JP2002320178A - 画像撮影装置 - Google Patents

画像撮影装置

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JP2002320178A
JP2002320178A JP2002033402A JP2002033402A JP2002320178A JP 2002320178 A JP2002320178 A JP 2002320178A JP 2002033402 A JP2002033402 A JP 2002033402A JP 2002033402 A JP2002033402 A JP 2002033402A JP 2002320178 A JP2002320178 A JP 2002320178A
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photographing
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JP2002033402A
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Teruhiro Akamatsu
彰宏 赤松
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Make Software Co Ltd
Original Assignee
Make Software Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体のバックに多様な映像を表示して撮影で
きる画像撮影装置を提供する。 【解決手段】使用者を含む被写体2を撮影してその画像
を出力する画像撮影装置であって、撮影領域内の被写体
2を撮影するカメラ6と、上記カメラ6で撮影された撮
影画像を出力するプリンタ9と、上記被写体2のバック
となる領域に設けられたスクリーン5に映像を表示させ
る映写装置13とを備えたことにより、被写体2のバッ
クに多様な映像が表示された写真を撮影することがで
き、使用者はさまざまな場所で撮影したような雰囲気の
写真を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームセンター等
に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し、撮影
画像を写真プリント等として販売する画像撮影装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲームセンター等において、写真
を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く
設置されている。このような写真自販機としては、一般
に、図9に示すようなものが用いられている。このもの
は、本体52の内部に、略45°の角度をもってハーフ
ミラー53が設けられている。このハーフミラー53の
奥に、使用者54を撮影するカメラ55が設けられ、ハ
ーフミラー53の下方には、上記カメラ55で撮影され
た画像を表示するモニタ56が設けられている。図にお
いて51はコントローラ、57は写真プリント58を印
刷するプリンタである。
【0003】上記写真自販機では、ハーフミラー53を
透してカメラ55で撮影された画像がモニタ56に表示
され、このモニタ56に表示された画像がハーフミラー
53に反射して使用者54によって確認できるようにな
っている。そして、使用者54は、モニタ56に映った
自分の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みのと
ころでコントローラ51を操作して静止画を撮影するこ
とが行われる。そして、この静止画は、適当なフレーム
や前景の画像と合成されて写真プリント58として印刷
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近
は、写真自販機利用人口の増加とともに、そのニーズも
多様化している。そこで、これらのニーズに応えるた
め、被写体の画像に合成されるフレームや前景として各
種の趣向を凝らしたものも数多く提供されているが、単
にフレームと顔写真とを合成するだけの画一的なもので
はもう満足されなくなってきている。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、被写体のバックに多様な映像を表示して撮影で
きる画像撮影装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像撮影装置は、使用者を含む被写体を撮
影してその画像を出力する画像撮影装置であって、撮影
領域内の被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段で
撮影された撮影画像を出力する画像出力手段と、上記被
写体のバックとなる領域に映像を表示させる映像表示装
置とを備えたことを要旨とする。
【0007】すなわち、本発明の画像撮影装置は、撮影
領域内の被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段で
撮影された撮影画像を出力する画像出力手段と、上記被
写体のバックとなる領域に映像を表示させる映像表示装
置とを備えている。このため、被写体のバックに多様な
映像が表示された写真を撮影することができ、使用者は
さまざまな場所で撮影したような雰囲気の写真を得るこ
とができる。
【0008】本発明の画像撮影装置において、上記映像
表示装置が静止画を表示させるものである場合には、被
写体のバックに多様な静止画像が表示された写真を撮影
することができ、使用者はさまざまな場所で撮影したよ
うな雰囲気の写真を得ることができる。
【0009】本発明の画像撮影装置において、上記映像
表示装置が動画を表示させるものである場合には、バッ
クに動画が表示されるなかで撮影を行なうことにより、
撮影場所の臨場感が高くなり、バックに表示された映像
の場所で撮影している気分を味わうことができる。ま
た、バックが動画であることから、出来上がる写真の仕
上がり状態を予測しにくく、どのような写真に仕上がる
かを楽しみにしながら撮影したり、写真の仕上がり状態
を競ったりして楽しむことができるようになる。
【0010】本発明の画像撮影装置において、上記映像
表示装置によって表示させる映像を選択しうるようにな
っている場合には、例えば、海岸,夕日,森林,都会の
高層ビル,海外の観光地等、好みの撮影場所の映像を選
択することができる。
【0011】本発明の画像撮影装置において、上記撮影
手段による撮影を行なっている間に、上記映像表示装置
によって表示させる映像の種類に応じた音声を再生する
ようになっている場合には、撮影場所の臨場感が高くな
り、バックに表示された映像の場所で撮影している気分
を味わうことができる。バックが静止画であっても臨場
感が高くなるが、得に動画の場合には優れた臨場感を味
わうことができる。
【0012】本発明の画像撮影装置において、上記映像
表示装置が、エレクトロルミネッセンス素子を用いたも
のである場合には、高輝度で比較的明るいところでも鮮
明に見える画像を表示しうることから、上記映像表示装
置で表示される映像をバックにして被写体を撮影した際
に、バックの映像が鮮明に映し込まれ、写真の仕上がり
が各段に良くなる。また、消費電力が少なくなることか
ら省エネ効果にも優れている。
【0013】本発明の画像撮影装置において、被写体を
照明する照明装置として閃光装置を備え、撮影手段によ
る被写体の撮影において、被写体の照明として閃光装置
による閃光を発光させるとともに、撮影手段のシャッタ
スピードを遅くしたスローシンクロによる撮影を行うよ
うに構成した場合には、バックの映像表示装置に表示さ
れた画像をスローシャッタで写し込むとともに、被写体
を閃光装置の閃光で写し込むことにより、被写体の撮影
映像に対してバック画像の撮影映像が暗くなりすぎるよ
うなことが回避され、被写体とバック画像との光のバラ
ンスが良好になり、写真の仕上がりが各段に良くなる。
この場合において、バック画像としては、スローシャッ
タでもぶれない静止画を表示するのが好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0015】図1は、本発明の画像撮影装置を、硬貨の
投入等により写真撮影を行い、その写真プリントを販売
する写真自販機に適用した一実施の形態を示す図であ
る。この写真自販機は、内部および前面に各種の装置が
設けられた筐体1と、上記筐体1の上から被写体2の背
後まで達するように突き出された天井部3とを備えてい
る。
【0016】そして、上記天井部3の先端部分に、撮影
の際の背景となるスクリーン5が設けられ、上記筐体
1,天井部3,スクリーン5で囲まれた空間が、被写体
2の撮影用ブースを形成し、上記筐体1が撮影用ブース
の一部を構成するようになっている。また、上記天井部
3には、撮影用ブース内の被写体2を照射するライト4
が取り付けられている。
【0017】上記筐体1の内部には、被写体2を撮影す
るカメラ6が設けられ、上記筐体1のカメラ6の被写体
2側に位置する面には、透明板10が嵌め込まれてい
る。そして、上記筐体1の上部には、上記スクリーン5
に被写体2撮影のバックとなる映像を映写する映写装置
13が設けられている。
【0018】また、上記筐体1の内部には、上記カメラ
6から画像データを受信して画像合成等の処理を行なう
コンピュータ装置7が設けられている。また、上記筐体
1の被写体2側には、上記コンピュータ装置7から送信
された合成画像等の画像信号を受信して画像を表示する
ディスプレイ8が設けられている。
【0019】さらに、上記筐体1の内部には、コンピュ
ータ装置7から送信された画像データを受信し、この画
像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けられてい
る。このプリンタ9で印刷された印刷媒体15は、筐体
1の前面に形成された送出口19から送出され、上記送
出口19近傍に設けられたカッタ18によって切断され
て排出される。
【0020】さらに、上記筐体1の前面には操作パネル
が設けられ、この操作パネルにコントローラ11が設け
られている。上記コントローラ11は、タッチペン12
を備えており、使用者2がディスプレイ8に表示される
操作指示に従ってディスプレイ8の表面をタッチペン1
2でタップ(軽く叩く)等することにより、各種の操作
信号がコンピュータ装置7に送られ、シャッタ操作等の
各種操作が行なわれるようになっている。
【0021】また、上記タッチペン12は、その先端を
ディスプレイ8の表面に接触させて文字や図形等を描い
て入力しうるようになっており、手書き入力された文字
・図形等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で
撮影された被写体2の撮影画像と合成されてディスプレ
イ8に表示され、印刷媒体15に印刷されるようになっ
ている。
【0022】また、筐体1の前面には、対価としてのコ
インを投入するコイン投入口(図示せず)が設けられ、
筐体1内部のコイン投入口に隣接した位置に、投入され
たコインを検出してコンピュータ装置7に検出信号を送
信するコイン検出部17(図2参照)が設けられてい
る。
【0023】また、上記筐体1の前面には、コンピュー
タ装置7から音声信号を受信して出力するスピーカ14
が設けられている。上記スピーカ14から再生される音
声は、上記カメラ6による撮影を行なっている間、上記
映写装置13によって映写されるバック映像の種類に応
じた音声が再生されるようになっている。
【0024】この例において、使用者2がディスプレイ
8から見る画像およびプリンタ9から印刷される画像
は、被写体2の撮影像と、タッチペン12による手書き
入力画像等とが合成されたものである。
【0025】つぎに、上記コンピュータ装置7のシステ
ム構成について詳しく説明する。
【0026】図2に示すように、上記コンピュータ装置
7は、タッチペン12によりディスプレイ8の入力部3
5に入力された各種の操作信号をコントローラ11を介
して受信し、受信した操作信号に応じて各種制御を行な
う制御手段31を備えている。上記制御手段31は、コ
イン検出部17からの検出信号を受信することにより、
撮影や映写等の制御を開始するようになっている。
【0027】上記ディスプレイ8には、タッチペン12
によって手書き画像や操作信号が入力される入力部35
と、画像等を表示する表示部36とが設けられている。
上記タッチペン12で入力された手書き画像等は、ペン
入力画像記憶部32に記憶され、記憶された手書き画像
等のデータは、後述する画像合成手段30に送られる。
また、タッチペン12によって入力された操作信号は、
コントローラ11を介して制御手段31に送られ、各種
の制御が行なわれる。
【0028】上記コンピュータ装置7には、映写装置1
3で映写されるバック映像が格納されるバック映像格納
部37が設けられている。上記バック映像格納部37に
は、撮影のバックとなる複数の動画が格納されている。
バック映像としては、例えば、海辺の風景,都会の高層
ビル,森林の風景,国内外の有名観光地の風景等が準備
されている。上記複数のバック映像は、コイン検出部1
7からの検出信号を受信したのち、コントローラ11の
操作により使用者が好みのバック映像を選択しうるよう
になっている。
【0029】また、上記コンピュータ装置7には、スピ
ーカ14から再生される音声を出力する音声出力回路2
9が設けられている。上記音声出力回路29は、使用者
2に選択されたバック映像の種類に応じた音声信号を出
力するようになっている。
【0030】上記コンピュータ装置7には、タッチペン
12によるペン入力画像の入力可能時間を計測するタイ
マ26が設けられている。上記タイマ26は、制御手段
31による手書き画像開始の指示メッセージをディスプ
レイ8に表示させるのとほぼ同時に計測を開始する。上
記タイマ26の計測時間があらかじめ設定された所定の
入力可能時間(例えば90秒等)に達したときに手書き
画像等の入力を停止してつぎの動作に移るようになって
いる。
【0031】また、上記コンピュータ装置7には固定画
像記憶部38が設けられ、上記被写体2によるタッチペ
ン12の操作により所望のシャッタタイミングで撮像映
像を静止画像として固定するようになっている。
【0032】また、上記コンピュータ装置7には、シャ
ッタ操作によるカメラ6での撮影回数をカウントするカ
ウンタ25が設けられている。上記カウンタ25は、コ
イン検出部17による最初のコインの検出によってリセ
ットされてカウントを開始する。上記カウンタ25のカ
ウントがあらかじめ設定された所定の撮影可能回数(例
えば4回等)に達するまで、一定の時間間隔で撮影を繰
り返し、複数の撮影画像(静止画像)を得るようになっ
ている。
【0033】上記撮影画像(静止画像)は、ディスプレ
イ8の表示部36に表示されて使用者2に対してプレビ
ュー確認させるようになっている。そして、ディスプレ
イ8には、プレビューを確認させた静止画像について撮
りなおしを希望するか否かの選択を促す画面を表示し、
使用者2が撮りなおしを希望する場合は、タッチペン1
2でキャンセル操作を行なって再度シャッタ操作を行な
うようになっている。
【0034】さらに、上記コンピュータ装置7には画像
合成手段30が設けられ、上記固定画像記憶部38に固
定された静止画像に、タッチペン12によってディスプ
レイ8の入力部35に入力され、ペン入力画像記憶部3
2に記憶された文字や図形等の手書き画像等を合成する
ようになっている。上記画像合成手段30で合成された
合成画像は、ディスプレイ8の表示部36に表示される
ようになっている。
【0035】また、上記コンピュータ装置7には、送受
信手段39が設けられている。上記送受信手段39は、
例えばインターネット等の通信回線(NET)に接続さ
れ、撮影画像や合成画像,アンケートの回答等を上記通
信回線を介して外部に出力し、外部のサーバに格納した
り端末装置等に出力して表示したり印刷したりできるよ
うになっている。
【0036】さらに、上記コンピュータ装置7は、プリ
ンタ9による印刷を制御する印刷制御部34を備えてい
る。上記印刷制御部34は、所定のシートレイアウトに
より印刷媒体15に合成画像を印刷するよう制御する。
【0037】上記写真自販機の動作の一例について、図
3のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、
図3において、「S」はステップを意味する。
【0038】まず、ディスプレイ8にデモ画面が表示さ
れているなか、使用者2がコイン投入口に必要なコイン
を投入すると(S100)、ディスプレイ8の表示部3
6に、バック映像の種類の一覧が表示され、使用者2に
所望のバック映像の選択を促すメッセージが表示され
る。
【0039】使用者がタッチペン12を操作して好みの
バック映像を選択すると(S110)、映写装置13に
よるバック映像の映写が開始され、バックとなる動画が
スクリーン5に表示されるとともに、バック映像に応じ
たBGMがスピーカ14から再生される(S120)。
このようにすることにより、撮影場所の臨場感が高くな
り、バックに表示された映像の場所で撮影している気分
を味わうことができる。
【0040】ついで、カメラ6による被写体2の撮像が
開始され(S140)、撮像の開始によりディスプレイ
8の表示部36に撮像映像が動画としてリアルタイムで
表示される。
【0041】つぎに、使用者2がディスプレイ8の表示
画像を見ながら被写体2の位置調整を完了した後に、タ
ッチペン12を用いて画面の指示に従ってシャッタ操作
の操作信号を入力すると(S160)、使用者2にポー
ズをとるよう指示し、それから所定時間のカウントダウ
ン後に、所定の瞬間の撮像映像が固定画像記憶部38に
固定される(S180)。このとき、ディスプレイ8に
は、そのときの撮影画像が静止画像として表示される。
【0042】そして、固定された静止画像をディスプレ
イ8の表示部36に表示して使用者2に対してプレビュ
ー確認させ、ディスプレイ8にはプレビューを確認させ
た静止画像について撮りなおしを希望するか否かの選択
を促すメッセージを表示する(S200)。
【0043】ステップ200において、使用者2が撮り
なおしを希望する場合は、タッチペン12でキャンセル
操作を行なってステップ160に戻り、再度、カメラ6
による撮像とシャッタ操作とを行なう。ステップ200
において、撮りなおしを行なわない場合は、カウンタ2
5の撮影回数が規定の撮影可能回数に達しているか否か
が確認される(S220)。
【0044】ステップ220において、規定の撮影可能
回数に達していなければ、ステップ160に戻り、再
度、カメラ6による撮像とシャッタ操作とを行なう。一
方、ステップ220において、規定の撮影可能回数に達
していれば、タッチペン12を操作することによる手書
き画像等の入力が開始される(S240)。
【0045】ここで、手書き画像の入力画面の一例を図
4に示す。この手書き画像入力画面において、21a,
21b,21cは、それぞれ手書きペン,スタンプ画
像,アルファベット文字を入力する際にタッチペン12
でタップするアイコンである。
【0046】手書き画像を入力する際には、手書きペン
のアイコン21aをタッチペン12の先端でタップして
から、タッチペン12の先端を、ディスプレイ8に表示
された撮影画像22の上に接触させて絵や文字を描くこ
とにより、手書き画像の入力が行なわれる。
【0047】スタンプ画像を入力する際には、スタンプ
画像のアイコン21bをタッチペン12の先端でタップ
してから、タッチペン12の先端を、ディスプレイ8に
表示された撮影画像22の上に接触させることにより、
スタンプ画像の入力が行なわれる。
【0048】アルファベット文字を入力する際には、ア
ルファベット文字のアイコン21cをタッチペン12の
先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、ディ
スプレイ8に表示された撮影画像22の上に接触させる
ことにより、アルファベット文字の入力が行なわれる。
【0049】このようにして、図5に示すように、手書
き画像27やスタンプ画像28等が入力され、表示され
た撮影画像22の上に合成される。
【0050】そして、上記手書き画像等の入力は、タイ
マ26の計測時間があらかじめ設定された所定の入力可
能時間(例えば90秒等)に達するまで続けられる(S
260)。ステップ260において規定の入力可能時間
に達すると、手書き画像等の入力が停止され、印刷の際
のシートレイアウトの選択が行なわれる(S280)。
ここでのシートレイアウトの選択は、ディスプレイ8の
表示部36にシートレイアウトの見本画面が表示され、
タッチペン12の操作により所望のシートレイアウトを
選択することが行なわれる。
【0051】ついで、シートレイアウトの選択が終了す
ると、合成画像の画像データがプリンタ9に送られ、ス
テップ280で選択されたシートレイアウトにより印刷
が開始される(S300)。印刷が終了すると、印刷さ
れた印刷媒体15(写真プリント)が出力される。
【0052】ここで、シートレイアウトの一例を図6に
示す。この例では、写真プリントとしてシールプリント
に出力した例を示しており、41はシール台紙、42は
シールである。
【0053】このように、上記写真自販機によれば、被
写体2のバックに多様な映像が表示された写真を撮影す
ることができ、使用者2はさまざまな場所で撮影したよ
うな雰囲気の写真を得ることができる。また、バックに
動画が表示されるなかで撮影を行なうことにより、撮影
場所の臨場感が高くなり、バックに表示された映像の場
所で撮影している気分を味わうことができる。また、バ
ックが動画であることから、出来上がる写真の仕上がり
状態を予測しにくく、どのような写真に仕上がるかを楽
しみにしながら撮影したり、写真の仕上がり状態を競っ
たりして楽しむことができるようになる。
【0054】図7は、本発明の第2の実施の形態を示
す。この装置では、映写装置13とスクリーン5が設け
られておらず、被写体2のバックにバック映像を映写す
るプロジェクタテレビ20が設けられている。このよう
に、本発明において、被写体2のバックにバック映像を
表示する装置としては、特に限定するものではなく、テ
レビジョン装置やプラズマディスプレイ装置等、各種の
ものを用いることができる。それ以外は、上記実施の形
態と同様であり、同様の作用効果を奏する。
【0055】この場合において、被写体2のバックにバ
ック映像を表示する映像表示装置として、エレクトロル
ミネッセンス素子を用いたELディスプレイを好適に用
いることができる。上記ELディスプレイとしては、主
として無機多結晶薄膜を用いた無機ELディスプレイ
や、主として有機蒸着薄膜を用いた有機ELディスプレ
イを用いることができる。
【0056】上記無機ELディスプレイとしては、特に
限定するものではなく、各種のタイプのものを適用する
ことができる。例えば、白色発光薄膜ELとパターン化
したRGBカラーフィルターを組み合わせたパターン化
フィルター構造のカラー薄膜ELディスプレイ,パター
ン化したRGB発光層を並べたパターン化発光層構造の
カラー薄膜ELディスプレイ,赤・黄・緑色のマルチカ
ラーELディスプレイ,ガラス基板に代えてセラミック
基板を用い、薄膜絶縁層に代えて厚膜誘電体を用いた厚
膜誘電体・薄膜EL発光層混成ELディスプレイ,シリ
コン基板上にEL素子駆動用の高耐圧DMOS−FET
とデータ用のCMOS−FETを集積してその上にEL
素子を集積したアクティブマトリックスELディスプレ
イ等をあげることができるが、これらに限定する趣旨で
はない。
【0057】上記有機ELディスプレイとしては、特に
限定するものではなく、各種のタイプのものを適用する
ことができる。例えば、単純マトリックス構造のカラー
有機ELディスプレイ,アクティブマトリックス駆動有
機ELディスプレイ,ポリマーELディスプレイ等をあ
げることができるが、これらに限定する趣旨ではない。
【0058】上記無機ELディスプレイや有機ELディ
スプレイとして、カラーディスプレイだけでなく、モノ
クロディスプレイを適用することも可能である。
【0059】また、バックライトとしてのELパネルと
表示用の液晶パネルとを組み合わせたディスプレイもエ
レクトロルミネッセンス素子を用いたディスプレイとし
て用いることができる。
【0060】上記のような、エレクトロルミネッセンス
素子を用いた表示装置は高輝度で比較的明るいところで
も鮮明に見える画像を表示しうることから、上記映像表
示装置で表示される映像をバックにして被写体を撮影し
た際に、バックの映像が鮮明に映し込まれ、写真の仕上
がりが各段に良くなる。また、消費電力が少なくなるこ
とから省エネ効果にも優れている。
【0061】さらに、バックの映像表示装置としてエレ
クトロルミネッセンス素子を用いた表示装置を用いた場
合には、比較的明るいところでも鮮明に見えることか
ら、撮影領域をブースとして囲うのではなく、開放状に
することができる。このようにした場合に、撮影中にバ
ックのディスプレイに表示する動画や静止画のバック映
像にあった音楽や音声等を流すことにより、例えば、デ
ィスコでダンスを踊りながら撮影を行なうような臨場感
にあふれるプレイを楽しむことも可能である。そして、
撮影領域を開放状とすることで、多くのギャラリーの注
目を浴びながらプレイすることが可能となって、いまま
での写真自販機では決して味わえなかった楽しみ方が可
能になる。
【0062】図8は、本発明の第3の実施の形態を示
す。この装置では被写体を照明する照明装置としてスト
ロボ23を備えている。そして、カメラ6による被写体
2の撮影において、被写体の照明としてストロボ23に
よる閃光を発光させるとともに、カメラ6のシャッタス
ピードを遅くしたスローシャッタで撮影を行なういわゆ
るスローシンクロによる撮影が行なわれる。
【0063】このようにすることにより、バックの映像
表示装置であるディスプレイ20に表示された画像をス
ローシャッタで写し込むとともに、被写体2をストロボ
23による閃光で写し込むことにより、被写体2の撮影
映像に対してバック画像の撮影映像が暗くなりすぎるよ
うなことが回避され、被写体2とバック画像との光のバ
ランスが良好になり、写真の仕上がりが各段に良くな
る。この場合、バック画像としては、スローシャッタで
もぶれない静止画を表示するのが好適である。
【0064】なお、上記各実施の形態では、バック映像
として動画を表示させたが、これに限定するものではな
く、静止画を表示させるようにしてもよい。また、上記
実施の形態において、合成画像を印刷するかわりに、送
受信手段39により通信回線を介して外部に出力し、外
部のサーバに格納したり端末装置等に出力して表示した
り、あるいは外部で印刷したりすることもできる。
【0065】また、上記各実施の形態において、プリン
タ9としては、昇華型プリンタ,インクジェットプリン
タ,レーザプリンタ,熱転写型プリンタ,溶融型プリン
タ,サーマルプリンタ,印画紙プリンタ,インスタント
フィルムプリンタ等、各種のタイプのプリンタを適用す
ることができ、特に限定するものではない。
【0066】また、上記各実施の形態では、出力する写
真プリントがシールプリントである例を示したが、これ
に限定するものではなく、カード等として出力するもの
も含む趣旨であり、印刷媒体15の材質や構成を限定す
る趣旨ではない。
【0067】また、上記各実施の形態では、コインの投
入により撮影を開始するようにしたが、これに限定する
ものではなく、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレ
ジットカード,キャッシュカード等、撮影の対価として
支払いうるものであれば、各種の態様を含む趣旨であ
る。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組
み合わせて用いる場合も含む趣旨である。
【0068】また、上記各実施の形態では、カメラ6で
の撮像映像とペン入力画像等とのふたつの画像を合成す
るようにしたが、これに限定するものではなく、これら
の画像に、さらに前景や背景等になるフレーム画像を合
成するようにしてもよい。
【0069】また、上記各実施の形態において、カメラ
6としては、デジタルカメラを用いることもできるし、
ビデオカメラを用いることもでき、撮影画像を電気信号
に変換しうるものであれば特に限定するものではなく、
各種のものを用いることができる。さらに、上記実施の
形態では、1台のカメラ6を備えた例を示したが、これ
に限定するものではなく、複数台のカメラ6を備えるよ
うにしても差し支えない。
【0070】また、上記各実施の形態では、スタンプ画
像は、スタンプ画像格納部(図示せず)に格納されたも
のを用いるようにしたが、これに限定するものではな
く、フロッピディスク,CD−ROM,CD−R,光磁
気ディスク等の各種の記憶媒体に記憶された画像データ
を読取って使用するようにすることもできる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像撮影装置に
よれば、被写体のバックに多様な映像が表示された写真
を撮影することができ、使用者はさまざまな場所で撮影
したような雰囲気の写真を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像撮影装置の一実施の形態を示す断
面図である。
【図2】コンピュータ装置のシステム構成図である。
【図3】上記画像撮影装置の動作の一例を説明するフロ
ーチャート図である。
【図4】手書き画像の入力画面の一例を示す図である。
【図5】手書き画像の入力状態の一例を示す図である。
【図6】合成画像をシールプリントに出力した状態の一
例を示す図である。
【図7】本発明の画像撮影装置の第2の実施の形態を示
す断面図である。
【図8】本発明の画像撮影装置の第3の実施の形態を示
す断面図である。
【図9】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 被写体/使用者 3 天井部 4 ライト 5 スクリーン 6 カメラ 7 コンピュータ装置 8 ディスプレイ 9 プリンタ 10 透明板 11 コントローラ 12 タッチペン 13 映写装置 14 スピーカ 15 印刷媒体 17 コイン検出部 18 カッタ 19 送出口 20 ディスプレイ/プロジェクタテレビ 21aアイコン 21bアイコン 21cアイコン 22 撮影画像 23 ストロボ 25 カウンタ 26 タイマ 27 手書き画像 28 スタンプ画像 29 音声出力回路 30 画像合成手段 31 制御手段 32 ペン入力画像記憶部 34 印刷制御部 35 入力部 36 表示部 37 バック映像格納部 38 固定画像記憶部 39 送受信手段 41 シール台紙 42 シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA12 AB04 DD02 EE02 EE03 FA02 FA03 FA06 FA07 FB01 FB05 FC01 FC06 5C053 FA04 FA08 JA01 JA16 LA01 LA03 LA04 LA11 LA14 5C062 AA01 AB17 AB22 AB23 AC02 AC04 AC05 AC06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者を含む被写体を撮影してその画像
    を出力する画像撮影装置であって、撮影領域内の被写体
    を撮影する撮影手段と、上記撮影手段で撮影された撮影
    画像を出力する画像出力手段と、上記被写体のバックと
    なる領域に映像を表示させる映像表示装置とを備えたこ
    とを特徴とする画像撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記映像表示装置が静止画を表示させる
    ものである請求項1記載の画像撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記映像表示装置が動画を表示させるも
    のである請求項1記載の画像撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記映像表示装置によって表示させる映
    像を選択しうるようになっている請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の画像撮影装置。
  5. 【請求項5】 上記撮影手段による撮影を行なっている
    間に、上記映像表示装置によって表示させる映像の種類
    に応じた音声を再生するようになっている請求項1〜4
    のいずれか一項に記載の画像撮影装置。
  6. 【請求項6】 上記映像表示装置が、エレクトロルミネ
    ッセンス素子を用いたものである請求項1〜5のいずれ
    か一項に記載の画像撮影装置。
  7. 【請求項7】 被写体を照明する照明装置として閃光装
    置を備え、撮影手段による被写体の撮影において、被写
    体の照明として閃光装置による閃光を発光させるととも
    に、撮影手段のシャッタスピードを遅くしたスローシン
    クロによる撮影を行うように構成した請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載の画像撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121612A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 フリュー株式会社 写真シール作成装置、撮影方法、およびプログラム

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