JP3488037B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP3488037B2
JP3488037B2 JP03549497A JP3549497A JP3488037B2 JP 3488037 B2 JP3488037 B2 JP 3488037B2 JP 03549497 A JP03549497 A JP 03549497A JP 3549497 A JP3549497 A JP 3549497A JP 3488037 B2 JP3488037 B2 JP 3488037B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動演奏装置に関
し、特に、自動演奏データ中に存在する多段階或いは連
続量の楽音制御情報を間引く編集を行う機能を有する自
動演奏装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、電子キーボードや電子ピアノ
等の電子楽器と一体的或いは別体に設けられ、RAM
(Ramdom Access Memory)等の内部記憶装置に記憶され
た自動演奏データに基づいて自動演奏を行う自動演奏装
置が知られている。 【0003】一般に、ある1曲を自動演奏するための自
動演奏データは、例えば、図17に示すように、リズム
パート、コードパート、メロディパート等、16パート
の自動演奏データPart 1〜Part 16から構成されて
いる。そして、自動演奏データPart 1〜Part 16
は、各々のパートを演奏するためのキー番号やベロシテ
ィ情報等を含む音符(ノート)データ、音色番号等を含
む音色データ、ボリューム値等を含むボリュームデータ
の他、楽音制御情報等、様々な情報を含んいる。 【0004】ところで、上記楽音制御情報としては、例
えば、アフタータッチ情報、ピッチベンド情報、モジュ
レーション情報、ボリューム情報、パンポット情報、エ
クスプレッション情報等、多段階或いは連続量の情報か
らなるものがある。このような多段階或いは連続量の情
報は、非常にデータ数が多いため、結果として自動演奏
データの量を大きくしてしまう。例えば、ピッチベンド
情報は、曲のピッチを変えるためにダイヤル状の操作子
が操作されることにより発生する情報であるが、その発
生する情報はアナログ値であるため、非常に細かくデー
タが発生する。 【0005】しかしながら、上述のような多段階或いは
連続量の楽音制御情報は、ある程度の刻みでデータを持
っていれば、実際の自動演奏に殆ど影響がない場合があ
る。 【0006】そこで、自動演奏データ量を削減するため
に、多段階或いは連続量の楽音制御情報を間引く編集を
行う機能(間引き編集機能)を有する自動演奏装置があ
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、間引き
編集機能を有する従来の自動演奏装置では、単純に1つ
づつデータを間引く方法や、最大値と最小値のデータの
みを残す方法が採用されていたため、意図通りの自動演
奏を得ることができなかった。 【0008】具体的には、例えば、自動演奏データ中に
図18に示すようなデータa1 〜a10からなる楽音制御
情報Aが存在し、この楽音制御情報Aに間引く編集を行
った場合、従来の自動演奏装置では、単純に1つづつデ
ータが間引かれ、データa1〜a10のうちデータa1 ,
a3 ,a5 ,a7 ,a9 が楽音制御情報Aとされる。或
いは、データa1 〜a10のうち最大値であるデータa10
と最小値であるデータa1 のみが楽音制御情報Aとされ
る。 【0009】この結果、単純に1つづつデータを間引い
た場合には、データa1 〜a10のうち最大値であるデー
タa10が間引かれてしまう。また、最大値と最小値のデ
ータのみを残す場合には、データa1 とデータa10の間
の変化状態が無視されてしまう。 【0010】上述のように、間引き編集機能を有する従
来の自動演奏装置では、多段階或いは連続量の楽音制御
情報のうち、最大値や最小値が間引かれてしまったり、
或いは、最大値と最小値の間の変化状態が無視されてし
まい、使用者の意図する自動演奏を得ることができなか
った。 【0011】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、簡単な操作で効率的に間引き編
集を行うことにより、使用者の意図する自動演奏を行う
ことができる自動演奏装置を提供することを目的とす
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、パート毎に予
め記憶した自動演奏データ中に存在するアナログ的な各
種の楽音制御情報に間引き編集を行う機能を有する自動
演奏装置であって、上記自動演奏データ中に存在するア
ナログ的な楽音制御情報の種類を検出すると共に、楽音
制御情報を構成するデータ数を種類毎に検出する検出手
段と、上記検出手段の検出結果を画面表示する表示手段
と、上記表示手段の表示に基づき間引き編集を行う楽音
制御情報の種類を指定する指定手段と、上記指定手段で
指定された種類の楽音制御情報を構成する各データにお
いて、第1の編集対象データに対してその直後の第2の
編集対象データが上昇中でありかつ上記第2の編集対象
データに対してその直後の第3の編集対象データが上昇
中であるときには上記3つの編集対象データが全て上昇
中であると判別し、第1の編集対象データに対してその
直後の第2の編集対象データが下降中でありかつ上記第
2の編集対象データに対してその直後の第3の編集対象
データが下降中であるときには上記3つの編集対象デー
タが全て下降中であると判別する上昇/下降判別手段
と、上記上昇/下降判別手段の判別結果に基づいて、上
記3つの編集対象データが全て上昇中あるいは下降中で
ある場合には上記第2の編集対象データを削除する削除
手段とを備えることを特徴とする。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 【0014】本発明に係る自動演奏装置は、例えば、図
1に示すような自動演奏装置100に適用される。 【0015】この自動演奏装置100は、多段階或いは
連続量の楽音制御情報を間引く編集を行う機能(間引き
編集機能)を有するものであり、上記図1に示すよう
に、データバスやアドレスバス等のバスライン1に接続
されたCPU(Central Processing Unit )2、ROM
(Read Only Memory)3、RAM(Ramdom Access Memo
ry)4及び音源回路7を備えており、CPU2、ROM
3、RAM4及び音源回路7は各々バスライン1により
相互にデータの送受信が行われるようになされている。
また、CPU2には、外部インターフェース回路(外部
I/F)5と操作パネル6が接続されている。さらに、
音源回路7には増幅器8が接続され、増幅器8にはスピ
ーカ9が接続されている。 【0016】まず、CPU2は、ROM3に格納された
種々のプログラムに従って装置全体の動作制御を行う。
例えば、CPU2は、操作パネル6のスキャン処理を行
って、その操作パネル6の操作に応じて後述する各処理
を実行する。 【0017】ROM3には、CPU2の各種の処理プロ
グラムや、楽音波形データ等が格納されている。 【0018】RAM4は、CPU2の各種処理の実行過
程において各種の情報を一時記憶したり、各種処理の結
果得られた情報を記憶したりする領域を有するメモリで
ある。また、RAM4には、上記図17に示したような
自動演奏データが複数曲分格納されている。 【0019】外部I/F5は、例えば、MIDIインタ
ーフェースから構成される。この外部I/F5は、自動
演奏装置と外部機器との接続規格であるMIDI(Musi
calInstrument Digital Interface)規格により、この
自動演奏装置100と図示していない外部機器との間で
情報の授受を行う。これにより、CPU2でRAM4に
格納されている自動演奏データを外部出力して、外部機
器で自動演奏を行うようにすることも可能である。 【0020】操作パネル6には、例えば、図2に示すよ
うに、操作パネル6上の各種操作子やスイッチ等により
設定された内容等を表示する表示器61が設けられてい
る。したがって、使用者は、この表示器61を見ながら
各種の操作や情報設定等を行うことができるようになさ
れている。また、操作パネル6には、上記各種操作子や
スイッチ等として、自動演奏の開始(プレイ)/終了
(ストップ)を指示するプレイ/ストップスイッチ62
と、どの曲を自動演奏するか又は編集するかを指示する
選曲スイッチ63と、編集処理の実行を指示する編集実
行スイッチ64と、どのデータを編集するかを指示する
編集データスイッチ65と、どのパートを編集するかを
指示するパートスイッチ66と、どの小節を編集するか
を指示する開始小節スイッチ67及び終了小節スイッチ
68とが設けられている。 【0021】音源回路7は、CPU2により供給される
自動演奏データに基づいて、ROM3に格納されている
楽音波形データを読み出して加工し、図示していないデ
ィジタル/アナログ変換器でアナログの楽音信号を生成
して増幅器8に供給する。したがって、音源回路7で生
成された楽音信号が増幅器8で増幅された後、スピーカ
9から放音されることとなる。 【0022】つぎに、図3〜図13のフローチャートを
用いて、CPU2によって行われる自動演奏装置100
の動作について説明する。 【0023】この自動演奏装置100では、上記図3〜
図13のフローチャートに従ったプログラムがROM3
に予め格納されており、これらのプログラムをCPU2
が実行するようになされている。 【0024】上記図3はメイン処理であり、自動演奏装
置100が電源ON状態となると、このメイン処理が実
行される。 【0025】すなわち、CPU2は、装置全体の初期化
処理を行った後(ステップS301)、パネル処理(ス
テップS302)、自動演奏処理(ステップS30
3)、及び外部I/F5からの入力データ等に対する処
理(ステップS304)を順次行って、ステップS30
2のパネル処理に戻る。 【0026】また、上記自動演奏処理において自動演奏
を実行する場合、CPU2は、自動演奏する曲のテンポ
に応じたタイマを作成し、上記図4に示すようなタイマ
割込処理を実行する。これにより、自動演奏する曲のテ
ンポに応じた速さでタイマクロックがインクリメントさ
れる(ステップS401)。 【0027】上記図5は、上記図3のメイン処理で示し
たパネル処理(ステップS302)を具体的に示すフロ
ーチャートである。 【0028】このパネル処理では、先ず、CPU2は、
操作パネル6上のプレイ/ストップスイッチ62が押さ
れたか否かを判別する(ステップS501)。 【0029】ステップS501の判別の結果、プレイ/
ストップスイッチ62が押されている場合、CPU2
は、プレイ/ストップ処理を実行して(ステップS50
2)、次のステップS503の処理に進む。 【0030】ステップS501の判別の結果、プレイ/
ストップスイッチ62が押されていない場合、又はステ
ップS502のプレイ/ストップ処理の後、CPU2
は、操作パネル6上の選曲スイッチ63が押されたか否
かを判別する(ステップS503)。 【0031】ステップS503の判別の結果、選曲スイ
ッチ63が押されている場合、CPU2は、選曲処理を
実行して(ステップS504)、次のステップS505
の処理に進む。 【0032】ステップS503の判別の結果、選曲スイ
ッチ63が押されていない場合、又はステップS504
の選曲処理の後、CPU2は、操作パネル6上の編集実
行スイッチ64が押されたか否かを判別する(ステップ
S505)。 【0033】ステップS505の判別の結果、編集実行
スイッチ64が押されている場合、CPU2は、編集処
理を実行して(ステップS506)、次のステップS5
07の処理に進む。 【0034】ステップS505の判別の結果、編集実行
スイッチ64が押されていない場合、又はステップS5
06の編集処理の後、CPU2は、操作パネル6上の編
集データスイッチ65が押されたか否かを判別する(ス
テップS507)。 【0035】ステップS507の判別の結果、編集デー
タスイッチ65が押されている場合、CPU2は、編集
対象データ選択処理を実行して(ステップS508)、
次のステップS509の処理に進む。 【0036】ステップS507の判別の結果、編集デー
タスイッチ65が押されていない場合、又はステップS
508の選曲処理の後、CPU2は、操作パネル6上の
パートスイッチ66が押されたか否かを判別する(ステ
ップS509)。 【0037】ステップS509の判別の結果、パートス
イッチ66が押されている場合、CPU2は、編集対象
パート選択処理を実行して(ステップS510)、次の
ステップS511の処理に進む。 【0038】ステップS509の判別の結果、パートス
イッチ66が押されていない場合、又はステップS51
0の編集対象パート選択処理の後、CPU2は、操作パ
ネル6上の開始小節スイッチ67が押されたか否かを判
別する(ステップS511)。 【0039】ステップS511の判別の結果、開始小節
スイッチ67が押されている場合、CPU2は、開始小
節変更処理を実行して(ステップS512)、次のステ
ップS513の処理に進む。 【0040】ステップS511の判別の結果、開始小節
スイッチ67が押されていない場合、又はステップS5
12の開始小節変更処理の後、CPU2は、操作パネル
6上の終了小節スイッチ68が押されたか否かを判別す
る(ステップS513)。 【0041】ステップS513の判別の結果、終了小節
スイッチ68が押されている場合、CPU2は、終了小
節変更処理を実行して(ステップS514)、上記図3
のメイン処理にリターンする。 【0042】ステップS513の判別の結果、終了小節
スイッチ68が押されていない場合には、CPU2は、
そのまま上記図3のメイン処理にリターンする。 【0043】上述のように、パネル処理では、操作パネ
ル6上の各スイッチ状態を検出して、その状態に基づい
て各種処理を行う。 【0044】上記図6は、上記図5のパネル処理で示し
たプレイ/ストップ処理(ステップS502)を具体的
に示すフローチャートである。 【0045】ここで、この自動演奏装置100では、例
えば、装置が自動演奏実行中であるか否かを示すプレイ
フラグが設けられており、このプレイフラグは、装置が
自動演奏実行中であるときには「1」に設定され、装置
が自動演奏実行中でないときには「0」に設定されるよ
うになされている。 【0046】そこで、このプレイ/ストップ処理では、
先ず、CPU2は、上記プレイフラグにより、装置が自
動演奏実行中であるか否かを判別する(ステップS60
1)。 【0047】ステップS601の判別の結果、装置が自
動演奏実行中である場合、CPU2は、上記プレイフラ
グを「0」にクリアして(ステップS604)、自動演
奏を終了させる処理(楽音を消去させる処理)を行う
(ステップS605)。 【0048】ステップS601の判別の結果、装置が自
動演奏実行中でない場合、CPU2は、上記プレイフラ
グを「1」にセットする(ステップS602)。そし
て、CPU2は、自動演奏を開始させる処理を行う(ス
テップS603)。具体的には、後述する選曲処理で得
られた曲番号に対応する自動演奏データの先頭のポイン
タをパート毎にセットして、上記図3に示した自動演奏
処理(ステップS303)を実行する。 【0049】上述のような自動演奏終了処理(ステップ
S605)又は自動演奏開始処理(ステップS603)
の後、CPU2は上記図5のパネル処理にリターンす
る。 【0050】上記図7は、上記図5のパネル処理で示し
た選曲処理(ステップS504)を具体的に示すフロー
チャートである。 【0051】ここで、この自動演奏装置100では、上
述したように複数曲分の自動演奏データがRAM4に記
憶されており、それらの曲のうちどの曲を自動演奏する
か、或いは、どの曲の自動演奏データに間引き編集を行
うかは、選曲スイッチ63を押すことにより選択できる
ようになされている。そして、選曲スイッチ63が押さ
れる度に、曲番号がインクリメントし、このときの曲番
号が表示器61に画面表示される。したがって、使用者
は、表示器61の画面で曲番号を確認しながら選曲スイ
ッチ63を操作することで、所望の曲を選択できる。 【0052】そこで、この選曲処理では、先ず、CPU
2は、上述したプレイフラグにより、装置が自動演奏実
行中であるか否かを判別する(ステップS701)。 【0053】ステップS601の判別の結果、装置が自
動演奏実行中である場合、CPU2は、そのまま上記図
5のパネル処理にリターンする。 【0054】ステップS601の判別の結果、装置が自
動演奏実行中でない場合、CPU2は、内部メモリに記
憶された曲番号を次の曲の番号に更新して(ステップS
702)、上記図5のパネル処理にリターンする。 【0055】上記図8は、上記図5のパネル処理で示し
た編集対象データ選択処理(ステップS508)を具体
的に示すフローチャートである。 【0056】ここで、この自動演奏装置100で間引き
編集可能なデータは、上述したように自動演奏データ中
の楽音制御情報、特に、アナログ値である楽音制御情報
としている。具体的には、例えば、アフタータッチ情
報、ピッチベンド情報、モジュレーション情報、ボリュ
ーム情報、パンポット情報及びエクスプレッション情報
の6つの情報としている。これらの6つの情報のどの情
報を間引き編集するかは、編集データスイッチ65を押
すことにより選択できるようになされている。そして、
編集データスイッチ65が押される度に、編集対象とな
る情報が、アフタータッチ情報、ピッチベンド情報、モ
ジュレーション情報、ボリューム情報、パンポット情
報、エクスプレッション情報へと順次変わり、現在何の
情報が編集対象となっているかの情報が表示器61に画
面表示される。したがって、使用者は、表示器61の画
面で確認しながら編集データスイッチ65を操作するこ
とで、所望の情報を選択できる。 【0057】そこで、この編集対象データ選択処理で
は、先ず、CPU2は、上述したプレイフラグにより、
装置が自動演奏実行中であるか否かを判別する(ステッ
プS801)。 【0058】ステップS801の判別の結果、装置が自
動演奏実行中である場合、CPU2は、そのまま上記図
5のパネル処理にリターンする。 【0059】ステップS801の判別の結果、装置が自
動演奏実行中でない場合、CPU2は、内部メモリに記
憶された編集対象情報を示す情報を次の情報を示す情報
に更新して(ステップS802)、CPU2は上記図5
のパネル処理にリターンする。 【0060】尚、編集可能な楽音制御情報は、アフター
タッチ情報、ピッチベンド情報、モジュレーション情
報、ボリューム情報、パンポット情報及びエクスプレッ
ション情報の6つの情報に限らず、アナログ的な情報で
あれば何れでもよい。 【0061】上記図9は、上記図5のパネル処理で示し
た編集対象パート変更処理(ステップS510)を具体
的に示すフローチャートである。 【0062】ここで、この自動演奏装置100では、パ
ート毎に自動演奏データの間引き編集を行うことがで
き、どのパートの間引き編集を行うかは、パートスイッ
チ66を押すことにより選択できるようになされてい
る。例えば、選曲スイッチ63の操作により上述した選
曲処理(ステップS504)が行われた結果、間引き編
集する曲番号が得られると、次にパートスイッチ66を
操作することにより、その間引き編集する曲番号に対応
した自動演奏データのどのパートの自動演奏データを間
引き編集するかを指定することができる。すなわち、パ
ートスイッチ66が押される度に、編集対象となるパー
トが、パート1、パート2、・・・へと順次変わり、現
在どのパートが編集対象となっているかの情報が表示器
61に画面表示される。したがって、使用者は、表示器
61の画面で確認しながらパートスイッチ66を操作す
ることで、所望のパートを選択できる。 【0063】そこで、この編集対象パート変更処理で
は、先ず、CPU2は、上述したプレイフラグにより、
装置が自動演奏実行中であるか否かを判別する(ステッ
プS901)。 【0064】ステップS901の判別の結果、装置が自
動演奏実行中である場合、CPU2は、そのまま上記図
5のパネル処理にリターンする。 【0065】ステップS901の判別の結果、装置が自
動演奏実行中でない場合、CPU2は、内部メモリに記
憶された編集対象パートを示す情報を次のパートを示す
情報に更新して(ステップS902)、上記図5のパネ
ル処理にリターンする。 【0066】上記図10は、上記図5のパネル処理で示
した開始小節変更処理(ステップS512)を具体的に
示すフローチャートである。 【0067】ここで、この自動演奏装置100では、選
曲スイッチ63、パートスイッチ66、編集データスイ
ッチ65を順次操作して、上述した選曲処理(ステップ
S504)、編集対象パート変更処理(ステップS51
0)、編集対象データ選択処理(ステップS508)が
順次実行された結果、間引き編集する曲が決定し、その
曲のどのパートを間引き編集するかが決定し、さらに決
定したパートの何の楽音制御情報を間引き編集するかが
決定した後、開始小節スイッチ67を押すことにより、
編集対象の自動演奏データにおいて、間引き編集を開始
する小節を指定できるようになされている。すなわち、
開始小節スイッチ67が押される度に、小節番号が、
1、2、・・・へと順次変わり、現在の小節番号が表示
器61に画面表示される。したがって、使用者は、表示
器61の画面で確認しながら開始小節スイッチ67を操
作することで、間引き編集を開始したい小節を指定でき
る。 【0068】そこで、この開始小節変更処理では、先
ず、CPU2は、上述したプレイフラグにより、装置が
自動演奏実行中であるか否かを判別する(ステップS1
001)。 【0069】ステップS1001の判別の結果、装置が
自動演奏実行中である場合、CPU2は、そのまま上記
図5のパネル処理にリターンする。 【0070】ステップS1001の判別の結果、装置が
自動演奏実行中でない場合、CPU2は、内部メモリに
記憶された開始小節番号を示す情報を次の小節の番号に
更新して(ステップS1002)、上記図5のパネル処
理にリターンする。 【0071】上記図11は、上記図5のパネル処理で示
した終了小節変更処理(ステップS514)を具体的に
示すフローチャートである。 【0072】ここで、この自動演奏装置100では、上
述したようにして、開始小節スイッチ67により間引き
編集を開始する小節が決定した後、終了小節スイッチ6
8を押すことにより、間引き編集を終了する小節を指定
できるようになされている。すなわち、終了小節スイッ
チ68が押される度に、小節番号が、1、2、・・・へ
と順次変わり、現在の小節番号が表示器61に画面表示
される。したがって、使用者は、表示器61の画面で確
認しながら終了小節スイッチ68を操作することで、間
引き編集を終了したい小節を指定できる。これにより、
例えば、上記図17に示すように、ある曲のパート2の
自動演奏データPart 2に対して、2小節n2 〜4小節
n4 に存在する楽音制御情報のみに間引き編集を行うこ
とを指定できる。 【0073】そこで、この終了小節変更処理では、先
ず、CPU2は、上述したプレイフラグにより、装置が
自動演奏実行中であるか否かを判別する(ステップS1
101)。 【0074】ステップS1101の判別の結果、装置が
自動演奏実行中である場合、CPU2は、そのまま上記
図5のパネル処理にリターンする。 【0075】ステップS1101の判別の結果、装置が
自動演奏実行中でない場合、CPU2は、内部メモリに
記憶された終了小節番号を示す情報を次の小節の番号に
更新して(ステップS1102)、上記図5のパネル処
理にリターンする。 【0076】尚、上述した開始小節変更処理(ステップ
S512)及び終了小節変更処理(ステップS514)
は、「開始小節番号」と「終了小節番号」が逆転しない
ようになされている。例えば、「開始小節番号≦終了小
節番号」の関係が常に成り立つようになされており、開
始小節番号と終了小節番号が同じ値に設定された場合に
は、その値の小節のみを間引き編集することとする。 【0077】上記図12は、上記図5のパネル処理で示
した編集処理(ステップS506)を具体的に示すフロ
ーチャートである。 【0078】ここで、この自動演奏装置100では、選
曲スイッチ63、パートスイッチ66、編集データスイ
ッチ65、開始小節スイッチ67、終了小節スイッチ6
8を順次操作して、上述した選曲処理(ステップS50
4)、編集対象パート変更処理(ステップS510)、
編集対象データ選択処理(ステップS508)、開始小
節変更処理(ステップS512)、終了小節変更処理
(ステップS514)が順次実行された後、編集実行ス
イッチ64が押されると、この編集処理が実行されるよ
うになされている。したがって、この時点では、編集対
象となる曲番号、パート、楽音制御情報の種類、間引き
編集を開始する小節及び終了する小節の各情報がCPU
2の内部メモリに記憶されている。 【0079】尚、説明の簡単のために、例えば、上記図
17に示すように、ある曲のパート2の自動演奏データ
Part 2の2小節n2 〜4小節n4 に間引き編集を行う
ように指定され、2小節n2 〜4小節n4 には、図14
に示すような編集対象情報である楽音制御情報Bが存在
するものとする。また、この楽音制御情報Bは、データ
b1 〜b7 からなり、これらのデータb1 〜b7 に間引
き編集を行うものとして、以下説明する。 【0080】先ず、CPU2は、上述したプレイフラグ
により、装置が自動演奏実行中であるか否かを判別する
(ステップS1201)。 【0081】ステップS1201の判別の結果、装置が
自動演奏実行中である場合、CPU2は、そのまま上記
図5のパネル処理にリターンする。 【0082】ステップS1201の判別の結果、装置が
自動演奏実行中でない場合、CPU2は、先ず、上述の
ようにして内部メモリに記憶した各種の情報を用いて、
パート2の自動演奏データPart 2の2小節n2 の先頭
ポインタPS を読み出し開始位置(リードポインタ)と
して設定する(ステップS1202)。 【0083】次に、CPU2は、ステップS1202で
設定されたリードポインタからデータの読み出しを行う
(ステップS1203)。 【0084】次に、CPU2は、ステップS1203で
読み出したデータが、編集データスイッチ65で指定さ
れた楽音制御情報であるか、すなわち上記図14に示す
楽音制御情報B(編集対象データb1 )であるか否かを
判別する(ステップS1204)。 【0085】ステップS1204の判別の結果、編集対
象データb1 でなかった場合、CPU2は、後述するス
テップS1217の処理に進む。 【0086】ステップS1204の判別の結果、編集対
象データb1 であった場合、CPU2は、編集対象デー
タb1 のポインタ以前で最も近い編集対象データをサー
チする(ステップS1205)。 【0087】ここでは、編集対象データb1 は最初のデ
ータであるため、ステップS1205の判別の結果が
「編集対象データ無し」となり、CPU2はステップS
1217の処理に進む。 【0088】ステップS1217では、CPU2は、次
のデータを読み出すために、リードポインタを更新す
る。 【0089】次に、CPU2は、ステップS1217で
更新されたリードポインタが最終小節である4小節n4
の最終ポインタPE となったか否かを判別する(ステッ
プS1218)。 【0090】ステップS1218の判別の結果、最終ポ
インタPE となった場合、CPU2は、上記図5のパネ
ル処理にリターンするが、ここでは未だ2小節n2 に対
する処理中であるため、ステップS1203の処理に戻
る。 【0091】そして、上述したようにしてステップS1
203の処理で次のデータが読み出され、ステップS1
204で読出データが編集対象データb2 であるか否か
が判別される。 【0092】ステップS1204の判別の結果、編集対
象データb2 でなかった場合、CPU2は、ステップS
1217の処理に進む。 【0093】ステップS1204の判別の結果、編集対
象データb2 であった場合、CPU2は、編集対象デー
タb2 のポインタ以前で最も近い編集対象データをサー
チする(ステップS1205)。このステップS120
5で編集対象データb2 以前の編集対象データb1 が検
出され、ステップS1206の判別の結果が「編集対象
データ有り」とされる。 【0094】ステップS1206で「編集対象データ有
り」と判別されると、次に、CPU2は、前データ(編
集対象データb1 )が現データ(編集対象データb2 )
より大きいか否かを判別する(ステップS1207)。 【0095】ステップS1207の判別の結果、「前デ
ータ>現データ」の場合、CPU2は「下降中」である
ことを記憶し(ステップS1208)、一方、「前デー
タ>現データ」でなかった場合、CPU2は「上昇中」
であることを記憶する(ステップS1209)。ここで
は、「編集対象データb1 <編集対象データb2 」であ
るため、「上昇中」となる。 【0096】ステップS1208又はステップS120
9の処理後、CPU2は、編集対象データb2 のポイン
タ以降で最も近い編集対象データをサーチする(ステッ
プS1210)。 【0097】ここでは、編集対象データb2 以降に編集
対象データb3 が存在するため、この編集対象データb
3 がステップS1210で検出され、この結果、次のス
テップS1211で「編集対象データ有り」と判別さ
れ、CPU2はステップS1212の処理に進む。尚、
ステップS1211で「編集対象データ無し」と判別さ
れた場合には、CPU2は、ステップS1217の処理
に進む。 【0098】ステップS1212では、CPU2は、現
データ(編集対象データb2 )が次データ(編集対象デ
ータb3 )より大きいか否かを判別する。 【0099】ステップS1212の判別の結果、「現デ
ータ<次データ」の場合、CPU2は、上述のようにし
て記憶したステップS1207の判別結果を用いて、3
つの編集対象データb1 ,b2 ,b3 は全て上昇中であ
るか否かを判別する(ステップS1213)。 【0100】ステップS1213の判別の結果、「上昇
中」であった場合、CPU2は次のステップS1215
に進み、「上昇中」でなかった場合、CPU2はステッ
プS1217に進む。 【0101】また、ステップS1212の判別の結果、
「現データ<次データ」でなかった場合、CPU2は、
上述のようにして記憶したステップS1207の判別結
果を用いて、3つの編集対象データb1 ,b2 ,b3 は
全て下降中であるか否かを判別する(ステップS121
4)。 【0102】ステップS1214の判別の結果、「下降
中」であった場合、CPU2は次のステップS1215
に進み、「下降中」でなかった場合、CPU2はステッ
プS1217に進む。 【0103】ここでは、編集対象データb1 (前デー
タ)<編集対象データb2 (現データ)<編集対象デー
タb3 (次データ)であるため、ステップS1212で
「現データ<次データ」と判別され、ステップS121
3に進み、ステップS1213で「上昇中」と判別され
て、ステップS1215に進むこととなる。 【0104】ステップS1215では、CPU2は、現
データがその直前又は直後のデータより一定時間T経過
しているか否かを判別する。 【0105】ステップS1215の判別の結果、一定時
間T経過していた場合、CPU2は、現データを削除し
て(ステップS1216)、ステップS1217に進
む。尚、削除したデータは次の処理のために、例えば、
CPU2の内部メモリに保存されるものとする。 【0106】ステップS1215の判別の結果、一定時
間T経過していない場合、CPU2は、ステップS12
16の処理は行わずに現データをそのまま残して、ステ
ップS1217に進む。 【0107】ここでは、例えば、編集対象データb2
(現データ)の編集対象データb1 (前データ)からの
経過時間t1 を「t1 <T」、編集対象データb2 (現
データ)の編集対象データb3 (次データ)からの経過
時間t2 を「t2 <T」としている。したがって、編集
対象データb2 (現データ)は、ステップS1216で
削除されると共に、次の処理のためにCPU2の内部メ
モリに保存されることとなる。 【0108】上述のようにして、編集対象データb1 ,
b2 ,b3 が比較された結果、全て上昇中であることに
より編集対象データb2 が削除され、次の編集対象デー
タb3 に対する処理でも同様にして、編集対象データb
2 ,b3 ,b4 が比較された結果、全て上昇中であるこ
とにより編集対象データb3 が削除される。 【0109】そして、次の編集対象データb4 では、編
集対象データb3 ,b4 ,b5 が比較される。 【0110】このとき、編集対象データb3 (前デー
タ)<編集対象データb4 (現データ)>編集対象デー
タb5 (次データ)であるため、ステップS1207の
判別結果により「上昇中」とされ、ステップS1212
及びステップS1213の判別結果により「上昇中でな
い」とされる。すなわち、3つの編集対象データb3 ,
b4 ,b5 は、全て上昇中でないと判別される。したが
って、この場合には、編集対象データb4 は削除されな
い。このようにして、編集対象データが変曲点であった
場合には、その編集対象データを間引かないようにして
いる。 【0111】また、順次処理が行われ、編集対象データ
b5 に対する処理では、編集対象データb4 ,b5 ,b
6 が比較される。 【0112】ここで、例えば、編集対象データb5 (現
データ)の編集対象データb6 (次データ)からの経過
時間t5 を、例えば、「t5 >T」とした場合、編集対
象データb4 ,b5 ,b6 は全て下降中であるが、編集
対象データb5 (現データ)が編集対象データb6 (次
データ)より一定時間T経過していることにより、ステ
ップS1215で「一定時間T経過している」と判別さ
れる。したがって、この場合には、編集対象データb5
は削除されない。 【0113】また、次の編集対象データb6 に対する処
理でも同様に、編集対象データb6(現データ)の編集
対象データb7 (次データ)からの経過時間t6 を、例
えば、「t6 >T」とした場合、編集対象データb5 ,
b6 ,b7 は全て下降中であるが、編集対象データb6
(現データ)が編集対象データb7 (次データ)より一
定時間T経過していることにより、ステップS1215
で「一定時間T経過している」と判別される。したがっ
て、この場合には、編集対象データb6 は削除されな
い。 【0114】このようにして、全ての編集対象データが
上昇中であっても、或いは下降中であっても、現データ
である編集対象データが、その直前又は直後の編集対象
データよりも一定時間T経過していた場合には、現デー
タである編集対象データを間引かないようにしている。 【0115】上述のような編集処理により、編集対象デ
ータb1 〜b7 のうち間引かれる編集対象データは、変
曲点でなく、且つ、直前又は直後の編集対象データより
一定時間T経過していない編集対象データb2 ,b3 と
なる。 【0116】上記図13は、上記図3のパネル処理で示
した自動演奏処理(ステップS303)を具体的に示す
フローチャートである。 【0117】尚、この自動演奏処理は、各パート毎に行
われる処理であり、以下説明の簡単のために、ある1つ
のパートの自動演奏データに対する自動演奏処理につい
てのみ説明する。 【0118】ここで、この自動演奏装置100では、自
動演奏が実行されていない時に選曲スイッチ63で自動
演奏する曲が選択され、プレイ/ストップスイッチ62
が押されると、上述した選曲処理(ステップS504)
及びプレイ/ストップ処理(ステップS502)が実行
され、その後この自動演奏処理が実行されるようになさ
れている。また、このとき、上記図4に示したタイマ割
込処理も実行される。したがって、この時点では、上述
したプレイフラグは「1」に設定されており、自動演奏
する曲番号に対応する自動演奏データの先頭のポインタ
(リードポインタ)がパート毎に設定されている。ま
た、自動演奏する曲のテンポに応じた速さでタイマクロ
ックがインクリメントされる。 【0119】すなわち、先ず、CPU2は、上記プレイ
フラグにより、装置が自動演奏実行中であるか否かを判
別する(ステップS1301)。 【0120】ステップS1301の判別の結果、装置が
自動演奏実行中である場合、CPU2は、そのまま上記
図3のメイン処理にリターンする。 【0121】ステップS1301の判別の結果、装置が
自動演奏実行中でない場合、CPU2は、上述のように
して設定されたリードポインタから自動演奏データを読
み出す(ステップS1302)。 【0122】次に、CPU2は、ステップS1302で
読み出したデータに含まれる時間情報と、上記図4に示
したタイマ割込処理で発生するタイマクロックとが一致
するか否かを判別する(ステップS1303)。尚、上
記時間情報は、演奏開始時間等を含む情報であり、自動
演奏データ中の各データが有するものである。したがっ
て、読み出したデータの時間情報と、タイマ割込処理で
発生するタイマクロックとを比較することにより、その
読み出したデータが演奏すべき時であるか否かを判別す
ることができる。 【0123】ステップS1303の判別の結果、読み出
したデータの時間情報とタイマクロックが一致していた
場合、CPU2は、そのデータに対して演奏処理を行う
(ステップS1304)。これにより、そのデータに基
づいた楽音がスピーカ9から放音される。そして、CP
U2は、リードポインタを次のデータの読み出し位置を
示すポインタに更新して(ステップS1305)、ステ
ップS1302の処理に戻る。 【0124】ステップS1303の判別の結果、読み出
したデータの時間情報とタイマクロックが一致していな
かった場合、CPU2は、そのまま上記図3のメイン処
理にリターンする。 【0125】上述のように、自動演奏装置100では、
間引き編集する際、複雑な操作を行うことなく、連続量
のデータの上昇中であるか、或いは下降中であるかを判
別して、本来なら間引くデータが変曲点にある場合に
は、そのデータを間引かないように構成したことによ
り、最大値や最小値が間引かれてしまったり、途中の変
化状態が無視されるということを防ぐことができる。し
たがって、簡単な操作で効率的に間引き編集を行うこと
ができ、使用者の意図する自動演奏を行うことができ
る。また、各データの時間を管理して、直前又は直後の
データとの時間が一定時間経過しているかを判別し、デ
ータが集中して存在する部分のみ間引くように構成した
ことにより、演奏全体の滑らかさを損なうことなく、且
つ違和感のない自動演奏を行うことができる。 【0126】尚、上述した自動演奏装置100では、上
記図14に示したように、直前又は直後のデータとの時
間が一定時間T経過しているかを判別して、一定時間T
経過している場合には、その編集対象データを間引かな
いこととしたが、データの変化量に基準を設けて、一定
量以上変化した場合には間引かないようにしてもよい。
例えば、図15に示すように、編集対象データc4 (現
データ)と編集対象データc3(前データ)の差w3 が
一定量Wを超えていた場合には、編集対象データc3 ,
c4 ,c5 が全て上昇中であっても、編集対象データc
4 を間引かないようにする。 【0127】また、次の小節への処理に入ったときに
は、その小節の最初のデータは間引かないようにしても
よい。例えば、図16に示すように、第1小節中に編集
対象データd1 〜d4 が存在し、第2小節中に編集対象
データd5 〜d8 が存在した場合、編集対象データd4
,d5 ,d6 は全て下降中であるため、編集対象デー
タd5 は本来ならば間引かれるものであるが、この編集
対象データd5 は、第2小節の最初のデータであるた
め、間引かないようにする。 【0128】さらに、対象となる自動演奏データ中に存
在する楽音制御情報の種類を検索すると共に、各種の楽
音制御情報の数も検索するようにし、それらの情報を、
例えば、表示器61に表示するようにしてもよい。これ
により、使用者は、どの楽音制御情報に間引き編集を行
うと、効率的にデータ量を削減できるかを容易に把握す
ることができる。 【0129】さらにまた、対象となる自動演奏データ中
に存在する楽音制御情報の種類を検索すると共に、各種
の楽音制御情報の数も検索し、その検索の結果を用い
て、どの楽音制御情報に間引き編集を行うと効率的にデ
ータ量を削減できるかを判別するようにしてもよい。こ
の場合、例えば、その判別結果を表示器61に表示する
ことで、使用者は一目で間引き編集を行うべき楽音制御
情報を把握することができる。 【0130】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、指
定されたアナログ的な楽音制御情報(多段階或いは連続
量の楽音制御情報)に間引き編集を行う際、複雑な操作
を行うこと無く、その楽音制御情報を構成する各データ
において、第1乃至第3の3つの編集対象データが全て
上昇中である、又は下降中であった場合のみ、第2の編
集対象データを削除することができる。これにより、第
2の編集対象データが変曲点であった場合にはその第2
の編集対象データは削除されないため、楽音制御情報を
構成する各データのうち最大値や最小値が間引かれてし
まったり、或いは、最大値と最小値の間の変化状態が無
視されてしまたりすることを防ぐことができる。したが
って、簡単な操作で効率的に間引き編集を行うことがで
き、使用者の意図する自動演奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動演奏装置を適用した自動演奏
装置の構成を示すブロック図である。 【図2】上記自動演奏装置の操作パネルを説明するため
の図である。 【図3】上記自動演奏装置のCPUが実行するメイン処
理を示すフローチャートである。 【図4】自動演奏時に実行されるタイマ割込処理を示す
フローチャートである。 【図5】上記メイン処理のパネル処理を示すフローチャ
ートである。 【図6】上記パネル処理のプレイ/ストップ処理を示す
フローチャートである。 【図7】上記パネル処理の選曲処理を示すフローチャー
トである。 【図8】上記パネル処理の編集対象データ選択処理を示
すフローチャートである。 【図9】上記パネル処理の編集対象パート選択処理を示
すフローチャートである。 【図10】上記パネル処理の開始小節変更処理を示すフ
ローチャートである。 【図11】上記パネル処理の終了小節変更処理を示すフ
ローチャートである。 【図12】上記パネル処理の編集処理を示すフローチャ
ートである。 【図13】上記メイン処理の自動演奏処理を示すフロー
チャートである。 【図14】自動演奏データに存在する楽音制御情報を説
明するための図である。 【図15】データの変化量が一定量以上であったときに
は間引かないようにした場合を説明するための図であ
る。 【図16】次の小節に入ったときは間引かないようにし
た場合を説明するための図である。 【図17】ある1曲の自動演奏データの構成の一例を説
明するための図である。 【図18】従来の間引き編集を説明するための図であ
る。 【符号の説明】 1 バスライン 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 外部I/F 6 操作パネル 7 音源回路 8 増幅器 9 スピーカ 100 自動演奏装置

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 パート毎に予め記憶した自動演奏データ
    中に存在するアナログ的な各種の楽音制御情報に間引き
    編集を行う機能を有する自動演奏装置であって、 上記自動演奏データ中に存在するアナログ的な楽音制御
    情報の種類を検出すると共に、 楽音制御情報を構成するデータ数を種類毎に検出する検
    出手段と、 上記検出手段の検出結果を画面表示する表示手段と、 上記表示手段の表示に基づき間引き編集を行う楽音制御
    情報の種類を指定する指定手段と、 上記指定手段で指定された種類の楽音制御情報を構成す
    る各データにおいて、第1の編集対象データに対してそ
    の直後の第2の編集対象データが上昇中でありかつ上記
    第2の編集対象データに対してその直後の第3の編集対
    象データが上昇中であるときには上記3つの編集対象デ
    ータが全て上昇中であると判別し、第1の編集対象デー
    タに対してその直後の第2の編集対象データが下降中で
    ありかつ上記第2の編集対象データに対してその直後の
    第3の編集対象データが下降中であるときには上記3つ
    の編集対象データが全て下降中であると判別する上昇/
    下降判別手段と、 上記上昇/下降判別手段の判別結果に基づいて、上記3
    つの編集対象データが全て上昇中あるいは下降中である
    場合には上記第2の編集対象データを削除する削除手段
    とを備えることを特徴とする自動演奏装置。
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