JP2002307824A - インクジェット印刷用記録シート - Google Patents

インクジェット印刷用記録シート

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JP2002307824A JP2002031948A JP2002031948A JP2002307824A JP 2002307824 A JP2002307824 A JP 2002307824A JP 2002031948 A JP2002031948 A JP 2002031948A JP 2002031948 A JP2002031948 A JP 2002031948A JP 2002307824 A JP2002307824 A JP 2002307824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された光安定性、及び環境空気と接触す
るときに改良された保存安定性をもつナノ多孔性無機酸
化物又は酸化物/水酸化物を含有する記録シートを提供
する。 【解決手段】 バインダー及び少なくとも1のナノ多孔
性無機酸化物を含有する少なくとも1のインク受容層を
もつインクジェット印刷用記録シートであり、該記録シ
ートが銅塩を含むことを特徴とするインクジェット印刷
用記録シートを見出した。 【効果】 インクジェット印刷用記録シートの光安定性
を増加させ且つ汚染された環境空気との接触における保
存安定性を増加させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナノ多孔性無機酸化
物又は酸化物/水酸化物を含有する、インクジェット印
刷で使用される記録シート用の新規な安定剤に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷処理には、主に連続
流(continuous stream)及び要求滴下(drop-on-demand)
の二つのタイプがある。
【0003】連続流インクジェット印刷システムでは、
連続インク流が圧力下ノズルを通して噴出される。この
流れはノズルからの一定の距離で小滴に粉砕される。も
し記録シート上の特定の位置が印刷されるべきであるの
ならば、個々の小滴は記録シートに向けられ、さもなけ
ればこれらの小滴は溝に向けられる。これは、例えばデ
ジタルデータ信号に従って不必要な小滴を荷電し且つこ
れらの小滴を溝へ向けるためにこれらの軌道を調節する
静電気電場を通過させることによって、行われる。荷電
していない小滴を溝へ向ける反転の方法もまた使用され
得る。
【0004】非連続方法又は「要求滴下」と呼ばれるシ
ステムでは、小滴が記録シート上へ配置されるべきであ
るときにのみ、デジタルデータ信号に従って小滴が発生
される。
【0005】現代のインクジェットプリンターの印刷速
度は経済的理由で常に増大している。従って、これらの
プリンターに適する記録シートはインクを極めて迅速に
吸収することを必要とする。ナノ多孔性(nanoporous)
無機酸化物を含有する記録シートが特に適切である。
【0006】今日入手し得るその様な記録シートは必要
な要求の全てを満たすものではない。特に、これらの記
録シートに印刷されたイメージの光安定性及び保存安定
性が改良されなければならない。これらのイメージは、
二酸化硫黄を通常含有する環境空気と接触するとき、特
に夏期にオゾン又は酸化窒素等の光化学的に発生した不
純物と接触するとき特に不安定である。このイメージは
環境空気と接触すると、短時間に強く変化を受け、又は
破壊すらされ得る。これらの現象は、例えば、ハードコ
ピー サプライズ ジャーナル(Hardcopy Supplies Jo
urnal)、6(7)、35(2000)に記載されてい
る。
【0007】特許出願EP0373573号明細書に
は、ポリヒドロキシベンゼンの誘導体がインクジェット
印刷の記録シート用の安定剤として提案されている。
【0008】特許出願EP0534634号明細書に
は、印刷イメージの水堅ろう度を改良するためにインク
ジェット印刷用の記録シート上へ少なくとも二価金属陽
イオンを含有する塩溶液の付着が記載されている。銅塩
としてCuCl2 、CuBr2、Cu(NO32 、C
u(ClO32 及びCu(C2322 が明確に
述べられている。特表平1−301359号明細書は、
印刷イメージの光安定性を改良するために、有機スルホ
ン酸塩又は有機硫酸塩をモノカルボン酸の銅又はニッケ
ル塩と合体してインクジェット印刷用の記録シートに付
着することを記載している。銅塩、蟻酸銅及び酢酸銅、
が明確に述べられている。
【0009】特許出願GB2088777号明細書に
は、フェノール及びビスフェノールの誘導体がナノ多孔
性無機酸化物又は酸化物/水酸化物を含有する記録シー
トの安定性を改良するために提案されている。
【0010】特許出願EP0685345号明細書に
は、ジチオカルバメート、チオシアネート、チウラム又
は立体障害アミンの、ナノ多孔性無機酸化物又は酸化物
/水酸化物を含有する記録シートへの添加がこれらの記
録シートの安定性を改良するために提案されている。
【0011】特許出願WO00/37574号明細書
は、印刷イメージの光安定性を改良するために、銅、ニ
ッケル、コバルト又はマンガンの少なくとも4炭素原子
をもつカルボン酸の二価塩の、インクジェット印刷用イ
ンク並びに記録シートへの添加を記載している。表4の
実施例では、グルコン酸銅が5nmより小さいサイズの
シュードベーマイト(pseudo-boehmite)粒子及びスチレ
ン−アクリル酸コポリマーを含有するコーテング組成物
に添加される。このコーテング組成物は次いで透明のポ
リエチレンテレフタレートフィルム上へ塗布される。そ
のような記録シートに印刷されたイメージの安定性に関
する結果は何も示されていない。
【0012】これらの提案された全ての添加物は、ナノ
多孔性無機酸化物又は酸化物/水酸化物を含有するイン
クジェット印刷用の記録シートの水堅ろう度及び光安定
性を増加させる。しかしながら、これらは、汚染された
環境空気と接触するとき、記録シートの安定性を増加し
ないか又は僅かに増加するにすぎない。特許出願EP0
0810941.5号明細書は、記録シートが汚染環境
空気と接触しているとき、印刷イメージの安定性を増加
させるために、非置換又は置換1,3−シクロヘキサン
ジオンの、ナノ多孔性無機酸化物又は酸化物/水酸化物
を含有するインクジェット印刷用記録シートへの添加を
記載している。
【0013】しかしながら、ここで提案されている添加
物は、記録シートが汚染環境空気と接触しているとき、
ナノ多孔性無機酸化物又は酸化物/水酸化物を含有する
インクジェット印刷用の記録シートの安定性を十分に増
加させない。
【0014】ナノ多孔性無機酸化物又は酸化物/水酸化
物を含有するそのような記録シート用の安定化剤は十分
に溶解すること及び主な水性コーティング組成物の他の
成分と十分に相溶性であることを必要とする。これらは
無色であることを必要とし又は僅かに着色されることは
許される。さらに、これらの添加物は、記録シート又は
その上に印刷されたイメージが長時間に渡って保存又は
貯蔵されるとき、安定であることが必要であり、これら
が黄変すること又は不活性になることは許されない。さ
らに、これらは非毒性であり且つ無臭であることが必要
である。
【0015】従って、インク吸収容量に加えて、ナノ多
孔性無機酸化物又は酸化物/水酸化物を含有する記録シ
ートがオゾン、酸化窒素又は二酸化硫黄等の不純物を含
有する環境空気と接触するとき、この記録シートのイメ
ージ品質、水堅牢度、光安定性等、特に保存安定性を改
良する必要性がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、記録
されたイメージが反射光及び透過光の両者によって観察
することができ且つ少なくとも1のインク受容層を塗布
した支持体からなる記録シートであって、環境空気と接
触するときに改良された保存安定性をもつナノ多孔性無
機酸化物又は酸化物/水酸化物を含有する記録シートを
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明はバインダー及び
少なくとも1のナノ多孔性無機酸化物を含有する少なく
とも1のインク受容層からなるインクジェット印刷用記
録シートであり、該記録シートが銅塩を含有することを
特徴とするインクジェット印刷用記録シートである。本
発明者等は、銅塩の添加がナノ多孔性無機酸化物又は酸
化物/水酸化物を含有するインクジェット印刷用記録シ
ートの光安定性を増加させるだけでなく、驚くべきこと
に汚染された環境空気との接触において保存安定性をも
また増加させることを見出した。本発明の記録シート上
に印刷されたイメージは、オゾン、酸化窒素又は二酸化
硫黄等の不純物を含有する環境空気と接触するとき、そ
のような添加物を含有しない記録シート上に印刷された
イメージに比べて、着色及び/又は染色損失の変化がか
なり少ない。
【0018】本発明によるインクジェット印刷用記録シ
ートは塗布層中に、ナノ多孔性無機酸化物又は酸化物/
水酸化物および銅塩のほかに、1以上のバインダーを含
有する。銅塩はナノ多孔性無機酸化物又は酸化物/水酸
化物を含有するインク受容層中に又は記録シートの他の
層中に組み入れられ得る。
【0019】一価銅、特にCuCl、の塩は特に有効で
ある。好都合には、非置換又は置換1,3−シクロヘキ
サンジオンが一価又は二価銅塩に加えて記録シート中に
組み入れられる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明はインク受容層中に少なく
とも1のナノ多孔性無機酸化物又は酸化物/水酸化物お
よびバインダーのほかに銅塩を含む1以上の層を記録シ
ート上に塗布した支持体からなるインクジェット印刷用
記録シートを記載する。ナノ多孔性無機酸化物又は酸化
物/水酸化物および銅塩は同一の又は異なる層中に含有
される。
【0021】適切な二価銅塩の例は塩化銅(II)、硫
酸銅(II)、硝酸銅(II)及び過塩素酸銅(II)
である。
【0022】塩化銅(I)、臭化銅(I)及び亜硫酸銅
(I)一水和物等の一価銅の塩が特に有効である。
【0023】そのような記録シートは上記の1以上の化
合物を含有する。これらの量はこれらの化合物の1mg
/m2 〜1000mg/m2 、好ましくは10mg/m
2 〜600mg/m2 である。
【0024】銅塩に加えて、ヨーロッパ特許出願第00
810941,5号明細書に記載されている、式Ia
(ジケト形)及び(エノール形)の化合物がナノ多孔性
無機酸化物又は酸化物/水酸化物を含有するインクジェ
ット印刷用記録シートに組み入れられるならば、特に好
ましい。
【0025】
【化2】
【0026】式Ib(エノール形)中、Mは水素陽イオ
ン、Li、Na又はK等の金属陽イオン、トリエタノー
ルアミン陽イオン又はそれぞれ1〜18炭素原子をもつ
1以上のアルキル又は置換アルキル基によって任意に置
換されているアンモニウム陽イオンを表し、R1 は水
素、1〜12炭素原子をもつアルキル又は2〜6炭素原
子をもつ置換アルキルを表し、ここで置換基はCN、C
OOH、OH及びCOOR4 (式中、R 4 は1〜12炭
素原子をもつアルキルを表す)からなる群から選ばれ、
そしてR2 、R3 は独立して水素、1〜6炭素原子をも
つアルキル又は2〜6炭素原子をもつ置換アルキルを表
し、ここで置換基はCN、COOH、OH及びCOOR
5 (式中、R5 は1〜12炭素原子をもつアルキルを表
す)からなる群から選ばる。
【0027】これらの化合物の50mg/m2 〜600
mg/m2 が記録シートに加えられることが好ましい。
【0028】コロイド二酸化珪素、コロイド酸化アルミ
ニウム又はコロイド酸化/水酸化アルミニウムがナノ多
孔性無機酸化物又は酸化物/水酸化物として使用され得
る。γ−Al23 がコロイドアルミニウム酸化物とし
て特に好ましく、そして特許出願EP0875394号
明細書に記載された希土類金属系列の塩と反応したAl
OOHがコロイドAlOOHとして特に好ましい。この
ナノ多孔性アルミニウム酸化物/水酸化物は好ましくは
Al23 に対して0.4〜2.5モルパーセントの量
の、原子番号57〜71をもつ元素の周期系の希土類金
属系列の1以上の元素を含有する。ナノ多孔性アルミニ
ウム酸化物/水酸化物としては、シュードベーマイト
(pseudo-boehmite)、式Al23 ・nH2 O(式中n
は1〜1.5である)のアルミニウム酸化物/水酸化物
の凝集物、又は特許出願EP0875394号明細書に
記載された希土類金属系列の塩と反応したシュードベー
マイトが特に好ましい。このナノ多孔性シュードベーマ
イトは、好ましくはAl2 3 に対して0.4〜2.5
モルパーセントの量の、原子番号57〜71をもつ元素
の周期系の希土類金属系列の1以上の元素を含有する。
【0029】BET等温式法(BET isotherm method)に
よって決定される、μ20ml/100gの細孔容積を
もつナノ多孔性物質のインク受容層への添加のみが水性
インクのための吸収容量をかなり増加させることが判明
した。そのような無機酸化物又は酸化物/水酸化物だけ
が「ナノ多孔性(nanoporous) 」であるとして考慮され
るべきである。
【0030】記録シートは、ナノ多孔性無機酸化物又は
酸化物/水酸化物に加えて、上記の定義にしたがってナ
ノ多孔性であると考慮されない他の無機酸化物又は酸化
物/水酸化物を含有し得る。同時に、記録シートは同一
又は異なる層中にナノ多孔性無機酸化物又は酸化物/水
酸化物の1又は1以上を含し得る。特に、下層が希土類
金属系列の塩と反応したAlOOHを含有し、そして上
層が陽電荷化(positively charged)二酸化珪素を含有
する層の組み合わせが好ましい。
【0031】バインダーは殆どの場合に水溶性ポリマー
である。フィルム形成性ポリマーが特に好ましい。
【0032】水溶性ポリマーは、例えばアルブミン、ゼ
ラチン、カゼイン、デンプン、アラビアゴム、アルギン
酸ナトリウム又はカリウム、カルボキシメチルセルロー
ス、α−、β−又はγ−シクロデキストリン等の天然ポ
リマー又はこれらの変性生成物を包含する。水溶性ポリ
マーの1つがゼラチンである場合には、ゼラチンの全て
の周知のタイプが、例えば酸豚革又は石灰化骨ゼラチ
ン、酸又は塩基で加水分解されたゼラチンとして、そし
てまた例えばフタラオイル化、アセチル化又はカルバモ
イル化ゼラチン又はトリメリト酸の無水物で誘導化され
たゼラチンの誘導化ゼラチンとして使用し得る。
【0033】好ましい天然バインダーはゼラチンであ
る。
【0034】合成バインダーもまた使用することができ
る。そしてこれらは、例えば、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル及び他のモノマーの
コポリマーの完全又は部分的鹸化生成物;(メタ)アク
リル酸、マレイン酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸
のホモポリマー又はコポリマー;ビニルスルホン酸、ス
チレンスルホン酸等スルホン化ビニルモノマーのホモポ
リマー又はコポリマーを包含する。さらに、(メタ)ア
クリル酸のビニルモノマーのホモポリマー又はコポリマ
ー;酸化エチレンと他のモノマーのホモポリマー又はコ
ポリマー;ポリウレタン;ポリアクリルアミド;水溶性
ナイロン形ポリマー;ポリビニルラクタム;アクリルア
ミドポリマー;置換ポリビニルアルコール、ポリビニル
アセタール;アクリル酸及びメタクリル酸アルキル及び
スルホアルキルのポリマー;加水分解ポリビニルアセテ
ート;ポリアミド;ポリビニルピリジン;ポリアクリル
酸;マレイン酸無水物とのコポリマー;ポリアルキレン
オキシド;メタクリルアミドコポリマー及びマレイン酸
コポリマーが使用できる。
【0035】好ましい合成バインダーはポリビニルアル
コール及びポリビニルピロリドン又はこれらの混合物で
ある。
【0036】これらのポリマーは水不溶性の天然又は合
成高分子量化合物と、特にアクリレートラテックス又は
スチレンアクリレートラテックスとブレンドし得る。本
発明では、水不溶性ポリマーは特許請求の範囲に特に記
載されていないけれども、本発明のシステムの一部であ
ると考慮されるべきである。
【0037】架橋剤と反応する可能性のある基をもつ上
記記載のポリマーは架橋結合され又は硬化され水不溶性
層を形成し得る。層の架橋又は硬化は、例えば層の水吸
収又は層損傷に対する抵抗等における該層の物理特性の
改変を考慮にいれている。
【0038】架橋剤又は硬化剤は架橋される水溶性ポリ
マーのタイプに依存して選択される。
【0039】有機架橋剤及び硬化剤は、例えば(ホルム
アルデヒド、グリオキザール又はグルタルアルデヒド等
の)アルデヒド、(ジメチロール尿素又はメチロールジ
メチルヒダントン等の)N−メチロール化合物、(2,
3−ジヒドロキシジオキサン等の)ジオキサン、1,
3,5−トリスアクリロールイルヘキサヒドロ−s−ト
リアジン又はビス−(ビニルスルホニル)メチルエーテ
ル等の)反応性ビニル化合物、(2,4−ジクロロ−6
−ヒドロキシ−s−トリアジン等の)反応性ハロゲン化
合物、エポキシド、アジリジン、カルバモイルピリジニ
ウム化合物又は上記した架橋剤の2以上の混合物を包含
する。無機架橋剤又は硬化剤は例えばクロムみょうば
ん、アルミニウムみょうばん又は硼酸を包含する。
【0040】該層は紫外線、電子ビーム、X−線又は光
の影響下で該層を架橋する反応物質をまた含有し得る。
【0041】該層は充填剤の添加によって改変し得る。
可能な充填剤は例えばカオリン、Ca−又はBa−炭酸
塩、二酸化珪素、二酸化チタン、ベントナイト、ゼオラ
イト、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム又はコロイド
二酸化珪素である。同様に、ポリマービーズ等の有機不
活性粒子を使用する可能性も存在する。これらのビーズ
はポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリスチレ
ン、又は異なるアクリレート及びスチレンのコポリマー
からなり得る。該充填剤は印刷イメージの意図された用
途にしたがって選択される。これらの化合物のある種の
ものは、もし印刷イメージが透明像として使用されるべ
きであるのならば、使用できない。しかしながら、これ
らは印刷イメージがレミッション写真として使用される
場合には興味がある。そのような充填剤はしばしば望ま
れたつや消し表面を生ずる。
【0042】記録シートは、本発明に従って銅塩に加え
て、例えばアルカリ土類金属系列の塩又は希土類金属系
列の塩として、他の水溶性金属塩をさらに含有し得る。
【0043】本発明による記録シートは少なくとも1の
インク受容層及び任意に補助層をその上に塗布した支持
体を含む。
【0044】広範囲に支持体がこの技術では知られ且つ
一般に使用されている。これらは写真材料の製造で使用
されるこれらの全ての支持体を包含する。これは、トリ
酢酸セルロース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロ
ース又は酢酸/酪酸セルロース等のセルロースエステ
ル、ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンナフ
タレート等のポリエステル、ポリアミド、ポリカルボネ
ート、ポリイミド、ポリオレフィン、ポリビニルアセタ
ール、ポリエーテル、塩化ポリビニル及びポリビニルス
ルホンから作られる透明フィイルムを包含する。ポリエ
ステルフィルム支持体、特にポリエチレンテレフタレー
ト又はポリエチレンナフタレート支持体が、これらの優
れた寸法安定特性の故に好ましい。不透明写真材料の製
造で用いられる通常の支持体が使用でき、例えばバライ
タ紙、ポリオレフィン被覆紙、例えばメリネックス(Me
linex)(登録商標)の商品名でデュポン(DuPont) 社に
よって製造される空隙ポリエステル(voided polyeste
r) が包含される。ポリオレフィン塗布紙又は空隙ポリ
エステルが特に好ましい。
【0045】そのような支持体物質、特にポリエステル
が使用されるとき、下塗り層を最初に塗布し、インク受
容層の支持体への結合を改良することが好ましい。この
目的のための有用な下塗り組成物は写真工業では周知で
あり、例えば塩化ビニリデン、アクリロニトリル及びア
クリル酸のターポリマー、又は塩化ビニリデン、アクリ
ル酸メチル及びイタコン酸のターポリマーを包含する。
【0046】その組成及び特性を広範囲に変化する全て
の異なるタイプの紙を含む普通紙が支持体としてまた使
用される。着色紙及びキャストコート紙、並びにアルミ
ニウムから作られるホイル等の金属ホイルがまた使用で
きる。
【0047】また、層は例えばポリアミド、ポリエステ
ル、綿、ビスコース又はウールからなる繊維布巾物質上
に塗布できる。本発明による添加剤は記録シートの任意
の層に添加することができる。
【0048】本発明のインク受容層は全ての必要な成分
を含有する水溶液又は分散液から一般に塗布される。多
くの場合、表面活性剤がコーテング挙動及び層の均一性
を改良するためにこれらのコーティング剤に添加され
る。コーティング目的に必要であることのほかに、これ
らの化合物はイメージ質に影響をもつことができ、従っ
て、思い描いた特定の目標によって選択し得る。特許請
求の範囲には記載していないけれども、表面活性剤は本
発明の重要な部分を形成する。
【0049】ナノ多孔性酸化物又は酸化物/水酸化物を
含有する記録シート上へ別個の工程で銅塩を付着させる
ことがまた可能である。上記記載の化合物に加えて、本
発明による記録ショートは性能をさらに改良する目的で
追加の化合物を含有し得る。例えば、白さを改良するた
めにスチルベン、クマリン、トリアジン、オキサゾール
又は当業者に周知の他の化合物等の光沢剤を含有し得
る。
【0050】光安定性は2−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、トリアジン誘導
体又は桂皮酸の誘導体等のUV吸収剤を添加することに
よって改良される。UV吸収剤の量は200mg/m2
〜2000mg/m2 、好ましくは400mg/m2
1000mg/m2 の間で変化し得る。UV吸収剤は本
発明に従って記録シートの任意の層に添加され得る。し
かしながら、もし吸収剤が添加されるならば、最上の層
に添加されることが好ましい。さらに、インクジェット
印刷によって作られたイメージは遊離基捕捉剤、安定
剤、還元剤及び抗酸化剤の添加によって分解から保護さ
れ得ることが知られている。そのような化合物の例はフ
ェノール、立体障害フェノール、立体障害アミン、クロ
マノール、アスコルビン酸、ホスフィン酸及びこの誘導
体、又はスルフィド、メルカプト、チオシアネート、チ
オアミド又はチオ尿素等の化合物を含有する硫黄であ
る。
【0051】上記記載の添加剤は水溶液としてコーティ
ング溶液に添加し得る。これらの化合物が十分に水溶性
でない場合には、これらはこの技術で知られている通常
の技術によってコーティング溶液に組み込まれ得る。こ
れらの化合物は、例えば、アルコール、グリコール、ケ
トン、エステル、又はアミンなどの水混和性溶媒に溶解
され得る。別法として、これらの化合物は微細分散液と
して、オイルエマルジョンとして、シクロデキストリン
包接化合物としてコーティング溶液に添加されるか、又
はラテックス粒子中に組み入れられる。
【0052】典型的には、本発明による記録シートは乾
燥厚で0.5μm〜100μm、好ましくは5μm〜5
0μmの範囲の厚さをもつ。
【0053】コーティング溶液は任意の適当な方法で支
持体上に塗布され得る。通常のコーティング方法は、例
えば、押出しコーティング、ナイフコーティング、ドク
ターブレードコーティング、カスケードコーティング及
びカーテンコーティングを包含する。コーティング溶液
はまたスプレー技術を用いて塗布され得る。インク受容
層は、1の層が他の層の後に又は同時に塗布され得る複
数の単一層から組み立てられ得る。同様に、裏面上に帯
電防止層又は抗カール層を塗布することが可能である。
しかしながら、選択されるコーティング方法によって本
発明が限定されるものではない。
【0054】また、記録シートに銅塩を組み込むため
に、銅塩の溶液中に記録シートを浸漬することが可能で
ある。銅塩溶液はまたスプレー技術を用いて、例えばイ
ンクジェットプリンターによって塗布し得る。
【0055】インクジェット印刷用のインクは液体ビヒ
クル及びこれに溶解又は懸濁した染料又は顔料のエッセ
ンスからなる。インクジェットインク用の液体ビヒクル
は一般に水又は水及び水混和有機溶媒、例えば、エチレ
ングリコール、高分子量グリコール、グリセロール、ジ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、アミ
ド、ポリビニルピロリドン、N−メチルピロリドン、シ
クロヘキシルピロリドン、カルボン酸及びこれらのエス
テル、エーテル、アルコール、有機スルホキシド、スル
ホラン、ジメチルホルムアミド、セロソルブ、ポリウレ
タン、アクリレート等、の混合物からなる。
【0056】インクの非水性部分は一般に共溶媒、粘度
調節剤、インク浸透添加剤又は乾燥剤として役立つ。有
機化合物は、ほとんどの場合、水よりも高い沸騰点をも
つ。さらに、連続流タイプのプリンター用に使用される
水性インクはこれらの伝導性を増加するために無機又は
有機塩を含有し得る。これらの塩の例は硝酸塩、塩化
物、燐酸塩及び水溶性有機酸の塩、例えば、酢酸塩、し
ゅうさん塩及びくえん酸塩、である。本発明による記録
シートによって使用できるインク製剤に適する染料及び
顔料は事実上周知の着色化合物の全てのクラスを含む。
この目的のために典型的に使用される染料及び顔料は特
許出願EP0559324号明細書に記載されている。
本発明による記録シートはこの技術の状態を説明するほ
とんど全てのインクど合体して使用され得る。
【0057】インクに存在する他の添加物は例えば表面
活性剤、光学光沢剤、UV吸収剤、光安定剤、殺生物
剤、多価金属化合物等の沈殿剤、及び重合添加物であ
る。
【0058】また、上記記載の銅塩はインク中に組み込
まれ得る。インクについての記載は、単に説明するため
のものであり、本発明の目的について限定するものと考
慮されるべきではない。
【0059】
【実施例】下記の実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定する
ものではない。
【0060】比較例C−1 コーティング溶液の調製 85.5gのDisperal(登録商標)(アルミニ
ウム酸化物/水酸化物、CONDEA GmbH,ハン
ブルク、ドイツ国から入手した)を220gの乳酸水溶
液(0.7%)に40℃の温度下で分散させた。その
後、76.95gのポリビニルアルコール(10%、加
水分解度98−99%、分子量85,000〜146,
000、ALDRICH Chenie、バックス、ス
イス国から入手した)の溶液を加えた。最後に、全重量
を脱イオン水で449.7gに調製した。この溶液を3
分間超音波にさらした。
【0061】コーティング 149.9g/m2 のこのコーティング溶液でポリエチ
レン塗布紙支持体を40℃の温度下で塗布した。次い
で、塗布した支持体を60分間30℃の温度下で乾燥さ
せた。塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に
加えて、Al2 3 として計算して22.2gのナノ多
孔性無機酸化物、及び2.56gのポリビニルアルコー
ルを含有する。
【0062】実施例1 コーティング溶液の調製 0.3gのCuCl(Fluka Chemie A
G,バックス、スイス国から入手した)を40℃の温度
下で比較例C−1のコーティング溶液に個体として加え
た。
【0063】コーティング 150g/m2 のこのコーティング溶液でポリエチレン
塗布紙支持体を40℃の温度下で塗布した。次いで、塗
布した支持体を60分間30℃の温度下で乾燥させた。
塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に加え
て、Al23 として計算して22.2gのナノ多孔性
無機酸化物、2.56gのポリビニルアルコール及び1
00mgのCuClを含有する。
【0064】比較例C−2 La(Al23 に対して2.2モルパーセント)でド
ープしたアルミニウム酸化物/水酸化物の調製 50gのアルミニウム酸化物/水酸化物 Disper
al(登録商標)を15分間20℃で活発な自動攪拌下
で948gの二重蒸留水中に分散させた。その後、温度
を90℃に上げ、この温度で攪拌を15分間継続した。
2.04gのLaCl3 (Fluka Chemie
AG,バックス、スイス国から入手した)を個体として
加え、そして攪拌を120分間継続した。この個体をろ
別し、二重蒸留水で3回洗い、そして110℃で乾燥し
た。
【0065】コーティング溶液の調製 Laでドープしたアルミニウム酸化物/水酸化物の同じ
量を比較例C−1のコーティング溶液中でDisper
al(登録商標)の代わりに使用した。
【0066】コーティング 149.9g/m2 のこのコーティング溶液で40℃の
温度下でポリエチレン塗布紙支持体を塗布した。この塗
布した支持体は、他のコーティング成分に加えて、Al
23 として計算して、22.2gのナノ多孔性無機酸
化物、及び2.56gのポリビニルアルコールを含有す
る。
【0067】実施例2 コーティング溶液の調製 0.3gのCuClを比較例C−2のコーティング溶液
に40℃の温度下で個体として加えた。
【0068】コーティング 150g/m2 のこのコーティング溶液を40℃の温度
下でポリエチレン塗布紙支持体上に塗布した。次いで、
該塗布支持体を30℃の温度下で60分間乾燥させた。
該塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に加え
て、Al23として計算して22.2gのナノ多孔性
無機酸化物、2.56gのポリビニルアルコール及び1
00mgのCuClを含有する。
【0069】実施例3 コーティング溶液の調製 比較例C−2のコーティング溶液の全量を447gに調
製した。その後に、3gのCuSO4 (Fluka C
hemie AG,バックス、スイス国から入手した)
の溶液(10%)を40℃の温度下で添加した。
【0070】コーティング 150g/m2 のこのコーティング溶液を40℃の温度
下でポリエチレン塗布紙支持体上に塗布した。次いで、
該塗布支持体を30℃の温度下で60分間乾燥させた。
該塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に加え
て、Al23として計算して22.2gのナノ多孔性
無機酸化物、2.56gのポリビニルアルコール及び1
00mgのCuClを含有する。
【0071】比較例C−3a−C−3e コーティング溶液の調製 3gの表1に記載した金属塩溶液(10%)を40℃の
温度下で、硫酸銅(II)溶液の代わりに、実施例3の
コーティング溶液に加えた。
【0072】
【表1】
【0073】ZnCl2 、FeCl3 、FeSO4 及び
Ni(NO32 はFluka Chemie AG,
バックス、スイス国、から入手した。Zr(SO42
をALORICH Chemie,バックス、スイス
国、から入手した。
【0074】コーティング 150g/m2 のこれらのコーティング溶液を40℃の
温度下でポリエチレン塗布紙支持体上に塗布した。次い
で、該塗布支持体を30℃の温度下で60分間乾燥させ
た。該塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に
加えて、Al23 として計算して22.2gのナノ多
孔性無機酸化物、2.56gのポリビニルアルコール及
び100mgの対応する金属塩を含有する。
【0075】実施例4 コーティング溶液の調製 0.3gのCuCl(Fluka Chemie A
G,バックス、スイス国から入手した)及び600mg
の1,3−シクロヘキサンジオン(AcrosOrga
nics,ギール、ベルギー国から入手した)を40℃
の温度下で比較例C−2のコーティング溶液に両者を固
体として加えた。
【0076】コーティング 150.2g/m2 のこのコーティング溶液を40℃の
温度下でポリエチレン塗布紙支持体上に塗布した。次い
で、該塗布支持体を30℃の温度下で60分間乾燥させ
た。該塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に
加えて、Al23 として計算して22.2gのナノ多
孔性無機酸化物、2.56gのポリビニルアルコール、
及び100mgのCuCl及び200mgの1,3−シ
クロヘキサンジオンを含有する。
【0077】比較例C−5 陽電荷化二酸化珪素(positively charged silicium di
oxide)の分散水溶液の調製 60gのAerosil 200(Degussa A
G,フランクフルト、ドイツ国から入手した)を25℃
の温度下で超音波にさらした状態下で216gの酢酸水
溶液(2.87%)に溶解させた。その後に、9.86
gのアルミニウムクロロハイドレート(式Al2 (O
H)5 Cl・2.5H2 Oのアルミニウムクロロハイド
レートから調製した、Clariant AG,マッテ
ンズ、スイス国からLocron(登録商標)として入
手した)の水溶液を加え、得られた溶液を3時間攪拌し
た。最後に、全重量を300gに調製した。
【0078】コーティング溶液の調製 陽電荷化二酸化珪素のこの分散水溶液の60gを攪拌下
40℃の温度で4.6gの水で希釈し、そして30.4
gのポリビニルアルコールの溶液(10%)と混合し
た。全重量を脱イオン水で100gに調製し、この溶液
を超音波にさらした。
【0079】コーティング 100g/m2 のこのコーティング溶液を40℃の温度
下でポリエチレン塗布紙支持体上に塗布した。次いで、
該塗布支持体を30℃の温度下で60分間乾燥させた。
該塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に加え
て、12gの陽電荷化二酸化珪素及び2.28gのポリ
ビニルアルコールを含有する。
【0080】実施例5 コーティング溶液の調製 50mgのCuClを攪拌下40℃の温度下で100g
の比較例C−5のコーティング溶液に加えた。
【0081】コーティング 100.05g/m2 のこのコーティング溶液を40℃
の温度下でポリエチレン塗布紙支持体上に塗布した。次
いで、該塗布支持体を30℃の温度下で60分間乾燥さ
せた。該塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分
に加えて、12gの陽電荷化二酸化珪素,2.28gの
ポリビニルアルコール及び50mgのCuClを含有す
る。
【0082】比較例C−6 酸化アルミニウムの分散水溶液の調製 96.6gのAlu C(Al23 の96.6%含有
量、DegussaAG,フランクフルト、ドイツ国か
ら入手した)を攪拌下、25℃の温度下で超音波にさら
した状態で507.5gの酢酸水溶液(3.45%)に
分散させた。30分後に、全重量を脱イオン水で700
gに調製した。
【0083】コーティング溶液の調製 Al23 のこの分散水溶液の60gを攪拌下10.5
gの脱イオン水で希釈し、そして23.2gのポリビニ
ルアルコールの溶液(7.5%)と混合した。全重量を
脱イオン水で100gに調製し、この溶液を超音波にさ
らした。
【0084】コーティング 125g/m2 のこのコーティング溶液を40℃の温度
下でポリエチレン塗布紙持体上に塗布した。次いで、該
塗布支持体を30℃の温度で60分間乾燥させた。該塗
布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に加えて、
18.13gのAl23 及び2.28gのポリビニル
アルコールを含有する。
【0085】実施例6 コーティング溶液の調製 80mgのCuClを攪拌下40℃の温度下で100g
の比較例C−6のコーティング溶液に固体として加え
た。
【0086】コーティング 125g/m2 のこのコーティング溶液を40℃の温度
下でポリエチレン塗布紙支持体上に塗布した。次いで、
該塗布支持体を30℃の温度下で60分間乾燥させた。
該塗布支持体の1m2 は、他のコーティング成分に加え
て、18.13Al23 、2.28gのポリビニルア
ルコール及び100mgのCuClを含有する。
【0087】実施例7 下層は実施例2の塗布層と同一である。 上層のためのコーティング溶液の調製 1.154gの1,3−シクロヘキサンジオンを激しい
攪拌下40℃の温度下で60gの比較例C−5の陽電荷
化二酸化珪素の分散水溶液に加えた。その後に、18.
4gのポリビニルアルコールの溶液(10%)を加え、
そして全量を脱イオン水で100gに調製した。
【0088】上層 24g/m2 のこのコーティング溶液を下層上に塗布し
た。
【0089】コーティング 該塗布支持体の1m2 は、25.08gのナノ多孔性無
機酸化物と供に、100mgのCuCl及び277mg
の1,3−シクロヘキサンジオンを含有する。
【0090】下記の方法は製造された記録シートの環境
空気との接触における安定性及び光安定性を測定するた
めに使用された方法である。
【0091】1.環境空気との接触における安定性 三明暗ブラックの1.60の近似する濃度をもつグレー
パッチを、オリジナルインクを用いるPQ−光沢印画−
フィルム−様式(PQ-glossy-film-modus)(720dp
i)でインクジェットプリンターEPSON STYL
US(登録商標)COLOR 750によって、本発明
にしたがって記録シートに印刷した。
【0092】印刷サンプルを通常の日中の光の条件(1
000lux〜2000lux)下で2週間テーブル上
で密封せずに、穏やかな空気循環下で環境空気にさらし
た。この光露出に基づく濃度損失はこれらの条件下で極
めてわずかである。シアン染料の濃度損失をレッドフィ
ルターを備えるX−Rite(登録商標)濃度計で測定
した。そのシアン染料の濃度損失はシアン染料の初期濃
度のパーセント損失として表される。
【0093】2.光安定性 カラーダークマゼンタ、ダークシアン及びブルーの1.
60の近似濃度をもつカラーパッチ及びカラーライト及
びライトシアンの0.50の近似濃度をもつカラーパッ
チをオリジナルインクを用いるPQ−光沢印画−フィル
ム−様式(720dip)でインクジェットプリンター
EPSON STYLUS(登録商標)COLOR 7
50によって、本発明にしたがって記録シート上に印刷
した。
【0094】印刷サンプルを、40kジュール/cm2
の全照度が達成されるまで、6500W キセノンラン
プを備えるATLAS Ci35A Weather−
O−Meter(登録商標)で照した。カラーパッチの
濃度はレッドフィルターを備えるX−Rite(登録商
標)濃度計で測定した。濃度損失は初期濃度のパーセン
ト損失として表される。
【0095】結果 これらの実験条件下で環境空気に露出した間に得られた
濃度損失は、ナノ多孔性無機アルミニウム酸化物/水酸
化物 Disperal(登録商標)を含有する本発明
による記録シートについて表2に記載される。
【0096】
【表2】
【0097】表2の結果は、ナノ多孔性無機アルミニウ
ム酸化物/水酸化物 Disperal(登録商標)及
び添加物塩化銅(I)(実施例1)を含有する本発明に
よるインクジェット印刷用記録シートがそのような添加
物を含有しない対応する記録シート(比較例C−1)よ
りもシアン染料の著しく低い濃度損失を示すことを明ら
かにする。これらの条件下で添加物塩化銅(I)を含有
する本発明による記録シートの保存の5か月後であって
も、シアン染料の濃度損失はこの添加物を含有しない対
応する記録シートの濃度損失よりも著しく低い。
【0098】これらの実験条件下の環境空気に露出して
いる間に得られた濃度損失がLa改質ナノ多孔性アルミ
ニウム酸化物/水酸化物を含有する本発明による記録シ
ートについて表3に示めされる。
【0099】
【表3】
【0100】表3の結果は、La改質ナノ多孔性アルミ
ニウム酸化物/水酸化物及び添加物塩化銅(I)(実施
例2)を含有する本発明によるインクジェット印刷用記
録シートがそのような添加物を含有しない対応する記録
シート(比較例C−2)よりもシアン染料の著しく低い
濃度損失を示すことを明らかにする。濃度損失は、記録
シートが1,3−シクロヘキサンジオン(実施例4)を
追加的に含有するときに特に低い。
【0101】表3の結果は、La改質ナノ多孔性アルミ
ニウム酸化物/水酸化物及び添加物硫酸銅(II)(実
施例3)を含有する本発明によるインクジェット印刷用
記録シートが特許出願EP0534634号明細書(比
較例C−3a〜C−3e)に記載されている他の塩を含
有する対応する記録シートよりもシアン染料の著しく低
い濃度損失を示すことをさらに明らかにする。
【0102】これらの実験条件下で環境空気にさらす間
に得られた濃度損失を陽電荷化二酸化珪素を含有する本
発明による記録シートについて表4に記載する。
【0103】
【表4】
【0104】表4の結果は、陽電荷化二酸化珪素及び添
加物塩化銅(I)(実施例5)を含有する本発明による
インクジェット印刷用記録シートがそのような添加物を
含有しない対応する記録シート(比較例C−5)よりも
シアン染料の著しく低い濃度損失を示すことを明らかに
する。
【0105】これらの実験条件下で環境空気にさらす間
に得られた濃度損失をナノ多孔性Al23 を含有する
本発明による記録シートについて表5に記載する。
【0106】
【表5】
【0107】表5の結果は、ナノ多孔性Al23 及び
添加物塩化銅(I)(実施例6)を含有する本発明によ
るインクジェット印刷用記録シートがそのような添加物
を含有しない対応する記録シート(比較例C−6)より
もシアン染料の著しく低い濃度損失を示すことを明らか
にする。
【0108】これらの実験条件下で環境空気にさらす間
に得られた濃度損失をLa改質ナノ多孔性アルミニウム
酸化物/水酸化物及びナノ多孔性陽電荷化二酸化珪素を
含有する本発明による二重層記録シートについて表6に
記載する。
【0109】
【表6】
【0110】表6の結果は、本発明によるLa改質ナノ
多孔性アルミニウム酸化物/水酸化物及びナノ多孔性陽
電荷化二酸化珪素及び添加物塩化銅(I)及び追加的に
1,3−シクロヘキサンジオンを含有する(実施例6)
インクジェット印刷用記録シートがシアン染色の濃度損
失をもはや殆どしめさないことを明らかにする。
【0111】この記録シートにおけるシアン染料の濃度
損失は、保存8週間後でさえも、わずかに4%である。
1,3−シクロヘキサンジオンを含有せずに、添加物塩
化銅(I)だけを含有する対応する記録シートは41%
のシアン染料の濃度損失を示す。CuClを含有せず
に、同じ量の1,3−シクロヘキサンジオンを含有する
対応する記録シートは55%のシアン染料の濃度損失を
示す。CuClを含有せず、そして1,3−シクロヘキ
サンジオンをも含有しない対応する記録シートは60%
のシアン染料の濃度損失を示す。
【0112】これらの実験条件下で光にさらす間に得ら
れた濃度損失をナノ多孔性無機アルミニウム酸化物/水
酸化物 Disperal(登録商標)を含有する本発
明による記録シートについて表7に記載する。
【0113】
【表7】
【0114】表7の結果は、本発明によるナノ多孔性無
機アルミニウム酸化物/水酸化物Disperal(登
録商標)及び添加物塩化銅(I)を含有するインクジェ
ット印刷用記録シート(実施例1)がそのような添加物
を含有しない対応する記録シート(比較例C−1)より
も全ての染料パッチでシアン著しく低い濃度損失を示す
ことを明らかにする。
【0115】これらの実験条件下で光にさらされている
間に得られた濃度損失をLa改質ナノ多孔性アルミニウ
ム酸化物/水酸化物を含有する本発明による記録シート
について表8に記載される。
【0116】
【表8】
【0117】表8の結果は、La改質ナノ多孔性アルミ
ニウム酸化物/水酸化物及び添加物塩化銅(I)を含有
する本発明によるインクジェット印刷用記録シート(実
施例2〜4)がそのような添加物を含有しない対応する
記録シート(比較例C−2)よりも全ての染料パッチに
おいて著しく低い濃度損失を示すことを明らかにする。
1,3−シクロヘキサンジオンは光安定性に影響を与え
ない(実施例4)。
【0118】表8の結果は、La改質ナノ多孔性アルミ
ニウム酸化物/水酸化物及び添加物硫酸銅(II)を含
有する本発明によるインクジェット印刷用記録シートが
(実施例3)特許出願EP0534634号明細書(比
較例C−3a〜C−3e)に記載されている他の塩を含
有する対応する記録シートよりも全ての染料パッチにお
いて低い濃度損失を示すことをさらに明らかにする。
【0119】これらの実験条件下で光にさらす間に得ら
れた濃度損失を陽電荷化二酸化珪素を含有する本発明に
よる記録シートについて表9に記載する。
【0120】
【表9】
【0121】表9の結果は、陽電荷化二酸化珪素及び添
加物塩化銅(I)を含有する本発明によるインクジェッ
ト印刷用記録シート(実施例5)がそのような添加物を
含有しない対応する記録シート(比較例C−5)よりも
全てのパッチにおいて著しく低い濃度損失を示すことを
明らかにする。
【0122】これらの実験条件下で光にさらす間に得ら
れた濃度損失をナノ多孔性Al2 3 を含有する本発明
による記録シートについて表10に記載する。
【0123】
【表10】
【0124】表10の結果は、ナノ多孔性Al23
び添加物塩化銅(I)を含有する本発明によるインクジ
ェット印刷用記録シート(実施例6)がそのような添加
物を含有しない対応する記録シート(比較例C−6)よ
りも全ての染料パッチにおいて著しく低い濃度損失を示
すことを明らかにする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC06 2H086 BA15 BA19 BA21 BA22 BA31 BA33 BA35 BA38

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダー及び少なくとも1のナノ多孔
    性無機酸化物を含有する少なくとも1のインク受容層を
    もつインクジェット印刷用記録シートであり、該記録シ
    ートが銅塩を含むことを特徴とするインクジェット印刷
    用記録シート。
  2. 【請求項2】 銅塩が一価銅の塩である請求項1記載の
    記録シート。
  3. 【請求項3】 一価銅の塩が塩化銅(I)である請求項
    2記載の記録シート。
  4. 【請求項4】 銅塩の量が10mg/m2 〜200mg
    /m2 である請求項1〜3のいずれか1項記載の記録シ
    ート。
  5. 【請求項5】 記録シートがさらに式Ia(ジケト形)
    及びIb(エノール形) 【化1】 〔式Ib(エノール形)中、Mは水素陽イオン、金属陽
    イオン、又はそれぞれ1〜18炭素原子をもつ1以上の
    アルキル又は置換アルキル基によって任意に置換されて
    いるアンモニウム陽イオンを表し、R1 は水素、1〜1
    2炭素原子をもつアルキル又は2〜6炭素原子をもつ置
    換アルキルを表し、ここで置換基はCN、COOH、O
    H及びCOOR4 (式中、R 4 は1〜12炭素原子をも
    つアルキルを表す)からなる群から選ばれ、そしてR
    2 、R3 は独立して水素、1〜6炭素原子をもつアルキ
    ル又は2〜6炭素原子をもつ置換アルキルを表し、ここ
    で置換基はCN、COOH、OH及びCOOR 5 (式
    中、R5 は1〜12炭素原子をもつアルキルを表す)か
    らなる群から選ばる)〕の互変異性化合物を含む請求項
    1〜4のいずれか1項記載の記録シート。
  6. 【請求項6】 ナノ多孔性無機酸化物がコロイドアルミ
    ニウム酸化物、コロイドアルミニウム酸化物/水酸化
    物、又は陽電荷化二酸化珪素である請求項1〜5のいず
    れか1項記載の記録シート。
  7. 【請求項7】 ナノ多孔性無機酸化物がコロイドγ−A
    23 又はシュードベーマイトである請求項1〜5の
    いずれか1項記載の記録シート。
  8. 【請求項8】 多孔性無機酸化物がAlOOH、又はA
    23 に対して0.4〜2.5モルパーセントの量
    の、原子番号57〜71をもつ元素の周期系の希土類金
    属列の1以上の元素を含有するシュードベーマイトであ
    る請求項1〜5のいずれか1項記載の記録シート。
  9. 【請求項9】 バインダーがゼラチン、ポリビニルアル
    コール、ポリビニルピロリドン及びそれらの混合物から
    選ばれる請求項1〜8のいずれか1項記載の記録シー
    ト。
  10. 【請求項10】 支持体が塗布紙又は不塗布紙、透明又
    は不透明ポリエステル又は繊維質布巾材料から選ばれる
    請求項1〜8のいずれか1項記載の記録シート。
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