JP4419017B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、遊技者の期待感を高め遊技を飽きさせることのない回転型表示器を備える遊技機を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技機である。請求項1に記載のこの遊技機は、複数の回転体、駆動手段、制御手段、複数の指示部、検出手段を少なくとも備える。
各回転体には、周方向に沿って複数の表示用図柄が設けられている。駆動手段は、各回転体を回転駆動する機能を有する手段として構成される。複数の指示部は、少なくとも1つの表示用図柄を除く表示用図柄に対応させて回転体に設けられ、対応する表示用図柄それぞれの位置を示す。検出手段は、回転体に設けられている指示部を検出する機能を有する手段として構成される。制御手段は、駆動手段を制御して表示用図柄を表示部に表示する機能を有する手段として構成される。特に、本発明の制御手段は、回転体の回転により検出手段から出力される検出信号の出力パターンに基づいて、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別するとともに、判別した配置パターンに基づいて、少なくとも2つの回転体につき予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態で当該回転体が回転するように駆動手段を制御する。
ここで、図4には、本実施の形態の回転型表示器10の概略構成図(斜視図)が示され、図5には、図2中の回転体11のII線矢視図(側面図)が示され、図6には図2中の回転体検出部14の構成が示される。
また、回転体11には、複数の表示用図柄のうちの少なくとも1つの表示用図を除く表示用図柄の回転体上の位置を示す指示部が設けられている。本実施の形態では、図5に示すように、表示用図柄領域A1〜A4のうち、表示用図柄領域A4を除く表示用図柄領域A1〜A3に対応させて、表示用図柄領域A1〜A3それぞれの位置を示す指示部a1〜a3が回転体11に設けられている。本実施の形態では、各指示部a1〜a3は、表示用図柄領域A1〜A3の周方向の略中心に、回転体11の一方の端部から軸方向外方に延びるように設けられ、周方向に所定の長さを有している。すなわち、指示部の周方向の一方の端部から周方向に沿って他方の端部側に所定距離離れた位置に表示用図柄の周方向の略中心が設けられている。なお、指示部a1〜a3の配設位置や形状等は種々変更可能である。
ここで、遊技機では、表示器に当たり図柄あるいははずれ図柄を表示する場合がある。この場合、例えば、表示器に当たり図柄が表示されると遊技者に有利な遊技状態となるように構成されている。本実施の形態の回転型表示器を、このような当たり図柄あるいははずれ図柄を表示する表示器として用いる場合には、はずれ図柄を、指示部が設けられていない表示用図柄として用いるのが好ましい。これにより、指示部が設けられていないことによって位置決め精度が低下しても、はずれ図柄を表示するため、特に問題にならない。
なお、本実施の形態では、回転体検出部14として遮光式の光検出手段を用いたが、反射式の光検出手段を用いることもできる。この場合には、指示部a1〜a3として、光を反射する特性(反射特性)を有するものを用いる。
また、回転体検出部14としては、光学式に限定されず、磁気式等の種々の方式の検出手段を用いることができる。この場合、指示部a1〜a3としては、回転体検出部14で検出可能な特性を有するものを用いる。
また、電動機M1や回転体検出部14等の異常は、早期に検出することが望まれている。例えば、電源投入時に、電動機M1や回転体検出部14等の異常を検出する処理を実行することが好ましい。
そこで、本実施の形態では、電源投入時に、表示部101に表示されている表示用図柄を判別する処理を実行する際に、電動機M1や回転体検出部14等の異常を判別するように構成している。
図7に示す処理は、回転型表示器の制御手段(制御回路1)が実行し、例えば、電源スイッチがオンされて電源が投入され、電源電圧が、回転型表示器の制御手段(制御回路1)や電動機M1等が作動可能な値に達した時点で開始される。
例えば、まず、回転体11が停止状態から1回転する間に回転体検出部14から出力された検出信号の数と設定値(図2に示す回転体11の場合には「3」個)を比較する。検出信号の数が設定値「3」より少ない場合には、電動機M1や回転体検出部14等に異常が発生していることを判別する。
検出信号の数が設定値「3」である場合には、検出信号の出力パターンと各設定パターンを比較し、検出信号の出力パターンと一致する設定パターンを判別する。検出信号の数が4以上の場合には、最初の3個の検出信号の出力パターンを用いる。
一致する設定パターンが存在しない場合には、電動機M1や回転体検出部14等に異常が発生していることを判別する。
一致する設定パターンが存在する場合には、その設定パターンを判別する。そして、判別した設定パターン、回転体11上の指示部a1〜a3と表示用図柄領域A1〜A4との関係に基づいて、回転体11の停止時に表示部101に表示されていた表示用図柄を基準として、回転体11が所定の回転方向に回転するにしたがって、回転体検出部14から出力される検出信号と関連付けて表示部101に表示される表示用図柄の順序、すなわち、表示部101に対する表示用図柄の配置パターンを判別する。
そして、判別した表示部101に対する表示用図柄の配置パターンと、回転体11が回転を開始してから現時点までに回転体検出部14から出力された検出信号の数に基づいて、現時点で表示部101に表示されている表示用図柄を判別する。
例えば、パチンコ機においては、遊技媒体が特定のゲートを通過したことあるいは遊技媒体が特定の入賞口に入賞したこと(例えば、遊技媒体が特定のゲートを通過したことを検出するゲート通過検出センサーあるいは遊技媒体が特定の入賞口に入賞したことを検出する入賞検出センサーがオンしたこと)を用いることができる。あるいは、(1)遊技者が遊技媒体を遊技盤に発射させるために発射ハンドル(発射操作部)に接触したこと(例えば、発射ハンドルのタッチセンサーがオンしたこと)、(2)遊技媒体が遊技盤に発射されたこと(例えば、遊技盤に発射された遊技媒体を検出する発射検出センサーがオンしたこと)、(3)抽選図柄の表示が終了し、デモ画面を表示する時、(4)所定時間以上遊技が行われない時、等の条件を用いることもできる。
図7中のステップS4では、停止図柄が決定されたか否かを判断する。本実施の形態では、図1中の停止ボタン111が遊技者によって操作されたか否かを判断する。遊技者が停止操作を行った場合には、種々の条件に基づいて表示用図柄を決定する。停止図柄が決定した場合には、図7中のステップS5に進む。
図7中のステップS5では、制御手段(制御回路1)は、ステップS1で判別した表示部101に対する表示用図柄の配置パターンと、表示部に現在表示されている表示用図柄、回転体検出部14から出力される検出信号等に基づいて、決定された停止図柄が表示部101に表示されるように電動機M1を制御する。
制御手段(制御回路1)は、指示部a1〜a4が設けられている表示用図柄領域A1〜A3が停止図柄として決定された場合には、検出手段20から指示部a1〜a3を検出したことを示す検出信号が出力されてから回転体11が所定回転角度回転した後に停止させる。
なお、指示部a1〜a3の回転方向前端部と各表示用図柄領域A1〜A3の周方向の略中心m2、m5、m8との間の角度(周方向の長さ)は略等しく設定されている。このため、回転体検出部14が指示部a1〜a3を検出した時点m1、m4、m7から電動機M1に所定数の電力パルスを供給した後に回転体11を停止させることにより、各表示用図柄領域A1〜A3の周方向の中心を表示部101の略中心に一致させ状態で回転体11を停止させることができる。
この場合、回転体11が停止した時に表示部101に表示されている表示用図柄は、ステップS4で停止図柄として決定された表示用図柄であるから、この表示用図柄を基準とする、検出信号の設定パターンを判別することによって、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別することができる。
ステップS6で表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別した後、ステップS2に戻る。ステップS2では、変動開始条件が成立すると回転体11を所定回転方向に回転させる。この場合には、ステップS6で判別した、変動開始条件の成立により変動、停止した時に判別した表示部101に対する表示用図柄の配置パターンと、回転体検出部14から出力される、指示部a1〜a3を検出したことを示す検出信号に基づいて、表示部101に表示される表示用図柄を順次判別する。
以下、同様にして、表示用図柄の変動及び停止が実行される毎に、表示部101に対する表示用図柄の配置パターンを判別する。
図8のフローチャートで示す図柄同期処理(ステップS12〜ステップS16)では、制御手段(制御回路1)は、図7中のステップS1において判別した、図柄の配置パターンに基づいて、表示用図柄の配置パターンの時間変化を判別するとともに、判別した配置パターンの時間変化に基づいてモータ駆動部13(電動機M1〜M3)を制御する。具体的には、3つの回転体11,21,31の回転速度が定常速度(一定速度)に達する前に、これら3つの回転体11,21,31のうち少なくとも2つの回転体における特定の表示用図柄(例えば、図柄「7」)が表示部に揃って表示される状態で当該回転体が同期して回転するように、モータ駆動部13(電動機M1〜M3)が制御される。
このような構成によれば、回転体の始動プロセスにおいて同期処理がなされた回転体を視認した遊技者は、特典が付与される状態(当たりフラグが形成された状態)、若しくは特典が付与され易い状態であるのではないかという期待感を抱く事となる。なお、必要に応じて、3つの回転体11,21,31の全てにおいて、特定の表示用図柄が表示部に揃って表示される状態で当該回転体が同期して回転するように構成することもできる。
なお、本実施の形態では、回転体始動装置(操作レバー)の操作により回転体の回転が開始され定常回転速度VHに達した後、予め設定された規定時間が経過しても停止ボタンが操作されない場合には、当該回転体はその回転が強制的に停止されるように構成されている。
電源が投入されると、回転体11を回転停止状態から少なくとも1回転させて表示部101に対する表示用図柄の配置パターンを判別する(ステップS1)。
図15では、電源投入により回転体11が停止状態から1回転する間における検出信号の出力パターン[(検出信号)−短間隔−(検出信号)−長間隔−(検出信号)]が検出される。
この検出信号の出力パターンに該当する検出信号の設定パターンは、設定パターン[(指示部a2)−(指示部a3)−(指示部a1)]である。すなわち、図15に示す状態で電源が投入された場合には、表示部101に対する表示用図柄の配置パターンとして、表示部101に、指示部a2が設けられている表示用図柄領域A2から開始され、指示部a3が設けられている表示用図柄領域A3、指示部が設けられていない表示用図柄領域A4、指示部a1が設けられている表示用図柄領域A1の順に表示される配置パターンが判別される。
また、回転体検出部14から出力される検出信号の数が「3」個であるため、電源投入時における表示部101に対する表示用図柄の配置パターンの判別処理を終了して回転体11が停止している状態では、表示部101に表示用図柄領域A1が表示されていることを判別する。
そして、停止図柄が決定されると(ステップS4)、制御手段(制御回路1)は、電源投入時に判別した、表示部101に対する表示用図柄の配置パターンと、回転体検出部14から出力される検出信号に基づいて、決定された停止図柄が表示部101に表示されるように電動機M1を制御する(ステップS5)。図15では、表示用図柄領域A1の表示用図柄が停止図柄として決定されたため、指示部が設けられていない表示用図柄領域A4が表示部101に表示された後、回転体検出部14から指示部a1を検出したことを示す検出信号が出力されると、電動機M1に所定数の電力パルスを供給した後、電動機M1を停止させる。
そして、変動開始条件の成立に応答して回転体が回転、停止した時に、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを再度判別する(ステップS6)。
図15では、表示部101に表示用図柄領域A1が表示されている状態で回転体11が停止しているため、設定パターンとして、設定パターン[(指示部a1)−短期間−(指示部a2)−短期間−(指示部a3)−長期間]が判別される。これにより、図15に示す状態で再度変動開始条件が成立した場合には、表示部に対する表示用図柄の配置パターンとして、表示部101に、指示部a1が設けられている表示用図柄領域A1から開始され、指示部a2が設けられている表示用図柄領域A2、指示部a3が設けられている表示用図柄領域A3、指示部が設けられていない表示用図柄領域A4の順に表示される配置パターンが判別される。
本実施の形態で用いる回転型表示器の他の実施の形態の動作を、図12に示すフローチャート図により説明する。
図12に示す処理は、図7に示した処理と同様に、電源スイッチがオンされて電源が投入された時に開始される。
図12に示す処理では、電源が投入されて、電源電圧が制御手段(制御回路1)や駆動手段等が作動可能な値に達しても、表示部に対する表示用図柄の配置パターンの判別処理は行わない。なお、電源投入時におけるイニシャル処理は行われる。
次に、図12中のステップT1では、変動開始条件が成立したか否かを判断する。ステップT1での変動開始条件は、図7に示したステップS2での変動開始条件と同じ条件を用いることができる。変動開始条件が成立すると、ステップT2に進み、電動機M1を制御して回転体11を回転させる。
その後、図12中のステップT10を経て、ステップT4にすすむ。このステップT10は、図8中のステップS10と同様の処理によって行われる。
すなわち、ステップT3で停止図柄が決定されると、ステップT5で、決定された停止図柄が表示部101に表示されるように、ステップT3で判別した表示部に対する表示用図柄の配置パターンと回転体検出部14から出力される指示部を検出したことを示す検出信号に基づいて電動機M1を制御する。
回転体11が停止すると、ステップT5で、表示部に停止図柄が表示されている状態から回転体11が回転を開始した場合の、すなわち、表示部に表示されている停止図柄を基準とする、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別する。
その後、変動開始条件が成立すると(ステップT7)、電動機M1を制御して回転体11を回転させる。この時には、表示部101に表示される表示用図柄は、ステップT6で判別した表示部に対する表示用図柄の配置パターンに基づいて判別する。
本実施の形態では、電源投入後に、変動開始条件が成立して回転体を回転させる時に表示部表示される表示部に表示される表示用図柄の配置パターンの判別処理、駆動手段や検出手段の異常の判別を行うため、電源投入時の処理量が減少し、短時間で使用可能となる。
電源が投入されても、表示部に対する表示用図柄の配置パターンの判別は行われない。
電源が投入された後、変動開始条件が成立すると(ステップT2)、制御手段(制御回路1)は、駆動手段を制御して回転体11を回転させる(ステップT2)。この時、回転体11が回転開始時から1回転する間に、回転体検出部14から出力される、指示部a1〜a3を検出したことを示す検出信号の出力パターンを判別し、回転開始時に表示部101に表示されていた表示用図柄を基準とする、表示部101に対する表示用図柄の配置パターンを判別する(ステップT3)。
図16では、回転開始時から回転体11が1回転する間に検出手段から出力された検出信号の出力パターン[(検出信号)−短間隔−(検出信号)−長間隔−(検出信号)]が検出されている。
この検出信号の出力パターンに該当する設定パターンは、設定パターン[(指示部a2)−(指示部a3)−(指示部a1)]である。すなわち、図16に示す状態で回転体11の回転が開始された場合には、表示部に対する表示用図柄の配置パターンとして、表示部101に、表示用図柄領域A2から開始され、表示用図柄領域A3、表示用図柄領域A4、表示用図柄領域A1の順に表示される配置パターンが判別される。
また、回転体検出部14からの検出信号の数が「3」個であるため、回転開始時における表示部に対する表示用図柄の配置パターンの判別処理を終了した時には、表示部101に表示用図柄領域A1が表示されていることを判別する。以後、同様にして、表示部101に付与時される表示用図柄を判別する。
停止図柄が決定された後の停止処理、表示部101に対する表示用図柄の配置パターンの再判別処理は、図15と同様である。
このような場合には、指示部が設けられていない表示用図柄を挟んで両方向に設けられている指示部を検出したことを示す検出手段からの検出信号の間隔が長くなるだけで、動作は基本的に同様である。
例えば、図14に示すように、回転型表示器50の回転体51の外周面に、9個の表示用図柄領域G1〜G9を設ける。そして、指示部が設けられていない表示用図柄を異なる数のグループに分ける。図14では、指示部が設けられていない1個の表示用図柄領域G2を有する第1のグループと、2個の表示用図柄領域G4とG5を有する第2のグループと、3個の表示用図柄領域G7〜G9を有する第3のグループに分けている。
そして、各グループの表示用図柄を、指示部が設けられている表示用図柄のうちの異なる表示用図柄間に配置する。図13では、第1のグループに属する1個の表示用図柄領域G2を表示用図柄領域G1とG3との間に配置し、第2のグループに属する2個の表示用図柄領域G4、G5を表示用図柄領域G3とG6の間に配置し、第3のグループに属する3個の表示用図柄領域G7〜G9表示用図柄領域G6とG1の間に配置している。
本実施の形態では、表示部する表示用図柄の配置パターンを判別するために必要な、回転体検出部14から出力される検出信号の出力パターンの数が多くなるが、指示部の数は減少させることができる。
また、指示部が設けられていない表示用図柄の数が各グループで異なっているため、いずれかの指示部に異常が発生して回転体検出部14がその指示部を検出することができなくなった場合、正常な指示部間の間隔を判別することにより、異常が発生している指示部を判別することができる。
特に、本実施の形態では、回転体11,21が同期して回転するような図柄同期制御が行なわれるため、駆動手段の制御が容易である。
また、本実施の形態によれば、特定の表示用図柄によって表示用図柄の組み合わせが形成されるため、当該組み合わせが形成されたことが遊技者に判り易い。
また、本実施の形態によれば、定常速度状態が形成される前に、図柄同期制御が行なわれるため、定常速度状態となったときに表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態を遊技者が視認することが可能とされる。特に、図柄同期制御の際、定常速度状態の回転速度よりも低い回転速度で回転体を回転させるため、制御が容易である。
また、本実施の形態において、回転体が少なくとも1回転する間に検出手段が出力する検出信号の出力パターンに基づいて、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別するように構成することで、少なくとも回転体が1回転する間に出力される検出信号を検出することによって、表示部に表示されている図柄を判別することができ、少ない数の検出手段を用いてより確実に表示部に表示用図柄の組み合わせを表示することが可能となる。特に、検出手段が回転体の指示部を検出した時点、或いは検出しなくなった時点から当該回転体が少なくとも1回転する間に検出手段が出力する検出信号の出力パターンに基づいて、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別することによって、表示部に表示されている図柄をより確実に判別することができ、少ない数の検出手段を用いて更に確実に表示部に表示用図柄の組み合わせを表示することが可能となる。
また、本実施の形態では、回転型表示器への電源が投入された時に、回転体に設けた基準位置判別用の被検出部を検出するのではなく、複数の表示用図柄のうちの少なくとも1つの表示用図柄を除いて設けられている指示部の検出信号の出力パターンに基づいて、表示部に表示される表示用図柄の配置パターンを判別するものであるため、少ない数の検出手段によって表示部に表示用図柄を確実に表示させることができる。
また、本実施の形態では、指示部の出力パターンを判別する際に駆動手段や検出手段等の異常を検出することができるため、回転型表示器の故障を早期に検出することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されることなく、種々の変更、追加、削除が可能である。
また、本実施の形態では、表示部に図柄「7」が揃って表示される状態で回転体11及び回転体21が同期して回転する場合について記載したが、本発明において、当該回転体の回転に関しては、表示部に予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示される状態が少なくとも形成されれば足り、同期して回転する態様、非同期で回転する態様が包含される。
また、本実施の形態では、例えば、駆動手段や検出手段等の異常の判別を電源投入時あるいは電源投入後に最初に変動開始条件が成立した時に、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別するときにのみ行ったが、本発明では、適宜の時期に行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、回転体が回転開始してから1回転の間に検出手段から出力された検出信号の出力パターンを判別したが、本発明では、回転体が回転している時や、1回転以上の間に検出手段から出力される検出信号の出力パターンを判別するようにしてもよい。例えば、回転体を1回転以上、例えば、1回転半させるのに必要な数の電力パルスを電動機に供給し、回転体が確実に1回転以上回転するように構成することもできる。これにより、検出信号の出力パターンを正確に判別することが可能とされる。
また、本実施の形態では、指示部を表示用図柄の周方向の中心に設けたが、本発明では、指示部の配置位置は適宜変更可能である。さらに、指示部の形状、大きさ等も種々変更可能である。
また、本発明では、回転体に設ける表示用部材の形状、数、配置位置等は種々変更可能である。
また、本実施の形態では、指示部の間隔を電力パルスの数によって検出したが、本発明では、指示部の間隔を検出する方法としては種々の方法を用いることができる。
また、本発明では、指示部を検出する検出手段としては、種々の構成あるいは形式の検出手段を用いることができる。
また、本実施の形態では、スロットマシンの回転型表示器について記載したが、本発明の回転型表示器は、パチンコ機やスロットマシン等の種々の遊技機に用いることができる。
本発明では、「請求項1に記載の遊技機であって、制御手段は、少なくとも2つの回転体につき予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態で当該回転体が同期して回転するように駆動手段を制御する、遊技機。」という態様1を採り得る。このような構成によれば、当該回転体が同期して回転するように駆動手段を制御するため、駆動手段の制御が容易である。
また、本発明では、「請求項1または態様1に記載の遊技機であって、予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが、各回転体における特定の表示用図柄によって形成される、遊技機。」という態様2を採り得る。このような構成によれば、特定の表示用図柄によって表示用図柄の組み合わせが形成されるため、当該組み合わせが形成されたことが遊技者に判り易い。
また、本発明では、「請求項1、態様1、態様2のいずれかに記載の遊技機であって、複数の回転体の回転速度が一定となる定常速度状態を形成する構成であり、制御手段は、定常速度状態が形成される前に、少なくとも2つの回転体につき予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態で当該回転体が回転するように駆動手段を制御する、遊技機。」という態様3を採り得る。このような構成によれば、定常速度状態となったときに、予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態を遊技者が視認することが可能とされる。
また、本発明では、「態様3に記載の遊技機であって、制御手段は、定常速度状態が形成される前に、少なくとも2つの回転体につき予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態で当該回転体が定常速度状態の回転速度よりも低い回転速度で回転するように駆動手段を制御する、遊技機。」という態様4を採り得る。このような構成によれば、予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態を形成する制御を低回転で行うため、制御が容易である。
また、本発明では、「請求項1、態様1〜態様4のいずれかに記載の遊技機であって、制御手段は、回転体が少なくとも1回転する間に検出手段が出力する検出信号の出力パターンに基づいて、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別する、遊技機。」という態様5を採り得る。このような構成によれば、少なくとも回転体が1回転する間に出力される検出信号を検出することによって、表示部に表示されている図柄を判別することができる。これにより、少ない数の検出手段を用いてより確実に表示部に表示用図柄の組み合わせを表示することができる。
また、本発明では、「態様5に記載の遊技機であって、制御手段は、検出手段が回転体の指示部を検出した時点、或いは検出しなくなった時点から当該回転体が少なくとも1回転する間に検出手段が出力する検出信号の出力パターンに基づいて、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別する、遊技機。」という態様6を採り得る。すなわち、本態様では、検出手段が回転体の指示部を検出しない状態から検出する状態に切り替わったとき、或いは検出手段が回転体の指示部を検出している状態から検出しない状態に切り替わったときから、当該回転体が少なくとも1回転する間に表示部に対する表示用図柄の配置パターンが判別される。このような構成によれば、表示部に表示されている図柄をより確実に判別することができ、少ない数の検出手段を用いて更に確実に表示部に表示用図柄の組み合わせを表示することができる。
また、本発明では、「周方向に沿って複数の表示用図柄が設けられている複数の回転体を回転させ、表示用図柄を表示部に表示する、遊技機用回転型表示器の制御方法であって、少なくとも1つの表示用図柄を除く表示用図柄に対応させ、対応する表示用図柄それぞれの位置を示す複数の指示部を回転体に設けるとともに、回転体に設けられている指示部を検出する検出手段を設け、回転体の回転により検出手段から出力される検出信号の出力パターンに基づいて、表示部に対する表示用図柄の配置パターンを判別するとともに、判別した配置パターンに基づいて、少なくとも2つの回転体につき予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが表示部に表示される状態で当該回転体が回転するように駆動手段を制御する、遊技機用回転型表示器の制御方法。という態様7を採り得る。この態様における遊技機用回転型表示器の制御方法は、請求項1に記載の発明と実質的に同様の構成要件を用いて特定される。したがって、本態様によれば、遊技者の興趣を向上させることが可能となるという作用効果を奏する。
2 表示/音声制御回路
A1〜A4,G1〜G9 表示用図柄領域
a1〜a3,g1〜g3 指示部
10,20,30,50 回転式表示器
11,21,31,51 回転体
M1,M2,M3 電動機
13 モータ駆動部
14 回転体検出部
14a 基部
14b 発光器
14c 受光器
15 メダル枚数検出部
16 スタート信号入力部(スタートスイッチ)
17 ストップ信号入力部(ストップスイッチ)
18 メダル払出部
100 スロットマシン(遊技機)
101,102,103 表示部
107 遊技メダル投入口
109 回転体始動装置(操作レバー)
111,112,113 停止ボタン
Claims (1)
- 周方向に沿って複数の表示用図柄が設けられている複数の回転体と、
各回転体を回転駆動する駆動手段と、
前記駆動手段を制御して表示用図柄を表示部に表示する制御手段とからなる回転型表示器を有する遊技機であって、
各回転体において、複数の表示用図柄から所定の表示用図柄を除く表示用図柄毎に1つ設けられ、表示用図柄それぞれの位置を示す指示部と、
各回転体に設けられている指示部を各回転体それぞれに対応して1つ設けられた回転体検出部によって検出する検出手段とを備え、
前記指示部は、各回転体が所定の回転方向に1回転する間に各回転体に対応する検出手段から出力される検出信号の検出信号間隔の出力パターンと、各回転体における当該指示部と表示用図柄との周方向に沿った配置関係とに基づいて、表示部に対する各回転体の表示用図柄の配置パターンを判別することができるように各回転体に設けられており、
前記制御手段は、
各回転体における指示部と表示用図柄との周方向に沿った配置関係を予め記憶するとともに、各回転体を所定の回転方向に1回転させて前記回転体検出部が前記指示部を検出したときに出力される検出信号の検出信号間隔の設定パターンを当該回転体の停止位置に対応させて予め記憶し、
前記駆動手段が各回転体を所定の回転方向に1回転させて、各回転体の周方向に沿って異なる位置に設けられた表示用図柄に対応する指示部を1つの回転体検出部が検出したときに前記検出手段から出力された検出信号の検出信号間隔の出力パターンと一致する設定パターンを、予め記憶した前記設定パターンから判別し、
判別した当該設定パターンと予め記憶した前記配置関係とに基づいて、表示部に対する各回転体の表示用図柄の配置パターンを判別するとともに、判別した各回転体の表示用図柄の配置パターンに基づいて、少なくとも2つの回転体につき予め設定された互いに関連する表示用図柄の組み合わせが前記表示部に表示される状態で当該回転体が回転するように前記駆動手段を制御する、
遊技機。
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