JP2002316071A - 遠心機 - Google Patents

遠心機

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JP2002316071A
JP2002316071A JP2001122562A JP2001122562A JP2002316071A JP 2002316071 A JP2002316071 A JP 2002316071A JP 2001122562 A JP2001122562 A JP 2001122562A JP 2001122562 A JP2001122562 A JP 2001122562A JP 2002316071 A JP2002316071 A JP 2002316071A
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JP
Japan
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rotor
motor
rotation
signal
centrifuge
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001122562A
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English (en)
Inventor
Norihisa Sagawa
典久 佐川
Hiroyuki Takahashi
廣之 高橋
Toshiyuki Suzuki
利幸 鈴木
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ロータの回転が停止するまでの時
間短縮化が図れる作業性に優れた遠心機を提供すること
である。 【解決手段】 ロータ判別信号発生器2からのロータ信
号と、回転信号発生器16からのモータ信号とからモー
タ5を回転制御するものであり、上記モータ信号が異常
な場合には、記憶手段に記憶したロータ5の回転中に生
じる所定のロータ信号数を基にモータ5を減速制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心機の回転検出
部における異常時の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠心機は、サンプルに応じて使用者が回
転数,運転時間(分離時間),保持温度等のいわゆる分
離条件を基に運転される回転機器である。近年、誘導モ
ータの制御に関する技術的進歩により、インバータ制御
などの最適制御が行われている。このような制御を行う
場合には加減速を精度良く制御する必要があり、特に回
転数を精度良く検出することが重要になってくる。とこ
ろが回転検出部からの回転信号が不安定になったり、或
いは消失してしまったりするなど回転検出部に異常が発
生してしまうと、制御上、過電流や過電圧状態により制
御回路が損傷してしまうという不具合が生じる。このた
め、従来の制御では、回転信号の異常時には、アラーム
を発し周波数制御をやめて回転制御をパワーオフ(自然
減速)している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、回転
信号の異常は、アラームにより確認することができる。
しかし、ロータは自然減速状態にあるため、完全にロー
タの回転が停止するまでの間、使用者は待たなければな
らなかった。ロータの回転が停止するまでの時間は、ロ
ータによって異なるが長いものでは数時間以上かかり、
ロータ内から試料を取り出すのに手間がかかるという問
題があった。
【0004】本発明の目的は、上記問題を解消し、ロー
タの回転が停止するまでの時間短縮化が図れる作業性に
優れた遠心機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ロータ判別
信号発生器を有するロータと、ロータを回転させるモー
タと、モータの回転に応じた信号を発生する回転信号発
生器と、回転信号発生器からのモータ信号を処理するこ
とによりモータを回転制御する制御器とを備えた遠心機
において、モータ信号の異常時には、記憶手段に記憶し
たロータの回転中に生じる所定のロータ信号数を基にモ
ータを減速制御することにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本実施例における遠心機を図1〜
図4を用いて説明する。図1は本実施例における遠心機
の制御装置を示すブロック図、図2は本実施例における
遠心機の制御を示すフローチャート、図3は本実施例に
おける遠心機を示す概略構成図、図4は本実施例におけ
る回転信号発生器16からのモータ信号(a)とロータ
判別信号インターフェース3からのロータ信号(b)と
の関係を示すタイミングチャートである。図1〜図3に
おいて、遠心機は、図示しないファンにより強制空冷さ
れる誘導モータ15(以下モータと称す)と、モータ1
5の回転動力を伝達するための出力軸によって回転され
且つ試料容器14を収容可能なロータ13と、ロータ1
3を収容し且つ外周に配される図示しない冷却パイプ内
を流れる冷媒により冷却される回転室12と、回転室1
2の開口上部を閉塞或いは開放するためのドア18と、
ドア18に設けたドアフックに係合可能な図示しないド
アロック装置及び上記モータ15などを収容する筐体1
1上面部に設けたパネル部17(操作表示装置)と、パ
ネル部17及び上記モータ15を制御するための制御器
1とを有し、更にロータ13に設けたロータ判別信号発
生器であるマグネット2及びロータ判別信号インターフ
ェース3から構成されるロータ自動判別器9とを備えて
いる。このような構成において、ロータ13の回転中
は、ドア18に設けたドアフックにドアロック装置が係
合し、ドア18を開けられないようにドアロック制御し
ている。また、ロータ13の回転停止中は、ドア18に
設けたドアフックからドアロック装置が離脱し、ドア1
8を開き回転室12内からロータ13を取り出すことが
できるように制御している。また、上記パネル部17
は、運転条件を入力するための設定部及びその運転条件
などを表示するための表示部から構成されており、具体
的にはSTART SW19(スタートスイッチ),S
TOPSW20(ストップスイッチ),運転表示部であ
る数字表示部21の他にロータID表示部,回転速度表
示指示器,遠心加速度表示指示器,ROTOR SW,
SPEED/RCF SW,ジョグダイヤルを有してい
る。
【0007】このような構成を有する遠心機は、試料を
収容する試料容器14をロータ13に設けた試料挿入穴
に挿入し、モータ15の回転動力を伝達する回転軸上に
ロータ13を載置した状態でドア18を閉じて回転室1
2内を密閉する。その後、パネル部17に設けたスター
トスイッチ19をオンすることでモータ15を回転させ
試料の遠心分離を行う。モータ15の回転に応じて発生
する回転信号発生器16のモータ回転信号であるモータ
信号(a)は、制御器1の信号処理部4に入力されると
共に、ロータ13の回転に応じてのロータ底部或いはロ
ータ側面に埋め込まれたマグネット2により発生するロ
ータ判別信号器2のロータ信号(b)は、ロータ判別信
号インターフェース3を介して制御器1の信号処理部4
に入力される。そして信号処理部4に入力されたこれら
信号(a),(b)を基にパネル部17から設定された
回転数にてモータ15を制御している。
【0008】次に図4を用いて回転信号発生器16から
のモータ信号(a)とロータ判別信号インターフェース
3からのロータ信号(b)との関係を説明する。例えば
モータ15が1回転した時、回転信号発生器16からの
信号が36個だとすると、波形成形/分周回路4aを経
ることにより信号処理部4には、9個のモータ回転信号
数が入力されるようになっている。一方、ロータ13が
1回転した時、信号処理部4には、ロータ判別信号イン
ターフェース3からの判別信号として4個のロータ信号
数が入力されるようになっている。よって、1回転当た
りのモータ信号数に対するロータ信号数を信号処理部の
記憶手段に記憶しておくことで、万一、モータ信号数に
異常が発生しても4個のロータ信号数を全カウントする
までにかかる時間を逆算(時間的処理)することによ
り、モータ15の実回転数を算出することができる。こ
のようにロータ13の1回転当たりのロータ信号数を検
出することによりモータ15の実回転数を算出すること
ができるので、モータ15の回転数にマイナスのスベリ
周波数を与える周波数制御を行うことにより、ブレーキ
モードでモータ15の減速制御を行うことができる。こ
れにより、自然減速時より短い時間でロータ13の回転
を停止させることができるので、使用者の待機時間を短
くして作業効率の向上を図ることができる。
【0009】なお、上述した実施例では、正常時に記憶
した1回転当たりのモータ信号数に対するロータ信号数
を記憶手段に記憶しておくことで、運転中にモータ信号
数の異常を判断した場合にはモータ15の減速制御を行
っているが、ロータ信号数から算出された回転数を常に
算出することで、モータ信号数から算出された回転数と
ロータ信号数から算出された回転数との違いを見張り、
回転数異常と判断した場合(例えば計算誤差を考慮して
5%の違いなど)に、即ちどちらかの信号が異常と判断
した場合にモータ15の減速制御を行うようにしても良
く、これにより運転時早々に回転数異常と判断すること
ができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、モータ信号の異常時に
は、記憶手段に記憶したロータの回転中に生じる所定の
ロータ信号数を基にモータを減速制御することで、ロー
タの回転が停止するまでの時間短縮化が図れる作業性に
優れた遠心機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる遠心機の制御装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】 本発明になる遠心機の制御を示すフローチャ
ートである。
【図3】 本発明になる遠心機を示す概略構成図であ
る。
【図4】 本発明になる回転信号発生器からの信号
(a)とロータ判別信号インターフェースからの信号
(b)との関係を示す波形のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1は制御器、2はロータ判別信号発生器、3はロータ判
別信号インターフェース、4は信号処理部、4aは分周
部、11は遠心機筐体、12は回転室、13はロータ、
14は試料容器、15はモータ、16は回転信号発生
器、17はパネル部、18はドア、19はスタートスイ
ッチ、20はストップスイッチ、21は回転速度表示
部、(a)はモータ信号、(b)はロータ信号である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D057 AC01 AD01 AE11 CA07 CB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ判別信号発生器を有するロータ
    と、該ロータを回転させるモータと、該モータの回転に
    応じた信号を発生する回転信号発生器と、前記回転信号
    発生器からのモータ信号を処理することにより前記モー
    タを回転制御する制御器とを備えた遠心機において、前
    記モータ信号の異常時には、記憶手段に記憶した前記ロ
    ータの回転中に生じる所定のロータ信号数を基に前記モ
    ータを減速制御することを特徴とする遠心機。
  2. 【請求項2】 前記モータ信号の異常時には、正常時に
    記憶した前記ロータ信号数を全カウントするまでにかか
    る時間を逆算して前記モータの回転数を算出することに
    より、前記モータを減速制御することを特徴とする請求
    項1記載の遠心機。
  3. 【請求項3】 前記ロータ信号数により前記ロータを判
    別することを特徴とする請求項2記載の遠心機。
  4. 【請求項4】 前記モータ信号から算出した回転数と前
    記ロータ信号から算出した回転数とから両信号の状態を
    判別し、異常な場合には前記モータを減速制御すること
    を特徴とする請求項1記載の遠心機。
JP2001122562A 2001-04-20 2001-04-20 遠心機 Pending JP2002316071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207184A (ja) * 2008-04-08 2008-09-11 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207184A (ja) * 2008-04-08 2008-09-11 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機

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