JP6618807B2 - 包装機における包材巻き掛け装置 - Google Patents

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Description

この発明は、シュリンクフィルムなどの包材を物品に巻き掛ける包装機における包材巻き掛け装置に関するものである。
ベルトなどからなるコンベヤによって所定間隔毎に搬送される各物品にシュリンクフィルムなどのフィルム(包材)を巻き掛けて包装する装置として、例えば、特許文献1に開示される装置が提案されている。この装置では、上流側コンベヤから下流側コンベヤに渡っている物品の底部に向けて、所定の長さにカットされたフィルムの先端を両コンベヤの隙間から供給して物品の底部と下流側コンベヤの搬送面との間で押えた後、両コンベヤの隙間から搬送路に出現したバーが、フィルムを支持しながら物品の上方を通過して下流側コンベヤの搬送前端でフィルムと共に搬送路の下に潜り込むことによって下流側コンベヤの搬送前端からフィルムが垂れ下がり、フィルム巻き掛け中の物品が下流側コンベヤから排出される際に垂れ下がっているフィルム端部を物品の底側に巻き込むことで、その物品の底部でフィルム両端部が重合してフィルム巻き掛けが完了するようになっている。
特許第5194139号公報
特許文献1に開示の装置のように、物品の搬送を停止することなく、順次、搬送される物品の外周にフィルムを巻き掛ける方式は、物品の搬送を停止しながらフィルムを巻き掛ける他の方式より、単位時間当たりの包装数を増やすことができるなどの利点がある。しかしながら、特許文献1に開示の巻き掛け方式では、物品の搬送速度を上げたり、物品の搬送間隔を短くして単位時間当たりの包装数を増やしたり、一包装分のフィルム長さを長くしたりすると、バーに支持されている巻き掛け中のフィルムに後続の物品が接触する可能性が高まる。そして、フィルム巻き掛け中に後続の物品がフィルムに接触すると、バーによるフィルムの支持位置がずれたり、フィルム巻き掛け中の物品または後続の物品の位置がずれたりして包装不良を生ずる問題を招いてしまう。
すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、巻き掛け中の包材と後続の物品との接触を防止し得る包装機における包材巻き掛け装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の包装機における包材巻き掛け装置は、
物品を搬送する搬送面の搬送終端部が物品搬送方向の上流側および下流側に移動可能な第1コンベヤと、
該第1コンベヤの前記搬送終端部から乗り移った物品を搬送する搬送面の搬送始端部が物品搬送方向の上流側および下流側に移動可能な第2コンベヤと、
該第2コンベヤに物品が乗り移る際に前記第1コンベヤと第2コンベヤとの隙間から物品の1包装長に合わせた帯状の包材の先端部を搬送面側に出現させるように送り出す包材供給手段と、
前記隙間を下から上に通過し前記第2コンベヤの搬送面の上方に移動した後に前記第2コンベヤの搬送終端部より下流側で前記搬送面の下方に移動する周回動作を繰り返す支持体とを備え、
前記包材供給手段で搬送面側に出現させた前記包材の先端部が前記第2コンベヤに乗り移る物品と搬送面との間で挟まれ、該物品によって先端部が保持されている前記包材の先端部と末端部との間を支持した前記支持体が周回動作することで包材を物品に巻き掛けると共に、
前記隙間を通過した前記支持体が包材を支持して第2コンベヤの搬送面より上方を移動する際に、前記搬送面の上方に引き出される包材の引出位置を前記下流側に変位させるよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、第1コンベヤの搬送終端部と第2コンベヤの搬送始端部との隙間から引き出される包材の引出位置を、支持体が隙間を通過した後に物品搬送方向の下流側に変位するよう構成したので、隙間を通過する包材が後続の物品に接触するのを防止することができる。すなわち、支持体に対して包材の支持位置がズレたり、包材を巻き掛け中の物品や後続の物品の位置がズレたりすることはなく、包装不良を防ぐことができる。
請求項2に係る発明では、前記下流側に移動する前記第1コンベヤの搬送終端部によって包材を押して、前記引出位置を前記下流側に変位させるよう構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、第1コンベヤの搬送終端部によって包材を押して物品搬送方向の下流側に変位させるので、包材を変位させる手段を別途設ける必要はなく、構成を簡略化し得る。
請求項3に係る発明では、前記包材供給手段は、
前記支持体の周回経路の内側に配設され、前記包材を吸着して移送する吸着ベルトを備えた第1包材移送手段と、
前記支持体の周回経路の外側に配設され、前記包材を吸着して移送する吸着ベルトを備えた第2包材移送手段とを有し、
前記第2包材移送手段で吸着された前記包材の末端部を前記引出位置が前記下流側に変位するのに伴って前記第1包材移送手段で吸着するよう構成されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、包材の隙間からの引出位置が変位しても、第1包材移送手段または第2包材移送手段で包材の末端部を吸着し得るので、包材を張った状態で物品に対して良好に巻き掛けることができる。
請求項4に係る発明では、前記支持体は、走行駆動される無端索体に一定間隔で複数配設されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、無端索体が1周する間に複数の物品に対して包材を巻き掛けることができ、処理能力が向上する。
請求項5に係る発明では、前記第1コンベヤ、第2コンベヤ、包材供給手段および支持体を備える巻掛け部が物品搬送方向に並んで2基設けられ、
前記各巻掛け部は、前記隙間を通過した前記支持体が包材を支持して第2コンベヤの搬送面より上方を移動する際に、前記隙間が前記下流側へ変位するように前記第1コンベヤの搬送終端部および第2コンベヤの搬送始端部を移動して、前記引出位置を前記下流側へ変位させるよう構成され、
前記上流側に位置する第1の巻掛け部において前記隙間を前記下流側へ変位させている間に包材の先端部が搬送面側に出現するように送り出される送出位置を越えて搬送した後続物品に対して、前記下流側に位置する第2の巻掛け部で包材を巻き掛けるよう構成したことを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、物品の搬送間隔を短かくしても全ての物品に包材を巻き掛けることができ、処理能力が向上する。また、処理能力を上げても各巻掛け部での支持体の移動速度を抑えることができるので、各巻掛け部での包材の巻き掛けを安定して行うことができる。
請求項6に係る発明では、前記先端部が搬送面側に出現するように送り出された前記包材を支持して前記上流側および下流側に移動可能な包材支持手段を備え、
前記引出位置を前記下流側に変位させるように前記包材支持手段で包材を支持するよう構成したことを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、物品搬送方向の上流側および下流側に移動する包材支持手段によって包材の引出位置を確実に下流側に変位させ得る。
本発明に係る包装機における包材巻き掛け装置によれば、巻き掛け中の包材と後続の物品との接触を防止することができる。
本発明の実施例に係る包装機における包材巻き掛け装置を示す概略図である。 実施例の包材巻き掛け装置での包材の巻掛け工程を示す説明図であって、巻掛け対象となる物品が第1コンベヤから第2コンベヤへ乗り移る前の状態から、第2コンベヤに乗り移った物品の後側を支持体が物品の上方に移動した状態までを示している。 実施例の包材巻き掛け装置での図2Aの(d)に続く包材の巻掛け工程を示す説明図であって、隙間からフィルムの末端部が引き出される状態から、フィルムを支持していた支持体が搬送路の下方に移動した状態までを示している。 別実施例に係る包装機における包材巻き掛け装置を示す概略図である。 別実施例の包材巻き掛け装置での包材の巻掛け工程を示す説明図であって、第1の巻掛け部による巻掛け対象となる物品が第1コンベヤから第2コンベヤへ乗り移る前の状態から、第2コンベヤに乗り移った物品の後側を支持体が上方に移動する状態までを示している。 別実施例の包材巻き掛け装置での図4Aの(d)に続く包材の巻掛け工程を示す説明図であって、支持体が物品の上方まで移動した状態から、支持体が第1の巻掛け部による巻掛け対象となる物品を追い越して物品搬送方向の下流側へ移動すると共に、第2の巻掛け部による巻掛け対象となる物品が第1コンベヤから第2コンベヤへ乗り移る状態までを示している。 別実施例の包材巻き掛け装置での図4Bの(h)に続く包材の巻掛け工程を示す説明図であって、支持体が第1の巻掛け部による巻掛け対象となる物品より物品搬送方向の下流側を下方へ移動すると共に、次の第1の巻掛け部による巻掛け対象となる物品が第1コンベヤから第2コンベヤへ乗り移る前の状態から、フィルムが巻き掛けられた物品が第2コンベヤから第3コンベヤへ乗り移ると共に、第2コンベヤに乗り移った次の第1の巻掛け部による巻掛け対象となる物品の後側を支持体が上方に移動する状態までを示している。
次に、本発明に係る包装機における包材巻き掛け装置につき、実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例では、包材巻き掛け装置を備えた包装機として、包材としてのシュリンクフィルムを物品に巻き掛け、該フィルムを加熱収縮させることでシュリンク包装体を得る包装機を挙げて説明する。なお、シュリンクフィルムについては、単にフィルムと指称する。
包装機では、図1に示すように、物品搬送コンベヤ10によって所定間隔毎に搬送される各物品11に、包材巻き掛け装置によってフィルム12が筒状に巻き掛けられ、該物品11を物品搬送方向の下流側に設けたシュリンクトンネル(図示せず)を通過させて加熱することで、フィルム12が物品11に密着するように熱収縮したシュリンク包装体が得られる。包材巻き掛け装置は、搬送面13aに所定間隔で載置された物品11を搬送する第1コンベヤ13と、該第1コンベヤ13の物品搬送方向の下流側に直列に配設されて、第1コンベヤ13から搬送面14aに乗り移って載置された物品11を搬送する第2コンベヤ14と、両コンベヤ13,14の下方に配設され、物品11の寸法に合わせた1包装長で物品11に巻き掛けられる帯状のフィルム12の先端部12aを搬送面側に出現させるように移送する包材供給手段15と、第2コンベヤ14で搬送される物品11に前記フィルム12を巻き掛けるように周回動作する支持体16とを備える。フィルム12の幅は、該フィルム12が巻き掛けられる物品11の幅より長く設定される。なお、包材巻き掛け装置における物品搬送方向の上流側および上流側について、単に上流側および下流側と指称すると共に、物品に関して、下流側を「前」、上流側を「後」と指称する場合がある。
前記第1コンベヤ13および第2コンベヤ14の物品搬送速度は同一に設定されると共に、両コンベヤ13,14の物品搬送レベルは一致している。また、第2コンベヤ14の下流側に、第2コンベヤ14と搬送レベルを一致させると共に、第2コンベヤ14から搬送面17aに乗り移って載置された物品11を搬送する第3コンベヤ17が直列に配設される。実施例では、飲料缶等の複数の物品を集合した集合物品(以後、単に物品と指称する)11を搬送する前記物品搬送コンベヤ10の下流側に第1コンベヤ13が直列に配設されており、物品搬送コンベヤ10から第1コンベヤ13に受け渡された物品11が、第2コンベヤ14を経て第3コンベヤ17に受け渡されるよう構成される。
前記第1コンベヤ13は、複数の固定プーリ18が回転自在に枢支された固定フレーム(図示せず)と、複数の可動プーリ19が回転自在に枢支されると共に固定フレームに対して上流側および下流側に移動自在な可動フレーム(図示せず)と、両フレームに枢支した複数のプーリ18,19間に走行可能に巻き掛けられた無端ベルト20とを備え、固定フレームに対して可動フレームを移動することで、無端ベルト20における水平方向に走行して物品11が載置される搬送面13aの長さが可変可能に構成されている。また、可動フレームには、搬送面13aの搬送終端部13bとなる可動プーリ19が配設されており、固定フレームに対して可動フレームを移動することで、第1コンベヤ13で搬送される物品11の搬送間隔を変えることなく搬送終端部13bの位置を上流側および下流側に移動させ得るようになっている(図2A,図2B参照)。
前記第2コンベヤ14は、搬送面14aの搬送始端部14bの位置を上流側および下流側に移動させ得る点で、前記第1コンベヤ13と異なるだけでその他の構成は同じである。すなわち、第2コンベヤ14は、複数の固定プーリ21が回転自在に枢支された固定フレーム(図示せず)と、複数の可動プーリ22が回転自在に枢支されると共に固定フレームに対して上流側および下流側に移動自在な可動フレーム(図示せず)と、両フレームに枢支した複数のプーリ21,22間に走行可能に巻き掛けられた無端ベルト23とを備え、固定フレームに対して可動フレームを移動することで、無端ベルト23における水平方向に走行して物品11が載置される搬送面14aの長さが可変可能に構成されている。また、第2コンベヤ14の可動フレームには、搬送面14aの搬送始端部14bとなる可動プーリ22が配設されており、固定フレームに対して可動フレームを移動することで、第2コンベヤ14で搬送される物品11の搬送間隔を変えることなく搬送始端部14bの位置を上流側および下流側に移動させ得るようになっている。
図1に示すように、前記第1コンベヤ13における搬送終端部13bをなす可動プーリ19と、第2コンベヤ14における搬送始端部14bをなす可動プーリ22とが対向し、両コンベヤ13,14の可動フレームを移動することで、搬送終端部13bと搬送始端部14bとの間の第1の隙間S1の大きさを変化させることなく両可動プーリ19,22を同期して上流側および下流側に向けて移動し得ると共に、両可動プーリ19,22を相互に離間・接近移動して前記第1の隙間S1の大きさを可変し得るよう構成されている。すなわち、前記支持体16が、両コンベヤ13,14の物品搬送路より下側の下側走行区間および上側の上側走行区間を移動する際には、図2A(a),(b),(d)等に示すように、第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとが接近して物品11の乗り移りが可能になると共に、支持体16が物品搬送路を上下方向に横切るように移動する際には、図2A(c)等に示すように、搬送終端部13bと搬送始端部14bとが離間して、第1の隙間S1を支持体16の通過が許容される大きさに広げるよう構成される。なお、第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとを接近して物品11の乗り移りが可能な状態の第1の隙間S1は、フィルム12の通過を許容する大きさに設定されている。
ここで、前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bおよび第2コンベヤ14の搬送始端部14bは、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14へ物品11が乗り移る際には同期して上流側に移動し(図2A(a),(b)参照)、第2コンベヤ14への物品11の乗り移りが完了した以後に下流側に移動するように移動方向が切り替えられる。そして、この下流側への移動時において、第2コンベヤ14の搬送始端部14bが、第1コンベヤ13の搬送終端部13bより高速で下流側に移動することで、搬送終端部13bと搬送始端部14bとの間の第1の隙間S1を、前記支持体16の通過を許容する大きさまで広げつつ両コンベヤ13,14により物品11を下流側へ搬送するよう構成される(図2A(c),図2B(f)参照)。また、支持体16が第1の隙間S1を下から上に通過した後に、第1コンベヤ13の搬送終端部13bが第2コンベヤ14の搬送始端部14bに追い付くように移動速度が変更され、前記第1の隙間S1が物品11の乗り移りに支障のない大きさとなった状態で第1コンベヤ13の搬送終端部13bおよび第2コンベヤ14の搬送始端部14bが上流側に移動して、後続する物品11が第1コンベヤ13から第2コンベヤ14へ乗り移るようになっている。そして、隙間S1を通過した支持体16がフィルム12を支持して第2コンベヤ14の搬送面14aより上方を移動する際に、該第2コンベヤ14の搬送面14aの上方に引き出されるフィルム12の引出位置Nを第1コンベヤ13の搬送終端部13bによって押して下流側に変位させるよう構成される。また、図2A(c)から図2A(d)への移行過程において第2コンベヤ14の搬送始端部14bおよび該搬送始端部14bに追い付いた第1コンベヤ13の搬送終端部13bは、第1の隙間S1の間隔を一定に維持したまま前記引出位置Nが少なくとも後述する送出位置Laより下流側に変位するまでは搬送面14aに載置されている物品11に追従して下流側に移動するよう構成される。
前記第3コンベヤ17は、前記第1コンベヤ13と同じ構成であって、第2コンベヤ14における搬送終端部14cに対向する搬送始端部17bが、搬送終端部14cに対して離間・接近移動し得るよう構成されており、第2コンベヤ14の搬送終端部14cの下流側を前記支持体16が物品搬送路を上から下に横切るように移動する際には、搬送終端部14cに対して搬送始端部17bを離間して支持体16の通過を許容する第2の隙間S2を搬送終端部14cと搬送始端部17bとの間に形成する。また、第2コンベヤ14から第3コンベヤ17へ物品11が乗り移る際には、第2の隙間S2を狭めるように搬送終端部14cに対して搬送始端部17bが接近して物品11の乗り移りを支障なく行い得るようになっている。
前記包材供給手段15は、前記第1コンベヤ13から第2コンベヤ14に乗り移った物品11の底部と搬送面14aとの間でフィルム12の先端部12aが挟まれて保持されるように、該フィルム12の先端部12aを、物品11が第2コンベヤ14に乗り移る際に両コンベヤ13,14の第1の隙間S1から搬送面側に出現させるように送り出して物品搬送路に臨ませるよう構成される。包材供給手段15は、図1に示す如く、前記支持体16の周回経路の内側に配設され、前記フィルム12を吸着して移送する吸着ベルト24aを備えた第1包材移送手段24と、支持体16の周回経路の外側に配設され、前記フィルム12を吸着して移送する吸着ベルト25aを備えた第2包材移送手段25とを備える。第2包材移送手段25には、図示しないフィルム供給源から繰出し機構26によって繰り出された帯状の連続フィルム27が供給され、該連続フィルム27が切断手段28によって物品11の寸法に合わせて1包装長毎に切断されて、切断された帯状のフィルム12が第2包材移送手段25によって第1包材移送手段24または前記第1の隙間S1に向けて移送される。実施例では、フィルム12の先端部12aが第1の隙間S1を介して搬送面側に出現するように包材供給手段15で移送される送出位置Laは、図2A(b)に示すように、第1の隙間S1が第1包材移送手段24の略真上に位置して、該第1包材移送手段24からフィルム12が第1の隙間S1に直接移送されるようになっている。なお、各吸着ベルト24a,25aには、走行方向へ所定間隔毎に通孔が設けられており、吸着ベルト24a,25aの裏面側に臨む吸引チャンバの吸引口を介して負圧が生じる通孔からの吸引力でフィルム12を吸着して移送するようになっている。
前記包材供給手段15は、前記フィルム12が搬送面側に引き出される引出位置Nが物品搬送方向の前後に変位するのに応じて、前記第2包材移送手段25から第1包材移送手段24へ向けて移送されたフィルム12が該第1包材移送手段24から前記第1の隙間S1に向けて移送される状態と、前記第2包材移送手段25から第1の隙間S1に向けてフィルム12が直接移送される状態とに変わるように、両包材移送手段24,25が配置される。具体的に、第1包材移送手段24の吸着ベルト24aは、下側から上側に向かうにつれて下流側に変位するように傾斜する第1傾斜走行部32においてフィルム12を吸着して斜め上側に向けて移送するよう構成される。そして、第1包材移送手段24は、前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとの間の第1の隙間S1が下流側に変位することで前記引出位置Nが第1傾斜走行部32の上端部より下流側に変位した状態(図2A(b),(d),図2B(e),(g),(h)参照)では、第1包材移送手段24からフィルム12が第1の隙間S1に向けて直接移送される。また、前記第2包材移送手段25の吸着ベルト25aは、下側から上側に向かうにつれて下流側に変位するように傾斜する第2傾斜走行部33においてフィルム12を吸着して斜め上側に向けて移送するよう構成される。第2包材移送手段25は、第1包材移送手段24より下側に配設されると共に、前記第2傾斜走行部33の上端部は、前記第1傾斜走行部32の下端部から上流側に離間しており、第1傾斜走行部32の下端部と第2傾斜走行部33の上端部との間を前記支持体16が下から上に通過するようになっている。そして、第2包材移送手段25は、前記第1の隙間S1が下流側に変位することで前記引出位置Nが第1傾斜走行部32の上端部より下流側に変位した状態では、第2傾斜走行部33において吸着されたフィルム12を第1傾斜走行部32に向けて移送する。一方で、前記第1の隙間S1が上流側に変位することで前記引出位置Nが第1傾斜走行部32の上端部より上流側に変位した状態(図2A(c),図2B(f)参照)では、第2傾斜走行部33において吸着されたフィルム12を第1包材移送手段24を介することなく第1の隙間S1に向けて直接移送するようになっている。
前記第2コンベヤ14を挟む左右両側に、一対のフレーム29,29(図1には一方のみ図示)が対向して配設されている。各フレーム29には、複数のスプロケット30が回転自在に支持されると共に、これらスプロケット30に無端索体としての無端ベルト31が巻き掛けられている。対をなす無端ベルト31,31間に、その移動方向(周回方向)に所定間隔で複数(実施例では3つ)の支持体16が架設されている。この支持体16は、丸棒状の部材であって、フィルム12を傷付けることなく支持し得るようになっている。そして、無端ベルト31,31を図示しない駆動手段で走行駆動することによって各支持体16は、第2コンベヤ14の搬送面14aと物品11の底部とによって先端部12aが挟まれて保持されているフィルム12における先端部12aと末端部12bとの間を支持しながら前記第1の隙間S1を下から上に通過して物品11の後側(上流側)を上方に移動し、該物品11の上方を後側から前側(下流側)へ追い越すように移動した後に、物品11が第2コンベヤ14から排出される前に該第2コンベヤ14の搬送終端部14cより下流側でフィルム12の末端部12bを前記搬送面14aの下方へ案内しながら該搬送面14aの下方に移動して前記第1の隙間S1を通る周回動作を繰り返すよう構成される(図2A,図2B参照)。そして、前述したように、支持体16が周回する周回経路の内側に、前記第1包材移送手段24が配設されると共に、該周回経路の外側に前記第2包材移送手段25が配設され、周回動作する支持体16が両包材移送手段24,25の間を通過することで前記傾斜走行部32,33の間に臨むフィルム12を支持して上方に引き上げるよう構成される。
ここで、図2A(c)に示すように、前記第1コンベヤ13から第2コンベヤ14への物品11の乗り移りが完了すると共に、第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとの間の第1の隙間S1が広がって、該第1の隙間S1を支持体16が下から上に通過する直前の該支持体16の位置を基準位置Lとした場合に、第1の隙間S1を通過した支持体16がフィルム12を支持して第2コンベヤ14の搬送面14aより上方を移動するのに伴って第1の隙間S1からフィルム12が上方に引き出される際に、図2A(d)に示すように、第1コンベヤ13の搬送終端部13bが基準位置Lより下流側に位置するように搬送終端部13bおよび搬送始端部14bが下流側に移動されるよう構成される。すなわち、第1の隙間S1を支持体16が通過した後に、該支持体16がフィルム12を支持して第2コンベヤ14の搬送面14aより上方を移動する際に、第1コンベヤ13の搬送終端部13bによってフィルム12が下流側に押されることで、第2コンベヤ14の搬送面14aの上方に引き出されるフィルム12の引出位置Nは基準位置Lより下流側に変位される。また、実施例では、フィルム12が搬送面側に出現するように送り出される前記送出位置Laは基準位置Lより下流側に設定されており、支持体16の移動によって第1の隙間S1から引き出されるフィルム12の末端部12bが該第1の隙間S1から上方に抜ける前に第1コンベヤ13の搬送終端部13bは送出位置Laを越えて下流側に移動するようになっている。
前記フレーム29,29は、図示しない昇降調節機構によって上下方向に移動調節自在に構成されて、コンベヤ13,14で搬送される物品11の高さ寸法に応じて前記支持体16の周回経路を上下方向に変位することで、異なる高さの物品11にフィルム12を巻き掛け得るよう構成されている。
次に、実施例に係る包材巻き掛け装置を備えた包装機の作用について説明する。図2A(a)に示すように、前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとの間の第1の隙間S1が、前記第1包材移送手段24の第1傾斜走行部32の上端部より下流側に位置する状態で、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14に向けて物品11が搬送される。第1コンベヤ13の搬送終端部13bおよび第2コンベヤ14の搬送始端部14bは、同期して上流側に移動し、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14へ物品11が乗り移る際に、前記第1包材移送手段24から第1の隙間S1に向けてフィルム12の先端部12aが移送される(図2A(b)参照)。そして、前記送出位置Laにおいて第1の隙間S1から搬送面側に出現したフィルム12の先端部12aは、図2A(c)に示すように、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14に乗り移る物品11の底部と該第2コンベヤ14の搬送面14aとの間に挟み込まれて保持される。第2コンベヤ14へ物品11が乗り移り、第2コンベヤ14の搬送始端部14bが下流側に移動すると共に、該搬送始端部14bの下流側への移動速度より低速で第1コンベヤ13の搬送終端部13bが下流側に移動することで、搬送終端部13bと搬送始端部14bとの間の第1の隙間S1が広がって前記支持体16が通過可能となる。このとき、図2A(c)に示すように、第1の隙間S1は第1傾斜走行部32の上端部より上流側に位置し、該第1の隙間S1を支持体16が下から上に通過することで、先端部12aが物品11の底部と搬送面14aとで保持されているフィルム12における先端部12aと末端部12bとの間が支持体16で支持されて物品11の後側を上方に引き上げられる。支持体16で第1の隙間S1から引き出されるフィルム12の末端側は、第1の隙間S1が第1傾斜走行部32より上流側に位置する間は第2傾斜走行部33で吸着された状態で第1の隙間S1に向けて直接移送される。
前記第1の隙間S1を通過した支持体16が、物品11の上方を第2コンベヤ14での物品搬送速度より高速で下流側に移動する。前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとの速度差によって、両端部13b,14bが下流側に移動しつつ第1の隙間S1が狭くなる(図2A(d)参照)。また、該第1の隙間S1が下流側に変位する過程で、支持体16の移動に伴って第1の隙間S1から引き出されるフィルム12は第1傾斜走行部32で吸着されて移送される。そして、支持体16が物品11の上方を高速で下流側に移動する過程で、図2B(e)に示すように、フィルム12の末端部12bが第1の隙間S1から上方に引き出される。支持体16の移動に伴って第1の隙間S1から引き出されるフィルム12の引出位置Nは、前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bの下流側への移動によって前記基準位置Lおよび前記送出位置Laを越えて下流側へ変位する。
前記支持体16が第2コンベヤ14で搬送される物品11を追い越し、第2コンベヤ14の下流側を下向きに移動することで、支持体16で支持されているフィルム12が物品11の上側および下側にかけて巻かれる(図2B(f),(g)参照)。支持体16は、前記第3コンベヤ17の搬送始端部17bが第2コンベヤ14の搬送終端部14cから離間して画成された第2の隙間S2を通って搬送面14aの下方に移動する際に、フィルム12の末端部12bは搬送面14aから下方に垂れ下がるように案内される(図2B(h)参照)。そして、第3コンベヤ17の搬送始端部17bが第2コンベヤ14の搬送終端部14cに接近して第2の隙間S2が挟くなったタイミングで第2コンベヤ14から第3コンベヤ17へ物品11が乗り移る際に、該物品11の底面側にフィルム12の末端部12bが入り込むことで前記先端部12aと重ね合わされてフィルム12が物品11に筒状に巻き掛けられる。第3コンベヤ17を経て図示しないコンベヤで下流側に搬送される物品11がシュリンクトンネルを通過する際に加熱されることで、フィルム12が熱収縮して物品11に密着したシュリンク包装体が得られる。
実施例の包材巻き掛け装置では、前記支持体16がフィルム12を支持して第2コンベヤ14の上方を移動する際に、前記第1の隙間S1から上方に引き出されるフィルム12の引出位置Nを、前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bによって押して前記基準位置Lより下流側に変位するよう構成されている。すなわち、第1コンベヤ13の搬送終端部13bを下流側に移動して搬送面13aを下流側に延ばしてフィルム12の引出位置Nを下流側に変位することで、該引出位置Nから引き出されるフィルム12を第1コンベヤ13で搬送される後続の物品11の下流側に離間するように維持でき、第1の隙間S1から引き出されるフィルム12に後続の物品11が接触するのを抑制し得る。これにより、支持体16に支持されているフィルム12の支持位置がズレたり、フィルム12を巻き掛け中の物品11や後続の物品11の位置がズレたりすることはなく、フィルム12を物品11に対して良好な状態で巻き掛けて包装不良が発生するのを防ぎ得る。また、第1コンベヤ13の搬送終端部13bによってフィルム12を押して引出位置Nを下流側に変位させているので、引出位置Nを下流側に変位させる手段を別途設ける必要はなく、包材巻き掛け装置の構成を簡略化し得る。また、第1の隙間S1を支持体16が通過した後において、第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとを、前記引出位置Nが前記送出位置Laより下流側に変位するまでは搬送面14aに載置されている物品11に追従するように下流側に移動するので、引出位置Nを物品11に追従して変位させることができ、後続する物品11にフィルム12を接触させないために先行の物品11の後側に必要となる領域を短かくし得る。
ここで、コンベヤ間の隙間からのフィルムの引出位置が固定されている場合、すなわち第1の隙間S1が変位しない場合(基準位置L、送出位置Laおよび引出位置Nが同じ場合)は、フィルム12が巻き掛け中の先行の物品11と、該先行の物品11に後続する物品11との前後間隔を、先行の物品11に巻き掛け中のフィルム12の末端部12bが第1の隙間S1を抜けるまでは後続の物品11が基準位置Lを越える位置まで下流側に搬送されない長さに設定する必要がある。これに対し、第1の隙間S1を下流側に変位すると共にフィルム12の送出位置Laを基準位置Lより下流側に設定した実施例の構成では、物品11にフィルム12を巻き掛け中に、後続する物品11が基準位置Lを越えた下流側まで搬送される前後間隔で複数の物品11を搬送することができる。すなわち、物品11の搬送間隔を短かくして処理能力を向上することができる。
前記物品11の搬送に伴って第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとが下流側に移動し、前記第1の隙間S1が前記第1包材移送手段24の第1傾斜走行部32の上端部より下流側に位置する状態において、支持体16の移動によって第1の隙間S1からフィルム12が引き出される初期では、該フィルム12における搬送面13a,14aより下側の部位は前記第1包材移送手段24および第2包材移送手段25によって吸着移送され、これにより該フィルム12には所要のテンションが付与される。そして、フィルム12の引き出しに伴い末端部12bが第2包材移送手段25から離間しても、該末端部12bは引き続いて第1包材移送手段24で吸着移送されることで、該第1包材移送手段24から末端部12bが離間するまではフィルム12に所要のテンションが付与される。すなわち、第1の隙間S1が上流側および下流側に変位することでフィルム12の引出位置Nが上流側および下流側に変位する構成において、フィルム12の末端部12bを第1包材移送手段24または第2包材移送手段25で吸着してテンションを付与し得るので、物品11の周囲にフィルム12を良好に巻き掛けることができる。なお、第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとの間の第1の隙間S1が第1包材移送手段24の第1傾斜走行部32の上端部より上流側に位置する状態においても、前記第2包材移送手段25によってフィルム12は第1の隙間S1に向けて吸着移送されることで、支持体16の移動に伴って第1の隙間S1から引き出されるフィルム12に所要のテンションを付与し得る。
また、実施例の包材巻き掛け装置は、前記無端ベルト31に3つの支持体16を配設しているので、無端ベルト31を1周させる間に3つの物品11にフィルム12を巻き掛けることができ、処理能力を向上し得る。また、第1および第2コンベヤ13,14での物品搬送速度を同一としたので、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14への物品11の乗り移り時に該物品11に速度差に起因する外力が作用すことはなく、物品11が位置ずれしたり倒れたりするのを防止して物品11に対する良好なフィルム巻掛けを図り得る。更に、前記支持体16の周回経路を上下方向に位置調節可能であるから、高さ寸法の異なる多様な物品11に対応し得る。
(別実施例について)
図3は、別実施例に係る包材巻き掛け装置を示すものであって、該包材巻き掛け装置は、物品搬送方向に並んで配置した2つの巻掛け部34,35を備えている。各巻掛け部34,35の構成は同じであるので、上流側に位置する第1の巻掛け部34について説明し、下流側に位置する第2の巻掛け部35の構成についての詳細説明は省略する。また、実施例に既出の同一部材には同じ符号を付すものとする。
前記第1の巻掛け部34は、前記物品搬送コンベヤ10の下流側に配設されている。この第1の巻掛け部34は、前記第1コンベヤ13、第2コンベヤ14、支持体16、包材供給手段15の夫々を備え、支持体16が周回動作することで第2コンベヤ14で搬送中の物品11にフィルム12を巻き掛けるよう構成される。また、第1の巻掛け部34は、第2コンベヤ14の下流側に前記第3コンベヤ17を備え、該第3コンベヤ17の下流側に第2の巻掛け部35の第1コンベヤ13が配設される。なお、第1の巻掛け部34は、前記無端ベルト31に2つの支持体16が一定間隔で配設されている。また、前記第1の巻掛け部34の第1コンベヤ13および第2コンベヤ14では、先行する物品11に対するフィルム12の巻き掛け中において前記第1の隙間S1を下流側へ変位させている間に、フィルム12の先端部12aが搬送面側に出現するように送り出される送出位置La(図4A(a)参照)を後続の物品11が越える前後間隔で複数の物品11が搬送されるよう設定される。
別実施例では、上流側の第1の巻掛け部34において、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14に所定間隔で乗り移る物品11に対し、図4A〜図4Cに示すように、1つ置きにフィルム12を巻き掛ける。そして、下流側の第2の巻掛け部35では、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14に所定間隔で乗り移る物品11に対し、第1の巻掛け部34でフィルム12が巻き掛けられていない物品11に対してフィルム12を巻き掛けるよう構成される。すなわち、第2の巻掛け部35においても、第1コンベヤ13から第2コンベヤ14に所定間隔で乗り移る1つ置きの物品11に対してフィルム12を巻き掛けるようになっている。
図4A〜図4Cを参照して、別実施例の包材巻き掛け装置の作用について説明する。なお、各巻掛け部34,35においてフィルム12を物品11に巻き掛ける工程は同じであるので、第1の巻掛け部34でフィルム12を物品11に巻き掛ける工程について説明し、第2の巻掛け部35でフィルム12を物品11に巻き掛ける工程については省略する。また、図4A〜図4Cでは、各巻掛け部34,35でフィルム12が巻き掛けられる物品11を区別するため、第1の巻掛け部34でフィルム12が巻き掛けられる物品11に「○」の印を付すと共に、第2の巻掛け部35でフィルム12が巻き掛けられる物品11に「△」の印を付している。また、説明の便宜上、第1の巻掛け部34でフィルム12が巻き掛けられる物品11を第1の物品11と指称すると共に、第2の巻掛け部35でフィルム12が巻き掛けられる物品11を第2の物品(後続物品)11と指称する。
前記第1の巻掛け部34では、図4A(a),(b)に示すように、第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとが接近して両端部13b,14bが上流側に移動している状態で、第1コンベヤ13で搬送される第1の物品11が第2コンベヤ14に乗り移る際に、前記包材供給手段15によってフィルム12の先端部12aが第1の隙間S1に向けて移送され、搬送面側に出現した該先端部12aは第1の物品11の底部と第2コンベヤ14の搬送面14aとに挟まれて保持される。
前記第2コンベヤ14へ第1の物品11が乗り移ると、第1コンベヤ13の搬送終端部13bおよび第2コンベヤ14の搬送始端部14bが下流側に移動し、両端部13b,14bの速度差によって広がった前記第1の隙間S1を、前記支持体16がフィルム12における先端部12aと末端部12bとの間を支持しつつ下から上へ移動する(図4A(c),(d)参照)。そして、第1の隙間S1を通過した支持体16が、第1の物品11の上方を第2コンベヤ14での物品搬送速度より高速で下流側に移動すると共に、前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bが第2コンベヤ14の搬送始端部14bに追い付いて第1の隙間S1が狭くなる(図4B(e)参照)。また、支持体16が第1の物品11の上方を高速で下流側に移動する過程で、図4B(f),(g)に示すように、フィルム12の末端部12bが第1の隙間S1から上方に引き出される。支持体16の移動に伴って第1の隙間S1から引き出されるフィルム12の引出位置Nは、前記第1コンベヤ13の搬送終端部13bの下流側への移動によって前記基準位置Lより下流側へ変位する。また、第1の物品11にフィルム12を巻き掛け中に第1の隙間S1を下流側へ変位させている間に、フィルム12が巻き掛け中の第1の物品11に後続する第2の物品11は、前記送出位置Laを越えた位置まで下流側に搬送される。
フィルム12の巻き掛け中の第1の物品11に後続する第2の物品11は第1コンベヤ13で搬送されるが、該第1コンベヤ13の搬送終端部13bが下流側に移動してフィルム12の引出位置Nを下流側に変位することで、該引出位置Nから引き出されるフィルム12を第1コンベヤ13で搬送される後続の第2の物品11の下流側に離間するように維持でき、第1の隙間S1から引き出されるフィルム12に後続の第2の物品11が接触するのを抑制し得る。別実施例の包材巻き掛け装置では、第1の物品11に巻き掛けるフィルム12の末端部12bが第1の隙間S1から上方に抜け、次の第1の物品11に巻き掛けるフィルム12の先端部12aが包材供給手段15における第1包材移送手段24まで移送された状態で包材供給手段15によるフィルム移送が中断され、第2の物品11が第1コンベヤ13から第2コンベヤ14へ乗り移る際にフィルム12は第1の隙間S1に向けて移送されない(図4B(f),(g),(h)参照)。すなわち、フィルム12の巻き掛け中の第1の物品11に後続して前記送出位置Laを越えた位置まで下流側に搬送された第2の物品11に対しては第1の巻掛け部34によるフィルム12の巻き掛けは行われず、該第2の物品11は第2コンベヤ14で下流側に向けて搬送される。
前記支持体16が第2コンベヤ14で搬送される第1の物品11を追い越し、第2コンベヤ14の下流側を下向きに移動することで、支持体16で支持されているフィルム12が第1の物品11に巻かれる(図4C(i),(j),(k)参照)。支持体16は、前記第3コンベヤ17の搬送始端部17bが第2コンベヤ14の搬送終端部14cから離間して画成された第2の隙間S2を通って搬送面14aの下方に移動した後に第1の隙間S1に向けて移動する。そして、第3コンベヤ17の搬送始端部17bが第2コンベヤ14の搬送終端部14cに接近して第2の隙間S2が挟くなったタイミングで第2コンベヤ14から第3コンベヤ17へ第1の物品11が乗り移る際に、該第1の物品11の底面側にフィルム12の末端部12bが入り込むことで前記先端部12aと重ね合わされてフィルム12が物品11に巻き掛けられる(図4C(l)参照)。
前記第1の巻掛け部34では、第2コンベヤ14から第3コンベヤ17へは、フィルム12が巻き掛けられた第1の物品11とフィルム12が巻き掛けられない第2の物品11とが交互に乗り移る。そして、第1の巻掛け部34の第3コンベヤ17から第2の巻掛け部35の第1コンベヤ13に乗り移った物品11は、該第2の巻掛け部35ではフィルム12が巻き掛けられていない第2の物品11に対してフィルム12が巻き掛けられる。第2の巻掛け部35の第3コンベヤ17を経て図示しないコンベヤで下流側に搬送される全ての物品11にはフィルム12が巻き掛けられており、該物品11がシュリンクトンネルを通過する際に加熱されることで、フィルム12が熱収縮して物品11に密着したシュリンク包装体が得られる。
別実施例においても、各巻掛け部34,35において支持体16がフィルム12を支持して第2コンベヤ14の搬送面14aより上方を移動する際に、第1の隙間S1から上方に引き出されるフィルム12の引出位置Nを、第1コンベヤ13の搬送終端部13bによって押して基準位置Lより下流側に変位しているので、第1の隙間S1から引き出されるフィルム12に後続の物品11が接触するのを抑制し得る。別実施例では、巻掛け部34,35を2連で設けたので、処理能力を向上することができる。また、巻掛け部34,35を2連で設けることで、各巻掛け部34,35において巻掛け処理する物品11の数を減らして余裕を持ってフィルム12の巻掛け処理を実行することができる。これにより、支持体16の移動速度を高速とすることで該支持体16で支持されて巻き掛けられるフィルム12が引き出し中に作用する風圧によってバタ付いて支持位置がズレるのを好適に防ぐことができる。
ここで、コンベヤ間の隙間からのフィルムの引出位置が固定されている場合、すなわちフィルム12の先端部12aが搬送面側に出現するように送り出される送出位置Laと、支持体16の移動に伴って第1の隙間S1から引き出されるフィルム12の引出位置Nとが上流側および下流側に変位しない場合、フィルム12が巻き掛け中の先行の物品11と、該先行の物品11に後続する物品11との前後間隔を、先行の物品11に巻き掛け中のフィルム12の末端部12bが第1の隙間S1を抜けるまでは後続の物品11が送出位置La(引出位置N)を越えて下流側に搬送されない長さに設定する必要がある。これに対し、引出位置Nを下流側に変位する別実施例の構成では、各巻掛け部34,35において、対応する物品11にフィルム12を巻き掛け中に、後続する物品11が送出位置Laを越えて下流側まで搬送される前後間隔で複数の物品11を搬送することができる。すなわち、物品11の搬送間隔を短かくして処理能力を向上することができる。なお、別実施例においても、その他前記実施例と同じ作用効果が得られる。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 包材供給手段15としては、下流側に移動した第1の隙間S1に対してできるだけ該隙間S1の直下からフィルム12を進入させ得るように、包材供給手段15を第1の隙間S1の移動に合わせて移動させる構成を採用し得る。包材供給手段15は、シリンダやモータ等を駆動源とする専用の移動手段で移動させたり、あるいは第1または第2コンベヤ13,14の移動フレームに包材供給手段15を設けることで移動させることができる。支持体16の移動によって第1の隙間S1から上方に引き出されるフィルム12の引出位置Nを、第1の隙間S1を通過した支持体16がフィルム12を支持して第2コンベヤ14の上方を移動する際に下流側に変位させるように該引出位置Nの変位に合わせて包材供給手段15の第1包材移送手段24を移動するようにすれば、当該第1包材移送手段24を包材支持手段として用いることができる。そして、第1コンベヤ13の搬送終端部13bと第2コンベヤ14の搬送始端部14bとの第1の隙間S1から上方に引き出されるフィルム12の引出位置Nを、支持体16がフィルム12を支持して第2コンベヤ14の上方を移動する際に下流側に変位するように包材支持手段で支持する構成により、第1の隙間S1から引き出されるフィルム12が後続の物品11に接触するのを防止し得る。すなわち、支持体16に対してフィルム12の支持位置がズレたり、フィルム12を巻き掛け中の物品11や後続の物品11の位置がズレたりすることはなく、包装不良を防ぐことができる。
(2) 包材支持手段としては、上記包材供給手段15の第1包材移送手段24を兼用したものに代えて、第2コンベヤ14の搬送始端部14bの下流側への移動に追従して移動可能な一対のガイドローラなどで物品搬送方向の前後からフィルム12を挟んで支持する構成を採用し得る。この場合には、支持体16が第1の隙間S1を通った後の第1コンベヤ13の搬送終端部13bは、少なくとも物品11が第2コンベヤ14に乗り移る際に支障がない程度に第2コンベヤ14の搬送始端部14bに接近していれば、他のタイミングにおいては第2コンベヤ14の搬送始端部14bから離間していてもよい。
(3) 第1コンベヤ13の搬送終端部13bや第2コンベヤ14の搬送始端部14bなどを物品搬送方向に沿って移動させるシャトル構造のコンベヤとしては、ベルトコンベヤに限られるものではなく、複数のローラなどを使用した他の種類のコンベヤであってもよい。
(4) 包材供給手段15は、物品11の前端が第1コンベヤ13の搬送終端部13bより下流側に搬送される前にフィルム12の先端部12aを第1の隙間S1から搬送面側に出現するように送り出した状態でフィルム12の送り出しを中断し、物品11が第1コンベヤ13から第2コンベヤ14に乗り移るタイミングでフィルム12の送り出しを再開する構成を採用し得る。
(5) 実施例では、複数の支持体16を一定間隔で配設した無端ベルト(索体)31を一定速度で走行させたが、索体としては、無端チェンなどでもよい。
(6) 包装機としては、熱収縮性のフィルムを包材とするシュリンク包装機以外にも、包装紙からなる包材で物品を包んでから、包材の重合部にテープを貼る等して包装する上包み包装機などに利用してもよい。
11 物品,12 フィルム(包材),12a 先端部,12b 末端部
13 第1コンベヤ,13a 搬送面,13b 搬送終端部,14 第2コンベヤ
14a 搬送面,14b 搬送始端部,14c 搬送終端部,15 包材供給手段
16 支持体,24 第1包材移送手段(包材支持手段),24a 吸着ベルト
25 第2包材移送手段,25a 吸着ベルト,31 無端ベルト(無端索体)
34 第1の巻掛け部,35 第2の巻掛け部,S1 第1の隙間(隙間),N 引出位置
La 送出位置

Claims (6)

  1. 物品(11)を搬送する搬送面(13a)の搬送終端部(13b)が物品搬送方向の上流側および下流側に移動可能な第1コンベヤ(13)と、
    該第1コンベヤ(13)の前記搬送終端部(13b)から乗り移った物品(11)を搬送する搬送面(14a)の搬送始端部(14b)が物品搬送方向の上流側および下流側に移動可能な第2コンベヤ(14)と、
    該第2コンベヤ(14)に物品(11)が乗り移る際に前記第1コンベヤ(13)と第2コンベヤ(14)との隙間(S1)から物品(11)の1包装長に合わせた帯状の包材(12)の先端部(12a)を搬送面側に出現させるように送り出す包材供給手段(15)と、
    前記隙間(S1)を下から上に通過し前記第2コンベヤ(14)の搬送面(14a)の上方に移動した後に前記第2コンベヤ(14)の搬送終端部(14c)より下流側で前記搬送面(14a)の下方に移動する周回動作を繰り返す支持体(16)とを備え、
    前記包材供給手段(15)で搬送面側に出現させた前記包材(12)の先端部(12a)が前記第2コンベヤ(14)に乗り移る物品(11)と搬送面(14a)との間で挟まれ、該物品(11)によって先端部(12a)が保持されている前記包材(12)の先端部(12a)と末端部(12b)との間を支持した前記支持体(16)が周回動作することで包材(12)を物品(11)に巻き掛けると共に、
    前記隙間(S1)を通過した前記支持体(16)が包材(12)を支持して第2コンベヤ(14)の搬送面(14a)より上方を移動する際に、前記搬送面(14a)の上方に引き出される包材(12)の引出位置(N)を前記下流側に変位させるよう構成した
    ことを特徴とする包装機における包材巻き掛け装置。
  2. 前記下流側に移動する前記第1コンベヤ(13)の搬送終端部(13b)によって包材(12)を押して、前記引出位置(N)を前記下流側に変位させるよう構成したことを特徴とする請求項1記載の包装機における包材巻き掛け装置。
  3. 前記包材供給手段(15)は、
    前記支持体(16)の周回経路の内側に配設され、前記包材(12)を吸着して移送する吸着ベルト(24a)を備えた第1包材移送手段(24)と、
    前記支持体(16)の周回経路の外側に配設され、前記包材(12)を吸着して移送する吸着ベルト(25a)を備えた第2包材移送手段(25)とを有し、
    前記第2包材移送手段(25)で吸着された前記包材(12)の末端部(12b)を前記引出位置(N)が前記下流側に変位するのに伴って前記第1包材移送手段(24)で吸着するよう構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の包装機における包材巻き掛け装置。
  4. 前記支持体(16)は、走行駆動される無端索体(31)に一定間隔で複数配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の包装機における包材巻き掛け装置。
  5. 前記第1コンベヤ(13)、第2コンベヤ(14)、包材供給手段(15)および支持体(16)を備える巻掛け部(34,35)が物品搬送方向に並んで2基設けられ、
    前記各巻掛け部(34,35)は、前記隙間(S1)を通過した前記支持体(16)が包材(12)を支持して第2コンベヤ(14)の搬送面(14a)より上方を移動する際に、前記隙間(S1)が前記下流側へ変位するように前記第1コンベヤ(13)の搬送終端部(13b)および第2コンベヤ(14)の搬送始端部(14b)を移動して、前記引出位置(N)を前記下流側へ変位させるよう構成され、
    前記上流側に位置する第1の巻掛け部(34)において前記隙間(S1)を前記下流側へ変位させている間に包材(12)の先端部(12a)が搬送面側に出現するように送り出される送出位置(La)を越えて搬送した後続物品(11)に対して、前記下流側に位置する第2の巻掛け部(35)で包材(12)を巻き掛けるよう構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の包装機における包材巻き掛け装置。
  6. 前記先端部(12a)が搬送面側に出現するように送り出された前記包材(12)を支持して前記上流側および下流側に移動可能な包材支持手段(24)を備え、
    前記引出位置(N)を前記下流側に変位させるように前記包材支持手段(24)で包材(12)を支持するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の包装機における包材巻き掛け装置。
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