JP2010246709A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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剛 木村
Akinori Kaneko
哲憲 金子
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Abstract

【課題】カビが発生することを防止することが可能な洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯乾燥機1は、筐体10内に、外槽31と、内槽33と、内槽駆動部40と、温風供給部50と、制御部80と、を備え、温風供給部50は、外槽と空気循環可能に接続された送風路51と、送風部52と、加熱部53と、吸気弁54と、吸気弁駆動部と、を備えており、吸気弁54は、送風路51を開放する第一の状態と、送風路51を遮断するとともに筐体10内の空気を送風路51に取込可能な第二の状態と、を切換可能な弁であり、制御部80は、洗濯乾燥機1の運転終了時において、吸気弁54が前記第二の状態となるように吸気弁駆動部を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗濯乾燥機に関する。
洗濯から乾燥までを連続して行う洗濯乾燥機による洗濯物の乾燥は、送風ファン及び熱源によって高温、低湿度の空気(温風)を生成して洗濯物が収容された内槽へ供給し、洗濯物の温度を高くして洗濯物に含まれる水分を蒸発させ、蒸発した水分を機外へ排出することによって行われる(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2008−104715号公報 特開2008−110135号公報 実開平3−128094号公報
かかる洗濯乾燥機においては、乾燥工程後において、洗濯物から出た水分が機外へ十分に排出されていない場合等には、内槽内にカビが発生するおそれがある。
本発明は、前記した問題点に鑑みて創案されたものであり、カビが発生することを防止することが可能な洗濯乾燥機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に設けられて洗濯物が収容される内槽と、前記内槽を駆動する内槽駆動部と、前記外槽内に温風を供給する温風供給部と、前記内槽駆動部及び前記温風供給部を制御する制御部と、前記外槽、前記内槽、前記内槽駆動部及び前記温風供給部を収容する筐体と、を備える洗濯乾燥機であって、前記温風供給部は、前記外槽と空気循環可能に接続された送風路と、前記送風路を介して前記外槽へ送風する送風部と、前記送風部による送風を加熱する加熱部と、前記送風路の前記送風部よりも上流側に設けられた吸気弁と、前記制御部による制御によって前記吸気弁を駆動する吸気弁駆動部と、を備えており、前記吸気弁は、前記送風路を開放する第一の状態と、前記送風路を遮断するとともに前記筐体内の空気を前記送風路に取込可能な第二の状態と、を切換可能な弁であり、前記制御部は、当該洗濯乾燥機の運転終了時において、前記吸気弁が前記第二の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御することを特徴とする。
かかる構成によると、洗濯乾燥機の運転によって外槽及び送風路内の湿度が高くなったとしても、洗濯乾燥機の運転終了後には外槽及び送風路内を換気し、外槽及び送風路内にカビが発生することを防ぐことができる。
また、前記制御部は、前記内槽駆動部を制御することによって前記洗濯物を洗濯する洗濯コース、前記内槽駆動部及び前記温風供給部を制御することによって前記洗濯物を洗濯して乾燥させる洗濯乾燥コース、並びに、前記内槽駆動部及び前記温風供給部を制御することによって前記洗濯物を乾燥させる乾燥コースの中からいずれかを選択可能であり、前記制御部は、前記洗濯コース、前記洗濯乾燥コース及び前記乾燥コースの終了時において、前記吸気弁が前記第二の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御する構成であってもよい。
また、前記制御部は、当該洗濯乾燥機の運転開始時において、前記吸気弁が前記第一の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御することが望ましい。
かかる構成によると、運転開始時等において吸気弁が振動して異音を発生することを防ぐことができる。
また、前記制御部は、前記洗濯コース、前記洗濯乾燥コース及び前記乾燥コースの開始時において、前記吸気弁が前記第一の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御する構成であってもよい。
また、前記洗濯乾燥機は、前記外槽から排出された水を外部に排出する排水路をさらに備え、前記洗濯乾燥コース及び前記乾燥コースにおいて前記洗濯物を乾燥させる際に、前記制御部は、前記吸気弁を前記第一の状態とするとともに、前記送風部及び前記加熱部を作動させることによって、前記加熱部によって加熱されて生成された温風を前記送風路と前記外槽との間で循環させる温風循環乾燥状態と、前記吸気弁を前記第二の状態とするとともに、前記送風部を作動させることによって、前記筐体内の空気を前記外槽へ供給する吸気乾燥状態と、をとるように前記吸気弁駆動部、前記送風部及び前記加熱部を制御し、前記吸気乾燥状態において、前記外槽へ供給された空気は、前記排水路を介して外部へ排出されることが望ましい。
かかる構成によると、吸気乾燥工程において排水路を介して空気を外部へ排出するので、吸気乾燥工程において空気を外部へ排出するための構成を減らすことができる。
本発明によれば、外槽及び送風路内にカビが発生することを防止することができる。
本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す断面図であり、吸気弁が第一の状態に切り換えられた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機の動作例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す断面図であり、吸気弁が第二の状態に切り換えられた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す断面図であり、吸気弁が第二の状態に切り換えられた状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、本発明の洗濯乾燥機をドラム式洗濯乾燥機に適用した場合を例にとり、適宜図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す断面図であり、吸気弁が第一の状態に切り換えられた状態を示す図である。図3は、本発明の実施形態に係る制御部を示すブロック図である。
<第一の実施形態>
図1に示すように、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機1は、筐体10と、ドア20と、を備える。筐体10は、鋼板及び樹脂成型品を適宜組み合わせて形成されたベース11、左右の側板12,12、前面カバー13、背面カバー14及び上面カバー15から構成されている。筐体10は、その下端部が開放されており、外部の空気が筐体10内に流入したり、筐体10内の空気が外部へ流出したりすることが可能に構成されている。ドア20は、前面カバー13に形成された円形の孔に設けられており、洗濯物L(図2参照)を出し入れするためのものである。
図2に示すように、洗濯乾燥機1は、筐体10の内部に、外槽31と、サスペンション32と、内槽33と、流体バランサ34と、リフタ35と、内槽駆動部40と、温風供給部50と、を備える。
外槽31は、ドア20側に開口部を有するとともに当該開口部とは反対側に底面を有する有底円筒形状を呈している。外槽31の開口部の周りには、弾性体(例えば、ゴム)から形成されたパッキンPが取り付けられており、かかるパッキンPによって、閉じられたドア20と外槽31との間の水密性が維持されている。サスペンション32は、外槽31の下方に設けられて外槽31を支持している。
内槽(ドラムともいう)33は、外槽31内に設けられており、ドア20側に開口部を有するとともに当該開口部とは反対側に底面を有する有底円筒形状を呈している。内槽33の周面には、多数の小孔が形成されており、内槽33内の空気又は水は、かかる多数の小孔を介して内槽33の内部から外部(内槽33と外槽31との間の空間)へと移動することができる。流体バランサ34は、内槽33のドア20端部に取り付けられており、脱水時の洗濯物Lのアンバランスによる振動を低減させるための流体を内蔵している。リフタ35は、内槽33の内周面に取り付けられており、内槽33の回転によって洗濯物を掻き揚げるためのものである。なお、内槽33は、洗濯物Lを収容して内槽駆動部40によって回転駆動される収容部であれば、その形状は特に限定されず、底面を有しない円筒形状等を呈する構成であってもよい。
内槽駆動部40は、内槽33を回転駆動するためのものであり、モータ41と、内槽33に固定されたフランジ42と、モータ41及びフランジ42を連結する主軸43と、を備えている。モータ41の駆動は、後記する制御部80によって制御される。
温風供給部50は、外槽内に温風を供給するためのものであり、送風路51と、送風部52と、加熱部53と、吸気弁54と、吸気弁駆動部55(図3参照)と、冷却水供給管56と、冷却水弁57(図3参照)を備える。
送風路51は、外槽31との間で空気の循環路を構成するものであり、空気の流れの上流から下流に向けて、通風口51aと、ベローズ51bと、除湿ダクト51cと、ベローズ51dと、通風口51eと、をこの順に備える。外槽31の底面(背面カバー14側面)に形成された孔に接続された通風口51aと、除湿ダクト51cの一端部とは、ベローズ51bによって接続されており、除湿ダクト51cの他端部と、外槽31の開口部に向けられた通風口51eとは、ベローズ51dによって接続されている。
送風部52は、送風路51上に設けられたファンであり、加熱部53は、送風路51上に設けられたヒータである。送風部52及び加熱部53の駆動は、後記する制御部80によって制御される。
吸気弁54は、送風路51の送風部52よりも上流側に設けられており、送風路51を開放する第一の状態と、送風路51を遮断するとともに筐体10内の空気を送風路51に取込可能な第二の状態と、を切換可能な弁である。すなわち、送風路51には、孔が形成されており、第一の状態において、吸気弁54はかかる孔を遮断しつつ送風路51を開放し、第二の状態において、吸気弁54はかかる孔を開放しつつ送風路51を遮断する。
吸気弁駆動部55(図3参照)は、吸気弁54を駆動するためのモータである。吸気弁駆動部55の駆動は、後記する制御部80によって制御される。
吸気弁54が第一の状態である場合には、送風部52によって空気が送風されるとともに加熱部53によって空気が加熱されて生成された温風は、除湿ダクト51cの下流側、ベローズ51d及び通風口51eを介して外槽31内へ供給される。また、外槽31内へ供給された温風は、通風口51a、ベローズ51b及び除湿ダクト51cを介して送風部52へと戻る。すなわち、送風部52によって送風されるとともに加熱部53によって加熱されて生成された温風は、外槽31と送風路51との間を循環する。
また、吸気弁54が第二の状態である場合には、筐体10内の空気が取り込まれて送風部52によって送風される。送風された空気は、除湿ダクト51cの下流側、ベローズ51d及び通風口51eを介して外槽31内へ供給される。
冷却水供給管56は、除湿ダクト51c内に設けられている。冷却水弁57(図3参照)は、冷却水供給管56上に設けられた常閉電磁弁であり、後記する制御部80によって、冷却水流通可能な開弁状態と、冷却水流通不能な閉弁状態と、に切り換えられる。
また、洗濯乾燥機1は、排水路61と、排水弁62と、をさらに備える。排水路61は、外槽31から排出された水が流れるパイプ又はホースであり、その一端部が外槽31の下端部に形成された孔31aに接続されており、その他端部が外部配管100に接続されている。排水弁62は、排水路61上に設けられた常閉電磁弁であり、後記する制御部80によって、水流通可能な開弁状態と、水流通不能な閉弁状態と、に切り換えられる。
外部配管100は、排水路61から排出された水が流れる配管であり、排水トラップ101を備えている。
図1に示すように、洗濯乾燥機1は、操作表示パネル70をさらに備える。操作表示パネル70は、筐体10の蓋20の上方に配置され、ユーザによって操作される操作ボタン群71と、洗濯乾燥機1の動作状態を表示する表示パネル72と、を備える。操作ボタン群71及び表示パネル72は、制御部80(図3参照)に信号入出力可能に接続されている。操作ボタン群71は、電源ON/OFFに関する電源ボタンと、動作コースの選択に関する操作ボタン群と、を備える。ユーザによる操作ボタン群の操作に基づいて、後記する制御部80は、洗濯乾燥機1を、洗濯コース、洗濯乾燥コース及び乾燥コースのいずれかで駆動する。ここで、洗濯コースとは、洗濯物Lを洗濯(洗い→中間脱水→すすぎ→最終脱水)するコースであり、洗濯乾燥コースとは、洗濯物Lを洗濯(洗い→中間脱水→すすぎ→最終脱水)した後に続けて乾燥させるコースであり、乾燥コースとは、洗濯物L(濡れた衣類等を含む)を乾燥させるコースである。
図2に示すように、洗濯乾燥機1は、制御部80をさらに備える。制御部80は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、入出力回路等から構成されており、図3に示すように、操作ボタン群71のユーザ操作に基づく入力信号に基づいて、内槽駆動部40のモータ41、送風部52、加熱部53、吸気弁駆動部55、冷却水弁57、排水弁62、表示パネル72及び給水弁91の駆動を制御する。ここで、給水弁91は、内槽33へ水を供給する図示しない給水路上に設けられた常閉電磁弁であり、制御部80によって、水流通可能な開弁状態と、水流通不能な閉弁状態と、に切り換えられる。
<動作例>
続いて、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機1の動作例について、図4〜図6を参照して説明する(適宜図1〜図3参照)。図4は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機の動作例を説明するためのフローチャートである。図5及び図6は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す断面図であり、吸気弁が第二の状態に切り換えられた状態を示す図である。
まず、ユーザが操作ボタン群71の電源ボタンを操作すると、商用電源からの電力が洗濯乾燥機1へ供給され、制御部80が起動する。制御部80は、洗濯乾燥機1の状態確認及び初期設定を行い、操作表示パネル70の表示パネル72を点灯させる。
続いて、ユーザが操作ボタン群71を操作すると、ユーザの操作に基づいて、洗濯コース、洗濯乾燥コース及び乾燥コースのいずれかが選択される(ステップS1)。
<洗濯コース>
ステップS1において洗濯コースが選択され、その後、ユーザが操作ボタン群71のスタートボタンを操作した場合には(ステップS11でYes)、制御部80は、当該洗濯乾燥機1の運転を開始し、吸気弁駆動部55を制御することによって、吸気弁54を第一の状態とする(ステップS12)。
続いて、制御部80は、モータ41、排水弁62及び給水弁91を制御することによって、洗濯物Lに対して洗濯工程を実行する(ステップS13)。ここで、洗濯工程は、洗い→中間脱水→すすぎ→最終脱水という通常のドラム式洗濯乾燥機の動作と同様であるので、説明を省略する。
洗濯工程の終了後、制御部80は、排水弁62を閉弁させるとともに、吸気弁駆動部55を制御することによって、吸気弁54を第二の状態とする(ステップS14)。
<洗濯乾燥コース>
ステップS1において洗濯乾燥コースが選択され、その後、ユーザが操作ボタン群71のスタートボタンを操作した場合には(ステップS21でYes)、制御部80は、吸気弁駆動部55を制御することによって、吸気弁54を第一の状態とする(ステップS22)。
続いて、制御部80は、モータ41、排水弁62及び給水弁91を制御することによって、洗濯物Lに対して洗濯工程を実行する(ステップS23)。ここで、ステップS23における洗濯工程は、前記したステップS13における洗濯工程と同様である。
洗濯工程の終了後、制御部80は、冷却水弁57及び排水弁62を開弁させるとともに、モータ41、送風部52及び加熱部53を制御することによって、洗濯物Lに対して温風循環乾燥工程を実行する(ステップS24)。
温風循環乾燥工程において、制御部80は、冷却水弁57及び排水弁62を開弁させ、かかる状態において、送風部52及び加熱部53を作動させる。また、制御部80は、送風部52及び加熱部53の作動下において、内槽駆動部40のモータ41を制御することによって、内槽33を正逆回転させる。かかる制御により、外槽31内の空気は、図2に示される矢印のように、送風部52によって吸い出され、除湿ダクト51cにおいて水冷除湿され、加熱部53によって加熱されて温風となり通風口51から内槽33内の洗濯物Lに吹き付けられる。除湿ダクト51cの内壁面に流れ出た冷却水は、排水路61を介して洗濯乾燥機1の外部へ排出される。
温風循環乾燥工程の終了後、制御部80は、吸気弁駆動部55を制御することによって、吸気弁54を第二の状態とする(ステップS25)。
続いて、制御部80は、モータ41、送風部52を制御することによって、洗濯物Lに対して吸気乾燥工程を実行する(ステップS26)。
吸気乾燥工程において、制御部80は、加熱部53を停止させるとともに冷却水弁57を閉弁させ、かかる状態において、送風部52を作動させる。また、制御部80は、送風部52の作動下において、内槽駆動部40のモータ41を制御することによって、内槽33を正逆回転させる。かかる制御により、ベース11の下部の隙間から吸込まれた空気は、図5に示される矢印のように、筐体10の内側面に沿って流れながら筐体10、内槽駆動部40のモータ41、送風部52及び加熱部53の排熱を受けて加熱され、温風乾燥工程において外槽31の外周面の上部の空間に溜められた空気とともに送風部52へ吸い込まれる。吸い込まれた空気は、洗濯物Lに吹き付けられて洗濯物Lから水分を奪い、湿潤した空気は、排水路61を通り、外部配管100の排水トラップ101の水封じを破って排出される。一般的な排水トラップ101の場合には、水封じ高さが50〜80mm程度に設定されているため、水封じを破るには排水路61側の圧力は約1000Pa以上必要となる。また、外部配管100からの臭気を抑えるため、水封じを破った後も高い圧力(所定以上の圧力)を確保する必要があり、排水路61から排気を行う吸気乾燥工程中は、高い圧力を保つように送風部52を制御することが望ましい。
吸気乾燥工程の最終段階において、制御部80は、冷却水弁57を開弁させるとともに送風部52を制御することによって、排水トラップ101の水封じを回復させる。詳細には、排水路61側の圧力よりも外部配管100側の圧力を高く保ちながら水封じを破らない圧力レベルまで送風部(ファン)52の回転数を下げた状態で冷却水52を流すことによって、排水トラップ101の水封じが回復する。このように、吸気乾燥工程の最終段階において、排水路61の圧力を所定以上に保ちながら排水路61を経由して外部配管100の排水トラップ101に水を供給することにより、外部配管100からの臭気を抑えながら排水トラップ101の水封じを回復させることができる。
吸気乾燥工程の終了後、制御部80は、冷却水弁57及び排水弁62を閉弁させる。
<乾燥コース>
ステップS1において乾燥コースが選択され、その後、ユーザが操作ボタン群71のスタートボタンを操作した場合には(ステップS31でYes)、制御部80は、吸気弁駆動部55を制御することによって、吸気弁54を第一の状態とする(ステップS32)。
続いて、制御部80は、冷却水弁57及び排水弁62を開弁させるとともに、モータ41、送風部52、加熱部53を制御することによって、洗濯物Lに対して温風循環乾燥工程を実行する(ステップS33)。ここで、ステップS33における温風循環乾燥工程は、前記したステップS24における温風循環乾燥工程と同様である。
温風循環乾燥工程の終了後、制御部80は、吸気弁駆動部55を制御することによって、吸気弁54を第二の状態とする(ステップS34)。
続いて、制御部80は、モータ41、送風部52を制御することによって、洗濯物Lに対して吸気乾燥工程を実行する(ステップS35)。ここで、ステップS35における吸気乾燥工程は、前記したステップS26における吸気乾燥工程と同様である。
洗濯コースにおけるステップS14、洗濯乾燥コースにおけるステップS26又は乾燥コースにおけるステップS35の終了後、制御部80は、図示しないブザーに通知音を発生させることによってユーザに洗濯乾燥機1の運転の終了を通知し、当該洗濯乾燥機1の電源をOFFとする。
運転が終了した洗濯乾燥機1において、吸気弁54は、図6に示すように第二の状態となっている。そのため、外槽31及び送風路51内の空気は、送風路51に形成された孔及び筐体10の内部空間を介して、外部の空気と換気可能となっている。したがって、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機1は、洗濯乾燥機1の運転によって外槽31及び送風路51内の湿度が高くなったとしても、洗濯乾燥機1の運転終了後には外槽31及び送風路51内を換気し、外槽31及び送風路51内にカビが発生することを防ぐことができる。
また、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機1は、各コースの開始時には吸気弁54を第一の状態とするので、運転開始時において吸気弁54が振動して異音を発生することを防ぐことができ、また、温風循環乾燥工程において吸気弁54が第二の状態となって温風の循環を妨害することを防ぐことができる。
また、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機1は、吸気乾燥工程において排水路61を介して空気を外部へ排出するので、吸気乾燥工程において空気を外部へ排出するための構成を減らすことができる。
以上、本発明の実施形態について適宜図面を参照して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、本発明が適用される洗濯乾燥機は、内槽が横向きに配置されたドラム式洗濯乾燥機に限定されない。また、温風循環乾燥工程と吸気乾燥工程とは、複数回繰り返される構成であってもよい。また、制御部80は、温風循環乾燥工程と吸気乾燥工程の終了のタイミングを、予め記憶された時間とタイマとによって判定してもよく、除湿ダクト51c、排水路61等に設けられた温度センサの検出結果に基づいて洗濯物Lの乾燥具合を算出し、算出された乾燥具合に基づいて各乾燥工程を終了するか否かを判定してもよい。
1 洗濯乾燥機
10 筐体
31 外槽
33 内槽
40 内槽駆動部
50 温風供給部
51 送風路
52 送風部
53 加熱部
54 吸気弁
55 吸気弁駆動部
61 排水路
80 制御部

Claims (5)

  1. 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、
    前記外槽内に設けられて洗濯物が収容される内槽と、
    前記内槽を駆動する内槽駆動部と、
    前記外槽内に温風を供給する温風供給部と、
    前記内槽駆動部及び前記温風供給部を制御する制御部と、
    前記外槽、前記内槽、前記内槽駆動部及び前記温風供給部を収容する筐体と、
    を備える洗濯乾燥機であって、
    前記温風供給部は、
    前記外槽と空気循環可能に接続された送風路と、
    前記送風路を介して前記外槽へ送風する送風部と、
    前記送風部による送風を加熱する加熱部と、
    前記送風路の前記送風部よりも上流側に設けられた吸気弁と、
    前記制御部による制御によって前記吸気弁を駆動する吸気弁駆動部と、
    を備えており、
    前記吸気弁は、前記送風路を開放する第一の状態と、前記送風路を遮断するとともに前記筐体内の空気を前記送風路に取込可能な第二の状態と、を切換可能な弁であり、
    前記制御部は、当該洗濯乾燥機の運転終了時において、前記吸気弁が前記第二の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御する
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記制御部は、前記内槽駆動部を制御することによって前記洗濯物を洗濯する洗濯コース、前記内槽駆動部及び前記温風供給部を制御することによって前記洗濯物を洗濯して乾燥させる洗濯乾燥コース、並びに、前記内槽駆動部及び前記温風供給部を制御することによって前記洗濯物を乾燥させる乾燥コースの中からいずれかを選択可能であり、
    前記制御部は、前記洗濯コース、前記洗濯乾燥コース及び前記乾燥コースの終了時において、前記吸気弁が前記第二の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記制御部は、当該洗濯乾燥機の運転開始時において、前記吸気弁が前記第一の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記制御部は、前記洗濯コース、前記洗濯乾燥コース及び前記乾燥コースの開始時において、前記吸気弁が前記第一の状態となるように前記吸気弁駆動部を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記外槽から排出された水を外部に排出する排水路をさらに備え、
    前記洗濯乾燥コース及び前記乾燥コースにおいて前記洗濯物を乾燥させる際に、
    前記制御部は、
    前記吸気弁を前記第一の状態とするとともに、前記送風部及び前記加熱部を作動させることによって、前記加熱部によって加熱されて生成された温風を前記送風路と前記外槽との間で循環させる温風循環乾燥状態と、
    前記吸気弁を前記第二の状態とするとともに、前記送風部を作動させることによって、前記筐体内の空気を前記外槽へ供給する吸気乾燥状態と、
    をとるように前記吸気弁駆動部、前記送風部及び前記加熱部を制御し、
    前記吸気乾燥状態において、前記外槽へ供給された空気は、前記排水路を介して外部へ排出される
    ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の洗濯乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016005495A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯乾燥機
JP2016016228A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

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