JP2003053087A - ドラム式乾燥洗濯機 - Google Patents
ドラム式乾燥洗濯機Info
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- JP2003053087A JP2003053087A JP2001241630A JP2001241630A JP2003053087A JP 2003053087 A JP2003053087 A JP 2003053087A JP 2001241630 A JP2001241630 A JP 2001241630A JP 2001241630 A JP2001241630 A JP 2001241630A JP 2003053087 A JP2003053087 A JP 2003053087A
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- dried
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Abstract
力の浪費を防止することのできるドラム式乾燥洗濯機を
提供する。 【解決手段】 回転するドラム8内に給水して洗濯工程
を実行できるとともにドラム8内に温風を送出して乾燥
工程を実行できるドラム式乾燥洗濯機において、乾燥工
程は被乾燥物Lの状態に応じて使用者が択一的に選択で
きる第1、第2乾燥コースを備え、第1乾燥コースはド
ラム8内の異なる位置に配される第1、第2温度検知手
段46a、46bにより検知された温度差Δt1に基づ
いて停止時期を設定するとともに、第2乾燥コースは第
2温度検知手段46bにより検知された温度K1に基づ
いて停止時期を設定する。
Description
に収納された洗濯物を洗濯及び乾燥するドラム式乾燥洗
濯機に関する。
口する有底筒状の水槽と同心に回転可能な有底筒状のド
ラムが内装されている。ドラムの周壁には小孔が形成さ
れ、ドラムの内部と水槽の内部とが小孔を介して連通し
ている。ドラムの開口部の上方には給水口が設けられ、
水槽の下部には排水弁が設けられる。排水弁を閉じて給
水口から給水することにより水槽及びドラム内に洗濯水
を溜めることができるようになっている。
設けられ、水槽の底面下部には排気口が設けられる。排
気口と吹出口とは循環経路により連結されている。循環
経路の途中にはヒータ及び送風機を有して温風を送出す
る温風ユニットと、冷却除湿装置とが設けられ、吹出口
からドラム内に温風が供給される。温風はドラム内を流
通した後、循環経路により循環するようになっている。
後、水槽の開口部を開閉扉により密閉して運転開始を指
示すると、洗濯工程が実行される。洗濯工程は洗い工
程、すすぎ工程、脱水工程から成っており、まず洗い工
程が行われる。洗い工程ではドラム内に給水が行われて
ドラムが回転する。ドラムの回転により洗濯物が洗剤を
含む洗濯水の中を回転して被洗濯物の汚れが除去され
る。
すすぎ工程が行われる。すすぎ工程ではドラム内に給水
が行われてドラムが回転し、被洗濯物に含まれた洗剤が
除去される。所定時間が経過すると洗濯水が排水され、
脱水工程が行われる。脱水工程ではドラムが高速回転し
て遠心力により被洗濯物に含まれた洗濯水が除去され
る。所定時間が経過すると脱水工程が終了する。
と乾燥工程が行われる。乾燥工程は回転するドラム内に
温風が送出され、被乾燥物(被洗濯物)に含まれた水分
を蒸発させる。被乾燥物はドラムの回転によってある程
度持ち上げられるが自重により落下するため主にドラム
内の下部に配置される。このため、吹出口から供給され
た温風が水槽の下部に設けられた排気口に向かう際に被
乾燥物と効率良く接触して被乾燥物の乾燥が行われるよ
うになっている。
検知する第1温度センサが設けられている。排気口の近
傍には排気の温度を検知する第2温度センサが設けられ
ている。図15は第1、第2温度センサによる検知結果
を示す図である。縦軸は温度を示し、横軸は時間を示し
ている。第1、第2温度センサの検知温度をそれぞれF
1、F2で表している。
ため、被乾燥物とあまり接触しない温風の温度が第1温
度センサにより捉えられる。また、被乾燥物と接触した
温風は水分を吸収して降温され、その温度が第2温度セ
ンサにより捉えられる。このため、検知温度F2は検知
温度F1よりも低くなる。そして、時間の経過に伴って
被乾燥物が乾燥して検知温度F1、F2の温度差が小さ
くなる。
燥物に水分が含まれておらず、乾燥が完了したことを示
している。しかし、ドラム内の被乾燥物が多い場合は第
1温度センサに向かう温風も第2温度センサで捉える温
風と同様に被乾燥物との接触機会が多い。また、軽量の
被乾燥物の場合は被乾燥物が浮遊し、被乾燥物と接触し
た温風が第1、第2温度センサに同じように捉えられ
る。一方、ドラム内の被乾燥物が少ない場合は、第2温
度センサに向かう温風も第1温度センサで捉える温風と
同様に被乾燥物との接触機会が少ない。
F1、F2の差が小さくなる場合がある。従って、検知
温度F1、F2が所定の温度差Δt1になってから所定
の時間T0が経過した後に乾燥運転を終了するようにな
っている。この時、乾燥運転の開始時は検知温度F1、
F2が等しいため、所定時間経過後に温度差Δt1の検
出が行われる。
供給し続けると被乾燥物が過加熱されて被乾燥物を傷め
る場合がある。このため、ヒータの駆動によりドラム内
を昇温する昇温乾燥を行って検知温度F1、F2の温度
差Δt1を検知した後、略一定の温度で乾燥を行う恒温
乾燥とが行われる。
温して検知温度F1、F2が所定の温度差Δt2になる
とヒータを停止する。これにより、検知温度F1、F2
はそれぞれ低下するが、被乾燥物と接触する排気の方が
温度(F2)が低下しやすい。検知温度F1、F2の温
度が所定の温度差Δt1まで大きくなると、ヒータを再
度駆動する。そして、ヒータの停止と駆動とが所定の時
間T0の経過まで繰り返される。
知温度F1、F2が所定の温度差Δt1になったことを
検知できない場合は乾燥運転の終了時期を検知すること
ができない。このため、第1、第2温度センサの検知結
果に拘わらず、予め設定された最大運転時間Tmaxが経
過すると乾燥運転が終了するようになっている。
や乾燥工程のみを実行できるようになっている。更に、
脱水工程のみや、すすぎ工程と脱水工程のみを実行する
こともできるようになっている。
乾燥洗濯機によると、洗濯工程に連続して乾燥工程を行
う際には、被乾燥物に捩れや絡まりが発生しており、被
乾燥物の表面と接触した温風の温度が第2温度センサで
検知される。このため、検知温度F1、F2の温度差Δ
t1を検知した後から乾燥運転の終了までの時間T0を
長くして被乾燥物の内部まで乾燥させるようになってい
る。
場合や、被洗濯物の捩れや絡まりを使用者が修正した場
合等には使用者の指示により乾燥工程のみが行われる。
この時、被乾燥物には捩れや絡まりが発生していないた
め、第2温度センサの検出温度が急峻に上昇し、検知温
度F1、F2の温度差の変化が小さい。
いると、温度差Δt1の検出開始後直ちに恒温乾燥が開
始されて充分な乾燥度が得られない問題があった。ま
た、温度差Δt1を小さく設定していると、温度差Δt
1を検出できず、最大運転時間Tmaxにより乾燥運転が
停止される。このため、運転終了までに必要以上に時間
と電力を浪費する問題があった。
が所望の乾燥度のときに検出された場合であっても、短
時間で乾燥が完了できるにも拘わらず、洗濯工程後連続
して乾燥工程を行う場合と同じように長時間の恒温乾燥
が行われる。この場合も、運転終了までに必要以上に時
間と電力を浪費する問題があった。
に、時間と電力の浪費を防止することのできるドラム式
乾燥洗濯機を提供することを目的とする。
に本発明は、回転するドラム内に給水して洗濯工程を実
行できるとともに前記ドラム内に温風を送出して乾燥工
程を実行できるドラム式乾燥洗濯機において、前記乾燥
工程は被乾燥物の状態に応じて使用者が択一的に選択で
きる第1、第2乾燥コースを備え、第1、第2乾燥コー
スの停止時期の検出方法が異なることを特徴としてい
る。
れや絡まりが多い場合に使用者が第1乾燥コースを選択
して乾燥運転が行われ、所定の検出方法による検出結果
に基づいて乾燥運転が終了する。また、被乾燥物の捩れ
や絡まりが少ない場合には使用者が第2乾燥コースを選
択して乾燥運転が行われ、上記と異なる検出方法による
検知結果に基づいて乾燥運転が終了する。
濯機において、温風の流通経路内の異なる位置の温度を
検知する第1、第2温度検知手段を設け、第1乾燥コー
スは第1、第2温度検知手段により検知された温度差に
基づいて停止時期を設定するとともに、第2乾燥コース
は第2温度検知手段により検知された温度に基づいて停
止時期を設定することを特徴としている。
れや絡まりが多い場合に使用者が第1乾燥コースを選択
して乾燥運転が行われ、第1、第2温度検知手段により
検知された温度差に基づいて乾燥運転が終了する。ま
た、被乾燥物の捩れや絡まりが少ない場合には使用者が
第2乾燥コースを選択して乾燥運転が行われ、第2温度
検知手段により検知された温度に基づいて乾燥運転が終
了する。
濯機において、第1乾燥コースは第1、第2温度検知手
段により検知された温度差に基づいて温風の温度を可変
するとともに、第2乾燥コースは第2温度検知手段によ
り検知された温度に基づいて温風の温度を可変すること
を特徴としている。
スでは、第1、第2温度検知手段により検知された温度
差が所定の値になると過熱防止のため温風の加熱手段を
停止し、該温度差が所定の値になると加熱手段を再度駆
動して恒温乾燥が行われる。第2乾燥コースでは、第2
温度検知手段により検知された温度が所定の値になると
過熱防止のため加熱手段を停止し、該温度が所定の値に
なると加熱手段を再度駆動して恒温乾燥が行われる。
濯機において、第1温度検知手段または第2温度検知手
段の検知結果に拘わらず所定時間の経過により乾燥運転
を停止する最長運転時間を設け、第2乾燥コースの最長
運転時間を第1乾燥コースの最長運転時間よりも短くし
たことを特徴としている。この構成によると、第1温度
検知手段または第2温度検知手段の故障等により第1、
第2乾燥コースの停止時期が検出されない場合であって
も最長運転時間の経過により乾燥運転が停止される。
濯機において、第2乾燥コースは、乾燥運転の経過に応
じて前記ドラムの回転条件を可変したことを特徴として
いる。この構成によると、乾燥が進行して所定の時期に
なると、例えばドラムの回転速度を大きくすることや、
ドラムの反転周期を短縮することが行われる。
濯機において、第1、第2乾燥コースは、前記ドラムの
回転条件が異なることを特徴としている。この構成によ
ると、例えば、第1乾燥コースのドラムの回転速度より
も第2乾燥コースのドラムの回転速度が大きい。また、
第1乾燥コースのドラムの反転周期よりも第2乾燥コー
スのドラムの反転周期が短縮される。
濯機において、第2乾燥コースは、前記ドラム内に送出
される温風の量が第1乾燥コースよりも多いことを特徴
としている。
濯機において、第2乾燥コースは、被乾燥物の量に応じ
て異なる運転時間を使用者が選択できることを特徴とし
ている。
参照して説明する。図1は一実施形態のドラム式乾燥洗
濯機を示す概略斜視図である。ドラム式乾燥洗濯機は、
底台2上に化粧鋼板を折曲して形成された外箱1が配さ
れ、外箱1の上面が天板3で覆われている。天板3は圧
縮ボード等から成り、外箱1にネジ止めされている。
カバー5及び前面パネル6が取り付けられている。前面
パネル6には洗濯物投入口6aが開口され、洗濯物投入
口6aを開閉する開閉扉9が設けられている。
面パネル6にはロック機構10が設けられている。開閉
扉9を閉じるとロック爪9aがロック機構10に係合し
てロックされる。これにより、ドラム式乾燥洗濯機の運
転時に開閉扉9が開かないようになっている。
4が設けられている。操作パネル4は、操作部52を有
し、背面に制御回路53(図2参照)が配されている。
操作部52は複数の操作キーから成り、ドラム式乾燥洗
濯機に設けられた運転条件の設定操作等を行う。また、
操作部52にはタッチパネルを有した液晶表示装置等か
ら成る表示パネル51(図4参照)が設けられている。
制御部53は、ドラム式乾燥洗濯機の運転を制御する制
御プログラムが格納され、操作部52により設定された
運転条件に基づいてドラム式乾燥洗濯機の運転が行われ
るようになっている。
ある。外箱1の内部には前面に開口した開口部7aを有
する水槽7が後方へ行くほど下がるように傾斜して配さ
れている。水槽7内には開口部8aを有して回転するド
ラム8が同軸に傾斜して配されている。この傾斜によっ
て前面側からのドラム8内の見通しをよくしている。
付けられている。駆動機構14はケース14a内にロー
タ14bとステータ14cとから成るモータを内装して
いる。ステータ14cはケース14aに固定され、ロー
タ14bはドラム8の槽軸8dに固定されている。
リング15によって支持され、一端がドラム8に固定さ
れているためドラム8が回転自在になっている。これに
より、ドラム8に直結された駆動機構14が構成され、
ロータ14bの回転が直接ドラム8を回転駆動する。ま
た、ロータ14bの回転速度を検知する回転検知手段
(不図示)が設けられており、回転検知手段の検知結果
に基づいて回転速度が制御されるインバータモータにな
っている。
いる。小孔8cにより水槽7とドラム8とが連通してお
り、水槽7とドラム8との間を洗濯水が流出入できるよ
うになっている。ドラム8の内壁面にはバッフル8bが
突出して形成され、ドラム8の回転により被洗濯物を引
っかけて持上げ、洗濯液中に落下させることにより洗浄
が行われるようになっている。バッフル8bはドラム8
の内壁に固定してもよく、ドラム8と一体に形成しても
よい。
ランサー8eが設けられている。流体バランサー8eは
塩水等の比重の大きい流体が封入されており、ドラム8
の回転時に該流体が移動して洗濯物及び洗濯水の片寄り
による重心移動を打ち消すようなっている。尚、流体バ
ランサー8eはドラム8の内周縁に設けてもよい。
周縁にはゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るドアパッキ
ン18が取り付けられ、洗濯物を出し入れするアクセス
路を形成する。開閉扉9には、ドアパッキン18と密着
する窓部9aが突設されている。開閉扉9の前面の一部
及び窓部9aはドラム8内を視認できるようにガラス等
の透明部材で形成されている。
に内周縁18aが窓部9aの周縁に密着してアクセス路
を閉口する。これにより、水槽7内の洗濯水が外部へ漏
水しないようになっている。また、ドアパッキン18に
は蛇腹等が設けられ、水槽7の揺動に応じて撓みを生じ
て追従するようになっている。
ース23が配されている。洗剤ケース23内には洗剤の
収納部を通る通路と通らない通路とが設けられ、洗剤ケ
ース23に流入する洗濯水を切り替えて流通させること
ができる。洗剤ケース23から一方には給水パイプ21
が導出され、他方にはドアドアパッキン18に支持され
た給水ノズル24が導出されている。給水パイプ21は
給水弁22を介して市水が供給できるようになってい
る。
流出口7cから排水ダクト25が導出されている。排水
ダクト25は糸屑フイルタ27aを内装した接続ケース
27と水槽7との間を接続している。接続ケース27に
は排水ポンプ28が一体化されている。排水ポンプ28
からは排水ダクト29が導出され、排水ポンプ28の駆
動により水槽7内の洗濯水を排水ダクト25、29を介
して外部へ排水するようになっている。尚、排水ポンプ
28は止水機能を有さないため、水槽7内の洗濯水の流
出を防止するために排水ダクト29には一部を所定の高
さまで持ち上げた屈曲部29aが形成されている。
が分岐して形成されている。エアートラップ30には、
導圧パイプ31が導出されている。水位センサー32は
導圧パイプ31及びエアートラップ30を介して水槽7
と連通し、水槽7内の水位による圧力(水圧)が水位セ
ンサー32に伝えられる。
内装し、水槽7内の水位による圧力変化に応じて磁性体
がコイル内を移動する。そして、コイル内の磁性体の位
置により生じるコイルのインダクタンスを発振周波数と
して検出し、水槽7内の水位を検知するようになってい
る。水位センサー32は水槽7内と連通するどの位置に
設けてもよい。
面を図3に示すと、水槽7の上方には送風ファン41、
ヒータ42及び冷却除湿装置43から成る温風ユニット
44が設けられている。温風ユニット44は水槽7の開
口部7aに臨む吹出し口7bと水槽7の下部に設けられ
た循環口7dとを連結する乾燥用ダクト45の経路途中
に配されている。
ト45内には空気が流通する。乾燥用ダクト45内を通
る空気はヒータ42との接触により昇温され、吹出し口
7bからドラム8内に送出される。ドラム8内の空気
は、小孔8cから水槽7とドラム8との隙間を通り循環
口7dから乾燥用ダクト45へ戻る。
照)に連結されており、給水弁22を開いて市水が供給
されると、乾燥用ダクト45を通る温風内の水分を冷却
して凝縮する。凝縮された水分は、乾燥用ダクト45内
を流下して循環口7dから水槽7内を通り、排水ダクト
25、29を介して外部に排水される。また、水槽7の
上部の温度を検知する第1温度センサ46aが水槽7の
内壁に取り付けられ、循環口7dの近傍にはドラム8の
排気の温度を検知する第2温度センサ46bが取り付け
られている。
られた操作部52を示す平面図である。ドラム式乾燥洗
濯機の運転条件は操作キー(52a〜52c)及び表示
部51のタッチキーの操作により設定される。電源キー
52aを押圧すると電源がONされ、標準コースの条件
が表示部51に表示される。標準コースは木綿や化繊等
の洗濯物の場合に最適な条件が予め設定されている。こ
こでは、図中、斜線で示すように、「自動」、「中水
流」、「10分」、「ため2回」、「強6分」、「高温
自動」が点滅表示されている。他の部分と異なる色によ
って表示してもよい。使用者はタッチキーの操作により
標準コースと異なる条件を設定することができる。
を設定する。標準コースでは後述するように自動的に水
量を設定するので、初期は「自動」が点滅表示される。
そして、「自動」、「40L」、「30L」、「20
L」と表示された各タッチキーを押下することによりそ
れぞれが択一的に点滅表示される。
速度を可変して洗い工程及びすすぎ工程の水流の強さを
設定する。これにより洗濯物の汚れ具合や種類に応じた
水流が設定できるようになっている。そして、「強水
流」、「中水流」、「弱水流」、「毛布」、「ウール」
と表示された各タッチキーを押下することによりそれぞ
れが択一的に点滅表示される。
時間を設定する。そして、「15分」、「10分」、
「8分」、「5分」と表示された各タッチキーを押下す
ることによりそれぞれが択一的に点滅表示される。ま
た、点滅中のキーを再度押下すると消灯して洗い工程を
実行しないようになっている。
注水すすぎ(表示部51には「注水」と表示)か溜めす
すぎ(表示部51には「ため」と表示)かを設定する。
注水すすぎは給水ノズル24(図2参照)から水道水を
注入しながらすすぎを行うようになっており、水量が定
格水量を超えると排水ダクト29の屈曲部29aをオー
バーフローして排水されるようになっている。
キーにより設定された量の水を貯溜してすすぎを行うよ
うになっている。そして、「注水2回」、「注水1
回」、「ため2回」、「ため1回」と表示された各タッ
チキーを押下することによりそれぞれが択一的に点滅表
示される。また、点滅中のキーを再度押下すると消灯し
てすすぎ工程を実行しないようになっている。
ム8の回転速度(表示部51には「強」、「弱」と表
示)及び運転時間を設定する。そして、「強6分」、
「強3分」、「強1分」、「弱3分」、「弱1分」と表
示された各タッチキーを押下することによりそれぞれが
択一的に点滅表示される。また、点滅中のキーを再度押
下すると消灯して脱水工程を実行しないようになってい
る。
ス(第1乾燥コース)で乾燥工程を行う際のドラム8内
に送出される温風の温度を設定する。「高温自動」、
「低温自動」、「ウール」と表示された各タッチキーを
押下することによりそれぞれが択一的に点滅表示され
る。
(被乾燥物)の量が自動的に検出され、高温の温風がド
ラム8内に送出される。「低温自動」は被乾燥物の量が
自動的に検出され、低温の温風がドラム8内に送出され
る。「ウール」は、被乾燥物がウールやシルク等の傷み
やすい特殊布地の場合等に選択され、ヒータ42を停止
して送風が行われる。
切り替えると、水流の強さに適した被洗濯物の種類等が
コメント部51aに表示される。これにより、使用者は
洗濯物に最適な洗濯、乾燥条件を容易に設定できるよう
になっている。また、「毛布」を選択すると毛布に推奨
される条件の毛布コースが呼出され、洗い「10分」、
すすぎ「注水2回」、脱水「強6分」、乾燥「高温自
動」の条件が設定される。
ールやシルク等の特殊布地に推奨される条件のウールコ
ースが呼出され、洗い「5分」、すすぎ「注水1回」、
脱水「弱1分」、乾燥「ウール」の条件が設定される。
毛布コースまたはウールコースの推奨条件に対して一部
を変更することもできる。
程をスピード乾燥コース(第2乾燥コース)で行う際に
選択される。スピード乾燥コースは洗濯後に被洗濯物を
天日である程度干した場合や被洗濯物の捩れや絡まりを
使用者が修正した場合等に被乾燥物の量に応じて設定す
る。
場合を想定しているため後述するように被乾燥物(被洗
濯物)の量が自動的に検出されない。このため、「3k
g」、「2kg」、「1kg」と表示された各タッチキ
ーを押下して被乾燥物の量を設定することによりそれぞ
れが択一的に点滅表示される。
始可能であることを告知するメッセージがメッセージ部
51bに表示され、使用者がスタートキー52bを押圧
すると、設定した条件によりドラム式乾燥洗濯機の運転
が開始される。また、一時停止キー52cを押圧する
と、運転の一時停止が可能で、スタートキー52bを押
圧することにより再スタートをすることができる。
を図5〜図9のフローチャートを参照して標準コースの
場合について説明する。まず、図5のステップ#101
では電源キー52aを押圧すると、ドラム式乾燥洗濯機
の電源が入り、ステップ#102で標準コースの運転条
件が表示部51に表示される。
被洗濯物を投入して開閉扉9を閉じると、開閉扉9の窓
部9aの周縁にドアパッキン18の内周縁18aが密着
して水槽7が封止される。運転条件の変更がある場合に
は表示部51のタッチパネルの操作により条件を設定す
る。そして、ステップ#104でスタートキー52bを
ONすると、ステップ#105で開閉扉9がロックされ
る。
に洗い工程が含まれているか否かが判断される。洗い工
程が選択されていない場合はステップ#109に移行し
て指示された工程の動作に移行する。洗い工程が選択さ
れている場合は、ステップ#107でドラム8を回転し
て回転の負荷の検出により洗濯物の量を検知する。そし
て、ステップ#108で図6の洗い工程の処理が呼出さ
れる。
22が開かれ、市水が洗剤ケース23に送られる。洗剤
ケース23内で洗剤を含んだ洗濯水は給水ノズル24か
ら水槽7及びドラム8内に流入する。水槽7内の水位が
洗濯物の量に応じた所定水位に達すると、水位センサー
32が検知して給水弁22が閉じられる。そして、ステ
ップ#142で駆動機構14を駆動してドラム8を所定
の洗いチャートにより回転制御して洗い運転が行われ
る。
と、ステップ#144で次工程を行うか否かが判断され
る。洗い工程までで終了する場合には、ステップ#14
5で洗濯が終了したことをブザー等により報知し、ステ
ップ#146で開閉扉9のロックが解除されて洗濯が終
了する。すすぎ工程が行われる場合には、ステップ#1
44の判断によりステップ#147に移行して図7のす
すぎ工程の処理が呼出される。
設定された回数がカウンタiに入力される。標準コース
の場合は、ドラム8を回転しながら注水すすぎまたは溜
めすすぎを行う攪拌すすぎを2回実行するのでi=2と
なる。次にステップ#162で排水ポンプ28の駆動に
より排水を行った後、ドラム8が第1の脱水チャートで
回転して、すすぎ脱水運転が行われる。
ートで回転するドラム8による遠心力でドラム8の周壁
に設けた小孔8cを通じて水槽7の内壁へ吐出される。
該内壁を伝って水槽7内の下部に流下した洗濯水は排水
ダクト25、29を介して排水される。
いて給水ノズル24から水槽7内にすすぎ水を噴射して
もよい。このようにすると、すすぎ水が遠心力により洗
濯物を通過して、被洗濯物に残った洗剤を効率良く除去
することができる。
163で排水ポンプ28を停止し、給水弁22が開かれ
て給水動作が行われる。水槽7内の水位が所定水位にな
ると給水弁22が閉じられ、ステップ#164で駆動機
構14の駆動によりドラム8が所定のすすぎチャートで
回転し、攪拌すすぎ運転が実行される。
ぎ給水経路を別途設け、攪拌すすぎ運転中に、該すすぎ
給水経路から柔軟仕上剤とともに給水してもよい。ま
た、排水ダクト25から分岐して水槽7に戻る循環ダク
トを設け、洗い運転あるいは攪拌すすぎ運転中に循環ダ
クトを介して水槽7内の洗濯水を循環させてもよい。こ
のようにすると、水槽7とドラム8間の汚れの少ない洗
濯水がドラム8内に送出されるので、汚れや糸屑、洗剤
の除去を効率良く行うことができる。
はカウンタiがデクリメントされ、ステップ#167で
カウンタiが0か否かが判断される。カウンタiが0で
ない場合は攪拌すすぎ運転を再度行うためステップ#1
62〜#167が繰り返し行われる。カウンタiが0の
場合は、設定された回数の攪拌すすぎ運転が終了してい
るため、ステップ#168で次工程を行うか否かが判断
される。
ップ#169で洗濯が終了したことをブザー等により報
知し、ステップ#170で開閉扉9のロックが解除され
て洗濯が終了する。次工程が行われる場合には、ステッ
プ#168の判断によりステップ#171に移行して図
8の脱水工程の処理が呼出される。
8の駆動により排水を行った後、第2の脱水チャートに
より仕上げ脱水運転が行われる。本実施形態では第2の
脱水チャートは前述の第1の脱水チャートと運転時間が
異なり同じ回転速度になっている。そして、ドラム8の
回転による遠心力で洗濯水をドラム8の周壁に設けた小
孔8cを通じて水槽7の内壁へ吐出させる。その後、該
内壁を伝って水槽7内の下部に流下した洗濯水は排水ダ
クト25、29を介して排水される。
182で乾燥工程を行うか否かが判断される。脱水工程
までで終了する場合には、ステップ#183で洗濯が終
了したことをブザー等により報知し、ステップ#184
で開閉扉9のロックが解除されて洗濯が終了する。乾燥
工程が行われる場合には、ステップ#182の判断によ
りステップ#185に移行して図9の乾燥工程の処理が
呼出される。
に設けられた第1タイマーの計時が開始される。ステッ
プ#202ではヒータ42及び送風ファン41が駆動さ
れ、ドラム8が所定の乾燥チャートで回転して昇温乾燥
が開始される。送風ファン41の駆動によって、ドラム
8内の被乾燥物Lの水分を吸収した空気はドラム8の小
孔8cを介して水槽7の循環口7dから乾燥用ダクト4
5を通り、吹出し口7bよりドラム8内へ戻って循環す
る。
装置43内に冷却水が噴射される。このため、水分を含
む空気は該冷却水により冷却除湿装置43で冷却されて
水分が凝縮する。その結果、乾燥した空気がヒータ42
に送られる。ヒータ42で加熱された空気は温風となっ
て吹出し口7bから水槽7内に送出される。温風は再び
被乾燥物Lと接触して水分を吸収し、再度循環口7dか
ら乾燥用ダクト45内に吸引される。この動作を繰り返
すことにより被乾燥物Lの乾燥が行われる。
によってバッフル8bによりある程度持ち上げられる
が、自重により落下するため主にドラム8内の下部に配
置される。このため、被乾燥物Lと接触しない温風の温
度がA1(図3参照)のように第1温度センサ46aに
より捉えられる。また、被乾燥物Lと接触した温風は水
分を吸収して降温され、その温度がA2(図3参照)の
ように第2温度センサ46bにより捉えられる。
46bによる検知結果は従来例と同様に前述の図15に
示すように推移し、第2温度センサ46bの検知温度F
2が第1温度センサ46aの検知温度F1よりも低くな
る。そして、時間の経過に伴って被乾燥物Lが乾燥して
検知温度F1、F2の温度差が小さくなっていく。
燥物Lに水分が含まれず乾燥が完了したことを示してい
る。しかし、ドラム8内の被乾燥物Lが多い場合は第1
温度センサ46aに向かう温風も第2温度センサ46b
で捉える温風と同様に被乾燥物Lとの接触機会が多い。
また、軽量の被乾燥物Lの場合はドラム8内を被乾燥物
Lが浮遊し、被乾燥物Lと接触した温風が第1、第2温
度センサ46a、46bに同じように捉えられる。一
方、ドラム8内の被乾燥物Lが少ない場合は、第2温度
センサ46bに向かう温風も第1温度センサ46aで捉
える温風と同様に被乾燥物Lとの接触機会が少ない。
度F1、F2の差が小さい場合がある。従って、検知温
度F1、F2が所定の温度差Δt1になってから所定の
時間T0が経過した後に乾燥工程を終了するようになっ
ている。この時、乾燥運転の開始時は検知温度F1、F
2が等しいため、所定時間経過後に温度差Δt1の検出
が開始される。
温風を供給し続けると被乾燥物Lが過加熱されて被乾燥
物Lを傷める場合がある。このため、ヒータ42の駆動
によりドラム8内を昇温する昇温乾燥と、検知温度F
1、F2温度差Δt1を検知した後、略一定の温度で乾
燥を行う恒温乾燥とが行われる。
昇温して検知温度F1、F2が所定の温度差Δt2にな
るとヒータ42を停止する。これにより、検知温度F
1、F2はそれぞれ低下するが、被乾燥物Lと接触する
排気の方が温度(F2)が低下しやすい。検知温度F
1、F2の温度が所定の温度差Δt1まで大きくなる
と、ヒータ42を再度駆動する。そして、ヒータ42の
停止と駆動とが所定の時間T0の経過まで繰り返され
る。
障等によって検知温度F1、F2が所定の温度差Δt1
になったことを検知できない場合は乾燥運転の終了時期
を検知することができない。このため、第1、第2温度
センサ46a、46bの検知結果に拘わらず、予め設定
された最大運転時間Tmaxが経過すると乾燥運転が終了
するようになっている。
ステップ#203で最大運転時間Tmaxが経過したか否
かが判断される。第1タイマーの計時が最大運転時間T
maxを経過した場合はステップ#212に移行して乾燥
工程の終了動作が行われる。最大運転時間Tmaxが経過
していない場合はステップ#204で第1、第2温度セ
ンサ46a、46bの温度差がΔt1になったか否かが
判断される。
プ#203に戻ってステップ#203、#204が繰り
返され、昇温乾燥が行われる。温度差Δt1を検知した
場合は、ステップ#205に移行し、乾燥運転の停止ま
での時間T0を計時する第2タイマーの計時が開始され
る。
1、F2が所定の温度差Δt2になったか否かを判別し
て温度差Δt2を検知するとステップ#207でヒータ
42を停止する。ステップ#208では検知温度F1、
F2の温度が所定の温度差Δt1まで大きくなったか否
かを判別する。温度差Δt1を検知すると、ステップ#
209でヒータ42を再度駆動する。
大運転時間Tmaxまたは停止時間T0が経過したか否か
を第1、第2タイマーの計時により判別する。最大運転
時間Tmaxまたは停止時間T0が経過していない場合は
ステップ#206に戻ってステップ#206〜#211
が繰り返され、恒温乾燥が行われる。最大運転時間Tma
xまたは停止時間T0が経過するとステップ#212に
移行する。
ファン41がOFFになり、ドラム8の回転が停止され
る。ステップ#213では、所定の冷却時間T1が経過
するまで待機する。冷却時間T1が経過すると、ステッ
プ#214で乾燥が終了したことがブザー等により報知
される。ステップ#215では開閉扉3のロックが解除
されて被乾燥物(被洗濯物)Lの取り出しが可能とな
り、ステップ#216で電源がOFFされる。これによ
り、標準コースの洗濯及び乾燥が終了する。
は、前述の図5のステップ#107で検知した被洗濯物
(被乾燥物)の量に応じた時間が設定される。標準乾燥
コースが単独で行われる場合には被洗濯物(被乾燥物)
が定格容量の時の条件が設定される。
干した場合や被洗濯物の捩れや絡まりを使用者が修正し
た場合等には、使用者はスピード乾燥コースを選択する
ことができる。図10はスピード乾燥コースを選択した
場合の操作部52を示している。前述したように、スピ
ード乾燥コースでは、タッチキーにより被乾燥物Lの量
(図10では「3kg」)に応じた乾燥条件を選択する
ことができる。
フローチャートである。前述の図9のフローチャートと
異なる点は、ステップ#204、ステップ#206及び
ステップ#208において、温度差Δt1、Δt2に替
えて第2温度センサ46bの検知温度K1、K2を用い
ている点である。
第2温度センサ46a、46bによる検知結果を示す図
である。縦軸は温度を示し、横軸は時間を示している。
上記と同様に、第1、第2温度センサ46a、46bの
検知温度をそれぞれF1、F2で表している。
れや絡まりが少ないため乾燥しやすく、第2温度センサ
46bの検出温度F2が標準乾燥コース(図15参照)
よりも急峻に上昇する。そして、所定の温度K1になっ
たときに第2タイマーの計時を開始するようになってい
る(ステップ#204、#205)。また、第2温度セ
ンサ46bの検出温度F2が所定の温度K1、K2にな
ったときにヒータ42のON、OFFを行うようにして
いる(ステップ#206、#208)。
により恒温乾燥の開始時期を検出すると、乾燥工程開始
後直ちに所定の温度差(Δt1)の検出により恒温乾燥
に移行して充分な乾燥度が得られない問題や、所定の温
度差(Δt1)が検出できずに時間と電力が浪費される
問題を解消することができる。
と、恒温乾燥時のヒータ42を停止した際に被乾燥物の
内部と表面との温度差が小さいため検出温度F1、F2
の温度差の変化が少ない。このため、検出温度F1、F
2の温度差によりヒータ42の切り替えを検出すると、
温度が低下しているにもかかわらず所定の温度差(Δt
1)を検出できないため充分乾燥できない。スピード乾
燥コースでは、恒温乾燥時のヒータ42の切り替えを第
2温度センサ46bの検知温度K1、K2により行って
いるため、充分な乾燥を行うことができる。
とが想定されているため乾燥停止の時間T0を標準乾燥
コースよりも予め短く設定することができる。従って、
乾燥運転時間を短縮できるとともに、電力浪費を防止す
ることができる。また、最大運転時間Tmaxも標準乾燥
コースよりも短い時間を予め設定しておくことができ
る。従って、第2温度センサ46bの故障時に温度K1
が検出できない場合にも乾燥運転時間短縮及び電力浪費
防止を図ることができる。
ッチキーの選択により被乾燥物Lの量に応じた時間T0
で乾燥が行われるので、標準乾燥コースに比してより乾
燥時間短縮及び電力浪費防止を図ることができる。
施例を以下に説明する。図13は標準乾燥コースの運転
条件を示し、「高温自動」または「低温自動」の場合を
示している。標準乾燥コースは、前述の図5のステップ
#107で検出した被洗濯物(被乾燥物)の量に応じて
条件設定されている。また、昇温乾燥時と恒温乾燥時と
で異なる条件が設定されている。
く発生する。この時、ドラム8の回転速度が高いと捩れ
や絡まりの修正を容易に行うことができない。従って、
標準乾燥コースでは、被乾燥物Lの量が多いほどドラム
8の回転速度を下げている。例えば、被乾燥物Lが1k
gの場合は50rpmで60秒ごとに反転し、4kgの
場合は45rpmで60秒ごとに反転している。
遠心力により被乾燥物がドラム8内に広がって乾燥が促
進される。また、被乾燥物Lが4kgの場合は、ドラム
8内に被乾燥物Lが略満量となることによりドラム8と
ともに被乾燥物Lが回転することを回避してドラム8の
下方で乾燥が行われる。
6bの温度差Δt1が15degになると、昇温乾燥か
ら恒温乾燥に切り替わる。所定の時間T0を検出する
と、ヒータが停止されて冷却され、標準乾燥工程コース
が終了する。この時、乾燥工程時間(昇温乾燥の時間、
恒温乾燥の時間T0及び冷却時間T1の和)は被乾燥物
Lが1kgの場合は約90分になり、被乾燥物Lが3k
gの場合は約210分になる。また、最大乾燥時間Tma
xは300分になっている。
した時点で被乾燥物Lは乾燥により重量が軽くなってい
るので、恒温乾燥時の回転速度を昇温乾燥時よりも高く
してもよい。更に、軽量となった被乾燥物Lをドラム8
内に跳ね上げて乾燥を促進するために恒温乾燥時の反転
時間を短くしてもよい。
示している。スピード乾燥コースはタッチキー(図10
参照)の操作により設定された被乾燥物の重量に応じて
条件設定されている。また、標準乾燥コースと同様に、
昇温乾燥時と恒温乾燥時とで異なる条件が設定されてい
る。
や絡まりが少ないため、被乾燥物Lの量が多くても標準
乾燥コースよりも昇温乾燥時のドラム8の回転速度を高
くして50rpmになっている。そして、第2温度セン
サ46bの温度K1が70℃になると、昇温乾燥から恒
温乾燥に切り替わる。
期で可変するようになっている。例えば、被乾燥物が3
kgの場合はドラム8を80秒ごとに反転して、反転す
る毎に回転速度を45rpmと70rpmとに切り替え
ている。これにより、温度K1(=70℃)の検出によ
って、軽くなった被乾燥物Lを高い回転速度でドラム8
内の全体に広げるとともに、低い回転速度で回転による
捩れや絡まりを修正する。
タ42が停止されて冷却され、スピード乾燥コースが終
了する。この時、乾燥工程時間(昇温乾燥の時間、恒温
乾燥の時間T0及び冷却時間T1の和)は被乾燥物Lが
1kgの場合は約60分、被乾燥物Lが3kgの場合は
約180分になっており、標準乾燥コースよりも短縮さ
れる。また、最大乾燥時間Tmaxは標準乾燥コースより
も短い200分に設定される。
合は、温風の量が多いと被乾燥物の表面の乾燥が促進さ
れるが内部は促進されず電力の浪費となる。これに対
し、被乾燥物Lの捩れや絡まりが少ない場合は、温風の
量が多いと被乾燥物Lの内部も表面と同様に乾燥が促進
される。従って、スピード乾燥コースでは標準乾燥コー
スよりも送風ファン41により送出される温風の量を増
加させるとより望ましい。
て使用者が択一的に選択できる第1、第2乾燥コースが
異なる停止時期の検出方法を有するので、捩れや絡まり
の多い被乾燥物や捩れや絡まりの少ない被乾燥物がそれ
ぞれに適した検出方法により停止されるため、乾燥時間
の短縮及び省電力化を図ることができる。
1、第2温度検知手段により検知された温度差に基づい
て停止時期を設定するので、捩れや絡まりの多い被乾燥
物を第1乾燥コースで行うことにより内部まで充分に乾
燥させることができる。また、第2乾燥コースは第2温
度検知手段により検知された温度に基づいて停止時期を
設定するので、捩れや絡まりの少ない被乾燥物を第2乾
燥コースで行うことにより充分な乾燥を行うとともに時
間短縮及び省電力化を図ることができる。
1、第2温度検知手段により検知された温度差に基づい
て温風の温度を可変するので、被乾燥物の内部の乾燥状
態を精度良く検出して充分な乾燥を行うことができる。
また、第2乾燥コースは第2温度検知手段により検知さ
れた温度に基づいて温風の温度を可変するので、加熱手
段の切替え時期を検出できないことを防止して充分な乾
燥を行うことができる。
長運転時間を第1乾燥コースの最長運転時間よりも短く
しているので、第2温度センサの故障時等の乾燥工程の
時間短縮及び省電力化を図ることができる。
乾燥運転の経過に応じてドラムの回転条件を可変してい
るので、効率良く乾燥を行って乾燥時間を短縮すること
ができる。
スは、ドラムの回転条件が異なるので、被乾燥物に応じ
たドラムの回転条件により効率良く乾燥を行って乾燥時
間を短縮することができる。
ドラム内に送出される温風の量が第1乾燥コースよりも
多いので、乾燥を促進して乾燥時間を短縮することがで
きる。
被乾燥物の量に応じて異なる運転時間を使用者が選択で
きるので、被乾燥物の量を自動測定しない単独運転時に
おいても被乾燥物に適した時間の乾燥運転を行うことが
できる。
示す斜視図である。
示す側面断面図である。
示す他の側面断面図である。
操作部を示す平面図である。
開始運転の動作を示すフローチャートである。
洗い工程の動作を示すフローチャートである。
すぎ工程の動作を示すフローチャートである。
水工程の動作を示すフローチャートである。
燥工程の標準乾燥コースの動作を示すフローチャートで
ある。
ピード乾燥運転時の操作部の状態を示す平面図である。
乾燥工程のスピード乾燥コースの動作を示すフローチャ
ートである。
乾燥工程のスピード乾燥コースの温度推移を示す図であ
る。
乾燥工程の標準乾燥コースの運転条件を示す図である。
乾燥工程のスピード乾燥コースの運転条件を示す図であ
る。
度推移を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 回転するドラム内に給水して洗濯工程を
実行できるとともに前記ドラム内に温風を送出して乾燥
工程を実行できるドラム式乾燥洗濯機において、前記乾
燥工程は被乾燥物の状態に応じて使用者が択一的に選択
できる第1、第2乾燥コースを備え、第1、第2乾燥コ
ースの停止時期の検出方法が異なることを特徴とするド
ラム式乾燥洗濯機。 - 【請求項2】 温風の流通経路内の異なる位置の温度を
検知する第1、第2温度検知手段を設け、第1乾燥コー
スは第1、第2温度検知手段により検知された温度差に
基づいて停止時期を設定するとともに、第2乾燥コース
は第2温度検知手段により検知された温度に基づいて停
止時期を設定することを特徴とする請求項1に記載のド
ラム式乾燥洗濯機。 - 【請求項3】 第1乾燥コースは第1、第2温度検知手
段により検知された温度差に基づいて温風の温度を可変
するとともに、第2乾燥コースは第2温度検知手段によ
り検知された温度に基づいて温風の温度を可変すること
を特徴とする請求項2に記載のドラム式乾燥洗濯機。 - 【請求項4】 第1温度検知手段または第2温度検知手
段の検知結果に拘わらず所定時間の経過により乾燥運転
を停止する最長運転時間を設け、第2乾燥コースの最長
運転時間を第1乾燥コースの最長運転時間よりも短くし
たことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のド
ラム式乾燥洗濯機。 - 【請求項5】 第2乾燥コースは、乾燥運転の経過に応
じて前記ドラムの回転条件を可変したことを特徴とする
請求項2〜請求項4のいずれかに記載のドラム式乾燥洗
濯機。 - 【請求項6】 第1、第2乾燥コースは、前記ドラムの
回転条件が異なることを特徴とする請求項1〜請求項5
のいずれかに記載のドラム式乾燥洗濯機。 - 【請求項7】 第2乾燥コースは、前記ドラム内に送出
される温風の量が第1乾燥コースよりも多いことを特徴
とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のドラム式
乾燥洗濯機。 - 【請求項8】 第2乾燥コースは、被乾燥物の量に応じ
て異なる運転時間を使用者が選択できることを特徴とす
る請求項1〜請求項7のいずれかに記載のドラム式乾燥
洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001241630A JP2003053087A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | ドラム式乾燥洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001241630A JP2003053087A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | ドラム式乾燥洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003053087A true JP2003053087A (ja) | 2003-02-25 |
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ID=19072038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001241630A Pending JP2003053087A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | ドラム式乾燥洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003053087A (ja) |
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- 2001-08-09 JP JP2001241630A patent/JP2003053087A/ja active Pending
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