JP2002320519A - 組立式家具 - Google Patents

組立式家具

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JP2002320519A
JP2002320519A JP2001128639A JP2001128639A JP2002320519A JP 2002320519 A JP2002320519 A JP 2002320519A JP 2001128639 A JP2001128639 A JP 2001128639A JP 2001128639 A JP2001128639 A JP 2001128639A JP 2002320519 A JP2002320519 A JP 2002320519A
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JP2001128639A
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Takayuki Ito
隆幸 伊藤
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Kurogane Kosakusho Ltd
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Kurogane Kosakusho Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基本筐体を備えたキャビネット等の組立式家
具であり、ビス等の固定金物や、組立用の工具を必要と
せず、容易に組立て作業と解体作業を行い得るものを提
供する。 【構成】 少なくとも、底部材と、左右側板と、後板
と、天板とから構成された基本筐体を備えた家具におい
て、後板に対して左右側板を連結するに際して、左右側
板の前縁部を相互に近接せしめると共に後縁部に設けた
係止部を後板の両側縁部の被係止部に臨ましめることに
より、係止部を被係止部に引掛けた状態から、被係止部
を支点として左右側板の前縁部を相互に離反方向に拡開
して左右側板を相互にほぼ平行に配置することにより被
係止部を係止部により抱持せしめ、被係止部と係止部を
介して左右側板を後板に固定する。その後、左右側板の
上縁部を天板の両側縁部に固定し、左右側板の下縁部を
底部材の両側縁部に固定する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基本筐体を備えた
キャビネット等の組立式家具に係り、ビス等の固定金物
や、組立用の工具を必要とせず、容易に組立て作業と解
体作業を行い得るように構成した家具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、輸送コストの低減等のため、分解
状態で搬送した後、現場で組立可能とした所謂ノックダ
ウン構造の組立式家具が知られているが、組立作業が煩
雑であったり、組立てのために広い作業スペースを必要
とする。
【0003】また、組立後は、所謂「はめ殺し」の個所
を有するため、廃棄に際して容易に解体できず、しか
も、組立構造のために樹脂部品を備えているので、材質
に応じた分別廃棄の煩雑さがある。
【0004】更に、天板の接合線や底部材の接合線がそ
れぞれ天板の上面と底部材の下面に対して平行に現われ
るため、キャビネットを上下に積層して使用する場合等
において、外観美を損なうという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、組立に際し
て、ビス等の固定金物や、組立用の工具を必要とせず、
組立作業を容易とし、しかも、組立のための作業スペー
スを省スペースならしめることを課題とする。
【0006】また、本発明は、老朽化した家具を廃棄す
るに際し、容易に解体できると共に、樹脂部品を不要化
することにより分別廃棄を容易とすることを課題とす
る。
【0007】更に、本発明は、天板及び底部材の接合線
が顕著に現われないように構成したキャビネット等の家
具を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明が第一の手段として構成したところは、少な
くとも、底部材と、左右側板と、後板と、天板とから構
成された基本筐体を備えた家具において、後板の両側縁
部から相互に対向して基本筐体の内側に向けて突出する
被係止部を設けると共に、左右側板のそれぞれの後縁部
から前記被係止部に沿って基本筐体の内側に向けて突出
する支持片と該支持片から前記被係止部を抱持するよう
に折曲された抱持片とを備えた係止部を設け、左右側板
の前縁部を相互に近接せしめると共に後縁部を後板の両
側縁部に臨ましめることにより前記抱持片を被係止部に
引掛けた状態から、該被係止部を支点として左右側板の
前縁部を相互に離反方向に拡開して左右側板を相互にほ
ぼ平行に配置することにより被係止部を係止部により抱
持せしめ、被係止部と係止部を介して左右側板を後板に
固定する構造とされており、左右側板の上縁部を天板の
両側縁部に固定し、左右側板の下縁部を底部材の両側縁
部に固定して成る点にある。
【0009】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、少なくとも、底部材と、左右側板と、後板
と、天板とから構成された前面開口状の基本筐体を備え
た家具において、基本筐体の前面開口部に矩形状に枠組
みされた前枠体を内嵌せしめて成り、基本筐体の前面開
口部を構成する底部材と左右側板と天板の前縁内周部に
それぞれ框部を形成し、前枠体の下辺部と左右側辺部と
上辺部のそれぞれに爪片を設け、前枠体を基本筐体の内
側から前面開口部に向けて移動せしめることにより、下
辺部の爪片を底部材の框部に係止せしめ、両側辺部の爪
片を左右側板の框部に係止せしめ、上辺部の爪片を天板
の框部に係止せしめて成る点にある。
【0010】更に、本発明が第三の手段として構成した
ところは、少なくとも、底枠体と底板から成る底部材
と、左右側板と、後板と、天板とから構成された前面開
口状の基本筐体を備えた家具において、基本筐体の前面
開口部に矩形状に枠組みされた前枠体を内嵌せしめて成
り、基本筐体の前面開口部を構成する底枠体と左右側板
と天板の前縁内周部にそれぞれ框部を形成し、框部の後
部に前枠体を連接せしめ、左右側板の内側に添設した内
カバー板を前枠体の左右側辺部の後部に連接せしめた構
成とされ、底枠体に嵌合される底板を左右の内カバー板
の下端部の間に介入せしめることにより、内カバー板を
左右側板と底板の間に挟持固定して成る点にある。
【0011】本発明の実施形態において、左右側板は、
天板の上面とほぼ面一となる上端縁と、底部材の下面と
ほぼ面一となる下端縁とを備え、上端縁の下方位置から
内側に突出して天板を支持する天板支持部を設けると共
に、下端縁の上方位置から内側に突出して底部材の上に
載置される載置部を設けることが好ましい。この際、左
右側板の載置部に形成した貫通孔に底部材から立設した
折曲爪を挿通せしめ、該折曲爪を折曲せしめることによ
り載置部に係止するように構成するのが好ましい。
【0012】また、本発明の実施形態において、後板
は、天板の上面とほぼ面一となる上端縁と、底部材の下
面とほぼ面一となる下端縁とを備え、上端縁から内側に
折曲された上部水平片部に天板の後縁部に形成した薄板
部を載置せしめ、下端縁から内側に折曲された下部水平
片部を底部材の下面に向けて延設するのが好ましい。こ
の際、後板の下部水平片部から起立片部を介して延設さ
れたほぼ水平な付加水平片部に形成した貫通孔に底部材
から立設した折曲爪を挿通せしめ、該折曲爪を折曲せし
めることにより付加水平片部に係止するように構成する
ことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
【0014】図1において、組立式家具としてのキャビ
ネットは、前面開口状の基本筐体1により構成した書棚
ないし書庫を例示しているが、基本筐体1の前面に扉を
設けたり、前面開口から進退自在な引出しを挿入する
等、任意に付加的構成物を設けても良いことを諒解され
たい。
【0015】基本筐体1は、少なくとも、底部材2と、
左右側板3、3と、後板4と、天板5とから構成されて
おり、基本筐体1の前面開口部には、矩形状に枠組みさ
れた前枠体6が内嵌されている。底部材2は、枠組され
た底枠体2aと、底枠体に嵌入される底板2bにより構
成されている。また、図例の場合、左右側板3、3の内
側には内カバー板7が添設され、左右一対の内カバー板
7、7に棚板8を架設する構成とされている。これらの
底部材2、左右側板3、3、後板4、天板5、前枠体
6、内カバー板7、棚板8は、全て、金属板により形成
されている。
【0016】図1ないし図4に示すように、基本筐体1
の前面開口部を構成する底部材2と左右側板3と天板5
の前縁内周部には、それぞれ框部9、10、11が形成
されており、框部9、10、11の前面部9a、10
a、11aを前面開口の外向きに広がるようにほぼ45
度傾斜せしめている(図5及び図8参照)。尚、以下の
説明において使用する「前」、「後」、「下」、
「上」、「内側」又は「外側」等の方向性を表す語は、
図1に示すような基本筐体1の通常の使用姿勢を基準に
した意味であることを諒解されたい。
【0017】(底部材の構成)底部材2を構成する底枠
体2aは、図3並びに図6ないし図8に示すように、左
右一対の側枠12、12を前後の前枠13と後枠14に
より連結した矩形枠を構成している。
【0018】側枠12は、図6に示すように、底壁12
aから側壁12bを起立せしめると共に、側壁12aか
ら内側にほぼ水平に折曲された上壁12cを構成してお
り、該上壁12cの切欠片を側壁12bに沿って上向き
に起立せしめた折曲爪15を備えている。尚、折曲爪1
5は、側枠12の長手方向に間隔をあけて複数個が設け
られている。
【0019】前枠13は、図8に示すように、底壁13
aに対して前面部9aと框部9を一体化した構成とさ
れ、框部9の内側(後側)から下向きに階段状に折曲さ
れた下段部分に水平壁13bを形成すると共に、該水平
壁13bの内側(後側)から更に階段状に折曲された下
段部分に水平縁部13cを形成しており、水平壁13b
の上面に臨んで框部9にスリット13dを形成してい
る。尚、スリット13dは、框部9の長手方向に間隔を
あけて複数形成されている。
【0020】後枠14は、図7に示すように、底壁14
aと上壁14bを一体化した構成とされ、後枠14の後
部において上壁14bから階段状に折曲された下段部分
に水平壁部14cを形成すると共に、後枠14の内側
(前側)において上壁14bから階段状に折曲された下
段部分に水平縁部14dを形成している。底壁14aは
後端縁から前記水平壁部14cを越えて上向きに起立す
る折曲爪16を備えている。
【0021】底部材2を構成する底板2bは、底枠体2
aの前枠13と後枠14の間に嵌入される構成とされ、
図8に示すように、底板2bの前縁部には前枠13の水
平縁部13cに支持される前座部17を設け、後縁部に
は後枠14の水平縁部14dに支持される後座部18を
設けている。尚、底板2bの両側縁部は、図6に示すよ
うに、側枠12の上壁12cよりも内側に位置せしめら
れるが、底板2bの側壁19が上壁12cよりも上位に
位置せしめられるように構成されている。
【0022】(左右側板の構成)左右側板3、3は、左
右対称となるように構成され、図5に示すように、金属
板シートから成る平板部20の前縁部の内側に前面部1
0aと框部10を一体化した構成とされ、框部10の内
側(後側)から平板部20に向けて断面を階段状に折曲
された下段部分に側壁3aを形成し、該側壁3aの幅方
向(前後方向)に間隔をあけて配置された一対のスリッ
ト3b、3bを形成している。尚、一対を一組とするス
リット3b、3bは、図2に示すように、側壁3aの上
下長手方向に間隔をあけて複数形成されている。
【0023】図5に示すように、平板部20の後縁部
は、内側に折曲され且つ重ね合わせられた薄板部21を
構成し、該薄板部21からほぼ直角に折曲されることに
より内側に突出する支持片22aと、該支持片22aか
ら薄板部21に向けて後方に傾斜して折曲された抱持片
22bとから成る係止部22を形成している。支持片2
2aの前側には中空柱部23が連接して固着されてお
り、図5及び図7に示すように、中空柱部23から支持
片22aを貫通して後向きに突出する水平爪片24を設
け、該水平爪片24を薄板部21と支持片22aが交差
するコーナ部分に突出して臨ましめている。尚、水平爪
片24は、上下長手方向に間隔をあけて複数個が設けら
れている。
【0024】図6に示すように、左右側板3、3の下縁
部は、内側に折曲され且つ重ね合わせられた薄板部25
を構成し、該薄板部25の下端縁25aを底枠体2aの
側枠12の下面とほぼ面一となるように構成すると共
に、下端縁25aの上方に位置して薄板部25からほぼ
直角に折曲され内側に突出して側枠12の上壁12cに
載置される載置部25bを設けており、該載置部25b
に側枠12の折曲爪15を挿通せしめる貫通孔24cを
形成している。
【0025】左右側板3、3の上縁部は、内側に折曲さ
れ且つ重ね合わせられた薄板部26を構成し、該薄板部
26の上端縁26aを天板5の上面とほぼ面一となるよ
うに構成すると共に、上端縁26aの下方に位置して薄
板部26からほぼ直角に折曲され内側に突出して天板5
を支持せしめる天板支持部26bを設けており、該天板
支持部26bに貫通孔26cを形成している。
【0026】(後板の構成)後板4は、金属板シートか
ら成る平板部27を備えており、図5に示すように、平
板部27の左右側縁部を前向きに折曲することにより、
左右側板3の後縁部の薄板部21の内側に沿わしめられ
る側壁28を形成すると共に、該側壁28から内側にほ
ぼ直角に折曲されて支持片22aに沿わしめられる被係
止部29を形成している。図例の場合、被係止部29の
端縁は折返状に折曲され重ね合わせられ、折返端縁を支
持片22aと抱持片22bにより抱持せしめられる。ほ
ぼ直角に折曲された側壁28と被係止部29のコーナ部
分にはスリット30が形成されており、該スリット30
に水平爪片24を挿入せしめる。
【0027】図7に示すように、後板4を構成する平板
部27の下縁部は、底枠体2aの後枠14の下面とほぼ
面一となる下端縁31aを構成し、下端縁31aから前
向きに折曲された下部水平片部31bを形成すると共
に、下部水平片部31bから起立片部31cを介して延
設されたほぼ水平な付加水平片部31dを設けている。
付加水平片部31dは、後枠14の水平壁部14cに直
接又は間接的に載置される構成とされ、折曲爪16を挿
通せしめる貫通孔31eを形成している。
【0028】平板部27の上縁部は、天板5の上面とほ
ぼ面一となる上端縁32aを構成し、上端縁32aから
前向きに折曲された上部水平片部32bを形成すると共
に、上部水平片部32bから下向きに折曲された垂下片
部32cを延設しており、該垂下片部32cにスリット
32dを形成している。尚、図2に示すように、スリッ
ト32dは、垂下片部32cの左右長手方向に間隔をあ
けて複数形成されている。
【0029】(天板の構成)天板5は、金属シートから
成る平板部33を備えており、図4並びに図6ないし図
8に示している。平板部33の前縁部は、図8に示すよ
うに、前面部11aと框部11を一体化した構成とさ
れ、框部11の内側(後側)から上向きに階段状に折曲
された上段部分に水平壁34aを形成し、水平壁34a
の下面に臨んで框部11にスリット34bを形成してい
る。尚、スリット34bは、框部11の長手方向に間隔
をあけて複数形成されている。
【0030】平板部33の後縁部は、図7に示すよう
に、内側に折曲され且つ重ね合わせられた薄板部35を
構成し、該薄板部35から下向きに折曲された垂下壁3
5aを形成しており、薄板部35を後板4の上部水平片
部32bに載置せしめると共に、後板4の垂下片部32
cを垂下壁35aに沿わしめる構成とされている。垂下
壁35aの前側には中空梁部36が連接して固着されて
おり、中空梁部36から垂下壁35aを貫通して後向き
に突出する爪片37を設け、該爪片37をスリット32
dに挿入せしめている。
【0031】平板部33の両側縁部は、図6に示すよう
に、側端縁から下向きに折曲された側壁38aを形成す
ると共に、側壁38aから内側に折曲された水平壁38
bを延設し、該水平壁38bに貫通孔38cを形成して
おり、水平壁38bを左右側板3、3の天板支持部26
bに嵌合し載置せしめると共に、側壁38aを左右側板
3、3の薄板部26に沿わしめ、左右側板3、3の上端
縁26aを平板部33とほぼ面一となるように構成され
ている。尚、水平壁38bを天板支持部26bに載置し
た状態で、貫通孔26c、38cが相互に合致して連通
する。
【0032】(前枠体の構成)前枠体6は、図2に示す
ように、下辺部39と、左右側辺部40、40と、上辺
部41から成る矩形枠を構成している。
【0033】下辺部39は、図8に示すように、底枠体
2aの前枠13に対して、框部9の後部に配置されると
共に水平壁13bに載置される構成とされ、框部9のス
リット13dに挿入される爪片42を前向きに突出せし
めている。尚、下辺部39は、断面溝形に形成され、下
辺部39の上面(内周面)が底板2bの上面と面一にな
るように構成されている。
【0034】上辺部41は、天板5の框部11の後部に
配置されると共に水平壁34aに内嵌される構成とさ
れ、框部11のスリット34bに挿入される爪片43を
前向きに突出せしめている。尚、上辺部41は、断面溝
形に形成されている。
【0035】左右側辺部40、40は、図5に示すよう
に、左右側板3、3の框部10の後部に配置されると共
に、側壁3aに内嵌される比較的薄い前側溝形部40a
と、平板部20(図例では側壁3aから断面階段状に折
曲され平板部20に固着された側壁3aの延長縁部3
c)に内嵌される比較的分厚い後側溝形部40bとを備
えた断面溝形に形成されており、スリット3b、3bに
係合される爪片44、44を設けている。尚、爪片44
は、前向きに突出する鉤形に形成されている。
【0036】(内カバー板の構成)内カバー板7は、図
3及び図5に示すように、金属シートから成る平板部4
5の両側部を外側に向けて断面溝形となるように折曲し
て成る両側縁部45a、45aを備え、前枠体6におけ
る左右側辺部40の後側溝形部40bと、左右側板3の
中空柱部23との間に内嵌される。この際、平板部45
が左右側辺部40及び中空柱部23と面一に構成され
る。そして、図3に示すように、内カバー板7の両側部
に沿って、平板部45には多数の係止孔46が形成され
ている。尚、係止孔46は、平板部45の両側部に配置
される一対を一組として、上下方向に間隔をあけて多数
設けられている。
【0037】内カバー板7の下縁部は、図6に示すよう
に、平板部45から外側に折曲された折曲縁を形成し、
該折曲縁を左右側板3の載置部25bの上に載置される
が、底枠体2aの折曲爪15に対応する切欠部47を形
成している。
【0038】内カバー板7の上縁部は、左右側板3の天
板支持部26bに内嵌され、平板部45から上方に突出
した爪片48を貫通孔26c、38cに挿入するように
構成されている。
【0039】(棚板の構成)棚板8は、図1に示すよう
に、基本筐体1の内部において上下多段式の棚を構成す
る複数枚の板から成り、図6に示すように、左右一対の
内カバー板7、7の間に挿入されると共に、係止孔46
に着脱自在に係止した係止金具49により支持される。
【0040】(基本筐体の組立手順)上記の構成とした
底部材2、左右側板3、3、後板4、天板5、前枠体
6、内カバー板7、7を用いて基本筐体1を組立てる作
業手順を説明する。
【0041】(後板と左右側板の連結)後板4に対して
左右側板3、3を係止部22と被係止部29を介して、
図5に示すように連結固定するため、先ず、左右側板
3、3の前縁部を相互に近接せしめると共に後縁部を後
板4の左右側縁部に臨ませることにより、左右側板部
3、3の抱持片22bを後板4の被係止部29に引掛け
る。即ち、左右一対の側板3、3を平面視ほぼハ字形と
なるように配置することにより、断面ほぼV形に折曲さ
れた抱持片22bを被係止部29に引掛ける。この状態
で被係止部29と支持片22aは相互に離反せしめられ
ている。
【0042】次いで、被係止部29を支点として左右側
板3、3を前縁部が相互に離反方向に拡開するように回
動し、左右側板3、3を相互にほぼ平行に配置せしめる
と、支持片22aが被係止部29に重ねられると共に、
薄板部21が側壁28に重ねられ、水平爪片24がスリ
ット30に進入する。これにより、被係止部29が支持
片22aと抱持片22bにより抱持されるので、後板4
に対して左右側板3、3が前後方向に固定される。ま
た、水平爪片24がスリット30に挿入されるので、後
板4に対して左右側板3、3が上下方向に固定される
(図5参照)。
【0043】(底枠体の連結)上述のようにして連結さ
れた後板4と左右側板3、3に対して底枠体2aを図6
及び図7のように連結固定する。底枠体2aにおける後
枠14の水平壁部14cに後板4の付加水平片部31d
を載置せしめると、折曲爪16が貫通孔31eに挿通さ
れるので、該折曲爪16を図7の鎖線で示すように内側
に折曲することにより、後枠14と後板4が連結固定さ
れる。
【0044】また、底枠体2aにおける側枠12の上壁
12cに左右側板3、3の載置部25bを載置せしめる
と、折曲爪15が貫通孔25cに挿通されるので、該折
曲爪15を図6の鎖線で示すように内側に折曲すること
により、側枠12と左右側板3、3が連結固定される。
【0045】(天板の連結)上述のようにして連結され
た後板4と左右側板3、3に対して天板5を図6及び図
7のように連結固定する。天板5の後縁部の薄板部35
を後板4の上部水平片部32bに載置しながら後方に移
動すると、図7に示すように、爪片37がスリット32
dに進入すると共に、垂下壁35cが垂下片部32cに
当接する。
【0046】また、天板5の左右の側壁38a、38a
を左右側板3、3の薄板部26、26の間に落とし込む
と、図6に示すように、水平壁38bが天板支持部26
bに嵌合される。
【0047】(前枠体の取付)前述のような底枠体2a
の連結固定又は天板5の連結固定を完了する前に、左右
側板3、3の間には予め前枠体6が配置されている。そ
こで、後板4と左右側板3、3と底枠体2aと天板5と
から成る仮止め状態の筐体に対して、内側に配置した前
枠体6を前方に向けて移動すると、それぞれ、下辺部3
9が底枠体2aの框部9に、左右側辺部40、40が左
右側板3、3の框部10、10に、上辺部41が天板5
の框部11に当接され、仮止め状態とされていた筐体が
前面開口部分における歪みを整形されると共に強度保持
される。
【0048】下辺部39は、図8に示すように、底枠体
2aの框部9と水平壁13bに合致せしめられ、爪片4
2をスリット13dに進入することにより、下辺部39
と底枠体29aを相互に連結する。
【0049】上辺部41は、図8に示すように、天板5
の框部11と水平壁34aに合致せしめられ、爪片43
をスリット34bに進入することにより、上辺部41と
天板5を相互に連結する。
【0050】左右側辺部40、40は、図5に示すよう
に、左右側板3、3の框部10と側壁3a及び延長縁部
3cに合致せしめられ、爪片44、44をスリット3
b、3bに嵌合係止することにより、左右側辺部40、
40と左右側板3、3を相互に連結する。
【0051】(内カバー板の取付)上記作業の後、左右
一対の内カバー板7、7を取付ける。図6に示すよう
に、内カバー板7の上縁部を天板支持部26bに嵌入し
ながら爪片48を貫通孔26c、38cに挿入し、内カ
バー板7の下縁部を載置部25bに載置せしめる。上述
のように載置部25bには折曲された折曲爪15が位置
しているが、内カバー板7の下縁部に切欠部47を形成
しているので、折曲爪15に干渉することなく下縁部を
載置部25bに載置することができる。
【0052】(底板の取付)上述のようにして内カバー
板7、7を取付けた後、底枠体2aに底板2bを嵌入す
る。底板2bは、底枠体2aの前枠13と後枠14の間
に落とし込まれる。図8に示すように、前座部17が前
枠13の水平縁部13bに載置され、図7に示すよう
に、後座部18が後枠14の水平縁部14dに載置され
る。
【0053】このように底板2bを底枠体2aに嵌入す
ることにより、図8に示すように、前枠体6の下辺部3
9を底板25bの前縁部と框部9の間に挟持するので、
下辺部39が固定される。また、底板25bの両側縁部
が内カバー板7、7の下縁部の間に介装され、内カバー
板7の下縁部を底板25bの側縁部と左右側板3の間に
挟持するので、内カバー板7の下縁部が固定される。
【0054】(棚板の取付)上記のようにして組立てら
れた基本筐体1において、棚板8を必要とする場合は、
選択された係止孔46に係止金具49を係止せしめ、棚
板8を係止金具49に支持せしめれば良い。
【0055】(基本筐体の外観)組立後の基本筐体1
は、天板5が従来のキャビネットに見られるような頂面
と平行な接合線を現さない。即ち、図6に示すように、
左右側板3、3の上端縁26aを天板5の上面とほぼ面
一とするので、図1に示すように、上端縁26aにより
現われる接合線が基本筐体1における天板5と左右側板
3、3の間の折曲線(稜線)とほぼ一致する。また、図
7に示すように、後板4の上端縁32aを天板5の上面
とほぼ面一とするので、同様に、天板5の薄板部35の
縁により現われる接合線が基本筐体1における天板5と
後板4の間の折曲線(稜線)とほぼ一致する。
【0056】また、基本筐体1は、底枠体2aが従来の
キャビネットに見られるような底面と平行な接合線を現
さない。即ち、図6に示すように、左右側板3、3の下
端縁25aを底枠体2aの下面とほぼ面一とするので、
下端縁25aにより現われる接合線が基本筐体1におけ
る左右側板3、3と底枠体2aの底面の間の折曲線(稜
線)とほぼ一致する。また、図7に示すように、後板4
の下端縁31aを底枠体2aの下面とほぼ面一とするの
で、下端縁31aにより現われる接合線が基本筐体1に
おける後板4と底枠体2aの底面の間の折曲線(稜線)
と一致する。
【0057】このため、基本筐体1を上下に積層して設
置する場合、上下段の基本筐体1、1の間には、概ね1
本の積層接合線が現われるだけであるから、外観美が保
持される。
【0058】しかも、上述のように、基本筐体1は、前
面の開口縁をテーパ状に傾斜して広がる前面部9a、1
0a、10a、11aにより表しているので、この点に
おいても外観美麗であり、基本筐体1に対する収納物の
出し入れを容易とする。
【0059】(基本筐体の解体手順)永年使用による老
朽化等のため基本筐体1を廃棄するに際しては、前記組
立手順と逆の手順により、基本筐体1を容易に解体する
ことができる。
【0060】先ず、底板2bを底枠体2aから取外せ
ば、左右一対の内カバー板7、7を取外すことができ
る。また、これにより前枠体6は内側に移動可能である
から、下辺部39の爪片42をスリット13dから抜取
り、両側辺部40、40の爪片44をスリット3bから
抜取り、上辺部41の爪片43をスリット34bから抜
取ることにより、前枠体6の連結を解くことができる。
【0061】その後、後板4及び左右側板3、3から底
枠体2aを分離するに際しては、左右側板3、3と底枠
体2aを固定している折曲爪15を折曲状態から起立せ
しめると共に、後板4と底枠体2aを固定した折曲爪1
6を折曲状態から起立せしめれば良い。また、後板4及
び左右側板3、3から天板5を分離するに際しては、、
天板5を前方に移動することにより、爪片37をスリッ
ト32dから抜取れば良い。
【0062】最後に、後板4と左右側板3、3を相互に
分離するに際しては、ほぼ平行に配置された左右側板
3、3を係止部22を支点として前縁部が相互に近接す
るように回動せしめれば、水平爪片24がスリット30
から脱すると共に、薄板部21及び支持片22aがそれ
ぞれ側壁28及び被係止部29から離反せしめられるの
で、抱持片22bを被係止部29から取外せば良い。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、通常ノックダウン式と
称される現場組立式の家具において、ビス等の固定金物
や、組立用の工具を必要としない基本筐体1を提供する
ことができる。そして、基本筐体1は、従来のような所
謂はめ殺し個所を有しないため廃棄に際して解体が容易
であり、しかも、組立時に樹脂部品を使用していないの
で、分別廃棄のための煩雑さがない。
【0064】特に、請求項1に記載の本発明によれば、
後板4に対して左右側板3、3を連結するに際し、左右
側板3、3の前縁部を相互に近接せしめると共に後縁部
を後板4の両側縁部に臨ましめることにより抱持片22
bを被係止部29に引掛けた状態から、該被係止部29
を支点として左右側板3、3の前縁部を相互に離反方向
に拡開して左右側板を相互にほぼ平行に配置することに
より被係止部29を係止部22により抱持せしめ、この
ような被係止部29と係止部22を介して左右側板3、
3を後板4に連結固定する構成であるから、作業が容易
であると共に、組立作業に要するスペースが、組立後の
基本筐体1の面積に相当するスペースで足りるので、省
スペースに貢献する。
【0065】また、請求項2に記載の本発明によれば、
基本筐体1の前面開口部を構成する底部材2と左右側板
3、3と天板5の前縁内周部にそれぞれ框部9、10、
10、11を形成し、前枠体6を基本筐体1の内側から
前面開口部に向けて移動せしめることにより、前枠体6
の下辺部39の爪片42を底部材2の框部9に係止せし
め、両側辺部10、10の爪片44を左右側板3、3の
框部10に係止せしめ、上辺部の爪片43を天板5の框
部11に係止せしめる構成であるから、底部材2と左右
側板3、3と天板5の前縁部により構成される基本筐体
1の前面開口部分が歪みを矯正しつつ整形されると共
に、強度保持される利点がある。更に、前枠体6を前方
移動するだけで爪片42、43、44により前枠体6を
介して底部材2と左右側板3、3と天板5の前縁部を連
結することができ、組立作業の迅速容易化に資する。
【0066】また、請求項3に記載の本発明によれば、
基本筐体1の前面開口部を構成する底枠体2aと左右側
板3、3と天板5における框部9、10、10、11の
後部に前枠体6を連接せしめ、左右側板3、3の内側に
添設した内カバー板7、7を前枠体6の左右側辺部4
0、40の後部に連接せしめると共に、底枠体2aに嵌
合した底板2bを左右の内カバー板7、7の下端部の間
に介入せしめることにより、内カバー板7を左右側板3
と底板2bの間に挟持固定する構成であるから、内カバ
ー板7を固定するための特別複雑な構成を必要とせず、
構造が簡単であると共に、底板2bを取外すことにより
内カバー板7、7が自由に取外し可能となるので、解体
作業の容易化に貢献する。
【0067】更に、請求項5に記載の本発明によれば、
底部材2に立設した折曲爪15を左右側板3、3の載置
部25bに形成した貫通孔25cに挿通せしめ、折曲爪
15を折曲することにより、底部材2と左右側板3、3
を連結固定する構成であり、請求項7に記載の本発明に
よれば、底部材2に立設した折曲爪16を後板4の付加
水平片部31dに形成したに貫通孔31eに挿通せし
め、折曲爪16を折曲することにより、底部材2と後板
4を連結固定する構成であるから、上述のような被係止
部29と係止部22を介して連結した後板4と左右側板
3、3の組立体に対して底部材2を取付固定することが
容易である。また、折曲爪15、16を単に起立変形せ
しめるだけで、後板4及び左右側板3、3から底部材2
を取外すことができるので、解体作業も容易である。
【0068】更に、請求項4に記載の本発明によれば、
左右側板3、3は、天板支持部26bに天板5を支持せ
しめた状態で天板5の上面とほぼ面一となる上端縁26
aを備え、載置部25bを底部材2に載置した状態で底
部材2の下面とほぼ面一となる下端縁25aを備えた構
成であり、また、請求項6に記載の本発明によれば、後
板4は、天板5の後縁部に形成した薄板部35を上部水
平片部32bに載置せしめた状態で天板5の上面とほぼ
面一となる上端縁32aを備え、底部材2の下面とほぼ
面一となる下端縁31aと底部材2の下面に向けて延設
された下部水平片部31bを備えた構成であるから、基
本筐体1の外観上、天板5及び底部材2の接合線が従来
のように顕在化されることはなく、美観を保持できると
いう効果がある。
【0069】更に、請求項4に記載の本発明によれば、
左右側板3、3の下端縁25a及び上端縁26aにより
現われる接合線がそれぞれ底部材2の下面及び天板5の
上面とほぼ面一に形成され、請求項6に記載の本発明に
よれば、後板4の下端縁31a及び上端縁32aにより
現われる接合線がそれぞれ底部材2の下面及び天板5の
上面とほぼ面一に形成されているので、全ての接合線が
基本筐体1の折曲されたコーナ線(稜線)とほぼ一致す
る。従って、底部材2、左右側板3、3、後板4、天板
5を含む構成部品のうち少なくとも一つ又は複数或いは
全部に異なる色彩を施した基本筐体1を提供する場合で
も、外観が極めて美麗となるという効果がある。即ち、
従来のキャビネットのように天板や底部材がコーナ線
(稜線)と平行な接合線を表す場合は、構成部品を異な
る色彩により塗装した場合、あたかも天板や底部材が分
厚い板から構成されているような外観を呈するのに対し
て、本発明によれば、底部材2、左右側板3、3、後板
4、天板5を含む構成部品を相互に異なる色彩により塗
装した場合でも、色分け境界線となる接合線が基本筐体
1のコーナ線(稜線)と一致するので、従来では見られ
ない整然とした色分けによる配色が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る基本筐体を示す斜視
図である。
【図2】本発明の1実施形態に係る基本筐体を構成する
後板と左右側板(左側のみを示す)と前枠体とを示す斜
視図である。
【図3】本発明の1実施形態に係る基本筐体を構成する
底枠体及び底板と内カバー板とを示す斜視図である。
【図4】本発明の1実施形態に係る基本筐体を構成する
天板を下方から見た状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の1実施形態に係る基本筐体の部分断面
を示しており、図1のA−A断面矢視図である。
【図6】本発明の1実施形態に係る基本筐体の部分断面
を示しており、図1のB−B断面矢視図である。
【図7】本発明の1実施形態に係る基本筐体の部分断面
を示しており、図1のC−C断面矢視図であり基本筐体
の後部を示す断面図である。
【図8】本発明の1実施形態に係る基本筐体の部分断面
を示しており、図1のC−C断面矢視図であり基本筐体
の前部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基本筐体 2 底部材 2a 底枠体 2b 底板 3 左右側板 3b スリット 4 後板 5 天板 6 前枠体 7 内カバー板 9、10、11 框部 13d スリット 15、16 折曲爪 22 左右側板の係止部 22a 支持片 22b 抱持片 25a 左右側板の下端縁 25b 載置部 25c 貫通孔 26a 左右側板の上端縁 26b 天板支持部 26c 貫通孔 29 被係止部 31a 後板の下端縁 31b 下部水平片部 31c 起立片部 31d 付加水平片部 32a 後板の上端縁 32b 上部水平片部 35 天板の薄板部 37 爪片 38c 貫通孔 39 前枠体の下辺部 40 前枠体の左右側辺部 41 前枠体の上辺部 42、43、44 爪片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、底部材2と、左右側板3、
    3と、後板4と、天板5とから構成された基本筐体1を
    備えた家具において、 後板4の両側縁部から相互に対向して基本筐体の内側に
    向けて突出する被係止部29を設けると共に、左右側板
    3、3のそれぞれの後縁部から前記被係止部29に沿っ
    て基本筐体の内側に向けて突出する支持片22aと該支
    持片から前記被係止部29を抱持するように折曲された
    抱持片22bとを備えた係止部22を設け、 左右側板3、3の前縁部を相互に近接せしめると共に後
    縁部を後板4の両側縁部に臨ましめることにより前記抱
    持片22bを被係止部29に引掛けた状態から、該被係
    止部29を支点として左右側板3、3の前縁部を相互に
    離反方向に拡開して左右側板を相互にほぼ平行に配置す
    ることにより被係止部29を係止部22により抱持せし
    め、被係止部29と係止部22を介して左右側板3を後
    板4に固定する構造とされており、 左右側板3、3の上縁部を天板5の両側縁部に固定し、
    左右側板3、3の下縁部を底部材2の両側縁部に固定し
    て成ることを特徴とする組立式家具。
  2. 【請求項2】 少なくとも、底部材2と、左右側板3、
    3と、後板4と、天板5とから構成された前面開口状の
    基本筐体1を備えた家具において、基本筐体の前面開口
    部に矩形状に枠組みされた前枠体6を内嵌せしめて成
    り、 基本筐体の前面開口部を構成する底部材2と左右側板
    3、3と天板5の前縁内周部にそれぞれ框部9、10、
    10、11を形成し、 前枠体6の下辺部39と左右側辺部40、40と上辺部
    41のそれぞれに爪片42、44、43を設け、前枠体
    6を基本筐体の内側から前面開口部に向けて移動せしめ
    ることにより、下辺部39の爪片42を底部材2の框部
    9に係止せしめ、両側辺部40、40の爪片44を左右
    側板3、3の框部10に係止せしめ、上辺部41の爪片
    43を天板5の框部11に係止せしめて成ることを特徴
    とする組立式家具。
  3. 【請求項3】 少なくとも、底枠体2aと底板2bから
    成る底部材2と、左右側板3、3と、後板4と、天板5
    とから構成された前面開口状の基本筐体1を備えた家具
    において、基本筐体の前面開口部に矩形状に枠組みされ
    た前枠体6を内嵌せしめて成り、 基本筐体の前面開口部を構成する底枠体2aと左右側板
    3、3と天板5の前縁内周部にそれぞれ框部9、10、
    10、11を形成し、框部の後部に前枠体6を連接せし
    め、左右側板3、3の内側に添設した内カバー板7、7
    を前枠体6の左右側辺部40、40の後部に連接せしめ
    た構成とされ、 底枠体2aに嵌合される底板2bを左右の内カバー板
    7、7の下端部の間に介入せしめることにより、内カバ
    ー板7を左右側板3と底板2bの間に挟持固定して成る
    ことを特徴とする組立式家具。
  4. 【請求項4】 左右側板3、3が、天板5の上面とほぼ
    面一となる上端縁26aと、底部材2の下面とほぼ面一
    となる下端縁25aとを備え、 上端縁26aの下方位置から内側に突出して天板を支持
    する天板支持部26bを設けると共に、下端縁25aの
    上方位置から内側に突出して底部材の上に載置される載
    置部25bを設けて成ることを特徴とする請求項1、2
    又は3に記載の組立式家具。
  5. 【請求項5】 左右側板の載置部25bに形成した貫通
    孔25cに底部材2から立設した折曲爪15を挿通せし
    め、該折曲爪15を折曲せしめることにより載置部25
    bに係止して成ることを特徴とする請求項4に記載の組
    立式家具。
  6. 【請求項6】 後板4が、天板5の上面とほぼ面一とな
    る上端縁32aと、底部材2の下面とほぼ面一となる下
    端縁31aとを備え、 上端縁32aから内側に折曲された上部水平片部32b
    に天板5の後縁部に形成した薄板部35を載置せしめ、
    下端縁31aから内側に折曲された下部水平片部31b
    を底部材2の下面に向けて延設して成ることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4又は5に記載の組立式家具。
  7. 【請求項7】後板4の下部水平片部31bから起立片部
    31cを介して延設されたほぼ水平な付加水平片部31
    dに形成した貫通孔31eに底部材2から立設した折曲
    爪16を挿通せしめ、該折曲爪16を折曲せしめること
    により付加水平片部31dに係止して成ることを特徴と
    する請求項6に記載の組立式家具。
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