JP2002307448A - 型内発泡成形用中型の製作方法及び該中型 - Google Patents

型内発泡成形用中型の製作方法及び該中型

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JP2002307448A JP2001117410A JP2001117410A JP2002307448A JP 2002307448 A JP2002307448 A JP 2002307448A JP 2001117410 A JP2001117410 A JP 2001117410A JP 2001117410 A JP2001117410 A JP 2001117410A JP 2002307448 A JP2002307448 A JP 2002307448A
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剛 梅谷
Mitsuatsu Yamazumi
光温 山住
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型内発泡成形体の意匠模様を鮮明にできる型
内発泡成形用中型の製作方法及び該中型を提供する。 【解決手段】 型内発泡成形体3の表面3aに意匠模様
4を形成するための凹凸模様5が鋳造中に成形面1aに
形成された構成部材2(型内発泡成形用中型1)の製作
方法において、中型製作用模型6の成形面1aと略同形
状に形成された表面6aに凹凸模様5を反転させた反転
凹凸模様7を形成し、この中型製作用模型6上で注型硬
化により製作される1次型8の表面8aに注型硬化中に
反転凹凸模様7を転写することにより1次凹凸模様9を
形成し、この1次型8上で注型硬化により製作される無
機系材料からなる2次型10の表面10aに注型硬化中
に1次凹凸模様9を転写することにより2次凹凸模様1
1を形成した後、鋳造中に成形面1aに2次凹凸模様1
1を転写することにより凹凸模様5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、成形型内に充填
した多数の予備発泡ビーズを蒸気加熱により型内発泡成
形体に発泡成形する際に使用され、型内発泡成形体の表
面に意匠模様を形成するための凹凸模様が成形面に形成
された型内発泡成形用中型の製作方法及び該中型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術としては、例えば特
開平12−108134号公報に開示されているよう
に、凹凸模様を有するシート材を木型に接着した模型を
製作し、次いでこの模型から凹凸模様を転写した砂型を
製作した後、鋳造によりこの砂型から更に成形面に凹凸
模様を転写した型内発泡成形用中型を製作する方法等が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では、得られた型内発泡成形用中型を使用し
て製造される型内発泡成形体の意匠模様が不鮮明である
という問題点がある。
【0004】この発明は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり、型内発泡成形体の意匠模様を鮮明
にできる型内発泡成形用中型の製作方法及び該中型を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の製作方法は、型内発泡成形体の表面に意
匠模様を形成するための凹凸模様が鋳造中に成形面に形
成された型内発泡成形用中型の製作方法において、中型
製作用模型の前記成形面と略同形状に形成された表面に
前記凹凸模様を反転させた反転凹凸模様を形成し、この
中型製作用模型上で注型硬化により製作される1次型の
表面に注型硬化中に前記反転凹凸模様を転写することに
より1次凹凸模様を形成し、この1次型上で注型硬化に
より製作される無機系材料からなる2次型の表面に注型
硬化中に前記1次凹凸模様を転写することにより2次凹
凸模様を形成した後、鋳造中に前記成形面に前記2次凹
凸模様を転写することにより前記凹凸模様を形成するも
のである。
【0006】請求項2の製作方法は、前記1次型の注型
硬化前に、この1次型の原料をあらかじめ前記中型製作
用模型の表面に塗布しておくものである。
【0007】請求項3の製作方法は、前記2次型の注型
硬化前に、この2次型の原料をあらかじめ前記1次型の
表面に塗布しておくものである。
【0008】請求項4の製作方法は、前記2次型の注型
硬化を振動を与えながら行うものである。
【0009】請求項5の製作方法においては、前記中型
製作用模型が合成樹脂からなる。
【0010】請求項6の製作方法においては、前記1次
型がシリコーンゴムからなる。
【0011】請求項7の製作方法においては、前記2次
型が石膏又はセメントからなる。
【0012】請求項8の型内発泡成形用中型は、請求項
1乃至7のいずれか記載の方法により製作された型内発
泡成形用中型において、前記凹凸模様の凸部に蒸気孔を
設けたものである。
【0013】請求項9の型内発泡成形用中型は、請求項
1乃至7のいずれか記載の方法により製作された型内発
泡成形用中型及び/又は請求項8記載の型内発泡成形用
中型を構成部材とし、この構成部材を複数個連接したも
のである。
【0014】請求項10の型内発泡成形用中型は、前記
構成部材同士の継目に蒸気孔を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図14に示すように、第
1実施形態に係る型内発泡成形用中型1を構成する構成
部材2の製作方法は、型内発泡成形体3の表面3aに意
匠模様4を形成するための凹凸模様5が鋳造中に成形面
1aに形成された構成部材2の製作方法において、中型
製作用模型6の表面6aに反転凹凸模様7を形成し、こ
の中型製作用模型6上で注型硬化により製作される1次
型8の表面8aに注型硬化中に反転凹凸模様7を転写す
ることにより1次凹凸模様9を形成し、この1次型8上
で注型硬化により製作される2次型10の表面10aに
注型硬化中に1次凹凸模様9を転写することにより2次
凹凸模様11を形成した後、鋳造中に構成部材2の成形
面1aに2次凹凸模様11を転写することにより凹凸模
様5を形成するものである。
【0016】型内発泡成形用中型1は、図2に示すよう
に、例えば、平板状の構成部材2を凸状となるように複
数個連接したものであり、成形面1aに凹凸模様5が形
成されている。この型内発泡成形用中型1は、図3に示
すように、成形型12を構成する2つの金型13,14
のいずれか一方の金型13に取付けられた中板15に、
成形面1aが成形型内12aに面するように固定され
る。なお、この実施形態においては、型内発泡成形用中
型1を凸状とし、他方の金型14の中板16に固定され
る他の型内発泡成形用中型17を凹状としているが、こ
れに限定されるものではなく、型内発泡成形用中型1を
凹状等とし、他の型内発泡成形用中型17を凸状等とし
ておいてもよい。
【0017】構成部材2を連接するには、図2及び図3
に示すように、構成部材2同士をそのままL字形に突き
合わせたり、あるいは端部を例えば45度等の所定角度
に切り欠いてL字形等に突き合わせたりして、成形面1
aの凹凸模様5が連続するようにすればよい。構成部材
2同士の連接部分は、裏面側等に例えば平板状又は横断
面がL字状の裏当て材18A,18Bをボルトで螺着等
することにより、隙間なく固定しておけばよい。
【0018】型内発泡成形体3は、図4に示すように、
図3のような成形型内12aで発泡成形することにより
製造されるが、この際、型内発泡成形用中型1の成形面
1aの凹凸模様5が転写されて表面3aに意匠模様4が
形成される。これにより、予備発泡ビーズの発泡に基づ
く亀甲模様が目立たなくなり、型内発泡成形体3の外観
が良好となる。
【0019】構成部材2は、例えば、アルミニウム等の
適宜の金属からなり、鋳造により平板状に形成されてい
る。この構成部材2の成形面1aに凹凸模様5を形成す
るには、まず、図5乃至図7に示すように、中型製作用
模型6の表面6aに、凹凸模様5を反転させた反転凹凸
模様7を形成する。反転凹凸模様7を形成するには、N
C(Numeral Controll)工作機(数値制御工作機,例え
ば「マシニングセンターPC55V」新日本工機株式会
社製)等を好適に使用できる。
【0020】中型製作用模型6の表面6aは、図5、図
6、図13に示すように、構成部材2の成形面1aと略
同形状に形成されている。この実施形態のように、構成
部材2が平板状である場合は、中型製作用模型6も平板
状でよい。要するに、中型製作用模型6の表面6a形状
を、鋳造中に形成される構成部材2の成形面1aの形状
に合わせておけばよい。
【0021】ここで、中型製作用模型6がポリウレタン
(例えば「チバツール(レン・シェープ450)」チバ
・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)等の合成樹
脂からなる場合は、安価であるために低コストにできる
と共に、比較的軟らかいために反転凹凸模様7の形成も
容易であるという利点がある。
【0022】次いで、図8及び図9に示すように、中型
製作用模型6上で注型硬化により製作される1次型8の
表面8aに、注型硬化中に反転凹凸模様7を転写するこ
とにより1次凹凸模様9を形成する。
【0023】注型硬化により1次型8を製作するには、
例えば、反転凹凸模様7を形成した表面6aを上方に向
けた状態で配置される中型製作用模型6と、この中型製
作用模型6の周囲に設置される適宜の枠体19とから注
型用型20を構成し、この注型用型20内に1次型8の
原料を注ぎ込んで硬化させればよい。これにより、1次
型8の表面8aには、中型製作用模型6の反転凹凸模様
7が転写されて1次凹凸模様9が形成される。
【0024】ここで、1次型8の注型硬化前に、この1
次型8の原料をあらかじめ中型製作用模型6の表面6a
に刷毛等により塗布しておけば、1次型8の原料が図7
のような反転凹凸模様7の凹部21等の細部にまで充填
されて反転凹凸模様7と1次凹凸模様9との間に気泡が
残留しにくくなるので、1次凹凸模様9をより鮮明に形
成できるという利点がある。
【0025】1次型8の材質は特に限定されるものでは
ないが、原料の状態における気泡分離性が良好で、硬化
速度の速いものが好適である。このような材質としては
シリコーンゴム(例えば「ロードシルRTV533」ロ
ーディアジャパン株式会社販売)等が挙げられるが、1
次型8がシリコーンゴムからなる場合は、安価であるた
めに低コストにできるという利点がある。
【0026】なお、反転凹凸模様7のパターンやサイズ
は特に限定されるものではなく、例えば格子状、網目
状、縞状、柱状(突起状)等の他、曲面から構成された
もの等であってもよい。反転凹凸模様7のパターンとし
ての溝を形成する場合のサイズ例としては、溝幅0.5
〜1mm程度、深さ0.5〜1mm程度、ピッチ1〜2
mm程度が挙げられるが、これ以上に粗くしてもよい
し、あるいはこれ以下に細かくして例えばつや消し状等
としてもよい。
【0027】1次型8を製作した後は、図10及び図1
1に示すように、1次型8上で注型硬化により製作され
る無機系材料からなる2次型10の表面10aに、注型
硬化中に1次凹凸模様9を転写することにより2次凹凸
模様11を形成する。
【0028】注型硬化により2次型10を製作するに
は、例えば、枠体22と、この枠体22内に充填される
注型用砂23と、この注型用砂23の所定位置に表面8
aを上方に向けた状態で埋設される1次型8とから注型
用型24を構成し、この注型用型24内に2次型10の
原料を注ぎ込んで硬化させればよい。これにより、2次
型10の表面10aには、1次型8の1次凹凸模様9が
転写されて2次凹凸模様11が形成される。
【0029】ここで、上記と同様、2次型10の注型硬
化前に、この2次型10の原料をあらかじめ1次型8の
表面8aに刷毛等により塗布しておけば、2次型10の
原料が図9のような1次凹凸模様9の凹部25等の細部
にまで充填されて1次凹凸模様9と2次凹凸模様11と
の間に気泡が残留しにくくなるので、2次凹凸模様11
をより鮮明に形成できるという利点がある。また、注型
用型24を例えば振動板26上に配置する等して、2次
型10の注型硬化を振動を与えながら行えば、2次凹凸
模様11をより確実に鮮明に形成できるという利点があ
る。
【0030】2次型10は、構成部材2等の鋳造に使用
できる適宜の無機系材料からなるが、原料の状態におけ
る気泡分離性が良好で、硬化速度の速いものが好適であ
る。このような材質としては石膏(例えば「サンキャス
ト1100」サンケイ石膏株式会社製)やセメント(例
えばポルトランドセメント、混合セメント、特殊セメン
ト等)等が挙げられるが、2次型10が石膏又はセメン
トからなる場合は、安価であるために低コストにできる
と共に、取扱性にも優れているという利点がある。
【0031】なお、2次型10が硬化した後は必要に応
じて、図12に示すように、2次型10及び1次型8を
注型用型24から取り出し、例えば同じ注型用砂23等
の上で2次型10に火27を着ける等すれば、アルコー
ル等の分散剤等を燃焼させられるので、より早くかつ簡
単に乾燥させることもできる。
【0032】2次型10を製作した後は、図13及び図
14に示すように、構成部材2の鋳造中に、この構成部
材2の成形面1aに2次凹凸模様11を転写することに
より凹凸模様5を形成する。
【0033】鋳造により構成部材2を製作するには、従
来公知の各種の鋳造法を利用できるが、例えば、下枠2
8、この下枠28内に充填される鋳物砂29、及びこの
鋳物砂29の所定位置に表面10aを上方に向けた状態
で埋設される2次型10を備えた下型30と、下枠28
上に配置される上枠31及びこの上枠31内に充填され
る鋳物砂32を備えた上型33とから砂型34を構成
し、この砂型34内にアルミニウム等の溶融金属を注湯
する方法等が挙げられる。なお、図12に例示した2次
型10の燃焼による乾燥は、下型30内で行ってもよ
く、この場合、鋳物砂29がより強固に固化するという
利点がある。
【0034】このように、構成部材2の成形面1aに、
鋳造中に2次型10の2次凹凸模様11を転写すること
により凹凸模様5を形成するようにすれば、凹凸模様5
が鮮明となるので、型内発泡成形用中型1を使用して製
造される型内発泡成形体3の意匠模様4も鮮明にできる
という利点がある。この場合、中型製作用模型6の反転
凹凸模様7から転写される1次型8の1次凹凸模様9
や、この1次凹凸模様9から転写される2次型10の2
次凹凸模様11もそれぞれ鮮明であるので、反転凹凸模
様7に基づいて忠実に意匠模様4を形成できる。
【0035】既述の成形型内12aへ水蒸気を供給する
ための蒸気孔35は、構成部材2又は組立て後の型内発
泡成形用中型1の成形面1aの所定位置に機械加工等に
より設けておけばよいが、図15乃至図17に示すよう
に、この蒸気孔35を凹凸模様5の凸部36に設けてお
けば、発泡成形時に蒸気孔35内へ膨張して突出する蒸
気孔痕37が型内発泡成形体3の意匠模様4の凹部38
に形成されるので、蒸気孔痕37が目立ちにくいという
利点がある。
【0036】また、図18乃至図20に示すように、構
成部材2同士の継ぎ目39が型内発泡成形用中型1のコ
ーナー部等に位置する場合において、蒸気孔35を継ぎ
目39に設けた場合でも同様に、蒸気孔痕37が型内発
泡成形体3の隅部40等に形成されるので、蒸気孔痕3
7が目立ちにくいという利点がある。
【0037】更に、この実施形態のように、構成部材2
を複数個連接して型内発泡成形用中型1を構成する場合
は、平板状等の単純な形状の構成部材2を使用できるの
で、型内発泡成形用中型1を簡単に製作できるという利
点がある。この場合、大型の構成部材2を製作しておい
て、これを複数個に切断して型内発泡成形用中型1に組
立ててもよい。
【0038】図21乃至図25に示すように、第2実施
形態に係る型内発泡成形用中型51の製作方法は、第1
実施形態の複数の構成部材2を連接することなく、型内
発泡成形用中型51を直接的に鋳造するものである。
【0039】なお、図22及び図25に示すように、中
型製作用模型6の表面6a形状は、最終的に得られる型
内発泡成形用中型51の成形面51aの形状に合わせて
おけばよく、図21乃至図24に示すように、他の操作
は第1実施形態と同様である。鋳造の際は、図24に示
すように、必要に応じて例えば下型30等に所定形状の
中子52を収容するようにしてもよい。
【0040】この実施形態によれば、鋳造により直接的
に型内発泡成形用中型51自体を製作でき、構成部材2
を組立てる必要がないので、工数を低減化できるという
利点がある。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、前記成形面に、鋳造中に2次型の2次凹凸模様を転
写することにより凹凸模様を形成するので、凹凸模様が
鮮明となり、そのため型内発泡成形用中型を使用して製
造される型内発泡成形体の意匠模様も鮮明にできる。こ
の場合、中型製作用模型の反転凹凸模様から転写される
1次型の1次凹凸模様や、この1次凹凸模様から転写さ
れる2次型の2次凹凸模様もそれぞれ鮮明であるので、
反転凹凸模様に基づいて忠実に意匠模様を形成できる。
また、鋳造により直接的に型内発泡成形用中型自体を製
作する場合は、構成部材を組立てる必要がないので、工
数を低減化できる。
【0042】請求項2の発明によれば、1次型の注型硬
化前に、この1次型の原料をあらかじめ中型製作用模型
の表面に塗布しておくので、1次型の原料が反転凹凸模
様の凹部等の細部にまで充填されて反転凹凸模様と1次
凹凸模様との間に気泡が残留しにくくなり、1次凹凸模
様をより鮮明に形成できる。
【0043】請求項3の発明によれば、2次型の注型硬
化前に、この2次型の原料をあらかじめ1次型の表面に
塗布しておくので、請求項2の効果と同様、2次凹凸模
様をより鮮明に形成できる。
【0044】請求項4の発明によれば、2次型の注型硬
化を振動を与えながら行うので、2次凹凸模様をより確
実に鮮明に形成できる。
【0045】請求項5の発明によれば、中型製作用模型
が安価な合成樹脂からなるので、より低コストにできる
と共に、比較的軟らかいために反転凹凸模様の形成も容
易である。
【0046】請求項6の発明によれば、1次型が安価な
シリコーンゴムからなるので、より低コストにできると
いう利点がある。
【0047】請求項7の発明によれば、2次型が安価な
石膏又はセメントからなるので、より低コストにできる
と共に、取扱性にも優れている。
【0048】請求項8の発明によれば、凹凸模様の凸部
に蒸気孔を設けているので、発泡成形時に蒸気孔内へ膨
張して突出する蒸気孔痕が型内発泡成形体の意匠模様の
凹部に形成され、蒸気孔痕が目立ちにくい。
【0049】請求項9の発明によれば、型内発泡成形用
中型を構成部材とし、この構成部材を複数個連接してい
るので、平板状等の単純な形状の構成部材を使用でき、
そのため型内発泡成形用中型を簡単に製作できる。
【0050】請求項10の発明によれば、構成部材同士
の継ぎ目に蒸気孔を設けているので、構成部材同士の継
ぎ目が型内発泡成形用中型のコーナー部等に位置する場
合に蒸気孔痕が型内発泡成形体の隅部等に形成され、蒸
気孔痕が目立ちにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る構成部材の製作方法を示す
フローチャート。
【図2】製作された構成部材を複数個連接した型内発泡
成形用中型の概略断面図。
【図3】成形型の概略断面図。
【図4】型内発泡成形体の断面図。
【図5】反転凹凸模様を形成する前の中型製作用模型の
断面図。
【図6】反転凹凸模様を表面に形成した中型製作用模型
の断面図。
【図7】中型製作用模型の反転凹凸模様付近を示す要部
拡大断面図。
【図8】1次型の注型硬化の様子を示す概略断面図。
【図9】1次型の1次凹凸模様付近を示す要部拡大断面
図。
【図10】2次型の注型硬化の様子を示す概略断面図。
【図11】2次型の2次凹凸模様付近を示す要部拡大断
面図。
【図12】2次型に火を着けた状態を示す概略断面図。
【図13】構成部材の鋳造の様子を示す概略断面図。
【図14】構成部材の凹凸模様付近を示す要部拡大断面
図。
【図15】型内発泡成形用中型の成形面における凹凸模
様の凸部に蒸気孔を設けた例を示す要部拡大断面図。
【図16】発泡成形する様子を示す要部拡大断面図。
【図17】型内発泡成形体の表面における意匠模様の凹
部に蒸気孔痕が形成された状態を示す要部拡大断面図。
【図18】構成部材同士の継ぎ目に蒸気孔を設けた例を
示す要部拡大断面図。
【図19】発泡成形する様子を示す要部拡大断面図。
【図20】型内発泡成形体の表面における隅部に蒸気孔
痕が形成された状態を示す要部拡大断面図。
【図21】第2実施形態に係る型内発泡成形用中型の製
作方法を示すフローチャート。
【図22】1次型の注型硬化の様子を示す概略断面図。
【図23】2次型の注型硬化の様子を示す概略断面図。
【図24】型内発泡成形用中型の鋳造の様子を示す概略
断面図。
【図25】製作された型内発泡成形用中型の断面図。
【符号の説明】
1,51 型内発泡成形用中型 1a,51a 成形面 2 構成部材 3 型内発泡成形体 3a 表面 4 意匠模様 5 凹凸模様 6 中型製作用模型 6a 表面 7 反転凹凸模様 8 1次型 8a 表面 9 1次凹凸模様 10 2次型 11 2次凹凸模様 35 蒸気孔 36 凸部 39 継ぎ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AF01 AG20 AJ05 AJ06 CA01 CB01 CC09 CD02 CN01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型内発泡成形体の表面に意匠模様を形成
    するための凹凸模様が鋳造中に成形面に形成された型内
    発泡成形用中型の製作方法において、 中型製作用模型の前記成形面と略同形状に形成された表
    面に前記凹凸模様を反転させた反転凹凸模様を形成し、
    この中型製作用模型上で注型硬化により製作される1次
    型の表面に注型硬化中に前記反転凹凸模様を転写するこ
    とにより1次凹凸模様を形成し、この1次型上で注型硬
    化により製作される無機系材料からなる2次型の表面に
    注型硬化中に前記1次凹凸模様を転写することにより2
    次凹凸模様を形成した後、鋳造中に前記成形面に前記2
    次凹凸模様を転写することにより前記凹凸模様を形成す
    ることを特徴とする型内発泡成形用中型の製作方法。
  2. 【請求項2】 前記1次型の注型硬化前に、この1次型
    の原料をあらかじめ前記中型製作用模型の表面に塗布し
    ておく請求項1記載の型内発泡成形用中型の製作方法。
  3. 【請求項3】 前記2次型の注型硬化前に、この2次型
    の原料をあらかじめ前記1次型の表面に塗布しておく請
    求項1又は2記載の型内発泡成形用中型の製作方法。
  4. 【請求項4】 前記2次型の注型硬化を振動を与えなが
    ら行う請求項1乃至3のいずれか記載の型内発泡成形用
    中型の製作方法。
  5. 【請求項5】 前記中型製作用模型が合成樹脂からなる
    請求項1乃至4のいずれか記載の型内発泡成形用中型の
    製作方法。
  6. 【請求項6】 前記1次型がシリコーンゴムからなる請
    求項1乃至5のいずれか記載の型内発泡成形用中型の製
    作方法。
  7. 【請求項7】 前記2次型が石膏又はセメントからなる
    請求項1乃至6のいずれか記載の型内発泡成形用中型の
    製作方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか記載の方法に
    より製作された型内発泡成形用中型において、 前記凹凸模様の凸部に蒸気孔を設けたことを特徴とする
    型内発泡成形用中型。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7のいずれか記載の方法に
    より製作された型内発泡成形用中型及び/又は請求項8
    記載の型内発泡成形用中型を構成部材とし、この構成部
    材を複数個連接したことを特徴とする型内発泡成形用中
    型。
  10. 【請求項10】 前記構成部材同士の継目に蒸気孔を設
    けた請求項9記載の型内発泡成形用中型。
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