JP2002533524A - 化学組成物 - Google Patents

化学組成物

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Abstract

(57)【要約】 a)水性媒体;b)着色料;及びc)以下の式(1):M[X]n (1)の化合物を含むインクであって、式中:Mは、銅、ニッケル、コバルト又はマンガンカチオンであり;Xは、少なくとも4個の炭素原子を含むカルボン酸アニオンであり;そしてnは、それぞれを含み1ないし2である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、インクジェット印刷(IJP)における使用に特に適した水性組成
物、このような組成物を保持する基質、組成物を含むカートリッジ及びインクジ
ェット印刷の方法に関する。
【0002】 IJPは、ノズルを基質と接触させることなく、インクの液滴が微細なノズル
を通って基質上に射出される非衝撃性印刷技術である。IJPで使用される染料
及びインクには、多くの厳しい性能の要求がある。例えば、これらは、好ましく
は良好な耐水堅牢度、耐光堅牢度及び光学濃度を有する、鮮明で、そして滲みの
ないイメージを提供する。基質に塗布された場合、汚れを避けるために、インク
はしばしば迅速に乾燥することが要求されるが、しかしこれらはインクジェット
のノズルの先端に、印刷機の作動を停止するような塊を形成してはならない。イ
ンクは、更に微細なノズルを閉塞するような、沈殿物を沈積又は形成することな
く、長期間の貯蔵に安定でなければならない。
【0003】 ある種の形の可溶性遷移金属イオンを、IJP用のインクに組み込むことは、
向上された耐光堅牢度を示す印刷物を提供することが見出された。この効果は、
これらの可溶性遷移金属イオンを含む組成物が、別個に基質に加えられた場合又
はインクジェット印刷の前、最中若しくは後で基質によって保持された場合に達
成されることが更に見出された。
【0004】 本発明によれば: a)水性媒体; b)着色料;及び c)以下の式(1): M[X]n (1) [式中: Mは、銅、ニッケル、コバルト及びマンガンカチオンであり; Xは、少なくとも4個の炭素原子を含むカルボン酸アニオンであり;そして nは、それぞれを含み1ないし2である;] の化合物; を含むインクが提供される。
【0005】 Mで示されるカチオンは、銅、ニッケル、コバルト及びマンガンカチオンのい
ずれか1種類、又は2種類若しくはそれ以上のこのようなカチオンの混合物であ
ることができる。好ましくはMは、銅又はニッケルである。Mが、銅(I)又は
、更に好ましくは、銅(II)であることが特に好ましい。
【0006】 Xは、好ましくは4ないし20個、更に好ましくは4ないし8個(酸基の炭素
原子を含め)の炭素原子を含むカルボン酸アニオンである。炭素原子は、好まし
くは環状基又は直鎖若しくは分枝鎖で配置される。
【0007】 好ましい環状基は、5−ないし6員の環であり、特に同素環又は複素環である
。同素環の例は、フェニル、ナフチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル環を
含む。複素環の例は、チオフェン及び特にフラニル、ジヒドロフラニル、テトラ
ヒドロフラニル、ピラニル、ジヒドロピラニル及びテトラヒドロピラニル環を含
む。
【0008】 式(1)の化合物は、好ましくはXで示される基及びMで示されるカチオン間
の錯体の形である。好ましい態様において、Xは、Mに対して二座配位又は多座
配位リガンドであり、特にMに対して、二座配位、三座配位、四座配位、五座配
位又は六座配位リガンドである。従ってXは、好ましくは一つ又はそれ以上の電
子供与体基を持つ。これらの電子供与体基は、カルボン酸アニオン(即ち−CO
-)との組み合わせで働いて、XをMに強固に結合し、これによってMが周囲
に脱離する、又は遊離金属イオンに伴なういかなる好ましくない特性を有する可
能性をも低下する。
【0009】 式(1)の化合物は、更にMで示される金属カチオンに配位結合している他の
小さい分子を有することができ、例えばH2O分子は、通常これらの酸素原子の
電子の孤立電子対によって遷移金属に配位結合している。このような方法で、サ
リチル酸銅は、一般的に式Cu(サリチル酸)2・2H2Oを有し、ここでカルボ
ン酸アニオンは、銅カチオンにイオン的に結合し、フェノールのヒドロキシ基は
その酸素の電子を銅に与えて電子供与体として働き、そして二つの水分子は、そ
の電子を銅に供与して、中央の銅カチオンの周りに“両錐体核(bipyram
idal shell)”と記述することができるものを与える。金属カチオン
に配位結合している小さい分子を有するこのような化合物は、本発明の範囲に入
ることは了解されるであろう。
【0010】 電子供与体基は、遷移金属錯体に通常使用されるもの、特に酸素(例えばヒド
ロキシ又はエーテル)、硫黄(例えばチオール又はチオエーテル)、アミノ(第
一、第二、第三又は−N=N−)、第三ホスフィン原子を含む基のいずれであっ
てもよい。
【0011】 電子供与体基及びX中のカルボキシルアニオンは、通常XとMによって形成さ
れる錯体が熱的に安定であるように、例えばこれらが3−、4−、5−、6−、
若しくは7員の環又はMとの架橋、特に5−若しくは6員の環又は架橋を形成す
るように、それぞれに関して配置されるであろう。好ましくはXは、−N=N−
基を含まない。
【0012】 Xによって示される好ましいアニオンは、少なくとも4個の炭素原子を含む、
更に特に単糖、二糖又は三糖のアニオン性カルボン酸の誘導体、例えばアルドン
酸、(例えば6−ホスホグルコン酸)、そして特に、グルクロン酸、ムラミン酸
及びシアル酸を含む、複素環カルボン酸アニオンである。
【0013】 Xで示されるアニオンは、好ましくは式RCOO-のものであり、ここでRは
、置換されていてもよい少なくとも3個の炭素原子を含む有機基である。好まし
くはRは、置換されていてもよい3ないし12個、更に好ましくは4ないし8個
の炭素原子を含む有機基である。所望による置換基は、好ましくはヒドロキシ、
スルホ、カルボキシ、リン酸、ホスホン酸、アミノ(−N=N−を含むが、しか
し更に好ましくは第一、第二又は第三アミノ)、アミド(特にC1-4−アルキル
アミノ)、シアノ、アルコキシ(特にC1-4−アルコキシ)及びエステル(特に
−CO2−C1-4−アルキル)から選択される。同様に所望によるRに対する置換
基は、チオール、チオアルコキシ(特にカルボキシ基を持っていてもよいC1-4
−アルコキシ)又は第三ホスフィンであってもよい。好ましくは式(1)の化合
物及びRによって示される基は、−N=N−基を含まない。
【0014】 一つの態様において、Xによって示される好ましいアニオンは、一つ若しくは
それ以上のヒドロキシ基で置換されていてもよい、及び/又は一つ若しくはそれ
以上のアミノ、エーテル、チオエーテル又はカルボニル基で中断されていてもよ
い4ないし8個の炭素原子(酸基の炭素原子を含む)を含むカルボン酸アニオン
であり、例えば;酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、クエン酸である。Xがグルコン
酸であることが特に好ましい。
【0015】 Mと錯体を形成することができる少なくとも4個の炭素原子を含むカルボン酸
アニオンの例は、以下の種類を含む: (i)環の第1の炭素原子にカルボン酸アニオン、そして環の第2の炭素原子
に電子供与体基を持ち、ここで第1及び第2の炭素原子は一つの共有結合によっ
て互いに分離されている、芳香族環を含む化合物。このような化合物の特定な例
は、4−又は5−スルホサリチル酸、1−ヒドロキシ−2−カルボキシ−5−ス
ルホナフタレン、4−又は5−スルホアントラニル酸、4−スルホ−N−フェニ
ルアントラニル酸、4−又は5−ヒドロキシチオサリチル酸、4−又は5−スル
ホチオアントラニル酸、2,4−ジカルボキシチオフェノール、4−スルホフタ
ル酸、1−ヒドロキシ−2,4−ジカルボキシナフタレン、2−アミノ−3−ヒ
ドロキシ安息香酸、2,4,5−トリヒドロキシ安息香酸、2,2’−ジチオサ
リチル酸、1−チオ−2−カルボキシ−4−スルホナフタレン及び1−アミノ−
2−カルボキシ−4−スルホナフタレンのアニオンを含む。;及び (ii)鎖の第1の炭素原子にカルボン酸アニオン、そして鎖の第2の炭素原
子に電子供与体基を持ち、ここで第1及び第2の炭素原子は、同じ炭素原子にあ
るか、又はこれらは1、2若しくは3個の共有結合によって互いに分離されてい
る、炭素原子の脂肪族鎖を含む化合物。この態様において、電子供与体基は、鎖
の部分を形成していても、又は鎖の側鎖であってもよい。このような化合物の特
定の例は、エチレンジアミン四酢酸(“EDTA”)、クエン酸、酒石酸、L−
チロシン、リンゴ酸、グルコン酸、粘液酸、キナ酸、ケリドン酸、3,3’−チ
オジプロピオン酸、メソ−2,3−ジメルカプトコハク酸、メルカプトコハク酸
、2−イソプロピルリンゴ酸、ニトリロ三酢酸、1,6−ジアミノヘキサン−N
,N,N’,N’−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミ
ン六酢酸、トリシン、ビシン及びランチオニンのアニオンを含む; (iii)上記の2種類又はそれ以上を含む混合物。
【0016】 了解されるであろうように、インクのpHは、多くの場合カルボン酸基が、ア
ニオンの形であるか、そして電子供与体基が、アニオンとして働くより電子を供
与することが可能な形でであるか否かを決定する。例えば、インクのpHは、異
なったpKaの二つのカルボキシ基を持つ化合物が、これらのカルボキシ基の一
つがカルボン酸アニオンの形を有し、そして他のカルボキシ基が電子供与体基と
して働く非イオン化の形を有することができるように選択することができる。従
ってインクは、好ましくは式(1)の化合物が、Xによって示される基及びMに
よって示されるカチオン間の錯体の形であるようなpHを有する。
【0017】 Xによって示される好ましい基は、グルコン酸、EDTA、4−スルホサリチ
ル酸及び5−スルホサリチル酸のアニオンである。 好ましい式(1)の化合物は、グルコン酸銅、EDTA銅、及び4−又は5−
スルホサリチル酸銅である。
【0018】 着色料は、好ましくは黄、マゼンタ、シアン又は黒の、好ましくは染料又は染
料の混合物である。好ましい染料は、アゾ(好ましくはモノアゾ、ジスアゾ又は
トリスアゾ)、キサンテン、フタロシアニン、トリフェノジオキサジン又はトリ
アリールメタン染料である。染料がアゾ染料、更に特にヒドラゾ互変異性形のア
ゾ染料であることが特に好ましい。
【0019】 水性媒体は、好ましくは水及び有機溶媒の、好ましくは99:1なし1:99
、更に好ましくは99:1ないし50:50、そして特に95:5ないし80:
20の重量比の混合物を含む。
【0020】 好ましくは有機溶媒は、水混和性の有機溶媒又はこのような溶媒の混合物であ
る。好ましい水混和性有機溶媒は、C1-6アルカノール、好ましくはメタノール
、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec
−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、シクロペンタノール
及びシクロヘキサノール;直鎖アミド、好ましくはジメチルホルムアミド又はジ
メチルアセトアミド;ケトン及びケトンアルコール、好ましくはアセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン及びジアセトンアルコール;水混和性エーテ
ル、好ましくはテトラヒドロフラン及びジオキサン;ジオール、好ましくは2な
いし12個の炭素原子を有するジオール、例えばペンタン−1,5−ジオール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレン
グリコール、ヘキシレングリコール及びチオジグリコール並びにオリゴ−及びポ
リ−アルキレングリコール、好ましくはジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール;トリオール
、好ましくはグリセリン及び1,2,6−ヘキサントリオール;ジオールのモノ
−C1-4−アルキルエーテル、好ましくは2ないし12個の炭素原子を有するジ
オールのモノ−C1-4−アルキルエーテル、特に2−メトキシエタノール、2−
(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)−エタノ
ール、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エタノール、2−[2−
(2−エトキシエトキシ)−エトキシ]−エタノール及びエチレングリコールモ
ノアリルエーテル;環状アミド、好ましくは2−ピロリドン、N−メチル−2−
ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、カプロラクタム及び1,3−ジメチ
ルイミダゾリドン;環状エステル、好ましくはカプロラクトン;スルホキシド、
好ましくはジメチルスルホキシド及びスルホランを含む。好ましくは水性媒体は
、水及び2種類又はそれ以上、特に2ないし8種類の水混和性有機溶媒を含む。
【0021】 特に好ましい水混和性有機溶媒は、環状アミド、特に2−ピロリドン、N−メ
チル−ピロリドン及びN−エチル−ピロリドン;ジオール、特に1,5−ペンタ
ンジオール、エチレングリコール、チオジグリコール、ジエチレングリコール及
びトリエチレングリコール;並びにジオールのモノ−C1-4−アルキル及びC1-4 −アルキルエーテル、更に好ましくは2ないし12個の炭素原子を有するジオー
ルのモノ−C1-4−アルキルエーテル、特に2−メトキシ−2−エトキシ−2−
エトキシエタノールである。
【0022】 水及び一つ又はそれ以上の有機溶媒の混合物を含む、更なる適したインク媒体
の例は、米国特許第4,963,189号、第4,703,113号、第4,6
26,284号、欧州特許出願公開EP4,251,150A及び米国特許第5
,207,824号に記載されている。
【0023】 インクは、更にインクジェット印刷用インクに慣用的に使用される付加的な成
分、例えば粘度及び表面張力改良剤、腐食防止剤、殺細菌剤、コゲーション(k
ogation)抑制添加剤、紙のねじれを減少する抗皺剤及びイオン性又は非
イオン性であってもよい界面活性剤を含むことができる。
【0024】 インクの耐光堅牢度を、インク中に更なる有機酸を含めることによって、なお
更に改良することができることが見出された。従って、本発明の第1の側面によ
るインクは、好ましくは更なる有機酸、好ましくはカルボン酸、更に好ましくは
脂肪族又は芳香族カルボン酸を含む。好ましくは更なる有機酸は、XHとは異な
った酸である。
【0025】 更なるカルボン酸は、好ましくは1ないし5個、更に好ましくは1ないし4個
のカルボキシ基を含む。カルボン酸は、更に一つ若しくはそれ以上の原子又はカ
ルボキシ以外の基で置換されていてもよい。
【0026】 好ましい脂肪族カルボン酸は、20個まで、更に好ましくは2ないし15個、
そして特に2ないし10個の炭素原子(酸、即ちCO2H基中の炭素原子を含み
)を含む。脂肪族カルボン酸は、飽和又は不飽和であってもよい。
【0027】 好ましい飽和脂肪酸は、アルカン誘導体であり、そして好ましい不飽和脂肪酸
は、アルケン及びアルキン誘導体である。脂肪酸が誘導されるアルカン、アルケ
ン及びアルキン基は、直鎖、分枝鎖又は環であることができ、そして一つ若しく
はそれ以上の基又は異種原子によって中断されていてもよい。好ましい中断原子
及び基は、−O−、−S−、−NR1−、フェニル、ピペラジン、−C(O)O
及び−C(O)−から選択され;ここでR1は、H、アルキル(好ましくはC1-4 −アルキル)又はフェニルである。
【0028】 カルボン酸が一つ若しくはそれ以上の原子又はカルボキシ以外の基によって更
に置換されている場合、置換基は、好ましくは−OH、−NH2、−NO2、−S
H、−SO3H、−PO32、ハロ(好ましくは−F又は−Cl)、C1-4−アル
キル、C1-4−ヒドロキシアルキル、C1-4−アルコキシ及びC1-4−ヒドロキシ
アルコキシから選択される。カルボン酸が更に一つ又はそれ以上の−OH基で置
換されていることが特に好ましい。
【0029】 一つのカルボキシ基を含む好ましい飽和脂肪酸は、例えば酢酸、ホスホノ酢酸
、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、ドデカン酸及びシクロヘキサンカル
ボン酸を含む。
【0030】 一つより多いカルボキシ基を含む好ましい飽和脂肪酸は、例えばシュウ酸、マ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、1,
2,3,4−ブタン四カルボン酸、エチレンジアミン四酢酸、ジグリコール酸、
イミノ二酢酸、1,1−シクロヘキサン二酢酸及びニトリロ三酢酸を含む。
【0031】 好ましい不飽和脂肪酸は、例えばマレイン酸、フマル酸、シトラコン酸及びメ
サコン酸を含む。 一つ又はそれ以上の−OH基を持つ好ましい脂肪酸は、例えばグリコール酸、
乳酸、タルトロン酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アスコルビン酸、粘液酸及
びグルコン酸を含む。
【0032】 更なる有機酸が芳香族カルボン酸の場合、これは、好ましくは一つ若しくはそ
れ以上のカルボキシ基又はカルボキシ基を持つ基によって置換された、単環又は
多環芳香族或いは複素芳香族基である。
【0033】 好ましい単環芳香族基は、置換されていてもよいベンゼン、ピリジン、ピリド
ン、チオフェン及びフラン基を含む。 好ましい多環芳香族基は、環が互いに縮合している、又は一つの共有結合若し
くは結合基によって結合している多環芳香族基を含む。好ましい結合基は、−O
−、−S−、−NRa−を含み、ここでRaはH又はC1-4−アルキル、−C(O
)−、アルキレン及びアルケニレン基である。
【0034】 環が互いに縮合している好ましい多環芳香族基は、置換されていてもよいナフ
タレン、キノリン、インドリン及びベンゾフランを含む。 環が一つの共有結合又は結合基によって結合している好ましい多環芳香族基は
、ビフェニル、スチルベン及びジフェニルメタンを含む。
【0035】 芳香族基が、原子又はカルボキシ以外の基若しくはカルボキシ基を持つ基によ
って更に置換されている場合、好ましい置換基は、ハロゲン(特にF又はCl)
;−NO2;−CF3;−CN;−SO3H、−PO32;或いは−OH、−NH2 、−NO2、−SO3H、−PO32若しくはハロゲンによって置換されていても
よいC1-6−アルキル、C2-6−アルケニル、C5-8−シクロアルキル又はC1-6
アルコキシ基;式−SR2又は−COOR2の基、ここでR2は、H、C1-4−アル
キル、C5-8−シクロアルキル又はフェニルである;並びに式−OR3、−COR 3 ;−NR34、−SO2NR34、−SOR3、−SO23、−NR3COR4
−CONR34、又は−OCOR3の基、ここでR3及びR4は、それぞれ独立に
H、C1-4−アルキル、C5-8−シクロアルキル、フェニルであるか、又はR3
びR4は、これらが結合している窒素といっしょに5又は6員の環、例えばピペ
ラジン又はモルホリンを形成している基から選択される。
【0036】 他の好ましい更なるカルボン酸は、単糖、二糖及び三糖の誘導体、例えばアル
ドン酸(例えば6−ホスホグルコン酸)、そして特にグルコン酸、ムラミン酸及
びシアル酸である。
【0037】 一つ又はそれ以上のカルボキシ基及び一つ又はそれ以上の−OH基を持つ好ま
しい芳香族酸の例は、例えばスルホサリチル酸及びスルホフタル酸を含む。 好ましくはインクは、黄、マゼンタ、シアン又は黒である。
【0038】 インクは、好ましくは: (a)70ないし99.8部の水性媒体; (b)合計0.01ないし30、更に好ましくは1ないし10部の着色料; (c)合計0.01ないし30、更に好ましくは1ないし10部の式(1)の
化合物;及び (d)合計0ないし30、更に好ましくは0.01ないし10部の更なる有機
酸; を含み、ここで全ての部は重量により、そして部の数(a)+(b)+(c)+
(d)=100である。
【0039】 本発明の第1の側面によるインクは、式(1)の化合物が省略された場合と比
較して、改良された耐光堅牢度を有する。更なる有機酸の存在は、これをなお更
に改良する。驚くべきことに、これらの改良は、通常インクジェット印刷用イン
クに対する、耐水堅牢度、明度、耐久性、貯蔵安定性及び信頼性のような他の高
度に厳しい性能要求に逆に影響することなく達成することができる。
【0040】 印刷物の耐光堅牢度が、式(1)の化合物を、印刷される基質上又は基質中に
組み込むことによって更に改良することができることが見出された。この方法は
、既存のインクの在庫品を再処方しなければならないことを回避し、そして更に
繊細な型のインクジェット印刷機のヘッドのあるものに、好ましくない作動上の
困難さを起こす付加物のいかなる可能性をも回避する。
【0041】 本発明の第3の側面によれば、本明細書中で先に定義した式(1)の化合物で
、被覆又は含浸された基質が提供される。好ましい式(1)の化合物は、本発明
の第1の側面に関して上記で検討した通りであり、特にグルコン酸銅である。
【0042】 好ましくは基質は、式(1)の化合物、及び液体媒体並びに所望による結合剤
を含む組成物で含浸又は被覆される。 液体媒体は、好ましくは水、又は水及び有機溶媒を含む混合物を含む。
【0043】 基質は、好ましくは紙、プラスチック材料、織物、金属又はガラス、更に好ま
しくは紙、オーバーヘッドプロジェクターのスライド又は織物材料、特に紙であ
る。基質を被覆又は含浸するために適した好ましい組成物は: (a)0.01ないし30、更に好ましくは1ないし10部の式(1)の化合物
; (b)0.01ないし30、更に好ましくは1ないし10部の結合剤; (c)0.01ないし99.97、更に好ましくは0.1ないし50部の水混和
性有機溶媒; (d)0.01ないし99.97、更に好ましくは0.1ないし50部の水; (e)0ないし30、更に好ましくは0.1ないし10部の更なる有機酸; を含み、ここで全ての部は重量により、そして部の合計の数は(a)+(b)+
(c)+(d)+(e)=100である。
【0044】 基質を被覆又は浸潤するために適した組成物は、好ましくは無色、薄く着色又
は白色である。 結合剤は、好ましくは高分子又は重合可能な結合剤、更に好ましくは水溶性若
しくは水散逸性の高分子又は重合可能な結合剤である。基質は、好ましくは多孔
性無機粒子、例えばアルミナ(特にベーヘマイト(boehemite))又は
シリカ粒子、特に米国特許第5,804,293号に記載されているような、そ
のモードにおける粒子の大きさが10マイクロメートルより小さい計算上の多モ
ード粒子サイズ分布を有する、非晶質沈殿シリカ粒子、及び国際特許出願PCT
/US96/19361、9頁、21ないし29行目で言及しているシリカ粒子
を持ち、これらは本明細書中に参考文献として援用される。これらの粒子は、イ
ンクに対する基質の吸収性を改良し、基質に、より良好な耐水及び耐摩擦堅牢特
性を与える。多孔性無機粒子は、結合剤の成分として基質に組み込んでもよい。
【0045】 好ましい水溶性結合剤は、デンプン、好ましくはヒドロキシアルキルデンプン
、例えばヒドロキシエチルデンプン;セルロース、例えばセルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシエチルメチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース(及びその塩)
、並びに酢酪酸セルロース;ゼラチン;ガム、例えばグアール、キサンタンガム
、及びアラビアゴム;ポリビニルアルコール;ポリリン酸ビニル;ポリビニルピ
ロリドン;ポリビニルピロリジン;ポリエチレングリコール;加水分解されたポ
リ酢酸ビニル;ポリエチレンイミン;ポリアクリルアミド、例えばポリアクリル
アミド及びポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド);アクリルアミド−アクリ
ル酸コポリマー;ポリビニルピリジン;ポリリン酸ビニル;ビニルピロリドン−
酢酸ビニルコポリマー;ビニルピロリドン−スチレンコポリマー;ポリビニルア
ミン;ポリ(ビニルピロリドンジアルキルアミノアルキルアルキルアクリラート
)、例えばポリビニルピロリドン−ジエチルアミノメチルメタクリラート;酸官
能アクリル酸ポリマー及びコポリマー、例えばポリ(メタ)アクリル酸並びに(
メタ)アクリル酸及び他の(メタ)アクリラートモノマーのコポリマー;アミン
官能アクリル酸ポリマー及びコポリマー、例えばポリジメチルアミノエチルメタ
クリラート;酸又はアミン官能ウレタンポリマー、好ましくはジメチロールプロ
パン酸及び/又は側鎖若しくは末端ポリエチレングリコールを含むもの;イオン
性ポリマー、特にカチオン性ポリマー、例えばポリ(塩化N,N−ジメチル−3
,5−ジメチレンピペリジニウム);ポリエステル、好ましくは水溶性化基、特
に酸基を持つもの、例えばポリオールをソジオスルホイソフタル酸と重合するこ
とによって得ることが可能なポリエステルを含む。
【0046】 好ましい水散逸性結合剤は、水散逸性ポリマー更に好ましくはラテックスポリ
マー、例えばカチオン性、非イオン性及びアニオン性スチレン−ブタジエンラテ
ックス;酢酸ビニル−アクリル酸コポリマーラテックス;第四アンモニウム基を
持つアクリル酸コポリマーラテックス、例えばポリメチルアクリラート塩化トリ
メチルアンモニウムラテックス;並びにポリ(アクリラート)、ポリ(メタクリ
ラート)、ポリエステル、ポリウレタン又はビニルポリマー及びこれらのコポリ
マーの分散物である。ポリマー分散物は、好ましくは乳化、懸濁、塊状又は溶液
重合、それに続く水への分散によって調製される。
【0047】 結合剤は、単一の結合剤を含むことができ、又は2種類若しくはそれ以上の結
合剤、特に先に記載した好ましい結合剤の混合物を含むことができる。結合剤は
、更にPPG Industries Inc.から入手可能なQuikote TM 被覆材料であってもよい。得られた基質の色の滲みは、結合剤が(1)オニウ
ム基を実質的に含まない水溶性皮膜形成有機ポリマー、及び(2)本質的にオニ
ウムを含むmer単位からなる、水溶性又は水分散性オニウム付加ポリマーを含
む場合、減少又は排除さえすることができる。好ましくは結合剤と式(1)の化
合物の重量比は、99:1ないし1:99、更に好ましくは80:20ないし2
0:80である。
【0048】 好ましい水混和性有機溶媒は、本発明の第1の側面のインクに関して先に記載
した通りである。 式(1)の化合物及び結合剤は、好ましくは液体媒体中に分散又は更に好まし
くは溶解する。
【0049】 式(1)の化合物で基質を被覆又は浸潤するための好ましい方法は、例えば浸
漬被覆、リバースロール塗布、K−バー塗布、噴霧及びインクジェット印刷を含
む。
【0050】 基質が、式(1)の化合物で液体媒体との混合物の形で、インクでインクジェ
ット印刷する前に被覆又は含浸される場合、被覆又は含浸された基質を、インク
が塗布される前に乾燥することが好ましい。いかなる適当な乾燥方法、例えば熱
空気乾燥を使用することができる。
【0051】 本発明の第4の側面によれば、インクジェと印刷機によって着色料を含むイン
クを、着色料が基質上に位置した場合に、本明細書中で先に定義した式(1)の
化合物と接触するように、基質に塗布することを含む、基質上にイメージを印刷
する方法が提供される。
【0052】 着色料が、基質上に位置した場合に、式(1)の化合物と接触することを確実
にする多くの方法がある。例えば、本発明のこの第4の側面の方法は、本発明の
第1の側面で定義したインクを使用することができる。この方法により、着色料
及び式(1)の化合物は、両者ともインク中に存在し、基質上に印刷されるまで
そのままいっしょにあることを確実にする。数種の異なったインクを含むインク
ジェット印刷機、例えば黄、マゼンタ、シアン及び黒のインクを有する全色印刷
機において、一つ又は一つより多いインク中に、式(1)の化合物を含めること
ができる。式(1)の化合物を含まないいかなるインクも、全色印刷物を得るた
めに通常起こる、基質上のインク間の重なり合いの効果によって、これとなお接
触することができる。
【0053】 もう一つの方法は、本発明のこの第4の側面の方法を、本発明の第3の側面で
定義したような基質上で行うことである。この方法において、着色剤は、被覆又
は含浸された基質中に存在する式(1)の化合物と接触する。更に、インクの現
在の在庫を再処方する必要がなく、又は繊細なインクジェット印刷機のヘッドの
閉塞問題の危険をおかす必要がない。
【0054】 第3の方法は、式(1)の化合物及び液体媒体を含む組成物、好ましくは無色
又は薄く着色した組成物を、イメージを持つか、又はイメージを持つであろう基
質の部分にイメージの印刷の前、最中又は後に、インクジェット印刷機によって
塗布することである。液体媒体は、着色料を含まないことを除いて、好ましくは
インクに関して先に記載した通りである。インク、及び式(1)の化合物を含む
無色又は薄く着色された組成物に使用される特定の液体媒体は、異なっていても
、又は同じであってもよい。
【0055】 着色料が基質上に位置した場合に、式(1)の化合物と接触することを確実に
する上記の方法は、単独で、いかなる二つの方法の組み合わせで、又は実際三つ
の全てをいっしょに使用することができる。
【0056】 本発明のこの第4の側面において、インクジェット印刷機は、好ましくは基質
にインク又は無色の組成物を、基質上に小さいオリフィスを通して射出される液
滴の形で塗布する。好ましいインクジェット印刷機は、圧電式インクジェット印
刷機及び熱式インクジェット印刷機である。熱式インクジェット印刷機において
、熱のプログラムされたパルスが、オリフィスに隣接した抵抗器によって容器中
のインク又は無色の組成物に加えられ、これによって、基質及びオリフィスの相
対的な動きの中で、オリフィスから小さい液滴の形で基質に向かってインク又は
無色の組成物を射出させる。圧電式インクジェット印刷機においては、小さい結
晶の振動が、オリフィスからインク又は無色の組成物を射出させる。
【0057】 基質は、好ましくは紙、プラスチック、織物、金属又はガラス、更に好ましく
は紙、オーバーヘッドプロジェクターのスライド又は織物材料、特に紙である。 好ましい紙は、普通紙又は酸性、アルカリ性若しくは中性の特性を持っていて
もよい処理紙である。商業的に入手可能な処理紙の例は、HP Premium
Coated Paper(Hewlett Packard Incから入
手可能)、HP Photopaper(Hewlett Packard I
ncから入手可能)、Stylus Pro 720dpi Coated P
aper,Epson Photo Quality Glossy Film
(Seiko Epson Corp.から入手可能)、Epson Phot
o Quality Glossy Paper(Seiko Epson C
orp.から入手可能)、Canon HR101 High Resolut
ion Paper(Canonから入手可能)、Canon GP201 G
lossy Paper(Canonから入手可能)、及びCanon HG1
01 High Gloss Film(Canonから入手可能)を含む。こ
れらの紙は、その製造中に、式(1)の化合物を含むように容易に変更すること
ができる。例えば、PPGの米国特許第5,880,196号の実施例1、又は
米国特許第5,804,293号の実施例1ないし110、或いは米国特許第4
,892,779号の実施例中に記載されている方法を、式(1)の化合物をこ
れらの実施例中に記載されている被覆組成物中の成分として含めるように変更し
て、行うことができる。
【0058】 基質が織物材料の場合、インク又は溶液は、好ましくは織物材料にインクジェ
ット印刷機によって塗布され、その後印刷された織物材料を50℃ないし250
℃の温度に加熱する。
【0059】 好ましい織物材料は、天然、合成及び半合成生地である。好ましい天然織物材
料の例は、羊毛、絹、毛及びセルロース系生地、特に木綿、ジュート、大麻、亜
麻及びリネンを含む。好ましい合成及び半合成の生地の例は、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリアクリロニトリル及びポリウレタンを含む。
【0060】 本発明の第4の側面において言及した組成物は、好ましくは無色である。この
場合、インク及び無色の溶液は、好ましくは基質に異なったノズルから塗布され
る。例えば、全色インクジェット印刷機の場合、式(1)の化合物を含んでいて
も又は含んでいなくともよい着色されたインクは、インクジェット印刷機によっ
て、式(1)の化合物を含む薄く着色された又は無色の組成物とは異なったノズ
ルから基質に塗布される。適当なインクジェット印刷機及びその制御の方法は、
欧州特許第657 849号に記載されている。
【0061】 本発明の第5の側面によれば、本発明の第1又は第2ので定義されたようなイ
ンク、或いは液体媒体及び式(1)の化合物を含む組成物、好ましくは無色又は
薄く着色された組成物を含む(好ましくは基質を被覆又は含浸するための組成物
に関して先に定義したような)、インクジェット印刷機用カートリッジが提供さ
れる。
【0062】 本発明は、以下の実施例によって更に例示され、これらにおいて全ての部は重
量である。 実施例1 以下の組成を有するインクを調製した。インク1 4部のグルコン酸銅 3.5部のProcion(登録商標)Red PX−6B 5部の2−ピロリドン 5部のチオジグリコール 2部のSurfynol 465(非イオン性界面活性剤) pHを5に調節するために充分な水酸化ナトリウム 水で100部に調整比較インクA 4部の水を4部のグルコン酸銅の代わりに使用した以外は、インク1と同一の
インクを調製した。インク2 4部のグルコン酸銅 3.5部のC.I.酸性赤289 5部の2−ピロリドン 5部のチオジグリコール 2部のSurfynol 465(非イオン性界面活性剤) pHを5に調節するために充分な水酸化ナトリウム、そして水で100部に調
整。比較インクB 4部の水を4部のグルコン酸銅の代わりに使用した以外は、インク2と同一の
インクを調製した。
【0063】 耐光堅牢度の測定 インクを、SEC Stylus Pro Printerを使用して基質上
に印刷した。
【0064】 乾燥後、印刷物を、半分を覆ってAtlas Ci35aウェザロメーターに
設置し、そして64時間照射した。印刷物を取り出し、そして暴露した部分及び
覆われた部分の反射された光学濃度を、X−RiteTM938濃度計を使用して
測定した。これらの記録を使用して、照射後の光学濃度の損失パーセントを計算
した。
【0065】 Gilbert Bond Paper及びPremium Glossy
Paper上のインクにより得られた結果を、それぞれ表1及び表2に示す。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】 実施例2 インク3及び4 インク3及び4を、4部のグルコン酸銅の代わりに、4部のエチレンジアミン
四酢酸銅(II)(“CuEDTA”)を使用した以外は、実施例1のインク1
及び2に記載したものと同一の処方で調製した。
【0069】 実施例3 インク5 Pro−Jet Fast Magenta 2(0.3g)を、水(8.2
5g)中に、NaOHを使用してpHを8.5に調節することによって溶解した
。2−ピロリドン(0.75g)、プロパン−1,3−ジオール(0.5g)、
Surfynol 465(0.2g)、及びコバルト(4−スルホサリチル酸
2・2H2O錯体(“CoSal”、0.2g)を加え、そしてインクを室温で
撹拌し、次いでHP560インクジェット印刷機のカートリッジの中に入れ、そ
して紙に印刷した。
【0070】 得られた印刷物が乾燥した後、これを半分覆ってAtlas Ci35aウェ
ザロメーターに設置し、そして48時間照射した。印刷物を取り出し、そして印
刷物の照射された部分及び被覆した部分間の色強度の差(ΔE)を、X−Rit
e分光濃度計で測定した。インク6 インクを、コバルト(4−スルホサリチル酸)2錯体(0.2g)の代わりに
ニッケル(II)(4−スルホサリチル酸)2・2H2O錯体(“NiSal”0
.2g)を使用した以外は、インク5に対して記載した通りに正確に調製した。比較インクC インクを、CoSalを省略した以外は、インク5に対して記載した通りに正
確に調製した。
【0071】 インク5、6及びEに対するΔEの結果を以下の表3に示す。ΔEの低い数字
は、低い退色、即ち高い耐光堅牢度を示す。
【0072】
【表3】
【0073】 実施例4 被覆組成物は、本明細書中に参考文献として援用される、米国特許第5,88
0,196号の12欄39行目ないし14欄25行目に記載されている方法によ
って調製することができる。この組成物に以下の表4に示した以下の添加物を、
第2列に示した重量%で加えることができる。
【0074】
【表4】
【0075】 上記の表4に記載したそれぞれの被覆組成物を、ポリ(テレフタル酸エチレン
)基質に塗布し、そして本明細書中に参考文献として援用される、米国特許第5
,880,196号の14欄26ないし33行目に記載されている方法によって
印刷することができる。
【0076】 実施例5 以下の組成を有するインクを調製した。インク7 2部のEDTA銅 2.5部のPro−Jet(登録商標)Fast Black 2 2.5部のPro−Jet(登録商標)Black OAM 9部の2−ピロリドン 9部のチオジグリコール 2部のシクロヘキサノール pHを9に調節するために充分な水酸化リチウム 水で100部に調整比較インクD 2部の水を、2部のEDTA銅の代わりに使用した以外は、インク7と同一の
インクを調製した。
【0077】 インクを、Canon4300印刷機を使用して基質に印刷し、そして得られ
た印刷物が乾燥した後、これを半分覆ってAtlas Ci35aウェザロメー
ターに設置し、そして100時間照射した。印刷物を取り出し、そして印刷物の
照射された部分及び被覆した部分の色強度の差(ΔE)を、X−Rite分光濃
度計で測定した。
【0078】
【表5】
【0079】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マクファウル,フィリップ イギリス国マンチェスター エム9・8ズ ィーエス,ブラックリー,ヘクサゴン・ハ ウス,ピー・オー・ボックス 42 Fターム(参考) 2C056 EA13 FC02 2H086 BA02 BA05 BA15 BA19 BA21 BA22 BA53 BA56 BA59 BA62 4J039 AB01 AB02 AB07 AD03 AD06 AD09 AD10 AD12 AD23 AE04 AE06 AE07 AE09 BC02 BC03 BC07 BC19 BC33 BC39 BC51 BC53 BC54 BC55 BC59 BC60 BC65 BC68 BE02 CA03 EA15 EA16 EA17 EA19 EA35 FA01 FA02 FA03 FA04 GA24

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)水性媒体; b)着色料;及び c)以下の式(1): M[X]n (1) [式中: Mは、銅、ニッケル、コバルト又はマンガンカチオンであり; Xは、少なくとも4個の炭素原子を含むカルボン酸アニオンであり;そして nは、1以上2以下である;] の化合物; を含むインク。
  2. 【請求項2】 更なる有機酸を含む、請求項1に記載のインク。
  3. 【請求項3】 前記式(1)に記載の化合物が、Xで示される基及びMで示されるカチオン間
    の錯体の形である、請求項1又は2のいずれか1項に記載のインク。
  4. 【請求項4】 Xが、Mの二座配位又は多座配位リガンドである、請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載のインク。
  5. 【請求項5】 Xが、グルコン酸、4−又は5−スルホサリチル酸、1−ヒドロキシ−2−カ
    ルボキシ−5−スルホナフタレン、4−又は5−スルホアントラニル酸、4−ス
    ルホ−N−フェニルアントラニル酸、4−又は5−ヒドロキシチオサリチル酸、
    4−又は5−スルホチオサリチル酸、2,4−ジカルボキシチオフェノール、4
    −スルホフタル酸、1−ヒドロキシ−2,4−ジカルボキシナフタレン、2−ア
    ミノ−3−ヒドロキシ安息香酸、2,4,5−トリヒドロキシ安息香酸、2,2
    ’−ジチオサリチル酸、1−チオ−2−カルボキシ−4−スルホナフタレン及び
    1−アミノ−2−カルボキシ−4−スルホナフタレン、エチレンジアミン四酢酸
    、クエン酸、酒石酸、L−チロシン、リンゴ酸、粘液酸、キナ酸、ケリドン酸、
    3,3’−チオジプロピオン酸、メソ−2,3−ジメルカプトコハク酸、メルカ
    プトコハク酸、2−イソプロピルリンゴ酸、ニトリロ三酢酸、1,6−ジアミノ
    ヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチ
    レントリアミン六酢酸、トリシン、ビシン又はランチオニン或いはこれらの二種
    類又はそれ以上を含む混合物のアニオンである、請求項1ないし4のいずれか1
    項に記載のインク。
  6. 【請求項6】 前記式(1)の化合物が、グルコン酸銅である、請求項1又は2のいずれか1
    項に記載のインク。
  7. 【請求項7】 前記着色料が、染料又は複数の染料の混合物である、請求項1ないし6のいず
    れか1項に記載のインク。
  8. 【請求項8】 (a)70ないし99.8部の水性媒体; (b)合計0.01ないし30部の着色料; (c)合計0.01ないし30部の式(1)の化合物;及び (d)合計0ないし30部の更なる有機酸; を含み、ここにおいて全ての部は重量により、そして部の数は(a)+(b)+
    (c)+(d)=100である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のイン
    ク。
  9. 【請求項9】 請求項1で定義された式(1)の化合物で、被覆又は含浸された基質。
  10. 【請求項10】 式(1)の化合物、液体媒体及び所望により結合剤を含む組成物で、被覆又は
    含浸された、請求項9に記載の基質。
  11. 【請求項11】 前記結合剤が、所望により多孔性無機粒子を含む、水溶性又は水散逸性の高分
    子又は重合可能な結合剤である、請求項10に記載の基質。
  12. 【請求項12】 前記基質が、紙、オーバーヘッドプロジェクターのスライド又は織物材料であ
    る、請求項9ないし11のいずれか1項に記載のインク。
  13. 【請求項13】 インクジェット印刷機で基質に着色料を含むインクを塗布して、前記着色料が
    基質上に位置した場合に、請求項1で定義した式(1)の化合物と接触するよう
    にさせることを含む、基質上にイメージを印刷する方法。
  14. 【請求項14】 前記着色料を含むインクが、請求項1で定義したインクである、請求項13に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記基質が、請求項1で定義した式(1)の化合物で被覆又は含浸されている
    、請求項13又は14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項1で定義した式(1)の化合物及び液体媒体を含む組成物が、イメージ
    を保持する又はイメージを保持するであろう基質上の部分に、インクジェット印
    刷機によって、イメージを印刷する前、最中又は後に塗布される、請求項13な
    いし15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 (a)0.01ないし30部の式(1)の化合物; (b)0.01ないし30部の結合剤; (c)0.01ないし99.97部の水溶性有機溶媒; (d)0.01ないし99.97部の水;及び (e)0ないし30部の更なる有機酸; を含み、ここにおいて全ての部は重量により、そして部の合計の数は(a)+(
    b)+(c)+(d)=100である、組成物。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインク、又は水及び請求項1で定義
    した式(1)の化合物を含む混合物を含む、インクジェット印刷機用カートリッ
    ジ。
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