JP2002312414A - 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、配線設計方法、配線設計プログラム及び半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、配線設計方法、配線設計プログラム及び半導体集積回路装置の製造方法

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JP2002312414A
JP2002312414A JP2001115780A JP2001115780A JP2002312414A JP 2002312414 A JP2002312414 A JP 2002312414A JP 2001115780 A JP2001115780 A JP 2001115780A JP 2001115780 A JP2001115780 A JP 2001115780A JP 2002312414 A JP2002312414 A JP 2002312414A
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Mutsunori Igarashi
睦典 五十嵐
Takashi Mihashi
隆 三橋
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 様々な配線幅、配線交差条件が発生する実際
の配線処理において、高速かつ効率的に任意形状のバイ
アを用いた配線方法を選択する。 【解決手段】 基本バイア形状リストが登録されたライ
ブラリ情報記憶装置と、ライブラリ情報に登録された基
本バイア形状リストの各バイア形状に対して最適な配線
終端処理を示したテクノロジーデータベース記憶装置
と、ライブラリ情報記憶装置とテクノロジーデータベー
ス記憶装置を参照して、最適な配線処理を選択する中央
処理制御装置を有する。レイアウト設計システムは、予
め、基本バイア形状リストが登録されたライブラリ情報
記憶装置から、基本バイア形状リストの各バイア形状に
対して最適な配線終端処理を示したテクノロジーデータ
ベース記憶装置を作成する。異なる配線を接続する場
合、テクノロジーデータベース記憶装置を参照して、最
適な終端処理方法、及び最適なバイアを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCADによる配線パ
ターンの自動選択を容易にした半導体集積回路装置のレ
イアウト設計システム、特に斜め配線パターンの終端レ
イアウトの設計を行う半導体集積回路装置のレイアウト
設計システム、配線設計方法及び配線設計プログラム、
更に配線設計システム、配線設計方法及び配線設計プロ
グラムを用いた半導体集積回路装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LSI技術の進歩により回路が大規模化
されるにつれ、回路の論理設計量も膨大になってくる。
そこで、計算機を有効に利用できる論理設計法として、
CAD(計算機利用設計)による論理設計が行われてい
る。
【0003】CAD上で、水平方向及び垂直方向に延び
る基準直交ラインを組み合わせた配線構造を設計する場
合、水平配線と垂直配線とが交わる交点で、それぞれの
配線が終端する場合が多々ある。現実の半導体装置で水
平配線と垂直配線とが異なる配線層に形成される場合、
水平配線と垂直配線とを3次元的に接続するバイア(V
IA)ホールが必要になる。当然、CADによるレイア
ウト上でも、水平配線と垂直配線との終端部に、バイア
ホールに対応した接続パターンを設定しなければならな
い。
【0004】一般に、通常の線幅Wを有する2つの基準
直交ラインの終端処理として、それぞれの配線の末端部
を、W/2だけ伸ばす終端処理が行われている。
【0005】図32は、最小線幅の基準直交配線の終端
処理を示す。図32(a)において、水平配線901と
垂直配線903とが互いに交差して終端する。CAD
は、それぞれの配線の中心線902、904が交わる点
を交点908として認識するが、配線が重なり合う重複
領域は認識しない。
【0006】現実の半導体装置で、水平配線901が下
層に形成され、垂直配線902が上層に形成されるとす
ると、2つの配線をバイアホールを用いて立体的に接続
しなければならない。当然、レイアウト上においても、
2つの配線を接続するための接続パターン905を設定
しなければならない。接続パターン905は、下層の配
線901の端部で構成される下部メタル901aと、上
層の配線903の端部903aで構成される上部メタル
903aと、上部メタル903aと下部メタル901a
を接続する開口パターン(以下において「カットパター
ン」または単に「カット」という。)907を有する。
【0007】図32の例において、CADは一応2つの
配線が交わると認識しているので、レイアウト上でその
交点908に接続パターン905を設定すること自体に
は問題がない。しかし、図32(a)の状態では、水平
配線901と垂直配線903が重なり合う重複領域が非
常に小さいので、現実の半導体集積回路装置で接続パタ
ーン905に基づいてバイアホールを形成しても上下配
線層とバイアホールを埋めるメタルとの接続がうまくい
かない。
【0008】このため、従来の半導体集積回路装置の設
計システムでは、図32(b)に示すように、水平配線
901と垂直配線903の端部を、それぞれW/2だけ
延長して、2つの配線がその終端部で完全に重なるよう
に処理し、図32(c)に示すように、その重複領域に
接続パターン905を設定するような配線終端処理を施
していた。
【0009】図32(d)は、従来の基準直交配線の交
差する終端部での接続パターン905の形状を上方から
見た図である。基準直交配線の交差部に設定される接続
パターンなので、上面が正方形の形状をしている。図3
2(e)は、接続パターン905の形状を側面から見た
図である。下部メタル901aと丈夫メタル903aは
カット907により接続されている。
【0010】図33は、幅広の基準直交配線が交差して
終端する従来の例を示す。主に幅広の配線は、電源配線
やクロック配線などの特殊配線であって、一般の信号線
と同様に配線終端処理を施している。幅広の水平配線9
11と、幅広の垂直配線913の交差する重複領域に
は、接続パターン915を設定している。このとき、重
複領域が広くなった分、一つの接続パターン中に複数の
カット917を設けている。この場合も、水平配線91
1と垂直配線911の双方をW/2だけ引き延ばし、重
複領域内に複数のカット917を有する接続パターン9
15を完全に包含するメタルパターンを設定している。
【0011】図32及び33に示す従来例のように、水
平方向及び垂直方向の基準直交配線のみを使用している
分には、CAD上の終端処理は比較的容易であった。
【0012】しかし、半導体回路構成の微細化が進むに
つれ、半導体回路の製造工程や構成要素を含むあらゆる
点での精度改善が望まれている。特に配線に起因する遅
延成分は、半導体回路が微細になればなるほど回路性能
に対する影響が顕著になるので、いかに遅延を低減する
かが重要な課題になってきている。
【0013】配線による遅延は、そのほとんどが配線抵
抗によるものである。配線抵抗を低減するには、配線長
を短縮するのが最も有効である。そこで、半導体回路上
の2点間を結ぶ配線距離を短縮すべく、水平及び垂直方
向に延びる基準直交配線に加えて、斜め配線を用いるこ
とが提案されている。同時に、斜め配線層の設計レイア
ウトをCAD上で行うことが提案されている。この場
合、斜め配線層を含む配線が多層化するにつれて、例え
ば下層の基準直交配線と上層の斜め配線とを接続するた
めのバイアホールの形状や処理プロセスも工夫する必要
がある。
【0014】本発明の発明者等は、特願平10−176
285号及び特願平11−175930号において、斜
め配線の線幅と膜厚を、基準直交配線の線幅及び膜厚の
それぞれ√2倍にすることによって、斜め配線自体の抵
抗を大幅に低減するとともに、異なる層の配線間を接続
するバイアホールの形状を工夫してカット面積を充分に
確保する技術を提案した。更に、回路の高速操作を実現
するために、斜め配線と基準直交配線とを組み合わせた
ツリー型のクロック供給配線経路を提案した。図34
は、従来の斜め配線を用いた配線構造を示す図である。
図34に示すように、水平の第1層メタル配線921、
垂直の第2層メタル配線922、水平の第3層メタル配
線923、斜めの第4層メタル配線924、第4層メタ
ル配線924に直行する第5層メタル配線925を持つ
配線を考える。第1層メタル配線921、第2層メタル
配線922、第3層メタル配線923がそれぞれ線幅W
を持つ時、第4層メタル配線924及び第5層メタル配
線925は線幅√2Wを持つ。
【0015】本発明の発明者等は、特願平11−327
370において、斜め配線を用いた場合、レイアウト上
で配線の終端処理方法を提案した。図35は、従来の斜
め配線の配線終端処理を示す図である。図35(a)に
示すように、水平方向に延びる最小線幅の水平配線94
1を生成し、水平配線941の√2倍の線幅を有し、水
平配線941に対して直交しない角度で斜め方向に延び
る斜め配線943を生成した場合、カット947を持
つ。図35(b)は、カット947を上方から見た図
で、図35(c)は、側面から見た図である。又、図3
6は、従来の斜め配線において、最小線幅での配線の交
差構造を示す図である。図36(a)に示すように、下
層に水平配線941を生成し、上層に斜め配線943を
生成した場合、接続パターン(バイア)945を持つ。
このとき、斜線部のメタルを削除するような配線終端処
理を施す。図36(b)は、接続パターン(バイア)9
45を上方から見た図で、図36(c)は、側面から見
た図である。このとき、接続パターン945は、平行四
辺形の上部メタル943aと矩形の下部メタル941a
を持つ。
【0016】一方、従来の配置・配線システムでは、配
線に使用する基本的なVIA形状は、テクノロジー毎に
一つであった。或いは、その基本となるVIA形状一つ
(例えば、矩形形状が代表的である)を複数個用いた大
きなVIAを定義又は自動生成していた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の斜め配
線を用いた配線方法おいては、同じ配線層における配線
の折れ曲がりの際に多くの配線スペースを消費すること
により、配線集積度の低下を招いたり、又、マスク生成
作業時のデータ量が増えるなどの問題があった。
【0018】又、様々な配線方法が考えられる中、配線
パターンに応じて任意のVIAを選択的に行い、なおか
つ、それぞれのVIA形状に適した配線終端処理を行う必
要が出てきた。
【0019】そこで、本発明の目的は、様々な配線幅・
配線交差条件が発生する実際の配線処理において、高速
かつ効率的に任意形状のVIAを用いた配線方法を選択
することのできる半導体集積回路装置のレイアウト設計
システム及び配線設計方法を提供することである。
【0020】又、本発明の目的は、斜め配線が含まれる
場合の配線の終端処理方法より、更に配線集積度を高
め、チップサイズの削減を行うことのできる配線設計方
法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
(イ)基本バイア形状リストを登録したライブラリ情報
記憶装置、(ロ)ライブラリ情報に登録された基本バイ
ア形状リストの各バイア形状に対して最適な配線終端処
理を示したリストを登録したテクノロジーデータベース
記憶装置、(ハ)ライブラリ情報記憶装置とテクノロジ
ーデータベース記憶装置に登録されたリストを参照し
て、最適な配線処理を選択し、配線設計を実行する中央
処理制御装置を有する半導体集積回路装置のレイアウト
設計システムを提供することである。中央処理制御装置
は、複数の処理制御装置によって構成されても良い。半
導体集積回路装置のレイアウト設計システムは、予め、
基本バイア形状リストが登録されたライブラリ情報記憶
装置から、基本バイア形状リストの各バイア形状に対し
て最適な配線終端処理を示したリストを登録したテクノ
ロジーデータベース記憶装置を作成する。更に、入力装
置から得られる情報に基づいて、配線の設計を行う。こ
の時、異なる配線を接続する場合、テクノロジーデータ
ベース記憶装置を参照して、最適な終端処理方法を自動
的に選択することが出来る。更に、最適な終端処理方法
に従って、最適なバイアを選択する。
【0022】本発明の第2の特徴は、(イ)基本バイア
形状リストを作成し、ライブラリ情報記憶装置へ登録す
るステップ、(ロ)ライブラリ情報記憶装置に登録され
た基本バイア形状リストを参照して、基本バイア形状リ
ストの各バイア形状に対して最適な配線終端処理を示し
たリストを作成し、テクノロジーデータベース記憶装置
に登録するステップ、(ハ)テクノロジーデータベース
記憶装置に登録されたリストを参照して、最適な配線処
理を選択し配線処理を行うステップ、(ニ)最適なバイ
アを選択するステップとを備える配線設計方法を提供す
ることである。又、最適バイアを選択するステップは、
全ての配線終端処理に適用可能なバイアを選択するステ
ップと、バイアを選択するステップにおいて、全ての配
線終端処理に適用可能なバイアを選択できない場合、個
々の配線終端処理に最適なバイアを選択するステップを
備える。ここで、全ての配線終端処理に適用可能なバイ
アとは、あらゆる配線パターンに適用できるバイアであ
り、例えば、0°/90°/45°/135°方向の配線
に適した八角形バイアまたは任意方向の配線に適した円
のVIAのことである。
【0023】本発明の第3の特徴は、コンピュータに、
(イ)基本バイア形状リストを作成し、ライブラリ情報
記憶装置へ登録する手順、(ロ)前記ライブラリ情報記
憶装置に登録された前記基本バイア形状リストを参照し
て、前記基本バイア形状リストの各バイア形状に対して
最適な配線終端処理を示したリストを作成し、テクノロ
ジーデータベース記憶装置に登録する手順、(ハ)前記
テクノロジーデータベース記憶装置に登録されたリスト
を参照して、最適な配線処理を選択し配線処理を行う手
順、(ニ)最適なバイアを選択する手順を実行させるた
めの配線設計プログラムを提供することである。
【0024】本発明の第4の特徴は、(イ)第1の線幅
を有し、所定の方向に延びる第1配線を生成するステッ
プ、(ロ)第2の線幅を有し、第1配線とは異なる方向
に延び、その終端部が第1配線の終端部に重なる第2配
線を生成するステップ、(ハ)第1配線について、長手
方向に引き延ばすステップ、(ニ)第2配線について、
第2の線幅の半分の長さを、長手方向に引き延ばすステ
ップ、(ホ)第1配線の終端と第2配線の終端とが重な
り合う重複領域からはみ出る突起部を、第1配線の終端
と第2配線の終端から削除するステップ、(ヘ)第1配
線の長手方向の中心線と第2配線の長手方向の中心線と
の交点に、第1配線と第2配線とを接続する多角形の接
続パターンを設定するステップとを備える配線終端処理
方法を提供することである。第1配線及び第2配線につ
いて、長手方向に引き延ばすことにより、第1配線と第
2配線の接続に充分な重複領域を得ることが出来る。多
角形の接続パターンを設定することにより、第1配線及
び第2配線は、水平配線、鉛直配線、水平配線と鉛直配
線と直交しない斜め配線のあらゆる組み合わせに適用可
能である。ここで、斜め配線は、水平配線と鉛直配線と
直交せず、水平配線と鉛直配線に対してあらゆる角度を
持つ配線である。多角形の接続パターンの一例として、
八角形の接続パターンが挙げられる。
【0025】第1配線と第2配線とは、例えば異なる層
の配線である。又、第1配線と第2配線とは同じ層の配
線であっても良い。
【0026】又、第1配線について、長手方向に引き延
ばすステップにおいて、第2配線の半分の線幅の長さを
引き延ばすのが好ましい。更に、第2配線について、長
手方向に引き延ばすステップにおいて、第1配線の半分
の線幅の長さを引き延ばすことが好ましい。
【0027】本発明の第5の特徴は、(イ)半導体基板
上に所定の方法に延びる第1の配線を形成するステッ
プ、(ロ)第1の配線層上に層間絶縁膜を形成するステ
ップ、(ハ)層間絶縁膜を貫通する多角形バイアホール
を形成するステップ、(ニ)多角形バイアホールの内部
を埋め込み、第1の配線と接続する接続用導電部を形成
するステップ、(ホ)第1配線に対して直交しない角度
を成して延び、その終端部が接続用導電部に接続される
第2配線を形成するステップを備える半導体集積回路装
置の製造方法を提供することである。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同
一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付してい
る。
【0029】(システム構成及びその処理の内容)本発
明の実施の形態に係る半導体集積回路装置のレイアウト
設計システムの機能ブロック図を、図1に示す。本発明
のレイアウト設計システムは、入力装置1、表示装置
2、出力装置3、一時記憶装置4、ライブラリ情報記憶
装置5、テクノロジーデータベース記憶装置6、P&R
(Place and Route:レイアウト)データベース記憶装
置7、中央処理制御装置8により構成されている。入力
装置1は、キーボード、マウス、ボイスデバイスなどに
より、表示装置2は、液晶ディスプレイ、CRTディス
プレイなどにより、出力装置3は、インクジェットプリ
ンタ、レーザープリンタなどにより構成される。一時記
憶装置4は、ROM及びRAMが組み込まれている。R
OMは中央処理制御装置8において実行されるプログラ
ムを格納しているプログラムメモリ等として機能し、R
AMは中央処理制御装置8におけるプログラム実行処理
中に利用されるデータ等を格納したり、作業領域として
利用されるデータメモリ等として機能する。ライブラリ
情報記憶装置5は、VIAの上面図、断面図等から得ら
れる、VIAのサイズ・形状を定義した基本VIA形状
リストが登録されており、具体的には、図3に示すよう
なデータが登録されている。テクノロジーデータベース
記憶装置6は、それぞれのVIA形状に対して最適な配
線終端処理を示したもので、これら配線幅やVIAサイ
ズをパラメータとした配線設計方法をリスト化されて登
録されており、具体的には、図4に示すようなデータが
登録されている。P&Rデータベース記憶装置7は、レ
イアウト処理に関する座標データ等が登録されている。
【0030】中央処理制御装置8は、半導体集積回路装
置のレイアウト設計システムの処理を実行する処理制御
装置で、レイアウト設計手段8a、配線処理手段8b、
最適VIA選択手段8c等を備えている。レイアウト設
計手段8aは、入力装置1を介して入力される情報に従
って、配線処理、レイアウト処理等のCADが持つ一般
的な処理を行う。配線処理手段8bは、レイアウト設計
手段8aにおいて特に配線に関する処理手段で、詳細な
配線経路を作成し、選択されたVIA及び配線終端処理
について、設計ルール違反の判定を行う。最適VIA選
択手段8cは、配線処理手段8bにおいて特にVIA及
び配線終端処理の選択に関する処理手段で、配線交差条
件に応じてVIAを選択する。図1には表示していない
が、中央処理制御装置8は、入力装置1、表示装置2、
出力装置3、一時記憶装置4、ライブラリ情報記憶装置
5、テクノロジーデータベース記憶装置6、P&Rデー
タベース記憶装置7の入出力を制御する手段も備える。
【0031】又、図2に示すように、中央処理制御装置
8は、第1の中央処理制御装置8k、第2の中央処理制
御装置8l、第3の中央処理制御装置8m、…と、複数
の中央処理制御装置を備え、マルチプロセッサシステム
であっても良い。この場合、第1乃至第3の中央処理制
御装置8k乃至8mはそれぞれ、レイアウト設計手段8
a、配線処理手段8b、最適VIA選択手段8c等を備
えても良い。或いは、それぞれの中央処理制御装置が特
定の処理手段を実行しても良い。図2は、図1に比べ
て、中央処理制御装置に対する負荷を小さくすることが
出来、より早い処理を行うことが出来る。
【0032】図5は、レイアウト設計システムにおい
て、外部からの制御形態を示すフローチャートである。
【0033】(イ)まず、ステップS101において、
ライブラリ情報記憶装置5の読み込みとテクノロジーデ
ータベース記憶装置6の作成を、入力装置1を介して指
示する。ここで、レイアウト設計システムは、ライブラ
リ情報記憶装置5を参照し、基本VIA形状リストを取
得する。
【0034】(ロ)更に、ステップS102において、
ステップS101で作成された配線終端処理方法のパタ
ーンを作成を、入力装置1を介して指示する。
【0035】(ハ)次に、ステップS103において、
ステップS102において作成された配線終端処理パタ
ーンから、基本となるVIAライブラリの指定を行い、
ステップS104において、配線終端処理方法の指定
を、入力装置1を介して行う。
【0036】(ニ)最後に、ステップS105におい
て、テクノロジーデータベース記憶装置6を参照し、ス
テップS103及びS104で決定されたVIAライブ
ラリ、配線終端処理方法に基づいて、レイアウト処理を
実行する。このとき、レイアウト処理に関するデータ
は、P&Rデータベース記憶装置7に記録される。更
に、決定されたレイアウトについて、レイアウトパター
ンデータを、表示装置2或いは出力装置3に出力する。
【0037】図6は、半導体集積回路装置のレイアウト
設計システムのレイアウト設計手段8aのフローチャー
トである。
【0038】(イ)まず、図5のステップS101に対
応して、ステップS201において、ライブラリ情報記
憶装置5の読み込みを行い、テクノロジーデータベース
記憶装置6の作成を行う。ここで、種々のVIAの形状
のライブラリデータを読み込み、必要な配線設計方法
を、実際の配線を実行する前に作成し、ライブラリ化す
る。このとき、ライブラリデータの量を圧縮するため
に、配線交差条件、配線幅とVIA形状・サイズ等をパ
ラメータとした配線終端処理方法をパターン化して記憶
しておく。
【0039】(ロ)次に、ステップS102に対応し
て、ステップS202において、配線終端処理パターン
の作成を行う。
【0040】(ハ)次に、ステップS203において、
素子・ブロック・モジュールの配置処理を実行し、ステ
ップS204において、概略配線経路の作成を行う。
【0041】(ニ)更に、ステップS204で行われた
概略配線経路に従って、ステップS205において、詳
細配線経路の作成と、最適VIA及び配線終端処理の決
定を行う。
【0042】(ホ)最後に、ステップS205におい
て、レイアウトパターンデータをレイアウト結果として
出力する。
【0043】図6のステップS202乃至ステップS2
06において、テクノロジーデータベース記憶装置6及
びP&Rデータベース記憶装置7は、随時更新される。
【0044】図7は、配線処理手段8bのフローチャー
トである。配線処理手段8bにおける処理は、図6のス
テップ205の詳細な処理に相当する。
【0045】(イ)まず、ステップS221において、
P&Rデータベース記憶装置7を参照して、配線領域を
決定し、概略配線経路の取り込みを行う。それに従い、
ステップS222において、詳細配線経路の作成を行
う。
【0046】(ロ)ステップS222で得られた詳細配
線経路に基づいて、ステップS223において、最適V
IA及び配線終端処理の選択を行う。
【0047】(ハ)次に、ステップS224において、
ステップS223で決定された最適VIA及び配線終端
処理について、設計コストの算出を行う。
【0048】(ニ)更に、ステップS225において、
設計ルールのチェックを行う。全ての結線について設計
ルールに違反がなかった場合は、その配線領域の処理を
完了し、ステップS226において、P&Rデータベー
ス記憶装置7に設計結果の格納を行う。但し、全ての設
計ルール違反を排除できなくても、領域の中の配線コス
トの改善度合いが収束状態にある場合には、その配線領
域の処理を完了し、ステップS226において、P&R
データベース記憶装置7に設計結果の格納を行う。ステ
ップS225において、設計ルールに違反があり、更に
設計コストの改善度合いが収束していない場合は、ステ
ップS222において、再び詳細配線経路の作成を行
う。
【0049】図8は、最適VIA選択手段8cのフロー
チャートである。最適VIA選択手段8cの処理は、図
7のステップS223の詳細な処理に相当する。
【0050】(イ)まず、ステップS241において、
入力装置1を介して八角形VIAや円形VIAなどの使用
する配線方向全てに適用可能なVIAを用いて良いか判断
させる。例えば0°/90°/45°/135°系の配線
を用いる場合で八角形VIAを用いて良い場合は、ステ
ップS242において、図9の(a)乃至(c)に示す
VIAパターンを選択して、終了する。ステップS24
1において、八角形VIAを用いない場合は、ステップ
S243に進む。
【0051】(ロ)ステップS243において、下層が
直交配線であり、ステップS245において、上層が直
交配線であると判定された場合は、ステップS246に
おいて、図9のVIAパターン(d)を選択する。
【0052】(ハ)ステップS243において、下層が
直交配線であり、ステップS245において、上層が直
交配線でないと判定された場合は、ステップS247に
おいて、図9のVIAパターン(e)を選択する。
【0053】(ニ)ステップS243において、下層が
直交配線でなく、ステップS244において、上層が直
交配線でないと判定された場合は、ステップS249に
おいて、図9のVIAパターン(f)を選択する。
【0054】(ホ)ステップS243において、下層が
直交配線でなく、ステップS244において、上層が直
交配線であると判定された場合は、ステップS248に
おいて、図9のVIAパターン(g)を選択する。
【0055】本発明では、配線処理前にテクノロジーデ
ータベース記憶装置6の作成を行うことにより、配線処
理を円滑に行うことが出来る。
【0056】又、本発明では、最適VIA選択手段8c
において、八角形VIAを用いるか否かを判断させてい
たが、配線経路の作成を行う以前に、八角形VIAを用
いるか否かを判断しても良い。例えば、図6のステップ
S201において、テクノロジーデータベース記憶装置
6を作成する時に、八角形VIAを用いるか否かの判断
をさせても良い。この場合、テクノロジーデータベース
記憶装置6に登録される配線終端処理パターンの数を削
減することが出来るので、より円滑な配線処理を行うこ
とが出来る。
【0057】図9のVIAパターン(a)乃至(g)に
ついて、詳細な説明を第1乃至第8の実施の形態におい
て説明する。
【0058】(第1の実施の形態)第1の実施の形態に
おいては、異なる層の配線において、矩形VIAを用い
る場合の配線設計方法の実施の形態を説明する。
【0059】図10(a)は、第1の実施の形態に係る
配線設計方法によってCAD上に作成された配線レイア
ウトを示す平面図である。まず、下層に水平方向に延び
る最小線幅の水平配線11を生成する。次いで、上層に
水平配線11の√2倍の線幅を有し、水平配線11に対
して直交しない角度(第1の実施の形態においては45
°の角度)で斜め方向に延びる斜め配線13を生成す
る。なお、図10と対称な角度、即ち水平配線1に対し
て135°の角度で斜め方向に延びる斜め配線13であ
っても良いことは勿論である。水平配線11の長手方向
の中心線12と斜め配線13の長手方向の中心線14と
の交点に交点18を持つ。水平配線11の端部は、交点
18から水平配線11の線幅の√2/2倍の長さを引き
延ばして終端する。斜め配線13の端部は、交点18か
ら水平配線11の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして
終端する。
【0060】斜め配線13の終端部は、水平配線11の
終端部に重なり合い、重複領域を形成する。この重複領
域において、交点18に水平配線11と斜め配線13と
を接続する接続パターン(バイア)15を設定する。こ
の接続パターンは通常バイア(VIA)と呼ばれ、実際
の半導体集積回路装置のバイアホールに対応する。
【0061】第1の実施の形態に係る配線設計方法にお
いては、図10(a)に示す冗長部分の削除を行う。即
ち、図10(b)に示すように、斜め配線13の終端部
において、斜線部を削除する。これにより、図10
(c)に示すような、終端処理後の形状が得られる。
【0062】上層メタル及び下層メタルの形状は図10
(a)に示す正方形の形状に限らず、長方形であっても
良い。又、水平配線11及び斜め配線13の各々の長手
方向及び幅方向の辺に矩形のメタル領域の各辺が沿った
(一致した)形状以外にも、配線幅より広くなるように
フリンジを持たせるなどしても良い。 図10(a)に
示されるように、接続パターン15の上層メタルは、斜
め配線13の端部の正方形領域を利用しており、下層メ
タルは、水平配線11の端部の正方形領域を利用してい
る。カット17は、上層メタルと下層メタルとの重複領
域内に設定されている。
【0063】図10(d)及び(e)は、EDA(配置
配線ツール)での接続パターン15Aの形状を定義する
上面図と断面図である。図10(d)において、接続パ
ターン15の最も内側のクロスマーク入りの正方形が、
カットパターン17である。接続パターン15の一辺
は、水平配線11の線幅を持ち、対角線は、水平配線1
1の√2倍の長さを持つ。カットパターンは、実際の半
導体集積回路装置で、水平配線11と斜め配線13とを
接続するために、ドープド・ポリシリコン、タングステ
ン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)等の高
融点金属、又はこれらのシリサイド(WSi2、MoS
i2、TiSi2)等の接続用導電部材が埋め込まれる
バイアホールのカットを表わす。以下、レイアウト上の
カットパターンを単に「カット」と称する。又、図10
(e)に示すように、接続パターン15は、上層と下層
に水平配線11の線幅と同じメタルを持ち、上層メタル
及び下層メタルは、カット17により接続されている。
カット17は、上層メタルによって完全に塞がれてい
る。この構成によって、現実のプロセスにおける高温処
理工程で、下層メタルが溶け出るのを防止することが出
来る。
【0064】図10に示したパターンの配線設計方法の
第1の特徴は、配線の終端部において、水平配線11と
斜め配線13とが充分に重なり合っており、かつ、配線
の輪郭からはみ出す突起がないことである。配線の輪郭
からはみ出る部分がないので、隣接する配線間の結合容
量の増加や、対基板容量に対する悪影響がほとんどな
い。更に、斜め配線での配線リソースの無駄もない。特
に、図10(c)に示すように、突起部がないことによ
って、水平配線11の側近に配線を行うことが出来る。
【0065】図10に示したパターンの配線設計方法の
第2の特徴は、接続パターン15の形状を矩形のみで形
成できることである。このように同一マスク上で直交ラ
インのみを使う作図は、平行四辺形や菱形など、直角以
外の斜め線を組み合わせて使用する場合に比べて、デー
タ量が非常に少なくて済む。
【0066】又、この配線設計方法によれば、製造され
る半導体集積回路装置において、下層メタルの溶融を防
止できる。更に、上層の斜め配線13と下層の水平配線
11とが確実に接続される。斜め配線を用いているの
で、目的の箇所(例えばフリップフロップ)への信号到
達速度を短縮することが出来る。
【0067】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
おいては、異なる層の配線において、矩形VIAを用
い、特に斜め配線が幅広配線の場合の配線設計方法の実
施の形態を説明する。
【0068】図11(a)乃至(d)は、第2の実施の
形態に係る配線設計方法によってCAD上に作成された
配線レイアウトを示す図である。
【0069】図11(a)に示すように、下層に水平方
向に延びる水平配線21と、水平配線21に直交する鉛
直配線26を生成する。次に、上層に水平配線21及び
鉛直配線26に直交しない角度で斜め方向に延び、幅広
線幅を有する斜め配線23を生成する。水平配線21、
鉛直配線26及び斜め配線23の終端部は一致し、この
部分に接続パターン(バイア)25が設定される。この
場合、斜め配線23の終端部の斜線部分を削除し、接続
パターン(バイア)25を設定する。
【0070】図11(b)に示すように、下層に水平方
向に延びる水平配線31a及び水平配線31bを生成す
る。次に、上層に水平配線31a及び31bに直交しな
い角度で幅広の斜め方向に延びる斜め配線33を生成す
る。この場合、斜め配線33の終端部の斜線部分を削除
し、接続パターン(バイア)35を設定する。図11
(b)においては、水平配線31aと斜め配線33の終
端部が重複する部分に接続パターン(バイア)35a及
び35bを、水平配線31bと斜め配線33の終端部が
重複する部分に接続パターン(バイア)35cを設定す
るのが好ましい。
【0071】図11(c)に示すように、下層に水平方
向に延びる水平配線41を生成する。次に上層に水平配
線41に直交しない角度で幅広の斜め方向に延びる斜め
配線43を生成する。水平配線41及び斜め配線43の
終端部は一致し、この部分に接続パターン(バイア)4
5が設定される。この場合、斜め配線43の終端部の斜
線部分を削除し、接続パターン(バイア)45を設定す
る。
【0072】図11(d)に示すように、下層に水平方
向に延びる水平配線51a及び水平配線51bを生成す
る。次に、上層に水平配線51a及び51bに直交しな
い角度で幅広の斜め方向に延びる斜め配線53を生成す
る。この場合、斜め配線53の終端部の斜線部分を削除
し、接続パターン(バイア)55を設定する。水平配線
51aと斜め配線53が重複する部分に接続パターン
(バイア)55a及び55cを設定し、水平配線51b
と斜め配線53が重複する部分に接続パターン(バイ
ア)55d及び55fを設定する。又、斜め配線53の
線幅に応じて、接続パターン(バイア)55aと55c
の中間部、接続パターン(バイア)55d及び55fの
中間部に、更に接続パターン(バイア)55b及び55
eを設定しても良い。図11(d)の例では、中間部に
一つのバイアを設定したが、斜め配線53の線幅に応じ
て、バイアを設定しなくても良いし、2つ以上のバイア
を設定しても良い。
【0073】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
おいては、同じ層の配線において、矩形VIAを用い、
特に斜め配線が幅広配線の場合の配線設計方法の実施の
形態を説明する。
【0074】図12(a)は、第3の実施の形態に係る
配線設計方法によってCAD上に作成された配線レイア
ウトを示す平面図である。まず、水平方向に延びる水平
配線61を生成する。次いで、水平配線61に比べて幅
広線幅を有し、水平配線61に対して直交しない角度で
斜め方向に延びる斜め配線63を生成する。水平配線6
1の長手方向の中心線62と斜め配線63の長手方向の
中心線64との交点に交点68を持つ。水平配線61の
端部は、交点68から斜め配線の線幅の1/2倍の長さ
を引き延ばして終端する。斜め配線63の端部は、水平
配線の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端する。
斜め配線63の終端部は、水平配線61の終端部に重な
り合い、重複領域を形成する。この重複領域において、
交点68に水平配線61と斜め配線63とを接続するタ
ーンバイア65を設定する。
【0075】第3の実施の形態に係る配線設計方法にお
いては、冗長部分の削除を行う。即ち、図12(a)に
示すように、斜め配線63の終端部において、斜線部を
削除する。これにより、図12(b)に示すような、終
端処理後の形状が得られる。
【0076】図12に示したパターンの配線設計方法の
第1の特徴は、配線の終端部において、水平配線61と
斜め配線63とが充分に重なり合っており、かつ、配線
の輪郭からはみ出す突起がないことである。配線の輪郭
からはみ出る部分がないので、隣接する配線間の結合容
量の増加や、対基板容量に対する悪影響がほとんどな
い。更に、斜め配線での配線リソースの無駄もない。特
に、図12(b)に示すように、突起部がないことによ
って、水平配線61の側近に配線を行うことが出来る。
【0077】図12に示したパターンの配線設計方法の
第2の特徴は、ターンバイア65の形状を矩形のみで形
成できることである。このように同一マスク上で直交ラ
インのみを使う作図は、平行四辺形や菱形など、直角以
外の斜め線を組み合わせて使用する場合に比べて、デー
タ量が非常に少なくて済む。
【0078】第3の実施の形態の変形例として、同じ層
の配線において、矩形VIAを用い、特に水平配線が幅
広配線の場合の配線設計方法の実施の形態を説明する。
【0079】図13(a)は、第3の実施の形態の変形
例に係る配線設計方法によってCAD上に作成された配
線レイアウトを示す平面図である。まず、水平方向に延
びる幅広線幅を有する水平配線71を生成する。次い
で、水平配線71に比べて狭い線幅を有し、水平配線7
1に対して直交しない角度で斜め方向に延びる斜め配線
73を生成する。水平配線71の長手方向の中心線72
と斜め配線73の長手方向の中心線74との交点に交点
78を持つ。水平配線71の端部は、交点78から斜め
配線73の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端す
る。斜め配線73の端部は、交点78から水平配線71
の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端する。斜め
配線73の終端部は、水平配線71の終端部に重なり合
い、重複領域を形成する。この重複領域において、交点
78に水平配線71と斜め配線73とを接続するターン
バイア75を設定する。
【0080】第3の実施の形態の変形例においては、冗
長部分の削除を行う。即ち、図13(a)に示すよう
に、水平配線71の終端部及び斜め配線73の終端部に
おいて、斜線部を削除する。これにより、図13(b)
に示すような、終端処理後の形状が得られる。
【0081】(第4の実施の形態)第4の実施の形態に
おいては、同じ層の配線の場合の配線設計方法の実施の
形態を説明する。
【0082】図14(a)は、第4の実施の形態に係る
配線設計方法によってCAD上に作成された配線レイア
ウトを示す平面図である。まず、水平方向に延びる最小
線幅の第1の水平配線81aを生成する。次いで、第1
の水平配線81aを同じ線幅を有し、第1の水平配線8
1aに対して直交しない角度で斜め方向に延びる第1の
斜め配線83aを生成する。第1の水平配線81aの長
手方向の中心線82aと第1の斜め配線83aの長手方
向の中心線84aの交点に交点88aを持つ。第1の水
平配線81aの端部は、第1の斜め配線81aの線幅の
1/2倍の長さを引き延ばして終端する。第1の斜め配
線83aの端部は、交点88aから第1の水平配線81
aの線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端する。第
1の斜め配線83aの終端部は、第1の水平配線81a
の終端部に重なり合い、重複領域を形成する。この重複
領域において、交点88aに第1の水平配線81aと第
1の斜め配線83bを接続する第1のターンバイア85
aを設定する。更に、第1の水平配線81aの終端部及
び第1の斜め配線83aの終端部において、斜線部を削
除する。
【0083】又、水平方向に延びる最小線幅の第2の水
平配線81bを生成する。次いで、第2の水平配線81
bの√2倍の線幅を有し、第2の水平配線81bに対し
て直交しない角度で斜め方向に延びる第2の斜め配線8
3bを生成する。第2の水平配線81bの長手方向の中
心線82bと第2の斜め配線83bの長手方向の中心線
84bの交点に交点88を持つ。第2の水平配線81b
の端部は、交点88bから第2の斜め配線83bの線幅
の1/2倍引き延ばして終端する。第2の斜め配線83
bの端部は、交点88bから第2の水平配線81bの線
幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端する。第2の斜
め配線83bの終端部は、第2の水平配線81bの終端
部に重なり合い、重複領域を形成する。この重複領域に
おいて、交点88bに第2の水平配線81bと第2の斜
め配線83bを接続する第2のターンバイア85bを設
定する。更に、第2の斜め配線83bの終端部におい
て、斜線部を削除する。
【0084】これにより、図14(b)に示すような、
終端処理後の形状が得られる。
【0085】図14に示したパターンの配線設計方法の
特徴は、配線の終端部において、水平配線81a及び8
1bと斜め配線83a及び83bとが充分に重なり合っ
ており、かつ、配線の輪郭からはみ出す突起がないこと
である。配線の輪郭からはみ出る部分がないので、隣接
する配線間の結合容量の増加や、対基板容量に対する悪
影響がほとんどない。更に、斜め配線での配線リソース
の無駄もない。
【0086】第4の実施の形態の変形例として、同じ層
の配線において、矩形VIAを用い、特に水平配線が幅
広配線の場合の配線設計方法の実施の形態を説明する。
【0087】図15(a)は、第4の実施の形態の変形
例に係る配線設計方法によってCAD上に作成された配
線レイアウトを示す平面図である。まず、水平方向に延
びる幅広線幅を有する水平配線91を生成する。次い
で、水平配線91に比べて狭い線幅を有し、水平配線9
1に対して直交しない角度で斜め方向に延びる斜め配線
93を生成する。水平配線91の長手方向の中心線92
の終端部と斜め配線93の長手方向の中心線94の交点
に交点98を持つ。水平配線91の端部は、交点98か
ら斜め配線93の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして
終端する。斜め配線93の端部は、交点98から水平配
線91の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端す
る。斜め配線93の終端部は、水平配線91の終端部に
重なり合い、重複領域を形成する。この重複領域におい
て、交点98に水平配線91と斜め配線93とを接続す
るターンバイア95を設定する。
【0088】第4の実施の形態の変形例においては、冗
長部分の削除を行う。即ち、図15(a)に示すよう
に、水平配線91の終端部及び斜め配線93の終端部に
おいて、斜線部を削除する。これにより、図15(b)
に示すような、終端処理後の形状が得られる。
【0089】(第5の実施の形態)第5の実施の形態に
おいては、異なる層の配線において、矩形VIAを用
い、特に水平配線と斜め配線が幅広配線の場合の配線設
計方法の実施の形態を説明する。
【0090】図16(a)は、第5の実施の形態に係る
配線設計方法によってCAD上に作成された配線レイア
ウトを示す図である。図11(a)に示すように、下層
に水平方向に延び、幅広線幅を有する水平配線101を
生成する。次に、上層に水平配線101に直交しない角
度で斜め方向に延び、幅広線幅を有する斜め配線103
を生成する。水平配線101及び斜め配線103は、同
じ線幅であっても良いし、異なっても良い。水平配線1
01の長手方向の中心線102と斜め配線103の長手
方向の中心線104の交点に交点108を持つ。水平配
線101の端部は、交点108から斜め配線103の線
幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端する。斜め配線
103の端部は、交点108から水平配線101の線幅
の1/2−倍の長さを引き延ばして終端する。図16
(b)に示すように、水平配線101及び斜め配線10
3の終端部は一致し、この部分に重複部分が設定され
る。この場合、斜め配線103の終端部の斜線部分を削
除し、重複部分において、複数の接続パターン(バイ
ア)105を設定する。設定される接続パターン(バイ
ア)105の数は、重複部分の大きさに依存する。これ
により、図16(c)に示す様な、終端処理後の形状が
得られる。
【0091】(第6の実施の形態)第6乃至第8の実施
の形態においては、0°/90°/45°/135°方向
の配線を用いる場合に最適な八角形VIAを用いる場合
の、水平配線と斜め配線の配線設計方法の実施の形態を
説明する。
【0092】図17(a)は、第7の実施の形態に係る
配線設計方法によってCAD上に作成された配線レイア
ウトを示す図である。まず、下層に最小線幅を有し、水
平方向に延びる水平配線111を生成する。次いで、上
層に水平配線111と同じ線幅を有し、水平配線111
に対して直交しない角度で斜め方向に延びる斜め配線1
13を生成する。水平配線11の長手方向の中心線11
2と斜め配線113の投げて方向の中心線114との交
点に交点118を持つ。水平配線111の端部は、斜め
配線113の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端
する。斜め配線113の端部は、水平配線111の線幅
の1/2倍の長さを引き延ばして終端する。斜め配線1
13の終端部は、水平配線111の終端部に重なり合
い、重複領域を形成する。この重複領域において、交点
118に水平配線111と斜め配線113を接続する接
続パターン(バイア)115を設定する。更に、水平配
線111の終端部及び斜め配線113の終端部におい
て、斜線部を削除する。これにより、接続パターン(バ
イア)115は、八角形を形成する。これにより、図1
7(d)に示すような、終端処理後の形状が得られる。
【0093】図17(b)及び(c)は、EDA(配置
配線ツール)での接続パターン(バイア)115の形状
を定義する上面図及び側面図である。図17(b)にお
いて、接続パターン(バイア)115の最も内側の八角
形が、カット117である。又、図17(c)に示すよ
うに、接続パターン(バイア)115は、上層と下層に
水平配線111及び斜め配線113の線幅と同じメタル
を持ち、上層メタル及び下層メタルは、カット117に
より接続されている。カット117は、上層メタルによ
って完全に塞がれている。この構成によって、現実のプ
ロセスにおける高温処理工程で、下層メタルが溶け出る
のを防止することが出来る。
【0094】図18(a)は、第6の実施の形態の変形
例によってCAD上に作成された配線レイアウトを示す
図である。まず、下層に最小線幅を有し、水平方向に延
びる水平配線121を生成する。次いで、上層に水平配
線121の√2倍の線幅のを有し、水平配線121に対
して直交しない角度で斜め方向に延びる斜め配線123
を生成する。水平配線121の長手方向の中心線122
と斜め配線123の長手方向の中心線124の交点に、
交点128を持つ。水平配線121の端部は、斜め配線
123の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端す
る。斜め配線123の端部は、水平配線121の線幅の
1/2倍の長さを引き延ばして終端する。斜め配線12
3の終端部は、水平配線121の終端部に重なり合い、
重複領域を形成する。この重複領域において、交点12
8に水平配線121と斜め配線123を接続する接続パ
ターン(バイア)125を設定する。更に、水平配線1
21の終端部及び斜め配線123の終端部において、斜
線部を削除する。これにより、接続パターン(バイア)
125は、八角形を形成する。これにより、図18
(d)に示すような、終端処理後の形状が得られる。
【0095】図18(b)及び(c)は、EDA(配置
配線ツール)での接続パターン(バイア)125の形状
を定義する上面図及び側面図である。図18(b)にお
いて、接続パターン(バイア)125の最も内側の八角
形が、カット127である。又、図18(c)に示すよ
うに、接続パターン(バイア)125は、上層と下層に
水平配線121と同じ線幅のメタルを持ち、上層メタル
及び下層メタルは、カット127により接続されてい
る。
【0096】図17及び図18に示したパターンの配線
設計方法の第1の特徴は、配線の終端部において、水平
配線111及び121と斜め配線113及び123とが
充分に重なり合っており、かつ、配線の輪郭からはみ出
す突起がないことである。配線の輪郭からはみ出る部分
がないので、隣接する配線間の結合容量の増加や、対基
板容量に対する悪影響がほとんどない。更に、斜め配線
での配線リソースの無駄もない。特に、図17(d)及
び図18(d)に示すように、突起部がないことによっ
て、水平配線111及び121の側近に配線を行うこと
が出来る。
【0097】(第7の実施の形態)第7の実施の形態に
おいては、同じ層の配線において八角形VIAを用いる
場合の、水平配線と斜め配線の配線設計方法の実施の形
態を説明する。
【0098】図19(a)は、第7の実施の形態に係る
配線設計方法によって、CAD上に作成された配線レイ
アウトを示す図である。まず、最小線幅を有し、水平方
向に延びる水平配線131を生成する。次いで、水平配
線131と異なる線幅を有し、水平配線131に対して
直交しない角度で斜め方向に延びる斜め配線133を生
成する。水平配線131の長手方向の中心線132と斜
め配線133の長手方向の中心線134の交点に、交点
138を持つ。水平配線131の端部は、斜め配線13
3の線幅の1/2倍の長さを引き延ばして終端する。斜
め配線13の端部は水平配線131の線幅の1/2倍の
長さを引き延ばして終端する。斜め配線133の終端部
は、水平配線131の終端部に重なり合い、重複領域を
形成する。この重複領域において、交点138に水平配
線131と斜め配線133を接続するターンバイア13
5を設定する。更に、水平配線131の終端部及び斜め
配線133の終端部において、斜線部を削除する。これ
により、ターンバイア135は、八角形を形成する。こ
れにより、図19(b)に示すような、終端処理後の形
状が得られる。
【0099】(第8の実施の形態)第8の実施の形態に
おいては、3層以上の分岐配線において八角形VIAを
用いる場合の、水平配線、鉛直配線及び斜め配線の配線
設計方法の実施の形態を説明する。
【0100】図20(a)は、第8の実施の形態に係る
配線設計方法によってCAD上に作成された配線レイア
ウトを示す図である。まず、第2層に最小線幅を有し、
鉛直方向に延びる鉛直配線145を生成する。次いで、
第3層に最小線幅を有し、水平方向に延びる水平配線1
41を生成する。次いで、第4層に最小線幅と異なる線
幅を有し、水平配線141及び鉛直配線145に対して
直交しない角度で斜め方向に延びる斜め配線143を生
成する。水平配線141の長手方向の中心線142、鉛
直配線145の長手方向の中心線146及び斜め配線1
43の長手方向の中心線144の交点に、交点148を
持つ。水平配線141及び鉛直配線145は、交点14
8から斜め配線143の線幅の1/2倍の長さを引き延
ばして終端する。斜め配線143は、水平配線141及
び鉛直配線145の線幅の1/2倍の長さを引き延ばし
て終端する。斜め配線143の終端部は、水平配線14
1及び鉛直配線145の終端部に重なり合い、重複領域
を形成する。この重複領域において、交点148に水平
配線141、鉛直配線145及び斜め配線143を接続
する接続パターン(バイア)145を設定する。更に、
水平配線141、鉛直配線145及び斜め配線143の
終端部において、斜線部を削除する。これにより、接続
パターン(バイア)148は、八角形を形成する。これ
により、図18(b)に示すような、終端処理後の形状
が得られる。
【0101】第7乃至第8の実施の形態で説明したよう
に、八角形バイアは、あらゆるパターンの配線におい
て、用いることが出来る。八角形バイアは、矩形バイ
ア、菱形バイア及び平行四辺形バイアに比べて、配線リ
ソースの無駄がなく、最小面積のバイアによって、配線
を接続することが出来る。
【0102】(半導体集積回路の製造方法)以下におい
て、上述した自動設計方法によるレイアウトに基づいて
製造したマスクを用いて、斜め配線構造を半導体基板上
に形成し、半導体集積回路を製造する例を示す。
【0103】図21は、上述した配線設計方法によるレ
イアウトを用いて半導体基板上に設けられた半導体集積
回路の一部(以下において、「セル」という。)170
の概略平面図である。セル170のトランジスタ領域7
2に、斜め配線173と基準直交配線(水平配線171
を含む)とが混在する斜め配線構造が模式的に示されて
おり、詳細な配線構造等は省略されている。
【0104】この斜め配線構造を作成するためには、前
述した配線パターンの自動設計方法によって生成された
マスクパターンの設計データを、光露光装置、電子ビー
ム露光装置、X線露光装置等のパターンジェネレータの
計算機に入力し、この設計データを用いて所定の露光用
マスク(レチクル)を描画すれば良い。レチクルは、工
程や半導体集積回路の内容に応じて10枚乃至数10
枚、もしくはそれ以上作成される。図22は、このよう
な複数枚のレチクルセットの一部から3枚のレチクルを
取り出し、露光用マスクセット175として示す。便宜
上、各マスクのマスクパターンの一部のみを示す。
【0105】図22に示したマスクセット175は、第
1マスク175A、第2マスク175B、及び第3マス
ク175Cを含む。第1マスク175Aは、石英ガラス
等のマスク基板上に、水平方向に延びる水平配線パター
ン(第1層配線)176Aとなる不透明パターン(遮光
領域)176Aが、クロム(Cr)膜等により形成され
ている。第2マスク175Bは、不透明領域中にバイア
ホールのカットパターンとなる開口部176Bを有す
る。第3マスク75Cは、水平配線パターンと45°又
は135°の角度を成して斜め方向に延びる斜め配線パ
ターン176Cからなる不透明パターンを有する。第
1、第2、第3のマスクを重ねた場合に、斜め配線パタ
ーン176Cの終端部と、カットパターン176Bの位
置と、水平配線パターン176Aの終端部とが重なり合
うように設計データが構成されている。
【0106】図22に示すマスクセット175を含む一
連のマスクセット(レチクルセット)を用いて、図21
に示すような斜め配線構造を実現することが出来る。ト
ランジスタ部や他の配線構造の形成のために、更に他の
マスクセットが必要であることはいうまでもないが、こ
れらのマスクセットについては説明を省略する。
【0107】図23は、このような斜め配線構造を有す
る半導体集積回路装置の一部を模式的に示す断面図であ
る。斜め配線構造180は、Si基板190上の第1層
間絶縁膜191の上に、水平方向又は垂直方向に延びる
基準直交配線181と、基準直交配線181の上部に位
置する第2層間絶縁層194と、第2層間絶縁層194
の上部に位置し、基準直交線配線181と45°又は1
35°の角度を成して斜め方向に伸びる斜め配線からな
る斜め配線層183と、基準直交配線181と斜め配線
183とを接続すべく、絶縁層182を貫通して形成さ
れたバイアホール185と、バイアホールに埋め込まれ
た接続用導電部材とを含む。斜め配線層183の上には
パッシベーション膜又は第3層間絶縁膜199が形成さ
れている。
【0108】バイアホール185と接続用導電部材と
で、接続用導電部を形成する。接続用導電部は、少なく
とも、基準直交配線181の長手方向の中心線と斜め配
線183の長手方向の中心線との交点を含む1以上の位
置に形成され得る。
【0109】なお、ここで第1、第2層間絶縁膜と称し
ているのは説明の便宜であり、実際はこの下に更に別の
層間絶縁膜や下層の金属配線膜が含まれてもかまわな
い。
【0110】図24は、図22に示すマスクセット17
5を用いて、図23の斜め配線構造180を形成する工
程を示す図である。
【0111】(イ)まず、図24(a)に示すように、
酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜191に覆われたS
i基板190上に、Al合金等の第1層金属膜192を
スパッタリングや真空蒸着により堆積する。更にポジ型
レジスト193をスピンコートし、第1金属膜192を
覆う。
【0112】(ロ)次に、このSi基板190を、ステ
ッパ等の露光装置の露光ステージに配置し、水平配線パ
ターンを有するレチクル(第1マスク)175Aを用い
て、ポジ型レジスト193を露光し、現像する。この結
果、図24(b)に示すように、水平配線パターン部分
のレジストが残る。
【0113】(ハ)この状態のフォトレジストのパター
ンをマスクとして用いて、第1層金属膜192を反応性
イオンエッチング(RIE)等によりエッチングし、そ
の後、レジストを除去する。これにより、図24(c)
に示すように水平配線182が形成される。
【0114】(ニ)次に、水平配線181の上に、酸化
膜、PSG、BPSG等の第2層間絶縁膜194をCV
D法等により堆積する。そして図24(d)に示すよう
に、第2層間絶縁膜194を、ポジ型レジスト195で
覆う。ポジ型レジストの代わりにネガ型レジスト195
を用いる場合には、図22(b)に示す第2マスク17
5Bは白黒を反転したマスクになることは勿論である。
【0115】(ホ)再び、露光装置の露光ステージにS
i基板190を導入し、第2マスク175Bを用いてカ
ットパターンを露光、現像する。図24(e)に示すよ
うに、カットの開口パターンに対応するレジストだけが
除去されたフォトレジストのパターンが出来る。このフ
ォトレジストをマスクとして、RIE等のエッチングに
より、第2層間絶縁膜194にバイアホール196が形
成される。
【0116】(ヘ)その後、ポジ型レジスト195を除
去し、図24(f)に示すように、CVD法、スパッタ
リング法、真空蒸着法などを用いて、バイアホール19
6の内部にタングステン(W)等の接続用導電部材を埋
め込む。その後、化学機械研磨(CMP)法等を用いて
表面を平坦化する。
【0117】(ト)図24(g)に示すように、第2層
間絶縁膜194及び接続用導電部材の上に、Al合金等
の第2層金属膜197をスパッタリングや真空蒸着で形
成する。更にその上に、ポジ型レジスト198をスピン
コートする。
【0118】(チ)ステッパで第3マスク175Cを用
いて斜め配線パターンを露光、現像する。その結果、斜
め配線パターンに対応する部分のレジストが残る。この
状態で第2金属膜197をRIEでエッチングして、図
24(h)に示すように、斜め配線構造183が形成さ
れる。この後、更に酸化膜、PSG、BPSG、窒化膜
(Si3N4)又はポリイミド膜等のパッシベーション
膜(又は第3層間絶縁膜)を斜め配線構造183の上
に、CVD法などにより堆積する。
【0119】なお、上記においては、第1層金属膜18
1と第2層金属膜197とを接続用導電部材で接続する
例を示したが、第2層金属膜とその上の第3層金属膜、
更に第3層金属膜とその上の第4層金属膜等の他層の金
属膜間の接続をしても良いことは勿論である。更に、す
でに述べたように、第1金属膜181の下層の金属膜が
あっても良く、これらの下層の金属膜との接続も可能な
ことは勿論である。
【0120】又、露光用マスクセット175を用いる半
導体集積回路装置の製造方法を説明したが、露光用マス
クセット175を用いずに、前述した設計データで直接
描画(DSW)装置を駆動し、半導体ウエハ上に直接描
画する方法を用いてもかまわない。
【0121】又、第1金属膜181と第2金属膜197
との少なくとも一方が銅(Cu)のダマスカス配線等、
Al合金以外の配線であっても良いことは、本発明の趣
旨から容易に理解できるものである。
【0122】以下に、本発明の配線設計方法を用いた半
導体集積回路の具体例を示す。
【0123】(第1の半導体集積回路)図25に、第1
の半導体集積回路の例として、斜め配線によって構成さ
れるクロックツリーを有する半導体集積回路200を示
す。
【0124】第1の半導体集積回路200は、半導体チ
ップのコーナーに位置するPLL(フェイズ・ロックド
・ループ:Phase Locked Loop)210と、PLL21
0からチップ中央に向けて基準直交座標軸に対して45
°の角度を成して斜め方向に延び、チップ中央で終端す
るメインクロック配線201と、メインクロック配線の
終端Cから基準直交座標軸と45°及び135°の角度
を成して斜め方向に向け左右対称に分岐するクロックツ
リー配線とを備える。図25において、太字で示す数字
1〜5は、クロックツリーの分岐階層を示す。
【0125】具体的には、メインクロック配線201の
終端Cから、メインクロック配線201と直交する方向
に、第2分岐階層の斜め配線202が左右対称に延び
る。斜め配線202の両端から、斜め配線202に直交
する方向に、第3分岐階層の斜め配線203a及び20
3bが、メインクロック配線201の終端Cに関して左
右対称に延びる。斜め配線203a、203bの両端か
ら更に、第4分岐階層の斜め配線204a〜204d
が、メインクロック配線201に関して左右対称に延び
る。以下、分岐階層が進む毎に、メインクロック配線に
関して左右対称に分岐が延びていく。
【0126】このような分岐構造を採用する結果、斜め
配線で構成され、半導体チップ中央Cに対して左右対称
なツリーがはりめぐらされる。図示はしないが、この斜
め配線だけを用いたクロックツリーの下層では、直接セ
ルと接続される基準直交配線が形成され、クロックツリ
ーを構成する斜め配線の端部は、上述した終端レイアウ
トの自動設計方法に基づき、下層の基準直交配線とバイ
アホールを介して接続される。
【0127】斜め配線のみを用いたクロックツリーにお
いて、原則として、同じ分岐階層の配線は、必ず同一の
層に属する。従って、第4分岐階層にある4本の斜め配
線204a〜204bは、全て同一の層に属する。分岐
階層が異なるが、同一方向に延びる配線同士は、同一の
層に属しても良いし、別の層であっても良い。図25の
例では、第3分岐階層の斜め配線103と、同方向に延
びる第5分岐階層の斜め配線205とは、同層に形成す
ることも、異層に形成することも可能である。
【0128】このような斜め配線を用いる最大の効果
は、負荷容量等の設計上のバランス計算が容易になる点
にある。又、プロセス変動に伴うクロックディレイのバ
ラツキも小さく抑えることが出来る。更に、同じ分岐階
層を同じ層に配し、左右対称とすることによって、配線
層によるばらつきを排除し、分岐毎に負荷容量のバラン
スをとりつつ、2点間におけるクロックの遅延を短縮す
ることが可能になる。
【0129】なお、図示はしていないが、分岐階層が進
むにつれて、エルモア(Elmor)の配線遅延計算式に基
づいて配線幅を狭くする。
【0130】このような構成により、負荷容量を押さ
え、より高速に、かつばらつきの少ない高性能の半導体
集積回路を実現することが可能になる。
【0131】(第2の半導体集積回路)図26は、第1
の半導体集積回路で説明したクロックツリーを更に大規
模にした第2の半導体集積回路を示す。第2の半導体集
積回路300は、回路端部に位置し、比較的低周波(数
百MHz)のグローバルクロックを供給するメインPL
L310と、メインPLL310から延びるグローバル
クロック配線312と、複数のランダムブロック330
A、330Bとを備える。各ランダムブロック330
は、グローバルクロック配線312に接続されるクロッ
クドライバセル(第8実施形態ではDLL(ディレイ・
ロックド・ループ:Delay-Locked Loop)320と、斜
め配線で構成されるクロックツリーとを備える。
【0132】メインPPL310は、このPPL310
を搭載する半導体集積回路装置以外の集積回路装置との
クロックの位相を調整する。このPPL310から、チ
ップを横断する基本クロックであるグローバルクロック
が、チップ内部の回路ブロック又はランダムブロック
(複数の論理回路モジュールからなる、設計者等により
分割作成された部分的な回路の集合)へ供給される。各
ランダムブロックに設けられたDLL320は、比較的
低周波のグローバルクロックを高周波(数GHz)のロ
ーカルクロックに変換し、関連のクロックツリーを介し
てランダムブロック内部に高周波クロックを供給する。
【0133】第2の半導体集積回路においても、図示は
しないが、各ブロック330のクロックツリーは、下層
の基準直交配線とバイアホールを介して接続されてい
る。即ち、クロックツリーを構成する斜め配線の終端部
は、上述した自動設計方法によって生成された配線レイ
アウトに基づいて、基準直交配線の終端部と確実に接続
されている。
【0134】LSIの微細化が進むにつれて、配線の抵
抗及び容量が遅延に対して大きな影響を及ぼすことは説
明したとおりであるが、従来のチップの一括の同期設計
(即ち単一のクロック設計)では、例えば10mm四方
のチップを一括して同期させるためには、数百MHzの
速度が限度となる。これ以上の設計をしたいならば、ク
ロック配線の厚さを、標準の信号線の数十倍〜数百倍に
する必要がある。これはプロセス的に製造が難しい上
に、CAD上で扱うこと自体が困難である。
【0135】そこで、第2の半導体集積回路のように、
グローバルクロックを比較的低い周波数で送り、ローカ
ルの各ブロック330で高周波で同期させて動作させる
ことにより、従来のチップサイズで、より高速の動作が
実現できる。又、クロックツリーを左右対称の斜め配線
だけで構成しているので、遅延が少ない。
【0136】又、図26の構成では、グローバルクロッ
ク配線312の両側に各ランダムブロック330が配置
されているので、各ランダムブロック330のDLLを
回路の端部に配置することが出来、電圧供給が容易にな
る。
【0137】図27は、図26に示す第2の半導体集積
回路の変形例を示す。半導体集積回路400は、PLL
410を回路のコーナーに配置し、グローバルクロック
を供給するグローバルクロック配線412を斜めに走ら
せている。通常、グローバルなクロックを供給するグロ
ーバルクロック配線412には遅延が付きやすい。この
部分の遅延を解消し、各ランダムブロック430にほぼ
同時に、かつ迅速にグローバルクロックを供給するため
に、グローバルクロック配線412を斜めにチップ中央
まで走らせ、各ランダムブロックのDLL420を中央
部にかためて配置した。DLL420へは、専用の領域
パッド(図示はしないがチップ上面に設けてある)から
電源を供給する。
【0138】グローバルクロック配線412を斜め配線
にしたことにより、グローバルクロックの周波数自体を
上げることが出来、いっそう高速の動作が可能になる。
【0139】(第3の半導体集積回路)図28に、第3
の半導体集積回路として、斜め配線を用いたクロックメ
ッシュを有する第3の半導体集積回路の例を示す。半導
体集積回路500は、チップのコーナーに配置されるP
LL510と、斜め配線を用いて構成され、チップのほ
ぼ全域に渡ってはりめぐらされるクロックメッシュ52
0とを備える。
【0140】一般に、メッシュ構造のクロック供給線は
プロセスばらつきに強く、全体的に遅延によるばらつき
を低減することが出来る。図21に示した構造では、斜
め配線を用いたクロックメッシュなので、従来の水平及
び垂直方向の基準直交配線を用いたメッシュに比べ、更
にクロックの遅延短縮効果がある。
【0141】図示はしないが、斜め配線によるクロック
メッシュの下層には、直接セルと接続される基準直交配
線層が設けられている。クロックメッシュを構成する斜
め配線と下層の基準直交配線とは、上述の自動設計方法
によって生成された終端レイアウトに基づき、バイアホ
ールを介して接続される。
【0142】(第4の半導体集積回路)図29は、第4
の半導体集積回路として図28に示すクロックメッシュ
を更に大規模な半導体集積回路に適用した例を示す。第
4の半導体集積回路600は、回路端部に位置し、比較
的低周波(数百MHz)のグローバルクロックを供給す
るメインPLL610と、メインPLL610から延び
るグローバルクロック配線612と、複数のランダムブ
ロック630A、630Bとを備える。各ランダムブロ
ック630は、グローバルクロック配線612に接続さ
れるクロックドライバセル(第4の半導体集積回路では
DLL)620と、斜め配線で構成されるクロックメッ
シュ540とを備える。各DLL620は、比較的低周
波のグローバルクロックを高周波(数GHz)のローカ
ルクロックに変換し、関連のクロックメッシュ640を
介してランダムブロック内部に高周波クロックを供給す
る。
【0143】図示はしないが、各ランダムブロック63
0内部では、クロックメッシュ640の下層に、セルと
接続される基準直交配線が設けられ、上述した自動設計
方法によって生成される終端レイアウトに基づき、所定
位置のバイアホールを介して接続される。
【0144】各ブロック630では、DDL620のよ
り、送られてきたグローバルクロックを高周波で同期さ
せ、遅延のばらつきのほとんどない斜め配線のクロック
メッシュを介して各サイトへ信号を供給する。従って、
装置の高速動作が実現できる。
【0145】図29において、垂直に走るグローバルク
ロック供給配線612を、図27に示すようにチップを
横切って斜めに走らせても良い。この場合は、グローバ
ルクロックの周波数自体を上げることが出来、いっそう
高速の動作が可能になる。
【0146】(第5の半導体集積回路)図30は、第5
の半導体集積回路としてクロックメッシュ構造を用いた
半導体集積回路の更に別の例を示す。第5の半導体集積
回路700は、チップのコーナーに配置され、比較的駆
動力の大きいルートドライバ710と、ルートドライバ
710からチップを横切って斜めに延びるメインクロッ
ク供給配線712と、チップ全体に渡ってはりめぐらさ
れたクロックメッシュ730と、メインクロック供給配
線612に接続され、クロックメッシュを構成する斜め
配線を駆動する複数のサブドライバ720を有する。
【0147】この構成によれば、複数のサブドライバに
よって各々の斜め配線を駆動するので、遅延が小さく、
論理LSIにおいて一番問題となるクロック信号のスキ
ューを小さくすることが出来る。又、製造上のばらつき
も小さい。
【0148】(第6の半導体集積回路)図31は、第6
の半導体集積回路としてクロックメッシュ構造を用いた
半導体集積回路の更に別の例を示す。第6の半導体集積
回路800は、チップの端部に配置され、比較的駆動力
の大きいルートドライバ810と、ルートドライバ81
0からチップ周辺に沿って延びるメインクロック供給配
線812と、チップ全体に渡ってはりめぐらされるクロ
ックメッシュ830と、メインクロック供給配線812
に接続され、クロックメッシュを構成する斜め配線を駆
動する複数のサブドライバ820を有する。
【0149】第6の半導体集積回路800の特徴は、サ
ブドライバ820をチップ周辺部に配置した点にある。
図30の例ではノイズ源になり得るサブドライバ620
をチップ中央部に配置したが、第6の半導体集積回路8
00では、ノイズ源を周囲に配置したので、電圧ドロッ
プが起こりにくいという効果がある。電圧ドロップが起
きると、チップ中央部と周辺部とでパフォーマンスに差
が出るので、図31の構成は、均一なパフォーマンスを
達成できる点でも優れている。
【0150】(その他の実施の形態)上記のように、本
発明は第1〜第8の実施の形態によって記載したが、こ
の開示の一部を成す論述及び図面はこの発明を限定する
ものであると理解すべきではない。この開示から当業者
には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明ら
かとなろう。
【0151】本発明のレイアウト設計システムで使用さ
れる配線終端処理パターンを、第1乃至第8の実施の形
態で例を挙げたが、ここで挙げる配線終端処理パターン
以外のものがあっても良い。本発明のレイアウト設計シ
ステムは、あらゆる配線終端処理パターンから最適な配
線終端処理パターンを選択できる。
【0152】第1乃至第8の実施の形態では、水平配線
を下層配線に、斜め配線を上層配線として説明したが、
配線の位置が逆であっても本発明の効果は同様である。
又、水平配線が垂直配線であっても、原理は同じであ
る。又、水平配線層と斜め配線層の2層に限定されず、
3層以上の自動設計にも好適である。
【0153】又、第1乃至第8の実施の形態で述べた種
々の設計データを用いた配線構造を、種種の半導体集積
回路装置の配線構造に適用することが可能である。
【0154】更に、半導体集積回路内におけるランダム
ブロックの配置やDLLの位置は、周波数変換できる位
置であれば任意の場所に設定できる。
【0155】この様な、本発明はここでは記載していな
い様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従っ
て、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請
求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるも
のである。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の終端レイ
アウトの自動設計方法によれば、様々な配線幅・配線交
差条件が発生する実際の配線処理において、高速かつ効
率的に任意形状のVIAを用いた配線方法を選択するこ
とのできる半導体集積回路装置のレイアウト設計システ
ム及び配線設計方法を提供することが出来る。
【0157】又、本発明の目的は、斜め配線が含まれる
場合の配線の終端処理方法より、更に配線集積度を高
め、チップサイズの削減を行うことのできる配線設計方
法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムの機能ブロック図である。
【図2】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムの機能ブロック図で、複数の中央処理制御装置
を備える場合の機能ブロック図である。
【図3】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムにおいて、ライブラリ情報記憶装置のデータの
例である。
【図4】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムにおいて、テクノロジーデータベース記憶装置
のデータの例である。
【図5】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムにおいて、外部からの制御形態を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムにおいて、レイアウト設計手段のフローチャー
トである。
【図7】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムにおいて、配線処理手段のフローチャートであ
る。
【図8】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムにおいて、最適VIA選択手段のフローチャー
トである。
【図9】本発明の半導体集積回路装置のレイアウト設計
システムにおいて、配線処理パターンとVIA形態の例
を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る配線設計方
法を説明するための図であり、図10(a)及び(b)
は斜め配線と水平配線との平面図、図10(c)は終端
処理後の形状を示す図で、図10(d)及び(e)はそ
れぞれ、接続パターンの形状を示す上面図及び側面図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る配線設計方
法によってCAD上に作成された配線レイアウトを示す
図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る配線設計方
法を説明するための図であり、図12(a)は斜め配線
と水平配線との平面図、図12(b)は終端処理後の形
状を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の変形例に係る配
線設計方法を説明するための図であり、図13(a)は
斜め配線と水平配線との平面図、図13(b)は終端処
理後の形状を示す図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る配線設計方
法を説明するための図であり、図14(a)は斜め配線
と水平配線との平面図、図14(b)は終端処理後の形
状を示す図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態の変形例に係る配
線設計方法を説明するための図であり、図15(a)は
斜め配線と水平配線との平面図、図15(b)は終端処
理後の形状を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態に係る配線設計方
法を説明するための図であり、図16(a)及び(b)
は斜め配線と水平配線との平面図、図16(c)は終端
処理後の形状を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態に係る配線設計方
法を説明するための図であり、図17(a)は斜め配線
と水平配線との平面図、図17(b)及び(c)はそれ
ぞれ、接続パターンの形状を示す上面図及び側面図で、
図17(d)は終端処理後の形状を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態の変形例に係る配
線設計方法を説明するための図であり、図18(a)は
斜め配線と水平配線との平面図、図18(b)及び
(c)はそれぞれ、接続パターンの形状を示す上面図及
び側面図で、図18(d)は終端処理後の形状を示す図
である。
【図19】本発明の第7の実施の形態の変形例に係る配
線設計方法を説明するための図であり、図19(a)は
斜め配線と水平配線との平面図、図19(b)は終端処
理後の形状を示す図である。
【図20】本発明の第8の実施の形態の変形例に係る配
線設計方法を説明するための図であり、図20(a)は
斜め配線と水平配線との平面図、図20(b)は終端処
理後の形状を示す図である。
【図21】本発明の配線設計方法による斜め配線の終端
レイアウトに基づいて作成される半導体集積回路装置の
一部を示す概略平面図である。
【図22】本発明の配線設計方法によって生成された配
線パターンに基づいて製造された、本発明の実施の形態
に係る露光用マスクセットの図である。
【図23】斜め配線構造を有する半導体集積回路装置の
一部を模式的に示す断面図である。
【図24】図23に示す斜め配線構造の形成工程を示す
図である。
【図25】本発明の実施の形態に係る斜め配線で構成さ
れたクロックツリーを有する半導体集積回路の平面図で
ある。
【図26】本発明の実施の形態に係る更に大規模な第2
の半導体集積回路の平面図であり、図25に示す斜め配
線のクロックツリーを各ブロックに使用した例を示す図
である。
【図27】図26に示す第3の半導体集積回路の別の例
を示す平面図である。
【図28】本発明の実施の形態に係る斜め配線を用いた
クロックメッシュを有する第3の半導体集積回路の平面
図である。
【図29】本発明の実施の形態に係る更に大規模な第4
の半導体集積回路の平面図であり、図28に示す斜め配
線のクロックメッシュを各ブロックに使用した例を示す
図である。
【図30】本発明の実施形態に係る斜め配線構造を用い
たクロックメッシュを有する第5の半導体集積回路の平
面図である。
【図31】本発明の実施の形態に係る斜め配線構造を用
いたクロックメッシュを有する第6の半導体集積回路の
平面図である。
【図32】従来の配線設計方法で生成された最小線幅で
の基準直交ラインの終端レイアウトを示す平面図であ
る。
【図33】従来の配線設計方法で生成された幅広線幅で
の基準直交ラインの終端レイアウトを示す図である。
【図34】従来の斜め配線を用いた配線構造を示す図で
ある。
【図35】従来の斜め配線の配線終端処理を示す図であ
る。
【図36】従来の斜め配線において、最小線幅での配線
の交差構造を示す図である。
【符号の説明】
1 入力装置 2 表示装置 3 出力装置 4 一時記憶装置 5 ライブラリ情報記憶装置 6 テクノロジーデータベース記憶装置 7 P&Rデータべース記憶装置 8、8k、8l、8m 中央処理制御装置 8a レイアウト設計手段 8b 配線処理手段 8c 最適VIA選択手段 11、21、31a、31b、41、51a、51b、
61、71、81a、81b、91、101、111、
121、131、141、171、182、182 水
平配線 12、14、62、64、72、74、82a、82
b、84a、84b、92、94、102、104、1
12、114、122、124、132、134、14
2、144、146 中心線 13、23、33、43、53、63、73、83a、
83b、93、103、113、123、133、14
3、173、183、201、202、203a、20
3b、204a、204b、204c、20d、205
a、205b、205c、205d、205e、205
f、205g、205h 斜め配線 15、35a、35b、35c、45、55a、55
b、55c、55d、55e、55f、105、11
5、125 接続パターン(バイア) 17、117、127 カット 18、68、78、88a、88b、98、108、1
28、138、148交点 26、145 鉛直配線 65、75、85a、85b、95、135 ターンバ
イア 170、200、300、400、500、600、7
00、800 半導体集積回路 175 マスクセット 180 斜め配線構造 185 VIA 190 Si基板 191、194、199 絶縁膜 192、197 Al合金膜 193、195、198 ポジ型レジスト 196 バイアホール 201 712、812 メインクロック供給配線 210、310、410、510、610 PLL 312、412、612 グローバルクロック供給配線 320、420、620 DLL 330、430、630 ランダムブロック 520、640、730、830 クロックメッシュ 710、810 ルートドライバ 720、820 サブドライバ
フロントページの続き (72)発明者 三橋 隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA06 KA05 KA06 5F064 BB09 EE03 EE09 EE16 EE20 EE22 EE27 HH05 HH06 HH11 HH12 HH13

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本バイア形状リストを登録したライブ
    ラリ情報記憶装置と、 前記ライブラリ情報に登録された前記基本バイア形状リ
    ストの各バイア形状に対して最適な配線終端処理を示し
    たリストを登録したテクノロジーデータベース記憶装置
    と、 前記ライブラリ情報記憶装置と前記テクノロジーデータ
    ベース記憶装置に登録されたリストを参照して、最適な
    配線処理を選択し、配線設計を実行する中央処理制御装
    置を有することを特徴とする半導体集積回路装置のレイ
    アウト設計システム。
  2. 【請求項2】 前記中央処理制御装置は、複数の処理制
    御装置によって構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体集積回路装置のレイアウト設計システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記中央処理制御装置は、 前記ライブラリ情報記憶装置に登録されたリストを参照
    して前記最適な配線処理を示したリストを作成し、前記
    テクノロジーデータベース記憶装置に登録し、レイアウ
    ト処理を実行するレイアウト設計手段と、 前記テクノロジーでターベース記憶装置に登録されたリ
    ストを参照して、配線処理を行う配線処理手段と、 前記配線処理手段の処理に必要な、最適なバイアを選択
    する最適バイア選択手段とを備えることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の半導体集積回路装置のレイアウト
    設計システム。
  4. 【請求項4】 基本バイア形状リストを作成し、ライブ
    ラリ情報記憶装置へ登録するステップと、 前記ライブラリ情報記憶装置に登録された前記基本バイ
    ア形状リストを参照して、前記基本バイア形状リストの
    各バイア形状に対して最適な配線終端処理を示したリス
    トを作成し、テクノロジーデータベース記憶装置に登録
    するステップと、 前記テクノロジーデータベース記憶装置に登録されたリ
    ストを参照して、最適な配線処理を選択し配線処理を行
    うステップと、 最適なバイアを選択するステップとを備えることを特徴
    とする配線設計方法。
  5. 【請求項5】 前記バイアを選択するステップは、 全ての前記配線終端処理に適用可能なバイアを選択する
    ステップと、 前記バイアを選択するステップにおいて、全ての前記配
    線終端処理に適用可能なバイアを選択できない場合、個
    々の前記配線終端処理に最適なバイアを選択するステッ
    プとを備えることを特徴とする請求項4に記載の配線設
    計方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータに、 基本バイア形状リストを作成し、ライブラリ情報記憶装
    置へ登録する手順と、 前記ライブラリ情報記憶装置に登録された前記基本バイ
    ア形状リストを参照して、前記基本バイア形状リストの
    各バイア形状に対して最適な配線終端処理を示したリス
    トを作成し、テクノロジーデータベース記憶装置に登録
    する手順と、 前記テクノロジーデータベース記憶装置に登録されたリ
    ストを参照して、最適な配線処理を選択し配線処理を行
    う手順と、 最適なバイアを選択する手順を実行させるための配線設
    計プログラム。
  7. 【請求項7】 前記バイアを選択する手順は、 全ての前記配線終端処理に適用可能なバイアを選択する
    手順と、 前記バイアを選択するステップにおいて、全ての前記配
    線終端処理に適用可能なバイアを選択できない場合、個
    々の前記配線終端処理に最適なバイアを選択する手順を
    更に実行させるための請求項6に記載の配線設計プログ
    ラム。
  8. 【請求項8】 第1の線幅を有し、所定の方向に延びる
    第1配線を生成するステップと、 第2の線幅を有し、前記第1配線とは異なる方向に延
    び、その終端部が前記第1配線の終端部に重なる第2配
    線を生成するステップと、 前記第1配線について、長手方向に引き延ばすステップ
    と、 前記第2配線について、第2の線幅の半分の長さを、長
    手方向に引き延ばすステップと、 前記第1配線の終端と第2配線の終端とが重なり合う重
    複領域からはみ出る突起部を、前記第1配線の終端と前
    記第2配線の終端から削除するステップと、 前記第1配線の長手方向の中心線と第2配線の長手方向
    の中心線との交点に、前記第1配線と第2配線とを接続
    する多角形の接続パターンを設定するステップとを備え
    ることを特徴とする配線設計方法。
  9. 【請求項9】 前記多角形は、八角形であることを特徴
    とする請求項8に記載の配線設計方法。
  10. 【請求項10】 前記第1配線と第2配線とは異なる層
    の配線であることを特徴とする請求項8又は9に記載の
    配線設計方法。
  11. 【請求項11】 前記第1配線と第2配線とは同じ層の
    配線であることを特徴とする請求項8又は9に記載の配
    線設計方法。
  12. 【請求項12】 前記第1配線について、長手方向に引
    き延ばすステップにおいて、前記第2配線の半分の線幅
    の長さを引き延ばすことを特徴とする請求項8乃至11
    いずれか1項に記載の配線設計方法。
  13. 【請求項13】 前記第2配線について、長手方向に引
    き延ばすステップにおいて、前記第1配線の半分の線幅
    の長さを引き延ばすことを特徴とする請求項8乃至12
    いずれか1項に記載の配線設計方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板上に所定の方法に延びる第
    1の配線を形成するステップと、 前記第1の配線層上に層間絶縁膜を形成するステップ
    と、 前記層間絶縁膜を貫通する多角形バイアホールを形成す
    るステップと、 前記多角形バイアホールの内部を埋め込み、前記第1の
    配線と接続する接続用導電部を形成するステップと、 前記第1配線に対して直交しない角度を成して延び、そ
    の終端部が前記接続用導電部に接続される第2配線を形
    成するステップとを備えることを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
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