JP2002313607A - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

Info

Publication number
JP2002313607A
JP2002313607A JP2001110504A JP2001110504A JP2002313607A JP 2002313607 A JP2002313607 A JP 2002313607A JP 2001110504 A JP2001110504 A JP 2001110504A JP 2001110504 A JP2001110504 A JP 2001110504A JP 2002313607 A JP2002313607 A JP 2002313607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
variable resistor
insulating base
base
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001110504A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Asano
昌広 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2001110504A priority Critical patent/JP2002313607A/ja
Publication of JP2002313607A publication Critical patent/JP2002313607A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ用の端子板の端子部の板厚を中間部
よりも厚くして、中間部が変位することで、接続部に不
要な力が加わらないと共に、薄型の可変抵抗器を提供す
ること。 【解決手段】 抵抗体4が設けられた絶縁基体1と、該
絶縁基体1に埋設され、一端が抵抗体4に接続すると共
に、他端が絶縁基体1から突出するコネクタ接続用の端
子板2、3とを備え、端子板2、3は、抵抗体4に接続
する接続部2a、3aと、該接続部2a、3aから延び
る中間部2b、3bと、該中間部2b、3bから延び
て、絶縁基体1から外方に向かって突出する端子部2
c、3cとを有し、該端子部2c、3cはコネクタに接
続可能となっていると共に、この端子部の板厚が中間部
2b、3bよりも厚い構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の可変抵抗器は、ビデ
オ、オーディオ等の電気機器、あるいは被検出軸の角度
位置の測定等に使用される可変抵抗器のコネクタ接続用
の端子板に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の可変抵抗器の図面を説明すると、
図7は、従来の可変抵抗器の要部断面図である。
【0003】従来の可変抵抗器の構成を図7に基づいて
説明すると、成型品からなる絶縁基体50は、略円形の
板状を呈する基部50aと、該基部50aの厚肉部50
bから下方に延びて形成されている4角状の筒部50c
とを有しており、基部50aの表面には馬蹄状に抵抗体
51がスクリーン印刷形成されると共に、抵抗体51に
囲まれて集電体57がスクリーン印刷形成されている。
【0004】コネクタ接続用の複数の端子板52は、板
厚の厚い金属板から構成され、基部50aに対して直角
方向である図中上下方向に延びる本体部52aと、該本
体部52aの一端に位置する接続部52bと、本体部5
2aの他端から下方に延びる端子部52cとを有する。
そして、本体部52aが絶縁基体50の厚肉部50bに
埋設されて、接続部52bが基部50aの表面に露出
し、端子部52dが厚肉部50bから下方に突出してい
る。そして、接続部52bが、抵抗体51、集電体57
に接続されている。
【0005】ケース部53は、前方部が塞がれた略円筒
状をしており、天井壁53aと、該天井壁53aから下
方に延びて形成された側壁部53bと、天井壁53aか
ら下方に突出して形成された円筒部53cとを有し、側
壁部53bが絶縁基体50をカシメつけて、固定してい
る。
【0006】軸部54は、上下方向に延びる本体部54
aと、該本体部54aの下面の中心から下方に突出する
軸止部54bとを有し、前記円筒部53c内に回転可能
に収納されている。回転板55は、円形の薄板を呈し、
側縁部において下方に突出するように埋設されている摺
動子55aを有し、該摺動子55aは抵抗体51に摺接
するようになっている。そして、この回転板55の中央
に形成された通孔に軸部54の軸止部54bが係止され
て、両者が一体となって回転可能となっている。操作部
材Sが回転すると、摺動子55aが抵抗体51上を摺動
し、抵抗値が変化して、端子部52cから出力するよう
になっている。
【0007】コネクタ部56は、基部56aと、基部5
6aの中央部から上方に突出する4角柱からなる凸部5
6bとを有し、凸部56bの上端面から下方に向けて細
穴からなる凹部56cが形成され、この凹部56c内に
は接触片(図示せず)が収納されている。このコネクタ
部56は、凸部56bが筒部50cの穴に挿入されて、
凹部56bに端子部52cが挿入されて、接触片と端子
部52とが接続されるようになっている。
【0008】従来の可変抵抗器は、上記のような構成を
有し、その動作を説明すると、軸部54が回転されると
回転板55が回転すると共に、摺動子55aが抵抗体5
1上を摺動して、端子板52の端子部52cからの出力
が行われると共に、コネクタ部56を介して外部機器に
導出されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変抵抗器は上
記のような構成を有するが、端子板52へのコネクタ部
56の抜き差し動作時、抜き差し方向から外れた方向
(上下、左右、或いは斜め方向)に力が加わって、接続
部52bがガタつく等して抵抗体51、集電体57と接
触不良になる問題があり、この問題を回避するために絶
縁基体50の基部50aの厚みを十分に厚くして端子板
52を補強する必要が生じ、絶縁基体50が厚くなり、
結果として可変抵抗器全体が高さ方向に大型化するとい
う問題があった。
【0010】本発明はかかる課題に鑑みてなされたもの
であり、コネクタ用の端子板の端子部の板厚を中間部よ
りも厚くして、中間部が変位することで、接続部に不要
な力が加わらないと共に、薄型の可変抵抗器を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段として、本発明の可変抵抗器は、抵抗体が
設けられた絶縁基体と、該絶縁基体に埋設され、一端が
前記抵抗体に接続されると共に、他端が前記絶縁基体か
ら突出するコネクタ接続用の端子板とを備え、前記端子
板は、前記抵抗体に接続する接続部と、該接続部から延
びる中間部と、該中間部から延びて、前記絶縁基体から
外方に向かって突出する端子部とを有し、該端子部はコ
ネクタに接続可能となっていると共に、この端子部の板
厚が前記中間部よりも厚い構成とした。
【0012】また、第2の解決手段として、本発明の可
変抵抗器の前記絶縁基板には集電体が設けられ、前記絶
縁基体には、一端が前記集電体に接続すると共に、他端
が前記絶縁基体から突出するコネクタ接続用の第2の端
子板が埋設され、前記第2の端子板は、前記集電体に接
続する接続部と、該接続部から延びる中間部と、該中間
部から延びて、前記絶縁基体から外方に向かって突出す
る端子部とを有し、該端子部はコネクタに接続可能とな
っていると共に、この端子部の板厚が前記中間部よりも
厚い構成とした。
【0013】また、第3の解決手段として、本発明の可
変抵抗器の前記端子部は、基部と折曲片とを有し、該折
曲片が長手方向に前記基部に重なるように折曲げられて
厚くなっている構成とした。
【0014】また、第4の解決手段として、本発明の可
変抵抗器の前記折曲片は前記基部の両側に配置され、前
記折曲片が前記基部に重なるように折曲げられて、前記
端子部が厚くなっている構成とした。また、第5の解決
手段として、本発明の可変抵抗器の前記中間部の一部
が、前記絶縁基体から外方に突出している構成とした。
【0015】また、第6の解決手段として、本発明の可
変抵抗器の前記中間部は前記接続部と前記端子部との間
に曲部を有し、該曲部が前記絶縁基体内に埋設されてい
る構成とした。
【0016】また、第7の解決手段として、本発明の可
変抵抗器の前記接続部が前記絶縁基体から露出した状態
で、前記端子板は前記絶縁基体に埋設されている構成と
した。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の可変抵抗器の図面に
ついて説明すると、図1は本発明の可変抵抗器の正面
図、図2は本発明の可変抵抗器の裏面図、図3は本発明
の可変抵抗器の斜視図、図4は図1の4−4線における
断面図、図5は本発明の可変抵抗器に係る絶縁基体の平
面図、図6は本発明の可変抵抗器に係る絶縁基体の製造
方法を説明する説明図である。
【0018】次に本発明の可変抵抗器の構成について、
図1〜図6に基づいて説明すると、絶縁基体1は、合成
樹脂の成型品からなり、図5に示すように、丸みを帯び
た台形状の平板からなる基部1aと、基部1aの中央部
に上下に貫通して形成されている貫通孔1bと、基部1
aの周囲に複数個形成された凹部1cとを有している。
【0019】コネクタ接続用に用いられる一対の第1の
端子板2は、金属板からなり、図6を参照するに、一端
に位置する接続部2aと、該接続部2aから延びると共
に、L字状に曲げられている曲部2dを有する中間部2
bと、該中間部2bの他端から直線状に延びた端子部2
cとを有している。また、端子部2cは、中間部2bに
繋がって延びる基部2eと、基部2eが延びる方向であ
る長手方向と直交する方向に突出して形成された折曲片
2fとを有し、図2に示すように、折曲片2fが長手方
向に延びる折り曲げ線で折り曲げられ、基部2eに重な
るようになっている。そして、中間部2bよりも端子部
2cの板厚が厚くなっている。
【0020】このような形状を有する第1の端子板2
は、絶縁基体1の端部近傍に一対埋設されて、該絶縁基
体1に保持され、接続部2aが基部1aの表面に露出す
ると共に、中間部2bの曲部2dが絶縁基体1内に埋設
されて、中間部2bの一部が外方に突出すると共に、端
子部2cの全体が絶縁基体1から外方に突出した状態に
なっている。
【0021】コネクタ接続用に用いられる第2の端子板
3は、金属板からなり、図6を参照するに、波状に曲げ
られた曲部3dを有する中間部3bと、該中間部3bの
一端(図中右方)から直線状に延びた第1の端子部3c
と、中間部3bの他端(図中左方)近傍に設けられた接
続部3aと、該中間部3bの他端から第1の端子部3c
の反対側へ延びた第2の端子部3gとを有している。ま
た、第1の端子部3cは、中間部3bに繋がって延びる
基部3eと、基部3eが延びる方向である長手方向と直
交する方向に突出して両側に形成された一対の折曲片3
fとを有し、図2に示すように、折曲片3fが長手方向
延びる折り曲げ線で折り曲げられ、基部3eに重なるよ
うになっている。そして、中間部3bよりも第1の端子
部3cの板厚が厚くなっている。
【0022】このような形状を有する第2の端子板3
は、絶縁基体1に埋設されて保持され、接続部3aが貫
通孔1b近傍に露出すると共に、中間部3bの曲部3d
が絶縁基体1の貫通孔1bを囲むように埋設され、中間
部3bの一部が互いに反対方向に外方に突出し、第1、
第2の端子部3c、3gの全体が絶縁基体1から外方へ
突出した状態になっている。
【0023】抵抗体4は、銀粉末、カーボン等を含む導
電性樹脂からなり、図5に示すように、一部が切り欠か
れたリング状を呈し、絶縁基体1の基部1aの外周付近
にスクリーン印刷形成されている。この抵抗体4の両端
部には、スクリーン印刷形成によって翼状に形成された
導電パターンからなる一対の引き出し部4aが接続さ
れ、この引き出し部4aの先端が、一対の第1の端子板
2の接続部2aに接続されいる。このようして、抵抗体
4と接続部2aとの接続がなされている。
【0024】集電体5は、導電パターンからなり、図5
に示すように、リング状を呈し、絶縁基体1の貫通孔1
bを囲むと共に、抵抗体4と離間した状態でスクリーン
印刷形成されている。そして、集電体5の一部が第2の
端子板3の接続部3aに接続されている。
【0025】合成樹脂の形成品からなる軸部6は、円筒
状をなし、中央に形成された通孔6aと、高さ方向の中
間からリング状に外方へ突出して形成された張出部6b
とを有し、図4に示すように軸部6は、張出部6bが絶
縁基体1の表面に係止するまで貫通孔1bにはめられ
て、この貫通孔1bで回転可能に保持されている。
【0026】摺動子7は、リング状の基部7aと、基部
7aに連結されて下方に突出して設けられた第1の摺動
子片7bと、第2の摺動子片7cとを有し、第2の摺動
子片7cは、基部7aの径方向において第1の摺動子片
7bより内側に位置している。このような摺動子7は、
軸部6の張出部6bに埋設されて、軸部6と一体となっ
て、回転可能になり、第1の摺動子片7bが抵抗体4上
を軌道Aの範囲で摺動し、第2の摺動子片7cが集電体
5上を軌道Bの範囲で摺動し、第1の摺動子片7bが抵
抗体4上を摺動することによって抵抗値の値が変化し
て、第1、第2の端子板2、3間での出力電圧が変位す
る。
【0027】カバー8は、図3、図4に示すように、丸
みを帯びた台形状を呈する基体8aと、基体8aを挟ん
で互いに離れる方向に延びて形成された一対の腕部8b
と、基体8aから腕部8aが延びる方向と直交する方向
に延びて形成されたコ字状の係合部8cとを有する。ま
た、基体8aは、一方が開口した箱状をなし、中心に形
成された貫通孔8nと、側壁によって内部に形成された
空間である収納部8dと側壁から突出して設けられた爪
部8eを有している。腕部8bは、上下に貫通する通孔
8fを有し、この通孔8fは本発明の可変抵抗器を図示
せぬ筐体に取り付ける際の、ネジ穴として機能するもの
である。係合部8cは、基体8aとの境に位置する壁部
8gに複数形成された切り欠き部8hと、壁部8gの両
端から外方に延びる一対の脚部8kとを有し、この係合
部8cの一対の脚部8kには図示せぬコネクタが差し込
まれて係合可能になっている。なお、一対の脚部8kに
は図示せぬコネクタの抜け止めとして機能する凹部8m
が設けられている。
【0028】このような構成をしたカバー8には、第
1、第2の端子板2、3等が配設された絶縁基体1が収
納部8d内で保持される、即ち、絶縁基体1の凹部1c
に爪部8eが係合されて、絶縁基体1が収納部8d内に
確実に保持され、軸部6が貫通孔8n内に回転可能に収
納され、第1の端子板2の端子部2cと、第2の端子板
3の第1の端子部3cが、切り欠き部8hから外方に突
出するようになっている。このようにして、絶縁基体1
が固定されると、収納部8d内で摺動子7が回転するよ
うになり、この収納部8d内が密閉され、ゴミ、埃等が
侵入しないようになっている。
【0029】本発明の可変抵抗器は上記の様な構成を有
するが、次にその使用状態について説明すると、図示せ
ぬコネクタを係合部8cに抜き差しすると、第1、第2
の端子板2、3に差し込み方向とから外れた方向に力が
かかる場合がある。この時、比較的板厚が薄い部分であ
る中間部2b、3bが変位して該抜き差し方向から外れ
た方向の力を吸収して、接続部2a、3aが変位しずら
くなり、抵抗体4、集電体5との接触状態が良好に保た
れる。更に、本実施の形態では、中間部2b、3bの一
部が絶縁基体1から外方に突出しているので、この中間
部2b、3bの一部が変位し易く、容易に抜き差し方向
から外れた力を吸収することができる。更には、中間部
2b、3bは、L字状の曲部2d、3dを有しているの
で、外部からの力がダイレクトに接続部2a、3aに加
わらないので、より接続部2a、3aの変位が少なくな
る。また、端子部2c、第1の端子部3cは板厚が厚く
なっているので、図示せぬコネクタの抜き差し動作によ
って容易に変形せず、コネクタ側の雌型接触片との電気
的な接続も良好に保たれる。
【0030】次に本発明の可変抵抗器の動作について説
明すると、軸部6が回転すると、それに連動して摺動子
7が回転して、抵抗値が変化し、この抵抗値の変化によ
って、第1、第2の端子板2、3間での出力電圧が変位
する。
【0031】次に本発明の可変抵抗器の製造方法につい
て図6に基づいて説明すると、薄い金属板からなるフー
プ材Xをプレス加工によってプレスし、図6に示すよう
に、フープ材Xに連結部9で結合された第1の端子板
2、第2の端子板3等を形成する。その後、射出成型に
より絶縁基体1を形成し、第1、第2の端子板2、3を
埋設する。しかる後、抵抗体4、集電体5を基部1aの
表面にスクリーン印刷形成して、その後、治具により折
曲片2f、3fを、2点鎖線で示す位置で折り曲げて基
部2e、3eに重ね、連結部9を切断してフープ材から
切り離し、第1、第2の端子板2、3が埋設された絶縁
基体1が形成される。そして、軸部6,摺動子7を組み
込み、カバー8内に、絶縁基体1を収納して固定するこ
とで本発明の可変抵抗器が完成する。なお、第2の端子
板3の折曲片3fを両側に設け、一対の第1の端子板2
の折曲片2fを互いに離れるように外側に設けたので、
第1、第2の端子板2、3のピッチを小さくすることが
でき、結果として製品の小型化に資する。
【0032】本発明の可変抵抗器は上記のような構成を
なし、上記のように使用され、動作するものであるが、
上記説明に限られないことは言うまでもなく、端子部2
c、3cは折曲片2f、3fを折曲げることによって長
手方向に重なるようにしたが、端子部の先端を折り返し
折曲片として基部に重ねても良い。また、第1の端子部
3cは、2つの折曲片3fを向かい合うように折曲げて
2重に形成されているが、折曲片の上にさらに折曲片を
重ねて、3重に形成しても良い。このようにすること
で、さらに第1の端子部3cの強度が高まる。さらに、
端子部の基部上に別個の金属片を重ね合わせて固着させ
たクラッド材で構成し、また、中間部をプレスによって
部分的に薄くして、端子部が中間部より厚くなるように
構成しても良い。また、中間部2b、3bの全体を絶縁
基体1内に埋設しても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明の可変抵抗器は、抵抗体に接続す
る第1の端子板において、コネクタに接続可能になって
いる端子部の板厚が中間部よりも厚い構成としたため、
中間部が容易に変位できるので、コネクタ抜き差し時に
発生する抜き差し方向から外れた方向への力が中間部で
吸収されて、接続部が変位せずに抵抗体との良好な接続
状態が保持される。また、端子部の強度が高まり、端子
部自体の変形をなくすことができる。さらに、端子部を
強固に固定する必要がなくなるので、絶縁基体の薄型化
を図ることができ、結果として、薄型の可変抵抗器を提
供することができる。
【0034】また、集電体に接続する第2の端子板にお
いて、コネクタに接続可能になっている端子部の板厚が
中間部よりも厚い構成としたため、中間部が容易に変位
できるので、コネクタ抜き差し時に発生する抜き差し方
向から外れた方向への力が中間部で吸収されて、接続部
が変位せずに集電体との良好な接続状態が保持される。
また、端子部の強度が高まり、端子部自体の変形をなく
すことができる。
【0035】また、本発明の端子部は、基部と折曲片と
を有し、該折曲片が長手方向に基部に重なるように折曲
げられて厚くなっている構成としたため、折曲げという
簡単な方法で、端子部を厚くでき、量産性を良好とする
ことができる。
【0036】また、本発明の可変抵抗器の折曲片は基部
の両側に配置され、折曲片が基部に重なるように折曲げ
られて、端子部が厚くなっている構成としたため、折曲
げという簡単な方法で、端子部を厚くでき、量産性を良
好とすることができる。
【0037】また、本発明の可変抵抗器の中間部の一部
が、絶縁基体から外方に突出している構成としたため、
中間部一部が外部に露出しているので容易に変位可能で
あり、コネクタ抜き差し時に発生する抜き差し方向から
外れた方向への力が中間部で効率よく吸収されて、接続
部が変位せずに抵抗体、若しくは集電体との良好な接続
状態が保持される。
【0038】また、本発明の可変抵抗器の中間部は接続
部と端子部との間に曲部を有し、該曲部が絶縁基体内に
埋設されている構成としたため、コネクタ抜き差し時に
発生する抜き差し方向から外れた方向への力がダイレク
トに接続部に伝わらないので、接続部が変位せずに抵抗
体、若しくは集電体との良好な接続状態が保持される。
【0039】本発明の可変抵抗器の接続部が絶縁基体か
ら露出した状態で、端子板は絶縁基体に埋設されている
構成としたため、全体の薄型化が図れると共に、表面積
が大きくなるので、抵抗体、若しくは集電体との接続が
確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変抵抗器の正面図
【図2】本発明の可変抵抗器の裏面図
【図3】本発明の可変抵抗器の斜視図
【図4】図1の4−4線における断面図
【図5】本発明の可変抵抗器に係る絶縁基体の表面図
【図6】本発明の可変抵抗器に係る絶縁基体の製造方法
を説明する説明図
【図7】従来の可変抵抗器の要部断面図
【符号の説明】
1 絶縁基体 2 第1の端子板 2a 接続部 2b 中間部 2c 端子部 2d 曲部 2e 基部 2f 折曲片 3 第2の端子板 3a 接続部 3b 中間部 3c 第1の端子部 3d 曲部 3e 基部 3f 折曲片 3g 第2の端子部 4 抵抗体 5 集電体 6 軸部 7 摺動子 8 カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗体が設けられた絶縁基体と、該絶縁
    基体に埋設され、一端が前記抵抗体に接続されると共
    に、他端が前記絶縁基体から突出するコネクタ接続用の
    第1の端子板とを備え、 前記第1の端子板は、前記抵抗体に接続する接続部と、
    該接続部から延びる中間部と、該中間部から延びて、前
    記絶縁基体から外方に向かって突出する端子部とを有
    し、該端子部はコネクタに接続可能となっていると共
    に、この端子部の板厚が前記中間部よりも厚いことを特
    徴とする可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基板には集電体が設けられ、前
    記絶縁基体には、一端が前記集電体に接続すると共に、
    他端が前記絶縁基体から突出するコネクタ接続用の第2
    の端子板が埋設され、 前記第2の端子板は、前記集電体に接続する接続部と、
    該接続部から延びる中間部と、該中間部から延びて、前
    記絶縁基体から外方に向かって突出する端子部とを有
    し、該端子部はコネクタに接続可能となっていると共
    に、この端子部の板厚が前記中間部よりも厚いことを特
    徴とする請求項1に記載の可変抵抗器
  3. 【請求項3】 前記端子部は、基部と折曲片とを有し、
    該折曲片が長手方向に前記基部に重なるように折曲げら
    れて厚くなっていることを特徴とする請求項1、又は2
    に記載の可変抵抗器。
  4. 【請求項4】 前記折曲片は前記基部の両側に配置さ
    れ、前記折曲片が前記基部に重なるように折曲げられ
    て、前記端子部が厚くなっていることを特徴とする請求
    項3に記載の可変抵抗器。
  5. 【請求項5】 前記中間部の一部が、前記絶縁基体から
    外方に突出していることを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の可変抵抗器。
  6. 【請求項6】 前記中間部は前記接続部と前記端子部と
    の間に曲部を有し、該曲部が前記絶縁基体内に埋設され
    ていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の
    可変抵抗器。
  7. 【請求項7】 前記接続部が前記絶縁基体から露出した
    状態で、前記端子板は前記絶縁基体に埋設されているこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の可変抵抗
    器。
JP2001110504A 2001-04-09 2001-04-09 可変抵抗器 Withdrawn JP2002313607A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001110504A JP2002313607A (ja) 2001-04-09 2001-04-09 可変抵抗器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001110504A JP2002313607A (ja) 2001-04-09 2001-04-09 可変抵抗器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002313607A true JP2002313607A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18962261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001110504A Withdrawn JP2002313607A (ja) 2001-04-09 2001-04-09 可変抵抗器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002313607A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003178A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 アルプス電気株式会社 可変抵抗器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003178A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 アルプス電気株式会社 可変抵抗器
CN109313970A (zh) * 2016-06-30 2019-02-05 阿尔卑斯电气株式会社 可变电阻器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI109560B (fi) Sähköliitin, jonka esijännitetyssä jousimaisessa kosketuskärjessä on parannettu pyyhkäisyliike
JP3959916B2 (ja) プッシュオンスイッチおよびそれを装着した電子機器、ならびにその装着方法
US4494029A (en) Brushgear
JPH10166768A (ja) Icカード
JP2002313607A (ja) 可変抵抗器
JPH08180941A (ja) 電気部品とフレキシブル配線板との電気的接続構造
JP4718428B2 (ja) 回転式電子部品
JP2001093626A (ja) シールド型コネクタ及びその製造方法
US20240088586A1 (en) Connector
JP2000150074A (ja) 導電性チューブの接続構造
JPH064516Y2 (ja) ロータリスイッチ
JP3366250B2 (ja) 電気コネクタ
JPS5819575Y2 (ja) 液晶パネルの取付装置
JP4502876B2 (ja) 基台付スイッチ基板及びその製造方法
JPH0817506A (ja) 電子装置及びその製造方法
JPH01166505A (ja) 電子部品の筺体及びその製造方法
JP3692218B2 (ja) プッシュスイッチ装置
JP2961699B2 (ja) 無端子コネクタ
JP2001167668A (ja) 回転型エンコーダ
JPH04131890U (ja) コネクタ
JP4044310B2 (ja) 回転型パルススイッチ
JPH0718129Y2 (ja) 圧接ターミナル
JPS6334624Y2 (ja)
JP2606051Y2 (ja) 気密端子
TWM320242U (en) Electrical connector

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060801