JP4829908B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は,被洗濯物の乾燥時間の短縮を実現できる洗濯乾燥機に関する。
従来より,被洗濯物の洗い工程,すすぎ工程,脱水工程,乾燥工程といった一連の工程を自動的に実行する全自動式の洗濯乾燥機が知られている。
この種の洗濯乾燥機は,下記特許文献1に例示されており,前記乾燥工程において前記洗濯乾燥機の筐体外又は筐体内の空気を取り込み,前記空気を前記水槽内へ供給する送風口を介して前記水槽内へ供給する送風源と,該送風源と前記送風口との間に設けられ,前記乾燥工程において前記送風源によって取り込まれた空気を加熱するヒータとを具備している。
この従来の前記洗濯乾燥機では,前記乾燥工程において,前記送風源により取り込まれた空気をヒータにより加熱した後,その加熱した高温の空気を水槽内へ供給していた。そして,洗濯兼脱水槽内において,高温の空気は被洗濯物に含まれる水分を蒸発させ,湿気を含む空気とした後,その湿気を含む空気をそのまま水槽外,そして前記筐体外へ排出していた。
特開2005−492号公報
ところで,前記被洗濯物の乾燥には長時間を要することが通常であり,前記洗濯乾燥機は,乾燥時間の短縮のためには,前記被洗濯物に大量の熱量を早期に与え,被洗濯物に含まれる水分をいかに早く水槽外へと排出するかが問題である。そのためには,より乾燥した,より高温の空気を,より大量に,水槽内へと送り込み,前記水槽内,特に前記洗濯兼脱水槽内の空気の温度を乾燥した状態で高温のまま維持する必要がある。
しかしながら,昨今,電気代や地球温暖化等の問題により,よりエネルギー消費の少ない製品が求められるようになっている。即ち,乾燥時間の短縮とともに省エネを実現する製品が求められている。そのためには,水槽内に投入した熱量を捨てないで有効に被洗濯物の乾燥に用いることができるか,即ち,どれだけ多くの熱量を被洗濯物に伝達できるかが大きなポイントとなってくる。
即ち,従来の洗濯乾燥機では,高温に加熱された後に前記水槽内へ供給された空気は,前記洗濯兼脱水槽内において前記被洗濯物から水分を奪った後,水槽から取り出されて前記筐体外へ排出されている。しかしながら,これら前記水槽内へ供給された空気の一部は,前記被洗濯物まで到達せず,被洗濯物への熱量の伝達が不十分なまま,つまりは,被洗濯物に含まれる水分の蒸発にあまり寄与せぬまま水槽外に排出されていた。
特に,乾燥を促進させるべく水槽内に早期に多くの熱量を送ろうとして,高出力の送風源を用いて水槽内へ供給する空気の風量を上げる,または,より高温の熱源を用いて水槽内へ供給する空気の温度を上げたとしても,被洗濯物への熱量の伝達が不十分なまま水槽外に排出される空気が増えてしまい,電力消費の無駄が著しくなる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,被洗濯物の乾燥工程において,水槽内へ投入される熱量を無駄にすてることなく,より多くの熱量を被洗濯物に伝達し,これによって,被洗濯物を効率よく乾燥させることのできる洗濯乾燥機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の洗濯乾燥機は,
筐体内に設けられ,上方に向けて第一開口部を有する水槽と,前記第一開口部を覆う水槽蓋と,前記水槽内で回転可能に支持され,前記第一開口部に対向する第二開口部を有する洗濯兼脱水槽とを具備し,加熱された空気を前記水槽内へ供給するとともに前記水槽外へ排出することで,前記洗濯兼脱水槽内の被洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機であって,前記水槽蓋から前記水槽外へ排出される空気の一部を吸気される吸気部と,前記水槽蓋に開口して前記洗濯兼脱水槽内に向けて送気される送気部と,前記吸気部から前記送気部へと送風する送風手段と,を具備している。
上記洗濯乾燥機によれば,水槽蓋から水槽外へと排出される高温の空気を,送風手段が送気口から第二開口部を介して再度洗濯兼脱水槽内へ吹き込むため,高温の空気が無駄に筐体外へと排出されることを抑制できる。
即ち,従来であれば乾燥にあまり寄与することなく前記洗濯兼脱水槽から水槽を経て前記筐体外に無駄に排出されていた高温の空気を洗濯兼脱水槽内へ再循環させることができるので,筐体内外から水槽内に供給される加熱空気の単位時間当たりの量を大きくしても,被洗濯物への熱量の伝達効率の低減を抑えることができる。
また,本発明の洗濯乾燥機において,前記被洗濯物の乾燥工程中に,前記送風手段による送風を行っている状態を第一所定時間継続したときに,前記送風手段による送風を行っていない状態へと移行させると好ましい。
送風手段による送風を行っている状態を継続し続けると,水槽内の空気が繰り返し被洗濯物の水分の蒸発のために使用されるため,水槽内の空気の湿度が高くなってしまう。この状態で送風手段による送風を行っても,送風手段が消費するエネルギーと乾燥効率の向上という観点から見るとあまり効率的ではない。そのため,上記のようにすることにより,高い乾燥効率を維持しつつ,省エネ性を高めることができる。
また,前記被洗濯物の乾燥工程中に,前記送風手段による送風を行っていない状態を第二所定時間継続したときに,前記送風手段による送風を行っている状態へと移行させると好ましい。
送風手段による送風を行っていない状態を継続し続けると,水槽内から湿度の低い空気が排出されてしまい,それらの空気のもつ熱量を無駄にしてしまうこととなる。そのため,上記のようにすることにより,高い乾燥効率を維持することができる。
また,本発明の洗濯乾燥機において,前記被洗濯物の乾燥開始から第三所定時間の経過後,前記送風手段による送風を開始させると好ましい。
乾燥開始からしばらくの間(例えば第三所定時間の間)は,被洗濯物に多くの水分が付着しており,また,被洗濯物の温度も比較的低い状態にあるため,水槽内の空気は比較的低温で多湿の状態となりやすい。この状態で送風手段による送風を行っても,送風手段が消費するエネルギーと乾燥効率の向上という観点から見るとあまり効率的ではない。そのため,上記のようにすることにより,高い乾燥効率を維持しつつ,省エネ性を高めることができる。
また,本発明の洗濯乾燥機において,前記水槽内から前記水槽外へ排出される空気の全量が通過することによって該空気中の異物を取り除く着脱可能なフィルタを備えさせると好ましい。前記水槽内から前記水槽外へ排出される空気の全量が通過する部分は,前記吸気部,及び,前記水槽内の空気を前記水槽外へ排出させる排出部である。ここで,双方に必要なフィルタを1つのフィルタで作成すると,コスト低下に寄与することができる。このようにすると,ユーザが1度の着脱操作で前記吸気手段及び前記排出手段に前記フィルタを着脱させることができる。
本発明によれば,筐体内外から水槽内に供給される加熱空気の単位時間当たりの供給量を大きくしても,被洗濯物への熱量の伝達効率の低減を抑えることができる洗濯乾燥機を提供できる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は,本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機Xの側断面図,図2は,本発明における乾燥ユニットX1及び本発明における乾燥補助ユニットX2による前記洗濯乾燥機X内における空気の流れを示す概念図,図3は,本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機Xに含まれる水槽8部分の斜視図,図4は,図3におけるA−A線矢視断面図であって本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機Xの主要部分の側断面図,をそれぞれ示している。
まず,図1を参照しつつ,本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機Xについて説明する。尚,図1において,左側が前記洗濯乾燥機Xの正面側を示しており,右側が前記洗濯乾燥機Xの背面側を示している。
本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機Xは,図1に示すように,筐体1が,直方体形状等の所定形状とされる。筐体1は,上部,底部及び背面部に開口100,101,102がそれぞれ形成された金属又は合成樹脂製の本体部2と,操作パネル32や制御部33が内蔵され,本体部2上部に形成された開口100の内周に略環状に取り付けられた合成樹脂製の上面板3と,開口100の内周に又は上面板3の上部に取り付けられた合成樹脂製のバックパネル4と,開口102を覆うように取り付けられた金属製のバックカバー5と,四隅に脚部7が設けられ,開口101の内周に取り付けられたベース部6と,を備えて概略構成される。
本体部2の上部に形成された開口100は,上面板3の内縁に沿った形状とされ,図示しないヒンジ部によって開閉可能に取り付けられた上蓋14によって閉じられている。
筐体1内には,水槽8と,前記水槽8内で回転可能に支持された洗濯兼脱水槽10とが設けられている。水槽8は,前記筐体1内部において,本体部2に取り付けられた支持板35によって支持されたサスペンション部材9によって該水槽8における水平面上で揺動可能に吊り下げ支持されている。洗濯乾燥機Xは,洗濯兼脱水槽10に被洗濯物Wが収容された状態で,洗い工程,すすぎ工程,脱水工程,乾燥工程を制御部33の制御に基づいて順次実行し,被洗濯物の処理を行う。
尚,前記洗濯兼脱水槽10は,前記水槽8の内部において鉛直な回転軸を中心として回転可能であって,その周側面上には多数の脱水孔が形成されている。
洗濯乾燥機Xの洗い工程又はすすぎ工程では,給水部20によって,図示しない給水経路を通じて水槽8内へ給水が行われる。水槽8が一定量の水で満たされた後,洗濯兼脱水槽10の下部に取り付けられたパルセータ(撹拌翼)15が回転されて,被洗濯物Wの洗浄又はすすぎが行われる。
脱水工程では,排水部19によって水槽8内の水が排水された後,洗濯兼脱水槽10が高速回転されて,その遠心力によって被洗濯物Wの脱水が行われる。
乾燥工程では,水槽8の上部から加熱された空気が被洗濯物Wに吹き付けられ,同時にパルセータ15が回転される。これにより,加熱された空気が,洗濯兼脱水槽10内の被洗濯物Wを加熱し,被洗濯物Wに付着した水分が蒸発されることで乾燥処理が進行する。
水槽8上部には開口80が形成されており,該開口80は,水槽カバー12及び該水槽カバー12にヒンジ部Hによって開閉可能に取り付けられた内蓋13によって閉じられており,前記水槽8内部が概略閉塞空間として構成されている。尚,前記水槽カバー12には,温風送風口27,送気口28,吸気口29及び排気路39(図3,図4参照)が設けられているが,これら各々の詳細については後述する。なお、開口80は,上記第一開口部の一例,水槽カバー12及び内蓋13は,上記水槽蓋の一例である。
洗濯兼脱水槽10の周側面上部には,塩水が封入されたバランサ11が環状に取り付けられており,被洗濯物Wの脱水工程において洗濯兼脱水槽10を高速回転させた際に、その振動を抑制する機能をなす。
水槽8よりも下部には、モータ16,モータ16の出力回転を伝動するベルト伝導機構17,及びクラッチ・ブレーキ機構18が設けられており,モータ16,ベルト伝導機構17,クラッチ・ブレーキ機構18は,洗い工程,すすぎ工程,脱水工程,乾燥工程において,パルセータ15の回転,回転停止,及び回転方向を制御する。また,脱水工程において,洗濯兼脱水槽10の回転,回転停止,及び回転方向を制御する。
バックパネル4の内部には,乾燥ユニットX1が設けられており,該乾燥ユニットX1は,本体部2に取り付けられた支持板34によって支持されている。前記乾燥ユニットX1は,バックパネル4に設けられた開口26を通じて流入した前記筐体1外の空気を空気取込口25を通じて取り込むためのターボファン21,該ターボファン21を回転させるためのモータ22,前記ターボファン21によって取り込まれた空気を加熱するヒータ23,該ヒータ23によって加熱された空気を前記水槽8内へ案内するダクト24,前記空気取込口25に取り付けられて,前記開口26を通じて流入した空気に含まれる異物を除去するためのフィルタF1,を備えて概略構成される。尚,前記乾燥ユニットX1において,前記筐体1外の空気を取り込むための送風源が前記ターボファン21で構成されているが,前記送風源をシロッコファン,エアホイルファン等で構成することも考えられる。また,ターボファン21によって筐体1内の空気を取り込むようにしてもよい。
この乾燥ユニットX1では,前記乾燥工程において,前記ターボファン21が回転駆動されて空気が前記空気取込口25を通じて取り込まれ,取り込まれた空気が前記ヒータ23で加熱される。その加熱された空気は,前記ダクト24を通じて前記温風送風口27に到達し,前記水槽8内へ供給される。
更に,図3に示すごとく,前記水槽カバー12上部には,前記吸気口29を通じて前記水槽8内から前記水槽8外へと排出される空気の一部が吸気され,その空気の一部が送気口28を通じて前記水槽8内へ再度吹き込まれる乾燥補助ユニットX2と,水槽8内から水槽8外へ排出される空気の全量が通過することによって該空気中の異物を取り除く着脱可能なフィルタが取り付けられている。なお、吸気口29及び後述する吸気路29−1,吸気フィルタF22は,上記吸気部の一例,送気口28及び後述する送気路31は,上記送気部の一例である。
図2は,前記乾燥ユニットX1及び前記乾燥補助ユニットX2による前記洗濯乾燥機X内における空気の流れを示す概念図である。
前記洗濯乾燥機X内において,前記乾燥ユニットX1によって過熱された後前記被洗濯物Wに吹き付けられる空気の流れ(矢印(a))は,前記水槽8内を通過する空気の流れ(矢印(b)に示す)となる。
そして,前記水槽8内を通過する空気の流れ(矢印(b))の一部は,前記被洗濯物Wの水分を奪った後には,フィルタF2を介して前記水槽8から排出される空気の流れ(矢印(b1)に示す)となる。
また,前記水槽8内を通過する空気の流れ(矢印(b))の残りは,前記フィルタF2を通って前記水槽8から排出される空気の流れ(矢印(c))となる。
前記乾燥補助ユニットX2は,このように,前記水槽8内を通過する空気(矢印(b)の一部を吸気して通過させることによって空気の流れ(矢印(c)に示す)を作り出し,再度水槽8内に吹き込む(矢印(d)に示す)ことにより,前記水槽8内から水槽8外を通って空気を循環させる。
従って,前記水槽8から排出される高温空気を再循環させることでその熱を利用し,乾燥ユニットX1からの高温空気と合流させて水槽8内を流れる空気の温度を上昇させ,特に乾燥工程後半において,前記被洗濯物Wを効率よく乾燥させることができ,乾燥時間を短縮できる。
図3に示す洗濯乾燥機Xは,図2において説明した空気の流れを具現化するものであり,図4には,先述したように,図3におけるA−A線矢視断面図が示されている。
図3及び図4に示すように,水槽カバー12には,吸気口29及び排気路39が,吸気口29が後方,排気路39が前方となるように設けられている。吸気口29及び排気路39は,洗濯乾燥機の前後方向で水槽の略直径軸であるA−A線に沿って設けられる。
また,水槽カバー12の内蓋13の後方側には,図4に示すように,水槽8内から水槽8外へ排出される空気の全量が通過することによって該空気中の異物を取り除くフィルタF2と,そのフィルタ装着カバー36と,乾燥補助ユニットX2が取り付けられている。フィルタ装着カバー36には,図4に示すように,吸気口29と連通する吸気路29−1及び排気路39と連通する排気路39−1が設けられている。
乾燥補助ユニットX2は,送風部30と,送風部30から右方向に延伸するように設けられる送気路31を備えて概略構成される。なお,本実施例では送気路31を右方向に向かって延伸させているが,左方向やその他の方向に延伸させてもよい。
送風部30は,図3及び図4に示すように,フィルタ装着カバー36上に取り付けられ,空気を吸い込む力を生成する図4に破線で示すターボファン38を内包しており,洗濯兼脱水槽10内を通過して(図2の矢印(b)),排気路39に至った空気の流れから,その一部を吸気口29を介して吸気する。なお、送風部30は,上記送風手段の一例である。
一方,送気路31は,図3に示すように,送風部30と送気口28との間を連結する空気の通路であり,送風部30によって吸気された空気を,送気口28へ誘導することによって,水槽8内への(図2の矢印(c)),そして,洗濯兼脱水槽10内への空気の流れ(図2の矢印(d))を作り出す。
フィルタF2は,前記乾燥工程において前記水槽8内で生じた糸くず,埃,などの異物を除去するためのもので,前記フィルタ装着カバー36に収容された状態で,前記排気路39と前記排気路39−1との間に位置する排気フィルタF21と,前記フィルタ装着カバー36に収容された状態で,吸気口29と吸気路29−1との間に位置する吸気フィルタF22とから構成されている。なお,フィルタF21とフィルタF22は一体成型されたものでもかまわない。
前記洗濯乾燥機Xの空気の流れの概要は,既に図2によって説明されたが,具体的には,図3及び図4を用いて以下のように説明される。
前記洗濯乾燥機Xでは,乾燥ユニットX1によって加熱された空気は,ダクト24を通じて前記水槽8内へ供給される(矢印(a))。水槽8内へ供給された空気は,洗濯兼脱水槽10内に吹き込まれ,前記被洗濯物Wの水分を蒸発させた後,その一部の空気が前記排気路39を通じて排出される(矢印(b1))。
前記一部の空気以外の空気(排気路39を通じて水槽8外へ排出されようとする空気の一部)は,送風部30によって吸気口29を介して吸気され(矢印(c)),送気路31を通り,送気口28を介して水槽8内へ再度吹き込まれる(矢印(d)で示す)。
この実施形態にかかる洗濯乾燥機Xは,以上の構成及び動作が行われることによって,水槽8から排出されようとする空気の一部が再度洗濯兼脱水槽10内へ吹き込まれて前記水槽8内を循環するため,乾燥に使用するに足る空気が水槽8内から外部へと排出される排出量を抑制でき,また,高温の空気が矢印(c)で示すようにその熱量を保ったまま再度水槽8に吹き込まれるため,水槽8内の温度上昇を促進し,これによって,被洗濯物Wの乾燥時間の短縮を実現できる。
なお,本実施形態の洗濯乾燥機Xでは,被洗濯物Wの乾燥工程が開始されてから第三所定時間の経過後,乾燥補助ユニットX2による送風の開始を行うこと,即ち,制御部33が格納するプログラムモジュールによって,乾燥補助ユニットX2のターボファン38を,第三所定時間の経過後,回転駆動させることが考えられる。
乾燥工程の開始からしばらくの間は,被洗濯物Wに多くの水分が付着しているので,水槽8内の空気は湿度の高い状態となりやすい。その状態で,乾燥補助ユニットX2による送風を開始しても,被洗濯物Wの乾燥効率はあまり向上しない。
そのため,乾燥工程の開始後,第三所定時間経過までは,乾燥補助ユニットX2のターボファン38を停止させた状態にすることによって,乾燥効率を維持しつつ,ターボファン38の駆動に要するエネルギーの消費を抑えることができる。
また,本実施形態の洗濯乾燥機Xでは,乾燥補助ユニットX2による送風を行っている状態を第一所定時間継続したときに,乾燥補助ユニットX2による送風を行っていない状態へと移行することが考えられる。
乾燥補助ユニットX2による送風を行っている状態を継続し続けると,水槽8内の空気が繰り返し被洗濯物Wの水分の蒸発のために使用されるため,水槽8内の空気の湿度が高くなってしまう。この状態で乾燥補助ユニットX2による送風を行っても,乾燥補助ユニットX2が消費するエネルギーと乾燥効率の向上という観点から見るとあまり効率的ではない。そのため,乾燥補助ユニットX2による送風を行っている状態を第一所定時間継続したときに,乾燥補助ユニットX2による送風を行っていない状態へと移行することにより,高い乾燥効率を維持しつつ,省エネ性を高めることができる。
また,本実施形態の洗濯乾燥機Xでは,乾燥補助ユニットX2による送風を行っていない状態を第二所定時間継続したときに,乾燥補助ユニットX2による送風を行っている状態へと移行することが考えられる。
乾燥補助ユニットX2による送風を行っていない状態を継続し続けると,水槽8内から湿度の低い空気が排出されてしまい,それらの空気のもつ熱量を無駄にしてしまうこととなる。そのため,乾燥補助ユニットX2による送風を行っていない状態を第二所定時間継続したときに,乾燥補助ユニットX2による送風を行っている状態へと移行することにより,高い乾燥効率を維持することができる。
また,本実施形態の洗濯乾燥機Xでは,図4に示すように,送気口28,吸気口29,排気路39のうち,少なくともいずれかに,水槽8内の温度を検出する温度検出部37(例えば温度検出センサ)を設け,該温度検出部37による検出温度に基づいて,乾燥補助ユニットX2による空気の流れを開始又は停止させること,即ち,制御部33が格納するプログラムモジュールによって,乾燥補助ユニットX2のターボファン38を,検出温度に基づいて回転駆動又は停止させることが考えられる。
このような構成においては,乾燥工程の後半において,被洗濯物Wの水分が少なくなった時点では,水槽8内の温度が上昇してくるので,この温度変化を検知して,図2の矢印(c),(d)に示す空気の流れを開始させて,水槽8内の温度をさらに上昇させる。この高温の空気の循環によって水槽8内の温度が上昇して水分がほとんど無くなると,水槽8内の温度は更に上昇するので,この温度上昇を検知して空気の流れを停止させるような処理を行うことも1つの実施例である。
本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機Xの側断面図。 乾燥ユニット及び乾燥補助ユニットによる洗濯乾燥機内における空気の流れを示す概念図。 本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機Xに含まれる水槽部分の平面図。 図3におけるA−A線矢視断面図であって本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機Xの主要部分の側断面図。
符号の説明
X…洗濯乾燥機
1…筐体
8…水槽
10…洗濯兼脱水槽
28…送気口
29…吸気口
31…送気路
38…ターボファン
F2…フィルタ
W…被洗濯物

Claims (5)

  1. 筐体内に設けられ,上方に向けて第一開口部を有する水槽と,前記第一開口部を覆う水槽蓋と,前記水槽内で回転可能に支持され,前記第一開口部に対向する第二開口部を有する洗濯兼脱水槽とを具備し,加熱された空気を前記水槽内へ供給するとともに前記水槽外へ排出することで,前記洗濯兼脱水槽内の被洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機であって,
    前記水槽蓋から前記水槽外へ排出される空気の一部が吸気される吸気部と,前記前記水槽蓋に開口して前記洗濯兼脱水槽内に向けて送気される送気部と,前記吸気部から前記送気部へと送風する送風手段と,を具備してなる洗濯乾燥機。
  2. 前記被洗濯物の乾燥工程中に,前記送風手段による送風を行っている状態を第一所定時間継続したときに,前記送風手段による送風を行っていない状態へと移行する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記被洗濯物の乾燥工程中に,前記送風手段による送風を行っていない状態を第二所定時間継続したときに,前記送風手段による送風を行っている状態へと移行する請求項1又は2のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記被洗濯物の乾燥開始から第三所定時間の経過後,前記送風手段による送風を開始する請求項1〜3のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記水槽内から前記水槽外へ排出される空気の全量が通過することによって該空気中の異物を取り除く着脱可能なフィルタを備えてなる請求項1〜4のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
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