JP7141248B2 - 遠心機 - Google Patents

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Description

本発明は、装着されるロータの種類を識別することが可能な遠心機に関し、特に、長期間にわたってロータを回転軸に装着したままとした際にアラーム発するようにしたものである。
遠心機は、使用目的に応じて複数の種類のロータが交換可能に構成される。遠心機の制御部は、装着されたロータの種類を識別し、そのロータの最高許容回転速度の範囲内で、最適なモータの回転制御や、冷却装置の運転制御等をおこなう。さらに、予めロータの種類ごとに異なる試料の回転半径を遠心機の制御部に登録しておけば、制御部が、遠心分離される試料に加わる遠心加速度を自動的に算出したり、又はロータの形状ごとに異なる温度制御等に運転に必要な定数を自動的に算出できる。
従来、装着されたロータの識別法として、ロータの底面の同一円周上に複数にマグネットを配置し、マグネットの有無を検知する磁気センサを遠心機本体側に配置し、回転開始直後においてマグネットの磁界を検出するように構成していた。ロータの種類は、マグネットの配置パターンをコード化してロータIDとして割り付けることにより、制御部は磁気センサの出力パターンから、ロータIDを識別することができた。ロータの底面におけるマグネットの配置方法は種々あって、例えば、特許文献1ではロータの同一円周上に配置するマグネットのうち、一つのマグネットの極性を異ならせるとともに、それに続く他のマグネット(複数n)を、同一円周上の等間隔とした複数の格子点(複数m、但しn<m)上のいずれかに配置する。ロータ側に配置されるマグネットは、ロータの内側に埋め込まれるようにして配置される。また、磁気センサはホールIC等であって、一つのホールICが回転するロータと近接する位置であって、回転中のロータと接触しない位置に設けられる。制御部は、ロータの回転が開始された直後に、磁気センサによって回転軸を中心とした同一円周上で等間隔に定義される複数の格子点上にマグネットが存在するか否かを検出し、その検出間隔からコード化されたロータIDを復号化する。ここで、遠心機本体側に配置される磁気センサは、ロータ側の格子点の間隔と等間隔となるように配置しても良いし、格子点の等間隔以下の間隔、又は、等間隔以上の倍数の間隔となるように配置しても良い。ロータIDとして、コード化のビット数を増やすことによってロータの製造年、最高回転速度、ロータの製造番号等を含める方法もある。
特開2004-74079号公報
特許文献1に示したような従来の遠心機では、磁気センサを用いてロータに埋め込まれているマグネットを検出し、ロータの種類を識別しているが、同じロータがセットされたままで、使用されているどうかは判断していなかった。ロータの装着に関する問題点として、ユーザによっては同一のロータを回転軸にセットしたままで、そのまま使い続けることにより、長期にわたりロータが駆動部に装着されたままとされる例が散見された。遠心機においては、冷却装置を有して運転中のロータ室内の温度を一定の低温に保つ使用方法が多い。その場合、遠心分離運転が終了した後に、ドアを開けてロータ室内に外気が入り込むことにより、冷却されたロータが暖かい外気に触れるため結露が生ずることが多い。遠心分離機においては、取扱説明書においてユーザに対して、ロータの取り外しと、ロータと回転軸の嵌合部の清掃を促すようにしている。
例えば、アルミ製のロータを駆動部から取り外さずそのまま繰り返し使い続けると、ロータと駆動部の嵌合部が結露水による腐食で固着することがあり、工具を用いてロータを取り外すことになる。また、ロータがアルミ製でなくても、ロータと回転軸の装着機構付近が結露に曝されることは好ましくない。ロータと駆動部が固着したままでは、ユーザが別のロータを使用したい場合に、ロータの取り外しが困難となる虞があり、場合によってはメーカによる修理が必要となることもある。固着防止のため、取扱説明書や遠心機上面のラベルでロータを取り外してロータと駆動部の嵌合部の定期的な清掃を推奨しているが、遠心機を操作するユーザのすべてが取扱説明書を熟読するとは限らない。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ロータと駆動部の嵌合部が結露水による腐食で固着する虞を低減させることができる遠心機を提供することにある。
本発明の他の目的は、ロータの嵌合部清掃のお願いを最適なタイミングで遠心機の表示画面に表示させることによって注意喚起をおこなうようにした遠心機を提供することにある。
本発明の他の目的は、遠心機のロータの型式を識別する機能を利用して、ロータの停止時にユーザに対してロータの嵌合部の清掃を促す注意喚起をおこなう遠心機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的な特徴を説明すれば次のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、駆動部と、駆動部の回転軸に装着されるロータとロータの運転条件を入力するための入力部と、ユーザに対して情報を可視的に表示する表示部と、ロータに設けられた識別子を検出する検出部と、検出部からの信号に基づいてロータの種類を識別する制御部と、を有する遠心機において、制御部は同一のロータの継続使用時間又は回数をカウントし、所定カウント値に達した場合に回転軸の装着部の清掃をするように表示部にて報知するようにした。のカウントは、ロータを取り外さない状態での継続使用の経過時間の計測、又は、同一のロータの使用による遠心分離運転の回数の計測をすれば良い。また、識別子はロータの同一円周面上に設けられた複数のマグネットであり、検出部は磁気センサを用いてマグネットの有無を検出する。
本発明の他の特徴によれば、識別子はロータに印刷された模様によるコード情報であり、検出部は光学的検出手段を用いてコード情報の画像を読み取って復号化することによりロータの種類を判別する。制御部は、遠心機の電源が投入され後に装着されたロータを識別し、所定カウント値に達した場合には遠心分離運転のスタートボタンが押される前にユーザに対して報知をするとよい。また、制御部は、遠心機の電源が入っている状態でロータの回転が停止している際に、一定の間隔でロータの種類を識別することによりロータの着脱の有無を監視する。
本発明のさらに他の特徴によれば、入力部と表示部は、タッチ式のディスプレイで構成でき、報知にはメッセージを確認したか否かの質問を含み、ユーザによって質問に対する応答入力がなされるまで、制御部は入力部によるその他の操作を抑制する。また、制御部は、ロータの識別ができなくなった場合に、表示部での報知を解除すると良い。さらに、制御部は、前回使用されたロータと異なるロータの装着を検出したら、カウント値をリセットする。
本発明によれば、ロータを載せたまま長期間使用又は放置しているような場合に、制御部が表示部において「ロータの取り外しと装着部の清掃を行うように!」との注意喚起をおこなうので、ユーザは清掃の必要な状態になったことをすぐに知ることができる。また、注意喚起が遠心機の表示部にて行われるので、遠心機を操作するオペレータに対して直接注意喚起を伝えることが可能となる。さらに、注意喚起はロータの運転前と、ロータが停止している際に主に表示されるので、注意喚起を受けたユーザは、直ちにドアを開いてロータの取り外しや、清掃作業を行うことが可能となる。さらに、注意喚起と共に具体的な清掃箇所を示すガイダンスを表示部にて表示するので、ユーザが定期的なロータの取り外しと清掃を行う蓋然性が高くなり、遠心機やロータの寿命を延ばし、信頼性の高い運転環境を実現できる。
本発明の実施例に係る遠心機1の外観を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る遠心機1の全体構成を示す縦断面図である。 (A)は図2のロータ3の底面図であってマグネット37の配置の一例を示す図であり、(B)は磁気センサ基板19の上面図である。 図1の表示パネル20に表示される画面100の一例を示す図である(初期画面)。 同一ロータ連続使用の検出とアラートを出す制御手順を示すフローチャートである(その1)。 同一ロータ連続使用の検出とアラートを出す制御手順を示すフローチャートである(その2)。 図1の表示パネル20に表示される画面100Aの一例を示す図である(その2)。 図1の表示パネル20に表示される画面100Bの一例を示す図である(その3)。 図1の表示パネル20に表示される画面100Cの一例を示す図である(その4)。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係る遠心機1の外観を示す斜視図である。遠心機1は、前面10a、後面、右側面10c、左側面10d、底面及び上面を有する筐体10と、筐体10の上面に設けられた揺動式のドア6によってその外形が構成される。筐体10の上面には内部(後述するロータ室5)へアクセスするための開口部11aが形成されるが、図1の状態はドア6が閉鎖されている状態を示す。ドア6は上面視で円形であり、円形のドア6が筐体10の開口部後方に取りつけられた蝶番(図示せず)によって軸支され、ドア6の前方側の辺部が上下方向に移動可能とされる。筐体10の底面には、移動用の4つのキャスター25(図では3つしか見えない)と、それに隣接して設けられる上下可動式の4つの脚部26(図では3つしか見えない)が設けられる。ユーザがドア6を開けるには、表示パネル20からドアオープンボタン121(図4で後述)をタッチすると後述するドアロックが解除されるので、図示しないコイルバネの作用により、自動でドア6がゆっくり上方に開いて全開になる。ドア6は、遠心機1のメイン電源がオフの時や、メイン電源がオンであってもロータ3が回転中は、後述するドアロックが解除されないので開けることができない。
遠心機1の筐体の上部であって、ドア6よりも前方側は、筐体10の上面が斜めに形成された傾斜面11が形成され、傾斜面11の右側端部付近には表示パネル20が設けられる。表示パネル20は例えば、タッチ式の液晶パネル又ELパネルであって、情報を可視的に表示する表示手段(表示パネル)としての機能と、ユーザが指又はタッチペンでタッチすることにより情報を入力するための入力手段(入力部)としての機能の双方を果たす。本実施例では、表示パネル20に表示されるアイコンを「タッチする」と表現しているが、「タッチする」は「押下する」又は「(ボタンを)選択する」とほぼ同義に用いており、用語的に厳密な違いを意図していない。尚、表示パネル20はタッチパネル式の液晶表示装置だけでなく、入力キーを有する入力装置と、タッチ機能無しの表示装置によって構成しても良い。筐体10の右側面10cは、遠心機1の電源スイッチ(図1では見えない)が配置される。電源スイッチをオンにすると、遠心機1の制御部16(図2で後述)電源が供給され、ドア6のロックを解除してアンロック状態とすることができる。遠心分離運転が開始されると、制御部16によってドア6はロック状態とされ、ドア6が開閉不能な状態とされる。遠心分離運転が終了してロータ3の回転が停止すると、表示パネル20のドアオープンボタン121をタッチすることによってドア6がアンロック状態とすることができるので、ユーザはドア6を手動で開けることができる。尚、本実施例の遠心機1は、メイン電源がオフ時にはドアロックが解除されないため、ドアを開けることができない。
図2は、本発明の実施例に係る遠心機1の構成を示す断面図である。遠心機1は、分離する試料を保持して回転するロータ3と、ロータ3を収容するロータ室5と、ロータ室5へロータ3の出し入れを行うために設けられた開口部を閉塞するように開閉自在に設けられたドア6と、ドア6の開閉状態を検知するためのセンサ(図示せず)と、ボウル2を冷却することで間接的にロータ3の温度制御を行う冷却装置22と、ロータ3の温度を測定する図示しない温度センサと、表示パネル20(図1参照)と、これらを制御するための制御部16を含んで構成される。
ボウル2は容器状であって、上部に開口部2aが設けられ、下部にはボウル2の内外を連通する貫通孔が設けられ、モータを有する駆動部7から延びる回転軸8がボウル2の貫通孔を貫通する。回転軸8の先端にはクラウン8aが設けられる。クラウン8aはロータ3の底部に形成されたクラウン穴9と嵌合する。よって、クラウン8aとクラウン穴9がロータ3と回転軸8の嵌合部となる。ここではロータ3のクラウン穴にはクラウン8aとの相対回転を不能とするための複数のピン、例えば2本のピン(図示せず)が打ち込まれている。一方、クラウン8a側には、円周上の等間隔にピン(図示せず)が6本打ち込まれている。ロータ3をクラウン8aに載せると、クラウン穴9のピンがクラウン8aのピン間に入り、回転するとクラウン穴9とクラウン8aの双方のピンがぶつかり、駆動部7のトルクをロータ3に伝える仕組みとなっている。
ロータ3には、試料を入れるチューブ等を挿入するための装着孔が複数形成される。ロータ3の上部には上面開口を覆うためのロータカバー4が装着される。駆動部7の回転に同期してロータ3が回転し、その回転によって発生する遠心力により試料が遠心分離される。通常、大気圧下でロータ3が高速回転すると、風損によりロータ3が発熱し、試料が損傷する虞がある。このためロータ3を回転させる場合は、ロータ室5内を冷却装置22によって冷却し、ロータ室5の内部が設定された温度に保たれる。冷却装置22にはコンプレッサ方式、ペルチェ方式等、いくつかの方式があるが、任意のものをもちいれば良い。ここでは図示していないが、ロータ3をさらに高速にて回転させる場合は、ロータ室5の空気を抜いて減圧又は真空状態にし、風損を抑制するようにしても良い。ロータ室5を減圧する場合は、冷却装置22に加えて、油拡散真空ポンプ(DP)や油回転真空ポンプ(RP)等を用いた真空ポンプを設ける。
駆動部7に含まれるモータは、インバータ18によって駆動され、インバータ18は制御部16に含まれるマイコン17によって制御される。ここではマイコン17は、遠心機1の全体の制御をするもので、ROM/RAM等の記憶装置を含んで構成される。マイコン17には図示しない信号線によりドア開閉センサ、温度センサの信号が入力され、駆動部7の回転制御のためにインバータ18の制御を行い、冷却装置22の運転制御を行い、表示パネル20への情報の表示と入力データの取得等と、ドアロック13の開閉制御等の、遠心機1の全般の制御を行う。
ロータ3の底面部には、円筒部35が形成され、円筒部35の同一円周上に複数のマグネット37が設けられる。マグネット37はS極とN極を持つ永久磁石であって、その磁束方向が上下方向となるように配置される。マグネット37と対抗する位置であって、同一円周上には磁気センサ基板19が配置される。ここではボウル2の底面内側に磁気センサ基板19が設けられているかのように図示しているが、実際には非磁性体の円筒形の容器の内部に磁気センサ基板19を搭載する。磁気センサ基板19に搭載される磁気センサは、マグネットを用いた識別子を検知するための識別子センサであって、S極マグネットとN極マグネットを判別できる複数のホールICが用いられる。ホールICの出力信号を読み取るために検出部14が設けられ、検出部14にはID_CPU(ID用マイコン)15が設けられる。ID_CPU15によって検出された出力結果は、制御部16のメインのマイコン17に出力される。
ドア6にはロックヒンジ12が固定されており、ロックヒンジ12がドアロック装置に挿入されると、センサによって検出され、ドアロック装置が駆動され、ロックヒンジ12の貫通孔にドアロックレバーが入り込んで、ドア6がロックされる。ドアロック装置は、モータの回転力をリンクを用いて伝達し、ドアロックレバーが回転軸を中心に回転して、ロックヒンジ12の貫通孔に入り込み、更にドアを筐体10側に引き込まれる。ドアロックレバーが所定の位置まで回転するとセンサによって、検出され、制御装置はドアロックが完了したと判断してモータへの電力供給が停止される。尚、ドアロック機構の構成は、例示した構成だけに限られずに、マイコン17によってロック状態の制御が可能であれば、他の型式のロック機構を用いても良い。
図3(A)はロータ3の底面図である。ロータ3の底面には円筒部35が形成され、円筒部35の底面35aは平坦に形成される。底面35aには点線36で示す同一円周上に一定の距離Tだけ離れた複数箇所の特定の点(格子点)が定義される。ここでは格子点間の点線36に沿った周方向距離Tは一定であり、回転角にして40度分の間隔である。複数箇所の格子点のうち、いくつかの格子点に円柱状のマグネット37(37a~37f)が埋め込まれる。マグネット37a~37fは円柱状のマグネットであり、半分より一方側がS極となり他方側がN極になる。ロータ3の識別子となるマグネット37は、磁気センサ基板19に面する側がN極となるスタートビット用の1個のN極マグネット37aと、それに続く複数のS極マグネット37b~37fから構成される。つまり、マグネット37aは下側(ロータ3の底面35a側)がN極となる向きにマグネット37が配置され、残りのマグネット(ここでは37b~37f)はすべて下側がS極となる向きにマグネット37が配置される。本実施例ではロータ3はアルミニウム合金、マグネシウム合金等の非磁性体の金属合金であるので、磁石を金属合金中に圧入又は鋳込むことにより強固に固定する。このようにロータ3の底面部分にマグネット37を配置し、最初のマグネット37aをスタートビットとして、その後に続く8つの格子点にマグネットが配置されているか否かによって8ビット分の情報を示すことができる。図3(A)に示すマグネット37b~37fの配置では、8つの格子点が(11111000)となる。ここで“1”はマグネットありを示し、“0”は格子点にマグネット無しを示している。
図3(B)はマグネット37を検出する磁気センサ基板19上の磁気センサ27、28の配置を示す図である。ここでは18個の磁気センサ27a~27rが、ロータ3側の格子点の半分の間隔T/2にて配置されている。従来の遠心機1では磁気センサを周方向に1つだけ配置して、ロータ3を回転させながら9個の格子点におけるマグネット37の有無を検出するようにした。しかしながら、本実施例では18個の磁気センサ27a~27rを設けている。磁気センサ27a~27rの数とマグネット37の個数が同数(9個)の場合、隣接する磁気センサの間にマグネットがくるとロータIDを誤検知する可能性があるので、本実施例では磁気センサ27a~27rを円周上に、マグネット37の個数の倍である18個配置している。ロータ3が回転軸8のクラウン8aに正しく装着されると、複数の磁気センサ27a~27rは1個のN極マグネット(スタートビット)と複数のS極マグネット(データビット)のデータ配列を、ロータ3の静止状態にて即座に読み取ることができる。本実施例では、上述したロータ3の静止時に使用する18個の磁気センサ27a~27rに加えて、ロータ3の回転時に使用する2個の磁気センサ28a、28bも設けた。磁気センサ28a、28bは回転中のマグネット37による磁気の変化パターンを検知する。つまり、静止時と回転中ともにマグネット37の配置パターンを監視している。
ID_CPU15はロータ3の回転開始前にロータIDを判別することができる。また、本実施例では、遠心機1の電源がオンの状態でドアが開いている場合でも、マイコン17によってロータIDの検出を行う。この際、マイコン17はマグネット37と磁気センサ27a~27rの位置関係でロータ3の周方向位置まで識別することが可能である。そこで、マイコン17はロータ3を載せたまま本体電源を切断した場合の直前のマグネット37の配置を判別して不揮発性メモリに記憶して、次回、遠心機1が起動した時のマグネット37の配置と不揮発性メモリに記憶された前回の位置を比較する。両者が一致した場合は、ロータ3を載せたままである可能性が高いと判定できる。尚、本実施例の遠心機1では、ドアロック機構によってドア6が閉鎖状態のまま電源が遮断された際には、再び電源を投入しないとドア6を開くことができない。従って、ドア6を閉じた状態で電源断の時のロータ3の位置と、電源再投入時のロータ3の位置が同じである場合は、ロータ3の着脱が行われていない状態であることをマイコン17は確定できる。ロータ3を載せたまま使用せずに長期間放置される場合もある。遠心機1の本体の電源を切った後に、長い時間がたった後(例えば20日)に本体を起動した際に、マグネット37の位置が同一であった場合も、経過時間の長さに応じて表示パネル20に“ロータ3の嵌合部の清掃のお願い”を表示するようにしても良い。
次に図4を用いて本発明の実施例に係る表示パネル20における表示例を説明する。この画面は、遠心分離運転の開始前であってロータ3が停止しており、ユーザがロータ3の設定速度、設定運転時間、設定温度を入力するための操作画面である。画面100は、主に、遠心機1の運転状態と運転条件(設定値)が表示され、その画面中には、遠心分離機の運転条件である回転速度表示領域101、時間表示領域104、温度表示領域107が設けられる。遠心分離動作の開始を指示するためのスタートボタン120、ドア6の開閉を行うためのドアオープンボタン121が表示される。スタートボタン120がタッチされてロータ3の回転が開始したら、ドアオープンボタン121の代わりに、遠心分離動作の中断又は駆動部7の回転停止を指示するためのストップボタン(図示せず)が表示される。回転速度表示領域101の中央の大きな数字“0”は、ロータ3の現在の回転速度102を示し、下線部で区切られた下段(小さな文字)は設定回転速度103を示す。使用者が回転速度表示領域101の枠内を指でタッチすると、テンキー画面(図示せず)がポップアップ表示されるので、使用者はテンキーを操作することにより回転速度を設定できる。時間表示領域104の中央の大きな数字は、ロータ3を設定回転速度103で実際に運転された運転時間(経過時間)105であり、時、分の単位で表示される。運転時間105は、マイコン17に含まれるタイマ機能を用いて自動的にカウントされ、表示される。下線部で区切られた下段(小さな文字)は、遠心分離を行う設定運転時間106である。温度表示領域107の中央の大きな文字は、現在のロータ室5の内部のロータ温度108であり、下線部の下段(小さな文字)が、遠心分離を行う際に保持すべきロータ3の設定温度109である。
ロータ表示領域110には装着されたロータ3の型番号(ID情報)が表示される。この型番号は、ID_CPU15によって判別されたものである。ACCEL/DECEL表示欄111は、加速モードと、減速モードの設定を表示するもので、ここをタッチすることにより加速モードと減速モードを設定できる。加速モードは、0~500rpmまでの加速時間を複数の選択肢の中から番号で選択することができる。減速モードは500rpm~0までの減速時間を複数の選択肢の中から番号で選択あるいは、設定回転速度から自然減速させるかを選択できる。ユーザ表示欄112は、遠心機1にログインしたユーザ名が表示されるもので、ここでは管理者(administrator)がログインした状態を示している。ファンクション表示欄113は、その他の種々の操作アイコンが表示される。画面100の右上には、現在日時115が表示される。
次に図5及び図6を用いてフローチャートを用いて同一ロータ連続使用の検出とアラートを出す制御手順について説明する。図5に示す一連の手順は、制御部16に設けた図示しない記憶装置に予め格納されたコンピュータプログラムによってソフトウェア的に実行可能である。このコンピュータプログラムは、遠心機1の電源オンと共に起動するマイコン17によって自動で実行される。
先ず、マイコン17は、ロータの検出部14の出力を用いて、ロータ3が駆動部7の回転軸8に装着された状態にあるか否かを判定する(ステップ51)。この判定は、ドア6が開いているか閉じているかにかかわらずに、電源オンの直後に必ず実行される。ロータ3の検出は、ロータ3の底部に設けられたロータ3のマグネット37を検出することで行われ、ロータ3の識別子が検出できる時が“ロータ3が装着”となり、ロータ3の識別子の検出ができないときが“ロータ3が未装着”となる。判定されたロータIDは、マイコン17内の一時記憶メモリに格納される(ステップ51)。
次に、マイコン17は検出されたロータID(今回装着ロータID)と、記憶メモリ内に格納されている前回検出のロータID、即ち遠心機の最後に電源がオフにされた際に装着されていたロータ3のID(前回装着ロータID)が同じであるか否かを判定する(ステップ52)。ここで、電源投入時にロータIDが検出され、かつロータIDが異なる場合は、連続使用回数を示すカウンタをクリアしてステップ57に進む(ステップ52)。このロータIDが異なるのは、前回の電源オフの際に、ロータを取り外していた状態が考えられる。尚、遠心機1の電源オフの時にロータ3が取り外されていて、電源再投入時にもロータIDの検出ができない場合(“ロータ無し”と判断)も、ステップ52ではNoに該当させる。ドア6を開けたまま電源をオフにして、電源オフの間にロータ3が別の種類のロータ3へ交換される場合もありうるが、その場合は電源オフの時に記録された前回ロータIDと、今回装着ロータIDが異なるのでステップ52ではNoとなる。
ステップ52でYesの場合、即ち、前回装着ロータIDと今回装着ロータIDが同じ場合は、連続使用回数を示すカウンタを1だけ増加させる(ステップ53)。このカウンタ値の意味は、ロータを装着したまま電源をオフし、再び電源をオンされた回数をカウントするという意味合いがある。次に、マイコン17はロータの継続使用回数のカウンタが20回を越えたか否かを判定する(ステップ53)。カウンタが20回に達していたら表示パネル20にロータ3の嵌合部の清掃を促す注意喚起のアラートを表示する(ステップ54、56)。ここで、アラート表示の例を図7にて説明する。図7の表示画面100Aの大部分は図4で示した基本画面(表示画面100)とほぼ同じであり、その一部の領域に表示窓130をポップアップ表示して、表示窓130に“アラート”と示したアラート131を表示されると共に、その内容と対策を説明する説明文132が表示される。ここではユーザに対して、同じロータを継続使用していないかを問い合わせる質問と、その質問に該当する場合に取るべく対策(アドバイス)が表示される。表示窓130の右上には、このアラート画面を消すためのクリアアイコン133(CEは:Clearの略)が表示される。このアラート131を見たユーザは、クリアアイコン133をタッチすることにより表示窓130のポップアップ表示が消えて図4で示した画面に戻る。尚、表示窓130のポップアップ表示を行うときには、同時に警告音も発するようにしたり、表示窓130を目立つ色や形態で表示するようにすると良い。以上、ステップ51~56が、遠心機1の電源オンの直後に行う制御である。
通常、遠心機1の電源がオンにされた場合は、その後にユーザがドア6の開閉を行い、遠心機1を稼働させることがほとんどである。ステップ57以降は、電源オンの直後に行う制御が終了した後の通常動作時のマイコン17の制御である。まず、マイコン17はドア6がクローズ(閉鎖)されたかを検出する(ステップ57)。ステップ57の以前にユーザによってドア6を開ける操作が存在するが、その操作の検出のステップはここでは記載を省略している。遠心機1には通常、ドア開閉センサ(図示せず)が設けられ、遠心分離運転の前にドア6が閉鎖されたかの確認を行う。従って、マイコン17は、ドア6の開閉状況を常に監視している。ステップ57でドア6が開いたままの場合は閉じられるまで待機し、ドア6が閉鎖されたら、マイコン17はロータIDを検出することによって、ロータ3の装着の有無を検出する(ステップ57)。即ち、ロータ3が装着されていると、ロータIDが検出できるので、ロータ3のIDをマイコン17内の記憶メモリに格納する。ロータ3が装着されていないと、ロータIDは検出できないので、ロータIDとして“未装着”を示すコードを記憶メモリに格納する。
次にマイコン17は、一時記憶メモリに格納されている前回検出されたロータIDと、マイコン17によって今回検出されたロータID(今回検出ロータID)が同じであるか否かを判定する(ステップ59)。ロータIDが異なる場合は、連続使用回数を示すカウンタをクリアしてステップ61に進む(ステップ60)。このロータIDが異なるのは、前回のロータIDを検出した後から今回ロータIDを検出するまでの間にロータ3を交換した場合に相当する。従って、クラウン8aとクラウン穴9との密着状態が解消されたと判断される。尚、この際にアラート画面を表示して、「ロータ3が交換されました。クラウン8aの結露の有無の確認と清掃は済みましたか?」との注意喚起を表示パネル20で行うようにしても良い。
次にマイコン17は、ユーザによって運転のスタートボタン120(図7で後述)が押されたか否かを判定する(ステップ61)。スタートボタン120が押されていない場合はステップ57に戻り、押された場合は図6のフローチャートに移行する(ステップ61)。尚、図5のフローチャートでは特定のステップとして記載していないが、ステップ57からステップ61の間において、ユーザが電源スイッチ(図示せず)をオフにすると、マイコン17は割り込み処理を受け付けて、遠心機1の電源をオフにすることが可能である。
図6は、図5に続く手順を示すフローチャートであって、設定された遠心分離運転を実行して、運転が終了した後に行う一連の制御を示す。ステップ62の遠心分離運転は、冷却装置を稼働させた状態で、ロータ3を加速し、設定回転数に整定させた状態にて設定時間分の回転を行うもので、設定時間分の遠心分離運転が終了したらロータ3を減速させて停止させる。その他、遠心分離運転のパターンは種々あるが、それらのパターンや運転制御は公知であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
設定された遠心分離運転が終了すると、マイコン17はドア6がオープンされたか否かを判定する(ステップ63)。次にマイコン17は、カウンタの値が20に達したか否かを判定する(ステップ64)。ロータの継続使用回数のカウンタが20回に達していたら表示パネル20にロータ3の嵌合部の清掃を促す注意喚起のアラートを表示する(ステップ65)。この時のアラート表示の例を示すのが図8である。図8の表示画面100Bは、基本的には図7と同じであり、表示窓130にアラート131と説明文132が表示される。しかしながら、表示窓130の右上に、クリアアイコン133を示すと共に掃除確認アイコン134を表示するようにした。
掃除確認アイコン134は、ユーザがロータ3を取り外して、回転軸8の装着部(クラウン8aとクラウン穴9)の清掃を行う場合にタッチするアイコンである。掃除確認アイコン134をタッチすると、図9の画面に移行する。図9の画面は、図8のポップアップされている表示窓130から表示窓140に切り替わったものである。表示窓140には、アラート141の表示と共に、ユーザが行うべく清掃箇所の清掃の仕方を示すメッセージとしての説明文142を示すと共に、画像145、146を表示して、清掃箇所を示したものである。図9では白黒で表示しているが、実際の遠心機1ではカラー液晶ディスプレイを用いた表示パネル20とすることでロータやクラウンの図と、清掃箇所の強調表示を行うことができる。従って、ユーザはアラート141を見ながら説明された箇所を清掃することが可能となるので、取扱説明書を見る機会が全く無いようなユーザであっても、ロータ3の装着部の清掃を容易に行うことができる。表示窓140内には、完了アイコン144が表示されるので、清掃が終わったユーザは完了アイコン144をタッチすることにより、表示窓140の表示が消えて図4で示した元の画面表示に戻る。
次にマイコン17は、ロータ3の識別子の検出をして、検出されたロータIDをマイコン17内の記憶メモリに格納し(ステップ66)、電源がオフにされたか否かを判断し、オフにされたら処理を終了する(ステップ67)。ステップ67で電源がオンのままの場合は図5のステップ57に戻る。
図5及び図6で示した手順は、種々変形が可能である。例えば、図5及び図6のフローチャートのステップ53では電源オン後のIDが電源オフ時のIDとを比較して、同じであれば回数をカウントするようにしたが、ステップ53を、図6のステップ63と64の間に移動し、ドアの開閉回数によってカウンタの値を増加させるように構成しても良い。その場合のカウンタ値の意味は、冷却された状態のロータ室5を、ドア6の開放によって外気を混入させて外気温度にまで戻る回数という意味合いがあり、結露が生じる状態に置かれた累積回数を示すものである。その場合、そのカウントする対象が結露の発生する状態であるので、ロータ室内を外気温度も考慮して、外気温度とほぼ同じロータ室を開閉するような場合は、ドアの開閉回数にカウントしないように設定することも可能である。
別の変形例としては、ステップ53のカウントはそのままとして、カウントの増加処理条件に日付の要件も含めて、そのカウンタ値は1日に1回しかカウントアップしないように構成しても良い。そうすれば一日に何回も電源をオンオフした場合に、想定よりも早く所定回数になってしまうことを防止でき、注意喚起の頻繁な表示を避けることができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、カウンタを2種類準備して、電源のオンオフ回数と、冷却されたロータ室のドアの開閉回数をそれぞれカウントすることによって、いずれか一方、又は双方が閾値に達成したらロータ3の嵌合部の清掃を促す注意喚起のアラートを表示するようにしても良い。さらに、カウンタを用いてカウントする対象として、ロータ3の連続装着状態の累積時間としても良い。遠心機1のマイコン17はクロック機能を有するので、同一ロータ3による連続装着時間は電源がオフの状態を含めて判定可能である。また、ロータID(識別子)はロータに印刷された模様によるコード情報(例えばバーコードや2次元コード)とし、検出部はCCDイメージセンサ等の光学的検出手段を用いてコード情報の画像を読み取って復号化することによってロータの種類を判別するように構成しても良い。
1 遠心機 2 ボウル 2a 開口部 3 ロータ
4 ロータカバー 5 ロータ室 6 ドア 7 駆動部
8 回転軸 8a クラウン 9 クラウン穴 10 筐体
10a 前面 10c 右側面 10d 左側面 11 傾斜面
11a 開口部 12 ロックヒンジ 13 ドアロック
14 検出部 15 ID_CPU 16 制御部 17 マイコン
18 インバータ 19 磁気センサ基板 20 表示パネル
22 冷却装置 25 キャスター 26 脚部
27、27a~27r 磁気センサ 28a、28b 磁気センサ
35 円筒部 35a 底面 36 同一円周面
37、37a~37f マグネット 100、100A~100C 画面
101 回転速度表示領域 102 回転速度 103 設定回転速度
104 時間表示領域 105 運転時間 106 設定運転時間
107 温度表示領域 108 ロータ温度 109 設定温度
110 ロータ表示領域 111 ACCEL/DECEL表示欄
112 ユーザ表示欄 113 ファンクション表示欄
115 現在日時 120 スタートボタン 121 ドアオープンボタン
130 表示窓 131 アラート 132 説明文
133 クリアアイコン 134 掃除確認アイコン 140 表示窓
141 アラート 142 説明文 144 完了アイコン
145、146 画像

Claims (10)

  1. 駆動部と、
    前記駆動部の回転軸に装着されるロータと、
    前記ロータの運転条件を入力するための入力部と、
    ユーザに対して情報を可視的に表示する表示部と、
    前記ロータに設けられた識別子を検出する検出部と、
    前記検出部からの信号に基づいて前記ロータの種類を識別する制御部と、
    を有する遠心機において、
    前記制御部は同一のロータの継続使用時間又は回数をカウントし、所定カウント値に達した場合に前記回転軸の装着部の清掃を促すためのメッセージと、該メッセージを確認したか否かの質問を前記表示部にて報知し、
    ユーザによって前記質問に対する応答入力がなされるまで、前記制御部は前記入力部によるその他の操作を抑制することを特徴とする遠心機。
  2. 継続使用時間のカウントは、前記ロータを取り外さない状態での継続使用の経過時間であることを特徴とする請求項1に記載の遠心機。
  3. 継続使用回数のカウントは、同一の前記ロータを取り外さない状態での継続使用による遠心分離運転の回数のカウントであることを特徴とする請求項1に記載の遠心機。
  4. 前記識別子は前記ロータの同一円周面上に設けられた複数のマグネットであり、前記検出部は磁気センサを用いて前記マグネットの有無を検出することを特徴とする請求項2又は3に記載の遠心機。
  5. 前記識別子は前記ロータに印刷された模様によるコード情報であり、前記検出部は光学的検出手段を用いて前記コード情報の画像を読み取って復号化することにより前記ロータの種類を判別することを特徴とする請求項2又は3に記載の遠心機。
  6. 前記遠心機の電源が投入された後に前記制御部は、装着された前記ロータを識別し、前記所定カウント値に達した場合には遠心分離運転のスタートボタンが押される前に前記報知をすることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の遠心機。
  7. 前記制御部は、前記遠心機の電源が入っている状態で前記ロータの回転が停止している際に、一定の間隔で前記ロータの種類を識別することを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載の遠心機。
  8. 前記制御部は、前記ロータの識別ができなくなった場合に、前記表示部での前記報知を解除することを特徴とする請求項に記載の遠心機。
  9. 前記制御部は、前回使用された前記ロータと異なるロータの装着を検出したら、前記カウントした値をリセットすることを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載の遠心機。
  10. 前記ロータが回転するロータ室を画定するものであって上面に開口を有するボウルと、
    前記開口を閉塞するドアと、
    前記ロータ室内を冷却する冷却装置を有し、
    前記カウントとして、冷却運転による前記ロータ室の冷却後にドアを開いて大気温度に戻した回数をカウントすることを特徴とする請求項2又は3に記載の遠心機。
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