JP2002308888A - (多環式第2級アミノ)ジアルコキシシランの製造方法 - Google Patents

(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシランの製造方法

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JP2002308888A
JP2002308888A JP2001176423A JP2001176423A JP2002308888A JP 2002308888 A JP2002308888 A JP 2002308888A JP 2001176423 A JP2001176423 A JP 2001176423A JP 2001176423 A JP2001176423 A JP 2001176423A JP 2002308888 A JP2002308888 A JP 2002308888A
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dialkoxysilane
dimethoxysilane
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Hiromichi Ikeuchi
博通 池内
Yasuhisa Sakakibara
康久 榊原
Masayoshi Ogami
雅良 大上
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 α−オレフィンの重合による立体規則性の高
いポリマーの製造における触媒成分として有用な(多環
式第2級アミノ)ジアルコキシシランを高純度かつ高収
率で製造する方法を提供する。 【解決手段】 実質的に無水の非アルコール系溶媒中
で、塩化水素補捉剤の存在下、一個の塩素原子が炭化水
素基で置換されていてもよいクロロシラン化合物と多環
式第2級アミンとを反応させて(多環式第2級アミノ)
クロロシランを得たのち、これをアルカリ金属アルコキ
サイド(またはアルカリ土類金属アルコキサイド)と低
級アルコールの存在下にて反応させて、(多環式第2級
アミノ)ジアルコキシシランを製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(多環式第2級ア
ミノ)ジアルコキシシラン化合物の新規な製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】これまで数多くのシラン化合物が、α−
オレフィン重合においてポリマーの立体規則性を高める
ための触媒成分として提案されているが、なかでも、
(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシラン化合物は優
れた触媒成分として、数多く提案されている。
【0003】(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシラ
ン化合物の製法としては、特開平11−222491号
公報に、グリニャール反応を利用するジ(多環式アミ
ノ)ジメトキシシランの製法が開示されている。しか
し、グリニャール反応を利用する場合、ジアルキルエー
テルあるいは環状エーテルなどの反応溶媒を用いなけれ
ばならないのに加え、反応途中でマグネシウムメトキシ
ハライドが副生し、マグネシウムメトキシハライドに吸
着している目的物を除去するのに抽出操作を頻繁に行う
必要がある。
【0004】一方、グリニャール反応を利用するジ(多
環式アミノ)ジメトキシシランの製法に代わる方法とし
て、特開平11−130785号公報には、塩化水素捕
捉剤の存在下、テトラクロロシラン、多環式第2級アミ
ン、及びアルコールを反応させてジ(多環式アミノ)ジ
アルコキシシランを製造する方法が記載されている。ま
た、特開平11−158190号公報には、塩化水素捕
捉剤の存在下、テトラクロロシラン、多環式第2級アミ
ン、アルカリ金属アルコキサイドまたはアルカリ土類金
属アルコキサイドを反応させてジ(多環式アミノ)ジア
ルコキシシランを製造する方法が開示されている。しか
し、いずれの方法でも、グリニャール反応によるジ(多
環式アミノ)ジメトキシシランの製法に比べて、生成物
中の不純物が多く、収率が低いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、(多環式第
2級アミノ)ジアルコキシシランを高純度かつ高収率で
製造する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、実質的に水を
含むことの無い非アルコール系溶媒中にて、塩化水素補
捉剤の存在下、一個の塩素原子が炭素原子数1〜8の炭
化水素基で置換されていてもよいクロロシラン化合物と
多環式第2級アミンとを反応させて(多環式第2級アミ
ノ)クロロシランを得たのち、該(多環式第2級アミ
ノ)クロロシランとアルカリ金属アルコキサイドもしく
はアルカリ土類金属アルコキサイドとを低級アルコール
の存在下にて反応させることを特徴とする(多環式第2
級アミノ)ジアルコキシシランの製造方法にある。
【0007】本発明の(多環式第2級アミノ)ジアルコ
キシシランの製造方法で用いる化合物あるいは生成物は
下記の化学式で表わすことができる。 クロロシラン化合物:R1 mSiCln (多環式第2級アミノ)クロロシラン:Rk1 mSiC
2 (多環式第2級アミノ)ジアルコキシシラン:Rk1 m
Si(OR22 [但し、Rは多環式第2級アミノ基を示し、R1 及びR
2 はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜8の炭化水素基を
示し、kは1または2、mは0または1、nは3または
4である。]
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法は、下記の二つ
の工程から構成される。 (1)第一工程:実質的に水を含むことの無い非アルコ
ール系溶媒中にて、塩化水素補捉剤の存在下、一個の塩
素原子が炭素原子数1〜8の炭化水素基で置換されてい
てもよいクロロシラン化合物と多環式第2級アミンとを
反応させて(多環式第2級アミノ)クロロシランを得る
工程。 (2)第二工程:第一工程で得られた(多環式第2級ア
ミノ)クロロシランとアルカリ金属アルコキサイドもし
くはアルカリ土類金属アルコキサイドとを低級アルコー
ルの存在下にて反応させて(多環式第2級アミノ)ジア
ルコキシシランを得る工程。
【0009】次に、本発明の製造方法の各工程を順に詳
しく説明する。
【0010】第一工程は、実質的に水を含むことの無い
非アルコール系溶媒中にて、塩化水素補捉剤の存在下、
一個の塩素原子が炭素原子数1〜8の炭化水素基で置換
されていてもよいクロロシラン化合物と多環式第2級ア
ミンとを反応させて(多環式第2級アミノ)クロロシラ
ンを得る工程である。
【0011】多環式第2級アミンとしては、多環式パー
ヒドロ第2級アミン化合物が挙げられる。具体例として
は、パーヒドロインドール、パーヒドロイソインドー
ル、パーヒドロキノリン、パーヒドロイソキノリン、パ
ーヒドロカルバゾール、パーヒドロイミノスチルベン、
パーヒドロアクリジン、及びパーヒドロベンゾ[f]キ
ノリン、パーヒドロベンゾ[g]キノリン、パーヒドロ
ベンゾ[g]イソキノリン、パーヒドロフェナントリジ
ンのようなシクロヘキシル環が縮合したアミン化合物、
さらにはこれらのアミン化合物において炭素原子に結合
している水素原子の一部がアルキル基、フェニル基、シ
クロアルキル基で置換されたアミン化合物を挙げること
ができる。
【0012】特に好ましい多環式パーヒドロ第2級アミ
ン化合物としては、パーヒドロインドール、パーヒドロ
イソインドール、パーヒドロキノリン、パーヒドロイソ
キノリンおよびそれらの置換誘導体、およびそれらのシ
ス体、トランス体、シス・トランス混合体を挙げること
ができる。
【0013】クロロシラン化合物としては、R1 mSiC
n (但し、R1 は炭素数1〜8の炭化水素基を示し、
m=0または1、n=3または4、m+n=4であ
る。)で表わされる化合物が挙げられる。具体的には、
テトラクロロシラン、メチルトリクロロシラン、エチル
トリクロロシランなどが挙げられる。
【0014】反応溶媒としては、非アルコール系溶媒で
ある、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの不活
性炭化水素溶媒、あるいは活性水素を持たないエーテ
ル、ケトン、エステル、アミン化合物などの極性有機溶
媒を用いることができる。塩化水素捕捉剤の塩を反応生
成物から容易に分離、回収するためには、不活性炭化水
素溶媒が好ましく、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の
低沸点脂肪族炭化水素溶媒が特に好ましい。これらの反
応溶媒は、実質的に水を含むことの無い状態で使用す
る。実質的に水を含むことのないとは、水分含有量が1
重量%以下、特に0.1重量%以下、さらには0.03
重量%以下であることを意味する。
【0015】塩化水素捕捉剤としては、塩基性の窒素、
リン化合物のすべてを用いることができ、アミン、アミ
ド、イミン、ニトリル、オキシム化合物を挙げることが
できる。好ましい塩化水素捕捉剤としては、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン、トリヘキシルアミン、ジメチルフェニル
アミン、トリフェニルアミン、N−メチルピロリジン、
N−メチルピペリジンおよびこれらの骨格を有する置換
誘導体、ピリジン、キノリン、イソキノリンなどの芳香
族ヘテロ環化合物及びこれらの骨格を有する置換誘導体
を挙げることができる。この中で特に好ましい塩化水素
捕捉剤は、トリエチルアミンである。なお、第一工程に
おける一方の原料である多環式第2級アミンを過剰量に
て用いて、その過剰分を塩化水素捕捉剤として利用する
こともできる。
【0016】第一工程における各反応成分の添加、接触
順序に関して、クロロシラン化合物と多環式第2級アミ
ン化合物が接触反応する段階には、塩化水素捕捉剤が共
存することが好ましい。具体的には、クロロシラン化合
物が溶解している反応溶媒中に塩化水素捕捉剤と多環式
第2級アミン化合物との混合物を滴下して反応させる方
法が好ましい。
【0017】第一工程の反応において、各成分の接触温
度は通常−30〜100℃、好ましくは−10〜60℃
である。反応時間は通常、1〜1000分、好ましくは
5〜500分である。
【0018】第一工程にて生成する(多環式第2級アミ
ノ)クロロシランは、Rk1 mSiCl2(但し、Rは多
環式第2級アミノ基を示し、R1 は炭素数1〜8の炭化
水素基を示し、k=1または2、m=0または1)で表
わされるものであり、ビス(多環式第2級アミノ)ジク
ロロシラン、アルキル(多環式第2級アミノ)ジクロロ
シランが挙げられる。
【0019】(多環式第2級アミノ)クロロシランの具
体例としては、ビス(パーヒドロインドリノ)ジクロロ
シラン、ビス(パーヒドロイソインドリノ)ジクロロシ
ラン、ビス(パーヒドロキノリノ)ジクロロシラン、ビ
ス(パーヒドロイソキノリノ)ジクロロシラン、メチル
(パーヒドロインドリノ)ジクロロシラン、メチル(パ
ーヒドロイソインドリノ)ジクロロシラン、メチル(パ
ーヒドロキノリノ)ジクロロシラン、メチル(パーヒド
ロイソキノリノ)ジクロロシラン、エチル(パーヒドロ
インドリノ)ジクロロシラン、エチル(パーヒドロイソ
インドリノ)ジクロロシラン、エチル(パーヒドロキノ
リノ)ジクロロシラン、エチル(パーヒドロイソキノリ
ノ)ジクロロシラン、n−プロピル(パーヒドロインド
リノ)ジクロロシラン、n−プロピル(パーヒドロイソ
インドリノ)ジクロロシラン、n−プロピル(パーヒド
ロキノリノ)ジクロロシラン、n−プロピル(パーヒド
ロイソキノリノ)ジクロロシラン、iso−プロピル
(パーヒドロインドリノ)ジクロロシラン、iso−プ
ロピル(パーヒドロイソインドリノ)ジクロロシラン、
iso−プロピル(パーヒドロキノリノ)ジクロロシラ
ン、iso−プロピル(パーヒドロイソキノリノ)ジク
ロロシラン、n−ブチル(パーヒドロインドリノ)ジク
ロロシラン、n−ブチル(パーヒドロイソインドリノ)
ジクロロシラン、n−ブチル(パーヒドロキノリノ)ジ
クロロシラン、n−ブチル(パーヒドロイソキノリノ)
ジクロロシラン、iso−ブチル(パーヒドロインドリ
ノ)ジクロロシラン、iso−ブチル(パーヒドロイソ
インドリノ)ジクロロシラン、iso−ブチル(パーヒ
ドロキノリノ)ジクロロシラン、iso−ブチル(パー
ヒドロイソキノリノ)ジクロロシラン、sec−ブチル
(パーヒドロインドリノ)ジクロロシラン、sec−ブ
チル(パーヒドロイソインドリノ)ジクロロシラン、s
ec−ブチル(パーヒドロキノリノ)ジクロロシラン、
sec−ブチル(パーヒドロイソキノリノ)ジクロロシ
ラン、ter−ブチル(パーヒドロインドリノ)ジクロ
ロシラン、ter−ブチル(パーヒドロイソインドリ
ノ)ジクロロシラン、ter−ブチル(パーヒドロキノ
リノ)ジクロロシラン、ter−ブチル(パーヒドロイ
ソキノリノ)ジクロロシラン、シクロペンチル(パーヒ
ドロインドリノ)ジクロロシラン、シクロペンチル(パ
ーヒドロイソインドリノ)ジクロロシラン、シクロペン
チル(パーヒドロキノリノ)ジクロロシラン、シクロペ
ンチル(パーヒドロイソキノリノ)ジクロロシラン、シ
クロヘキシル(パーヒドロインドリノ)ジクロロシラ
ン、シクロヘキシル(パーヒドロイソインドリノ)ジク
ロロシラン、シクロヘキシル(パーヒドロキノリノ)ジ
クロロシラン、シクロヘキシル(パーヒドロイソキノリ
ノ)ジクロロシランが挙げられる。
【0020】第一工程では、反応により発生する塩化水
素と塩化水素捕捉剤との塩が副生する。この塩化水素捕
捉剤の塩をろ過せずに、第二工程で、引き続いてアルカ
リ金属アルコキサイド又はアルカリ土類金属アルコキサ
イドのアルコール存在下での接触反応を行なってもよい
が、塩化水素捕捉剤の塩をろ過して除去した後、ろ液と
アルカリ金属アルコキサイド又はアルカリ土類金属アル
コキサイドのアルコール溶液と接触反応させることがよ
り好ましい。
【0021】あるいは、第一工程終了後に反応液に水を
添加して、塩化水素と塩化水素捕捉剤との塩を溶解し、
その水相を分液除去した後、反応液を第二工程に使用し
てもよい。すなわち、反応液に水を添加し、この塩化水
素捕捉剤の塩を溶解し、水相に移動させ分液することに
より反応液から除き、このように処理した反応液を脱水
することにより、そのまま第二工程での反応に用いるこ
とができる。この場合に添加する水の量は、良好に分液
しうる量であれば何ら制限はないが、塩化水素捕捉剤の
塩を溶解しうる量であることが好ましい。脱水法として
は、塩分離後の反応液とモレキュラー・シーブのような
脱水剤とを接触させて脱水する方法も利用できる。この
場合に用いる脱水剤の量は乾燥できる程度の量であれば
何ら制限はないが、反応液中の水分を完全に除去しうる
量が好ましい。
【0022】第二工程では、上記第一工程で得られた
(多環式第2級アミノ)クロロシランとアルカリ金属ア
ルコキサイド又はアルカリ土類金属アルコキサイドとを
低級アルコールの存在下にて反応させる。
【0023】アルカリ金属としては、ナトリウム、カリ
ウムなどが挙げられる。アルカリ土類金属としては、マ
グネシウム、カルシウムなどが挙げられる。アルコキサ
イドとしては、メトキサイド、エトキサイドなどが挙げ
られる。中でも、ナトリウムメトキサイドが好ましい。
【0024】第二工程で用いるアルコールとしては、メ
タノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコ
ールなどが挙げられる。なかでもメタノールが好まし
い。
【0025】アルコール溶液としては、特にナトリウム
メトキサイドのメタノール溶液が好ましい。アルコール
溶液のアルカリ金属アルコキサイド又はアルカリ土類金
属アルコキサイドの濃度が10重量%、好ましくは20
重量%以上で、できるだけ高濃度が好ましいが、均一系
であることが好ましい。従って、通常は、20〜40重
量%のアルコキサイド濃度が利用される。
【0026】アルカリ金属アルコキサイド又はアルカリ
土類金属アルコキサイドのアルコール溶液は、上記のア
ルコールにアルカリ金属又はアルカリ土類金属を溶解し
て調製することができる。また、アルカリ金属又はアル
カリ土類金属の代わりに、アルカリ金属水素化物又はア
ルカリ土類金属水素化物、もしくはアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属の有機金属化合物を用いることもでき
る。
【0027】アルカリ金属水素化物またはアルカリ土類
金属水素化物としては、水素化リチウム、水素化ナトリ
ウム、水素化マグネシウム等が挙げられる。
【0028】有機アルカリ金属化合物としては、ブチル
リチウム、フェニルリチウム、シクロペンタジエニルナ
トリウムなどが挙げられる。
【0029】有機アルカリ土類金属化合物としては、ジ
ブチルマグネシウム、ブチルエチルマグネシウム、ジヘ
キシルマグネシウムなどのジアルキルマグネシウム、あ
るいはアルキルマグネシウムクロライド、アルキルマグ
ネシウムブロマイド、アルキルマグネシウムアイオダイ
ド(アルキル基の例:メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ヘキシル、オクチル基)などのグリニャール化合物
等が挙げられる。
【0030】本発明で使用する塩化水素捕捉剤、多環式
第2級アミン、アルカリ金属アルコキサイド又はアルカ
リ土類金属アルコキサイドのアルコール溶液及び反応溶
媒はいずれも水分含有量が少ないほど好ましい。
【0031】第二工程の反応において、各成分の接触温
度は通常−30〜100℃、好ましくは−10〜80
℃、特に好ましくは0〜70℃である。反応時間は通常
1分〜1000分、好ましくは3分〜500分である。
【0032】塩化水素捕捉剤としてトリエチルアミンを
用いた場合、各成分の使用量は、クロロシラン化合物/
多環式第2級アミンのモル比で通常0.3〜1.3、好
ましくは0.4〜1.2である。用いる多環式第2級ア
ミンの種類は一種類でもよいし、二種類でもよい。多環
式第2級アミンを二種類用いる場合、各多環式第2級ア
ミンの使用量は、クロロシラン化合物/多環式第2級ア
ミンのモル比で、通常0.9〜1.1、好ましくは0.
95〜1.05である。但し、反応成分である多環式第
2級アミンを塩化水素捕捉剤としても利用する場合は、
多環式第2級アミンの合計使用量は、クロロシラン/多
環式第2級アミンのモル比で、通常0.1〜0.6、好
ましくは0.15〜0.55である。
【0033】塩化水素捕捉剤の使用量は、クロロシラン
化合物/塩化水素捕捉剤のモル比として、通常、0.3
〜1.5、好ましくは0.4〜1.35である。アルコ
ール溶液中のアルカリ金属アルコキサイド又はアルカリ
土類金属アルコキサイドの使用量は、クロロシラン化合
物/アルカリ金属アルコキサイド又はアルカリ土類金属
アルコキサイドのモル比で、通常0.1〜0.6、好ま
しくは0.15〜0.55である。
【0034】なお、第一工程から第二工程に移行する際
に、塩化水素と塩化水素補捉剤との塩を除去した場合、
回収した塩を水酸化ナトリウムなどのアルカリ水溶液で
中和分解して、塩化水素捕捉剤を回収、精製して再利用
することができる。
【0035】本発明の製法によれば、クロロシラン化合
物として、テトラクロロシランを用いた場合には、ビス
(多環式パーヒドロアミノ)ジアルコキシシランが得ら
れ、クロロシラン化合物として、塩素原子の一個がアル
キル基で置換されたアルキルクロロシランを用いた場合
には、アルキル(多環式パーヒドロアミノ)ジアルコキ
シシランが得られる。
【0036】ビス(多環式パーヒドロアミノ)ジアルコ
キシシランとしてはビス(多環式パーヒドロアミノ)ジ
メトキシシランなどが挙げられる。その具体例として
は、ビス(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラ
ン、ビス(パーヒドロキノリノ)ジメトキシシラン、ビ
ス(パーヒドロイソインドーリノ)ジメトキシシラン、
ビス(パーヒドロインドーリノ)ジメトキシシラン、
(パーヒドロイソキノリノ)(パーヒドロキノリノ)ジ
メトキシシランを挙げることができる。
【0037】ビス(多環式パーヒドロアミノ)ジメトキ
シシランは、シス体、トランス体の幾何異性体があり、
ビス(シス多環式パーヒドロアミノ)ジメトキシシラ
ン、ビス(トランス多環式パーヒドロアミノ)ジメトキ
シシラン、(シス多環式パーヒドロアミノ)(トランス
多環式パーヒドロアミノ)ジメトキシシランの3種類の
幾何異性体が生じる。ビス(パーヒドロイソキノリノ)
ジメトキシシランの場合には、ビス(シスパーヒドロイ
ソキノリノ)ジメトキシシラン、ビス(トランスパーヒ
ドロイソキノリノ)ジメトキシシラン、(シスパーヒド
ロイソキノリノ)(トランスパーヒドロイソキノリノ)
ジメトキシシランの3種類の異性体が挙げられる。
【0038】アルキル(多環式パーヒドロアミノ)ジア
ルコキシシランとしては、アルキル(多環式パーヒドロ
アミノ)ジメトキシシランなどが挙げられる。その具体
例としては、メチル(パーヒドロインドリノ)ジメトキ
シシラン、メチル(パーヒドロイソインドリノ)ジメト
キシシラン、メチル(パーヒドロキノリノ)ジメトキシ
シラン、メチル(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシ
シラン、エチル(パーヒドロインドリノ)ジメトキシシ
ラン、エチル(パーヒドロイソインドリノ)ジメトキシ
シラン、エチル(パーヒドロキノリノ)ジメトキシシラ
ン、エチル(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラ
ン、n−プロピル(パーヒドロインドリノ)ジメトキシ
シラン、n−プロピル(パーヒドロイソインドリノ)ジ
メトキシシラン、n−プロピル(パーヒドロキノリノ)
ジメトキシシラン、n−プロピル(パーヒドロイソキノ
リノ)ジメトキシシラン、iso−プロピル(パーヒド
ロインドリノ)ジメトキシシラン、iso−プロピル
(パーヒドロイソインドリノ)ジメトキシシラン、is
o−プロピル(パーヒドロキノリノ)ジメトキシシラ
ン、iso−プロピル(パーヒドロイソキノリノ)ジメ
トキシシラン、n−ブチル(パーヒドロインドリノ)ジ
メトキシシラン、n−ブチル(パーヒドロイソインドリ
ノ)ジメトキシシラン、n−ブチル(パーヒドロキノリ
ノ)ジメトキシシラン、n−ブチル(パーヒドロイソキ
ノリノ)ジメトキシシラン、iso−ブチル(パーヒド
ロインドリノ)ジメトキシシラン、iso−ブチル(パ
ーヒドロイソインドリノ)ジメトキシシラン、iso−
ブチル(パーヒドロキノリノ)ジメトキシシラン、is
o−ブチル(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラ
ン、sec−ブチル(パーヒドロインドリノ)ジメトキ
シシラン、sec−ブチル(パーヒドロイソインドリ
ノ)ジメトキシシラン、sec−ブチル(パーヒドロキ
ノリノ)ジメトキシシラン、sec−ブチル(パーヒド
ロイソキノリノ)ジメトキシシラン、ter−ブチル
(パーヒドロインドリノ)ジメトキシシラン、ter−
ブチル(パーヒドロイソインドリノ)ジメトキシシラ
ン、ter−ブチル(パーヒドロキノリノ)ジメトキシ
シラン、ter−ブチル(パーヒドロイソキノリノ)ジ
メトキシシラン、シクロペンチル(パーヒドロインドリ
ノ)ジメトキシシラン、シクロペンチル(パーヒドロイ
ソインドリノ)ジメトキシシラン、シクロペンチル(パ
ーヒドロキノリノ)ジメトキシシラン、シクロペンチル
(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラン、シクロ
ヘキシル(パーヒドロインドリノ)ジメトキシシラン、
シクロヘキシル(パーヒドロイソインドリノ)ジメトキ
シシラン、シクロヘキシル(パーヒドロキノリノ)ジメ
トキシシラン、シクロヘキシル(パーヒドロイソキノリ
ノ)ジメトキシシランなどが挙げられる。
【0039】
【発明の効果】本発明の(多環式パーヒドロアミノ)ジ
アルコキシシランの製造方法では、反応性が低いN−H
結合を有する多環式第2級アミン化合物、取り扱いが容
易でかつ安価な塩化水素捕捉剤、安価なシラン化合物を
用いるため、グリニャール反応を利用する製造方法に比
べて、容易に、かつ、高い収量で合成できる。
【0040】
【実施例】以下の実施例及び比較例では、反応生成物の
GC分析は下記装置を用い、下記の条件で行った。 GC−14A(株式会社島津製作所社製)、FID検出
器、ガラスキャピラリーカラム:G−100(20
m)、カラム温度:100℃〜260℃、昇温速度:2
0℃/分、検出器温度:280℃、インジェクション温
度:280℃、キャリアーガス:ヘリウム(流速 50
mL/分)
【0041】[実施例1]滴下ロート及び攪拌羽根を備
えた容量500mLのフラスコ内を窒素置換した後、蒸
留・脱水n−ヘプタン240mL、テトラクロロシラン
3.4g(20ミリモル)を入れた。滴下ロートからは
蒸留・脱水n−ヘプタン20mL、パーヒドロイソキノ
リン(シス=75モル%とトランス=25モル%との混
合物)5.6g(40ミリモル)、塩化水素捕捉剤とし
てトリエチルアミン4.6g(45ミリモル)の混合溶
液を氷冷下でフラスコ内にゆっくりと滴下した後、2時
間攪拌を行った。次に反応溶液をガラスフィルター(G
4)でろ過し、ろ残をn−ヘプタン20mLで3回洗浄
した。ろ液を再び、滴下ロート及び攪拌羽根を備えたフ
ラスコ内に入れ、氷冷下で滴下ロートからはナトリウム
メトキサイドのメタノール溶液(28重量%)をナトリ
ウムメトキサイドで40ミリモル相当をフラスコ内にゆ
っくりと滴下した。その後、25℃にて8時間攪拌を行
った。反応液を濃縮後、減圧蒸留して、ビス(パーヒド
ロイソキノリノ)ジメトキシシラン(沸点:180℃/
1mmHg)を無色透明の液体として得た。得られたビ
ス(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシランのSi
基準での収率は94.5%であり、GC純度は98.5
%であった。ろ残はトリエチルアミンの塩酸塩であり、
5%NaOH水溶液10mLで分解して、トリエチルア
ミンを回収した。
【0042】[実施例2]実施例1において、ナトリウ
ムメトキサイドのメタノール溶液の添加後の攪拌を、6
0℃で30分間行った以外は同様の操作を行って、ビス
(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシランを無色透
明の液体として得た。得られたビス(パーヒドロイソキ
ノリノ)ジメトキシシランのSi基準での収率は95.
3%であり、GC純度は99.5%であった。ろ残はト
リエチルアミンの塩酸塩であり、5%NaOH水溶液1
0mLで分解して、トリエチルアミンを回収した。
【0043】[実施例3]実施例1において、トリエチ
ルアミン(塩化水素補捉剤)を用いることなく、ただ
し、パーヒドロイソキノリンの使用量を二倍の11.2
g(80ミリモル)とした以外は、同様の操作を行なっ
て、ビス(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラン
を無色透明の液体として得た。得られたビス(パーヒド
ロイソキノリノ)ジメトキシシランのSi基準での収率
は92.1%であり、GC純度は97.7%であった。
ろ残はパーヒドロイソキノリンの塩酸塩であり、5%N
aOH水溶液10mLで分解して、パーヒドロイソキノ
リンを回収した。
【0044】[実施例4]実施例1において、パーヒド
ロイソキノリンを、パーヒドロキノリン(シス=50モ
ル%とトランス=50モル%との混合物)に変えた以外
は、同様の操作を行ない、ビス(パーヒドロキノリノ)
ジメトキシシラン(沸点:189.5℃/3mmHg)
を無色透明の液体として得た。得られたビス(パーヒド
ロキノリノ)ジメトキシシランのSi基準での収率は9
0.1%であり、GC純度は97.9%であった。ろ残
はトリエチルアミンの塩酸塩であり、5%NaOH水溶
液10mLで分解して、トリエチルアミンを回収した。
【0045】[実施例5]実施例4において、反応溶液
のろ過を省略し、その代わりに下記の方法による沈殿物
(塩化水素と塩化水素補捉剤との塩)の分離操作を行な
った以外は、同様の操作により、ビス(パーヒドロキノ
リノ)ジメトキシシランを無色透明の液体として得た。
沈殿物の分離操作:氷冷下で反応液に蒸留水150mL
を加え、トリエチルアミンの塩酸塩を溶解した。混合液
は水層とヘプタン層に分かれており、分液ロートにてヘ
プタン層だけを取り出した。次にヘプタン層を合成ゼオ
ライト系吸着剤ゼオラム(球形状3A)100ccの入
ったフラスコに入れ、すばやく接触・攪拌してろ過し
た。得られたビス(パーヒドロキノリノ)ジメトキシシ
ランのSi基準での収率は88.6%であり、GC純度
は98.0%であった。
【0046】[実施例6]滴下ロート及び攪拌羽根を備
えた容量500mLのフラスコ内を窒素置換した後、蒸
留・脱水n−ヘプタン240mL、テトラクロロシラン
6.8g(40ミリモル)を入れた。滴下ロートからは
蒸留・脱水n−ヘプタン20mL、パーヒドロキノリン
(シス=50モル%とトランス=50モル%との混合
物)11.2g(80ミリモル)、塩化水素捕捉剤とし
てトリエチルアミン9.2g(90ミリモル)の混合溶
液を氷冷下でフラスコ内にゆっくりと滴下した後、2時
間攪拌を行った。その後、氷冷下で反応液に蒸留水15
0mLを加え、トリエチルアミンの塩酸塩を溶解した。
混合液は水層とヘプタン層に分かれており、分液ロート
にてヘプタン層だけを取り出した。次にヘプタン層を合
成ゼオライト系吸着剤ゼオラム(球形状3A)100c
cの入ったフラスコに入れ、すばやく接触・攪拌してろ
過した。ろ液を再び、滴下ロート及び攪拌羽根を備えた
フラスコに入れ、氷冷下で滴下ロートからはナトリウム
メトキサイドのメタノール溶液(28重量%)をナトリ
ウムメトキサイドで80ミリモル相当をフラスコ内にゆ
っくりと滴下した。その後、25℃にて8時間攪拌を行
なった。反応液を濃縮後、減圧蒸留して、ビス(パーヒ
ドロキノリノ)ジメトキシシランを無色透明の液体とし
て得た。得られたビス(パーヒドロキノリノ)ジメトキ
シシランのSi基準での収率は89.9%であり、GC
純度は98.8%であった。
【0047】[実施例7]実施例1において、テトラク
ロロシランの代わりに、エチルトリクロロシラン3.3
g(20ミリモル)を用い、滴下ロートから滴下する蒸
留・脱水n−ヘプタンの量を10mLに変え、パーヒド
ロイソキノリンの使用量を2.8g(20ミリモル)に
変え、さらに、トリエチルアミンの添加量を2.6g
(25ミリモル)に変えた以外は、同様な操作を行な
い、エチル(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラ
ン(沸点:120〜125℃/0.3mmHg)を無色
透明の液体として得た。得られたエチル(パーヒドロイ
ソキノリノ)ジメトキシシランのSi基準での収率は9
2.2%であり、GC純度は98.9%であった。ろ残
はトリエチルアミンの塩酸塩であり、5%NaOH水溶
液10mLで分解して、トリエチルアミンを回収した。
【0048】[比較例1]実施例1において、反応溶液
を濾過処理した後のろ液に、ナトリウムメトキサイドの
メタノール溶液(28重量%)の代わりに、蒸留・脱水
n−ヘプタン20mL、メタノール40ミリモル、そし
てトリエチルアミン4.6g(45ミリモル)の混合液
を滴下した以外は、同様の操作を行なって、ビス(パー
ヒドロイソキノリノ)ジメトキシシランを、無色透明の
液体として得た。得られたビス(パーヒドロイソキノリ
ノ)ジメトキシシランのSi基準での収率は77.7%
であり、GC純度は91.0%であった。
【0049】[比較例2]実施例1において、反応溶液
を濾過処理した後のろ液に、ナトリウムメトキサイドの
メタノール溶液(28重量%)の代わりに、ナトリウム
メトキサイド(20ミリモル)を含んだn−ヘプタンス
ラリー40mLを滴下し、その後の攪拌を70℃で12
時間実施した以外は、同様の操作を行なって、ビス(パ
ーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシランを、無色透明
の液体として得た。得られたビス(パーヒドロイソキノ
リノ)ジメトキシシランのSi基準での収率は81.1
%であり、GC純度は90.8%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大上 雅良 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 Fターム(参考) 4H049 VN01 VP01 VQ67 VR21 VR22 VR51 VR52 VS12 VT36 VU14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に水を含むことの無い非アルコー
    ル系溶媒中にて、塩化水素補捉剤の存在下、一個の塩素
    原子が炭素原子数1〜8の炭化水素基で置換されていて
    もよいクロロシラン化合物と多環式第2級アミンとを反
    応させて(多環式第2級アミノ)クロロシランを得たの
    ち、該(多環式第2級アミノ)クロロシランとアルカリ
    金属アルコキサイドもしくはアルカリ土類金属アルコキ
    サイドとを低級アルコールの存在下にて反応させること
    を特徴とする(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシラ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】 非アルコール系溶媒中での反応により生
    成した(多環式第2級アミノ)クロロシランを反応溶媒
    から分離すること無く、アルカリ金属アルコキサイドも
    しくはアルカリ土類金属アルコキサイドとの低級アルコ
    ールの存在下での反応を行なうことを特徴とする請求項
    1に記載の(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシラン
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 非アルコール系溶媒中での反応にて生成
    する塩化水素と塩化水素補捉剤との塩を反応液から分離
    したのち、(多環式第2級アミノ)クロロシランを含む
    反応液とアルカリ金属アルコキサイドもしくはアルカリ
    土類金属アルコキサイドの低級アルコール溶液とを混合
    して反応を行なうことを特徴とする請求項1に記載の
    (多環式第2級アミノ)ジアルコキシシランの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 塩化水素と塩化水素補捉剤との塩の反応
    液からの分離を、該塩の濾別もしくは水相への移行と分
    液とにより行なうことを特徴とする請求項3に記載の
    (多環式第2級アミノ)ジアルコキシシランの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 非アルコール系溶媒が炭素原子数5〜8
    の脂肪族炭化水素であることを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載の(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシ
    ランの製造方法。
  6. 【請求項6】 低級アルコールがメタノールもしくはエ
    タノールであることを特徴とする請求項1もしくは2に
    記載の(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシランの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 多環式第2級アミンがパーヒドロイソキ
    ノリンまたはパーヒドロキノリンである請求項1に記載
    の(多環式第2級アミノ)ジアルコキシシランの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 クロロシラン化合物が、テトラクロロシ
    ラン、メチルトリクロロシランもしくはエチルトリクロ
    ロシランである請求項1に記載の(多環式第2級アミ
    ノ)ジアルコキシシランの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101040325B1 (ko) 2009-08-25 2011-06-10 (주)디엔에프 알킬아미노실란의 제조방법

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