JP2002319739A - リブ型光導波路分布反射型半導体レーザの製造方法 - Google Patents

リブ型光導波路分布反射型半導体レーザの製造方法

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JP2002319739A
JP2002319739A JP2001123971A JP2001123971A JP2002319739A JP 2002319739 A JP2002319739 A JP 2002319739A JP 2001123971 A JP2001123971 A JP 2001123971A JP 2001123971 A JP2001123971 A JP 2001123971A JP 2002319739 A JP2002319739 A JP 2002319739A
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rib
etching
layer
gaas
optical waveguide
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JP2001123971A
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Takeshi Inoue
武史 井上
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リブストライプの側面部分に凹凸がないよう
にし、DBR反射率の不安定性及び横モードの不安定性
を改善することを目的とする。 【解決手段】 GaAs基板上にAlGaAsあるいは
GaAsと、InGaPとからなるエピタキシャル層を
結晶成長させ、エピタキシャル層内のガイド層7に回折
格子をEB露光しエッチングし、回折格子とマスク合わ
せをしたリブストライプをフォトリソグラフでパターニ
ングし、次いで、リブストライプの側面部分をエッチン
グし、活性化領域以外にSiを注入し、受動導波路領域
を設け、活性化領域を含む領域にさらにAlGaAsあ
るいはGaAsのエピタキシャル層を結晶成長させるリ
ブ型光導波路分布反射型半導体レーザの製造方法を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分布反射器(DB
R)として機能するリブ光導波路分布反射型半導体レー
ザの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は1stエピ表面にAl組成比の高
いブロック層16とAl組成比の低いガイド層10を成
長させておき、回折格子とリブストライプを同時に描画
して、ガイド層10を突き抜けブロック層16内で留ま
る深さ(あるいはガイド層10内に留まる深さ)にエッ
チングを形成し、その上にブロック層16と同じ組成の
クラッド層12を成長させていた。その結果、ガイド層
10(エッチング残りの部分)はリブ光導波路として機
能し、かつリブストライプ上にはガイド層10の組成と
クラッド層12の組成(=ブロック層16の組成)の周
期構造ができ、DBR反射器として機能する。
【0003】このような図2に示す従来の構造では回折
格子とリブストライプを同時に形成するためEB露光を
用いていた。これは1次の回折格子のピッチが120n
m前後であり、干渉露光法では描画できないためであ
る。しかし、EB露光では近接効果により回折格子の露
光・現像条件が厳しいことやリブストライプ部分の露光
に時間がかかりスループットが悪い。
【0004】この解決方法の一つとして回折格子のみを
EB露光し、エッチングした後、別にフォトリソグラフ
ィーを行いリブストライプ(図2の矢印Aの箇所を共振
器方向に見る)を形成する方法が考えられる。この場
合、マスク合わせ精度の関係でリブストライプの側面部
分(図2の矢印B)には回折格子の形状がエッチングさ
れた箇所を再度リブストライプのエッチングをする箇所
ができる。ここで2回のエッチングされた箇所もブロッ
ク層16内に留まるようにエッチング量を制御すればブ
ロック層16とクラッド層12の組成が同一であるの
で、原理的には回折格子の結合係数はゼロ、つまりこの
部分は、DBR反射率に寄与しないことになるはずであ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DBR
反射率が不安定になり、さらに横高次モードが発振しや
すくなる、といった悪影響が現れた。この原因として
は、回折格子上に結晶成長したクラッド層のAl組成比
が均一ではないことが推定される。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みなされたもので
あり、上記のように回折格子とリブストライプの露光・
エッチングを分離した場合にリブストライプの側面部分
に凹凸ができないようにし、DBR反射率の不安定性や
横モードの不安定性を改善し、これにより素子特性を維
持しつつ、製造歩留りとスループットを改善するための
リブ型光導波路分布反射型半導体レーザの製造方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ガイド層に回折格子の露光を行い、エ
ッチングを施すリブ型光導波路分布反射型半導体レーザ
の製造工程において、GaAs基板上にAlGaAsあ
るいはGaAsと、InGaPとからなるエピタキシャ
ル層を結晶成長する第一の工程と、ガイド層に回折格子
をEB露光しエッチングする第二の工程と、前記回折格
子とマスク合わせをしたリブストライプをフォトリソグ
ラフでパターニングする第三の工程と、前記リブストラ
イプの側面部分をエッチングする第四の工程と、活性化
領域以外にSiを注入し、受動導波路領域を設け、活性
化領域を含む上部部分にさらにAlGaAsあるいはG
aAsのエピタキシャル層の結晶成長する第五の工程
と、を含み、前記リブストライプの側面部分のエッチン
グ工程では、AlGaAs或いはGaAs、又はInG
aPのいずれかが選択的に除去されることを特徴とす
る。
【0008】本発明によれば、選択的なエッチングが可
能になった。つまり、AlGaAs或いはGaAs同士
だと組成差があっても選択的なエッチングが困難であっ
たが、InGaPとAlGaAsはいずれかを選択的に
エッチングすることが容易であり、InGaPのみをエ
ッチングするには塩酸あるいは塩酸と燐酸の混合系のエ
ッチャントを、GaAsのみをエッチングするにはふっ
酸系あるいはアンモニア系のエッチャントを用いること
で処理可能である。
【0009】従って、本発明によれば、ガイド層への回
折格子及びリブストライプの露光・エッチング工程を分
離して行い、リブストライプの側面部分に凹凸が形成さ
れ難くしている。そして、DBR反射率が不安定になっ
たり、横高次モードが発振し易くなるのを抑制する。こ
れは、リブストライプの側面部分の結合係数をゼロに
し、DBR反射率に影響を与えないことによる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はガイド層をInGaPガイ
ド層とし、分布反射器(DBR)領域について図2中の
矢印Aと矢印Bの部分に対応する断面の構造を示す説明
図である。本発明では、従来全ての層をAlGaAs/
GaAs材料で結晶成長していたのを、一部にInGa
P層に変更したのが特徴である。そして、InGaP層
はGaAs層に格子整合している。
【0011】このリブ型光導波路分布反射型半導体レー
ザの製造は以下に示す工程順で行われる。まず、GaA
s基板上に下部クラッド層1、GRIN−SCH層3、
無秩序化SQW層4、ブロック層5及び5nm前後の薄
いGaAs層(エッチング停止層6)を結晶成長させ
る。GaAs層(エッチング停止層6)はエッチングの
選択比を高めるためのもので、後で用いるエッチャント
によって不要な場合もある。ここまではすべてAlGa
As/GaAs材料でよい。
【0012】これに引き続いてInGaPを結晶成長さ
せ、InGaPガイド層7を形成する(第一の工程)。
このInGaP層7に回折格子をEB露光してエッチン
グする(第二の工程)。回折格子の描画幅は次のリブス
トライプのマスク合わせ精度分リブストライプ幅より広
めしておく。次にリブストライプをフォトリソグラフで
パターンニングし(第三の工程)、リブストライプの側
面部分をエッチングする(第四の工程)。ここで、エッ
チングにはInGaPの選択エッチャントを用いる。つ
まり、塩酸或いは塩酸と燐酸の混合系のエッチャントを
用いてエッチングを行うことになる。以上の工程によ
り、リブストライプの側面部分において凹凸形状は発生
せず平坦にできる。
【0013】この工程に続いて活性領域以外にSiイオ
ン注入をして受動導波路領域を設け、この上に上部クラ
ッド9とキャップ層を成長する(第五の工程)。なお、
この後の工程は従来と変わらない。
【0014】なお、図1のエッチング停止層としてIn
GaPを用い、ガイド層としてAlGaAsを用いるこ
とも可能である。この場合にはリブストライプ側面部分
のエッチングを2段階行い、InGaPエッチング停止
層を除去してしまうこともできる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、回折格子とリブストラ
イプの露光・エッチング工程を分離してもリブストライ
プ側面部分に凹凸は形成されず、DBR反射率が不安定
になったり横モードが不安定になることはない。しか
も、回折格子とリブストライプの露光・エッチング工程
を分離することで、回折格子の露光条件が緩くなり製造
歩留りが向上し、かつEB描画時間が短縮されスループ
ットの向上が可能になる。
【0016】また、AlGaAs/GaAs材料の一部
にInGaP層を設けることでこれまで困難であった選
択的なエッチングを容易にすることが可能になった。つ
まり、AlGaAs/GaAsのみをエッチングする場
合と、InGaPをエッチングする場合とで異なるエッ
チャントを用いることでエッチングを選択的に行えるか
らである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるリブ型光導波路分布
反射型半導体レーザの分布反射器(DBR)領域の部分
断面図である。 (a)は分布反射器(DBR)領域について図2中の矢
印Aの部分に対応する断面の構造を示す説明図である。 (b)は分布反射器(DBR)領域について図2中の矢
印Bの部分に対応する断面の構造を示す説明図である。
【図2】従来のリブ型光導波路分布反射型半導体レーザ
の分布反射器(DBR)領域の斜視図である。
【符号の説明】
1 下部クラッド層 3 GRIN−SCH層 4 無秩序化SQW層 5 ブロック層 6 エッチング停止層 7 InGaP層 9 上部クラッド層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイド層に回折格子の露光を行い、エッチ
    ングを施すリブ型光導波路分布反射型半導体レーザの製
    造工程において、 GaAs基板上にAlGaAsあるいはGaAsと、I
    nGaPとからなるエピタキシャル層を結晶成長する第
    一の工程と、 前記エピタキシャル層内のガイド層に回折格子をEB露
    光しエッチングする第二の工程と、 前記回折格子とマスク合わせをしたリブストライプをフ
    ォトリソグラフでパターニングする第三の工程と、 前記リブストライプの側面部分をエッチングする第四の
    工程と、 活性化領域以外に、受動導波路領域を設け、活性化領域
    を含む領域にさらにAlGaAsあるいはGaAsのエ
    ピタキシャル層を結晶成長する第五の工程と、を含み、
    前記リブストライプの側面部分のエッチング工程では、
    AlGaAs或いはGaAs、又はInGaPのいずれ
    かが選択的に除去されることを特徴とするリブ型光導波
    路分布反射型半導体レーザの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2384321A (en) * 2002-01-17 2003-07-23 Bookham Technology Plc Method of producing a rib waveguide with a grating
JP2010062202A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Fujitsu Ltd 光半導体装置及びその製造方法
JP2010206121A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Fujitsu Ltd 半導体レーザ及びその製造方法
US20140321493A1 (en) * 2010-03-19 2014-10-30 Fujitsu Limited Optical semiconductor device and method for fabricating the optical semiconductor device

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