JP2002318045A - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

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JP2002318045A
JP2002318045A JP2002107631A JP2002107631A JP2002318045A JP 2002318045 A JP2002318045 A JP 2002318045A JP 2002107631 A JP2002107631 A JP 2002107631A JP 2002107631 A JP2002107631 A JP 2002107631A JP 2002318045 A JP2002318045 A JP 2002318045A
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ice
tray
ice tray
making
water
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JP2002107631A
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English (en)
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Masatoshi Inatani
正敏 稲谷
Hideo Yamamoto
秀夫 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫用の自動製氷装置において、透明度の
高い氷を提供する。 【解決手段】 回動可能に軸支され上面が開口した製氷
皿13と、製氷皿13の回動を妨げないように製氷皿1
3の上面を覆う断熱材29と、製氷皿13に複数回に分
けて水を供給する給水ポンプ22と、製氷皿13での製
氷中に製氷皿13の上部を加熱する加熱部A44、加熱
部B46と、製氷皿13での製氷中に製氷皿13を揺動
させて水面の氷の形成を遅らせ製氷皿13での製氷終了
後に製氷皿13を上下反転させて離氷させる駆動装置1
1とを備えたことにより、より確実に、製氷皿13の底
部側から順次透明度の高い氷を形成させることができ、
また、短時間で製氷することができ、また、異物を目立
たなくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等に備えて
無味無臭で比較的透明な氷を自動的に作るようにした自
動製氷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より家庭用の冷蔵庫等においては、
給水装置から供給された水を製氷皿に貯留して製氷し、
製氷後に駆動装置により製氷皿を回動反転して離氷する
自動製氷装置が普及している。
【0003】以下、図9から図10を参照しながら、上
述した従来の自動製氷装置について説明する。
【0004】1は冷蔵庫本体であり、外箱2と、内箱3
と、外箱2と内箱3との間に充填された断熱材4とによ
り構成されている。5は冷蔵庫本体1の内部を上下に区
画する区画壁であり、上部に冷凍室6、下部に冷蔵室7
を区画形成している。8は冷凍室6の背面に備えた冷凍
サイクルの冷却器であり、9は冷却器で冷却した冷気を
冷凍室6及び冷蔵室7内に強制通風するための送風機で
ある。
【0005】次に10は冷凍室6内に備えた自動製氷機
であり、モータ及び減速ギア郡(図示せず)などを内蔵
した駆動装置11、中央部に支持軸12を連結固定した
製氷皿13、駆動装置11に製氷皿13を軸支させるた
めのフレーム14等により構成される。
【0006】尚、15は製氷皿13を歪変形させて離氷
を行わせるためにフレーム14の一部に設けたストッパ
ーであり、16はストッパー15に当接するように製氷
皿13上に取り付けた当て板である。
【0007】17は自動製氷機10の下方に備えた貯氷
箱である。18は製氷用の水を貯水するための給水タン
クであり、冷蔵室7内の一画に着脱自在に備えられる。
19は給水タンク18の給水口であり、弁20によって
開閉される。21は給水タンク18の給水口19の下方
に設けた水受け皿であり、給水口19を下向けにして給
水タンク18をセットすると、弁20が押し上げられて
給水口19が開口されるよう構成されている。
【0008】22は水受け皿21内に受けた水を揚水す
るための給水ポンプであり、23は給水ポンプ22に連
結して、その出口を自動製氷機10の製氷皿13に臨ま
せるように配設した給水管である。
【0009】この従来の自動製氷装置10について動作
を説明する。
【0010】使用者によって水を満たされた給水タンク
18が所定の位置にセットされると、弁20が押し上げ
られて給水口19が開口して水受け皿21に水が満たさ
れる。その後、満たされた水は給水ポンプ22によって
揚水され、給水管23を介して製氷皿13内に注水され
る。
【0011】こうして製氷皿13内に所定量満たされた
水は冷凍室6内での冷却作用によって氷結され、氷が生
成される。
【0012】そして、製氷が完了すると駆動装置11の
回転作用によって製氷皿13が支持軸12を中心として
回動反転し、ストッパー15に当て板16が当接するこ
とによって製氷皿13が捻られ歪み変形を生じて製氷皿
13内の氷が離氷される。
【0013】離氷された氷は貯氷箱17内に落下して貯
氷され、離氷作用の終了した製氷皿13は再び駆動装置
11による逆回転作用によって元の状態に復帰する。
【0014】以後この動作を給水タンク18の水を使い
きるまで繰り返して自動的に製氷、貯氷を行うものであ
る。
【0015】上記の自動製氷機では、製氷皿が冷気によ
り下側からも上側からも冷却されるため、製氷皿に貯留
された水は、全面からほぼ均等に凍るようになる。
【0016】このため水中の気体成分が逃げることがで
きず、気泡中に冷蔵庫の臭気が閉じこめられ変な味や臭
いのする中央部が白濁した不透明な氷となる。
【0017】従って、ウイスキーの水割りやジュースな
どの飲料用をはじめとして官能的に適した氷にならな
い。
【0018】そこで、最近、透明自動製氷装置として特
開平3−158668号公報記載のように製氷皿の上面
を加熱し下面より冷却し凍結させ、さらに製氷皿に振動
を加えることにより液中の気泡を逃げ易くすることによ
り比較的透明で無味無臭の氷を作る自動製氷機が考案さ
れている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、透明氷
を作る従来の自動製氷機では、気泡は逃げても給水され
た水の中に含まれるミネラルや珪素イオンが酸化物とな
り氷上層面に析出され、飲料液等に投入されたとき酸化
物が白い粉となり氷から不溶物として排出されるため飲
用する場合気分を害することとなり官能的に適した氷に
ならないという問題点があった。
【0020】本発明は上記従来の問題点を解消するもの
であり、比較的透明度が高い氷を生成できる自動製氷装
置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の自動製氷装置の発明は、回動
可能に軸支され上面が開口した製氷皿と、前記製氷皿の
回動を妨げないように製氷皿の上面を覆う断熱材と、前
記製氷皿に複数回に分けて水を供給する給水装置と、前
記製氷皿での製氷中に前記製氷皿を揺動させることによ
り水面の氷の形成を遅らせて前記製氷皿の底部側から順
次透明度の高い氷を生成させ前記製氷皿での製氷終了後
に前記製氷皿を上下反転させて離氷させる駆動装置とを
備えたものである。
【0022】請求項1記載の発明は、比較的透明度が高
い氷を製氷皿で生成するために、製氷皿の底部側から順
次氷を形成させようとするものであり、製氷皿の底部側
から順次氷を形成させるための手段として、製氷皿の上
面を断熱材で覆って製氷皿の水面側の温度を底面側より
高くする第1の手段、製氷皿に複数回に分けて水を供給
する第2の手段、製氷中の製氷皿を揺動させて水面の氷
の形成を遅らせる第3の手段の3つの手段を全て採用す
ることにより、上記3つの手段のうちの1つの手段のみ
採用した場合よりも、確実に、製氷皿の底部側から順次
透明度の高い氷を形成させることができ、また、上記3
つの手段のうちの1つの手段のみ採用した場合よりも、
短時間で製氷することができる。
【0023】特に、製氷中の製氷皿を揺動させる手段の
採用は、揺動により製氷皿内の水面の氷の形成を遅らせ
て製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させる
ため、気泡を氷内に閉じこめることなく、水面より大気
に放出させて、白濁のない透明な氷を比較的短時間でつ
くることに大きく貢献する。
【0024】また、製氷皿を揺動しながら氷を形成する
場合では、氷の表面に析出する異物は、従来の振動式の
ものより、平面上に分散され細かく比較的溶けやすいも
のとなり、また、追加給水前の製氷皿内の氷の表面に析
出した異物を、追加給水後の製氷皿の揺動による水の移
動により、追加給水前の製氷皿内の氷の表面から除去で
きるため、異物を目立たなくすることができる。
【0025】また、請求項2記載の自動製氷装置の発明
は、回動可能に軸支され上面が開口した製氷皿と、前記
製氷皿に複数回に分けて水を供給する給水装置と、前記
製氷皿での製氷中に前記製氷皿の上部を加熱する加熱手
段と、前記製氷皿での製氷中に前記製氷皿を揺動させる
ことにより水面の氷の形成を遅らせて前記製氷皿の底部
側から順次透明度の高い氷を生成させ前記製氷皿での製
氷終了後に前記製氷皿を上下反転させて離氷させる駆動
装置とを備えたものである。
【0026】請求項2記載の発明は、比較的透明度が高
い氷を製氷皿で生成するために、製氷皿の底部側から順
次氷を形成させようとするものであり、製氷皿の底部側
から順次氷を形成させるための手段として、製氷中の製
氷皿の上部を加熱して製氷皿の水面側の温度を底面側よ
り高くする第1の手段、製氷皿に複数回に分けて水を供
給する第2の手段、製氷中の製氷皿を揺動させて水面の
氷の形成を遅らせる第3の手段の3つの手段を全て採用
することにより、上記3つの手段のうちの1つの手段の
み採用した場合よりも、確実に、製氷皿の底部側から順
次透明度の高い氷を形成させることができ、また、上記
3つの手段のうちの1つの手段のみ採用した場合より
も、短時間で製氷することができる。
【0027】特に、製氷中の製氷皿を揺動させる手段の
採用は、揺動により製氷皿内の水面の氷の形成を遅らせ
て製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させる
ため、気泡を氷内に閉じこめることなく、水面より大気
に放出させて、白濁のない透明な氷を比較的短時間でつ
くることに大きく貢献する。
【0028】また、製氷皿を揺動しながら氷を形成する
場合では、氷の表面に析出する異物は、従来の振動式の
ものより、平面上に分散され細かく比較的溶けやすいも
のとなり、また、追加給水前の製氷皿内の氷の表面に析
出した異物を、追加給水後の製氷皿の揺動による水の移
動により、追加給水前の製氷皿内の氷の表面から除去で
きるため、異物を目立たなくすることができる。
【0029】また、請求項3記載の自動製氷装置の発明
は、回動可能に軸支され上面が開口した製氷皿と、前記
製氷皿の回動を妨げないように製氷皿の上面を覆う断熱
材と、前記製氷皿に複数回に分けて水を供給する給水装
置と、前記製氷皿での製氷中に前記製氷皿の上部を加熱
する加熱手段と、前記製氷皿での製氷中に前記製氷皿を
揺動させることにより水面の氷の形成を遅らせて前記製
氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させ前記製
氷皿での製氷終了後に前記製氷皿を上下反転させて離氷
させる駆動装置とを備えたものである。
【0030】請求項3記載の発明は、比較的透明度が高
い氷を製氷皿で生成するために、製氷皿の底部側から順
次氷を形成させようとするものであり、製氷皿の底部側
から順次氷を形成させるための手段として、製氷皿の上
面を断熱材で覆って製氷皿の水面側の温度を底面側より
高くする第1の手段、製氷中の製氷皿の上部を加熱して
製氷皿の水面側の温度を底面側より高くする第2の手
段、製氷皿に複数回に分けて水を供給する第3の手段、
製氷中の製氷皿を揺動させて水面の氷の形成を遅らせる
第4の手段の4つの手段を全て採用することにより、上
記4つの手段のうちの1つの手段のみ採用した場合より
も、確実に、製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を
形成させることができ、また、上記4つの手段のうちの
1つの手段のみ採用した場合よりも、短時間で製氷する
ことができる。
【0031】特に、製氷中の製氷皿を揺動させる手段の
採用は、揺動により製氷皿内の水面の氷の形成を遅らせ
て製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させる
ため、気泡を氷内に閉じこめることなく、水面より大気
に放出させて、白濁のない透明な氷を比較的短時間でつ
くることに大きく貢献する。
【0032】また、製氷皿を揺動しながら氷を形成する
場合では、氷の表面に析出する異物は、従来の振動式の
ものより、平面上に分散され細かく比較的溶けやすいも
のとなり、また、追加給水前の製氷皿内の氷の表面に析
出した異物を、追加給水後の製氷皿の揺動による水の移
動により、追加給水前の製氷皿内の氷の表面から除去で
きるため、異物を目立たなくすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図1から図8に従い説明する。尚、自動製氷装置の
冷蔵庫への取付構造は従来例と同じであり、図面とその
詳細な説明を省略する。
【0034】まず、図1から図3で自動製氷装置10の
構成を説明する。
【0035】図において、11は駆動装置であり、製氷
皿13を取り付けるコ字状のフレーム14が設けられて
いる。駆動装置11の内部には、モータ24、減速ギヤ
機構25、及び製氷皿13の支持軸12が設けられてお
り、モータ24の回転を減速ギヤ機構25により減速し
て支持軸12に伝達する構成となっている。
【0036】製氷皿13は樹脂製で、上面が開口した矩
形容器状をなし、内部が複数個の小室に区画されてい
る。製氷皿13は、前部中央部が支持軸12に連結嵌合
され、後部中央部が支持軸26に回転自在となるように
嵌合され、駆動装置11により支持軸12及び26を軸
として回動される。
【0037】15は製氷皿13を正転時に捻り歪変形さ
せて離氷を行わせるためにフレーム14の一部に設けた
ストッパーAであり、27は製氷皿13を逆転時に歪変
形させるためのストッパーBで、ストッパーA15及び
ストッパーB27に当接するように製氷皿13には当て
部16が設けてある。
【0038】駆動装置11には、支持軸12の近傍に製
氷皿13の水平位置を検出する水平位置検出スイッチ4
0、製氷皿13の反転位置を検出する反転位置検出スイ
ッチ41が設けられている。また、製氷皿13の底部に
は温度センサ42が断熱材43で固定されており、製氷
皿13内の水温を検出する。
【0039】また44は製氷皿13の上面と側壁部を加
熱する側壁ヒーターの加熱部Aで、46は揺動軸方向の
製氷皿13中央仕切部47の切り欠き溝48近傍を加熱
する仕切ヒーターである。
【0040】次に、図4に示す電気回路について説明す
る。
【0041】49は電源コンセントであり、第1リレー
50の常開接点51を介して給水ポンプ22が接続さ
れ、第2リレー52の常開接点53を介して製氷皿13
の側壁ヒーターの加熱部A44と仕切ヒーター加熱部B
46が接続され、一連の製氷制御を行う制御装置(製氷
制御手段)54内の電源トランス55の1次側が接続さ
れている。電源トランス55の2次側には電源回路56
が接続されている。制御装置54には、入力として製氷
皿13の水平位置検出スイッチ40及び反転位置検出ス
イッチ41、製氷皿13に設けた温度センサ42を有し
ている。
【0042】水平位置検出スイッチ40の一端は直流電
源Vccに接続されており、他端は抵抗R1を介して接
地されると共にマイクロコンピュータ57の入力端子a
に接続されている。また、反転位置検出スイッチ41の
一端は直流電源Vccに接続されており、他端は抵抗R
2を介して接地されると共にマイクロコンピュータ57
の入力端子bに接続されている。
【0043】温度センサ42はNTCサーミスタであ
り、検出対象物の温度上昇に伴い電気抵抗が減少し、又
温度下降にともない電気抵抗が増大する負温度特性を有
している。温度センサ42の一端は直流電源Vccに接
続されており、他端は抵抗R3を介して接地されると共
にマイクロコンピュータ57の入力端子fに接続されて
いる。
【0044】抵抗R4と抵抗R5の結合点は、マイクロ
コンピュータ57の入力端子gに接続されており、抵抗
R4の他端は直流電源Vccに接続され、抵抗R5の他
端は接地されている。抵抗R6と抵抗R7の結合点は、
マイクロコンピュータ57の入力端子hに接続されてお
り、抵抗R6の他端は直流電源Vccに接続され、抵抗
R7の他端は接地されている。
【0045】抵抗R8と抵抗R9の結合点は、マイクロ
コンピュータ57の入力端子Jに接続されており、抵抗
R8の他端は直流電源Vccに接続され、抵抗R9の他
端は設地されている。抵抗R4とR5は製氷開始温度
(例えば−10.0℃)に相当する第一基準電圧を作
り、抵抗R6とR7は初期製氷完了温度(例えば−1
3.0℃)に相当する第二基準電圧を作り、抵抗R8と
R9は追加水製氷完了温度(例えば−15.0℃)に相
当する第三基準電圧を作っている。
【0046】マイクロコンピュータ57の出力端子c及
びdはモータ駆動回路58を介して駆動装置11内のモ
ータ24に接続されている。また、出力端子eはバッフ
ァ59を介して常開接点51を有する第1リレー50に
接続されており、出力端子iはバッファ60を介して常
開接点53を有する第2リレー52に接続されている。
【0047】上記のように構成した自動製氷装置につい
て、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0048】まず、給水工程では使用者によって水を満
たされた給水タンク18が所定の位置にセットされる
と、弁20が押し上げられて給水口19が開口して水受
け皿21に水が満たされる。そして、ステップ71にお
いてマイクロコンピュータ57の出力端子eに一定時間
Hを出力して給水ポンプ22が一定時間作動し、給水管
23を介して製氷皿13内に所定量給水される。
【0049】製氷工程では、ステップ72で、温度セン
サ42の検出温度に基ずく電圧信号と製氷開始温度(た
とえば−10.0℃)に相当する第1基準電圧とを比較
し、製氷皿13内の水が0℃に達したか否かを判断す
る。温度センサ42の検出温度が製氷開始温度よりも低
ければ、ステップ73で側壁ヒーター44と仕切ヒータ
ー46をONする。
【0050】ステップ74において、マイクロコンピュ
ータ57の出力端子c、dにそれぞれH、Lを一定時間
Aだけ出力し、モータ駆動回路58を介して駆動装置1
1内のモータ24を一定時間Aだけ正転する。製氷皿1
3は反時計方向に回動し、水平位置から所定角度(例え
ば+20度)回転した位置に達する。
【0051】引き続き、ステップ75において、マイク
ロコンピュータ57の出力端子c、dにそれぞれL、H
を一定時間2Aだけ出力し、モータ24を一定時間2A
だけ逆転する。製氷皿13は時計方向に揺動し、水平位
置から所定角度(例えば−20度)回転した位置に達す
る。
【0052】そして、ステップ76において再びモータ
24を正転する。ステップ77で製氷皿13が水平位置
に戻って水平位置検出スイッチ40がONすると、ステ
ップ78でモータ24を停止する。そして、ステップ7
9で一定時間Bだけ経過した後、ステップ80で、温度
センサー42の検出温度に基づく電圧信号と初期製氷完
了温度(たとえば−13.0℃)に相当する第2基準電
圧とを比較し、製氷皿13内の水が完全に凍結して0℃
以下になったか否かを判断する。
【0053】温度センサー42の検出温度が製氷完了温
度よりも高ければ、再びステップ74に戻る。このステ
ップ74からステップ79迄の一連の動作により、図6
(a)〜(d)に示すように製氷皿13は支持軸12を中心
とした揺動を行う。
【0054】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13を底部から冷却する。製氷皿13の上面
は断熱材29で覆われ、側壁ヒーターの加熱部A44と
仕切ヒーターの加熱部B46で加熱されるため、水面側
は冷気と接触し難く温度が高くなり、また氷結面と水面
が揺動と揺動軸方向の製氷皿13中央仕切部47の切り
欠き溝48から流れ込む水流により波動流となって水面
の氷の形成を遅らす。よって、氷は製氷皿の底部側から
順次形成されて水面側が最後に形成されるようになる。
【0055】しかし、短時間で氷結させるため下部から
の冷却を強力に行うと、水中に溶解している気体成分が
気泡となって浮力で上昇していく前に氷結面に捕まり氷
内に閉じこめられ不透明な氷となりやすい。
【0056】その点本発明の実施の形態の場合揺動によ
る氷結面での水の移動と揺動軸方向の製氷皿13中央仕
切部47の切り欠き溝48から流れ込む水流により強力
な波動流により効率よく生成した気泡を氷結面より離脱
させ浮力で上昇させ未氷結部である水面より大気に放出
させるため氷内部に閉じ込もることがない。
【0057】製氷が進行した後、ステップ80で、温度
センサ42の検出温度に基ずく電圧信号と製氷完了温度
(たとえば−13.0℃)に相当する第2基準電圧とを
比較し、製氷皿13内の水が完全に凍結して0℃以下に
なったか否かを判断する。
【0058】温度センサ42の検出温度が製氷完了温度
よりも低ければ、ステップ81においてマイクロコンピ
ュータ57の出力端子eに一定時間Iを出力して給水ポ
ンプ22が一定時間作動し、給水管23を介して製氷皿
13内に所定量追加給水される。
【0059】その後さらに製氷が進行した後、ステップ
82で、温度センサー42の検出温度に基づく電圧信号
と製氷完了温度(たとえば−15.0℃)に相当する第
3基準電圧とを比較し、製氷皿13内の追加した水が完
全に凍結して0℃以下になったか否かを判断する。
【0060】温度センサ42の検出温度が製氷完了温度
よりも低ければ、ステップ83で側壁ヒーターの加熱部
A44と仕切ヒーターの加熱部B46をOFFする。こ
の時点では氷の温度はまだ高いので、氷が冷凍室設定温
度まで冷えるのに充分な時間(時間D)だけ製氷が継続
した後、製氷工程を終了する。
【0061】次に離氷工程に移る。ステップ85におい
て、マイクロコンピュータ57の出力端子c、dにそれ
ぞれL、Hを一定時間Eだけ出力し、モーター駆動回路
58を介して駆動装置11内のモータ24をE時間逆転
し、減速ギヤ機構25によって製氷皿13が支持軸12
を中心として図1中の矢印B方向へ回動される。
【0062】支持軸12が揺動角度(たとえば20度)
以上回動すると、ストッパーB27に当て部16が当接
する事によって製氷皿13が捻られ歪変形を生じて製氷
皿13内の氷が不完全であるが離氷される(図7参
照)。
【0063】次にステップ86において、マイクロコン
ピュータ57の出力端子c、dにそれぞれH、Lを出力
し、モータ駆動回路58を介して駆動装置11内のモー
タ24を正転し、減速ギヤ機構25によって製氷皿13
が支持軸12を中心として図1中の矢印A方向へ回動を
始める。
【0064】そして、ステップ87において貯氷箱17
内に貯留された氷が満杯か否かを判断し、満杯でない場
合はステップ88でマイクロコンピュータ57の出力端
子c、dにそれぞれH、Lを出力し、モータ駆動回路5
8を介して駆動装置11内のモータ24を正転し続け、
減速ギヤ機構25によって製氷皿13が支持軸12を中
心として図1中の矢印A方向へ回動を進める。
【0065】そして、支持軸12が揺動角度(例えば2
0度)以上回動すると、ストッパーA15に当て部16
が当接する事によって逆側に再度製氷皿13が捻られ歪
変形を生じて製氷皿13内の氷が完全に離氷され、離氷
された氷は貯氷箱17内に落下して貯氷される。
【0066】ステップ89において製氷皿13が反転位
置に達して反転位置検出スイッチ41がONすると、ス
テップ90において、マクロコンピュータ56の出力端
子c、dにそれぞれL、Hを出力し、モーター24を逆
転する。そして、離氷作用の終了した製氷皿13は再び
元の状態に戻ろうとする。ステップ91で製氷皿13が
水平位置に戻って水平位置検出スイッチ40をONする
と、ステップ92でモータ24を停止する。
【0067】尚、ステップ87で貯氷箱17内に貯留さ
れた氷が満杯か否かを判断し、満杯の場合はステップ9
3において、マイクロコンピュータ56の出力端子c、
dにそれぞれL、Hを出力し、モーター駆動回路58を
介して駆動装置11内のモータ24を逆転し、ステップ
94で製氷皿13が水平位置に戻ってステップ95で時
間Fだけ待機する。
【0068】以上のように本実施の形態によれば、ヒー
ターを通電することにより加熱部が加熱されるため水面
側は冷気と接触し難くなり氷の形成が遅れ、氷は製氷皿
の底部側から順次形成されて水面側が最後に形成される
ようになる。
【0069】そして、揺動による氷結面での水の移動と
揺動軸方向の製氷皿13中央仕切部47の切り欠き溝4
8から流れ込む水流により強力な波動流で効率よく生成
した気泡を氷結面より離脱させ浮力で上昇させ未氷結部
である水面より大気に放出させるため氷内部に閉じ込も
ることがない。よって、白濁のない透明な氷を比較的短
時間で作ることができる。
【0070】また、水道水等にはカルシウムやマグネシ
ウムのほかシリカ等の酸化物が含まれており下面より凍
結を行った場合氷結晶の中には不純物を含まないため氷
結が進むと上層部の水分中に不純物が析出し始める。最
終的には氷の表面に白い粉状の異物となり付着する。
【0071】この異物は元々飲用水中に含まれていたも
のであり、害になるものではないが、この水を使用した
時白い粉の発生を生じるため気分を害し飲用には向かな
いものとなる。
【0072】その点本発明の実施の形態では追加給水を
行うため氷の上の異物を追加水で覆い氷結させるため薄
氷により異物を封入し使用時にはすぐに異物を発生させ
ない事となる。さらに揺動式で形成した氷の表面の異物
は従来の振動式で形成する異物より平面上に分散される
ため細かく比較的解け易いものとなる。そのため表面か
ら徐々に解け出ることで異物の生成は全く目だたなくな
るものである。
【0073】本実施の形態は、回動可能に軸支され上面
が開口した製氷皿13と、製氷皿13の回動を妨げない
ように製氷皿13の上面を覆う断熱材29と、製氷皿1
3に複数回に分けて水を供給する給水ポンプ(給水装
置)22と、製氷皿13での製氷中に製氷皿13の上部
を加熱する加熱部A44、加熱部B46(加熱手段)
と、製氷皿13での製氷中に製氷皿13を揺動させて水
面の氷の形成を遅らせ製氷皿13での製氷終了後に製氷
皿13を上下反転させて離氷させる駆動装置11とを備
えたものである。
【0074】本実施の形態の自動製氷装置では、比較的
透明度が高い氷を製氷皿13で生成するために、製氷皿
13の底部側から順次氷を形成させようとするものであ
り、製氷皿13の底部側から順次氷を形成させるための
手段として、製氷皿13の上面を断熱材29で覆って製
氷皿13の水面側の温度を底面側より高くする第1の手
段、製氷中の製氷皿13の上部を加熱して製氷皿13の
水面側の温度を底面側より高くする第2の手段、製氷皿
13に複数回に分けて水を供給する第3の手段、製氷中
の製氷皿13を揺動させて水面の氷の形成を遅らせる第
4の手段の4つの手段を全て採用することにより、上記
4つの手段のうちの1つの手段のみ採用した場合より
も、確実に、製氷皿13の底部側から順次透明度の高い
氷を形成させることができ、また、上記4つの手段のう
ちの1つの手段のみ採用した場合よりも、短時間で製氷
することができる。
【0075】特に、製氷中の製氷皿13を揺動させる手
段の採用は、揺動により製氷皿13内の水面の氷の形成
を遅らせるため、気泡を氷内に閉じこめることなく、水
面より大気に放出させて、白濁のない透明な氷を比較的
短時間でつくることに大きく貢献する。
【0076】また、製氷皿13を揺動しながら形成した
氷の表面に析出する異物は、従来の振動式のものより平
面上に分散され細かく比較的溶けやすいものとなり、ま
た、追加給水前の製氷皿13内の氷の表面に析出した異
物を、追加給水後の製氷皿13の揺動による水の移動と
揺動に伴い切り欠き溝48から流れ込む水流とにより、
追加給水前の製氷皿13内の氷の表面から効果的に除去
できるため、異物を目立たなくすることができる。
【0077】尚、本実施の形態においては2度の注水行
程を取り上げたが3度でも4度でも追加給水を複数回に
分ける事は何等制限するものではなく最終の注水後には
揺動を止めて行う方が異物の析出はすくなくてすむ。
【0078】また、製氷皿13の側壁ヒーターの加熱部
A44と仕切ヒーター加熱部B46は上面を加熱し上面
の凍結を抑制し水中の気体を大気に放出させるだけでな
く、次の効果もある。
【0079】側壁ヒーターの加熱部A44は揺動時にの
み浸せきする側壁を特に加熱するため側壁への凍結を防
御し端部が尖った氷になるのを防ぎ氷の形を整えるばか
りか離氷時の水の欠けを防止する。
【0080】仕切ヒーター加熱部B46は特に揺動軸方
向の製氷皿13中央仕切部47の切り欠き溝48を揺動
の度に行き来する水の凍結を防止するのに働き凍結した
氷とはならず氷の形を整えるばかりか離氷性を良くす
る。
【0081】また、逆転における捻り行程は揺動角度を
越えた時点のどの位置でも良く反転させることも可能で
ある。しかし、氷の満杯検知を行う上で本実施の形態の
ごとく逆転においては略式的に離氷させることで十分で
ある。
【0082】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明は、比
較的透明度が高い氷を製氷皿で生成するために、製氷皿
の底部側から順次氷を形成させようとするものであり、
製氷皿の底部側から順次氷を形成させるための手段とし
て、製氷皿の上面を断熱材で覆って製氷皿の水面側の温
度を底面側より高くする第1の手段、製氷皿に複数回に
分けて水を供給する第2の手段、製氷中の製氷皿を揺動
させて水面の氷の形成を遅らせる第3の手段の3つの手
段を全て採用することにより、上記3つの手段のうちの
1つの手段のみ採用した場合よりも、確実に、製氷皿の
底部側から順次透明度の高い氷を形成させることがで
き、また、上記3つの手段のうちの1つの手段のみ採用
した場合よりも、短時間で製氷することができる。
【0083】特に、製氷中の製氷皿を揺動させる手段の
採用は、揺動により製氷皿内の水面の氷の形成を遅らせ
て製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させる
ため、気泡を氷内に閉じこめることなく、水面より大気
に放出させて、白濁のない透明な氷を比較的短時間でつ
くることに大きく貢献する。
【0084】また、製氷皿を揺動しながら氷を形成する
場合では、氷の表面に析出する異物は、従来の振動式の
ものより、平面上に分散され細かく比較的溶けやすいも
のとなり、また、追加給水前の製氷皿内の氷の表面に析
出した異物を、追加給水後の製氷皿の揺動による水の移
動により、追加給水前の製氷皿内の氷の表面から除去で
きるため、異物を目立たなくすることができる。
【0085】また、請求項2記載の発明は、比較的透明
度が高い氷を製氷皿で生成するために、製氷皿の底部側
から順次氷を形成させようとするものであり、製氷皿の
底部側から順次氷を形成させるための手段として、製氷
中の製氷皿の上部を加熱して製氷皿の水面側の温度を底
面側より高くする第1の手段、製氷皿に複数回に分けて
水を供給する第2の手段、製氷中の製氷皿を揺動させて
水面の氷の形成を遅らせる第3の手段の3つの手段を全
て採用することにより、上記3つの手段のうちの1つの
手段のみ採用した場合よりも、確実に、製氷皿の底部側
から順次透明度の高い氷を形成させることができ、ま
た、上記3つの手段のうちの1つの手段のみ採用した場
合よりも、短時間で製氷することができる。
【0086】特に、製氷中の製氷皿を揺動させる手段の
採用は、揺動により製氷皿内の水面の氷の形成を遅らせ
て製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させる
ため、気泡を氷内に閉じこめることなく、水面より大気
に放出させて、白濁のない透明な氷を比較的短時間でつ
くることに大きく貢献する。
【0087】また、製氷皿を揺動しながら氷を形成する
場合では、氷の表面に析出する異物は、従来の振動式の
ものより、平面上に分散され細かく比較的溶けやすいも
のとなり、また、追加給水前の製氷皿内の氷の表面に析
出した異物を、追加給水後の製氷皿の揺動による水の移
動により、追加給水前の製氷皿内の氷の表面から除去で
きるため、異物を目立たなくすることができる。
【0088】また、請求項3記載の発明は、比較的透明
度が高い氷を製氷皿で生成するために、製氷皿の底部側
から順次氷を形成させようとするものであり、製氷皿の
底部側から順次氷を形成させるための手段として、製氷
皿の上面を断熱材で覆って製氷皿の水面側の温度を底面
側より高くする第1の手段、製氷中の製氷皿の上部を加
熱して製氷皿の水面側の温度を底面側より高くする第2
の手段、製氷皿に複数回に分けて水を供給する第3の手
段、製氷中の製氷皿を揺動させて水面の氷の形成を遅ら
せる第4の手段の4つの手段を全て採用することによ
り、上記4つの手段のうちの1つの手段のみ採用した場
合よりも、確実に、製氷皿の底部側から順次透明度の高
い氷を形成させることができ、また、上記4つの手段の
うちの1つの手段のみ採用した場合よりも、短時間で製
氷することができる。
【0089】特に、製氷中の製氷皿を揺動させる手段の
採用は、揺動により製氷皿内の水面の氷の形成を遅らせ
て製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させる
ため、気泡を氷内に閉じこめることなく、水面より大気
に放出させて、白濁のない透明な氷を比較的短時間でつ
くることに大きく貢献する。
【0090】また、製氷皿を揺動しながら氷を形成する
場合では、氷の表面に析出する異物は、従来の振動式の
ものより、平面上に分散され細かく比較的溶けやすいも
のとなり、また、追加給水前の製氷皿内の氷の表面に析
出した異物を、追加給水後の製氷皿の揺動による水の移
動により、追加給水前の製氷皿内の氷の表面から除去で
きるため、異物を目立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の自動製氷装置を回動軸に
垂直な平面で切断した時の縦断面図
【図2】同実施の形態の自動製氷装置を上から見た平面
【図3】同実施の形態の自動製氷装置を回動軸に平行な
面で左右に切断した時の縦断面図
【図4】同実施の形態の自動製氷装置の電気回路図
【図5】同実施の形態の自動製氷装置の動作フローチャ
ート
【図6】(a)は製氷皿の静止状態を示す断面図 (b)は図中反時計方向へ回動した状態(正転)を示す
断面図 (c)は図中時計方向へ回動し元の状態に戻った時の断
面図 (d)は更に時計方向へ回動した状態(逆転)を示す断
面図
【図7】同実施の形態の自動製氷装置の逆転時における
捻り状態を示す要部概略図
【図8】同実施の形態の自動製氷装置の離氷時における
捻り状態を示す要部概略図
【図9】従来例の自動製氷装置を備えた冷蔵庫を左右に
切断した時の縦断面図
【図10】従来例の自動製氷装置の要部拡大斜視図
【符号の説明】
10 自動製氷装置 11 駆動装置 13 製氷皿 22 給水ポンプ(給水装置) 29 断熱材 44 加熱部A(加熱手段) 46 加熱部B(加熱手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に軸支され上面が開口した製氷
    皿と、前記製氷皿の回動を妨げないように製氷皿の上面
    を覆う断熱材と、前記製氷皿に複数回に分けて水を供給
    する給水装置と、前記製氷皿での製氷中に前記製氷皿を
    揺動させることにより水面の氷の形成を遅らせて前記製
    氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させ前記製
    氷皿での製氷終了後に前記製氷皿を上下反転させて離氷
    させる駆動装置とを備えた自動製氷装置。
  2. 【請求項2】 回動可能に軸支され上面が開口した製氷
    皿と、前記製氷皿に複数回に分けて水を供給する給水装
    置と、前記製氷皿での製氷中に前記製氷皿の上部を加熱
    する加熱手段と、前記製氷皿での製氷中に前記製氷皿を
    揺動させることにより水面の氷の形成を遅らせて前記製
    氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成させ前記製
    氷皿での製氷終了後に前記製氷皿を上下反転させて離氷
    させる駆動装置とを備えた自動製氷装置。
  3. 【請求項3】 回動可能に軸支され上面が開口した製氷
    皿と、前記製氷皿の回動を妨げないように製氷皿の上面
    を覆う断熱材と、前記製氷皿に複数回に分けて水を供給
    する給水装置と、前記製氷皿での製氷中に前記製氷皿の
    上部を加熱する加熱手段と、前記製氷皿での製氷中に前
    記製氷皿を揺動させることにより水面の氷の形成を遅ら
    せて前記製氷皿の底部側から順次透明度の高い氷を生成
    させ前記製氷皿での製氷終了後に前記製氷皿を上下反転
    させて離氷させる駆動装置とを備えた自動製氷装置。
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