JP2002311956A - 再生制御装置、方法及びプログラム - Google Patents

再生制御装置、方法及びプログラム

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JP2002311956A JP2001113573A JP2001113573A JP2002311956A JP 2002311956 A JP2002311956 A JP 2002311956A JP 2001113573 A JP2001113573 A JP 2001113573A JP 2001113573 A JP2001113573 A JP 2001113573A JP 2002311956 A JP2002311956 A JP 2002311956A
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    • G10H1/361Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数パートに同時に設定されているソロ機能を
簡単な操作で一括解除可能とし、最適な再生態様でソロ
パートの再生及び確認を可能とすること。 【解決手段】この発明による再生制御システムでは、複
数パート(図では6パート)の楽音信号の再生態様が制
御され、ソロスイッチによりソロ機能(「ソロ再生」)
が設定されると(タイミングA)、再生時には、特定の
パート2の楽音信号のみが強調され、他のパート1,3
〜6は「制御再生」状態となる。「制御再生」時の音量
を設定するためにコントラストダイヤルを操作すると、
このダイヤル操作に応じて、他のパート1,3〜6の再
生音量が設定される。また、複数パート2,6のソロ機
能が設定されている場合(例えば、タイミングC〜
D)、ソロクリアースイッチによりソロ機能の設定の解
除が指令されると(タイミングD)、これらのソロ機能
設定パート2,6のソロ機能が一括して解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルミキ
サーなどにおいて効果的なソロ機能を簡単な操作で実現
できるようにした再生制御装置、方法及びプログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタルミキサーなどの楽
音再生のための装置においてはソロ機能が備えられてい
る。ソロ機能とは、選択した特定のパートのみを強調的
に再生する機能であり、従来の装置では、何れかのパー
トにソロ機能が設定されると、ソロ機能が設定されてい
ないパートの再生が消音(ミュート)されるようになっ
ている。
【0003】従来のこの種の装置においては、ソロ機能
の設定と解除はパート毎に設けられた専用のソロスイッ
チでパート毎に行なうようになっており、複数パートが
同時にソロ機能の設定されている状態となり得る。ま
た、何れかのパートにソロ機能が設定されると、ソロ機
能が設定されていないパートの再生が消音(ミュート)
される。
【0004】このような構成では、ソロ機能の解除を1
パートずつ行なう必要があるため、複数パートのソロ機
能を全て解除するのに膨大な時間がかかってしまう。ま
た、ソロ機能が設定されていないパートの再生態様が、
予め決められている特定の状態(これは、ソロ機能が設
定されていない全パートに対して同一である。)に強制
的に設定される(強制的に消音される)ので、ユーザの
希望するソロ機能時の態様を設定することができない。
つまり、全パートの再生の構成を把握しながらソロパー
トの位置付けを確認しやすいような最適な再生態様に、
設定することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な従来技術の不都合に鑑み、複数パートに同時に設定さ
れているソロ機能を簡単な操作で一括解除可能とし、ま
た、ソロ機能時の再生態様をユーザの希望するように設
定可能として、効果的なソロ機能を実現する再生制御シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の特徴に
従うと、複数のパートの楽音信号の再生態様を制御する
ための再生制御装置であって、特定のパートの楽音信号
のみを強調的に再生するソロ機能を設定するソロ機能設
定手段と、ソロ機能の設定の解除を指令するソロ機能解
除指令手段と、この解除指令に基づいて、ソロ機能設定
手段によりソロ機能が設定されている複数のパートのソ
ロ機能を一括して解除するソロ機能一括解除手段とを具
備する再生制御装置(請求項1)、複数のパートの楽音
信号の再生態様を制御するための再生制御方法であっ
て、特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソ
ロ機能を設定するステップと、ソロ機能の設定の解除を
指令するステップと、この解除指令に基づいて、ソロ機
能設定手段によりソロ機能が設定されている複数のパー
トのソロ機能を一括して解除するステップとを備える再
生制御方法(請求項3)、並びに、複数のパートの楽音
信号の再生態様を制御するための再生制御装置に対し
て、特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソ
ロ機能を設定するステップと、ソロ機能の設定の解除を
指令するステップと、この解除指令に基づいて、ソロ機
能設定手段によりソロ機能が設定されている複数のパー
トのソロ機能を一括して解除するステップとから成る手
順を実行させるための再生制御プログラム(請求項5)
が提供される。
【0007】この発明の第2の特徴に従うと、複数のパ
ートの楽音信号の再生態様を制御するための再生制御装
置であって、特定のパートの楽音信号のみを強調的に再
生するソロ機能を設定するソロ機能設定手段と、ソロ機
能が設定されていないパートの再生態様を指定するため
の制御再生態様設定用操作子と、この制御再生態様設定
用操作子により指定された再生態様に基づいて、ソロ機
能が設定されてないパートの再生態様を設定する制御再
生態様設定手段とを具備する再生制御装置(請求項
2)、複数のパートの楽音信号の再生態様を制御するた
めの再生制御方法であって、特定のパートの楽音信号の
みを強調的に再生するソロ機能を設定するステップと、
制御再生態様設定用操作子により指定された再生態様に
基づいて、ソロ機能が設定されてないパートの再生態様
を設定するステップとを備える再生制御方法(請求項
4)、並びに、複数のパートの楽音信号の再生態様を制
御するための再生制御装置に対して、特定のパートの楽
音信号のみを強調的に再生するソロ機能を設定するステ
ップと、制御再生態様設定用操作子により指定された再
生態様に基づいて、ソロ機能が設定されてないパートの
再生態様を設定するステップとから成る手順を実行させ
るための再生制御プログラム(請求項6)が提供され
る。
【0008】〔発明の作用〕この発明の第1の特徴に従
うと、複数のパートの楽音信号の再生態様を制御する場
合、ソロ機能設定手段(SS,M2,S3〜S5)によ
り、特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソ
ロ機能を設定し、ソロ機能解除指令手段(SC,M2)
によりソロ機能の設定の解除が指令されると、ソロ機能
一括解除手段(R1〜R3)によって、ソロ機能が設定
されている複数のパートのソロ機能は、この解除指令に
基づき、一括して解除される。なお、括弧書きは、後述
する実施例における参照記号を表わし、以下においても
同様である。
【0009】このように、この発明では、ソロ機能解除
指令手段(ソロクリアースイッチSCなど)の操作を受
けると、ソロ機能が設定されている複数パートのソロ機
能が一括解除されるので、複数パートに同時に設定され
ているソロ機能を簡単な操作で一括解除することができ
るようになる。従って、簡単な操作で効果的なソロ機能
を実現することができる。
【0010】この発明の第2の特徴によると、複数のパ
ートの楽音信号の再生態様を制御する場合、ソロ機能設
定手段(SS,M2,S3〜S5)により、特定のパー
トの楽音信号のみを強調的に再生するソロ機能を設定す
るようにし、ソロ機能が設定されていないパートの再生
態様を設定するために、制御再生態様操作子(CD)が
設けられる。そして、この制御再生態様操作子(CD)
が操作されると、制御再生態様設定手段(M2,V1〜
V3)によって、制御再生態様操作子(CD)で指定さ
れた再生態様に基づき、ソロ機能が設定されてないパー
トの再生態様(「再生音量」)が設定される。
【0011】このように、この発明では、ソロ機能が設
定されていないパートの再生態様(「再生音量」)を、
制御再生時の再生態様を指示する制御再生態様操作子
(コントラストダイヤルCD)で指定された態様に設定
するようにしているので、ソロ機能時の再生態様をユー
ザの希望するように設定することができる。従って、ユ
ーザの考える最適な再生態様で、ソロ機能パートの再
生、つまり、全パートの再生構成におけるソロ機能パー
トの位置付けを確認することができるようになり、簡単
な操作で効果的なソロ機能を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単
なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変更が可能である。
【0013】〔ハードウエア構成〕図1には、この発明
の一実施例による再生制御システムのハードウエア構成
のブロック図が示されている。このシステムの例では、
自動演奏機能を備えたディジタルミキサーにおいて、こ
の発明による再生態様制御のための処理を実行する構成
がとられている。システムは、中央処理装置(CPU)
1、タイマ2、読出専用メモリ(ROM)3、ランダム
アクセスメモリ(RAM)4、外部記憶装置5、検出回
路6、表示回路7、サウンドシステム8などの外に、通
信インターフェイス(I/F)9や通信回路10などを
備え、これらの装置1〜10は、通信バス11を介して
互いに接続されている。
【0014】システム全体を制御するCPU1は、所定
のソフトウエア・プログラムに従いタイマ2によるクロ
ックを利用して種々の制御を行い、ディジタルミキサー
としての通常のミキシング処理の外、特に、再生態様制
御のための処理を中心的に遂行する。ROM3には、こ
のシステムを制御するための所定の制御プログラムが記
憶されており、これらの制御プログラムには、通常のミ
キシング処理や再生態様制御のための処理に関する各種
プログラムの外、これらの処理に付随する各種テーブル
及び各種データが含まれる。
【0015】RAM4には、これらの処理に際して利用
されるフラグやバッファなどの情報が記憶され、例え
ば、パート毎の設定状態を表わす情報を一時記憶するた
めにパート設定バッファが設けられ、制御再生用の設定
値を一時記憶するために制御再生バッファが設けられ
る。
【0016】外部記憶装置5は、ハードディスクドライ
ブ(HDD)の外に、コンパクトディスク・リード・オ
ンリィ・メモリ(CD−ROM)、フロッピィディスク
(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的
ディスク(DVD)、メモリカード等の可搬型記憶媒体
を用いた装置から成り、各種制御プログラムや各種デー
タを記憶することができる。従って、各種制御プログラ
ムや各種データは、ROM3を利用するだけでなく、外
部記憶装置5からRAM4内に読み込むことができ、必
要に応じて、処理結果を外部記憶装置5に記録しておく
こともできる。
【0017】検出回路6には操作子装置12が接続さ
れ、操作子装置12は、ミキシングのためのスイッチ、
ダイヤル、スライダー等の操作子や再生制御のための操
作子が含まれ、システムの操作パネル(PN)等に設け
られる。また、表示回路7に接続される表示装置13
は、操作パネル(PN)上に設けられた画面表示部(D
P)や各種インジケータを含む。
【0018】サウンドシステム8は、パート(チャンネ
ル或いはトラックともいう。)毎の楽音信号に基づいた
再生を行なう装置であり、DSP、出力増幅回路やスピ
ーカを含む。楽音信号がオーディオ信号であれば、デジ
タル・アナログ変換器などを利用して楽音を再生し、楽
音信号がMIDI信号であれば音源回路などを利用して
楽音を再生する。また、通信I/F9には、ローカルエ
リアネットワーク(LAN)やインターネット、電話回
線等の通信ネットワーク14が接続され、通信ネットワ
ーク14を介してサーバコンピュータ等から制御プログ
ラムや演奏情報などの各種データを外部記憶装置5にス
トアすることもできる。
【0019】通信回路10は、パート分の入出力端子を
装備しており、外部機器15との間で、楽音信号の送受
信を制御する。通信回路10のパート毎の入出力端子に
接続される外部機器15は、オーディオ信号やMIDI
信号などの楽音を再生するための楽音信号を送受信する
ことが可能な機器であり、例えば、オーディオ機器、電
子楽器、自動演奏装置などがある。
【0020】〔パネルの構成例〕図2は、この発明の一
実施例による再生制御システムの操作パネルの一構成例
を極く概略的に表わした図である。ミキサー本体の操作
パネルPN上には、ディスプレイ(表示部)DP及び各
種操作子が設けられ、これらの操作子には、パートに対
応する複数(m)のパート操作子(1パート分の操作子
群)PMと、全パートに対応する1つの全体操作子(全
体に対する操作子群)GMがある。パート操作子PMに
ついては、操作子群の数mを全ミキシングパートの数n
よりも少なくし(m<n)、操作パネル面に占めるパー
ト操作子領域を小さくすることができるようにしてい
る。なお、この実施例においては、全ミキシングパート
数nを“6”とし、全ミキシングパートが6パートある
ものとして説明される。
【0021】図示の例では、パネルPN上には、パート
操作子PMは、全ミキシングパートの6パート分(n=
6)は設置されておらず、3パート分のみが設けられて
おり(m=3)、これらの3つのパート操作子PMのそ
れぞれにアサインするパート(操作子による制御対象と
なるパート)を2回切り換えることによって、3パート
分の操作子で6パート分の楽音信号を制御することがで
きるようにしている。
【0022】ディスプレイ(画面表示部)DPには、ミ
キシングや再生態様制御における各種情報が表示され、
例えば、再生されている楽音信号の状況や各パートの再
生態様の設定状態などが表示される。
【0023】各パート操作子PMは、パート表示部P
D、ソロスイッチSS、音量スライダーVSなどを備え
る。パート表示部PDには、当該パート操作子PMの制
御対象として現在アサインされているパートが表示され
る。
【0024】ソロスイッチSSは、例えばランプ内蔵の
押しボタンスイッチなどのように、押圧操作によりスイ
ッチ動作及び表示(ランプ点灯状態)が切り換えられる
タイプのスイッチであり、制御対象パートに対してソロ
機能の設定と解除を行なうために用いられる。従って、
ソロスイッチSSは、操作される毎に「設定」と「解
除」に切り換えられ、「設定」時には、図2の中央のパ
ート操作子PM〔第2パートがアサイン(PD)されて
いる〕に示されるように、強調表示(内蔵ランプ点灯)
となる。
【0025】また、音量スライダーVSは、制御対象パ
ートの再生音量を設定するために設けられ、スライダー
を一番上“10”へ移動すると最大音量に設定され、一
番下“0”に移動すると最小音量(消音)に設定され
る。
【0026】全体操作子GMは、全パートについての再
生態様を制御するための操作子で上から順に、パートチ
ェンジスイッチPC、ソロクリアースイッチSC、コン
トラストダイヤルCDなどを備えている。パートチェン
ジスイッチPCは、それぞれのパート操作子PMにアサ
インするパートを切り換える。図示の例では、このパー
トチェンジスイッチCHを操作する毎に、パート1〜パ
ート3の組又はパート4〜パート6の組が切り換えられ
3つのパート操作子PMに割り当てられる。
【0027】ソロクリアースイッチSCは、複数のパー
トに設定されているソロ機能の状態を一括して解除する
のに用いられる。コントラストダイヤルCDは、何れか
のパートにソロ機能が設定された場合において、ソロ機
能が設定されていないパートの再生態様(制御再生時の
再生態様)を設定するものであり、“0”〜“1”の範
囲の値を設定することができる。コントラストダイヤル
CDで設定された値は、ソロ機能が設定されていないパ
ートの音量値に乗算され、この乗算結果が制御再生時の
再生態様(再生音量)として設定される。
【0028】〔パート設定バッファの構成例〕この再生
制御システムのRAM4の所定記憶領域には、パート毎
に、パート設定バッファが設けられる。これらのパート
設定バッファは、各パートにおけるソロ機能の設定状態
や各パートに設定されている音量値などのパート毎の再
生態様設定状態を記憶したバッファである。図3は、パ
ート設定バッファの一構成例を示し、パート設定バッフ
ァには、「パートナンバ」、「ソロ状態(オン・オ
フ)」、「音量値」などの情報が記憶される。
【0029】「パートナンバ」は、何れのパートの情報
を記憶しているかをパートの番号で表わした情報であ
り、「ソロ状態」は、当該パートにソロ機能が設定され
ているか(オン)或いは解除されているか(オフ)をオ
ン/オフで表わす情報であり、「音量値」は、当該パー
トに設定されている音量値を数値で表わす情報である。
パート設定バッファに記憶される情報には、これらの情
報の外に、ミュート機能が設定されているか(オン)或
いは解除されているか(オフ)を表わす情報などがあ
る。
【0030】パート設定バッファに記憶されている情報
の内容を変更するには、操作パネルPN上のパート操作
子PM或いは全体操作子GMの操作があるたびに、操作
された内容に基づいて、「ソロ機能」のオン/オフや
「音量値」を表わす数値が変更される。また、パート設
定バッファ記憶情報の内容を読み出すには、パートチェ
ンジスイッチPCによってパート操作子PMにアサイン
するパートが変更された場合には、新たにアサインされ
るパートのパート設定バッファから各種の設定状態が読
み出されてパート操作子PMに反映される。
【0031】〔再生態様の推移の例〕図4は、この発明
の一実施例による再生制御システムにおける各パートの
再生態様の時間的推移の一例を表わす。この実施例によ
る再生制御システムにおいては、ミキサーのミキシング
パートは6パートであるものとし、図4では、外部機器
15から通信回路10を通して楽音情報(楽音信号)が
全パートに入力されている場合を想定している。また、
斜線で強調表示されているパートは、パネルPNにおい
てパート操作子PMの制御対象となっているパートを表
わし、この例では、パート操作子PMには、タイミング
Bまではパート1〜3がアサインされ、タイミングB以
降はパート4〜6がアサインされる。
【0032】ここで、この発明による再生制御システム
による一つの特徴を、図4を利用して極く概略的に説明
すると、次のとおりである。この再生制御システムにお
いては、複数パート(図4では、パート1〜6の6パー
ト)の楽音信号の再生態様が制御され、ソロスイッチS
Sの操作によってソロ機能(「ソロ再生」)が設定され
ると(時点A)、再生時には、特定のパート2の楽音信
号のみが強調され、他のパート1,3〜6は「制御再
生」状態となる。「制御再生」時の音量を設定するため
にコントラストダイヤルCDを操作すると、このダイヤ
ル操作に応じて他のパート1,3〜6の再生音量が設定
される。また、複数パート2,6のソロ機能が設定され
ている場合(例えば、時点C〜D)、ソロクリアースイ
ッチSCの操作によりソロ機能の設定の解除が指令され
ると(時点D)、設定されているこれらのソロ機能設定
パート2,6のソロ機能が一括して解除される。
【0033】(1)タイミングAまで:図4において、
タイミングAまでは、全6パートのソロ機能が解除され
ている状態で再生が行われ、「通常再生」と呼ばれる。
通常再生の場合には、それぞれのパートは、パート操作
子PMの音量スライダーVSなどにてパート毎に設定さ
れている音量値(再生態様)で再生が行われる。
【0034】ここで、「再生」とは、通信回路10を介
して外部機器15から入力される6パート分の楽音信号
を、パート設定バッファに記録されている内容に基づい
た再生態様で、サウンドシステム8を使って再生させた
り、或いは、通信回路10や通信I/F9から外部へ出
力させたりすることに相当する。
【0035】(2)タイミングA〜タイミングB:タイ
ミングA〜タイミングB間においては、タイミングAで
パート2に対応するソロスイッチが操作されており、パ
ート2の「ソロ再生」が開始される。「ソロ再生」され
るパート2は、音量スライダーVSなどにて当該パート
2に設定されている音量値で再生される。また、このと
き、パート2以外のパート1,3〜6は、全体操作子G
MのコントラストダイヤルCDで設定されている設定値
に基づいて決定される音量値で再生され、この再生態様
は「制御再生」と呼ばれる。
【0036】(3)タイミングB〜タイミングC:タイ
ミングB〜タイミングC間では、タイミングBにて、パ
ートチェンジスイッチPCが操作されて、操作パネルP
N上の各パート操作子PMにパート4〜6がアサインさ
れた後に、パート5,6に対応するそれぞれのソロスイ
ッチSSが操作されており、パート5,6は、制御再生
が解除されソロ再生が開始される。これにより、パート
5,6のそれぞれに設定されている音量値で再生(ソロ
再生)され始める。この時には、他のパート2でソロ再
生が既に実施されているため(既にソロ機能が起動され
ている状態にあるため)、パート5,6以外のパート1
〜4の再生態様は現状維持となる。
【0037】(3)タイミングC〜タイミングD:タイ
ミングC〜タイミングD間においては、タイミングCで
パート5のソロスイッチSSが操作されており、パート
5は、ソロ再生の状態にあったため、ソロ再生が解除さ
れる。従って、パート5の再生態様は、ソロ再生が解除
されることによって、コントラストダイヤルCDでの設
定値に基づく制御再生に移行し、タイミングA〜タイミ
ングB間の再生態様に戻る。それ以外のパート1〜4,
6の再生態様は現状維持となる。
【0038】(3)タイミングD以降:タイミングD以
降については、タイミングDで全体操作子GMのソロク
リアースイッチSCが操作されており、ソロ再生の一括
解除が行われる。これにより、全パートの再生態様が
「通常再生」となり、それぞれのパートに設定されてい
る音量値で再生される。ここでは、操作パネルPN上の
パート操作子PMにアサインされているパート4〜6だ
けでなく、パート1〜3を含む全パート1〜6の再生態
様が一括して通常再生に移行される。つまり、ソロ機能
が設定されているパート2,6のソロ再生、並びにソロ
機能が設定されていないパート1,3〜5の制御再生
は、何れも解除される。
【0039】なお、上述した推移例の説明では、それぞ
れのパートの音量値を個々に設定するための音量スライ
ダーVSは全く操作されていないものとしているが、ソ
ロ再生中のパートの音量スライダーVSが操作されれ
ば、新たに設定された音量値でソロ再生を行い、制御再
生中のパートの音量スライダーVSが操作されれば、新
たに設定された音量値とコントラストダイヤルCDで設
定されている設定値とに基づいて決定される音量値で制
御再生が行われる。
【0040】〔メイン処理〕図5は、この発明の一実施
例による再生制御システム(ディジタルミキサー)にお
いて実行されるメイン処理のフローチャートであり、電
源投入時からシステム停止時までの間に起動している基
本動作を表わす。
【0041】このシステムの電源を投入してメイン処理
がスタートすると、まず、最初のステップM1において
初期設定が行われる。この初期設定では、操作パネルP
N上のパート操作子PMにパート1〜パート3をアサイ
ンするアサイン初期化処理、RAM4上のパート設定バ
ッファの内容を全パートについて初期化するパート初期
化処理などが行われ、パート初期化処理には、ソロ状態
をオフしたり、音量値に所定の初期値を設定する処理が
含まれる。
【0042】続いて、ステップM2では、再生態様の変
更に関する指示があるか否か判定される。ここで、再生
態様の変更に関する指示とは、パート毎のソロ機能の設
定及び解除(ソロスイッチSSの操作)、パート毎の音
量値の設定(音量スライダーVSの操作)、パート操作
子PMにアサインするパートの切り換え(パートチェン
ジスイッチPCの操作)、ソロ機能の一括解除(ソロク
リアースイッチSCの操作)、ソロ機能時のソロ未設定
パートの再生態様の設定(コントラストダイヤルCDの
操作)の何れかである。
【0043】ここで、上述の何れかの操作があり再生態
様の変更に関する指示があったと判断されると、ステッ
プM3にて、指示された内容に対応する処理を起動し、
当該処理を実行した後、ステップM4に進む。なお、ス
テップM3での処理は「再生態様制御処理」と呼ばれ
る。また、このような操作がなかった場合は、直ちに、
ステップM4に進む。
【0044】ステップM4では、その他の処理を行な
う。その他の処理には、パートにアサインする楽音信号
を変更するアサイン設定処理、内部自動演奏機能を開始
/停止する処理、ミュート処理などがある。ここで、ア
サイン設定処理では、どの端子から入力される信号をど
のパートにアサインするかを設定したり、システム(ミ
キサー)内部に設けられた自動演奏装置で再生する演奏
データの各パートをいずれかのパートにアサインしたり
する処理が実行される。また、ミュート処理は、パート
毎に設けられているミュートスイッチ(図示せず)の操
作により能動化され、ソロ機能とは独立して動作する。
【0045】ステップM4の処理を実行した後は、ステ
ップM5で終了の指示があったか否かを判断し、終了指
示がなければ、ステップM2に戻り、終了指示があるま
でステップM2〜M5の処理を繰り返す。そして、終了
指示があると、このメイン処理を終了する。
【0046】〔再生態様制御処理の例〕メイン処理のス
テップM3においては、再生態様の変更に関して指示さ
れた内容に対応して「再生態様制御処理」が実行され
る。この再生態様制御処理には、「ソロ機能処理」(図
6)、「音量設定処理」(図7)、「一括解除処理」
(図8)、「制御再生設定処理」(図9)、及び、「パ
ート切換処理」(図10)がある。
【0047】(1)ソロ機能処理:図6は、何れかのパ
ートにソロ機能の設定又は解除が指示されたときに起動
される「ソロ機能処理」の一例を表わすフローチャート
である。このソロ機能処理は、操作パネルPN上におい
て何れかのパートのソロスイッチSSが操作された時に
起動する。この処理フローがスタートすると、第1のス
テップS1において、制御対象パートのソロ機能の設定
及び解除が切り換えられる。つまり、操作されたソロス
イッチSSが制御対象としているパート(制御対象パー
ト)のソロ機能がオンであればオフに設定を変更し、オ
フであればオンに設定を変更する。これにより、制御対
象パートのパート設定バッファのソロ状態の内容が書き
換えられ、ソロスイッチの表示態様が変更される(点灯
或いは滅灯される)。
【0048】続いて、ステップS2では、ソロ機能が新
たに設定されたか否かを判定し、今回のソロスイッチS
Sの操作がソロ機能設定の操作であれば(YES)、ス
テップS3に進み、ソロ機能が設定されている他のパー
トがないか否かを判定する。
【0049】ステップS3において、今回操作されたパ
ートの外に、ソロ機能がオンであるパートがないと判断
されたときは(YES)、これはソロ機能の開始を意味
するので、ステップS4に進み、制御対象パート以外の
パートを制御再生用に設定した(「制御再生」とする)
上、ステップS5に進み、制御対象パートの再生態様を
ソロ再生用に設定する(「ソロ再生」とする)。そし
て、ステップS5の処理を終えると、このソロ機能処理
を終了し、メイン処理(図5)のステップM4にリター
ンする。
【0050】また、ステップS3において、ソロ機能が
オンであるパートが他にあると判定されたときには(N
O)、既に他パートにてソロ機能が起動中であることを
意味する。従って、このときは、制御対象パートについ
て、直ちにステップS5の処理(「ソロ再生」設定)を
実行し、制御対象パート以外のパートは現状維持とし
て、メイン処理のステップM4にリターンする。
【0051】一方、ステップS2において、ソロ機能を
新たに設定するものではないと判断されたとき、つま
り、ソロ機能が解除されたときは(NO)、ステップS
6に進んで、ソロ機能が設定されている(ソロ機能がオ
ンである)他のパートがないかを調べる。ここで、ソロ
機能設定パートが他にないときは(YES)、今回の操
作(ステップM2で検出された操作)が最後のソロ機能
解除操作であり、ソロ機能の終了を意味するので、ステ
ップS7に進み、全パートの再生態様を通常再生用に設
定し「通常再生」とした上、メイン処理のステップM4
にリターンする。
【0052】また、ソロ機能がオンであるパートが未だ
残っていれば(ステップS6→NO)、今ステップS8
で、今回の制御対象パートの再生態様を制御再生用に設
定し「制御再生」とする。そして、ステップS5の処理
を終えると、メイン処理のステップM4にリターンす
る。
【0053】(2)音量設定処理:図7は、何れかのパ
ートについて再生音量の設定変更が指示されたときに起
動される音量設定処理の一例を表わすフローチャートで
ある。この音量設定処理は、操作パネルPN上において
何れかのパートの音量スライダーVSが操作された時に
起動する。この処理フローがスタートすると、最初のス
テップV1において、制御対象パートの再生音量の設定
を変更する。この設定変更では、制御対象パートのパー
ト設定バッファの音量値が、新たに設定された音量値
(変更値)に書き換えられる。
【0054】次のステップV2では、制御対象パートが
制御再生中であるか否かが判定され、制御対象パートの
制御再生中であるときはステップV3に進み、そうでな
いときはステップV4に進む。ステップV3では、設定
された音量値と制御再生バッファ内の設定値に基づいた
音量を設定し、ステップV4では、音量スライダーVS
により設定された音量値に基づいた音量を設定し、それ
ぞれの設定を行った後、この音量設定処理を終了し、メ
イン処理(図5)のステップM4にリターンする。
【0055】すなわち、制御対象パートが制御再生中で
あれば(V2→YES)、制御再生の状態を反映するた
めに、音量スライダーVSにより新たに設定された音量
値に制御再生用の所定値を乗算した値を再生音量として
決定する。一方、制御再生中でない場合は(V2→N
O)、制御対象パートがソロ再生中か或いは通常再生中
であることから、ステップV4において、音量スライダ
ーVSにより新たに設定された音量値で再生を行なうこ
とになる。
【0056】(3)一括解除処理:図8は、ソロ機能の
一括解除が指示されたときに起動される「一括解除処
理」の一例を表わすフローチャートである。この一括解
除処理は、操作パネルPN上において全体操作子GMの
ソロクリアースイッチSCが操作された時に起動する。
【0057】この処理フローがスタートすると、最初の
ステップR1において、ソロ機能が設定されている全て
のパートを検出し、このソロ機能設定パートの検出は、
パート操作子PMの制御対象となっていないパートにつ
いても行われる。
【0058】次のステップR2では、ステップR1で検
出されたソロ機能設定パートについて、ソロ機能をオフ
状態にし、続くステップR3において、全パートの再生
態様を通常再生用に設定し「通常再生」に復帰させる。
そして、この一括解除処理を終了し、メイン処理(図
5)のステップM4にリターンする。
【0059】(4)制御再生設定処理:図9は、ソロ機
能時におけるソロ再生パート以外のパートの再生態様、
つまり、制御再生用の再生態様が設定されたときに起動
される「制御再生設定処理」の一例を表わすフローチャ
ートである。この制御再生設定処理は、操作パネルPN
上において全体操作子GMのコントラストダイヤルCD
が操作された時に起動する。
【0060】この処理フローがスタートすると、最初の
ステップC1において、コントラストダイヤルCDの操
作に基づく値を制御再生用の設定値として制御再生バッ
ファに書き込む。この制御再生用設定値は、ソロ機能が
起動されているかいないかに拘わらず設定することがで
き、以下の処理により、ソロ機能が起動されている時
に、コントラストダイヤルCDが操作されたときに、こ
の操作により新たに設定された設定値に基づいて、制御
再生されているパートの再生態様(再生音量)を変更す
る。
【0061】つまり、次のステップC2で、制御再生中
のパートがあるか否か調べられ、制御再生中のパートが
あるときは(YES)、ステップC3において、制御再
生中のパートの音量値及びコントラストダイヤルCDに
よる新たな設定値に基づいて当該パートの音量値を求
め、求められた音量値を再生音量として設定する。ステ
ップC3で再生音量を設定した後、及び、ステップC2
で制御再生中のパートがないと判定されたときは(N
O)、この制御再生設定処理を終了し、メイン処理(図
5)のステップM4にリターンする。
【0062】(5)パート切換処理:図10は、パート
操作子の制御対象となるパートを切り換えるときに起動
される「パート切換処理」の一例を表わすフローチャー
トである。このパート切換処理は、操作パネルPN上に
おいて全体操作子GMのパートチェンジスイッチPCが
操作された時に起動するフローチャートである。
【0063】この処理フローがスタートすると、ステッ
プP1において、パート設定バッファに記憶されている
内容のうち、新たにパート操作子PMに設定されるべき
パートの内容に基づいて、それぞれのパート操作子PM
に対する設定を変更する。この設定変更には、パート表
示部PDの表示変更、ソロスイッチSSの表示態様の変
更、音量スライダーVSの操作スライダー位置の設定な
どがある。このような設定変更を行った後、このパート
切換処理を終了し、メイン処理(図5)のステップM4
にリターンする。
【0064】〔種々の実施態様〕以上、この発明を一実
施例について説明したが、この発明は、例えば、次の
(1)〜(10)のように、種々の態様で実施すること
ができる:
【0065】(1)各パートにアサインされる楽音信号
は外部から入力されたものに限らず、システム(ミキサ
ー装置)内にある自動演奏装置を利用して再生される演
奏データの各パートであってもよい。また、外部から入
力される楽音信号と内部で再生される演奏データとを混
在的にパートにアサインしてもよい。
【0066】(2)実施例では、制御再生時の再生態様
を設定する操作子(コントラストスイッチ)は全パート
の設定を一括で行なうものであるが、このような再生態
様設定機能を有する操作子をパート毎に設けてもよい
し、複数のパートをグループ化して、グループ毎に同様
の操作子を設けてもよい。また、パート毎、パートグル
ープ毎或いは全グループ内の何れで、制御再生時の再生
態様を設定するかについて、ユーザにより選択可能とな
るようにしてもよい。要は、制御再生時の再生態様をユ
ーザが設定できる操作子であれば、任意の手法を採用す
ることができる。
【0067】(3)制御再生時の再生態様の設定に関す
る情報は、操作子で設定するものに限らず、外部から入
力される情報に含まれていたり、内部に記憶されている
(再生に用いる)演奏データに含まれていてもよく、外
部からの情報入力時或いは内部演奏データの読出時に、
設定に関する情報を読み出して設定するようにすればよ
い。
【0068】(4)ソロ機能を一括解除する操作子(ソ
ロクリアースイッチ)は、ソロ機能が設定されている全
パートのソロ機能を一括で解除するものに限らず、パー
トをグループ化して、グループ毎にソロクリアースイッ
チを設けてもよい。この場合、あるグループがソロクリ
アーされても、他のグループにおける何れかのパートで
ソロ機能がオンになっていれば、ソロ機能を持続し(ソ
ロクリアーされたグループの全パートの再生態様を制御
再生にするだけにとどめ)、或るグループのソロクリア
ーが指示された時には、全グループの全パートのソロ機
能がオフになった場合に限り、全パートの再生態様を通
常再生に移行する(ソロ機能を停止する)ようにすれば
よい。
【0069】(5)再生態様として制御するパラメータ
は、音量に限らず、再生パート毎に設定する効果パラメ
ータ(エフェクトパラメータ)などであってもよい。要
は、ソロ再生されるパートが、ソロ再生でないパートに
比べて、強調して再生されるようになればよい。
【0070】(6)ソロ機能時に制御する再生態様が複
数ある場合には、ソロ機能でどの再生態様を制御するか
を設定できるようにしてもよい。例えば、音量を制御す
るか或いはエフェクトを制御するかを選択する選択スイ
ッチを設け、この選択スイッチで制御する再生態様を選
択できるようにしておき、ソロスイッチ、ソロクリアー
スイッチやコントラストダイヤルの操作に基づく制御
は、選択されている再生態様に対して行われるようにす
る。
【0071】(7)ミキシングパート数は実施例のもの
に限らずともよい。
【0072】(8)制御再生時の再生態様の設定方法
は、乗算方式に限らず、制御再生時の再生態様を設定す
る操作子(コントラストダイヤル)で設定された値その
ものを(例えば、音量値として)利用するようにしても
よいし、設定された値を制御再生パート毎の制御パラメ
ータの値(例えば、音量値)から減算するようにしても
よい。要は、制御再生時の再生態様(再生音量)を変更
できる方法であればどのようなものであってもよい。
【0073】(9)演奏情報を再生する場合の演奏情報
フォーマットについては、演奏イベントの発生時刻を1
つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時
間」、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶
対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符の音高と
符長あるいは休符と休符長で演奏データを表した「音高
(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリの領域
を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモ
リ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等、どの
ような形式でもよい。
【0074】(10)演奏情報検索処理プログラムなど
の制御プログラムや演奏情報検索などの処理に利用する
各種データは、外部記憶媒体から、或いは、通信インタ
ーフェースを介して外部システムから、この再生制御シ
ステム(ディジタルミキサー)に供給してもよい。ま
た、通信インターフェース及び通信ネットワークは、有
線のものに限らず無線でもよい。また、双方を備えてい
てもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数のパートの楽音信号の再生態様を制御する場
合、ソロスイッチなどにより、特定のパートの楽音信号
のみを強調的に再生するソロ機能を設定し、ソロクリア
ースイッチなどによりソロ機能の設定の解除が指令され
ると、この解除指令に基づき、ソロ機能が設定されてい
る複数のパートのソロ機能は一括して解除される。従っ
て、複数パートに同時に設定されているソロ機能を簡単
な操作で一括解除することができ、簡単な操作で効果的
なソロ機能を実現することができる。
【0076】また、この発明によれば、複数のパートの
楽音信号の再生態様を制御する場合、ソロスイッチなど
によりソロ機能を設定すると共に、ソロ機能が設定され
ていないパートの再生態様を設定するためにコントラス
トダイヤルなどの操作子が設けられ、この操作子が操作
されると、操作子の操作で設定された再生態様に基づ
き、ソロ機能が設定されてないパートの再生音量などの
再生態様が設定される。つまり、ソロ機能非設定パート
がコントラストダイヤルなどの操作子で設定された再生
態様(再生音量)に設定され、ソロ機能時の再生態様を
ユーザの希望するように設定することができる。従っ
て、ユーザの考える最適な再生態様でソロ機能パートの
再生(全パートの再生構成におけるソロ機能パートの位
置付け)を確認することができるようになり、簡単な操
作で効果的なソロ機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による再生制御シ
ステム(ディジタルミキサー)のハードウエア構成を示
すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による再生制御シ
ステム(ディジタルミキサー)における操作パネルの一
構成例である。
【図3】図3は、この発明の一実施例によるパート設定
バッファの一構成例である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による再生態様の
推移の一例を表わす図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による再生制御シ
ステム(ディジタルミキサー)において実行されるメイ
ン処理を表わすフローチャートである。
【図6】図6は、この発明の一実施例によるソロ機能処
理の一例を表わすフローチャートである。
【図7】図7は、この発明の一実施例による音量設定処
理の一例を表わすフローチャートである。
【図8】図8は、この発明の一実施例による一括解除処
理の一例を表わすフローチャートである。
【図9】図9は、この発明の一実施例による制御再生設
定処理の一例を表わすフローチャートである。
【図10】図10は、この発明の一実施例によるパート
切換処理の一例を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
PN 操作パネル、DP ディスプレイ(画面表示
部)、PM パート表示部PD、ソロスイッチSS、音
量スライダーVSを備えるパート操作子、GM パート
チェンジスイッチPC、ソロクリアースイッチSC、コ
ントラストダイヤルCDを備える全体操作子GM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 KK13 KK26 LA53 MM55 XX25 XX28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のパートの楽音信号の再生態様を制御
    するための再生制御装置であって、 特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソロ機
    能を設定するソロ機能設定手段と、 ソロ機能の設定の解除を指令するソロ機能解除指令手段
    と、 この解除指令に基づいて、ソロ機能設定手段によりソロ
    機能が設定されている複数のパートのソロ機能を一括し
    て解除するソロ機能一括解除手段とを具備することを特
    徴とする再生制御装置。
  2. 【請求項2】複数のパートの楽音信号の再生態様を制御
    するための再生制御装置であって、 特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソロ機
    能を設定するソロ機能設定手段と、 ソロ機能が設定されていないパートの再生態様を指定す
    るための制御再生態様設定用操作子と、 この制御再生態様設定用操作子により指定された再生態
    様に基づいて、ソロ機能が設定されてないパートの再生
    態様を設定する制御再生態様設定手段とを具備すること
    を特徴とする再生制御装置。
  3. 【請求項3】複数のパートの楽音信号の再生態様を制御
    するための再生制御方法であって、 特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソロ機
    能を設定するステップと、 ソロ機能の設定の解除を指令するステップと、 この解除指令に基づいて、ソロ機能設定手段によりソロ
    機能が設定されている複数のパートのソロ機能を一括し
    て解除するステップとを備えることを特徴とする再生制
    御方法。
  4. 【請求項4】複数のパートの楽音信号の再生態様を制御
    するための再生制御方法であって、 特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソロ機
    能を設定するステップと、 制御再生態様設定用操作子により指定された再生態様に
    基づいて、ソロ機能が設定されてないパートの再生態様
    を設定するステップとを備えることを特徴とする再生制
    御方法。
  5. 【請求項5】複数のパートの楽音信号の再生態様を制御
    するための再生制御装置に対して、 特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソロ機
    能を設定するステップと、 ソロ機能の設定の解除を指令するステップと、 この解除指令に基づいて、ソロ機能設定手段によりソロ
    機能が設定されている複数のパートのソロ機能を一括し
    て解除するステップとから成る手順を実行させるための
    再生制御プログラム。
  6. 【請求項6】複数のパートの楽音信号の再生態様を制御
    するための再生制御装置に対して、 特定のパートの楽音信号のみを強調的に再生するソロ機
    能を設定するステップと、 制御再生態様設定用操作子により指定された再生態様に
    基づいて、ソロ機能が設定されてないパートの再生態様
    を設定するステップとから成る手順を実行させるための
    再生制御プログラム。
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