JP2002310271A - 潤滑油供給構造 - Google Patents

潤滑油供給構造

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JP2002310271A JP2001119139A JP2001119139A JP2002310271A JP 2002310271 A JP2002310271 A JP 2002310271A JP 2001119139 A JP2001119139 A JP 2001119139A JP 2001119139 A JP2001119139 A JP 2001119139A JP 2002310271 A JP2002310271 A JP 2002310271A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸を軸支するケース側の潤滑油路から、
軸端の開口部を通して回転軸の潤滑油供給穴に潤滑油を
供給する軸内潤滑構造において、間を繋ぐガイド部材か
らの潤滑油の漏れを低減する。 【解決手段】 ケース10に回転自在に軸支された回転
軸20には軸方向に延びる潤滑油供給穴21が穿設され
ており、潤滑油はケース10に形成された潤滑油路12
からガイド部材80を通して潤滑油供給穴21内に供給
される。ガイド部材80は潤滑油供給穴21内に突出す
るパイプ状部を有し、このパイプ状部の外周面に回転軸
20が回転したときに連れ廻りによって回転する潤滑油
が潤滑油供給穴21の奥部に導かれるような螺旋構造が
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケースに形成され
た潤滑油路から、回転軸の軸方向に穿設された潤滑油供
給穴に潤滑油を供給する軸内潤滑の潤滑油供給構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記のような潤滑油供給構造を備える装
置として車両用の変速機がある。車両用変速機は、図6
にその概要を示すように(図2を併せて参照)、変速機
ケース10内に回転自在に軸支されてエンジンの回転駆
動力が伝達されるメインシャフト20と、このメインシ
ャフト20と平行に延びるカウンターシャフト30とを
有して構成される。メインシャフト20およびカウンタ
ーシャフト30には常時噛合する複数のギヤ51〜5
5、61〜66が配設されており、シャフト上に設けら
れたシンクロメッシュ機構71〜73でメインシャフト
20と所定の変速段のギヤとを同期接続させて変速を行
うようになっている。
【0003】メインシャフト20には、軸端に開口部を
有し軸方向に穿設された潤滑油供給穴21と、この潤滑
油供給穴21と直交しシャフトの外面に抜ける供給孔2
3a〜23fとが形成されている。軸端の開口部と変速
機ケース10との間には、ケース側から潤滑油供給穴2
1の内部に突出し、変速機ケース10に設けられた潤滑
油路12に供給される潤滑油を軸端の開口部を通して潤
滑油供給穴21内に導くガイド部材180が設けられて
いる。このような潤滑油供給構造101では、潤滑油路
12に供給される潤滑油は、図中に矢印Aを付して示す
様にガイド部材180のパイプ状部を通して潤滑油供給
穴21内に供給され、供給孔23a〜23fからメイン
シャフト20上のギヤ53,54,55の軸受部やシン
クロメッシュ機構72,73等に供給され、これらの被
潤滑部の潤滑が行われる。
【0004】ところで、メインシャフト20はこのシャ
フトを回転駆動するエンジンと同様に高速回転する。こ
のため、ガイド部材180の外周部を潤滑油供給穴21
の内周面に接触させて潤滑油のシールをすることが難し
く、両者の間には一定のクリアランスが設けられてい
る。その結果、潤滑油供給穴21に供給される潤滑油の
一部が、図中に矢印Bを付して示す様に隙間を通ってベ
アリング41b方向に漏れ、ベアリング41bの回転に
伴う吸い出し現象によりシャフト外へ漏れ出して被潤滑
部への潤滑油供給量が減少するという問題がある。
【0005】そこで、図7に示すようにメインシャフト
の開口部にプラグ部材を設けた潤滑油供給構造102が
考案されている。これは、メインシャフトの開口部に開
口径よりも小径の孔を有するプラグ部材181を嵌合さ
せるとともに、ガイド部材182のパイプ径をプラグ部
材の孔の径よりも細く形成し、この孔を通してパイプ部
を突出させて潤滑油を供給する潤滑構造である。この潤
滑油供給構造102はメインシャフト20の回転に伴っ
て連れ廻る潤滑油が遠心力によって潤滑油供給穴の内壁
面に張り付きやすいという現象を利用し、プラグ部材1
81で内壁面近傍の潤滑油を塞き止めて潤滑油の漏れ量
を減少させようとするものである。
【0006】また、実公昭62−7021号公報に開示
されているように、メインシャフト開口部にポンプ部材
を設けた潤滑油供給構造が考案されている。これは、上
記プラグ部材181に代えて、潤滑油供給穴21の内壁
側からガイド部材のパイプ部に向けて突出する複数のポ
ンプ羽根を有したポンプ部材を嵌合配設した潤滑機構で
あり、メインシャフトの回転に伴って回転するポンプ羽
根のポンプ作用により潤滑油を潤滑油供給穴内に送り込
むものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
プラグ部材を用いる潤滑油供給構造102では、プラグ
部材を別途製作する必要があるとともに、メインシャフ
トの開口部について内径研削を行う必要があり、さらに
圧入組み立て工程が必要になるなど、部材費および組立
費の両面からコストアップが大きいという問題があっ
た。また、ポンプ部材を用いる潤滑油供給構造では、構
造が複雑になるためプラグ部材を用いる潤滑油供給構造
以上にコストアップが大きく、さらに開口部内面の加工
の程度が大きくなるため、回転軸の強度を維持する上で
の問題(例えばシャフト外径を拡大する必要や、内面の
角部を滑らかに加工する必要等)をも有していた。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みて成された
ものであり、回転軸に付加的な加工を行うことなく、簡
明な構成でケース側のガイド部材と回転軸の潤滑油供給
穴との間からの潤滑油の漏れを減少させて軸内潤滑油量
を増加させた潤滑油供給構造を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ケース内に回転自在に軸支された回転軸
(例えば、実施形態におけるメインシャフト20)と、
このケースに形成された潤滑油路から、回転軸の軸端に
形成された開口部(例えば実施形態における入口開口)
を通して回転軸の軸方向に穿設された潤滑油供給穴に潤
滑油を供給するガイド部材とを有する軸内潤滑機構にお
いて、ガイド部材にはガイド部材が取り付けられたケー
ス側から開口部を通り潤滑油供給穴の内部に突出するパ
イプ状部を設け、このパイプ状部の外周に、回転軸が回
転したときに、パイプ状部の外面と潤滑油供給穴の内面
との間に位置する潤滑油を、回転軸の回転を利用して潤
滑油供給穴の奥部に導くような螺旋構造を形成して潤滑
油供給構造を構成する。
【0010】上記構成の潤滑油供給構造では、ケース側
から開口部を通って潤滑油供給穴の内部に突出するパイ
プ状部の外周に螺旋構造が形成されている。螺旋構造が
形成されたパイプ状部の外面と潤滑油供給穴の内面との
間に位置する潤滑油は、回転軸(潤滑油供給穴の内面)
の回転に伴う連れ廻り現象により軸の回転方向に回転さ
れるが、螺旋構造の存在によりその流れ方向が変換され
螺旋構造の斜面に沿うようにして潤滑油供給穴の奥部に
導かれる。このため、上記構成によれば回転軸の開口部
に付加的な加工を行うことなく、潤滑油の漏れを減少さ
せて被潤滑部への潤滑油供給量を増大させることができ
る。
【0011】なお、上記ガイド部材を樹脂材料で構成
し、螺旋構造がパイプ状部に一体的に形成されるように
潤滑油供給構造を構成することが好ましい。このような
構成によれば、複雑な螺旋構造を有するガイド部材であ
っても射出成形等の手段を用いて容易かつローコストに
製作することができ、また、従来のガイド部材180と
置き換えるだけで上述の効果を有する潤滑油供給構造を
構成することができる。
【0012】また、上記ガイド部材は、ケース側でケー
スの潤滑油路と繋がるフランジ部を有し、フランジ部に
はケースと係合してガイド部材が回転軸まわりに回転す
ることを防止するまわり止め部が設けられていることが
望ましい。このような構成の潤滑油供給構造によれば、
螺旋構造に作用する反力によりガイド部材が回転するこ
とを防止して、螺旋構造の機能を長期に渡り適切に働か
せることができる。
【0013】また、フランジ部にフランジ部から開口部
外周の軸端面に向けて突出する円筒状の壁面部(例えば
実施形態における壁面部85)を設けて潤滑油供給構造
を構成することも好ましい。このような構成によれば、
フランジ部から突出する円筒状の壁面部により軸端面と
フランジ部との隙間を狭小化させて、螺旋構造が形成さ
れたパイプ状部の外面と潤滑油供給穴の内面との間を通
って流出しようとする潤滑油を塞き止め、潤滑油の漏れ
をさらに減少させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
につて図面を参照して説明する。まず、本発明に係る潤
滑油供給構造を適用した好適な実施例として、車両用の
変速機を図2に示しており、以下この図面を参照して説
明する。例示する変速機は5段変速の手動変速機であ
り、変速機ケース10内に、エンジンの出力軸KSに繋
がるクラッチ機構MC、クラッチ機構MCの出力部材
(フリクションディスク)に繋がる変速機構TMおよび
変速機構TMの終減速駆動ギヤ68と噛合する終減速従
動ギヤ78を有したディファレンシャル機構DFなどが
設けられて構成されており、ディファレンシャル機構D
Fから左右の車輪に駆動力が伝達される。
【0015】変速機構TMは、互いに平行に延びたメイ
ンシャフト20、カウンターシャフト30およびアイド
ルシャフト35とを有して構成されている。メインシャ
フト20とカウンターシャフト30とには、常時噛合す
る1速〜5速駆動ギヤ51〜55と1速〜5速従動ギヤ
61〜65とが配設されており、シャフト上に設けられ
た第1〜第3シンクロメッシュ機構71〜73により各
シャフトとギヤとを選択的に係脱させて1速段(LO
W)から5速段(5TH)の変速比でメインシャフト2
0の回転駆動力をカウンターシャフト30に伝達し、前
進走行の変速を行うようになっている。
【0016】また、アイドルシャフト35にはリバース
アイドラギヤ77が回転自在かつ軸方向に移動可能に配
設されており、メインシャフト20の回転駆動力をリバ
ースアイドラギヤ77を介してカウンターシャフト30
に伝達させることで、カウンターシャフト30の回転方
向を逆転し、後進走行を行うように構成されている。
【0017】メインシャフト20は、変速機ケース10
にベアリング41a,41bを介して回転自在に軸支さ
れるとともに、一端にクラッチ機構MCのフリクション
プレートがスプライン嵌合されており、摩擦係合により
エンジンの出力軸KSと連結されて一定方向に回転駆動
される。
【0018】メインシャフト20には、1速駆動ギヤ5
1、2速駆動ギヤ52、3速駆動ギヤ53、4速駆動ギ
ヤ54、5速駆動ギヤ55およびリバース駆動ギヤ57
と、第2シンクロメッシュ機構72、第3シンクロメッ
シュ機構74とが配設されている。1速駆動ギヤ51、
2速駆動ギヤ52およびリバース駆動ギヤ57はメイン
シャフト20に一体形成されおり、このシャフトととも
に一体で回転する。3速〜5速駆動ギヤ53〜55はメ
インシャフト20上に回転自在に配設されており、3速
駆動ギヤ53と4速駆動ギヤ54とが第2シンクロメッ
シュ機構72により、5速駆動ギヤ55が第3シンクロ
メッシュ機構73により、選択的にメインシャフト20
と係脱される。
【0019】カウンターシャフト30は、変速機ケース
10にベアリング42a,42b,42cで回転自在に
軸支されている。カウンターシャフト30には1速従動
ギヤ61、2速従動ギヤ62、3速従動ギヤ63、4速
従動ギヤ64、5速従動ギヤ65、リバース従動ギヤ6
7および終減速駆動ギヤ68と、第1シンクロメッシュ
機構71とが配設されている。3速〜5速従動ギヤ63
〜65はカウンターシャフト30にスプライン嵌合さ
れ、またリバース従動ギヤ67はカウンターシャフト3
0に一体形成されており、それぞれカウンターシャフト
とともに一体で回転する。1速従動ギヤ61および2速
従動ギヤ62はカウンターシャフト30上に回転自在に
配設されており、第1シンクロメッシュ機構71により
選択的にカウンターシャフト30と係脱される。
【0020】アイドルシャフト35には、リバースアイ
ドラギヤ77が回転自在かつ軸方向に移動可能に配設さ
れている。リバースアイドラギヤ77は、図示しないリ
バースフォークにより軸方向(クラッチ機構MCの方
向)に移動されたときに、メインシャフト20上のリバ
ース駆動ギヤ57およびカウンターシャフト30上のリ
バース従動ギヤ67とそれぞれ噛合する。これによりリ
バース駆動ギヤ57、リバースアイドラギヤ77、リバ
ース従動ギヤ67によりギヤ列が構成され、メインシャ
フト20の回転駆動力がカウンターシャフト30に伝達
される。
【0021】カウンターシャフト30の終減速駆動ギヤ
68には常時終減速従動ギヤ78が噛合しており、カウ
ンターシャフト30の回転は終減速駆動ギヤ68および
終減速従動ギヤ78を介してディファレンシャル機構D
Fに伝達される。
【0022】以上のような構成の変速機において、1速
段(LOW)から5速段(5TH)の変速段の設定およ
びその動力伝達経路について説明する。まず、シフトレ
バーがニュートラル位置にあるとき(図示する状態)に
は、メインシャフト20が回転駆動されている状態で
も、3速〜5速駆動ギヤ53〜55はメインシャフト2
0上を空転している。また、1速駆動ギヤ51と噛合す
る1速従動ギヤ61および2速駆動ギヤ52と噛合する
2速従動ギヤ62は、メインシャフトの回転に伴って回
転駆動されるが、両ギヤ61,62は第1シンクロメッ
シュ機構71によりカウンターシャフト30との係合が
解除されており、メインシャフト20の回転駆動力はカ
ウンターシャフト30に伝達されない。この状態からシ
フトレバーが各変速段のシフト位置に移動操作される
と、図示しないシフトフォークがシフト位置に応じたシ
ンクロメッシュ機構のシンクロスリーブを軸方向に移動
させ、1速段から5速段の変速段を設定させる。
【0023】1速段(LOW)では、シフト操作により
第1シンクロメッシュ機構71のシンクロスリーブが右
動され、1速従動ギヤ61がカウンターシャフト30に
係合接続される。ここで、1速従動ギヤ61と噛合する
1速駆動ギヤ51は、メインシャフト20に一体に形成
されてメインシャフト20と一体回転駆動されるため、
メインシャフト20に伝達される回転駆動力は、1速駆
動ギヤ51から1速従動ギヤ61を介してカウンターシ
ャフト30に伝達され、カウンターシャフト30が回転
駆動される。この駆動力は終減速ギヤ列68,78を介
してディファレンシャル機構DFに伝達される。
【0024】2速段(2ND)では、第1シンクロメッ
シュ機構71のシンクロスリーブが左動され、2速従動
ギヤ62がカウンターシャフト30に係合接続される。
2速従動ギヤ62と噛合する2速駆動ギヤ52はメイン
シャフト20に一体に形成されておりこのシャフトと一
体回転駆動される。このため、メインシャフト20に伝
達される回転駆動力は、2速駆動ギヤ52から2速従動
ギヤ62を介してカウンターシャフト30に伝達され、
カウンターシャフト30が回転駆動される。この駆動力
は終減速ギヤ列68,78を介してディファレンシャル
機構DFに伝達される。
【0025】3速段(3RD)では、第2シンクロメッ
シュ機構72のシンクロスリーブが右動され、3速駆動
ギヤ53がメインシャフト20に係合接続されてこのシ
ャフトと同一回転駆動される。3速駆動ギヤ53と噛合
する3速従動ギヤ63はカウンターシャフト30にスプ
ライン嵌合されているため、カウンターシャフト30と
一体回転する。このためメインシャフト20に伝達され
た回転駆動力は、3速駆動ギヤ53から3速従動ギヤ6
3を介してカウンターシャフト30に伝達され、カウン
ターシャフト30が回転駆動される。この駆動力は終減
速ギヤ列68,78を介してディファレンシャル機構D
Fに伝達される。
【0026】4速段(4TH)では、第2シンクロメッ
シュ機構72のシンクロスリーブが左動され、4速駆動
ギヤ54がメインシャフト20に係合接続されてこのシ
ャフトと同一回転駆動される。4速駆動ギヤ54と噛合
する4速従動ギヤ64はカウンターシャフト30にスプ
ライン嵌合されて一体回転するため、メインシャフト2
0に伝達された回転駆動力は、4速駆動ギヤ54から4
速従動ギヤ64を介してカウンターシャフト30に伝達
され、カウンターシャフト30が回転駆動される。この
駆動力は終減速ギヤ列68,78を介してディファレン
シャル機構DFに伝達される。
【0027】5速段(5TH)では、第3シンクロメッ
シュ機構73のシンクロスリーブが右動され、5速駆動
ギヤ55がメインシャフト20に係合接続されて同一回
転駆動される。5速駆動ギヤ55と噛合する5速従動ギ
ヤ65はカウンターシャフト30にスプライン嵌合され
て一体回転するため、メインシャフト20に伝達された
回転駆動力は、5速駆動ギヤ55から5速従動ギヤ65
を介してカウンターシャフト30に伝達され、カウンタ
ーシャフト30が回転駆動される。この駆動力は終減速
ギヤ列68,78を介してディファレンシャル機構DF
に伝達される。
【0028】後進段(リバース)では、アイドルシャフ
ト35上のリバースアイドラギヤ77が、図示しないリ
バースフォークにより図中に二点鎖線で示す位置に右動
され、メインシャフト20上のリバース駆動ギヤ57と
カウンターシャフト30上のリバース従動ギヤ67とに
それぞれ噛合する。このため、メインシャフト20に伝
達された回転駆動力は、リバース駆動ギヤ57からリバ
ースアイドラギヤ77を介してリバース従動ギヤ67に
伝達され、リバース従動ギヤ67と一体回転するカウン
ターシャフト30が回転駆動される。このギヤ列ではメ
インシャフト上のギヤ57とカウンターシャフト上のギ
ヤ67とが直接噛合せず、間にもう一枚のギヤ77が噛
合するため、カウンターシャフト30の回転方向が上述
の前進走行と反転され後進状態となる。
【0029】さて、以上のように構成される変速機構T
Mにおいて、3速〜5速駆動ギヤ53〜55はメインシ
ャフト20にベアリングを介して回転自在に軸支されて
おり、上記したような速度段の設定状態に応じてメイン
シャフト20と相対回転する。これは、第2および第3
シンクロメッシュ機構72,73についても同様であ
り、この機構内のブロッキングリング(シンクロナイザ
ーリング)と各ギヤ側のクラッチギヤとの間のテーパー
コーン部で相対回転する。このため、変速機構TMには
各駆動ギヤ53〜55の軸支部およびシンクロメッシュ
機構72,73に潤滑油を供給する潤滑油供給構造1が
設けられている。
【0030】この潤滑油供給構造1は、図2における変
速機構TMの左側部分を拡大して図1に示すように、メ
インシャフト20の内側から潤滑油を供給する軸内潤滑
の潤滑構造である。メインシャフト20には、軸端から
軸方向に延びて潤滑油供給穴21が穿設されるととも
に、この潤滑油供給穴21と直交しシャフトの外周に位
置する各駆動ギヤ53,54,55やシンクロメッシュ
機構72,73の内周側に抜ける供給孔23a〜23f
が形成されている。
【0031】軸端の開口部(以下、「入口開口」とい
う)と対峙する変速機ケース10には、潤滑油の潤滑油
路12が形成されており、この潤滑油路12と繋がる油
路12’に、例えば終減速従動ギヤ78によって掻き上
げられた潤滑油が図示しないオイルガータプレートを介
して供給される。
【0032】変速機ケース10には、変速機ケース10
側からメインシャフトの入口開口を通って潤滑油供給穴
21の内部に突出し、潤滑油路12に供給される潤滑油
を潤滑油供給穴21に導くガイド部材80が設けられて
いる。
【0033】ガイド部材80は、その構成を斜視図とし
て図3に示し、変速機ケース10に取り付けた状態の正
面図(図2中にIV-IV矢視で示す正面図)を図4に示す
ように、大きくは、薄肉円盤状のフランジ部81と、こ
のフランジ部81から突出する円筒状のパイプ状部82
とからなり、パイプ状部82の基端側がラッパ状に広が
ってフランジ部81と繋がっている。ガイド部材80は
ナイロン(PA)等の樹脂材料を用い射出成形等の成形手
段により一体成形して構成される。
【0034】円筒状のパイプ状部82は、中心に前後を
貫通する流通路83を有し、その外周面に複数の突起部
84が軸方向に螺旋状に捻れた螺旋構造が形成されてい
る。パイプ状部82の外径(突起部84の外周径)は潤
滑油供給穴21の内径よりも所定クリアランス分だけ小
さく形成され、螺旋構造の捻り方向は、メインシャフト
20の回転に伴い連れ廻り現象によって回転する潤滑油
が突起部84の斜面に導かれてパイプ状部82の先端側
に流れる方向に形成されている。
【0035】フランジ部81にはパイプ状部82と同軸
にフランジ面から突出する薄肉円筒状の壁面部85が形
成されている。この壁面部85の外径はメインシャフト
20の軸端部の外径よりもやや小径に形成されており、
軸端面に向けて突出し配設されるようになっている。こ
の壁面部85の外周側に位置してフランジ部81の前後
を貫通する孔部86が複数形成されている。また、フラ
ンジ部81の外周部には外方に突出する舌片状のタブ8
7が形成されている。
【0036】一方、変速機ケース10には、上記フラン
ジ部81外縁を受容保持する円筒状の凹部が形成されて
おり、ガイド部材80はこの凹部に受容されるととも
に、フランジ部81に設けられたタブ87が変速機ケー
ス10の潤滑油路12と係合してガイド部材が回転しな
いようになっている。ガイド部材80は上記のようにし
て変速機ケース10の凹部に受容されて位置決めされ、
フランジ部81の外周縁部がシム13を介してベアリン
グ41bとの間に挟持され変速機ケース10に固定され
る。
【0037】ガイド部材80が変速機ケース10に位置
決め固定されると、パイプ状部82がメインシャフト2
0の入口開口を通って潤滑油供給穴21内に同軸に突出
配設され、パイプ状部82の外径との間に所定のクリア
ランスが保持される。フランジ部81は変速機ケース内
において隔壁を構成し、潤滑油路12に供給される潤滑
油がパイプ状部の流通路83を通って潤滑油供給穴21
内に供給される。潤滑油供給穴21に供給された潤滑油
は、この潤滑油供給穴21と連通する供給孔23a〜2
3fを通してシャフト外周に位置する3速〜5速駆動ギ
ヤ53,54,55、第1および第2シンクロメッシュ
機構72,73等に供給され、これらの被潤滑部を潤滑
する。
【0038】このように構成される潤滑油供給構造1に
おいて、パイプ状部82の外周面と潤滑油供給穴21の
内周面との間に位置する潤滑油は、隣り合う螺旋状の突
起部84,84間の螺旋状の溝部を通って潤滑油供給穴
21からベアリング41bの方向に漏出しようとする。
【0039】しかしながら、前述したように、螺旋構造
の捻り方向はメインシャフト20が回転したときに潤滑
油供給穴21の内面とともに連れ廻りする潤滑油が、突
起部84の斜面に導かれてパイプ状部82の先端に向か
う方向に形成されている。このため、溝部に位置する潤
滑油は、メインシャフト20の回転に伴ってパイプ状部
82の先端方向に導かれ、潤滑油供給穴21の奥部に向
けて押し戻される。
【0040】このため、パイプ状部82の外周に形成さ
れた螺旋構造により、パイプ状部82の外周面と潤滑油
供給穴21内周面との間から漏出する潤滑油の漏れ量を
減少させ、各駆動ギヤ53〜55やシンクロメッシュ機
構72,73等の被潤滑部への潤滑油供給量を増大させ
ることができる。
【0041】また、パイプ状部82よりも外周側に形成
された円筒状の壁面部85は、図1に示すように、メイ
ンシャフト20の軸端面とフランジ部81との間、ボー
ルベアリング41bの内輪とフランジ部81との間の隙
間を減少させ、上記したパイプ状部82の外周面と潤滑
油供給穴21内周面との間を通って外部へ漏出しようと
する潤滑油を塞き止める働きをする。このため、上記螺
旋構造の作用と相まって更に潤滑油の漏れ量を減少さ
せ、被潤滑部への潤滑油の供給量を増大させることがで
きる。
【0042】壁面部85よりも外周側には、フランジ部
81の前後を貫通する孔部86が複数形成されており、
潤滑油路12から孔部68を通してベアリング41bに
潤滑油が供給される。このため、上述のようにして潤滑
油の漏れ量の減少が図られた潤滑油供給構造1におい
て、ベアリング41bの潤滑に必要な油量の潤滑油が孔
部68を通して供給され、ベアリング41bを適切に潤
滑することができる。
【0043】図5は、本発明の潤滑油供給構造1の効果
を確認するため、変速機構TMに従来のガイド部材18
0を取り付けた場合(従来の潤滑油供給構造101)
と、本発明のガイド部材80を取り付けた場合とについ
て、潤滑油供給穴21の奥部に供給される軸内潤滑油量
Qを比較したものである。ここで、図における横軸はメ
インシャフト20の回転数に対応する車速v[km/h]を、
縦軸は潤滑油供給穴21の奥部に供給される軸内潤滑油
量Q[cc/min]をとり、それぞれの潤滑構造について、試
験条件の各車速時に測定された軸内潤滑油量Qをプロッ
トしグラフ化したデータである。
【0044】この図から、従来の潤滑油供給構造101
および本発明の潤滑油供給構造1ともに、全体として車
速vの増加とともに軸内潤滑油量Qが減少する傾向にあ
る。これは、メインシャフト20の回転数が増加(ベア
リング41bの内輪および転動体の回転数が増加)する
と、これに伴ってベアリング41bから吸い出されて漏
出する潤滑油量が増加することを示している。
【0045】しかし、本発明の潤滑油供給構造1によれ
ば、従来の潤滑油供給構造101に対して、全車速領域
において軸内潤滑油量Qが従来の2倍以上に増加してい
る。そして、この効果は中速領域よりも高速領域で高
く、高速領域で従来の約3倍にも達している。
【0046】この結果は、従来の潤滑油供給構造101
でガイド部材180の外周面と潤滑油供給穴21の内周
面とのクリアランスを通ってベアリング41bから吸い
出されていた潤滑油が、本発明の潤滑油供給構造1で
は、パイプ状部82に形成された螺旋構造で潤滑油供給
穴21の奥部に押し戻され、漏出量を減少させて軸内潤
滑油量Qを大幅に増加させていることを示している。こ
のことは、中速領域よりも高速領域の方が効果が高いこ
と、すなわちメインシャフト20の回転数が高い方が効
果が大きくなることからも理解される。
【0047】従って、以上説明したような潤滑油供給構
造1によれば、メインシャフト20の入口開口に内径研
削等を行うことなく、またプラグ部材やポンプ部材等を
別途製作して圧入組み立てする工程を設けることなく、
一体成形されたガイド部材80を従来のガイド部材と交
換するという極めて簡単な作業で、軸内潤滑油量Qを大
幅に増加させることができる。
【0048】なお、以上の実施例では、変速機構TMの
メインシャフト20の潤滑油供給構造について説明した
が、カウンターシャフト30についても同様の軸内潤滑
構造を設けることができ、螺旋構造の捻り方向を逆向き
に形成して潤滑油供給構造を構成することにより前進走
行時に同様の効果を発揮させることができる。また、本
発明の潤滑油供給構造は、例示したマニュアルトランス
ミッションのみならず自動変速機(AT)や無段変速機
(CVT)に対しても同様に適用可能であり、同様の効果
を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ケー
スに形成された潤滑油路からケース内に軸支された回転
軸の潤滑油供給穴に潤滑油を供給するガイド部材を有す
る軸内潤滑機構において、ガイド部材にケース側から軸
端の開口部を通って潤滑油供給穴の内部に突出するパイ
プ状部を設け、このパイプ状部の外周に、回転軸が回転
したときに、パイプ状部の外面と潤滑油供給穴の内面と
の間に位置する潤滑油を回転軸の回転を利用して潤滑油
供給穴の奥部に導く螺旋構造を形成して潤滑油供給構造
を構成する。このため、回転軸の開口部に付加的な加工
を行ったり、新たな部材を圧入させたりすることなく、
簡明な構成で潤滑油の漏れを減少させ被潤滑部への潤滑
油供給量を増大させた潤滑油供給構造を提供することが
できる。
【0050】なお、上記ガイド部材を樹脂材料で構成
し、螺旋構造がパイプ状部に一体的に形成されるように
潤滑油供給構造を構成することが好ましい。このような
構成によれば、複雑な螺旋構造を有するガイド部材であ
っても射出成形等の手段を用いて容易かつローコストに
製作することができる。
【0051】また、上記ガイド部材は、ケース側でケー
スの潤滑油路と繋がるフランジ部を有し、フランジ部に
はケースと係合してガイド部材が回転軸まわりに回転す
ることを防止するまわり止め部を設けることが望まし
い。このような構成の潤滑油供給構造によれば、螺旋構
造に作用する反力によりガイド部材が回転することを防
止して、螺旋構造の機能を長期に渡り適切に働かせるこ
とができる。
【0052】また、フランジ部にフランジ部から開口部
外周の軸端面に向けて突出する円筒状の壁面部を設けて
潤滑油供給構造を構成することも好ましい。このような
構成によれば、フランジ部から突出する円筒状の壁面部
により軸端面とフランジ部との隙間を狭小化させて、螺
旋構造が形成されたパイプ状部の外面と潤滑油供給穴の
内面との間を通って流出しようとする潤滑油を塞き止
め、潤滑油の漏れをさらに減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る潤滑油供給構造の構成例を示す断
面図である。
【図2】上記潤滑油供給構造を備える変速機構の断面図
である
【図3】本発明に係る潤滑油供給構造におけるガイド部
材の斜視図である。
【図4】図1中にIV-IV矢を付して示す方向から見た、
ガイド部材の取付状態を示す変速機ケースの内面図であ
る。
【図5】本発明に係る潤滑油供給構造の効果を示すグラ
フである。
【図6】従来の潤滑油供給構造の構成例を示す断面図で
ある。
【図7】従来の他の潤滑油供給構造の構成例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 潤滑油供給構造 10 変速機ケース(ケース) 12 潤滑油路 20 メインシャフト(回転軸) 21 潤滑油供給穴 80 ガイド部材 81 フランジ部 82 パイプ状部 84 螺旋状の突起(螺旋構造) 85 壁面部 87 タブ(まわり止め部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船井 孝 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 澤 泰弘 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 真仁田 満 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J063 AA02 AB02 AC03 BA11 CA01 CB43 CB44 CD01 XD03 XD17 XD34 XD53 XD62 XD73 XE14 XF05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に回転自在に軸支された回転軸
    と、 前記ケースに形成された潤滑油路から、前記回転軸の軸
    端に形成された開口部を通して前記回転軸の軸方向に穿
    設された潤滑油供給穴に潤滑油を供給するガイド部材と
    を有する軸内潤滑機構において、 前記ガイド部材には、前記ガイド部材が取り付けられた
    ケース側から前記開口部を通り前記潤滑油供給穴の内部
    に突出するパイプ状部を有し、 前記パイプ状部の外周には、前記回転軸が回転したとき
    に前記パイプ状部の外面と前記潤滑油供給穴の内面との
    間に位置する潤滑油を、前記潤滑油供給穴の奥部に導く
    螺旋構造が形成されていることを特徴とする潤滑油供給
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は樹脂材料で構成され、
    前記螺旋構造が前記パイプ状部に一体的に形成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の潤滑油供給構造。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は前記ケース側で前記ケ
    ースの潤滑油路と繋がるフランジ部を有し、前記フラン
    ジ部には前記ケースと係合して前記ガイド部材が前記回
    転軸まわりに回転することを防止するまわり止め部が設
    けられていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の潤滑油供給構造。
  4. 【請求項4】 前記フランジ部には前記フランジ部から
    前記開口部外周の軸端面に向けて突出する円筒状の壁面
    部を有することを特徴とする請求項3に記載の潤滑油供
    給構造。
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