JP2002310800A - 測定用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計 - Google Patents

測定用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計

Info

Publication number
JP2002310800A
JP2002310800A JP2001118649A JP2001118649A JP2002310800A JP 2002310800 A JP2002310800 A JP 2002310800A JP 2001118649 A JP2001118649 A JP 2001118649A JP 2001118649 A JP2001118649 A JP 2001118649A JP 2002310800 A JP2002310800 A JP 2002310800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical system
light beam
measured
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001118649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002310800A5 (ja
JP4333050B2 (ja
Inventor
Hiroaki Iio
浩明 飯尾
Yoshifumi Kikukawa
佳郁 菊川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001118649A priority Critical patent/JP4333050B2/ja
Priority to TW91105187A priority patent/TW535004B/zh
Publication of JP2002310800A publication Critical patent/JP2002310800A/ja
Publication of JP2002310800A5 publication Critical patent/JP2002310800A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4333050B2 publication Critical patent/JP4333050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光強度が微弱な場合にも指向性の強い被測定
物の光学特性を正確に測定することのできる測定用光学
系を提供する。 【解決手段】 測定光学系は、被測定物の被測定領域A
Rから出射される光束のうち出射角α以下の光束のみを
集光する正のパワーを有する対物レンズ21と、対物レ
ンズ21の像側主点PPからほぼ当該対物レンズ21の
焦点距離fだけ離れた位置に当該対物レンズ21で集光
された光束の入射面Aを有し、入射した光束を3つの光
束に分割して受光センサ252a,252b,252c
に出射するファイバ241とで構成されている。対物レ
ンズ21とファイバ241とでテレセントリック光学系
を構成し、対物レンズ21で集光される光束のすべてを
ファイバ241で受光センサ側に導光することで導光光
量のロスを低減した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にカラーLCD
の表示特性(色度、輝度、色差等の特性)を計測するた
めの三刺激値型光電色彩計に関し、特にその測定用光学
系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の三刺激値型光電色彩計
に適用される光学系の一例を示す図である。
【0003】同図に示す光学系100は、非接触ハンデ
ィタイプの色彩計に適用されるもので、三刺激値を測定
するための光学系101(以下、測定光学系101とい
う。)と、被測定物104(例えば液晶パネルなど)の
被測定領域ARを測定者が確認するための一眼レフ方式
の光学系102(以下、ファインダ光学系102とい
う。)とからなる。
【0004】測定光学系101は、被測定物104の被
測定領域ARからの光線LFを集光する、例えば平凸レ
ンズからなる対物レンズL1と、被測定物104の被測
定領域ARを規定する視野絞りSと、対物レンズL1で
集光された光束を3つの光束に分割し、それぞれ受光部
103の受光センサ(光電変換素子)D1,D2,D3
に導くファイバFBとからなる。受光部103は、被測
定物104の発光色を三刺激値(X,Y,Z)で計測す
るため、3つの受光センサD1,D2,D3と、これら
の受光センサD1〜D3の受光感度をCIE(Commissi
on Internationale de I'Eclairage;国際照明委員会)
で規定された標準観測者の分光感度にそれぞれ補正する
ための分光感度補正フィルタF1,F2,F3とからな
る。
【0005】被測定物104の被測定領域ARから出射
された光線LFは対物レンズL1で集光され、視野絞り
Sの位置に結像される。視野絞りSの開口位置にはファ
イバFBの入射面が配設されており、視野絞りSを透過
した光束LFはファイバFBに入射し、このファイバF
Bによって3つの光束に分割されて出射される。ファイ
バFBから出射された光束は、それぞれ分光感度補正フ
ィルタF1,F2,F3を通して受光センサD1,D
2,D3に入射され、これらの受光センサD1,D2,
D3でそれぞれ電気信号に変換される。分光感度補正フ
ィルタF1のフィルタ特性を赤の波長領域に感度を有す
る等色関数(エックス・バー・ラムダ)、分光感度補正
フィルタF2のフィルタ特性を緑の波長領域に感度を有
する等色関数(ワイ・バー・ラムダ)、分光感度補正フ
ィルタF3のフィルタ特性を青の波長領域に感度を有す
る等色関数(ゼット・バー・ラムダ)とすると、受光セ
ンサD1,D2,D3からは三刺激値(X,Y,Z)に
相当する受光信号が出力される。
【0006】一方、ファインダ光学系102は、ハーフ
ミラーMと、ポロ(Porro)型プリズムPRと、被測定
領域のマークが付されたスケールグラスGと、接眼レン
ズL2とからなる。対物レンズL1を透過した光線の一
部はハーフミラーMによってポロ型プリズムPRに導か
れ、更にスケールグラスGを透過した後、接眼レンズL
2で図略の接眼窓に出射される。ハーフミラーMに入射
した光像(被測定領域ARの光像)は、当該ハーフミラ
ーMで倒立されてポロ型プリズムPRに導かれるが、当
該ポロ型プリズムPRで再度倒立されるため、接眼レン
ズL1には正立した光像が入射され、この光像(すなわ
ち、正立の被測定領域ARの光像)が接眼窓に出射され
る。スケールグラスGは受光センサD1〜D3と等価な
位置に配置されているので、測定者は接眼窓を覗くこと
で測定範囲のマークが付された被測定領域ARの光像を
見ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の三刺激値型光電
色彩計に適用される光学系では、図13に示すように、
ファイバFBの出射面SOから出射される光束の一部し
か受光センサDに入射されないので、この分、受光セン
サDの受光光量が低下するという問題がある。
【0008】一方、液晶パネルは、周知のように見る角
度(パネルの中心面法線からの角度)によって輝度や色
度が異なる特性(配光特性)を有しているため、液晶パ
ネルの発光特性を正確に測定するには、例えば特開平2
000−221109号公報に示されるように中心面法
線に対して所定の角度(液晶パネルの配光特性に基づく
所定の角度)の光束だけを受光センサに導き、その角度
を超えて出射される光束は受光センサに入射しないよう
な測定光学系が必要となるが、色彩計にこの公報に示さ
れる測定光学系を採用した場合は、以下に説明するよう
に液晶パネルの中心面法線に対して所定の角度の光束の
うち、一部光束しか受光センサに入射しないので、やは
り受光センサの受光光量が低下するという問題がある。
【0009】図14は、上記公報に示される被測定物の
被測定領域から出射される光束のうち所定の出射角以下
の光束のみを受光センサに導光する測定光学系の一例を
示す図である。
【0010】同図に示す測定光学系は、単一の正のパワ
ーを有する、焦点距離fの対物レンズL1の物体側主点
PPを、被測定領域ARから焦点距離fだけ受光ユニッ
ト103側に離れた位置に配設し、対物レンズL1の像
側主点PP(図14は像側主点が物体側主点に略一致し
ている例を示している)から焦点距離fだけ離れた位置
に受光面RSが位置するように受光ユニット103が配
設されている。
【0011】この測定光学系は、いわゆるテレセントリ
ック光学系となっており、受光ユニット103自体がテ
レセントリック光学系用の絞りとして機能している。従
って、被測定領域ARの各部から出射された光束のう
ち、出射角α以下の光束が受光ユニット103の各受光
センサDに入射する。
【0012】しかし、この測定光学系では、対物レンズ
L1の像側主点PPから焦点距離fだけ離れた位置に受
光センサDを配設しているので、液晶パネル104の被
測定領域ARの各部から出射された出射角0〜αの光束
のうち、出射角β〜αの光束(図14の斜線で示す光
束)しか受光センサDに入射しないので、出射角β〜α
の光束の分だけ受光ユニット103の受光光量が低下す
ることになる。
【0013】また、図12に示す従来の三刺激値型光電
色彩計に適用される光学系では、測定者が被測定物10
4の被測定領域ARを確認できるようにファインダ光学
系102を設け、対物レンズL1を透過した一部光束を
ファインダ光学系102に導くようにしているので、受
光センサDの受光光量が更に低下するという問題があ
る。
【0014】そして、このような受光光量の低下は、被
測定物104の被測定領域ARから出射される光束が微
弱な場合(低輝度の場合)には、測定可能な最小光量
(特に繰返し測定に必要な最小の光量)の確保ができな
くなるので、光源の光の色を正確に測定できないという
問題を生じることになる。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、光強度が微弱な場合にも指向性の強い被測定物
の発光特性を確実かつ正確に測定することのできる測定
用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計
を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被測
定物の被測定領域から出射される光束のうち所定の出射
角以下の光束のみを集光する正のパワーを有する集光手
段と、上記集光手段の像側主点からほぼ当該集光手段の
焦点距離だけ離れた位置に当該集光手段で集光された光
束の入射面を有し、入射した光束を複数の光束に分割し
て出射する光束分割手段とからなることを特徴とする測
定用光学系である。
【0017】この測定用光学系によれば、被測定物の被
測定領域から出射される光束は、集光手段によって所定
の出射角以下の光束だけが光束分割手段の入射面に集光
され、この光束分割手段によって複数の光束に分割され
て出射される。従って、被測定物の被測定領域から出射
される光束のうち、所定の出射角以下の光束を、光量低
下を招くことなく受光センサ側に導光することができ
る。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の測
定用光学系において、上記集光手段の像側主点からほぼ
当該集光手段の焦点距離だけ離れた位置に、上記被測定
物の被測定領域全体を照明する照明手段を更に設けたも
のである。
【0019】この測定用光学系によれば、照明手段を発
光すると、集光手段と光束分割手段とはテレセントリッ
ク光学系を構成しているので、照明手段から発せられた
光束は集光手段を透過した後、略平行光線となって被測
定物の被測定領域に照射される。従って、非接触型光学
機器に適用した場合、被測定物の被測定領域を照明する
ことで測定者は当該被測定領域を確認することができ
る。ファインダ光学系を用いることなく被測定領域の確
認が可能となるため、ファインダ光学系による受光セン
サ側への導光光量の低下を生じることがない。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載の測
定用光学系において、上記集光手段の像側主点からほぼ
当該集光手段の焦点距離だけ離れた位置に、光束を透過
させる透過部と光束を遮断する遮光部とが切換可能な光
路切換手段を設け、上記照明手段は、上記光路切換手段
の遮光部に配設されているものである。
【0021】この測定用光学系によれば、集光手段から
集光される光束の光束分割手段への入射を光路切換手段
の遮光部によって遮光することによって、遮光状態での
測定(測定器のゼロ調整を行うためのオフセット補正値
の測定)を容易に行うことができる。従って、光路切換
手段の遮光部を光束の光路上に設定した状態で照明手段
を発光すると、オフセット補正値の測定が可能になると
ともに、この測定時に被測定物の被測定領域が照明さ
れ、測定者はオフセット補正値の測定時に被測定物の被
測定領域を確認することができる。
【0022】請求項4記載の発明は、被測定物の被測定
領域から出射される光束のうち所定の出射角以下の光束
のみを集光する正のパワーを有する第1の集光手段と、
上記第1の集光手段の像側主点からほぼ当該第1の集光
手段の焦点距離だけ離れた位置に配設された開口絞り
と、上記開口絞りを透過した光束を複数の光束に分割し
て出射する光束分割手段と、上記開口絞りと上記光束分
割手段との間であって当該開口絞りと当該光束分割手段
の入射面とが共役な関係となる位置に配置され、上記開
口絞りを透過した光束を上記光束分割手段に集光する第
2の集光手段とからなるとことを特徴とする測定用光学
系である。
【0023】この測定用光学系によれば、被測定物の被
測定領域から出射される光束は、第1の集光手段と開口
絞りとによって所定の出射角以下の光束だけが当該第1
の集光手段の結像位置に集光され、更にその光束は第2
の集光手段によって光束分割手段の入射面に導光され、
この光束分割手段によって複数の光束に分割されて出射
される。従って、この測定用光学系でも被測定物の被測
定領域から出射される光束のうち、所定の出射角以下の
光束を、光量低下を招くことなく受光センサ側に導光す
ることができる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項4記載の測
定用光学系において、上記開口絞り若しくは上記光束分
割手段の入射面の近傍位置に、上記被測定物の被測定領
域全体を照明する照明手段を更に設けたものである。
【0025】この測定用光学系によれば、照明手段が開
口絞りの近傍位置に設けられている場合は、照明手段を
発光すると、集光手段と開口絞りとはテレセントリック
光学系を構成しているので、照明手段から発せられた光
束は第1の集光手段を透過した後、略平行光線となって
被測定物の被測定領域に照射される。照明手段が光束分
割手段の入射面の近傍位置に設けられている場合は、照
明手段を発光すると、開口絞りの位置と当該光束分割手
段の入射面の位置とは共役関係にあり、且つ、第1の集
光手段と開口絞りとはテレセントリック光学系を構成し
ているので、照明手段から発せられた光束は第2の集光
手段によって開口絞りの位置に一旦集光された後、第1
の集光手段に入射され、当該第1の集光手段によって被
測定物の被測定領域に照射される。従って、非接触型光
学機器に適用した場合、被測定物の被測定領域を照明す
ることで測定者は当該被測定領域を確認することができ
る。ファインダ光学系を用いることなく被測定領域の確
認が可能となるため、ファインダ光学系による受光セン
サ側への導光光量の低下を生じることがない。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項5記載の測
定用光学系において、上記開口絞り若しくは上記光束分
割手段の入射面の近傍位置に、光束を透過させる透過部
と光束を遮断する遮光部とが切換可能な光路切換手段を
設け、上記照明手段は、上記光路切換手段の遮光部に配
設されているものである。
【0027】この測定用光学系によれば、光路切換手段
の遮光部を光束の光路上に設定した状態で照明手段を発
光すると、オフセット補正値の測定が可能になるととも
に、この測定時に被測定物の被測定領域が照明され、測
定者はオフセット補正値の測定時に被測定物の被測定領
域を確認することができる。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の測定用光学系において、上記光束分割手
段を正のパワーを有するものとしたものである。なお、
上記分割手段は、光束を複数に分割する導光部材と、上
記導光部材の複数の出射面に対応して設けられた複数の
正のパワーを有する集光部材とで構成するとよい(請求
項8)。
【0029】この測定用光学系によれば、光束分割手段
から出射される光束は集光されるため、出射光束の集光
範囲を受光センサの受光範囲に略一致させることで、光
束分割手段と受光センサとの間での導光ロスが低減され
る。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載の測定用光学系と、上記測定用光学系にお
ける上記光束分割手段の複数の出射面に対向してそれぞ
れ配置された複数の受光部を有し、当該出射面から出射
される光束を三原色の色成分に分離し、電気信号に光電
変換して出力する受光手段と、上記受光手段から出力さ
れる三原色の色成分の受光信号に基づき三刺激値を演算
する演算手段とを備えた三刺激値型光電色彩計である。
【0031】この三刺激値型光電色彩計では、測定用光
学系によって被測定物の被測定領域から出射される光束
のうち、所定の出射角以下の光束が三分割されてそれぞ
れ受光手段に入射される。各受光手段で入射光束が三原
色の色成分の電気信号に光電変換されて出力され、演算
手段でこれらの電気信号に用いて三刺激値が算出され
る。被測定物の被測定領域から出射される光束のうち、
所定の出射角以下の光束は全て測定光学系によって受光
手段に導光されるので、測定光学系での導光光量のロス
が少なく、被測定物の発光量が小さい場合にも確実に三
刺激値の測定をすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る三刺激値型
光電色彩計の外観を示す斜視図である。
【0033】三刺激値型光電色彩計1(以下、色彩計1
と略称する。)は、測定プローブ2と計測器本体3とか
らなる。測定プローブ2と計測器本体3とは専用のケー
ブル4で接続されるようになっている。
【0034】測定プローブ2は、被測定物である液晶パ
ネル5の表示面51から所定の間隔d(例えば3cm程
度)だけ離して対向配置され、当該液晶パネル5の表示
面51からの光を受光し、電気信号(アナログ信号)に
光電変換して測定器本体3に入力するものである。測定
プローブ2は、非接触で液晶パネル5からの光を受光す
るように構成されている。このため、測定プローブ2
は、同図に示すように三脚6に取り付け、当該三脚6で
高さ調整をするとともに、液晶パネル5に対する対向位
置を調整することで、所望の被測定領域ARに対向配置
される。
【0035】測定器本体3は、測定プローブ2から入力
された受光信号をデジタル信号に変換した後、所定の演
算処理を行って、例えば三刺激値(X,Y,Z)、CI
Eで制定されているxyY(色度座標、輝度)、TΔu
vY(相関色温度、黒体軌跡からの色差、輝度)などを
算出し、その演算結果を表示パネル301に表示するも
のである。
【0036】図2は、測定プローブ2及び測定器本体3
の内部構成を示すブロック図である。測定プローブ2
は、例えば平凸レンズからなる単一の正のパワーを有す
る対物レンズ21(集光手段)、光路切換部材22(光
路切換手段)、この光路切換部材22を駆動する駆動部
材23及び対物レンズ21を透過した光束を3つの光束
に分割する光束分割部材24(光束分割手段)からなる
測定光学系と、標準観測者の分光感度特性を有する3個
の受光センサを有し、光束分割部材24から出射される
3つの光束を各受光センサでそれぞれ入射強度に応じた
電気信号に光電変換して出力する光電変換部25及び各
受光センサから出力される電気信号(電圧)を所定のレ
ベルに増幅する増幅部26からなる受光系とを備えてい
る。
【0037】図3は、測定プローブ2の測定光学系及び
光電変換部の具体的な構成を示す図である。同図に示す
ように、光束分割部材24は、複数の光ファイバを束ね
たファイバ241と3個の正のパワーを有するレンズ2
42a,242b,242cとからなる。
【0038】ファイバ241は、束ねられた複数の光フ
ァィバが中間部分で3つに分割され、1つの光束入射面
Aと3つの光束出射面B1,B2,B3を有している。
ファイバ241は、入射面Aが対物レンズ21の像側主
点PP(なお、説明の便宜上、本実施形態及び後で説明
する他の実施形態では像側主点が物体側主点と略一致し
ているものを例示する。)から当該対物レンズ21の焦
点距離fだけ離れた位置となるように配設されている。
すなわち、対物レンズ21とファイバ241とでテレセ
ントリック光学系が構成されるようになっている。な
お、本実施形態では、光束分割部材24として光ファイ
バを用いているが、例えば光導管等のように光ファイバ
と同一の機能を果たす他の光学部品を用いてもよい。
【0039】この構成により、測定プローブ2を、液晶
パネル5の表示面51から所定の間隔d(例えば3cm
程度)だけ離してセットすると、液晶パネル5の被測定
領域ARの各部から出射される光束のうち、当該被測定
領域ARの法線方向(図3では光軸Lに平行な方向)に
対する出射角の最大値α(以下、最大出射角αとい
う。)以下の光束だけがファイバ241の入射面Aに入
射する。なお、最大出射角αは対物レンズ21の焦点距
離fとファイバ241の入射面Aにおける直径Rによっ
て決定される。そして、入射光束は、ファイバ241内
で3つに分割され、それぞれ出射面B1,B2,B3か
ら出射される。
【0040】レンズ242aは、図4に示すようにファ
イバ241の出射面B1から出射される光束を受光セン
サ252aに集光し、当該光束の照射範囲LAを当該受
光センサ252aの受光範囲SAに略一致させるもので
ある。同様にレンズ242b,242cは、ファイバ2
41の出射面B2,B3から出射される光束をそれぞれ
受光センサ252b,252cに集光し、各光束の照射
範囲を対応する受光センサ252b,252cの受光範
囲に略一致させるものである。
【0041】このようにファイバ241から出射される
光束を受光センサ252の受光範囲SAに集光すること
で、ファイバ241に入射された光束(液晶パネル5の
被測定領域ARの各部から出射される当該被測定領域A
Rの法線方向に対する最大出射角α以下の全ての光束)
は1/3ずつそれぞれ各受光センサ252a,252
b,252cに入射され、図14に示す従来の測定光学
系のように受光センサでの受光光量が低下することはな
い。
【0042】光路切換部材22は、対物レンズ21によ
って集光される光束のファイバ241への入射と遮光と
を切り換えるとともに、遮光時に液晶パネル5の表示面
51を照明することで、測定者が被測定領域ARを視認
できるようにするものである。
【0043】ファイバ241への光束入射を遮蔽可能に
するのは、液晶パネル5がない場合(すなわち、光の入
射がない場合)でも対物レンズ21及び光束分割部材2
4からなる測定光学系の迷光が受光部25に入射し、受
光部25からノイズ信号となって出力されるため、これ
をキャンセルするキャリブレーション(オフセット補
正)を正確に行えるようにするためである。すなわち、
光路切換部材22でファイバ241を完全に遮光した状
態で測定値のゼロ調整、若しくは遮光状態での測定値を
オフセット補正値としてメモリに記憶できるようにして
いる。
【0044】光路切換部材22は、図5に示すように中
心軸222の回りに回転可能な円盤状の部材で、中心か
ら所定の距離だけ偏心した位置に所定のサイズの円形開
口223が形成されるとともに、対物レンズ21に臨む
面(ファィバ241の反対側の面)で円形開口223の
中心軸222に対する点対称の位置に発光素子224が
設けられている。
【0045】なお、円形開口223のサイズは、当該円
形開口223がファイバ241の入射面Aに対向配置さ
れたとき、対物レンズ21によって集光される光束が光
路切換部材22でケラレることなく完全に入射面Aに入
射し得るサイズに設定されている。また、発光素子22
4は、LED、半導体レーザ、ランプなど任意の発光素
子を用いることができる。
【0046】光路切換部材22はモータなどの駆動部材
23によって回転駆動され、測定時には、図5に示すよ
うに円形開口223がファイバ241に対向する位置
(導光位置)に設定され、キャリブレーション時には、
図6に示すように発光素子224が対物レンズ21の光
軸L上となる位置(ファイバ241の入射面Aと重なる
位置。遮光位置)に設定される。光路切換部材22を遮
光位置に設定したとき、発光素子22がファイバ241
の入射面Aと略等しい位置に来るようにしているのは、
キャリブレーション時に測定者が液晶パネル5の被測定
領域ARを確認できるようにするためである。
【0047】すなわち、光路切換部材22が遮光位置に
設定されると、発光素子224が発光される。上述した
ように対物レンズ21とファイバ241とはテレセント
リック光学系を構成しているので、ファイバ241の入
射面Aと略等しい位置に配置された発光素子224から
発せられた光は、図6に示すように対物レンズ21を透
過した後、略平行光となって液晶パネル5の表示面51
の被測定領域ARと略等しい領域に照射される。従っ
て、測定者は液晶パネル5の表示面51の照明領域によ
って被測定領域AR(照明領域)を確認することができ
る。
【0048】なお、本実施形態では、光路切換部材22
の切換えをモータ等の駆動源を用いて行わせているが、
手動で行わせるようにしてもよい。このようにすると、
測定プローブ2に駆動源を内蔵する必要がなくなるの
で、測定プローブ2の小型/軽量化が可能になる。
【0049】また、本実施形態では光路切換部材22の
形状を円盤状としているが、図7に示すように矩形板状
としてもよい。また、本実施形態では光路切換部材22
の遮光位置と導光位置との切換えを回転動作で行ってい
るが、図7に示すようにスライド移動(スライド方向は
任意)によって行うようにしてもよい。
【0050】更に、本実施形態では光路切換部材22を
測定プローブ2に内蔵しているが、この光路切換部材2
2を省略してもよい。この場合は、測定者は測定プロー
ブ2の先端にキャップ等の遮光部材を被せることで遮光
状態とし、この状態でキャリブレーションを行えばよ
い。一方、被測定領域ARを確認するための発光素子2
24は、例えば図8に示すように、ファイバ241の入
射面A側の先端に鍔部241Aを設け、この鍔部241
Aの対物レンズ21を臨む面にファイバ241によって
光束が遮られないように配置すればよい。この場合、発
光素子224は1個でもよく、複数個でもよい。図8の
例は2個の発光素子224,224’を設けたものであ
るが、各発光素子224,224’から発せらたれた光
は、それぞ同図に示す光路を通り、対物レンズ21によ
って液晶パネル5の表示面51の被測定領域ARと略同
一の範囲に照射される。
【0051】図9は、測定光学系の他の実施形態を示す
図である。
【0052】同図に示す測定光学系は、図3に示す測定
光学系において、対物レンズ21(第1の集光手段)と
ファイバ241との間の所定の位置にリレーレンズ21
1(第2の集光手段)、開口絞りS1及び視野絞りS2
を設けたものである。開口絞りS1は対物レンズ21の
像側主点PPから焦点距離fだけ離れた位置Cに設けら
れ、視野絞りS2は対物レンズ21の結像位置に設けら
れている。リレーレンズ211は、視野絞りS2に結像
された光像をファイバ241に導くもので、開口絞りS
1とファイバ241の入射面Aの位置C’とが共役な位
置関係となるように当該開口絞りS1と当該ファイバ2
41との間に配置されている。
【0053】開口絞りS1と対物レンズ21とによって
テレセントリック光学系が構成され、液晶パネル5の被
測定領域ARから出射される光束のうち、最大出射角α
以下の光束が視野絞りS1に入射する。なお、最大出射
角αは対物レンズ21の焦点距離fと開口絞りS1の開
口径によって決定されるので、開口絞りS1の開口径は
所望の最大出射角αと対物レンズ21の焦点距離fとに
基づいて調整されている。
【0054】この測定光学系では、液晶パネル5の被測
定領域ARから出射される光束のうち、最大出射角α以
下の光束だけが開口絞りS1を透過し、被測定領域AR
の光像は視野絞りS2の位置に結像される。そして、こ
の光像はリレーレンズ211によってファイバ241の
入射面Aに導かれる。開口絞りS1とファイバ241の
入射面Aとは共役関係の位置に配置されているので、開
口絞りS1を透過する光束はリレーレンズ211によっ
てファイバ241の入射面Aに入射され、この測定光学
系によっても図3に示した測定光学系と同様に光量をロ
スすること無く、液晶パネル5の被測定領域ARから出
射される光束のうち、最大出射角α以下の光束が全て受
光部25に導かれる。
【0055】また、この測定用光学系では光路切換部材
22を遮光位置に設定して発光素子224を発光する
と、発光素子224からの光が図10に示す光路(液晶
パネル5からファイバ241への入射光の光路と略逆の
光路)を通って液晶パネル5の表示面51の被測定領域
ARに略一致する領域に照射される。従って、この測定
用光学系でも発光素子224の照明光によって測定者は
液晶パネル5の被測定領域ARを確認することができ
る。
【0056】なお、この測定用光学系では、開口絞りS
1とファイバ241の入射面Aとが共役の位置関係にあ
るので、図9,図10に点線で示すように発光素子22
4を開口絞りS1の位置に配置することができる。例え
ば開口絞りS1をリング状の円盤部材で構成した場合、
図5に示した光路切換部材22と類似の構成として、当
該円盤部材の対物レンズ21を臨む面の適所に適宜の数
を配設するとよい。
【0057】上述したように開口絞りS1と対物レンズ
21とはテレセントリック光学系を構成しているので、
開口絞りS1とほぼ同じ位置に配設された発光素子22
4から発せられた光は、対物レンズ21に入射した後、
略平行光となって液晶パネル5の表示面51に出射され
るので(図6に示した光路参照)、液晶パネル5の被測
定領域ARを照明することができる。
【0058】図3に戻り、光電変換部25は、略同一の
受光感度を有する、例えばSPC等からなる3個の受光
センサ252a,252b,252cと、各受光センサ
252a,252b,252cにCIE規定の標準観測
者の分光感度を持たせるための3個の分光感度補正フィ
ルタ251a,251b,251cとからなる。
【0059】受光センサ252a,252b,252c
は、それぞれレンズ242a,242b,242cの光
軸上であって当該レンズ242a,242b,242c
によって集光される光の照射範囲が当該受光センサ25
2a,252b,252cの受光範囲となる位置に配置
されている。分光感度補正フィルタ251a,251
b,251cは、それぞれ受光センサ252a,252
b,252cとレンズ242a,242b,242cと
の間の適所に配置されている。
【0060】分光感度補正フィルタ251aは、例えば
R(赤)の波長領域に感度を有するフィルタ特性を有
し、このフィルタ特性によって受光センサ252aの受
光感度は赤の波長域に大きな感度を有する等色関数(エ
ックス・バー・ラムダ)の受光感度に補正されている。
一方、分光感度補正フィルタ251b,251cは、そ
れぞれG(緑)とB(青)の波長領域に感度を有するフ
ィルタ特性を有し、これらのフィルタ特性によって受光
センサ252bと受光センサ252cの受光感度は、そ
れぞれ緑の波長域に大きな感度を有する等色関数(ワイ
・バー・ラムダ)の受光感度と青の波長域に大きな感度
を有する等色関数(ゼット・バー・ラムダ)の受光感度
とに補正されている。従って、受光センサ252a,2
52b,252cからはそれぞれ三刺激値(X,Y,
Z)に相当する受光信号が出力される。
【0061】図2に戻り、測定器本体3は、測定プロー
ブ2から入力される受光信号をデジタルの信号(以下、
測定データという。)に変換するA/D変換部31、A
/D変換部31から出力される測定データを記憶するデ
ータメモリ32、データメモリに格納された測定データ
を用いて、三刺激値(X,Y,Z)、CIEで制定され
ているxyY(色度座標、輝度)、TΔuvY(相関色
温度、黒体軌跡からの色差、輝度)などを演算するデー
タ処理部33、演算結果を表示する表示部34、測定に
関する各種情報(測定の指示、表示モードの設定、測定
レンジ等)を入力するための操作部35及び測定プロー
ブ2の動作や測定器本体3内の各部の動作を集中的に制
御することで測定動作を制御する制御部36からなる。
【0062】次に、色彩計1の測定処理について、図1
1のフローチャートを用いて簡単に説明する。この測定
処理では、測定対象となる液晶パネル(LCD)5の色
度を測定する場合について説明する。
【0063】まず、図1に示すように、測定プローブ2
を液晶パネル5の測定したい領域に対向させ、当該液晶
パネル5の表示面51から所定の間隔d(数cm程度)
だけ離した位置にセットする(ステップ#1)。続い
て、図略のパターンジェネレータから液晶パネル5に映
像信号を与えて所定の測定用画像を当該液晶パネル5の
表示面51に映し出す(ステップ#3)。
【0064】こうして測定用画像が映し出されると、各
受光センサ252a,252b,252cから三刺激値
X,Y,Zに関連する3つの受光信号(アナログ信号)
SX,SY,SZがそれぞれ出力され、これらの受光信
号SX,SY,SZは、増幅部26で所定のレベルに増
幅された後、測定器本体3に入力される。そして、測定
器本体3では、受光信号SX,SY,SZがA/D変換
部31でデジタル信号DX,DY,DZに変換されてデ
ータメモリ32に記憶される(ステップ#5)。
【0065】次に、データメモリ32から測定データD
X,DY,DZと当該データメモリ32に予め記憶され
ている校正データKX,KY,KZとがデータ処理部3
3に読み出され、測定用画像の三刺激値X,Y,Zが算
出される(ステップ#7)。なお、三刺激値X,Y,Z
は、X=KX・DX,Y=KY・DY,Z=KZ・DZ
によって算出される。こうして、真の三刺激値X,Y,
Zが算出されると、その算出結果が表示部34(すなわ
ち、表示パネル301)に表示される(#9)。
【0066】なお、上記実施形態では、国際照明委員会
(CIE)で標準観察者の分光感度として規定されてい
る3つの分光感度に対応した赤フィルタ251a、緑フ
ィルタ251bおよび青フィルタ251cによって、受
光センサ252a〜252cの分光感度を補正するよう
にしているが、フィルタの種類はこれに限定されるもの
ではない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正のパワーを有する集光手段と、この集光手段の像側主
点からほぼ当該集光手段の焦点距離だけ離れた位置に入
射面を有する光束分割手段とで測定光学系を構成したの
で、被測定物の被測定領域から出射される光束のうち所
定の出射角以下の光束全てをロスなく光束分割手段を介
して受光センサ側に導くことができ、被測定物の発光強
度が小さい場合にも被測定物の光学特性を正確に測定す
ることができる(請求項1)。
【0068】また、本発明によれば、正のパワーを有す
る第1の集光手段と、この第1の集光手段の像側主点か
らほぼ当該第1の集光手段の焦点距離だけ離れた位置に
配設された開口絞りと、この開口絞りを透過した光束を
複数の光束に分割して出射する光束分割手段と、開口絞
りと光束分割手段の入射面とが共役な関係となる位置に
配置され、開口絞りを透過した光束を光束分割手段に集
光する第2の集光手段とで測定光学系を構成したので、
被測定物の被測定領域から出射される光束のうち所定の
出射角以下の光束全てをロスなく光束分割手段を介して
受光センサ側に導くことができ、上記と同様の効果を得
ることができる(請求項4)。
【0069】また、本発明によれば、光束分割手段の入
射面若しくは開口絞りの近傍位置に照明手段を設け、こ
の照明手段で被測定物の被測定領域全体を照明するよう
にしたので、ファインダ光学系が不要となり、ファイン
ダ光学系を設けることに起因する受光センサ側への導光
光量の低下をなくすることができる(請求項2,3,
5,6)。
【0070】また、光束分割手段は、正のパワーを有す
るものにしたので、光束分割手段から出射された光束の
照射範囲を受光センサの受光範囲と略一致させること
で、光束分割手段と受光センサとの間の導光ロスを低減
することができる。これにより受光センサの受光光量の
低下を更に防止することができる(請求項7,8)。
【0071】また、本発明に係る測定用光学系を用いて
三刺激値光電色彩計を構成したので、被測定物の被測定
領域から出射される光束のうち所定の出射角以下の光束
が測定用光学系により光量ロスをすることなく受光セン
サに導かれ、被測定物の被測定領域からの光束が小さい
場合にも確実かつ正確に三刺激値の測定を行うことがで
きる(請求項9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三刺激値型光電色彩計の外観を示
す斜視図である。
【図2】測定プローブ及び測定器本体の内部構成を示す
ブロック図である。
【図3】測定プローブの測定光学系の具体的な構成を示
す図である。
【図4】ファイバからの出射光束による照明範囲と受光
部の受光範囲との関係を示す図である。
【図5】光路切換部材の構造を示す図である。
【図6】光路切換部材の発光素子により被測定領域が照
明される様子を示す図である。
【図7】光路切換部材の他の構造を示す図である。
【図8】発光素子の他の取付構造を示す図である。
【図9】測定用光学系の他の実施形態を示す図である。
【図10】測定用光学系の他の実施形態における発光素
子の照明範囲を示す図である。
【図11】測定処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】従来の三刺激値型光電色彩計に適用される光
学系の一例を示す図である。
【図13】従来の測定用光学系におけるファイバからの
出射光束による照明範囲と受光部の受光範囲との関係を
示す図である。
【図14】被測定物の被測定領域から出射される光束の
うち、所定の出射角以下の光束のみを受光センサに導光
する従来の測定用光学系の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 三刺激値型光電色彩計 2 測定プローブ 21 対物レンズ(集光手段、第1の集光手段) 211 リレーレンズ(第2の集光手段) 22 光路切換部材(光路切換手段) 224 発光素子(照明手段) 23 駆動部材 24 光束分割部材(光束分割手段) 241 ファイバ 242a,242b,242c 正レンズ 25 光電変換部 251a,251b,251c 分光感度補正フィルタ 252a,252b,252c 受光センサ(受光手
段) 26 増幅部 3 測定器本体 31 A/D変換部 32 データメモリ 33 データ処理部(演算手段) 34 表示部 35 操作部 36 制御部 4 ケーブル 5 液晶パネル(被測定物) 6 三脚 AR 被測定領域 S1 開口絞り S2 視野絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA04 AA08 DA03 DA24 DA32 DA35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の被測定領域から出射される光
    束のうち所定の出射角以下の光束のみを集光する正のパ
    ワーを有する集光手段と、上記集光手段の像側主点から
    ほぼ当該集光手段の焦点距離だけ離れた位置に当該集光
    手段で集光された光束の入射面を有し、入射した光束を
    複数の光束に分割して出射する光束分割手段とからなる
    ことを特徴とする測定用光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の測定用光学系において、
    上記集光手段の像側主点からほぼ当該集光手段の焦点距
    離だけ離れた位置に、上記被測定物の被測定領域全体を
    照明する照明手段を更に設けたことを特徴とする測定用
    光学系。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の測定用光学系において、
    上記集光手段の像側主点からほぼ当該集光手段の焦点距
    離だけ離れた位置に、光束を透過させる透過部と光束を
    遮断する遮光部とが切換可能な光路切換手段を設け、上
    記照明手段は、上記光路切換手段の遮光部に配設されて
    いることを特徴とする測定用光学系。
  4. 【請求項4】 被測定物の被測定領域から出射される光
    束のうち所定の出射角以下の光束のみを集光する正のパ
    ワーを有する第1の集光手段と、上記第1の集光手段の
    像側主点からほぼ当該第1の集光手段の焦点距離だけ離
    れた位置に配設された開口絞りと、上記開口絞りを透過
    した光束を複数の光束に分割して出射する光束分割手段
    と、上記開口絞りと上記光束分割手段との間にあって当
    該開口絞りと当該光束分割手段の入射面とが共役な関係
    となる位置に配置され、上記開口絞りを透過した光束を
    上記光束分割手段に集光する第2の集光手段とからなる
    ことを特徴とする測定用光学系。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の測定用光学系において、
    上記開口絞り若しくは上記光束分割手段の入射面の近傍
    位置に、上記被測定物の被測定領域全体を照明する照明
    手段を更に備えたことを特徴とする測定用光学系。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の測定用光学系において、
    上記開口絞り若しくは上記光束分割手段の入射面の近傍
    位置に、光束を透過させる透過部と光束を遮断する遮光
    部とが切換可能な光路切換手段を設け、上記照明手段
    は、上記光路切換手段の遮光部に配設されていることを
    特徴とする測定用光学系。
  7. 【請求項7】 上記光束分割手段は、正のパワーを有す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の測
    定用光学系。
  8. 【請求項8】 上記光束分割手段は、光束を複数に分割
    する導光部材と、上記導光部材の複数の出射面に対応し
    て設けられた複数の正のパワーを有する集光部材とから
    なることを特徴とする請求項7記載の測定用光学系。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の測定用
    光学系と、上記測定用光学系における上記光束分割手段
    の複数の出射面に対向してそれぞれ配置された複数の受
    光部を有し、当該出射面から出射される光束を三原色の
    色成分に分離し、電気信号に光電変換して出力する受光
    手段と、上記受光手段から出力される三原色の色成分の
    受光信号に基づき三刺激値を演算する演算手段とを備え
    たことを特徴とする三刺激値型光電色彩計。
JP2001118649A 2001-04-17 2001-04-17 測定用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計 Expired - Fee Related JP4333050B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118649A JP4333050B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 測定用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計
TW91105187A TW535004B (en) 2001-04-17 2002-03-19 Measuring optical system and three-stimulation value photoelectric colorimeter provided therewith

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118649A JP4333050B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 測定用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002310800A true JP2002310800A (ja) 2002-10-23
JP2002310800A5 JP2002310800A5 (ja) 2006-06-22
JP4333050B2 JP4333050B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=18969013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001118649A Expired - Fee Related JP4333050B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 測定用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4333050B2 (ja)
TW (1) TW535004B (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025558A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Topcon Corp 測定用光学系
KR100965804B1 (ko) * 2009-05-19 2010-06-24 삼성교정기술원(주) 삼자극값을 이용한 광색채분석장치의 탐측기
KR100982896B1 (ko) 2008-06-23 2010-09-16 주식회사 투아이스펙트라 디스플레이의 색 분석 분광시스템
JP2011002375A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Kubota Corp 粉粒体の内部品質計測装置
US7940394B2 (en) 2007-08-27 2011-05-10 Nikon Corporation Color distribution measuring optical system, color distribution measuring apparatus, and color distribution measuring method
WO2017094562A1 (ja) 2015-11-30 2017-06-08 コニカミノルタ株式会社 測定用光学装置
JP2017150935A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 コニカミノルタ株式会社 光特性測定システムおよび測定用光学装置
CN108291869A (zh) * 2016-09-06 2018-07-17 株式会社爱宕 无损测定装置
WO2018230177A1 (ja) * 2017-06-15 2018-12-20 コニカミノルタ株式会社 測定用光学系、色彩輝度計および色彩計
WO2020017118A1 (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 コニカミノルタ株式会社 測光装置
WO2022059524A1 (ja) * 2020-09-16 2022-03-24 コニカミノルタ株式会社 測光装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002255A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Topcon Corp 測定用光学系
CN108871570A (zh) * 2018-09-21 2018-11-23 苏州华兴源创科技股份有限公司 一种光学探头
CN110927897B (zh) * 2019-12-10 2022-06-10 深圳市晟睿通信有限公司 一种光电感应装置及其实现方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7940394B2 (en) 2007-08-27 2011-05-10 Nikon Corporation Color distribution measuring optical system, color distribution measuring apparatus, and color distribution measuring method
KR100982896B1 (ko) 2008-06-23 2010-09-16 주식회사 투아이스펙트라 디스플레이의 색 분석 분광시스템
JP2010025558A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Topcon Corp 測定用光学系
KR100965804B1 (ko) * 2009-05-19 2010-06-24 삼성교정기술원(주) 삼자극값을 이용한 광색채분석장치의 탐측기
JP2011002375A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Kubota Corp 粉粒体の内部品質計測装置
WO2017094562A1 (ja) 2015-11-30 2017-06-08 コニカミノルタ株式会社 測定用光学装置
KR20180072794A (ko) 2015-11-30 2018-06-29 코니카 미놀타 가부시키가이샤 측정용 광학 장치
JP2017150935A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 コニカミノルタ株式会社 光特性測定システムおよび測定用光学装置
CN108291869A (zh) * 2016-09-06 2018-07-17 株式会社爱宕 无损测定装置
WO2018230177A1 (ja) * 2017-06-15 2018-12-20 コニカミノルタ株式会社 測定用光学系、色彩輝度計および色彩計
CN110741300A (zh) * 2017-06-15 2020-01-31 柯尼卡美能达株式会社 测量用光学系统、色彩亮度计以及色彩计
JPWO2018230177A1 (ja) * 2017-06-15 2020-04-16 コニカミノルタ株式会社 測定用光学系、色彩輝度計および色彩計
JP7200936B2 (ja) 2017-06-15 2023-01-10 コニカミノルタ株式会社 測定用光学系、色彩輝度計および色彩計
WO2020017118A1 (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 コニカミノルタ株式会社 測光装置
CN112424575A (zh) * 2018-07-19 2021-02-26 柯尼卡美能达株式会社 测光装置
JPWO2020017118A1 (ja) * 2018-07-19 2021-08-02 コニカミノルタ株式会社 測光装置
CN112424575B (zh) * 2018-07-19 2024-01-12 柯尼卡美能达株式会社 测光装置
JP7415923B2 (ja) 2018-07-19 2024-01-17 コニカミノルタ株式会社 測光装置
WO2022059524A1 (ja) * 2020-09-16 2022-03-24 コニカミノルタ株式会社 測光装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW535004B (en) 2003-06-01
JP4333050B2 (ja) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4333050B2 (ja) 測定用光学系及びこの光学系を備えた三刺激値型光電色彩計
US7646976B2 (en) Digital camera
US4900911A (en) Focus detecting system utilizing correction data on aberrations of the photographic lens
EP2702928A1 (en) Light source device
US4835561A (en) Focus detecting device for camera
US4257687A (en) Eye examining instrument with photo-detecting system
JPH049412B2 (ja)
JP2020014718A (ja) 内視鏡用光源装置および内視鏡システム
JP2009109315A (ja) 光計測装置及び走査光学系
JPS6250809B2 (ja)
JPWO2010005013A1 (ja) 測定装置
JPH09248281A (ja) 内視鏡分光装置
JPS623122Y2 (ja)
KR101239573B1 (ko) 측광 장치
JPS62192714A (ja) 焦点検出装置
JP2004109863A (ja) 焦点検出装置、それを有する撮像装置、及び撮影レンズ
JPS6240416A (ja) 内視鏡用光源光学系
JPH0580246A (ja) 自動合焦装置及びそれを備えた観察装置
JP2769405B2 (ja) 液晶表示パネルの二次元配光分布測定装置
US20220142568A1 (en) Optical device and endoscope system
US11624654B1 (en) Compact modulation transfer function colorimeter
CN220556354U (zh) 一种辐射测温设备
JP2014235337A (ja) 焦点検出光学系
JPH03254727A (ja) 画像撮影装置
JPH08320273A (ja) 光学的角度特性測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060329

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees