に、上部チャックによる把持が解除される。
このように、フィルムロールから引き出された帯状のフィルムは、シールカット工程,下部チャックのフィルム把持の解除、容器上昇工程,エアブロー工程および上部チャックによるフィルム把持の解除に至る全工程(フィルム袋として容器内に収納されるまでの全ての工程)の間、略水平に延びるフィルム搬送機構(コンベア)のチャックに掴まれた形態に保持されている。即ち、フィルム搬送手段としては、フィルム袋を受け渡すことのない単一のフィルム搬送機構だけで構成されており、袋掛け装置の構造が非常に簡潔である。
また、帯状のフィルムおよび該帯状のフィルムから作成されたフィルム袋は、フィルム搬送機構によって予め上方に開口する形態を保持したまま搬送されるので、袋掛けに際し吸着パットを備えた拡開機構が不要となって、従来問題であったフィルム袋に発生する静電気に起因した袋掛けのトラブルがない。
また、シール・カット機構は、フィルムの搬送速度と同速度で移動しつつ帯状のフィルムをシール・カットするので、フィルムロールから引き出された帯状のフィルムがシール・カットされてフィルム袋に成形された後、容器内に収納されるまでの全工程の間、フィルム搬送機構(コンベア)を一定速度で連続運転することができる。即ち、フィルムの搬送は、従来の間欠搬送に対し連続搬送が可能となる。特に、シール・カットされる帯状のフィルムは、上方の開口側縁部が左右の上部チャックに掴まれ、下方の折り返し部が下部チャックに掴まれて、搬送方向のみならず上下方向にもピンと引っ張られた形態に保持されているので、帯状のフィルムを正確な位置でシールカットすることができる。
請求項2においては、請求項1に記載の自動袋掛け装置において、前記ロール支承機構と前記フィルム搬送機構の間に、フィルムロールから引き出された帯状フィルムの外側面に所定の表示を印字するインクジェットを配置するように構成した。
(作用)搬送される帯状フィルムの外側面にインクジェットによって文字や記号といった所定の表示を印字する場合、従来技術では、フィルム袋が裏返しにされて容器内に収納されるため、印字面が容器内のフィルム袋の内側(食料品と接触する側)にくる。このため、従来技術では、インクジェットで使用するインクが食品衛生法で認められたものに限られて非常に不便であるのに対し、請求項2では、フィルム袋が裏返されることなくそのままの形態で容器内に収納されて、インクジェットによる印字面が容器内のフィルム袋の外側にくるので、インクジェットで使用するインクが食品衛生法の制約を受けることがない。
請求項3においては、請求項1または2に記載の自動袋掛け装置において、前記上部チャックおよび下部チャックは、コンベア本体に支持された固定側挟持片と、前記固定側挟持片に対し接近離反動作可能に設けられた可動側挟持片と、前記両挟持片間に介装されて両挟持片間を閉じた状態に付勢するばね部材とを備えた構造で、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの入り口および出口には、前記可動側挟持片に干渉して可動側挟持片を開方向に移動させるチャック開閉手段である干渉壁を設けるように構成した。
(作用)フィルム搬送機構の入り口では、上部チャックおよび下部チャックがそれぞれチャック開閉手段である干渉壁と干渉することで、上部チャックおよび下部チャックが開閉してフィルムを掴み、シールカット工程終了後のフィルム搬送路では、下部チャックがチャック開閉手段である干渉壁と干渉することで、下部チャックが開閉してフィルム袋の把持を解除し、フィルム搬送機構の出口では、上部チャックがチャック開閉手段である干渉壁と干渉することで、チャックが開閉してフィルム袋の把持が解除される。
即ち、コンベア本体に設けられた上部チャックおよび下部チャックは、固定側挟持片に対し可動側挟持片が閉じた形態でフィルム搬送機構の入り口に導かれるが、コンベア本体とともに走行する上部チャックおよび下部チャックのそれぞれの可動側挟持片が、チャック開閉手段である干渉壁と干渉する(干渉壁に沿ってスライド走行する)ことで、ばね部材のばね付勢力に抗して可動側挟持片が開方向に移動し、上部チャックおよび下部チャックが開口する。そして、上部チャックの両挟持片間にフィルムの開口側縁部が、また下部チャックの両挟持片間にフィルムの折り返し部がそれぞれ位置する形態となった段階で、それぞれの可動側挟持片に対する干渉壁による干渉がなくなり、ばね付勢力により可動側挟持片が閉方向に移動し(元の位置まで戻り)、上部チャックがフィルムの側縁部を、下部チャックがフィルムの折り返し部をそれぞれ掴む。
また、フィルム搬送機構(コンベア)の入り口には、フィルムロールから引き出されてフィルム搬送機構に導かれる帯状フィルムの開口側縁部を一時的に下方に下げ、かつフィルムの折り返し部を一時的に上方に上げて、走行する上部チャックおよび下部チャックと帯状フィルムとが干渉しないようにする、上下一対の水平バー等で構成されたフィルム上下巾調整機構が設けられている。即ち、フィルムロールから引き出された帯状のフィルムは、上方が開口する横断面V字型でフィルム搬送機構に導かれるが、走行する上部チャックおよび下部チャックがそれぞれのチャックと同一高さにあるフィルムの開口側縁部および折り返し部をそれぞれ掴むためには、上部チャックおよび下部チャック(の可動側挟持片)がフィルム搬送機構(コンベア)の入り口において帯状のフィルム(の開口側縁部および折り返し部)と干渉しないように走行できることが必要である。このために、フィルム搬送機構(コンベア)の入り口では、チャック開閉手段である干渉壁の働きによって上部チャックおよび下部チャックが開口するとともに、フィルム上下巾調整機構(上下一対の水平バー)の働きによって帯状フィルムの上下巾が一時的に狭められた形態(チャックの可動側挟持片と干渉しない形態)となることで、上部チャックおよび下部チャック(の可動側挟持片)は、帯状フィルムと干渉することなくフィルムの開口側縁部および折り返し部を掴むことができる。なお、上部チャックおよび下部チャックが、固定側挟持片に対して可動側挟持片が揺動して可動側挟持片の揺動先端部の位置が上下方向(高さ方向)に変化(開閉)する構造であれば、可動側挟持片が干渉壁と干渉して揺動する位置を帯状フィルムと干渉しない位置となるように設定することで、上下一対の水平バー等で構成されたフィルム上下巾調整機構を設ける必要はない。
一方、シールカット工程を経たフィルム搬送路では、上部チャックおよび下部チャックは、フィルム袋の開口側縁部および底部をそれぞれ掴む形態(固定側挟持片に対し可動側挟持片が閉じた形態)となるが、下部チャックの可動側挟持片が下部チャックの走行路に設けられたチャック開閉手段である干渉壁に干渉する(干渉壁に沿ってスライド走行する)ことで、ばね部材のばね付勢力に抗して可動側挟持片が開方向に移動し、下部チャックが開口して下部チャックによるフィルム袋底部の把持が解除される。
以後は、上部チャックだけがフィルム袋を掴んだ形態(固定側挟持片に対し可動側挟持片が閉じた形態)でフィルム搬送機構の出口に導かれるが、コンベア本体とともに走行する上部チャックの可動側挟持片が、チャック開閉手段である干渉壁に干渉する(干渉壁に沿ってスライド走行する)ことで、ばね部材のばね付勢力に抗して可動側挟持片が開方向に移動し、上部チャックが開口して上部チャックによるフィルム袋の把持が解除される。この間に、容器昇降機構により上昇してきた容器内にフィルム袋が収納された形態となっている。なお、それぞれの可動側挟持片に対する干渉壁による干渉がなくなった下部チャックおよび上部チャックは、ばね付勢力により可動側挟持片が閉方向に移動し(元の位置まで戻り)、固定側挟持片に対し可動側挟持片が閉じた元の形態となる。
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の自動袋掛け装置において、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアを、対向して設けられた左右一対の上部走行チェーンおよび前記左右の上部走行チェーンのそれぞれに所定ピッチで設けられた前後一対の前記上部チャックとを備えた左右一対の上部チェーンコンベアと、前記一対の上部走行チェーンの下方に平行に設けられた下部走行チェーンおよび前記下部走行チェーンに前記上部チャックと同ピッチで設けられた前後一対の前記下部チャックを備えて前記容器昇降機構の手前まで延設された下部チェーンコンベアで構成するとともに、前記左右の上部走行チェーンを、前記シール・カット機構対応位置では接近し、前記容器昇降機構対応位置では前記容器の巾に対応する所定量だけ離間するように配設した。
(作用)シール・カット機構は、例えば、上下に延びる前後両側のシール用熱板と中央のカッターとを一体化したシールカット部材とフィルムを挟んで対向する受け部材で構成され、シールカット部材および受け部材がフィルムの搬送速度と同速度で移動しながら接近し、帯状のフィルムを間に挟んで押圧されることで、帯状のフィルムが所定ピッチで切断される(フィルム袋が作成される)。
そして、シール・カット工程では、フィルム搬送機構の左右の上部走行チェーン(帯状のフィルムの開口側縁部を掴んでいる左右の上部チャック)が互いに接近して、フィルムは上方の開口量が少ない横断面V字型(フィルムの左右の側面が接近する形態)に保持されており、シールカット部材と受け部材の接近離反方向の移動距離が少なく、それだけシールカットも正確かつ容易となる。
一方、容器の上昇およびエアブローを伴う袋掛け工程(容器の上昇工程およびエアブロー工程)では、フィルム搬送機構の左右の上部走行チェーン(帯状のフィルムの開口側縁部を掴んでいる前後左右の4箇所の上部チャック)が所定量(例えば、容器の大きさに対応する距離)だけ離間して、フィルム袋が大きく開口する状態に保持されているので、エアブローによりフィルム袋は確実に膨らむとともに、フィルム袋の開口側縁部が容器の開口側外側に折り返された形態となるように、フィルムの開口側縁部を掴んでいる上部チャックより上方位置まで容器を上昇させる際にフィルム搬送機構によって容器の上昇が妨げられることもないので、スムーズな袋掛けが可能となる。
請求項5においては、請求項1〜4のいずれかに記載の自動袋掛け装置において、前記シールカット機構を、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアのフィルム搬送路を挟んで対設された固定フレームと、前記固定フレームにそれぞれ組み付けられて前記フィルム搬送路に沿った前後方向にスライド可能な一対のスライドフレームと、前記一対のスライドフレームにそれぞれ組み付けられて互いに接近離反方向にスライド可能な、両側のシール用熱板の間にカッターを一体化したシールカット部材および前記シールカット部材に対応する受け部材と、前記スライドフレームの前後方向スライドと前記シールカット部材および受け部材の巾方向スライドとを前記コンベアの駆動に連係動作させる溝カムを用いた機械的連係機構とを備えるように構成した。
(作用)フィルム搬送機構(コンベア)の駆動にシールカット機構が連係動作(シールカット機構が搬送されるフィルムと同速度で移動しつつ帯状のフィルムを所定ピッチにシール・カット)する。即ち、溝カムを用いた連係機構により、シールカット部材を備えたスライドフレームおよび受け部材を備えたスライドフレームがフィルム搬送方向にフィルム搬送速度と同速度でスライドするとともに、シールカット部材および受け部材がスライドフレームに対し互いに接近する方向にスライドして、帯状のフィルムを所定ピッチにシール・カットして上方が開口するフィルム袋を順次作成する。
請求項6に係る自動袋掛け装置においては、請求項1〜5のいずれかに記載の自動袋掛け装置において、前記容器昇降機構を、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの下方に該コンベアに沿って配設するとともに、前記フィルム搬送機構の上部チャックが解除される所定位置までフィルム搬送路の上流側から徐々に上昇するように傾斜して配設した左右一対の走行チェーンと、前記走行チェーンに等ピッチで設けた容器載置用パレットとを備えたチェーンコンベアで構成して、前記フィルム搬送機構によるフィルム袋の搬送速度と同一の速度で(水平方向搬送速度)前記容器を前記上部チャックを越えた所定の高さまで搬送するように構成した。
(作用)フィルム袋の搬送速度と容器の水平方向移動速度が同一であるため、容器はフィルム袋を下方から正確に受け取ることができる。即ち、フィルム袋は容器内に正確に収納される。また、上部チャックで掴まれたフィルム袋に対し上方から袋内にエアブローするとともに、下方から容器を上部チャックを越えた所定の高さまで持ち上げるため、容器内に収納されたフィルム袋はその開口側の周縁部が容器の外側に確実に折り返された形態となる。
請求項7に係る自動袋掛け装置においては、請求項1〜6のいずれかに記載の自動袋掛け装置において、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの架台にコンベア駆動用モータを設けるとともに、前記架台に配設した駆動力伝達機構を介して前記コンベア駆動用モータの駆動力を前記シールカット機構および前記容器昇降機構に伝達して、前記シールカット機構および前記容器昇降機構が前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの駆動に連動するように構成した。
(作用)コンベア駆動用モータの駆動に連動して、前記シールカット機構および前記容器昇降機構が駆動する。即ち、単一の駆動用モータにより前記フィルム搬送機構を構成するコンベア,前記シールカット機構および前記容器昇降機構を駆動できる。
請求項1によれば、フィルム搬送手段を、フィルム袋を受け渡す必要のない単一のフィルム搬送機構だけで構成できるので、袋掛け装置の構造が非常に簡潔となって、装置の小型・低価格化を実現できる。
吸着パットを備えた拡開機構が不要で、従来問題であったフィルム袋に発生する静電気に起因した袋掛けのトラブル等がないため、装置の駆動を停止する回数が著しく減少し、それだけ袋掛けを効率化できるとともに、袋掛け装置のメンテナンスも簡単になる。
フィルムの連続搬送が可能で、それだけ袋掛けを高効率化できる。因みに、袋掛けに要す一時間当たりの処理量は従来の装置の4割増で、著しい高速処理が可能となった。
請求項2によれば、インクジェットで使用するインクが食品衛生法上の制約を受けず、それだけ便利となる。
請求項3によれば、フィルム搬送機構(コンベア)の入り口における上部チャックおよび下部チャックによるフィルムの把持、ならびにフィルム搬送機構(コンベア)の出口における上部チャックおよび下部チャックによるフィルム袋の把持解除がスムーズに自動的に行われるので、袋掛けをさらに効率化できる。
請求項4によれば、シール・カット工程では、フィルムは開口量が少ない横断面V字型(フィルムの左右の側面が接近する形態)に保持されているため、正確かつスムーズにシールカットでき、袋掛け工程では、フィルム袋が大きく開口状態に保持されているため、エアブローによりフィルム袋は上昇する容器内で的確に膨らんで、スムーズな袋掛けが可能となる。
請求項5によれば、溝カムを用いた機械的連係機構によりシールカット機構がフィルム搬送機構(コンベア)の駆動に連係動作するので、シールカット機構の構成が簡潔となる。
請求項6によれば、フィルム袋が容器内に確実に収納されることは勿論、その開口周縁部は容器外側に確実に折り返された形態となるので、より一層スムーズな袋掛けが可能となる。
請求項7によれば、単一のモータにより自動袋掛け装置全体(フィルム搬送機構,シールカット機構および容器昇降機構)が駆動するので、自動袋掛け装置の小型・低コスト化を実現できる。特に、自動袋掛け装置全体(フィルム搬送機構,シールカット機構および容器昇降機構)が連係動作する(機械的に同期駆動する)ので、各機構の作動のタイミングが長期にわたりずれず、袋掛け装置としての信頼性が高い。
次に、本発明の好適な実施形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜図10は、本発明に係る自動袋掛け装置の一実施例を示し、図1は自動袋掛け装置全体の側面図、図2は同装置の平面図で、(a)は駆動系を省略した同装置の平面図、(b)はフィルム搬送機構を構成する下部チェーンコンベアの平面図、図3(a),(b)は上部チャックおよび下部チャックの拡大側面図、図4(a)はフィルム搬送機構(上部チェーンコンベア)の入り口に設けた上部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図、図4(b)はフィルム搬送機構(下部チェーンコンベア)の入り口に設けた下部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図、図4(c)はフィルム搬送機構(下部チェーンコンベア)の出口に設けた下部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図、図4(d)はフィルム搬送機構(上部チェーンコンベア)の出口に設けた上部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図、図5はフィルム搬送機構(チェーンコンベア)の入り口に設けたフィルム上下巾調整機構である水平バーの作用を説明する図で、(a)はフィルム搬送機構(チェーンコンベア)の入り口での斜視図、(b)はフィルム搬送機構(チェーンコンベア)の入り口での側面図、図6はシール・カット機構の一部を断面で示す側面図、図7はシール・カット機構の縦断面図(図6に示す線VII−VIIに沿う断面図)、図8はシール・カット機構の水平断面図(図6に示す線VIII−VIIIに沿う断面図)、図9はシール・カット機構の水平断面図(図6に示す線IX−IXに沿う断面図)、図10は自動袋掛け装置の駆動系を示す平面図である。
まず、自動袋装着装置の全体構成について説明する。
図1および2において、自動袋掛け装置本体100は、二つ折りした帯状のフィルム104を捲回したフィルムロール102と、フィルム104の折り返し部が下側(付き合わせ部が上側)となるようにフィルムロール102を縦置き状態に支承するロール支承機構110と、フィルムロール102から引き出された帯状のフィルム開口側の左右の側縁部104a,104bおよびフィルム折り返し部104cをそれぞれ掴む左右一対の上部チャック124,124および下部チャック125が走行方向に等ピッチで設けられたチェーンコンベア120A,120B,120Cで構成されて、フィルムロール102から引き出された帯状のフィルム104を上方に開口する横断面V字型(図5(a)参照)に保持して搬送するフィルム搬送機構120と、フィルム搬送機構120により搬送されるフィルム104を挟んで対向配置され、フィルム104と同速度で移動しつつ帯状のフィルム104を所定ピッチにシール・カットして上方が開口するフィルム袋105を順次作成するシール・カット機構130と、シールカット工程後の所定位置P1で下部チャック125が解除されて上部チャック124,124だけに掴まれて所定位置P2まで搬送されるフィルム袋105に対し、上方に開口する箱型の容器148を下方から上昇させて、フィルム袋105を容器148内に収納する容器昇降機構140と、所定位置P2まで搬送されるフィルム袋105に対し上方から空気を吹き込むエアブロー機構であるエアノズル150と、を備えて構成されている。
ロール支承機構110により支承されているフィルムロール102を構成する帯状のフィルム104は、フィルム搬送機構120によって引っ張られることで、テンションロール112およびガイドロール114を介して引き出され、フィルム搬送機構120の入り口に設けられている上下に延びる横断面三角型の棒状セパレータ118を通ることで、フィルム開口側の左右の側縁部104a,104bが幅方向に分離された状態となって、フィルム搬送機構120の入り口に導かれる(図5(a)参照)。
また、テンションロール112とガイドロール114間には、フィルム搬送機構120に導かれる帯状フィルム104の外側面に所定の表示を印字するインクジェット117(図2参照)が配置されている。
フィルム搬送機構120は、図2に示されるように、対向して設けられた左右一対の上部走行チェーン122,122に所定ピッチで設けられた前後一対の前記上部チャック124,124を備えた(上部走行チェーン122,122に前後一対の上部チャック124,124が所定ピッチで設けられた)左右一対の上部チェーンコンベア120A,120Bと、上部チェーンコンベア120Aの下方に平行に配設され、下部走行チェーン123に前後一対の下部チャック125が所定ピッチ(上部チャック124,124と同ピッチ)で設けられて容器昇降機構140の手前まで延設された下部チェーンコンベア120Cとで構成されている。符号122a,122b(122c)は、上部走行チェーン122,122(下部走行チェーン123)が掛け回されているチェーンホイールで、下部チェーンコンベア120Cのチェーンホイール122cは、上部チェーンコンベア120Aのチェーンホイール122aの真下に配置されている。
そして、装置本体100の架台には、図10に示すように、コンベア駆動用サーボモータMが設けられており、モータMの駆動は、デファレンシャルギヤ161を介して左右の駆動力伝達機構160A,160Bに伝達され、駆動力伝達機構160A,160Bの下流側端部にそれぞれ設けられたデファレンシャルギヤ162,162を介して、上部チェーンコンベア120A,120B下流側のコンベア駆動軸122a1,122b1に伝達される。また、駆動力伝達機構160Aには、デファレンシャルギヤ164が設けられて、モータMの駆動は鉛直従動軸164a(図1,10参照)にも伝達され、チェーン166a,166bとチェーンホイール167a〜167dで構成した駆動力伝達機構166を介して、下部チェーンコンベア120Cの鉛直駆動軸122c1にも伝達される(図1,図2(b)参照)。したがって、モータMの駆動により、上部チェーンコンベア120A,120Bおよび下部チェーンコンベア120Cが連動する。
そして、帯状のフィルム104は、上部走行チェーン122,122に等ピッチで設けられている前後左右一対(4個)の上部チャック124,124および上部チャック124の真下に設けられている前後一対(2個)の下部チャック125の計6個のチャックに掴まれて、横断面V字型にピンと張られた状態で搬送される。
上部チェーンコンベア120A,120B(上部走行チェーン122,122)は、シール・カット機構130配設位置を越えて、容器昇降機構140によって上昇する容器148に対し直接袋掛けを行う所定位置P2まで延びているのに対し、下部チェーンコンベア120C(下部走行チェーン123)は、シール・カット機構130配設位置を越えた容器昇降機構140手前の所定位置P1まで延びている。
シール・カット機構130は、図2,6〜9に示すように、上下に延びる前後両側のシール用熱板132,132と中央のカッター133とを一体化したシールカット部材131とフィルム104を挟んで対向する受け部材134で構成され、両者131,134がフィルム104の搬送速度と同速度で移動しながら接近して帯状フィルム104を間に挟んで押圧することで、帯状フィルム104は所定ピッチで切断されて所定寸法のフィルム袋105が順次作成されるが、シール・カット機構130対応位置における左右の上部走行チェーン122,122は、図2に示すように、互いに接近するように配設されて、フィルム搬送路が巾狭に構成されている。
このため、シール・カット工程では、帯状フィルム104の開口側縁部104a,104bを掴んでいる左右の上部チャック124,124が互いに接近して、フィルム104は開口量が小さい横断面鋭角V字型(フィルム104の左右の側面が接近する形態)に保持されており、シールカット部材131と受け部材134の接近離反方向の移動距離が少なくてよく、それだけシールカットも正確かつ容易となる。
一方、容器昇降機構140対応位置における左右の上部走行チェーン122,122は、図2に示すように、容器148の大きさに対応する距離だけ離間するように配設されて、フィルム搬送路が巾広に構成されている。
このため、容器昇降機構140およびエアノズル150が動作して容器148の上昇およびエアブローを伴う袋掛け工程(容器148の上昇工程およびエアブロー工程)では、フィルム袋105の開口側縁部を掴んでいる左右の上部チャック124,124が容器148の大きさに対応する距離だけ離間して、フィルム袋105が大きく開口する状態に保持されているので、エアノズル150によるエアブローによりフィルム袋105は確実に膨らみ、フィルム袋105の開口側縁部105a,105bを掴んでいる上部チャック124,124より上方まで容器148を上昇させる際にフィルム搬送機構120(上部チェーンコンベア120A,120B)によって容器148の上昇が妨げられることもないので、スムーズな袋掛けが可能となる。
次に、チェーンコンベア120A,120B,120Cのチャック124,125におけるフィルム104のチャック動作とフィルム袋105のチャック解除動作について説明する。
上部チャック124,124および下部チャック125は、図3(a),(b)に示すように、走行チェーン122(123)に一体化された固定側挟持片1241と、固定側挟持片1241に対し接近離反動作可能な可動側挟持片1245で構成されている。固定側挟持片1241と可動側挟持片1245には、互いに係合する凹部1242と凸部1246が設けられ、凹凸部1242,1246が係合してフィルム104を掴む(把持する)ように構成されている。即ち、固定側挟持片1241に設けられた孔1241aに、可動側挟持片1245に一体化された可動ロッド1247が貫通するとともに、固定側挟持片1241と可動ロッド端部1247a間に圧縮コイルスプリング1243が介装されて、挟持片1241,1245がばね付勢力によって閉じた状態(凹部1242と凸部1246が係合する形態)に保持されている。可動ロッド端部1247aには、ローラ1248が枢着されており、図3白抜き矢印に示すように、ローラ1248(可動ロッド端部1247a)がばね付勢力に抗して押圧されると、可動側挟持片1245が固定側挟持片1241から離間して、チャック124,125が開口する。
そして、上部チャック124,124および下部チャック125は、図4(a)〜(d)に示すように、チェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口および出口に設けられているチャック開閉手段である干渉壁126と干渉することで、可動側挟持片1245が固定側挟持片1241に対し開閉動作し、これによってフィルム104の開口側縁部104a,104bや折り返し部104c(フィルム袋105の開口縁部部105a,105bやフィルム袋の底部105c)を掴んだり離したりできる。
即ち、左右の上部走行チェーン122および下部走行チェーン123にそれぞれ一体化されている上部チャック124および下部チャック125の走行路には、走行方向に対しそれぞれ傾斜する干渉壁126が設けられており、可動ロッド端部1247a(ローラ1248)が干渉壁126と干渉する(干渉壁126に沿って転動する、即ち干渉壁126に乗り上げる)と、可動ロッド1247がばね付勢力に抗して摺動(可動側挟持片1245が固定側挟持片1241から離間する方向に移動)し、凹部1242と凸部1246の係合が解除される(上部チャック124および下部チャック125が開口する)。そして、上部チャック124および下部チャック125の走行により、可動ロッド端部1247a(ローラ1248)の干渉壁126との干渉(干渉壁126に沿った転動、即ち干渉壁126への乗り上げ)がなくなると、ばね付勢力により可動ロッド1247が元の位置まで摺動(可動側挟持片1245が固定側挟持片1241に接近する元の位置まで移動)し、凹部1242と凸部1246が係合する。
また、チェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口側には、図5(a),(b)に示すように、フィルムロール102から引き出されてコンベア120A,120B,120Cに導かれる帯状フィルム104の開口側縁部104a,104bを一時的に下方に下げ、かつフィルム折り返し部104cを一時的に上方に上げて、水平方向に走行してチェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口に入ってくる上部チャック124,124および下部チャック125が、チェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口に導かれる帯状フィルム104とそれぞれ干渉しないようにするための、フィルム上下巾調整機構である水平バー119が設けられている。
即ち、フィルムロール102から引き出された上方が開口する横断面V字型の帯状フィルム104は、水平バー119,119と干渉することでその上下巾が一時的に狭められた形態(H1<H)でチェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口に導かれ、走行する上部チャック124,124および下部チャック125は、帯状フィルム104におけるこの上下巾が一時的に狭められた位置を通過するため、帯状フィルム104と干渉することはない。
そして、チェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口では、可動ロッド端部1247aの干渉壁126との干渉がなくなるまでに、図4(a),(b)に示すように、上部チャック124および下部チャック125のそれぞれの可動側挟持片1245と固定側挟持片1241間に、フィルムの開口側の縁部104a,104bおよびフィルムの折り返し部104cがそれぞれ入り込んだ状態になっているので、可動ロッド端部1247aが干渉壁126と干渉しなくなると同時に、帯状フィルム104の側縁部104a,104bおよび折り返し部104cは上部チャック124,124および下部チャック125で掴まれた状態となる。
一方、下部チェーンコンベア120Cの出口には、フィルム袋105の底部105cを掴んだ下部チャック125が走行してくるが、下部走行チェーン123に一体化されている下部チャック125の走行路には、図4(c)に示すように、チェーン123(チャック125)の走行方向に対し傾斜する干渉壁126が設けられており、可動ロッド端部1247a(ローラ1248)が干渉壁126と干渉し(干渉壁126に沿って転動し、即ち干渉壁126に乗り上げ)て、可動ロッド1247がばね付勢力に抗して摺動(可動側挟持片1245が固定側挟持片1241から離間する方向に移動)し、凹部1242と凸部1246の係合が解除される(下部チャック125が開口する)ことで、下部チャック125によるフィルム袋105の底部105cの把持が解除される。なお、この段階で、フィルム袋105の開口縁部105a,105bは上部チャック124,124に掴まれている。また、可動ロッド端部1247a(ローラ1248)が干渉壁126と干渉しなくなると同時に、下部チャック125は閉じた状態となる。
また、所定位置P1で下部チャック125によるフィルム袋105の底部105cの把持が解除されて後は、フィルム袋105はその開口側縁部105a,105bを上部チャック124,124に掴まれてチェーンコンベア120A,120Bの出口まで搬送されるが、図4(c)に示すように、上部走行チェーン122、122に一体化されている上部チャック124,124のそれぞれの走行路には、チェーン122(チャック124)の走行方向に対し傾斜する干渉壁126が設けられており、可動ロッド端部1247a(ローラ1248)が干渉壁126と干渉し(干渉壁126に沿って転動し、即ち干渉壁126に乗り上げ)て、可動ロッド1247がばね付勢力に抗して摺動(可動側挟持片1245が固定側挟持片1241から離間する方向に移動)し、凹部1242と凸部1246の係合が解除される(上部チャック124が開口する)ことで、上部チャック124によるフィルム袋105の開口側の縁部の把持が解除される。また、可動ロッド端部1247a(ローラ1248)が干渉壁126と干渉しなくなると同時に、上部チャック124,124は閉じた状態となる。
次に、搬送されるフィルム104を挟んで対向配置されたシールカット部材131と受け部材134がフィルム104の搬送速度と同速度で移動しながら接近離反動作するシール・カット機構130について説明する。
シールカット機構130は、図6〜9に示すように、チェーンコンベア120A,120B,120Cのフィルム搬送路を挟んで架台上に対設された一対の固定フレーム1312と、固定フレーム1312にそれぞれ組み付けられてフィルム搬送路に沿った前後方向にスライド可能な対向する一対のスライドフレーム1314と、スライドフレーム1314に組み付けられて互いに接近離反方向にスライド可能なシールカット部材131(シール用熱板132,132およびカッター133)および受け部材134と、スライドフレーム1314の前後方向スライドとシールカット部材131および受け部材134の巾方向スライドとをチェーンコンベア120A,120B,120Cの駆動に連係動作させる溝カムを用いた機械的連係機構135(135A,135B)とを備えて構成されている。
図6,7における符号1316は、固定フレーム1312に設けられて、フィルム搬送路に沿った前後方向に延びるレールで、スライドフレーム1314はこのレール1316に沿って前後方向にスライドできる。符号1318は、固定フレーム1312に支承されている駆動軸で、この駆動軸1318には外周に一対の偏芯するカム溝1322,1322が並設された回転ドラム1320が軸着されている。固定フレーム1312側の上下一対の前後水平枠1324,1324とスライドフレーム1314側の上下一対の前後水平枠1326,1326間に、上下一対の水平揺動アーム1328a,1328bの端部がそれぞれピン連結されて水平リンクが構成され、上側水平揺動アーム1328aの下面および下側水平揺動アーム1328bの上面にそれぞれ枢着されたカムフオロワ1329,1329が回転ドラム1320のカム溝1322,1322にそれぞれ係合し、駆動軸1318(回転ドラム1320)の回動によりカムフォロワ1329,1329がカム溝1322,1322に沿って転動することで、図9矢印Aに示すように、水平揺動アーム1328a,1328bが固定フレーム1312側のピン連結支点周りに揺動して、スライドフレーム1314が前後方向(図6,9左右方向)にスライドするように構成されている。
即ち、カム溝1322が形成された回転ドラム1320と、カムフォロワ1329を介してカム溝1322に倣い動作する水平揺動アーム1328a,1328bが、チェーンコンベア120A,120B,120Cの駆動に連係してシールカット部材131と受け部材134を前後スライドさせる第1の連係機構135Aを構成し、駆動軸1318(回転ドラム1320)の1回転に対し、スライドフレーム1314(シールカット部材131および受け部材134)がカム溝1322によって設定された所定量だけ進退する。
図7〜9における符号1317は、スライドフレーム1314と固定フレーム1312間に設けられて、フィルム搬送路と直交する巾方向に延びるLMガイドで、シールカット部材131および受け部材134は、このLMガイド1317に沿って巾方向にスライドできる。符号1330(図6〜8参照)は、固定フレーム1312に支承されている従動軸で、駆動軸1318の上方に平行に設けられている。従動軸1330には、回転ディスク1332が軸着され、回転ディスク1332の側面には、偏芯するカム溝1334が設けられている。スライドフレーム1314側の前後軸1336に支承された鉛直揺動アーム1338の下端部は、シールカット部材131または受け部材134にそれぞれ連結されるとともに、鉛直揺動アーム1338の側面には、回転ディスク1332のカム溝1334に係合するカムフォロワ1339が枢着されている。そして、従動軸1330(回転ディスク1332)の回動によりカムフォロワ1339がカム溝1334に沿って転動することで、図7矢印Bに示すように、鉛直揺動アーム1338が支点となる前後軸1336周りに揺動して、シールカット部材131および受け部材134が接近離反方向(図7左右方向、図8,9上下方向)にスライドするように構成されている。
即ち、カム溝1334が形成された回転ディスク1332と、カムフォロワ1339を介してカム溝1334に倣い動作する鉛直揺動アーム1338が、チェーンコンベア120A,120B,120Cの駆動に連係してシールカット部材131と受け部材134を巾方向にスライドさせる第2の連係機構135Bを構成し、従動軸1330(回転ディスク1332)の1回転に対し、シールカット部材131および受け部材134がカム溝1334によって設定された所定量だけ接近離反方向(巾方向)に進退する。
また、駆動軸1318(図1,6,7参照)には、動力伝達機構160A,160Bの駆動力がベルト167,167(図6,10参照)を介してそれぞれ伝達されるとともに、従動軸1330はベルト1340によって駆動軸1318と連動するので、シールカット部材131と受け部材134は、フィルム104の搬送速度と同一の速度で移動しながら巾方向(左右方向)に接近してフィルム104をシールカットする。
次に、フィルム搬送機構120によって搬送されるフィルム袋105を下方から受け取って容器148内に収納させる容器昇降機構140について説明する。
容器昇降機構140は、図1に示すように、フィルム搬送機構120の下方にフィルム搬送機構120に沿って配設されており、フィルム搬送機構120の下部チャック125の解除される所定位置P1の近傍からフィルム搬送機構120の上部チャック124,124が解除される所定位置P2まで、フィルム搬送路の上流側から徐々に上昇するように傾斜して配設された左右一対の走行チェーン142,142と、走行チェーン142,142に跨って等ピッチに設けられた容器載置用パレット144とを備えたチェーンコンベア141で構成されて、フィルム搬送機構120によるフィルム袋105の搬送速度と同一の速度(水平方向搬送速度)で容器148を搬送するように構成されている。
符号142aは、走行チェーン142が掛け回されているチェーンホイールで、走行チェーン142は最上部まで斜めに上昇した後、走行方向に所定距離だけ水平に延びている。そして、少なくとも走行チェーン142が昇りきった位置および走行チェーン142が水平に延びる位置の上方には、フィルム袋105内にエアブローするエアノズル150がそれぞれ設けられている。符号145は、走行チェーン142に沿って台形状に設けられたガイド溝で、パレット144に一体化された側面視L字型の支持フレーム146に設けたローラ146aがガイド溝145に沿って転動することで、パレット144(に載置した容器148)を一定の水平状態に保持できるように構成されている。符号156A,156Bは、容器昇降機構140の所定位置(パレット144が容器148を受け取る所定位置)まで、容器148を1個ずつ搬入する搬入用コンベア、符号158は、容器昇降機構140のパレット144から袋掛け済み容器148Aを受け取って搬出する搬出用コンベアである。
また、容器昇降機構140(チェーンコンベア141)の駆動軸141a(図1参照)には、動力伝達機構160Aの駆動力がベルト168(図10参照)を介して伝達されて、容器昇降機構140(チェーンコンベア141)はフィルム搬送機構120(チェーンコンベア120A,120B,120C)と連動し、搬送される容器148は、フィルム袋105の搬送速度と同一の速度で水平方向に移動しつつ上昇するので、容器148はフィルム袋105を下方から正確に受け取ることができる。
また、上部チャック124で掴まれたフィルム袋105に対し上方からエアノズル150により袋105内にエアブローするとともに、下方から容器148を上部チャック124を越えた所定の高さまで持ち上げるため、容器148内に収納されたフィルム袋105はその開口側の周縁部が容器148の外側に確実に折り返された形態となる。
前記したように、本実施例の自動袋掛け装置では、フィルム搬送機構120であるチェーンコンベア120A,120B,120C,帯状のフィルム104を所定間隔にシールカットしてフィルム袋105を順次作成するシールカット機構130およびフィルム袋105の下方から容器148を上昇させて容器148内にフィルム袋105を収納させる容器昇降機構140の全てを1つのサーボモータMによって駆動するように構成されている。
そして、本実施例の自動袋掛け装置を稼働するには、フィルムロール102から引き出した帯状のフィルム104をテンションロール112およびガイドロール114を介してチェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口まで導き、手作業で、フィルム開口側の左右の側縁部104a,104bおよびフィルム折り返し部104cを左右一対の上部チャック124,124および下部チャック125でチャックする。その後、装置の稼働を開始すると、チェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口では、チェーンコンベア120A,120B,120Cの上部チャック124,124および下部チャック125が自動的にフィルム開口側の左右の側縁部104a,104bおよびフィルム折り返し部104cを順次掴んでフィルム104を搬送し、シールカット機構130が帯状のフィルム104を所定寸法でシール・カットしてフィルム袋105を作成し、容器昇降機構140により容器148が上昇してフィルム袋105が容器148内に自動的に収納される。フィルム袋105を収容した容器(袋掛けの終了した容器)148Aは、搬出用コンベア158によって搬出される。
なお、前記実施例では、フィルム搬送機構120に導かれる帯状フィルム104の外側面に所定の表示を印字するインクジェット117が設けられているが、インクジェット117に用いるインクは、次にような理由から、食品衛生法の制約を受けることがない。即ち、従来技術では、フィルム袋が裏返しにされて容器内に収納されるため、印字面が容器内のフィルム袋の内側(食料品と接触する側)となって、インクジェットで使用するインクが食品衛生法で認められたものに限られて非常に不便であったのに対し、本実施例では、フィルム袋105が裏返されることなくそのままの形態で容器148内に収納されて、インクジェット117による印字面が容器148内のフィルム袋105の外側にくるので、インクジェット117で使用するインクが食品衛生法の制約を受けることがない。
また、前記実施例では、チェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口側に、上部チャック124,124および下部チャック125が、チェーンコンベア120A,120B,120Cの入り口に導かれる帯状フィルム104とそれぞれ干渉しないようにするための、フィルム上下巾調整機構である水平バー119が設けられているが、上部チャックおよび下部チャックが、固定側挟持片に対して可動側挟持片が上下方向に揺動して可動側挟持片の揺動先端部の位置が上下方向(高さ方向)に変化(開閉)する構造であれば、可動側挟持片が干渉壁と干渉して揺動する位置を帯状フィルムと干渉しない位置となるように設定することで、上下一対の水平バー119等で構成されたフィルム上下巾調整機構を設ける必要はない。
発明の一実施例である自動袋掛け装置全体の側面図である。 (a)駆動系を省略した同装置の平面図である。 (b)フィルム搬送機構を構成する下部チェーンコンベアの平面図である。 (a),(b)は上部チャックおよび下部チャックの拡大側面図である。 フィルム搬送機構(上部チェーンコンベア)の入り口に設けた上部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図である。 フィルム搬送機構(下部チェーンコンベア)の入り口に設けた下部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図である。 フィルム搬送機構(下部チェーンコンベア)の出口に設けた下部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図である。 フィルム搬送機構(下部チェーンコンベア)の出口に設けた上部チャック開閉手段である干渉壁の作用を説明する説明図である。 フィルム搬送機構(チェーンコンベア)の入り口に設けたフィルム上下巾調整機構である水平バーの作用を説明する図で、(a)はフィルム搬送機構(チェーンコンベア)の入り口での斜視図、(b)はフィルム搬送機構(チェーンコンベア)の入り口での側面図である。 シール・カット機構の一部を断面で示す側面図である。 シール・カット機構の縦断面図(図6に示す線VII−VIIに沿う断面図)である。 シール・カット機構の水平断面図(図6に示す線VIII−VIIIに沿う断面図である。 シール・カット機構の水平断面図(図6に示す線IX−IXに沿う断面図)である。 自動袋掛け装置の駆動系を示す平面図である。 従来の袋掛け装置の側面図である。 従来の袋掛け装置による袋掛け工程を簡略に表す図である。
符号の説明
100 自動袋掛け装置本体
102 フィルムロール
104 二つ折りした帯状のフィルム
104a,104b 帯状フィルム開口側の左右の側縁部
104c フィルム折り返し部
105 フィルム袋
105a,105b, フィルム袋の開口側縁部
105c フィルム袋の底部
110 ロール支承機構
112 テンションロール
114 ガイドロール
117 インクジェット
118 セパレータ
119 フィルム上下巾調整機構である上下一対の水平バー
120 フィルム搬送機構
120A,120B 上部チェーンコンベア
120C 下部チェーンコンベア
122 上部走行チェーン(コンベア本体)
122a,122b 上部チェーンホイール
122c 下部チェーンホイール
122a1,122a1 上部走行チェーンコンベアの駆動軸
122c1 下部走行チェーンコンベアの駆動軸
123 下部走行チェーン(コンベア本体)
124 上部チャック
125 下部チャック
1241 固定側挟持片
1242 凹部
1243 圧縮コイルスプリング
1245 可動側挟持片
1246 凸部
1247a 可動ロット端部
1248 ローラ
126 チャック開閉手段である干渉壁
130 シール・カット機構
131 シールカット部材
132 シール用熱板
133 カッター
134 受け部材
1312 固定フレーム
1314 スライドフレーム
1316 レール
1317 LMガイド
1318 シール・カット機構の駆動軸
1330 シール・カット機構の従動軸
1320 回転ドラム
1322 カム溝
1324,1326 前後水平軸
1328a,1328b 水平揺動アーム
1329 カムフォロワ
1330 シール・カット機構の従動軸
1332 回転ディスク
1334 カム溝
1336 スライドフレームの前後軸
1338 鉛直揺動アーム
1339 カムフォロワ
1340 ベルト
135(135A,135B) 連係機構
140 容器昇降機構
141 容器昇降機構を構成するチェーンコンベア
141a チェーンコンベアの駆動軸
142 左右一対の走行チェーン
142a チェーンホイール
144 容器載置用パレット
145 ガイド溝
146 支持フレーム
146a ローラ
148 箱型容器
148A 袋掛けの終了した箱型容器
150 エアブロー機構であるエアノズル
M 装置駆動用モータ
156A,156B 容器搬入用コンベア
158 搬入用コンベア
160A,160B 駆動力伝達機構
161,162,164 ディファレンシャルギア
166a,166b チェーン
166a〜166d チェーンホイール
167 ベルト
168 ベルト

Claims (7)

  1. 上方に開口する箱型容器内にフィルム状の袋を自動的に装着する袋掛け装置において、
    二つ折りした帯状のフィルムを捲回したフィルムロールをフィルムの折り返し部が下側となるように縦置き状態に支承するロール支承機構と、
    前記フィルムロールから引き出された帯状のフィルム開口側の左右の側縁部およびフィルム折り返し部をそれぞれ掴む左右一対の上部チャックおよび下部チャックが走行方向に等ピッチで設けられたコンベアで構成されて、前記フィルムロールから引き出された帯状のフィルムを上方に開口する横断面V字型に保持して搬送するフィルム搬送機構と、
    前記フィルム搬送機構により搬送されるフィルムを挟んで対向配置され、フィルムと同速度で移動しつつ帯状のフィルムを所定ピッチにシール・カットして上方が開口するフィルム袋を順次作成するシール・カット機構と、
    前記フィルム搬送機構の下部チャックが解除された後、上部チャックが解除される所定位置まで搬送されるフィルム袋に対し下方から前記容器を上昇させるコンベア式容器昇降機構と、
    前記所定位置に搬送されるフィルム袋に対し上方から空気を吹き込むエアブロー機構と、を備えた自動袋掛け装置。
  2. 前記ロール支承機構と前記フィルム搬送機構の間には、フィルムロールから引き出された帯状フィルムの外側面に所定の表示を印字するインクジェットが配置されたことを特徴とする請求項1に記載の自動袋掛け装置。
  3. 前記上部チャックおよび下部チャックは、コンベア本体に支持された固定側挟持片と、前記固定側挟持片に対し接近離反動作可能に設けられた可動側挟持片と、前記両挟持片間に介装されて両挟持片間を閉じた状態に付勢するばね部材とを備えた構造で、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの入り口および出口には、前記可動側挟持片に干渉して可動側挟持片を開方向に移動させるチャック開閉手段である干渉壁が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動袋掛け装置。
  4. 前記フィルム搬送機構を構成するコンベアは、対向して設けられた左右一対の上部走行チェーンおよび前記左右の上部走行チェーンのそれぞれに所定ピッチで設けられた前後一対の前記上部チャックとを備えた左右一対の上部チェーンコンベアと、前記一対の上部走行チェーンの下方に平行に設けられた下部走行チェーンおよび前記下部走行チェーンに前記上部チャックと同ピッチで設けられた前後一対の前記下部チャックとを備えて前記容器昇降機構の手前まで延設された下部チェーンコンベアで構成されるとともに、前記左右の上部走行チェーンは、前記シール・カット機構対応位置では接近し、前記容器昇降機構対応位置では所定量だけ離間するように配設されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動袋掛け装置。
  5. 前記シールカット機構は、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアのフィルム搬送路を挟んで対設された固定フレームと、前記固定フレームにそれぞれ組み付けられて前記フィルム搬送路に沿った前後方向にスライド可能な一対のスライドフレームと、前記一対のスライドフレームに組み付けられて互いに接近離反方向にスライド可能な、両側のシール用熱板の間にカッターを一体化したシールカット部材および前記シールカット部材に対応する受け部材と、前記スライドフレームの前後方向スライドと前記シールカット部材および受け部材の巾方向スライドとを前記コンベアの駆動に連係動作させる溝カムを用いた機械的連係機構とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動袋掛け装置。
  6. 前記容器昇降機構は、前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの下方に該コンベアに沿って配設されるとともに、前記フィルム搬送機構の上部チャックが解除される所定位置までフィルム搬送路の上流側から徐々に上昇するように傾斜して配設された左右一対の走行チェーンと、前記走行チェーンに等ピッチで設けられた容器載置用パレットとを備えたチェーンコンベアで構成されて、前記フィルム搬送機構によるフィルム袋の搬送速度と同一の速度で前記容器が前記上部チャックを越えた所定の高さまで搬送されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動袋掛け装置。
  7. 前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの架台には、コンベア駆動用モータが設けられるとともに、前記架台に設けられた駆動力伝達機構を介して前記コンベア駆動用モータの駆動力が前記シールカット機構および前記容器昇降機構に伝達されて、前記シールカット機構および前記容器昇降機構が前記フィルム搬送機構を構成するコンベアの駆動に連動するように構成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動袋掛け装置。
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