JP2002313661A - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JP2002313661A
JP2002313661A JP2001113752A JP2001113752A JP2002313661A JP 2002313661 A JP2002313661 A JP 2002313661A JP 2001113752 A JP2001113752 A JP 2001113752A JP 2001113752 A JP2001113752 A JP 2001113752A JP 2002313661 A JP2002313661 A JP 2002313661A
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JP
Japan
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winding
motor
core
wire
work
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Application number
JP2001113752A
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English (en)
Inventor
Junichi Ota
順一 大田
Nobuaki Miyake
展明 三宅
Yuji Nakahara
裕治 中原
Hiroyuki Akita
裕之 秋田
Masayuki Takahashi
賢行 高橋
Toyomi Oshige
豊実 大重
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速での整列巻きを可能とし、生産性の向上
を図ることが可能な巻線装置を提供する。 【解決手段】 巻線が施されるコア21を保持するワー
ク保持部材22と、モータによってそれぞれ駆動され、
コア21の周囲を周回するとともにコア21の軸方向に
間欠移動することにより、供給されるマグネットワイヤ
31をコア21に整列巻回するワイヤノズル33とを備
えた巻線装置において、ワイヤノズル33をコア21の
軸方向に間欠移動させる駆動用のモータをリニアモータ
26とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばコア、ボ
ビン等のワークにマグネットワイヤを整列巻きで高速に
巻回する巻線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開2000−60084
号公報等に開示される従来の巻線装置の構成を一部を断
面にして示す正面図、図7は図6における巻線装置の構
成を示す側面図、図8はワイヤノズルの回転、移動の関
連動作を説明するための図である。図において、1はワ
ークとしてのコア、2はこのコア1を保持する例えばク
ランパ等でなるワーク保持部材、3は両側に突出部3a
が形成された台枠、4はこの台枠3の突出部3a上に配
置される一対のリニアガイド、5はこれら両リニアガイ
ド4を介して台枠3上に移動可能に配設される移動台で
ある。
【0003】6は両リニアガイド4に沿ってその中央部
に配置され、両端を支持台7により回転可能に支持され
た送りネジ軸、8はこの送りネジ軸6とカップリング9
を介して連結され、送りネジ軸6を回転駆動させる第1
のモータ、10は移動台5の裏面に固設され、中央部を
貫通して送りネジ軸6と螺合するネジ穴10aが形成さ
れた連結部材、11は移動台5上のコア1の中心線延長
線上に配置される軸受装置、12はこの軸受装置11に
より回転可能に支持され、中央に供給されるマグネット
ワイヤ13を案内する案内穴12aが貫通して形成され
る回転部材である。
【0004】14は移動台5上に設置され回転部材12
を回転駆動させる第2のモータ、15、16は回転部材
12の一端側および第2のモータ14の軸に、それぞれ
嵌着された一対の歯付きプーリ、17はこれら両歯付き
プーリ15、16間に張架された歯付きベルト、18は
回転部材12の他端側に連結され、コア1の周囲を周回
することにより回転部材12の案内穴12a内を案内さ
れ、両ガイト19、20を介して供給されるマグネット
ワイヤ13をコア1に巻回するワイヤノズルである。
【0005】次に上記のように構成される従来の巻線装
置の動作を図に基づいて説明する。まず、コア1がワー
ク保持部材2に保持されると、第2のモータ14が駆動
され歯付きプーリ16、歯付きベルト17および歯付き
プーリ15を介して回転部材12が回転を開始する。す
ると、この回転によってワイヤノズル18がコア1の周
囲を図中矢印Aで示す方向に周回を開始し、この周回が
図8に示すように整列領域(コアの3面、AB、BC、
CD)を通過して、1ピッチ分だけ進められる領域(コ
アの1面、DA)に差し掛かるGの位置において、第1
のモータ8が駆動されてネジ6が回転し、移動台5が図
6中矢印Bで示す方向に移動を開始し、ワイヤノズル1
8も矢印Bで示す方向に移動する。そして、ワイヤノズ
ル18の周回がクロス領域を外れて再び整列領域に差し
掛かるHの位置において、第1のモータ8が停止して、
移動台5の移動も停止し、ワイヤノズル18は1ピッチ
分コア1の軸方向に移動して移動を中断する。
【0006】以上の動作により、ワイヤノズル18はコ
ア1の周囲の3面を、コア1の軸心に対して直角方向に
周回した後、残りの1面を1ピッチ分斜めに周回する。
そして、この動作を繰り返すことにより、供給されるマ
グネットワイヤ18をコア1の3面に整列、1面にクロ
スさせて順次巻回する。次いで1層目の巻回が終了する
と、今度は第1のモータ8が逆方向に回転駆動され、移
動台5が矢印Bで示す方向とは逆の方向に移動して、ワ
イヤノズル18も一層目とは逆方向に移動され、1層目
と同様の動作を繰り返すことにより二層目の巻回が行わ
れる。以下、同様の動作が繰り返されて所望の層数に巻
回された巻線が完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻線装置は以上
のように構成され、マグネットワイヤ13の巻回が行わ
れており、整列巻きを行う場合、ワイヤノズル18は第
2のモータ14の駆動によりコア1の周囲を1度周回す
る間に、第1のモータ8の間欠駆動によりコア1の軸方
向に1ピッチ、すなわち、マグネットワイヤ13の線径
分だけ移動する必要がある。しかしながら、生産性の向
上のために第2のモータ14により巻回速度を上げて
も、コア1の軸方向の間欠駆動を送りネジ軸6と連結部
材10のネジ穴10aとの間のネジ送りにより行ってい
るので、送りに必要な加速度を得るにも限界があるた
め、高速での整列巻きは困難であり、生産性が低下する
という問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高速での整列巻きを可能とし、
生産性の向上を図ることが可能な巻線装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る巻線装置は、巻線が施されるワークを保持するワーク
保持部材と、モータによってそれぞれ駆動され、ワーク
の周囲を周回するとともにワークの軸方向に間欠移動す
ることにより、供給されるマグネットワイヤをワークに
整列巻回するワイヤノズルとを備えた巻線装置におい
て、ワイヤノズルをワークの軸方向に間欠移動させる駆
動用のモータをリニアモータとしたものである。
【0010】又、この発明の請求項2に係る巻線装置
は、請求項1において、リニアモータを水平方向に配置
したものである。
【0011】又、この発明の請求項3に係る巻線装置
は、請求項1または2において、ワイヤノズルをワーク
の周囲に周回させる駆動用のモータを中空軸サーボモー
タとしたものである。
【0012】又、この発明の請求項4に係る巻線装置
は、請求項1または2において、一対のリニアモータを
ワイヤノズルの移動方向に沿って所定の間隔を介して対
向させて配置し、リニア位置検出器を両リニアモータの
中央に配置するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
巻線装置の構成を断面にして示す正面図、図2は図1に
おける巻線装置の構成を示す側面図、図3は図1におけ
る巻線装置の構成を示す平面図である。
【0014】図において、21はワークとしてのコア、
22はこのコア21を保持する例えばクランパ等でなる
ワーク保持部材、23は台板、24はこの台板23上に
配置される一対のリニアガイド、25はこれら両リニア
ガイド24を介して台板23上に移動可能に配設される
移動台、26はこの移動台25と台板23の間に配設さ
れ、台板23側に固定子26aが、移動台25側に可動
子26bがそれぞれ対向して固着され水平方向に配置さ
れたリニアモータ、27は台板23上に移動台25と並
置され、移動台25を介してリニアモータ26の可動子
26bの位置を検出するリニア位置検出器である。
【0015】28は移動台25上のコア21の中心線延
長線上に配置される軸受装置、29はこの軸受装置28
と同軸上に配置され、中空軸29aを有する中空軸サー
ボモータ、30は軸受装置28に回転可能に支持され、
中央に中空軸サーボモータ29の中空軸29a内を通し
て供給されるマグネットワイヤ31を案内穴30aが貫
通して形成される回転部材で、一端側がカップリング3
2を介して中空軸サーボモータ29の中空軸29aに連
結されている。33は回転部材30の他端側に連結さ
れ、コア21の周囲を周回することにより、中空軸29
a内を通って回転部材30の案内穴30a内を案内さ
れ、両ガイド34、35を介して供給されるマグネット
ワイヤ31を、コア21に巻回するワイヤノズルであ
る。
【0016】次に、上記のように構成された実施の形態
1における巻線装置の動作を図に基づいて説明する。ま
ず、コア21がワーク保持部材22に保持されると、中
空軸サーボモータ29が駆動され、カップリング32を
介して連結される回転部材30が回転を開始する。する
と、この回転によってワイヤノズル33がコア21の周
囲を図中矢印Aで示す方向に周回を開始し、従来の巻線
装置の場合と同様に、この周回が図8に示すように整列
領域(コアの3面、AB、BC、CD)を通過して、1
ピッチだけ進められる領域(コアの1面、DA)に差し
掛かるGの位置において、リニアモータ26が駆動され
て移動台25がリニアガイド24に沿い図中矢印Bで示
す方向に移動を開始し、ワイヤノズル33も矢印Bで示
す方向に移動する。そして、ワイヤノズル33の周回が
クロス領域を外れて再び整列領域に差し掛かるHの位置
において、リニアモータ26が停止して移動台25の移
動も停止し、ワイヤノズル33は1ピッチ分コア21の
軸方向に移動して移動を中断する。
【0017】以上の動作により、ワイヤノズル33はコ
ア21の周囲の3面を、コア21の軸心に対して直角方
向に周回した後、残りの1面を1ピッチ分斜めに周回す
る。そして、この動作を繰り返すことにより、供給され
るマグネットワイヤ31をコア21の3面に整列、1面
にクロスさせて順次巻回する。次いで1層目の巻回が終
了すると、今度はリニアモータ26が逆方向に駆動さ
れ、移動台25が矢印Bで示す方向とは逆の方向に移動
して、ワイヤノズル33も一層目とは逆方向に移動さ
れ、1層目と同様の動作を繰り返すことにより二層目の
巻回が行われる。以下、同様の動作が繰り返されて所望
の層数に巻回された巻線が完成する。なお、リニアモー
タ26は、その位置がリニア位置検出器27によって常
時検出され、フィードバックされることにより制御され
ている。
【0018】このように上記実施の形態1によれば、ワ
イヤノズル33をコア21の軸方向に移動させる駆動源
をリニアモータ26としているので、ネジ駆動では達成
し得ない高加速度を実現することができるため、高速で
の整列巻きが容易となり生産性の向上を図ることができ
る。又、リニアモータ26を水平方向に配置しているの
で、重力による影響が抑制されるため、高速での整列巻
きがさらに容易となり、より生産性の向上を図ることが
できる。さらに又、ワイヤノズル33をコア21の周囲
に巻回させる駆動源を中空軸サーボモータ29としてい
るので、軽量化が可能となるため、高速での整列巻きが
さらに容易となり、より生産性の向上を図ることができ
る。
【0019】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2における巻線装置の構成を示す側面図、図5は図4
における巻線装置の構成を示す平面図である。図におい
て、上記実施の形態1におけると同様な部分は同一符号
を付して説明を省略する。36は移動台25の両側にワ
イヤノズル33の移動方向に沿って配置される一対のリ
ニアモータで、台板23側に固定子36aが、移動台2
5側に可動子36bがそれぞれ対向して固着されてい
る。
【0020】このように上記実施の形態2によれば、リ
ニアモータ36を移動台25の両側にワイヤノズル33
の移動方向に沿って配置するようにしているので、リニ
アモータ36の固定子36a、可動子36b間に働く吸
引力を、両リニアモータ36で相殺することができ、可
動子36bを支持する台板23、移動台25等の機械的
な強度を下げることができるため、軽量化が可能となり
さらに高速での整列巻きが容易となり、生産性の向上を
図ることができる。なお、上記実施の形態1、2におい
ては、ワイヤノズル33をフライヤ巻きとして図示して
いるが、これに限定されるものではなく、カム巻きやス
ピンドル巻きとしても良いことは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、巻線が施されるワークを保持するワーク保持部材
と、モータによってそれぞれ駆動され、ワークの周囲を
周回するとともにワークの軸方向に間欠移動することに
より、供給されるマグネットワイヤをワークに整列巻回
するワイヤノズルとを備えた巻線装置において、ワイヤ
ノズルをワークの軸方向に間欠移動させる駆動用のモー
タをリニアモータとしたので、高速での整列巻きを可能
とし、生産性の向上を図ることが可能な巻線装置を提供
することができる。
【0022】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、リニアモータを水平方向に配置したので、
高速での整列巻きを可能とし、さらに生産性の向上を図
ることが可能な巻線装置を提供することができる。
【0023】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1または2において、ワイヤノズルをワークの周囲に周
回させる駆動用のモータを中空軸サーボモータとしたの
で、高速での整列巻きを可能とし、さらに生産性の向上
を図ることが可能な巻線装置を提供することができる。
【0024】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1または2において、一対のリニアモータをワイヤノズ
ルの移動方向に沿って所定の間隔を介して対向させて配
置し、リニア位置検出器を両リニアモータの中央に配置
するようにしたので、高速での整列巻きを可能とし、さ
らに生産性の向上を図ることが可能な巻線装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における巻線装置の
構成を断面にして示す正面図である。
【図2】 図1における巻線装置の構成を示す側面図で
ある。
【図3】 図1における巻線装置の構成を示す平面図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態2における巻線装置の
構成を示す側面図である。
【図5】 図4における巻線装置の構成を示す平面図で
ある。
【図6】 従来の巻線装置の構成を一部を断面にして示
す正面図である。
【図7】 図6における巻線装置の構成を示す側面図で
ある。
【図8】 ワイヤノズルの回転、移動の関連動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
21 コア、22 ワーク保持部材、23 台板、24
リニアガイド、25 移動台、26,36 リニアモ
ータ、26a,36a 固定子、26b,36b 可動
子、27 リニア位置検出器、29 中空軸サーボモー
タ、31 マグネットワイヤ、33 ワイヤノズル。
フロントページの続き (72)発明者 中原 裕治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 秋田 裕之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高橋 賢行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大重 豊実 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5E002 AB08 5H615 AA01 BB14 PP02 PP08 PP13 PP14 QQ02 QQ19 SS10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が施されるワークを保持するワーク
    保持部材と、モータによってそれぞれ駆動され、上記ワ
    ークの周囲を周回するとともに上記ワークの軸方向に間
    欠移動することにより、供給されるマグネットワイヤを
    上記ワークに整列巻回するワイヤノズルとを備えた巻線
    装置において、上記ワイヤノズルを上記ワークの軸方向
    に間欠移動させる駆動用の上記モータをリニアモータと
    したことを特徴とする巻線装置。
  2. 【請求項2】 リニアモータは水平方向に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の巻線装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤノズルをワークの周囲に周回させ
    る駆動用のモータは、中空軸サーボモータであることを
    特徴とする請求項1または2記載の巻線装置。
  4. 【請求項4】 一対のリニアモータがワイヤノズルの移
    動方向に沿って所定の間隔を介して対向させて配置さ
    れ、リニア位置検出器は上記両リニアモータの中央に配
    置されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    巻線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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