JP2002317172A - 液晶表示装置用シール材樹脂組成物 - Google Patents

液晶表示装置用シール材樹脂組成物

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JP2002317172A
JP2002317172A JP2001123159A JP2001123159A JP2002317172A JP 2002317172 A JP2002317172 A JP 2002317172A JP 2001123159 A JP2001123159 A JP 2001123159A JP 2001123159 A JP2001123159 A JP 2001123159A JP 2002317172 A JP2002317172 A JP 2002317172A
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JP2001123159A
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Kazuyuki Murata
和幸 村田
Masaru Kudo
勝 工藤
Haruki Niimoto
昭樹 新本
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信頼性の高い液晶表示装置を極めて効率的に製
造し得る液晶表示装置用シール材樹脂組成物の提供。 【解決手段】a)ビスフェノール型エポキシ樹脂、b)
脂環式エポキシ樹脂、c)オキセタン基を有する化合物
及びd)光カチオン重合開始剤を必須成分として含有す
る液晶表示装置用シール材樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置用の
シール材樹脂組成物に関し、詳細には液晶汚染性が低
く、信頼性の高い液晶表示装置を効率的に製造し得るシ
ール材樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から液晶表示装置の枠シール材(メ
インシール材)には高純度エポキシ樹脂を主成分とする
熱硬化性樹脂組成物が用いられ高い信頼性を得ている。
この種の液晶表示装置製法としては、まず電極パターン
及び配向膜等を施した一対の液晶用ガラス基板の一方に
枠シール材をディスペンスあるいは印刷等の手段により
一部が開口するように塗布し、他方のガラス基板で挟み
込んだ後、加熱等によってシール材を硬化させ二枚のガ
ラス基板を貼り合わせて液晶封入用セルを作製する。引
き続き、このセルの一部の開口部から真空中において液
晶を封入し、封入口をシールすることにより液晶表示装
置を作成するのが一般的である。
【0003】しかし、従来から使用されている熱硬化型
の液晶シール材については、硬化後の信頼性は高いもの
の、その硬化過程において150℃前後の温度で数時間
保持するといった高温長時間の硬化条件が必要であり、
エネルギー消費の面や生産速度の面で効率的でないばか
りか、液晶に対しても負荷が大きいという問題を抱えて
いる。また、この液晶封入口をシールするエンドシール
材には、光硬化特有の低温・速硬化性を活かしアクリル
系樹脂を中心とするUV硬化型のシール材が主に使用さ
れている。しかし、これらは硬化速度は速いものの残存
するモノマーやイオン性物質による液晶への汚染性が高
く、より接触面積の広いメインシール材には適用できな
いのが現状である。
【0004】近年、液晶表示装置に対する要求性能の高
度化が進み、パネルの大型化、高品位化、高速応答性
化、低電圧化等が要求されてきており、これに伴い使用
される液晶もイオン性物質等の汚染物質や高温・高湿に
対してよりセンシティブなものになりつつある。こうし
た液晶への負荷は電圧保持率の低下を招き表示不良を生
じる原因となるため、シール材組成物にも高純度・低液
晶汚染性、低温速硬化性を付与する必要が生じており、
この課題解決に向けて開発が行われている。
【0005】液晶表示装置は機能面の検討に加えて、製
造面においても液晶表示パネルの生産効率を飛躍的に高
めるために、封入口から液晶を吸い込む方式から液晶を
直接基板に滴下する(液晶滴下方式)製造法が検討され
ている。
【0006】液晶滴下方式とは、前述の一般的な液晶表
示装置の作成工程において、電極パターン及び配向膜等
を施した一対の液晶用ガラス基板の一方に枠シール材を
ディスペンスあるいは印刷等により塗布する工程自体は
同じであるが、この際に一部を開口させることなく、完
全に閉ざされた形に塗布する点が異なり、設けられた堰
の中に真空下で直接液晶を滴下し、他方のガラス基板で
液晶を挟み込んだ後、UV照射や加熱等によってシール
材を硬化させることにより極めて効率的に液晶表示装置
を作製する方式である。この方式では液晶を一気に滴下
するため、液晶封入時間が極めて速まると同時に開口部
が設けられていない為、封入口をシールする必要は無
く、製造面で非常に効率が高まる。
【0007】これまでの方式では、シール材が硬化した
後で液晶を封入していたため、シール材には主に硬化後
の信頼性が要求されてきたが、液晶滴下方式では未硬化
のシール材が直接、しかも広範囲で液晶と接触する為、
シール材にはこれまで以上に高い性能が要求される。特
に、この液晶滴下方式では硬化後の信頼性保持はもちろ
んのこと、未硬化状態におけるシール材の液晶に対する
汚染性が極めて重要な課題となる。
【0008】例えば、特開平5−295087公報に
は、水可溶イオン性物質の含有量がイオン伝導度で40
μs/cm以下である液晶表示装置の枠シール剤組成物
が提案されているが、この値は硬化前または硬化後の樹
脂から水可溶性イオン物質を抽出した抽出水のイオン伝
導度であり、未硬化状態の樹脂組成物が液晶に与える汚
染性を直接表したものではない。
【0009】また、特開平7−56178公報には液晶
注入口封止材(エンドシール材)として硬化前の比抵抗
値が1×10Ω・cm以上の液状封止剤が提案されて
いるが、現在の高性能液晶の枠シール材に適用する場合
には、この値は全く不十分である。すなわち、これまで
の液晶表示装置用枠シール材の開発のターゲットは、主
に硬化後の物性・信頼性の向上に向けられており、未硬
化樹脂についての検討はあまりなされていない。こうし
たことから、前述の液晶滴下方式に十分対応可能なシー
ル材はまだ開発されていないのが実状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前述の液晶滴
下方式にも対応可能なレベルの高純度で、未硬化状態に
おいても液晶に対する汚染性が低く、作業性が良く、低
温速硬化性で、尚かつシール材に本来要求される硬化後
の接着性・耐熱性・耐湿性等の諸物性を満足するような
液晶シール材の開発が待ち望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような液晶汚染が
生じる原因は、シール材が液晶に接することで何らかの
汚染成分が溶出し、液晶の比抵抗値、電圧保持率、液晶
相転移温度を低下させる等の悪影響を及ぼし、結果とし
て配向不良や色むら等の表示不良を引き起こすと推察さ
れる。中でも、最近の高性能液晶の比抵抗値が1×10
12〜1×1013Ω・cmのオーダーであるのに対し
て、従来の液晶シール材の未硬化状態における比抵抗値
は約1×10〜1×1010Ω・cmであることか
ら、シール材の比抵抗値は液晶汚染性に大きな影響を与
えていると考えられる。そこで、本発明者らは前記課題
を解決すべく、シール材樹脂組成物の未硬化状態におけ
る比抵抗値を液晶の比抵抗値に近づけることを目標に鋭
意研究を重ねた。
【0012】その結果、本発明の活性エネルギー線硬化
性樹脂組成物を用いることにより、液晶汚染性が極めて
低く、作業性に優れ、紫外線等の活性エネルギー線で容
易に低温速硬化し、更に硬化物の接着性や耐熱性、耐湿
性等も良好で液晶滴下方式にも十分対応可能な高信頼性
の液晶表示装置用シール材樹脂組成物を開発することに
成功した。驚くべきことには、本発明の樹脂組成物は高
純度化のために特に精製すること無しでも比抵抗値が極
めて高いレベルであることを見出した。従って、更に高
純度を要求される場合でも簡単な高純度化処理を行えば
よく、極めて容易に高純度なシール材が得られる。
【0013】本発明は、エポキシ樹脂とオキセタン樹脂
を一定の割合で混合すると、各々の単独の場合よりも、
光カチオン重合速度が増し、速硬化が可能となるとと共
に、反応が十分進行するという公知の事実に加えて、光
カチオン開始剤を含む組成物の配合比を検討しシール材
全体の未硬化状態における比抵抗値をこれまでになく大
幅に上げることで、あらゆる液晶に対する負荷を減ら
し、尚かつシール材に本来必要な性能を併せ持たせるこ
とによって達成された。
【0014】即ち、本発明は、(1)a)ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂、b)脂環式エポキシ樹脂、c)オキ
セタン基を有する化合物及びd)光カチオン重合開始剤
を必須成分として含有する液晶表示装置用シール材樹脂
組成物、(2)成分a)がビスフェノールA型エポキシ
樹脂である上記(1)記載の液晶表示装置用シール材樹
脂組成物、(3)e)無機充填剤を配合してなる上記
(1)又は(2)記載の液晶表示装置用シール材樹脂組
成物、(4)成分c)の配合量が、成分a)、成分b)
及び成分c)の合計量100重量部のうち5〜50重量
部であることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか
1項に記載の液晶表示装置用シール材樹脂組成物、
(5)成分d)がジアリールヨードニウム塩及び/また
はトリアリールスルフォニウム塩である上記(1)〜
(4)の何れか1項に記載の液晶表示装置用シール材樹
脂組成物、(6)成分a)が40〜60重量部、成分
b)が20〜40重量部、成分c)が10〜40重量
部、成分d)が成分a)〜c)の合計量100重量部に
対して1〜10重量部である上記(1)〜(6)の何れ
か1項に記載の液晶表示装置用シール材樹脂組成物を提
供する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の液晶表示装置用シール材
樹脂組成物は、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂環式
エポキシ樹脂、オキセタン基を有する化合物を混合し、
これに光カチオン重合開始剤を添加、必要に応じて増感
剤やその他の添加剤、無機充填剤等を混合、均一分散化
する事により容易に得ることができる。この際、シール
材を塗布する形態に合わせて作業性を良くする為に、組
成物の粘度を調整することが好ましい。粘度の範囲は、
例えばE型粘度計を使用し25℃下で測定した粘度とし
て、数万〜数百万mPa・sの範囲であり、数万〜数十
万mPa・sが好ましい。粘度調整は使用する樹脂の分
子量、配合割合を変えたり、粘度調整剤を使用したりす
ること等によって行うことができる。
【0016】個々の樹脂あるいは化合物は予め高純度な
ものをそのまま使用することが好ましいが、比抵抗値が
1012(Ω・cm)オーダー以上になるまで樹脂を精
製しても良い。この場合の精製法は水洗、活性炭処理、
カラムクロマトグラフィーによる精製等、一般的な手法
が採用され特に限定されない。こうすることによって表
示不良を引き起こす原因である液晶の比抵抗値低下を抑
制し信頼性の高い液晶シール材を容易に得ることができ
る。本発明のシール材樹脂組成物は、ディスペンス法、
印刷法等により表示基板上に塗布した後、活性エネルギ
ー線を照射し硬化させるという通常の液晶表示パネル作
成方法及び前述の液晶滴下方式に対応できる。
【0017】また、本発明のシール材樹脂組成物はUV
をはじめとする活性エネルギー線照射のみでも十分硬化
し使用に耐えうるが、更に十分な信頼性を得る目的で、
50〜120℃程度の比較的低温で数分〜1時間程度加
熱することは好ましい。こうした緩やかな硬化条件下、
センシティブな液晶に負荷あるいは汚染を与えることな
い本発明の高純度シール材を使用することにより、表示
不良等を長期にわたり生じさせない高信頼性の液晶表示
装置を得ることができる。以下に本発明を詳細に説明す
る。
【0018】前述の成分a)、すなわちビスフェノール
型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルS型エポキシ樹脂等が挙げられ、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂が好ましいが、特にこれらに限定されな
い。できる限り高純度タイプのビスフェノール型エポキ
シ樹脂を使用することが好ましい。ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂はエポキシ当量が通常180〜3000g/e
q程度のものが使用できるが、180〜900g/eq程度
のものがものが好適に使用される。
【0019】尚、ビスフェノール型エポキシ樹脂は一種
類に限定されず、粘度や作業性を調整するために、エポ
キシ当量や分子量の異なる樹脂を2種類以上併用しても
良い。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂として
は、市販のRE−310S、RE−410S(日本化薬
(株)製)、エポミックR301(三井石油化学(株)
製)、エピクロン850S(大日本インキ化学工業
(株)製)等が挙げられ、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂としては、RE−304S、RE−404S(日本
化薬(株)製)、エピコート807(ジャパンエポキシ
レジン(株)製)、アデカレジンEP4900(旭電化
工業(株)製)等が挙げられるが、特にこれらに限定さ
れない。
【0020】前述の成分b)、すなわち脂環式エポキシ
樹脂としては、セロキサイド2021A(ダイセル化学
工業(株)製)、ERL4221(UCC社製)、また
ビスフェノールA型エポキシ樹脂の水添化合物である、
アデカレジンEP4080等が挙げられるが、これらに
特に限定されず、市販の脂環式エポキシ樹脂が使用でき
る。保存安定性の面からはセロキサイド2021Aが特
に好ましい。
【0021】前述の成分c)、すなわちオキセタン基を
有する化合物としては、ビフェニルジオキセタン(BP
DO、宇部興産(株)製)、キシリレンジオキセタン
(XDO、商品名:OXT-121、東亞合成(株)製)等が
挙げられるが、一般に知られているエポキシ樹脂のオキ
シラン環の全部あるいは一部をオキセタン環に置換した
化合物であれば特に限定されず、樹脂組成物の粘度設定
により使い分けることができ、1種類あるいは2種類以
上を併用しても良い。
【0022】上記の必須3成分の配合比率は、所望の粘
度設定により大きく異なるが、3成分の合計量100重
量部の内、成分a)は通常30〜80重量部、好ましく
は40〜60重量部、成分b)は通常10〜50重量
部、好ましくは20〜40重量部、成分c)は通常5〜
50重量部であるが、反応性及び硬化性の面から好まし
くは10〜40重量部である。
【0023】成分a)〜c)は、単独であるいは2種類
以上混合してトルエン等の有機溶剤に溶かし、活性炭処
理、アルミナカラム処理、水洗処理等を施しても良い。
尚、精製処理の際、溶剤が残らないようにすると共に、
水分が残らないよう十分乾燥することが必須である。精
製方法については特にこれらに限定されず、分子蒸留等
一般的な方法が採用できる。
【0024】上記の成分d)、すなわち光カチオン重合
開始剤については、活性エネルギー線照射によって、効
率的にカチオンを発生するものであれば特に限定され
ず、公知の光カチオン重合開始剤が使用できるが、特に
芳香族オニウム塩が好適に使用される。例えば、SbF
-、SbF -、BF -、AsF -、PF -、BC
-、BC(CF等のアニオン成分
と、ヨウ素、イオウ、窒素、リンなどの原子を含む芳香
族カチオンとからなる芳香族オニウム塩が挙げられる。
これらの内、ジアリールヨードニウム塩、トリアリール
スルフォニウム塩が特に好ましい。
【0025】具体的には、下記式1〜4に示すような化
合物が挙げられる。中でも式1及び2に示すジアリール
ヨードニウム塩が特に好ましい。また、これらの光カチ
オン開始剤は1種類でも2種類以上併用しても構わない
が、純度の良い物を使用することが好ましく、純度が悪
い場合には一般的精製法で高純度化して使用することが
好ましい。
【0026】
【化1】
【0027】成分d)の配合量は成分a)〜c)の合計
量100重量部に対して通常0.5〜20重量部、好ま
しくは1〜10重量部、より好ましくは2〜7重量部で
ある。
【0028】上記成分a)〜d)までの必須成分を使用
することにより、未硬化状態の樹脂組成物の比抵抗値は
通常1×1012Ω・cm以上になるが、更に高純度が
要求される場合は、前述の様に各成分を精製することに
より、未硬化状態の比抵抗値が1×1013Ω・cm以
上という、ほぼ液晶の比抵抗値と同等の組成物を得るこ
ともできる。
【0029】本発明は上記成分a)〜d)の必須成分に
加えて、更に成分e)無機充填剤を配合しても良い。無
機充填剤としては、通常シール材等電子材料に使われて
いる物が使用でき、特に限定されないが、例えば、シリ
カ、アルミナ、タルク、チタニア、炭酸カルシウム等の
破砕状、球状等の微粒子が挙げられ、特に限定されない
が、可能な限り高純度であることが好ましい。純度が低
い場合は、純水で洗浄を繰り返す等の精製を行い高純度
化処理する。その際、加熱乾燥を行って水分を完全に除
去することが好ましい。成分e)は、成分a)〜d)の
合計量100重量部に対して0〜100重量部の範囲で
使用され、2種類以上配合しても良い。
【0030】更に本発明の樹脂組成物には前述の成分に
加えて、光増感剤、粘度調整剤、接着力向上剤、シラン
カップリング剤、添加剤、所定のギャップを出すための
スペーサー、イオンキャッチャー、顔料等を配合しても
よい。この際、樹脂組成物の比抵抗値を1×1012Ω
・cm以下に下げないようにするのが好ましい。
【0031】光増感剤としては、クリベロ(Crivllo)のA
dv.in polymer Sci.,62,1(1984)に記載の典型的な光
増感剤が挙げられるが、これらに限定されず光増感作用
を有する公知の増感剤が1種類あるいは2種類以上併用
して使用できる。具体的には、例えばチオキサントン、
アントラセン、ピレン等が挙げられる。粘度調整剤とし
ては、ブタジエン-アクリロニトリル共重合体の変性オ
リゴマー、ノボラック型エポキシ樹脂、ジアリルフタレ
ート樹脂(例えば、ダップ:ダイソー(株)製)等が挙
げられる。接着力向上剤としては、アクリル系コアシェ
ル微粒子(F351)(日本ゼオン(株)製)が、シランカッ
プリング剤としては、エポキシシラン、ビニルシラン、
アミノシラン等が挙げられる。
【0032】スペーサーとしては、所定のサイズに調整
されたグラスファイバー、ポリマービーズ等が挙げられ
る。イオンキャッチャーとしては、DHT−6(協和化
学工業(株)製)等が、顔料としてはチタンブラック等
が挙げられる。上述の成分a)〜e)以外の成分の配合
量は、成分a)〜c)の合計量100重量部に対して通
常0.1〜5重量部の範囲内で選ばれる。
【0033】本発明の液晶表示装置用シール材樹脂組成
物は、未硬化状態における比抵抗値が1×1012Ω・
cm以上であることが好ましく、1×1013Ω・cm
以上であることがより好ましい。この比抵抗値は例え
ば、次のようにして測定できる。 <比抵抗測定方法>まず、測定しようとする液(液晶又
はシール材)にスペーサーとして4μmのポリマービー
ズを0.2重量%程度添加して良く混合する。この液を
幅7mmのクロムメッキを施したガラス基板に塗布し、
4点に同じくスペーサーを添加したUV硬化樹脂を塗布
する。続いて、同様にクロムメッキを施したもう一枚の
ガラス基板をクロスするように貼り合わせ、クランプで
圧着する。そこに高圧水銀ランプの光を照射し、UV硬
化樹脂を光硬化させ4μmのギャップを保つように二枚
のガラス基板を固定する。こうして得られた、試験サン
プルの交差するクロム部分に鰐口クリップを取り付け電
圧をかけて通電させ、超高抵抗測定器(R8340、
(株)アドバンテスト製)で比抵抗値を測定する。例え
ば、4分経過して抵抗値が安定したところで、値を読み
とり比抵抗値とするといった方法で測定できる。
【0034】尚、本発明のシール材樹脂組成物は均一組
成にして使用することが好ましく、各成分を十分混合し
た後、三本ロール等で混練し、更に均一化させることが
好ましい。また、組成物中に残留する凝集物を除去する
ために、フィルター等によりろ過を行うことも好適であ
る。
【0035】こうして得られる本発明のシール材樹脂組
成物は前述のような従来の液晶表示装置の作成方法及び
液晶滴下方式に対応可能である。従来の方法を例に採る
と、ガラス基板上にディスペンスあるいは印刷によって
本発明のシール材を塗布し、対となるガラス基板を対向
させて加圧下で紫外線等の活性エネルギー線を3000
mJ/cm程度の光量を照射し、本発明のシール材を
硬化させることによって液晶セルを簡単に得ることが可
能である。尚、液晶滴下方式においても、同様の硬化条
件で良い。
【0036】活性エネルギー線としては紫外線、X線、
電子線等が挙げられ、特に限定されないが、工業的には
安価な装置を使用できることから紫外線を利用すること
が好ましい。紫外線の光源としては、加圧水銀灯、高圧
水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ等が挙
げられるが、これらに限定されず様々なものを使用する
ことができる。また、照射光量は、1000〜6000
mJ/cm 程度であり、2000〜4000mJ/c
で十分である。
【0037】本発明のシール材はこのままでも十分な接
着力等の性能を発揮するが、更に長期の信頼性を向上さ
せるために、活性エネルギー線照射後に引き続いて加熱
硬化を行うことも好適である。加熱温度は50〜120
℃の比較的低温で十分であり、加熱時間は数分〜1時間
程度で十分である。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。
【0039】実施例1 成分a)であるビスフェノールA型エポキシ樹脂として
RE-301S(日本化薬(株)製:エポキシ当量18
2g/eq)を30重量部とエポミックR301(三井石
油化学(株)製:エポキシ当量約500g/eq)を10
重量部用い、成分b)である脂環式エポキシ樹脂として
商品名:セロキサイド2021A(ダイセル化学(株)製)
を30重量部、成分c)であるオキセタン基を有する化
合物として、BPDO(ビフェニルジオキセタン:宇部
興産(株)製)30重量部、及びシランカップリング剤
(エポキシシラン サイラエースS510:チッソ(株)
製)1重量部を70℃に加熱して良く混合した。室温ま
で冷却した後、成分d)である光カチオン開始剤とし
て、ジアリールヨードニウム塩(式1)(RHODORSIL PH
OTINIIATOR 2074、RHODIA CHIMIE社製)を3重量部、及
び光増感剤としてジエチルチオキサントン(式5)(商
品名:DETX−S、日本化薬(株)製)を2重量部添
加して遮光下で60℃に加熱撹拌、溶解させた。
【化2】
【0040】溶解後、更に接着力向上剤としてアクリル
系コアシェル微粒子(商品名:F351、日本ゼオン
(株)製)を1.5重量部添加して、70℃で1時間加
熱混合した。引き続き、成分e)である無機充填剤とし
て、合成シリカ(クリスタライト1-FF:(株)龍森製)
を20重量部、アルミナ(CR-85:BaikowskiJapan 社
製)を30重量部添加混合した後、三本ロールにて混練
し、645メッシュの金網を用いて加圧下でろ過した。
こうして、粘度約7万mPa・sの本発明のシール材樹
脂組成物(A)を得た。尚、粘度はE型粘度計を用い、
25℃、回転数5rpmで測定した(以下同様)。
【0041】実施例2 実施例1において、成分a)としてRE-310Sの代
わりに、エポキシ当量約250g/eqのビスフェノール
A型エポキシ樹脂を用い、成分c)として、BPDOの
代わりにキシリレンジオキセタン(商品名:XDO、東
亞合成(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、粘度約5万Pa・sの本発明のシール材樹脂組成物
(B)を得た。
【0042】実施例3 実施例1において成分b)としてセロキサイド2021
Aの代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の水添
化合物(アデカレジンEP4080:旭電化(株)製)
を用いた以外は実施例1と同様にして、粘度約5万Pa
・sの本発明のシール材樹脂組成物(C)を得た。
【0043】実施例4 実施例1において成分e)を使用しなかった以外は実施
例1と同様にして粘度約2万Pa・sの本発明のシール
材樹脂組成物(D)を得た。
【0044】実施例5 実施例1において、成分a)としてRE-310S、3
0重量部の代わりに、エポキシ当量約400g/eqのビ
スフェノールA型エポキシ樹脂40重量部を用い、エポ
ミックR−301を使用しなかった以外は実施例1と同
様にして、粘度約15万Pa・sの本発明のシール材樹
脂組成物(E)を得た。
【0045】実施例6 実施例1において、成分a)のとしてエポミックR30
1の配合量を10重量部から20重量部に変え、成分
c)のBPDOの配合量を20重量部とした以外は実施
例1と同様にして、粘度約20万Pa・sの本発明のシ
ール材樹脂組成物(F)を得た。
【0046】実施例7 実施例1において、粘度調整剤としてアクリル系樹脂
(商品名:ダップ、ダイソー(株)製)2重量部添加し
た以外は、実施例1と同様にして粘度約15万Pa・s
の本発明のシール材樹脂組成物(G)を得た。
【0047】実施例8 実施例1において、成分a)〜c)を混合し、これを精
製したものを用いた以外は実施例1と同様にして粘度約
7万Pa・sの本発明のシール材樹脂組成物(H)を得
た。尚、精製は以下のようにして行った。混合樹脂をト
ルエンに溶解して、分液ロートを用いて約60℃に加温
した純水にて洗浄を5回繰り返し、トルエン相を分離し
た後、トルエン相に活性炭を3重量%添加して60℃に
て加熱撹拌後、活性炭をろ過により除去し、トルエン相
を減圧下で加熱濃縮することによって精製した。
【0048】実施例9 実施例1において、成分d)として式1で示されるヨー
ドニウム塩に代えて式2で示されるヨードニウム塩を使
用した以外は実施例1と同様にして粘度約7万Pa・s
の本発明のシール材樹脂組成物(I)を得た。
【0049】実施例10 実施例6において、成分d)として式1で示されるヨー
ドニウム塩に代えて式3で示されるスルフォニウム塩を
用いた以外は実施例6と同様にして粘度約20万Pa・
sの本発明のシール材樹脂組成物(J)を得た。
【0050】実施例11 実施例1において、成分c)として、BPDOからPN
OX(フェノールノボラック型オキセタン化合物:昭和
電工(株)製)に代え、成分d)として式1で示される
ヨードニウム塩に代えて式4で示されるスルフォニウム
塩を用いた以外は実施例1と同様にして粘度約30万P
a・sの本発明のシール材樹脂組成物(K)を得た。
【0051】実施例12 実施例1において、成分d)として式1で示されるヨー
ドニウム塩3重量部を7重量部に増やし、光増感剤とし
て式5で示したDETX−Sの代わりに、式6で示され
る増感剤を用いた以外は実施例1と同様にして粘度約7
万Pa・sの本発明のシール材樹脂組成物(L)を得
た。
【化3】
【0052】試験例 実施例1〜12で得られたシール材(A)〜(L)の比
抵抗値測を以下のようにして測定した。結果を表1に示
す。 比抵抗値測定方法:得られた未硬化の各シール材に4μ
mの粒径を持つポリマービーズを0.2重量%加えた
後、四隅にUV接着剤を塗布した比抵抗測定用ガラス・
クロム基板の中心に1滴落とし、もう一枚の基板を直交
させて挟み込んでギャップを出し、クリップで固定し
た。この比抵抗試験体の四隅にUVを照射して接着剤を
硬化させた後、直交する二枚のガラス・クロム基板のク
ロム部分を鰐口クリップで挟み、10Vの電圧をかけた
後、240秒後の比抵抗値を測定した。尚、この際にク
ロム基板が交差している部分のシール材には光が照射さ
れない為、シール材の未硬化状態における比抵抗値を測
定することができる。
【0053】
【表1】
【0054】参考例 市販の低電圧駆動用液晶(Z)につき、前述のシール材
の比抵抗値を測定した方法と同様にして液晶の比抵抗値
を測定した。また、液晶相転移温度を示差走査型熱量計
(DSC)を用いて、昇温速度2℃/minで測定した。
結果を表2に示す。
【0055】試験例12 実施例1で得られたシール材(A)1gを10mlのガラ
ス製のサンプル瓶に入れ、前述の液晶(Z)1gを加え
室温下で30分静置したのち、液晶層の一部(Z-A)を
取り出し、参考例と同様にして比抵抗値及び液晶相転移
温度を測定した。結果を表2に示す。
【0056】試験例13 実施例6で得られたシール材(F)1gを10mlのガラ
ス製のサンプル瓶に入れ、前述の液晶(Z)1gを加
え、50℃で30分静置したのち、3000mJ/cm
のUV照射を行った後、更に85℃で30分加熱し
た。その後、液晶相の一部(Z-F)を取り出し参考例と同
様にして比抵抗値及び液晶相転移温度を測定した。結果
を表2に示す。
【0057】試験例14 実施例8で得られたシール材(G)1gを10mlのガラ
ス製のサンプル瓶に入れ、前述の液晶(Z)1gを加
え、50℃で30分静置したのち、超音波で5分処理し
た後、3000mJ/cmのUV照射を行った。更
に、120℃で1時間加熱を行った後、液晶相の一部(Z
-G)を取り出し参考例と同様にして比抵抗値及び液晶相
転移温度を測定した。結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】試験例15 実施例1で得られたシール材(A)に5μmのグラスフ
ァイバーをスペーサーとして1重量%添加し、ガラス基
板上に1.5mm角のガラスチップを貼り付け、3000m
J/cmのUV照射を行った。得られた試験体(M)
をボンドテスター(SEISHIN TRADING社製)を用いて、
接着面の水平方向に加重をかけ、ガラス−ガラスの剪断
接着強度を測定した。最大破壊荷重をチップの面積で除
した値を常態接着強度とした。結果を表3に示す。
【0060】試験例16 実施例1で得られたシール材(A)に5μmのグラスフ
ァイバーをスペーサーとして1重量%添加し、ガラス基
板上に1.5mm角のガラスチップを貼り付け、3000m
J/cmのUV照射を行った後、引き続き85℃で3
0分加熱して後硬化させた。得られた試験体(N)を試
験例15と同様にして常態接着強度を測定した。結果を
表3に示す。
【0061】試験例17 試験例15と同様にして得られた試験体(M)をプレッ
シャークッカー装置を用いて加圧下121℃で20時間
静置した後、試験例15と同様にして耐湿接着強度を測
定した。結果を表3に示す。
【0062】試験例18 試験例16と同様にして得られた試験体(N)を試験例
17と同様にして耐湿接着強度を測定した。結果を表3
に示す。
【0063】試験例19 試験例15においてガラス基板をITO(インジウムス
ズオキサイド)基板に、ガラスチップをITOチップに
変えた以外は試験例15と同様にして、ITO−ITO
の接着強度を測定した。結果を表3に示す。
【0064】試験例20 試験例15においてガラス基板をクロム基板に、ガラス
チップをITOチップに変えた以外は試験例15と同様
にして、クロム−ITOの接着強度を測定した。結果を
表3に示す。
【0065】試験例21 実施例1で得られたシール材(A)を、PETフィルム
を貼り付けたガラス基板上に塗布し、約0.1mmの厚
さに延ばした。次にUV光を3000mJ/cm照射
した後、90℃で30分間加熱し硬化フィルムを得た。
フィルムを所定の大きさにカットし熱機械分析機(TM
A:理学(株)製)にて、昇温速度2℃/minで弾性率
を測定し、傾きから膨張係数(α1)を、変曲点からガ
ラス転移温度を求めた。結果を表4に示す。
【0066】試験例22 試験例21で得られた硬化フィルムを用いて、煮沸水中
に5時間浸漬させ、次式から吸水率(%)を求めた。結
果を表4に示す。 吸水率(%)=(吸水後の重量−吸水前の重量)/吸水
前の重量×100
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】試験例23 実施例6で得られた本発明のシール材(F)を用いてガ
ラス基板上に幅約1mmの線を長方形にディスペンスし、
その堰の中に液晶(Z)を満たし、室温下で1晩静置し
た。翌日、ディスペンスしたシール材の線を目視で観察
したところ、シール材は液晶相に溶け出すことなく約1m
mの幅のままで形を保っていた。また、設けられた堰か
ら液晶が流れ出ることもなかった。
【0070】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置用シール材樹脂組
成物は、未硬化状態における比抵抗値が、1×1012
Ω・cm以上であり、液晶と接触させても形が崩れ難く
殆ど相溶しない上に、液晶の比抵抗値及び相転移温度を
殆ど低下させることの無い極めて液晶汚染性の低い高純
度なシール材を与える。また、3000mJ/cm
度の低光量で短時間のうちに硬化して、高い接着強度を
発現し、更に必要に応じて後加熱を行う場合にも、比較
的低温短時間で行えるので、液晶への負荷も小さく、ま
た生産面においても著しい効率化を測ることができる。
一方、本発明の樹脂組成物は本来シール材に要求され
る、接着性・耐熱性・吸水率等の硬化後の諸物性も極め
て良好であり、更に耐湿強度も十分である為、長期にわ
たって信頼性の高い液晶表示装置を製造するにあたり極
めて有用なものである。このように本発明の液晶表示装
置用シール材樹脂組成物は作業性・汚染性・信頼性共に
良好で、特に未硬化状態における汚染性が極めて低いこ
とから、これまでのシール材では対応できなかった液晶
滴下方式による液晶表示装置の作製にも対応可能であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新本 昭樹 埼玉県与野市鈴谷7−6−2−906 Fターム(参考) 2H089 MA04Y NA22 NA44 NA45 NA49 PA16 QA12 4H017 AA04 AA31 AB08 AC08 AD06 AE04 AE05 4J036 AB01 AB07 AD08 AD21 AJ08 DB30 FA03 FA05 FA11 GA22 GA24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)ビスフェノール型エポキシ樹脂、b)
    脂環式エポキシ樹脂、c)オキセタン基を有する化合物
    及びd)光カチオン重合開始剤を必須成分として含有す
    る液晶表示装置用シール材樹脂組成物。
  2. 【請求項2】成分a)がビスフェノールA型エポキシ樹
    脂である請求項1記載の液晶表示装置用シール材樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】e)無機充填剤を配合してなる請求項1又
    は2記載の液晶表示装置用シール材樹脂組成物。
  4. 【請求項4】成分c)の配合量が、成分a)、成分b)
    及び成分c)の合計量100重量部のうち5〜50重量
    部であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に
    記載の液晶表示装置用シール材樹脂組成物。
  5. 【請求項5】成分d)がジアリールヨードニウム塩及び
    /またはトリアリールスルフォニウム塩である請求項1
    〜4の何れか1項に記載の液晶表示装置用シール材樹脂
    組成物。
  6. 【請求項6】成分a)が40〜60重量部、成分b)が
    20〜40重量部、成分c)が10〜40重量部、成分
    d)が成分a)〜c)の合計量100重量部に対して1
    〜10重量部である請求項1〜6の何れか1項に記載の
    液晶表示装置用シール材樹脂組成物。
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