JP2002317499A - プレキャストコンクリート柱及びその仕口部の施工方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート柱及びその仕口部の施工方法

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JP2002317499A
JP2002317499A JP2001122326A JP2001122326A JP2002317499A JP 2002317499 A JP2002317499 A JP 2002317499A JP 2001122326 A JP2001122326 A JP 2001122326A JP 2001122326 A JP2001122326 A JP 2001122326A JP 2002317499 A JP2002317499 A JP 2002317499A
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concrete
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Kaoru Sadaishi
薫 定石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレキャストコンクリート柱10と鉄骨梁2
0の仕口部の突出部を小さくし、取付精度を上げ、運搬
容積を少なくすると共に埋め込み鉄骨部材の形状を単純
化し、柱の製作コスト及び柱梁接合コストの低減を図
る。 【解決手段】 プレキャストコンクリート柱10は鋼製
コラム11を一体に装着しており、鋼製コラム11は鉄
骨梁20のフランジ21に接合するダイヤフラム12を
両端に備え、鉄骨梁20のウエブ22に接合するガセッ
トプレート13を側面に突設している。鉄骨梁20のウ
エブ22をガセットプレート13に高力ボルト23で接
合し、鉄骨梁20の上下フランジ21をダイヤフラム1
2に溶接接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨梁を取付ける
プレキャストコンクリート柱及びその仕口部の施工方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレキャストコンクリート柱に鉄
骨梁を取り付ける仕口部の構造は、種々工夫されてい
る。例えば、仕口部のみをブロック化する技術、鉄骨梁
を柱のコンクリート中に埋め込んで端部を突出させ、柱
と梁の取り合い部を形成する技術等があり、いずれもプ
レキャスト化した部材を製作し、これらの部材を組み立
てることによって、施工工期の短縮を図ることを大きな
目的としている。例えば、プレキャストコンクリート柱
に鉄骨梁と同サイズの鉄骨部材を埋め込んでおき、その
端部を柱コンクリート面より40〜60cm程度突出さ
せておき、突出した鉄骨部材に鉄骨梁を接続する構造に
なっていた。この場合、鉄骨部材を正確に位置決めして
コンクリート柱内に埋設し、所要の精度を確保すること
は、非常にむずかしいことであった。また、鉄骨部材が
コンクリート面より大きく突出しているため、柱を製造
するための型枠の構造が複雑となり、型枠の取扱が困難
であった。また、このようなプレキャストコンクリート
柱をトラック輸送する時に仕口部の容積が大きいため
に、運搬量が制約されると言う問題があった。
【0003】なお、特開2000−81863号公報に
は鉄骨構造物における柱部材と梁部材との接合部分に通
じダイアフラムや外ダイアフラムを用いた接合構造が従
来から多く採用されていることが記載されている。この
場合、柱部材は角形鋼管を素材とするもので、ダイアフ
ラムは上下の柱部材に溶接接合されている。本発明はプ
レキャストコンクリート柱と鉄骨梁との仕口構造に関す
るもので、これらの鉄骨柱部材を用いる従来技術とは全
く異なるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プレキャス
トコンクリート柱の鉄骨梁との仕口部に装着する鉄骨部
材の突出部の大きさを小さくし、この鉄骨部材の型枠へ
の取付精度を上げて正確に位置決めすることができるよ
うにし、また、このプレキャストコンクリート柱の運搬
容積を少なくすると共に、装着した鉄骨部材の形状を単
純化し、コンクリート柱の製作コスト及び型枠コストを
低減し、柱梁接合施工コストの低減を図る技術を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決した技術を提供するためになされたもので、その特
徴とする技術手段は、柱の仕口部に鋼製コラムを一体に
装着してなり、該鋼製コラムは、鉄骨梁のフランジに接
合するダイヤフラムを両端に備えると共に鉄骨梁のウエ
ブに接合するガセットプレートを側面に突設した鋼管コ
ラムであることを特徴とするプレキャストコンクリート
柱である。この鋼製コラムは、梁より柱に伝わる応力の
解析に基づき、柱梁接合部の応力を十分に吸収する構造
に設計する。鋼製コラムは例えば短尺の鋼管等からな
り、その両端にダイヤフラムを備えている。鋼管は例え
ば、角鋼管、矩形鋼管が好適であるが、円形鋼管でもよ
い。また、その他の形状の鋼板組み立て材でもよい。例
えば、横断面が日形、目形、田形、王形、その他でもよ
い。ダイヤフラムは鋼製コラムの両端の端板であって、
フランジ状をなし、穴あきであってもよい。鋼製コラム
は、例えば、ダイヤフラムを中心対称に製作することに
より、柱との関係位置決めが容易であり、正確に位置決
めすることができる。また、本発明の柱は、長手方向を
PC鋼棒で緊張接続することによって、コンクリートと
鋼製コラムとの結合は強固となる。
【0006】次に、本発明の仕口部の施工方法は、上記
のプレキャストコンクリート柱を立設し、鉄骨梁のウエ
ブを前記ガセットプレートに高力ボルトで接合し、鉄骨
梁の上下フランジを前記ダイヤフラムに溶接接合するこ
とを特徴とするプレキャストコンクリート柱の仕口部の
施工方法である。
【0007】本発明は、プレキャストコンクリート柱の
梁仕口部に、角鋼管等からなる鋼製コラムを埋設して部
材応力を増し、鉄骨梁のウエブを高力ボルトで接合し、
フランジ部を溶接によって取り付け、施工を低コスト化
する。本発明方法では、鋼製コラムの上下に取り付けら
れるダイヤフラムを柱の表面から10cm程度突出さ
せ、鉄骨梁のフランジをダイヤフラムに現場溶接すると
き、溶接熱による悪影響をコンクリートが受けないよう
にした。
【0008】本発明方法では、柱をPCaPC造(プレ
キャストプレストレストコンクリート造)の高強度・高
品質部材とし、緊張組立てするものとしている。一方、
梁をコンクリート耐火被覆を施した鉄骨梁としている。
柱と梁との取り合いは、プレキャストコンクリート柱に
装着した鋼製コラムのガセットプレートに梁のウエブを
高力ボルトで結合し、鋼製コラムのダイヤフラムに鉄骨
梁のフランジを現場溶接にて取り付ける。
【0009】このプレキャストコンクリート柱は、鋼製
コラムを装着することとしたので、柱を効率よく高強度
化し、工場製作を簡素化することができる。梁は鉄骨構
造とし、大スパンに対応することができる。鉄骨梁は耐
火被覆を工場にて行うことにより、低コスト化すること
ができ、仕上げ対策に適したものとしている。また、柱
部材に突出部が少なく、運搬・取扱が容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の柱10と梁20との
接合部の模式的斜視図である。図1に示すように、柱は
工場にて製作されたプレキャストコンクリート柱10で
ある。梁は鉄骨梁20で、図では絶縁材31を施し、そ
の上に耐火被覆コンクリート32を被覆した例を示して
いる。柱10の組立は、PC鋼棒14、定着金物15を
用いた圧着工法とする。柱10の梁仕口部に鋼製の角鋼
管からなる鋼製コラム11を型枠にセットし、コンクリ
ートを打設する。この鋼製コラム11は、両端にダイヤ
フラム12を装着した角鋼管である。この、鋼製コラム
11ををセットする時にはX・Y・Z方向の取付精度を
十分にチェックする。現場組立の時に鉄骨梁のウエブと
接続するガセットプレート13が鋼製コラム11に予め
溶接されている。下階躯体上に柱10を建方し、鉄骨梁
20をガセットプレート13に高力ボルト23にて取り
付ける。建方・建直し完了後、鉄骨梁20の上下フラン
ジ23とダイヤフラム12とを現場溶接24によって接
合し、柱梁組立完了となる。その後、鉄骨梁上にスラブ
コンクリートを打設しスタッド25により結合させる。
柱と鉄骨梁の接合部の耐火被覆用コンクリートもスラブ
コンクリートと同時に施工する。
【0011】
【発明の効果】プレキャストコンクリート柱の仕口部に
鋼製コラムを一体に装着することにより、鋼製コラムは
コンクリートを拘束し、部材応力が大きくなる。従っ
て、柱サイズを小さくすることができる。柱と梁との取
り合いが上下のダイヤフラム及びウエブ用のガセットプ
レートとなり、コンクリートよりの突出が10cm程度
と小さくすることができる。鋼製コラムの断面寸法を柱
のコンクリートと同サイズにしておくと、プレキャスト
コンクリート柱を製作する時の型枠を単純化することが
できる。また鋼製コラムを型枠に取付ることがが容易に
なるため、容易に良好な精度を確保することができる。
プレキャストコンクリート柱を運搬する時の容積も1/
2〜1/3程度になり、効率化される。また、柱中に埋
め込まれる従来のクロス梁に比べ、鋼製コラムは製作コ
ストが低域される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の柱梁接合部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 (プレキャストコンクリート)柱 11 鋼製コラム 12 ダイヤフラム 13 ガセットプレート 14 PC鋼棒 15 定着金物 16 スラブコンクリート 20 鉄骨梁 21 フランジ 22 ウエブ 23 高力ボルト 24 溶接 25 スタッド 31 絶縁材 32 耐火被覆コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA04 AA14 AB01 AB12 AB16 AC02 AC15 AC16 AG03 AG04 AG12 AG41 AG48 BB09 BB18 BB22 BB29 BC09 BD01 BE04 BE08 BF04 CA05 CA14 CA64 CA82 CA83 CA90 EA33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱の仕口部に鋼製コラムを一体に装着し
    てなり、該鋼製コラムは、鉄骨梁のフランジに接合する
    ダイヤフラムを両端に備えると共に鉄骨梁のウエブに接
    合するガセットプレートを側面に突設した鋼管コラムで
    あることを特徴とするプレキャストコンクリート柱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレキャストコンクリー
    ト柱を立設し、鉄骨梁のウエブを前記ガセットプレート
    に高力ボルトで接合し、鉄骨梁の上下フランジを前記ダ
    イヤフラムに溶接接合することを特徴とするプレキャス
    トコンクリート柱の仕口部の施工方法。
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