JP2968131B2 - カートニング装置 - Google Patents

カートニング装置

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JP2968131B2
JP2968131B2 JP21435592A JP21435592A JP2968131B2 JP 2968131 B2 JP2968131 B2 JP 2968131B2 JP 21435592 A JP21435592 A JP 21435592A JP 21435592 A JP21435592 A JP 21435592A JP 2968131 B2 JP2968131 B2 JP 2968131B2
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茂明 長坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートニング装置(梱包
装置)に係り、開口部の両側短辺にサイドフラップを有
するとともに、一方の長辺にメインフラップを有する箱
体を自動的に閉蓋するカートニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、矩形の開口部を胴部の端部に
有し、この開口部の両側短辺にサイドフラップを有する
とともに、一方の長辺にメインフラップを有する箱体に
ついて、サイドフラップを折曲げた後、メインフラップ
のフラップ主部と先端差込部を折曲げてその先端差込部
を開口部の他方の長辺に沿って差込むことで蓋をするカ
ートニング装置は、数多く提案され実用化されている。
【0003】以下、このような従来のカートニング装置
について図23〜図26を参照して説明する。図23及
び図24はこのような従来のカートニング装置の一例を
示す。
【0004】図23及び図24において、カートニング
装置180は一定方向に搬送される二対のチェーン18
1を備えている。このチェーン181には、スペーサ1
82が掛け渡されており、箱体183はこのスペーサー
182間に保持されて搬送されるよう構成されている。
また、このチェーン181は、一定距離毎に間欠的に搬
送されるように構成されており、チェーン181の搬送
が停止した時、各箱体に対向する位置には、サイドフラ
ップを折曲するためのサイドフラップ折曲装置184、
メインフラップの先端差込部を折曲げるメインフラップ
予備折曲装置185、メインフラップのフラップ主部を
折曲げつつ予め折曲げられたメインフラップの先端差込
部を開口部に差し込んで閉蓋するメインフラップ閉蓋装
置186が設けられている。
【0005】このようなカートニング装置180におい
ては、チェーン181に掛け渡されたスペーサー182
間に保持される箱体183は、チェーン181の搬送に
より間欠的に移動され、箱体183が停止した時に箱体
183に対向する位置に設けられているサイドフラップ
折曲装置184、メインフラップ予備折曲装置185、
メインフラップ閉蓋装置186により、それぞれ、サイ
ドフラップの折曲、メインフラップの予備折曲、メイン
フラップの閉蓋が行われることによりカートニングが行
われる。
【0006】また、図25及び図26は従来のカートニ
ング装置の他の例を示す。図25及び図26において、
カートニング装置190は一体として一方向に回転する
上部回転板191及び下部回転板192とを備えてい
る。この上部回転板191及び下部回転板192には、
各々、凹所193が形成されており、箱体194はこの
凹所に挟まれて保持されるように構成されている。ま
た、これら上部回転板191及び下部回転板192は、
軸197を中心として間欠的に回転するように構成され
ており、上部回転板及191び下部回転板192の回転
が停止したとき、各箱体194に対向する位置にはサイ
ドフラップ折曲装置195、メインフラップ予備折曲装
置196、メインフラップ閉蓋装置198が設けられて
おり、これら各装置により箱体194のカートニングが
行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図23及び図
24に示されるカートニング装置180においては、箱
体183が保持されるスペーサー182間の間隔を調整
することが困難であるため、閉蓋する箱体183の大き
さ、特に箱体183の幅が変わると調整に手間がかかる
といった問題があった。
【0008】また、図25及び図26に示されるカート
ニング装置190においては、上部回転板191と下部
回転板192に形成されている凹部193のサイズ一定
に定められているので、箱体194の大きさ、特に、幅
方向のサイズが極端に大きいあるいは小さい箱体のカー
トニングを行うことができないといった問題があった。
【0009】本発明は、上述した問題点に鑑みて創案さ
れたものであり、閉蓋する箱体の大きさが変わっても簡
単な調整でカートニングを行うことが可能なカートニン
グ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、矩形の開口部を胴部の端部に有し、この
開口部の両側短辺にサイドフラップを有するとともに、
一方の長辺にメインフラップを有する箱体について、サ
イドフラップを折曲げた後、メインフラップのフラップ
主部と先端差込部を折曲げてその先端差込部を開口部の
他方の長辺に沿って差込むことで蓋をするカートニング
装置であって、箱体胴部を保持して箱体をその幅方向へ
と搬送する搬送装置と、搬送される箱体のサイドフラッ
プを開口部の内側に向かって折曲げるサイドフラップ折
曲装置と、メインフラップの先端差込部を折り曲げるメ
インフラップ予備折曲装置と、メインフラップのフラッ
プ主部を折曲げつつ予め折曲げられたメインフラップの
先端差込部を開口部に差し込んで閉蓋するメインフラッ
プ閉蓋装置とを備え、前記搬送装置は前記箱体を保持す
るパレットと、前記パレットを無限軌道上で搬送させる
コンベア手段とを備えており、前記パレットはパレット
上に設けられた固定枠と前記固定枠に対向して設けられ
た可動枠とで前記箱体を保持するようになっており、前
記パレットはコンベア手段に対して着脱可能であり、
記メインフラップ予備折曲装置は、メインフラップの先
端差込部を押し込んでメインフラップの内側へ曲げる第
1突出装置と、この第1突出装置の折曲げの際、メイン
フラップをその内側から支える第2突出装置と、第1突
出装置で折曲げられた先端差込部をさらに押してフラッ
プ主部に対して折曲げる第3突出装置とを有するように
構成した。
【0011】
【作用】本発明に係るカートニング装置においては、パ
レットに保持された箱体はコンベア手段により幅方向へ
と搬送される。そして、サイドフラップ折曲装置で、搬
送される箱体のサイドフラップが開口部の内側に向かっ
て折り曲げられる。また、メインフラップ予備折曲装置
でメインフラップの先端差込部が折り曲げられる。最後
に、メインフラップ閉蓋装置でメインフラップのフラッ
プ主部を折曲げつつ予め折曲げられたメインフラップの
先端差込部を開口部に差し込んで閉蓋する。
【0012】このようなカートニング装置において、箱
体はパレットの固定枠と可動枠により保持されるように
構成されているので、閉蓋する箱体の大きさが変わって
も可動枠の調整で箱体をパレットに保持させることが可
能になる。また、パレットはコンベア手段に対して着脱
可能であるように構成されているので、箱体のサイズが
可動枠の調整では対応することができない場合には、パ
レットを交換することにより、箱体のカートニングを行
うことが可能になる。
【0013】そして、本発明のカートニング装置におけ
るメインフラップ予備折曲装置は、所定の方向に対する
往復運動でメインフラップの予備折曲を行うことから、
箱体のサイズ変更に伴いメインフラップのサイズが変わ
っても、メインフラップ予備折曲装置の配置変更、ある
いは前記往復運動の運動幅の調整等の簡単な調整で、メ
インフラップの予備折曲を行うことが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。まず、説明の便宜上、本発明に係るカート
ニング装置により組立てられ、閉蓋される箱体について
説明する。
【0015】図2〜図9は本発明に係るカートニング装
置10で組立てて閉蓋すべき箱体20を示す。この箱体
20は、矩形の箱形で、矩形の開口部を胴部の両端部に
それぞれ有し、この開口部の両側短辺にサイドフラップ
21、23を有するとともに、一方の長辺にメインフラ
ップ22、24を有している。このメインフラップ2
2、24は折線を境にして区分された先端差込部22
b、24bとフラップ主部22a、24aとからなる。
【0016】本発明のカートニング装置10は、まず、
一方の開口部を閉蓋して、製品を挿入した後、他方の開
口部を閉蓋するものであり、以下、最初に閉蓋する開口
部のフラップを下側サイドフラップ21、下側メインフ
ラップ22といい、他方の開口部のフラップを上側サイ
ドフラップ23、上側メインフラップ24という。
【0017】図1は本発明に係るカートニング装置10
の概略を示す。このカートニング装置10は、箱体20
の胴部を保持して箱体20をその幅方向へと搬送する搬
送装置30と、搬送される箱体20の下側サイドフラッ
プ21を開口部の内側に向かって折曲げる下側サイドフ
ラップ折曲装置50と、下側メインフラップ22の先端
差込部22bを折曲げる下側メインフラップ予備折曲装
置60と、下側メインフラップ22のフラップ主部22
aを折曲げつつ予め折曲げられた下側メインフラップ2
2の先端差込部22bを開口部に差し込んで閉蓋する下
側メインフラップ閉蓋装置70と、製品充填装置80、
90と、上側サイドフラップ折曲装置100と、上側メ
インフラップ予備折曲装置110と、上側メインフラッ
プ閉蓋装置120と、製品排出装置130とを備えてい
る。
【0018】搬送装置30は、図1に示されるように、
箱状に形成された箱体20が載置されるパレット31
と、このパレット31を搬送するため互いに並行に配設
された第1ベルトコンベア32及び第2ベルトコンベア
33を備えている。
【0019】パレット31は、図10に示されるよう
に、箱状に形成された箱体20が載置されるための座台
31aと、座台31a上に固定された固定枠31b及び
スライド可能な可動枠31cとが備えられており、箱体
20は固定枠31bと可動枠31cの間に保持される。
このパレット31においては、載置される箱体20の幅
方向のサイズに対応して、可動枠31cをスライドさせ
て、箱体20が載置される固定枠31bと可動枠31c
との間隔を変えることができるように構成されている。
これによって、閉蓋する箱体の大きさが変わっても簡単
な調整で箱体をパレットに保持させることが可能にな
る。また、パレット31は第1ベルトコンベア32及び
第2ベルトコンベア33に着脱可能に構成されている。
従って、パレット自体を交換することによっても箱体の
サイズの変更に対応することが可能である。
【0020】尚、パレット31の長手方向のサイズは、
載置されている箱体20の開口部がパレット31の縁部
より僅かに突出するように定められている。また、座台
31aの下面には、パレット31と第1ベルトコンベア
32及び第2ベルトコンベア33とを嵌合させるための
送り溝31dが形成されている。
【0021】第1ベルトコンベア32及び第2ベルトコ
ンベア33には、所定間隔を介して、パレット31が配
置される。また、この第1ベルトコンベア32及び第2
ベルトコンベア33は所定距離の移動の後に間欠停止す
るように構成されている。
【0022】第1ベルトコンベア32及び第2ベルトコ
ンベア33が間欠停止したときの各パレットに対応した
位置をステージというとき、第1ベルトコンベア32に
は第1ステージA〜第4ステージDが設けられ、第2ベ
ルトコンベア33には第5ステージE〜第10ステージ
Jが設けられている。
【0023】そして、第1ステージAに対向する位置に
は箱体供給装置40が設けられ、第2ステージBに対向
する位置には下側サイドフラップ折曲装置50が設けら
れ、第3ステージCに対向する位置には下側メインフラ
ップ予備折曲装置60が設けられ、第4ステージDに対
向する位置には下側メインフラップ閉蓋装置70が設け
られ、第5ステージE及び第6ステージFに対向する位
置には、それぞれ、製品充填装置80、90が設けら
れ、第7ステージGに対向する位置には上側サイドフラ
ップ折曲装置100が設けられ、第8ステージHに対向
する位置には上側メインフラップ予備折曲折装置110
が設けられ、第9ステージIに対向する位置には上側メ
インフラップ閉蓋装置120が設けられ、第10ステー
ジJに対向する位置には製品取出装置130が設けられ
ている。
【0024】また、この第1ベルトコンベア32の最終
ステージである第4ステージDの下流側の領域と第2ベ
ルトコンベア33の最初のステージである第5ステージ
Eの上流側の領域は、パレット搬送領域140により連
結されており、第4ステージDを経たパレットは搬送領
域140に供給され、ここで第1プッシャ141により
第2ベルトコンベア33方向に移動された後、第2プッ
シャ142により第2ベルトコンベアの第5ステージE
に供給されるように構成されている。
【0025】さらに、第2ベルトコンベア33の最終ス
テージである第10ステージJを経たパレット31はプ
ッシャ131により第1ベルトコンベア32の最初のス
テージである第1ステージAの上流側に供給され、さら
に、このパレット31はプッシャ132で第1ベルトコ
ンベア32上に供給されるように構成されている。
【0026】以下、各部を詳細に説明する。 <箱体供給装置>第1ステージAに対向して設けられて
いる箱体供給装置40は、平たく折り畳まれている箱体
20(図2)の胴部を膨らませて箱状(図3)に形成
し、第1ステージA上のパレット31に載置させるもの
である。
【0027】この箱体供給装置40には、図1に示され
るように、平たく折り畳まれた箱体20を一列に複数枚
重ねて保持する箱体ストッカ41が設けられている。ま
た、この箱体供給装置40には、箱体ストッカ41の最
前の箱体に挿入され、第1ステージに対向する作業ステ
ージ42に移動させるナイフ43aが設けられている。
このナイフ43aは、図12に示されるように、ナイフ
本体43の一側でヒンジで回動可能に備えられており、
ナイフ本体43を第1エアシリンダ装置44のロッド4
4aの先端に設け、ナイフ43aを矢印YY方向に移動
可能にしている。
【0028】また、この第1エアシリンダ装置44は、
第2エアシリンダ装置45のロッド45aの先端に設け
られており、第1シリンダ装置44を矢印YY方向と直
交する矢印XX方向に移動可能にしている。このような
構成を採用したことにより、ナイフ43aを作業ステー
ジ42において任意の位置に移動させることが可能にな
る。
【0029】そして、ナイフ43aは、X−Y方向の移
動により、箱体20に挿入され、その後、図12のよう
にナイフ43aがナイフ本体43に対して回動・起立し
てナイフ本体43に対して垂直になる。これにより、折
り畳まれた箱体20が開かれて、箱状(図3)に形成さ
れる。
【0030】この箱状に形成された箱体20は、第1エ
アシリンダ装置により第1ステージA上のパレット31
上に押し出されて、パレット31上に保持された後、ナ
イフのみが引き抜かれる。 <下側サイドフラップ折曲装置>パレット31上に保持
された箱体20は、第2ステージBに設けられた下側サ
イドフラップ折曲装置50で下側サイドフラップ21が
箱体20の開口部内側に水平に折曲げられ、図4に示さ
れる状態となる。
【0031】この下側サイドフラップ折曲装置50は、
図1、図13及び図14に示されるように、箱体20の
搬送方向下流側の下側サイドフラップ21を折曲げる第
1折曲機51と、上流側のサイドフラップを折曲げる第
2折曲機52とで構成される。
【0032】第1折曲機51は、第2ステージBの搬送
方向下流側に固定された押圧体で構成されており、箱体
20が載置されたパレット31の進行により、パレット
31から突出する下側サイドフラップ21がこの第1折
51曲機に当接し、箱体20の進行に従って下側サイド
フラップ21が折り曲げられるように構成されている。
【0033】第2折曲機52は、箱体20の進行方向上
流側の下側サイドフラップ21に当接、押圧して下側サ
イドフラップ21を折り曲げるロッド部52aと、下側
サイドフラップ21を開口部に向かって押し倒すため、
ロッド部52aを直線的に往復移動させるシリンダ装置
52bとを備えている。
【0034】また、この下側サイドフラップ折曲装置5
0には、ロット番号刻印装置が備えられている。このロ
ット番号刻印装置は、図14に示されるように、ロッド
部52aの先端で下側メインフラップ22に対向する面
に貼着されたウレタン材55と、下側メインフラップ2
2を挟んでウレタン材55に対向する位置に配設されて
おり、シリンダ装置56により上下動可能なロット番号
を刻印する印57とにより構成されている。そして、印
57とロッド部52aのウレタン材55の間に下側メイ
ンフラップ22を挟むようにして、下側メインフラップ
22の表面にロット番号を刻印するものである。
【0035】尚、本発明に係るカートニング装置10に
おいては、このロット番号刻印装置に代えてラベル貼装
置を配置してもよい。 <下側メインフラップ予備折曲装置>次に、第3ステー
ジCに対向する位置には、下側メインフラップ予備折曲
装置60が設けられている。この下側メインフラップ予
備折曲装置60においては、下側メインフラップ22の
先端差込部22bの折線部分が開口部方向に折曲され、
図5に示される状態となる。
【0036】この下側メインフラップ予備折曲装置60
は、図15に示されるように、下側メインフラップ22
の先端差込部22bを下方に押圧して下側メインフラッ
プ22の内側へ曲げる第1突出装置61と、この第1突
出装置61の突き出しの際、下側メインフラップ22を
その内側から支える第2突出装置62とを備えている。
【0037】これら第1突出装置61、第2突出装置6
2はいずれもエアーシリンダ装置で構成される。すなわ
ち、第1突出装置61は、第1エアーシリンダ装置61
aのロッド61bの先端に下側メインフラップ22の先
端差込部22bの折線部分(トムソン目)を押し込む押
板61cを備えている。
【0038】また、第1エアシリンダ装置61aは、第
2エアーシリンダ装置61dのロッド61eの先端に設
けられている。また、第2突出装置62は、この第1突
出装置61による押圧の際、メインフラップ22をその
内側から支える板状の部材である。
【0039】このような構成を有する下側メインフラッ
プ予備折曲装置60においては、第2エアシリンダ装置
61dの駆動により、押板61cは下側メインフラップ
22の先端差込部22bに対向する位置に移動した後、
第1エアーシリンダ装置61aの駆動により押板61c
は下側メインフラップ22の先端差込部22bに当接
し、これを下方に押圧する。これと同時に、第2突出装
置62が上方に進出して下側メインフラップ22の先端
差込部22bの折線部分を支持する。これによって、図
16に示されるように、下側メインフラップ22の先端
差込部22bの折曲が行われる。
【0040】下側メインフラップ22の先端差込部22
bの折曲が行われた後、図17に示されるように、第2
突出装置62が下方へ下がり、第2エアシリンダ装置6
1dが駆動することにより、第1エアシリンダ装置61
aが箱体20の方向に移動され、図18に示されるよう
に、先端差込部22bが箱体20の上方において、箱体
内方に向かって折曲される。つまり、第1エアシリンダ
装置61a、第2エアシリンダ装置61d、及びロッド
61eは、本発明における第3突出装置に相当する。
れによって、下側メインフラップ22のこしの強さが柔
らげられ、以下に説明する下側メインフラップ22の差
し込み作業が確実に行われるようになる。すなわち、図
16に示されるような下側メインフラップ22の折曲を
行うことにより、下側メインフラップ22のこしの強さ
が柔げられ、開口部に差し込まれた下側メインフラップ
22が開口部から飛び出てしまうことが防止される。ま
た、下側メインフラップ22を開口部方向に折曲する際
に、下側メインフラップ22が破損するのが防止され
る。
【0041】このような作業が終了すると、下側メイン
フラップ22は、第1突出装置61から開放される。
尚、一般に折線部分(トムソン目)の折曲は、図19及
び図20において、折線部分の突出方向と反対方向(矢
印B方向)に折曲するほうが小さな力で折曲することが
できる。しかし、一旦、折線部分の突出方向(矢印A方
向)への折曲を行うことにより、以後、確実に折線部分
に沿った突出方向(矢印A方向)への折曲が可能となる
ため、本発明に係るカートニング装置でカートニングさ
れる箱体20としては、図20に示されるような、メイ
ンフラップの折線部分が開口部方向に突出しているもの
を用いることが好ましい。 <下側メインフラップ閉蓋装置>下側メインフラップ予
備折曲装置60で下側メインフラップ22が予備的に折
り込みされた箱体20は、第1ベルトコンベア32の駆
動により第4ステージDに搬送される。この第4ステー
ジDには、下側メインフラップ閉蓋装置70が設けられ
ている。
【0042】この下側メインフラップ閉蓋装置70にお
いては、下側メインフラップ22が下側の開口部に差し
込まれ、図6に示される状態となる。この下側メインフ
ラップ閉蓋装置70は、図21及び図22に示されるよ
うに、箱体20の下側メインフラップ22の先端差込部
22bを持ち上げて箱体20の開口部に導くための支持
部材71と、支持部材71により支持されている下側メ
インフラップ22を箱体20の開口部に挿入させるため
の押込治具72を備えている。
【0043】支持ガイド71は、所定の間隔を配して多
数の棒状体が配設されて構成されており、箱体20が載
置されたパレット31が第4ステージDに到達するとこ
の支持ガイド71が上方に移動し、下側メインフラップ
22の先端差込部22bが箱体20の開口部の下縁より
上方に位置するように支持することができるように構成
されている。
【0044】また、この押込治具72は板状の部材の下
方が所定の間隔を配して欠切されフォーク状に形成され
たものであり、この切欠部が支持ガイド71と咬合する
ように構成されており、押込治具72が下側メインフラ
ップ22を押し込む際に支持ガイド71が邪魔にならな
いように構成されている。 <製品充填装置>下側サイドフラップ21及び下側メイ
ンフラップ22が折り込まれて閉蓋された状態で搬送さ
れる箱体20(図6)は、パレット搬送領域140を経
て第2ベルトコンベア33上の各ステージに供給され
る。
【0045】第2ベルトコンベア33に供給された箱体
20は第5ステージE及び第6ステージFにおいて停止
し、そこで製品充填装置80、90によって、例えば、
化粧用コンパクト容器等が充填される。ここで使用する
製品充填装置80、90としては、公知の各種自動装置
を利用できる。なお、この製品充填装置80、90が製
品製造ラインと連結することにより、製品の製造から箱
詰めまでを一貫して自動化することが可能である。 <上側サイドフラップ折曲装置>第7ステージGには製
品が充填された箱体20の上側サイドフラップ23を折
り曲げ、図7に示される状態にする上側サイドフラップ
折曲装置100が設けられている。
【0046】この上側サイドフラップ折曲装置100
は、ロット番号刻印装置を備えていない点を除いては第
2ステージBに備えられた下側サイドフラップ折曲装置
50と同一の構成であるため、その詳細な説明は省略す
る。 <上側メインフラップ予備折曲装置、下側メインフラッ
プ閉蓋装置>第8ステージHには、上側メインフラップ
24の先端差込部24bを折曲げて図8に示される状態
にする上側メインフラップ予備折曲装置110が、第9
ステージIには、上側メインフラップ24を閉蓋して図
9に示される状態にする上側メインフラップ閉蓋装置1
20が、それぞれ備えられている。これら上側メインフ
ラップ予備折曲装置110及び上側メインフラップの閉
蓋装置120は、それぞれ、第3ステージCに備えられ
た下側メインフラップ予備折曲装置60、第4ステージ
Dに備えられた下側メインフラップ閉蓋装置70と同一
の構成であるため、その詳細な説明は省略する。 <製品排出装置>以上により箱体の閉蓋が終了すると、
第2ベルトコンベア33の駆動により箱体20は第10
ステージJに搬送される。ここでは、製品排出装置13
0が設けられており、製品が収容された箱体20が排出
される。
【0047】製品排出装置130は、排出シューター
(図示せず)と、パレットに載置された箱体を排出シュ
ータに追い落とすプッシャ(図示せず)とで構成され
る。尚、第10ステージJを経た空のパレット31はプ
ッシャ131により第1ベルトコンベア32の第1ステ
ージAの上流側に供給され、さらに、このパレット31
はプッシャ132で第1ベルトコンベア32上に供給さ
れる。 <その他>第1ステージAから第10ステージJには、
それぞれ箱体20の検出用センサを設け、箱体20がパ
レット31に保持されていない場合、各ステージに対応
して設けられている装置が作動しないようにすることが
好ましい。
【0048】また、第7ステージGから第9ステージI
に内容物のチェックセンサを設け、箱体20が存在して
も製品が充填されていない場合、各ステージの装置が作
動しないようにし、箱体20を再度充填工程へと戻すよ
うにすることが好ましい。 <装置全体の動作・各部の特徴的作用>本発明に係るカ
ートニング装置10においては、箱体供給装置40によ
り箱状に形成された箱体は、第1ステージAにおいて、
欠移動している搬送装置30のパレット31上に保持さ
れる。このパレット31としては、予め、箱体のサイズ
に応じて選択されたものが用いられ、また、箱体のサイ
ズに合わせて可動枠の調整が行われている。
【0049】次に、第2ステージBに設けられた下側サ
イドフラップ折曲装置50の第1折曲機51及び第2下
折曲機52が作動し、下側サイドフラップ21が折り込
まれる。この間、第2ステージBにおいては、ロット番
号刻印装置で下側メインフラップの表面にロット番号が
刻印される。
【0050】第3ステージCでは、下側メインフラップ
予備折曲装置60により、下側メインフラップ22のう
ち、開口部に差し込まれる先端差込部22bの予備的な
折曲が行われる。
【0051】その後、第4ステージDでは、下側メイン
フラップ閉蓋装置70で、下側メインフラップ22が箱
体20の開口部内側に挿入され、下側開口部の閉蓋が行
われる。
【0052】第4ステージDを経たパレット31はパレ
ット搬送領域140に設けられたプッシャ141、14
2により第2ベルトコンベア33に移動される。次に、
第2ベルトコンベア33上の第5ステージE、第6ステ
ージFで、製品充填装置80、90により上側開口部か
ら製品の充填が行われる。
【0053】その後、第7ステージGに設けられた上側
サイドフラップ折曲装置100により、上側サイドフラ
ップ23が折曲される。次に、第8ステージHに設けら
れた、上側メインフラップ予備折曲装置110により、
上側メインフラップ24のうち、開口部に差し込まれる
先端差込部24bの予備的な折曲が行われる。
【0054】その後、第9ステージIでは、上側メイン
フラップ閉蓋装置120で、上側メインフラップ24が
箱体20の開口部内側に挿入され、上側開口部の閉蓋が
行われる 以上により箱体の閉蓋が終了すると、第10ステージJ
で製品排出装置130により、製品が収容された箱体が
排出される。
【0055】箱体20が排出された後の空のパレットは
第1ベルトコンベア32の第1ステージAの上流側に供
給され、さらに、このパレット31は第1ベルトコンベ
ア32上に供給される。
【0056】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、
箱体全体のサイズ変更に対応可能な搬送装置と、メイン
フラップのサイズ変更に対応可能なメインフラップ予備
折曲装置と、を備えていることから、箱体のサイズ変更
に伴う装置の調整が容易に行うことができるカートニン
グ装置を提供することが可能になるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカートニング装置の概略を示す
図。
【図2】 平たく折り畳まれている箱体を示す平面図。
【図3】 胴部が膨らまされて箱状に形成された箱体を
示す斜視図。
【図4】 下側サイドフラップが折曲された箱体をを示
す斜視図。
【図5】 下側メインフラップの先端差込部が折曲され
た箱体を示す斜視図。
【図6】 下側開口部が閉蓋された箱体を示す斜視図。
【図7】 上側サイドフラップが折曲された箱体を示す
斜視図。
【図8】 上側メインフラップの先端差込部が折曲され
た箱体を示す斜視図。
【図9】 閉蓋された箱体を示す斜視図。
【図10】 パレットを示す斜視図。
【図11】 パレットを示す断面図。
【図12】 ナイフを示す斜視図。
【図13】 下側サイドフラップ折曲装置の概略を示す
図。
【図14】 ロット番号刻印装置の概略を示す図。
【図15】 下側メインフラップ予備折曲装置の概略を
示す図。
【図16】 下側メインフラップ先端差込部の折曲を示
す図。
【図17】 第2突出装置の移動を示す図。
【図18】 下側メインフラップの箱体方向への折曲を
示す図。
【図19】 下側メインフラップの折線部分の突出方向
を示す斜示図。
【図20】 下側メインフラップの折線部分の突出方向
を示す側面図。
【図21】 下側メインフラップ閉蓋装置の概略を示す
斜視図。
【図22】 下側メインフラップ閉蓋装置の概略を示す
断面図。
【図23】 従来のカートニング装置の概略を示す平面
図。
【図24】 従来のカートニング装置の概略を示す斜視
図。
【図25】 従来のカートニング装置の他の例の概略を
示す平面図。
【図26】 従来のカートニング装置の他の例の概略を
示す断面図。
【符号の説明】
10・・・カートニング装置 20・・・箱体 21・・・下側サイドフラップ 22・・・下側メインフラップ 22b・・・先端差込部 23・・・上側サイドフラップ 24・・・上側メインフラップ 24b・・・先端差込部 30・・・搬送装置 31・・・パレット 32・・・第1ベルトコンベア 33・・・第2ベルトコンベア 40・・・箱体供給装置 50・・・下側サイドフラップ折曲装置 60・・・下側メインフラップ予備折曲装置 70・・・下側メインフラップ閉蓋装置 100・・・上側サイドフラップ折曲装置 110・・・上側メインフラップ予備折曲装置 120・・・上側メインフラップ閉蓋装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−96895(JP,A) 実開 昭56−6568(JP,U) 実開 昭61−157513(JP,U) 実開 昭61−163167(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 7/00 - 7/28 B65G 17/30 - 17/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の開口部を胴部の端部に有し、この
    開口部の両側短辺にサイドフラップを有するとともに、
    一方の長辺にメインフラップを有する箱体について、サ
    イドフラップを折曲げた後、メインフラップのフラップ
    主部と先端差込部を折曲げてその先端差込部を開口部の
    他方の長辺に沿って差込むことで蓋をするカートニング
    装置であって、 箱体胴部を保持して箱体をその幅方向へと搬送する搬送
    装置と、搬送される箱体のサイドフラップを開口部の内
    側に向かって折曲げるサイドフラップ折曲装置と、メイ
    ンフラップの先端差込部を折り曲げるメインフラップ予
    備折曲装置と、メインフラップのフラップ主部を折曲げ
    つつ予め折曲げられたメインフラップの先端差込部を開
    口部に差し込んで閉蓋するメインフラップ閉蓋装置とを
    備え、 前記搬送装置は前記箱体を保持するパレットと、前記パ
    レットを無限軌道上で搬送させるコンベア手段とを備え
    ており、前記パレットはパレット上に設けられた固定枠
    と前記固定枠に対向して設けられた可動枠とで前記箱体
    を保持するようになっており、前記パレットはコンベア
    手段に対して着脱可能であり、 前記メインフラップ予備折曲装置は、メインフラップの
    先端差込部を押し込んでメインフラップの内側へ曲げる
    第1突出装置と、この第1突出装置の折曲げの際、メイ
    ンフラップをその内側から支える第2突出装置と、第1
    突出装置で折曲げられた先端差込部をさらに押してフラ
    ップ主部に対して折曲げる第3突出装置とを有している
    ことを特徴とするカートニング装置。
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