JP3760859B2 - 演奏データ再生装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏データ再生装置に関し、より詳しくは、演奏データの編集と再生をすることが出来る演奏データ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の演奏データの編集と再生をすることが出来る演奏データ再生装置では、通常演奏データを再生するための再生モードと編集を行うための編集モードがある。再生や編集の対象として選択された演奏データは、RAM等に設けられる一時記憶領域に一旦記憶される。
【0003】
この一時記憶領域は、再生モードと編集モードの双方で共有されている。編集モードで演奏データを編集している時に、再生モードに移行して演奏データを再生しようとする場合は、一旦編集を終了して、一時記憶領域内の演奏データを一旦セーブするように促される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の演奏データ再生装置では、通常1つの演奏データしかロードすることが出来なかったので、例えば、演奏データの編集中に他の演奏データを再生したい場合は、まず編集を一旦終了して、編集した演奏データをセーブし、その後、再生したい演奏データを改めてロードして、再生する必要があった。
【0005】
このため、他の演奏データの再生を開始するためには、煩わしい操作が必要であり、時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、演奏データの編集中であっても簡単に他の演奏データを再生することが出来る演奏データ再生装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、演奏データ再生装置は、複数の演奏データを記憶する演奏データ記憶手段と、編集対象の演奏データを一時的に記憶する編集対象記憶手段と、再生対象の演奏データを一時的に記憶する再生対象記憶手段と、前記演奏データ記憶手段に記憶された複数の演奏データから一つの演奏データを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された一つの演奏データを前記演奏データ記憶手段から読み出して前記編集対象記憶手段と再生対象記憶手段との双方に記憶させる読み出し手段と、編集操作を入力する入力手段と、前記編集操作に応じて、前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データを編集する編集手段と、再生する演奏データとして前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データ又は前記再生対象記憶手段に記憶された演奏データのいずれかを指示する指示手段と、前記指示手段の指示に従い前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データ又は前記再生対象記憶手段に記憶された演奏データのいずれかを再生する再生手段とを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施例による演奏データ再生装置1を構成する電子楽器のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0009】
演奏データ再生装置(電子楽器)1のバス2には、ROM3、RAM4、CPU5、タイマ6、検出回路7、表示回路9、外部記憶装置11、音源回路12、MIDIインターフェイス14、通信インターフェイス16が接続される。
【0010】
ROM3には、演奏データ、各種パラメータ及び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。また、ROM3内には、演奏データメモリ領域31が設けられている。演奏データメモリ領域31には、複数の演奏データ32が記憶されている。なお、演奏データメモリ領域31は、ROM3に限らずRAM4又は外部記憶装置11等に設けても良い。
【0011】
演奏データ32は、例えば、SMF(Standard MIDI File)フォーマットに準拠した、自動演奏データであり、先頭に記録される設定情報と、複数のパートで構成されている。それぞれのパートには、処理タイミングを表すタイミングデータと、各タイミング毎のイベントを表すイベントデータとを含んで構成されている。なお、演奏データ32は、上記のようなMIDIデータに限らず、オーディオデータ等の楽曲を再生するためのデータであればどのようなものでもよい。
【0012】
RAM4は、フラグ、レジスタ又はバッファ、各種パラメータ等を記憶するCPU5のワーキングエリアを有する。また、RAM4には、編集メモリ領域41及び再生メモリ領域42が設けられている。編集メモリ領域41及び再生メモリ領域42は、いずれも少なくとも一曲分の演奏データ32(編集対象の演奏データ32a、再生対象の演奏データ32b)を一時的に記憶することの出来る記憶容量を有する。
【0013】
編集メモリ領域41には、ROM3の演奏データメモリ領域31から読み出される演奏データ32が編集対象の演奏データ32aとして一時的に記憶される。ユーザは、操作子8等を操作することにより編集メモリ領域41内の編集対象の演奏データ32aに対して編集を行うことが出来る。また、ユーザは、操作子8等を操作することにより再生の指示をして、編集中の編集対象の演奏データ32aを再生させることも出来る。
【0014】
再生メモリ領域42には、ROM3の演奏データメモリ領域31から読み出される演奏データ32が再生対象の演奏データ32bとして一時的に記憶される。ユーザは、操作子8等を操作することにより再生の指示をして、再生メモリ領域42内の再生対象の演奏データ32bを再生させることが出来る。
【0015】
CPU5は、ROM3又は、外部記憶装置11に記憶されている制御プログラム等に従い、演算又は制御を行う。さらに、本実施例を実現するためのプログラム等の指示に従い、演奏データ32をROM3の演奏データメモリ領域31から読み出して、RAM4の編集メモリ領域41又は再生メモリ領域42に書き込む。タイマ6は、バス2に接続されており、基本クロック信号、再生処理タイミング等をCPU5に供給する。
【0016】
操作子8は、例えば、演奏用の鍵盤、複数のスイッチ、文字入力用キーボード、マウス等であり、検出回路7に接続される。操作子8は、ユーザの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。なお、本実施例では、操作子8として、少なくとも演奏用の鍵盤、演奏データを再生するための再生モード及びユーザが演奏データに対して編集操作を行うための編集モードを切り替えるためのモード切替えスイッチ、再生を指示する為の再生スイッチ(通常再生スイッチ及び補助再生スイッチを含む)及び演奏データの選択・編集を行うためのスイッチが設けられている。
【0017】
表示回路9は、ディスプレイ10に接続され、各種情報をディスプレイ10に表示することができる。ユーザは、このディスプレイ10に表示される情報を参照して、各種情報の入力及び各種設定を行う。
【0018】
外部記憶装置11は、外部記憶装置用のインターフェイスを含み、そのインターフェイスを介してバス2に接続される。外部記憶装置11は、例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメモリ)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ、半導体メモリ等である。
【0019】
外部記憶装置11には、複数の演奏データ32、各種パラメータ、各種データ、及び本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。
【0020】
外部記憶装置11からRAM4に制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等を読み出すことにより、ROM3に制御プログラム等を記憶させている場合と同様の動作をCPU5にさせることができる。このようにすると、制御プログラム等の追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0021】
通信インターフェイス16は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク17に接続可能であり、該通信ネットワーク17を介して、サーバコンピュータと接続し、HDD等外部記憶装置11、又はRAM4等内に、サーバコンピュータから演奏データ、制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム等をダウンロードすることができる。
【0022】
なお、通信インターフェイス16及び通信ネットワーク17は、有線のものに限らず無線でもよい。また双方を備えていてもよい。
【0023】
音源回路12は、外部記憶装置11又はRAM4等に記録された演奏データ若しくはMIDIインターフェイス14に接続されたMIDI楽器15等から供給される演奏信号、MIDI信号等に応じて楽音信号を生成し、サウンドシステム13に供給する。
【0024】
サウンドシステム13は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。
【0025】
MIDIインターフェイス(MIDI I/F)14は、MIDI楽器15、その他の楽器、音響機器、コンピュータ等に接続できるものであり、少なくともMIDI信号を送受信できるものである。
【0026】
図2は、図1のCPU5で行う本実施例によるメイン処理を表すフローチャートである。このメイン処理は、演奏データ再生装置(電子楽器)1の電源が投入されてから切断されるまでの間、繰り返し起動される。
【0027】
ステップSA1では、メイン処理を開始して、次のステップSA2に進む。
【0028】
ステップSA2では、再生する楽曲の選択操作を検出したら、選択された楽曲の演奏データ32を図1のROM3の演奏データメモリ領域31からRAM4の再生メモリ領域42へ、コピーする。再生する楽曲の選択操作は、例えば、演奏データメモリ領域31に記憶されている再生可能な演奏データ32をディスプレイ10にリスト表示し、それを参照して、ユーザが、操作子8を操作することにより行う。その後、次のステップSA3に進む。
【0029】
ステップSA3では、楽曲再生の指示操作を検出したら、再生モードの画面をディスプレイ10に表示して、再生メモリ領域42にある再生対象の演奏データ32bの再生を設定し、図4に示す再生処理を起動する。その後、次のステップSA4に進む。
【0030】
ステップSA4では、編集モード開始の指示操作を検出したか否かを判断する。本実施例では、演奏データメモリ領域31に記憶された演奏データ32を再生するための再生モードと、編集するための編集モードが用意されており、ユーザはモード切替えスイッチとして割り当てられる操作子8を操作して、各モードの切替え指示を行う。初期モードは再生モードであり、切替えスイッチが操作された場合は編集モードに移行する。編集モード開始の指示操作を検出した場合は、YESの矢印で示すステップSA5に進む。編集モード開始の指示操作を検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSA6に進む。
【0031】
なお、楽曲の再生中(図4に示す再生処理の起動中)に編集モードへの移行が指示された場合は、楽曲の再生を停止(図4に示す再生処理の起動を停止)して、編集モードに移行する。なお、楽曲の再生中に編集モードへの移行が指示された場合に、その指示を無視するようにしても良い。また、再生を停止することをユーザに問い合わせ、楽曲再生の停止が指示された場合のみ編集モードに移行するようにしても良い。
【0032】
ステップSA5では、編集モードに移行して、図3に示す編集モード処理を行う。編集モード処理では、ユーザは、操作子8を用いて、編集メモリ領域41内の演奏データ32aを編集する。編集モード処理が終了したら、次のステップSA6に進む。
【0033】
ステップSA6では、各種スイッチ等の操作の検出に応じて、各スイッチに割り当てられたその他の処理を行う。その後次のステップSA7に進みステップSA2の処理へ戻る。
【0034】
図3は、図2のステップSA5で行われる編集モード処理を表すフローチャートである。
【0035】
ステップSB1では、編集モード処理を開始して次のステップSB2に進む。
【0036】
ステップSB2では、編集対象の楽曲の選択指示を検出したら、選択された楽曲に対応する演奏データ32を図1のROM3の演奏データメモリ領域31からRAM4の編集メモリ領域41及び再生メモリ領域42へコピーする。その後、編集モード画面をディスプレイ10に表示して、次のステップSB3に進む。
【0037】
なお、既に編集メモリ領域41に演奏データ32aが存在する場合は、その演奏データのセーブを促す画面が表示される。
【0038】
このように、編集する演奏データを読み出して編集メモリ領域41及び再生メモリ領域42の双方にコピーすることで、後に、編集中又は編集後の演奏データと編集前の演奏データを簡単に聞き比べることが出来る。
【0039】
なお、本実施例では、編集モードにおいて編集メモリ領域41内の演奏データ32aを再生することを「通常再生」と呼び、それ以外の演奏データ32(例えば、再生メモリ領域42内の演奏データ32b)を再生することを「補助再生」と呼ぶ。
【0040】
ステップSB2で表示する編集モード画面には、「通常再生スイッチ」と「補助再生スイッチ」とが表示され、ユーザはそれらを操作することにより再生指示を行う。
【0041】
ステップSB3では、編集対象の演奏データ32aの再生指示(通常再生スイッチが操作されたこと)を検出したか否かを判断する。再生指示を検出したらYESの矢印で示すステップSB4に進む。再生指示を検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSB5に進む。
【0042】
ステップSB4では、ディスプレイ10に再生モード画面を表示して、編集メモリ領域41にある編集対象の演奏データ32aの再生を設定し、図4の再生処理を起動する。その後、ステップSB7に進む。
【0043】
ステップSB5では、編集中以外の演奏データの再生指示(補助再生スイッチが操作されたこと)を検出したか否かを判断する。再生指示を検出した場合は、YESの矢印で示すステップSB6に進む。再生指示を検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSB8に進む。
【0044】
ステップSB6では、ディスプレイ10に再生モード画面を表示し、再生メモリ領域42にある演奏データ32bの再生を設定して、図4の再生処理を起動する。その後、ステップSB7に進む。
【0045】
ステップSB7では、編集モードから再生が開始されたことを設定して、再生が終了するまで、この編集モード処理を待機させる。再生が終了したら(図4の再生処理が停止したら)次のステップSB8に進む。
【0046】
ステップSB8では、再生楽曲の選択操作を検出した場合、選択された楽曲に対応する演奏データ32を再生メモリ領域42にコピーする。その後、次のステップSB9に進む。
【0047】
ステップSB9では、鍵盤や各種スイッチ等の操作を検出した場合に、その操作に応じて編集メモリ領域41内の演奏データ32aの編集や、その他処理を行う。その他処理としては、例えば、編集メモリ領域41内の演奏データ32aのセーブなどがある。演奏データ32aのセーブは、演奏データメモリ領域31内の元の演奏データ32を上書きするようにしても良いし、別の演奏データ32として記憶するようにしても良い。その後、次のステップSB10に進む。
【0048】
なお、編集モード画面には、上述した再生スイッチに加えて、編集対象の演奏データの内容が表示されるので、ユーザはそれを参照して、各種スイッチや鍵盤等を用いて演奏データ32aの編集を行う。
【0049】
ステップSB10では、編集モード終了の指示がなされたか否かを検出する。編集モード終了の指示がなされた場合は、YESの矢印で示すステップSB11に進み編集モード処理を終了する。編集モード終了の指示がなされない場合は、NOの矢印で示すステップSB2に戻る。
【0050】
図4は、CPU5で行われる本実施例による再生処理を表すフローチャートである。この再生処理は、所定のタイミング(例えば、演奏データのクロックタイミング)毎に起動される割り込み処理である。
【0051】
図2のメイン処理によりこの再生処理が起動された場合は、メイン処理の動作と並行して再生処理が起動される。また、図3の編集モード処理により起動された場合は、編集モード処理を待機させ、再生モード画面を表示した状態で再生処理が起動される。なお、再生モード画面には、少なくとも再生の停止指示スイッチが設けられている。
【0052】
ステップSC1では、再生処理を開始して、次のステップSC2に進む。
【0053】
ステップSC2では、再生対象のメモリ領域(編集メモリ領域41又は再生メモリ領域42)内にある再生対象となっているの今回のタイミングに処理すべきデータを音源回路12などに送信して処理する。その後、次のステップSC3に進む。
【0054】
ステップSC3では、再生中の演奏データの停止指示がなされたか否かを判断する。停止指示があった場合は、YESの矢印で示すステップSC4に進む。停止指示がない場合は、NOの矢印で示すステップSC8に進む。
【0055】
なお、ここで停止指示とは、ユーザによる再生停止の指示操作(停止指示スイッチが操作されたこと)が検出された場合に加えて、処理すべきデータがエンドデータである場合も含む。
【0056】
ステップSC4では、編集モードから再生が開始されたか否かを判断する。すなわち、図3のステップSB7の設定内容を確認する。編集モードから再生が開始された場合は、YESの矢印で示すステップSC5に進み、それ以外の場合は、NOの矢印で示すステップSC6に進む。
【0057】
ステップSC5では、再生を停止して、編集メモリ領域41の演奏データ32aを編集するための編集モード画面を表示し、編集モード処理(図3のステップSB8)へ復帰する。その後、ステップSC7に進む。
【0058】
ステップSC6では、画面を再生モード画面にしたまま、再生を停止する。その後、ステップSC7に進む。
【0059】
ステップSC7では、再生処理の割り込みを停止し、次のステップSC8に進み再生処理を終了する。
【0060】
以上、本発明の実施例によれば、RAM4内に編集メモリ領域41と再生メモリ領域42をそれぞれ独立して設けているので、編集メモリ領域41内の演奏データ32aを編集中でも、再生メモリ領域42内の他の演奏データ32bの再生を行うことが出来る。
【0061】
また、演奏データの編集中に他の演奏データの再生を行った場合は、再生終了後に自動的に編集モードに復帰することが出来る。よって、編集中の演奏データをいちいちセーブしなくても他の演奏データを再生することが出来る。
【0062】
また、本発明の実施例によれば、編集対象として選択した演奏データ32は、編集メモリ領域41と再生メモリ領域42のそれぞれに読み込まれ、その後のユーザによる演奏データ32の編集は編集メモリ領域41内の演奏データ32aにのみ反映されるので、簡単に編集中又は編集後の演奏データ32aと編集前の演奏データ32bを比較することが出来る。
【0063】
なお、実施例では、編集モード処理から楽曲の再生を開始した場合には、その楽曲の再生が停止した後自動的に編集モードに復帰したが、編集モードに復帰させずに再生モードを持続(メイン処理へ復帰)させるようにしても良い。
【0064】
その場合には、編集メモリ領域41内の編集中若しくは編集後の演奏データ32aをセーブすることを促すようにする。また、楽曲の再生停止時に編集モードへ復帰するか、メイン処理へ復帰する(編集モードを終了して再生モードを維持する)か、のいずれかを選択できるようにしても良い。
【0065】
また、実施例では、編集モード開始時に演奏データ32を編集メモリ領域41及び再生メモリ領域42にコピーしたが、編集モードで補助再生スイッチが操作された時点で、編集メモリ領域41から再生メモリ領域42にコピーするようにしても良い。
【0066】
さらに、補助再生スイッチとして、演奏データメモリ領域31内の複数の演奏データ32のそれぞれに対応したスイッチを設けるようにしても良い。例えば、複数のデモ曲の再生を開始させるためのスイッチを用意する。
【0067】
その場合には、いずれかの補助再生スイッチが操作されると、その補助再生スイッチに対応した演奏データ32を演奏データメモリ領域31から、再生メモリ領域42にコピーして再生を開始させるようにする。
【0068】
また、実施例では、再生メモリ領域42には、1曲分の演奏データ32bが記憶されるようにしたが、再生メモリ領域42内に、編集中の演奏データの原型を記憶する領域とそれ以外の新たな演奏データを記憶する領域との2つの領域を設けるようにしてもよい。
【0069】
その場合には、各メモリ領域に対応した再生開始指示スイッチを設けるようにすると良い。例えば、編集中の編集メモリ領域41内に記憶されている演奏データ32の再生を開始するためのスイッチと、編集中の演奏データの原型を記憶する領域に記憶された演奏データ32の再生を開始するためのスイッチと、それ以外の新たな演奏データを記憶する領域に記憶された演奏データ32の再生を開始するためのスイッチとをそれぞれ別々に設けるようにする。
【0070】
また、編集メモリ領域も同様に、編集対象の演奏データを複数記憶できるようにしてもよいし、演奏データごとに編集メモリ領域と再生メモリ領域を設けるようにしても良い(予め複数の編集メモリ領域と再生メモリ領域を用意しておくと良い)。この方法は、複数のメモリ領域が必要となるため、RAM4に十分な容量がある場合か、外部記憶装置11をRAM4として利用できる場合にのみ有効である。
【0071】
なお、本発明の実施例の演奏データ再生装置1は電子楽器、パソコン+アプリケーションソフトウェアの形態、携帯電話等の携帯型通信端末の他、カラオケ装置や、ゲーム装置、自動演奏ピアノなどどのような形態をとってもよい。
【0072】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、演奏データの編集中であっても簡単に他の演奏データを再生することが出来る演奏データ再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による演奏データ再生装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例によるメイン処理を表すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施例による編集モード処理を表すフローチャートである。
【図4】 本発明の実施例による再生処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…演奏データ再生装置、2…バス、3…ROM、4…RAM、5…CPU、6…タイマ、7…検出回路、8…操作子、9…表示回路、10…ディスプレイ、11…外部記憶装置、12…音源回路、13…サウンドシステム、14…MIDII/F、15…MIDI機器、16…通信インターフェイス、17…通信ネットワーク、31…演奏データメモリ領域、32…演奏データ、41…編集メモリ領域、42…再生メモリ領域
Claims (4)
- 複数の演奏データを記憶する演奏データ記憶手段と、
編集対象の演奏データを一時的に記憶する編集対象記憶手段と、
再生対象の演奏データを一時的に記憶する再生対象記憶手段と、
前記演奏データ記憶手段に記憶された複数の演奏データから一つの演奏データを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された一つの演奏データを前記演奏データ記憶手段から読み出して前記編集対象記憶手段と再生対象記憶手段との双方に記憶させる読み出し手段と、
編集操作を入力する入力手段と、
前記編集操作に応じて、前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データを編集する編集手段と、
再生する演奏データとして前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データ又は前記再生対象記憶手段に記憶された演奏データのいずれかを指示する指示手段と、
前記指示手段の指示に従い前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データ又は前記再生対象記憶手段に記憶された演奏データのいずれかを再生する再生手段と
を有する演奏データ再生装置。 - さらに、再生する演奏データを前記演奏データ記憶手段に記憶された複数の演奏データから選択する再生データ選択手段と、
前記再生データ選択手段にて選択された演奏データを前記演奏データ記憶手段から読み出して前記再生対象記憶手段に記憶させる再生データ読み出し手段とを有する請求項1記載の演奏データ再生装置。 - 演奏データ記憶手段に記憶された複数の演奏データから一つの演奏データを選択する選択手順と、
前記選択手段により選択された一つの演奏データを前記演奏データ記憶手段から読み出して編集対象の演奏データを一時的に記憶する編集対象記憶手段と再生対象の演奏データを一時的に記憶する再生対象記憶手段との双方に記憶させる読み出し手順と、
編集操作を入力する入力手順と、
前記編集操作に応じて、前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データを編集する編集手順と、
再生する演奏データとして前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データ又は前記再生対象記憶手段に記憶された演奏データのいずれかを指示する指示手順と、
前記指示手順の指示に従い前記編集対象記憶手段に記憶された編集対象の演奏データ又は前記再生対象記憶手段に記憶された演奏データのいずれかを再生する再生手順と
を有する演奏データ再生手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - さらに、再生する演奏データを前記演奏データ記憶手段に記憶された複数の演奏データから選択する再生データ選択手順と、
前記再生データ選択手順にて選択された演奏データを前記演奏データ記憶手段から読み出して前記再生対象記憶手段に記憶させる再生データ読み出し手順とを有する請求項3記載のプログラム。
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