JP2002318673A - 複数の画像表示装置が接続された画像処理装置 - Google Patents

複数の画像表示装置が接続された画像処理装置

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JP2002318673A
JP2002318673A JP2001122497A JP2001122497A JP2002318673A JP 2002318673 A JP2002318673 A JP 2002318673A JP 2001122497 A JP2001122497 A JP 2001122497A JP 2001122497 A JP2001122497 A JP 2001122497A JP 2002318673 A JP2002318673 A JP 2002318673A
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image
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ink
printer
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JP2001122497A
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English (en)
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Toyohiko Mitsusawa
豊彦 蜜澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプリンタを簡便に切り換えて高画質の
画像を印刷する。 【解決手段】 画像処理装置に複数のプリンタを接続し
ておき、各プリンタにおける画像の表示に関する条件
(表示条件)を、画像処理装置内に別々に記憶してお
く。画像の表示に際しては、接続されている複数のプリ
ンタの中から出力先のプリンタを指定して画像データを
供給すると、該画像処理装置は指定されたプリンタに関
する表示条件を考慮して画像データを変換して、得られ
たドットデータをプリンタに出力する。こうすれば、画
像を出力するプリンタの指定を変更するだけの簡便な操
作で、画像処理の設定をプリンタに応じた処理内容に切
り換えることができ、高画質の画像を印刷することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の画像表示
装置を用いて画像を簡便に表示することを可能とする技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】媒体上にドットを形成して画像を表示す
る表示装置は、コンピュータなどで作成した画像や、デ
ジタルカメラなどで撮影した画像の表示手段として使用
されている。例えば、印刷用紙上に各色のインクドット
を形成してカラー画像を印刷する印刷装置や、液晶画面
上に各色ドットを表示してカラー画像を表示する液晶表
示装置などは、今日では一般的な画像表示装置として広
く使用されている。これら画像表示装置では、通常、コ
ンピュータやデジタルカメラなどの画像データを直接取
り扱うことはできないため、画像処理装置を用いて、こ
れら画像データを画像表示装置で取り扱うことのできる
データ形式に変換してから画像を表示している。
【0003】また、これら画像表示装置では高画質化の
要請に応えるべく種々の技術が開発されており、それに
つれて、画像表示装置の能力を最大限に引き出すことが
できるよう、画像処理装置においても種々のパラメータ
を設定することにより画像処理の最適化が図られてい
る。すなわち、使用する印刷用紙やインクの種類、液晶
表示装置の特性、あるいは画質のためにどの程度まで表
示速度の低下を許容するか、といった種々のパラメータ
を考慮して画像処理を行うことで、最適な画像処理を行
う。こうして得られた画像データに基づいて画像を表示
することで、画像表示装置は高画質の画像を表示するこ
とが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の画像表
示装置を切り換えながら画像を表示しようとすると、そ
れぞれの画像表示装置で最適なパラメータの設定内容は
異なっていることから、画像表示装置毎にパラメータを
設定し直さなければならず、煩雑であるという問題があ
る。もちろん、それぞれの画像表示装置に専用の画像処
理装置を設けておけば、各画像処理装置にデータを供給
するだけで対応する画像表示装置に画像を表示すること
が可能となるが、これでは、画像表示装置と同数の画像
処理装置が必要となって効率的ではない。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、複数の画像表示
装置を簡便かつ効率的に切り換えて画像を表示可能な技
術の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の画
像処理装置は、次の構成を採用した。すなわち、画像デ
ータをドットの形成有無による表現形式のドットデータ
に変換して画像表示装置に出力する画像処理装置であっ
て、前記画像表示装置を複数接続可能な接続手段と、前
記接続された画像表示装置における画像の表示に関わる
表示条件を、該画像表示装置毎に記憶しておく表示条件
記憶手段と、前記接続された画像表示装置の中から、画
像を表示するよう指定された画像表示装置たる表示指定
装置を検出する表示指定装置検出手段と、前記表示指定
装置について記憶されている前記表示条件を考慮して、
前記画像データを前記ドットデータに変換する画像デー
タ変換手段と、前記変換したドットデータを、前記表示
指定装置に出力するドットデータ出力手段とを備えるこ
とを要旨とする。
【0007】また、上記の画像処理装置に対応する本発
明の画像処理方法は、画像データをドットの形成有無に
よる表現形式のドットデータに変換して画像表示装置に
出力する画像処理方法であって、前記画像表示装置を複
数接続しておくとともに、該画像表示装置における画像
の表示に関わる表示条件を、該画像表示装置毎に記憶し
ておき、前記接続した画像表示装置の中から、画像を表
示するよう指定された画像表示装置たる表示指定装置を
検出し、前記表示指定装置について記憶している前記表
示条件を考慮して、前記画像データを前記ドットデータ
に変換し、前記変換したドットデータを、前記表示指定
装置に出力することを要旨とする。
【0008】かかる本発明の画像処理装置および画像処
理方法においては、接続されている画像表示装置毎に、
画像の表示に関わる表示条件を予め記憶しておき、画像
の表示に際しては、画像を表示するよう指定された表示
指定装置の該表示条件を考慮して画像データを変換し、
得られたドットデータを該表示指定装置に出力する。
【0009】こうすれば、複数接続された画像表示装置
の中から、画像を表示する画像表示装置を指定するだけ
で、該指定された画像表示装置には、該画像表示装置の
表示条件を考慮して変換されたドットデータが供給され
ることとなり、高画質の画像を表示することができる。
画像を表示する表示装置を切り替える場合には、画像表
示装置の指定を変更するだけの簡便な操作で、高画質の
画像を表示することが可能となる。
【0010】かかる画像処理装置においては、ヘッドを
駆動してインク滴を吐出することにより、印刷媒体上に
インクドットを形成して画像を印刷する印刷装置を前記
画像表示装置として複数接続しておき、前記表示条件と
して、インク滴の吐出に関する前記ヘッドの特性たるヘ
ッド特性を、印刷装置毎に記憶することとしてもよい。
【0011】かかる印刷装置は、インク滴の吐出に関す
るヘッド特性を考慮することによって高画質の画像を印
刷することが可能となるので、前記画像処理装置に、該
ヘッド特性を前記表示条件として記憶しておけば、高画
質の画像を印刷することが可能となるので好ましい。
【0012】かかる画像処理装置においては、前記ヘッ
ド特性として、インクの吐出量の実測値と設計値との比
率を記憶しておくこととしてもよい。インクの吐出量が
設計値と異なっている場合、これを補正して印刷すれば
高画質の画像を印刷することが可能となる。従って、イ
ンクの吐出量の実測値と設計値との比率を、前記表示条
件として前期画像処理装置に記憶しておけば、高画質の
画像を印刷することが可能となって好適である。
【0013】同様に、かかる画像処理装置においては、
前記ヘッド特性として、インクドットが実際に形成され
る位置と設計上の形成位置との偏差に関する特性と記憶
しておくこととしてもよい。インクドットの形成位置が
設計上の形成位置と異なっている場合、これを補正して
印刷することにより高画質の画像を印刷することが可能
となる。従って、インクドットが実際に形成される位置
と設計上の形成位置との偏差に関する特性を、前記表示
条件として前期画像処理装置に記憶しておけば、高画質
の画像を印刷することが可能となる。
【0014】上述した画像処理装置においては、インク
滴を吐出して印刷媒体上にインクドットを形成して画像
を印刷する印刷装置を複数接続するとともに、前記表示
条件記憶手段に、該印刷装置の各々についての表示条件
を設定する表示条件設定手段を備えることとしても良
い。こうすれば、接続されている各印刷装置に応じて適
した表示条件を設定することが可能となるので好まし
い。
【0015】かかる画像処理装置においては、印刷媒体
の種類を、接続されている印刷装置毎に設定可能として
もよい。画像を印刷する印刷媒体に応じて、適切な印刷
条件は異なる場合が多いので、印刷装置毎に印刷媒体の
種類を設定しておけば、各印刷装置で高画質の画像を印
刷することが可能となるので好適である。
【0016】同様に、印刷媒体上で画像を印刷する領域
を、前記印刷装置毎に設定可能としても良い。画像の印
刷に際しては、印刷媒体上に画像を印刷する領域、ある
いは余白の設定、更には画像を印刷する際の倍率の設定
などを設定することがある。従って、かかる画像処理装
置においては、これらを印刷装置毎に設定することが可
能となるので好ましい。
【0017】また、インク滴を吐出する前記ヘッドの特
性を維持するための保守動作を、前記印刷装置毎に設定
可能としても良い。インク滴を吐出して画像を印刷する
印刷装置においては、インク滴を強制的に排出するなど
してヘッドの特性を維持するための保守動作を行う場合
がある。あるいは、ノズルの目詰まりが発生したり異物
が付着するなど、ヘッドが正常な状態で無くなった場合
に、これを回復させる動作を行う場合がある。これら保
守動作の内容や頻度は印刷装置の性能や使用目的、使用
状況に応じて、印刷装置毎に設定することが好ましい。
かかる画像処理装置においては、これら保守動作を印刷
装置毎に設定することが可能となるので好ましい。
【0018】かかる画像処理装置においては、印刷媒体
上に形成されるインクドットの形成位置の調整を、前記
印刷装置毎に設定可能としても良い。インクドットの形
成位置が理想的な位置と異なっている場合には、これを
調整することで高画質な画像を印刷することができる。
インクドットの形成位置のズレ方は、印刷装置毎に異な
る場合が多いと考えられるので、かかる画像処理装置に
よれば、印刷装置毎にインクドットの位置を適切に調整
することが可能となり、ひいては高画質の画像を印刷す
ることができるので好ましい。
【0019】もちろん、画像の印刷速度と印刷画質とに
関する条件を、前記印刷装置毎に設定可能としても良
い。印刷速度と印刷画質とは、二律背反の関係にあるこ
とが多く、迅速に印刷しようとすれば印刷画質が悪化
し、高画質な画像を得ようとすれば印刷速度が低下する
傾向がある。従って、印刷装置毎に印刷速度と印刷画質
とに関する条件を設定することができれば、印刷装置毎
に適切な条件で印刷することが可能となるので好まし
い。
【0020】更に、かかる画像処理装置においては、各
色インクによるインク滴を吐出してカラー画像を印刷可
能な印刷装置を複数接続し、印刷するカラー画像の色調
の補正を、各印刷装置毎に設定可能としても良い。例え
ば、カラー画像の色調を印刷装置に応じて、若干赤色が
かった色調に補正したり、黄色がかった色調に補正する
ことを可能としても良い。こうして、接続されている印
刷装置に応じてカラー画像の色調を調整可能としておけ
ば、それぞれの印刷装置ではより適した条件で画像を印
刷することができ、高画質のカラー画像を得ることが可
能となるので好適である。
【0021】加えて、画像処理装置に接続されている全
ての印刷装置について、印刷するカラー画像の色調を、
一括して補正可能としても良い。こうすれば、例えば、
印刷に際して原画像データの色調を補正する必要がある
場合など、接続されている全ての印刷装置の色調を補正
する必要がある場合に、簡便に補正することが可能とな
るので好ましい。
【0022】また、上述した本発明の画像処理装置ある
いは画像処理方法は、所定の処理を行うプログラムをコ
ンピュータに読み込ませることにより、コンピュータの
機能を用いて実現することも可能である。従って、本発
明は、かかるプログラムをコンピュータに読みとり可能
に記録した記録媒体、あるいはプログラムとして把握す
ることも可能である。すなわち、本発明の記録媒体は、
画像データをドットの形成有無による表現形式のドット
データに変換して画像表示装置に出力する画像処理プロ
グラムをコンピュータで読みとり可能に記録した記録媒
体であって、前記画像表示装置を複数接続しておくとと
もに、該画像表示装置における画像の表示に関わる条件
を、該画像表示装置毎に記憶しておく機能と、前記接続
した画像表示装置の中から、画像を表示するよう指定さ
れた画像表示装置たる表示指定装置を検出する機能と、
前記表示指定装置について記憶している前記表示条件を
考慮して、前記画像データを前記ドットデータに変換す
る機能と、前記変換したドットデータを、前記表示指定
装置に出力する機能とをコンピュータに実行させるプロ
グラムを記憶していることを要旨とする。
【0023】また、かかる記録媒体に対応する本発明の
プログラムは、画像データをドットの形成有無による表
現形式のドットデータに変換して画像表示装置に出力す
る画像処理方法をコンピュータに行わせるプログラムで
あって、前記画像表示装置を複数接続しておくととも
に、該画像表示装置における画像の表示に関わる条件
を、該画像表示装置毎に記憶しておく機能と、前記接続
した画像表示装置の中から、画像を表示するよう指定さ
れた画像表示装置たる表示指定装置を検出する機能と、
前記表示指定装置について記憶している前記表示条件を
考慮して、前記画像データを前記ドットデータに変換す
る機能と、前記変換したドットデータを、前記表示指定
装置に出力する機能とを備えていることを要旨とする。
【0024】このような記録媒体に記憶されたプログラ
ムをコンピュータに読み込ませ、あるいは、このような
プログラムを、通信回線等を経由してコンピュータに読
み込ませ、該コンピュータを用いて上記の各種機能を実
行させることにより、複数接続された画像表示装置から
高画質の画像を出力することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の作用・効果をより明確に
説明するために、以下では、本発明の実施の形態を次の
ような順序に従って説明する。 A.実施の形態: B.第1実施例: B−1.装置構成: B−2.第1実施例における画像処理: B−3.変形例: C.第2実施例: C−1.第2実施例における画像処理:
【0026】A.実施の形態:図1を参照しながら、本
発明の実施の形態について説明する。図1は、印刷シス
テムを例にとって、本発明の実施の形態を説明するため
の説明図である。本印刷システムは、画像処理装置とし
てのコンピュータ10に、複数のカラープリンタが接続
されて構成されている。ここでは、カラープリンタ21
ないし23の3台のカラープリンタが接続されているも
のとする。コンピュータ10は、各種のアプリケーショ
ンプログラムで作成した画像や、デジタルカメラやカラ
ースキャナなどから読み込んだカラー画像に画像処理を
加えることにより、カラープリンタで印刷可能なデータ
に変換する。すなわち、カラー画像を表現するRGB画
像データを受け取り、これに所定の処理を施して、カラ
ープリンタが形成可能なCMYK各色のドット形成の有
無による表現形式の印刷データに変換する。かかる画像
データの変換は、プリンタドライバ12と呼ばれる専用
のプログラムを用いて行われる。
【0027】プリンタドライバ12は、画像処理モジュ
ール14と、ユーザ設定モジュール16と、印刷関連条
件記憶モジュール18などから構成されている。画像処
理モジュール14は、RGB画像データに対して解像度
変換処理,色変換処理,色補正処理,ハーフトーン処
理,インターレース処理などの各種処理を加えることに
より印刷データに変換して、プリンタに出力するモジュ
ールである。ユーザ設定モジュール16は、ユーザがプ
リンタドライバ12に対して、画像を印刷するプリンタ
の指定や、プリンタ毎に印刷条件の設定を行うためのモ
ジュールである。印刷関連条件記憶モジュール18は、
各プリンタについての印刷条件やプリンタ側の特性な
ど、印刷に関連する条件をプリンタ毎に記憶しておくモ
ジュールである。これら印刷に関連する条件は、ユーザ
が予め設定しておく。あるいは、一部の条件について
は、プリンタに内蔵されているメモリからデータを読み
出して記憶されている。
【0028】プリンタドライバ12は、RGB画像デー
タが供給されると、次のようにしてデータを変換し、得
られた印刷データをプリンタに出力する。先ず、ユーザ
設定モジュール16を参照して、印刷を行うよう指定さ
れているプリンタを検出する。次いで、検出したプリン
タについての印刷関連条件を印刷関連条件モジュール1
8から読み出して、該印刷関連条件に従って所定の処理
を加えることにより、RGB画像データをプリンタに応
じた印刷データに変換する。こうして得られた印刷デー
タを、印刷を行うように指定されているプリンタに出力
して画像を印刷する。
【0029】このように本発明の画像処理装置には、複
数のプリンタが接続されており、各プリンタについて、
印刷に関連する条件が予め記憶されている。画像処理装
置に画像データを供給すると、印刷を行うよう指定され
ているプリンタを検出し、該プリンタについて記憶され
ている条件で画像データを変換して、得られた印刷デー
タを、印刷を行うよう指定されたプリンタに出力する。
従って、それぞれのプリンタについて最適の印刷条件を
予め記憶しておけば、印刷を行うプリンタを指定して画
像データを供給するだけの簡便な操作で、いずれのプリ
ンタからも高画質の画像を出力することが可能となる。
以下、このような画像処理装置について、実施例に基づ
いて詳細に説明する。
【0030】B.第1実施例: B−1.装置構成:図2は、本実施例の画像処理装置と
してのコンピュータ100の構成を示す説明図である。
コンピュータ100は、CPU102を中心に、ROM
104やRAM106などを、バス116で互いに接続
して構成された周知のコンピュータである。
【0031】コンピュータ100には、フロッピー(登
録商標)ディスク124やコンパクトディスク126の
データを読み込むためのディスクコントローラDDC1
09や、周辺機器とデータの授受を行うための周辺機器
インターフェースPIF108、CRT114を駆動す
るためのビデオインターフェースVIF112等が接続
されている。PIF108には、複数の後述するカラー
プリンタ200ないし202や、ハードディスク118
等が接続されている。また、デジタルカメラ120や、
カラースキャナ122等をPIF108に接続すれば、
デジタルカメラ120やカラースキャナ122で取り込
んだ画像を印刷することも可能である。また、ネットワ
ークインターフェースカードNIC110を装着すれ
ば、コンピュータ100を通信回線300に接続して、
通信回線に接続された記憶装置310に記憶されている
データを取得することもできる。
【0032】図3は、カラープリンタ200の概略構成
を示す説明図である。カラープリンタ200はシアン,
マゼンタ,イエロ,ブラックの4色インクのドットを形
成可能なインクジェットプリンタである。もちろん、こ
れら4色のインクに加えて、染料濃度の低いシアン(淡
シアン)インクと染料濃度の低いマゼンタ(淡マゼン
タ)インクとを含めた合計6色のインクドットを形成可
能なインクジェットプリンタを用いることもできる。ま
た、暗いイエロインクを更に加えた合計7色のインクド
ットを形成可能なインクジェットプリンタを使用しても
よい。尚、以下では場合によって、シアンインク,マゼ
ンタインク,イエロインク,ブラックインク,淡シアン
インク,淡マゼンタインク,暗いイエロインクのそれぞ
れを、Cインク,Mインク,Yインク,Kインク,LC
インク,LMインク,DYインクと略称するものとす
る。
【0033】カラープリンタ200は、図示するよう
に、キャリッジ240に搭載された印字ヘッド241を
駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、
このキャリッジ240をキャリッジモータ230によっ
てプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、紙送
りモータ235によって印刷用紙Pを搬送する機構と、
ドットの形成やキャリッジ240の移動および印刷用紙
の搬送を制御する制御回路260と、インクが正常に吐
出され無くなったときにこれを回復させるための回復機
構270とから構成されている。
【0034】キャリッジ240をプラテン236の軸方
向に往復動させる機構は、プラテン236の軸と並行に
架設されたキャリッジ240を摺動可能に保持する摺動
軸233と、キャリッジモータ230との間に無端の駆
動ベルト231を張設するプーリ232と、キャリッジ
240の原点位置を検出する位置検出センサ234など
から構成されている。
【0035】キャリッジ240には、Kインクを収納す
るインクカートリッジ242と、Cインク,Mインク,
Yインクの各種インクを収納するインクカートリッジ2
43とが装着されている。キャリッジ240にインクカ
ートリッジ242,243を装着すると、カートリッジ
内の各インクは図示しない導入管を通じて、印字ヘッド
241の下面に設けられた各色毎のインク吐出用ヘッド
244ないし247に供給される。
【0036】制御回路260は、CPU261とROM
262とRAM263等から構成されており、キャリッ
ジモータ230と紙送りモータ235の動作を制御する
ことによってキャリッジ240の主走査と副走査とを制
御するとともに、コンピュータ100から供給される印
刷データに基づいて、各ノズルから適切なタイミングで
インク滴を吐出する。
【0037】回復機構270は、印字ヘッド241の底
面に設けられたノズルを封止するキャップ271や、印
字ヘッド241の底面のワイピング動作を行うワイピン
グブレード272などから構成されている。インク通路
内に気泡が混入したり、ノズルの目詰まりが発生した場
合には、キャリッジ240を印字領域外に設けられたキ
ャップ271の位置まで移動させ、キャップ271でノ
ズルを封止した状態で、図示しない吸引ポンプで印字ヘ
ッド241内のインクを吸引する。こうして印字ヘッド
241内のインクを強制的に排出することにより、混入
した気泡をインクとともに排出したり、ノズルの目詰ま
りを回復させることができる。吸引ポンプは、紙送りモ
ータ235を利用して駆動される。もちろん、専用のモ
ータを用いて吸引ポンプを駆動することとしてもよい。
また、印字ヘッド241の底面に異物が付着した場合
や、印字ヘッド241内のインクの吸引後には、ワイピ
ングブレード272で印字ヘッド241の底面のワイピ
ング動作を行う。こうすれば、底面に付着した異物やイ
ンクを拭き取ることにより、正常な印刷状態に回復させ
ることが可能となる。
【0038】図4は、印字ヘッド241の底面形状を示
す説明図である。図示するように、印字ヘッド241の
底面には、K,C,M,Yの各色のインク吐出用ヘッド
244ないし247印字ヘッド241が設けられてお
り、各インク吐出用ヘッドには、48個のノズルNzが
一定のノズルピッチkで配列したノズル列が1組ずつ設
けられている。
【0039】図5は、本実施例のカラープリンタ200
が、ノズルNzからインク滴を吐出する原理を概念的に
示した説明図であり、図5(a)はノズルNzの内部構
造を示した説明図である。各色のインク吐出用ヘッド2
44ないし247には、このようなノズルが複数設けら
れている。
【0040】図示するように、各ノズルにはインク通路
255と、インク室256と、インク室の上にピエゾ素
子PEとが設けられている。キャリッジ240にインク
カートリッジ242,243を装着すると、カートリッ
ジ内のインクがインクギャラリ257を経由して、イン
ク室256に供給される。ピエゾ素子PEは、周知のよ
うに電圧を印加すると、結晶構造が歪んで極めて高速に
電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施例
では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定
波形の電圧を印加することで、インク室256の側壁を
変形させる。その結果、インク室256の容積が減少
し、容積の減少分に相当するインクがインク滴Ipとな
ってノズルNzから吐出される。このインク滴Ipがプ
ラテン236に装着された印刷用紙Pに染み込むこと
で、印刷用紙上にインクドットが形成される。
【0041】尚、本実施例のカラープリンタでは上述し
た方法、すなわち、ピエゾ素子を用いてインクを吐出す
る方式を用いているが、もちろん、インク通路に配置し
たヒータでインク通路内に泡(バブル)を発生させてイ
ンク滴を吐出する方法などを用いることができる。ま
た、インクを吐出する代わりに、熱転写などの現象を利
用して印刷用紙上にインクドットを形成する方式や、静
電気を利用して各色のトナー粉を印刷媒体上に付着させ
る方式のプリンタを使用することも可能である。
【0042】更には、吐出するインク滴の大きさを制御
したり、あるいは一度に複数のインク滴を吐出して、吐
出するインク滴の数を制御することにより、印刷用紙上
に形成されるインクドットの大きさを制御可能な、いわ
ゆるバリアブルドットプリンタを使用することもでき
る。
【0043】以上のようなハードウェア構成を有するカ
ラープリンタ200は、キャリッジモータ230を駆動
することによって、各色のインク吐出用ヘッド244な
いし247を印刷用紙Pに対して主走査方向に移動さ
せ、また紙送りモータ235を駆動することによって、
印刷用紙Pを副走査方向に移動させる。制御回路260
は、印刷データに従って、キャリッジ240の主走査お
よび副走査を繰り返しながら、適切なタイミングでノズ
ルを駆動してインク滴を吐出することによって、カラー
プリンタ200は印刷用紙上にカラー画像を印刷してい
る。
【0044】B−2.第1実施例における画像処理:第
1実施例の画像処理装置が、RGB画像データを印刷デ
ータに変換する画像処理の内容について、以下に説明す
る。
【0045】図6は、第1実施例の画像処理装置におい
て、プリンタドライバ12が、RGB画像データを印刷
データに変換する様子を示す機能ブロック図である。R
GB画像データを印刷データに変換するプリンタドライ
バ12は、機能に着目すると、図示するように、解像度
変換モジュール301,色変換モジュール302,色補
正モジュール303,ハーフトーンモジュール304,
インターレースモジュール305,出力モジュール30
6,制御モジュール307などの、いくつかのモジュー
ルに分けて考えることができる。これらモジュールは、
ソフトウェアによって実現することも可能であるし、各
モジュールの機能を実行する回路を組み合わせることに
より、ハードウェアによって実現することも可能であ
る。
【0046】図6中の白抜きの矢印は、画像データの流
れを表している。画像処理装置に入力されたRGB画像
データは、図示されているように、解像度変換モジュー
ル301,色変換モジュール302,色補正モジュール
303,ハーフトーンモジュール304,インターレー
スモジュール305の各モジュールで次々に所定の処理
を施されることによって印刷データに変換される。これ
ら各モジュールが果たしている機能については後述す
る。
【0047】前述のように、画像処理装置には複数のカ
ラープリンタが接続されており、これらカラープリンタ
は、それぞれに異なったインクや印刷用紙を搭載した
り、あるいは印刷速度や印刷画質などに関する異なった
印刷条件を設定することが可能である。更には、印刷媒
体上に画像を印刷する位置、すなわち、余白領域の設定
や、印刷倍率を設定することも可能である。また、キャ
リッジ240の往動時と復動時とにインク滴を吐出して
双方向印刷を行う場合、往動時と復動時とでインクドッ
トの形成位置がずれていると高画質の画像を印刷するこ
とができないので、高画質の画像を印刷するためには、
ドット位置のズレを予め調整しておくことが望ましい。
双方向印刷を行う場合には、このような調整量をプリン
タ毎に設定しておいても良い。これら、各プリンタに搭
載されているインクや印刷用紙の種類、印刷条件、ある
いはプリンタの特性といった画像の印刷に関連する各種
条件は、プリンタ毎にユーザによって予め設定され、プ
リンタドライバ12のメモリに記憶されている。本明細
書では、このように画像の印刷に関連する各種条件を、
印刷関連条件と呼ぶ。後述するように、プリンタドライ
バ12の各モジュールでは、これらプリンタ毎に記憶さ
れている印刷関連条件に基づいて、画像を印刷しようと
しているプリンタに応じた適切な処理を行うことによ
り、画像データを最適な印刷データに変換することが可
能となっている。尚、以下では、画像を印刷しようとし
ているプリンタを、出力プリンタと呼ぶ。出力プリンタ
は、印刷開始に先立って、ユーザによってプリンタドラ
イバ12に予め設定されている。また、印刷関連条件に
は、種々の事項が含まれているが、これら事項について
は、各モジュールが行う処理の説明の中で、その都度説
明する。
【0048】図6の機能ブロック図に示した制御モジュ
ール307は、出力プリンタの設定や、出力プリンタに
対応付手記憶されている印刷関連条件に基づき、各モジ
ュールの動作を制御する。また、こうして得られた印刷
データは、制御モジュール307の制御の下で、出力モ
ジュール306から出力プリンタに供給される。
【0049】図7は、第1実施例の画像処理装置におい
て、プリンタドライバ12が、RGB画像データを印刷
データに変換する処理の流れを示すフローチャートであ
る。図6に示した機能ブロック図を適宜参照しながら、
図7のフローチャートに従って画像処理の内容について
以下に説明する。
【0050】プリンタドライバ12は、画像処理を開始
すると、先ず初めに、変換すべきRGBカラー画像デー
タの読み込みを開始する(ステップS100)。
【0051】次いで、読み込んだ画像データの解像度
を、カラープリンタが印刷するための解像度に変換する
(ステップS102)。かかる処理は、解像度変換モジ
ュール301によって、次のようにして行われる。先
ず、解像度変換モジュール301が、出力プリンタの印
刷解像度を制御モジュール307から受け取り、受け取
った印刷解像度と、先に読み込んだ画像データの解像度
とを比較する。そして、印刷解像度が画像データの解像
度よりも高い場合は補間演算を行って、隣接する画像デ
ータ間に新たなデータを生成する。逆に、印刷解像度が
画像データの解像度よりも低い場合は、一定の割合でデ
ータを間引くことによって、画像データの解像度を印刷
解像度に一致させる。尚、図6中で、制御モジュール3
07から解像度変換モジュール301に向かう矢印は、
解像度変換モジュール301が、制御モジュール307
から出力プリンタについての印刷解像度を受け取ってい
ることを模式的に示したものである。
【0052】解像度変換処理に続いて、カラー画像デー
タの色変換処理を開始する(ステップS104)。色変
換処理とは、R,G,B各色の組合せによって表現され
ているカラー画像データを、カラープリンタに備えられ
たインクの各色、C,M,Y,K各色の組合せによる画
像データに変換する処理である。かかる処理は、色変換
モジュール302によって行われる。色変換モジュール
302は、色変換テーブル(LUT)308と呼ばれる
3次元の数表を参照することによって、迅速に色変換処
理を行うことが可能である。
【0053】ここで、画像処理装置に接続されているカ
ラープリンタは、それぞれにインクを搭載することが可
能であることから、各プリンタに同じ種類の製品が搭載
されているとは限らない。製品の種類が異なれば、イン
クの色彩は微妙に異なっており、これに対応して、RG
B画像データを変換して得られる画像データの値も厳密
には微妙に異なったものとなる。高画質の画像を得るた
めには、色変換処理に際して、このようなインクの種類
の違いを考慮しておくことが望ましい。また、全く同じ
インクを使用している場合でも、印刷用紙の種類によっ
てインクの発色が微妙に異なることから、色変換処理に
際しては、カラープリンタにセットされている印刷用紙
の種類も考慮しておくことが望ましい。
【0054】そこで、色変換モジュール302は色変換
処理に先立って、出力プリンタに搭載されているインク
の種類や印刷用紙についての情報を、印刷関連条件とし
て制御モジュール307から受け取り、最適な色変換テ
ーブルを参照して色変換処理を行う。図6に示すよう
に、プリンタドライバ12には、インクの種類と印刷用
紙との組み合わせに応じた最適な色変換テーブルが予め
記憶されており、制御モジュール307から受け取った
情報に基づいて、最適な色変換テーブルを選択すること
で、RGB画像データを出力プリンタに応じて最適なデ
ータに色変換することができる。尚、図6中で、制御モ
ジュール307から色変換モジュール302に向かう矢
印は、色変換モジュール302が、出力プリンタに搭載
されたインクや印刷用紙の種類に関する印刷関連条件
を、制御モジュール307から受け取っていることを模
式的に示したものである。
【0055】こうして色変換処理を終了すると、色補正
処理を開始する(図7のステップS106)。色補正処
理とは次のような処理である。図4を用いて説明したよ
うに、カラープリンタには各色毎にインク吐出用ヘッド
が備えられており、ヘッドのノズル列からインク滴を吐
出してインクドットを形成することによって、印刷用紙
上にカラー画像を印刷している。これらヘッドはいずれ
も同じように製造されているものの、製造公差の範囲内
で、インクの吐出量にはばらつきが存在しており、イン
クが多めに吐出されるヘッドや逆に少なめに吐出される
ヘッドが存在している。このようなインク吐出量のバラ
ツキをそのままにしておくことは、高画質のカラー画像
を印刷する上から好ましいことではない。
【0056】例えば、仮に、K,C,M,Y各色のイン
ク吐出用ヘッド244ないし247の中で、Cインク用
のヘッドのインク吐出量が標準値より多めであるとす
る。このようなカラープリンタを用いてカラー画像を印
刷すると、Cインクの吐出量が多い分だけ、シアンが勝
ったカラー画像が印刷されることになる。このようなこ
とを避けるためには、色変換処理によって得られたCM
YK画像データの中、C色の画像データに補正を加え
て、画像データの階調値を若干小さな値にしておけばよ
い。また、Mインク用のヘッドのインク吐出量が標準値
よりも少なめである場合には、色変換処理後のCMYK
画像データの中、M色の画像データの階調値を若干大き
な値に補正しておけばよい。本実施例のカラープリンタ
では、搭載されている全てのヘッドについて、ヘッドの
製造時にインク吐出量が予め計測され、標準のインク吐
出量に対する比率(以下では、インク吐出率と呼ぶ)が
ヘッド毎に求められて、プリンタの制御回路内のROM
(図3参照)にヘッドIDとして書き込まれている。
【0057】図8は、プリンタのROMに書き込まれて
いるヘッドIDを概念的に示した説明図である。ヘッド
IDは、所定バイト数(図では8バイト)のレコードで
あって、上位の4バイトには、各ヘッドのインク吐出率
を示す数値が1バイトのデータに変換されて記憶されて
いる。また、5バイト目には、ノズル列を構成するノズ
ル数が記憶され、6バイト目にはノズルピッチkが記憶
されている。残りの2バイトは予備のバイトである。色
補正処理とは、このようなヘッドIDに記憶されている
情報に基づいて、インク吐出量のバラツキを、ヘッド毎
に補正する処理であり、色補正モジュール303によっ
て実行される。
【0058】色補正モジュール303は、次のようにし
て色補正処理を行う。先ず、各プリンタに搭載された各
々のヘッドについてのヘッドIDは、前述したように、
各プリンタに内蔵されたROMに予め書き込まれてい
る。プリンタドライバ12は起動時に、接続されている
各プリンタからヘッドIDを読み出して、印刷関連条件
としてプリンタ毎にメモリに記憶しておく(図1参
照)。次いで、色補正処理に際しては、色補正モジュー
ル303が、出力プリンタのヘッドIDを制御モジュー
ル307から受け取り、受け取ったヘッドIDの値に基
づいて、標準値に対するインク吐出量の比率、すなわち
インク吐出率を各色のヘッド毎に算出する。ヘッドID
の値は、インク吐出率に応じて設定されているので、ヘ
ッドIDの値から、インク吐出率を容易に求めることが
できる。
【0059】こうして各色ヘッド毎に求めたインク吐出
率に基づき、色補正モジュール303は、次式を用い
て、CMYK各色の画像データを補正する。 Dkr = Dk/Kiw1 Dcr = Dc/Kiw2 Dmr = Dm/Kiw3 Dyr = Dy/Kiw4 ここで、Dk,Dc,Dm,Dyは、それぞれ色変換処
理によって求められたK,C,M,Y各色の画像データ
の階調値であり、Dkr,Dcr,Dmr,Dyrは、
K,C,M,Y各色についての補正された階調値であ
る。また、Kiw1,Kiw2,Kiw3,Kiw4は、標準の
インク吐出量を基準値「1」としたときの、各ヘッドの
インク吐出率を示す値である。これらの値は、ヘッドI
Dから求めることができる。また、K色の画像データを
Kiw1で除算し、C色の画像データをKiw2で除算し、
M色の画像データをKiw3で、Y色の画像データをKiw
4でそれぞれ除算しているのは、図4に示したように、
各色のインク吐出用ヘッドが端からKインク用、Cイン
ク用、Mインク用、Yインク用の順で配置されているこ
とに対応したものである。
【0060】尚、図6の機能ブロック図において、制御
モジュール307から色補正モジュール303に向かっ
て矢印が示されているのは、色補正モジュール303
が、各色ヘッドについてのヘッドIDを、制御モジュー
ル307から受け取っていることを模式的に示したもの
である。また、以上の説明においては、ヘッドIDに基
づいて色補正処理を行うものとして説明したが、ヘッド
IDに基づかずに補正可能としても良い。例えば、K,
C,M,Y各色についての補正係数R1,R2,R3,
R4を設定し、 Dkr = Dk/(Kiw1+R1) Dcr = Dc/(Kiw2+R2) Dmr = Dm/(Kiw3+R3) Dyr = Dy/(Kiw4+R4) によって、修正された階調値を算出することとしても良
い。このような補正係数を適切に設定すれば、例えば画
像データの色調がずれている様な場合でも、これを容易
に修正することが可能となる。また、補正係数R1,R
2,R3,R4を接続されている各プリンタで共通に使
用することとすれば、各プリンタの色補正を一括して行
うことが可能となるので好ましい。
【0061】以上のようにして色補正処理を終了する
と、プリンタドライバ12は、ハーフトーン処理を開始
する(図7のステップS108)。ハーフトーン処理と
は次のような処理である。色変換処理および色補正処理
によって、RGB画像データはC,M,Y,K各色の階
調データに変換されている。これら各色の階調データ
は、階調値0から255の256階調を有するデータで
ある。これに対し、本実施例のカラープリンタは、「ド
ットを形成する」,「ドットを形成しない」のいずれか
の状態しか採り得ない。そこで、256階調を有する各
色の階調データを、カラープリンタが表現可能な2階調
で表現された画像データに変換する必要がある。このよ
うな階調数の変換を行う処理がハーフトーン処理であ
る。
【0062】本実施例では、いわゆる誤差拡散法と呼ば
れる手法を用いて、ハーフトーン処理を行っている。誤
差拡散法とは、ドットの形成有無を判断することによっ
て、その画素で発生した階調値の誤差を周辺の未判断画
素に拡散させ、未判断画素についてのドット形成有無の
判断に際しては、周辺画素から拡散されてきた階調誤差
が最も小さくなるように判断する手法である。誤差拡散
法は、階調誤差が解消されるようにドット形成の有無を
判断しているため、誤差のない高画質の画素を表現する
ことが可能であるが、反面、誤差を周辺の画素に拡散さ
せる処理が必要なため処理に時間がかかる傾向がある。
このため、多少の画質の悪化を許容してでも、画像を迅
速に印刷したい場合には、誤差の拡散範囲を狭くしてや
ることが効果的である。
【0063】本実施例の画像処理装置には複数のプリン
タが接続されており、階調誤差を拡散させる範囲は、印
刷関連条件として各プリンタ毎に設定されている。そこ
で、ハーフトーンモジュール304は処理の開始に先立
ち、出力プリンタについての処理条件を制御モジュール
307から受け取り、適切な条件でハーフトーン処理を
行う。図6中で、制御モジュール307からハーフトー
ンモジュール304に向かう矢印は、ハーフトーンモジ
ュール304が、出力プリンタについての処理条件を制
御モジュール307から受け取っていることを模式的に
示したものである。
【0064】こうしてハーフトーン処理を終了したら、
プリンタドライバはインターレース処理を開始する(図
7のステップS110)。インターレース処理とは、ド
ットの形成有無を表す形式に変換された画像データを、
ドットの形成順序を考慮しながら出力プリンタに転送す
べき順序に並べ替える処理である。プリンタがドットを
形成する順序は、ノズル列を構成するノズルの数や、ノ
ズルピッチkの値に依存する。また、画質を改善するた
めに、ドット列を1回の主走査で形成してしまうのでは
なく複数回の主走査に分けてドット列を形成する、いわ
ゆるオーバーラップ印刷を行う場合もある。オーバーラ
ップ印刷を行うか否か、あるいはどのようなオーバーラ
ップ印刷を行うかによって、ドットの形成順序は異なっ
たものとなる。ドットの形成順序に影響を与えるこれら
条件の設定は、印刷関連条件として、プリンタ毎に予め
設定されている。そこで、インターレースモジュール3
05は処理の開始に先立って、ドットの形成順序に影響
を与えるこれらの条件を制御モジュール307から受け
取り、出力プリンタに対応した条件でインターレース処
理を行う。
【0065】尚、インターレース処理で考慮される印刷
関連条件の中、ノズル列を構成するノズル数や、ノズル
ピッチkに関する情報は、各プリンタのROMに記憶さ
れているヘッドIDとして各プリンタのROMに書き込
まれており、プリンタドライバの起動時に各プリンタか
ら読み出されてプリンタ毎に記憶される。また、オーバ
ーラップ印刷を行うか否か、あるいはオーバーラップ印
刷の条件に関する設定は、印刷に先立って、ユーザによ
り予めプリンタドライバに設定されている。インターレ
ース処理の開始に際して、インターレースモジュール3
05は、制御モジュール307を経由してこれら条件を
取得し、出力プリンタに応じた条件でインターレース処
理を行うことが可能となっている。尚、図6中で、制御
モジュール307からインターレースモジュール305
に向かう矢印は、インターレースモジュール305が、
制御モジュール307から各種条件を受け取っているこ
とを模式的に示したものである。
【0066】こうしてインターレース処理を終了する
と、印刷データ出力処理を開始する(図7のステップS
112)。かかる処理は、出力モジュール306が、制
御モジュール307から出力プリンタの設定を受け取っ
て、出力プリンタに印刷データを出力することにより実
行される。出力プリンタは、以上のようにして供給され
た印刷データに基づいて各色インクのインクドットを形
成することにより、カラー画像を印刷する。
【0067】以上に説明したように、本実施例の画像処
理装置では、印刷に際し、プリンタを指定して画像デー
タを供給するだけで、指定したプリンタについて設定さ
れている印刷関連条件に基づき画像データが変換され、
プリンタから画像を出力することができる。プリンタの
印刷関連条件は、画像処理装置に接続されているプリン
タ毎に予め最適な条件を設定しておくことができるの
で、画像を出力するプリンタを変更する場合にも、出力
プリンタの指定を変更するだけで、変更したプリンタの
設定内容が反映された高画質の画像を出力することが可
能となる。
【0068】また、印刷関連条件の設定が同じプリンタ
であれば、これらのプリンタを出力プリンタとして同時
に指定することで、複数のプリンタから同時に高画質の
画像を印刷することも可能である。
【0069】B−3.変形例:上述したように、第1実
施例の画像処理においては、ヘッドの製造交差によるイ
ンク吐出量のばらつきを、ヘッドIDに基づいて補正し
ながら画像処理を行った。もっとも、ヘッドの製造交差
の影響は、インク滴の吐出量だけでなく、インク滴の吐
出方向あるいは吐出速度にも現れる場合がある。前述し
たようにヘッドは印刷用紙上を移動しながらインク滴を
吐出しているので、インク滴の吐出方向がばらつく場合
はもちろんのこと、インク滴の吐出速度がばらつく場合
にも、インクドットの形成位置がばらつくことになる。
そこで、一部のプリンタでは、インクドットの形成位置
のばらつきを予め計測し、その結果をヘッドIDとして
プリンタのROMに書き込んでおき、画像処理に際して
は、ヘッドIDを読み出して、インク滴の吐出タイミン
グをヘッド毎に補正しながら印刷データに変換すること
が行われている。
【0070】本発明の画像処理装置においては、このよ
うなインク吐出タイミングの補正を行うプリンタを接続
可能としても良い。すなわち、プリンタの印刷関連条件
にインク吐出タイミングの補正を行う旨を予め設定して
おき、プリンタドライバの起動時などに、プリンタのR
OMに書き込まれているヘッドIDを読み出しておく。
出力プリンタとして、インク吐出タイミングの補正を行
うプリンタが指定されている場合には、読み出しておい
たヘッドIDを反映させながら画像処理を行うことによ
り、ヘッド毎にインク吐出タイミングが補正された最適
な印刷データへ変換することとしても良い。
【0071】また、インク滴を吐出して画像を印刷する
プリンタでは、インク中の揮発成分が揮散してインクの
粘度が上がり、設定された大きさのインク滴を吐出する
ことができなくなったり、あるいはノズルの目詰まりが
発生して、印刷画質が悪化することがある。このような
問題の発生を回避するために、通常、ヘッド内のインク
を強制的に排出して、インク滴の吐出特性を設定範囲内
に維持する動作を行っている。このような保守動作を行
えば、それだけインクを消費することになるので、保守
動作の頻度や内容などは、プリンタの使用頻度あるいは
プリンタの機種などに応じて、適切に設定しておくこと
が望ましい。かかる点に鑑みて、本発明の画像処理装置
においては、ヘッドの特性を維持するための保守動作
を、接続されているプリンタ毎に設定可能としても良
い。こうすれば、各プリンタに適した保守動作を設定す
ることができる。本発明の画像処理装置においては、接
続されている各プリンタに最適な保守動作を一括して設
定することが可能であり、保守動作を設定する操作が各
プリンタ毎に個別に設定する場合よりも簡便に操作とす
ることが可能となるので好ましい。
【0072】更に、画像の印刷中に、例えばインク通路
内に気泡が混入したり、あるいはノズル面に異物が付着
して、正常な印刷を維持できなくなる場合がある。この
ような場合には、各プリンタ毎に設けられている回復機
構270(図3参照)を用いて、印字ヘッドについて前
述した回復動作をプリンタ毎に行うことで、印字ヘッド
を正常な状態に回復させて、それ以降は再び適切な印刷
を継続することが可能となる。
【0073】C.第2実施例:以上に説明した第1実施
例の画像処理装置においては、画像処理を行う各モジュ
ールを1組だけ搭載しているものとして説明したが、複
数組のモジュールを搭載することとすれば、印刷関連条
件の設定が異なる複数のプリンタから同時に画像を出力
することが可能となる。以下では、このような第2実施
例の画像処理装置について説明する。
【0074】C−1.第2実施例における画像処理:図
9は、第2実施例の画像処理装置において、RGB画像
データを印刷データに変換する様子を示す機能ブロック
図である。図示されているように、第2実施例では、解
像度変換モジュール,色変換モジュール,色補正モジュ
ール,ハーフトーンモジュール,インターレースモジュ
ール,出力モジュールなどが2組備えられている。これ
らモジュールは、制御モジュール407によって制御さ
れている。また、第2実施例の画像処理装置では、画像
データを読み込むための読込モジュール400が設けら
れている。以下では、出力プリンタとして、プリンタA
およびプリンタBの2台のプリンタが指定されている場
合を例に取り、各モジュールの動作について、第1実施
例と異なる部分を中心に説明する。尚、説明を具体化し
て理解の便宜を図るために、次のような条件を設定す
る。すなわち、プリンタAとプリンタBとは、印刷解像
度、搭載しているインクの種類および印刷用紙は同じで
あるが、その他の印刷関連条件は設定は異なっているも
のとする。
【0075】第2実施例の画像処理装置に供給されたR
GB画像データは、先ず初めに、読込モジュール400
によって読み込まれた後、制御モジュール407の制御
の下で、適切な解像度変換モジュールに供給される。す
なわち、ここでは、出力プリンタとして指定されている
プリンタAおよびプリンタBは、同じ印刷解像度が設定
されているものとしているから、2つのプリンタで解像
度変換処理は共用することができる。そこで、読込モジ
ュール400は、読み込んだRGB画像データを、2つ
設けられている解像度変換モジュール401,411の
中、メインとして使用されるモジュールである解像度変
換モジュール401にのみ供給するのである。
【0076】制御モジュール407は、解像度変換処理
を共用することができるか否かの判断を次のようにして
行う。前述した第1実施例における場合と同様に、第2
実施例おいても、制御モジュール407には、出力プリ
ンタとして指定されたプリンタの印刷関連条件が読み込
まれている。そこで、出力プリンタと指定されたプリン
タAについての印刷解像度と、プリンタBについての印
刷解像度とを比較し、一致していれば解像度変換処理を
共有することができると判断する。逆に、プリンタAの
印刷解像度とプリンタBの印刷解像度とが一致していな
い場合には、解像度変換処理を共有することはできない
と判断して、読込モジュール400に対して、2つの解
像度変換モジュール401,411のそれぞれにRGB
画像データを供給するよう命令する。図9中で、制御モ
ジュール407から読込モジュール400に向かって表
示されている矢印は、読込モジュール400が制御モジ
ュール407から、画像データの供給先についての制御
命令を受け取っていることを模式的に示したものであ
る。尚、図9における白抜きの矢印は、図6における表
示と同様に、各モジュールで所定の処理を施されてRG
B画像データが印刷データに変換されて行くときの、デ
ータの流れを模式的に示したものである。
【0077】解像度変換モジュール401は、受け取っ
たRGB画像データの解像度を印刷解像度に変換する
と、制御モジュール407によって指定された色変換モ
ジュール402に出力する。すなわち、ここでは、プリ
ンタAとプリンタBとは、同じ種類のインクおよび印刷
用紙が搭載されているとしているから、2つのプリンタ
で色変換処理も共用することが可能である。制御モジュ
ール407はプリンタAとプリンタBとの印刷関連条件
を比較することで、色変換処理を共用可能なことを検出
し、解像度変換モジュール401に対して変換したデー
タを、2つの色変換モジュールの中の一方のモジュール
にのみ出力するよう制御命令を発するのである。尚、図
9中で、制御モジュール407から解像度変換モジュー
ル401に向かう矢印は、解像度変換モジュール401
に対して、印刷解像度および変換したデータの出力先に
関する制御命令が出力されていることを示したものであ
る。
【0078】色変換モジュール402は、色変換テーブ
ルLUT408を参照することにより、RGB画像デー
タをCMYK各色による画像データに迅速に色変換す
る。色変換に際しては、搭載しているインクや印刷用紙
などの組み合わせに応じて選択した最適なLUTを参照
する。図9において色変換モジュール402,412と
LUT408との間に表示された矢印は、色変換モジュ
ール402,412が最適なLUTを参照していること
を示したものである。
【0079】色変換モジュール402は、色変換処理を
終了すると、変換したCMYK画像データを、2つの色
補正モジュール403,413のそれぞれに出力する。
すなわち、ここでは、プリンタAとプリンタBとは、印
刷解像度,搭載しているインクおよび印刷用紙の種類の
み共通しているが、他の印刷関連条件は異なっているも
のとしている。このことに対応して、制御モジュール4
07は、読み込んだ印刷関連情報から、プリンタAとプ
リンタBとは色補正処理が共用できないことを検出し
て、色変換モジュール402に対して変換したデータ
を、2つの色補正モジュール403,413に出力する
よう制御命令を発するのである。
【0080】こうして色変換後の画像データは、色補正
モジュール403および色補正モジュール413に供給
され、それぞれのモジュールで並行して以降の処理が実
行される。すなわち、制御モジュール407は、色補正
モジュール403に対してはプリンタAについての印刷
関連条件を供給し、色補正モジュール413に対しては
プリンタBについての印刷関連条件を供給する。一方の
色補正モジュール403は補正したデータをハーフトー
ンモジュール404に供給し、他方の色補正モジュール
413は補正したデータをハーフトーンモジュール41
4に供給する。たとえ、プリンタAとプリンタBとでハ
ーフトーン処理に関する印刷関連条件の設定が一致して
いる場合であっても、色補正処理の内容が異なる以上、
以降の処理を共用することは困難であるため、それぞれ
の色補正モジュールは異なるハーフトーンモジュールに
データを出力する。このような、データの出力先に関す
る制御は制御モジュール407の制御によって行われ
る。
【0081】インターレースモジュール405,415
においても同様に、それぞれにインターレース処理が施
される。こうして、インターレースモジュール405で
処理された印刷データは、出力モジュール406を介し
てプリンタAに供給され、一方、インターレースモジュ
ール415で処理された印刷データは、出力モジュール
416を介してプリンタBに供給される。このようにし
てRGB画像データを変換すれば、プリンタAに供給さ
れる印刷データも、プリンタBに供給される印刷データ
も、それぞれのプリンタに予め設定されている印刷関連
条件が考慮された最適な印刷データに変換されている。
【0082】以上に説明したように、第2実施例の画像
処理装置においては、画像処理を行うモジュールを複数
組、備えているために、指定した複数のプリンタで同時
に画像を印刷することが可能となる。もちろん、画像を
印刷するプリンタを変更する場合にも、プリンタの指定
を変更するだけの簡便な操作により、指定したプリンタ
に応じた最適な印刷データを供給して高画質な画像を印
刷することが可能である。
【0083】以上、各種の実施例について説明してきた
が、本発明は上記すべての実施例に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することができる。例えば、上述の機能を実現するソ
フトウェアプログラム(アプリケーションプログラム)
を、通信回線を介してコンピュータシステムのメインメ
モリまたは外部記憶装置に供給し実行するものであって
もよい。もちろん、CD−ROMやフロッピーディスク
に記憶されたソフトウェアプログラムを読み込んで実行
するものであっても構わない。
【0084】また、上述した各種実施例では、個別のプ
リンタが複数接続されているものとして説明したが、こ
れに限らず、図10に例示するように、1つの筺体に複
数のプリンタが組み込まれて、全体として1つの印刷装
置を構成した集合プリンタ210に接続するものとして
も良いのは言うまでもない。もちろん、これらプリンタ
は、印刷用紙上に形成するドットの大きさは一定である
ものに限らず、いわゆるバリアブルドットプリンタ等の
ように、印刷用紙上に形成されるドットの大きさを制御
可能なプリンタに適用することもできる。
【0085】更に、上述した各種実施例では、画像デー
タ変換処理はコンピュータ内で実行されるものとして説
明したが、画像データ変換処理の一部あるいは全部をプ
リンタ側、あるいは専用の画像処理装置を用いて実行す
るものであっても構わない。
【0086】更には、上述の各種実施例では、画像表示
装置は印刷用紙上にインクドットを形成して画像を印刷
するプリンタであるものとして説明したが、画像表示装
置はこれに限定されるものではなく、例えば、液晶画面
あるいはCRT画面上にドットを表示することによって
画像を表示する方式の画像表示装置としても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す印刷システムの概略
構成図である。
【図2】本実施例の画像処理装置としてのコンピュータ
の構成を示す説明図である。
【図3】本実施例の画像表示装置としてのプリンタの概
略構成図である。
【図4】インク吐出用ヘッドのノズル配列を示す説明図
である。
【図5】インク吐出用ヘッドがインク滴を吐出する原理
を示す説明図である。
【図6】第1実施例の画像処理装置についての機能ブロ
ック図である。
【図7】画像データを印刷データに変換する処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図8】プリンタ毎に記憶されているヘッドIDのデー
タ構造を概念的に示した説明図である。
【図9】第2実施例の画像処理装置についての機能ブロ
ック図である。
【図10】本実施例の画像処理装置を、複数のプリンタ
が一体に組み込まれた集合プリンタに適用した様子を概
念的に示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ 12…プリンタドライバ 14…画像処理モジュール 16…ユーザ設定モジュール 18…印刷関連条件モジュール 18…印刷関連条件記憶モジュール 21…カラープリンタ 100…コンピュータ 102…CPU 104…ROM 106…RAM 108…周辺機器インターフェースPIF 109…ディスクコントローラDDC 110…ネットワークインターフェースカードNIC 112…ビデオインターフェースVIF 114…CRT 116…バス 118…ハードディスク 120…デジタルカメラ 122…カラースキャナ 124…フロッピーディスク 126…コンパクトディスク 200〜202…カラープリンタ 210…集合プリンタ 230…キャリッジモータ 231…駆動ベルト 232…プーリ 233…摺動軸 234…位置検出センサ 235…紙送りモータ 236…プラテン 240…キャリッジ 241…印字ヘッド 242…インクカートリッジ 243…インクカートリッジ 244〜247…インク吐出用ヘッド 255…インク通路 256…インク室 257…インクギャラリ 260…制御回路 261…CPU 262…ROM 263…RAM 270…回復機構 271…キャップ 272…ワイピングブレード 300…通信回線 301…解像度変換モジュール 302…色変換モジュール 303…色補正モジュール 304…ハーフトーンモジュール 305…インターレースモジュール 306…出力モジュール 307…制御モジュール 310…記憶装置 400…読込モジュール 401…解像度変換モジュール 402…色変換モジュール 403…色補正モジュール 404…ハーフトーンモジュール 405…インターレースモジュール 406…出力モジュール 407…制御モジュール 408…LUT 413…色補正モジュール 414…ハーフトーンモジュール 415…インターレースモジュール 416…出力モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 H04N 1/23 101Z 5C077 H04N 1/23 101 B41J 3/04 101Z 5C079 1/46 H04N 1/40 D 5C082 1/60 1/46 Z Fターム(参考) 2C056 EA04 EA09 EA11 EB59 EC07 EC24 EC37 EC53 EC69 ED05 EE03 FA04 FA10 2C061 AQ05 AR01 HM03 HN20 HQ01 5B021 AA01 BB01 CC06 EE03 LG07 LG08 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH07 CH08 5C074 AA02 BB16 CC26 DD16 DD24 DD28 FF15 GG09 5C077 LL19 MP08 PP33 PP37 PQ12 PQ23 SS02 TT02 TT05 5C079 HB03 LB02 MA04 MA11 NA03 PA03 5C082 AA34 BA20 BA35 CA11 CB01 DA51 MM10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データをドットの形成有無による表
    現形式のドットデータに変換して画像表示装置に出力す
    る画像処理装置であって、 前記画像表示装置を複数接続可能な接続手段と、 前記接続された画像表示装置における画像の表示に関わ
    る表示条件を、該画像表示装置毎に記憶しておく表示条
    件記憶手段と、 前記接続された画像表示装置の中から、画像を表示する
    よう指定された画像表示装置たる表示指定装置を検出す
    る表示指定装置検出手段と、 前記表示指定装置について記憶されている前記表示条件
    を考慮して、前記画像データを前記ドットデータに変換
    する画像データ変換手段と、 前記変換したドットデータを、前記表示指定装置に出力
    するドットデータ出力手段とを備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置であって、 前記画像表示装置は、インク滴を吐出する複数のノズル
    が設けられたヘッドを備え、該ヘッドを駆動してインク
    滴を吐出することにより、印刷媒体上にインクドットを
    形成して画像を印刷する印刷装置であり、 前記表示条件記憶手段は、前記表示条件として、前記イ
    ンク滴の吐出に関する前記ヘッドの特性たるヘッド特性
    を、前記接続されている前記画像表示装置毎に記憶する
    手段である画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記表示条件記憶手段は、前記ヘッド特性として、前記
    インクの吐出量の実測値と設計値との比率を記憶する手
    段である画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記表示条件記憶手段は、前記ヘッド特性として、前記
    インクドットが実際に形成される位置と設計上の形成位
    置との偏差に関する特性を記憶する手段である画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像処理装置であって、 前記画像表示装置は、インク滴を吐出する複数のノズル
    が設けられたヘッドを備え、該ヘッドを駆動してインク
    滴を吐出することにより、印刷媒体上にインクドットを
    形成して画像を印刷する印刷装置であり、 前記印刷装置の各々についての前記表示条件を、前記表
    示条件記憶手段に設定する表示条件設定手段を備えてい
    る画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像処理装置であって、 前記表示条件設定手段は、前記印刷媒体の種類を前記印
    刷装置毎に設定可能な手段である画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像処理装置であって、 前記表示条件設定手段は、前記印刷媒体上で前記画像が
    印刷される領域を、前記印刷装置毎に設定可能な手段で
    ある画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の画像処理装置であって、 前記表示条件設定手段は、前記ヘッドの特性を維持する
    ための保守動作を、前記印刷装置毎に設定可能な手段で
    ある画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の画像処理装置であって、 前記表示条件設定手段は、前記印刷媒体上に形成される
    前記インクドットの形成位置の調整を、前記印刷装置毎
    に設定可能な手段である画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の画像処理装置であっ
    て、 前記表示条件設定手段は、前記画像の印刷速度と印刷画
    質とに関する条件を、前記印刷装置毎に設定可能な手段
    である画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の画像処理装置であっ
    て、 前記印刷装置は、各色インクによるインク滴を吐出して
    カラー画像を印刷可能な印刷装置であり、 前記表示条件設定手段は、前記印刷するカラー画像の色
    調の補正を、前記印刷装置毎に設定可能な手段である画
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像処理装置であっ
    て、 前記表示条件設定手段は、前記印刷するカラー画像の色
    調の補正を、接続されている前記印刷装置について一括
    して設定可能な手段である画像処理装置。
  13. 【請求項13】 画像データをドットの形成有無による
    表現形式のドットデータに変換して画像表示装置に出力
    する画像処理方法であって、 前記画像表示装置を複数接続しておくとともに、該画像
    表示装置における画像の表示に関わる表示条件を、該画
    像表示装置毎に記憶しておき、 前記接続した画像表示装置の中から、画像を表示するよ
    う指定された画像表示装置たる表示指定装置を検出し、 前記表示指定装置について記憶している前記表示条件を
    考慮して、前記画像データを前記ドットデータに変換
    し、 前記変換したドットデータを、前記表示指定装置に出力
    する画像処理方法。
  14. 【請求項14】 画像データをドットの形成有無による
    表現形式のドットデータに変換して画像表示装置に出力
    する画像処理プログラムをコンピュータで読みとり可能
    に記録した記録媒体であって、 前記画像表示装置を複数接続しておくとともに、該画像
    表示装置における画像の表示に関わる表示条件を、該画
    像表示装置毎に記憶しておく機能と、 前記接続した画像表示装置の中から、画像を表示するよ
    う指定された画像表示装置たる表示指定装置を検出する
    機能と、 前記表示指定装置について記憶している前記表示条件を
    考慮して、前記画像データを前記ドットデータに変換す
    る機能と、 前記変換したドットデータを、前記表示指定装置に出力
    する機能とをコンピュータに実行させるプログラムを記
    憶した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 画像データをドットの形成有無による
    表現形式のドットデータに変換して画像表示装置に出力
    する画像処理方法をコンピュータに行わせるプログラム
    であって、 前記画像表示装置を複数接続しておくとともに、該画像
    表示装置における画像の表示に関わる表示条件を、該画
    像表示装置毎に記憶しておく機能と、 前記接続した画像表示装置の中から、画像を表示するよ
    う指定された画像表示装置たる表示指定装置を検出する
    機能と、 前記表示指定装置について記憶している前記表示条件を
    考慮して、前記画像データを前記ドットデータに変換す
    る機能と、 前記変換したドットデータを、前記表示指定装置に出力
    する機能とを備えているプログラム。
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