JP2002321129A - 加工機 - Google Patents

加工機

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JP2002321129A
JP2002321129A JP2001396455A JP2001396455A JP2002321129A JP 2002321129 A JP2002321129 A JP 2002321129A JP 2001396455 A JP2001396455 A JP 2001396455A JP 2001396455 A JP2001396455 A JP 2001396455A JP 2002321129 A JP2002321129 A JP 2002321129A
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JP
Japan
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frame
processing machine
tool
motion
predetermined direction
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001396455A
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English (en)
Inventor
Takeki Shirai
武樹 白井
Chandora Shekaru Sharuma
チャンドラ シェカル シャルマ
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THK Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な加工を可能とした加工機を提供す
る。 【解決手段】 テーブル14及びフレーム16の少なく
とも一方を移動させる送り手段20、27が、テーブル
14及び/又はフレーム16に対して所定方向(送り
方向に対する交差方向)における両端部に略同期して
駆動力を付与し、工具11が装着されるスピンドル29
が該送り手段20、27による両駆動力付与点の略中央
位置又はその近傍に配置されている。従って、テーブル
及び/又はフレームの左右(上記所定方向)で駆動の誤
差(ずれ)が生じても、テーブル及び/又はフレームの
中央位置に配されたスピンドル、従って工具の位置では
誤差が生じない。これにより、駆動の誤差に拘わらず常
に高精度な加工を行なうことが可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具に回転運動を
与え、ワーク及び工具の少なくとも一方に送り運動を与
えてワークを加工する加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からワークの加工精度について、こ
れを高めることが追求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的と
するところは、高精度な加工を可能とした加工機を提供
することである。
【0004】また、砥石車を高速回転してワークに研削
加工を施す研削加工機が知られている。図18及び図1
9は、切削加工機の一例であるガントリ型(研削)加工
機を示す。このガントリ型加工機は、砥石車1,1に回
転運動を与え、ワーク2の両側面を砥石車1,1で挟
み、ワーク2に送り運動を与えて細長いワーク2の両側
面を研削加工する。ベッド3上にはテーブル4がワーク
2の長手方向に移動可能に取り付けられている。ワーク
2はこのテーブル4に取り付けられる。ベッド3の側面
には一対のコラム5,5が固定され、コラム5,5の頂
部には横はり6が連結される。これらのコラム5,5及
び横はり6とで門形フレームが構成される。横はり6の
側面には、直線案内装置7,7を介してモータ8,8及
び砥石車1,1が取り付けられる。モータ8,8の出力
軸と砥石車1,1の主軸との間には、ベルト9,9等の
巻き掛け伝動装置が介在され、モータ8,8の回転は減
速されて砥石車1,1に伝達される。
【0005】砥石車1,1は、図示しないボールねじ機
構等の位置調整装置によって、横はり6の長手方向に移
動され、その位置が調整される。位置調整装置が砥石車
1,1の切り込み量を調整した後、モータ8,8が砥石
車1,1に回転運動を与え、テーブル4がワーク2に送
り運動を与えてワーク2を研削加工する。
【0006】しかしながら、このガントリ型加工機にあ
っては、砥石車1,1を回転駆動するためのモータ8,
8及び砥石車1,1等が横はり6の側面に片持ち支持さ
れる。図19に示すように、このような片持ち支持で
は、横はり6の中心からモータ8の重心あるいは砥石車
1の重心までに偏心距離Lが存在する。モータ8は比較
的重量が大きいので、モータ8の重力によって横はり6
にねじりモーメントが働く。また、図18に示すよう
に、加工中、ワーク2から砥石車1に反力Frが働き、
ワークを送ることにより砥石車に力Ftが働く。これら
のモータ8及び砥石車1の重力並びに加工中に砥石車1
に働く力によるねじりモーメントによって、横はり6が
ねじれ変形してしまう。研削加工には高い加工精度が要
求されるが、加工精度を高めるためには、横はり6をは
じめとしてフレーム全体の剛性を高める必要がある。
【0007】一方ワーク2が小型の場合、加工機も小型
であることが望まれるが、フレームの剛性を高めるとフ
レームの小型化ひいては加工機全体の小型化を図ること
が困難になる。
【0008】そこで、本発明は、小型のワークを高精度
に加工するのに適した小型の加工機を提供することを第
2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0010】上記第1の目的を達成するために、本発明
者は、次の構成を採用している。すなわち、工具(1
1)に回転運動を与え、ワーク(12)及び工具(1
1)の少なくとも一方に送り運動を与えてワーク(1
2)を加工する加工機であって、ベッド(13)と、前
記ベッド(13)上に設けられ、ワーク(12)が取り
付けられるテーブル(14,51)と、前記テーブル
(14,51)に対して相対的に運動可能なフレーム
(16)と、前記テーブル(14,51)及び前記フレ
ーム(16)の少なくとも一方を移動させる送り手段
(20、27)と、工具(11)が装着されるスピンド
ル(29)を有し、前記テーブル(14,51)及びフ
レーム(16)の相対運動方向に対して交差する所定
方向に移動自在に前記フレーム(16)に配置された
回転運動付与手段(21)と、を備え、前記送り手段
(20、27)は前記テーブル(14,51)及び/又
はフレーム(16)に対して前記所定方向における両
端部に略同期して駆動力を付与し、前記スピンドル(2
9)は前記送り手段(20、27)による両駆動力付与
点の略中央位置又はその近傍に配置される加工機として
いる。
【0011】この発明によれば、テーブル(14,5
1)及び/又はフレーム(16)の左右(上記所定方
向)で駆動の誤差(ずれ)が生じても、テーブル(1
4,51)及び/又はフレーム(16)の中央位置に配
されたスピンドル(29)、従って工具(11)の位置
では誤差が生じない。これにより、駆動の誤差に拘わら
ず常に高精度な加工を行なうことが可能となっている。
【0012】また、本発明の好ましい一態様は、前記フ
レーム(16)が前記所定方向において対称形状を有
し、前記回転運動付与手段(21)が複数設けられてそ
の半数ずつが前記所定方向で振り分けて配設されてい
ることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、前記フレーム(16)
及び回転運動付与手段(21)が、該回転運動付与手段
を含む加工機自体が生ずる熱あるいは外部から加工機に
伝わる熱に起因する変形を生じても、工具(11)の位
置への影響が少なく、高精度な加工が維持される。
【0014】また本発明は、工具(11)に回転運動を
与え、ワーク(12)及び工具(11)の少なくとも一
方に送り運動を与えてワーク(12)を加工する加工機
であって、ベッド(13)と、前記ベッド(13)上に
設けられ、ワーク(12)が取り付けられるテーブル
(14,51)と、前記テーブル(14,51)に対し
て相対的に運動可能なフレームと(16)、前記テーブ
ル(14,51)及び前記フレーム(16)の少なくと
も一方を移動させる送り手段(20,27)と、工具
(11)が装着されるスピンドル(29)を有し、前記
テーブル(14,51)及びフレーム(16)の相対運
動方向()に対して交差する所定方向()に移動自
在に前記フレーム(16)に配置された回転運動付与手
段(21)と、を備え、前記フレーム(16)が前記所
定方向()において実質的な対称形状を有し、前記回
転運動付与手段(21)が複数設けられてその半数ずつ
が前記所定方向()で振り分けて配設されていること
を特徴とする加工機により、上述した課題を解決する。
【0015】この発明によれば、前記フレーム(16)
及び回転運動付与手段(21)が、該回転運動付与手段
を含む加工機自体が生ずる熱あるいは外部から加工機に
伝わる熱に起因する変形を生じても、工具(11)の位
置への影響が少なく、高精度な加工が維持される。
【0016】また、本発明の好ましい一態様は、前記送
り手段(20、27)は前記テーブル(14,51)及
び前記フレーム(16)の相対運動を案内する案内手段
を含み、前記案内手段は、長手方向に沿って転動体転走
面(105)が形成されたレール(102)と、該転動
体転走面(105)に対応する負荷転動体転走面(10
6)を含む無限循環路(110)が設けられて前記レー
ル(102)に対して相対運動自在に組まれたブロック
(104)と、前記無限循環路(110)に配列収容さ
れて前記レール(102)及びブロック(104)の相
対運動に伴って循環し、前記負荷転動体転走面(10
6)において荷重を受ける複数の転動体(103)とを
備え、前記レール(102)は複数本が平行に配置され
ていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、いわゆる平均化効果が
得られ、真直性が向上し、ピッチング、ローリング及び
ヨーイングが生じ難く、加工を高精度で行なうことがで
きる。
【0018】また、本発明者は、上記第2の目的を解決
するため、工具に回転運動を与える回転運動付与手段を
横はりに片持ち支持させることなく、横はりの中心線の
下方に配置し、横はりに回転運動付与手段の重力による
ねじりモーメントが加わらないようにした。すなわち、
本発明は、工具(11)に回転運動を与え、ワーク(1
2)及び工具(11)の少なくとも一方に送り運動を与
えてワーク(12)を加工する加工機であって、ベッド
(13)と、前記ベッド(13)上に設けられ、ワーク
(12)が取り付けられるテーブル(14,51)と、
前記テーブル(14,51)に対して相対的に運動可能
なフレーム(16)と、前記テーブル(14,51)及
び前記フレーム(16)の少なくとも一方を移動させる
送り手段(20)と、工具(11)が装着されるスピン
ドル(29)を有し、前記テーブル(14,51)及び
フレーム(16)の相対運動方向に対して交差する所
定方向に移動自在に前記フレーム(16)に配置され
た回転運動付与手段(21)と、を備え、前記フレーム
(16)は、前記所定方向に延びる横はり(18)を
有し、前記回転運動付与手段(21)は、前記横はり
(18)に前記所定方向へ移動可能に支持され、前記
横はり(18)に前記回転運動付与手段(21)の重力
によるねじりモーメントが加わらないように、前記横は
り(18)の中心線に対して略鉛直線上に前記回転運動
付与手段(21)の重心が配置されることを特徴とする
加工機により、上述した課題を解決した。
【0019】この発明によれば、前記横はりの中心線に
対して略鉛直線上に前記回転運動付与手段の重心が配置
されるので、横はりに回転運動付与手段の重力によるね
じりモーメントが加わらない。従って、横はりに加わる
モーメントが低減され、フレームの剛性を小さく設定で
き、この結果小型のワークを高精度に加工するのに適し
た小型の加工機が実現できる。
【0020】また、本発明の好ましい一態様は、前記回
転運動付与手段(21)は、電動機を有し、前記工具
(11)は、前記スピンドル(29)としての前記電動
機の出力軸に直結されることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、電動機の出力軸と工具
とが直結されるので、加工機を小型にすることができ
る。また、直結することで電動機の回転を効率良く工具
に伝達することができる。
【0022】また、本発明の好ましい一態様は、前記横
はり(18)は、前記相対運動方向に沿った断面の形
状が略U字形状とされ、前記横はり(18)の底部(3
1)には、前記所定方向に沿って延びる開口部(3
4)が形成され、該開口部(34)の両側には、前記回
転運動付与手段(21)を前記所定方向に移動可能に
案内する案内手段(34,34)が設けられ、前記案内
手段(34,34)間には、前記回転運動付与手段(2
1)を支持する支持部材(35)が架け渡され、前記支
持部材(35)は、前記開口部(34)内に挿通する垂
下部(35b)を有し、前記回転運動付与手段(21)
は該垂下部(35b)の下端に装着されることを特徴と
する。
【0023】この発明によれば、横はりの断面が略U字
形状なので、横はりのねじり剛性を高めたまま横はりを
小型にすることができる。また、横はりの底部に所定方
向に沿って延びる開口部が形成され、回転運動付与手段
は、開口部内に挿通された支持部材の下端に取り付けら
れているので、横はりから工具までの距離を短くするこ
とができ、ワークから工具に加わる反力によるモーメン
トを低減することができる。従って、横はりに加わるモ
ーメントが低減され、フレームの剛性を小さく設定でき
る。
【0024】また、本発明の好ましい一態様は、前記テ
ーブル(14,51)が前記ベッド(13)に固定さ
れ、送り手段(20)は前記フレーム(16)のみを前
記相対運動方向に移動することを特徴とする。
【0025】この発明によれば、フレームに送り運動を
与えることで、テーブルに送り運動を与える場合に比
べ、加工機の送り方向の長さを低減することができる。
【0026】また、本発明の好ましい一態様は、前記工
具(11)が砥石車であることを特徴とする。
【0027】工具が砥石車の場合、横はりには大きなモ
ーメントが働く。本発明の加工機は、横はりに大きなモ
ーメントが働く研削用の加工機に最適に用いることがで
きる。
【0028】更に、本発明の好ましい一態様は、前記砥
石車を目立てする中間ドレッサ(42)と、この中間ド
レッサ(42)を目立てするロータリードレッサ(4
3)とを設け、前記砥石車(11)、前記中間ドレッサ
(42)及び前記ロータリードレッサ(43)の砥粒の
硬度を、中間ドレッサ(42)<砥石車(11)<ロー
タリードレッサ(43)となるように設定したことを特
徴とする。
【0029】加工機を小型にするために小径の砥石車を
使用した場合、砥石車を高速回転し、研削効率を確保す
る必要があり、これにより砥石車が摩耗し易くなる。砥
石車を目立てするドレッサは、通常高価なダイヤモンド
ドレッサが使用されるが、頻繁に砥石車を目立てすると
高価なダイヤモンドドレッサもすぐ摩耗してしまう。本
発明によれば、ドレッサと砥石車との間に、砥粒の硬度
が中間ドレッサ<砥石車<ドレッサとなるように設定し
た中間ドレッサを設け、中間ドレッサで砥石車を目立て
しているので、安価な中間ドレッサを摩耗させ、高価な
ダイヤモンドドレッサを殆ど摩耗させないことができ
る。
【0030】更に、本発明の好ましい一態様は、前記工
具(11)を前記テーブル(14,51)に対して、前
記相対運動方向()及び前記所定方向()に実質的
に直交するZ軸方向()へ移動させるZ軸方向移動手
段(65)を備えることを特徴とする。
【0031】この発明によれば、ワークに対する工具の
上下方向における高さを調整しやすくなる。このため、
ワークの上下方向に複数の加工を施すこともできるし
(例えばレールからなるワークの側面に上下方向に複数
条の溝を形成する)、またワークの加工高さを容易に調
整することもできる(例えばレールの側面に形成される
溝の高さを調整する)。
【0032】また上記第1の目的を達成するために、本
発明者は、次の構成を採用している。すなわち、工具
(11)に回転運動を与え、ワーク(12)及び工具
(11)の少なくとも一方に送り運動を与えてワーク
(12)を加工する加工機であって、ベッド(13)
と、前記ベッド(13)上に設けられ、ワーク(12)
が取り付けられるテーブル(14,51)と、前記テー
ブル(14,51)に対して相対的に運動可能なフレー
ム(16)と、前記テーブル(14,51)及び前記フ
レーム(16)の少なくとも一方を移動させる送り手段
(20,27)と、工具(11)が装着されるスピンド
ル(29)を有し、前記テーブル(14,51)及びフ
レーム(16)の相対運動方向()に対して交差する
所定方向()に移動自在に前記フレーム(16)に配
置された回転運動付与手段(21)と、を備え、前記フ
レーム(16)が前記相対運動方向()において実質
的な対称形状を有し、前記相対運動方向()における
前記フレーム(16)の略中心に前記回転運動付与手段
(21)が配置されることを特徴とする加工機としてい
る。
【0033】この発明によれば、フレームが相対運動方
向()において実質的な対称形状を有し、相対運動方
向()における前記フレームの略中心に回転運動付与
手段が配置されるので、前記フレーム(16)及び回転
運動付与手段(21)が、該回転運動付与手段を含む加
工機自体が生ずる熱あるいは外部から加工機に伝わる熱
に起因する変形を生じても、工具(11)の位置への影
響が少なく、高精度な加工が維持される。また、フレー
ム(16)に回転運動付与手段(21)の重力によるね
じりモーメントが加わらないので、フレーム(16)に
加わるモーメントが低減される。このためフレーム(1
6)の剛性を小さく設定でき、この結果小型のワーク
(12)を高精度に加工するのに適した小型の加工機が
実現できる。
【0034】本発明の好ましい一態様は、前記フレーム
(16)は、前記回転運動付与手段(21)が前記所定
方向()に移動自在に配置される横はり(18)と、
前記所定方向()における前記横はり(18)の両側
に設けられる第1及び第2の基礎フレーム(61,6
1)とを有し、前記加工機は、前記横はり(18)を前
記第1及び第2の基礎フレーム(61,61)に対し
て、前記相対運動方向()及び前記所定方向()に
実質的に直交するZ軸方向()へ移動させるZ軸方向
移動手段(65)を備えることを特徴とする。
【0035】この発明によれば、フレームが相対運動方
向において実質的に左右対称になる。また、ワークに対
する工具の上下方向における高さを調整しやすくなる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明の第1
の実施形態における加工機を示す。図1は、装置全体の
平面図、図2は正面図、図3は側面図である。この加工
機は、工具としての砥石車11,11に回転運動及び送
り運動を与え、ワーク12としての例えば直線案内装置
用のレールの両側面を研磨する。この直線案内装置用の
レールの側面には、ボール等の転動体が転動する転動体
転走溝が形成される。加工機は、この転動体転走溝又は
転動体転走溝及びレールの側面総てを研磨する。加工機
の全体の高さは、人の高さよりも低く例えば1m程度に
設定され、奥行き長さは、細長いワークを研削加工でき
るように例えば2m程度に設定され、横幅は、例えば
1.2m程度に設定される。加工機の全体の大きさは、
小型のワークを加工するのに適するように小型になって
いる。
【0037】矩形状のベッド13上には、ワーク12が
取り付けられるテーブル14と、このテーブル14に対
して符号で示す方向に移動可能なフレーム16が設け
られる。この方向が送り方向となる。
【0038】なお、本実施形態では、テーブル14を固
定側とし、フレーム16を可動側としているが、逆に、
後述の第2の実施形態にて示すように、フレーム16を
固定側、テーブル14を可動側としてもよい。また、テ
ーブル14及びフレーム16の双方を方向において相
対運動させる構成としてもよい。
【0039】また、本実施例では、フレーム16が直線
的に移動するが、加工するワークの形態等に応じ、テー
ブル14及びフレーム16の相対運動が曲線的に行われ
るようにしてもよい。
【0040】テーブル14は、ベッド13の短辺方向の
中央に長辺方向に沿って細長く延びるようにベッド13
と一体に形成されている。このテーブル14は、細長い
ワーク12を支持できるように充分な長さを有する。
【0041】フレーム16は、ベッド13の両側に設け
られる一対のコラム17,17と、コラム17,17の
頂部に架け渡される横はり18とから構成され、全体的
には門型に形成されている。この横はり18は、送り方
向に対して交差する所定方向、本実施形態の場合、送
り方向と略直角な位置調整方向に細長く延びてい
る。送り方向と位置調整方向とは水平面内で略直交
する。フレーム16とベッド13との間には案内手段と
しての複数の直線案内装置19…が介在される。直線案
内装置19…は一直線上を往復運動させるために使用さ
れるガイドで、詳しくは後述する。
【0042】なお、テーブル14及びフレーム16の相
対運動を曲線的とする場合、上記直線案内装置19に代
えて曲線状の案内装置を採用する。
【0043】フレーム16は、それぞれのコラム17,
17に対応して左右一対に設けられた送り用ボールねじ
機構20,20を含む送り手段によってベッド13の長
手方向、すなわち送り方向に移動される。前述したよ
うに、この第1の実施形態の加工機では、テーブル14
がベッド13に固定され、送り用ボールねじ機構20,
20がフレーム16のみを送り方向に移動する。送り用
ボールねじ機構20は、送り用ねじ軸28と、送り用ね
じ軸28に螺合する送り用ナット29と、送り用ねじ軸
28と送り用ナット29の間に形成された無限循環路の
中に循環できるように充填された複数のボールとから構
成される。上記送り手段は、送り用ボールねじ機構20
に駆動力を付与する駆動源としての送り用モータ27を
備えている。この送り用モータの出力軸が継手を介して
送り用ねじ軸28に連結されている。送り用モータ27
及び送り用ねじ軸28はベッド13側に取り付けられ、
送り用ナット29はコラム17側に取り付けられる。送
り用モータ27を駆動すると、送り用ねじ軸28が回転
し、送り用ナット29がねじ軸28に沿って直線運動す
る。これにより、フレーム16が送り方向に沿って往
復運動する。なお、この実施形態では、フレーム16を
移動させる送り手段として、送り用モータ27及び送り
用ボールねじ機構20からなるものを採用しているが。
これに代えて、リニアモータ等を利用することも可能で
ある。
【0044】横はり18には、一対の砥石車11,11
それぞれに回転運動を与える回転運動付与手段としての
一対の電動機21,21が送り方向と直角な位置調整
方向に移動可能に支持される。電動機21,21は、
砥石車11,11が装着されるスピンドル29,29を
有し、ワーク12を挟んで両側に1つずつ設けられる。
電動機21,21の中心線と砥石車11,11の中心線
とを一致させて、スピンドル29,29には砥石車1
1,11が直結される。電動機21,21を回転すると
砥石車11,11が同回転数で回転する。また、電動機
21,21は、スピンドル29,29の軸線が送り方向
及び位置調整方向に対して略直角となるように横は
り18に配置されている。すなわち、この実施例ではス
ピンドル29の軸線は鉛直下方を向いている。砥石車1
1,11を高速に且つ精密回転するために電動機21,
21には例えば動圧スピンドルモータが用いられる。動
圧スピンドルモータは、スピンドルの軸受に動圧軸受を
用いている。動圧軸受は、スピンドルが回転することに
よって液体を巻き込み、液体の圧力でスピンドルを支持
する。
【0045】上述のように電動機21,21は、送り方
向に対して略直角な位置調整方向に移動自在に横は
り18に支持されている。横はり18の上面には、砥石
車11,11及び電動機21,21を位置調整方向に
移動する位置調整手段が設けられている。この位置調整
手段は、一対の位置調整用ボールねじ機構22,22を
有している。この位置調整用ボールねじ機構22,22
それぞれは、ねじ軸24と、ねじ軸24に螺合するナッ
ト25と、ねじ軸24とナット25との間に形成された
無限循環路の中に、循環できるように充填された複数の
ボールとから構成される。上記位置調整手段は、位置調
整用ボールねじ機構22に駆動力を付与する駆動源とし
ての位置調整用モータ23を備えている。この位置調整
用モータ23の出力軸が継手を介してねじ軸24に連結
されている。位置調整用モータ23を回転駆動すると、
ねじ軸24が回転し、ナット25がねじ軸24の軸線方
向、すなわち位置調整方向に移動する。電動機21,
21及び砥石車11,11はナット部材25,25に連
結されているので、ナット部材25,25の移動と同時
に位置調整方向に移動する。この砥石車11,11の
移動量によってワーク12の加工時の取りしろ、又は仕
上がり寸法が決定される。なお、本実施形態では、上記
位置調整手段として、位置調整用モータ23及び位置調
整用ボールねじ機構22からなるものを採用している
が、これに代えてリニアモータ等も利用可能である。
【0046】図4及び図5は、横はり18を示す。図4
は横はり18の平面図を示し、図5は図4のA−A線断
面図を示す。横はり18は、送り方向に沿った断面の形
状が略U字形状とされ、底部31と底部31の両端に設
けた一対の壁部32,32とを備える。壁部32,32
と底部31とが交差する位置には、複数のリブ33…が
設けられる。このリブ33…は、位置調整方向と直交
する平面内に配置され、横はり18がねじれ難くなるよ
うに横はり18を補強している。底部31には、位置調
整方向に沿って延びる一対の開口部34,34が形成
される。開口部34,34は、横はり18の位置調整方
向の中心線から左右両側に形成される。開口部34,
34の両側には、電動機が位置調整方向に移動可能な
ように案内する案内手段としての直線案内装置34…
(図1、図3参照)が設けられる。この直線案内装置3
4…は一直線上を往復運動させるために使用されるガイ
ドで、前述した直線案内装置19と同様に構成されてい
る。
【0047】なお、本実施例では、電動機21及び砥石
車11の位置調整が直線的に行われるが、曲線的に行わ
れるようにしてもよい。この場合、上記直線案内装置3
4に代えて曲線状の案内装置を採用する。
【0048】図2及び図3に示すように、直線案内装置
34,34間には、電動機21を支持する支持部材35
が架け渡される。支持部材35は、直線案内装置34,
34の移動ブロック間に架け渡されるテーブルプレート
35aと、テーブルプレート35aから下方に垂れ下げ
られた略円筒状の垂下部35bとを有する。テーブルプ
レート35aには位置調整用ボールねじ機構22のナッ
ト25が結合される。垂下部35bは横はり18の開口
部34内を挿通する。この垂下部35bの下端に電動機
21が取り付けられている。
【0049】横はり18に電動機21及び砥石車11の
重力によるねじりモーメントが加わらないように、横は
り18の中心線に対して略鉛直線上に電動機21及び砥
石車11の重心が配置される。そして、位置調整用ボー
ルねじ機構22のねじ軸24の中心線24aと電動機2
1及びスピンドル29の中心線21aは直交している。
なお、この実施形態では、ねじ軸24を横はり18の略
中心線上に配置し、ねじ軸24の中心線と電動機21の
中心線21aとを直交させているが、ねじ軸24を横は
り18の中心線からずらしてもよい。ねじ軸24を横は
り18の中心線からずらすと、ねじ軸24が邪魔になら
ない分電動機21の位置を上げることができ、横はり1
8から砥石車11までの距離をより短くすることができ
る。
【0050】上記した構成の加工機の使用方法について
説明する。まず、テーブル14上にワーク12としての
細長いレール等を据え付ける。ワークには比較的小型の
レール等が用いられる。次に、電動機21を回転駆動
し、砥石車11を高速回転する。次に、位置調整用モー
タ23,23を回転駆動して、所定の切り込み量が得ら
れるまで砥石車11を位置調整方向に移動する。所定
の切り込み量が得られたら、送り用モータ27を回転駆
動して、砥石車11に送り運動を与えワーク12を研削
加工する。
【0051】加工中、ワーク12から砥石車11に反力
Frが働き、砥石車11を送ることによりワーク12か
ら砥石車11に反力Ftが働く。加工中に砥石車11に
働く反力によって横はり18にねじりモーメントが働
き、横はり18がねじれ変形する。加工精度を高めるた
めには、横はり18をはじめとしてフレーム16全体の
剛性を高める必要がある。本発明の加工機によれば、横
はり18の中心線に対して略鉛直線上に電動機21及び
砥石車11の重心が配置されるので、横はり18に電動
機21及び砥石車11の重力によるねじりモーメントが
加わらない。従って、横はり18に加わるモーメントが
低減され、フレーム16の剛性を小さく設定できる。
【0052】また、横はり18の断面が略U字形状なの
で、横はり18のねじり剛性を高めたまま横はり18を
小型にすることができる。更に、横はり18の底部31
に位置調整方向に沿って延びる開口部34,34が形
成され、電動機21,21が開口部34,34内に挿通
された支持部材35の下端に取り付けられているので、
横はり18から砥石車11までの距離を短くすることが
でき、ワーク12から砥石車11に加わる反力Ft、F
rによるモーメントを低減することができる。従って、
横はり18に加わるモーメントが低減され、フレーム1
6の剛性をより小さく設定できる。また、横はり18か
ら砥石車11までの距離を短くすると、温度変化に伴う
支持部材35の熱膨張・熱収縮の影響を低減することが
できるので、高精度にワークを研削加工することができ
る。
【0053】更に、本実施形態の加工機によれば、テー
ブル14がベッド13に固定され、送り用ボールねじ機
構20,20がフレーム16のみを送り方向に移動す
るので、テーブル14に送り運動を与える場合に比べ、
加工機の送り方向の長さを約1/2に低減することが
できる。
【0054】図6及び図7は、砥石車11,11を目立
てするドレッシングユニット41を示す。図6は加工機
に取り付けられたドレッシングユニット41の平面図を
示し、図7は図6のB−B線断面図を示す。ドレッシン
グユニット41は、ベッド13の上面に設けられる。こ
のドレッシングユニット41は、砥石車11,11を目
立てする中間ドレッサ42,42と、この中間ドレッサ
42,42を目立てするロータリードレッサ43とを有
する。ロータリードレッサ43には例えばダイヤモンド
ドレッサが用いられ、中間ドレッサ42,42には例え
ばMA、WA砥石等のアルミナ(Al23)系の砥石あ
るいはGC砥石(グリーンカーバイド砥石)が用いら
れ、砥石車11には例えばCBN砥石あるいはGC砥石
(グリーンカーバイド砥石)が用いられる。砥石車1
1、中間ドレッサ42及びロータリードレッサ43の砥
粒の硬度(ビッカース硬さ等)は、中間ドレッサ42<
砥石車11<ロータリードレッサ43となるように設定
される。砥粒をつなぐ結合剤には、砥粒の材質に応じて
種々のものが用いられる。
【0055】ロータリードレッサ43は、その中心線を
鉛直方向に向け、ドレッサ駆動モータ44によって回転
駆動される。中間ドレッサ42,42は、その外周面が
ロータリードレッサ43の外周面に接し、ロータリード
レッサの回転によって回転する。砥石車11をドレッシ
ングする際は、砥石車11の外周面と中間ドレッサ42
の外周面が接触するまで砥石車11,11をドレッシン
グユニット41まで移動させる。ロータリードレッサ4
3を回転すると、ロータリードレッサ43の形状が中間
ドレッサ42,42に写され、中間ドレッサ42,42
の形状が砥石車11,11に写される。
【0056】加工機を小型にするために小径の砥石車1
1,11を使用した場合、砥石車11,11を高速回転
し、研削効率を確保する必要がある。しかし、砥石車1
1,11を高速回転すると、砥石車11,11が摩耗し
易くなる。砥石車11,11を目立てするドレッサに
は、通常高価なダイヤモンドドレッサが使用されるが、
頻繁に砥石車11,11を直接ダイヤモンドドレッサに
よって目立てすると高価なダイヤモンドドレッサがすぐ
摩耗してしまう。本発明によれば、ロータリードレッサ
43と砥石車11,11との間に、砥粒の硬度が中間ド
レッサ<砥石車<ロータリードレッサとなるように設定
した中間ドレッサ42,42を設け、中間ドレッサ4
2,42で砥石車11,11を目立てしているので、安
価な中間ドレッサ42,42を摩耗させるが高価なダイ
ヤモンドドレッサを殆ど摩耗させないことができる。
【0057】ここで、上記第1の実施形態の加工機につ
いて、特にワークの加工精度に影響する構成に関して更
に詳述する。
【0058】まず、フレーム16に対する送り手段によ
る駆動力の付与形態に関連する点について説明する。
【0059】前述したように、該送り手段は、左右一対
の送り用ボールねじ機構20、20とこれらに駆動力を
付与する送り用モータ27,27とからなる。この構成
からなる送り手段は、フレーム16に対して位置調整方
向における両端部に略同期して駆動力を付与する。こ
の構成に関して、電動機21、21は、そのスピンドル
29、29が該送り手段による両駆動力付与点(位置調
整方向におけるフレーム16の両端部)の略中央位置
又はその近傍に位置するように配設される。なお、本実
施例とは逆に、フレーム16を固定側、テーブル14を
可動側とする場合も同様、つまり、該位置調整方向に
おけるテーブル14の両端部に駆動力を付与し、該両端
部の略中央位置又はその近傍にスピンドル29が位置す
るようになす。
【0060】かかる構成においては、フレーム16の左
右(上記位置調整方向)で駆動の誤差(ずれ)が生じ
ても、フレーム16の中央位置に配されたスピンドル2
9、従って工具11の位置では殆んど誤差が生じない。
これにより、駆動の誤差に拘わらず常に高精度な加工を
行なうことが可能となっている。
【0061】次に、フレーム16の形状等に関する点を
説明する。
【0062】例えば図4及び図5から明らかなように、
フレーム16は、上記位置調整方向及び送り方向に
おいて対称形状を有する。そして、砥石車11に回転運
動を与える回転運動付与手段としての電動機21が複
数、本実施形態の場合2機設けられ、その半数ずつ、つ
まり1機ずつが該位置調整方向で振り分けて配設され
ている。また上記送り方向におけるフレーム16の略
中心に電動機21が配置される。
【0063】この構成によれば、フレーム16及び電動
機21が該電動機を含む加工機自体が生ずる熱あるいは
外部から加工機に伝わる熱に起因する変形を生じても、
砥石車11の位置への影響が少なく、高精度な加工が維
持される。フレーム16の構成は、鋳物による形成、形
鋼及び鋼板を素材としてこれらを適宜溶接等により一体
的に組み立てる等、種々採用される。
【0064】続いて、上記送り手段が含む案内手段に関
する点について説明する。
【0065】上記送り手段はフレーム16を案内する案
内手段を含み、該案内手段は、前述したように複数、例
えば4セットの直線案内装置19からなる。
【0066】これら4セットの直線案内装置19は各々
同様の構成であるので、1セットに関して詳しく説明す
る。なお、以下に説明する直線案内装置19は、転動体
としてボールが使用されているが、転動体としてローラ
を使用する案内装置を使用してもよい。
【0067】図8は直線案内装置19の要部の一部断面
を含む斜視図、図9は該要部の案内方向(つまり送り方
向)に沿った縦断面図、図10は該案内方向と直交す
る方向(つまり位置調整方向)に沿った横断面図であ
る。これらの図に示すように、直線案内装置19は、長
手方向に沿って転動体転走面としてのボール転走溝10
5が形成されたレール102と、該ボール転走溝105
に対応する負荷転動体転走面としての負荷ボール転走溝
106を含む無限循環路110が設けられてレール10
2に対して相対運動自在に組まれたブロック104と、
この無限循環路110に配列収容されてレール102及
びブロック104の相対運動に伴って循環し、上記負荷
ボール転走溝106において荷重を受ける転動体として
の複数のボール103とを備えている。
【0068】上記ボール転走溝105及び負荷ボール転
走溝106により、レール102とブロック104との
間に負荷転走路107が形成される。本実施例では、該
負荷転走路107が、レール102の頂面に2条左右両
側面に2条の、合計4条形成されている。
【0069】ブロック104には、各負荷転走路107
と平行に延びる4条の戻し通路108と、各戻し通路1
08と負荷転走路107とを連通する方向転換路109
とが形成されている。1つの負荷転走路107及び戻し
通路108と、それらを結ぶ一対の方向転換路109と
の組合せによって1つの無限循環路110が構成され
る。
【0070】上記各無限循環路110には、多数のボー
ル103が連結体111により相互に連鎖した状態で装
填されている。図11にも示すように、連結体111
は、所定間隔で設けられた多数の間座部111aと、そ
れらの間座部111aを両側で結ぶ一対のベルト部11
1bとを有しており、間座部111a同士の間にボール
103が収容されて保持される。間座部111aのボー
ル103との対向面111cはボール103に合わせて
球面状に凹んでいる。ベルト部111bはボール103
の側方に突出し、無限循環路110にはベルト部111
bが摺動自在に係合するベルト案内溝112が設けられ
ている。ブロック104がレール102に沿って移動す
るのに伴って、ボール103はブロック104からの荷
重を受けつつ負荷転走路107をその一端から他端まで
転走し、その後、一方の方向転換路109にすくい上げ
られて戻し通路108へ導かれ、更に反対側の方向転換
路109を経て負荷転走路107の一端に戻される。こ
のとき、連結体111のベルト部111bがベルト案内
溝112によって規定された一定の軌道に沿って無限循
環路110内を移動するため、連結体111に保持され
た各ボール103は無限循環路110内で蛇行すること
なく整然と循環する。
【0071】図8及び図9から明らかなように、ブロッ
ク104は、ブロック本体120と、ブロック本体12
0の両端に配置される一対の側蓋121とを不図示のボ
ルトにて相互に締結して概略構成されている。ブロック
本体120の上面側には、フレーム16と該ブロック本
体120とを締結するボルト(図示せず)が螺合するた
めのねじ孔131が形成されている。
【0072】ここで、上述した4セットの直線案内装置
19は、その各々が具備する各レール102が平行とな
るように配置されている。この構成によれば、いわゆる
平均化効果が得られ、真直性が向上し、ピッチング、ロ
ーリング及びヨーイングが生じ難く、加工を高精度で行
なうことができる。ここで、平均化効果とは、次のこと
を言う。
【0073】すなわち、上記構成の案内手段は、真球度
の高いボール103等が組み込まれており、すきまのな
い拘束構造をとっている。そのうえ、レール102を多
軸で組み合わせて並列使用することにより、多軸拘束の
案内構造が形成されるので、当該案内手段が取り付けら
れるベッド13の加工、組付けから生じる真直度、平坦
度、平行度などのミスアライメントを平均化して吸収す
る特性がある。これを平均化効果と言う。
【0074】図12及び図13は、本発明の第2の実施
形態における加工機を示す。図12は、加工機の平面
図、図13は正面図である。この第2の実施形態の加工
機は、工具としての砥石車11,11に回転運動を与
え、ワーク12に送り運動を与え、ワーク12としての
例えば直線案内装置用レールの両側面を研磨する。
【0075】この実施形態の加工機は、第1の実施形態
の加工機と異なり、ワーク12が取り付けられるテーブ
ル51が送り方向に移動され、フレーム16がベッド1
3に固定される。すなわち、テーブル51を送り方向に
往復運動することでワーク12に送り運動を与えてい
る。
【0076】テーブル51とベッド13との間には一対
の直線案内装置52,52が介在される。直線案内装置
52,52は一直線上を往復運動させるために使用され
るガイドで、前述した第1の実施形態における加工機に
おける直線案内装置19と同様に構成されている。テー
ブル51は、送り用ボールねじ機構53を有する送り運
動手段によってベッド13の長手方向、すなわち送り方
向に移動される。送り用ボールねじ機構53は、送り
用ねじ軸55と、送り用ねじ軸55に螺合する送り用ナ
ット56とから構成される。上記送り手段は、送り用ボ
ールねじ機構53に駆動力を付与する駆動源としての送
り用モータ54を備えている。この送り用モータ54の
出力軸が継手を介して送り用ねじ軸55に連結されてい
る。送り用モータ54及び送り用ねじ軸55はベッド1
3側に取り付けられ、送り用ナット29はテーブル51
側に取り付けられる。送り用モータ54を回転駆動する
と、送り用ねじ軸55が回転し、送り用ナット56がね
じ軸55に沿って直線運動する。これにより、テーブル
51が送り方向に沿って往復運動する。
【0077】フレーム16のコラム17,17がベッド
13に固定されている他、横はり18、電動機21、支
持部材35、砥石車11、位置調整用ボールねじ機構2
2,22等の構成は、上記第1の実施形態における加工
機と同じなので、同一の符号を附してその説明を省略す
る。
【0078】図14ないし図16は、本発明の第3の実
施形態における加工機を示す。図14は装置全体の平面
図、図15は正面図、図16は側面図である。この第3
の実施形態の加工機も工具としての砥石車11,11に
回転運動及び送り運動を与え、ワーク12としての例え
ば直線案内装置用のレールの両側面を研磨する。
【0079】この実施形態の加工機では、第2の実施形
態の加工機と同様に、テーブル51とベッド13との間
には一対の直線案内装置52,52が介在される。そし
て、ワーク12が取り付けられるテーブル51が送り方
向に移動可能にされ、フレーム16がベッド13に固定
される。テーブル51を送り方向に往復運動することで
ワーク12に送り運動を与えている。
【0080】まずこの実施形態のフレームの形状等に関
する点を説明する。図15及び図16から明らかなよう
に、フレーム16は、位置調整方向及び送り方向に
おいて対称形状を有する。フレーム16には、砥石車1
1に回転運動を与える電動機21が複数、本実施形態の
場合2機設けられ、その半数ずつ、つまり1機ずつが位
置調整方向で振り分けて配設されている。また送り方
向におけるフレーム16の略中心に電動機21が配置
される。
【0081】具体的にはフレーム16は、電動機が位置
調整方向に移動自在に配置される横はり18と、送り方
向における横はり18の両側に設けられる第1及び第
2の基礎フレーム61,61とを備える。横はり18
は、第1の実施形態の加工機と同様に、断面U字形状に
形成され、位置調整方向に延びている。この横はり1
8には、電動機21が位置調整方向に移動できるよう
に直線案内装置34,34が設けられる。この直線案内
装置の構成は上記第1の実施形態と略同様なので同一の
符号を附してその説明を省略する。
【0082】この実施形態では、横はり18には、砥石
車11及び電動機21を位置調整方向に移動させる位
置調整手段としての位置調整用リニアモータ62・・・が
設けられている。このリニアモータ62・・・は送り方向
における各電動機51の両側に2個、合計4個設けら
れている。図17はリニアモータ62を示す。リニアモ
ータ62は、コイルからなる一次側移動子62aと、磁
石からなる平板状の二次側固定子62bとを備える。磁
場の変化によって一次側移動子62aに推力が与えら
れ、一次側移動子62aが二次側固定子62b上を直線
的に動く。駆動源としてボールねじの代わりリニアモー
タ62・・・を使用すると、工具を高速に移動させること
ができる。
【0083】第1及び第2の基礎フレーム61,61
は、図15及び図16に示すように門型に形成される。
これら基礎フレーム61,61はベッドに固定されてい
る。この第1及び第2の基礎フレーム61,61の間
に、送り方向及び位置調整方向に実質的に直交する
Z軸方向に移動可能に横はり18が設けられる。第1
及び第2の基礎フレーム61,61の対向する面と横は
り18との間には、Z軸方向に横はりが移動するのを案
内する直線案内装置63・・・が複数設けられる。直線案
内装置63・・・と第1及び第2の基礎フレーム61,6
1との間には、隙間を調整する調整プレート64・・・が
設けられる。
【0084】この実施形態では、フレーム16が送り方
向において実質的な対称形状を有し、且つ送り方向
におけるフレーム16の略中心に電動機21が配置され
る。このためフレーム16及び電動機21が、該電動機
21を含む加工機自体が生ずる熱あるいは外部から加工
機に伝わる熱に起因する変形を生じても、工具11の位
置への影響が少なく、高精度な加工が維持される。ま
た、フレーム16に電動機21の重力によるねじりモー
メントが加わらないので、フレーム16に加わるモーメ
ントが低減される。このためフレーム16の剛性を小さ
く設定できる。
【0085】また、この実施形態の加工機は、上記第1
の実施形態及び第2の実施形態の加工機と異なり、砥石
車11をテーブル51に対して、送り方向及び位置調
整方向に実質的に直交するZ軸方向へ移動させるZ
軸移動手段としてのZ軸方向移動ボールねじ機構65,
65(図16参照)を備える。このZ軸方向移動ボール
ねじ機構65は、Z軸モータ67と、Z軸モータ67に
よって駆動されるボールねじ68とを備える。ボールね
じ68のナットが横はり18側に取り付けられる。Z軸
モータ67を駆動すると、このボールねじ68によって
横はり18が昇降する。
【0086】このようにZ軸方向移動ボールねじ機構6
5を設けると、ワーク12に対する砥石車11の上下方
向における高さを調整しやすくなる。このため、例えば
レールの側面に上下方向に複数条の溝を形成することも
できるし、またレールの側面に形成される溝の高さを調
整することもできる。
【0087】なお、上記第1ないし第3の実施形態の加
工機では、砥石車11,11及び電動機21,21を2
個設け、両方の砥石車11,11でワーク12を挟んで
研削加工しているが、この構成に限られず、砥石車及び
電動機を1個だけ設け、ワークの左右側面を交互に加工
してもよい。また、工具として砥石車を使用しているが
工具が回転してワークを加工するものであればどのよう
な工具を用いてもよく、例えば砥石車に代えてフライス
等を用いてもよい。さらに、送り用ボールねじ機構、位
置調整用ボールねじ機構あるいはリニアモータをNC制
御(数値制御)することで、曲線状のレール側面の溝を
研磨することもできる。また本発明は上記実施形態に限
られることなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲で第1
ないし第3の実施形態における加工機の各構成を適宜組
み合わせて構成されてもよい。例えば第1及び第2の実
施形態における加工機に、第3の実施形態の加工機にお
けるZ軸方向移動機構を設けてもよいし、また第3の実
施形態における加工機に第1の実施形態におけるフレー
ムを移動させる送り用ボールねじ機構を設けてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テーブル及びフレームの少なくとも一方を移動させる送
り手段が、テーブル及び/又はフレームに対して所定方
向(送り方向に対する交差方向)における両端部に略同
期して駆動力を付与し、工具が装着されるスピンドルが
該送り手段による両駆動力付与点の略中央位置又はその
近傍に配置されている。従って、テーブル及び/又はフ
レームの左右(上記所定方向)で駆動の誤差(ずれ)が
生じても、テーブル及び/又はフレームの中央位置に配
されたスピンドル、従って工具の位置では誤差が生じな
い。これにより、駆動の誤差に拘わらず常に高精度な加
工を行なうことが可能となっている。また、本発明によ
れば、工具に回転運動を与える回転運動付与手段を横は
りに片持ち支持させることなく、横はりの中心線の下方
に配置し、横はりに回転運動付与手段の重力によるねじ
りモーメントが加わらないようにしたので、横はりに加
わるモーメントが低減され、フレームの剛性を小さく設
定でき、この結果小型のワークを高精度に加工するのに
適した小型の加工機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における加工機を示す
平面図。
【図2】上記図1の正面図(一部断面を含む)。
【図3】上記図1の側面図(一部断面を含む)。
【図4】上記加工機の横はりを示す平面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】上記加工機のドレッシングユニットを示す平面
図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【図8】図1ないし図7に示す加工機が具備する直線案
内装置要部の一部断面を含む斜視図。
【図9】図8に示す構成の、案内方向(送り方向)に沿
った縦断面図。
【図10】図8に示す構成の、該案内方向と直交する方
向(位置調整方向)に沿った横断面図。
【図11】連結体及びボールを示す斜視図。
【図12】本発明の第2の実施形態における加工機を示
す平面図。
【図13】上記第2の実施形態の加工機を示す正面図
(一部断面図を含む)。
【図14】本発明の第3の実施形態における加工機を示
す平面図。
【図15】本発明の第3の実施形態における加工機を示
す正面図。
【図16】本発明の第3の実施形態における加工機を示
す側面図。
【図17】リニアモータを示す平面図。
【図18】加工機を示す斜視図。
【図19】加工機において、横はりに取り付けられたモ
ータを示す図。
【符号の説明】
11,11 砥石車(工具) 12 ワーク 13 ベッド 14,51 テーブル 16 フレーム 18 横はり 20,20 送り用ボールねじ機構 21,21 電動機 22,22 位置調整用ボールねじ機構 29,29 スピンドル 31 底部 34,34 開口部 35 支持部材 35b 垂下部 42,42 中間ドレッサ 43 ロータリードレッサ 61,61 第1及び第2の基礎フレーム 65 Z軸方向ボールねじ機構(Z軸方向移動手段) 102 レール 103 ボール(転動体) 104 ブロック 105 ボール転走溝(転動体転走面) 106 負荷ボール転走溝(負荷転動体転走面) 107 負荷転走路 108 戻し通路 109 方向転換路 110 無限循環路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 53/053 B24B 53/12 Z 53/12 B23Q 1/20 B Fターム(参考) 3C034 AA07 BB30 BB32 CB01 3C043 BB00 CC03 CC11 DD03 DD04 3C047 BB04 EE11 3C048 BB01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具に回転運動を与え、ワーク及び工具
    の少なくとも一方に送り運動を与えてワークを加工する
    加工機であって、 ベッドと、 前記ベッド上に設けられ、ワークが取り付けられるテー
    ブルと、 前記テーブルに対して相対的に運動可能なフレームと、 前記テーブル及び前記フレームの少なくとも一方を移動
    させる送り手段と、 工具が装着されるスピンドルを有し、前記テーブル及び
    フレームの相対運動方向()に対して交差する所定方
    向()に移動自在に前記フレームに配置された回転運
    動付与手段と、を備え、 前記送り手段は前記テーブル及び/又はフレームに対し
    て前記所定方向()における両端部に略同期して駆動
    力を付与し、前記スピンドルは前記送り手段による両駆
    動力付与点の略中央位置又はその近傍に配置されること
    を特徴とする加工機。
  2. 【請求項2】 前記フレームが前記所定方向()にお
    いて実質的な対称形状を有し、前記回転運動付与手段が
    複数設けられてその半数ずつが前記所定方向()で振
    り分けて配設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の加工機。
  3. 【請求項3】 工具に回転運動を与え、ワーク及び工具
    の少なくとも一方に送り運動を与えてワークを加工する
    加工機であって、 ベッドと、 前記ベッド上に設けられ、ワークが取り付けられるテー
    ブルと、 前記テーブルに対して相対的に運動可能なフレームと、 前記テーブル及び前記フレームの少なくとも一方を移動
    させる送り手段と、 工具が装着されるスピンドルを有し、前記テーブル及び
    フレームの相対運動方向()に対して交差する所定方
    向()に移動自在に前記フレームに配置された回転運
    動付与手段と、を備え、 前記フレームが前記所定方向()において実質的な対
    称形状を有し、前記回転運動付与手段が複数設けられて
    その半数ずつが前記所定方向()で振り分けて配設さ
    れていることを特徴とする加工機。
  4. 【請求項4】 前記送り手段は前記テーブル及び前記フ
    レームの相対運動を案内する案内手段を含み、前記案内
    手段は、長手方向に沿って転動体転走面が形成されたレ
    ールと、該転動体転走面に対応する負荷転動体転走面を
    含む無限循環路が設けられて前記レールに対して相対運
    動自在に組まれたブロックと、前記無限循環路に配列収
    容されて前記レール及びブロックの相対運動に伴って循
    環し、前記負荷転動体転走面において荷重を受ける複数
    の転動体とを備え、前記レールは複数本が平行に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに
    記載の加工機。
  5. 【請求項5】 工具に回転運動を与え、ワーク及び工具
    の少なくとも一方に送り運動を与えてワークを加工する
    加工機であって、 ベッドと、 前記ベッド上に設けられ、ワークが取り付けられるテー
    ブルと、 前記テーブルに対して相対的に運動可能なフレームと、 前記テーブル及び前記フレームの少なくとも一方を移動
    させる送り手段と、 工具が装着されるスピンドルを有し、前記テーブル及び
    フレームの相対運動方向()に対して交差する所定方
    向()に移動自在に前記フレームに配置された回転運
    動付与手段と、を備え、 前記フレームは、前記所定方向()に延びる横はりを
    有し、 前記回転運動付与手段は、前記横はりに前記所定方向
    ()へ移動可能に支持され、 前記横はりに前記回転運動付与手段の重力によるねじり
    モーメントが加わらないように、前記横はりの中心線に
    対して略鉛直線上に前記回転運動付与手段の重心が配置
    されていることを特徴とする加工機。
  6. 【請求項6】 前記回転運動付与手段は、電動機を有
    し、 前記工具は、前記スピンドルとしての前記電動機の出力
    軸に直結されることを特徴とする請求項5に記載の加工
    機。
  7. 【請求項7】 前記横はりは、前記相対運動方向に沿っ
    た断面の形状が略U字形状とされ、 前記横はりの底部には、前記所定方向()に沿って延
    びる開口部が形成され、 該開口部の両側には、前記回転運動付与手段を前記所定
    方向()に移動可能に案内する案内手段が設けられ、 前記案内手段間には、前記回転運動付与手段を支持する
    支持部材が架け渡され、 前記支持部材は、前記開口部内に挿通する垂下部を有
    し、前記回転運動付与手段は該垂下部の下端に装着され
    ることを特徴とする請求項5又は6に記載の加工機。
  8. 【請求項8】 前記テーブルが前記ベッドに固定され、
    前記送り手段は前記フレームのみを前記相対運動方向に
    移動することを特徴とする請求項5ないし7いずれかに
    記載の加工機。
  9. 【請求項9】 前記工具が砥石車であることを特徴とす
    る請求項5ないし8いずれかに記載の加工機。
  10. 【請求項10】 前記砥石車を目立てする中間ドレッサ
    と、この中間ドレッサを目立てするロータリードレッサ
    とを設け、前記砥右車、前記中間ドレッサ及び前記ロー
    タリードレッサの砥粒の硬度を、中間ドレッサ<砥右車
    <ロータリードレッサとなるように設定したことを特徴
    とする請求項9に記載の加工機。
  11. 【請求項11】 前記工具を前記テーブルに対して、前
    記相対運動方向()及び前記所定方向()に実質的
    に直交するZ軸方向()へ移動させるZ軸方向移動手
    段を備えることを特徴とする請求項1ないし10いずれ
    かに記載の加工機。
  12. 【請求項12】 工具に回転運動を与え、ワーク及び工
    具の少なくとも一方に送り運動を与えてワークを加工す
    る加工機であって、 ベッドと、 前記ベッド上に設けられ、ワークが取り付けられるテー
    ブルと、 前記テーブルに対して相対的に運動可能なフレームと、 前記テーブル及び前記フレームの少なくとも一方を移動
    させる送り手段と、 工具が装着されるスピンドルを有し、前記テーブル及び
    フレームの相対運動方向()に対して交差する所定方
    向()に移動自在に前記フレームに配置された回転運
    動付与手段と、を備え、 前記フレームが前記相対運動方向()において実質的
    な対称形状を有し、前記相対運動方向()における前
    記フレームの略中心に前記回転運動付与手段が配置され
    ることを特徴とする加工機。
  13. 【請求項13】 前記フレームは、 前記回転運動付与手段が前記所定方向()に移動自在
    に配置される横はりと、 前記所定方向()における前記横はりの両側に設けら
    れる第1及び第2の基礎フレームとを有し、 前記加工機は、前記横はりを前記第1及び第2の基礎フ
    レームに対して、前記相対運動方向()及び前記所定
    方向()に実質的に直交するZ軸方向()へ移動さ
    せるZ軸方向移動手段を備えることを特徴とする請求項
    12に記載の加工機。
JP2001396455A 2001-02-23 2001-12-27 加工機 Withdrawn JP2002321129A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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