JP4571608B2 - ドラム式洗濯乾燥機およびその乾燥工程の制御方法 - Google Patents

ドラム式洗濯乾燥機およびその乾燥工程の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4571608B2
JP4571608B2 JP2006293928A JP2006293928A JP4571608B2 JP 4571608 B2 JP4571608 B2 JP 4571608B2 JP 2006293928 A JP2006293928 A JP 2006293928A JP 2006293928 A JP2006293928 A JP 2006293928A JP 4571608 B2 JP4571608 B2 JP 4571608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
drum
laundry
capacity
rotating drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006293928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008110001A (ja
Inventor
常利 小松
友弘 大川
功 桧山
好博 鈴木
洋 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2006293928A priority Critical patent/JP4571608B2/ja
Priority to CN2007101403480A priority patent/CN101173441B/zh
Publication of JP2008110001A publication Critical patent/JP2008110001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4571608B2 publication Critical patent/JP4571608B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Description

本発明は、ドラム式洗濯乾燥機に関し、特に、乾燥工程の制御方法に関するものである。
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥工程において、洗濯物の絡みをほぐし、乾燥むらを改善するために回転ドラムの回転速度を乾燥工程における通常の回転速度より増加させるほぐし工程を入れるドラム式洗濯乾燥機が特許文献1に記載されている。
特開2006−204428号公報(段落[0026]〜[0031]参照)
ドラム式洗濯乾燥機では、定格乾燥容量近辺の量の洗濯物を回転ドラム内に収納して、乾燥工程が行われると、回転ドラムの中の洗濯物は脱水直後には遠心力により内周側に貼り付き、中央部にはわずかの空間ができる。しかし、乾燥工程では、通常、低速で回転ドラムを回転させるので遠心力が小さく、乾燥が進むと洗濯物の体積が増加し、回転ドラム内で洗濯物全体が略均一になり、洗濯物同士の間隙がほとんど無くなった状態となる。つまり、回転ドラム内の洗濯物の中心部と外周部の入れ替えが極端に悪い状態で乾燥工程が進み、温風は回転ドラムの前面部および外周部のみに流通して乾燥が進行するので、洗濯物の中心部が乾燥せずに乾燥むらが多くなるという問題があった。
本発明は、係る問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、乾燥工程で乾燥むらの少ないドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、外槽の内側に設けられた洗濯物を収納する回転ドラムと、外槽の外側に設けられるとともに前記回転ドラムの開口部の上側周縁部にその吹き出し口を開口させた温風供給手段と、回転ドラムを回転させる駆動モータと、駆動モータの回転を制御する制御装置と、を備え、回転ドラムの軸が手前側に向かって斜め上方に傾斜しているドラム式洗濯乾燥機であって、回転ドラムの回転速度を検出する速度検出手段と、回転ドラム内に収納された洗濯物の容量を検出する洗濯容量センシング手段と、回転ドラムのアンバランス回転を検知する振動センサと、循環空気の乾燥率を検知する湿度センサまたは温度センサと、を備え、
御装置は、洗濯容量センシング手段からの信号にもとづいて乾燥容量を複数段階レベルに判定し、乾燥容量最大の値を含む段階レベルと判定した場合に、乾燥工程において、乾燥工程に入って所定時間後における乾燥率を湿度センサまたは温度センサにより検知し、その検知結果に応じて回転変動運転を行うか否かを判定し、回転変動運転を行うと判定したときに、前記速度検出手段からの信号と、振動センサが検知した振幅と、にもとづいて回転ドラム内に収納された洗濯物の中央部に回転ドラムの開口部から奥側にかけて空間ができるように、脱水工程における二次共振の回転速度よりも遅い二次共振を発生しない所定の回転速度まで回転ドラムの回転速度を増加させて、その後急停止させる回転変動運転を少なくとも1回含ませることを特徴とする。
本発明によれば、回転ドラム内の洗濯物を外側と内側で複数回入れ替えることができるので、乾燥工程での洗濯物の乾燥むらを防止することができる。
以下、図を参照しながら本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機を説明する。
図1は本実施形態のドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図であり、図2はドラム式洗濯乾燥機の縦断面図である。
本実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、後記するように運転工程の中に給水工程、洗い工程、排水工程、脱水工程、すすぎ工程、乾燥工程を含んでいる。
図1に示すように本実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、鋼板と樹脂成形品とで組合わされて構成された外枠2が、ベース1の上に載せられている。
外枠2の正面側には洗濯物30(図2参照)を出し入れする円形のドア3が設けられ、外枠2の正面右上隅に設けられた押しボタンスイッチ4によりドア3を開閉操作できるようになっている。ドア3は、二重構造で、外側が意匠部品である樹脂成型品39(図2参照)により構成され、内側が耐熱ガラス製扉40(図2参照)により構成されている。
外枠2の側面部には排水ホース固定用穴5が設けられている。また、本体を持ち運び移動するための複数個の取っ手6が設けられている。
外枠2の正面側の上面部の左右には、洗剤や柔軟仕上げ剤をセットする開閉可能な洗剤トレー7と、開閉可能な乾燥用フィルタパネル8とが取付けられている。これらの間には運転状態や設定状態などを表示する表示部10、ドラム式洗濯乾燥機を操作するボタンスイッチなどを含む操作部9が上下に配置されて設けられている。操作部9のボタンスイッチには、電源スイッチ62(図3参照)、運転工程を設定する各種ボタンスイッチ、運転を開始させるスタートボタンなどが設けられている。
外枠2の正面側の左下部には、洗濯水、すすぎ水中の糸くずを除去するフィルタを掃除するために開閉可能な水密のフィルタパネル13が配置されている。
また、ベース1の側面部からは排水ホース11が引き出されており、ベース1の底部にはゴムを挿入した脚部12が四隅に配置されている。
図2に示すように外枠2の内側には、有底の円筒形のドラム状の外槽20が設けられている。その軸方向は前後方向(図2では左右方向)で、しかも、前上がり(図2では左上がり)の傾斜状となる斜め横軸状に配置され、下部を正面から見て左右一対の弾性支持装置、つまり、複数個のサスペンション21によりベース1に支持されている。
サスペンション21は外槽20の全重量を支持するものであり、強固な構成で出来ており、脱水工程において生じる外槽20の上下振動を吸収し、脱水開始時の外槽20の共振による異常振動を防止するための減衰機構などを含んでいる。
また、外槽20の上部は前後に配置された2個の引きバネ22A、22Bにより外枠2の天井面側から前後方向に支持されている。この引きバネ22A、22Bも左右に一対設けられている。
引きバネ22A、22Bは外槽20の前後方向の倒れ防止を兼ねた支持や、洗い工程および脱水工程における前後、上下、左右振動を低減するために設けられている。
外槽20の内側には、外槽20と同軸状に有底の円筒形の回転ドラム29が設けられている。回転ドラム29の外側底面の中央部には回転ドラム用金属製フランジ34が固定され、それに連結された主軸35を介してドラム駆動用モータ(駆動モータ)36に回転ドラム29が直結されている。ドラム駆動用モータ36は、外槽20の外側底面の中央部に固定された金属製フランジ37に取付けられている。本実施形態では、ドラム駆動用モータ36は、磁石埋め込み形のインナーロータと、集中巻の巻線のステータと、を有するDCブラシレスモータである。
金属製フランジ37上には、回転ドラム29のアンバランス回転を検知する振動センサ23が設けられ、その信号が後記するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)72(図3参照)に入力されている。
また、ドラム駆動用モータ36には後記する回転位置センサ(速度検出手段)71(図3参照)が組み込まれており、その出力信号がマイコン72(図3参照)に入力されている。回転位置センサ71は、例えば、ホール素子である。
また、回転ドラム29の内周には、洗い工程において回転ドラム29内に収納された洗濯物30が掻き揚げられるようにするための複数個のリフタ33が、例えば、軸方向に伸びる形で、周方向に離散的配置をして設けられている。回転ドラム29の正面側の開口部の縁には、脱水工程における洗濯物30の回転ドラム29の周方向の偏在(アンバランス)による回転ドラム29の振動を低減するための流体バランサ31が設けられている。さらに、回転ドラム29の周面には、脱水工程における高速回転で、洗濯物30に含まれている水分を脱水するための脱水穴32aが多数個設けられ、底面には、乾燥工程において温風が流れるための通気穴32bが多数個設けられている。
外槽20の開口部には、弾性体からなるゴム系材料の環状のベローズ38が取付けられている。このベローズ38は、内周面でドア3を構成する耐熱ガラス製扉40の外槽20の開口部に対応するシール部外周面82と接するように設けられ、外槽20とドア3との水密性を維持する役割をしている。これにより、洗い、すすぎおよび脱水工程などにおける水漏れの防止ができる。
耐熱ガラス製扉40は樹脂成型品39に挟み込まれて固定されるため、全周に鍔部80が設けられており、その内側端面83は回転ドラム29の開口部より小半径で流体バランサ31の入口端面よりも回転ドラム29の底面側(紙面右側)に突出するように配置されている。また、耐熱ガラス製扉40の外側端面86は、凹部傾斜周面部84により外槽20の入口端面47より外側に位置するようになっている。
本実施形態の場合、耐熱ガラス製扉40の外側端面86は平面状となっている。また、シール部外周面82の回転ドラム29の軸に対する傾斜角度に比較して凹部傾斜周面部84の傾斜角度の方が大きくなっているが、これら2つの傾斜角度を同程度にすることにより、より耐熱ガラス製扉40内側の凹部の容積を増加することができ、定格乾燥容量を増すことができる。
外槽20の底部の外側には除湿装置45がドラム駆動用モータ36を囲むように設けられている。図2では、除湿装置45がドラム駆動用モータ36の背面を覆っているようにも見えるが、ドラム駆動用モータ36の背面は、露出している。
除湿装置45は、後記する給水ノズル25aに連通した図示しない枝管に設けられた図示しない電磁弁を介して冷却用の水道水が通水されるようになっており、乾燥工程においては、除湿装置45に水道水が供給され、回転ドラム29を通過した温風の湿分を凝縮させて除去し、その後、排水ホース11から凝縮水と冷却用の水道水が排出される。
除湿装置45の下部に配置された通風口46が外槽20の底面の下部近くに開口している。一方、外槽20の外周面の上部側に送風ファン42が設置され、吸込み側の通風路により除湿装置45の上部と連通し、出口側の通風路により図示しない乾燥用フィルタ室と連通している。乾燥用フィルタ室は、さらに、通風路でヒータ43と連通し、ヒータ43は通風路で外槽20上部に設けられ回転ドラム29の開口部側に開口した吹き出し口44に連通している。通風口46、除湿装置45、送風ファン42、乾燥用フィルタ室、ヒータ43、吹き出し口44、およびそれらをつなぐ通風路は、本発明の温風供給手段を構成している。
なお、前記乾燥用フィルタ室の正面側は、乾燥用フィルタパネル8により開閉可能になっており、乾燥用フィルタ室内に設置された図示しない着脱自在の乾燥用フィルタを取り外して、乾燥用フィルタに付着した糸くずなどを除去できるようになっている。
ドラム式洗濯乾燥機を設置時に、給水ホース24の一端側は水道の蛇口に接続され、給水ホース24の他端側はドラム式洗濯乾燥機の給水ノズル25aに接続される。給水ノズル25aは給水電磁弁25bに接続しており、給水電磁弁25bの動作により、給水電磁弁25bに接続する注水ホース26から洗剤投入ケース27を経由して洗い工程やすすぎ工程において必要な水が外槽20の上部からフレキシブルホース28を介して供給される。フレキシブルホース28を介して供給された水は、外槽20の底部に洗濯水として、またすすぎ水として溜められる。
なお、図2には図示されていないが、外槽20の、例えば、外周面の下部から立ち上がった配管の上端に水位センサが設けられ、その出力信号がマイコン72に入力されている。
なお、洗剤投入ケース27は、その下部が正面手前側に引き出し式の洗剤トレー7(図1参照)になっている。洗剤トレー7は、左右2つに区画され、各区画内に所定量の洗剤または柔軟仕上げ剤を載せて奥側に挿入すると、洗剤投入ケース27内に収納される構造となっている。注水ホース26は洗剤投入ケース27の上部の図示しない入口ノズルに接続されており、流入した水は図示しない方向切替弁により洗い工程、すすぎ工程に応じて流れ方向を切り換えられて、洗剤トレー7の2つの区画のいずれかの上側に開口した流路に流れ込むようになっている。
洗い工程においては、注水ホース26から供給された水が洗剤投入ケース27の洗剤を溶かしながら外槽20の上部からフレキシブルホース28を介して投入される。すすぎ工程においては、注水ホース26から供給された水が洗剤投入ケース27の柔軟仕上げ剤を溶かしながら外槽20の上部からフレキシブルホース28を介して投入される。
洗いやすすぎが終了して不要になった水や脱水時に洗濯物30から脱水された水は、排水弁41を開放して排水ホース11から排水される。
また、循環ポンプモータ76(図3参照)が外槽20の外側に設けられ、外槽20の底部に開口した図示しない吸込み管から図示しない洗濯水フィルタ室を経て、洗濯水またはすすぎ水の一部を吸引し、図示しない吐出管を経て外槽20上部から内側に放出される。洗濯水フィルタ室は、外槽20の正面外側左下部に設けられており、正面側のフィルタパネル13(図1参照)により開閉自在になっており、閉じたときフィルタパネル13の裏側のシール部で密着するようになっている。洗濯槽フィルタ室内には、図示しない着脱自在のフィルタが設置され、循環する洗濯水またはすすぎ水中の糸くずなどを除去するようになっている。
乾燥工程では、送風ファン42により送風された送風は洗濯物30が入った回転ドラム29の中および回転ドラム29と外槽20との間を通ってくるため糸くずが含まれる。したがって、ヒータ43を目詰まりさせて過熱することを防止するために、循環させる送風は、ヒータ43を通過させる前に必ず乾燥用フィルタ室を通す必要がある。こうして、乾燥用フィルタ室を経由してヒータ43に送風し、加熱された温風は外槽20の上部に設けられた吹き出し口44より回転ドラム29の中に送風される。温風は洗濯物30を通って回転ドラム29の後部から外槽20の底部の外側に設けられた除湿装置45の通風口46を通って除湿装置45で除湿され送風ファン42により循環を繰り返して洗濯物30を乾燥させる。洗濯物30が回転ドラム29内に満杯のときは回転ドラム29と外槽20の間を温風が通っていくので回転ドラム29の外周が乾燥し易くなる。
(制御装置)
次に、図3を参照しながら本実施形態におけるドラム式洗濯乾燥機を制御する制御回路(制御装置)について説明する。図3はドラム式洗濯乾燥機の制御回路図である。
ちなみに、この制御回路100の操作部9、表示部10およびマイコン72を含む図示しない基板は、例えば、操作部9および表示部10の裏側に配置されている。
AC100Vの商用電源60は、コンセント・プラグ61を介して操作部9(図1参照)に配置された電源スイッチ62と、並列に配置されたヒューズ63を介してフィルタ回路64に接続している。フィルタ回路64は、下流側の各種電気部品および整流回路65に直接電源を供給する。
整流回路65からは低圧の直流電源を供給するためのスイッチング電源66、インバータ回路67が接続されている。また、この間には電圧検知回路68およびヒューズ69が接続されている。
インバータ駆動回路70は、マイコン72に制御されて、ドラム駆動用モータ36に設けられている回転位置センサ71の信号にもとづきインバータ回路67にゲート信号を送って制御し、ドラム駆動用モータ36を回転させる。インバータ回路67のドラム駆動用モータ36への3本の給電線の1本に洗濯容量センシング手段である電流センサ91が付加され、マイコン72に信号を入力している。
ドラム式洗濯乾燥機全体の制御はマイコン72により行われる。商用電源60で直接駆動される電気部品としては給水電磁弁25b、排水弁41があり、各々に直列に接続されたリレー接点73A、73Bを、リレー巻線74A、74Bに流れる電流をマイコン72によりオン、オフ制御して、開閉動作させる。
前記洗剤投入ケース27の図示しない方向切替弁、除湿装置45用の冷却水通水の図示しない電磁弁もマイコン72により図示しないリレー接点を制御されて動作する。
また、乾燥工程で使用する送風ファン42と洗い工程およびすすぎ工程で使用する循環ポンプモータ76は同一のインバータ回路77をマイコン72が制御する切替スイッチ78で切替えて使用している。このため、回路が共用化できコストが低減できる。
ヒータ43は同じ容量のヒータが並列に接続されており、リレー接点73Cを、リレー巻線74Cに流れる電流をマイコン72によりオン、オフ制御して、開閉動作させる。ヒータ43の電源はフィルタ回路64の上流側からとっている。この理由は、ヒータ43は純抵抗なのでフィルタ回路64を通す必要がないことと、ヒータ43は電流が大なのでフィルタ回路64の上流側に接続して使用することによりインダクタンスの容量の低減を図っている。
さらに、マイコン72には、操作部9、振動センサ23、電流センサ91、図示しない前記水位センサからの信号が入力されている。マイコン72は、操作部9の操作に応じて、表示部10に運転工程の設定表示をしたり、運転状態の表示、エラー表示や警報表示をしたりする。
(運転工程)
次に、図4を参照(適宜図1から図3を参照)しながらドラム式洗濯乾燥機の運転工程を説明する。図4は本実施形態のドラム式洗濯乾燥機の運転工程を示すブロック図である。
このブロック図には、一連の運転工程を自動的に行なう一般的な自動洗濯乾燥コースが示されている。これらの一連の制御は、運転前に使用者が操作部9を操作してマイコン72に入力した指示にもとづき、マイコン72の図示しない不揮発メモリに予め格納されたプログラムによるタイマ機能および振動センサ23、電流センサ91、水位センサなどからの信号にもとづいて、マイコン72が行なう。
給水工程50は、給水電磁弁25bを開操作することにより行われる。洗い工程51は、水位センサからの信号により洗濯に必要な水が外槽20内に供給されたことを検知すると、ドラム駆動用モータ36が回転し、マイコン72のタイマ機能などにより回転ドラム29の回転が行なわれる。このときの回転ドラム29の回転速度は毎分40〜50回転で、回転の休止をおいて右回転、左回転を数分ずつ行なうことにより、洗濯物30が回転ドラム29内のリフタ33により掻き揚げられながら叩き洗いにより洗濯される。
洗い工程51が終了すると排水弁41を開操作して、汚れた洗濯水を洗濯機外に排出する排水工程52が行なわれる。マイコン72のタイマ機能または水位センサからの信号により排水が終了したと判定すると、洗濯物30に含まれている洗剤分を脱水する脱水工程53へ移行する。脱水工程53では、回転ドラム29を高速回転して、遠心力により洗濯物30からの水分が回転ドラム29の内周に設けられた複数個の脱水穴32aを経て外槽20側へ排出、脱水される。このときの回転速度は、段階的に回転速度を所定の最大回転速度まで増加させる。所定の最大回転速度としては、例えば、毎分800〜1500回転としている。回転速度を増加させる過程で振動センサ23が所定値以上の振動振幅を検出した場合は、マイコン72は回転速度の増加を一時停止して回転速度を一定に保持し、洗濯物30が回転ドラム29内で周方向に均されるのを所定時間待ち、つまり、アンバランス修正をして、その後、再び回転速度を増加させる。所定の最大回転速度に達したら、マイコン72のタイマ機能により所定時間維持され、その後、ドラム駆動用モータ36による逆相運転による電気的ブレーキで減速停止させる。
脱水工程53が終了すると、すすぎ工程54に入る前に、洗い工程51と同じように清水を供給する給水工程50を行い、必要な規定量の清水が外槽20内に供給される。すすぎに必要な清水は本実施形態では洗い工程51と同じく25〜30リットルの給水がされる。その後、洗濯物30に含まれた洗剤分をすすぐ、1回目のすすぎ工程(すすぎ(1))54へ移行する。規定量の清水が給水されると、すすぎ工程54に自動的に進行し、洗い工程51と同じように回転ドラム29が低速回転(毎分45回転前後)しながら洗濯物30に含まれた洗剤分をすすぎ出す。マイコン72のタイマ機能によりすすぎ工程54が終了後、排水工程52ですすぎ水を排水し、脱水工程53で脱水をし、再び規定量の給水を行い(給水工程50)、2回目のすすぎ工程54を行なう。本実施形態ではすすぎの回数は2回としているが、2〜3回と操作部9からの指示により選択可能としても良い。
2回目のすすぎ工程(すすぎ(2))54終了後の排水工程52が行われた後、洗濯物30に含まれる水分を充分に脱水するため最終脱水工程55に移行する。最終脱水工程55の脱水時間は一般的に5分以上で、回転ドラム29を高速回転させ洗濯物30の水分を遠心力で除去する。この時の脱水率は60〜65%となる。
乾燥時間を短くするには最終脱水工程55における回転速度を上げて脱水率を上げる必要があり、最高で毎分1500回転としている。これにより、回転ドラム29の径にもよるが脱水率は約70%となる。
なお、ドラム式洗濯乾燥機では、熱源としてヒータ43により温風を槽内に循環させ、洗い工程から乾燥工程までを自動的に行なう。この場合、最終脱水工程55が終了した後、自動的に乾燥工程56へ移行する。乾燥工程56では、ヒータ43により温風を洗濯物30に吹きつけながら回転ドラム29を毎分40〜55回転で、所定時間ごとに回転方向を反転させて、または、一方向に回転させて洗濯物30の水分を除去して乾燥させる工程であり、マイコン72のタイマ機能により行なわれる。
洗濯物30の乾燥工程56における定格乾燥容量は洗い工程51における定格洗濯容量に比較して少なくなっており、本実施形態では洗い工程51における定格洗濯容量は、例えば、9kg、乾燥工程56における定格乾燥容量は、例えば、7kgとする。
図5に本実施形態における乾燥工程56での回転ドラム29の回転速度の時間変化を示す。縦軸が回転速度を示し、横軸が時間を示す。以下、図5について説明する(適宜、図2から図4を参照)。
洗濯物30を回転ドラム29に収納し、操作部9の電源スイッチ62を入れて、運転工程を設定し、スタートボタンを押すと、乾燥工程56を実行するように選択されている場合は、給水工程50(図4参照)に入る前に、回転ドラム29を少し回転させて洗濯容量センシング手段である電流センサ91からの電流値信号によりマイコン72が、次のように乾燥工程56の制御を設定する。
回転ドラム29内の洗濯物30の量(乾燥容量)が定格乾燥容量以内であり、かつ、乾燥容量を複数段階レベルで判定した時の最大(乾燥容量最大)と判定しなかった場合、つまり、定格乾燥容量よりも少ない場合は、破線の曲線96に示す通常運転による乾燥工程56を行なうように乾燥工程の制御を設定する。
この通常運転とは、例えば、毎分40〜55回転(図5では毎分50回転)で正回転、休止、逆回転を繰り返し回転ドラム29が運転され、正回転、逆回転の運転時間は数分程度継続し、休止時間は回転ドラム29が自然に停止する時間としている。この状態で所定時間運転され、乾燥工程56が終了する。
回転ドラム29内の洗濯物30の量(乾燥容量)が定格乾燥容量以内であり、かつ、乾燥容量を複数段階レベルで判定した時の最大(乾燥容量最大)と判定し場合、つまり、定格乾燥容量近辺の場合は、実線の曲線97に示す回転変動運転を含む乾燥工程56を行なう。
この回転変動運転を含む運転は、図5の曲線97に示すように、回転ドラム29を毎分40〜55回転(図5では毎分50回転)で正回転、休止、逆回転させる繰り返し運転の前記通常運転の中に、脱水工程53と同様に立ち上げ時は回転ドラム29の回転速度を段階的に上げて洗濯物30の中央部に空間S(図7参照)ができる程度の回転速度、すなわち、毎分100〜300回転(図5では毎分300回転)にまで増加させて、その後急停止させる回転変動運転を挿入する運転である。このような毎分100〜300回転の高速後の急停止により、定格乾燥容量近辺でも回転ドラム29の径方向外側と径方向内側(以下、単に外側と内側と称する)の洗濯物30の入れ替えが効率的にできる。高速回転後の急停止の減速度は、脱水工程53と同様にドラム駆動用モータ36による逆相運転による電気的ブレーキで実現される。図5では、2回の正回転‐逆回転の通常運転の繰り返し後に、1回、高速回転後の急停止の回転変動運転を入れているが、その頻度は適宜予め設定するものである。
次に、図6を参照しながら適宜図2、図3を参照して、乾燥工程の制御の設定の流れを説明する。図6は本実施形態におけるドラム式洗濯乾燥機の乾燥工程の制御の設定の流れを示すフローチャートである。この設定は、電流センサ91からの電流値信号にもとづいてマイコン72で行なわれる。
ステップS11では、洗濯物30を回転ドラム29内に挿入しドア3を閉じて、操作部9(図1参照)の図示しないスタートボタンを押した後の、給水前の状態で、回転ドラムを軽く起動して電流センサ91からの電流値信号にもとづき、洗濯容量センシングを行なう。
ドラム駆動用モータ36の電流検出の代わりに回転ドラムの回転速度の加速時間をマイコン72で検出しても良い。
ステップS12では、操作部9(図1参照)を操作して設定された指示から、乾燥の有無をチェック、つまり、設定された運転工程の中に乾燥工程56が含まれているかどうかをチェックする。乾燥無しの場合はそのままこの乾燥工程56の制御の設定の処理を終了し、一連の乾燥工程56を含まない運転工程の運転を開始する。乾燥有りの場合は、ステップS11でセンシングされた洗濯物30の乾燥容量が定格乾燥容量以内か否か、本実施形態の場合は乾燥工程56における定格乾燥容量が、例えば、7kg以下かどうかを判定する(ステップS13)。
定格乾燥容量の7kgを超える場合(No)は、すなわち、洗濯物30の乾燥容量が過大のときは、表示部10(図1参照)にアラーム表示を行なう(ステップS14)、そして、次のステップには進まないようにしている。使用者がアラーム表示に気付き、洗濯物30を一部取り出して、ドア3を閉めると、再度、ステップS13に戻る。
ステップS13において定格容量の7kg以下の場合(Yes)は、ステップS15に進み、乾燥容量最大か否かを判定する。
このステップS15における洗濯物30の乾燥容量の判定は、乾燥容量を複数段階レベルに分けて行なう。洗濯物30の乾燥容量の段階レベル分けは、少ない機種では3段階、多い機種では任意の段階数であり、各段階のバンド幅として2〜3kgで段階分けする。
ステップS11でチェックした洗濯物30の乾燥容量が、乾燥工程56における定格乾燥容量の値を含む段階レベル(乾燥容量最大)より下の段階レベルの場合、つまり、乾燥容量最大でない場合(No)は、乾燥工程56を乾燥時、通常運転(図5の破線の曲線96参照)に設定し(ステップS16)、一連の乾燥工程56を含む運転工程の運転を開始する。ステップS11でチェックした洗濯物30の乾燥容量が、乾燥工程56における定格乾燥容量の値を含む段階レベル(乾燥容量最大)の場合(Yes)は、乾燥時、回転変動運転を含む運転(図5の実線の曲線97参照)に設定し(ステップS17)、一連の乾燥工程56を含む運転工程の運転を開始する。
ステップS15において、洗濯物30の乾燥容量によって乾燥工程56の運転制御の設定を変えているのは次の理由による。
洗濯物30が少ない場合に回転変動運転を行なうと、回転速度増加時に回転ドラム29のアンバランスが発生し易いので、脱水工程53で、従来から行なっているような回転速度を増加させるのを一時停止して、アンバランスの修正をかける必要が生じる。洗濯物30が少ない場合にはこのようなアンバランスの修正回数が増加し、乾燥工程56の時間が長くなってしまう。また、回転ドラム29内の洗濯物30の外側と内側の入れ替えは、洗濯物30の乾燥容量が定格乾燥容量以内でもある程度大きいときにのみ、温風が中心部に行き渡らず乾燥むらが生じるので、必要となる。従って、洗濯容量センシング手段により洗濯物30の乾燥容量をセンシングすることにより、マイコン72が乾燥容量最大と判定したときのみ乾燥時の回転変動運転を行なうようにしている。
なお、乾燥容量の判定の段階レベルが、5段階以上の場合は、乾燥容量最大と判定する段階レベルを、上から2つの段階レベルとしても良い。
図7は乾燥工程56における定格容量近傍の洗濯物30の容量で、回転変動運転が設定され、回転速度を上げたときの洗濯物30の回転ドラム29内での状態を示す図である。洗濯物30は回転ドラム29の軸が斜め上方手前側に傾いているので、重力の作用で洗濯物30が奥側方向に集まり易く、奥側に圧縮されているので、内周面の奥側の面には全周面に洗濯物30が接触し、手前側の洗濯物30同士の間隙が大きくなっている。そして、高回転速度のため中央部に想像線で示すように空間Sが生じる。急激に回転を停止すると、回転停止時に上方となった周面の洗濯物30方が空間Sに崩れ易くなる。
このとき、主軸35が斜め上に傾いているので、矢印で示すように軸方向中間部の洗濯物30はより奥側の空間Sに落ち込み、手前側の洗濯物30は手前より少し奥側の中央部の空間Sに落ち込む。この結果、回転ドラム29の手前側周面側にあった洗濯物30が回転中心部に位置するように入れ替えがなされる。その次に続く、通常の乾燥工程56における場合と同じ毎分45〜55回転の正回転、逆回転により、周面の奥側にあった洗濯物30が周面の手前側に押し出される。そして、高速回転後の急停止を再び行ない、このような入れ替えが乾燥工程56中に複数回繰り返されることにより、洗濯物30の外側と内側との入れ替えが促進される。
ドラム式洗濯乾燥機では洗い工程51では洗濯物30は水に濡れるため重くなって固まり易くなり、体積が乾燥しているときより小さい。従って、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥工程まで一貫して実行できる洗濯容量の最大値は、体積がかさ張る乾燥した洗濯物30が回転ドラム29内に収納可能な定格乾燥容量で決定される。また、乾燥工程56における適切な乾燥容量は、洗濯物に乾燥むらやしわが多く発生しないで乾燥できる洗濯物30の乾燥容量で決定される。このため、洗濯物30に必要な回転ドラム29の容積は洗い工程<投入時<乾燥工程の順番に大きくなり、同じ容積の回転ドラム29であれば洗濯物30の可能な重量は洗い工程>投入時>乾燥工程の順となる。
このため、乾燥工程56の定格乾燥容量すなわち乾燥容量最大時には、通常運転による毎分40〜55回転のときは洗濯物30の入れ替えが可能な空間がほとんど生じず、外側と内側との入れ替え行われないで外側のみが乾燥し、内側は乾燥しない状態となる。
例えば、除湿装置45通過前の循環空気の乾燥率を湿度センサと温度センサによって、検知したとしても、内側の洗濯物30の蒸発が促進されないので乾燥したと判断し、乾燥むらが大となる。本実施形態では乾燥むらをなくするため回転ドラム29内の洗濯物30の回転速度を増加することにより中央部に空間Sを作り、急停止した時に外側の洗濯物30を空間S(内側)に落としこむことを複数回行なうことにより、洗濯物30の外側と内側を入れ替えることができ、乾燥むらを低減できる。
急停止の減速度は脱水工程53と同様にドラム駆動用モータ36による逆相運転による電気的ブレーキで実現されるが、脱水工程53の場合よりもブレーキトルクを上げても良い。これは最高回転速度が毎分800〜1500回転の脱水工程53に比較して乾燥時の回転変動運転では毎分100〜300回転であり、大幅に回転速度低いのでドラム駆動用モータ36の巻線に大きな電流を流しても温度上昇に余裕をとることができるためである。これにより、洗濯物30に加わる力が大きくなるので、外側と内側の洗濯物30の入れ替えの効率を良くすることができる。
この乾燥時回転変動運転を複数回繰り返し行なうことにより乾燥率が悪い内側の洗濯物30を外側に入れ替えることができるので乾燥効率を上げることができ、乾燥むらを効率良く改善できる。
また、回転ドラム29のアンバランスには一次共振と二次共振があり、本実施形態では一次共振は回転ドラム29の回転速度が毎分約150回転、二次共振は毎分300〜400回転のとき発生する。一次共振は洗濯物30の量が少ないときに発生し易い。二次共振は回転速度がある程度上がってから発生するので、それ以上回転速度を増減するかは振動センサ23により振幅を検知してマイコン72により制御を行っている。本実施形態では乾燥工程56での回転変動運転における回転ドラム29の回転速度は最大値が毎分100〜300回転であり、二次共振における回転速度より低くしているので、乾燥容量最大と判定されたときには二次共振は発生にしにくいので、アンバランス修正による乾燥工程56の時間増加を少なくすることができる。
回転速度は高い程中央部の空間Sは大きくなり洗濯物30の入れ替えは良くなるが二次共振以上の回転速度ではアンバランスによる振動が大となり加速できなくなるので二次共振の回転速度以下で使用する方がアンバランスによる影響を受けないので好ましい。
なお、二次共振以上の回転速度または洗濯物30の乾燥容量が少ない状態での回転変動運転を行なう場合は振動センサ23からの信号レベルに相関させて、予め加速できる条件を決めて使用するとアンバランスによる修正を事前に予測することができるので修正時間を短くすることができる。
本実施形態では回転変動運転の高速回転の回転方向は脱水工程53の場合と同様に同一方向としているが、高速回転の回転方向を交互に正回転、逆回転と入れ替えても良い。その方が、洗濯物30の外側と内側の入れ替えが正回転方向、逆回転方向の両方から行えるので、入れ替え効率を良くすることができる。
また、本実形態では、乾燥工程56における運転制御の設定を自動的に行なうこととしたが、回転変動運転を含む運転を操作部9の操作で設定できるようにしても良い。
さらに、本実施形態では、乾燥容量の判定を最初の給水前の状態の洗濯物30が乾燥状態で行なったが、それに限定されるものではない。最終脱水工程55後における洗濯容量センシング手段による判定、つまり、乾燥率0%の状態で判定しても良い。その場合は、洗濯物30が濡れているので、ステップS15での乾燥容量の判定条件の値を適宜変えるだけでよい。
また、本実施の形態では、乾燥容量の判定の結果にもとづいて回転変動運転を含む乾燥工程56の運転を行なう制御としているが、乾燥工程56において湿度センサや温度センサで循環空気の乾燥率を検知して、その結果を組み合わせても良い。例えば、乾燥工程56における通常運転の場合でも、乾燥が進行したことを湿度センサや温度センサで検知し、乾燥工程56の所定時間(この所定時間はセンシングされた洗濯物30の乾燥容量で決めるものとする)後の乾燥率が103%以下である場合に、前記回転変動運転を含む運転を適宜な回数行なようにしても良い。
湿度センサや温度センサによる乾燥率の検知を使用しない場合は、通常運転の場合でも一定時間経過毎に回転変動運転を挿入する。このようにすることにより、乾燥容量が最大と判定されない場合でも、長尺や大型の布でほぐれにくい洗濯物30の場合でも、外側と内側が入れ替えやすくなり、乾燥むらを低減できる。
本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の外形斜視図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機の縦断面図である。 ドラム式洗濯乾燥機の制御回路図である。 運転工程を示すブロック図である。 乾燥工程における回転ドラムの回転速度の制御を示す図である。 洗濯容量センシングによる乾燥工程の制御の設定のフローチャートである。 定格乾燥容量で回転速度を上げたときの洗濯物の回転ドラム内での状態を示す図である。
符号の説明
2 外枠
3 ドア
9 操作部
10 表示部
20 外槽
23 振動センサ
29 回転ドラム
30 洗濯物
36 ドラム駆動用モータ(駆動モータ)
42 送風ファン(温風供給手段)
43 ヒータ(温風供給手段)
44 吹き出し口(温風供給手段)
45 除湿装置(温風供給手段)
46 通風口(温風供給手段)
62 電源スイッチ
67 インバータ回路
70 インバータ駆動回路
71 回転位置センサ(速度検出手段)
72 マイクロコンピュータ
73A、73B、73C リレー接点
74A、74B、74C リレー巻線
91 電流センサ(洗濯容量センシング手段)
100 制御回路(制御装置)

Claims (2)

  1. 外槽の内側に設けられた洗濯物を収納する回転ドラムと、前記外槽の外側に設けられるとともに前記回転ドラムの開口部の上側周縁部にその吹き出し口を開口させた温風供給手段と、前記回転ドラムを回転させる駆動モータと、該駆動モータの回転を制御する制御装置と、を備え、前記回転ドラムの軸が手前側に向かって斜め上方に傾斜しているドラム式洗濯乾燥機であって、
    前記回転ドラムの回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記回転ドラム内に収納された洗濯物の容量を検出する洗濯容量センシング手段と、
    前記回転ドラムのアンバランス回転を検知する振動センサと、
    循環空気の乾燥率を検知する湿度センサまたは温度センサと、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記洗濯容量センシング手段からの信号にもとづいて乾燥容量を複数段階レベルに判定し、乾燥容量最大の値を含む段階レベルと判定した場合に、
    乾燥工程において、前記乾燥工程に入って所定時間後における乾燥率を前記湿度センサまたは温度センサにより検知し、その検知結果に応じて回転変動運転を行うか否かを判定し、
    該回転変動運転を行うと判定したときに、前記速度検出手段からの信号と、前記振動センサが検知した振幅と、にもとづいて前記回転ドラム内に収納された洗濯物の中央部に前記回転ドラムの開口部から奥側にかけて空間ができるように、脱水工程における二次共振の回転速度よりも遅い前記二次共振を発生しない所定の回転速度まで前記回転ドラムの回転速度を増加させて、その後急停止させる前記回転変動運転を少なくとも1回含ませる制御を行なうことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 外槽の内側に設けられた洗濯物を収納する回転ドラムと、前記外槽の外側に設けられるとともに前記回転ドラムの開口部の上側周縁部にその吹き出し口を開口させた温風供給手段と、前記回転ドラムを回転させる駆動モータと、該駆動モータの回転を制御する制御装置と、を備え、前記回転ドラムの軸が手前側に向かって斜め上方に傾斜しているドラム式洗濯乾燥機における乾燥工程の制御方法であって、
    前記制御装置は、
    乾燥容量を複数段階レベルに判定し、乾燥容量最大の値を含む段階レベルと判定した場合に、
    前記乾燥工程に入って所定時間後における乾燥率を湿度センサまたは温度センサにより検知し、その検知結果に応じて回転変動運転を行うか否かを判定し、
    該回転変動運転を行うと判定したときに、速度検出手段からの信号と、振動センサが検知した振幅と、にもとづいて前記回転ドラム内に収納された洗濯物の中央部に前記回転ドラムの開口部から奥側にかけて空間ができるように、脱水工程における二次共振の回転速度よりも遅い前記二次共振を発生しない所定の回転速度まで前記回転ドラムの回転速度を増加させて、その後急停止させる前記回転変動運転を少なくとも1回含ませることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機における乾燥工程の制御方法。
JP2006293928A 2006-10-30 2006-10-30 ドラム式洗濯乾燥機およびその乾燥工程の制御方法 Expired - Fee Related JP4571608B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293928A JP4571608B2 (ja) 2006-10-30 2006-10-30 ドラム式洗濯乾燥機およびその乾燥工程の制御方法
CN2007101403480A CN101173441B (zh) 2006-10-30 2007-08-09 滚筒式洗涤干燥机及其干燥工序的控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293928A JP4571608B2 (ja) 2006-10-30 2006-10-30 ドラム式洗濯乾燥機およびその乾燥工程の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008110001A JP2008110001A (ja) 2008-05-15
JP4571608B2 true JP4571608B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=39422178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006293928A Expired - Fee Related JP4571608B2 (ja) 2006-10-30 2006-10-30 ドラム式洗濯乾燥機およびその乾燥工程の制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4571608B2 (ja)
CN (1) CN101173441B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4877341B2 (ja) * 2009-02-27 2012-02-15 パナソニック株式会社 洗濯機
JP4877339B2 (ja) * 2009-02-27 2012-02-15 パナソニック株式会社 洗濯機
JP4877340B2 (ja) * 2009-02-27 2012-02-15 パナソニック株式会社 洗濯機
WO2012005534A2 (en) * 2010-07-09 2012-01-12 Lg Electronics Inc. Method for operating clothes treating apparatus
JP5861116B2 (ja) * 2011-04-21 2016-02-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 乾燥装置
JP5520344B2 (ja) * 2012-07-18 2014-06-11 日立アプライアンス株式会社 洗濯乾燥機
CN105386286B (zh) * 2014-08-28 2017-07-18 东芝生活电器株式会社 烘干机
CN107488975B (zh) * 2017-08-03 2021-10-29 合肥海尔滚筒洗衣机有限公司 一种洗衣机的控制方法及洗衣机

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1133291A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 遠心脱水装置
JPH1190094A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Sharp Corp ドラム式乾燥洗濯機
JP2003053087A (ja) * 2001-08-09 2003-02-25 Sharp Corp ドラム式乾燥洗濯機
JP2003275492A (ja) * 2002-03-25 2003-09-30 Sanyo Electric Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2004230063A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機
JP2004351073A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Toshiba Corp ドラム式洗濯乾燥機
JP2005152235A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯乾燥機
JP2006116177A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1133291A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 遠心脱水装置
JPH1190094A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Sharp Corp ドラム式乾燥洗濯機
JP2003053087A (ja) * 2001-08-09 2003-02-25 Sharp Corp ドラム式乾燥洗濯機
JP2003275492A (ja) * 2002-03-25 2003-09-30 Sanyo Electric Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2004230063A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機
JP2004351073A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Toshiba Corp ドラム式洗濯乾燥機
JP2005152235A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯乾燥機
JP2006116177A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008110001A (ja) 2008-05-15
CN101173441B (zh) 2012-02-01
CN101173441A (zh) 2008-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4571608B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機およびその乾燥工程の制御方法
US8650772B2 (en) Laundry machine and control method thereof
JP4961195B2 (ja) 洗濯機
JP4852505B2 (ja) 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP5539286B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2008110002A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4366396B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2006247062A (ja) 洗濯機
JP3314144B2 (ja) 乾燥機
JP2009066295A (ja) ドラム式洗濯機
JP2004230063A (ja) 洗濯機
JP4851910B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4714128B2 (ja) ドラム式洗濯機
CN109629168B (zh) 洗涤干燥机
JP5081781B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2010259603A (ja) 洗濯乾燥機
JP2021171437A (ja) ドラム式洗濯機
JP2012170685A (ja) ドラム式洗濯機
JP2019047942A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2007082653A5 (ja)
JP2007082653A (ja) 洗濯機および洗濯乾燥機
JPH10201990A (ja) 洗濯機
JP2008272137A (ja) 洗濯乾燥機
JP4474789B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2895938B2 (ja) 洗濯乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090522

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090619

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100812

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees