JP2002319257A - ロード/アンロード動作制御方法及び記憶装置 - Google Patents

ロード/アンロード動作制御方法及び記憶装置

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JP2002319257A
JP2002319257A JP2001124821A JP2001124821A JP2002319257A JP 2002319257 A JP2002319257 A JP 2002319257A JP 2001124821 A JP2001124821 A JP 2001124821A JP 2001124821 A JP2001124821 A JP 2001124821A JP 2002319257 A JP2002319257 A JP 2002319257A
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伸幸 鈴木
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    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/12Raising and lowering; Back-spacing or forward-spacing along track; Returning to starting position otherwise than during transducing operation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はロード/アンロード動作制御方法及
び記憶装置に関し、ロード/アンロード時のメカニカル
ノイズの発生を抑制することを目的とする。 【解決手段】 ランプロード/アンロード機構によりア
ームに設けられたヘッドを記録媒体に対してロード/ア
ンロードするロード/アンロード動作を制御するにあた
って、前記アームを駆動する駆動部に供給する駆動電流
を、ロード動作及びアンロード動作のうち少なくとも一
方の際に、緩やかに変化するように制御するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロード及び/又はア
ンロード動作制御方法(以下、ロード/アンロード動作
制御方法と言う)及び記憶装置に係り、特に磁気ヘッド
等の記録及び/又は再生手段を記録媒体に対してロード
するロード動作及び/又は記録媒体からアンロードする
アンロード動作を制御するロード/アンロード動作制御
方法及びそのようなロード/アンロード動作制御方法を
採用する記憶装置に関する。
【0002】磁気ディスク装置では、アームの先端に磁
気ヘッドが設けられ、アームを移動することで磁気ディ
スク上の所望の位置に対する情報の記録及び/又は再生
(以下、単に記録/再生と言う)を行う。情報の記録/
再生を行わない状態では、例えば外部からの振動や衝撃
により磁気ヘッドが磁気ディスクと衝突しないように、
磁気ヘッドが磁気ディスクの記録面上からパーキングエ
リアへアンロードされる。磁気ヘッドをパーキングエリ
アにアンロードしておくことで、衝突による磁気ヘッド
及び/又は磁気ディスクの破損を防止することができ
る。情報の記録/再生を再開する場合には、パーキング
エリアにある磁気ヘッドを磁気ディスクの記録面上の所
望の位置へロードする。
【0003】
【従来の技術】ロード/アンロード時に磁気ヘッドが磁
気ディスクと衝突しないようにするため、アームはラン
プ部上を移動する構成となっている。具体的には、アン
ロード時であれば、アームは磁気ヘッドが磁気ディスク
の記録面上にある状態から、ランプ部の第1の傾斜部分
を登り、ランプ部の水平部分を移動してからランプ部の
第2の傾斜部分を下り、パーキングエリアに達する。ロ
ード時には、アームはアンロード時とは逆に移動する。
アームは、例えばボイスコイルモータ(VCM)等の駆
動手段により移動される。
【0004】又、パーキングエリアにある磁気ヘッドが
外部からの振動や衝撃により磁気ディスクの記録面上に
移動したりしないように、磁気ヘッドがパーキングエリ
アにある状態では、アームが例えばマグネットキャッチ
等のメカニカルキャッチによりパーキングエリアに保持
されている。
【0005】従来、ロード時には、パーキングエリアに
あるアームを確実にマグネットキャッチから切り離すた
めに、VCMに供給する電流を急激に増加させていた。
又、ロード時にアームが確実にランプ部の傾斜部分を乗
り越えられるように、VCMに供給する電流を急激に増
加させていた。更に、アンロード時には、アームがパー
キングエリアに到達すると、VCMに供給する電流を急
激に減少させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来はこのよ
うにVCMに供給する電流を急激に変化させるため、こ
れに伴うメカニカルノイズが発生してしまうという問題
があった。
【0007】磁気ディスク装置が、不要な消費電力を低
減するためのパワーセーブモードが設けられると共に磁
気ヘッドと磁気ディスクの衝突を防止するために頻繁に
ロード/アンロード動作が行われる構成の情報処理装
置、特に、電池を電源に用いる携帯型の情報処理装置で
用いられる場合等には、ユーザにとって上記メカニカル
ノイズは耳障りであった。
【0008】又、このような問題は、磁気ディスク装置
に限らず、所謂ランプロード/アンロード機構を備えた
記憶装置であれば、発生するものであった。
【0009】そこで、本発明は、ロード/アンロード時
のメカニカルノイズの発生を抑制することの可能なロー
ド/アンロード動作制御方法及び記憶装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、ランプロ
ード/アンロード機構によりアームに設けられたヘッド
を記録媒体に対してロード/アンロードするロード/ア
ンロード動作を制御するロード/アンロード動作制御方
法であって、前記アームを駆動する駆動部に供給する駆
動電流を、ロード動作及びアンロード動作のうち少なく
とも一方の際に、緩やかに変化するように制御する制御
工程を含むことを特徴とするロード/アンロード動作制
御方法によって達成できる。
【0011】上記の課題は、ランプロード/アンロード
動作により、アームを駆動する駆動部により前記アーム
に設けられたヘッドを記録媒体に対してロード/アンロ
ードするロード/アンロード機構と、前記駆動部に供給
する駆動電流を、ロード動作及びアンロード動作のうち
少なくとも一方の際に、緩やかに変化するように制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする記憶装置によっ
ても達成できる。
【0012】前記ロード動作の際、アンロード状態に保
持されている前記アームを解除する解除動作時、回路キ
ャリブレーション動作時、前記ヘッドを前記記録媒体方
向に打ち出すヘッド打ち出し動作時及び前記ヘッドを前
記記録媒体上の所望トラックにロードする際の速度を制
御する速度制御動作時の少なくとも1つにおいて、前記
駆動電流を緩やかに変化するように制御することもでき
る。
【0013】更に、前記ロード動作の際、アンロード状
態に保持されている前記アームを解除する解除動作時、
回路キャリブレーション動作時、前記ヘッドを前記記録
媒体方向に打ち出すヘッド打ち出し動作時及び前記ヘッ
ドを前記記録媒体上の所望トラックにロードする際の速
度を制御する速度制御動作時の少なくとも1つにおい
て、前記駆動電流を急峻に変化するように制御して、急
峻な変化と緩やかな変化とを混在させることもできる。
【0014】又、前記アンロード動作の完了の際、前記
駆動電流を緩やかに変化するように制御することもでき
る。
【0015】サイレントモード及び通常モードを判別し
て、通常モードを判別すると前記駆動電流が急峻に変化
するように制御するようにしても良い。
【0016】本発明によれば、ロード/アンロード時の
メカニカルノイズの発生を抑制することの可能なロード
/アンロード動作制御方法及び記憶装置を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明になるロード/ア
ンロード動作制御方法及び本発明になる記憶装置の各実
施例を、図面と共に説明する。
【0018】
【実施例】図1は、本発明になる記憶装置の一実施例を
示す図である。同図(A)は記憶装置の線X−Xに沿っ
た断面図、同図(B)は記憶装置の平面図を示す。本実
施例では、本発明が磁気ディスク装置であるハードディ
スクドライブ(HDD)に適用されており、本発明にな
るロード/アンロード動作制御方法の一実施例を採用す
る。
【0019】図1において、HDD10は、大略ディス
クエンクロージャ(DE)11と、プリント基板アセン
ブリ(PCA)12とからなる。説明の便宜上、ディス
クエンクロージャ11内には、スピンドルモータ(SP
M)112により矢印A方向に回転される磁気ディスク
111が2枚収納されているものとする。又、ディスク
エンクロージャ11内には、ボイスコイルモータ(VC
M)113により駆動されるアーム114が矢印B方向
に移動可能に設けられており、アーム114の先端には
磁気ヘッド115が設けられている。アーム114及び
磁気ヘッド115は、磁気ディスク111の枚数に合わ
せて夫々2個設けられている。これにより、磁気ヘッド
115は、磁気ディスク111の半径方向に移動して、
所望のトラックに対して情報の記録/再生を行うことが
できる。アンロード時には、アーム114は後述するラ
ンプ機構116により、磁気ディスク111の記録面上
以外のパーキングエリアに退避される。
【0020】尚、本実施例では、説明の便宜上、ランプ
機構116が磁気ディスク111の外周部分に設けられ
ているものとするが、ランプ機構116は磁気ディスク
111の内周部分に設けられていても良いことは言うま
でもない。又、HDD10の基本構成は、図1に示す構
成に限定されるものではなく、ランプロード/アンロー
ド機構を備えた各種周知の構成を用いることも可能であ
る。
【0021】図2は、HDD10の回路構成を示すブロ
ック図である。同図中、図1と同一部分には同一符号を
付し、その説明は省略する。図2に示すように、ディス
クエンクロージャ11には、磁気ヘッド115にライト
信号を供給すると共に、磁気ヘッド115からのリード
信号を供給されるヘッドIC117が設けられている。
【0022】他方、PCA12内には、パーソナルコン
ピュータ等の上位システム100と接続されるハードデ
ィスクコントローラ(HDC)121、RAM122,
フラッシュROM123、MPU124、リードライト
チャネル(RWC)125、サーボコントローラ(SV
C)126及びドライバ127,128が設けられてい
る。又、HDC121には、ロード/アンロード(LU
L)切替スイッチ130が接続されている。
【0023】上位システム100からのライト信号は、
HDC121を介して一旦RAM122に格納されてか
らMPU124の制御下でRWC125及びヘッドIC
117を介して磁気ヘッド115に供給され、磁気ディ
スク111上に記録される。磁気ヘッド115により磁
気ディスク111上から再生されたリード信号は、ヘッ
ドIC117からRWC125に供給され、MPU12
4の制御下でHDC121を介してRAM122に一旦
格納されてから、HDC121を介して上位システム1
00に供給される。
【0024】MPU124は、ROM123に格納され
ているプログラムを実行することで、SVC126及び
ドライバ128を介してSPM112を制御すると共
に、SVC126及びドライバ127を介してVCM1
13を制御する。VCM113は、ロード時には磁気ヘ
ッド115がランプ機構116から磁気ディスク111
の記録面上にロードされるようにアーム114を駆動
し、アンロード時には磁気ヘッドが磁気ディスク111
の記録面上からランプ機構116へアンロードされるよ
うに駆動する。以下の説明では、駆動部であるVCM1
13に供給される駆動電流を、VCM電流と言う。
【0025】尚、HDD10の基本回路構成は、図2に
示す回路構成に限定されるものではなく、ランプロード
/アンロード機構を備えた各種周知の回路構成を用いる
ことも可能である。
【0026】LUL切替スイッチ130は、後述するよ
うに、HDD10を、メカニカルノイズの発生を抑制す
るサイレントモード又は通常モードに切替設定する切替
信号を発生すために設けられており、HDD10に設け
られHDC121に接続された物理的なスイッチにより
構成しても、プログラム等のソフトウェアスイッチで構
成しても良い。ソフトウェアスイッチでLUL切替スイ
ッチ130を構成する場合には、上位システム100に
おいてサイレントモード或いは通常モードを選択可能な
メニューが表示され、選択に応じたモード情報(切替信
号)が上位システム100からHDD10内のHDC1
21に供給される。
【0027】次に、本実施例のロード時の動作を、図3
〜図17と共に説明する。図3は、ロード時の動作を説
明するためのフローチャートである。図3に示す処理
は、図2に示すMPU124により実行される。又、図
9は、ロード時の磁気ヘッド115の位置を説明する図
であり、説明の便宜上、アーム114の図示は省略す
る。図9(A)においてのみランプ機構116の詳細を
示すが、ランプ機構116は、第1の傾斜部分116−
1、水平部分116−2、第2の傾斜部分116−3、
パーキングエリア116−4及び終端壁116−5から
なる。図9(A)〜(F)では、現在の磁気ヘッド11
5の位置を■印で示し、移動前の磁気ヘッド115の位
置を□印で示す。
【0028】アンロード動作が完了している初期状態で
は、図9(A)に示すように、磁気ヘッド115がパー
キングエリア116−4の中間部分においてマグネット
キャッチ等のメカニカルキャッチにより保持されてい
る。図3において、ステップS1は、アーム114を磁
気ディスク111のアウタ方向に移動するためのVCM
電流をVCM113に供給してマグネットキャッチから
切り離す解除動作が終了したか否かを判定する。ステッ
プS1の判定結果がYESであると、ステップS2は、
アーム114を磁気ディスク111のアウタ方向に移動
するためのVCM電流をVCM113に供給する回路キ
ャリブレーション動作が終了したか否かを判定する。ス
テップS2の判定結果がYESであると、ステップS3
は、アーム114を磁気ディスク111のインナ方向に
移動するためのVCM電流をVCM113に供給して磁
気ヘッド115の打ち出し動作が終了したか否かを判定
する。ステップS3の判定結果がYESであると、ステ
ップS4は、アーム114のインナ方向への移動速度を
適切に制御する速度制御動作を行う。この速度制御動作
は、図2においてVCM113からSVC126へフィ
ードバックされるVCM113の逆起電圧に基いて行
う。ステップS5は、ロード時に磁気ヘッド115がロ
ードされるべき磁気ディスク111上の所望トラック上
に達したか否か、即ち、オントラック状態であるか否か
を判定する。ステップS5の判定結果がNOであると、
ステップS6は、アーム114を磁気ディスク111の
アウタ方向に移動するためのVCM電流をVCM113
に供給して、アンロード動作が完了している状態に戻
す。又、ステップS7は、LUL切替スイッチ130か
ら通常モードを設定する切替信号が得られる場合と同様
に、ROM123に格納されている急峻に変化する電流
値のテーブルを呼び出して、処理はステップS1へ戻
る。他方、ステップS5の判定結果がYESであれば、
処理は終了する。
【0029】ステップS1の判定結果がNOであると、
ステップS11−1のテーブル呼び出し処理と、ステッ
プS12−1の電流指示処理が行われ、処理はステップ
S1へ戻る。ステップS2の判定結果がNOであると、
ステップS11−2のテーブル呼び出し処理と、ステッ
プS12−2の電流指示処理が行われ、処理はステップ
S1へ戻る。ステップS3の判定結果がNOであると、
ステップS11−3のテーブル呼び出し処理と、ステッ
プS12−3の電流指示処理が行われ、処理はステップ
S1へ戻る。ステップS11−1〜S11−3のテーブ
ル呼び出し処理は、夫々実質的に同じであるため、以下
の説明ではステップS11−1のテーブル呼び出し処理
について説明する。又、ステップS12−1〜S12−
3の電流指示処理は、夫々実質的に同じであるため、以
下の説明ではステップS12−1の電流指示処理につい
て説明する。
【0030】図4は、テーブル呼び出し処理11−1の
第1実施例を説明するフローチャートである。同図中、
ステップS21は、LUL切替スイッチ130から通常
モードを設定する切替信号が得られたか否かを判定す
る。ステップS21の判定結果がYESであると、ステ
ップS22は、ROM123に格納されている急峻に変
化する電流値のテーブルを呼び出して、テーブル呼び出
し処理は終了する。他方、ステップS21の判定結果が
NOであると、ROM123に格納されている緩やかに
変化する電流値のテーブルを呼び出して、テーブル呼び
出し処理11−1は終了する。
【0031】図5は、テーブル呼び出し処理11−1の
第2実施例を説明するフローチャートである。同図中、
図4と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省
略する。図5において、ステップS21の判定結果がY
ESであると、テーブル呼び出し処理は終了する。他
方、ステップS21の判定結果がNOであると、ステッ
プS24は、ROM123に格納されているローパスフ
ィルタ(LPF)の設定を呼び出して、テーブル呼び出
し処理11−1は終了する。
【0032】図6は、テーブル呼び出し処理11−1の
第3実施例を説明するフローチャートである。同図中、
図4及び図5と同一ステップには同一符号を付し、その
説明は省略する。図6において、ステップS21の判定
結果がNOであると、ステップS24が行われ、次にス
テップS23が行われてから、テーブル呼び出し処理1
1−1は終了する。
【0033】図7は、電流指示処理11−2の第1実施
例を説明するフローチャートである。同図中、ステップ
31は、図4に示すテーブル呼び出し処理11−1で呼
び出されたテーブル開始読み出しアドレスから電流値を
読み出し、ステップS32は、読み出した電流値に基い
てVCM113に供給するVCM電流を指示する。ステ
ップS33は、テーブルからの電流値の読み出しが終了
したか否かを判定し、判定結果がNOであると、ステッ
プS34は、テーブルの次の読み出しアドレスをセット
して、処理はステップS31へ戻る。他方、ステップS
33の判定結果がYESであると、電流指示処理11−
2は終了する。
【0034】図8は、電流指示処理11−2の第2実施
例を説明するフローチャートである。同図中、図7と同
一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
ステップ31は、図5又は図6に示すテーブル呼び出し
処理11−1で呼び出されたテーブル開始読み出しアド
レスから電流値を読み出し、ステップS35は、読みだ
された電流値に対して設定されたLPFの演算を行う。
従って、ステップS32は、LPFの演算結果に基いて
VCM113に供給するVCM電流を指示する。
【0035】従って、図9(A)に示す初期状態から、
図9(B)に示すように解除動作が行われ、図9(C)
に示すように回路キャリブレーション動作が行われる。
又、図9(D)に示すようにヘッド打ち出し動作が行わ
れ、図9(E)に示すように速度制御動作が行われ、図
9(F)に示すようにロード動作が完了する。
【0036】図10は、ロード時のVCM電流を、通常
モードとサイレントモードについて示す図である。つま
り、図10(a)は通常モードにおけるVCM電流を示
し、図10(b)はサイレントモードにおけるVCM電
流を示す。図10中、縦軸はVCM電流を示し、上方向
がアーム114を磁気ディスク111のアウタ方向に移
動する極性のVCM電流、下方向がアーム114を磁気
ディスク111のインナ方向に移動する極性のVCM電
流を示す。又、図10中、横軸は時間を任意単位で示
す。更に、図10中、図9(A)〜図9(F)の状態に
対応する波形部分には、同じ符号(A)〜(F)を付
す。通常モードでは、VCM電流の変化が波形部分
(B)〜(F)で図10(a)に示すように急峻である
が、サイレントモードでは、VCM電流の変化が波形部
分(B)〜(F)で図10(b)に示すように緩やかで
ある。
【0037】つまり、図10(b)からもわかるよう
に、サイレントモードでは、ロード動作の際、アンロー
ド状態に保持されているアーム114を解除する解除動
作時、回路キャリブレーション動作時、ヘッド115を
磁気ディスク111方向に打ち出すヘッド打ち出し動作
時及びヘッド115を磁気ディスク111上の所望トラ
ックにロードする際の速度を制御する速度制御動作時の
少なくとも1つにおいて、VCM113の駆動電流を緩
やかに変化するように制御する。
【0038】更に、サイレントモードでは、ロード動作
の際、アンロード状態に保持されているアーム114を
解除する解除動作時、回路キャリブレーション動作時、
ヘッド115を磁気ディスク111方向に打ち出すヘッ
ド打ち出し動作時及びヘッド115を磁気ディスク11
1上の所望トラックにロードする際の速度を制御する速
度制御動作時の少なくとも1つにおいて、VCM113
の駆動電流を急峻に変化するように制御することで、急
峻な変化と緩やかな変化とが混在するようにすることも
できる。具体的には、ヘッド打ち出し動作時には、VC
M113の駆動電流を急峻に変化するように制御するこ
とができる。
【0039】サイレントモードにおいて、ロード動作の
際に上記4つの動作の全てで駆動電流を緩やかに変化さ
せると、機械的な要因に起因する動作バラツキが起こり
やすく、メカニカルノイズも大きくなることがあるが、
4つの動作の少なくとも1つで駆動電流を緩やかに変化
させたり、急峻な変化と緩やかな変化とを混在させるこ
とで、このような動作バラツキによるメカニカルノイズ
が大きくなることを防止可能になる。
【0040】図11は、LPFのフィルタ特性を説明す
る図である。同図中、縦軸は振幅を任意単位で示し、横
軸は時間を任意単位で示す。LPFを用いてVCM電流
の変化を緩やかにする場合、HDD10のメカニカル共
振点を避けてフィルタリングを行うことが望ましい。同
図では、メカニカル共振点を含むメカニカル共振領域I
Iを避けて、VCM電流の変化がメカニカル共振点を含
まない領域Iに収まるように、LPFのフィルタ特性、
即ち、パスバンドを設定する。
【0041】図12は、通常モードにおけるVCM電流
及びメカニカルノイズの関係を示す図である。同図
(A)は急峻に変化するVCM電流を示し、縦軸はVC
M電流の振幅を任意単位で示し、横軸は時間を任意単位
で示す。又、同図(B)は、同図(A)のVCM電流を
用いた場合に発生するメカニカルノイズを示し、縦軸は
音(ノイズ)の振幅を任意単位で示し、横軸は時間を任
意単位で示す。
【0042】図13は、サイレントモードにおけるVC
M電流及びメカニカルノイズの関係をVCM電流のステ
ップの上限を定めた場合について示す図である。同図
(A)は緩やかに変化するVCM電流を示し、縦軸はV
CM電流の振幅を任意単位で示し、横軸は時間を任意単
位で示す。又、同図(B)は、同図(A)のVCM電流
を用いた場合に発生するメカニカルノイズを示し、縦軸
は音(ノイズ)の振幅を任意単位で示し、横軸は時間を
任意単位で示す。
【0043】図14は、サイレントモードにおけるVC
M電流及びメカニカルノイズの関係をVCM電流をLP
Fと通した場合について示す図である。同図(A)は緩
やかに変化するVCM電流を示し、縦軸はVCM電流の
振幅を任意単位で示し、横軸は時間を任意単位で示す。
又、同図(B)は、同図(A)のVCM電流を用いた場
合に発生するメカニカルノイズを示し、縦軸は音(ノイ
ズ)の振幅を任意単位で示し、横軸は時間を任意単位で
示す。
【0044】図15は、サイレントモードにおけるVC
M電流及びメカニカルノイズの関係をVCM電流のステ
ップの上限を定め、且つ、LPFを通した場合について
示す図である。同図(A)は緩やかに変化するVCM電
流を示し、縦軸はVCM電流の振幅を任意単位で示し、
横軸は時間を任意単位で示す。又、同図(B)は、同図
(A)のVCM電流を用いた場合に発生するメカニカル
ノイズを示し、縦軸は音(ノイズ)の振幅を任意単位で
示し、横軸は時間を任意単位で示す。
【0045】図11〜図15からもわかるように、サイ
レントモードにおいて、VCM電流のステップの上限を
定め、且つ、LPFを通した場合、メカニカルノイズを
実質的に除去することができる。
【0046】図16は、通常モードのロード時における
VCM電流及びメカニカルノイズの関係を示す図であ
る。又、図17は、サイレントモードのロード時におけ
るVCM電流及びメカニカルノイズの関係を示す図であ
る。図16及び図17中、(A)はVCM電流の振幅の
時間に対する変化を任意単位で示し、(B)は(A)の
VCM電流を用いた場合に発生するメカニカルノイズの
振幅の時間に対する変化を任意単位で示す。図16及び
図17との比較からもわかるように、サイレントモード
においては、VCM電流の変化が緩やかであるため、メ
カニカルノイズの発生が抑えられ、実質的に除去するこ
とができる。
【0047】次に、本実施例のアンロード時の動作を、
図18〜図22と共に説明する。図18は、アンロード
時の動作を説明するためのフローチャートである。図1
8に示す処理は、図2に示すMPU124により実行さ
れる。図18中、図6及び図8と同一ステップには同一
符号を付し、その説明は省略する。又、図19は、アン
ロード時の磁気ヘッド115の位置を説明する図であ
り、説明の便宜上、アーム114の図示は省略する。図
19(A)においてのみランプ機構116の詳細を示す
が、図9(A)で示したように、ランプ機構116は、
第1の傾斜部分116−1、水平部分116−2、第2
の傾斜部分116−3、パーキングエリア116−4及
び終端壁116−5からなる。図19(A)〜(F)で
は、現在の磁気ヘッド115の位置を■印で示し、移動
前の磁気ヘッド115の位置を□印で示す。
【0048】初期状態では、図19(A)に示すよう
に、磁気ヘッド115が磁気ディスク111上の任意の
トラック上にある。そこで、アンロード動作を行う場合
には、図19(B)に示すように、先ず磁気ヘッド11
5を磁気ディスク111上の任意のトラックから特定ト
ラック(シリンダ)へシーク動作させ、この特定トラッ
クからアンロード動作を開始する。
【0049】図18において、ステップS41は、VC
M113に適切なVCM電流を供給することで、磁気ヘ
ッド115を磁気ディスク111上の特定トラックへシ
ーク動作させる。ステップS42は、シーク動作が完了
したか否かを判定し、判定結果がNOであると、処理は
ステップS41へ戻る。他方、ステップS42の判定結
果がYESであると、ステップS43は、速度制御時間
のカウントを開始し、ステップS44は、図3に示すス
テップS4と同様の速度制御動作を行い、アーム114
が確実にランプ機構116の第1の傾斜部分116−1
を乗り越えて、水平部分116−2を介してパーキング
エリア116−4に到達するようにVCM電流を制御す
る。ステップS45は、速度制御時間のカウント開始か
ら一定時間が経過したか否かを判定し、判定結果がNO
であると、処理はステップS44へ戻る。他方、ステッ
プS45の判定結果がYESであると、処理はステップ
ST1へ進み、ステップST2を実行した後に処理は終
了する。
【0050】図18では、説明の便宜上、ステップST
1が図6に示すテーブル呼び出し処理の第3実施例と同
様の場合を示すが、図4又は図5に示すテーブル呼び出
し処理の第1又は第2実施例を採用しても良い。又、ス
テップST2も、図8に示す電流指示処理の第2実施例
と同様の場合を示すが、ステップST1に図4に示すテ
ーブル呼び出し処理を採用する場合には、図7に示す電
流指示処理の第1実施例を採用しても良い。
【0051】従って、図19(A)に示す初期状態か
ら、図19(B)に示すように特定トラックへのシーク
動作が行われ、図19(C)に示すように速度制御動作
が行われる。又、図19(D)に示すようにアーム11
4がパーキングエリア116−4の終端壁116−5に
突き当たり、図19(E)に示すようにアーム114を
終端壁116−5に押し付けるようなVCM電流が供給
され、図19(F)に示すようにアーム114がマグネ
ットキャッチにより保持されてアンロード動作が完了す
る。
【0052】図20は、アンロード時のVCM電流を、
通常モードとサイレントモードについて示す図である。
つまり、図20(a)は通常モードにおけるVCM電流
を示し、図20(b)はサイレントモードにおけるVC
M電流を示す。図20中、縦軸はVCM電流を示し、上
方向がアーム114を磁気ディスク111のアウタ方向
に移動する極性のVCM電流、下方向がアーム114を
磁気ディスク111のインナ方向に移動する極性のVC
M電流を示す。又、図20中、横軸は時間を任意単位で
示す。更に、図20中、図19(A)〜図19(F)の
状態に対応する波形部分には、同じ符号(A)〜(F)
を付す。通常モードでは、VCM電流の変化が波形部分
(F)で図20(a)に示すように急峻であるが、サイ
レントモードでは、VCM電流の変化が波形部分(F)
で図20(b)に示すように緩やかである。
【0053】図21は、通常モードのアンロード時にお
けるVCM電流及びメカニカルノイズの関係を示す図で
ある。又、図22は、サイレントモードのアンロード時
におけるVCM電流及びメカニカルノイズの関係を示す
図である。図21及び図22中、(A)はVCM電流の
振幅の時間に対する変化を任意単位で示し、(B)は
(A)のVCM電流を用いた場合に発生するメカニカル
ノイズの振幅の時間に対する変化を任意単位で示す。図
21及び図22との比較からもわかるように、サイレン
トモードにおいては、VCM電流の変化が緩やかである
ため、メカニカルノイズの発生が抑えられ、実質的に除
去することができる。
【0054】このように、本実施例によれば、アンロー
ド時にも、ロード時の場合と同様に、メカニカルノイズ
の発生を効果的に抑えることができる。
【0055】尚、メカニカルノイズの発生を抑えるため
にVCM電流の変化を緩やかにする制御は、ロード時及
びアンロード時の少なくとも一方で行っても良いこと
は、言うまでもない。
【0056】又、本実施例では、LUL切替スイッチ1
30により、HDD10をメカニカルノイズの発生を抑
制するサイレントモード又は通常モードに切替設定可能
な構成としている。しかし、常にサイレントモードで動
作するようにHDD10を設計する場合には、LUL切
替スイッチ130を設ける必要はなく、図3〜図6及び
図18におけるステップS6、ステップS7、ステップ
S21及びステップS22は省略可能である。この場
合、図3に示すステップS5の判定結果がNOである
と、周知の方法でエラー通知を行っても、ステップS6
を実行してから処理をステップS1へ戻すようにしても
良い。
【0057】尚、HDD10をサイレントモード又は通
常モードに切替設定可能な構成とした場合、ユーザの用
途に応じてモードが選定可能であり、便利であると共
に、HDD10を構成する部品のメカニカル精度のバラ
ツキ等によりロード/アンロード動作が例えば所定回数
連続して失敗しても、サイレントモードから通常モード
へ切替えることで、ロード/アンロード動作を確実に行
えるという利点がある。
【0058】更に、サイレントモード又は通常モードへ
の切替設定は、LUL切替スイッチ130により行う方
法に限定されず、例えばHDD10の動作モードに応じ
て自動的に選択するようにしても良い。つまり、ロード
/アンロード動作が頻繁に行われる動作モードではサイ
レントモードを自動的に選択し、ロード/アンロード動
作がそれ程頻繁に行われない動作モードでは通常モード
を自動的に選択する構成としても良い。
【0059】上記実施例では、磁気ディスク111はハ
ードディスクであるが、磁気ディスクはハードディスク
に限定されない。又、本発明の適用は磁気ディスク装置
に限らず、所謂ランプロード/アンロード機構を備えた
記憶装置であれば、光ディスク装置や光磁気ディスク装
置等であっても適用可能であり、記録媒体も磁気ディス
クに限定されない。
【0060】尚、本発明は、以下に付記する発明をも包
含するものである。
【0061】(付記1) ランプロード/アンロード機
構によりアームに設けられたヘッドを記録媒体に対して
ロード/アンロードするロード/アンロード動作を制御
するロード/アンロード動作制御方法であって、前記ア
ームを駆動する駆動部に供給する駆動電流を、ロード動
作及びアンロード動作のうち少なくとも一方の際に、緩
やかに変化するように制御する制御工程を含むことを特
徴とする、ロード/アンロード動作制御方法。
【0062】(付記2) 前記制御工程は、前記ロード
動作の際、アンロード状態に保持されている前記アーム
を解除する解除動作時、回路キャリブレーション動作
時、前記ヘッドを前記記録媒体方向に打ち出すヘッド打
ち出し動作時及び前記ヘッドを前記記録媒体上の所望ト
ラックにロードする際の速度を制御する速度制御動作時
の少なくとも1つにおいて、前記駆動電流を緩やかに変
化するように制御することを特徴とする、(付記1)記
載のロード/アンロード動作制御方法。
【0063】(付記3) 前記制御工程は、前記アンロ
ード動作の完了の際、前記駆動電流を緩やかに変化する
ように制御することを特徴とする、(付記1)又は(付
記2)記載のロード/アンロード動作制御方法。
【0064】(付記4) 前記制御工程は、前記駆動電
流を予め決められた変化量を超えないようなステップで
変化させることを特徴とする、(付記1)〜(付記3)
のいずれか1項記載のロード/アンロード動作制御方
法。
【0065】(付記5) 前記制御工程は、前記駆動電
流の変化をローパスフィルタを用いて緩やかにすること
を特徴とする、(付記1)〜(付記3)のいずれか1項
記載のロード/アンロード動作制御方法。
【0066】(付記6) 前記制御工程は、前記駆動電
流をローパスフィルタを用いると共に予め決められた変
化量を超えないようなステップで変化させることを特徴
とする、(付記1)〜(付記3)のいずれか1項記載の
ロード/アンロード動作制御方法。
【0067】(付記7) 前記制御工程は、サイレント
モードにおいてのみ前記駆動電流が緩やかに変化するよ
うに制御することを特徴とする、(付記1)〜(付記
6)のいずれか1項記載のロード/アンロード動作制御
方法。
【0068】(付記8) サイレントモード及び通常モ
ードを判別するモード判別工程を更に含み、前記制御工
程は、前記モード判別工程が通常モードを判別すると前
記駆動電流が急峻に変化するように制御することを特徴
とする、(付記1)〜(付記7)のいずれか1項記載の
ロード/アンロード動作制御方法。
【0069】(付記9) 前記制御工程は、前記ロード
動作の際、アンロード状態に保持されている前記アーム
を解除する解除動作時、回路キャリブレーション動作
時、前記ヘッドを前記記録媒体方向に打ち出すヘッド打
ち出し動作時及び前記ヘッドを前記記録媒体上の所望ト
ラックにロードする際の速度を制御する速度制御動作時
の少なくとも1つにおいて、前記駆動電流を急峻に変化
するように制御することを特徴とする、(付記2)記載
のロード/アンロード動作制御方法。
【0070】(付記10) 前記制御工程は、前記ロー
ド動作の際、前記ヘッド打ち出し動作時に前記駆動電流
を急峻に変化するように制御することを特徴とする、
(付記9)記載のロード/アンロード動作制御方法。
【0071】(付記11) ランプロード/アンロード
動作により、アームを駆動する駆動部により前記アーム
に設けられたヘッドを記録媒体に対してロード/アンロ
ードするロード/アンロード機構と、前記駆動部に供給
する駆動電流を、ロード動作及びアンロード動作のうち
少なくとも一方の際に、緩やかに変化するように制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする、記憶装置。
【0072】(付記12) 前記制御手段は、前記ロー
ド動作の際、アンロード状態に保持されている前記アー
ムを解除する解除動作時、回路キャリブレーション動作
時、前記ヘッドを前記記録媒体方向に打ち出すヘッド打
ち出し動作時及び前記ヘッドを前記記録媒体上の所望ト
ラックにロードする際の速度を制御する速度制御動作時
の少なくとも1つにおいて、前記駆動電流を緩やかに変
化するように制御することを特徴とする、(付記11)
記載の記憶装置。
【0073】(付記13) 前記制御手段は、前記アン
ロード動作の完了の際、前記駆動電流を緩やかに変化す
るように制御することを特徴とする、(付記11)又は
(付記12)記載の記憶装置。
【0074】(付記14) 前記制御手段は、前記駆動
電流を予め決められた変化量を超えないようなステップ
で変化させることを特徴とする、(付記11)〜(付記
13)のいずれか1項記載の記憶装置。
【0075】(付記15) 前記制御手段は、前記駆動
電流の変化をローパスフィルタを用いて緩やかにするこ
とを特徴とする、(付記11)〜(付記13)のいずれ
か1項記載の記憶装置。
【0076】(付記16) 前記制御手段は、前記駆動
電流をローパスフィルタを用いると共に予め決められた
変化量を超えないようなステップで変化させることを特
徴とする、(付記11)〜(付記13)のいずれか1項
記載の記憶装置。
【0077】(付記17) 前記制御手段は、前記電流
の変化が記憶装置のメカニカル共振点を含まない領域に
収まるようなフィルタ特性を有することを特徴とする、
(付記15)又は(付記16)記載の記憶装置。
【0078】(付記18) 前記制御手段は、サイレン
トモードにおいてのみ前記駆動電流が緩やかに変化する
ように制御することを特徴とする、(付記11)〜(付
記17)のいずれか1項記載の記憶装置。
【0079】(付記19) サイレントモード及び通常
モードを判別するモード判別手段を更に備え、前記制御
手段は、前記モード判別手段が通常モードを判別すると
前記駆動電流が急峻に変化するように制御することを特
徴とする、(付記11)〜(付記18)のいずれか1項
記載の記憶装置。
【0080】(付記20) 前記制御手段は、前記ロー
ド動作の際、アンロード状態に保持されている前記アー
ムを解除する解除動作時、回路キャリブレーション動作
時、前記ヘッドを前記記録媒体方向に打ち出すヘッド打
ち出し動作時及び前記ヘッドを前記記録媒体上の所望ト
ラックにロードする際の速度を制御する速度制御動作時
の少なくとも1つにおいて、前記駆動電流を急峻に変化
するように制御することを特徴とする、(付記12)記
載の記憶装置。
【0081】(付記21) 前記制御手段は、前記ロー
ド動作の際、前記ヘッド打ち出し動作時に前記駆動電流
を急峻に変化するように制御することを特徴とする、
(付記20)記載の記憶装置。
【0082】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、ロード/アンロード時
のメカニカルノイズの発生を抑制することの可能なロー
ド/アンロード動作制御方法及び記憶装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記憶装置の一実施例を示す図であ
る。
【図2】記憶装置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】ロード時の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】テーブル呼び出し処理の第1実施例を説明する
フローチャートである。
【図5】テーブル呼び出し処理の第2実施例を説明する
フローチャートである。
【図6】テーブル呼び出し処理の第3実施例を説明する
フローチャートである。
【図7】電流指示処理の第1実施例を説明するフローチ
ャートである。
【図8】電流指示処理の第2実施例を説明するフローチ
ャートである。
【図9】ロード時の磁気ヘッドの位置を説明する図であ
る。
【図10】ロード時のVCM電流を、通常モードとサイ
レントモードについて示す図である。
【図11】LPFのフィルタ特性を説明する図である。
【図12】通常モードにおけるVCM電流及びメカニカ
ルノイズの関係を示す図である。
【図13】サイレントモードにおけるVCM電流及びメ
カニカルノイズの関係をVCM電流のステップの上限を
定めた場合について示す図である。
【図14】サイレントモードにおけるVCM電流及びメ
カニカルノイズの関係をVCM電流をLPFと通した場
合について示す図である。
【図15】サイレントモードにおけるVCM電流及びメ
カニカルノイズの関係をVCM電流のステップの上限を
定め、且つ、LPFを通した場合について示す図であ
る。
【図16】通常モードのロード時におけるVCM電流及
びメカニカルノイズの関係を示す図である。
【図17】サイレントモードのロード時におけるVCM
電流及びメカニカルノイズの関係を示す図である。
【図18】アンロード時の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図19】アンロード時の磁気ヘッドの位置を説明する
図である。
【図20】アンロード時のVCM電流を、通常モードと
サイレントモードについて示す図である。
【図21】通常モードのアンロード時におけるVCM電
流及びメカニカルノイズの関係を示す図である。
【図22】サイレントモードのアンロード時におけるV
CM電流及びメカニカルノイズの関係を示す図である。
【符号の説明】
11 DE 12 PCA 113 VCM 115 磁気ヘッド 116 ランプ機構 117 ヘッドIC 121 HDC 122 RAM 124 MPU 125 RWC 126 SVC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D076 AA01 BB01 CC05 DD20 EE01 FF14 GG12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプロード/アンロード機構によりア
    ームに設けられたヘッドを記録媒体に対してロード/ア
    ンロードするロード/アンロード動作を制御するロード
    /アンロード動作制御方法であって、 前記アームを駆動する駆動部に供給する駆動電流を、ロ
    ード動作及びアンロード動作のうち少なくとも一方の際
    に、緩やかに変化するように制御する制御工程を含むこ
    とを特徴とする、ロード/アンロード動作制御方法。
  2. 【請求項2】 前記制御工程は、前記ロード動作の際、
    アンロード状態に保持されている前記アームを解除する
    解除動作時、回路キャリブレーション動作時、前記ヘッ
    ドを前記記録媒体方向に打ち出すヘッド打ち出し動作時
    及び前記ヘッドを前記記録媒体上の所望トラックにロー
    ドする際の速度を制御する速度制御動作時の少なくとも
    1つにおいて、前記駆動電流を緩やかに変化するように
    制御することを特徴とする、請求項1記載のロード/ア
    ンロード動作制御方法。
  3. 【請求項3】 前記制御工程は、前記アンロード動作の
    完了の際、前記駆動電流を緩やかに変化するように制御
    することを特徴とする、請求項1又は2記載のロード/
    アンロード動作制御方法。
  4. 【請求項4】 前記制御工程は、前記駆動電流をローパ
    スフィルタを用いると共に予め決められた変化量を超え
    ないようなステップで変化させることを特徴とする、請
    求項1〜3のいずれか1項記載のロード/アンロード動
    作制御方法。
  5. 【請求項5】 サイレントモード及び通常モードを判別
    するモード判別工程を更に含み、前記制御工程は、前記
    モード判別工程が通常モードを判別すると前記駆動電流
    が急峻に変化するように制御することを特徴とする、請
    求項1〜4のいずれか1項記載のロード/アンロード動
    作制御方法。
  6. 【請求項6】 ランプロード/アンロード動作により、
    アームを駆動する駆動部により前記アームに設けられた
    ヘッドを記録媒体に対してロード/アンロードするロー
    ド/アンロード機構と、 前記駆動部に供給する駆動電流を、ロード動作及びアン
    ロード動作のうち少なくとも一方の際に、緩やかに変化
    するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る、記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記ロード動作の際、
    アンロード状態に保持されている前記アームを解除する
    解除動作時、回路キャリブレーション動作時、前記ヘッ
    ドを前記記録媒体方向に打ち出すヘッド打ち出し動作時
    及び前記ヘッドを前記記録媒体上の所望トラックにロー
    ドする際の速度を制御する速度制御動作時の少なくとも
    1つにおいて、前記駆動電流を緩やかに変化するように
    制御することを特徴とする、請求項6記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記アンロード動作の
    完了の際、前記駆動電流を緩やかに変化するように制御
    することを特徴とする、請求項6又は7記載の記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記駆動電流をローパ
    スフィルタを用いると共に予め決められた変化量を超え
    ないようなステップで変化させることを特徴とする、請
    求項5〜8のいずれか1項記載の記憶装置。
  10. 【請求項10】 サイレントモード及び通常モードを判
    別するモード判別手段を更に備え、前記制御手段は、前
    記モード判別手段が通常モードを判別すると前記駆動電
    流が急峻に変化するように制御することを特徴とする、
    請求項6〜9のいずれか1項記載の記憶装置。
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