JP4318523B2 - 半導体設計装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体回路を設計する半導体設計装置に関する。
従来、半導体のメモリ回路やアナログ回路のレイアウト設計を実施する場合は、手動による半自動で設計を行っていた。図25は、従来の半導体設計装置の構成を示すブロック図である。この図に示す半導体設計装置は、回路図のネットリスト情報とレイアウト情報とを基にレイアウト編集部でレイアウト設計する手法を用いている。
図25において、1は入力部、2は入力部1より入力された情報でデータを処理するCPU、3はCPU2で処理された入力データに回路編集を実行する回路編集部、4は回路編集部3が使用する回路図が蓄積された回路図データベース、5はCPU2で処理された入力データに対してレイアウト編集を実行するレイアウト編集部、6はレイアウト編集部5が使用するレイアウトが蓄積されたレイアウトデータベース、7はレイアウト編集部5が作成したレイアウトのデザインルールをチェックするデザインルール判断部、8は回路編集部3の回路データとレイアウト編集部5のレイアウトデータの接続情報を抽出する接続抽出部、9はCPU2の結果を出力する出力部である。
ここで、図26はゲートレベルの回路図である。図26において、IG1は2入力NORであり、a1,a2が入力、b1が出力である。IG2は2入力NANDであり、b1,b2が入力、c1が出力である。IG3はインバータであり、c1が入力、c2が出力である。
図27はトランジスタレベルの回路図である。図27において、IT1は2入力NORであり、a1,a2が入力、b1が出力である。トランジスタレベルでは、PMOSトランジスタpa1,pa2、NMOSトランジスタna1,na2で構成され、pa1のゲートにa1、ソースにa3、ドレインにb1、pa2のゲートにa2、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにa3、na1のゲートにa1、ソースにvss(接地電位)、ドレインにb1、na2のゲートにa2、ソースにvss(接地電位)、ドレインにb1である。
IT2は2入力NANDであり、b1,b2が入力、c1が出力である。トランジスタレベルでは、PMOSトランジスタpb1,pb2、NMOSトランジスタnb1,nb2で構成され、pb1のゲートにb1、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにc1、pa2のゲートにb2、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにc1、nb1のゲートにb1、ソースにb3、ドレインにc1、nb2のゲートにb2、ソースにvss(接地電位)、ドレインにb3である。
IT3はインバータであり、c1が入力、c2が出力である。トランジスタレベルでは、PMOSトランジスタpc1、NMOSトランジスタnc1で構成され、pc1のゲートにc1、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにc2、nc1のゲートにc1、ソースにvss(接地電位)、ドレインにc2である。
図28はトランジスタレベルのレイアウトの構成図である。図28において、PMOSトランジスタpa1,pa2,pb1,pb2,pc1、NMOSトランジスタna1,na2,nb1,nb2,nc1から構成され、pa1のゲートにa1、ソースにa3、ドレインにb1、pa2のゲートにa2、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにa3、na1のゲートにa1、ソースにvss(接地電位)、ドレインにb1、na2のゲートにa2、ソースにvss(接地電位)、ドレインにb1、pb1のゲートにb1、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにc1、pa2のゲートにb2、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにc1、nb1のゲートにb1、ソースにb3、ドレインにc1、nb2のゲートにb2、ソースにvss(接地電位)、ドレインにb3、pc1のゲートにc1、ソースにvdd(供給電位)、ドレインにc2、nc1のゲートにc1、ソースにvss(接地電位)、ドレインにc2であり、各ノードの接続箇所はフライラインで示される。
図29はレイアウト中の構成図である。図29において、IL1は2入力NORであり、a1,a2が入力、b1が出力である。トランジスタレベルでは、PMOSトランジスタpa1,pa2、NMOSトランジスタna1,na2で構成される。IL2は2入力NANDであり、b1,b2が入力、c1が出力である。トランジスタレベルでは、PMOSトランジスタpb1,pb2、NMOSトランジスタnb1,nb2で構成される。IL3はインバータであり、c1が入力、c2が出力である。トランジスタレベルでは、PMOSトランジスタpc1、NMOSトランジスタnc1で構成される。各ノードの接続箇所はフライラインで示される。
図30はレイアウト完了後のレイアウト構成図である。図30において、2入力NORで、a1,a2が入力、b1が出力である。2入力NANDで、b1,b2が入力、c1が出力であり、インバータで、c1が入力、c2が出力である。
図31〜図33は、図26の回路に含まれているサブサーキットの例である。図31は2入力NORの構成図であり、(1)はマスクパターン、(2)はゲートレベルの回路図、(3)はトランジスタレベルの回路図である。図32は2入力NANDの構成図であり、(1)はマスクパターン、(2)はゲートレベルの回路図、(3)はトランジスタレベルの回路図である。図33はインバータの構成図であり、(1)はマスクパターン、(2)はゲートレベルの回路図、(3)はトランジスタレベルの回路図である。
従来の半導体設計装置における手法では、図26のゲートレベルの回路図から、回路編集部3で図27のトランジスタレベルの回路図に直すか、もしくは図27のトランジスタレベルの回路図から設計を行い、レイアウト編集部5にデータを送り、図28のトランジスタレベルのレイアウトを、各素子毎に配置と配線を半自動で行い、図30のようにレイアウトを構成している。
次に、上記構成の従来の半導体設計装置の動作を説明する。まず、図25の入力部1より入力された回路図がCPU2で選択される。この時、CPU2は、入力部1より入力された回路図情報を回路編集部3に入力する。次いで、入力部1より入力された編集指示により編集し、回路図データベース4に保持する。次に、入力部1より入力されたレイアウト情報をレイアウト編集部5に入力する。次いで、入力部1より入力された編集指示により編集し、レイアウトデータベース6に保持する。この時、入力部1よりデザインルール判断指示が入力された場合、デザインルール制御部7で、レイアウト編集部5で編集されたレイアウトのデザインルールのチェックが行われる。また、入力部1より接続抽出部指示が入力された場合、接続抽出部8が回路編集部3の回路データとレイアウト編集部5のレイアウトデータの接続情報を抽出する。その結果、回路図情報、レイアウト情報、デザインルールのチェック結果、接続抽出結果を出力部9から出力する。
なお、従来のレイアウト設計は、ポリゴンレイアウトで設計されている(例えば、非特許文献1参照)。
日経エレクトロニクス(10−14)1996増刊号 特集:これでわかった!電子設計用EDA(P.125)ポリゴン・エディタ
しかしながら、上述した従来の半導体設計装置においては、以下に述べる問題がある。
(1)回路中の構成素子内部の配置及び結線をしなくてはならず、同じ構成の回路を使用する場合でもその都度構成素子内部の配置及び結線を繰り返さなくてはならず設計期間が長くなる。
(2)構成素子の構造を決めてしまった場合は構成素子内部の形状を変更することができない。
(3)素子の属性を変更できないので、レイアウトの自由度が限定される。
(4)素子にインスタンス追加ができないので、回路図に依存しない基板コンタクトなどが入力できない。
(5)回路図が決まるまでレイアウト設計を開始できない。
(6)回路とレイアウトのネット名やインスタンス名が一致しておらず、デバッグが難しい。
(7)回路とレイアウトの相違点を容易に検索できず、デバッグが難しい。
(8)禁止されるべき入力を事前に回避できず誤設計が起こる。
(9)レイアウトデータは習熟した人でないと認識が難しいため、レイアウトの設計習熟には時間がかかる。
(10)機能を持ったレイアウトデータの実現には各種の形状があるが、設計箇所の特性に合わせて自由にレイアウトを選択できない。
(11)デザインルールがなかなか決まらないため、レイアウト設計を開始できない。
(12)機能未確定のデータが入った場合にレイアウト設計ができない。
(13)機能未確定のデータで暫定のデータを作った場合、そのデータは再利用できない。
(14)回路編集の際には回路のデータしか表示できず、またレイアウト編集の際にはレイアウトのデータしか表示できず、回路とレイアウトの相互で認識性が悪い。
(15)変更してはいけない箇所を指定できず、誤修正をしてしまう。
(16)回路とレイアウトにまたがるコメントを付けることができないため、回路設計者とレイアウト設計者間で充分に設計情報が引き継げない。
(17)設計配線層にあわせてレイアウトが準備できていないため、設計配線層毎にレイアウトを作成しなくてはならず、設計工数がかかる。
(18)プロセス毎に設計データを作成しなくてはならないので、同様の回路であっても違うプロセスに適用できない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、効率的なレイアウト設計を行うことができるとともに、回路とレイアウト設計が同時に開発可能な半導体設計装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の半導体設計装置は、入力手段から入力した情報でデータを処理するデータ処理手段と、回路図データを蓄積した回路図データベースと、レイアウトデータを蓄積したレイアウトデータベースと、前記データ処理手段で処理されたデータに対して前記回路図データベースを用いて回路編集を行う回路編集手段と、前記データ処理手段で処理されたデータに対して前記レイアウトデータベースを用いてレイアウト編集を行うレイアウト編集手段とを具備する半導体設計装置において、前記データ処理手段が入力したデータの中の回路データから機能毎にサブサーキットを認識するサブサーキット認識手段を備えている。
この構成によれば、機能毎にレイアウトを発生できるので、構成素子内部の配置及び結線が省略可能になり、設計期間の短縮が可能となる。
また、請求項2に係る発明の半導体設計装置は、請求項1に係る発明の半導体設計装置において、前記サブサーキットの素子構成を素子毎に分離する素子構成分離手段を備えている。
この構成によれば、素子構成を分離可能にしたので、構成素子内部の形状の変更が容易になり、設計の自由度が向上する。
また、請求項3に係る発明の半導体設計装置は、請求項2に係る発明の半導体設計装置において、前記素子の属性を変更する素子属性指定手段を備えている。
この構成によれば、素子の属性を変更可能にしたので、構成素子内部の形状の変更が容易になり、設計の自由度が向上する。
また、請求項4に係る発明の半導体設計装置は、請求項2又は請求項3のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記素子にインスタンスの追加を行うインスタンス追加手段を備えている。
この構成によれば、素子にインスタンス追加が可能になるので、回路図に依存しない基板コンタクトなどの挿入を任意の箇所に追加することができる。
また、請求項5に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段から回路図のないレイアウト作成指示があって前記レイアウト編集手段にて新規のレイアウトの作成が行われると共に前記回路編集手段にて回路の作成が行われた場合に、仮のネットリスト名を生成する仮ネット名生成手段と、回路とレイアウトのネットリスト名の相関関係を判断する回路ネット名判断手段と、を備えている。
この構成によれば、回路図が決まる前にレイアウト設計を開始し、後でネット接続の一致を確認することができるので、回路とレイアウトの同時設計を可能にし設計期間の短縮が図れる。
また、請求項6に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段から回路とレイアウトのネットリスト名を一致させる指示があった場合に、回路とレイアウトのネットリスト名を一致させるネット名調整手段を備えている。
この構成によれば、回路図とレイアウトのネットリストやインスタンスの名前を自動で一致させることができるので、デバッグが容易になる。
また、請求項7に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段から回路とレイアウトの相違点を表示させる指示があった場合に、前記回路編集手段の回路図情報と前記レイアウト編集手段のレイアウト情報とから回路とレイアウトの接続状態を確認にてそれらにおける相違点を判断し、その相違点をハイライトさせる相違点判断手段を備えている。
この構成によれば、回路とレイアウトの相違点をハイライトすることができるので、デバッグが容易になる。
また、請求項8に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項7のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段から回路図の作成指示があって前記回路編集手段にて回路の作成が行われる際に、禁止入力を判断し、禁止入力の項目について前記回路編集手段での編集を禁止する禁止入力判断手段を備えている。
この構成によれば、禁止入力を事前に回避することができるので、誤設計を防止することができる。
また、請求項9に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項8のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、回路編集又はレイアウト編集時に、編集画面上に各種素子の機能を表したアイコン画面を表示し、当該画面中でユーザによって指定された素子に対応するレイアウトを発生し表示するアイコンリンク手段を備えている。
この構成によれば、機能を表したアイコンをユーザが選択することで、選択されたアイコンに対応するレイアウトを発生するので、設計時の認識性が向上し、開発期間の短縮化が図れる。
また、請求項10に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項9のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記データ処理手段から作成指示があった場合、前記回路図データベースと前記レイアウトデータベースそれぞれのデータをライブラリ化し、ライブラリ化した回路データは前記回路編集手段にて使用可能とし、ライブラリ化したレイアウトデータは前記レイアウト編集手段で使用可能とするライブラリ指定手段と、を備えている。
この構成によれば、機能毎のレイアウトをライブラリ化できるので、各種形状の発生が容易になり、設計工数の削減が可能となる。
また、請求項11に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項10のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段からレイアウトの作成指示があって前記レイアウト編集手段にてグリッド設定無しでレイアウト作成が行われた後、前記入力手段からグリッド指定の指示があった場合、前記レイアウトデータベースのレイアウトデータのグリッド指定を行う設計グリッド修正手段を備えている。
この構成によれば、設計グリッドを後に決めることができるので、デザインルール確定前の設計着手が可能となる。
また、請求項12に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項11のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、回路では未確定の未確定部を、レイアウトではネットリストと関係のないポリゴンデータとして作成する機能未定箇所作成手段を備えている。
この構成によれば、ネットリストの無いポリゴンデータとの接続を行うことができるので、機能未確定のデータの取扱いが可能になる。
また、請求項13に係る発明の半導体設計装置は、請求項12に係る発明の半導体設計装置において、前記ポリゴンデータのセル化を行うセル化実施手段を備えている。
この構成によれば、ポリゴンデータをセル化できるので、機能未確定データの再利用が可能になる。
また、請求項14に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項13のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段からレイアウトの作成指示があって前記レイアウト編集手段にてレイアウトの作成が行われた後、前記入力手段から回路とレイアウトを選択的に表示させる指示があった場合、選択的に回路とレイアウトの表示を混在させる相互表示手段を備えている。
この構成によれば、選択的に回路とレイアウトの表示を混在させることができるので、設計時の回路認識性が向上し、誤設計を防止することができる。
また、請求項15に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項14のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段から回路又はレイアウトでロックをかける指示があった場合、対応する回路とレイアウトに対し、前記回路図データベースと前記レイアウトデータベースの対象箇所にロックをかけるロック指定手段を備えている。
この構成によれば、指定したセルにロックをかけることができるので、ロックのかかったセルが編集不可になり、変更してはいけないセルの誤修正を防止することができる。
また、請求項16に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項15のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段から回路又はレイアウトにコメントを入力する指示があった場合、対応する回路とレイアウトに対し、前記回路図データベースと前記レイアウトデータベースの対象箇所にコメントを入力するコメント入力手段を備えている。
この構成によれば、回路とレイアウトとのコメント入力がリンクできるので、回路設計者とレイアウト設計者の誤引継ぎを防止することができる。
また、請求項17に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項16のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、配線層のレイアウトデータを蓄積したレイアウトデータベースと、前記入力手段からレイアウトの作成指示があって前記レイアウト編集手段にてレイアウトの作成が行われた後、前記入力手段から、使用する配線層を指定する指示があった場合、対応する配線層のレイアウトデータを前記レイアウトデータベースから選択して前記レイアウト編集手段に与える使用セル選択手段を備えている。
この構成によれば、配線層毎に自動的にセルを使い分けることができるので、設計配線層毎に最適なセル選択を行うことができる。
また、請求項18に係る発明の半導体設計装置は、請求項1乃至請求項17のいずれかに係る発明の半導体設計装置において、前記入力手段からレイアウトの作成指示があって、前記レイアウト編集手段にて、最初に定義されたプロセス条件でレイアウト作成が行われた後、前記入力手段からプロセス条件変更指示があった場合、前記レイアウトデータベースのレイアウトデータにプロセス条件の変更を行う設計プロセス変更手段を備えている。
この構成によれば、データを各種プロセス用データに変換することができるので、違うプロセスに対する応用展開が可能になる。
本発明によれば、回路データから機能毎にサブサーキットを認識するサブサーキット認識手段を設けて機能毎にレイアウトを発生できるようにしたので、構成素子内部の配置及び結線が省略可能となり、設計期間の短縮が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態の説明においては、従来技術の説明で用いた図26〜図33が必要な場合はこれらの図を援用することとする。
図1において、本実施の形態に係る半導体設計装置は、入力部1、CPU(データ処理手段)2、回路編集部(回路編集手段)3、回路図データベース4、レイアウト編集部(レイアウト編集手段)5、レイアウトデータベース6、デザインルール判断部7、接続抽出部8、出力部9、サブサーキット認識部(サブサーキット認識手段)10、素子構成分離部(素子構成分離手段)11、素子属性指定部(素子属性指定手段)12、インスタンス追加部(インスタンス追加手段)13、仮ネット名生成部(仮ネット名生成手段)14、回路ネット名判断部(回路ネット名判断手段)15、ネット名調整部(ネット名調整手段)16、相違点判断部17、禁止入力判断部(禁止入力判断手段)18、禁止入力データベース19、アイコンリンク部(アイコンリンク手段)20、表示用データベース21、ライブラリ指定部(ライブラリ指定手段)22、設計グリッド修正部(設計グリッド修正手段)23、機能未確定箇所作成部(機能未確定箇所作成手段)24、素子情報抽出部25、セル化実施部(セル化実施手段)26、相互表示部(相互表示手段)27、ロック指定部(ロック指定手段)28、コメント入力部(コメント入力手段)29、使用セル選択部(使用セル選択手段)30及び設計プロセス変更部(設計プロセス変更手段)31を備えている。上記接続抽出部8及び相違点抽出部17は相違点判断手段を構成する。
サブサーキット認識部10は機能毎にレイアウトを発生することで構成素子内部の配置及び結線を省略可能にする。素子構成分離部11は素子構成を分離可能にすることで構成素子内部の形状変更を容易にする。素子属性指定部12は素子の属性を変更することで設計の自由度を向上させる。インスタンス追加部13は素子にインスタンス追加を可能にすることで、回路図に依存しない基板コンタクトなどの挿入を任意の箇所に追加する。仮ネット名生成部14は設計中のネットリストやインスタンスに仮の名前を付ける。回路ネット名判断部15は回路図とレイアウトのネットリストやインスタンスの名前を相互に判断する。
ネット名調整部16は回路図とレイアウトのネットリストやインスタンスの名前を自動で一致させる。相違点判断部17は回路とレイアウトの相違点をハイライトする。禁止入力判断部18は禁止入力を事前に回避する。禁止入力データベース19は禁止入力を保管する。アイコンリンク部20は機能を表したアイコンを押しレイアウトを発生する。ライブラリ指定部22は機能毎のレイアウトをライブラリ化する。設計グリッド修正部23は設計グリッドを後決めにすることで、デザインルール確定前に設計着手を可能にする。機能未確定箇所作成部24はネットリストの無いポリゴンデータとの接続を行うことで、機能未確定のデータの取扱いを可能にする。
セル化実施部26はポリゴンデータをセル化する。素子情報抽出部25は機能未確定データの再利用を可能にする。相互表示部27は選択的に回路とレイアウトの表示を混在させる。ロック指定部28は指定したセルにロックをかけ、そのセルを編集不可にすることで変更してはいけないセルの誤修正を防止する。コメント入力部29は回路とレイアウトとのコメント入力をリンクすることで、回路設計者とレイアウト設計者の誤引継ぎを防止する。使用セル選択部30は配線層毎に自動的にセルを使い分けることで、設計配線層毎に最適なセルを選択する。設計プロセス変更部31はデータを各種プロセス用データに変換させることで、違うプロセスに対しても応用展開を可能にする。
図2は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、(1)は素子分離前、(2)は素子分離中、(3)は素子分離後の構成図である。図3は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、(1)はM=1、(2)はM=2の構成図である。図4は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、(1)はインスタンス追加前、(2)はインスタンス追加後の構成図である。図5は本実施の形態における説明図であり、従来と本実施の形態の回路設計とレイアウト設計を設計時間の関係で示した説明図である。
図6は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路とレイアウトをマッチにより一致を確認している例の構成図である。図7及び図8は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路とレイアウトのネットリスト名を一致させている例で、(1)はネットリスト名変更前、(2)はネットリスト名変更後の構成図である。この例では、レイアウトのbbというネットリスト名がb1に、ccというネットリスト名がc1に変更されている。
図9は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路とレイアウトの相違点をハイライトさせている例で、回路中の2入力NORであるIG2Bと、レイアウト中の2入力NANDであるIL2Bが相違しているためハイライトされた。図10は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、禁止入力ファイルで、セルの出力ピン同士の接続を禁止した例を示す。図11は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、セルの出力ピン同士の接続を禁止した例で、(1)は禁止入力を事前に回避前、(2)は禁止入力を事前に回避後の回路とレイアウトの状態を示す。インバータセルIG1C,IG2Cの出力POが互いに接続されなかった。
図12は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、アイコン画面からインバータの機能が描かれたアイコンB3をクリックで選択して、レイアウト編集画面にインバータのレイアウトが発生した例である。図13は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、(1)回路図にあるインバータの機能には、(2)INV,(3)INVR,(4)INV2,(5)INV2Rのレイアウトがライブラリとしてある。
図14は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、グリッド指定ファイルから、実際のグリッドを決定した後の例を示す。図15は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、(1)はグリッド決定前、(2)はグリッド決定後のレイアウトの状態を示す。図16は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路の未確定部をレイアウトの中ではネットリストと関係ないポリンゴンデータで扱っている状態を示す。図17は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路の未確定部をレイアウトの中ではネットリストと関係ないポリンゴンデータで扱い、更にそのポリゴンデータはセル化してある状態を示す。
図18及び図19は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路とレイアウトの編集画面で、(1)は混在表示前、(2)は混在表示後の状態を示す。この例では、回路中にある2入力NANDのIG2Fを選択した場合、2入力NANDのレイアウトIL2Fが表示される。また、レイアウト中にある2入力NANDのIL2Fを選択した場合、2入力NANDの回路IG2Fが表示される。図20は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路中にある2入力NANDのIG2Gにロックをかけると、レイアウトで相当するIL2Gにも連動してロックがかかる編集できない状態を示す。
図21は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路中にある2入力NANDのIG1Hの出力b1にコメントを付けると、レイアウトで相当するIL1Hの出力b1にも連動してコメントが付く状態を示す。図22は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路に対し、(1)は配線層2層用、(2)は配線層3層用のレイアウト状態を示す。図23は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、設計プロセスファイルで、2.0μmプロセスの場合と、1.0μmプロセスの場合で、トランジスタのゲート長設定例を示した。図24は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路に対し、(1)は2.0μmプロセスの場合、(2)は3.0μmプロセスの場合のレイアウト状態を示す。
次に、上記構成の本実施の形態に係る半導体設計装置について、以下その動作を説明する。
〈サブサーキット認識部10を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。そして、CPU2は選択したデータを、回路編集部3を通してサブサーキット認識部10に送る。サブサーキット認識部10は、CPU2から送られてきたデータの中で、回路のネットリスト情報からサブサーキット回路を認識する。そして、CPU2は、レイアウト編集部5を通して、サブサーキット認識部10によって認識されたサブサーキット回路に相当するレイアウトデータをレイアウトデータベース6から取り出し、レイアウト編集部5に送る。レイアウト編集部5は、レイアウトのデータを元にレイアウトの編集を行う。そして、レイアウト編集の結果をCPU2に送り、CPU3はそれを出力部9から外部へ出力する。
従来の半導体設計装置では、図26のゲートレベルの回路図から、回路編集部3で図27のトランジスタレベルの回路図に直すか、もしくは図27のトランジスタレベルの回路図から設計を行い、レイアウト編集部5にデータを送り、図28のトランジスタレベルのレイアウトを各素子毎に配置と配線を半自動で行い、図30のようにレイアウトを構成していた。
これに対し本実施の形態の半導体設計装置では、サブサーキット認識部10により、図26のゲートレベルの回路図から、2入力NORのIG1、2入力NANDのIG2、インバータのIG3を認識し、図29のレイアウトの構成図にあるように、2入力NORのIL1、2入力NANDのIL2、インバータのIL3をレイアウトデータベース6から取り出し、レイアウト編集部5で配置と配線を半自動で行う。この時、サブサーキット毎にレイアウトを発生するので、IL1を構成するpa1,pa2,na1,na2の配置と、a1,a2,a3の配線と、IL2を構成するpb1,pb2,nb1,nb2の配置と、b1,b2,b3の配線と、IL3を構成するpc1,nc1の配置と、c1,c2の配線は既に行われており、構成素子内部の配置及び配線が省略でき、構成素子同士の配置及び配線だけで設計できるため設計期間を短縮できる。
〈素子構成分離部11を中心とする動作〉
入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。そして、CPU2は選択したデータを、レイアウト編集部5を通して素子構成分離部11に送る。素子構成分離部11は、CPU2から送られてきたデータの中で、レイアウトデータの素子間の接続情報を保持したまま素子構成を分離する。レイアウト編集部5は、当該レイアウトのデータを元にレイアウトの編集を行う。レイアウト編集の結果は出力部9から出力される。例えば、図2はレイアウトの構成図で、インバータのレイアウトを例に説明すると、素子構成分離部11で(1)素子分離前のレイアウトを、(2)素子分離中の図にあるように、pd1とpd2に分離する。次に、レイウト編集部5で、(3)素子分離後のように配置と配線を半自動で行う。素子構成分離部11で素子構成を分離するため、構成素子内部の形状変更が容易になる。
〈素子属性指定部12を中心とする動作〉
入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。そして、CPU2は選択したデータを、レイアウト編集部5を通して素子属性指定部12に送る。素子属性指定部12は、CPU2から送られてきたデータの中で、レイアウトデータの素子間の接続情報を保持したまま素子の属性を変更する。レイアウト編集部5は、当該レイアウトのデータを元にレイアウトの編集を行う。レイアウト編集の結果は出力部9から出力される。例えば、図3はレイアウトの構成図で、インバータのレイアウトを例に説明すると、入力部1からインバータの素子属性をM=1からM=2に変更する入力があった場合、素子属性指定部12で(1)M=1のレイアウトを、(2)M=2のレイアウトに変更する。素子属性指定部12で素子の属性を変更できるため、レイアウトの自由度が向上する。
〈インスタンス追加部13を中心とする動作〉
入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。そして、CPU2は選択したデータを、レイアウト編集部5を通してインスタンス追加部13に送る。インスタンス追加部13は、CPU2から送られてきたデータの中で、レイアウトデータの素子間の接続情報を保持したままインスタンスを追加する。レイアウト編集部5は、当該レイアウトのデータを元にレイアウトの編集を行う。レイアウト編集の結果は出力部9から出力される。例えば、図4はレイアウトの構成図で、インバータのレイアウトを例に説明すると、入力部1からインバータに基板コンタクトというインスタンスを追加するように入力があった場合、インスタンス追加部13で(1)インスタンス追加前のレイアウトを、(2)インスタンス追加後のレイアウトに変更する。インスタンス追加部13で任意の箇所にインスタンスに追加可能になるため、回路図に依存しない、基板コンタクトや観測用のPADを自由に挿入できる。
〈仮ネット名生成部14及び回路ネット名判断部15を中心とする動作〉
入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。CPU2は選択したデータを、レイアウト編集部5を通してレイアウトデータベース6にデータを保存する。入力部1から、回路図がない場合のレイアウトの作成指示があった場合、レイアウト編集部5は、作成中のレイアウトに、仮ネット名生成部14で付加された仮のネット名で新規レイアウトの作成を行う。
仮ネット名作成部14は、作成中のレイアウトに仮のネット名を付加する。回路データは回路編集部3に送られ、回路データベース4に保存される。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。次に、回路設計とレイアウト設計が終わった時に、入力部1から回路とレイアウトが一致しているか指示の入力があった場合、回路ネット名判断部15で回路とレイアウトの関連している名前を判断する。次に、回路の設計結果、レイアウトの設計結果、回路とレイアウトで相互に関連している名前を判断した結果は出力部9から出力される。
図5は本実施の形態における説明図であり、従来は回路設計が完了しなければレイアウト設計に取りかかれないが、本発明では回路設計とレイアウト設計を同時に着手することができ、最後にマッチで回路とレイアウトの一致を確認することで設計期間を短縮の効果を示している。図6は構成図で、回路は回路で設計を開始し、レイアウトはレイアウトで設計を開始し、マッチを行って回路とレイアウトの一致を確認している状態を示している。回路が決まる前にレイアウト設計ができるため、開発期間が短縮できる。
〈ネット名調整部16を中心とする動作〉
入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、回路データを回路編集部3に送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。
入力部1から回路とレイアウトのネットリスト名を一致させる指示があった場合、回路編集部3からネット名調整部16を通じて回路とレイアウトのネットリストを分析して、レイアウトには回路と同じネットリスト名を付ける指示を行う。この時、レイアウト編集部5でレイアウトに回路と同じネットリスト名を付け直す。次に、回路の設計結果、レイアウトの設計結果が出力部9から出力される。例えば、図7及び図8は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、(1)はネットリスト名変更前のレイアウト、(2)はネットリスト名変更後のレイアウトであり、回路に合わせてレイアウトのネットリスト名bbがb1に、ccがc1になっている例である。回路とレイアウトのネットリスト名統一が可能になるので、デバッグが容易になる。
〈相違点判断部17を中心とする動作〉
入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、回路データを回路編集部3へ送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。
入力部1から回路とレイアウトの相違点を表示させる指示があった場合、回路編集部3及びレイアト編集部5からの情報を接続抽出部8が回路とレイアウトの接続状態を確認し、相違点判断部17が回路とレイアウトの相違点を判断する。そして、回路とレイアウトの相違点の結果がハイライトして出力部9から出力される。例えば、図9は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路とレイアウトの相違点をハイライトしている状態を示す。例では、回路の2入力NORのIG2Bと、レイアウトの2入力NANDのIL2Bが相違していることをハイライトしている。回路とレイアウトの相違点をハイライトすることでデバッグが容易になる。
〈禁止入力判断部18を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、禁止入力データを禁止入力データベース19に保存し、回路データを回路編集部3へ送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。この時、禁止入力データに相当する場合を禁止入力判断部18で判断し、禁止入力の項目について回路編集部3で編集が行えないようにする。
レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。入力部1からレイアウトの作成指示があった場合、レイアウト編集部5で回路の作成が行われる。この時、禁止入力データに相当する場合を禁止入力判断部18が判断し、禁止入力の項目についてレイアウト編集部5が編集を行えないようにする。次に、回路の設計結果、レイアウトの設計結果が出力部9から出力される。
例えば、図10は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、セルの出力ピン同士は接続を禁止し、インバータセルの出力ピンはPOであることを定義した禁止入力ファイルである。図11の構成図では、回路とレイアウトで各々、(1)は禁止入力を事前に回避前、(2)は禁止入力を事前に回避後の状態を示す。インバータの出力結果が、回路ではIG1CとIG2Cが、レイアウトではIL1CとIL2Cが接続されていない。禁止入力を事前に回避できるため、誤設計が防止できる。
〈アイコンリンク部20を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、入力されたデータを選択し、回路やレイアウト編集を行う場合、アイコンリンク部20を指定する。アイコンリンク部20は表示用データベース21からアイコン用のデータを取り込む。この時、回路編集部3とレイアウト編集部5にはアイコンリンク部20の状態が表示される。
アイコンリンク部20にて、回路図データベース4とレイアウトデータベース6がリンクされており、回路編集部3とレイアウト編集部5でアイコンリンク部20の項目を選択すると、選択されたデータが回路編集部3とレイアウト編集部5それぞれ取り込まれる。この時、回路の編集は回路編集部3が行い、レイアウトの編集はレイアウト編集部5が行う。そして、回路編集及びレイアウト編集の結果が出力部9から出力される。例えば、図12は構成図で、レイアウトの編集画面にアイコン画面が現れ、アイコン画面中のインバータの機能を表示したボタンB3を選択すると、レイアウトの編集画面にインバータのレイアウトが現れる例を示す。機能を表したアイコンを押しデータを発生することで設計時の認識性を向上させることができ、開発期間の短縮化が図れる。
〈ライブラリ指定部22を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、入力されたデータを選択し、ライブラリ作成指示をライブラリ指定部22に送る。ライブラリ指定部22は、回路図データベース4とレイアウトデータベース6のデータ各々をライブラリ化する。ライブラリ化した回路データは回路編集部3で使用可能になり、レイアウトデータはレイアウト編集部5で使用可能になる。
次に、回路編集部3で作成された回路の設計結果とレイアウト編集部5で作成されたレイアウトの設計結果が出力部9から出力される。例えば、図13は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、インバータの(1)回路図、(2)INVという名で構成されたレイアウト図、(3)INVRという名で構成されたレイアウト図、(4)INV2という名で構成されたレイアウト図、(5)INV2Rという名で構成されたレイアウト図で、ライブラリ化されて自由に使用できる。機能毎のレイアウトをライブラリ化することで、同一機能に対する各種形状の発生が容易になり、設計期間の短縮化が図れる。
〈設計グリッド修正部23を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、入力されたデータを選択し、レイアウトデータをレイアウト編集部5に送り、レイアウトデータベース6に保存する。入力部1からレイアウトの作成指示があった場合、レイアウト編集部5で回路の作成が行われる。この時、レイアウト編集部5ではグリッド設定なしでレイアウト作成が行われる。入力部1からグリッド指定の指示があった場合、設計グリッド修正部23に指示が与えられ、設計グリッド修正部23は、レイアウトデータベース6のレイアウトデータのグリッド指定を行う。そして、レイアウトの設計結果が出力部9から出力される。
例えば、図14は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、グリッド指定ファイルにグリッドを設定するための定義がされており、この例ではコンタクトホールのマスクパターン幅からゲート電極のマスクパターン幅が算出できることが記述され、グリッドの決定はグリッド決定後に示される数式で定義されている。図15の構成図では、インバータのレイアウトで(1)はグリッド決定前、(2)はグリッド決定後の状態を示す。グリッド決定前のWC,WG1,WG2がグリッド決定後GWC,GWG1,GWG2に設定された状態を示す。設計グリッドの後決めができるので、デザインルール確定前にレイアウト設計着手が可能になる。
〈機能未定箇所作成部24を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、回路データを回路編集部3に送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。回路の未確定部の箇所をレイアウトではネットリストと関係のないポリゴンデータとして機能未確定箇所作成部24が作成する。そして、回路とレイアウトの設計結果が出力部9から出力される。
例えば、図16は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路の未確定部IG2Dが、レイアウトではIL2Dとしてネットリストとは関係のないポリゴンデータで設計されている状態を示す。この例では回路の未確定部には未確定部ピン位置を持つこと、レイアウトのポリゴンデータではポリゴンデータピン位置を持つことで、他との接続状態を保持している。ネットリストのないポリゴンデータとの接続を行うことで、機能未確定のデータの取扱いが可能になる。
〈セル化実施部26を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、回路データを回路編集部3に送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。回路の未確定部の箇所をレイアウトではネットリストと関係のないポリゴンデータとして機能未確定箇所作成部24が作成する。
次に、セル化実施部26でポリゴンデータのセル化を行う。この時、素子情報抽出部25を使用してポリゴンデータの抽出を行い、ネットリストの抽出を行うことも可能である。セル化を行ったデータは引き続き回路修正部3及びレイアウト修正部5で使用可能である。そして、回路とレイアウトの設計結果が出力部9から出力される。例えば、図17は本実施の形態における構成図であり、回路の未確定部IG2Eを再びIG4Eとして使用しており、レイアウトではIL2Eとしてネットリストとは関係のないポリゴンデータで設計され、再びIL4Eとして使用されている状態を示す。ポリゴンデータをセル化して再利用することで、未確定データの再利用が可能になる。
〈相互表示部27を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、回路データを回路編集部3に送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。入力部1からレイアウト作成の指示があった場合、レイアウト編集部5でレイアウトの作成が行われる。この時、入力部1から回路とレイアウトを選択的に表示させる指示があった場合、相互表示部27で回路図データベース4と、レイアウトデータベース6を選択的に合成する。そして、回路とレイアウトの混在した表示状態が出力部9から出力される。
例えば、図18及び図19は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、(1)は混在表示前の回路とレイアウト、(2)は混在表示後の回路とレイアウトで、回路の2入力NANDのIG2Fをレイアウト表示で混在させた場合に2入力NANDのIL2Fが表示された状態を、また、レイアウトの2入力NANDのIL2Fを回路表示で混在させた場合に2入力NANDのIG2Fが表示された状態を示す。選択的に回路とレイアウトの表示を混在させることで、設計時の回路認識性を向上させ誤設計を防止できる。
〈ロック指定部28を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、回路データを回路編集部3に送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。入力部1からレイアウト作成の指示があった場合、レイアウト編集部5でレイアウトの作成が行われる。この時、入力部1から回路もしくはレイアウトでロックをかける指示があった場合、ロック指定部28は、対応する回路とレイアウトに対し、それぞれ回路図データベース4とレイアウトデータベース6の相互に対象箇所にロックをかける。そして、ロック指定部28でロックが掛けられた回路とレイアウトは、回路編集部3及びレイアウト編集部5で、ロック指定部28がロックを解除するまで編集不能になる。そして、回路とレイアウトのデータが出力部9から出力される。
例えば、図20は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路で2入力NANDのIG2Gにロックがかかった場合、対応するレイアウトの2入力NANDのIL2Gにもロックがかかり編集できなくなっている状態を示す。指定したセルにロックをかけることで、変更してはいけないセルの誤修正を防止する。
〈コメント入力部29を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、回路データを回路編集部3に送り、回路データベース4に保存する。入力部1から回路図の作成指示があった場合、回路編集部3で回路の作成が行われる。レイアウトデータはレイアウト編集部5に送られ、レイアウトデータベース6に保存される。入力部1からレイアウト作成の指示があった場合、レイアウト編集部5でレイアウトの作成が行われる。この時、入力部1から回路もしくはレイアウトにコメントを入力する指示があった場合、コメント入力部29は、対応する回路とレイアウトに対し、それぞれ回路図データベース4とレイアウトデータベース6の対象箇所にコメントを入力する。
コメント入力部29でコメントが入れられた回路とレイアウトは、回路編集部3及びレイアウト編集部5で相互にコメント内容を共有することができる。そして、回路とレイアウトのデータが出力部9から出力される。例えば、図21は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路で2入力NANDのIG2Hの入力b1に長配線禁止とのコメントが付加された場合、対応するレイアウトの、2入力NANDのIL2Hの入力b1にも自動的に連動して長配線禁止とコメントが付加された状態を示す。コメントを入力することで、回路的な注意点を記述し、回路設計者とレイアウト設計者の誤引継ぎを防止できる。
〈使用セル選択部30を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、入力部1からレイアウト作成の指示があった場合、レイアウト編集部5でレイアウトの作成が行われる。この時、入力部1から使用する配線層の指定があった場合、使用セル選択部30で対応する配線層のレイアウトデータをレイアウトデータベース6から選択し、レイアウト編集部5に送る。レイアウト編集部5では、使用する配線層に対し最適なデータでレイアウト設計を行える。そして、レイアウトのデータが出力部9から出力される。
例えば、図22は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、回路に対し、レイアウトは(1)配線層2層用、(2)配線層3層用を選択した場合を示す。回路の2入力NORのIG1I、2入力NANDのIG2I、インバータのIG3Iが、配線層が2層のレイアウトでは、それぞれ配線層2層用に適したIL1I,IL2I,IL3I、配線層が3層のレイアウトでは、それぞれ配線層3層用に適したIL1J,IL2J,IL3Jと、使用する配線層で最適なセルを使用して設計できることを示す。配線層毎に自動的にセルを使い分けることで、設計配線層に合わせた最適なレイアウト設計ができる。
〈設計プロセス変更部31を中心とする動作〉
まず、入力部1に入力されたデータがCPU2で選択される。この時、レイアウトデータをレイアウト編集部5に送り、レイアウトデータベース6に保存する。入力部1からレイアウトの作成指示があった場合、レイアウト編集部5で回路の作成が行われる。この時、レイアウト編集部5では最初に定義されたプロセス条件でレイアウト作成が行われる。
次に、入力部1からプロセス条件変更の指示があった場合、設計プロセス変更部31に指示が行われ、設計プロセス変更部31は、レイアウトデータベース6のレイアウトデータにプロセス条件の変更を行う。そして、レイアウトの設計結果が出力部9から出力される。例えば、図23は本実施の形態に係る半導体設計装置における構成図であり、設計プロセスファイルにトタランジスタのゲート長を変更する場合の条件が定義されている。この例では、最初に2.0μmプロセスの場合にトランジスタのゲート長TRLは2μmであることが定義されており、プロセス変更後の1.0μmプロセスの場合にトランジスタのゲート長TRLは1μmであることが定義されている。
図24の構成図では、インバータのレイアウトで(1)は2.0μmプロセスの場合、(2)は1.0μmプロセスの場合の状態を示す。2.0μmプロセスの場合にトランジスタのゲート長TRLは2μmであったのが、1.0μmプロセスの場合にトランジスタのゲート長TRLは1μmになった状態を示す。データを各種プロセス用データに変換させることができるようになり、違うプロセスに対する応用展開が可能になる。
以上のように本実施の形態に係る半導体設計装置によれば、回路データから機能毎にサブサーキットを認識するサブサーキット認識部10を設けることにより、機能毎にレイアウトを発生することができるため、構成素子内部の配置及び結線が省略可能になり設計期間の短縮が可能になる。
また、回路データから機能毎にサブサーキットを認識するサブサーキット認識部10及びサブサーキットの素子構成を素子毎に分離する素子構成分離部11を設けることにより、素子構成を分離可能にし、構成素子内部の形状変更が容易になることで設計の自由度が向上する。
また、素子の属性を変更する素子属性指定部12を設けることにより、素子の属性を変更可能にし、構成素子内部の形状変更が容易になることで設計の自由度を向上する。
また、素子にインスタンスの追加を行うインスタンス追加部13を設けることにより、素子にインスタンス追加が可能になるので、回路図に依存しない基板コンタクトなどの挿入が任意の箇所に追加できる。
また、作成中の仮ネットリスト名を作成する仮ネット名生成部14及び回路とレイアウトのネットリスト名の相関関係を判断する回路ネット名判断部15を設けることにより、回路図が決まる前にレイアウト設計を開始し、後でネット接続の一致を確認することができるようになり、回路とレイアウトの同時設計を可能にし設計期間の短縮ができる。
また、回路とレイアウトのネットリスト名を自動で一致させるネット名調整部16を設けることにより、回路図とレイアウトのネットリストやインスタンスの名前を自動で一致させることができるため、デバッグが容易になる。
また、回路とレイアウトの相違点を判断しハイライトさせる相違点判断部17を設けることにより、回路とレイアウトの相違点をハイライトすることができるようになり、デバッグが容易になる。
また、禁止入力を事前に回避する禁止入力判断部18を設けることにより、禁止入力を事前に回避できるので、誤設計が防止できる。
また、機能を表したアイコンを押せば対応するレイアウトを発生するアイコンリンク部20を設けることにより、機能を表したアイコンを押しレイアウトを発生できるようになり、設計時の認識性が向上し開発期間が短縮できる。
また、機能毎のレイアウトをライブラリ化するライブラリ指定部22を設けることにより、機能毎のレイアウトをライブラリ化できるので、各種形状の発生が容易になり設計工数が削減できる。
また、設計グリッドを修正する設計グリッド修正部23を設けることで、設計グリッドを後で決めることができるようになり、デザインルール確定前の設計着手が可能になる。
また、回路では未確定で、ネットリストのないポリゴンデータとの接続を行う機能未定箇所作成部24を設けることで、ネットリストの無いポリゴンデータとの接続を行うことができるようになり、機能未確定のデータの取扱いが可能になる。
また、回路では未確定で、ネットリストのないポリゴンデータのセル化を行うセル化実施部26を設けることにより、ポリゴンデータをセル化できるようになり、機能未確定データの再利用が可能になる。
また、選択的に回路とレイアウトの表示を混在させる相互表示部27を設けることで、選択的に回路とレイアウトの表示を混在させることができるようになり、設計時の回路認識性が向上し誤設計を防止できる。
また、指定したセルにロックをかけるロック指定部28を設けることで、指定したセルにロックをかけることができるようになり、ロックのかかったセルが編集不可になり変更してはいけないセルの誤修正を防止できる。
また、コメントを入力するコメント入力部29を設けることで、回路とレイアウトとのコメント入力がリンクしてできるようになり、回路設計者とレイアウト設計者の誤引継ぎを防止できる。
また、設計配線層にあわせ自動的にセルを使い分ける使用セル選択部30を設けることで、配線層毎に自動的にセルを使い分けることができるようになり、設計配線層毎に最適なセルが選択できる。
また、プロセス条件の選択により使用プロセスの設計データを自動的に適合させる設計プロセス変更部31を設けることで、データを各種プロセス用データに変換させることができるようになり、違うプロセスに対する応用展開が可能になる。
なお、上記実施の形態では、半導体回路の設計装置の場合としたが、プリント基板回路の設計装置の場合としてもよい。
本発明は、半導体のメモリ回路やアナログ回路のレイアウト設計を行う用途への適用が可能である。
本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 本発明の一実施の形態に係る半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図 従来の半導体設計装置における構成図
符号の説明
1 入力部
2 CPU
3 回路編集部
4 回路図データベース
5 レイアウト編集部
6 レイアウトデータベース
7 デザインルール判断部
8 接続抽出部
9 出力部
10 サブサーキット認識部
11 素子構成分離部
12 素子属性指定部
13 インスタンス追加部
14 仮ネット名生成部
15 回路ネット名判断部
16 ネット名調整部
17 相違点判断部
18 禁止入力判断部
19 禁止入力データベース
20 アイコンリンク部
21 表示用データベース
22 ライブラリ指定部
23 設計グリッド修正部
24 機能未定箇所作成部
25 素子情報抽出部
26 セル化実施部
27 相互表示部
28 ロック指定部
29 コメント入力部
30 使用セル選択部
31 設計プロセス変更部

Claims (16)

  1. 入力手段から入力した情報でデータを処理するデータ処理手段と、回路図データを蓄積した回路図データベースと、レイアウトデータを蓄積したレイアウトデータベースと、前記データ処理手段で処理されたデータに対して前記回路図データベースを用いて回路編集を行う回路編集手段と、前記データ処理手段で処理されたデータに対して前記レイアウトデータベースを用いてレイアウト編集を行うレイアウト編集手段とを具備する半導体設計装置において、
    前記データ処理手段が入力したデータの中の回路データから機能毎にサブサーキットを認識するサブサーキット認識手段と、
    前記サブサーキットの素子構成を素子毎に分離する素子構成分離手段と、を備えた半導体設計装置。
  2. 前記素子にインスタンスの追加を行うインスタンス追加手段を備えた請求項に記載の半導体設計装置。
  3. 前記入力手段から回路図のないレイアウト作成指示があって前記レイアウト編集手段にて新規のレイアウトの作成が行われると共に前記回路編集手段にて回路の作成が行われた場合に、仮のネットリスト名を生成する仮ネット名生成手段と、回路とレイアウトのネットリスト名の相関関係を判断する回路ネット名判断手段と、を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  4. 前記入力手段から回路とレイアウトのネットリスト名を一致させる指示があった場合に、回路とレイアウトのネットリスト名を一致させるネット名調整手段を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  5. 前記入力手段から回路とレイアウトの相違点を表示させる指示があった場合に、前記回路編集手段の回路図情報と前記レイアウト編集手段のレイアウト情報とから回路とレイアウトの接続状態を確認にてそれらにおける相違点を判断し、その相違点をハイライトさせる相違点判断手段を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  6. 前記入力手段から回路図の作成指示があって前記回路編集手段にて回路の作成が行われる際に、禁止入力を判断し、禁止入力の項目について前記回路編集手段での編集を禁止する禁止入力判断手段を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  7. 回路編集又はレイアウト編集時に、編集画面上に各種素子の機能を表したアイコン画面を表示し、当該画面中でユーザによって指定された素子に対応するレイアウトを発生し表示するアイコンリンク手段を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  8. 前記データ処理手段から作成指示があった場合、前記回路図データベースと前記レイアウトデータベースそれぞれのデータをライブラリ化し、ライブラリ化した回路データは前記回路編集手段にて使用可能とし、ライブラリ化したレイアウトデータは前記レイアウト編集手段で使用可能とするライブラリ指定手段と、を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  9. 前記入力手段からレイアウトの作成指示があって前記レイアウト編集手段にてグリッド設定無しでレイアウト作成が行われた後、前記入力手段からグリッド指定の指示があった場合、前記レイアウトデータベースのレイアウトデータのグリッド指定を行う設計グリッド修正手段を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  10. 回路では未確定の未確定部を、レイアウトではポリゴンデータピンのみを有することで他回路と接続を可能にするネットリストと関係のないポリゴンデータとして作成する機能未定箇所作成手段を備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の半導体設計装置。
  11. 前記ポリゴンデータのセル化を行うセル化実施手段を備えた請求項10に記載の半導体設計装置。
  12. 前記入力手段からレイアウトの作成指示があって前記レイアウト編集手段にてレイアウトの作成が行われた後、前記入力手段から回路とレイアウトを選択的に表示させる指示があった場合、選択的に回路とレイアウトの表示を混在させる相互表示手段を備えた請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の半導体設計装置。
  13. 前記入力手段から回路又はレイアウトでロックをかける指示があった場合、対応する回路とレイアウトに対し、前記回路図データベースと前記レイアウトデータベースの対象箇所にロックをかけるロック指定手段を備えた請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の半導体設計装置。
  14. 前記入力手段から回路又はレイアウトにコメントを入力する指示があった場合、対応する回路とレイアウトに対し、前記回路図データベースと前記レイアウトデータベースの対象箇所にコメントを入力するコメント入力手段を備えた請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の半導体設計装置。
  15. 配線層のレイアウトデータを蓄積したレイアウトデータベースと、前記入力手段からレイアウトの作成指示があって前記レイアウト編集手段にてレイアウトの作成が行われた後、前記入力手段から、使用する配線層を指定する指示があった場合、対応する配線層のレイアウトデータを前記レイアウトデータベースから選択して前記レイアウト編集手段に与える使用セル選択手段を備えた請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の半導体設計装置。
  16. 前記入力手段からレイアウトの作成指示があって、前記レイアウト編集手段にて、最初に定義されたプロセス条件でレイアウト作成が行われた後、前記入力手段からプロセス条件変更指示があった場合、前記レイアウトデータベースのレイアウトデータにプロセス条件の変更を行う設計プロセス変更手段を備えた請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の半導体設計装置。
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