JP2013146348A - 洗濯乾燥機及び乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】サニタリ空間の急激な湿度上昇を抑制しつつ、洗濯物を効率よく乾燥させることができる洗濯乾燥機及び乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯乾燥機は、乾燥工程が実行されている場合に、吸気口69a及び排気ダクト73を開放し、また、ヒータを適宜にオン/オフする。このため、吸気口69aを通して、サニタリ空間の乾燥した空気が乾燥風路に吸い込まれて乾燥風となる。乾燥している乾燥風は、オン状態のヒータ又はオフ状態のヒータの余熱によって加熱されてから洗濯物に接触するため、洗濯物の乾燥効率が向上する。洗濯物に接触した後の乾燥風は、排気ダクト73を通して、サニタリ空間へ排気されるが、この乾燥風は、乾燥風路を何度も循環した後の乾燥風よりも含有水分が少ないため、サニタリ空間の急激な温度上昇が抑制される。
【選択図】図6

Description

本発明は、洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機及び乾燥機に関する。
近年広く普及しているドラム式の洗濯乾燥機は、有底円筒形の水槽を、横姿勢又は斜め横姿勢で外筐内に支持し、この水槽の内部に、同軸上にて回転する有底円筒形の回転ドラムを収容して構成されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
水槽及び回転ドラムは、同側に開口する開口部を有しており、洗濯物は、これらの開口部を経て回転ドラムの内部へ投入され、水槽及び回転ドラムの底部に溜まる洗濯水中に浸され、回転ドラムの反復回転による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラムの内周面に叩きつけられて洗濯される。
洗濯を終えた洗濯物は、回転ドラムの高速回転により残留水分の多くを遠心脱水された後、回転ドラム内に導入される乾燥風と接触することにより乾燥せしめられる。乾燥風は、水槽内に開口する導入口及び導出口を送風ダクトにより連絡し、水槽及び回転ドラムを中途に含めて構成された乾燥風路内を循環する。
乾燥風路には、乾燥風を起風する送風ファンが設けてあり、該送風ファンの上流側に冷却部が、同じく下流側にヒータが夫々配設してある。乾燥風は、回転ドラム内の洗濯物と接触し、該洗濯物の水分を奪った後、冷却部において冷却され、含有水分を凝縮除去された乾き空気となり、ヒータを通過する際に加熱されて回転ドラム内に戻る。回転ドラム内の洗濯物は、このように循環する乾燥風との接触を繰り返して乾燥せしめられる。
特許文献1に記載の洗濯乾燥機は、洗濯乾燥機の外部と乾燥風路とを連通する排気ダクトと、該排気ダクトを開閉するダンパと、乾燥風路に形成した吸気口とを更に備える。該洗濯乾燥機は、乾燥工程の後半にダンパを駆動して排気ダクトを開放し、湿潤な乾燥風を水槽外部へ排気し、ヒータを停止させる。このとき乾燥風路内の圧力が低下し、吸気口から乾燥した空気が乾燥風路に取り込まれ、洗濯物に接触する。
特開2008−110135号公報 特開2011−056194号公報 特開2011−072673号公報 特開2011−072672号公報 特開2007−244469号公報
しかしながら、特許文献1に記載の洗濯乾燥機を使用した場合、後半の乾燥工程が開始されると、サニタリ空間の湿度が急激に上昇するという問題が生じる。何故ならば、水槽外部へ排気された湿潤な乾燥風は、例えば外筐の隙間からサニタリ空間に流入するからである。また、洗濯乾燥機から排気される乾燥風は、乾燥風路を複数回循環したものであるため、洗濯乾燥機内で除湿したとしても、一般に、サニタリ空間の空気と比べて、含有水分が多いからである。
一方、特許文献2〜4には、乾燥風路に設けた吸気弁と、排水トラップ及び水槽を接続する排水ホースと、該排水ホース内に設置した排水弁とを備える洗濯乾燥機が開示してある。該洗濯乾燥機は乾燥工程の後半に吸気弁及び排水弁を開放し、ファンの駆動を制御して排水トラップの水封じを破り、排水ホースから湿潤な乾燥風を排気し、吸気弁から乾燥した空気を乾燥風路内に取込む。つまり、特許文献2〜4に記載の洗濯乾燥機は、サニタリ空間への排気を行なわない。故に、サニタリ空間の湿度が急激に上昇することが抑制される。
ところが、特許文献2〜4に記載の洗濯乾燥機は、排水ホースから臭気が侵入することを防止するために、乾燥風路内を高い圧力に維持すべくファンの駆動を制御している。故に、ファンによる騒音が発生するという問題が生じる。
特許文献5に記載の洗濯乾燥機は、乾燥工程を実行している間中、回転ドラム外の乾燥した空気を回転ドラム内へ導入し、回転ドラム内の湿潤な空気を回転ドラム外へ排出する。このとき、回転ドラム内へ導入すべき空気を加熱することはない。このため、回転ドラム外へ排出された空気がサニタリ空間に流入しても、サニタリ空間の湿度が急激に上昇することが抑制される。何故ならば、加熱されずに洗濯物と接触した乾燥風は、加熱されてから洗濯物と接触した乾燥風よりも、含有水分が少ないからである。
しかしながら、特許文献5に記載の洗濯乾燥機においては、乾燥風の温度が低いため、洗濯物の乾燥が完了するまでに長時間を要する虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、サニタリ空間の急激な湿度上昇を抑制しつつ、洗濯物を効率よく乾燥させることができる洗濯乾燥機及び乾燥機を提供することにある。
本発明に係る洗濯乾燥機は、水槽と、洗濯物を収容し、前記水槽の内部で回転する回転ドラムと、該回転ドラムに収容された洗濯物を乾燥させるための乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置してあり、前記乾燥風を起風する送風ファンと、該送風ファンの吐出側と前記水槽との間に配置してあり、前記乾燥風を加熱する加熱部と、該加熱部のオン/オフを切り替える加熱制御部とを備える洗濯乾燥機において、前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記水槽との間に連通している排気風路と、前記乾燥風路の前記排気風路との連通部分に対向する周面に支持してあり、前記乾燥風路を通流する乾燥風を前記排気風路へ誘導する誘導板と、前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記誘導板との間に形成してある開閉可能な吸気口と、該吸気口の開/閉を切り替える開閉制御部とを備え、前記開閉制御部は、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、前記吸気口を開放し続けるようにしてあり、前記加熱制御部は、前記乾燥工程を実行している場合に、前記加熱部をオンにするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記加熱制御部は、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、前記加熱部のオン/オフを所定のタイミングで切り替えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、洗濯水の温度を検出する水温検出部を更に備え、前記加熱制御部は、前記水温検出部にて検出された水温に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記加熱制御部は、前記水温検出部にて検出された水温が高い場合に前記加熱部がオン状態である時間が、前記水温検出部にて検出された水温が低い場合に前記加熱部がオン状態である時間よりも短くなるよう、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記回転ドラムに収容されている洗濯物の重量を検出する重量検出部を更に備え、前記加熱制御部は、前記重量検出部にて検出された洗濯物の重量に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記加熱制御部は、前記重量検出部にて検出された洗濯物の重量が重い場合に前記加熱部がオン状態である時間が、前記重量検出部にて検出された洗濯物の重量が軽い場合に前記加熱部がオン状態である時間よりも長くなるよう、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、気温を検出する気温検出部を更に備え、前記加熱制御部は、前記気温検出部にて検出された気温に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記加熱制御部は、前記気温検出部にて検出された気温が高い場合に前記加熱部がオン状態である時間が、前記気温検出部にて検出された気温が低い場合に前記加熱部がオン状態である時間よりも短くなるよう、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、運転手順を受け付ける受付部を備え、前記加熱制御部は、前記受付部にて受け付けた運転手順に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記受付部にて受け付けた運転手順に基づいて、前記乾燥工程を終了させるタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る乾燥機は、洗濯物を収容する収容部と、該収容部に収容された洗濯物を乾燥させるための乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置してあり、前記乾燥風を起風する送風ファンと、該送風ファンの吐出側と前記収容部との間に配置してあり、前記乾燥風を加熱する加熱部と、該加熱部のオン/オフを切り替える加熱制御部とを備える乾燥機において、前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記収容部との間に連通している排気風路と、前記乾燥風路の前記排気風路との連通部分に対向する周面に支持してあり、前記乾燥風路を通流する乾燥風を前記排気風路へ誘導する誘導板と、前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記誘導板との間に形成してある開閉可能な吸気口と、該吸気口の開/閉を切り替える開閉制御部とを備え、前記開閉制御部は、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、前記吸気口を開放し続けるようにしてあり、前記加熱制御部は、前記乾燥工程を実行している場合に、前記加熱部をオンにするようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、洗濯乾燥機は、水槽、回転ドラム、乾燥風路、送風ファン、加熱部、加熱制御部、排気風路、誘導板、吸気口、及び開閉制御部を備える。
また、本発明にあっては、乾燥機は、収容部、乾燥風路、送風ファン、加熱部、加熱制御部、排気風路、誘導板、吸気口、及び開閉制御部を備える。
本発明に係る洗濯乾燥機(又は乾燥機)においては、洗濯物の乾燥工程が開始されると、開閉制御部は、吸気口を開放する。吸気口は、少なくとも乾燥工程が終了するまで、開放され続ける。乾燥工程が終了すれば、開閉制御部が吸気口を閉鎖することが可能である。
また、加熱制御部は、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、加熱部をオンにする。
乾燥工程を実行している場合、送風ファンが乾燥風を起風することによって、乾燥風路における送風ファンの吸込側の気圧が低下する。このとき、開放されている吸気口を通して、乾燥風路の内部へ空気が吸い込まれる。この空気は、洗濯乾燥機(又は乾燥機)の内部に流入したサニタリ空間の空気である。つまり、送風ファンはサニタリ空間の空気を吸い込んで乾燥風となす。
送風ファンから吐き出された乾燥風は、オン状態の加熱部によって加熱されてから、回転ドラム(又は収容部)の内部へ導入される。回転ドラム(又は収容部)の内部へ導入された乾燥風は、回転ドラム(又は収容部)に収容されている洗濯物に接触して、洗濯物の水分を奪う。洗濯物の水分を奪った乾燥風は、回転ドラム(又は収容部)の内部から導出され、次いで、誘導板によって排気風路へ誘導される。排気風路へ誘導された乾燥風は、サニタリ空間に流入する。
洗濯乾燥機(又は乾燥機)に流入するサニタリ空間の空気は、サニタリ空間に流入する乾燥風よりも乾燥している。つまり、本発明に係る洗濯乾燥機(又は乾燥機)においては、乾燥している空気が加熱された上で洗濯物に接触する。故に、洗濯物の乾燥効率が向上する。
従来の洗濯乾燥機の場合、吸気口は乾燥工程の後半まで開放されないため、サニタリ空間に流入する乾燥風は、乾燥風路を複数回循環することによって多量の水分を含有してから排気されたものである。しかしながら、本発明に係る洗濯乾燥機(又は乾燥機)の場合、吸気口は乾燥工程の開始に伴って開放されるため、サニタリ空間に流入する乾燥風は、乾燥風路を1回通過しただけで排気されたものである。故に、サニタリ空間に流入する乾燥風の含有水分は少量である。このため、サニタリ空間の湿度が急激に上昇することが抑制される。
また、乾燥風路内を高い圧力に維持する必要がないため、送風ファンによる騒音の発生が抑制される。
本発明にあっては、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、加熱部が常にオン状態に保たれているわけではない。何故ならば、加熱制御部が、加熱部のオン/オフを所定のタイミングで切り替えるからである。
加熱部がオン状態の場合、送風ファンから吐き出された乾燥風は、オン状態の加熱部によって比較的高温に加熱されてから、回転ドラムの内部へ導入される。このため、乾燥風は、洗濯物から比較的多量の水分を奪うことができる。故に、洗濯物を効率よく乾燥させることができる。
しかしながら、比較的多量の水分を奪った乾燥風がサニタリ空間に流入すると、サニタリ空間の湿度が上昇し易くなる。
加熱部がオフ状態の場合、送風ファンから吐き出された乾燥風は、全く加熱されずに、又は、オフ状態の加熱部の余熱によって比較的低温に加熱されてから、回転ドラムの内部へ導入される。このため、乾燥風は、洗濯物から比較的少量の水分を奪う。故に、洗濯物の乾燥効率は低下する。
しかしながら、比較的少量の水分を奪った乾燥風がサニタリ空間に流入しても、サニタリ空間の湿度は上昇し難い。
本発明に係る洗濯乾燥機は、加熱部のオン/オフを適切に切り替えることによって、洗濯物の乾燥効率の向上と、サニタリ空間の湿度上昇の抑制とを適切に両立させることができる。
また、加熱部を常時オンにし続けるわけではないため、省エネルギに寄与することができる。
本発明にあっては、加熱部のオン/オフは、加熱制御部が水温検出部の検出結果に基づいて決定したタイミングで切り替えられる。即ち、洗濯物を洗濯したときの洗濯水の温度の高低に応じて、洗濯物の乾燥効率が向上し易い運転態様と、サニタリ空間の湿度上昇を抑制し易い運転態様とを、適切に切り替えることができる。
ここで、洗濯水の温度の高低は、乾燥工程が開始される前の洗濯物自身の温度の高低の指標、延いては洗濯物の乾き難さの指標として用いられる。
本発明にあっては、洗濯水の温度が高いとき、即ち、洗濯物が乾き易いときに、加熱部をオン状態とすべき時間は、洗濯水の温度が低いとき、即ち、洗濯物が乾き難いときに、加熱部をオン状態とすべき時間より短い。このため、洗濯水の温度が高いときには、サニタリ空間の湿度上昇を抑制しつつ、省エネルギに寄与することができる。一方、洗濯水の温度が低いときには、洗濯物の乾燥不足を抑制することができる。
本発明にあっては、加熱部のオン/オフは、加熱制御部が重量検出部の検出結果に基づいて決定したタイミングで切り替えられる。即ち、回転ドラムに収容されている洗濯物の軽重に応じて、洗濯物の乾燥効率が向上し易い運転態様と、サニタリ空間の湿度上昇を抑制し易い運転態様とを、適切に切り替えることができる。
ここで、洗濯物の軽重は、洗濯物に含まれている水分量の多寡の指標として用いられる。
本発明にあっては、洗濯物が軽いとき、即ち、洗濯物に含まれている水分量が少ないときに、加熱部をオン状態とすべき時間は、洗濯物が重いとき、即ち、洗濯物に含まれている水分量が多いときに、加熱部をオン状態とすべき時間より短い。このため、洗濯物が軽いときには、サニタリ空間の湿度上昇を抑制しつつ、省エネルギに寄与することができる。一方、洗濯物が重いときには、洗濯物の乾燥不足を抑制することができる。
本発明にあっては、加熱部のオン/オフは、加熱制御部が気温検出部の検出結果に基づいて決定したタイミングで切り替えられる。即ち、気温の高低に応じて、洗濯物の乾燥効率が向上し易い運転態様と、サニタリ空間の湿度上昇を抑制し易い運転態様とを、適切に切り替えることができる。
ここで、気温の高低は、乾燥工程が開始される前の洗濯物自身の温度の高低の指標、延いては洗濯物の乾き難さの指標として用いられる。
本発明にあっては、気温が高いとき、即ち、洗濯物が乾き易いときに、加熱部をオン状態とすべき時間は、気温が低いとき、即ち、洗濯物が乾き難いときに、加熱部をオン状態とすべき時間より短い。このため、気温が高いときには、サニタリ空間の湿度上昇を抑制しつつ、省エネルギに寄与することができる。一方、気温が低いときには、洗濯物の乾燥不足を抑制することができる。
本発明にあっては、加熱部のオン/オフは、受付部にて受け付けた運転手順に基づいて決定したタイミングで切り替えられる。即ち、運転手順に応じて、洗濯物の乾燥効率が向上し易い運転態様と、サニタリ空間の湿度上昇を抑制し易い運転態様とを、適切に切り替えることができる。
運転手順としては、例えば、洗濯物を完全に乾燥させる場合の運転手順、及び、高熱による洗濯物の傷みを抑制すべく、洗濯物を適度に乾燥させる場合の運転手順等が挙げられる。
高熱による洗濯物の傷みを抑制すべきとき、即ち、洗濯物に与えるべき熱量が比較的少ないときに、加熱部をオン状態とすべき時間は、洗濯物を完全に乾燥させるべきとき、即ち、洗濯物に与えるべき熱量が比較的多いときに、加熱部をオン状態とすべき時間より短くすればよい。このため、高熱による洗濯物の傷みを抑制すべきときには、サニタリ空間の湿度上昇を抑制しつつ、省エネルギに寄与することができる。
本発明にあっては、受付部にて受け付けた運転手順に基づいて、洗濯物の乾燥工程を終了させるタイミングが決定される。
例えば、高熱による洗濯物の傷みを抑制すべきとき、即ち、洗濯物に与えるべき熱量が比較的少ないときに、洗濯物の乾燥工程を継続すべき時間は、洗濯物を完全に乾燥させるべきとき、即ち、洗濯物に与えるべき熱量が比較的多いときに、洗濯物の乾燥工程を継続すべき時間より短くても問題はない。洗濯物の乾燥工程が終了するまでの時間が短ければ、湿潤な乾燥風が排気される時間が短くて済む上に、使用者が、乾燥した洗濯物を短時間で得ることができる。このため、高熱による洗濯物の傷みを抑制すべきときには、サニタリ空間の湿度上昇を抑制しつつ、省エネルギに寄与し、更に、使用者の利便性を向上させることができる。
本発明の洗濯乾燥機又は乾燥機による場合、洗濯物の乾燥工程を実行している間中、吸気口が開放され続けるため、サニタリ空間の湿度の上昇を抑えることができる。
サニタリ空間の湿度が緩やかに上昇する場合には、例えば換気又は除湿等を行なうことによって、サニタリ空間の湿度を適度なものに保つことが容易である。
しかも、吸気口を通して乾燥風路へ吸い込まれたばかりの乾燥した乾燥風が、オン状態のヒータによって加熱されてから洗濯物に接触する。即ち、洗濯物に接触する乾燥風の湿度は非常に低い。故に、洗濯物を効率よく乾燥させることができる。
本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図である。 洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図である。 洗濯乾燥機の内部構成を略示する正面図である。 導出ダクト及び導入ダクトの形成態様を示す図である。 ドラムモータの支持部近傍の拡大断面図である。 排気ダクト付近の構成を略示する縦断面図である。 排気ダクト付近の構成を略示する斜視図である。 排気ダクトの排気口を略示する縦断面図である。 洗濯乾燥機の制御系の構成を示すブロック図である。 運転制御部による乾燥運転制御処理を示すフローチャートである。 運転制御部による乾燥運転制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る洗濯乾燥機の運転制御部による各種決定処理を示すフローチャートである。 不揮発性メモリに記憶したLUT(Look Up Table )の一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態3に係る洗濯乾燥機の運転制御部による各種決定処理を示すフローチャートである。 不揮発性メモリに記憶したLUTの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態4に係る洗濯乾燥機の運転制御部による各種決定処理を示すフローチャートである。 不揮発性メモリに記憶したLUTの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態5に係る洗濯乾燥機の運転制御部による各種決定処理を示すフローチャートである。 不揮発性メモリに記憶したLUTの一例を示す概念図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る洗濯乾燥機を示す図面に基づいて詳述する。図1は、洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図、図2は、洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図、図3は、洗濯乾燥機の内部構成を略示する正面図である。
洗濯乾燥機は、外筐1を備え、外筐1は、サニタリ空間に設置される。外筐1の内部とサニタリ空間との間では、空気が通流する。
図2に示すように、洗濯乾燥機は、外筐1の内部に水槽2(図3も参照)及び回転ドラム3を備えている。
水槽2は、一側の端部全面に開口20を有する大径の有底円筒体であり、外筐1の内底面に立設された複数本の支持脚21(1本のみ図示。図3も参照)により、開口20の側を上向きとし、水平面に対して軸心を傾けた傾斜姿勢を保って弾性支持されている。支持脚21は中途部にダンパ210(図3も参照)を有しており、ダンパ210の下側に重量センサ(重量検出部)211が設けてある。該重量センサ211によって回転ドラム3に収容された洗濯物の重量が検出される。なお重量センサ211としては、ひずみゲージ式、圧電式、静電容量式、電磁式及び音叉式の重量センサが挙げられる。
外筐1の前面(図2の左側面)には、水槽2の開口20を臨む位置に、蓋体10(図1及び図3も参照)による開閉自在に洗濯物の投入口11が開設してあり、該投入口11と水槽2の開口20との間は、ベローズ12により液密に封止されている。図1に示すように、外筐1の前面には、蓋体10の近傍にドア開ボタン13が設けてある。蓋体10は、ドア開ボタン13の操作により開放される。
図2に示すように、回転ドラム3は、水槽2よりもやや小径の有底円筒体であり、一側の開口30を水槽2の開口20の内側に臨ませ、水槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸40の端部に連結し、該ドラムモータ4の駆動により、水槽2の内部で同軸上にて回転するようになしてある。回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が全面に亘って貫通形成されており、また周壁内面には、軸長方向に延びるバッフル33が、周方向に等配をなして複数突設されている。なお図2中には、図面の煩雑化を避けるべく、小孔32の一部と一つのバッフル33のみを図示してある。
以上の如く構成された洗濯乾燥機の洗濯運転は、蓋体10を開放し、投入口11の内側に位置する開口20,30を通して回転ドラム3内に洗濯物を投入し、前記蓋体10を閉止した後、後述するように水槽2の内部に洗濯水を給水した後、ドラムモータ4を駆動して回転ドラム3をタンブリングさせて実施される。前述したように回転ドラム3は、多数の小孔32と複数のバッフル33とを備えており、回転ドラム3の内部の洗濯物は、小孔32を経て回転ドラム3内に浸入する洗濯水中に浸され、バッフル33の作用による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラム3の内面に叩きつけられて洗濯される。
図1及び図2に示すように、外筐1の前面上部には、各種の操作のための操作部及び各種の表示のための表示部を備える操作パネル(受付部)15が設けてある。該操作パネル15は、外筐1の下部内側に設けた運転制御部(加熱制御部,開閉制御部)8(図2参照)に接続してある。前述した洗濯運転、及び後述する乾燥運転、更には、これらの間に実施される脱水運転は、操作パネル15の操作に応じた運転制御部8の動作により、一連の処理、又は個々に独立した処理として実行される。
図1及び図2に示すように外筐1の後部上面には、水道等の給水源との接続が可能な接続口50が設けてある。この接続口50は、図2に示すように、外筐1の内側に設けた給水弁51に接続してある。給水弁51は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁であり、第1給水出口は、主給水管52を介して水槽2の上部周面に接続されている。給水弁51が第1給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、主給水管52を経て水槽2の内部に送り込まれる。主給水管52の中途には、公知のように洗剤ケースを配置し、給水と共に適量の洗剤が導入されるように構成することができる。
給水弁51の第2給水出口は、小径の副給水管53を介して後述する給水ノズル54に接続してある。給水ノズル54は、後述する導入ダクト61の内部に開口している。給水弁51が第2給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、副給水管53を経て給水ノズル54に達し、導入ダクト61の内部に送り込まれる。
給水弁51の第3給水出口は、冷却水管55を介して、水槽2の前下部に連結してある。水槽2には、下部周面に前後方向に延びる凹溝22が形成されており、該凹溝22の上部を覆うように冷却板23が架設してある。冷却板23は、後部を下として傾斜しており、上表面に並設された複数の凹部を備えている。給水弁51が第3給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、冷却水管55を通って冷却板23の前上部に送り込まれ、複数の凹部内に順次滞留しながら冷却板23の上表面に沿って後方に流れて、後述のように循環する乾燥風を冷却する冷却水として使用される。
凹溝22の後端部には、排水管24が接続されている。図2及び図3に示すように、該排水管24は、外筐1内側の前下部に固定支持された筒形のフィルタケース25に接続されている。フィルタケース25の内部には、繊維屑等の異物を捕捉するリントフィルタが収容されている。フィルタケース25には、通水管123(図3参照)を介して循環ポンプ120に接続してあり、該循環ポンプ120の吐出側は、戻し管121を介して水槽2の前側上部に連通されている。
図2に示すように、フィルタケース25は、外筐1の底面に沿って敷設された排水ホース27に排水弁26を介して接続されている。図3に示すように、排水管24の右側部分にエアトラップ28が接続してある。エアトラップ28は空気室(不図示)を有する。該空気室には、上方に延びる導圧管(不図示)が接続されており、該導圧管の上端部には水位センサ29が取付けてある。
以上のような構成によれば、排水弁26が閉である場合、水槽2の内部に給水された洗濯水は、排水管24を経てフィルタケース25内部に入り、該フィルタケース25を満たした後、通水管123、排水管24及び水槽2の内部に溜まる。洗濯水は、循環ポンプ120を駆動することにより、該循環ポンプ120に吸い込まれて昇圧され、戻し管121を経て水槽2の上部に送られ、該戻し管121の先端から回転ドラム3の内部に給水される。
エアトラップ28の空気室には、排水管24に洗濯水が充満した後にも空気が取り残される。空気室内の空気圧は、フィルタケース25を底として溜まる洗濯水の水位の上昇に応じて大となる。水位センサ29は、導圧管を介して伝播する空気室内の空気圧を検出する圧力センサである。水位センサ29の検出信号は、運転制御部8に与えられている。
排水弁26は、洗濯運転の後に開放される。この開放により水槽2内の洗濯水は、排水管24及びフィルタケース25を経て排水ホース27に排水される。この排水に際し、洗濯水中に含まれる繊維屑等の異物は、フィルタケース25内のリントフィルタに捕捉、除去され、排水ホース27を経て下水管に排出される虞れがない。
洗濯乾燥機は、水槽2及び回転ドラム3を中途に含めて構成された乾燥風路を更に備えている。乾燥風路は、回転ドラム3及び水槽2内から導出される乾燥風、並びに、水槽2及び回転ドラム3内に導入される乾燥風が通流する。このために、乾燥風路は、図2に示すように、水槽2と一体形成された導出ダクト60及び導入ダクト61を有している。また、乾燥風路は、後述する導出口62、導出管63、導入管64、導入口65、連結ダクト69、及び送気管79等も含んでいる。
図4は、導出ダクト60及び導入ダクト61の形成態様を示す図である。本図は、水槽2の底面を前方から見た状態を略示しており、図の上下は、図2の上下に対応している。なお、水槽2の外面には、強度確保のための多数のリブが設けてあるが、図4においては、これらのリブの図示を省略してある。
図2及び図4に示すように、導出ダクト60は、水槽2の底面最下部を含めて周方向に適宜の長さを有して延び、一側端部で斜め上方に立ち上がるように設けられている。図4には、水槽2の下部周面に前述の如く形成された凹溝22、及び該凹溝22の上部に架設した冷却板23も図示してある。導出ダクト60の下部は、冷却板23の後位置で水槽2内に開口する導出口62に連通している。導出ダクト60の上端部は、水槽2の上部周面に上向きに突設された導出管63に連通している。
導入ダクト61は、水槽2の底面の中心部に設けた円形部と、該円形部の一端に連続し、斜め上方に立ち上がる直線部とを備える。直線部の上端は、水槽2の上部周面に上向きに突設された導入管64に連通している。また円形部の中心位置には、ドラムモータ4の出力軸40が突出しており、この突出部と同軸をなし、水槽2の内部に向けて開口する円形断面の導入口65が開設されている。
図5は、ドラムモータ4の支持部近傍の拡大断面図である。図中に一部を示すように、ドラムモータ4の出力軸40は、軸受41により回転自在に支持され、水槽2の内側に向けて突出しており、この突出端部は、連結ブラケット42を介して回転ドラム3の底面の中心位置に固定されている。連結ブラケット42と回転ドラム3との間には、薄肉の封止板66が挾持固定されている。封止板66の外周には、導入ダクト61の末端の導入口65の内側に対向する鍔部が周設され、該鍔部には、導入口65に内嵌固定されたオイルシール67(図2も参照)が摺接している。
回転ドラム3の底面には、連結ブラケット42の固定部よりも外側の周上に並ぶ複数の導入孔34(図2も参照)が開設してあり、これらの導入孔34は、封止板66の対応位置に設けられた連通孔68を介して導入口65に連通している。
図2に示すように、水槽2の上部には、乾燥風を起風する送風ファン70が配してある。該送風ファン70の吸込側は、乾燥風路の一部である連結ダクト69を介して導出管63の端部に連結している。連結ダクト69には塵埃を除去するフィルタ71が介装してある。送風ファン70の吐出側にヒータ(加熱部)72が設けてあり、送風ファン70及びヒータ72はユニット化してある。ヒータ72は、送気管79を介して導入管64の端部に連結している。前記連結ダクト69には乾燥風を排気する排気ダクト(排気風路)73が連通している。
図6は排気ダクト73付近の構成を略示する縦断面図、図7は排気ダクト73付近の構成を略示する斜視図、図8は排気ダクト73の排気口を略示する縦断面図である。なお図6〜図8において、前後左右方向を太線の矢印と共に示す。図6において、排気及び吸気の流れを矢印にて示し、連結ダクト69の下側面に対する誘導板74(後述)の角度をθにて示す。
排気ダクト73は、連結ダクト69の上側周面におけるフィルタ71と送風ファン70との間に連通している。排気ダクト73は、連結ダクト69の上側周面から上方に突出した突出部73bと、該突出部73bに連なるL状部73cとを有する(図6と図7と参照)。L状部73cは、その一端部を左側に向け、他端部を後側に向けて配設されている。L状部73cの一端部は突出部73bの先端部分に連結しており、他端部の先端部分は横方向(左右方向)に拡幅している。
該他端部の先端部分に排気口73a(図2も参照)が形成してある。L状部73cの内側には、L状部73cの角部分から排気口73aに亘って延出した三つの風向調整リブ78,78,78が左右に並設してある。各風向調整リブ78,78,78は、L状部73cに沿ってL状に湾曲している。左右の各風向調整リブ78,78はL状部73cの左右側面に沿っており、その後端部は中央の風向調整リブ78から離反するように湾曲している。
三つの風向調整リブ78,78,78及びL状部73cの左右側面によって四つの風路が形成されており、最も右側に位置する風路は右斜め後方に向けて排気し、右から二番目に位置する風路は、真後ろよりやや右斜め後方に向けて排気する。最も左側に位置する風路は左斜め後方に向けて排気し、左から二番目に位置する風路は、真後ろよりやや左斜め後方に向けて排気する。四つの風路によって、排気は横方向(左右方向)に分散する。
図8に示すように、排気口73aに排気カバー76が封止部材77を介して設けてある。排気カバー76は、排気口73aに対応した寸法で設計してある。封止部材77は排気口73aの周縁部に設けてあり、封止部材77は弾性部材(例えばポリウレタン、ゴム及びその他のエラストマー)からなり、排気カバー76及び排気口73aの隙間を密封している。排気カバー76は、排気口73aに対応した開口76bを有しており、該開口76bには、後方に向けて上昇傾斜した左右に長い複数のルーバ76a,76a,…,76aが上下に並設してある。ルーバ76a,76a,…,76aによって排気は上方に放出される。
開口76bは、サニタリ空間に連通している。
図6に示すように、前記連結ダクト69の下側面において、排気ダクト73との連通箇所及び送風ファン70の間に吸気口69aが開設してあり、排気ダクト73との連通箇所に、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する誘導板74が左右方向に長い枢軸(不図示)によって枢支してある。誘導板74はその一縁部を前記枢軸に連結して吸気口69a側に延出している。排気ダクト73との連通箇所に対向する連結ダクト69の下側面にステッピングモータ74aが設けてある。前記枢軸にはステッピングモータ74aの出力軸が連結しており、ステッピングモータ74aの回転によって誘導板74は上下に枢動する。誘導板74の枢動によって、吸気口69aは開放又は閉鎖される。即ち、誘導板74は、吸気口69aを開閉する機能を有する。吸気口69aを開放した誘導板74は、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する機能を発揮するが、吸気口69aを閉鎖した誘導板74は、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する機能を発揮しない。
吸気口69aは、外筐1の内部の連結ダクト69外(即ち乾燥風路外)に向けて開口している。
突出部73bの先端部分内側において、突出部73bの側面に、排気ダクト73を開放又は封鎖する排気板75が前後方向に長い枢軸(不図示)によって枢支してある。図6に示すように、枢軸にはステッピングモータ75aの出力軸が連結しており、ステッピングモータ75aの回転によって排気板75は上下に枢動する。排気板75の枢動によって、排気ダクト73は開放又は閉鎖される。
以上の如く構成された乾燥風路において、誘導板74によって吸気口69aが閉鎖され、且つ、排気板75によって、排気ダクト73が閉鎖された状態で送風ファン70が駆動された場合、吸込側に連結された導出ダクト60から乾燥風が吸い込まれて加圧され、吐出側に連結された導入ダクト61に送り出される。導入ダクト61内に送り出される乾燥風は、水槽2の外周から中央に向けて流れて導入口65に達し、連通孔68及び導入孔34を通って回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3内に導入された乾燥風は、周壁に形成された多数の小孔32を通って水槽2内に流出し、前述の如く形成された導出口62を経て導出ダクト60内に導出され、送風ファン70に再度吸い込まれる。
従来の一般的な洗濯乾燥機の乾燥運転(以下、循環乾燥運転という)は、送風ファン70を駆動し、ヒータ72を動作させると共に、ドラムモータ4を駆動し、回転ドラム3を低速度で反復回転させ、更に、給水弁51を第3給水出口に切換え、冷却板23上に冷却水を流すことによりなされる。
乾燥風路の内部には、送風ファン70の駆動により、前述した乾燥風の通流が生じる。この乾燥風は、ヒータ72を通過する際に加熱されて回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3の内部の洗濯物は、該回転ドラム3の回転による持ち上げ及び落下を繰り返している。回転ドラム3内に導入される乾燥風は、回転ドラム3内の洗濯物に当たり、該洗濯物の水分を奪って水槽2内に流出し、該水槽2の底面下部に開口する導出口62に向けて流れる。
このように流れる乾燥風は、冷却板23上を流れる冷却水と接触して冷却され、含有水分を凝縮除去された乾き空気となって導出口62に達し、導出ダクト60内に送り出される。なお、凝縮除去された水分は、冷却板23上を冷却水と共に流れ、該冷却板23の後端部に達して凹溝22内に流れ落ち、排水管24及びフィルタケース25を通って排水ホース27内に排水される。
一方、乾き空気となった乾燥風は、導出ダクト60内を上昇し、導出管63を経て送風ファン70に吸い込まれて加圧され、ヒータ72により再加熱されて高温、低湿の温風となって回転ドラム3の内部に導入される。回転ドラム3内の洗濯物は、以上のように冷却及び加熱を伴って循環する乾燥風と接触を繰り返すことで乾燥せしめられる。
一方、本発明の実施の形態における洗濯乾燥機の乾燥運転は、循環乾燥運転と略同様になされる。ただし、後述するように、吸気口69a及び排気ダクト73が共に開放され続けている点が異なる。吸気口69a及び排気ダクト73を開放することによって、洗濯物の水分を奪って水槽2内に流出した乾燥風は、該水槽2の底面下部に開口する導出口62に達し、導出ダクト60内に送り出される。導出ダクト60内に送り出された湿潤な乾燥風は、誘導板74によって排気ダクト73に誘導され、排気口73aから排気される。このとき、湿潤な乾燥風は、サニタリ空間へ直接排気され、外筐1の内部へは排気されないため、排気された湿潤な乾燥風によって、外筐1内の湿度が無用に上昇することが抑制される。
乾燥風の排気によって連結ダクト69内は負圧となるため、開放された吸気口69aから連結ダクト69内へ、連結ダクト69外の空気が吸入される。一般に連結ダクト69外の空気はサニタリ空間の空気であるため、洗濯物から水分を奪った空気よりも乾燥している。この空気は、送風ファン70に吸い込まれて加圧され、回転ドラム3の内部に導入される。回転ドラム3内の洗濯物は、以上のように吸気及び排気を伴って通流する乾燥風と接触を繰り返すことで乾燥せしめられる。
本発明の実施の形態における洗濯乾燥機の乾燥運転を循環乾燥運転と区別する場合、以下では排気乾燥運転という。排気乾燥運転では、乾燥風が乾燥風路を循環することはない。
ここで、本発明の実施の形態における洗濯乾燥機が、仮に、循環乾燥運転の後で排気乾燥運転を行なう場合を考える。この場合、排気乾燥運転の開始直後に排気口73aから排気される乾燥風は、連結ダクト69外の空気と比べて、多量の水分を含んでいる。このため、排気された乾燥風によって、サニタリ空間の湿度が急上昇する。
サニタリ空間の湿度が急上昇すると、たとえ換気又は除湿等を行なったとしても、サニタリ空間の湿度を適度なものに保つことが困難である。故に、洗濯乾燥機の使用者が違和感又は不快感等を覚える虞がある。また、サニタリ空間においてカビ又は結露等が発生する原因になりかねない。
更に、サニタリ空間へ多量の水分が放出され、この水分が、例えば換気又は除湿等によって十分に除去されない場合、吸気口69aから吸入される連結ダクト69外の空気も、ある程度の水分を含んだものとなる。このため、排気乾燥運転における乾燥効率が低下する虞がある。
しかしながら、本発明の実施の形態における洗濯乾燥機は、循環乾燥運転を行なうことなく、排気乾燥運転を行なう。
無論、循環乾燥運転を行なうことなく排気乾燥運転が開始されても、循環乾燥運転を行なってから排気乾燥運転が開始されても、洗濯物が完全に乾燥するまで乾燥運転が継続されれば、サニタリ空間へ放出される水分の総量は同じである。
しかしながら、循環乾燥運転を行なうことなく排気乾燥運転が開始された直後に排気口73aから排気される乾燥風は、循環乾燥運転を行なってから排気乾燥運転が開始された直後に排気口73aから排気される乾燥風と比べて、含有水分が非常に少ない。何故ならば、循環乾燥運転を行なった後の乾燥風は、乾燥風路を繰り返し循環することによって、洗濯物に何度も接触した乾燥風だからである。一方、排気乾燥運転のみを行なう場合の乾燥風は、乾燥風路を1回通過し、洗濯物に1回接触しただけで排気された乾燥風だからである。
このため、循環乾燥運転を行なってから排気乾燥運転を開始した場合には、サニタリ空間へ放出される水分量は、排気乾燥運転を開始してからの経過時間と共に、多量から少量へ徐々に推移する。
一方、循環乾燥運転を行なうことなく排気乾燥運転を開始した場合には、サニタリ空間へ放出される水分量は、排気乾燥運転を開始してからの経過時間にかかわりなく、少量のまま維持される。故に、排気された乾燥風によって、サニタリ空間の湿度は緩やかに上昇する。
サニタリ空間の湿度が緩やかに上昇する場合には、例えば換気又は除湿等を行なうことによって、サニタリ空間の湿度を適度なものに保つことが容易である。
従って、使用者が違和感又は不快感等を覚える可能性が低い。また、サニタリ空間においてカビ又は結露等が発生し難い。
更に、サニタリ空間へ少量の水分が放出されても、この水分は、例えば換気又は除湿等によって容易に除去される。このため、吸気口69aから吸入される連結ダクト69外の空気は十分に乾燥したものとなる。故に、排気乾燥運転における乾燥効率が向上する。
図2及び図4に示すように、導入ダクト61の中途には給水ノズル54が設けてある。該給水ノズル54には、副給水管53が接続してあり、給水源からの給水が、副給水管53を経て給水ノズル54に達し、該給水ノズル54から導入ダクト61の内部に送り込まれるように構成してある。
副給水管53による給水は、前述したように、給水弁51を第2給水出口に切換えることによりなされる。この給水は、洗濯水の給水開始時に、乾燥風路内の送風ファン70及びヒータ72を動作させ、送風ファン70による起風をヒータ72により加熱してなる温風を導入ダクト61内に流している状態で実施する。この温風は、給水ノズル54から送り込まれる洗濯水の搬送風として作用し、前記洗濯水は、搬送風と共に導入ダクト61内を流れ、末端に設けた導入口65に達して、連通孔68及び導入孔34を経て回転ドラム3の内部に送り込まれる。
また副給水管53による給水は、導入ダクト61内の洗浄を目的として、送風ファン70及びヒータ72を動作させずに実施することもある。この給水は、導入ダクト61内の異物(繊維屑等)を捉えて下向きに流れ、導入ダクト61の下端に接続されたドレン管(図示を省略する)を経て排水ホース27内に排水される。
図9は洗濯乾燥機の制御系の構成を示すブロック図である。洗濯乾燥機の運転制御部8は、CPU(Central Processing Unit)8a、ROM(Read Only Memory)8b、RAM(Random Access Memory )8c、入出力インターフェイス(I/O)8d、書換可能な不揮発性メモリ8e及びタイマ8fを共有バスで接続してなるコンピュータである。CPU8aは、ROM8bに記憶した制御プログラムをRAM8cに読出して実行する。不揮発性メモリ8eは、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) 又はEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などからなり、次に説明するヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数N等を予め記憶している。
ヒータオン時間Tonは、ヒータ72をオンにしてからの経過時間の上限値であり、ヒータオフ時間Toff は、ヒータ72をオフにしてからの経過時間の上限値である。乾燥クール数Nは、ヒータ72をオフからオンへ切り替え、ヒータオン時間Tonが経過するまでオン状態を維持し、次に、ヒータ72をオンからオフへ切り替え、ヒータオフ時間Toff が経過するまでオフ状態を維持する、という一連の手順を行なう期間を繰り返すべき回数である。故に、Ton,Toff は正の実数、Nは自然数である。
本実施の形態におけるヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nは、工場出荷時に不揮発性メモリ8eに書き込まれた固定値である。
入出力インターフェイス8dには、前述した操作パネル15が接続してある。操作パネル15には、電源スイッチ、運転開始を指示するスタートスイッチ、運転内容を選択するためのスイッチ等、使用者により操作される各種のスイッチが設けられている。
また入出力インターフェイス8dには、前述した水位センサ29及び重量センサ211が接続してある。水位センサ29の検出信号は、入出力インターフェイス8dを介してCPU8aに与えられ、CPU8aは、水位センサ29の検出信号に基づいて水槽2の内部の貯留水の水位を認識する。重量センサ211の検出信号は、入出力インターフェイス8dを介してCPU8aに与えられ、CPU8aは、重量センサ211の検出信号に基づいて水槽2に収容されている洗濯物の重量を認識する。また入出力インターフェイス8dには、気温センサ(気温検出部)212及び水温センサ(水温検出部)213が接続してある。気温センサ212は、洗濯乾燥機の外(即ちサニタリ空間)の気温を検出する。水温センサ213は、水槽2に供給される洗濯水の温度を検出する。
更に入出力インターフェイス8dは、ドラムモータ4、給水弁51、排水弁26、送風ファン70、ヒータ72及び各ステッピングモータ74a,75a、より詳しくは、これらの駆動回路に接続してある。CPU8aは、操作パネル15の操作内容に従ってROM8bに格納された制御プログラムを実行し、ドラムモータ4、給水弁51、排水弁26、送風ファン70、ヒータ72及び各ステッピングモータ74a,75aに動作指令を与え、前述した洗濯運転及び乾燥運転、更には脱水運転を実行する。
図10及び図11は、運転制御部8による乾燥運転制御処理を示すフローチャートである。なお初期状態において、吸気口69aは誘導板74によって閉鎖されており、排気ダクト73は排気板75によって閉鎖されている。
図10に示すように、運転制御部8のCPU8aは、乾燥工程を開始すべきか否かを判定する(S11)。乾燥工程を開始すべきでない場合(S11でNO)、即ち、例えば洗濯運転、すすぎ運転及び乾燥運転を順次実行する場合において、洗濯及びすすぎ運転が終了していないとき、CPU8aは再びS11の処理を実行する。
乾燥工程を開始すべき場合(S11でYES)、CPU8aは、乾燥クール数を計数するための変数nを“0”にリセットする(S12)。また、CPU8aは送風ファン70に動作指令を発して送風ファン70をオンにする(S13)。
更に、CPU8aは、ステッピングモータ75aに動作指令を発し、排気板75を枢動させて、排気ダクト73を開放する(S14)。
次にCPU8aは、ステッピングモータ74aに動作指令を発し、誘導板74を枢動させて、吸気口69aを開放する(S15)。このとき図6に示すように、誘導板74は上方に枢動して斜め上向きの姿勢を保ち、乾燥風を排気ダクト73に誘導する。
S15の処理においては、誘導板74の角度θを適宜に調整し、誘導板74の先端部(上端部)と連結ダクト69の上側面との間に隙間を形成する。この場合の作用効果は後述する。
S15の処理終了後、CPU8aは、図10に示すように、給水弁51に動作指令を発し、第3給水出口を開放する(S16)。このとき冷却板23上に冷却水が供給される。
次にCPU8aは、ヒータ72に動作指令を発してヒータ72をオンにし(S17)、タイマ8fを用いて、ヒータ72をオンにしてからの経過時間tの経時を開始する(S18)。
次にCPU8aは、タイマ8f及び不揮発性メモリ8eを参照し、経過時間tがヒータオン時間Ton以上であるか否かを判定する(S19)。
t<Tonである場合(S19でNO)、CPU8aは、再びS19の処理を実行する。この結果、ヒータオン時間Tonが経過するまでヒータ72はオン状態に維持される。
t≧Tonである場合(S19でYES)、CPU8aは、経過時間tの経時を終了する(S20)。
次いで、CPU8aは、ヒータ72に停止指令を発してヒータ72をオフにし(S21)、タイマ8fを用いて、ヒータ72をオフにしてからの経過時間tの経時を開始する(S22)。
次にCPU8aは、タイマ8f及び不揮発性メモリ8eを参照し、経過時間tがヒータオフ時間Toff 以上であるか否かを判定する(S23)。
t<Toff である場合(S23でNO)、CPU8aは、再びS23の処理を実行する。このとき、この結果、ヒータオフ時間Toff が経過するまでヒータ72はオフ状態に維持される。
t≧Toff である場合(S23でYES)、CPU8aは、経過時間tの経時を終了する(S24)。
次に、CPU8aは、変数nを“1”インクリメントし(S25)、変数nが乾燥クール数N以上であるか否かを判定する(S26)。
n<Nである場合(S26でNO)、CPU8aは、処理をS17へ戻す。この結果、S17からS25までの処理が、N回繰り返される。
n≧Nである場合(S26でYES)、CPU8aは、図11に示すように、送風ファン70に停止指令を発し、送風ファン70をオフにする(S27)。そしてCPU8aは、ステッピングモータ74aに動作指令を発して吸気口69aを閉鎖し(S28)、ステッピングモータ75aに動作指令を発して排気ダクト73を閉鎖する(S29)。最後に、CPU8aは、給水弁51に動作指令を発し、第3給水出口を閉鎖してから(S30)、乾燥運転制御処理を終了する。
以上のような乾燥運転制御処理においては、S17からS25までの処理が、N回繰り返されるまでの間、送風ファン70はオン状態に維持される。また、排気ダクト73及び吸気口69aは開放され続け、冷却板23上には冷却水が供給され続ける。
ヒータ72がオンにされてからヒータオン時間Tonが経過するまでの間、送風ファン70から吐き出された乾燥風は、オン状態のヒータ72によって高温に加熱されてから、回転ドラム3の内部にて洗濯物に接触する。このため、乾燥風は、洗濯物から多量の水分を奪う。洗濯物の水分を奪った乾燥風は、冷却板23上の冷却水による除湿を経てから、誘導板74によって、開放された排気ダクト73を通してサニタリ空間に流入する。
以上の結果、ヒータ72がオン状態であると、洗濯物が乾燥し易くなる。しかも、サニタリ空間の湿度は、循環乾燥運転を行なった場合に比べて、上昇し難い。
一方、ヒータ72がオフにされてからヒータオフ時間Toff が経過するまでの間、送風ファン70から吐き出された乾燥風は、オフ状態のヒータ72の余熱によって、ヒータ72がオン状態である場合よりも低温に加熱されてから、回転ドラム3の内部にて洗濯物に接触する。このため、乾燥風は、ヒータ72がオン状態である場合よりも少量の水分を奪う。洗濯物の水分を奪った乾燥風は、冷却板23上の冷却水による除湿を経てから、誘導板74によって、開放された排気ダクト73を通してサニタリ空間に流入する。
以上の結果、ヒータ72がオフにされると、サニタリ空間の湿度は更に上昇し難くなる。
実施の形態1に係る洗濯乾燥機は、連結ダクト69において、排気ダクト73との連通部分に誘導板74を配置し、ステッピングモータ75aによって誘導板74の向きを制御して、乾燥風路を通流する湿潤な乾燥風を排気ダクト73から確実に排気し、また、乾燥した空気を吸気口69aから乾燥風路内に取込むことができる。しかも、乾燥風の排気先はサニタリ空間であるため、乾燥風の排気先が排水ホース27である場合とは異なり、臭気の侵入を防止する必要がない。つまり、排気ダクト73内を高い圧力に維持する必要がない。このため、送風ファン70による騒音の発生を抑制することができる。
更に、ヒータ72はオン/オフが交互に切り替えられるため、ヒータ72の消費電力を削減することができる。
更にまた、フィルタ71で塵埃を除去した乾燥風が排気ダクト73に誘導されるので、サニタリ空間の環境が塵埃によって悪化することを防止することができる。
また、排気ダクト73のL状部73cに形成された四つの風路によって、排気は横方向(左右方向)に分散するので、洗濯乾燥機を壁面に接近させて配置した場合でも壁面に結露が生じ難い。排気はルーバ76a,76a,…,76aによって上方空間に放出されるので、真後ろの狭隘空間に排出される場合に比べて、より結露が生じ難い。
なお、洗濯乾燥機は、操作パネル15にて運転コースを受け付け、受け付けた運転コースに応じて、本発明の実施の形態のように排気乾燥運転のみを行なう運転態様と、循環乾燥運転を行なってから排気乾燥運転を行なう運転態様とを切り替える構成でもよい。循環乾燥運転を行なった後で排気乾燥運転を行なう運転態様では、排気乾燥運転の際に、ヒータ72をオフにしてもよい。この場合、更に省エネルギに寄与することができる。
ここで、S15の処理におけるCPU8aが、誘導板74の先端部と連結ダクト69の上側面との間に隙間が形成されるようステッピングモータ74aを制御した場合について説明する。この場合、吸気口69aを開放しても、乾燥風路は誘導板74によって完全には封鎖されない。故に、誘導板74と連結ダクト69との間の隙間を通して、乾燥風の一部が乾燥風路を循環する。この結果、回転ドラム3内の温度が急激に低下することを防止することができる。つまり、洗濯物の乾燥効率を向上させることができる。また、湿潤な乾燥風を過剰に排気することを回避することができる。よって、サニタリ空間の湿度上昇を更に抑制することができる。
なおステッピングモータ74aの駆動を制御して、誘導板74の先端部と連結ダクト69との間に隙間を形成しているが、誘導板74の移動を規制する規制部を連結ダクト69内に設けて、隙間を形成してもよい。誘導板74と連結ダクト69との間に隙間が形成されれば良く、その位置は限定されない。例えば誘導板74の左右縁部と連結ダクト69との間に隙間を形成してもよい。また排気ダクト73にPCI(Plasma Cluster Ion)ユニットを設けて、PCIと共に乾燥風を排気してもよい。例えばL状部73cの上側面にPCIユニットを搭載する。PCIによってサニタリ空間の環境を改善することができる。
本実施の形態の洗濯乾燥機においては、排気乾燥運転が行なわれている間中、冷却板23上に冷却水が供給され続ける。しかしながら、排気乾燥運転中に排気される乾燥風の含有水分は少ないため、洗濯乾燥機は、冷却板23上の冷却水による除湿を行なわない構成でもよい。この場合、サニタリ空間へ放出される水分量は多少増加するが、冷却水の供給が不要である分、自然環境に配慮することができる。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る洗濯乾燥機を示す図面に基づいて詳述する。実施の形態2に係る洗濯乾燥機の構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12は運転制御部8による各種決定処理を示すフローチャート、図13は不揮発性メモリ8eに記憶したLUTの一例を示す概念図である。
本実施の形態においては、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nは、常に一定ではなく、乾燥工程が実行される都度、洗濯物の重量に応じて夫々決定される。
このために、運転制御部8は、図10及び図11に示す乾燥運転制御処理を実行する前(例えば洗濯運転開始時)に、重量センサ211によって洗濯物の重量を検出し、不揮発性メモリ8eに予め記憶している。
また、図13に示すように、不揮発性メモリ8eには、洗濯物の重量と、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nとの関係を示すLUTが記憶してある。
図13に示すLUTにおけるヒータオン時間Ton及びヒータオフ時間Toff は、Ton1<Ton2<Ton3、Toff 1>Toff 2>Toff 3、及びTon1+Toff 1=Ton2+Toff 2=Ton3+Toff 3の関係にある。また、乾燥クール数Nは、N1<N2<N3の関係にある。即ち、洗濯物の重量が軽いほど、ヒータオン時間Tonが短く、ヒータオフ時間Toff が長く、乾燥工程全体の実行時間は短い。何故ならば、洗濯物の重量が軽い場合、洗濯物が乾き易いと考えられるからである。この結果、洗濯物の重量が軽い場合に更なる省エネルギと湿度上昇の抑制とを図りつつ、その重量によらず洗濯物を過不足なく乾燥させることができる。
運転制御部8のCPU8aは、図10に示すS11でYESの場合、S12の処理を実行する前に、不揮発性メモリ8eにアクセスして、洗濯物の重量を参照する(S51)。次に、CPU8aは、LUTを参照し、洗濯物の重量に基づいて、ヒータオン時間Tonを決定し(S52)ヒータオフ時間Toff を決定し(S53)、乾燥クール数Nを決定する(S54)。S54の処理終了後、CPU8aは、図10に示すS12の処理を実行する。
この結果、不揮発性メモリ8eに記憶してある洗濯物の重量が、例えば3kgである場合には、S19の処理でヒータオン時間Ton=Ton2が用いられ、S23の処理でヒータオフ時間Toff =Toff 2が用いられ、S26の処理で乾燥クール数N=N2が用いられる。
なお、CPU8aは、S51の処理に替えて、重量センサ211の検出結果を取得する処理を実行し、S52以降の処理を、取得した検出結果(即ち、乾燥工程開始時の洗濯物の重量)に基づいて実行してもよい。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係る洗濯乾燥機を示す図面に基づいて詳述する。実施の形態3に係る洗濯乾燥機の構成の内、実施の形態1,2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14は運転制御部8による各種決定処理を示すフローチャート、図15は不揮発性メモリ8eに記憶したLUTの一例を示す概念図である。
本実施の形態においては、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nは、常に一定ではなく、乾燥工程が実行される都度、運転コース(運転手順)に応じて夫々決定される。
本実施の形態においては、運転コースとして、次に説明する標準コース、念入りコース、及び柔らかコースを例示する。念入りコースとは、毛布又は厚手の衣類等を念入りに乾燥させるための運転コースである。柔らかコースとは、タオル類を軟らかく仕上げるための運転コースである。標準コースとは、一般的な洗濯物を乾燥させるための運転コースである。
このために、運転制御部8は、操作パネル15にて運転コースを受け付け、受け付けた運転コースを不揮発性メモリ8eに記憶している。
また、図15に示すように、不揮発性メモリ8eには、洗濯物の重量と、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nとの関係を示すLUTが記憶してある。
図15に示すLUTにおけるヒータオン時間Ton及びヒータオフ時間Toff は、Ton3<Ton1<Ton2、Toff 3>Toff 2>Toff 2、及びTon1+Toff 1=Ton2+Toff 2=Ton3+Toff 3の関係にある。また、乾燥クール数Nは、N3<N1<N2の関係にある。
運転制御部8のCPU8aは、図10に示すS11でYESの場合、S12の処理を実行する前に、不揮発性メモリ8eにアクセスして、運転コースを参照する(S61)。次に、CPU8aは、LUTを参照し、運転コースに基づいて、ヒータオン時間Tonを決定し(S62)ヒータオフ時間Toff を決定し(S63)、乾燥クール数Nを決定する(S64)。S64の処理終了後、CPU8aは、図10に示すS12の処理を実行する。
この結果、不揮発性メモリ8eに記憶してある運転コースが、柔らかコースである場合には、S19の処理でヒータオン時間Ton=Ton3が用いられ、S23の処理でヒータオフ時間Toff =Toff 3が用いられ、S26の処理で乾燥クール数N=N3が用いられる。
柔らかコースの場合、ヒータオン時間Tonが最も短いため、回転ドラム3内の温度が緩やかに上昇する。このとき、洗濯物であるタオル類のパイルが起毛しやすくなるため、洗濯物が柔らかく仕上がる。また、タオル類は乾燥し易いため、乾燥工程全体の実行時間が短くても問題はない。従って、更なる省エネルギと湿度上昇の抑制とを図ることができる。
一方、不揮発性メモリ8eに記憶してある運転コースが、念入りコースである場合には、S19の処理でヒータオン時間Ton=Ton2が用いられ、S23の処理でヒータオフ時間Toff =Toff 2が用いられ、S26の処理で乾燥クール数N=N2が用いられる。
念入りコースの場合、ヒータオン時間Tonが最も長いため、回転ドラム3内の温度が急激に上昇する。また、乾燥工程全体の最も実行時間が長い。故に、毛布又は厚手の衣類等の乾燥し難い洗濯物を確実に乾燥させることができる。
(実施の形態4)
以下本発明を実施の形態4に係る洗濯乾燥機を示す図面に基づいて詳述する。実施の形態4に係る洗濯乾燥機の構成の内、実施の形態1〜3と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図16は運転制御部8による各種決定処理を示すフローチャート、図17は不揮発性メモリ8eに記憶したLUTの一例を示す概念図である。
本実施の形態においては、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nは、常に一定ではなく、乾燥工程が実行される都度、気温に応じて夫々決定される。
このために、不揮発性メモリ8eには、図17に示すように、気温と、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nとの関係を示すLUTが記憶してある。
図17に示すLUTにおけるヒータオン時間Ton及びヒータオフ時間Toff は、Ton1>Ton2>Ton3、Toff 1<Toff 2<Toff 3、及びTon1+Toff 1=Ton2+Toff 2=Ton3+Toff 3の関係にある。また、乾燥クール数Nは、N1>N2>N3の関係にある。即ち、気温が高いほど、ヒータオン時間Tonが短く、ヒータオフ時間Toff が長く、乾燥工程全体の実行時間は短い。何故ならば、気温が高い場合、洗濯物の温度も高い、即ち、洗濯物が乾き易いと考えられるからである。この結果、気温が高い場合に更なる省エネルギと湿度上昇の抑制とを図りつつ、気温によらず洗濯物を過不足なく乾燥させることができる。
運転制御部8のCPU8aは、図10に示すS11でYESの場合、S12の処理を実行する前に、気温センサ212の検出結果を取得する(S71)。次に、CPU8aは、LUTを参照し、S71で取得した検出結果に基づいて、ヒータオン時間Tonを決定し(S72)ヒータオフ時間Toff を決定し(S73)、乾燥クール数Nを決定する(S74)。S74の処理終了後、CPU8aは、図10に示すS12の処理を実行する。
この結果、不揮発性メモリ8eに記憶してある気温が、例えば20℃である場合には、S19の処理でヒータオン時間Ton=Ton2が用いられ、S23の処理でヒータオフ時間Toff =Toff 2が用いられ、S26の処理で乾燥クール数N=N2が用いられる。
ここで、気温の高低は、季節に対応する。即ち、図17に示すLUTの場合、気温が10℃未満の場合は、冬季、10℃以上25℃未満の場合は春季又は秋季、25℃以上の場合は夏季に相当する。つまり、本実施の形態の洗濯乾燥機は、気温を検出することによって、季節に応じた乾燥工程を自動的に選択し実行することができる。
(実施の形態5)
以下本発明を実施の形態5に係る洗濯乾燥機を示す図面に基づいて詳述する。実施の形態5に係る洗濯乾燥機の構成の内、実施の形態1〜4と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図18は運転制御部8による各種決定処理を示すフローチャート、図19は不揮発性メモリ8eに記憶したLUTの一例を示す概念図である。
本実施の形態においては、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nは、常に一定ではなく、乾燥工程が実行される都度、洗濯水の温度に応じて夫々決定される。
このために、運転制御部8は、図10及び図11に示す乾燥運転制御処理を実行する前(例えばすすぎ運転中)に、水温センサ213によって洗濯水の温度を検出し、不揮発性メモリ8eに予め記憶している。
また、図19に示すように、不揮発性メモリ8eには、洗濯水の温度と、ヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nとの関係を示すLUTが記憶してある。
図19に示すLUTにおけるヒータオン時間Ton及びヒータオフ時間Toff は、Ton1>Ton2>Ton3、Toff 1<Toff 2<Toff 3、及びTon1+Toff 1=Ton2+Toff 2=Ton3+Toff 3の関係にある。また、乾燥クール数Nは、N1>N2>N3の関係にある。即ち、洗濯水の温度が高いほど、ヒータオン時間Tonが短く、ヒータオフ時間Toff が長く、乾燥工程全体の実行時間は短い。何故ならば、すすぎ運転中の洗濯水の温度が高い場合、乾燥工程開始直前の洗濯物の温度も高い、即ち、洗濯物が乾き易いと考えられるからである。この結果、洗濯水の温度が高い場合に更なる省エネルギと湿度上昇の抑制とを図りつつ、洗濯水の温度によらず洗濯物を過不足なく乾燥させることができる。
運転制御部8のCPU8aは、図10に示すS11でYESの場合、S12の処理を実行する前に、不揮発性メモリ8eにアクセスして、洗濯水の温度を参照する(S81)。次に、CPU8aは、LUTを参照し、洗濯水の温度に基づいて、ヒータオン時間Tonを決定し(S82)、ヒータオフ時間Toff を決定し(S83)、乾燥クール数Nを決定する(S84)。S84の処理終了後、CPU8aは、図10に示すS12の処理を実行する。
この結果、不揮発性メモリ8eに記憶してある洗濯水の温度が、例えば20℃である場合には、S19の処理でヒータオン時間Ton=Ton2が用いられ、S23の処理でヒータオフ時間Toff =Toff 2が用いられ、S26の処理で乾燥クール数N=N2が用いられる。
なお、一般的な水道水を冷却水として用いる洗濯乾燥機は、乾燥運転のみを行なう場合、乾燥運転の開始時に、冷却水の温度を検出し、検出結果に基づいてヒータオン時間Ton、ヒータオフ時間Toff 、及び乾燥クール数Nを決定する構成でもよい。何故ならば、水道水の温度の高低は、気温の高低に対応すると考えられるからである。つまり、冷却水の温度を、洗濯物の温度の指標として用いることができる。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
例えば、本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機は、斜め型ドラム式に限定されず、縦型ドラム式であってもよく、横型ドラム式であってもよい。また、本発明の実施の形態は、洗濯乾燥機に限定されず、洗濯機能を有していない乾燥機であってもよい。ただし、この場合には、洗濯水の温度の高低に応じたヒータのオン/オフ制御は行なわれない。
更に、乾燥工程の実行中にヒータ72のオン/オフを切り替えるタイミングは、ヒータオン時間Ton/ヒータオフ時間Toff が経過したときに限定されるものではない。例えば、洗濯乾燥機は、回転ドラム3に収容されている洗濯物の温度を検出又は推定し、検出結果又は推定結果が所定値以上であればヒータ72をオフにし、所定値以下であればオンにする構成でもよい。
更にまた、乾燥工程を終了させるタイミングは、乾燥工程を開始してから所定時間が経過したタイミングでもよく、回転ドラム3に導入される乾燥風と回転ドラム3から導出される乾燥風との温度差が所定温度差以下に達したタイミングでもよい。
15 操作パネル(受付部)
2 水槽
211 重量センサ(重量検出部)
212 気温センサ(気温検出部)
213 水温センサ(水温検出部)
3 回転ドラム
60 導出ダクト(乾燥風路)
61 導入ダクト(乾燥風路)
69 連結ダクト(乾燥風路)
69a 吸気口
70 送風ファン
72 ヒータ(加熱部)
73 排気ダクト(排気風路)
74 誘導板
8 運転制御部(加熱制御部,開閉制御部)

Claims (11)

  1. 水槽と、
    洗濯物を収容し、前記水槽の内部で回転する回転ドラムと、
    該回転ドラムに収容された洗濯物を乾燥させるための乾燥風が通流する乾燥風路と、
    該乾燥風路に配置してあり、前記乾燥風を起風する送風ファンと、
    該送風ファンの吐出側と前記水槽との間に配置してあり、前記乾燥風を加熱する加熱部と、
    該加熱部のオン/オフを切り替える加熱制御部と
    を備える洗濯乾燥機において、
    前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記水槽との間に連通している排気風路と、
    前記乾燥風路の前記排気風路との連通部分に対向する周面に支持してあり、前記乾燥風路を通流する乾燥風を前記排気風路へ誘導する誘導板と、
    前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記誘導板との間に形成してある開閉可能な吸気口と、
    該吸気口の開/閉を切り替える開閉制御部と
    を備え、
    前記開閉制御部は、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、前記吸気口を開放し続けるようにしてあり、
    前記加熱制御部は、前記乾燥工程を実行している場合に、前記加熱部をオンにするようにしてあることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記加熱制御部は、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、前記加熱部のオン/オフを所定のタイミングで切り替えるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 洗濯水の温度を検出する水温検出部を更に備え、
    前記加熱制御部は、前記水温検出部にて検出された水温に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記加熱制御部は、前記水温検出部にて検出された水温が高い場合に前記加熱部がオン状態である時間が、前記水温検出部にて検出された水温が低い場合に前記加熱部がオン状態である時間よりも短くなるよう、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記回転ドラムに収容されている洗濯物の重量を検出する重量検出部を更に備え、
    前記加熱制御部は、前記重量検出部にて検出された洗濯物の重量に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記加熱制御部は、前記重量検出部にて検出された洗濯物の重量が重い場合に前記加熱部がオン状態である時間が、前記重量検出部にて検出された洗濯物の重量が軽い場合に前記加熱部がオン状態である時間よりも長くなるよう、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項5に記載の洗濯乾燥機。
  7. 気温を検出する気温検出部を更に備え、
    前記加熱制御部は、前記気温検出部にて検出された気温に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  8. 前記加熱制御部は、前記気温検出部にて検出された気温が高い場合に前記加熱部がオン状態である時間が、前記気温検出部にて検出された気温が低い場合に前記加熱部がオン状態である時間よりも短くなるよう、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項7に記載の洗濯乾燥機。
  9. 運転手順を受け付ける受付部を備え、
    前記加熱制御部は、前記受付部にて受け付けた運転手順に基づいて、前記加熱部のオン/オフのタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  10. 前記受付部にて受け付けた運転手順に基づいて、前記乾燥工程を終了させるタイミングを決定するようにしてあることを特徴とする請求項9に記載の洗濯乾燥機。
  11. 洗濯物を収容する収容部と、
    該収容部に収容された洗濯物を乾燥させるための乾燥風が通流する乾燥風路と、
    該乾燥風路に配置してあり、前記乾燥風を起風する送風ファンと、
    該送風ファンの吐出側と前記収容部との間に配置してあり、前記乾燥風を加熱する加熱部と、
    該加熱部のオン/オフを切り替える加熱制御部と
    を備える乾燥機において、
    前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記収容部との間に連通している排気風路と、
    前記乾燥風路の前記排気風路との連通部分に対向する周面に支持してあり、前記乾燥風路を通流する乾燥風を前記排気風路へ誘導する誘導板と、
    前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側と前記誘導板との間に形成してある開閉可能な吸気口と、
    該吸気口の開/閉を切り替える開閉制御部と
    を備え、
    前記開閉制御部は、洗濯物の乾燥工程を実行している場合に、前記吸気口を開放し続けるようにしてあり、
    前記加熱制御部は、前記乾燥工程を実行している場合に、前記加熱部をオンにするようにしてあることを特徴とする乾燥機。
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