JP2002316463A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002316463A
JP2002316463A JP2001123404A JP2001123404A JP2002316463A JP 2002316463 A JP2002316463 A JP 2002316463A JP 2001123404 A JP2001123404 A JP 2001123404A JP 2001123404 A JP2001123404 A JP 2001123404A JP 2002316463 A JP2002316463 A JP 2002316463A
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recording
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recording head
platen
sheet
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Minoru Tanaka
実 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートへの記録品質を良好に確保できるこ
と。 【解決手段】 プラテン17に沿って走行可能なキャリ
ッジ16に記録ヘッド11が搭載され、このプラテンが
記録ヘッドに対し接離する方向に移動自在に弾性支持さ
れ、記録ヘッドが、プラテンとの間に搬送されたシート
Sに画像を記録する記録装置において、最高記録速度で
の記録動作によっては、プラテンが記録ヘッドから離反
してシートへの記録品質が劣化する記録パターンを記録
する場合に、電源ユニット31から出力される電源出力
は、この電源ユニットから記録ヘッドに供給されるヘッ
ド駆動電圧が、シートへの記録品質が劣化する前に、記
録ヘッドによる記録動作を一旦停止させる基準となる基
準電圧まで必然的に電圧降下するように、電源ユニット
の可変抵抗器32を用いて調整して設定されるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテンと記録ヘ
ッドとの少なくとも一方が互いに接離する方向に移動自
在に弾性支持された記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置には、平面形状のプラテンの長
手方向に沿って走行するキャリッジに記録ヘッドが搭載
され、このプラテンが、記録ヘッドに対し接離する方向
に移動自在に弾性支持され、これらの記録ヘッドとプラ
テンとの間にシートが搬送されたときに、プラテンが記
録ヘッドに対し移動して、記録ヘッドとシートとの間の
プラテンギャップを一定にし、記録ヘッドがシートに画
像を記録するドットインパクトプリンタが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なプリンタでは、特に、記録ヘッドがシートに例えば記
録デューティの高い記録パターンを記録する際に、記録
ヘッドの記録ワイヤがプラテンに作用する衝突力が過大
となって、プラテンが記録ヘッドから離反する方向に移
動し、シートに記録される画像の記録品質が劣化してし
まう恐れがある。
【0004】このような記録品質の劣化は、プラテンが
固定され、記録ヘッドがプラテンに対し接離する方向に
移動自在に弾性支持されたプリンタにおいても同様に発
生する恐れがある。
【0005】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、シートへの記録品質を良好に確保で
きる記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、プラテンに沿って走行可能なキャリッジに記録ヘッ
ドが搭載され、この記録ヘッドと上記プラテンの少なく
とも一方が互いに接離する方向に移動自在に弾性支持さ
れ、上記記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送され
たシートに画像を記録する記録装置において、所定記録
速度での記録動作によっては、上記記録ヘッドと上記プ
ラテンとの少なくとも一方が離反してシートへの記録品
質が劣化する記録パターンを記録する場合に、上記記録
ヘッドに供給されるヘッド駆動電圧が、シートへの記録
品質が劣化する前に、上記記録ヘッドによる記録動作を
一旦停止させる基準となる基準電圧まで必然的に電圧降
下するように電源容量を調整して設定する設定手段を備
えたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ヘッド駆動電圧が基準電圧まで必
然的に電圧降下して、記録ヘッドによる記録動作が一旦
停止された後は、所定記録速度よりも低い記録速度で記
録動作が再開されるよう構成されたことを特徴とするも
のである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記記録ヘッドとプラテンと
の少なくとも一方が離反して、シートへの記録品質が劣
化する記録パターンは、記録デューティが60%を越え
る記録パターンであることを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、上記電源容量を調整
して設定する手段は可変抵抗器であることを特徴とする
ものである。
【0010】請求項1乃至4に記載の発明には、次の作
用がある。
【0011】所定記録速度での記録動作によっては、記
録ヘッドとプラテンとの少なくとも一方が離反してシー
トへの記録品質が劣化する記録パターンを記録する場合
に、記録ヘッドに供給されるヘッド駆動電圧が、シート
への記録品質が劣化する前に、記録ヘッドによる記録動
作を一旦停止させる基準となる基準電圧まで必然的に電
圧降下するように電源容量を調整して設定する設定手段
を備えたことから、ヘッド駆動電圧が基準電圧まで電圧
降下して記録ヘッドによる記録動作が一旦停止する前
に、シートへの記録品質が劣化してしまうことを防止で
きる。記録速度が低下されて再開される以後の記録動作
によっては、記録品質の劣化が発生しないことから、シ
ートへの記録品質を良好に確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0013】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ
本体の一部を示す側断面図である。図2は、図1のII矢
視図である。
【0014】これらの図1及び図2に示す記録装置とし
てのプリンタ10は、記録ヘッド11の複数の記録ワイ
ヤ12を、インクリボン13を介してシートSに打ち付
けてドットを記録することにより、文字を含む画像を記
録するドットインパクトプリンタである。このプリンタ
10は、記録装置本体としてのプリンタ本体14と、こ
のプリンタ本体14の上方、下方をそれぞれ覆うアッパ
ケース、ロアケース(ともに図示せず)とを有して構成
される。
【0015】なお、シートには、所定長さに切断された
カットシートと、複数枚が連接された連続シートとがあ
る。カットシートとしては、例えば単票紙(単票複写紙
を含む)、通帳またはカットフィルム等があり、連続シ
ートとしては連続紙(連続複写紙を含む)がある。
【0016】上記プリンタ本体14は、本体フレーム1
5と、記録機構部としての記録ヘッド11、キャリッジ
16及びプラテン17と、シート搬送機構部としてのシ
ート案内18、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ2
2、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24と、を
有して構成される。
【0017】本体フレーム15にキャリッジ軸25が架
け渡されると共に、シート案内18が固定して配設され
る。また、上記プラテン17は平面形状に形成され、本
体フレーム15に付勢ばね26を介して弾性支持され
て、記録ヘッド11に対し接離する方向に移動自在に構
成される。このプラテン17は、本体フレーム15に形
成されたストッパ19(図2)に係止可能に構成され
て、付勢ばね26による記録ヘッド11側への必要以上
の移動が規制される。
【0018】上記シート搬送機構部は、プラテン17に
対し、第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプ
リンタ本体14の前方側に、第3搬送ローラ23及び第
4搬送ローラ24がプリンタ本体14の後方側にそれぞ
れ配置されて構成される。更に、第1搬送ローラ21と
第2搬送ローラ22が、また第3搬送ローラ23と第4
搬送ローラ24が、それぞれ上下方向に配置されて対を
なす。
【0019】このうち、第1搬送ローラ21及び第3搬
送ローラ23は、プラテン17とともにシート案内18
の下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ロ
ーラ24がシート案内18の上方に配置される。第1搬
送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ2
3及び第4搬送ローラ24は、図示しないシート搬送モ
ータ及び駆動輪列部によって、図1の時計方向(CW)
または反時計方向(CCW)に回転駆動される。
【0020】シートは、プリンタ本体14の前方側から
手差し供給された後、第1搬送ローラ21及び第3搬送
ローラ23の時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ2
2及び第4搬送ローラ24の反時計方向の回転により、
プリンタ本体14の前方から後方へ向かって搬送され、
また、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の反
時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ22及び第4搬
送ローラ24の時計方向の回転により、プリンタ本体1
4の後方から前方へ向かって搬送される。これにより、
シートSは、キャリッジ16の後述の主走査方向に直交
する副走査方向に搬送される。
【0021】上記キャリッジ16は、キャリッジ軸25
に摺動自在に挿通されるとともに、図3にも示すよう
に、記録ヘッド11を搭載し、プラテンギャップ調整用
の押圧ローラ27を有する。
【0022】このキャリッジ16は、図示しないキャリ
ッジ駆動モータの正転または逆転により往復移動される
タイミングベルト28(図1)に結合される。従って、
キャリッジ16は、キャリッジ駆動モータの正転または
逆転により、タイミングベルト28を介しキャリッジ軸
25に案内されて、このキャリッジ軸25の軸方向及び
プラテン17の長手方向と一致する主走査方向に走行
(走査)される。
【0023】上記押圧ローラ27は、記録ヘッド11に
回転自在に枢支され、キャリッジ16の主走査方向の走
行時に、プラテン17の表面またはシートSの表面に接
触して転動する。記録ヘッド11とプラテン17との間
にシートSが搬入された時には、押圧ローラ27はシー
トSを介してプラテン17を押圧し、プラテン17を付
勢ばね26の付勢力に抗して、シートSの厚さ方向で、
記録ヘッド11から離れる向き(即ち図1及び図2にお
ける下方)へ移動させる。これにより、記録ヘッド11
とプラテン17との間に厚さの異なるシートSが搬入さ
れた場合にも、または通帳などのようにシートSの厚さ
が途中で変化する場合にも、記録ヘッド11とシートS
の表面との間のプラテンギャップが、シート厚に拘わら
ず常に一定に確保されると共に、押圧ローラ27がプラ
テン17との間でシートSを挟持する。
【0024】上記付勢ばね26のばね定数の上限値は、
押圧ローラ27とプラテン17との間に挟持されたシー
トSが搬送され得る程度の強さに設定される。また、付
勢ばね26のばね定数の下限値は、記録ヘッド11の記
録ワイヤ12が記録デューティ60%以下の記録パター
ンをシートSに記録動作する際に、記録ワイヤ12の衝
突力によっても、プラテン17が記録ヘッド11から離
反する方向に移動してシートSへの記録品質が劣化する
ことがない強さに設定される。
【0025】上記記録ヘッド11は、図1に示すよう
に、多数の記録ワイヤ12を備え、これらの記録ワイヤ
12の突出方向前方にインクリボン13が位置する。こ
のインクリボン13は、キャリッジ16または本体フレ
ーム15に装着されたリボンカートリッジ内に折り畳ま
れて収納される。記録ヘッド11は、キャリッジ16と
ともに主走査方向に走行される間に、記録ワイヤ12を
突出させてインクリボン13に打ち当て、このインクリ
ボン13のインクを、プラテン17と記録ヘッド11と
の間に搬送されるシートに付着させて、このシートに文
字を含む画像を記録する。
【0026】記録ヘッド11による記録動作は、記録ヘ
ッド11が主走査方向左向きまたは右向きに走行される
間に、記録ヘッド11の記録ワイヤ12により1行分の
記録がなされ、この1行分の記録がなされる度に、第1
搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ
23及び第4搬送ローラ24がシートSを所定長(通常
行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることに
より実施される。
【0027】ところで、上述のように構成されたプリン
タ10の電源容量、即ち、プリンタ10の電源ユニット
31から出力される電源出力は、この電源ユニット31
内に設置された設定手段としての可変抵抗器32を用い
て、例えばプリンタ10の出荷前に以下のように調整さ
れ設定される。
【0028】つまり、所定記録速度としての最高記録速
度での記録動作によっては、プラテン17が記録ヘッド
11から離反してシートSへの記録品質が劣化してしま
う記録パターン(例えば、記録デューティが60%を越
える記録パターン)を記録する場合に、電源ユニット3
1から出力される電源出力は、この電源ユニット31か
ら記録ヘッド11へ供給されるヘッド駆動電圧V(図
4)が、シートSへの記録品質が劣化する前に、記録ヘ
ッド11による記録動作を一旦停止させる基準となる基
準電圧Voまで必然的に電圧降下するように、電源ユニ
ット31の可変抵抗器32を用いて調整して設定され
る。
【0029】この電源出力について、更に詳説する。
【0030】一般に、ドットインパクトプリンタ10に
おいては、消費電力を低減させるために、電源ユニット
31から出力される出力電圧は、記録デューティ60%
以下(例えば60%)の記録パターンを記録ヘッド11
が最高記録速度で記録動作できるよう設定されている。
【0031】従って、記録ヘッド11及びプラテン17
が互いに接離する方向に弾性支持されていないドットイ
ンパクトプリンタにおいて、電源ユニット31から出力
される電源に対し負荷が低い記録パターン(例えば文字
等のように、記録デューティが60%以下の記録パター
ン)を記録ヘッド11が最高記録速度で記録する場合、
電源ユニット31から記録ヘッド11へ供給されるヘッ
ド駆動電圧Vは、図5に示すようになる。
【0032】つまり、このヘッド駆動電圧Vは、記録ヘ
ッド11が記録動作を開始した時点T11から若干降下
し始め、記録ヘッド11が記録動作を終了するまでこの
状態を継続し、記録動作が終了した時点T12で規定電
圧に復帰する。なお、上記デューティとは、単位時間当
たり、例えば平均1文字当たりの記録ワイヤ12による
ドット数の割合を言う。
【0033】また、同様に、記録ヘッド11及びプラテ
ン17が互いに接離する方向に弾性支持されていないド
ットインパクトプリンタにおいて、電源ユニット31か
ら出力される電源に対し負荷が高い記録パターン(例え
ばベタ等のように、記録デューティが100%となる記
録パターン)を記録ヘッド11が記録する場合、電源ユ
ニット31から記録ヘッド11へ供給されるヘッド駆動
電圧Vは、図6に示すように変化する。
【0034】つまり、このヘッド駆動電圧Vは、記録ヘ
ッド11が最高記録速度で記録動作を開始した時点T2
1から急激に降下し始め、記録ヘッド11による記録動
作を一旦停止させる基準となる基準電圧Voまで降下す
る。ヘッド駆動電圧Vが基準電圧Voまで降下した時点
T22で、記録ヘッド11は記録動作を停止する。記録
ヘッド11は、ヘッド駆動電圧Vが規定電圧まで回復し
た後の時点T23において、記録動作を一旦停止させた
位置から、最高記録速度の1/2〜1/3の記録速度で
記録動作を再開する。記録ヘッド11は、当該行の記録
が完了した時点T24で記録動作を停止する。
【0035】前述の如く、電源ユニット31から出力さ
れる電源出力が、記録デューティ60%以下(例えば6
0%)の記録パターンを最高記録速度で記録動作できる
ように設定されているので、記録デューティが100%
の記録パターンを最高記録速度で記録動作した時には、
上述のように、記録ヘッド11におけるヘッド駆動電圧
Vが急激に低下してしまう。しかし、この電源出力の設
定には若干のばらつき(電源出力a、電源出力b)があ
るため、図6の実線及び破線に示すように、ヘッド駆動
電圧Vの降下の程度が異なっている。
【0036】本実施の形態のプリンタ10においても、
電源ユニット31から出力される電源出力は、基本的に
は、電源に対し負荷が低い記録パターン(記録デューテ
ィが60%以下(例えば60%)の記録パターン)を記
録ヘッド11が最高記録速度で記録動作できるように設
定されている。
【0037】このため、電源ユニット31から出力され
る電源に対し負荷が高い記録パターン(例えばベタ等の
ように、記録デューティが100%となる記録パター
ン)を記録ヘッド11が最高記録速度で記録する場合、
電源ユニット31から記録ヘッド11へ供給されるヘッ
ド駆動電圧Vは、図4に示すように、記録ヘッド11が
記録動作を開始した時点T31から急激に降下し始め、
基準電圧Voまで降下する。そして、ヘッド駆動電圧V
が基準電圧Voまで降下した時点T32において、記録
ヘッド11は記録動作を停止する。
【0038】更に、本実施の形態のプリンタ10では、
電源ユニット31から記録される電源出力は、電源に対
し負荷が高い記録パターン(記録デューティが60%を
越える記録パターン)を記録ヘッド11が記録動作し
て、記録ヘッド11の記録ワイヤ12がプラテン17に
衝突力を作用した結果、プラテン17が記録ヘッド11
から離反してシートSへの記録品質が劣化してしまう場
合、この記録品質の劣化が生ずる前に、ヘッド駆動電圧
Vが必ず基準電圧Voまで降下するように(図4)、電
源ユニット31の可変抵抗器32を用いて調整して設定
される。
【0039】従って、電源ユニット31から出力される
電源出力にばらつき(電源出力A、電源出力B)が生じ
ていても、図4の実線及び破線に示すように、ヘッド駆
動電圧Vが基準電圧Voまで降下した時点(電源出力A
の場合には時点T32、電源出力Bの場合には時点T3
3)において、シートSには、プラテン17が記録ヘッ
ド11から離反することにより生ずる記録品質の劣化が
発生していないことになる。
【0040】図4に示すように、記録ヘッド11は、ヘ
ッド駆動電圧Vが規定電圧まで回復した後の時点T34
において、最高記録速度の1/2〜1/3の記録速度
で、記録動作を一旦停止した位置から、記録動作を再び
開始する。そして、記録ヘッド11は、当該行の記録動
作が完了した時点T35において記録動作を停止する。
【0041】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果を奏する。
【0042】記録ヘッド11による最高記録速度での記
録動作によっては、プラテン17が記録ヘッド11から
離反してシートSへの記録品質が劣化する記録パターン
(例えば記録デューティが60%を越える記録パター
ン)を記録する場合に、電源ユニット31から記録ヘッ
ド11に供給されるヘッド駆動電圧Vが、シートSへの
記録品質が劣化する前に、記録ヘッド11による記録動
作を一旦停止させる基準となる基準電圧Voまで必然的
に電圧降下するように、電源ユニット31から出力され
る電源出力は、この電源ユニット31の可変抵抗器32
を用いて調整して設定される。この結果、ヘッド駆動電
圧Vが基準電圧Voまで電圧降下して記録ヘッド11に
よる記録動作が一旦停止する前に、シートSへの記録品
質が劣化してしまうことを防止できる。記録速度が最高
記録速度よりも1/2〜1/3の記録速度に低下して再
開される以後の記録動作によっては、シートSへの記録
品質の劣化が発生しないことから、シートSへの記録品
質を良好に確保できる。
【0043】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0044】例えば、上記実施の形態では、プラテン1
7が記録ヘッド11に対し接離する方向に、付勢ばね2
6を用いて移動自在に弾性支持されるものを述べたが、
このプラテン17に代えて、または、このプラテン17
と共に、記録ヘッド11がプラテン17に対し接離する
方向に移動自在に、ばね等を用いて弾性支持されてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る記録装置に
よれば、シートへの記録品質を良好に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタのプリンタ本体の一部を
示す側断面図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図2のキャリッジ及び記録ヘッドを拡大して示
す拡大正面図である。
【図4】図1に示す記録ヘッドが電源に対し高負荷の記
録パターンを記録する場合に、この記録ヘッドへ供給さ
れるヘッド駆動電圧を示すグラフである。
【図5】記録ヘッド及びプラテンが互いに接離する方向
に移動自在に弾性支持されていないドットインパクトプ
リンタにおいて、電源に対し低負荷の記録パターンを記
録する場合における記録ヘッドのヘッド駆動電圧を示す
グラフである。
【図6】記録ヘッド及びプラテンが互いに接離する方向
に移動自在に弾性支持されていないドットインパクトプ
リンタにおいて、電源に対し高負荷の記録パターンを記
録する場合における記録ヘッドのヘッド駆動電圧を示す
グラフである。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置) 11 記録ヘッド 16 キャリッジ 17 プラテン 26 付勢ばね 31 電源ユニット 32 可変抵抗器(設定手段) S シート V ヘッド駆動電圧 Vo 基準電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って走行可能なキャリッジ
    に記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドと上記プラテ
    ンの少なくとも一方が互いに接離する方向に移動自在に
    弾性支持され、上記記録ヘッドが、上記プラテンとの間
    に搬送されたシートに画像を記録する記録装置におい
    て、 所定記録速度での記録動作によっては、上記記録ヘッド
    と上記プラテンとの少なくとも一方が離反してシートへ
    の記録品質が劣化する記録パターンを記録する場合に、
    上記記録ヘッドに供給されるヘッド駆動電圧が、シート
    への記録品質が劣化する前に、上記記録ヘッドによる記
    録動作を一旦停止させる基準となる基準電圧まで必然的
    に電圧降下するように電源容量を調整して設定する設定
    手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッド駆動電圧が基準電圧まで必然
    的に電圧降下して、記録ヘッドによる記録動作が一旦停
    止された後は、所定記録速度よりも低い記録速度で記録
    動作が再開されるよう構成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 上記記録ヘッドとプラテンとの少なくと
    も一方が離反して、シートへの記録品質が劣化する記録
    パターンは、記録デューティが60%を越える記録パタ
    ーンであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    記録装置。
  4. 【請求項4】 上記電源容量を調整して設定する手段
    は、可変抵抗器であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の記録装置。
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