JP2002306891A - ドラム式乾燥洗濯機 - Google Patents

ドラム式乾燥洗濯機

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JP2002306891A
JP2002306891A JP2001114157A JP2001114157A JP2002306891A JP 2002306891 A JP2002306891 A JP 2002306891A JP 2001114157 A JP2001114157 A JP 2001114157A JP 2001114157 A JP2001114157 A JP 2001114157A JP 2002306891 A JP2002306891 A JP 2002306891A
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JP
Japan
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drum
hot water
water
washing machine
drying
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Application number
JP2001114157A
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English (en)
Inventor
Masanori Komori
正憲 小森
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に乾燥時間を短縮するとともにランニン
グコスト低減を図ることができるドラム式乾燥洗濯機を
提供する。 【解決手段】 略水平に配されるとともに前面の開口部
5aから投入された洗濯物を収納して回転するドラム5
と、温水の流通により周囲の空気と熱交換を行う温水熱
交換器26と、外部の給湯手段30に連結してドラム5
内及び温水熱交換器26に択一的に温水を供給する給湯
弁14とを備え、ドラム5内に給湯して洗濯物を洗濯す
るとともに、温水熱交換器26との熱交換により加熱さ
れた温風をドラム5内に供給して洗濯物を乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横置きのドラム内
に収納された洗濯物を洗濯及び乾燥するドラム式乾燥洗
濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドラム式乾燥洗濯機を図14に示
す。ドラム式乾燥洗濯機は、底台2上に外箱1が配さ
れ、外箱1の上面が天板32で覆われている。外箱1の
前面には開閉扉3により開閉される洗濯物投入口1aが
設けられている。
【0003】外箱1の内部には前面に向かって開口した
開口部4aを有する水槽4が後方へ行くほど下がるよう
に傾斜して配されている。水槽4内には開口部5aを有
して回転するドラム5が同軸に傾斜して配されている。
この傾斜によって前面側からのドラム5内の見通しをよ
くしている。
【0004】洗濯物投入口1aと水槽4の開口部4aの
周縁にはゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン1
0が取り付けられ、洗濯物を出し入れするアクセス路を
形成する。パッキン10は開閉扉3を閉じたときに内周
縁10aが窓部3aの周縁に密着してアクセス路を閉口
する。これにより、水槽4内の洗濯水が外部へ漏水しな
いようになっている。また、パッキン10には蛇腹等が
設けられ、水槽4の揺動に応じて撓みを生じて追従する
ようになっている。
【0005】水槽4の底部外面には駆動機構9が取り付
けられている。駆動装置9は、ドラム5の槽軸5dを支
持してドラム5を回転駆動する。ドラム5の周壁には小
孔5cが設けられている。小孔5cは水槽4とドラム5
とを連通しており、水槽4とドラム5との間を洗濯水が
流出入できるようになっている。ドラム5の内壁面には
バッフル5bが突出して形成され、ドラム5の回転によ
り洗濯物を引っかけて持上げ、洗濯水中に落下させるこ
とにより洗浄が行われるようになっている。
【0006】外箱1内の上部には洗剤を収容する洗剤ケ
ース15が配されている。洗剤ケース15内には洗剤の
収納部を通る通路と通らない通路とが設けられ、洗剤ケ
ース15に流入する洗濯水が切り替えて流通できるよう
になっている。洗剤ケース15内には温度センサー19
が設けられ、流通する冷水や温水の温度を検知する。ま
た、洗剤ケース15から一方には給水パイプ12が導出
され、他方にはドアパッキン10に支持された給水ノズ
ル15aが導出されている。給水パイプ12は分岐して
給水弁13及び給湯弁14に接続されている。
【0007】給水弁13及び給湯弁14の詳細を図15
に示すと、給水弁13は吐出口13a、13bと流入口
13cとを有しており、給湯弁14は吐出口14aと流
入口14cとを有している。流入口13cは水道管に接
続され、市水を供給できるようになっている。流入口1
4cは給湯器30に接続され、温水を供給できるように
なっている。
【0008】吐出口13a及び吐出口14aは給水パイ
プ12に接続され、給水弁13或いは給湯弁14の駆動
により市水または温水を吐出する。温度センサー19の
検出結果に基づいて吐出口13a及び吐出口14aの一
方または両方が開口され、所定の温度の洗濯水が洗剤ケ
ース15を介して給水ノズル15aから水槽4内に給水
される。また、吐出口13bは後述するように、温風が
循環する乾燥用ダクトに接続され、温風内の水分を凝縮
するようになっている。
【0009】図14において、水槽4の底面には流出口
4cから排水ダクト16が導出されている。排水ダクト
16aは、糸屑フイルタ17aを内装した接続ケース1
7と水槽4との間を接続し、排水ダクト16bは接続ケ
ース17と排水弁18の間を接続している。排水ダクト
16cは外部と連通し、排水弁18の開口により洗濯水
を外部へ排水するようになっている。
【0010】図14と一部異なる側面断面を図16に示
すと、水槽4の上方には送風ファン61とヒータ62と
から構成された洗濯物を乾燥するための温風ユニット6
3が設けられている。温風ユニット63は水槽4の開口
部4aに臨む吹出し口4bと、水槽4の下部に設けられ
た循環口4dとを連結する乾燥用ダクト27の経路途中
に配されている。
【0011】ヒータ62で加熱された空気は、送風ファ
ン61の駆動によって吹出し口4bより水槽4内に送出
され、循環口4dより乾燥用ダクト27へ戻るようにな
っている。ヒータ62は乾燥用ダクト27に取付けられ
た温度センサー29a、29bの検出温度に応じて出力
が制御され、所定の温度の温風を水槽4内に送出する。
【0012】また、前述したように、給水弁13の吐出
口13bは乾燥用ダクト27の経路途中に設けられた冷
却室64に連結され、給水弁13の切替えにより乾燥用
ダクト27を通る温風内の水分を冷却して凝縮し、乾燥
空気が得られるようになっている。
【0013】上記構成のドラム式乾燥洗濯機において、
ドラム5内に開口部5aから洗濯物が投入され、スター
トスイッチ(不図示)をオンすると洗い工程、すすぎ工
程、脱水工程から成る洗濯工程が開始される。洗い工程
では、排水弁18が閉じられ、給水弁13及び給湯弁1
4に通電して吐出口13a、14aから洗剤ケース15
に市水及び温水が供給される。温度センサー19の検知
結果により吐出口13a、14aが開閉され、所定の温
度の洗濯水が洗剤を含んでドラム5内に供給される。
【0014】所定量の洗濯水がドラム5内に貯溜される
と駆動装置9の駆動によりドラム5が回転する。洗濯物
はバッフル5bにより持ち上げられ、上部で落下するこ
とにより洗い運転が行われる。ドラム5内に所定温度の
温水を供給することによって高い洗浄力を確保できるよ
うになっている。そして、所定時間経過すると、洗い工
程が終了する。
【0015】次に、すすぎ工程に移行し、排水弁18が
開かれて洗濯水が排水される。排水が完了すると排水弁
18が閉じられ、給水弁13及び給湯弁14の吐出口1
3a、14aから洗剤を含有せずに洗剤ケース15を介
してドラム5内に市水及び温水が供給される。上記と同
様に、温度センサー19の検知結果により吐出口13
a、14aが開閉され、所定の温度のすすぎ水がドラム
5内に所定量貯溜されると、駆動装置9の駆動によりド
ラム5が回転する。洗濯物はバッフル5bにより持ち上
げられ、上部で落下することによりすすぎ運転が行われ
る。所定時間経過すると、すすぎ工程が終了する。
【0016】次に、脱水工程に移行し、排水弁18が開
かれてすすぎ水が排水される。排水が完了すると駆動装
置9の駆動によりドラム5が高速回転する。洗濯物から
は遠心力により残存したすすぎ水が流出し、小孔5cか
らドラム5外に吐出される。すすぎ水は流出口4cから
排水ダクト16を介して排水される。これにより脱水運
転が行われる。
【0017】洗濯工程が終了すると、乾燥工程が行われ
る。乾燥工程では、給湯弁14を閉止し、給水弁13の
切替えにより吐出口13bから冷却室64に市水が供給
される。送風ファン61及びヒータ62が駆動される
と、ヒータ62により乾燥用ダクト27内の空気が加熱
され、吹出し口4bからドラム5内に温風が送出され
る。
【0018】駆動装置9によりドラム5が回転し、洗濯
物が回転しながら温風に曝される。洗濯物と接触して水
分を含んだ温風は循環口4dから乾燥用ダクト27に流
入して冷却室64で市水と接触する。その結果、温風の
温度が低下され、温風内の水分が凝縮して乾燥する。乾
燥した空気は温風ユニット63に導かれて循環し、洗濯
物が乾燥されるようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のドラム式乾燥洗濯機によると、洗濯物の乾燥する
温風の熱源として通電により発熱するヒータ62を用い
るため、温風に供給される熱量が入力電源により制限さ
れる。例えば、100V・15Aの電源の場合には15
00W以下に限られる。従って、洗濯物の乾燥時間が長
くなるとともに電力消費によるランニングコストが高く
なる問題があった。
【0020】本発明は、簡単に乾燥時間を短縮するとと
もにランニングコスト低減を図ることができるドラム式
乾燥洗濯機を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、略水平に配されるとともに前面の開口部か
ら投入された洗濯物を収納して回転するドラムと、温水
の流通により周囲の空気と熱交換を行う温水熱交換器
と、外部の給湯手段に連結して前記ドラム内及び前記温
水熱交換器に択一的に温水を供給する給湯弁とを備え、
前記ドラム内に給湯して洗濯物を洗濯するとともに、前
記温水熱交換器との熱交換により加熱された温風を前記
ドラム内に供給して洗濯物を乾燥することを特徴として
いる。
【0022】この構成によると、給湯弁を介して給湯手
段からドラム内に所定量の温水が給湯されると、ドラム
が回転して洗濯物の洗濯が行われる。給湯弁を切替えて
温水が供給された温水熱交換器で熱交換することにより
昇温された温風が、回転するドラム内に供給されて洗濯
物の乾燥が行われる。
【0023】また本発明は、上記構成のドラム式乾燥洗
濯機において、前記温水熱交換器から流出した温水を前
記給湯手段に戻したことを特徴としている。この構成に
よると、温水熱交換器及び給湯手段を介して温水が循環
する。
【0024】また本発明は、上記構成のドラム式乾燥洗
濯機において、前記開口部を前記ドラムの略中央に配置
し、前記開口部から前記ドラム内に温風を供給したこと
を特徴としている。この構成によると、ドラムの回転に
より洗濯物には遠心力が働いて洗濯物がドラムの周部に
配される。温風は略中央の開口部からドラム内に流入し
て遠心力により外周方向に導かれ、洗濯物を通過して効
率良く乾燥させる。
【0025】また本発明は、上記構成のドラム式乾燥洗
濯機において、前記ドラム内に供給される空気を加熱す
るヒータを備えたことを特徴としている。この構成によ
ると、温水熱交換器及びヒータにより昇温された温風が
ドラム内に送出される。
【0026】また本発明は、上記構成のドラム式乾燥洗
濯機において、前記ヒータの制御により前記ドラム内に
供給される熱量を可変したことを特徴としている。この
構成によると、ヒータの出力を制御することによってド
ラム内に供給される温風の温度が可変される。
【0027】また本発明は、上記構成のドラム式乾燥洗
濯機において、使用者の選択により、前記ヒータを停止
して乾燥を行えることを特徴としている。この構成によ
ると、洗濯物の種類に応じて温風の昇温を制限して乾燥
が行われる。
【0028】また本発明は、上記構成のドラム式乾燥洗
濯機において、使用者の選択により、乾燥を開始して所
定期間が経過した後、前記ヒータが停止されることを特
徴としている。この構成によると、乾燥工程開始当初は
温水熱交換器及びヒータを熱源として乾燥が行われ、ド
ラム内や温風の温度が所定温度に到達した場合や、乾燥
工程の開始後所定時間が経過した場合にヒータが停止さ
れ、温水熱交換器を熱源として乾燥が行われる。
【0029】また本発明は、上記構成のドラム式乾燥洗
濯機において、前記温水熱交換器を前記ドラムの下方に
配置したことを特徴としている。この構成によると、ド
ラムを上方に配置して洗濯物の出し入れを容易にするこ
とができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。説明の便宜上、従来例の図14〜図
16と同一の部分については同一の符号を付している。
図1は第1実施形態のドラム式乾燥洗濯機を示す概略斜
視図である。ドラム式乾燥洗濯機は、底台2上に外箱1
が配され、外箱1の上面が天板32で覆われている。外
箱1は化粧鋼板を折曲して形成されている。天板32は
圧縮ボード等から成り、外箱1にネジ止めされている。
【0031】外箱1の前面上部には、使用者が操作を行
う操作パネル11が取り付けられている。図2に示すよ
うに、操作パネル11は、表示部11aと複数の操作キ
ー(111〜119)とを有し、背面に制御回路31
(図3参照)が配されている。表示部11aは液晶表示
装置等から成り、入力情報等を表示する。
【0032】操作キー(111〜119)はドラム式乾
燥洗濯機に設けられた運転条件を設定する操作等を行
う。電源キー111はドラム式乾燥洗濯機の電源をON
/OFFする。電源キー111をONすると、表示部1
1aには「標準コース」の洗濯乾燥条件が表示される。
標準コースは木綿や化繊等の洗濯物の場合に洗濯工程及
び乾燥工程を最適に行う条件が予め設定されている。使
用者はコース切替キー114を押下することにより、後
述する「ウールコース」、「アイロンコース」、「大物
洗いコース」等の運転条件を選択することができる。
【0033】洗濯キー116を押下すると、洗い工程、
すすぎ工程及び脱水工程から成る洗濯工程のみを行っ
て、乾燥工程を行わないように設定することができる。
乾燥キー115を押下すると、乾燥工程のみを行うよう
に設定される。洗いキー117、すすぎキー118また
は脱水キー119を押下すると、それぞれ洗い工程、す
すぎ工程、脱水工程のみを行うように設定される。
【0034】運転条件が設定されると、スタートキー1
12をONすることによりドラム式乾燥洗濯機の運転が
開始される。運転中にスタートキー112を押下する
と、ドラム式乾燥洗濯機の運転が一時停止され、再度押
下すると運転が再開される。一時停止中にドアロック解
除キー113を押下すると、開閉扉3のロック状態が解
除され、洗濯物の追加投入ができるようになっている。
【0035】図3はドラム式乾燥洗濯機の側面断面図で
ある。制御回路31は、ドラム式乾燥洗濯機の運転を制
御する制御プログラムが格納され、操作キー(111〜
119)により運転条件が設定されると、それに基づい
てドラム式乾燥洗濯機の運転が行われる。
【0036】外箱1の内部には前面に向かって開口した
開口部4aを有する水槽4が後方へ行くほど下がるよう
に傾斜して配されている。水槽4内には開口部5aを有
して回転するドラム5が同軸に傾斜して配されている。
この傾斜によって前面側からのドラム5内の見通しをよ
くしている。
【0037】水槽4の底部外面には駆動機構9が取り付
けられている。駆動機構9はケース9a内にロータ9b
とステータ9cとから成るモータを内装している。ステ
ータ9cはケース9aに固定され、ロータ9bはドラム
5の槽軸5dに固定されている。
【0038】槽軸5dはケース9aに固定されたベアリ
ング6によって支持され、一端がドラム5に固定されて
いるためドラム5が回転自在になっている。これによ
り、ドラム5に直結された駆動機構9が構成され、ロー
タ9bの回転が直接ドラム5を回転駆動する。また、ロ
ータ9bの回転数を検知する回転検知手段(不図示)が
設けられており、回転検知手段の検知結果に基づいて回
転速度が制御されるインバータモータになっている。
【0039】ドラム5の周壁には小孔5cが設けられて
いる。小孔5cは水槽4とドラム5とを連通させてお
り、水槽4とドラム5との間を洗濯水が流出入できるよ
うになっている。ドラム5の内壁面にはバッフル5bが
突出して形成され、ドラム5の回転により洗濯物を引っ
かけて持上げ、洗濯液中に落下させることにより洗浄が
行われるようになっている。バッフル5bはドラム5の
内壁に固定されるかあるいはドラム5と一体に形成され
る。
【0040】ドラム5の開口部5aの外周縁には流体バ
ランサー5eが設けられている。流体バランサー5eは
塩水等の比重の大きい流体が封入されており、ドラム5
の回転時に該流体が移動して洗濯物及び洗濯水の片寄り
による重心移動を打消すようになっている。流体バラン
サー5eはドラム5の内周縁に設けてもよい。
【0041】洗濯物投入口1aと水槽4の開口部4aの
周縁にはゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン1
0が取り付けられ、洗濯物を出し入れするアクセス路を
形成する。開閉扉3には、パッキン10と密着する窓部
3aが突設されている。開閉扉3の前面の一部及び窓部
3aはドラム5内を視認できるようにガラス等の透明部
材で形成されている。
【0042】パッキン10は開閉扉3を閉じたときに内
周縁10aが窓部3aの周縁に密着してアクセス路を閉
口する。これにより、水槽4内の洗濯水が外部へ漏水し
ないようになっている。また、パッキン10には蛇腹等
が設けられ、水槽4の揺動に応じて撓みを生じて追従す
るようになっている。
【0043】外箱1内の上部には洗剤を収容する洗剤ケ
ース15が配されている。洗剤ケース15内には洗剤の
収納部を通る通路と通らない通路とが設けられ、洗剤ケ
ース15に流入する洗濯水が切り替えて流通できるよう
になっている。洗剤ケース15内には温度センサー19
が設けられ、流通する冷水や温水の温度を検知する。ま
た、洗剤ケース15から一方には給水パイプ12が導出
され、他方にはドアパッキン10に支持された給水ノズ
ル15aが導出されている。給水パイプ12は分岐して
給水弁13及び給湯弁14に接続されている。
【0044】給水弁13及び給湯弁14の詳細を図4に
示すと、給水弁13は吐出口13a、13bと流入口1
3cとを有しており、給湯弁14は、吐出口14a、1
4bと流入口14cとを有している。流入口13cは水
道管に接続され、市水を供給できるようになっている。
流入口14cは給湯器30に接続され、温水を供給でき
るようになっている。
【0045】吐出口13a及び吐出口14aは給水パイ
プ12に接続され、給水弁13或いは給湯弁14の駆動
により市水または温水を吐出する。温度センサー19の
検出結果に基づいて吐出口13a及び吐出口14aの一
方または両方が開口され、所定の温度の洗濯水が洗剤ケ
ース15を介して給水ノズル15aから水槽4内に給水
される。
【0046】給水弁13の吐出口13bは、後述するよ
うに、温風が循環する乾燥用ダクト27(図6参照)に
接続され、温風内の水分を凝縮する。給湯弁14の吐出
口14bは、詳細を後述するように、温水熱交換器26
の一端に接続されている。温水熱交換器26の他端は給
湯器30に連結され、吐出口14bから吐出された温水
が給湯器30に戻るようになっている。
【0047】図3において、水槽4の底面には流出口4
cから排水ダクト16が導出されている。排水ダクト1
6aは糸屑フイルタ17aを内装した接続ケース17と
水槽4との間を接続し、排水ダクト16bは接続ケース
17と排水弁18の間を接続している。排水ダクト16
cは外部と連通し、排水弁18の開口により洗濯水を外
部へ排水するようになっている。
【0048】糸屑フイルタ17aは、例えば、格子状に
形成された樹脂或いは、袋状に形成された目の細かい繊
維等から成り、洗濯水が通過することによって洗濯水中
の糸屑等を集積するようになっている。また、糸屑フイ
ルタ17aは接続ケース17内に着脱自在に装着され、
外箱1の前面下部からキャップ17bとともに取り外し
て容易に清掃できるようになっている。
【0049】排水ダクト16aから分岐するエアートラ
ップ21には、導圧パイプ22が導出されている。水位
センサー23は導圧パイプ22及びエアートラップ21
を介して水槽4と連通し、水槽4内の水位による圧力
(水圧)が水位センサー23に伝えられる。水位センサ
ー23は、コイルと磁性体とを内装し、水槽4内の水位
による圧力変化に応じて磁性体がコイル内を移動する。
そして、コイル内の磁性体の位置により生じるコイルの
インダクタンスを発振周波数として検出し、水槽4内の
水位を検知するようになっている。水位センサー23は
水槽4内と連通するどの位置に設けてもよい。
【0050】ドラム式乾燥洗濯機の図3と一部異なる側
面断面を図5に示すと、排水ダクト16bには循環ダク
ト33が分岐して設けられている。循環ダクト33は水
槽4の開口部4aに臨むようにパッキン10に接続され
ており、経路途中に循環ポンプ20を備えている。
【0051】そして、排水弁18を閉じて循環ポンプ2
0を駆動させると、水槽4、循環ダクト33、循環ポン
プ20を通って再び水槽4に至る循環経路が形成され
る。これにより、水槽4内の洗濯水が循環経路を通して
循環され、該循環経路を循環させる間に洗濯水内の洗剤
を短時間に効率良く溶解させるとともに糸屑フイルタ1
7aにより糸屑等を除去する。
【0052】ドラム式乾燥洗濯機の更に一部異なる側面
断面を図6に示すと、水槽4の上方には送風ファン2
5、ヒータ28及び前述の温風熱交換器26から構成さ
れた洗濯物を乾燥するための温風ユニット24が設けら
れている。温風ユニット24は水槽4の開口部4aに臨
む吹出し口4bと水槽4の下部に設けられた循環口4d
とを連結する乾燥用ダクト27の経路途中に配されてい
る。
【0053】送風ファン25の駆動によって乾燥用ダク
ト27内に空気が流通する。温水熱交換器26内には前
述のように温水が流通し、乾燥用ダクト27内を通る空
気は温水熱交換器26との接触により熱交換して昇温さ
れる。また、ヒータ28との接触により更に昇温され、
吹出し口4bからドラム5内に送出される。ドラム5内
の空気は、小孔5cを通り水槽4内を経て循環口4dか
ら乾燥用ダクト27へ戻る。
【0054】ヒータ28は乾燥用ダクト27に取付けら
れた温度センサー29a、29bの検出温度に応じて出
力が制御され、所定の温度の温風をドラム5内に送出す
るようになっている。また、前述したように、給水弁1
3の吐出口13bは乾燥用ダクト27の経路途中に設け
られた冷却室64に接続され、給水弁13の駆動により
乾燥用ダクト27を通る温風内の水分を冷却して凝縮す
るようになっている。
【0055】上記構成のドラム式乾燥洗濯機の標準的な
運転動作を図7〜図11のフローチャート及び図12の
運転チャートを参照して説明する。まず図7のステップ
#101では電源キー111を押圧すると、ドラム式乾
燥洗濯機の電源が入り、ステップ#102で標準コース
の運転条件が表示部11aに表示される。
【0056】ステップ#103で洗濯物投入口1aより
洗濯物を投入して開閉扉3を閉じると、開閉扉3の窓部
3aの周縁にパッキン10の内周縁10aが密着して水
槽4が封止される。運転コースまたは運転条件の変更が
ある場合には操作キー(114〜119)の操作により
条件を設定する。そして、ステップ#104でスタート
キー112をONすると、ステップ#105で開閉扉3
がロックされる。
【0057】ステップ#106では設定された運転条件
に洗い工程が含まれているか否かが判断される。洗い工
程が選択されていない場合はステップ#109に移行し
て指示された工程の動作に移行する。洗い工程が選択さ
れている場合は、ステップ#107でドラム5を回転し
て回転の負荷の検出により洗濯物の量を検知する。そし
て、ステップ#108で図8の洗い工程の処理が呼出さ
れる。
【0058】洗い工程では、ステップ#141で給水弁
13及び給湯弁14の吐出口13a、14aの一方また
は両方が開かれ、所定の温度の水が洗剤ケース15に送
られる。洗剤ケース15内で洗剤を含んだ洗濯水は給水
ノズル15aから水槽4及びドラム5内に流入する。水
槽4内の水位が洗濯物の量に応じた所定水位に達する
と、水位センサー23が検知して給水弁13及び給湯弁
14が閉じられる。そして、ステップ#142で駆動機
構9を駆動してドラム5を所定の洗いチャート(図12
参照)により回転制御し、所定時間だけ洗い運転が行わ
れる。
【0059】洗い運転が終了すると、ステップ#144
で次工程を行うか否かが判断される。洗い工程までで終
了する場合には、ステップ#145で洗濯が終了したこ
とをブザー等により報知し、ステップ#146で開閉扉
3のロックが解除されて洗濯が終了する。
【0060】すすぎ工程が行われる場合には、ステップ
#144の判断によりステップ#147に移行して図9
のすすぎ工程の処理が呼出される。図9のステップ#1
61ではすすぎ運転の設定された回数がカウンタiに入
力される。標準コースの場合は、攪拌すすぎを2回行う
のでi=2となる。次にステップ#162で排水弁18
を開いて排水を行った後、ドラム5が第1の脱水チャー
ト(図12参照)で回転して、すすぎ脱水運転が行われ
る。
【0061】洗濯物に含まれた洗濯水は第1の脱水チャ
ートで回転するドラム5による遠心力でドラム5の周壁
に設けた小孔5cを通じて水槽4の内壁へ吐出される。
該内壁を伝って水槽4内の下部に流下した洗濯水は排水
ダクト16を介して排水される。
【0062】このすすぎ脱水運転中に、給水弁13の吐
出口13aまたは給湯弁14の吐出口14aを開いて給
水ノズル15aから水槽4内にすすぎ水を噴射してもよ
い。このようにすると、すすぎ水が遠心力により洗濯物
を通過して、洗濯物に残った洗剤を効率良く除去するこ
とができる。
【0063】すすぎ脱水運転が終了すると、ステップ#
163で排水弁18を閉じ、給水弁13の吐出口13a
及び給湯弁14の吐出口14aの一方または両方が開か
れて給水動作が行われる。水槽4内の水位が所定水位に
なると吐出口13a、14aが閉じられ、ステップ#1
64で駆動機構9の駆動によりドラム5が所定のすすぎ
チャート(図12参照)で回転し、攪拌すすぎ運転が実
行される。
【0064】柔軟仕上剤収納箱(図示せず)及びこれに
連通するすすぎ給水経路を別途設け、攪拌すすぎ運転中
に、該すすぎ給水経路から柔軟仕上剤とともに給水して
もよい。
【0065】また、洗い運転あるいは攪拌すすぎ運転中
に循環ポンプ20(図5参照)を駆動して水槽4内の洗
濯水を循環させてもよい。このようにすると、水槽4と
ドラム5間の汚れの少ない洗濯水がドラム5内に送出さ
れるので、汚れや糸屑、洗剤の除去を効率良く行うこと
ができる。
【0066】所定時間が経過するとステップ#166で
はカウンタiがデクリメントされ、ステップ#167で
カウンタiが0か否かが判断される。カウンタiが0で
ない場合は攪拌すすぎ運転を再度行うためステップ#1
62〜#167が繰り返し行われる。カウンタiが0の
場合は、設定された回数の攪拌すすぎ運転が終了してい
るため、ステップ#168で次工程を行うか否かが判断
される。
【0067】すすぎ工程までで終了する場合には、ステ
ップ#169で洗濯が終了したことをブザー等により報
知し、ステップ#170で開閉扉3のロックが解除され
て洗濯が終了する。次工程が行われる場合には、ステッ
プ#168の判断によりステップ#171に移行して図
10の脱水工程の処理が呼出される。
【0068】図10のステップ#181では排水弁18
が開かれて排水を行った後、第2の脱水チャート(図1
2参照)により仕上げ脱水運転が行われる。本実施形態
では第2の脱水チャートは前述の第1の脱水チャートと
運転時間が異なり同じ回転数になっている。そして、ド
ラム5の回転による遠心力で洗濯水をドラム5の周壁に
設けた小孔5cを通じて水槽4の内壁へ吐出させる。そ
の後、該内壁を伝って水槽4内の下部に流下した洗濯水
は排水ダクト16を介して排水される。
【0069】仕上げ脱水動作が終了すると、ステップ#
182で乾燥工程を行うか否かが判断される。脱水工程
までで終了する場合には、ステップ#183で洗濯が終
了したことをブザー等により報知し、ステップ#184
で開閉扉3のロックが解除されて洗濯が終了する。乾燥
工程が行われる場合には、ステップ#182の判断によ
りステップ#185に移行して図11の乾燥工程の処理
が呼出される。
【0070】図11のステップ#201では給湯弁14
の吐出口14bが開かれ、温水熱交換器26内を温水が
流通する。ステップ#202ではヒータ28がONされ
る。ステップ#203では送風ファン25が駆動され、
ドラム5が所定の乾燥チャート(図12参照)で回転し
て乾燥運転が行われる。
【0071】送風ファン25の駆動によって、ドラム5
内の洗濯物の水分を吸収した空気はドラム5の小孔5
c、水槽4の循環口4d、乾燥用ダクト27、温水熱交
換器26及びヒータ28を通り、吹出し口4bよりドラ
ム5内へ戻って循環する。この時、給水弁13bが開口
され、冷却室64内に冷却水が噴射される。このため、
水分を含む空気は該冷却水により冷却室64で冷却され
て水分が凝縮する。その結果、乾燥した空気が温水熱交
換器26及びヒータ28に送られる。
【0072】温水熱交換器26及びヒータ28で加熱さ
れた空気は温風となって吹出し口4bより水槽4内に吹
き込まれる。温風は再び洗濯物と接触して水分を吸収
し、再度循環口4dから乾燥用ダクト27内に吸引され
る。この動作を繰り返すことにより洗濯物の乾燥が行わ
れる。
【0073】ドラム5の回転による遠心力によってドラ
ム5内の洗濯物は周部に配される。ドラム5の略中央の
開口部5aに配される吹出し口4bから温風が供給され
るので、温風が遠心力により外周方向に導かれ、周部に
配される洗濯物を通過して効率良く乾燥することができ
るようになっている。
【0074】そして、ドラム5内の乾燥度を乾燥センサ
ー(不図示)で検知し、所定値になると乾燥運転を終了
する。温度センサー29a、29bにより検出される温
度の差が所定値になった時点で乾燥運転を終了してもよ
い。尚、凝縮された水分は、乾燥用ダクト27内を流下
して循環口4dから水槽4内を通り、排水ダクト16を
介して外部に排水される。
【0075】洗濯物がウール等であって高温にできない
場合には、コース切替キー114(図1参照)の操作に
より乾燥工程を「ウールコース」に設定すると、温度セ
ンサー29a、29bの検知結果に応じてヒータ28が
ON/OFFされ、ドラム5内に供給される温風が高温
にならないように制御される。ヒータ28の制御により
ドラム5内に供給される熱量を可変するので、コストの
高い電気の使用量を削減するとともに正確に温風の温度
を制御することができるようになっている。
【0076】乾燥後の洗濯物にアイロンをかける場合に
は、乾燥工程を「アイロンコース」に設定すると、ヒー
タ28を停止して温度の低い温風により所定時間の乾燥
が行われる。これにより、乾燥度が低い状態で乾燥工程
を終了させ、給湯器30の加熱に要する費用やヒータ2
8の電気の使用量が削減される。この時、当初ヒータ2
8を駆動し、所定時間が経過した際や温風が所定温度に
到達した際にヒータ28を停止することにより、電気使
用量を節約するとともに短時間で乾燥を終了させること
ができる。
【0077】また、就寝中等に乾燥を行う場合には、ヒ
ータ28を停止して長時間の乾燥を行うことによりコス
トの高い電気の使用量を削減してランニングコストを低
減することができる。尚、給湯弁14の吐出口14bを
閉口することにより、ヒータ28のみで昇温した温風に
よる乾燥も行うことができ、更にヒータ28を停止して
冷風による乾燥も行うことができる。
【0078】乾燥運転が終了すると、ステップ#204
で乾燥が終了したことをブザー等により報知し、ステッ
プ#205で開閉扉3のロックが解除されて洗濯及び乾
燥が終了する。また、前述したように操作パネル11の
設定により洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各工程を単独で
実行することも可能である。
【0079】本実施形態によると、温水による高い洗浄
力を有するとともに、温水と熱交換して昇温された空気
をヒータ28により更に昇温するので、電力消費の小さ
いヒータを用いることにより電気使用量を削減してラン
ニングコストを低減できる。また、従来と同様のヒータ
を用いると、従来よりも温度の高い温風をドラム5内に
供給して乾燥時間を短縮することができる。
【0080】しかも、従来洗濯工程で温水を使用するた
めに設けられる給湯機能の構成を大きく変えることなく
温水熱交換器26を付加するだけで容易にランニングコ
スト低減や乾燥時間短縮を図ることができる。また、温
水熱交換器26に供給された温水を給湯器30に戻すの
で水量を削減するとともに、給湯器30の加熱に要する
費用を削減することができる。
【0081】次に、図13は第2実施形態のドラム式乾
燥洗濯機を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述
の図1〜図6に示す第1実施形態と同一の部分には同一
の符号を付している。第1実施形態と異なる点は、ヒー
タ28及び温水熱交換器26を水槽4の下方に配置して
いる点である。その他の構成は第1実施形態と同様であ
る。
【0082】水槽4の上方には送風ファン25が配置さ
れ、送風ファン25から下方に延びる乾燥用ダクト27
内にヒータ28及び温風熱交換器26が設けられる。こ
れにより、ヒータ28及び温風熱交換器26が水槽4の
下方に配置されている。また、乾燥用ダクト27はヒー
タ28を通過した後の温風を上方の吹出し口4bに導く
ようになっている。ヒータ28及び温風熱交換器26の
下方には、乾燥用ダクト27の下部に溜まったドレン水
を排水ダクト16bに排水する排水弁65が設けられて
いる。
【0083】送風ファン25の駆動によって乾燥用ダク
ト27内に空気が流通すると温水熱交換器26内には給
水弁14の吐出口14bから供給される温水が流通し、
乾燥用ダクト27内を通る空気は温水熱交換器26との
接触により熱交換して昇温される。また、ヒータ28と
の接触により更に昇温され、吹出し口4bからドラム5
内に送出される。これにより乾燥が行われる。
【0084】本実施形態によると、ヒータ28及び温水
熱交換器26を水槽4の下方に配置するので、天板32
と水槽4との距離を短縮することができる。これによ
り、ドラム式乾燥洗濯機の高さをあまり高くすることな
くドラム5の開口部5aの位置を高くすることができ
る。従って、洗濯物の出し入れが容易になり操作性を向
上させることができる。
【0085】以上、本発明の実施形態について説明した
が、第1、第2実施形態は本発明の例示であり、本発明
の範囲はこれらに限定されるものではなく発明の主旨を
逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することがで
きる。
【0086】
【発明の効果】本発明によると、温水による高い洗浄力
を有するとともに、温水と熱交換した温風をドラム内に
供給して乾燥を行うので、コストの高い電気の使用量を
削減してランニングコストの低いドラム式乾燥洗濯機を
提供することができる。しかも、従来洗濯工程で温水を
使用するために設けられる給湯機能を分岐して温水熱交
換器へ供給するので、部品点数の増加が少なく、ランニ
ングコストの低いドラム式乾燥洗濯機を簡単に実現可能
である。
【0087】また本発明によると、温水熱交換器から流
出した温水を給湯手段に戻すので、水量を削減するとと
もに、給湯手段の加熱に要する費用を削減することがで
きる。
【0088】また本発明によると、ドラムの前面の開口
部からドラム内に温風を供給するので、遠心力によって
ドラムの周部に配される洗濯物に、略中央の開口部から
ドラム内に流入して遠心力により外周方向に導かれる温
風が通過して効率良く乾燥される。
【0089】また本発明によると、温水熱交換器と熱交
換して温風を更に加熱するヒータを備えるので、電力消
費の小さいヒータを用いることにより電気使用量を削減
してランニングコストを低減できる。また、従来と同様
のヒータを用いると、従来よりも温度の高い温風をドラ
ム内に供給して乾燥時間を短縮することができる。
【0090】また本発明によると、ヒータの制御により
ドラム内に供給される熱量を可変するので、コストの高
い電気の使用量を削減するとともに正確に温風の温度を
制御することができる。
【0091】また本発明によると、使用者の選択によ
り、ヒータを停止して乾燥を行えるので、コストの高い
電気の使用量を削減することができる。
【0092】また本発明によると、使用者の選択によ
り、乾燥を開始して所定期間が経過した後ヒータが停止
されるので、コストの高い電気の使用量を削減するとと
もに短時間で乾燥を行うことができる。
【0093】また本発明によると、温水熱交換器を前記
ドラムの下方に配置したドラム式乾燥洗濯機の高さをあ
まり高くすることなくドラムの開口部の位置を高くする
ことができる。従って、洗濯物の出し入れが容易になり
操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
操作パネルを示す平面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
側面断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
給水弁、給湯弁の詳細を示す側面断面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
他の側面断面図である。
【図6】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
更に他の側面断面図である。
【図7】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
開始運転の動作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
洗い工程の動作を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機のす
すぎ工程の動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
脱水工程の動作を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
乾燥工程の動作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
動作を示す運転チャートである。
【図13】 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の
側面断面図である。
【図14】 従来のドラム式洗濯機の側面断面図であ
る。
【図15】 従来のドラム式洗濯機の給水弁、給湯弁の
詳細を示す側面断面図である。
【図16】 従来のドラム式洗濯機の他の側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 外箱 1a 洗濯物投入口 2 底台 3 開閉扉 4 水槽 5 ドラム 9 駆動装置 10 パッキン 11 操作パネル 11a 表示部 12 給水パイプ 13 給水弁 14 給湯弁 15 洗剤ケース 16 排水ダクト 17a 糸屑フィルタ 17 接続ケース 18、65 排水弁 23 水位センサー 24、63 温風ユニット 25、61 送風ファン 26 温水熱交換器 27 乾燥用ダクト 28、62 ヒータ 29a、29b 温度センサー 30 給湯器 31 制御部 32 天板 64 冷却室
フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA16 AA19 BB02 BB05 BB16 CA02 CB07 CB21 FA38 FD08 HB05 LA16 MA01 MA02 MA06 MA07 3L113 AA06 AA07 AB03 AC01 AC08 AC16 AC45 AC46 AC48 AC49 AC52 AC63 AC68 BA14 CA08 CB05 CB24 CB34 DA02 DA06 DA07 DA13 DA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に配されるとともに前面の開口部
    から投入された洗濯物を収納して回転するドラムと、温
    水の流通により周囲の空気と熱交換を行う温水熱交換器
    と、外部の給湯手段に連結して前記ドラム内及び前記温
    水熱交換器に択一的に温水を供給する給湯弁とを備え、
    前記ドラム内に給湯して洗濯物を洗濯するとともに、前
    記温水熱交換器との熱交換により加熱された温風を前記
    ドラム内に供給して洗濯物を乾燥することを特徴とする
    ドラム式乾燥洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記温水熱交換器から流出した温水を前
    記給湯手段に戻したことを特徴とする請求項1に記載の
    ドラム式乾燥洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記開口部を前記ドラムの略中央に配置
    し、前記開口部から前記ドラム内に温風を供給したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のドラム式
    乾燥洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記ドラム内に供給される空気を加熱す
    るヒータを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれかに記載のドラム式乾燥洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記ヒータの制御により前記ドラム内に
    供給される熱量を可変したことを特徴とする請求項4に
    記載のドラム式乾燥洗濯機。
  6. 【請求項6】 使用者の選択により、前記ヒータを停止
    して乾燥を行えることを特徴とする請求項4または請求
    項5に記載のドラム式乾燥洗濯機。
  7. 【請求項7】 使用者の選択により、乾燥を開始して所
    定期間が経過した後、前記ヒータが停止されることを特
    徴とする請求項4または請求項5に記載のドラム式乾燥
    洗濯機。
  8. 【請求項8】 前記温水熱交換器を前記ドラムの下方に
    配置したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれ
    かに記載のドラム式乾燥洗濯機。
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