JP2005296196A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化・低電圧駆動化を実現した遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技機1は、遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、複数のリールの回転を開始させるリール回転開始制御手段と、遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、所定の役から当選役を決定する当選役決定手段と、遊技者による操作に応じて停止指令信号を出力する停止指令手段と、停止指令信号を検出したこと及び当選役に基づいて、リールの回転を停止させるリール停止制御手段と、停止制御手段が停止させた複数のリールの停止態様が所定の態様である場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、を備える。リール回転開始制御手段は、第1の速度状態にあるリールに生じる慣性力及びリール回転開始制御手段が発生させる磁力により、リールを第1の速度状態よりも速い第2の速度状態に速度状態を変化させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技機に関する。
例えば、停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表示する機械的回転リールを複数配列して構成した変動表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合にコイン、メダル等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与するものである。
現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を有するものである。特に、所定の役の入賞が成立したときは、1回のコインの払出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームが所定回数行える役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と略記する)と、遊技者に相対的に小さい利益を与える遊技を所定ゲーム数行える役(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記する)がある。
また、現在主流の機種においては、有効化された入賞ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並び、コイン、メダル等が払出される入賞が成立するには、内部的な抽選処理(以下、「内部抽選」という)により役に当選(以下、「内部当選」という)し、且つその内部当選した役(以下、「内部当選役」という)の入賞成立を示す図柄の組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。
つまり、いくら内部当選したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと入賞を成立させることができない。すなわち、停止操作のタイミングに熟練した技術が要求される(「目押し」といわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。このような遊技機では、リールがパルスモータにより駆動されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記のような遊技機では、一般に、リールの駆動は、ステッピングモータの割込処理で行われ、そのリールを約80回転/分の定速で回転させるようにしている。そして、その割込処理で制御する関係上、最終段の加速において大きな加速(例えば、40回転/分から80回転/分への倍速の加速)が必要となるため、トルクの大きな大型のステッピングモータを使用し、リールの回転駆動が行われている。
特公平3−72313号公報
しかしながら、上記最終段の加速時に大きなトルクを必要とするので、小型化・低電圧駆動化が困難であった。
本発明の目的は、小型化・低電圧駆動化を実現した遊技機を提供することである。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、遊技機において、リール回転開始制御手段は、第1の速度状態にあるリールに生じる慣性力及びリール回転開始制御手段が発生させる磁力により、リールを第1の速度よりも速い第2の速度状態に速度状態を変化させることを特徴とする。
より具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技者による操作に応じて、単位遊技の開始を指令する遊技開始指令信号を出力する遊技開始指令手段と、前記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、複数のリールの回転を開始させるリール回転開始制御手段と、前記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、所定の役から当選役を決定する当選役決定手段と、遊技者による操作に応じて停止指令信号を出力する停止指令手段と、前記停止指令信号を検出したこと及び前記当選役に基づいて、前記リールの回転を停止させるリール停止制御手段と、前記停止制御手段が停止させた前記複数のリールの停止態様が所定の態様である場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、を備え、前記リール回転開始制御手段は、第1の速度状態にある前記リールに生じる慣性力及び前記リール回転開始制御手段が発生させる磁力により、前記リールを前記第1の速度状態よりも速い第2の速度状態に速度状態を変化させることを特徴とする遊技機。
本発明によれば、小型化・低電圧駆動化を実現した遊技機を提供することができる。
図1は、本発明の一実施例の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆるパチスロ機である。この遊技機1は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L,4C,4Rが設けられる。表示窓4L,4C,4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b,センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスアップライン8a及びクロスダウンライン8eが設けられている。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられ、変動表示手段を形成している。各リールの図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して観察できるようになっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、情報表示部18が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。
1−BETランプ9aは、BET数が1で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が2で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が3で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。情報表示部18は、7セグメントLEDから成り、貯留(クレジット)されているメダルの枚数、入賞時のメダルの払出枚数、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。
表示窓4L,4C,4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5aでは、種々の演出が行われ、その演出を通じて遊技に関連する情報などが遊技者に報知される。液晶表示装置5の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられる。
1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L,4C,4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン(停止操作手段)7L,7C,7Rが設けられている。メダル受け部16の上方の左右には、スピーカ21L,21Rが設けられている。
図2は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5、スピーカ21L,21R、LED類101及びランプ類102を制御する副制御回路72とを含む回路構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数カウンタ36及びサンプリング回路37とが接続されている。尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ちCPU31の動作プログラム上で、乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数カウンタ36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)、各種テーブル等が格納されている。副制御回路72が主制御回路71へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。RAM33には、種々の情報が格納される。例えば、フラグ、遊技状態の情報等が格納される。
図2の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c)と、情報表示部18と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出すホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rとがある。
更に、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー(遊技価値付与手段)40を駆動制御するホッパー駆動回路41、BETランプ9a,9b,9cを駆動制御するランプ駆動回路45、及び情報表示部18を駆動制御する表示部駆動回路48がCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
例えば、モータ駆動回路39は、CPU31が出力する出力パルスデータに基づいて、各ステッピングモータ49L,49C,49Rに励磁信号を出力する(磁力により駆動する)。なお、モータ駆動回路39は、主制御回路71とは別体で設けられ、モータコントロール専用のLSIを含み、シーケンスやパルス周期などの部分をハードウェア的に制御することができる。これにより、CPU31からの処理を「回転開始」、「停止要求」、「位置検索」のみに絞ることができる場合がある。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
図2の回路において、乱数カウンタ36の値は、0.25msec毎に1が加算されることにより更新される。サンプリング回路37は、定速回転到達時間内の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、当選役が決定される。
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ(いわゆるインデックスが検知され)、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。
こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が0にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
ステッピングモータ49L,49C,49Rは、2層励磁方式を採用している。この励磁パターンは、CPU31が発生する所定のパルス信号により実現される。このパルス信号(パルスデータ)は、モータ駆動回路39に入力され、モータ駆動回路39は、パルス信号に応じた励磁信号を出力することによりステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動する。
実施例では、09(H)、0C(H)、06(H)、及び03(H)の4個のパルスデータ(図7(1))を、順番に出力することによってリール3L,3C,3Rを回転させる。
パルスデータの制御周期(割込み周期)は、リール3L,3C,3Rが定速回転に到達した後(定速制御中)では、2.2346msec(第1周期)である。回転を開始してから定速回転に到達する前(加速制御中)では、4.4692msec(第2周期)である。
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブル(図示せず)が、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブル(図示せず)が格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L,中央のリール3C,右のリール3Rの停止制御時、及び全リール3L,3C,3Rの停止後の入賞確認を行う場合に参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により当選した場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる操作信号、及び選択された停止テーブルに基づいて、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
当選した役の入賞を示す停止態様となれば、CPU31は、払出指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、メダル払出処理を終了する。
図3は、各リール3L,3C,3Rに表わされた複数種類の図柄が21個配列された図柄列(シンボルシートに描かれた図柄列)を示している。
各図柄には00〜20のコードナンバーが付され、データテーブルとして後で説明するROM32(図2)に格納(記憶)されている。各リール3L,3C,3R上には、赤7(図柄91)、白7(図柄92)、BAR(図柄93)、ベル(図柄94)、スイカ(図柄95)、Replay(図柄96)及びチェリー(図柄97)の図柄で構成される図柄列が表わされている。各リール3L,3C,3Rは、図柄列が図3の矢印方向に移動するように回転駆動される。
図4は、リールの1つ(3L)と、そのリール3Lの内側に設けられたランプケース50Lと、ステッピングモータ49Lを示す。
リール3Lは、同形の2本の環状フレーム51及び52を所定の間隔(リール幅)だけ離して複数本の連結部材53で連結することで形成された円筒形のフレーム構造と、そのフレーム構造の中心部に設けられたステッピングモータ49Lの駆動力を環状フレーム51及び52へ伝達する伝達部材54とにより構成される。
リール3Lの外周面に沿って装着されるリールシート56は半透明フィルム材で構成され、その表面上に図柄が光透過性有色インキで印刷されており、それらの図柄以外の領域を遮光性インキでマスク処理をしている。
リール3Lの内側に配置されたランプケース50Lは、それぞれ6個の3色LEDランプ55を収納する3つの部屋Z1、Z2、Z3を備えている。ランプケース50Lは、リール3Lの回転が停止したとき表示窓4Lに現われる図柄(合計3個の図柄)の各々の裏側に3つの部屋Z1、Z2、Z3が位置するように設置されている。
リール3C,3Rは図示しないが、リール3Lと同様の構造を有し、各々の内部にランプケース50C、ランプケース50Rが設けられている。
図5は、各図柄が表示された領域に割り当てられた相を示す。各図柄(各図柄に対応する領域)には、16相が割り当てられている(パルスデータが16回出力されることにより、リールが1図柄分回転する)。
図6は、パルスデータ(パルス信号)の出力周期に応じたリールの回転速度の変化を示す。(1)〜(6)が付された時間の間隔は、パルスデータの出力周期と一致する。
図6(1)は、パルスデータの出力周期を4.4692msecとした場合の回転速度の変化を示す。リールの回転速度の大きさが慣性により振動し、回転速度の最大値は、約80回転/分であり、最小値は、約20回転/分である。
図6(2)は、加速制御中のパルスデータの出力周期を4.4692msecとし、定速制御中のパルスデータの出力周期を2.2346msec(加速制御中の出力周期の1/2)とした場合の回転速度の変化を示す。
パルスデータの出力周期が4.4692msecの場合には、リールの回転速度が慣性により増加している。(5)に対応するパルスが出力された後、パルスデータの出力周期が2.2346msecに更新され、その後、リールの回転速度が約80回転/分に維持されている。
ここで、図6(2)に示すように、機構上又は加速プロファイル上、大きな振動が発生するような構成にし、振動の加速方向成分がピーク付近に達したところで、次の周波数に切り替える(起動時の振動を抑えずに、振動の加速方向の成分のピークを狙って駆動周波数を上げる)。この手法により、トルクの低い小型モータでも割り込み処理による制御制約を乗り越えることができる。なお、実施例のステッピングモータ49L,49C,49Rは、40rpmで振動を制定した後に80rpmに起動できないスペックである。
図7は、主制御回路71に格納されたテーブル(制御情報)を示す。
図7(1)は、パルスデータテーブルを示す。このテーブルには、パルスコードカウンタの値に応じて出力するパルスデータの情報が格納され、後述の図20のステップS174で使用される。パルスコードカウンタの値は、後述のパルス出力処理(図20)が行われる度に1加算され、出力するべきパルスデータを特定するための情報である。
図7(2)は、加速テーブルを示す。このテーブルには、加速カウンタの値に対応してセットする加速タイマの情報が格納され、後述の図21のステップS181で使用される。加速カウンタは、リールの加速制御或いは停止制御における経過(制御状況)を示す情報である。加速タイマは、リールを加速又は減速する際のパルスデータの出力周期を規定する値である。
ここで、加速タイマの値は、加速カウンタの値に応じて取得され、その取得する処理の後、加速カウンタの値に1が加算される(後述の図21)。加速カウンタの値が5以上に更新された場合に、加速制御中から定速制御中に切り換えられる(後述の図15)。
また、加速カウンタ1〜4に対応する加速タイマが2であることにより、加速制御中のパルスデータの出力周期が4.4692msecとなる。なお、定速制御中では、後述の図12のステップS55の判別がYESとされる周期でパルスデータが出力される。
図8〜図10に示すフローチャートを参照して、主制御回路71におけるRESET割込処理を示す。
初めに、CPU31は、電源投入時の初期化を行う(ステップS1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去し(ステップS2)、ステップS3に移る。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。
ステップS3では、スタートスイッチ6S、BETスイッチ11〜13、メダルセンサ22Sからの入力信号に基づいて、メダル投入監視・スタートチェック処理を行い、ステップS4に移る。ステップS4では、抽選用の乱数を抽出し、ステップS5に移る。ステップS5では、後で図11を参照して説明する遊技状態監視処理を行い、ステップS6に移る。
ステップS6では、内部当選役を決定するための確率抽選処理を行い、ステップS7に移る。ステップS7では、停止用当選役を決定するための停止用当選役決定処理を行い、ステップS8に移る。内部当選役及び停止用当選役は、いずれも当選役に含まれる。停止用当選役は、内部当選役に基づいて決定され、停止用当選役毎にリールの停止制御の態様が定められている。
ステップS8では、テーブルライン選択処理を行い、ステップS9に移る。ステップS9では、内部当選役などの情報を含むスタートコマンドをセットし、ステップS10に移る。ステップS10では、ゲーム最短時間経過待ち処理を行い、ステップS11に移る。ステップS11では、ゲーム最短時間計時用カウンタをセットし、ステップS12に移る。
ステップS12では、全リール回転開始要求を行い、ステップS13に移る。この全リール回転開始要求により、後述の図13のステップS71の判別がYESとなり、リールの加速制御が開始する。ステップS13では、リール停止許可コマンドをセットし、ステップS14に移る。
ステップS14では、全てのリールの停止許可フラグがオンであるか否かを判別し、この判別がYESのときは、図9のステップS15に移る。リール停止許可フラグは、定速制御処理において最初にインデックスが検知された場合にオンに更新される(後述の図17のステップS139)。リール停止許可フラグがオンの場合には、停止ボタンの操作が有効なものとなる。
図9のステップS15では、停止ボタンがオンされたか否か、すなわち、リール停止信号回路46からの入力があるか否かを判別する。この判別がYESのときは、対象リールの補正禁止フラグをオンとし(ステップS16)、ステップS17に移る。対象リールは、操作された停止ボタンに対応するリールである。補正禁止フラグは、後述の図13のステップS81の判別に用いられる情報である。
ステップS17では、対象リールのパルスカウンタの値が14より小さいか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS18に移り、NOのときは、ステップS19に移る。パルスカウンタの値は、基本的に、定速制御中においてリールの回転角度を識別するための情報であり、パルスデータの出力の際に、後述の図18のステップS151で1減算される。
ステップS18では、図柄カウンタが変化したか否かを判別し、この判別がYESのときは、ステップS19に移る。図柄カウンタの値は、図柄位置(回転角度)を識別するための情報であり、パルスカウンタの値が0に更新された場合に1加算される。なお、パルスカウンタの値は、0〜16の範囲で変化する。
ステップS19では、対象リールの滑りコマ数決定処理を行い、ステップS20に移る。ステップS20では、滑りコマ数分、対象リールが回転するのを待ち、ステップS21に移る。ステップS21では、対象リールの停止要求フラグをオンし、ステップS22に移る。停止要求フラグは、後述の図13のステップS83の判別に用いられる情報である。
ステップS22では、リール停止コマンドをセットし、ステップS23に移る。ステップS23では、全リールが停止したか否かを判別する。この判別がYESのときは、図10のステップS24に移り、NOのときは、ステップS15に移る。
図10のステップS24では、全リール停止コマンドをセットし、ステップS25に移る。ステップS25では、入賞検索を行い、ステップS26に移る。ステップS26では、誤入賞チェック処理を行い、ステップS27に移る。ステップS27では、入賞役がレギュラーボーナス(RB)であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS28に移り、NOのときは、ステップS30に移る。
ステップS28では、持ち越された役(持越役)をクリアし、ステップS29に移る。ステップS29では、メダルの払出、RBの発生を行い、ステップS30に移る。ステップS30では、遊技状態がRB遊技状態であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS31に移り、NOのときは、図8のステップS2に移る。
ステップS31では、RB遊技数チェック処理を行い、ステップS32に移る。ステップS32では、RBの終了か否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS33に移り、NOのときは、図8のステップS2に移る。ステップS33では、RB終了時処理を行い、図8のステップS2に移る。
図11を参照して、遊技状態監視処理について説明する。
初めに、CPU31は、現在の遊技状態が一般遊技状態であるか否かを判別する(ステップS41)。この判別がYESのときは、ステップS42に移り、NOのときは、図8のステップS6に移る。ステップS42では、前回の単位遊技(ゲーム)の当選役がRBであるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS43に移り、NOのときは、ステップS44に移る。
ステップS43では、持越役としてRBをセットし、ステップS44に移る。ステップS44では、持越役があるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS45に移り、NOのときは、図8のステップS6に移る。ステップS45では、遊技状態を持越状態にセットし、図8のステップS6に移る。
図12を参照して、主制御回路71の定期割込処理について説明する。定期割込処理は、1.1173ms毎に行われる。
初めに、CPU31は、レジスタの退避を行い(ステップS51)、ステップS52に移る。ステップS52では、入力ポートチェック処理を行い、ステップS53に移る。ステップS53では、通信データ送信処理を行い、ステップS54に移る。ステップS54では、割込カウンタに1加算し、ステップS55に移る。
ステップS55では、割込カウンタの値が偶数であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS56に移り、NOのときは、ステップS57に移る。ステップS56では、7SEG駆動制御処理を行い、ステップS63に移る。
ステップS57では、リール識別子に右のリール3Rを示す情報をセットし、ステップS58に移る。ステップS58では、後で図13を参照して説明するリール制御処理を行い、ステップS59に移る。
ステップS59では、リール識別子に中央のリール3Cを示す情報をセットし、ステップS60に移る。ステップS60では、後で図13を参照して説明するリール制御処理を行い、ステップS61に移る。
ステップS61では、リール識別子に左のリール3Lを示す情報をセットし、ステップS62に移る。ステップS62では、後で図13を参照して説明するリール制御処理を行い、ステップS63に移る。
ここで、ステップS58、ステップS60、及びステップS62に示すリール制御処理は、割込カウンタの値が奇数に更新された場合に行われるが、割込カウンタの値は、1.1173ms毎に更新される。したがって、リール制御処理は、2.2346ms毎に行われる。
ステップS63では、各種カウンタ減算処理を行い、ステップS64に移る。ステップS64では、電磁カウンタ制御処理を行い、ステップS65に移る。ステップS65では、レジスタを復帰し、定期割込処理を終了する。
図13を参照して、リール制御処理について説明する。
初めに、CPU31は、当該リール制御処理を呼び出す前にステップS57、ステップS59、又はステップS61で設定したリール識別子を参照し、該当するリールが回転制御中であるか否かを判別する(ステップS71)。この判別がYESのときは、ステップS72に移り、NOのときは、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ここで、回転制御中は、停止制御中、加速制御中、及び定速制御中のうちのいずれかの状態であることを示している。例えば、RAM33に設けられた停止制御中フラグの領域の値がオンであれば停止制御中と判定され、よって回転制御中と判定される。オフであれば停止制御中ではないと判定され、よって回転制御中ではないと判定される。加速制御中、及び定速制御中に関しても同様である。
なお、リール制御処理では、当該処理を呼び出す前にステップS57、ステップS59、又はステップS61で設定したリール識別子を参照し、該当するリールに関する状態に応じた処理を行うようにしている。例えば、右のリール3Rの制御を行う場合は、ステップS58でリール識別子に右のリール3Rを示す情報をセットしておき、ステップS58に続いて実行されるリール制御処理では、RAM33に設けられた右のリール3Rに関する停止制御中フラグ、加速制御中フラグ、及び定速制御中フラグなど、右のリール3Rに関する情報の参照・設定を行うとともに、右のリール3Rに関する信号の受信や励磁信号の出力を行う。また、左のリール3L及び中央のリール3Cに関しても同様に、それぞれに関する情報の参照・設定を行う。
ステップS72では、インデックスフラグをオフとし、ステップS73に移る。ステップS73では、INポートから入力したリールインデックス信号がオンであるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS74に移り、NOのときは、ステップS75に移る。
ステップS74では、インデックスフラグをオンとし、ステップS75に移る。インデックスフラグは、インデックスが検知されているか否か(リセットパルスが得られているか否か)を識別するための情報である。インデックスが検知されている場合には、インデックスフラグがオンである。
ステップS75では、停止制御中であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS76に移り、NOのときは、ステップS77に移る。停止制御中の設定は、後述のステップS85で行われる。ステップS76では、後で図14を参照して説明する停止制御処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS77では、加速制御中であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS78に移り、NOのときは、ステップS79に移る。加速制御中の設定は、後述の図16のステップS121で行われる。ステップS78では、後で図15を参照して説明する加速制御処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS79では、定速制御中でないかどうかを判別する。この判別がYESのときは、ステップS80に移り、NOのときは、ステップS81に移る。定速制御中の設定は、後述の図15のステップS115で行われる。ステップS80では、後で図16を参照して説明する回転開始処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS81では、補正禁止中(補正禁止フラグがオン)ではないかどうかを判別する。この判別がYESのときは、ステップS82に移り、NOのときは、ステップS83に移る。ステップS82では、後で図17を参照して説明する定速制御処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS83では、停止要求がある(停止要求フラグがオン)か否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS85に移り、NOのときは、ステップS84に移る。ステップS84では、後で図18を参照して説明するパルスカウンタ更新処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS85では、停止制御中に設定する。例えば、RAM33に設けられた定速制御中フラグ及び停止要求フラグの領域をオフに設定し、RAM33に設けられた停止制御中フラグの領域をオンに設定する(加速制御中及び定速制御中に設定する場合も同様にそれぞれのフラグを設定する構成にしても良い)。その後、ステップS86に移る。ステップS86では、後で図14を参照して説明する停止制御処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
図14を参照して、停止制御処理について説明する。
初めに、CPU31は、加速タイマの値を1減算し(ステップS91)ステップS92に移る。ステップS92では、加速タイマの値が0であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS93に移り、NOのときは、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS93では、加速カウンタの値が9以上であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS94に移り、NOのときは、ステップS99に移る。ステップS94では、OUTポートに出力していたパルスコード信号をオフ(全相オフ)とし、ステップS95に移る。ステップS95では、回転無制御中に設定(例えば、RAM33の停止制御フラグの領域をオフに設定する、もちろん停止制御中、加速制御中、及び定速制御中のそれぞれに対応するフラグ全てをオフに設定しても良い)し、ステップS96に移る。
ステップS96では、パルスコードカウンタの値を1減算し、ステップS97に移る。ステップS97では、パルスコードカウンタの値が0以上であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移り、NOのときは、ステップS98に移る。ステップS98では、パルスコードカウンタの値を3にセットし、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS99では、後で図21を参照して説明する加速タイマ設定処理を行い、ステップS100に移る。ステップS100では、後で図20を参照して説明するパルス出力処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
図15を参照して、加速制御処理について説明する。
初めに、CPU31は、加速タイマの値を1減算し(ステップS111)、ステップS112に移る。ステップS112では、加速タイマの値が0であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS113に移り、NOのときは、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
ステップS113では、後で図21を参照して説明する加速タイマ設定処理を行い、ステップS114に移る。ステップS114では、加速カウンタの値が5より小さいか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS116に移り、NOのときは、ステップS115に移る。ステップS115では、定速制御中(例えば、RAM33の加速制御フラグの領域をオフに設定し、RAM33の定速制御フラグの領域をオンに設定しても良い)に設定し、ステップS116に移る。ステップS116では、後で図20を参照して説明するパルス出力処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
図16を参照して、回転開始処理について説明する。
初めに、CPU31は、加速制御中(例えば、RAM33の加速制御フラグの領域をオンに設定しても良い)に設定し(ステップS121)、ステップS122に移る。ステップS122では、パルスカウンタに16をセットし、ステップS123に移る。ステップS123では、エラーカウンタに0をセットし、ステップS124に移る。
ステップS124では、図柄カウンタに0をセットし、ステップS125に移る。ステップS125では、加速カウンタに0をセットし、ステップS126に移る。ステップS126では、加速タイマに1をセットし、ステップS127に移る。ステップS127では、図15に示す加速制御処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
図17を参照して、定速制御処理について説明する。
初めに、CPU31は、エラーカウンタの値が0か否かを判別する(ステップS131)。この判別がYESのときは、ステップS135に移り、NOのときは、ステップS132に移る。ステップS132では、エラーカウンタの値を1減算し、ステップS133に移る。
ステップS133では、エラーカウンタの値が0であるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS134に移り、NOのときは、ステップS135に移る。ステップS134では、図16に示す回転開始処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
すなわち、エラーカウンタに0以外の値が設定(例えば、後述のステップS164で設定)され、2割込毎にカウントダウンされ、1から0に変化する割込のタイミング回転開始処理ステップS134に移行する。すなわち、後述の図柄カウンタ及びパルスカウンタを更新することで認識されるリールの1回転の後、5回ステッピングモータの励磁位置を変化させるまでの間にリールインデックスが検出されなかった場合、具体的には、後述のステップS135の判定処理でYESと判定され、且つ後述のステップS136の判定処理でNOと判定されなかった場合、リールが80回転/分の速度で1回転する定速回転してないエラー状態と判定し、回転開始処理ステップS134を実行し、リールを停止状態から再起動(再加速)するように構成している。
ステップS135では、ステップS72又はステップS74でオフ又はオンに設定されるインデックスフラグがオンであるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS136に移り、NOのときは、ステップS141に移る。ステップS136では、前回チェック時以前からインデックスフラグがオンであるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS141に移り、NOのとき(今回の処理でインデックスが検知されたとき)は、ステップS137に移る。
具体的には、リール制御処理が呼び出されて、右・中央・左のリール3L,3C,3Rの制御が行われるのは、2割込ごとであるので、前々回の割込処理から呼び出されるリール制御処理におけるステップS73の判定処理でオフと判定され、今回の割込処理から呼び出されるリール制御処理におけるステップS73の判定処理でオンと判定された場合に、リールが80回転/分の速度で1回転する定速回転が行われたものとしてステップS137に処理を移行し、その他の場合にはステップS141に処理を移行する。
ステップS137では、図柄カウンタに0をセットし、ステップS138に移る。ステップS138では、エラーカウンタに0をセットし、ステップS139に移る。ステップS139では、停止許可フラグをオンとし、ステップS140に移る。ステップS140では、後で図19を参照して説明するパルスカウンタ更新サブを行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。ステップS141では、後で図18を参照して説明するパルスカウンタ更新処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
図18を参照して、パルスカウンタ更新処理について説明する。この処理は、図13のステップS84、及び図17のステップS141のタイミングで行われる。
初めに、CPU31は、パルスカウンタの値を1減算し(ステップS151)、ステップS152に移る。ステップS152では、パルスカウンタの値が0であるか否かを判別する。この判別がYESの(すなわち、1図柄分の回数、励磁位置を変化させたと判定された)ときは、ステップS153に移り、NOのときは、ステップS155に移る。
ステップS153では、図柄カウンタに1加算し、ステップS154に移る。ステップS154では、後で図19を参照して説明するパルスカウンタ更新サブを行い、ステップS155に移る。ステップS155では、後で図20を参照して説明するパルス出力処理を行い、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
図19を参照して、パルスカウンタ更新サブについて説明する。この処理は、図17のステップS140、及び図18のステップS154のタイミングで行われる。
初めに、CPU31は、パルスカウンタに16をセットし(ステップS161)、ステップS162に移る。ステップS162では、図柄カウンタの値が21よりも小さいか否かを判別する。この判別がYESのときは、図12のステップS59、ステップS61、ステップS63、又は図18のステップS155に移る。
ステップS162の判別がNOのときは、図柄カウンタの値から21を減算(することで0に設定)し(ステップS163)、ステップS164に移る。ステップS164では、エラーカウンタに5をセットし、図12のステップS59、ステップS61、ステップS63、又は図18のステップS155に移る。
図20を参照して、パルス出力処理について説明する。この処理は、図14のステップS100、図15のステップS116、及び図18のステップS155のタイミングで行われる。
初めに、CPU31は、パルスコードカウンタの値に1加算し(ステップS171)、ステップS172に移る。ステップS172では、パルスコードカウンタの値が3より大きいか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS173に移り、NOのときは、ステップS174に移る。ステップS173では、パルスコードカウンタに0をセットし、ステップS174に移る。
ステップS174では、パルスデータテーブル(図7(1))と、パルスコードカウンタの値とに基づいて、パルスデータを取得し、ステップS175に移る。ステップS175では、加速カウンタの値が9であるか否かを判別する。この判別がYESのとき(40回転/分に減速制御する12割込(加速カウンタの値が5、6及び7であることに基づく減速制御)の終了後)は、ステップS176に移り、NOのときは、ステップS177に移る。
ステップS176では、パルスデータのビット4をオン(チョッピング出力ビットをオン)とし、ステッピングモータに対するチョッピング電流制御を次回のリール起動時まで終了させるようにしている。続いて、ステップS177に移る。ステップS177では、パルスデータをOUTポートから出力し、図12のステップS59、ステップS61又はステップS63に移る。
図21を参照して、加速タイマ設定処理について説明する。この処理は、図14のステップS99、及び図15のステップS113のタイミングで行われる。
初めに、CPU31は、加速テーブル(図7(2))と、加速カウンタの値とに基づいて、加速タイマを取得し(ステップS181)、ステップS182に移る。ステップS182では、加速カウンタの値に1加算し、図14のステップS100又は図15のステップS114に移る。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、モータ駆動回路39をコントロールLSI仕様とすることもできる。その仕様の例として、(1)3軸制御可能(3軸同時スタート機能、独立ストップ機能)、(2)外部入力又はCPUコマンドによる加速、定速、減速動作、(3)位置情報読み出し機能(出力パルスを内部的にカウントし、CPUからリード可能)、(4)2相ステッピングモータ励磁分配機能(ユニポーラ・バイポーラ)、(5)加速・減速・回転速度等はプログラム可能。
このようなLSIを遊技機に搭載し、リールモータをコントロールすることもできる。処理の流れとしては、CPU31からの起動命令があった場合に、LSIが3軸を同時に起動し、定速回転到達後に停止許可信号を発生する。CPU31は、停止ボタン7L,7C,7Rを受け付け、位置情報読み出し・停止位置決定を行い、停止位置指示命令を行う。LSIは、減速・停止制御を行う。
以上のように実施例の遊技機1は、以下のような構成を備える遊技機であることを特徴とする。
(1) 遊技者による操作(例えば、スタートレバー6の操作など)に応じて、単位遊技(例えば、一のゲームなど)の開始を指令する遊技開始指令信号を出力する遊技開始指令手段(例えば、スタートスイッチ6Sなど)と、前記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、複数のリールの回転を開始させるリール回転開始制御手段(例えば、モータ駆動回路39など)と、前記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、所定の役(例えば、ボーナス、小役、リプレイなど)から当選役(例えば、内部当選役など)を決定する当選役決定手段(例えば、主制御回路71など)と、遊技者による操作(例えば、停止ボタン7L,7C,7Rの操作など)に応じて停止指令信号を出力する停止指令手段(例えば、リール停止信号回路46など)と、前記停止指令信号を検出したこと及び前記当選役に基づいて、前記リールの回転を停止させるリール停止制御手段(例えば、主制御回路71、リール停止信号回路46など)と、前記停止制御手段が停止させた前記複数のリールの停止態様が所定の態様(例えば、入賞を示す態様、役に対応する図柄の停止態様など)である場合に、遊技者に所定の遊技価値(例えば、所定枚数のメダルなど)を付与する遊技価値付与手段(例えば、主制御回路71、ホッパー40など)と、を備え、前記リール回転開始制御手段は、第1の速度状態(例えば、加速制御中)にある前記リールに生じる慣性力及び前記リール回転開始制御手段が発生させる磁力により、前記リールを前記第1の速度状態よりも速い第2の速度状態(例えば、定速制御中)に速度状態を変化させる(例えば、パルスデータの出力周期が第2周期である場合に、リールの回転速度が最大であるタイミングで、出力周期を第2周期よりも小さい第2周期に切り替える)ことを特徴とする遊技機。
(1)記載の遊技機によれば、小型化・低電圧駆動化を実現することができる。また、より安価な遊技機を提供することができる場合がある。また、リールが回転を開始してから、定速回転に到達するまでの時間を短縮することができる場合がある。
更に、本実施例のような遊技機1の他、パチンコ遊技機等の他の遊技機にも本発明を適用できる。
実施例の遊技機の斜視図である。 実施例の電気回路の構成を示すブロック図である。 リール上に配列された図柄の例を示す図である。 リールユニットを示す図である。 図柄とモータ相との関係を示す図である。 リールの回転速度の変化を示す図。 各種制御テーブルを示す図である。 RESET割込処理を示すフローチャートである。 図8に続くフローチャートである。 図9に続くフローチャートである。 遊技状態監視処理を示すフローチャートである。 定期割込処理を示すフローチャートである。 リール制御処理を示すフローチャートである。 停止制御処理を示すフローチャートである。 加速制御処理を示すフローチャートである。 回転開始処理を示すフローチャートである。 定速制御処理を示すフローチャートである。 パルスカウンタ更新処理を示すフローチャートである。 パルスカウンタ更新サブを示すフローチャートである。 パルス出力処理を示すフローチャートである。 加速タイマ設定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機
2 キャビネット
3L,3C,3R リール
6 スタートレバー
7L,7C,7R 停止ボタン
30 マイクロコンピュータ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
71 主制御回路
72 副制御回路

Claims (1)

  1. 遊技者による操作に応じて、単位遊技の開始を指令する遊技開始指令信号を出力する遊技開始指令手段と、
    前記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、複数のリールの回転を開始させるリール回転開始制御手段と、
    前記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて、所定の役から当選役を決定する当選役決定手段と、
    遊技者による操作に応じて停止指令信号を出力する停止指令手段と、
    前記停止指令信号を検出したこと及び前記当選役に基づいて、前記リールの回転を停止させるリール停止制御手段と、
    前記停止制御手段が停止させた前記複数のリールの停止態様が所定の態様である場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
    を備え、
    前記リール回転開始制御手段は、第1の速度状態にある前記リールに生じる慣性力及び前記リール回転開始制御手段が発生させる磁力により、前記リールを前記第1の速度状態よりも速い第2の速度状態に速度状態を変化させることを特徴とする遊技機。
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