JP2002310103A - コントロールバルブの作動油の流量制御機構 - Google Patents
コントロールバルブの作動油の流量制御機構Info
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Abstract
開口量に応じて、作動油の流量制御を行うことができる
ようにすることにより、負荷圧力に関係なく作動油の安
定した流量制御を行えるようにするとともに、微速制御
におけるスプール弁のインチィング性能を向上させるこ
とができるコントロールバルブの作動油の流量制御機構
を提供すること。 【解決手段】 油圧シリンダと油圧ポンプ及び油圧タン
クとを接続するよう配設し、油圧回路を制御するように
したコントロールバルブの作動油の流量制御機構におい
て、コントロールバルブV内に、作動油の流量を制御す
るためのスプール弁V2を配設するとともに、スプール
弁V2の上流側と下流側の作動油の圧力がかかるように
して、スプール弁V2の開口量に応じて作動油の流量を
制御する圧力補償弁2を配設する。
Description
ブの作動油の流量制御機構に関し、特に、フォークリフ
ト用コントロールバルブに好適に用いられ、作動油の流
量を制御するためのスプール弁の開口量に応じて、作動
油の流量制御を行うことができるようにすることによ
り、負荷圧力に関係なく作動油の安定した流量制御を行
えるようにするとともに、微速制御におけるスプール弁
のインチィング性能を向上させることができるコントロ
ールバルブの作動油の流量制御機構に関するものであ
る。
を降下させるときの速度の制御は、図4に示すように、
作動油がリフト昇降用の油圧シリンダLとタンクT間を
接続する油圧回路の途中に、コントロールバルブV2を
配設し、このコントロールバルブV2の操作により行う
ようにしている。そして、このフォークリフトの油圧回
路には、油圧シリンダLとコントロールバルブV2の間
に、コントロールバルブV2とは別に固定オリフィス2
Aを配設し、最大流量を規制するようにしている。
来のフォークリフトのように、リフトを降下させるとき
の速度の制御を、油圧シリンダLとコントロールバルブ
V2の間に配設した固定オリフィス2Aによって最大流
量を制御することにより行うようにすると、スプール弁
V2の開口量を絞っている場合等には、固定オリフィス
2Aによる補償が効かず、特に、負荷圧力(作動油の圧
力)によって流量が変化することとなる。
かかっている場合と無負荷の場合とでは、リフトの降下
速度が変化し、リフトにかかっている荷重が大きく、負
荷圧力が大きな場合にはリフトの降下速度が速くなり、
一方、無負荷時のようにリフトにかかっている荷重が小
さく、負荷圧力が小さな場合にはリフトの降下速度が遅
くなり、特に、リフトに大きな荷重がかかっている場合
のリフトの降下速度の制御が困難になるという問題があ
った。
る場合等には、固定オリフィス2Aによる補償が効かな
いため、微速制御におけるスプール弁のインチィング操
作を行いにくいという問題があった。
記従来のフォークリフトの油圧回路の有する問題点に鑑
み、フォークリフト用コントロールバルブに好適に用い
られ、作動油の流量を制御するためのスプール弁の開口
量に応じて、作動油の流量制御を行うことができるよう
にすることにより、負荷圧力に関係なく作動油の安定し
た流量制御を行えるようにするとともに、微速制御にお
けるスプール弁のインチィング性能を向上させることが
できるコントロールバルブの作動油の流量制御機構を提
供することを目的とする。
め、本発明のコントロールバルブの作動油の流量制御機
構は、油圧シリンダと油圧ポンプ及び油圧タンクとを接
続するよう配設し、油圧回路を制御するようにしたコン
トロールバルブの作動油の流量制御機構において、前記
コントロールバルブ内に、作動油の流量を制御するため
のスプール弁を配設するとともに、スプール弁の上流側
と下流側の作動油の圧力がかかるようにして、スプール
弁の開口量に応じて作動油の流量を制御する圧力補償弁
を配設したことを特徴とする。
御機構は、油圧シリンダと油圧ポンプ及び油圧タンクと
を接続するよう配設し、油圧回路を制御するようにした
コントロールバルブ内に、作動油の流量を制御するため
のスプール弁を配設するとともに、スプール弁の上流側
と下流側の作動油の圧力がかかるようにして、スプール
弁の開口量に応じて作動油の流量を制御する圧力補償弁
を配設するようにしているので、作動油の流量を制御す
るためのスプール弁の開口量に応じて、作動油の流量制
御を行うことができ、これにより、負荷圧力に関係なく
作動油の安定した流量制御を行えるようにするととも
に、微速制御におけるスプール弁のインチィング性能を
向上させることができる。
ブの作動油の流量制御機構の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
ルブの作動油の流量制御機構を適用したフォークリフト
用油圧回路及びコントロールバルブの一実施例を示す。
図1に示すフォークリフト用油圧回路において、Cはフ
ォークリフトのチルト用の油圧シリンダ、Lは同リフト
用の油圧シリンダ、Vはこれら両油圧シリンダC、Lを
制御するために、両油圧シリンダC、Lと油圧ポンプP
及び油圧タンクTとを接続するようにしたフォークリフ
ト用コントロールバルブ、RVはリリーフバルブであ
る。
Vは、図2に示すように、その筐体1内に、作動油の流
量を制御するためのスプール弁V1及びスプール弁V2
を配設するとともに、スプール弁V2の上流側と下流側
の作動油の圧力がかかるようにして、スプール弁V2の
開口量に応じて作動油の流量を制御する圧力補償弁2を
配設するようにしている。
御するスプール弁V2は、ポンプポート11と油圧シリ
ンダLに接続されるシリンダポート12間を、油路1
3、スプール3が嵌挿されたスプール嵌挿孔3a及び油
路14により接続するようにし、図2に示すスプール3
の中立位置から、スプール3を左側に移動することによ
り、ポンプPから油圧シリンダLに作動油が供給され、
これにより、リフトが上昇することとなる。
ダポート12とタンクポート15間を、油路14、スプ
ール3が嵌挿されたスプール嵌挿孔3a及び油路16に
より接続するようにし、図2に示すスプール3の中立位
置から、スプール3を右側に移動することにより、油圧
シリンダLからタンクTに作動油が戻され、これによ
り、リフトが降下することとなる。
来のフォークリフトの油圧回路によれば、リフトに荷重
がかかっている場合と無負荷の場合とでは、リフトの降
下速度が変化することは、上述のとおりであるが、本実
施例のフォークリフト用コントロールバルブVにおいて
は、負荷圧力に関係なく作動油の安定した流量制御を行
えるようにするため、スプール弁V2の上流側と下流側
の作動油の圧力がかかるようにして、スプール弁V2の
開口量に応じて作動油の流量を制御する圧力補償弁2を
配設するようにしている。
リンダL内の作動油は、シリンダポート12、油路1
4、スプール3が嵌挿されたスプール嵌挿孔3a、油路
16、タンクポート15を介して、タンクTに戻され
る。
油の圧力が、油路14を介して、圧力補償弁2の前方の
受圧面21に、一方、スプール弁V2の下流側の作動油
の圧力が、油路16及び圧力補償弁2に形成された油路
22、23を介して、圧力補償弁2の後方の受圧面24
にかかるようにしている。なお、圧力補償弁2は、ばね
25により前方に付勢されるようにしている。
大きく、負荷圧力が大きな場合には、圧力補償弁2が、
図2に示す圧力補償弁2の中立位置から右側に大きく移
動することになり、これにより、油路16とタンクポー
ト15を接続する絞り部2aが狭小とされ、作動油の流
量が減少してリフトの降下速度が速くなることを防止す
ることができる。
いる荷重が小さく、負荷圧力が小さな場合には、圧力補
償弁2が、図2に示す圧力補償弁2の中立位置から右側
に小さく移動することになり、これにより、油路16と
タンクポート15を接続する絞り部2aが広くされ、作
動油の流量が増加してリフトの降下速度を速くすること
ができる。
きさが同じ場合でも、スプール弁V2の開口量に応じ
て、圧力補償弁2の受圧面21、24にかかる作動油の
圧力が変化することとなるため、スプール弁V2の開口
量に応じて、作動油の流量を適切な値に制御することが
できる。
安定した流量制御を行えるとともに、作動油の流量の微
調整を行うことができるので、微速制御におけるスプー
ル弁のインチィング性能を向上させることができ、フォ
ークリフト等の機器の操作性を著しく向上することがで
きるものとなる。
例に示すように、スプール弁V2の下流側に設定するこ
とにより、ロードチェック機能が不要となる。なお、図
3に、圧力補償弁2の設置位置を、スプール弁V2の上
流側に設定した実施例を示す(なお、本発明は、この構
成を排除するものではない。)が、この場合は、ロード
チェック機能が必要となる。
油の流量制御機構について、その実施例に基づいて説明
したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適
宜その構成を変更することができるものである。
ルバルブの作動油の流量制御機構をフォークリフト用油
圧回路に用いるコントロールバルブ、より具体的には、
フォークリフトのリフト用油圧シリンダのコントロール
バルブに適用したものであるが、本発明のコントロール
バルブの作動油の流量制御機構の適用対象は、フォーク
リフトのリフト用油圧シリンダに限定されることなく、
一般の昇降装置にも適用することができ、本発明は、こ
れを排除するものではない。
流量制御機構によれば、油圧シリンダと油圧ポンプ及び
油圧タンクとを接続するよう配設し、油圧回路を制御す
るようにしたコントロールバルブ内に、作動油の流量を
制御するためのスプール弁を配設するとともに、スプー
ル弁の上流側と下流側の作動油の圧力がかかるようにし
て、スプール弁の開口量に応じて作動油の流量を制御す
る圧力補償弁を配設するようにしているので、作動油の
流量を制御するためのスプール弁の開口量に応じて、作
動油の流量制御を行うことができ、これにより、負荷圧
力に関係なく作動油の安定した流量制御を行えるように
するとともに、微速制御におけるスプール弁のインチィ
ング性能を向上させることができ、フォークリフト等の
機器の操作性を著しく向上することができる。また、ス
プール弁を配設したコントロールバルブ内に圧力補償弁
を組み込むようにしたため、コントロールバルブを含む
油圧回路を小形化及び簡略化することができる。
御機構を適用したフォークリフト用油圧回路の一実施例
を示す説明図である。
面図である。
御機構を適用したフォークリフト用油圧回路の変形実施
例を示す説明図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧シリンダと油圧ポンプ及び油圧タン
クとを接続するよう配設し、油圧回路を制御するように
したコントロールバルブの作動油の流量制御機構におい
て、前記コントロールバルブ内に、作動油の流量を制御
するためのスプール弁を配設するとともに、スプール弁
の上流側と下流側の作動油の圧力がかかるようにして、
スプール弁の開口量に応じて作動油の流量を制御する圧
力補償弁を配設したことを特徴とするコントロールバル
ブの作動油の流量制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113802A JP3757126B2 (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | フォークリフト用コントロールバルブの作動油の流量制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113802A JP3757126B2 (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | フォークリフト用コントロールバルブの作動油の流量制御機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002310103A true JP2002310103A (ja) | 2002-10-23 |
JP3757126B2 JP3757126B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=18964975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001113802A Expired - Lifetime JP3757126B2 (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | フォークリフト用コントロールバルブの作動油の流量制御機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3757126B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006266360A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Kayaba Ind Co Ltd | 流量制御機構 |
WO2009011212A1 (en) * | 2007-07-18 | 2009-01-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Variable valve train control device |
JP2013082551A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Nissan Forklift Kk | 産業車両の回生油圧装置 |
-
2001
- 2001-04-12 JP JP2001113802A patent/JP3757126B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
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JP2009024542A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Toyota Motor Corp | 可変動弁装置の制御装置 |
US8281757B2 (en) | 2007-07-18 | 2012-10-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Variable valve train control device |
JP2013082551A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Nissan Forklift Kk | 産業車両の回生油圧装置 |
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JP3757126B2 (ja) | 2006-03-22 |
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