JP2002308493A - 記録装置 - Google Patents
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- JP2002308493A JP2002308493A JP2001116471A JP2001116471A JP2002308493A JP 2002308493 A JP2002308493 A JP 2002308493A JP 2001116471 A JP2001116471 A JP 2001116471A JP 2001116471 A JP2001116471 A JP 2001116471A JP 2002308493 A JP2002308493 A JP 2002308493A
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- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】通常の種々の記録媒体に対応した記録装置を、
CD−Rのような更に特殊な記録媒体にも容易に対応可
能に変更でき、さらに、初期状態に容易に戻すことがで
きる記録装置を提供する。 【構成】第1の記録媒体搬送手段と、画像情報に応じて
記録を行う記録手段と、記録後の記録媒体を機外へ排出
する第2の記録媒体搬送手段と、前記第2の記録媒体搬
送手段の複数の記録面側回転体のうちの一部を前記記録
媒体から離間させる離間手段あるいは前記回転体を切換
える切換手段と、を備える。
CD−Rのような更に特殊な記録媒体にも容易に対応可
能に変更でき、さらに、初期状態に容易に戻すことがで
きる記録装置を提供する。 【構成】第1の記録媒体搬送手段と、画像情報に応じて
記録を行う記録手段と、記録後の記録媒体を機外へ排出
する第2の記録媒体搬送手段と、前記第2の記録媒体搬
送手段の複数の記録面側回転体のうちの一部を前記記録
媒体から離間させる離間手段あるいは前記回転体を切換
える切換手段と、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段により記
録媒体に記録を行う記録装置に関し、詳しくは搬送手段
により搬送される記録媒体に対して記録手段で記録を行
う記録装置に関する。
録媒体に記録を行う記録装置に関し、詳しくは搬送手段
により搬送される記録媒体に対して記録手段で記録を行
う記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナ
ルコンピュータ、ファクシミリ等の機能を有する記録装
置、あるいはコンピュータやワードプロセッサ等を含む
複合機やワークステーションの出力機器として用いられ
る記録装置は、記録情報に基づいて記録紙やプラスチッ
ク薄板(OHP用シートなど)等の記録媒体(又は被記
録材)に画像(文字や記号なども含む)を記録していく
ように構成されている。前記記録装置は、使用する記録
手段の記録方式により、インクジェット式、ワイヤドッ
ト式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式に分けるこ
とができる。
ルコンピュータ、ファクシミリ等の機能を有する記録装
置、あるいはコンピュータやワードプロセッサ等を含む
複合機やワークステーションの出力機器として用いられ
る記録装置は、記録情報に基づいて記録紙やプラスチッ
ク薄板(OHP用シートなど)等の記録媒体(又は被記
録材)に画像(文字や記号なども含む)を記録していく
ように構成されている。前記記録装置は、使用する記録
手段の記録方式により、インクジェット式、ワイヤドッ
ト式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式に分けるこ
とができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査する記録方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記
録位置にセットした後、該記録媒体に沿って移動(主走
査)するキャリッジ(ヘッド保持部材)上に搭載した記
録手段としての記録ヘッドによって画像(文字や記号等
を含む)を記録(プリント)し、1行分の記録を終了し
た後に所定量の紙送り(副走査)を行い、その後に次の
行の画像を記録するという動作を繰り返すことにより、
記録媒体の全体に画像が記録される。一方、記録媒体を
搬送方向(紙送り方向)に送る副走査のみで記録するラ
インタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記
録位置にセットし、一括して1ライン分又は1行分の記
録を連続的に行いながら所定量の紙送り(ピッチ送り)
を行い、記録媒体の全体に画像が記録される。
方向)と交叉する方向に主走査する記録方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記
録位置にセットした後、該記録媒体に沿って移動(主走
査)するキャリッジ(ヘッド保持部材)上に搭載した記
録手段としての記録ヘッドによって画像(文字や記号等
を含む)を記録(プリント)し、1行分の記録を終了し
た後に所定量の紙送り(副走査)を行い、その後に次の
行の画像を記録するという動作を繰り返すことにより、
記録媒体の全体に画像が記録される。一方、記録媒体を
搬送方向(紙送り方向)に送る副走査のみで記録するラ
インタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記
録位置にセットし、一括して1ライン分又は1行分の記
録を連続的に行いながら所定量の紙送り(ピッチ送り)
を行い、記録媒体の全体に画像が記録される。
【0004】上記プリンタやファクシミリ等の記録装置
は、一般に、記録媒体に記録を行う記録手段と、該記録
手段に対向して配置され記録媒体の通紙面を有するプラ
テンと、記録媒体を記録手段と対向する記録部へ搬送す
る搬送手段と、を備えた構成を有している。本発明は、
プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナルコンピュー
タ、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいは
コンピュータやワードプロセッサ等を含む複合機やワー
クステーションの出力機器として用いられる記録装置で
あって、形状や構造が異なる種々の記録媒体(特殊な記
録媒体を含む)に対しても対応可能(記録可能)な記録
装置を提供しようとするものである。
は、一般に、記録媒体に記録を行う記録手段と、該記録
手段に対向して配置され記録媒体の通紙面を有するプラ
テンと、記録媒体を記録手段と対向する記録部へ搬送す
る搬送手段と、を備えた構成を有している。本発明は、
プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナルコンピュー
タ、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいは
コンピュータやワードプロセッサ等を含む複合機やワー
クステーションの出力機器として用いられる記録装置で
あって、形状や構造が異なる種々の記録媒体(特殊な記
録媒体を含む)に対しても対応可能(記録可能)な記録
装置を提供しようとするものである。
【0005】従来、CD−R(CD-recordable)等の特殊
な記録媒体に対応可能な記録装置としては、種々の記録
媒体に対応した記録装置を大掛かりな手法で改造し、C
D−R等の特殊な記録媒体のみを記録できるようにした
専用記録装置が使用されている。例えば、CD−Rに記
録する記録装置としては、当該CD−Rの記録しか実行
できない専用の記録装置が提供されている。なお、上記
記録媒体としてのCD−Rは、台紙にCD−R(CD-rec
ordable)を装着して記録するものであり、この台紙に固
着された当該CD−Rの中心部の処理表面(記録可能に
処理された面)あるいは中心部に貼りつけられたラベル
に対して記録手段により画像(文字や記号等を含む)が
記録されるものである。
な記録媒体に対応可能な記録装置としては、種々の記録
媒体に対応した記録装置を大掛かりな手法で改造し、C
D−R等の特殊な記録媒体のみを記録できるようにした
専用記録装置が使用されている。例えば、CD−Rに記
録する記録装置としては、当該CD−Rの記録しか実行
できない専用の記録装置が提供されている。なお、上記
記録媒体としてのCD−Rは、台紙にCD−R(CD-rec
ordable)を装着して記録するものであり、この台紙に固
着された当該CD−Rの中心部の処理表面(記録可能に
処理された面)あるいは中心部に貼りつけられたラベル
に対して記録手段により画像(文字や記号等を含む)が
記録されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置において上記CD−R等の特殊な記録媒体に記
録する場合は、第1に、記録装置の改造が必要であり、
更には、一旦改造した記録装置は元の状態に戻すことが
極めて困難であり、CD−R等の所定の記録媒体にしか
記録することのできない専用記録装置としてしか使用で
きなくなり、第2に、CD−R等の所定の記録媒体のみ
に記録する専用記録装置であるため、汎用性が著しく低
くなってしまう、という解決すべき課題があった。本発
明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであ
り、本発明の目的は、通常の種々な記録媒体に対応する
とともに、CD−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形
状構造の記録媒体にも容易に対応することができる記録
装置を提供することである。
記録装置において上記CD−R等の特殊な記録媒体に記
録する場合は、第1に、記録装置の改造が必要であり、
更には、一旦改造した記録装置は元の状態に戻すことが
極めて困難であり、CD−R等の所定の記録媒体にしか
記録することのできない専用記録装置としてしか使用で
きなくなり、第2に、CD−R等の所定の記録媒体のみ
に記録する専用記録装置であるため、汎用性が著しく低
くなってしまう、という解決すべき課題があった。本発
明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであ
り、本発明の目的は、通常の種々な記録媒体に対応する
とともに、CD−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形
状構造の記録媒体にも容易に対応することができる記録
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る記
録装置は、上記目的を達成するため、第1の記録媒体搬
送手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送
方向下流側で該第1の記録媒体搬送手段によって搬送さ
れる記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段の
記録媒体搬送方向下流側で記録媒体を排出する第2の記
録媒体搬送手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録
面側の複数個の下流側回転体の一部を前記記録媒体から
離間させる離間手段と、を有することを特徴とする。
録装置は、上記目的を達成するため、第1の記録媒体搬
送手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送
方向下流側で該第1の記録媒体搬送手段によって搬送さ
れる記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段の
記録媒体搬送方向下流側で記録媒体を排出する第2の記
録媒体搬送手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録
面側の複数個の下流側回転体の一部を前記記録媒体から
離間させる離間手段と、を有することを特徴とする。
【0008】請求項2及び3の発明は、上記請求項1の
構成に加えて、前記記録手段を操作するための開口部を
有し、該開口部を通して前記離間手段の操作を行なう構
成、さらに、前記複数個の下流側回転体の一部を保持す
る下流側保持手段を備え、該下流側保持手段は該下流側
回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外
すことが可能な着脱式保持手段であり、前記複数個の下
流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる操作は
前記開口部からの操作によって前記着脱式保持手段を取
り外すことにより実施される構成とすることにより、一
層効率よく、上記目的を達成するものである。
構成に加えて、前記記録手段を操作するための開口部を
有し、該開口部を通して前記離間手段の操作を行なう構
成、さらに、前記複数個の下流側回転体の一部を保持す
る下流側保持手段を備え、該下流側保持手段は該下流側
回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外
すことが可能な着脱式保持手段であり、前記複数個の下
流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる操作は
前記開口部からの操作によって前記着脱式保持手段を取
り外すことにより実施される構成とすることにより、一
層効率よく、上記目的を達成するものである。
【0009】請求項5及び6の発明は、上記請求項1の
構成に加えて、記録媒体が記録媒体保持部材に装着され
た状態で搬送されていることを検知する搬送状態検知手
段を備え、前記離間手段は、前記搬送状態検知手段の検
知に基づいて、前記複数個の下流側回転体のうちの前記
記録媒体と対向する領域に配置された回転体を該記録媒
体から離間させる構成、さらに、記録媒体の有無を検知
する記録媒体有無検知手段を備え、前記搬送状態検知手
段の検知は該記録媒体有無検知手段の信号を利用して行
われる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を
達成するものである。
構成に加えて、記録媒体が記録媒体保持部材に装着され
た状態で搬送されていることを検知する搬送状態検知手
段を備え、前記離間手段は、前記搬送状態検知手段の検
知に基づいて、前記複数個の下流側回転体のうちの前記
記録媒体と対向する領域に配置された回転体を該記録媒
体から離間させる構成、さらに、記録媒体の有無を検知
する記録媒体有無検知手段を備え、前記搬送状態検知手
段の検知は該記録媒体有無検知手段の信号を利用して行
われる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を
達成するものである。
【0010】請求項7の発明に係る記録装置は、上記目
的を達成するため、第1の記録媒体搬送手段と、前記第
1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第
1の記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に記
録を行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送方向
下流側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送
手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録面側の複数
個の上流側回転体の一部の記録媒体への圧接を解除する
圧接解除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面
側の複数個の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離
間させる離間手段と、を備えたことを特徴とする。
的を達成するため、第1の記録媒体搬送手段と、前記第
1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第
1の記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に記
録を行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送方向
下流側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送
手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録面側の複数
個の上流側回転体の一部の記録媒体への圧接を解除する
圧接解除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面
側の複数個の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離
間させる離間手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項8の発明は、上記請求項7の構成に
加えて、前記複数個の上流側回転体の一部を保持する上
流側保持手段と、前記複数個の下流側回転体の一部を保
持する下流側保持手段と、前記記録手段を操作するため
の開口部と、を有し、前記上流側保持手段は前記上流側
回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外
すことが可能な着脱式保持手段であり、前記下流側保持
手段は前記下流側回転体と対向する搬送ローラから離間
する方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であ
り、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作は前記開
口部を通して前記上流側保持手段及び前記下流側保持手
段を取り外すことにより実施される構成とすることによ
り、一層効率よく上記目的を達成するものである。
加えて、前記複数個の上流側回転体の一部を保持する上
流側保持手段と、前記複数個の下流側回転体の一部を保
持する下流側保持手段と、前記記録手段を操作するため
の開口部と、を有し、前記上流側保持手段は前記上流側
回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外
すことが可能な着脱式保持手段であり、前記下流側保持
手段は前記下流側回転体と対向する搬送ローラから離間
する方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であ
り、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作は前記開
口部を通して前記上流側保持手段及び前記下流側保持手
段を取り外すことにより実施される構成とすることによ
り、一層効率よく上記目的を達成するものである。
【0012】請求項10及び11の発明は、上記請求項
7の構成に加えて、記録媒体が記録媒体保持部材に装着
された状態で搬送されていることを検知する搬送状態検
知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づいて
前記上流側回転体の圧接解除及び前記下流側回転体の離
間が実施される構成、さらに、記録媒体の有無を検知す
る記録媒体有無検知手段を備え、前記搬送状態検知手段
の検知は該記録媒体有無検知手段の信号を利用して行わ
れる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達
成するものである。
7の構成に加えて、記録媒体が記録媒体保持部材に装着
された状態で搬送されていることを検知する搬送状態検
知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づいて
前記上流側回転体の圧接解除及び前記下流側回転体の離
間が実施される構成、さらに、記録媒体の有無を検知す
る記録媒体有無検知手段を備え、前記搬送状態検知手段
の検知は該記録媒体有無検知手段の信号を利用して行わ
れる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達
成するものである。
【0013】請求項12の発明に係る記録装置は、上記
目的を達成するため、第1の記録媒体搬送手段と、前記
第1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で前
記第1の記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体
に記録を行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送
方向下流側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体
搬送手段と、前記第1の記録媒体の記録面側の複数の上
流側回転体の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接解
除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複
数の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる
離間手段と、前記圧接解除後に前記記録媒体の搬送量を
変更する搬送量変更制御手段と、を有することを特徴と
する。
目的を達成するため、第1の記録媒体搬送手段と、前記
第1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で前
記第1の記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体
に記録を行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送
方向下流側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体
搬送手段と、前記第1の記録媒体の記録面側の複数の上
流側回転体の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接解
除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複
数の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる
離間手段と、前記圧接解除後に前記記録媒体の搬送量を
変更する搬送量変更制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0014】請求項13及び14の発明は、上記請求項
12の構成に加えて、前記記録手段を操作するための開
口部を有し、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作
は該開口部からの操作により実施される構成、さらに、
前記複数の上流側回転体の一部を保持する上流側保持手
段と、前記複数の下流側回転体の一部を保持する下流側
保持手段とを備え、前記上流側保持手段は前記上流側回
転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外す
ことが可能な着脱式保持手段であり、前記下流側保持手
段は前記下流側回転体と対向する搬送ローラから離間す
る方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であり、
前記開口部からの操作は前記上流側保持手段及び前記下
流側保持手段を取り外すことにより実施される構成とす
ることにより、一層効率よく、上記目的を達成するもの
である。
12の構成に加えて、前記記録手段を操作するための開
口部を有し、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作
は該開口部からの操作により実施される構成、さらに、
前記複数の上流側回転体の一部を保持する上流側保持手
段と、前記複数の下流側回転体の一部を保持する下流側
保持手段とを備え、前記上流側保持手段は前記上流側回
転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外す
ことが可能な着脱式保持手段であり、前記下流側保持手
段は前記下流側回転体と対向する搬送ローラから離間す
る方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であり、
前記開口部からの操作は前記上流側保持手段及び前記下
流側保持手段を取り外すことにより実施される構成とす
ることにより、一層効率よく、上記目的を達成するもの
である。
【0015】請求項16及び17の発明は、上記請求項
12の構成に加えて、記録媒体が記録媒体保持部材に装
着された状態で搬送されていることを検知する搬送状態
検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づい
て前記上流側回転体の圧接解除及び前記下流側回転体の
離間が実施される構成、さらに、記録媒体の有無を検知
する記録媒体有無検知手段を備え、前記搬送状態検知手
段の検知は該記録媒体有無検知手段の信号を利用して行
われる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を
達成するものである。
12の構成に加えて、記録媒体が記録媒体保持部材に装
着された状態で搬送されていることを検知する搬送状態
検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づい
て前記上流側回転体の圧接解除及び前記下流側回転体の
離間が実施される構成、さらに、記録媒体の有無を検知
する記録媒体有無検知手段を備え、前記搬送状態検知手
段の検知は該記録媒体有無検知手段の信号を利用して行
われる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を
達成するものである。
【0016】請求項18、19、20、22及び23の
発明は、上記請求項12の構成に加えて、前記複数の下
流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させると共
に、該複数の下流側回転体の該一部以外の回転体を他の
回転体に変更する回転体変更手段を有する構成、さら
に、前記記録手段を操作するための開口部を有し、前記
回転体変更手段の操作は該開口部からの操作により実施
される構成、さらに、変更される回転体を保持する下流
側保持手段を有し、該下流側保持手段は前記変更される
回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外
すことが可能な着脱式保持手段であり、前記開口部から
の操作は、前記下流側保持手段を取り外し、前記下流側
回転体を交換した後再び前記下流側保持手段を装着する
ことにより実施される構成、さらに、記録媒体が記録媒
体保持部材に装着された状態で搬送されていることを検
知する搬送状態検知手段を備え、前記搬送状態検知手段
の検知に基づいて前記回転体変更手段が操作される構
成、さらに、記録媒体の有無を検知する記録媒体有無検
知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記録媒
体有無検知手段の信号を利用して行われる構成とするこ
とにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
発明は、上記請求項12の構成に加えて、前記複数の下
流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させると共
に、該複数の下流側回転体の該一部以外の回転体を他の
回転体に変更する回転体変更手段を有する構成、さら
に、前記記録手段を操作するための開口部を有し、前記
回転体変更手段の操作は該開口部からの操作により実施
される構成、さらに、変更される回転体を保持する下流
側保持手段を有し、該下流側保持手段は前記変更される
回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外
すことが可能な着脱式保持手段であり、前記開口部から
の操作は、前記下流側保持手段を取り外し、前記下流側
回転体を交換した後再び前記下流側保持手段を装着する
ことにより実施される構成、さらに、記録媒体が記録媒
体保持部材に装着された状態で搬送されていることを検
知する搬送状態検知手段を備え、前記搬送状態検知手段
の検知に基づいて前記回転体変更手段が操作される構
成、さらに、記録媒体の有無を検知する記録媒体有無検
知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記録媒
体有無検知手段の信号を利用して行われる構成とするこ
とにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
【0017】請求項24の発明は、上記請求項1又は7
又は12の構成に加えて、前記記録媒体と前記記録手段
との距離を可変にする距離可変手段を備え、前記離間手
段の操作あるいは前記離間手段及び前記圧接解除手段の
操作を行う際、前記距離可変手段の操作により記録媒体
と記録手段との距離が適切に保たれる位置で記録が行わ
れる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達
成するものである。
又は12の構成に加えて、前記記録媒体と前記記録手段
との距離を可変にする距離可変手段を備え、前記離間手
段の操作あるいは前記離間手段及び前記圧接解除手段の
操作を行う際、前記距離可変手段の操作により記録媒体
と記録手段との距離が適切に保たれる位置で記録が行わ
れる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達
成するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る記録装置の実施の形態を具体的に説明する。以下の実
施の形態では、記録装置としてインクジェット記録装置
を例示して説明する。なお、各図面を通して同一符号は
同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明を適
用した記録装置(インクジェット記録装置)の第1実施
例を模式的に示す外観斜視図であり、図2は本発明を適
用した記録装置の第1実施例の構成を示す模式的斜視図
であり、図3は図2の記録装置の記録部周辺を模式的に
示す部分斜視図である。先ず、図1〜図3を参照して、
記録装置の一例としてのインクジェット記録装置の概略
構成について説明する。本実施の形態におけるインクジ
ェット記録装置は、給紙部、搬送部、記録部及び排紙部
等から構成されており、これらの構成部分は上ケース1
及び下ケース2から成る外装ケース内に収納されてい
る。以下、これらの構成部について説明する。
る記録装置の実施の形態を具体的に説明する。以下の実
施の形態では、記録装置としてインクジェット記録装置
を例示して説明する。なお、各図面を通して同一符号は
同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明を適
用した記録装置(インクジェット記録装置)の第1実施
例を模式的に示す外観斜視図であり、図2は本発明を適
用した記録装置の第1実施例の構成を示す模式的斜視図
であり、図3は図2の記録装置の記録部周辺を模式的に
示す部分斜視図である。先ず、図1〜図3を参照して、
記録装置の一例としてのインクジェット記録装置の概略
構成について説明する。本実施の形態におけるインクジ
ェット記録装置は、給紙部、搬送部、記録部及び排紙部
等から構成されており、これらの構成部分は上ケース1
及び下ケース2から成る外装ケース内に収納されてい
る。以下、これらの構成部について説明する。
【0019】図1及び図2において、給紙部3は、30
度〜60度の角度をもって装置本体に取り付けられてお
り、積載状態でセットされた複数枚の記録媒体としての
記録シートPが1枚づつ記録装置内部(記録部)へ給紙
され、記録された記録媒体は後述する排紙部から略水平
に排紙されるように構成されている。装置本体の前記給
紙部3の下方の部位には、前記記録シートPを略水平の
姿勢で装置本体内部へ給紙するための給紙口(不図示)
が設けられている。図2において、給紙部3は、不図示
の給紙モータの駆動により回転する給紙ローラ4、記録
媒体の側縁を案内するための可動サイドガイド5、積載
した記録媒体(記録シート)を給紙ローラ4に圧接する
状態で搭載するための圧板6、給紙部を支持するベース
7、給紙ローラ4と共働して1枚の記録媒体を分離する
ための分離爪(不図示)などを具備している。前記圧板
6上に積載された記録シートPは、前記給紙ローラ4を
駆動することにより、該給紙ローラの送給力と前記分離
爪とによって1枚づつ分離されて後述の搬送部8へ給紙
(送給)される。
度〜60度の角度をもって装置本体に取り付けられてお
り、積載状態でセットされた複数枚の記録媒体としての
記録シートPが1枚づつ記録装置内部(記録部)へ給紙
され、記録された記録媒体は後述する排紙部から略水平
に排紙されるように構成されている。装置本体の前記給
紙部3の下方の部位には、前記記録シートPを略水平の
姿勢で装置本体内部へ給紙するための給紙口(不図示)
が設けられている。図2において、給紙部3は、不図示
の給紙モータの駆動により回転する給紙ローラ4、記録
媒体の側縁を案内するための可動サイドガイド5、積載
した記録媒体(記録シート)を給紙ローラ4に圧接する
状態で搭載するための圧板6、給紙部を支持するベース
7、給紙ローラ4と共働して1枚の記録媒体を分離する
ための分離爪(不図示)などを具備している。前記圧板
6上に積載された記録シートPは、前記給紙ローラ4を
駆動することにより、該給紙ローラの送給力と前記分離
爪とによって1枚づつ分離されて後述の搬送部8へ給紙
(送給)される。
【0020】図2及び図3において、搬送部8は、第1
の記録媒体搬送手段としての搬送ローラ9、第1の記録
媒体搬送手段の回転体(上流側回転体)としてのピンチ
ローラ10、記録媒体を記録手段と対向する位置で案内
支持するためのプラテン11等を備えている。前記搬送
ローラ9及び前記ピンチローラ10は、図示のように、
それぞれの軸心に沿って複数個づづ(同じ数である必要
はない)配置されている。前記給紙部3から装置本体内
の前記搬送部8に送られた記録シートP等の記録媒体
は、前記搬送ローラ9と前記ピンチローラ10とのニッ
プ部に送られる。
の記録媒体搬送手段としての搬送ローラ9、第1の記録
媒体搬送手段の回転体(上流側回転体)としてのピンチ
ローラ10、記録媒体を記録手段と対向する位置で案内
支持するためのプラテン11等を備えている。前記搬送
ローラ9及び前記ピンチローラ10は、図示のように、
それぞれの軸心に沿って複数個づづ(同じ数である必要
はない)配置されている。前記給紙部3から装置本体内
の前記搬送部8に送られた記録シートP等の記録媒体
は、前記搬送ローラ9と前記ピンチローラ10とのニッ
プ部に送られる。
【0021】ここで、前記ピンチローラ10は軸心方向
(主走査方向)に複数個配置されており、これらのピン
チローラ10の複数個づつ(図示の例では2個づつ)が
ピンチローラホルダ(上流側保持手段)13に回動自在
に軸支されている。図示の例では、複数個のピンチロー
ラ10を軸支したピンチローラホルダ13が複数個配設
されている。そして、前記ピンチローラ10を回動自在
に保持する上流側保持手段としての各ピンチローラホル
ダ13は、その両側に設けられた回転軸13aをピンチ
ローラステイ53(図2参照)に挿入した状態で、該ピ
ンチローラステイ53に回動自在に装着されている。前
記ピンチローラステイ53は、図2に示すように、装置
本体を形成するフレーム38に固定されている。なお、
前記上流側回転体(ピンチローラ)10並びに前記上流
側保持手段(ピンチローラホルダ)13の「上流側」
は、後述する記録部20の記録ヘッド19を基準とし
て、該記録ヘッド19よりも搬送方向に下流側であるこ
とを意味する。
(主走査方向)に複数個配置されており、これらのピン
チローラ10の複数個づつ(図示の例では2個づつ)が
ピンチローラホルダ(上流側保持手段)13に回動自在
に軸支されている。図示の例では、複数個のピンチロー
ラ10を軸支したピンチローラホルダ13が複数個配設
されている。そして、前記ピンチローラ10を回動自在
に保持する上流側保持手段としての各ピンチローラホル
ダ13は、その両側に設けられた回転軸13aをピンチ
ローラステイ53(図2参照)に挿入した状態で、該ピ
ンチローラステイ53に回動自在に装着されている。前
記ピンチローラステイ53は、図2に示すように、装置
本体を形成するフレーム38に固定されている。なお、
前記上流側回転体(ピンチローラ)10並びに前記上流
側保持手段(ピンチローラホルダ)13の「上流側」
は、後述する記録部20の記録ヘッド19を基準とし
て、該記録ヘッド19よりも搬送方向に下流側であるこ
とを意味する。
【0022】前記ピンチローラ10は、ピンチローラバ
ネ14でピンチローラホルダ13を前記回転軸13aを
中心に所定の回動方向に弾性付勢することにより、前記
搬送ローラ9に向けて押圧されている。こうして、前記
ピンチローラ10は、前記搬送ローラ9の回転に従動回
転することで、その間のニップ部で挟持された記録媒体
(記録シートP等)を搬送する搬送力を生み出してい
る。そして、図2に示すように、搬送モータ18の駆動
が中間ギア17及び搬送ローラギア16を介して搬送ロ
ーラ9に伝達され、該搬送ローラ9及び前記ピンチロー
ラ10との間に搬送された記録シートPは該搬送ローラ
9の回転により前記プラテン11上を記録開始位置まで
所定量搬送される。そして、記録ヘッド19により、所
定の画像情報に基づいて、記録媒体に対する記録が行わ
れる。
ネ14でピンチローラホルダ13を前記回転軸13aを
中心に所定の回動方向に弾性付勢することにより、前記
搬送ローラ9に向けて押圧されている。こうして、前記
ピンチローラ10は、前記搬送ローラ9の回転に従動回
転することで、その間のニップ部で挟持された記録媒体
(記録シートP等)を搬送する搬送力を生み出してい
る。そして、図2に示すように、搬送モータ18の駆動
が中間ギア17及び搬送ローラギア16を介して搬送ロ
ーラ9に伝達され、該搬送ローラ9及び前記ピンチロー
ラ10との間に搬送された記録シートPは該搬送ローラ
9の回転により前記プラテン11上を記録開始位置まで
所定量搬送される。そして、記録ヘッド19により、所
定の画像情報に基づいて、記録媒体に対する記録が行わ
れる。
【0023】前記記録ヘッド19は、第1の記録媒体搬
送手段を構成する搬送ローラ9及びピンチローラ10に
より搬送された記録シートPに画像(インク像)を記録
するものである。本実施例においては、記録手段として
の記録ヘッド19からインクを吐出して記録するインク
ジェット記録方式が採用されており、記録装置がインク
ジェット記録装置である場合が例示されている。そし
て、この記録ヘッド19は、微細な複数の液体吐出口
(オリフィス)、各吐出口に通じる液路及び各液路の一
部に設けられるエネルギー作用部、並びに、該エネルギ
ー作用部にある液体(インク)に作用させる液滴形成エ
ネルギーを発生するエネルギー発生手段などを備えてい
る。
送手段を構成する搬送ローラ9及びピンチローラ10に
より搬送された記録シートPに画像(インク像)を記録
するものである。本実施例においては、記録手段として
の記録ヘッド19からインクを吐出して記録するインク
ジェット記録方式が採用されており、記録装置がインク
ジェット記録装置である場合が例示されている。そし
て、この記録ヘッド19は、微細な複数の液体吐出口
(オリフィス)、各吐出口に通じる液路及び各液路の一
部に設けられるエネルギー作用部、並びに、該エネルギ
ー作用部にある液体(インク)に作用させる液滴形成エ
ネルギーを発生するエネルギー発生手段などを備えてい
る。
【0024】前記エネルギー発生手段としては、ピエゾ
素子等の電気機械変換体を用いるもの、レーザー等の電
磁波を照射して発熱させることで液滴を吐出させるエネ
ルギーを発生するもの、あるいは、発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギーを発生させるもの、などがあ
る。これらの中でも、電気熱変換体による熱エネルギー
によって液体を吐出させるインクジェット記録ヘッド
は、記録用の吐出液滴を形成するための吐出口を高密度
に配列でき、高解像度の記録が可能になるという特質を
有している。また、この電気熱変換体をインク吐出用の
エネルギー発生手段として用いる記録ヘッドは、コンパ
クト化が容易であり、かつ、最近の半導体分野における
技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ
加工技術の長所を十二分に活用して製造することがで
き、高密度実装化が容易で製造コストも安価なことから
有利である。
素子等の電気機械変換体を用いるもの、レーザー等の電
磁波を照射して発熱させることで液滴を吐出させるエネ
ルギーを発生するもの、あるいは、発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギーを発生させるもの、などがあ
る。これらの中でも、電気熱変換体による熱エネルギー
によって液体を吐出させるインクジェット記録ヘッド
は、記録用の吐出液滴を形成するための吐出口を高密度
に配列でき、高解像度の記録が可能になるという特質を
有している。また、この電気熱変換体をインク吐出用の
エネルギー発生手段として用いる記録ヘッドは、コンパ
クト化が容易であり、かつ、最近の半導体分野における
技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ
加工技術の長所を十二分に活用して製造することがで
き、高密度実装化が容易で製造コストも安価なことから
有利である。
【0025】記録部20は、図2に示すように、装置本
体に設置されたガイド軸22及びガイドレール23に沿
って往復移動可能なキャリッジ21に前記記録ヘッド1
9を搭載して構成されている。図示の例では、記録部2
0は、記録ヘッド19を搭載したキャリッジ21、該キ
ャリッジ21を記録媒体搬送方向と直角方向に往復走査
させるためのガイド軸22、該キャリッジ21の上部に
摺動可能に当接して該キャリッジを保持するとともに記
録ヘッド19と記録媒体との間の隙間(紙間距離)を規
制するガイド2レール3、キャリッジモータ24の駆動
をキャリッジ21に伝達するタイミングベルト25、該
タイミングベルト25を張設するアイドルプーリ26、
記録ヘッド19へ電気基板からのヘッド駆動信号を伝達
するためのフレキシブル基板(不図示)などで、構成さ
れている。そして、前記記録ヘッド19は、キャリッジ
21と一体に移動する主走査移動に同期して記録情報に
基づいて駆動されることで、記録部に送り込まれた記録
媒体に記録を行う。
体に設置されたガイド軸22及びガイドレール23に沿
って往復移動可能なキャリッジ21に前記記録ヘッド1
9を搭載して構成されている。図示の例では、記録部2
0は、記録ヘッド19を搭載したキャリッジ21、該キ
ャリッジ21を記録媒体搬送方向と直角方向に往復走査
させるためのガイド軸22、該キャリッジ21の上部に
摺動可能に当接して該キャリッジを保持するとともに記
録ヘッド19と記録媒体との間の隙間(紙間距離)を規
制するガイド2レール3、キャリッジモータ24の駆動
をキャリッジ21に伝達するタイミングベルト25、該
タイミングベルト25を張設するアイドルプーリ26、
記録ヘッド19へ電気基板からのヘッド駆動信号を伝達
するためのフレキシブル基板(不図示)などで、構成さ
れている。そして、前記記録ヘッド19は、キャリッジ
21と一体に移動する主走査移動に同期して記録情報に
基づいて駆動されることで、記録部に送り込まれた記録
媒体に記録を行う。
【0026】1ライン分の記録が終了すると、第1の記
録媒体搬送手段としての前記搬送ローラ9を所定量だけ
回転させることで、記録媒体を所定量だけ紙送り(例え
ば5.42mmの行単位の紙送り)する。紙送りを終え
た後、次のラインの記録を行なう。以下、1ライン分の
記録と1行分の紙送りを繰り返すことで、記録媒体の全
体に対する記録が行なわれる。ここで、記録ヘッド19
の保守点検や交換を行う場合は、アクセスカバー51
(図1)を図1中の矢印A方向へ移動させ、該アクセス
カバー51を開けた後の装置本体の開口部からの操作に
よってそれらの作業を行う。記録ヘッド19と記録媒体
との隙間を調節するための紙間レバー52は、偏心カム
部52aを介してガイド軸22に嵌合挿入されている。
この紙間レバー52の図2中の矢印方向の切換え操作に
より、記録媒体に対してガイド軸22を接近する方向又
は離隔する方向に移動させることができ、それによっ
て、記録ヘッド19と記録媒体との隙間寸法(紙間距
離)を適切な値に調整することができる。
録媒体搬送手段としての前記搬送ローラ9を所定量だけ
回転させることで、記録媒体を所定量だけ紙送り(例え
ば5.42mmの行単位の紙送り)する。紙送りを終え
た後、次のラインの記録を行なう。以下、1ライン分の
記録と1行分の紙送りを繰り返すことで、記録媒体の全
体に対する記録が行なわれる。ここで、記録ヘッド19
の保守点検や交換を行う場合は、アクセスカバー51
(図1)を図1中の矢印A方向へ移動させ、該アクセス
カバー51を開けた後の装置本体の開口部からの操作に
よってそれらの作業を行う。記録ヘッド19と記録媒体
との隙間を調節するための紙間レバー52は、偏心カム
部52aを介してガイド軸22に嵌合挿入されている。
この紙間レバー52の図2中の矢印方向の切換え操作に
より、記録媒体に対してガイド軸22を接近する方向又
は離隔する方向に移動させることができ、それによっ
て、記録ヘッド19と記録媒体との隙間寸法(紙間距
離)を適切な値に調整することができる。
【0027】本実施例における記録手段としての前記イ
ンクジェット記録ヘッド19は、熱エネルギーを利用し
てインクを吐出するものであり、熱エネルギーを発生す
るための電気熱変換体を備えたものである。また、前記
記録ヘッド19は、前記電気熱変換体により印加される
熱エネルギーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、そ
の時に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化を利用し
て吐出口よりインクを吐出させ、記録を行うものであ
る。
ンクジェット記録ヘッド19は、熱エネルギーを利用し
てインクを吐出するものであり、熱エネルギーを発生す
るための電気熱変換体を備えたものである。また、前記
記録ヘッド19は、前記電気熱変換体により印加される
熱エネルギーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、そ
の時に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化を利用し
て吐出口よりインクを吐出させ、記録を行うものであ
る。
【0028】図4は、記録ヘッド19のインク吐出部の
構造を模式的に示す部分斜視図である。図4において、
記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.2〜約2.0ミ
リ程度) をおいて対面する吐出口面81には、所定のピ
ッチで複数の吐出口82が形成され、共通液室83と各
吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿ってイン
ク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体
(発熱抵抗体など)85が配設されている。記録ヘッド
19は、前記吐出口82が主走査方向(該記録ヘッド及
びキャリッジ21の移動方向)と交叉する方向に並ぶよ
うな位置関係で、キャリッジ21に搭載されている。こ
うして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電
気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のイン
クを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口
82からインクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)1
9が構成されている。
構造を模式的に示す部分斜視図である。図4において、
記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.2〜約2.0ミ
リ程度) をおいて対面する吐出口面81には、所定のピ
ッチで複数の吐出口82が形成され、共通液室83と各
吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿ってイン
ク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体
(発熱抵抗体など)85が配設されている。記録ヘッド
19は、前記吐出口82が主走査方向(該記録ヘッド及
びキャリッジ21の移動方向)と交叉する方向に並ぶよ
うな位置関係で、キャリッジ21に搭載されている。こ
うして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電
気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のイン
クを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口
82からインクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)1
9が構成されている。
【0029】図2及び図3において、排紙部27は、第
2の記録媒体搬送手段としての複数個の排紙ローラ28
と、該排紙ローラ28の軸に装着され前記搬送モータ1
8の駆動を前記中間ギア17を介して該排紙ローラ28
の軸に伝達する排紙ローラギア40と、各排紙ローラ2
8のそれぞれに対応して配置された複数個の拍車30
と、排出された記録媒体を保持するための排紙トレイ3
1と、を備えている。前記拍車30は、記録媒体の記録
面側に配設される下流側回転体である。なお、ここの
「下流側」は記録手段としての記録ヘッド19を基準と
して、搬送方向に下流側であることを意味する。
2の記録媒体搬送手段としての複数個の排紙ローラ28
と、該排紙ローラ28の軸に装着され前記搬送モータ1
8の駆動を前記中間ギア17を介して該排紙ローラ28
の軸に伝達する排紙ローラギア40と、各排紙ローラ2
8のそれぞれに対応して配置された複数個の拍車30
と、排出された記録媒体を保持するための排紙トレイ3
1と、を備えている。前記拍車30は、記録媒体の記録
面側に配設される下流側回転体である。なお、ここの
「下流側」は記録手段としての記録ヘッド19を基準と
して、搬送方向に下流側であることを意味する。
【0030】図5は本発明を適用した記録装置の第1実
施例における第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイを示
す模式的部分平面図であり、図6は本発明を適用した記
録装置の第1実施例における第2の記録媒体搬送手段の
拍車ホルダ及び拍車を示す模式的平面図であり、図7は
図6中の線7−7から見た拍車ホルダ及び拍車の模式的
側面図であり、図8は図6中の線8−8から見た拍車ホ
ルダ及び拍車の模式的正面図である。
施例における第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイを示
す模式的部分平面図であり、図6は本発明を適用した記
録装置の第1実施例における第2の記録媒体搬送手段の
拍車ホルダ及び拍車を示す模式的平面図であり、図7は
図6中の線7−7から見た拍車ホルダ及び拍車の模式的
側面図であり、図8は図6中の線8−8から見た拍車ホ
ルダ及び拍車の模式的正面図である。
【0031】図2、図3、図5〜図8において、複数個
の拍車(下流側回転体)30は、グループ分けされて、
グループごとに複数個の拍車ホルダ54に回転自在に軸
支されている。ここで、各拍車30は、前記拍車ホルダ
54に対してバネ軸29を介して軸支されており、該バ
ネ軸29の付勢力により対向する排紙ローラ(搬送ロー
ラ)28のそれぞれに押圧されることで、該排紙ローラ
28の回転に従動回転するように配設されている。拍車
30と排紙ローラ28との間に狭持された記録媒体は、
該拍車が所定の圧接力で点接触することで、適正な搬送
力を付与されている。なお、前記排紙ローラ28は、記
録媒体を搬送(紙送り)する点では前記搬送ローラ9と
類似の機能を有するものであり、本明細書では、第2記
録媒体搬送手段の「搬送ローラ」と称すことにする。
の拍車(下流側回転体)30は、グループ分けされて、
グループごとに複数個の拍車ホルダ54に回転自在に軸
支されている。ここで、各拍車30は、前記拍車ホルダ
54に対してバネ軸29を介して軸支されており、該バ
ネ軸29の付勢力により対向する排紙ローラ(搬送ロー
ラ)28のそれぞれに押圧されることで、該排紙ローラ
28の回転に従動回転するように配設されている。拍車
30と排紙ローラ28との間に狭持された記録媒体は、
該拍車が所定の圧接力で点接触することで、適正な搬送
力を付与されている。なお、前記排紙ローラ28は、記
録媒体を搬送(紙送り)する点では前記搬送ローラ9と
類似の機能を有するものであり、本明細書では、第2記
録媒体搬送手段の「搬送ローラ」と称すことにする。
【0032】装置本体の排紙部には図5に示すような拍
車ステイ55が固定されている。この拍車ステイ55に
は、複数個の拍車ホルダ(下流側保持手段)54のそれ
ぞれに対応する複数の開口部55jが形成されている。
また、前記拍車ステイ55には、前記下流側回転体とし
ての拍車30を軸支(保持)する下流側保持手段として
の前記拍車ホルダ54を着脱可能に取り付けるための嵌
合孔55a、55bが形成されている。
車ステイ55が固定されている。この拍車ステイ55に
は、複数個の拍車ホルダ(下流側保持手段)54のそれ
ぞれに対応する複数の開口部55jが形成されている。
また、前記拍車ステイ55には、前記下流側回転体とし
ての拍車30を軸支(保持)する下流側保持手段として
の前記拍車ホルダ54を着脱可能に取り付けるための嵌
合孔55a、55bが形成されている。
【0033】図5〜図8において、拍車ホルダ54を拍
車ステイ55に取り付けるに際しては、該拍車ホルダ5
4に設けられた引掛け部54aを該拍車ステイ55の嵌
合孔55aに通して該拍車ステイ55の裏面側へ挿入し
た後、該拍車ホルダ54を図5中の矢印A方向に移動さ
せ、該拍車ホルダ54のスナップフィット部54bを該
拍車ステイ55の嵌合孔55bに係合(嵌合)させる。
こうして拍車ホルダ54を拍車ステイ55に位置決め状
態で装着することにより、各拍車30が装置本体に対し
て位置決め装着される。なお、本実施例(第1実施例)
においては、図5に示すような拍車ステイ55の複数の
開口部55jのそれぞれに、図6〜図8に示すような同
一の構成を有する拍車ホルダ54が着脱可能に装着され
る。
車ステイ55に取り付けるに際しては、該拍車ホルダ5
4に設けられた引掛け部54aを該拍車ステイ55の嵌
合孔55aに通して該拍車ステイ55の裏面側へ挿入し
た後、該拍車ホルダ54を図5中の矢印A方向に移動さ
せ、該拍車ホルダ54のスナップフィット部54bを該
拍車ステイ55の嵌合孔55bに係合(嵌合)させる。
こうして拍車ホルダ54を拍車ステイ55に位置決め状
態で装着することにより、各拍車30が装置本体に対し
て位置決め装着される。なお、本実施例(第1実施例)
においては、図5に示すような拍車ステイ55の複数の
開口部55jのそれぞれに、図6〜図8に示すような同
一の構成を有する拍車ホルダ54が着脱可能に装着され
る。
【0034】図9は特殊な記録媒体としての台紙Sに装
着されたCD−R(CD-recordable)と第2の記録媒体搬
送手段の前記拍車ステイ55との位置関係を例示する模
式的平面図である。なお、図9においては、拍車ステイ
55の各開口部55jに装着される拍車ホルダ54は全
て省略されている。本実施例に係る記録装置において、
前記搬送ローラ9の回転により、特殊な記録媒体として
図9に示すような台紙Sに装着されたCD−Rが第2の
記録媒体搬送手段へ搬送されてきた場合について以下に
説明する。
着されたCD−R(CD-recordable)と第2の記録媒体搬
送手段の前記拍車ステイ55との位置関係を例示する模
式的平面図である。なお、図9においては、拍車ステイ
55の各開口部55jに装着される拍車ホルダ54は全
て省略されている。本実施例に係る記録装置において、
前記搬送ローラ9の回転により、特殊な記録媒体として
図9に示すような台紙Sに装着されたCD−Rが第2の
記録媒体搬送手段へ搬送されてきた場合について以下に
説明する。
【0035】この記録媒体としてのCD−Rは、台紙S
にCD−R(CD-recordable)を固着したものであり、記
録部20においては、この台紙Sに固着された当該CD
−R(W)の中心部Xの処理表面(記録可能に処理され
た面)あるいは該中心部Xに貼りつけられたラベルに対
して記録手段としての記録ヘッド19による画像(文字
や記号等を含む)形成(記録)が行われる。つまり、特
殊な記録媒体の一例としてのCD−Rは、CDに対応す
る円形の中央領域Yでは当該CDを含めて厚みが大きく
(厚く)なっており、CD周りの周縁部では台紙Sのみ
から成る厚みの小さい(薄い)領域となっている。
にCD−R(CD-recordable)を固着したものであり、記
録部20においては、この台紙Sに固着された当該CD
−R(W)の中心部Xの処理表面(記録可能に処理され
た面)あるいは該中心部Xに貼りつけられたラベルに対
して記録手段としての記録ヘッド19による画像(文字
や記号等を含む)形成(記録)が行われる。つまり、特
殊な記録媒体の一例としてのCD−Rは、CDに対応す
る円形の中央領域Yでは当該CDを含めて厚みが大きく
(厚く)なっており、CD周りの周縁部では台紙Sのみ
から成る厚みの小さい(薄い)領域となっている。
【0036】そのため、前記拍車ステイ55の複数の開
口部55jの全ての位置に前記拍車ホルダ54を装着し
たままでは、搬送されてきたCD−Rの前記CDに対応
する円形の厚さの大きい中央領域Yが中央部の拍車ホル
ダ54に軸支された拍車30が過度の圧接力で当接する
ことになり、該拍車30を変形させたり、あるいは該中
央領域Yの表面を傷つけてしまう恐れがある。そこで、
本実施例においては、特殊な記録媒体である前記CD−
Rに記録を行う場合(例えば当該CD−Rの中心部Xに
記録する場合)には、前記厚さの大きい中央領域Yが通
過する領域の拍車ホルダ54を前記拍車ステイ55から
取り外した状態で、記録部20を通過した記録媒体を当
該搬送手段を通して排紙することになる。
口部55jの全ての位置に前記拍車ホルダ54を装着し
たままでは、搬送されてきたCD−Rの前記CDに対応
する円形の厚さの大きい中央領域Yが中央部の拍車ホル
ダ54に軸支された拍車30が過度の圧接力で当接する
ことになり、該拍車30を変形させたり、あるいは該中
央領域Yの表面を傷つけてしまう恐れがある。そこで、
本実施例においては、特殊な記録媒体である前記CD−
Rに記録を行う場合(例えば当該CD−Rの中心部Xに
記録する場合)には、前記厚さの大きい中央領域Yが通
過する領域の拍車ホルダ54を前記拍車ステイ55から
取り外した状態で、記録部20を通過した記録媒体を当
該搬送手段を通して排紙することになる。
【0037】前記拍車ホルダ54の前記拍車ステイ55
からの取り外しは、先ず、図1に示す外装ケース1─2
のアクセスカバー51を開けることで、装置本体内への
操作が可能な状態にする。次に、前記厚さの大きい中央
領域Yが通過する領域の拍車ホルダ54を前記拍車ステ
イ55から取り外す。この拍車ホルダ54の取り外し
は、該拍車ホルダ54のスナップフィット部54bを拍
車ステイ55の嵌合孔55bから図7中の矢印B方向に
押込みながら、該拍車ホルダ54を図5中の矢印Aと逆
方向に移動させ、該拍車ホルダ54に設けた引掛け部5
4aが拍車ステイ55の嵌合孔55aを通過する箇所ま
で移動した段階で、該拍車ホルダ54を図7中の矢印B
とは逆方向、すなわち排紙ローラ28から離間する方向
に移動させることにより行う。このような操作によっ
て、拍車ホルダ54を拍車ステイ55から取り外す作業
を完了することができる。
からの取り外しは、先ず、図1に示す外装ケース1─2
のアクセスカバー51を開けることで、装置本体内への
操作が可能な状態にする。次に、前記厚さの大きい中央
領域Yが通過する領域の拍車ホルダ54を前記拍車ステ
イ55から取り外す。この拍車ホルダ54の取り外し
は、該拍車ホルダ54のスナップフィット部54bを拍
車ステイ55の嵌合孔55bから図7中の矢印B方向に
押込みながら、該拍車ホルダ54を図5中の矢印Aと逆
方向に移動させ、該拍車ホルダ54に設けた引掛け部5
4aが拍車ステイ55の嵌合孔55aを通過する箇所ま
で移動した段階で、該拍車ホルダ54を図7中の矢印B
とは逆方向、すなわち排紙ローラ28から離間する方向
に移動させることにより行う。このような操作によっ
て、拍車ホルダ54を拍車ステイ55から取り外す作業
を完了することができる。
【0038】一方、特殊な記録媒体ではなく、通常の記
録媒体(記録シートP)に記録する場合は、拍車ステイ
55の全領域に拍車ホルダ54を装着した状態で記録媒
体を搬送(排紙)する。従って、前述のように複数の拍
車30(複数の拍車ホルダ54)の一部を取り外した状
態(離間した状態)でCD−R等の特殊な記録媒体に記
録した後で通常の記録媒体に記録する場合は、前述した
方法で取り外した拍車ホルダ54を逆の手順で再び拍車
ステイ55に装着し、全ての拍車ホルダ54を装着した
状態に戻して記録及び記録媒体の搬送(排紙を含む)を
実施する。なお、前述のCD−Rとは形状構造が異なる
他の特殊な記録媒体に記録する場合は、その形状構造に
対応して、必要な範囲の拍車ホルダ54を取り外した状
態で記録及び搬送を実施することになる。
録媒体(記録シートP)に記録する場合は、拍車ステイ
55の全領域に拍車ホルダ54を装着した状態で記録媒
体を搬送(排紙)する。従って、前述のように複数の拍
車30(複数の拍車ホルダ54)の一部を取り外した状
態(離間した状態)でCD−R等の特殊な記録媒体に記
録した後で通常の記録媒体に記録する場合は、前述した
方法で取り外した拍車ホルダ54を逆の手順で再び拍車
ステイ55に装着し、全ての拍車ホルダ54を装着した
状態に戻して記録及び記録媒体の搬送(排紙を含む)を
実施する。なお、前述のCD−Rとは形状構造が異なる
他の特殊な記録媒体に記録する場合は、その形状構造に
対応して、必要な範囲の拍車ホルダ54を取り外した状
態で記録及び搬送を実施することになる。
【0039】以上説明した実施例によれば、記録手段1
9の上流側に配設された第1の記録媒体搬送手段(搬送
ローラ9及びピンチローラ10等)と、該第1の記録媒
体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の記録媒
体搬送手段によって搬送される記録媒体に記録を行う記
録手段19と、前記記録手段19の記録媒体搬送方向下
流側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送手
段(排紙ローラ28及び拍車30等)と、前記第1の記
録媒体搬送手段の記録面側の複数個の上流側回転体(ピ
ンチローラ10)の一部の記録媒体への圧接を解除する
圧接解除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面
側の複数個の下流側回転体(拍車30)の一部を前記記
録媒体から離間させる離間手段と、を備えた構成とした
ので、通常の種々な記録媒体を適正に搬送できる他に、
複数個の上流側回転体の一部及び/もしくは複数個の下
流側回転体の一部を記録媒体から離間させることで、C
D−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形状構造の記録
媒体に記録する場合でも、当該記録媒体と干渉する領域
に配置された一部の上流側回転体及び/又は下流側回転
体を退避させることで、特殊な記録媒体の場合でも容易
にかつ適正に搬送することができ、通常の記録媒体及び
特殊な記録媒体の双方を容易に記録することができる記
録装置が提供される。
9の上流側に配設された第1の記録媒体搬送手段(搬送
ローラ9及びピンチローラ10等)と、該第1の記録媒
体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の記録媒
体搬送手段によって搬送される記録媒体に記録を行う記
録手段19と、前記記録手段19の記録媒体搬送方向下
流側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送手
段(排紙ローラ28及び拍車30等)と、前記第1の記
録媒体搬送手段の記録面側の複数個の上流側回転体(ピ
ンチローラ10)の一部の記録媒体への圧接を解除する
圧接解除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面
側の複数個の下流側回転体(拍車30)の一部を前記記
録媒体から離間させる離間手段と、を備えた構成とした
ので、通常の種々な記録媒体を適正に搬送できる他に、
複数個の上流側回転体の一部及び/もしくは複数個の下
流側回転体の一部を記録媒体から離間させることで、C
D−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形状構造の記録
媒体に記録する場合でも、当該記録媒体と干渉する領域
に配置された一部の上流側回転体及び/又は下流側回転
体を退避させることで、特殊な記録媒体の場合でも容易
にかつ適正に搬送することができ、通常の記録媒体及び
特殊な記録媒体の双方を容易に記録することができる記
録装置が提供される。
【0040】〔第2実施例〕図10は本発明を適用した
記録装置の第2実施例における第2の記録媒体搬送手段
の拍車ステイに拍車ホルダ支持部材を介して拍車ホルダ
(1個のみを示す)を取り付けた状態を示す模式的平面
図であり、図11は図10中の拍車ホルダ支持部材を示
す模式的斜視図であり、図12は図10中の拍車ホルダ
を示す模式的斜視図であり、図13は拍車が通常の記録
媒体を搬送可能な位置(排紙ローラに当接する位置)に
あるときの拍車ホルダの状態を示す模式的側面図であ
り、図14は拍車が排紙ローラから離間した位置にある
ときの拍車ホルダの状態を示す模式的側面図である。
記録装置の第2実施例における第2の記録媒体搬送手段
の拍車ステイに拍車ホルダ支持部材を介して拍車ホルダ
(1個のみを示す)を取り付けた状態を示す模式的平面
図であり、図11は図10中の拍車ホルダ支持部材を示
す模式的斜視図であり、図12は図10中の拍車ホルダ
を示す模式的斜視図であり、図13は拍車が通常の記録
媒体を搬送可能な位置(排紙ローラに当接する位置)に
あるときの拍車ホルダの状態を示す模式的側面図であ
り、図14は拍車が排紙ローラから離間した位置にある
ときの拍車ホルダの状態を示す模式的側面図である。
【0041】前述の第1実施例では、複数個の上流側回
転体(ピンチローラ)10の一部並びに複数個の下流側
回転体(拍車)30の一部、すなわち搬送される特殊な
記録媒体と干渉する領域に配置された一部の下流側回転
体を、それらに対向する搬送ローラ9並びに排紙ローラ
(搬送ローラの一種)28から離間する作業(又は圧接
解除する作業)は、拍車30を保持した拍車ホルダ54
を拍車ステイ55から使用者自身が取り外したり、取り
付けたりする作業によって実施するようにしたが、本実
施例では、これらの作業を自動で実施できるように構成
されている。
転体(ピンチローラ)10の一部並びに複数個の下流側
回転体(拍車)30の一部、すなわち搬送される特殊な
記録媒体と干渉する領域に配置された一部の下流側回転
体を、それらに対向する搬送ローラ9並びに排紙ローラ
(搬送ローラの一種)28から離間する作業(又は圧接
解除する作業)は、拍車30を保持した拍車ホルダ54
を拍車ステイ55から使用者自身が取り外したり、取り
付けたりする作業によって実施するようにしたが、本実
施例では、これらの作業を自動で実施できるように構成
されている。
【0042】次に、図10〜図14を参照して、拍車3
0が排紙ローラ28から離間したり、排紙ローラ28に
当接したりする状態の説明を実施する。装置本体に位置
決め固定された拍車ステイ55には複数の開口部55j
が形成されており、各開口部55jに対応する位置には
図11に示すような拍車ホルダ支持部材56が位置決め
状態で取り付けられている。図10には、判りやすくす
るため、拍車ホルダ支持部材56は特殊な記録媒体を搬
送する際に拍車30を離間させる必要がある範囲に配置
されるもののうちの1個だけが示されている。そして、
各拍車ホルダ支持部材56に対して、拍車ホルダ54が
回動自在に装着されている。すなわち、拍車ホルダ54
の搬送方向下流側部分の両側に回転軸54aが設けられ
ており、拍車ホルダ支持部材56の両側には軸受溝56
aが形成されており、各拍車ホルダ54は、前記回転軸
54aを前記軸受溝56aに挿入することにより、各拍
車ホルダ支持部材56に対して該回転軸54aを中心に
揺動可能に支持されている。
0が排紙ローラ28から離間したり、排紙ローラ28に
当接したりする状態の説明を実施する。装置本体に位置
決め固定された拍車ステイ55には複数の開口部55j
が形成されており、各開口部55jに対応する位置には
図11に示すような拍車ホルダ支持部材56が位置決め
状態で取り付けられている。図10には、判りやすくす
るため、拍車ホルダ支持部材56は特殊な記録媒体を搬
送する際に拍車30を離間させる必要がある範囲に配置
されるもののうちの1個だけが示されている。そして、
各拍車ホルダ支持部材56に対して、拍車ホルダ54が
回動自在に装着されている。すなわち、拍車ホルダ54
の搬送方向下流側部分の両側に回転軸54aが設けられ
ており、拍車ホルダ支持部材56の両側には軸受溝56
aが形成されており、各拍車ホルダ54は、前記回転軸
54aを前記軸受溝56aに挿入することにより、各拍
車ホルダ支持部材56に対して該回転軸54aを中心に
揺動可能に支持されている。
【0043】そして、拍車ホルダ54の先端部54b
は、拍車ステイ55に装着された弾性部材57(図示の
例では拍車ホルダ54の両側に装着)によって図13中
の矢印C方向に付勢されるか、矢印Cと反対方向への移
動を弾性力で防止されており、それによって、通常の記
録媒体を搬送するときには当該拍車ホルダ54の回動変
位が規制されている。また、特殊な記録媒体を搬送する
場合でも拍車30を離間させる必要のない領域に配置さ
れた拍車ホルダ54(例えば図10中に示す中央の開口
部55j以外に配置された拍車ホルダ)は、拍車30を
装着した状態で不図示の取付け機構によって拍車ステイ
55に装着されている。
は、拍車ステイ55に装着された弾性部材57(図示の
例では拍車ホルダ54の両側に装着)によって図13中
の矢印C方向に付勢されるか、矢印Cと反対方向への移
動を弾性力で防止されており、それによって、通常の記
録媒体を搬送するときには当該拍車ホルダ54の回動変
位が規制されている。また、特殊な記録媒体を搬送する
場合でも拍車30を離間させる必要のない領域に配置さ
れた拍車ホルダ54(例えば図10中に示す中央の開口
部55j以外に配置された拍車ホルダ)は、拍車30を
装着した状態で不図示の取付け機構によって拍車ステイ
55に装着されている。
【0044】また、装置本体には、軸心58aを中心に
回動可能な断面D状のDカット軸58が軸支されてお
り、不図示の駆動伝達系によって該Dカット軸58の回
動位置を制御できるように構成されている。つまり、D
カット軸58が図13に示すような上方へ突出しない回
動位置にあるときには、拍車ホルダ54が前記弾性部材
57(図10)によって下向き(矢印C方向)に付勢さ
れ、バネ軸29を介して軸支された拍車30は排紙ロー
ラ28に押圧(当接)されており、Dカット軸58が図
13の位置から180度回動されて図14に示すような
上方へ突出する回動位置にあるときには、拍車ホルダ5
4は前記弾性部材57(図10)に抗して回転軸54a
を中心に上向き(図示反時計回り)に揺動(回動)さ
れ、バネ軸29を介して軸支された拍車30は排紙ロー
ラ28から離間され、CD−R等の特殊な記録媒体を搬
送できる状態(特殊な記録媒体に記録できる状態)にな
る。
回動可能な断面D状のDカット軸58が軸支されてお
り、不図示の駆動伝達系によって該Dカット軸58の回
動位置を制御できるように構成されている。つまり、D
カット軸58が図13に示すような上方へ突出しない回
動位置にあるときには、拍車ホルダ54が前記弾性部材
57(図10)によって下向き(矢印C方向)に付勢さ
れ、バネ軸29を介して軸支された拍車30は排紙ロー
ラ28に押圧(当接)されており、Dカット軸58が図
13の位置から180度回動されて図14に示すような
上方へ突出する回動位置にあるときには、拍車ホルダ5
4は前記弾性部材57(図10)に抗して回転軸54a
を中心に上向き(図示反時計回り)に揺動(回動)さ
れ、バネ軸29を介して軸支された拍車30は排紙ロー
ラ28から離間され、CD−R等の特殊な記録媒体を搬
送できる状態(特殊な記録媒体に記録できる状態)にな
る。
【0045】図10〜図14に示す第2実施例の構成に
おいて、CD−R等の特殊な記録媒体に記録するという
指示がドライバー等により指定された場合には、前述の
拍車ホルダ54は次に説明するような離間手段による離
間動作(状態変化)をすることになる。図13は通常の
記録媒体が搬送されるときに拍車30が排紙ローラ28
に当接(押圧)されている状態を示し、図14はCD−
R等の特殊な記録媒体が搬送されるときに拍車ホルダ5
4が前記弾性部材57に抗して揺動(回動)されること
で拍車30が排紙ローラ28から離間した状態を示す。
つまり、図13に示す状態から、前記CD−R等の特殊
な記録媒体に記録するとの指示がなされると、Dカット
軸58が180度回転して図14の状態になり、拍車ホ
ルダ54に装着された拍車30、すなわち複数の拍車3
0のうちで搬送される当該記録媒体と干渉する領域に配
置された一部の拍車は排紙ローラ28から離間した状態
になり、CD−R等の特殊な記録媒体への記録が可能に
なる。
おいて、CD−R等の特殊な記録媒体に記録するという
指示がドライバー等により指定された場合には、前述の
拍車ホルダ54は次に説明するような離間手段による離
間動作(状態変化)をすることになる。図13は通常の
記録媒体が搬送されるときに拍車30が排紙ローラ28
に当接(押圧)されている状態を示し、図14はCD−
R等の特殊な記録媒体が搬送されるときに拍車ホルダ5
4が前記弾性部材57に抗して揺動(回動)されること
で拍車30が排紙ローラ28から離間した状態を示す。
つまり、図13に示す状態から、前記CD−R等の特殊
な記録媒体に記録するとの指示がなされると、Dカット
軸58が180度回転して図14の状態になり、拍車ホ
ルダ54に装着された拍車30、すなわち複数の拍車3
0のうちで搬送される当該記録媒体と干渉する領域に配
置された一部の拍車は排紙ローラ28から離間した状態
になり、CD−R等の特殊な記録媒体への記録が可能に
なる。
【0046】図10〜図14で説明した第2実施例は、
以上説明した点で前述の第1実施例と相違するが、それ
以外の部分では第1実施例の場合と実質上同じ構成を有
しており、対応する部分を同一符号で示し、それらの詳
細説明は省略する。以上、図10〜図14で説明したよ
うな第2実施例によっても、前述した第1実施例の場合
と同様の効果が得られる。
以上説明した点で前述の第1実施例と相違するが、それ
以外の部分では第1実施例の場合と実質上同じ構成を有
しており、対応する部分を同一符号で示し、それらの詳
細説明は省略する。以上、図10〜図14で説明したよ
うな第2実施例によっても、前述した第1実施例の場合
と同様の効果が得られる。
【0047】なお、前述の第1実施例及び第2実施例で
は、主として第2の記録媒体搬送手段における下流側回
転体としての拍車30について、複数個の拍車のうちの
一部の拍車を離間させる構成を説明したが、このような
記録媒体から離間させる離間手段もしくは記録媒体への
圧接を解除する圧接解除手段は、第1の記録媒体搬送手
段における上流側回転体としての前記ピンチローラ10
についても同様に適用することができる。つまり、前記
搬送ローラ9に圧接される複数個の前記ピンチローラ1
0についても、通常の記録媒体を搬送する場合(記録す
る場合)には全てのピンチローラ10を記録媒体に圧接
させるようにし、前述のCD−R等の特殊な記録媒体を
搬送する場合(記録する場合)には、複数個のピンチロ
ーラ10のうちの一部、つまり搬送される記録媒体と干
渉する領域に配置されたピンチローラの記録媒体への圧
接を解除するように構成することができる。
は、主として第2の記録媒体搬送手段における下流側回
転体としての拍車30について、複数個の拍車のうちの
一部の拍車を離間させる構成を説明したが、このような
記録媒体から離間させる離間手段もしくは記録媒体への
圧接を解除する圧接解除手段は、第1の記録媒体搬送手
段における上流側回転体としての前記ピンチローラ10
についても同様に適用することができる。つまり、前記
搬送ローラ9に圧接される複数個の前記ピンチローラ1
0についても、通常の記録媒体を搬送する場合(記録す
る場合)には全てのピンチローラ10を記録媒体に圧接
させるようにし、前述のCD−R等の特殊な記録媒体を
搬送する場合(記録する場合)には、複数個のピンチロ
ーラ10のうちの一部、つまり搬送される記録媒体と干
渉する領域に配置されたピンチローラの記録媒体への圧
接を解除するように構成することができる。
【0048】〔第3実施例〕図15は、本発明を適用し
た記録装置の第3実施例における特殊な記録媒体として
のCD−Rの台紙を示す模式的平面図である。前述した
実施例では、CD−R等の特殊な記録媒体に記録すると
いう指示をドライバー等で使用者が指定した場合に、拍
車ホルダ54の拍車30を排紙ローラから離間したり、
ピンチローラ10の搬送ローラ9(記録媒体)への圧接
を解除したりするように構成したが、本実施例では、C
D−R等の特殊な記録媒体が挿入されたことを自動的に
検知してこれらの離間手段あるいは圧接解除手段を作動
させるように構成される。
た記録装置の第3実施例における特殊な記録媒体として
のCD−Rの台紙を示す模式的平面図である。前述した
実施例では、CD−R等の特殊な記録媒体に記録すると
いう指示をドライバー等で使用者が指定した場合に、拍
車ホルダ54の拍車30を排紙ローラから離間したり、
ピンチローラ10の搬送ローラ9(記録媒体)への圧接
を解除したりするように構成したが、本実施例では、C
D−R等の特殊な記録媒体が挿入されたことを自動的に
検知してこれらの離間手段あるいは圧接解除手段を作動
させるように構成される。
【0049】図15において、特殊な記録媒体としての
CD−Rを装着する台紙Sには、その先端部から一定の
距離xの位置に孔(又は開口)Saが形成されている。
この孔Saは、一般の記録装置で使用される用紙有り無
し検知手段(不図示)の検知部材(不図示)の真下を通
過する位置に設けられている。そして、前記用紙有り無
し検知手段は、特殊な記録媒体としての台紙Sに装着さ
れたCD−Rが挿入された場合には、先ず台紙Sの先端
部の通過によって用紙有りを検知するが、所定量(前記
距離xに相当する距離)通過した後に前記検知部材が前
記孔を検知した場合(例えば該検知部材が該孔に落ち込
んだ場合)には、再び用紙無しを検知することになる。
CD−Rを装着する台紙Sには、その先端部から一定の
距離xの位置に孔(又は開口)Saが形成されている。
この孔Saは、一般の記録装置で使用される用紙有り無
し検知手段(不図示)の検知部材(不図示)の真下を通
過する位置に設けられている。そして、前記用紙有り無
し検知手段は、特殊な記録媒体としての台紙Sに装着さ
れたCD−Rが挿入された場合には、先ず台紙Sの先端
部の通過によって用紙有りを検知するが、所定量(前記
距離xに相当する距離)通過した後に前記検知部材が前
記孔を検知した場合(例えば該検知部材が該孔に落ち込
んだ場合)には、再び用紙無しを検知することになる。
【0050】この場合、通常の記録媒体(記録シート)
の場合には一旦用紙有りを検知すると上記距離xに相当
する程度の搬送後では記録無しを検知することがない。
しかし、特殊な記録媒体としての台紙Sに装着されたC
D−Rが挿入された場合には、例えばx=10mmに設
定しておくと、一旦用紙有りを検知して10mm搬送し
た後に前記検知部材が前記孔Saを通過することで(例
えば孔Saに落ち込むことで)再び用紙無しを検知する
ことになり、その後直ちに用紙有りを検知することにな
る。図15の第3実施例は以上説明した点で前述の実施
例と相違するが、その他の部分では実質上同じ構成を有
している。従って、このような用紙有り無しが検知され
た場合を台紙Sに装着された特殊な記録媒体が挿入され
た場合と予め設定しておくことにより、台紙Sの挿入を
検知し、その検知信号により前述の第2実施例の場合と
同様に記録装置の状態を変化させることにより前述した
実施例と同様の効果を得ることができる。
の場合には一旦用紙有りを検知すると上記距離xに相当
する程度の搬送後では記録無しを検知することがない。
しかし、特殊な記録媒体としての台紙Sに装着されたC
D−Rが挿入された場合には、例えばx=10mmに設
定しておくと、一旦用紙有りを検知して10mm搬送し
た後に前記検知部材が前記孔Saを通過することで(例
えば孔Saに落ち込むことで)再び用紙無しを検知する
ことになり、その後直ちに用紙有りを検知することにな
る。図15の第3実施例は以上説明した点で前述の実施
例と相違するが、その他の部分では実質上同じ構成を有
している。従って、このような用紙有り無しが検知され
た場合を台紙Sに装着された特殊な記録媒体が挿入され
た場合と予め設定しておくことにより、台紙Sの挿入を
検知し、その検知信号により前述の第2実施例の場合と
同様に記録装置の状態を変化させることにより前述した
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0051】〔第4実施例〕図16は本発明を適用した
記録装置の第4実施例における第1の記録媒体搬送手段
で上流側回転体(ピンチローラ10)が搬送ローラ9に
圧接された状態を示す模式的側面図であり、図17は図
16の第1の記録媒体搬送手段で上流側回転体の搬送ロ
ーラに対する圧接を解除した状態を示す模式的側面図で
ある。前述の実施形態では、CD−R等の特殊な記録媒
体の特定範囲に対向する部分の拍車及びピンチローラを
無くすという構成について説明したが、上流側回転体と
してのピンチローラ10と搬送ローラ9との圧接力強い
場合には、下流側回転体としての拍車30の他に、CD
−R(特殊な記録媒体の特定範囲)に対向する部分の上
流側回転体としてのピンチローラの搬送ローラ9に対す
る圧接を解除した方が良い場合がある。以下に、前記C
D−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ローラ
9に対する圧接を解除する構成例について具体的に説明
する。
記録装置の第4実施例における第1の記録媒体搬送手段
で上流側回転体(ピンチローラ10)が搬送ローラ9に
圧接された状態を示す模式的側面図であり、図17は図
16の第1の記録媒体搬送手段で上流側回転体の搬送ロ
ーラに対する圧接を解除した状態を示す模式的側面図で
ある。前述の実施形態では、CD−R等の特殊な記録媒
体の特定範囲に対向する部分の拍車及びピンチローラを
無くすという構成について説明したが、上流側回転体と
してのピンチローラ10と搬送ローラ9との圧接力強い
場合には、下流側回転体としての拍車30の他に、CD
−R(特殊な記録媒体の特定範囲)に対向する部分の上
流側回転体としてのピンチローラの搬送ローラ9に対す
る圧接を解除した方が良い場合がある。以下に、前記C
D−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ローラ
9に対する圧接を解除する構成例について具体的に説明
する。
【0052】先ず、使用者がアクセスカバー51を開け
た状態で操作する場合は、CD−Rに対向する部分のピ
ンチローラホルダ13(図2)を前述のピンチローラス
テイ53(図2)とは別のピンチローラステイ53に装
着しておき、当該別のピンチローラステイを装置本体の
フレーム38(図2)から取り外すことにより実施して
も良い。次に、ドライバー等による使用者からの指示あ
るいは図15を参照して説明した台紙Sの検知により、
CD−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ロー
ラ9に対する圧接を自動的に解除する場合について、図
16及び図17を参照して説明する。
た状態で操作する場合は、CD−Rに対向する部分のピ
ンチローラホルダ13(図2)を前述のピンチローラス
テイ53(図2)とは別のピンチローラステイ53に装
着しておき、当該別のピンチローラステイを装置本体の
フレーム38(図2)から取り外すことにより実施して
も良い。次に、ドライバー等による使用者からの指示あ
るいは図15を参照して説明した台紙Sの検知により、
CD−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ロー
ラ9に対する圧接を自動的に解除する場合について、図
16及び図17を参照して説明する。
【0053】図16及び図17において、前記CD−R
に対向する部分のピンチローラホルダには、図示のピン
チローラホルダ13のように、断面形状がD字状のDカ
ット軸59が挿入される作用部13bが設けられてお
り、通常の記録媒体に記録する場合には、図16に示す
ようにDカット軸59は作用部13bから離間する回動
位置にあり、ピンチローラ10は搬送ローラ9に圧接し
た状態にある。一方、CD−R等の特殊な記録媒体に記
録する場合には、不図示のモータでDカット軸59を軸
心59aを中心に図16の状態から180度回動させて
図17の状態とする。この図17の状態では、Dカット
軸59の円弧部が作用部13bに当接してピンチローラ
ホルダ13を図17中の矢印E方向に持ち上げ、これに
より、ピンチローラホルダ13はその回転軸13aを中
心に図17中で時計方向に回動し、ピンチローラ10の
搬送ローラ9への圧接が解除された状態(ピンチローラ
10が搬送ローラ9から離反した状態)になる。
に対向する部分のピンチローラホルダには、図示のピン
チローラホルダ13のように、断面形状がD字状のDカ
ット軸59が挿入される作用部13bが設けられてお
り、通常の記録媒体に記録する場合には、図16に示す
ようにDカット軸59は作用部13bから離間する回動
位置にあり、ピンチローラ10は搬送ローラ9に圧接し
た状態にある。一方、CD−R等の特殊な記録媒体に記
録する場合には、不図示のモータでDカット軸59を軸
心59aを中心に図16の状態から180度回動させて
図17の状態とする。この図17の状態では、Dカット
軸59の円弧部が作用部13bに当接してピンチローラ
ホルダ13を図17中の矢印E方向に持ち上げ、これに
より、ピンチローラホルダ13はその回転軸13aを中
心に図17中で時計方向に回動し、ピンチローラ10の
搬送ローラ9への圧接が解除された状態(ピンチローラ
10が搬送ローラ9から離反した状態)になる。
【0054】図16及び図17の第4実施例も、以上説
明した以外の部分では前述の実施例と実質上同じ構成を
している。従って、本実施例によれば、前述の実施例と
同様の効果が得られる他に、容易な操作により、ピンチ
ローラ10と搬送ローラ9の圧接によりCD−R等の特
殊な記録媒体を傷つけてしまうおそれを無くすことがで
き、一層効率よく、特殊な記録媒体の場合でも容易にか
つ適正に搬送することができ、通常の記録媒体及び特殊
な記録媒体の双方を容易に記録することができる記録装
置が提供される。
明した以外の部分では前述の実施例と実質上同じ構成を
している。従って、本実施例によれば、前述の実施例と
同様の効果が得られる他に、容易な操作により、ピンチ
ローラ10と搬送ローラ9の圧接によりCD−R等の特
殊な記録媒体を傷つけてしまうおそれを無くすことがで
き、一層効率よく、特殊な記録媒体の場合でも容易にか
つ適正に搬送することができ、通常の記録媒体及び特殊
な記録媒体の双方を容易に記録することができる記録装
置が提供される。
【0055】〔第5実施例〕前述の第4実施例では、C
D−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ローラ
9に対する圧接を解除する構成について説明したが、前
記ピンチローラ10の搬送ローラ9に対する圧接を解除
しただけでは、ピンチローラ10と搬送ローラ9による
搬送力が低下し、台紙Sの搬送量が少なくなってしまう
場合が発生する。そこで、前記圧接解除により搬送量が
少なくなってしまう構成の記録装置の場合には、前記C
D−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ローラ
9に対する圧接解除を実施するときに搬送モータ18
(図2)のステップ数を増大させて搬送力を増大させる
ように制御する。
D−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ローラ
9に対する圧接を解除する構成について説明したが、前
記ピンチローラ10の搬送ローラ9に対する圧接を解除
しただけでは、ピンチローラ10と搬送ローラ9による
搬送力が低下し、台紙Sの搬送量が少なくなってしまう
場合が発生する。そこで、前記圧接解除により搬送量が
少なくなってしまう構成の記録装置の場合には、前記C
D−Rに対向する部分のピンチローラ10の搬送ローラ
9に対する圧接解除を実施するときに搬送モータ18
(図2)のステップ数を増大させて搬送力を増大させる
ように制御する。
【0056】例えば、前記圧接解除前の状態では、記録
媒体(記録シートP)が5.42mm搬送される搬送モ
ータ18のステップ数が394ステップであった場合に
は、特殊な記録媒体を記録する際に前記台紙Sでも5.
42mm搬送されるように、前記搬送モータ18のステ
ップ数をnステップブラスして台紙Sの搬送を実施する
ように制御される。具体例としては、例えば搬送モータ
18の394ステップの搬送で搬送量が28μm減少す
る場合には、当該搬送モータの396ステップで搬送を
実施するように制御される。また、本実施例において
も、前記圧接解除の状態への移行は、前述の実施例で説
明したのと同様な動作方法で実施される。従って、本実
施例によれば、前述の実施例と同様の効果が得られる他
に、CD−Rに対向する部分のように特殊な記録媒体と
干渉する部分においてピンチローラ10の搬送ローラ9
に対する圧接を解除した場合でも、搬送力低下を防止す
ることができ、当該搬送ローラ9による適切な搬送量が
確保されるという効果が得られる。
媒体(記録シートP)が5.42mm搬送される搬送モ
ータ18のステップ数が394ステップであった場合に
は、特殊な記録媒体を記録する際に前記台紙Sでも5.
42mm搬送されるように、前記搬送モータ18のステ
ップ数をnステップブラスして台紙Sの搬送を実施する
ように制御される。具体例としては、例えば搬送モータ
18の394ステップの搬送で搬送量が28μm減少す
る場合には、当該搬送モータの396ステップで搬送を
実施するように制御される。また、本実施例において
も、前記圧接解除の状態への移行は、前述の実施例で説
明したのと同様な動作方法で実施される。従って、本実
施例によれば、前述の実施例と同様の効果が得られる他
に、CD−Rに対向する部分のように特殊な記録媒体と
干渉する部分においてピンチローラ10の搬送ローラ9
に対する圧接を解除した場合でも、搬送力低下を防止す
ることができ、当該搬送ローラ9による適切な搬送量が
確保されるという効果が得られる。
【0057】〔第6実施例〕前述までの実施例では、特
殊な記録媒体におけるCD−Rに対向する部分の拍車3
0(あるいはピンチローラ10)を無くす(離間させ
る)ような構成について説明したが、一部を拍車30を
無くしてしまうだけでは、拍車30と排紙ローラ28と
による搬送量力が低下してしまい、前記台紙Sの排紙を
円滑に適正に行うことが難しくなることがある。そこ
で、本実施例(第6実施例)においては、前記拍車30
を無くすことにより排紙動作が不十分になってしまう記
録装置の場合には、図6〜図8に示した中央部(CD−
Rと干渉する範囲)の拍車ホルダ54を取り除くととも
に、両側(CD−Rと干渉しない範囲)の拍車ホルダ5
4の拍車については、これをピンチローラ10のような
面接触になるローラに変更することにより、搬送力を増
加させるように構成される。
殊な記録媒体におけるCD−Rに対向する部分の拍車3
0(あるいはピンチローラ10)を無くす(離間させ
る)ような構成について説明したが、一部を拍車30を
無くしてしまうだけでは、拍車30と排紙ローラ28と
による搬送量力が低下してしまい、前記台紙Sの排紙を
円滑に適正に行うことが難しくなることがある。そこ
で、本実施例(第6実施例)においては、前記拍車30
を無くすことにより排紙動作が不十分になってしまう記
録装置の場合には、図6〜図8に示した中央部(CD−
Rと干渉する範囲)の拍車ホルダ54を取り除くととも
に、両側(CD−Rと干渉しない範囲)の拍車ホルダ5
4の拍車については、これをピンチローラ10のような
面接触になるローラに変更することにより、搬送力を増
加させるように構成される。
【0058】すなわち、第1実施例のように一部の拍車
ホルダ54を除去するだけでなく、一部の拍車ホルダを
除去した場合には、残りの拍車ホルダ(その一部でも良
い)もこれを除去するとともにこれらに代えてピンチロ
ーラホルダを拍車ステイ55に装着することによって、
前記拍車30を無くした後でも十分な搬送(排紙)を確
保できるように構成される。本実施例は、以上の点を除
くその他の部分では前述の実施例と実質上同じ構成を有
しており、従って、前述の実施例の場合と同様の効果を
奏するとともに、拍車ホルダ54の取り外し及び装着を
容易に実施することを可能とすることで、特殊な記録媒
体に記録する場合でも十分な搬送力を確保できるという
効果が得られる。
ホルダ54を除去するだけでなく、一部の拍車ホルダを
除去した場合には、残りの拍車ホルダ(その一部でも良
い)もこれを除去するとともにこれらに代えてピンチロ
ーラホルダを拍車ステイ55に装着することによって、
前記拍車30を無くした後でも十分な搬送(排紙)を確
保できるように構成される。本実施例は、以上の点を除
くその他の部分では前述の実施例と実質上同じ構成を有
しており、従って、前述の実施例の場合と同様の効果を
奏するとともに、拍車ホルダ54の取り外し及び装着を
容易に実施することを可能とすることで、特殊な記録媒
体に記録する場合でも十分な搬送力を確保できるという
効果が得られる。
【0059】図18は本発明を適用した記録装置の第6
実施例における第2の記録媒体搬送手段の要部構成を示
す模式的平面図であり、図19は図18中のDカット軸
を示す側面図及び断面図であり、図20は通常の記録媒
体に記録するときの図18の第2の記録媒体搬送手段の
状態を示す模式的正面図であり、図21は特殊な記録媒
体に記録するときの図18の第2の記録媒体搬送手段の
状態を示す模式的正面図である。次に、図18〜図21
を参照して、第6実施例の構成及び動作について説明す
る。すなわち、特殊な記録媒体に記録する際には、中央
部の拍車30を排紙ローラ28から退避させるととも
に、両側領域の拍車30については、点接触の拍車30
と排紙ローラ28の圧接状態から、面接触になる排紙従
動ローラ63と排紙ローラ28との圧接状態に自動的に
切換えるように構成されており、以下にその構成及び動
作について説明する。
実施例における第2の記録媒体搬送手段の要部構成を示
す模式的平面図であり、図19は図18中のDカット軸
を示す側面図及び断面図であり、図20は通常の記録媒
体に記録するときの図18の第2の記録媒体搬送手段の
状態を示す模式的正面図であり、図21は特殊な記録媒
体に記録するときの図18の第2の記録媒体搬送手段の
状態を示す模式的正面図である。次に、図18〜図21
を参照して、第6実施例の構成及び動作について説明す
る。すなわち、特殊な記録媒体に記録する際には、中央
部の拍車30を排紙ローラ28から退避させるととも
に、両側領域の拍車30については、点接触の拍車30
と排紙ローラ28の圧接状態から、面接触になる排紙従
動ローラ63と排紙ローラ28との圧接状態に自動的に
切換えるように構成されており、以下にその構成及び動
作について説明する。
【0060】図18の通常の記録媒体に記録する場合に
は、拍車ステイ55の各開口部55jに対応する位置に
拍車ホルダ支持部材56が装着されており、特殊な記録
媒体に記録する際に干渉(当接)することになる中央部
の拍車ホルダ支持部材56には、図20及び図21の中
央部に示すような拍車30だけが装着された拍車ホルダ
61が装着されている。この拍車ホルダ61は、図6〜
図8で説明したように拍車30のみを有するものであ
り、拍車ホルダ支持部材56に対しては図10〜図14
で説明した第2実施例の場合と同様の機構によって回動
可能に装着されている。ここで、前記拍車ホルダ61の
回動の規制は、拍車ステイ55に固定される弾性部材6
4で該拍車ホルダの先端部両側を弾性力で押圧すること
により行われている。
は、拍車ステイ55の各開口部55jに対応する位置に
拍車ホルダ支持部材56が装着されており、特殊な記録
媒体に記録する際に干渉(当接)することになる中央部
の拍車ホルダ支持部材56には、図20及び図21の中
央部に示すような拍車30だけが装着された拍車ホルダ
61が装着されている。この拍車ホルダ61は、図6〜
図8で説明したように拍車30のみを有するものであ
り、拍車ホルダ支持部材56に対しては図10〜図14
で説明した第2実施例の場合と同様の機構によって回動
可能に装着されている。ここで、前記拍車ホルダ61の
回動の規制は、拍車ステイ55に固定される弾性部材6
4で該拍車ホルダの先端部両側を弾性力で押圧すること
により行われている。
【0061】一方、特殊な記録媒体に記録する場合でも
干渉(当接)することのない両側の拍車ホルダ支持部材
56には、図20及び図21の両側部に示すような拍車
30と面接触になる排紙従動ローラ63とが適宜混在し
て装着された拍車ホルダ62が装着されている。この拍
車ホルダ62は、拍車30と排紙従動ローラ63とを有
するものであり、拍車ホルダ支持部材56に対しては図
10〜図14で説明した第2実施例の場合と同様の機構
によって回動可能に装着されている。ここで、前記拍車
ホルダ62の回動の規制は、拍車ステイ55に固定され
る弾性部材64及び65で該拍車ホルダの先端部両側を
弾性力で押圧することにより行われている。
干渉(当接)することのない両側の拍車ホルダ支持部材
56には、図20及び図21の両側部に示すような拍車
30と面接触になる排紙従動ローラ63とが適宜混在し
て装着された拍車ホルダ62が装着されている。この拍
車ホルダ62は、拍車30と排紙従動ローラ63とを有
するものであり、拍車ホルダ支持部材56に対しては図
10〜図14で説明した第2実施例の場合と同様の機構
によって回動可能に装着されている。ここで、前記拍車
ホルダ62の回動の規制は、拍車ステイ55に固定され
る弾性部材64及び65で該拍車ホルダの先端部両側を
弾性力で押圧することにより行われている。
【0062】前記拍車ホルダ61、62のそれぞれに
は、断面形状がD字状のDカット軸60が挿入される作
用部(図16中の作用部13bに相当)が設けられてい
る。前記Dカット軸60に形成されたDカット面は、図
19に示すように、前記拍車ホルダ61の作用部に対応
する部位と前記拍車ホルダ62の作用部に対応する部位
とで、互いに180度ずれた位置に形成されている。す
なわち、中央部の拍車ホルダ61の作用部に対応する部
位のDカット面が上側に位置しているときには、両側の
拍車ホルダ62の作用部に対応する部位のDカット面が
下側に位置しており、前記弾性部材64及び65による
図18中で紙面裏側へ向かう方向のバネ付勢力によっ
て、前記拍車ホルダ61及び前記拍車ホルダ62は図2
0に示すような状態となり、複数の拍車30は全て排紙
ローラ28に当接され、複数の排紙従動ローラ63は全
て排紙ローラ28から離間しており、通常の記録媒体に
記録する場合の状態に保持されている。
は、断面形状がD字状のDカット軸60が挿入される作
用部(図16中の作用部13bに相当)が設けられてい
る。前記Dカット軸60に形成されたDカット面は、図
19に示すように、前記拍車ホルダ61の作用部に対応
する部位と前記拍車ホルダ62の作用部に対応する部位
とで、互いに180度ずれた位置に形成されている。す
なわち、中央部の拍車ホルダ61の作用部に対応する部
位のDカット面が上側に位置しているときには、両側の
拍車ホルダ62の作用部に対応する部位のDカット面が
下側に位置しており、前記弾性部材64及び65による
図18中で紙面裏側へ向かう方向のバネ付勢力によっ
て、前記拍車ホルダ61及び前記拍車ホルダ62は図2
0に示すような状態となり、複数の拍車30は全て排紙
ローラ28に当接され、複数の排紙従動ローラ63は全
て排紙ローラ28から離間しており、通常の記録媒体に
記録する場合の状態に保持されている。
【0063】一方、前記Dカット軸60が図20の状態
から不図示の駆動源で180度回動すると、前記弾性部
材64及び65の付勢力の元で、前記拍車ホルダ61及
び拍車ホルダ62は図21の状態になり、中央部の拍車
ホルダ61に装着された拍車30は全て排紙ローラ28
から離間し、両側の拍車ホルダ62に装着された拍車3
0の排紙ローラ28への付勢力が図20の状態より増加
するとともに、該拍車ホルダ62に装着された排紙従動
ローラ63も排紙ローラ28に付勢された状態で当接す
ることなる。こうして、前記Dカット軸60を図20の
状態から180度回動することにより、CD−R等の特
殊な記録媒体に記録するための対応状態に変更される。
から不図示の駆動源で180度回動すると、前記弾性部
材64及び65の付勢力の元で、前記拍車ホルダ61及
び拍車ホルダ62は図21の状態になり、中央部の拍車
ホルダ61に装着された拍車30は全て排紙ローラ28
から離間し、両側の拍車ホルダ62に装着された拍車3
0の排紙ローラ28への付勢力が図20の状態より増加
するとともに、該拍車ホルダ62に装着された排紙従動
ローラ63も排紙ローラ28に付勢された状態で当接す
ることなる。こうして、前記Dカット軸60を図20の
状態から180度回動することにより、CD−R等の特
殊な記録媒体に記録するための対応状態に変更される。
【0064】図18〜図21で説明した第6実施例は、
以上説明した以外の点では前述の実施例(特に図10〜
図14の第2実施例)と実質上同じ構成を有しており、
従って、本実施例によれば、前述の実施例と同様の効果
が得られるとともに、特殊な記録媒体に記録する場合に
一部の回転体を搬送ローラから離間させる場合の搬送力
低下を確実に防止することができ、一層効率よく、通常
の種々な記録媒体を適正に搬送できる他に、CD−R等
の特殊な記録媒体を含む各種の形状構造の記録媒体をも
容易にかつ適正に搬送することができ、通常の記録媒体
とともに特殊な記録媒体も容易に記録することができる
記録装置が提供される。
以上説明した以外の点では前述の実施例(特に図10〜
図14の第2実施例)と実質上同じ構成を有しており、
従って、本実施例によれば、前述の実施例と同様の効果
が得られるとともに、特殊な記録媒体に記録する場合に
一部の回転体を搬送ローラから離間させる場合の搬送力
低下を確実に防止することができ、一層効率よく、通常
の種々な記録媒体を適正に搬送できる他に、CD−R等
の特殊な記録媒体を含む各種の形状構造の記録媒体をも
容易にかつ適正に搬送することができ、通常の記録媒体
とともに特殊な記録媒体も容易に記録することができる
記録装置が提供される。
【0065】以上説明した実施例に係る記録装置は、第
1の記録媒体搬送手段8と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の記録媒体搬送手
段によって搬送される記録媒体に記録を行う記録手段1
9と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流側で記録媒
体を排出する第2の記録媒体搬送手段27と、前記第2
の記録媒体搬送手段27の記録面側の複数個の下流側回
転体30の一部を前記記録媒体から離間させる離間手段
と、を有する構成となっている。
1の記録媒体搬送手段8と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の記録媒体搬送手
段によって搬送される記録媒体に記録を行う記録手段1
9と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流側で記録媒
体を排出する第2の記録媒体搬送手段27と、前記第2
の記録媒体搬送手段27の記録面側の複数個の下流側回
転体30の一部を前記記録媒体から離間させる離間手段
と、を有する構成となっている。
【0066】また、前記記録手段19を操作するための
開口部を有し、アクセスカバー51を開いて該開口部を
通して前記離間手段の操作を行なうように構成されてい
る。また、前記複数個の下流側回転体30の一部を保持
する下流側保持手段54を備え、該下流側保持手段は該
下流側回転体と対向する搬送ローラ28から離間する方
向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であり、前記
複数個の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間さ
せる操作は前記開口部からの操作によって前記着脱式保
持手段を取り外すことにより実施されるように構成され
ている。
開口部を有し、アクセスカバー51を開いて該開口部を
通して前記離間手段の操作を行なうように構成されてい
る。また、前記複数個の下流側回転体30の一部を保持
する下流側保持手段54を備え、該下流側保持手段は該
下流側回転体と対向する搬送ローラ28から離間する方
向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であり、前記
複数個の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間さ
せる操作は前記開口部からの操作によって前記着脱式保
持手段を取り外すことにより実施されるように構成され
ている。
【0067】さらに、記録媒体CD−Rが記録媒体保持
部材(台紙S)に装着された状態で搬送されていること
を検知する搬送状態検知手段(記録紙有無検知センサ)
を備え、前記離間手段は、前記搬送状態検知手段の検知
に基づいて、前記複数個の下流側回転体30のうちの前
記記録媒体と対向する領域に配置された回転体を該記録
媒体から離間させるように構成されており、また、記録
媒体の有無を検知する記録媒体有無検知手段を備え、前
記搬送状態検知手段の検知は該記録媒体有無検知手段の
信号を利用して行われるように構成されている。
部材(台紙S)に装着された状態で搬送されていること
を検知する搬送状態検知手段(記録紙有無検知センサ)
を備え、前記離間手段は、前記搬送状態検知手段の検知
に基づいて、前記複数個の下流側回転体30のうちの前
記記録媒体と対向する領域に配置された回転体を該記録
媒体から離間させるように構成されており、また、記録
媒体の有無を検知する記録媒体有無検知手段を備え、前
記搬送状態検知手段の検知は該記録媒体有無検知手段の
信号を利用して行われるように構成されている。
【0068】以上説明した実施例に係る記録装置は、第
1の記録媒体搬送手段8と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の記録媒体搬送手
段によって搬送される記録媒体に記録を行う記録手段1
9と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流側で記録媒
体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送手段27と、前
記第1の記録媒体搬送手段の記録面側の複数個の上流側
回転体10の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接解
除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複
数個の下流側回転体30の一部を前記記録媒体から離間
させる離間手段と、を備えた構成となっている。
1の記録媒体搬送手段8と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の記録媒体搬送手
段によって搬送される記録媒体に記録を行う記録手段1
9と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流側で記録媒
体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送手段27と、前
記第1の記録媒体搬送手段の記録面側の複数個の上流側
回転体10の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接解
除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複
数個の下流側回転体30の一部を前記記録媒体から離間
させる離間手段と、を備えた構成となっている。
【0069】また、前記複数個の上流側回転体10の一
部を保持する上流側保持手段13と、前記複数個の下流
側回転体30の一部を保持する下流側保持手段54と、
前記記録手段19を操作するための開口部と、を有し、
前記上流側保持手段13は前記上流側回転体10と対向
する搬送ローラ9から離間する方向に取り外すことが可
能な着脱式保持手段であり、前記下流側保持手段54は
前記下流側回転体30と対向する搬送ローラ28から離
間する方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であ
り、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作は前記開
口部を通して前記上流側保持手段及び前記下流側保持手
段を取り外すことにより実施されるように構成されてい
る。
部を保持する上流側保持手段13と、前記複数個の下流
側回転体30の一部を保持する下流側保持手段54と、
前記記録手段19を操作するための開口部と、を有し、
前記上流側保持手段13は前記上流側回転体10と対向
する搬送ローラ9から離間する方向に取り外すことが可
能な着脱式保持手段であり、前記下流側保持手段54は
前記下流側回転体30と対向する搬送ローラ28から離
間する方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であ
り、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作は前記開
口部を通して前記上流側保持手段及び前記下流側保持手
段を取り外すことにより実施されるように構成されてい
る。
【0070】その場合、前記圧接解除手段及び前記離間
手段は使用者からの指示により実施されるように構成し
てもよく、あるいは、記録媒体が記録媒体保持部材(台
紙S)に装着された状態で搬送されていることを検知す
る搬送状態検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検
知に基づいて前記上流側回転体10の圧接解除及び前記
下流側回転体30の離間が実施されるように構成しても
良い。さらに、記録媒体の有無を検知する記録媒体有無
検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記録
媒体有無検知手段の信号を利用して行われるように構成
しても良い。
手段は使用者からの指示により実施されるように構成し
てもよく、あるいは、記録媒体が記録媒体保持部材(台
紙S)に装着された状態で搬送されていることを検知す
る搬送状態検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検
知に基づいて前記上流側回転体10の圧接解除及び前記
下流側回転体30の離間が実施されるように構成しても
良い。さらに、記録媒体の有無を検知する記録媒体有無
検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記録
媒体有無検知手段の信号を利用して行われるように構成
しても良い。
【0071】以上説明した実施例に係る記録装置は、第
1の記録媒体搬送手段8と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録媒体搬送方向下流側で前記第1の記録媒体搬送
手段によって搬送される記録媒体に記録を行う記録手段
19と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流側で記録
媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送手段27と、
前記第1の記録媒体の記録面側の複数の上流側回転体1
0の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接解除手段
と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複数の下
流側回転体30の一部を前記記録媒体から離間させる離
間手段と、前記圧接解除後に前記記録媒体の搬送量を変
更する(増大させる)搬送量変更制御手段と、を有する
ように構成されている。
1の記録媒体搬送手段8と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録媒体搬送方向下流側で前記第1の記録媒体搬送
手段によって搬送される記録媒体に記録を行う記録手段
19と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流側で記録
媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送手段27と、
前記第1の記録媒体の記録面側の複数の上流側回転体1
0の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接解除手段
と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複数の下
流側回転体30の一部を前記記録媒体から離間させる離
間手段と、前記圧接解除後に前記記録媒体の搬送量を変
更する(増大させる)搬送量変更制御手段と、を有する
ように構成されている。
【0072】そのための構成として、搬送モータのステ
ップ数を変更(増大)させる構成、あるいは、前記複数
の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させると
共に、該複数の下流側回転体の該一部以外の回転体を他
の回転体に変更する回転体変更手段を有する構成とする
ことにより、前記記録媒体の搬送量の変更が行われてい
る。その場合、変更される回転体を保持する下流側保持
手段(両側の拍車ホルダ62)を有し、該下流側保持手
段は前記変更される回転体(拍車30、排紙従動ローラ
63)と対向する搬送ローラ28から離間する方向に取
り外すことが可能な着脱式保持手段であり、記録装置の
開口部からの操作は、前記下流側保持手段を取り外し、
前記下流側回転体を交換した後再び前記下流側保持手段
を装着することにより実施される構成、あるいは、記録
媒体が記録媒体保持部材(台紙S)に装着された状態で
搬送されていることを検知する搬送状態検知手段(孔S
a等)を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づいて
前記回転体変更手段(Dカット軸60等)が操作される
構成が採られている。
ップ数を変更(増大)させる構成、あるいは、前記複数
の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させると
共に、該複数の下流側回転体の該一部以外の回転体を他
の回転体に変更する回転体変更手段を有する構成とする
ことにより、前記記録媒体の搬送量の変更が行われてい
る。その場合、変更される回転体を保持する下流側保持
手段(両側の拍車ホルダ62)を有し、該下流側保持手
段は前記変更される回転体(拍車30、排紙従動ローラ
63)と対向する搬送ローラ28から離間する方向に取
り外すことが可能な着脱式保持手段であり、記録装置の
開口部からの操作は、前記下流側保持手段を取り外し、
前記下流側回転体を交換した後再び前記下流側保持手段
を装着することにより実施される構成、あるいは、記録
媒体が記録媒体保持部材(台紙S)に装着された状態で
搬送されていることを検知する搬送状態検知手段(孔S
a等)を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づいて
前記回転体変更手段(Dカット軸60等)が操作される
構成が採られている。
【0073】また、本発明による記録装置においては、
通常の記録媒体の他に厚さの異なる特殊な記録媒体に記
録することがあるため、前記記録媒体と前記記録手段と
の距離を可変にする距離可変手段を備え、前記離間手段
の操作あるいは前記離間手段及び前記圧接解除手段の操
作を行う際、必要に応じて、前記距離可変手段の操作に
より記録媒体と記録手段との距離が適切に保たれる位置
で記録が行われるように操作(制御)することが好まし
い。
通常の記録媒体の他に厚さの異なる特殊な記録媒体に記
録することがあるため、前記記録媒体と前記記録手段と
の距離を可変にする距離可変手段を備え、前記離間手段
の操作あるいは前記離間手段及び前記圧接解除手段の操
作を行う際、必要に応じて、前記距離可変手段の操作に
より記録媒体と記録手段との距離が適切に保たれる位置
で記録が行われるように操作(制御)することが好まし
い。
【0074】なお、以上の実施例では、記録装置がイン
クジェット記録装置である場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、液体インクの他に、インクリボン等を使
用するワイヤドット式、感熱式、レーザービーム式の記
録装置など、他の記録方式を用いる記録装置に対しても
同様に適用することができ、同様の作用効果を達成する
できるものである。また、本発明は、単色記録を行う記
録装置、1個または複数個の記録ヘッドを用いて複数の
異なる色で記録するカラー記録装置、同一色彩で異なる
濃度の複数濃度で記録する階調記録装置、さらには、こ
れらを組み合わせた記録装置などの場合にも、同様に適
用することができ、同様の効果を達成しうるものであ
る。
クジェット記録装置である場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、液体インクの他に、インクリボン等を使
用するワイヤドット式、感熱式、レーザービーム式の記
録装置など、他の記録方式を用いる記録装置に対しても
同様に適用することができ、同様の作用効果を達成する
できるものである。また、本発明は、単色記録を行う記
録装置、1個または複数個の記録ヘッドを用いて複数の
異なる色で記録するカラー記録装置、同一色彩で異なる
濃度の複数濃度で記録する階調記録装置、さらには、こ
れらを組み合わせた記録装置などの場合にも、同様に適
用することができ、同様の効果を達成しうるものであ
る。
【0075】また、以上の実施例では、記録手段として
の記録ヘッドを主走査方向に移動させながら記録するシ
リアル型記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発
明は、記録媒体の全幅または一部をカバーする長さのラ
インタイプの記録ヘッドを用いて副走査のみで記録する
ライン記録方式(ライン型記録装置)の場合にも、同様
に適用することができ、同様の効果を達成し得るもので
ある。また、本発明は、液体インクを用いて記録するイ
ンクジェット記録装置の場合、記録ヘッドとインクタン
クを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用いる
構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間を
インク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘ
ッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同
様に適用することができ、同様の効果が得られるもので
ある。
の記録ヘッドを主走査方向に移動させながら記録するシ
リアル型記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発
明は、記録媒体の全幅または一部をカバーする長さのラ
インタイプの記録ヘッドを用いて副走査のみで記録する
ライン記録方式(ライン型記録装置)の場合にも、同様
に適用することができ、同様の効果を達成し得るもので
ある。また、本発明は、液体インクを用いて記録するイ
ンクジェット記録装置の場合、記録ヘッドとインクタン
クを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用いる
構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間を
インク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘ
ッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同
様に適用することができ、同様の効果が得られるもので
ある。
【0076】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中で
も、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記
録手段を使用するインクジェット記録装置において優れ
た効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記
録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中で
も、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記
録手段を使用するインクジェット記録装置において優れ
た効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記
録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、第1の記録媒体搬送手段と、前記第
1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第
1の記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に記
録を行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送方向
下流側で記録媒体を排出する第2の記録媒体搬送手段
と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複数個の
下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる離間
手段と、を有する構成としたので、通常の種々な記録媒
体を適正に搬送できる他に、複数個の下流側回転体の一
部を記録媒体から離間させることで、CD−R等の特殊
な記録媒体を含む各種の形状構造の記録媒体をも容易に
かつ適正に搬送することができ、通常の記録媒体ととも
に特殊な記録媒体も容易に記録することができる記録装
置が提供される。
1の発明によれば、第1の記録媒体搬送手段と、前記第
1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第
1の記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に記
録を行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送方向
下流側で記録媒体を排出する第2の記録媒体搬送手段
と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複数個の
下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる離間
手段と、を有する構成としたので、通常の種々な記録媒
体を適正に搬送できる他に、複数個の下流側回転体の一
部を記録媒体から離間させることで、CD−R等の特殊
な記録媒体を含む各種の形状構造の記録媒体をも容易に
かつ適正に搬送することができ、通常の記録媒体ととも
に特殊な記録媒体も容易に記録することができる記録装
置が提供される。
【0078】請求項7の発明によれば、第1の記録媒体
搬送手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬
送方向下流側で該第1の記録媒体搬送手段によって搬送
される記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段
の記録媒体搬送方向下流側で記録媒体を機外へ排出する
第2の記録媒体搬送手段と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録面側の複数個の上流側回転体の一部の記録媒体
への圧接を解除する圧接解除手段と、前記第2の記録媒
体搬送手段の記録面側の複数個の下流側回転体の一部を
前記記録媒体から離間させる離間手段と、を備えた構成
としたので、通常の種々な記録媒体を適正に搬送できる
他に、複数の上流側回転体の一部及び/又は複数の下流
側回転体の一部を記録媒体から離間させることで、CD
−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形状構造の記録媒
体をも容易にかつ適正に搬送することができ、通常の記
録媒体とともに特殊な記録媒体も容易に記録することが
できる記録装置が提供される。
搬送手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録媒体搬
送方向下流側で該第1の記録媒体搬送手段によって搬送
される記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段
の記録媒体搬送方向下流側で記録媒体を機外へ排出する
第2の記録媒体搬送手段と、前記第1の記録媒体搬送手
段の記録面側の複数個の上流側回転体の一部の記録媒体
への圧接を解除する圧接解除手段と、前記第2の記録媒
体搬送手段の記録面側の複数個の下流側回転体の一部を
前記記録媒体から離間させる離間手段と、を備えた構成
としたので、通常の種々な記録媒体を適正に搬送できる
他に、複数の上流側回転体の一部及び/又は複数の下流
側回転体の一部を記録媒体から離間させることで、CD
−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形状構造の記録媒
体をも容易にかつ適正に搬送することができ、通常の記
録媒体とともに特殊な記録媒体も容易に記録することが
できる記録装置が提供される。
【0079】請求項12の発明によれば、第1の記録媒
体搬送手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録媒体
搬送方向下流側で前記第1の記録媒体搬送手段によって
搬送される記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録
手段の記録媒体搬送方向下流側で記録媒体を機外へ排出
する第2の記録媒体搬送手段と、前記第1の記録媒体の
記録面側の複数の上流側回転体の一部の記録媒体への圧
接を解除する圧接解除手段と、前記第2の記録媒体搬送
手段の記録面側の複数の下流側回転体の一部を前記記録
媒体から離間させる離間手段と、前記圧接解除後に前記
記録媒体の搬送量を変更する搬送量変更制御手段と、を
有する構成としたので、通常の種々な記録媒体を適正に
搬送できる他に、複数の上流側回転体の一部及び/又は
複数の下流側回転体の一部を記録媒体から離間させるこ
とで、CD−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形状構
造の記録媒体をも容易にかつ適正に搬送することがで
き、通常の記録媒体とともに特殊な記録媒体も容易に記
録することができる記録装置が提供される。
体搬送手段と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録媒体
搬送方向下流側で前記第1の記録媒体搬送手段によって
搬送される記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録
手段の記録媒体搬送方向下流側で記録媒体を機外へ排出
する第2の記録媒体搬送手段と、前記第1の記録媒体の
記録面側の複数の上流側回転体の一部の記録媒体への圧
接を解除する圧接解除手段と、前記第2の記録媒体搬送
手段の記録面側の複数の下流側回転体の一部を前記記録
媒体から離間させる離間手段と、前記圧接解除後に前記
記録媒体の搬送量を変更する搬送量変更制御手段と、を
有する構成としたので、通常の種々な記録媒体を適正に
搬送できる他に、複数の上流側回転体の一部及び/又は
複数の下流側回転体の一部を記録媒体から離間させるこ
とで、CD−R等の特殊な記録媒体を含む各種の形状構
造の記録媒体をも容易にかつ適正に搬送することがで
き、通常の記録媒体とともに特殊な記録媒体も容易に記
録することができる記録装置が提供される。
【図1】本発明を適用した記録装置の第1実施例を模式
的に示す外観斜視図である。
的に示す外観斜視図である。
【図2】本発明を適用した記録装置の第1実施例の構成
を示す模式的斜視図である。
を示す模式的斜視図である。
【図3】図2の記録装置の記録部周辺を模式的に示す部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図4】図2中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
的に示す部分斜視図である。
【図5】本発明を適用した記録装置の第1実施例におけ
る第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイを示す模式的部
分平面図である。
る第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイを示す模式的部
分平面図である。
【図6】本発明を適用した記録装置の第1実施例におけ
る第2の記録媒体搬送手段の拍車ホルダ及び拍車を示す
模式的平面図である。
る第2の記録媒体搬送手段の拍車ホルダ及び拍車を示す
模式的平面図である。
【図7】図6中の線7−7から見た拍車ホルダ及び拍車
の模式的側面図である。
の模式的側面図である。
【図8】図6中の線8−8から見た拍車ホルダ及び拍車
の模式的正面図である。
の模式的正面図である。
【図9】特殊な記録媒体としての台紙Sに装着されたC
D−Rと第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイとの位置
関係を例示する模式的平面図である。
D−Rと第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイとの位置
関係を例示する模式的平面図である。
【図10】本発明を適用した記録装置の第2実施例にお
ける第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイに拍車ホルダ
支持部材を介して拍車ホルダ(1個のみを示す)を取り
付けた状態を示す模式的平面図である。
ける第2の記録媒体搬送手段の拍車ステイに拍車ホルダ
支持部材を介して拍車ホルダ(1個のみを示す)を取り
付けた状態を示す模式的平面図である。
【図11】図10中の拍車ホルダ支持部材を示す模式的
斜視図である。
斜視図である。
【図12】図10中の拍車ホルダを示す模式的斜視図で
ある。
ある。
【図13】拍車が通常の記録媒体を搬送可能な位置(排
紙ローラに当接する位置)にあるときの拍車ホルダの状
態を示す模式的側面図である。
紙ローラに当接する位置)にあるときの拍車ホルダの状
態を示す模式的側面図である。
【図14】拍車が排紙ローラから離間した位置にあると
きの拍車ホルダの状態を示す模式的側面図である。
きの拍車ホルダの状態を示す模式的側面図である。
【図15】本発明を適用した記録装置の第3実施例にお
ける特殊な記録媒体としてのCD−Rの台紙を示す模式
的平面図である。
ける特殊な記録媒体としてのCD−Rの台紙を示す模式
的平面図である。
【図16】本発明を適用した記録装置の第4実施例にお
ける第1の記録媒体搬送手段で上流側回転体が搬送ロー
ラに圧接された状態を示す模式的側面図である。
ける第1の記録媒体搬送手段で上流側回転体が搬送ロー
ラに圧接された状態を示す模式的側面図である。
【図17】図16の第1の記録媒体搬送手段で上流側回
転体の搬送ローラに対する圧接を解除した状態を示す模
式的側面図である。
転体の搬送ローラに対する圧接を解除した状態を示す模
式的側面図である。
【図18】本発明を適用した記録装置の第6実施例にお
ける第2の記録媒体搬送手段の要部構成を示す模式的平
面図である。
ける第2の記録媒体搬送手段の要部構成を示す模式的平
面図である。
【図19】図18中のDカット軸を示す側面図及び断面
図である。
図である。
【図20】通常の記録媒体に記録するときの図18の第
2の記録媒体搬送手段の状態を示す模式的正面図であ
る。
2の記録媒体搬送手段の状態を示す模式的正面図であ
る。
【図21】特殊な記録媒体に記録するときの図18の第
2の記録媒体搬送手段の状態を示す模式的正面図であ
る。
2の記録媒体搬送手段の状態を示す模式的正面図であ
る。
1 上ケース 2 下ケース 3 給紙部 4 給紙ローラ 8 搬送部 9 搬送ローラ(第1の記録媒体搬送手段) 10 上流側回転体(ピンチローラ) 11 プラテン 12 プラテン 13 上流側保持手段(ピンチローラホルダ) 13a 回転軸 13b 作用部 14 ピンチローラバネ 16 搬送ローラギア 17 中間ギア 18 搬送モータ 19 記録手段(記録ヘッド) 20 記録部 21 キャリッジ 22 ガイド軸 23 ガイド 24 キャリッジモータ 25 タイミングベルト 26 アイドルプーリ 27 排紙部 28 排紙ローラ(第2の記録媒体搬送手段の搬送
ローラ) 29 バネ軸 30 下流側回転体(拍車) 31 排紙トレイ 38 フレーム 40 排紙ローラギア 51 アクセスカバー 52 紙間レバー 53 ピンチローラステイ 54 下流側保持手段(拍車ホルダ) 55 拍車ステイ 55j 開口部 56 拍車ホルダ支持部材 57 弾性部材 58 Dカット軸 59 Dカット軸 60 Dカット軸 61 拍車ホルダ 62 拍車ホルダ 63 排紙従動ローラ 81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体 P 記録媒体(記録シート) S 台紙 Sa 孔(又は開口)
ローラ) 29 バネ軸 30 下流側回転体(拍車) 31 排紙トレイ 38 フレーム 40 排紙ローラギア 51 アクセスカバー 52 紙間レバー 53 ピンチローラステイ 54 下流側保持手段(拍車ホルダ) 55 拍車ステイ 55j 開口部 56 拍車ホルダ支持部材 57 弾性部材 58 Dカット軸 59 Dカット軸 60 Dカット軸 61 拍車ホルダ 62 拍車ホルダ 63 排紙従動ローラ 81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体 P 記録媒体(記録シート) S 台紙 Sa 孔(又は開口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 5/06 B65H 5/06 H 3F049 7/02 B41J 3/00 F 7/02 3/04 101Z Fターム(参考) 2C056 EB13 EB45 EC12 EC28 FA03 FA10 FB01 HA27 HA29 HA34 2C059 CC03 CC06 2C061 AP02 AP03 AP04 AP07 AQ01 AQ04 AQ05 AQ06 AR01 AS11 HJ03 HJ04 HK06 2C062 RA01 3F048 AA05 AB01 AB05 BA05 BB03 CA06 CC02 DA06 DC00 EB24 3F049 AA10 CA02 CA31 DA12 DA19 EA29 LA07 LB03 LB07
Claims (27)
- 【請求項1】 第1の記録媒体搬送手段と、前記第1の
記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の
記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に記録を
行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流
側で記録媒体を排出する第2の記録媒体搬送手段と、前
記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複数個の下流側
回転体の一部を前記記録媒体から離間させる離間手段
と、を有することを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記記録手段を操作するための開口部を
有し、該開口部を通して前記離間手段の操作を行なうこ
とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記複数個の下流側回転体の一部を保持
する下流側保持手段を備え、該下流側保持手段は該下流
側回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り
外すことが可能な着脱式保持手段であり、前記複数個の
下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる操作
は前記開口部からの操作によって前記着脱式保持手段を
取り外すことにより実施されることを特徴とする請求項
2に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記離間手段の操作は使用者からの指示
により実施されることを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載の記録装置。 - 【請求項5】 記録媒体が記録媒体保持部材に装着され
た状態で搬送されていることを検知する搬送状態検知手
段を備え、前記離間手段は、前記搬送状態検知手段の検
知に基づいて、前記複数個の下流側回転体のうちの前記
記録媒体と対向する領域に配置された回転体を該記録媒
体から離間させることを特徴とする請求項1に記載の記
録装置。 - 【請求項6】 記録媒体の有無を検知する記録媒体有無
検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記録
媒体有無検知手段の信号を利用して行われることを特徴
とする請求項5に記載の記録装置。 - 【請求項7】 第1の記録媒体搬送手段と、前記第1の
記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で該第1の
記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に記録を
行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送方向下流
側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送手段
と、前記第1の記録媒体搬送手段の記録面側の複数個の
上流側回転体の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接
解除手段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の
複数個の下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間さ
せる離間手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項8】 前記複数個の上流側回転体の一部を保持
する上流側保持手段と、前記複数個の下流側回転体の一
部を保持する下流側保持手段と、前記記録手段を操作す
るための開口部と、を有し、前記上流側保持手段は前記
上流側回転体と対向する搬送ローラから離間する方向に
取り外すことが可能な着脱式保持手段であり、前記下流
側保持手段は前記下流側回転体と対向する搬送ローラか
ら離間する方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段
であり、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作は前
記開口部を通して前記上流側保持手段及び前記下流側保
持手段を取り外すことにより実施されることを特徴とす
る請求項7に記載の記録装置。 - 【請求項9】 前記圧接解除手段及び前記離間手段は使
用者からの指示により実施されることを特徴とする請求
項7又は8に記載の記録装置。 - 【請求項10】 記録媒体が記録媒体保持部材に装着さ
れた状態で搬送されていることを検知する搬送状態検知
手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づいて前
記上流側回転体の圧接解除及び前記下流側回転体の離間
が実施されることを特徴とする請求項7に記載の記録装
置。 - 【請求項11】 記録媒体の有無を検知する記録媒体有
無検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記
録媒体有無検知手段の信号を利用して行われることを特
徴とする請求項10に記載の記録装置。 - 【請求項12】 第1の記録媒体搬送手段と、前記第1
の記録媒体搬送手段の記録媒体搬送方向下流側で前記第
1の記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に記
録を行う記録手段と、前記記録手段の記録媒体搬送方向
下流側で記録媒体を機外へ排出する第2の記録媒体搬送
手段と、前記第1の記録媒体の記録面側の複数の上流側
回転体の一部の記録媒体への圧接を解除する圧接解除手
段と、前記第2の記録媒体搬送手段の記録面側の複数の
下流側回転体の一部を前記記録媒体から離間させる離間
手段と、前記圧接解除後に前記記録媒体の搬送量を変更
する搬送量変更制御手段と、を有することを特徴とする
記録装置。 - 【請求項13】 前記記録手段を操作するための開口部
を有し、前記圧接解除手段及び前記離間手段の操作は該
開口部からの操作により実施されることを特徴とする請
求項12に記載の記録装置。 - 【請求項14】 前記複数の上流側回転体の一部を保持
する上流側保持手段と、前記複数の下流側回転体の一部
を保持する下流側保持手段とを備え、前記上流側保持手
段は前記上流側回転体と対向する搬送ローラから離間す
る方向に取り外すことが可能な着脱式保持手段であり、
前記下流側保持手段は前記下流側回転体と対向する搬送
ローラから離間する方向に取り外すことが可能な着脱式
保持手段であり、前記開口部からの操作は前記上流側保
持手段及び前記下流側保持手段を取り外すことにより実
施されることを特徴とする請求項13に記載の記録装
置。 - 【請求項15】 前記圧接解除手段及び前記離間手段の
操作は使用者からの指示により実施されることを特徴と
する請求項12〜14のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項16】 記録媒体が記録媒体保持部材に装着さ
れた状態で搬送されていることを検知する搬送状態検知
手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づいて前
記上流側回転体の圧接解除及び前記下流側回転体の離間
が実施されることを特徴とする請求項12に記載の記録
装置。 - 【請求項17】 記録媒体の有無を検知する記録媒体有
無検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記
録媒体有無検知手段の信号を利用して行われることを特
徴とする請求項16に記載の記録装置。 - 【請求項18】 前記複数の下流側回転体の一部を前記
記録媒体から離間させると共に、該複数の下流側回転体
の該一部以外の回転体を他の回転体に変更する回転体変
更手段を有することを特徴とする請求項12に記載の記
録装置。 - 【請求項19】 前記記録手段を操作するための開口部
を有し、前記回転体変更手段の操作は該開口部からの操
作により実施されることを特徴とする請求項18に記載
の記録装置。 - 【請求項20】 変更される回転体を保持する下流側保
持手段を有し、該下流側保持手段は前記変更される回転
体と対向する搬送ローラから離間する方向に取り外すこ
とが可能な着脱式保持手段であり、前記開口部からの操
作は、前記下流側保持手段を取り外し、前記下流側回転
体を交換した後再び前記下流側保持手段を装着すること
により実施されることを特徴とする請求項19に記載の
記録装置。 - 【請求項21】 前記回転体変更手段は使用者からの指
示により操作されることを特徴とする請求項18に記載
の記録装置。 - 【請求項22】 記録媒体が記録媒体保持部材に装着さ
れた状態で搬送されていることを検知する搬送状態検知
手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知に基づいて前
記回転体変更手段が操作されることを特徴とする請求項
18に記載の記録装置。 - 【請求項23】 記録媒体の有無を検知する記録媒体有
無検知手段を備え、前記搬送状態検知手段の検知は該記
録媒体有無検知手段の信号を利用して行われることを特
徴とする請求項22に記載の記録装置。 - 【請求項24】 前記記録媒体と前記記録手段との距離
を可変にする距離可変手段を備え、前記離間手段の操作
あるいは前記離間手段及び前記圧接解除手段の操作を行
う際、前記距離可変手段の操作により記録媒体と記録手
段との距離が適切に保たれる位置で記録が行われること
を特徴とする請求項1〜23のいずれかに記載の記録装
置。 - 【請求項25】 前記記録手段はインクを吐出して記録
を行うインクジェット記録手段であることを特徴とする
請求項1〜24のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項26】 前記インクジェット記録手段はインク
を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電
気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項25に
記載の記録装置。 - 【請求項27】 前記インクジェット記録手段は、前
記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに
生じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出するこ
とを特徴とする請求項26に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001116471A JP2002308493A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 記録装置 |
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JP2001116471A JP2002308493A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 記録装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2002308493A true JP2002308493A (ja) | 2002-10-23 |
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ID=18967203
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001116471A Pending JP2002308493A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 記録装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002308493A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2001-04-16 JP JP2001116471A patent/JP2002308493A/ja active Pending
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