JPH0688663A - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

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JPH0688663A
JPH0688663A JP4239585A JP23958592A JPH0688663A JP H0688663 A JPH0688663 A JP H0688663A JP 4239585 A JP4239585 A JP 4239585A JP 23958592 A JP23958592 A JP 23958592A JP H0688663 A JPH0688663 A JP H0688663A
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JP
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ice
temperature
water
ice making
heater
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JP4239585A
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Masahiko Maeda
雅彦 前田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製氷皿の上部をヒータで加熱しつつ製氷を行
うものにおいて、水面部分の水が未氷結の状態で離氷動
作が行われることを防止する。 【構成】 製氷皿の温度を検出する温度センサが−5℃
以下を検出すると、ヒータをオフする(ステップS8,
9)。そして、温度センサが−13.5℃以下を検出し
ても、製氷皿への吸水開始からの経過時間t1が140
分になるまで、およびヒータをオフしてからの経過時間
t3が30分になるまでは、製氷完了と判断せず、離氷
は行わない(ステップS17〜23)。ヒータがオフさ
れると、製氷皿の上部の温度は低下し底部の温度に近付
くようになるから、ヒータのオフ後、30分の間に水面
部の水も氷結するようになる。また、温度センサを設け
た部分が局部的に冷却されても、給水後140分経過す
るまでは離氷は行われないから、やはり製氷皿の水が完
全に凍らないうちに離氷動作が行われることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明度の高い氷を生成
するために、製氷皿の上部をヒータにより加熱して、製
氷皿内の水を底面側から氷結させるようにした製氷装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用の冷蔵庫に組み込まれた製氷装置
においては、製氷皿の上部にヒータを備えた蓋を設け、
製氷時、このヒータに通電して製氷皿の上部を加熱する
ように構成したものがある。このものでは、製氷中、製
氷皿の上部がヒータにより加熱されるため、水面側が先
に凍ることが防止され、製氷皿内の水が底部から上方に
向かって氷結して行くことが保証される。従って、製氷
過程において水中の気泡は水面から外部に逃げ出るよう
になるため、透明度の高い氷を生成できる、というもの
である。
【0003】ところで、この製氷装置にあっては、製氷
皿の底部温度を検出する温度センサが設けられており、
この温度センサが所定の低温度、例えば−13.5℃以
下を検出すると、制御回路が製氷完了と判断し、ヒータ
を断電すると共に、離氷動作、すなわち製氷皿を反転さ
せ且つ捻ることにより、氷を製氷皿から剥離させて貯氷
容器に落下させる動作を行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温度セ
ンサが製氷完了温度である−13.5℃を検出したとし
ても、製氷皿内に貯留された水が全て氷になっていると
は限らない。その理由は、温度センサが−13.5℃を
検出したことにより、ヒータが断電されても、それまで
製氷皿の上部はヒータにより加熱された状態にあったの
であるから、水面部分が未だ完全に凍っていない場合が
あるからである。このような状態で、離氷動作が行われ
ると、未氷結部分の水がこぼれ落ち、製氷室内を濡らす
いう問題を生ずる。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、製氷皿の上部を加熱するヒータを備え
た製氷装置にあって、離氷動作時には製氷皿内の水が完
全に氷結していることを保証できる製氷装置を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、製氷皿の上部
をヒータにより加熱して、製氷皿内の水を底面側から氷
結させるようにし、制御手段が製氷完了と判断したと
き、製氷皿を離氷動作させるようにした製氷装置におい
て、前記製氷皿の底部の温度を検出する温度センサと、
タイマ手段とを設け、前記制御手段は、前記温度センサ
が所定温度を検出したとき、前記ヒータを断電すると共
に、前記タイマ手段のタイマ動作を開始させ、このタイ
マ手段が所定時間のカウントを終了し且つ前記温度セン
サがヒータを断電させる前記所定温度よりも低い所定の
低温度を検出したことを条件に製氷完了と判断すること
を特徴とするものである。
【0007】また、ヒータの断電時からタイマ動作を開
始するタイマ手段とは別に、製氷皿への給水時からタイ
マ動作を開始するタイマ手段を設け、制御手段は、ヒー
タ断電時からタイマ動作を開始するタイマ手段が所定時
間のカウントを終了し且つ前記温度センサが所定の低温
度を検出したことに加え、給水時からタイマ動作を開始
するタイマ手段が所定の長時間のカウントを終了したこ
とを条件に製氷完了と判断するように構成しても良い。
【0008】
【作用】上記手段によれば、温度センサが所定の低温度
(製氷完了温度)を検出しても、ヒータ断電時からタイ
マ動作を開始するタイマ手段が所定時間のカウントを終
了するまでは、製氷完了は判断されない。ヒータが断電
されると、その後、製氷皿の上部温度は低下するため、
水面部分が未氷結であったとしても、製氷完了と判断さ
れて、離氷動作が開始されるまでには氷結を完了するよ
うになる。
【0009】製氷完了の判断条件に、給水時からタイマ
動作を開始するタイマ手段が所定の長時間のカウントを
終了したことを加えた場合には、例えば温度センサを設
けた部分の温度が局部的に低下し、温度センサが早期に
所定の低温度を検出したとしても、給水時から所定の長
時間が経過していない限り、製氷完了と判断されないの
で、未氷結部分を残したまま離氷動作が開始されること
をより確実に防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を冷蔵庫の製氷装置に適用した
一実施例にき図面を参照して説明する。まず、図3にお
いて、冷蔵庫本体1に設けられた冷蔵室2は回動可能な
扉3によって開閉されるようになっており、また、冷蔵
室2の下方に設けられた製氷室4は、図示しないレール
機構によりスライド可能に支持された引出し式の扉5に
よって開閉されるようになっている。その扉5の内側に
は、貯氷容器6が扉5と一体的に出し入れされるように
設けられている。
【0011】上記製氷室4内における貯氷容器6の上方
部位には、製氷装置本体7が配設されている。この製氷
装置本体7は、図4及び図5にも示すように、製氷室4
に固定配置された本体ケース8と、この本体ケース8に
軸9aを介して可動可能でかつ軸方向にスライド可能に
支持されたプラスチック製の製氷皿9と、この製氷皿9
にピン10を介して回動可能に設けられた蓋11とを備
えている。なお、図示はしないが、製氷皿9の軸9a部
分には、製氷皿9を本体ケース8側に付勢するためのコ
イルスプリングが設けられている。
【0012】上記本体ケース8内には、離氷時に製氷皿
9を軸9aを中心に回動させる皿回転用モータ12及び
ギヤ機構13、製氷時に製氷皿9を図4中矢印A方向に
振動させる振動付与機構14、及び回路基板(図示せ
ず)等が配設されている。
【0013】振動付与機構14は、振動用モータ15
と、偏心した部位に軸16aを有して振動用モータ15
により回転されるカム16と、一端部が軸16aに回転
可能に連結されたリンク17と、このリンク17の他端
部に回転可能に連結されたプッシュロッド18とから構
成されており、振動用モータ15の回転によりプッシュ
ロッド18が上記矢印A方向に往復移動され、そのプッ
シュロッド18により製氷皿9に矢印A方向の振動を与
えるようになっている。
【0014】製氷皿9は、内部に角氷を生成するための
複数個の凹部19を有していると共に、一端部に水受口
20を有している。各凹部19を区画する区画壁21に
は溝21aが形成されていて、水受口20に供給された
水が各凹部19に行き渡るようになっている。製氷皿9
の下側、例えば外底部側には、該製氷皿9の温度を検出
するための温度センサ22が設けられ、また、製氷皿9
の周囲部には断熱カバー23が設けられている。
【0015】製氷皿9の蓋11の内部にはヒータ24、
及び断熱材25が設けられている。この蓋11は、離氷
時に製氷皿9が回動されることに伴い、自由端部側が本
体ケース8側に設けられた図示しない係合凸部に係合し
て自動的に開放されるようになっている。
【0016】上記本体ケース8には、貯氷容器6内に貯
留される氷の量を検知する貯氷量検知レバー26が回動
可能に設けられていると共に、その貯氷量検知レバー2
6の回動に応じて動作する貯氷量検知スイッチ27(図
6参照)が設けられている。また、本体ケース8には、
製氷皿9の回動位置を検出するための位置検出センサ2
8(図6参照)が設けられている。
【0017】一方、上記冷蔵室2内にはタンク収納室2
9が設けられていて、ここに給水装置30が配設されて
いる。この給水装置30は、タンク台31に着脱可能に
セットされる給水タンク32と、給水タンク32の水を
受けて一定量貯留する水受皿33と、水受皿33の水を
汲み上げる給水ポンプ34と、この給水ポンプ34によ
り汲み上げられた水を上記製氷皿9の水受口20に導く
給水管35とから構成されている。尚、タンク台31に
は、給水タンク32がセットされたことを検出するため
のタンクスイッチ36が設けられている。
【0018】製氷装置に係わる電気的構成を示した図6
において、制御手段としての制御装置37は、マイクロ
コンピュータを含んで構成されたもので、上記本体ケー
ス8内に配設された図示しない回路基板に設けられてい
る。
【0019】この制御装置37には、温度センサ22、
タンクスイッチ36、貯氷量検知スイッチ27、及び位
置検出センサ28等からの信号が入力されるようになっ
ており、これらの信号と制御装置37が有する制御プロ
グラムに基づき、冷蔵庫本体1の操作パネル(図示せ
ず)に設けられた給水ランプ38、給水ポンプ34、ヒ
ータ24、皿回転用モータ12、及び振動用モータ15
を通断電制御するようになっている。
【0020】また、制御装置37は、給水ポンプ34に
よる製氷皿9への給水時から(この実施例では給水終了
時点から)の経過時間をカウントするタイマ手段として
の第1及び第2のタイマ、ヒータ24の断電時からの経
過時間をカウントするタイマ手段としての第3のタイ
マ、温度センサ22が所定の低温度(製氷完了温度,例
えば−13.5℃)を検出してからの経過時間をカウン
トする第4のタイマを備えている。
【0021】次に上記構成の作用について、制御装置3
7の制御内容を示す図1のフローチャート及び図2のタ
イムチャートに基づいて説明する。まず、製氷は製氷皿
9に給水することから行われる。この給水は、給水装置
30の給水ポンプ34を6秒間オン(運転)させること
によって行われ(ステップS1)、その給水ポンプ34
の運転により、水受皿33内の水が給水管35を通して
製氷皿9内に供給される。この給水が終了すると、第1
及び第2のタイマー回路がタイマ動作を開始し、給水終
了時点からの経過時間t1及びt2をカウントし始める
(ステップS2,S3)。
【0022】次のステップS4,5で、第2のタイマの
カウント時間t2が12.5分となるまでに温度センサ
22の検出温度Tcが−9℃以上になっかか否かを判断
する。給水が正常に行われると、それまで極低温にあっ
た製氷皿9が水により暖められることによって、該製氷
皿9の温度(温度センサ22の検出温度Tc)は、図2
に示すように、最終的には水の温度と略同温度になるま
で急速に上昇するため、このステップS4,5の実行に
より、製氷皿9への給水が正常に行われた否かを検出で
きることとなる。そして、12.5分以内に温度センサ
22の検出温度Tcが−9℃以上にならなかった場合に
は(ステップS5で「YES」)、給水異常(製氷皿9
への給水無し、又は給水量少)と判断し、給水ランプ3
8を点灯させて異常を報知し、給水タンク32への水の
補給を促す(ステップS6)。
【0023】給水ランプ38の点灯により、使用者が給
水タンク32を冷蔵室2から取り出し、該給水タンク3
2に水を補給してタンク台31に再セットすると、タン
クスイッチ36がオン動作するため、そのオン信号に基
づき、ステップS1に戻るようになっている。
【0024】さて、第2のタイマのカウント時間t2が
12.5分となるまでに温度センサ22の検出温度Tc
が−9℃以上になると、給水が正常に行われたと判断し
(ステップS4で「YES」)、第2のタイマのカウン
ト時間t2をクリア(ステップS7)した後、温度セン
サ22の検出温度Tcが−5℃〜+5℃の範囲にあるか
否かを判断する(ステップS8)。このステップS8で
の判断時点が図2にCで示す時点であるとすると、検出
温度Tcは−5℃より低い温度であるため、ステップS
8で「NO」となり、蓋11のヒータ24をオフのまま
とする(ステップS9)。次いで第3のタイマがタイマ
動作中にあるか否かを判断するが(ステップS10)。
ここでは第3のタイマはタイマ動作中にないため(ステ
ップS10で「NO」)、第3のタイマのタイマ動作を
開始させるステップS11を実行した後、ステップS1
4に移行する。
【0025】ステップS14では、温度センサ22の検
出温度Tcが−13.5℃〜+5℃の範囲にあるか否か
を判断するが、この判断時点は図2のCと略同時点であ
るから、検出温度Tcは−13.5℃〜+5℃の範囲に
ある。従って、ステップS14では「YES」となって
ステップS15に移行し、ここで振動用モータ15をオ
ンした後、ステップS17に移行する。振動用モータ1
5がオンされると、振動付与機構14により製氷皿9に
図4中矢印A方向の振動が与えられて、製氷皿9が振動
される。
【0026】ステップS17では、温度センサ22の検
出温度Tcが−13.5℃未満であるか否かを判断す
る。ここでは、該検出温度Tcは−9℃以上にあるの
で、ステップS17では「NO」となってステップS8
に戻り、以下、製氷皿9が−5℃に温度上昇するまでス
テップS8〜11、ステップS14,15,17を繰り
返し実行する。そして、製氷皿9が−5℃まで温度上昇
すると、ステップS8で「YES」となって、次のステ
ップS12に移行してヒータ24をオンし(図2にDで
示す時点)、続いて第3のタイマのタイマ動作を停止さ
せ且つそのカウント時間をクリアするステップS13を
実行した後、ステップS14に移行する。
【0027】そして、製氷皿9が給水された水により暖
められて−5℃以上に上昇すると、その水が或る程度氷
結するまで−5℃より低い温度にはならないため、ステ
ップS17では「NO」となってステップS8に戻り、
以後、ステップS8,12〜15,17を繰り返し実行
することとなる。
【0028】以上のことから理解されるように、製氷は
製氷皿9を振動させながら且つ製氷皿9の上部をヒータ
24により加熱しながら行われることとなる。そして、
製氷皿9内の水は製氷室4内に供給される冷気により冷
却されて次第に氷結してゆくが、製氷皿9の上面側がヒ
ータ24により暖められていることにより、水面側ほど
氷結が遅らされると共に、水中の気泡が振動により水面
側に逃げ出ることが促進されるようになるから、氷は製
氷皿9の底面側から上方に向かって生成され、氷の内部
に空気が封じ込められることを防止して、透明度の高い
氷を生成できるようになる。
【0029】さて、製氷皿9内の水の氷結が或る程度進
行すると、製氷皿9の底部温度は低下する傾向となる。
そして、温度センサ22の検出温度Tcが−5℃よりも
低くなると、ステップS8で「NO」となってヒータ2
4をオフし(ステップS9)、これにて製氷皿9の上部
の加熱が終了する(この時点を図2にEで示す)。ステ
ップS9でヒータ24がオフされると、次のステップS
10に移行するが、第3のタイマは停止中にあるから、
ステップS10で「NO」となってステップS11に移
行し、ここで第3のタイマがタイマ動作を開始し、ヒー
タ24のオフ時点からの経過時間t3をカウントし始め
る。
【0030】温度センサ22の検出温度Tcが−13.
5℃よりも低くなると、ステップS14で「NO」とな
り、次のステップS16で振動用モータ15をオフし、
製氷皿9への振動付与を停止させる。次のステップS1
7では、Tc<−13.5℃になっているため、「YE
S」となり、第4のタイマがタイマ動作中にあるか否か
を判断するステップS18に移行する。ここでは、第4
のタイマは停止中にあるので(ステップS18で「N
O」)、ステップS19に移行し、ここで第4のタイマ
がタイマ動作を開始して経過時間t4をカウントし始め
る。
【0031】そして、Tc<−13.5℃の状態が1分
間継続するか否かを判断し(ステップS17で「YE
S」、ステップS18で「YES」、ステップS20で
「NO」の繰り返し実行)、同状態が1分間継続した場
合には、ステップS20で「YES」となってステップ
S21に移行し、第4のタイマのタイマ動作を停止させ
ると共にそのカウント時間をクリアし、ステップS22
に移行する。尚、Tc<−13.5℃の状態が1分間継
続するか否かを判断している間に、Tc≧−13.5℃
となった場合には、ステップS8に戻る。
【0032】しかして、ステップS22では、第1のタ
イマのカウント時間t1が所定の長時間、例えば140
分を越えたか否かを判断する。t1が140分を越えて
いた場合(ステップS22で「YES」)、次のステッ
プS23で更に第3のタイマのカウント時間t3が所定
時間、例えば30分を越えたか否かを判断する。t3が
30分を越えていた場合には(ステップS23で「YE
S」)、製氷完了と判断し、次ぎのステップS24で第
1及び第3のタイマを停止させると共にそのカウント時
間t1及びt3をクリアした後、離氷動作(ステップS
25)に移ることになる。
【0033】従って、本実施例においては、製氷完了の
判断は、温度センサ22が−13.5℃を1分間以上継
続して検出し、且つ製氷皿9への給水終了から140分
経過すると共にヒータ24の断電から30分経過したこ
とを条件に行われることになる。尚、t1が140分を
越えていなかった場合(ステップS22で「NO」)、
t3が30分を越えていなかった場合(ステップS23
で「NO」)には、ステップS8に戻る。
【0034】上記離氷動作は、皿回転用モータ12をオ
ンし、製氷皿9を図5中矢印B方向へ回動させて反転さ
せ且つひねりを与えることにより行われる。これによ
り、製氷皿9から氷が離れ、その氷は貯氷容器6内に落
下して貯留される。このとき、ステップS25におい
て、貯氷量検知スイッチ27からの信号により貯氷容器
6内に貯留された氷の量が一定量以上になったか否かを
判断し、一定量以上の場合(氷が満杯になった場合)に
はそのまま待機し、一定量まで達していない場合には、
製氷皿9を元の水平位置に戻し(ステップS27,2
8)、この後ステップS1へ移行して再び製氷皿9への
給水を行うことになる。
【0035】ちなみに、冷蔵庫を購入し、電源プラグを
電源のコンセントに接続した場合には、まずステップS
T1で所定の初期化を行い、次ぎに第1のタイマのタイ
マ動作を開始させた後、ステップS8に移行するように
なっている。
【0036】このような本実施例によれば、製氷皿9の
上部にヒータ24により加熱しながら製氷するものにお
いて、温度センサ22が所定温度(−5℃以下)を検出
するとヒータ24をオフし、そして制御回路37が製氷
完了と判断する条件として、温度センサ22が所定の低
温度(−13.5℃)よりも低い温度を検出したことの
他に、ヒータ24を断電してから所定時間(30分)経
過したこと、及び製氷皿9への給水終了から所定の長時
間(140分)経過したことを加えたので、次のような
効果を得ることができる。
【0037】すなわち、温度センサ22が所定温度を検
出してヒータ24を断電した時点では、製氷皿9内の水
の氷結はある程度進んでいるが、水面部分の水は未氷結
の状態にある。ヒータ24が断電されると、製氷皿9の
上部の温度は次第に低下し、製氷皿9の底部の温度に近
付くようになるので、それまでヒータ24に加熱されて
氷結が遅らされていた水面部分の水が氷結し始めるよう
になる。そして、水面部分が未だ完全に氷結していない
状態で、温度センサ22が−13.5℃より低い温度を
検出しても、第3のタイマが30分をカウントするまで
は製氷完了と判断されないので、その時間が経過するま
でに水面部分は完全に氷結するようになる。このため、
離氷動作が開始されたとき、製氷皿9から水がこぼれる
というおそれはない。
【0038】また、製氷皿9への給水終了時点から14
0分経過するまでは、仮に温度センサ22が−13.5
℃以下を検出し、且つ第3のタイマが30分をカウント
したとしても、離氷は行われない。このため、例えば温
度センサ22を設けた部分に多量の冷気が当たって当該
部分の温度が局部的に低下し、温度センサが早期に−1
3.5℃以下を検出したとしても、給水終了から140
分が経過しない限り製氷完了と判断されない、換言すれ
ば給水終了から140分間は冷気雰囲気中に置かれるこ
ととなるので、未氷結部分を残したまま離氷動作が開始
されることをより確実に防止できる。
【0039】なお、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、例えば振動付与機
構としては、振動用モータ15を用いたものに代えて、
電磁ソレノイドを用いたものでも良い等、要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変形して実施し得る。
【0040】
【発明の効果】以上の記述にて明らかなように本発明に
よれば、次のような効果を得ることができる。
【0041】請求項1記載の製氷装置では、温度センサ
が所定温度以下を検出したとき、ヒータを断電すると共
に、タイマ手段のタイマ動作を開始させ、このタイマ手
段が所定時間のカウントを終了し且つ温度センサがヒー
タを断電させる所定温度よりも低い所定の低温度以下を
検出したことを条件に製氷完了と判断する構成としたこ
とにより、温度センサが所定の低温度以下を検出して
も、ヒータが断電された後、タイマ手段が所定時間のカ
ウントを終了するまでは、離氷動作は行われないので、
ヒータ断電後、所定時間が経過するまでには、氷結を完
了するようになり、その後に行われる離氷動作時に水が
製氷皿からこぼれるおそれがない。
【0042】請求項2記載の製氷装置では、ヒータ断電
時からタイマ動作を開始するタイマ手段が所定時間のカ
ウントを終了し且つ温度センサが所定の低温度以下を検
出したことに加え、給水時からタイマ動作を開始するタ
イマ手段が所定の長時間のカウントを終了したことを条
件に製氷完了と判断するように構成したことにより、例
えば温度センサを設けた部分の温度が局部的に低下し、
温度センサが早期に所定の低温度を検出したとしても、
前記所定の長時間が経過しない限り製氷完了と判断され
ないので、未氷結部分を残したまま離氷動作が開始され
ることをより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における制御装置の制御内容
を示すフローチャート
【図2】温度センサの検出温度変化と共に示すタイムチ
ャート
【図3】冷蔵庫の部分縦断側面図
【図4】製氷装置本体の縦断側面図
【図5】製氷装置本体の縦断正面図
【図6】電気的構成を示すブロック図
【符号の説明】
1は冷蔵庫本体、4は製氷室、7は製氷装置本体、9は
製氷皿、11は蓋、12は皿回転用モータ、14は振動
付与機構、15は振動用モータ、22は温度センサ、2
4はヒータ、30は給水装置、34は給水ポンプ、35
は給水管、37は制御装置(制御手段)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷皿の上部をヒータにより加熱して、
    製氷皿内の水を底面側から氷結させるようにし、制御手
    段が製氷完了と判断したとき、製氷皿を離氷動作させる
    ようにしたものにおいて、前記製氷皿の底部の温度を検
    出する温度センサと、タイマ手段とを設け、前記制御手
    段は、前記温度センサが所定温度を検出したとき、前記
    ヒータを断電すると共に、前記タイマ手段のタイマ動作
    を開始させ、このタイマ手段が所定時間のカウントを終
    了し且つ前記温度センサがヒータを断電させる前記所定
    温度よりも低い所定の低温度を検出したことを条件に製
    氷完了と判断することを特徴とする製氷装置。
  2. 【請求項2】 ヒータの断電時からタイマ動作を開始す
    るタイマ手段とは別に、製氷皿への給水時からタイマ動
    作を開始するタイマ手段を設け、制御手段は、ヒータ断
    電時からタイマ動作を開始するタイマ手段が所定時間の
    カウントを終了し且つ前記温度センサが所定の低温度を
    検出したことに加え、給水時からタイマ動作を開始する
    タイマ手段が所定の長時間のカウントを終了したことを
    条件に製氷完了と判断することを特徴とする請求項1記
    載の製氷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989004780A1 (en) * 1987-11-17 1989-06-01 Swf Auto-Electric Gmbh Transmission element for motor vehicle windscreen wipers and process for its manufacture
CN109823309A (zh) * 2019-03-13 2019-05-31 王现思 用于雨刮器的枢转组合件以及雨刮器
CN112867899A (zh) * 2018-10-02 2021-05-28 Lg电子株式会社 冰箱

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