JP2004350980A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類乾燥時の衣類の縮みを抑え、乾燥時間を短縮する。
【解決手段】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転するドラムと、ドラムを駆動する電動機と、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒータと、ドラム内にヒータで加熱した空気を流入させる送風装置と、ヒータと前記送風装置の間に設けられた循環風路と、この循環風路途中に設けられ機外空気と通じる開閉自在な開閉手段を有する衣類乾燥機において、開閉手段を開いた状態で、ヒータ通電/非通電を間欠的に行い、ドラムを回転する運転を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転するドラムと、ドラムを駆動する電動機と、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒータと、ドラム内にヒータで加熱した空気を流入させる送風装置と、ヒータと前記送風装置の間に設けられた循環風路と、この循環風路途中に設けられ機外空気と通じる開閉自在な開閉手段を有する衣類乾燥機において、開閉手段を開いた状態で、ヒータ通電/非通電を間欠的に行い、ドラムを回転する運転を行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱による縮みや傷みができ易い衣類を冷風で乾燥する冷風乾燥機能が備わる衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の衣類乾燥機では、従来の衣類乾燥機では、衣類を回転するドラムにより攪拌し、その衣類にヒータで加熱した温風を吹き付けることにより、衣類に含まれる水分を蒸発させ乾燥させている。ヒータの加熱は2段階(強/弱)に切り替えることが可能で、利用者が衣類の種類によって選択することができる。
【0003】
また、それに加え、ヒータによる加熱を加えない冷風乾燥運転も選択できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
衣類乾燥機は天日干しや室内干しと比較して、短時間で乾燥できる、風合いが良い、殺菌が可能といった利点があるが、綿の運動着やシャツ、サマーセーターのような衣類の場合、衣類が乾燥時の熱と衣類を攪拌する際の機械力によって縮みやすいといった短所がある。
【0005】
そのような衣類を乾燥させる場合には、ヒータ非通電で、外気を取り込みながら運転する方法があるが、機体外温度の影響を受けやすい。特に気温の低い冬場には乾燥時間が長くなってしまうという課題があった。
【0006】
本発明は、前記課題に対処し、気温の低い冬場でも乾燥時間が長くならない衣類乾燥機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、送風装置とドラムを連通し、かつドラム内を流通する空気が循環する循環風路と、この循環風路を流通してドラム内に流れ込む空気を加熱するヒータと、ヒータの上流側にあたる循環風路の部位が機体外と通じたり、閉ざされたりすることのできる開閉手段とを有し、開閉手段を開いた状態で、ヒータに間欠的に通電する排気運転を設けたことを特徴とする。
【0008】
さらに具体的には、ドラム内の衣類に吹き付けられる空気の温度がある一定以下の場合、ヒータ通電/非通電を間欠的に運転し、その温度がある一定値以上になった場合、ヒータ非通電で運転する。
【0009】
こうすることにより、外気温度の影響を受け難く、衣類の縮みや傷みを抑えて、乾燥時間を短縮することができる。また、ヒータ通電/非通電時間の割合をその温度に比例した値にすることにより、機体外温度が通常より低い冬場のような場合などに、ヒータ通電時間を長くとることにより、ドラム室内温度をある一定の温度まで上昇させる時間が短くなり、乾燥時間短縮につながる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1は衣類乾燥機の全体構成図である。衣類の乾燥室を構成する回転自在なるドラム2は機体の外枠1内に配置され、ドラム2の前面側には乾燥用の温風を得るためのヒータ3が配置される。ヒータ3の出口側(下流側)が乾燥用の温風(乾燥用空気)が流入するドラム2の空気入口になる。
【0012】
またドラム2の前面側に設けられる衣類の出し入れをする衣類投入口を開け閉めする前側扉18は、機体の外枠1の前側に備わる。
【0013】
ドラム2は電動機5の回転力をドラムの周囲に掛けた駆動ベルト4に伝えることにより回転させられる。
【0014】
ドラム2の後部には乾燥用空気7を排出するドラムの空気出口6が設けられる。その後方には、前記乾燥用空気、および、この乾燥用空気を冷却するための冷却空気8を発生させるための送風機の役割を果たし、かつ乾燥用空気7を冷却する熱交換部を有する熱交換ファン9を収納するファンケーシング10が配置されている。熱交換ファン9は、乾燥用空気と冷却空気を混流させずに熱交換を行い、かつファンとしての機能を兼ねている。熱交換ファン9、ファンケーシング10を含めて送風装置と言う。
【0015】
そして、そのファンケーシング10は熱交換ファンの外周部につけた同心円形状のリブで構成される熱交換ファン側ラビリンスシール部11aとファンケーシング蓋12のファンケーシング側ラビリンスシール部11bとで乾燥用空気側と冷却空気側とに仕切られている。
【0016】
ファンケーシング10の乾燥空気用出口はMダクト13とFダクト14とでヒータ3に連通されている。Mダクト13とFダクト14を含めて循環風路と言う。ヒータ3はFダクト14内に配置されている。
【0017】
15は熱交換ファン駆動用ベルト、16は熱交換用ファン用プーリー、17は熱交換ファン支持部材、19はフィルターで、20はドラム前部固定壁で、その外周でドラム2を回転自在に支持する。
【0018】
熱交換ファン9は、熱交換部21および乾燥用空気と冷却空気とを仕切るラビリンスシール部11aで構成される。熱交換部21は断面形状が波形状のブレードで構成され、そのブレード面を介して乾燥空気と冷却空気との熱交換を行う。
【0019】
Fダクト14には、開閉蓋23とカムモータ25を配置する。この開閉蓋23とカムモータ25を含めて開閉手段と言う。開閉蓋23はカムモータ25の運転で開け閉めされる。
【0020】
この開閉蓋23は、Fダクト14(循環風路)に設けられているFダクト穴28を開け閉めする。Fダクト穴28は循環風路にあってヒータ3の上流側に位置している。開閉蓋23が開いている場合は、Mダクト13(循環風路)から流れてくる高湿度の乾燥用空気7はFダクト穴28から機体外に放出され、そのFダクト穴28から低湿度の機体外の空気22を吸い込む。つまり、循環風路を環流する高湿度の乾燥用空気の一部が機体外に放出され、見返りとして放出量に見合う外気が流入することで空気の入れ替えをしている。入れ替え量は、循環風量の半分以下である。一度に全部を入れ替えると、ドラム2内の乾燥用空気温度が下がり除湿効果が低下するので、半分以下が手頃である。
【0021】
ヒータ3(1200W程度)には通電せず、開閉蓋23を開け、電動機5を回転させることにより、被乾燥物24には低湿度の機体外の空気22があたり、被乾燥物中の水分を吸収して高湿度になった空気をFダクト穴28を通じて排出することで被乾燥物の乾燥を行う。この乾燥は被乾燥物に熱を加えないため被乾燥物の縮みを大幅に低減することができる。
【0022】
また、ドラムの空気出口6に設けた温度センサー26の値(検知値)によってヒータに間欠的な通電/非通電が繰り返されるような運転ができるようにすることにより、衣類の縮み/傷みを抑えながら、乾燥時間の短縮を図ることができる。この運転は、特に冬期の気温が低いときに有効である。
【0023】
通電(ON)/非通電(OFF)の割合は、ON(30秒〜60秒)、OFF(120秒〜240秒)であるが、この割合は任意に変更できるものである。
【0024】
図2は温度センサーの値とヒータ通電/非通電の割合を示す図である。図2の(a)は、温度センサー26の値がある一定値以下(30℃〜40℃)の場合にはある割合でヒータ通電/非通電して運転し、温度センサー26の値がある一定値以上になった場合にはヒータ非通電で運転することを表わしている。
【0025】
図2の(b)は温度センサー26の値がある一定以下(30℃〜40℃)の場合には、温度センサー26の値が下回って行くにしたがいヒータ通電/非通電時間の割合S(=通電時間/(通電時間と非通電時間の合計))を温度センサー26の値に比例させ、温度センサー26の値がある一定以上になった場合にはヒータ非通電で運転することを表わす。この制御により、機体外の温度が通常より低い冬場のような場合にも、縮みにくい温度の上限で乾燥することが可能になるため、乾燥時間が機外温度の影響を受けにくく、かつ乾燥時間の短縮をより確実に図ることができる。
【0026】
なお、温度センサー26は、外気温度ないし循環通風路内の温度を検知するようにすることも可能である。
【0027】
図3は制御回路のブロック図である。電源32から低電圧を発生する電源回路30を介して直流電源電圧がマイクロコンピュータ29に供給される。制御回路/制御手段の主要部になるマイクロコンピュータ29は温度センサー26の出力、操作パネル33の信号を受け、電動機5、ヒータ3、開閉蓋23を開閉する開閉手段を制御する。マイクロコンピュータ29は、図2に示したような温度センサー26の値をもとにしたヒータ通電/非通電の時間を決定し、ヒータ3の通電を駆動部31を介して制御する。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、機体外の温度が低い場合でも衣類の縮み/傷みを抑えながら、乾燥時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかわる衣類乾燥機の縦断面図。
【図2】本発明の一実施例にかかわるもので、ヒータ通電/非通電の制御を説明する説明図。
【図3】本発明の一実施例にかかわるもので、制御回路のブロック図。
【符号の説明】
1…外枠、2…ドラム、3…ヒータ、4…ドラム駆動ベルト、5…電動機、6…ドラム空気出口、7…冷却空気、8…乾燥空気、9…熱交換ファン、10…ファンケーシング、11a…熱交換ファン側ラビリンスシール部、11b…ファンケーシング側ラビリンスシール部、12…ファンケーシング蓋、13…Mダクト、14…Fダクト、15…熱交換ファン駆動用ベルト、16…熱交換用ファン用プーリー、17…熱交換ファン支持部材、18…前側扉、19…フィルター、20…ドラム前部固定壁、21…熱交換部、22…機外空気、23…開閉蓋、24…被乾燥物、25…カムモータ、26…温度センサー、28…Fダクト穴、29…マイクロコンピュータ、31…駆動部、30…電源回路、32…電源、33…操作パネル。
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱による縮みや傷みができ易い衣類を冷風で乾燥する冷風乾燥機能が備わる衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の衣類乾燥機では、従来の衣類乾燥機では、衣類を回転するドラムにより攪拌し、その衣類にヒータで加熱した温風を吹き付けることにより、衣類に含まれる水分を蒸発させ乾燥させている。ヒータの加熱は2段階(強/弱)に切り替えることが可能で、利用者が衣類の種類によって選択することができる。
【0003】
また、それに加え、ヒータによる加熱を加えない冷風乾燥運転も選択できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
衣類乾燥機は天日干しや室内干しと比較して、短時間で乾燥できる、風合いが良い、殺菌が可能といった利点があるが、綿の運動着やシャツ、サマーセーターのような衣類の場合、衣類が乾燥時の熱と衣類を攪拌する際の機械力によって縮みやすいといった短所がある。
【0005】
そのような衣類を乾燥させる場合には、ヒータ非通電で、外気を取り込みながら運転する方法があるが、機体外温度の影響を受けやすい。特に気温の低い冬場には乾燥時間が長くなってしまうという課題があった。
【0006】
本発明は、前記課題に対処し、気温の低い冬場でも乾燥時間が長くならない衣類乾燥機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、送風装置とドラムを連通し、かつドラム内を流通する空気が循環する循環風路と、この循環風路を流通してドラム内に流れ込む空気を加熱するヒータと、ヒータの上流側にあたる循環風路の部位が機体外と通じたり、閉ざされたりすることのできる開閉手段とを有し、開閉手段を開いた状態で、ヒータに間欠的に通電する排気運転を設けたことを特徴とする。
【0008】
さらに具体的には、ドラム内の衣類に吹き付けられる空気の温度がある一定以下の場合、ヒータ通電/非通電を間欠的に運転し、その温度がある一定値以上になった場合、ヒータ非通電で運転する。
【0009】
こうすることにより、外気温度の影響を受け難く、衣類の縮みや傷みを抑えて、乾燥時間を短縮することができる。また、ヒータ通電/非通電時間の割合をその温度に比例した値にすることにより、機体外温度が通常より低い冬場のような場合などに、ヒータ通電時間を長くとることにより、ドラム室内温度をある一定の温度まで上昇させる時間が短くなり、乾燥時間短縮につながる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1は衣類乾燥機の全体構成図である。衣類の乾燥室を構成する回転自在なるドラム2は機体の外枠1内に配置され、ドラム2の前面側には乾燥用の温風を得るためのヒータ3が配置される。ヒータ3の出口側(下流側)が乾燥用の温風(乾燥用空気)が流入するドラム2の空気入口になる。
【0012】
またドラム2の前面側に設けられる衣類の出し入れをする衣類投入口を開け閉めする前側扉18は、機体の外枠1の前側に備わる。
【0013】
ドラム2は電動機5の回転力をドラムの周囲に掛けた駆動ベルト4に伝えることにより回転させられる。
【0014】
ドラム2の後部には乾燥用空気7を排出するドラムの空気出口6が設けられる。その後方には、前記乾燥用空気、および、この乾燥用空気を冷却するための冷却空気8を発生させるための送風機の役割を果たし、かつ乾燥用空気7を冷却する熱交換部を有する熱交換ファン9を収納するファンケーシング10が配置されている。熱交換ファン9は、乾燥用空気と冷却空気を混流させずに熱交換を行い、かつファンとしての機能を兼ねている。熱交換ファン9、ファンケーシング10を含めて送風装置と言う。
【0015】
そして、そのファンケーシング10は熱交換ファンの外周部につけた同心円形状のリブで構成される熱交換ファン側ラビリンスシール部11aとファンケーシング蓋12のファンケーシング側ラビリンスシール部11bとで乾燥用空気側と冷却空気側とに仕切られている。
【0016】
ファンケーシング10の乾燥空気用出口はMダクト13とFダクト14とでヒータ3に連通されている。Mダクト13とFダクト14を含めて循環風路と言う。ヒータ3はFダクト14内に配置されている。
【0017】
15は熱交換ファン駆動用ベルト、16は熱交換用ファン用プーリー、17は熱交換ファン支持部材、19はフィルターで、20はドラム前部固定壁で、その外周でドラム2を回転自在に支持する。
【0018】
熱交換ファン9は、熱交換部21および乾燥用空気と冷却空気とを仕切るラビリンスシール部11aで構成される。熱交換部21は断面形状が波形状のブレードで構成され、そのブレード面を介して乾燥空気と冷却空気との熱交換を行う。
【0019】
Fダクト14には、開閉蓋23とカムモータ25を配置する。この開閉蓋23とカムモータ25を含めて開閉手段と言う。開閉蓋23はカムモータ25の運転で開け閉めされる。
【0020】
この開閉蓋23は、Fダクト14(循環風路)に設けられているFダクト穴28を開け閉めする。Fダクト穴28は循環風路にあってヒータ3の上流側に位置している。開閉蓋23が開いている場合は、Mダクト13(循環風路)から流れてくる高湿度の乾燥用空気7はFダクト穴28から機体外に放出され、そのFダクト穴28から低湿度の機体外の空気22を吸い込む。つまり、循環風路を環流する高湿度の乾燥用空気の一部が機体外に放出され、見返りとして放出量に見合う外気が流入することで空気の入れ替えをしている。入れ替え量は、循環風量の半分以下である。一度に全部を入れ替えると、ドラム2内の乾燥用空気温度が下がり除湿効果が低下するので、半分以下が手頃である。
【0021】
ヒータ3(1200W程度)には通電せず、開閉蓋23を開け、電動機5を回転させることにより、被乾燥物24には低湿度の機体外の空気22があたり、被乾燥物中の水分を吸収して高湿度になった空気をFダクト穴28を通じて排出することで被乾燥物の乾燥を行う。この乾燥は被乾燥物に熱を加えないため被乾燥物の縮みを大幅に低減することができる。
【0022】
また、ドラムの空気出口6に設けた温度センサー26の値(検知値)によってヒータに間欠的な通電/非通電が繰り返されるような運転ができるようにすることにより、衣類の縮み/傷みを抑えながら、乾燥時間の短縮を図ることができる。この運転は、特に冬期の気温が低いときに有効である。
【0023】
通電(ON)/非通電(OFF)の割合は、ON(30秒〜60秒)、OFF(120秒〜240秒)であるが、この割合は任意に変更できるものである。
【0024】
図2は温度センサーの値とヒータ通電/非通電の割合を示す図である。図2の(a)は、温度センサー26の値がある一定値以下(30℃〜40℃)の場合にはある割合でヒータ通電/非通電して運転し、温度センサー26の値がある一定値以上になった場合にはヒータ非通電で運転することを表わしている。
【0025】
図2の(b)は温度センサー26の値がある一定以下(30℃〜40℃)の場合には、温度センサー26の値が下回って行くにしたがいヒータ通電/非通電時間の割合S(=通電時間/(通電時間と非通電時間の合計))を温度センサー26の値に比例させ、温度センサー26の値がある一定以上になった場合にはヒータ非通電で運転することを表わす。この制御により、機体外の温度が通常より低い冬場のような場合にも、縮みにくい温度の上限で乾燥することが可能になるため、乾燥時間が機外温度の影響を受けにくく、かつ乾燥時間の短縮をより確実に図ることができる。
【0026】
なお、温度センサー26は、外気温度ないし循環通風路内の温度を検知するようにすることも可能である。
【0027】
図3は制御回路のブロック図である。電源32から低電圧を発生する電源回路30を介して直流電源電圧がマイクロコンピュータ29に供給される。制御回路/制御手段の主要部になるマイクロコンピュータ29は温度センサー26の出力、操作パネル33の信号を受け、電動機5、ヒータ3、開閉蓋23を開閉する開閉手段を制御する。マイクロコンピュータ29は、図2に示したような温度センサー26の値をもとにしたヒータ通電/非通電の時間を決定し、ヒータ3の通電を駆動部31を介して制御する。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、機体外の温度が低い場合でも衣類の縮み/傷みを抑えながら、乾燥時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかわる衣類乾燥機の縦断面図。
【図2】本発明の一実施例にかかわるもので、ヒータ通電/非通電の制御を説明する説明図。
【図3】本発明の一実施例にかかわるもので、制御回路のブロック図。
【符号の説明】
1…外枠、2…ドラム、3…ヒータ、4…ドラム駆動ベルト、5…電動機、6…ドラム空気出口、7…冷却空気、8…乾燥空気、9…熱交換ファン、10…ファンケーシング、11a…熱交換ファン側ラビリンスシール部、11b…ファンケーシング側ラビリンスシール部、12…ファンケーシング蓋、13…Mダクト、14…Fダクト、15…熱交換ファン駆動用ベルト、16…熱交換用ファン用プーリー、17…熱交換ファン支持部材、18…前側扉、19…フィルター、20…ドラム前部固定壁、21…熱交換部、22…機外空気、23…開閉蓋、24…被乾燥物、25…カムモータ、26…温度センサー、28…Fダクト穴、29…マイクロコンピュータ、31…駆動部、30…電源回路、32…電源、33…操作パネル。
Claims (7)
- 被乾燥物を収納して回転するドラムと、このドラムを回転駆動する電動機と、前記ドラム内に空気を流通させる送風装置と、この送風装置と前記ドラムを連通し、かつ前記ドラム内を流通する前記空気が循環する循環風路と、この循環風路を流通して前記ドラム内に流れ込む前記空気を加熱するヒータと、前記ヒータの上流側にあたる前記循環風路の部位が機体外と通じたり、閉ざされたりすることのできる開閉手段とを有し、
前記開閉手段を開いた状態で、前記ヒータに間欠的に通電する排気運転を設けたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 被乾燥物を収納して回転するドラムと、このドラムを回転駆動する電動機と、前記ドラム内に空気を流通させる送風装置と、この送風装置と前記ドラムを連通し、かつ前記ドラム内を流通する前記空気が循環する循環風路と、この循環風路を流通して前記ドラム内に流れ込む前記空気を加熱するヒータと、前記ヒータの上流側にあたる前記循環風路の部位が機体外と通じたり、閉ざされたりすることのできる開閉手段とを有し、
外気温度ないし循環する空気温度を検知する温度センサーを備え、
前記開閉手段を開いた状態で、運転する排気運転に際しては、前記温度センサーの検知値が所定値以下のときに前記ヒータに間欠的に通電し、前記温度センサーの検知値が所定値以上のときに前記ヒータに通電しないことを特徴とする衣類乾燥機。 - 被乾燥物を収納して回転するドラムと、このドラムを回転駆動する電動機と、前記ドラム内に空気を流通させる送風装置と、この送風装置と前記ドラムを連通し、かつ前記ドラム内を流通する前記空気が循環する循環風路と、この循環風路を流通して前記ドラム内に流れ込む前記空気を加熱するヒータと、前記ヒータの上流側にあたる前記循環風路の部位が機体外と通じたり、閉ざされたりすることのできる開閉手段とを有し、
空気温度を検知する温度センサーを前記ヒータの下流側、前記ドラムから流出する流出側を含めた前記循環風路内に配置し、
前記開閉手段を開いた状態で、運転する排気運転に際しては、前記温度センサーの検知値が所定値以下のときに前記ヒータに間欠的に通電し、前記温度センサーの検知値が所定値以上のときに前記ヒータに通電しないことを特徴とする衣類乾燥機。 - 前記請求項2または3記載の衣類乾燥機において、
前記温度センサーの検知値が所定値以下の場合は、所定値に対する下回リ値が増すにしたがい前記ヒータの間欠的に通電に占めるヒータ通電時間の増加させることを特徴とする衣類乾燥機。 - 請求項1〜4記載の何れか一つにおいて、
前記開閉手段は、前記ドラムの衣類投入口を開け閉めする前側扉と同じ機体前面側に設けたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 請求項5記載の衣類乾燥機において、
前記開閉手段は、扉と、この扉を開け閉めするカムモータを有することを特徴とする衣類乾燥機。 - 請求項1〜6記載の何れか一つにおいて、
送風装置は、循環する乾燥用空気と冷却空気が混流することなく熱交換が行われる熱交換部を有する熱交換ファンを備えることを特徴とする衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153172A JP2004350980A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153172A JP2004350980A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004350980A true JP2004350980A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34048205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003153172A Pending JP2004350980A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004350980A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013146348A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Sharp Corp | 洗濯乾燥機及び乾燥機 |
KR20180116019A (ko) * | 2017-04-14 | 2018-10-24 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 |
CN109750466A (zh) * | 2017-11-02 | 2019-05-14 | 博西华电器(江苏)有限公司 | 干衣机及其烘干羊毛织物的方法 |
CN110387725A (zh) * | 2018-04-23 | 2019-10-29 | 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 | 一种干衣机的滚筒及具有该滚筒的干衣机 |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003153172A patent/JP2004350980A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102460253B1 (ko) * | 2017-04-14 | 2022-10-27 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 |
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