JP3068681B2 - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

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JP3068681B2
JP3068681B2 JP3255065A JP25506591A JP3068681B2 JP 3068681 B2 JP3068681 B2 JP 3068681B2 JP 3255065 A JP3255065 A JP 3255065A JP 25506591 A JP25506591 A JP 25506591A JP 3068681 B2 JP3068681 B2 JP 3068681B2
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ice tray
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賢二 大西
祥記 大橋
和正 三宅
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫に備えられ、特に
透明度の高い氷を自動的に生成可能とする自動製氷装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一部家庭用の冷蔵庫で採用され
ている自動製氷装置について実公昭54−17139号
公報にその一例が示されており、図6および図7に従い
説明する。
【0003】4は冷蔵庫本体で外箱2、内箱3及び前記
外箱2、内箱3間に充填された断熱材4により構成され
ている。5は前記冷蔵庫本体1の内部を上下に区画する
区画壁であり、上部に冷凍室6、下部に冷蔵室7を区画
形成している。
【0004】8は前記冷凍室6背面に備えた冷凍サイク
ルの冷却器であり、9は前記冷却器8で冷却した冷気を
前記冷凍室6及び冷蔵室7に強制通風するための送風機
である。
【0005】次に10は前記冷凍室6内に備えた自動製
氷機であり、モ−タ、減速ギア群(図示せず)等を内蔵
した駆動装置11、中央部に支持軸12を連結固定した
製氷皿13、前記駆動装置11に前記製氷皿12を支持
させるためのフレ−ム14等より構成される。
【0006】尚、15は前記製氷皿13を歪み変形させ
て製氷を行わせるために前記駆動装置11の外殻の一部
に設けたストッパ−であり、16は前記ストパ−15に
当接する様に前記製氷皿13上に取り付けた当て板であ
る。また、17は前記自動製氷機10の下方に備えた貯
氷箱である。
【0007】18は製氷用の水を貯氷するための給水タ
ンクであり、前記冷蔵室7内の一面に着脱自在に備えら
れる。また19は前記給水タンク18の給水口であり、
弁20によって開閉される。21は前記給水タンク18
の給水口19の下方に設けた貯水皿であり、前記給水口
19を下向けにして前記給水タンク18をセットする
と、前記弁20が押し上げられて前記給水口19が開口
される様構成されている。また22は前記貯氷皿21内
に受けた水を揚水するための給水ポンプであり、23は
前記給水ポンプ22に連結して、その出口を前記自動製
氷機10の製氷皿13に臨ませるように配設した給水管
である。
【0008】かかる構成において、使用者によって水を
満たされた給水タンク18が所定の位置にセットされる
と、弁20が押し上げられて給水口19が開口して貯氷
皿21内に水が満たされる。その後、満たされた水は給
水ポンプ22によって揚水され、給水管23を介して製
氷皿13内に注水される。こうして製氷皿13内に所定
量満たされた水は冷凍室6内での冷却作用によって氷結
され、氷が生成されるそして、製氷が終了すると駆動装
置11の回転作用によって製氷皿13が支持軸12を中
心として回動反転し、ストッパ−15に当て板16が当
接することによッて製氷皿13が歪み変形を生じて製氷
皿13内の氷が離氷される。また、離氷された氷は貯氷
箱17内に落下して貯氷され、離氷作用の終了した製氷
皿13は再び駆動装置11による逆回転作用によって元
の状態に復帰する。以後この作用を給水タンク18内の
水を使い切るまで繰り返して、自動的に製氷、貯氷を行
なうものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製氷方法であると、氷が生成される際の製氷皿13
内の水の凍結が、製氷皿13と水との接触面及び冷気と
水との接触面から中央部に進行していくため、水中に溶
解している気体成分が氷の中央部に封じ込められて、結
果的に中央部が白濁した不透明な氷となり、例えばウイ
スキ−等の飲料用をはじめとして官能的に適した氷にな
らないという問題点があった。
【0010】本発明は上述した問題点を解消するもので
あり、透明度が高い氷を製氷スピードに関わらず効率よ
く、確実に生成できる自動製氷装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は給水装置から供
給された水を製氷皿に貯水して製氷し、製氷後に駆動機
構により製氷皿を支持軸を中心に回転させて上下反転さ
せることにより離氷させるようにした自動製氷装置にお
いて、前記製氷皿上部を加熱するヒ−タと断熱材により
構成された蓋と、主に前記製氷皿下部より冷却されるよ
うに構成された冷却手段と、前記製氷皿を振動させる振
動付与手段とを有し、前記振動付与手段が、製氷スピー
ドが速くなれば振動エネルギーを大きくし、製氷スピー
ドが遅くなれば振動エネルギーを小さくするよう前記製
氷皿を振動させる振動数を変化させたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】上記した構成によって、前記製氷皿上部からの
加熱と前記製氷皿下部からの冷却により、氷は製氷皿下
部より生成され上部へと成長し水面の氷が最後に生成さ
れる。同時に氷の生成過程で振動付与手段により製氷皿
に振動を与えると水に含まれた気体成分はより拡散が促
進されて水面から逃げていく。ここで、振動付与手段の
振動数を変化させ、製氷皿上部からの加熱量及び前記製
氷皿下部からの冷却量により決定される製氷スピード
比例して振動エネルギーを大きくすることにより、製氷
スピードが変化しても、水中の気体成分が凍結進行中の
氷に捕捉されることなく、安定して透明な氷が生成され
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例につき図面を参照しな
がら説明する。尚、従来と同一構成については同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0014】40は冷凍室6内に備えた自動製氷機であ
り駆動装置、支持軸12を連結固定した製氷皿13、前
記駆動装置11に前記製氷皿12を支持させるためのフ
レ−ム14等より構成される、24は製氷皿上部に設け
た断熱蓋であり、プラスチック製の上蓋25、熱伝導の
良いアルミ板26、ヒ−タ線27、断熱材28によって
構成されている。
【0015】29は直流モ−タであり、減速ギア群30
により支持軸12に回転を伝える。34は振動付与手段
をであるが31はステッピングモ−タでありその回転軸
33にはカム32が取りつけられ構成している。35は
コイルばねであり支持軸12を矢印a方向に牽引するよ
う取り付けられている。36は冷気吐出風路であり、製
氷皿13下部に冷気を導くように構成されている。
【0016】かかる構成において、使用者によって給水
タンク18がセットされると弁20が押し上げられて給
水口19が開口すしてみず受け皿21に水が満たされ
る。その後満たされた水は給水ポンプ22によって揚水
され、給水管23を介して製氷皿13内に注水される。
【0017】こうして製氷皿13内に所定量満たされた
水は冷気吐出風路34によって導かれた冷気によって下
部より冷却される。同時にヒ−タ27に通電され、加熱
プレ−ト26を介して水面からの加熱を行う。従って氷
は製氷皿下部より生成さる。更にこれと同時にステッピ
ングモ−タは回転を開始する。(たとえば15rpm)
回転は回転軸33により伝達されカム32が回転する。
カム32が一回転すると製氷皿13を一往復させるよう
に構成されている。
【0018】氷の生成進行とともに水中に溶解していた
気体成分は上方の未凍結水に排出されるが、製氷皿はス
テッピングモ−タ31により振動させられるので気体成
分は拡散が促進されれ生成された氷に補足される事なく
より透明度の高い氷が生成されることになる又与える適
切な振動エネルギ−については製氷皿上部にヒ−タ27
から与えられる加熱量、製氷皿下からの冷却量により定
まる製氷スピ−ド(言い換えれば凍結面の進むスピ−
ド)によって変える必要がある。
【0019】実験よれば製氷スピ−ドが速ければ振動エ
ネルギ−を大きくして気体成分は拡散をより促進させれ
ば透明氷を作ることが可能である。詳細な実験を記載し
たのが図5である。
【0020】実験では振幅2mm正弦波なる振動を与え
ておりその振動数変化させている。例えば製氷スピ−ド
4mm/hに対しては振動数5(以上)を与える必要が
ある。即ち与える適切な振動エネルギ−は一定ではなく
製氷スピ−ドにあわせて変化させれば常に透明氷が確実
に得られる。
【0021】こうして一定の時間が経過すれば、給水槽
55内に水を満たした給水タンク52が使用者によって
セットされた以後は給水槽55内の水を使い切るまでこ
れら一連の行程を自動的に繰り返され透明氷を作る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によると次のような
効果が得られる (1)製氷皿の水は冷気によって下部より冷却される。
同時に製氷皿の上部ヒ−タに通電され加熱を行い氷は製
氷皿下部より生成さる。氷の生成進行とともに水中に溶
解していた気体成分は上方の未凍結水に排出されるが、
製氷皿を振動させる振動付与手段により気体成分は拡散
が促進されれ生成された氷に補足される事なく透明度の
高い氷が生成される。
【0023】(2)製氷皿に与える振動エネルギーを製
氷スピードの変化に応じて適切な値に変化させること
で、製氷スピードが変化しても効率よく、安定して確実
に透明氷を生成することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の自動製氷装置
の拡大斜視図
【図2】同1図の水平面での断面図
【図3】同1図の水直面での断面図
【図4】同1図の自動製氷装置を備えた冷蔵庫の拡大斜
視図
【図5】透明氷を作るために必要な振動数を示すグラフ
【図6】従来例を示す自動製氷装置を備えた冷蔵庫の縦
断面図
【図7】同図6の自動製氷装置の拡大斜視図
【符号の説明】
12 回転軸 13 製氷皿 24 断熱蓋 26 ヒ−タ 28 断熱材 34 振動付与手段 36 冷気吐出風路 41 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−158668(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 1/10 F25C 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水装置から供給された水を製氷皿に貯
    水して製氷し、製氷後に駆動機構により製氷皿を支持軸
    を中心に回転させて上下反転させることにより離氷させ
    るようにした自動製氷装置において、前記製氷皿上部を
    加熱するヒ−タと断熱材により構成された蓋と、主に前
    記製氷皿下部より冷却されるように構成された冷却手段
    と、前記製氷皿を振動させる振動付与手段とを有し、前
    記振動付与手段が、製氷スピードが速くなれば振動エネ
    ルギーを大きくし、製氷スピードが遅くなれば振動エネ
    ルギーを小さくするよう前記製氷皿を振動させる振動数
    を変化させることを特徴とした自動製氷装置。
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JP2005164143A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動製氷装置
JP2005164144A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
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KR101952299B1 (ko) * 2015-11-18 2019-02-26 삼성전자주식회사 투명 얼음을 생산하기 위한 시스템 및 그 방법
EP3862677A4 (en) * 2018-10-02 2022-07-27 LG Electronics Inc. FRIDGE

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