JP2005015023A - 包材搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右のサイドサクションコンベア間の間隔を容易に調整でき、そして、幅の狭い包材にも対処することができる包材搬送装置を提供する。
【解決手段】包材搬送装置としてのシートフィーダは、センタサクションコンベア14cと、このセンタサクションコンベア14cの両側にそれぞれ配置されたサイドサクションコンベア14sとを備え、各サイドサクションコンベア14sはセンタサクションコンベア14cと共通の駆動軸20に沿って移動可能であり、そして、センタサクションコンベア14cの吸気室30には一方のサイドサクションコンベア14sを貫通するサクションパイプ62を通じてサクション圧が供給される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は包材を吸着しながら搬送する包材搬送装置に係わり、特に、上包み包装機にて、包材としてのフィルムウエブの繰り出し、つまり、フィルムシートの供給に使用される包材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の包材搬送装置は、互いに平行に配置された複数のサクションコンベアを備え、これらサクションコンベアはフィルムウエブ又はフィルムシートを吸着しながら搬送する(例えば、特許文献1,2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−203504号公報
【特許文献2】
特開2000−315714号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した包材搬送装置において、最も両側に位置するサイドサクションコンベア間の間隔は吸着搬送すべき包材の幅に応じて決定され、包材の幅が変更されると、この変更に応じてサイドサクションコンベアの配置を変更する必要がある。
【0005】
このため、特許文献1の包材搬送装置にあっては、包材の幅に応じてサイドサクションコンベアの個数を増減することで対処しているが、この個数の増減には多大な手間がかかるばかりでなく、未使用のサイドサクションコンベアの保管にも余分なスペースが必要となる。
一方、特許文献2に開示されているように、各サクションコンベアの側面には吸引ジョイントが突出し、この吸引ジョイントがサクションコンベア内の吸引室と外部のサクションホースとの間を接続している。従って、サクションコンベアの吸引室はサクションホース及び吸引ジョイントを通じてサクション圧の供給を受け、そして、包材を吸着する吸着ベルトにサクション力を付与することができる。
【0006】
ここで、中央に位置するセンタサクションコンベアに着目すれば、その吸引ジョイントはセンタサクションコンベアとサイドサクションコンベアとの間に存在するため、これらセンタ及びサイドサクションコンベア間の間隔は吸引ジョイントが要求する配置スペース以下に狭めることができない。それ故、特許文献1,2の包装搬送装置にあっては、幅の狭い包材の吸着搬送を行うことができない。
【0007】
本発明は上述の事情に基づいてなされもので、その目的とするところは、包材の幅が変更されても、この変更に容易に対処することができ、しかも、幅の狭い包材にあっても、その吸着搬送を可能にした包材搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、互いに平行に延びる3個以上のサクションコンベアを有し、これらサクションコンベアに包材を吸着しながら搬送する包材搬送装置において、各サクションコンベアの一端を支持した状態で、各サクションコンベアに駆動力を伝達し、且つ、両側に位置したサイドサクションコンベアをその軸方向に移動可能にした共通の駆動軸と、一方のサイドサクションコンベアを貫通して中央に位置したセンタサクションコンベアに接続され、前記サイドサクションコンベアの前記移動を許容するとともに、そのセンタサクションコンベアにサクション圧を供給するサクションパイプとを具備する(請求項1)。
【0009】
上述した包材搬送装置によれば、両側のサイドサクションコンベアは駆動軸上を移動され、これらサイドサクションコンベアの間隔が包材の幅に応じて調整される。この際、一方のサイドサクションコンベアの移動はサクションパイプにより案内されるので、サクションパイプが一方のサイドサクションコンベアの移動に妨げとなることはなく、センタサクションコンベアをセンタサクションコンベアに隣接して位置付けることも可能である。
【0010】
各サクションコンベアは、駆動軸からの駆動力を受けて走行する無端状の吸着ベルトと、吸着ベルトに沿って延び、吸着ベルトにサクション圧を供給する吸引室とを含んでおり、サクションパイプは一方のサイドサクションコンベアの吸引室を通過する(請求項2)。この場合、サクションパイプを貫通させるサイドサクションコンベアが大形化することはない。
【0011】
一方のサイドサクションコンベアの吸引室は、サクションパイプの通過部位がサクションパイプの占有体積に相当する容積だけ拡張されているのが望ましい(請求項3)。この場合、一方のサイドサクションコンベアの吸引室はサクションパイプの貫通に拘わらず、吸着ベルトにその長手方向に一様なサクション力を付与し、吸着ベルトは包材を安定して吸着する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、包材搬送装置を含むタレット形上包み包装機にて、製品Aが包装される様子を概略的に示している。
先ず、上包み包装機は製品Aの供給コンベア2を備え、この供給コンベア2は水平方向に延び、製品Aを一列にして一定の速度で搬送する。
【0013】
供給コンベア2の前方には包装ライン6が延び、この包装ライン6の始端にタレット8が備えられている。タレット8はその周方向に等間隔を存して複数のポケットを有し、その間欠回転により、各ポケットはタレット8の入口位置に順次位置付けられる。なお、図1中、タレット8はその回転軸線10のみで示されている。
【0014】
一方、供給コンベア2とタレット8との間には、製品切離しセクションが配置されており、この製品切離しセクションは、供給コンベア2上の製品列から先頭製品Aを切離し、そして、切り離した製品Aを入口位置にあるタレット8のポケット内に包材としてのフィルムシートFとともに押し込む。この際、フィルムシートFは製品Aの回りに胴巻きされる。なお、製品Aの押込みに先立ち、フィルムシートFは入口位置手前の胴巻き位置に既に供給されており、この胴巻き位置にて垂下された状態にある。
【0015】
フィルムシートFは、フィルムロールFRから繰り出し経路に沿って繰り出されるフィルムウエブFWを所定の長さに切断して得られ、タレット8と製品切離しセクションとの間、つまり、タレット8の入口位置の手前に垂下される。なお、フィルムウエブFWにはテープロールTRから繰り出されたテープTが接着され、従って、フィルムシートFは開封テープを有するものとなっている。また、図1中、参照符号FR’は待機中のフィルムロールを示す。
【0016】
一方、ポケット内にフィルムシートFとともに押し込まれた製品Aはタレット8の間欠回転に伴い、タレット8の出口位置に向けて移送され、この過程にて、フィルムシートFの胴フラップ折りや胴シールが順次実施され、製品AはフィルムシートFにより胴巻きされる。このとき、フィルムシートFは筒状をなし、その両端が製品Aの両側面から突出した状態にある。
【0017】
タレット8の出口位置に到達した胴巻き製品Aはそのポケットから包装ライン6のサイド折込みセクションに排出され、このサイド折込みセクションを移送される。この移送過程にて、製品Aの両側面に対して筒状フィルムシートFの耳折りやサイドフラップ折り、そして、サイドシールが順次実施され、これにより、製品AはフィルムシートFにより完全に包み込まれた包装品Pとなる。この後、包装品Pは包装ライン6から後段の工程、具体的には箱詰め工程に向けて移送される。
【0018】
図2を参照すると、フィルムシートFのシートフィーダ12が具体的に示され、このシートフィーダ12が包材搬送装置を構成する。
シートフィーダ12は3本のサクションコンベア14を備え、これらサクションコンベア14は前述した供給コンベア2とタレット8との間を上下方向に互いに平行にして延び、フィルムウエブFWの繰り出し経路の終端部を形成する。
【0019】
より詳しくは、各サクションコンベア14はその上端が同一の高さレベルに位置付けられているが、中央に位置するセンタサクションコンベア14cは両側のサイドサクションコンベア14sよりも長さ短く、その下端は供給コンベア2の上方に位置付けられている。なお、図2中、参照符号SLで示す1点鎖線は供給コンベア2上にて搬送される製品Aの搬送レベルを示している。
【0020】
各サクションコンベア14は実質的に同一の構成を有するので、ここでは、1つのサクションコンベア14に着目し、その構成を説明する。
サクションコンベア14は長尺なサクションブロック16を有し、このサクションブロック16は上下方向に延びている。サクションブロック16の上端には左右一対の軸受18を介して駆動軸20が回転自在に貫通しており、この駆動軸20には軸受18間に位置してギヤプーリ22が取付けられている。一方、サクションブロック16の下端にはギヤプーリ24が回転自在に軸支されている。
【0021】
上下のギヤプーリ22,24間には無端状のギヤベルト、即ち、吸着ベルト26が掛け回されており、この吸着ベルト26は駆動軸20の回転に伴い繰り出し経路に沿って一方向に走行する。吸着ベルト26にはその走行方向に所定の間隔を存して多数の吸引孔28が形成され、これら吸引孔28はサクションブロック16内の吸引室30に連通したとき、この吸引室30から所定のサクション圧の供給を受けることができる。
【0022】
より詳しくは、サクションブロック16の吸引室30は溝状をなし、サクションブロック16の長手方向に延びるとともに、繰り出し経路側に向けて開口する。吸引室30の開口は案内板32により閉塞され、この案内板32は吸着ベルト26の往動側での走行を案内するとともに、吸引室30に連通する吸引スロット34を有する。この吸引スロット34は吸着ベルト26の吸引孔28に対応した位置に設けられ、これにより、吸引室30は吸引スロット34を通じて吸着ベルト26の吸引孔28にサクション圧を供給することができる。
【0023】
なお、サクションブロック16は案内板32とは反対側の裏面にも案内板を有し、この案内板は吸着ベルト26の復動側の走行を案内する。
図3を参照すればより明らかなように、吸引室30は上下方向でみて複数に区画されており、これに伴い、案内板32の吸引スロット34もまた複数に区画されている。具体的には、短いセンタサクションコンベア14cの吸引室30は2つに区分され、そして、左右の長いサイドサクションコンベア14sの吸引室30は3つに区分されている。
【0024】
図2を参照すれば明らかなように、前述した駆動軸20はセンタ及び左右のサイドサクションコンベア14c,14sに共有され、これらサクションコンベア14の上端を貫通して水平に延び、その一端部が軸受36を介して上包み包装機のフレーム38に回転自在に支持されている。駆動軸20の一端には駆動ギヤ40が取付けられ、この駆動ギヤ40を介して駆動軸20は回転動力の供給を受ける。駆動軸20が回転されると、各サクションコンベア14の吸着ベルト26はそのギヤプーリ22を介し、互いに連動して一方向に走行する。
【0025】
なお、図2及び図3に示されているようにシートフィーダ12の直上にはカッタユニット42が設けられており、このカッタユニット42は刃付きローラ44と固定刃46からなる。これら刃付きローラ44及び固定刃46はフィルムウエブFWの繰り出し経路を挟んで配置され、刃付きローラ44はその回転により繰り出し経路上のフィルムウエブFWを所定長さの個々のフィルムシートFに切断する。更に、カッタユニット42の直上にはフードローラユニット(図示しない)が配置され、このフィードローラユニットは繰り出し経路上のフィルムウエブFWをカッタユニット42を通じてシートフィーダ12に向けて送出する。
【0026】
そして、左右のサイドサクションコンベア14sの上端部は駆動軸20に対して移動可能に取付けられており、この移動を許容するため、図4に示されているように駆動軸20の外周面には軸方向のガイド溝48が形成され、一方、サイドサクションコンベア14sのギヤプーリ22にはその内周面にガイド溝48に摺動自在に嵌合する突起(図示しない)が設けられている。
【0027】
そして、サイドサクションコンベア14sにおけるサクションブロック16の上端部は、上包み包装機のフレーム38に一対の連結ボルト50を介して固定され、これら連通ボルト50は、フレーム38に形成されたガイドスロット52を通過してサクションブロック16にねじ込まれている。ガイドスロット52は駆動軸20に沿って延び、駆動軸20に沿うサイドサクションコンベア14sの移動ストロークを規定する。
【0028】
なお、センタサクションコンベア14cにおけるサクションブロック16の上端部は一対の固定ボルト54を介してフレーム38に固定されている。
更に、図2に示されているようにシートフィーダ12は支持ステー13を有し、この支持ステー13は各サクションコンベア14を水平方向に横断して延びている。各サクションコンベア14は支持ステー13に連結ねじを介して取付けられ、支持ステー13に支持されている。なお、左右のサイドサクションコンベア14sは支持ステー13に沿って移動可能である。
【0029】
一方、図2から明らかなようにシートフィーダ12には、2本のロングサクションパイプ56が上下に配置されており、これらロングサクションパイプ56は図2でみて右側のサイドサクションコンベア14s及びセンタサクションコンベア14cのサクションブロック16をそれぞれ水平方向に貫通して延びている。各ロングサクションパイプ56の一端は左側のサイドサクションコンベア14sのサクションブロック16にそれぞれ嵌入し、このサイドサクションコンベア14sの上側及び中間の吸引室30にそれぞれ連通している。これに対し、各ロングサクションパイプ56の他端はサクションチューブ58にそれぞれ接続され、これらサクションチューブ58はサクションライン60を通じてサクション源に接続されている。
【0030】
更に、シートフィーダ12には2本のショートサクションパイプ62が下側のロングサクションパイプ56を上下に挟むようにして配置されている。これらショートサクションパイプ62は右側のサイドサクションコンベア14sのサクションブロック16を水平方向に貫通し、それらの一端がセンタサクションコンベア14cのサクションブロック16に嵌入し、センタサクションコンベア14cの上下の吸引室30にそれぞれ連通している。各ショートサクションパイプ62の他端はサクションチューブ64を介してサクションライン60、つまり、サクション源に接続されている。
【0031】
右側のサイドサクションコンベア14sにはそのサクションブロック16の外側面から3つの吸引ジョイント66がそれぞれ突出し、これら吸引ジョイント66はそのサイドサクションコンベア14sの各吸引室30にそれぞれ連通している。各吸引ジョイント66からはサクションチューブ68がそれぞれ延び、これらサクションチューブ68もまたサクションライン60、つまり、サクション源に接続されている。
【0032】
一方、左側のサイドサクションコンベア14sにはそのサクションブロック16の外側面から1個の吸引ジョイント70が突出し、この吸引ジョイント70はそのサイドサクションコンベア14sの下側の吸引室30に連通している。吸引ジョイント70からはサクションチューブ72が延び、このサクションチューブ72もまたサクションライン60を介してサクション源に接続されている。
【0033】
図2及び図3から明かなように、各ロングサクションパイプ56はサイド及びセンタサクションコンベア14s,14cの吸引室30をそれぞれ貫通し、そして、下側のショートサクションパイプ62はサイドサクションコンベア14sの吸引室30を貫通している。
なお、図3から明らかなように上側のショートサクションパイプ62は、サイドサクションコンベア14sの上側の吸引室30と中央の吸引室30との間にて、そのサクションブロック16を貫通している。
【0034】
センタ及びサイドサクションコンベア14c,14sの吸引室30において、ロングサクションパイプ56又はショートサクションパイプ62が貫通する部位、即ち、図2中にて1点鎖線の円で示される部位Xはその容積がそれぞれ拡張されており、この拡張容積はその吸引室30内にてサクションパイプ56又は62が占める体積に相当する。
【0035】
具体的には、ロングサクションパイプ56が貫通するセンタサクションコンベア14cの吸引室30にあっては、図5に示されるように吸引室30を規定する両内壁面に矩形の凹所74がそれぞれ形成されている。これに対し、ショートサクションパイプ56が貫通するサイドサクションコンベア14sの吸引室30にあっては、図5及び図6に示されるように吸引室30を規定する一方の内壁面に矩形の凹所76が形成されている。
【0036】
上述したシートフィーダ12によれば、左右のサイドサクションコンベア14sが駆動軸20に沿って移動可能であるので、これらサイドサクションコンベア14sを駆動軸20に沿って移動させることで、これらサイドサクションコンベア14s間の間隔をフィルムウエブFW、即ち、フィルムシートFの幅に応じて可変することができる。
【0037】
この際、左側のサイドサクションコンベア14sが移動されるとき、上下のロングサクションパイプ56はセンタ及び右側のサイドサクションコンベア14c,14sに対して摺動し、これに対し、右側のサイドサクションコンベア14sが移動されるとき、このサイドサクションコンベア14sはロング及びショートサクションパイプ56,62上を摺動する。
【0038】
即ち、サクションパイプ56,62が左右のサイドサクションコンベア14sの移動範囲を拘束することはないので、これらサイドサクションコンベア14sをセンタサクションコンベア14cに隣接して位置付けることも可能となる。従って、サイドサクションコンベア14s間の間隔を短くすることができ、幅の狭いフィルムウエブFW、つまり、フィルムシートFに対しても十分に対処することができる。
【0039】
なお、図2中、左側のサイドサクションコンベア14sはセンタサクションコンベア14cから最も離間した位置で示され、そして、右側のサイドサクションコンベア14sはセンタサクションコンベア14cに最も近接した位置で示されている。従って、図2中、参照符号Wmax,Wminは、シートフィーダ12にて搬送可能なフィルムシートFの最大幅及び最小幅をそれぞれ示す。
【0040】
また、サイドサクションコンベア14s間の間隔調整は、これらサイドサクションコンベア14sを駆動軸20に沿って移動させるだけであるから、その間隔調整を容易に行うことができ、しかも、この間隔調整にはサクションコンベアの交換を伴わないので、交換部品の保守もまた不要となる。
上述したように左右のサイドサクションコンベア14s間の間隔がフィルムシートFの幅に応じて調整されていれば、シートフィーダ12はフィルムシートFを前述した胴巻き位置まで安定して供給することができる。
【0041】
より詳しくは、繰り出し経路上を繰り出されるフィルムウエブFWが前述したフィードローラユニット及びカッタユニット42を通過し、そして、シートフィーダ12上に到達すると、フィルムウエブFWはシートフィーダ12の各サクションコンベア14の吸着ベルト26に吸着され、そして、これら吸着ベルト26の走行とともに胴巻き位置に向けて繰り出される。
【0042】
この後、フィルムウエブFWがシートフィーダ12上に所定の長さだけ繰り出されると、カッタユニット42はフィルムウエブFWをシートフィーダ12の上方(上流)にて切断し、これにより、シートフィーダ12上に所定長さのフィルムシートFが形成され、このフィルムシートFはシートフィーダ12により胴巻き位置まで供給される。
【0043】
ここで、サクションコンベア14の各吸引室30には、サクションパイプ56,62や吸引ジョイント66,70を通じてサクション源からのサクション圧がそれぞれ供給されているので、各サクションコンベア14の吸着ベルト26は吸着室30から安定したサクション力を受け、フィルムウエブFW又はフィルムシートFを確実に吸着しながら移送することができる。
【0044】
サクションパイプ56,62は、サクションコンベア14の吸引室30を貫通しているので、そのサクションブロック16の大形化を招くことはない。
しかも、サクションパイプ56,62が貫通する吸引室30の部位には前述した凹所74又は凹所76の存在により、その容積が拡張されているので、前記部位にて、フィルムシートFに対する吸着ベルト26のサクション力が低下することもなく、これにより、吸着ベルト26は一様なサクション力でフィルムシートFを吸着でき、フィルムシートFの安定した吸着搬送が保証される。
【0045】
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、本発明の実施にあたり、サクションコンベアの個数は4個以上であってもよいし、ロングサクションパイプは必要不可欠なものではない。また、サクションパイプとサクションブロックとの間にパッキンを介在させれば、吸引室からサクション圧の抜けをより確実に防止できる。
【0046】
更に、左右のサイドサクションコンベア14sの吸引ジョイント66,70の代わりにサクションパイプを使用すれば、シートフィーダ12に対するサクション圧の供給系をシートフィーダ12の片側に纏めることができる。
最後に、本発明の包材搬送装置は上包み包装機に限らず、種々の包装機の包材搬送に使用可能であることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の包材搬送装置(請求項1)によれば、両側のサイドサクションコンベアが駆動軸に沿って移動可能であるから、包材の幅に応じてサイドサクションコンベアの間隔を容易に調整することができ、また、サクションパイプはサイドサクションコンベアの移動範囲を拘束しないので、サイドサクションコンベアの調整範囲が増大し、幅の狭い包材にも容易に対処することができる。
【0048】
サクションパイプはサイドサクションコンベアの吸引室を貫通するので(請求項2)、サイドサクションコンベアが大形化することはなく、そして、サクションパイプが貫通する吸引室の部位は拡張されているので(請求項3)、この部位にて吸着ベルトのサクション力が低下することはなく、吸着ベルトよる包材の安定した吸着搬送が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】上包み包装機内での製品の包装手順を概略的に示した図である。
【図2】図1の包装機のシートフィーダを示した正面図である。
【図3】図2のシートフィーダのサイドサクションコンベアを示した側面図である。
【図4】図2のシートフィーダの上端部を示した断面図である。
【図5】図2中、V−V線に沿う断面図である。
【図6】図2中、VI−VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
12 シートフィーダ(包材搬送装置)
14c センタサクションコンベア
14s サイドサクションコンベア
16 サクションブロック
20 駆動軸
26 吸着ベルト
30 吸着室
56 ロングサクションパイプ
62 ショートサクションパイプ
74,76 凹所

Claims (3)

  1. 互いに平行に延びる3個以上のサクションコンベアを有し、これらサクションコンベアに包材を吸着しながら搬送する包材搬送装置において、
    前記各サクションコンベアの一端を支持した状態で、前記各サクションコンベアに駆動力を伝達し、且つ、両側に位置したサイドサクションコンベアをその軸方向に移動可能にした共通の駆動軸と、
    一方の前記サイドサクションコンベアを貫通して中央に位置したセンタサクションコンベアに接続され、前記サイドサクションコンベアの前記移動を許容するとともに前記センタサクションコンベアにサクション圧を供給するサクションパイプと
    を具備したことを特徴とする包材搬送装置。
  2. 前記各サクションコンベアは、前記駆動軸からの駆動力を受けて走行する無端状の吸着ベルトと、前記吸着ベルトに沿って延び、前記吸着ベルトにサクション圧を供給する吸引室とを含み、
    前記サクションパイプは、前記サイドサクションコンベアの吸引室を通過していることを特徴とする請求項1に記載の包材搬送装置。
  3. 前記サイドサクションコンベアの吸引室は、前記サクションパイプの通過部位が前記サクションパイプの占有体積に相当する容積だけ拡張されていることを特徴とする請求項2に記載の包材搬送装置。
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KR102428098B1 (ko) * 2021-09-15 2022-08-03 박성욱 실리콘 제품 포장 시스템

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